Google、ゲームデベロッパー向けの新しいアナリティクス、広告ツールを発表

今日(米国時間3/3)、GoogleはAndroidのゲーム・デベロッパー向けの新しいツールをいくつか 発表した。 これにはプレイヤーのゲーム中の行動を詳しくモニターできる新しいアナリティクス・ツールが含まれている。またAdMobプラットフォームを利用した新しい収益化手段も提供された。同時に最近生まれたGoogle版スマートテレビのAndroid TVにゲーム用のNearby Connections APIをリリースした。

アナリティクス・ツールはPlayer Analyticsと呼ばれ、数週間以内に公開される。この新しいツールはユーザーのプレイ時間やchurn rate(有料サービスの解約率)などを追跡することができる。またユーザー当たり平均売上やセッション数を計算する機能もある。Googleによれば、人気ミニゲームのBombSquadはこのツールをテストし、収集したデータを用いて売上のユーザー単価を倍増させることに成功したという。もっとも、Googleが売上の増加に失敗した例をPRに使うはずはないが。

ゲームのマネタイズに関しては、 Googleはネイティブ広告、ハウス広告に加えてaudience builderというツールを発表した。メディアの世界でもネーティブ広告が次第に普及してきたが、Googleはこれをゲーム市場にも応用しようと考えている。こうした新しいフォーマットの広告はゲームのビジュアルにマッチするようデザインされる。つまりプレイヤーは一見しただけでは広告と気づかない(これがネイティブ広告の大きなメリット。われわれは長年培われた習慣で広告と分かれば自動的に無視してしまう)。ネイティブ広告は現在ベータテスト中だ。

次のハウス広告はデベロッパーがゲーム中でアプリ内購入を促す広告だ。アプリ内購入に関して有望なユーザーをAdMobが選別する。デベロッパーはこの情報に基いてカスタマイズされたアプリ内有料アイテムの広告を表示する。ハウス広告もベータテスト中だが、数週間以内に全てのAdMobユーザーに公開される予定だ。

最後の新機能はAudience Builderと呼ばれ、ゲームの新たなユーザーを発見するツールだ。Googleによれば、「AdMobがプレイヤーの行動を分析し、デベロッパーに潜在的顧客のリストを作成する」のだという。 デベロッパーはこの情報に基いて別のゲームをこうしたユーザー向けにカスタマイズし、プロモーションを行うことができる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook <A href=


アメリカYahoo!、Googleのコンテキスト広告を非独占的契約で導入

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当初、AllThingsDがスクープしたYahooとGoogleの広告での提携がYahooから正式に発表された。この提携の内容はYahooがこれまで他の広告ネットワークと結んできた契約と大きく変わるものではない。Yahooの膨大なページビューと1年足らず前に新任CEOとなったマリッサ・メイヤーが元Google幹部であることを考えると、Googleがコンテキスト広告を提供するようになったのはある意味順当な流れといえる。

われわれは長年にわたってデスクトップでもモバイルデバイスでもGoogleのコンテキスト広告を眺めてきたし、その仕組みが優秀であることも知っている。メイヤーはGoogleの社員第20号としてGoogleの広告プロダクトの表裏を知り尽くしている。

今日発表されたプレスリリースはこちら

興味深いのはYahoo検索は主としてトップページに掲載された論説記事に重点を置いている一方、Googleは一切合切を対象にした検索結果を表示する傾向があることだ。Yahooの検索結果は人気を得たニュース記事に微妙に影響を受けている。

一方、誰も読まないようなマイナーな記事の余白ではなく、Yahooのトップ記事に関連性の高い広告を表示できるようになったことはGoogleにとって大きなチャンスだ。Yahooは売上の増大をなんとしても必要としているから、記事に的確に関連した広告が表示されるようになったことは株主にとっても良いニュースだ。しかしそれによってYahooのユーザーのクリックするー率がどれだけアップするかは今後を見なけれならない。

この契約は非独占的なものというが、提携の結果が良好なら2社の関係がさらに深まる可能性はある。他のプロダクトでも提携していく上でよい実験台となるだろう。Googleの広報担当者は次のようなメールを送ってきた。

われわれはAdSense、AdMob広告を通じて数多くの有力サイト運営者のマネタイズを助けてきました。このリストにYahoo!を加えられたことを非常に嬉しく思っています。

[写真: Flickr]

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

アメリカYahoo!、Googleのコンテキスト広告を非独占的契約で導入

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当初、AllThingsDがスクープしたYahooとGoogleの広告での提携がYahooから正式に発表された。この提携の内容はYahooがこれまで他の広告ネットワークと結んできた契約と大きく変わるものではない。Yahooの膨大なページビューと1年足らず前に新任CEOとなったマリッサ・メイヤーが元Google幹部であることを考えると、Googleがコンテキスト広告を提供するようになったのはある意味順当な流れといえる。

われわれは長年にわたってデスクトップでもモバイルデバイスでもGoogleのコンテキスト広告を眺めてきたし、その仕組みが優秀であることも知っている。メイヤーはGoogleの社員第20号としてGoogleの広告プロダクトの表裏を知り尽くしている。

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興味深いのはYahoo検索は主としてトップページに掲載された論説記事に重点を置いている一方、Googleは一切合切を対象にした検索結果を表示する傾向があることだ。Yahooの検索結果は人気を得たニュース記事に微妙に影響を受けている。

一方、誰も読まないようなマイナーな記事の余白ではなく、Yahooのトップ記事に関連性の高い広告を表示できるようになったことはGoogleにとって大きなチャンスだ。Yahooは売上の増大をなんとしても必要としているから、記事に的確に関連した広告が表示されるようになったことは株主にとっても良いニュースだ。しかしそれによってYahooのユーザーのクリックするー率がどれだけアップするかは今後を見なけれならない。

この契約は非独占的なものというが、提携の結果が良好なら2社の関係がさらに深まる可能性はある。他のプロダクトでも提携していく上でよい実験台となるだろう。Googleの広報担当者は次のようなメールを送ってきた。

われわれはAdSense、AdMob広告を通じて数多くの有力サイト運営者のマネタイズを助けてきました。このリストにYahoo!を加えられたことを非常に嬉しく思っています。

[写真: Flickr]

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