AppleのSiriが米国大統領選の投票日を11月8日と思いこんでいたことが判明

米国大統領選挙の投票日、エレクションデーがいつなのかは誰もが知っているはずだった。どんなに世情にうとい人間でも知らないわけにいかなかったはずだ。ここ数週間、両陣営、メディアとも「2020年11月3日」という投票日を連呼し続けてきたからだ。

ところが驚いたことにSiriだけは知らなかった。米国時間11月3日朝にApple(アップル)のスマートアシスタントに「ハッピー・エレクションデー!」と呼びかけるとSiriは「エレクションデーは今日ではありません」と答えた。TechCrunchのルーカス・マトニー記者のツイートによれば、Siriは投票日を11月8日だと思い込んでいた(クロセック記者の下のスクリーンショットが修正前と修正後)。

画像クレジット:Kirsten Korosec

アップルは大慌てでこの失態を修正したが、Siriどうしてこういう早合点をしたかは興味ある問題だ。2020年の大統領選は11月3日だったが、上院議員の半数と下院議員を選出する中間選挙は2022年11月8日に予定されている。

「デモクラシー」の語源は古典ギリシャ語の「デモス・クラティア」つまり「民衆の支配」という意味だが、11月8日は米国のデモクラシーがどんな騒ぎを引き起こすかを観察する絶好のチャンスとなるはずだ。

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:AppleSiri米国大統領選挙

画像クレジット:JASON REDMOND/AFP/Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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TechCrunch Japan

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