電子回路プリンタVolteraがKickstarterの初日で目標額の4倍を突破

本誌のHardware Battlefieldで絶賞され、今日Kickstarterに出たその製品は、やはり圧倒的にすごい。

CES 2015のステージでは初期の完動プロトタイプだったが、今度からは受注して販売できる正規の完成製品だ。このプリンタは要するにPCBメーカーで、ボードを置いて回路図をアップロードしてやると、導電性インクでその回路をプリントする。そのあと、必要な部品をハンダ付けする。

初期の出資支援者は1499ドルでこのシステムを買える(もっと安いのもあったがそれは売り切れ)。目標額5万ドルに対し初日ですでに20万ドルを超えている。CESの時点で完動品だったから製品に関して問題はないと思うが、大量の受注に対するサプライチェーンの問題はどうだろう? 使用目的は特殊だが、すばらしい製品だ。ぼくがPCBを自作できるほど優秀な人だったら、必ず買っていただろう。

本誌のHardware Alleyのときのプレゼンを、下のビデオで見られる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


では一体誰がやったのか?

Sony Picturesのハックに、何らかの戦意があったとは認めがたい。CloudFlareとDEF CONのMarc Rogersが言ってるように、このハックは、かなりぶさいくなやり方ではあっても、犯人の特定は難しい。ハッカーの心得のある者なら誰もが、プロキシを使い、ソフトなターゲット(非軍事的な標的)をねらう。しかし攻撃に成功してデータを盗んでしまったら、犯人の所在を突き止めることはほとんど不可能だ。それが平壌からか、アトランタからか、誰にもわからない。Rogersは次のように書いている:

デジタル犯罪の鑑識はテレビドラマではない。CSIなどでは、捜査官がキーボードをわずかに叩けば、まるでマジックのように、コンピュータがアンロックされ、証拠情報がスクリーンにどどっと流れだす。さらにキーを叩くと、“追跡”と呼ばれるグラフィカルなアプリケーションが犯人の家に侵入し、彼のWebカメラや寝室のドアを操作する。しかし現実は、そんなかっこよさとは程遠い。

[ツイート訳: ついにやったか。くそがきどもが、DPRKのふりをしてるぜ。]

つまり、FBIですら、犯人の特定はできない。

ぼくが想定するシナリオでは、LulzSecみたいなハッカーたちがSony Picturesに入り込む方法を見つけたのだ。長時間かけて大量のデータを盗んだ彼らは、Sony Picturesを困らせてやろうと思った。敵意も利益動機もなく、ただ自分を誇示したいために。盗んだデータをSnowdenみたいに調べてみたら、すごいデータであることが分かった。ニュースメディアは、本誌も含めて、このゴミに食いついた。そして盛大に騒ぎ立てた。Angelina Jolieのメールもある! お粗末なCandy Land映画のリメイクもある! ハリウッドがモーレツに腹を立てている! テレビのバラエティ番組が、映画のプロデューサーたちの単純なメールをネタに、これだけ視聴率を稼いだ月は、過去になかっただろう。

Snowden的なリークではあっても、これらのドキュメントそのものは、あまり重要ではない。むしろ、Sonyの社員の話によれば、Sonyは近く、侵入試験をするつもりだった。同社のインフラはあまりにも古くて、ITの連中が昼食のために外出している間にメールをすべて盗むことも可能なぐらいだった。FBIが今回の事件を外部の悪者のせいにしていることは、Sony Picturesの上級スタッフにとって、最高のクリスマスギフトだ。

リークが世の中に広まったあと突然、おまけが出現した。911スタイルのテロ予告、それに続くパニック状態、犯人特定の要求が嫌が上にも高まった。そのlulzのようなハッカーは北朝鮮である、とされた。しかしそのときからすでにセキュリティの専門家たちの多くは、北朝鮮説の虚偽を指摘していた。要するにこれは、“おい、みんな、Sonyをハックしてみようぜ”が、あまりにもうまく行き過ぎた例だ。ハッカーたちが望んだもののすべて…お楽しみ、自分たちに集まる注目、わくわくするような意地惡行為…が実現した。放火マニアが、落ち葉の山に火をつけただけで、一つの町内が全焼したように。愉快犯の愉快も、被害者の被害も、ともに、おそろしいほど完璧だ。

Sony Picturesの映画では、ハック行為が、実際にはありえないかっこよさで描かれている。実際にはワークステーションが何台もずらーっと並んではいないし、美女に尺八をしてもらいながら暗号を解読することもない。実際のハッカーはその多くが、平凡で地味で無名で目立たなくて人畜無害な姿をしている。彼らは裏世界に身を潜めて、実験や盗みを楽しんでいる。そんな物静かなハッカーたちが急にメディアの寵児になるなんて、ふつうはありえない。われわれの騙されやすさに本気でつけ込めば彼らは今ごろ、銀行に巨額を蓄えているだろう。しかしもしも、腐敗した映画プロデューサーたちが交わしたメールの重要性を理解できるほど北朝鮮のハッカーたちの文化性が本当に高いのなら、われわれは彼ら見くびっていたことになる。それは、ありえないだろう。

[ツイート訳: Kim Jong Unは今度作るロックオペラのネタが欲しかったんだろ?]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


工作マニアは「忘れ物防止箱」を自作してはいかかが? 〔ハウツービデオあり〕

私はちょっとした工作をいろいろ紹介してきたが、Sean Raganの「忘れ物防止箱」はその中でも傑作の部類に入ると思う。メガネ、サイフ、薬、お守り、その他忘れてはいけない物をなんであれ、この箱に入れておくと、 家を出るときにベルとランプの点滅で警告してくれるというものだ。

最近、われわれが持ち歩かねばならない物の数は増える一方だ。さらにさまざまなデバイスの発達でわれわれの注意は現実世界を離れてバーチャル世界にしばしば逸らされる。そんなわけで薬局のカウンターで処方箋を忘れてきたことに気づき、出張先のホテルで携帯の充電器を忘れてきたことに気づく。空港でパスポートを忘れたことに気づいたら悲惨だ。こうして途方もないエネルギーと時間が無駄になっている。

というわけでこの発明となったわけだが、自分で「忘れ物防止器」を作ってみたければ詳しい工作マニュアルはこちらににある。ただ上のビデオを見て楽しむだけでもよい。

via Adafruit

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


中国のプログラマーがWindows 95をiPhone 6 Plusに載せた


本日の「本来ではない場所に何かを載せる」コーナーでは、xyq058775というユーザーと、買ったばかりのiPhoneにWindows 95をインストールしたという彼のワクワクする告白を紹介したい。使ったのは iDosというツールで、これはiOSにインストールするオープンソースのDOSBoxライクなアプリだ。彼曰く、ほぼ完全に動作したが、Windows XPにアップグレードできなかったそうだ。そして彼はDoomもプレイできたと私たちは想像している。

ここで行われていることに新規性は殆どない ― 人々は初代VAXマシンの時代からエミュレーターを走らせてきた ― しかし、よみがえったソフトウェアがこんなに早く新しいハードウェアで動くところを見るのはクールだ。私には実用的使い道を思いつくことができないが(たぶんタイピング練習のMavis Beaconは走らせる必要があるだろう)、理論的実験としてはすばらしい。誰か、POSDTを動かすかもしれないし。

中国語FAQの拙い翻訳を以下に載せた:

1.Q: Can I install WINDOWS XP? A: The answer is yes you can, but certainly not by idos, because idos simply simulate the DOS environment is not the true sense of the virtual machine, so the system is more difficult to run the DOS and idos simulation environment and do not have XP running basic environmental needs, so later if transplanted XP system, then I will make use of their leisure time with friends ios platform to write a plug-in to run XP virtual machine system.

2.Q: Why are you doing this? Why not use Remote Desktop. A: First, to show that this kind of thing tall Remote Desktop is currently no support on win98 systems, not to use during system installation and tool methods have sent me here.

3.Q: Why is the process I installed the explorer process wrong? A: Because idos simulator only simulates the 16’s dos environment, although win98 16/32 hybrid system but Explorer and exe process large part needed is a 32-bit environment, so when they need 32 program calls some system environment variables and support libraries when an error occurs, LZ modify some of the resource is designed to allow him to run in idos environmental good, However, this modification will change the part of the machine, which has led some device errors when using LZ modify the good image. After LZ according to everyone’s feedback slowly improve!

全体手順の説明は、中国語が読めればここにある。読めなければ、インストールは読者の練習としておこう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


このスチームパンクなブレスレットで、テトリスをプレイしよう


Keven Batesは、Arduboyというプログラマブル名刺を作った男だが、次のプロジェクトは、最高にクールなブレスレットの中に詰め込まれている。この銅でできた回路基板むき出しの(当然水濡れ禁止)ウェアラブルは、小さな液晶画面でテトリスをプレイできる。ブレスレットの左右をタップして移動したブロックが、複数に分割された画面を上から下へ落ちてくる。スコアも残る。

このブレスレットは現在プロトタイプだが、Batesはこれに3Dプリント部品を加え、本物のウェアラブルらしくして、見た人がショックを受けないようにする予定だ。ブレスレットには小さなコンピュータが塔載されていて、完全にプログラマブルだ。誰か腕Angry Birdsを作らないかな?

via Giz

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


完全なサウンドラボ/スタジオの完全なWeb化をねらうWavepot、よちよち歩きだが将来性は大きい

ノブ回し屋さんたちはご注目を。Wavepotは、あなたの寝室やテクノ小屋などで一人っきりで、すごいホットなEDM(Electronic Dance Music)のビートをプログラムできるクールな新しい方法だ。ライブのプログラマブルなデジタルオーディオワークステーションとして設計された(現状はデジタルシグナルプロセッサに近いが)このWebサイトでは、Webページやシンプルなアプリをプログラムするような感覚で音楽とサウンドをプログラムできる。パラメータを設定し、いろんなファンクションを加える、するとそれがすぐに実行できる。JavaScriptを使っているから。

いまのところサウンドと波形をシーケンスできるだけだが、究極の目標は、すべての機能が揃ったマルチトラックのレコーディングシステムをブラウザ上に提供することだ。プログラムをサイドメニューからロードして、そのプログラムをリアルタイムで書き換えることもできる。たとえば”got some 303″の192行の”saw”(ノコギリ波)を”sin”(正弦波)に入れ替えるだけで、まったく新しいリフになる(下図)。


〔ここにスライドが表示されない場合は、原文を見てください。〕

今このサイトでは、会社などで遊ぶとほかの人の迷惑になるようなことしかできないが、チームは機能強化のために寄付を募っている。また、なかなかしっかりしたフォーラムもあり、そこではお互いのサウンドやプログラムの共有が行われている。今のあなたはBurning ManのためのEDMで忙しいかもしれないが、このWavepotも一見の価値はある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


PDP-11のブート方法ハウツー

時代は完全にユビキタス・コンピューティングの時代で、IoTも普通の言葉になった。人とマシンを繋ぐ仕組みも多く出揃いつつある。しかしそんな時代でも歴史を振り返って見ることは大事なことだと思う。たとえばTrammell HudsonのPDP-11のブート方法などは(もしかすると)実用性もありとても楽しい。これを見て学習しておけば、いつでもPDP-11をたちあげて、そのモノクロスクリーンの上でAdventureを楽しむことができるようになる。記事を見ながら、古いマシンならではの、T型フォードなみの気難しさを思い出す人もいるかもしれない。

ちなみに、PDP-11とは最初にUnixを動作させたマシンだ。1970年にリリースされた16ビットコンピューターで、256Kのメモリと、スマートウォッチのPebbleにも劣る処理能力を持つCPUが搭載されていた。

下にあるのはシャットダウン時には取り外しを強いられるディスクドライブだ(ディスクドライブというのも、近いうちに消えていくのかもしれない)。

どの分野でも、古いマシンを動かしている様子というのは、どことなく面白いものだ。物置にしまいこんだAppleのNewtonや、Atari 800XLなどを動かしてみたくなる人も多いことだろう。ただ、昔のハードウェアを繋ぐことのできる周辺機器などはどんどん少なくなってもいる。昔のPCをつなげることのできるテレビや、その他アクセサリ類もどんどん消えつつある。シリアルポートをもつPCも少なくなってきているし、またGAME/TV切替器もすっかり見かけなくなってしまっている。

実際にPDP-11を触ったことのある人などは懐かしくてたまらなくなったことと思う。こちらに、ブラウザ上で動作する仮想PDP-11がある。昔を知ることで、今のiOSやAndroidをまた新しい観点から見つめられるようになるかもしれない。

via Adafruit

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(翻訳:Maeda, H


BitcoinユーザはOpenSSLのHeartbleedバグについて何を知るべきか

Bitcoinのウォレットやオンラインのウォレット、取引所などを使っている人にとってHeartbleedは、きわめて現実的で深刻な問題だ。しかし幸運にも、パニックは数日で収まり、比較的簡単な対策があることが分かってきた。

まず第一に、Bitcoinの転送に用いられているBitcoinのcoreプロトコルそのものは影響を受けない。

CryptocoinsNewsのVenzen Khaosanは、こう書いている:

“Bitcoin CoreのクライアントはOpenSSLの脆弱性対策として0.9.1にアップグレードされるが、coreのデベロッパたちは、BitcoinプロトコルそのものはHeartbleedバグの影響を受けない、と強調している”。

しかし取引所の多くは、念のために一部のサービスを停止している。昨日Bitstampは、同社のサーバへのHeartbleedの影響を調べる際、“認証と登録、ログイン、および仮想通貨のすべての引き出し機能”を遮断した。DDOS対抗サービスIncapsulaは、安全のために同社のサーバをアップデートした。Bitstampはその後、すべての機能をリスタートした。ハッカーがHeartbleedを悪用すると、サーバ上のメールアドレス、キー、ログイン情報などをすべて盗むことができる。

BitcurexBlockchain.infoなども、そのサービスにパッチをあててアップデートした、といわれている。

自分のマシンにウォレットのある人は、どうか。少々のアップデートが望ましい。 Bitcoin Coreのニューバージョン0.9.1が出たばかりだが、それはウォレットのセキュリティが改良されている。ユーザのOpenSSLはopenssl 1.0.1g以降のバージョンであること。それはBitcoin-Qt(Bitcoin Core)のHelp->Debugウィンドウで分かる。Multibitなど、アップデートしていないところは、元々影響のないサイトだが、暗号化とパスワードによってあなたのBitcoinを守ることは重要だ。

まとめると、あなたのBitcoinに触れるものはすべてアップデートすること。対策状態を公表していない取引所は使わないこと。OpenSSLのこのバグが存在するようになってから今日までの2年間で、あなたのユーザネームやパスワードが絶対に無事だったという保証はないから、Bitcoinのデータも含めて、何もかも変えること。あなたのオンライン生活の細部をちょっと知っただけで、ウォレットに侵入できるハッカーも、きっといる。

Bitcoin FoundationのMike Hearnはこう書いている:

“影響は拡大しないと期待している。主要サイトはアップグレード後にSSLキーをローテートしなければならないだろう。ウォレットの秘密鍵は、このバグの影響が及ばない別のサーバプロセスに置かれているところが多い。ただし、一部の不注意なサイトで盗難事件が起きたとしても、それは意外ではない”。

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被害は甚大ではなかったが、しかし完全に安心とも言えないのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Mt.Goxから盗まれたデータにはユーザからBitcoinを盗んだマルゥエアが載っていた

セキュリティ企業Securelistの研究員たちが、Mark Karpelès(Mt. Gox CEO)のコンピュータから“盗まれた”データには実は、Bitcoinを盗むトロイの木馬がMt. Goxの取引を管理するバックエンドアプリケーションのふりをして潜んでいたことを見つけた。このアプリケーションはユーザのディレクトリを探索してBitcoin関連のファイル(wallet.datとbitcoin.conf)を探し、それらを(今では停止している)サーバに送っていた。

このアプリはOS XとWindowsで動いていたようだ。

そのデータファイルは、Mark KarpelèsのWebサイトが正体不明の犯人によってハックされたあとに入手され、ドキュメントにはMt.Goxに関する公開情報と上記の悪役が載っていた。

Securelistのオーナー企業Kasperskyの、Sergey Lozhkinはこう書いている:

そのマルウェアはTibanneSocket.exeのバイナリを作って実行し、ファイルbitcoin.confとwallet.datを探した。後者には、暗号通貨Bitcoinのユーザの重要な情報が載っている。それが暗号化されずに保存されていて、しかも盗まれたら、サイバー犯罪者は、そのユーザのアカウントに保有されているすべてのBitcoinにアクセスできるようになる。

つまり、もしもそれをダウンロードしたら、まず悪役を削除せよ、だね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


エアーホッケーをプレイするロボットのビデオを見るならこれだ

ロボット、ビデオ、そしてパックのファンとして、私はこのプロジェクトに心を奪われた。それは3Dプリンターのクールなハックであり、エアーホッケー・ゲームの熱戦をロボットに戦わせることができる。システムはコンピューター・ビジョンの部品を使ってパックの位置を調べて相手に打ち返し、自ら攻撃もする。

作者のJose Julioによると、彼の娘はエアーホッケーが大好きで、ゲームの相手を探していた。友達を見つけるのを手伝う代わりに、彼は3Dプリンターの部品とPS3 EyeカメラをPCにつなぎ、ビデオキャプチャーと分析をするソフトを書いた。

自分で作りたい人のためにJoseの制作マニュアルもある。


[訳注:00:33あたりから実際にプレイしている場面が始まる]

via
3Ders

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Sugru、何かと何かをくっつけるのに便利なSugru+磁石キットの事前予約を受付開始

何かと何かをくっつけるのはありふれた行為だ。たいていは接着剤を用いる。しかしもし接着したものを、改めて別々にしたくなったらどうしよう。そんなときに便利なのが、「磁石」だ。さらにSugruと磁石のコラボは最強だ。

Sugruというのは、これまでも何度か取り上げてきた。自硬性を持つゴム素材のパーツだ。どんな形にもすることができ、いろんなものにフィットする。このSugruを提供しているチームが、世界中のハードウェアハッカーに向けて、シンプルな「接続ツール」の提供をしようと作戦を練ったわけだ。パッケージには4つの磁石と、そしてSugruが同梱される。適量をまとめたSugruに、磁石を埋め込む。そしてくっつけたいものにSugruを押し付ける。くっつけたいペアの方にも同様の作業を行う。Sugruが固まれば、磁石の力で2つのパーツはぴったりとくっつくことになる。

Sugruのマグネットキットは年内中に生産を開始する予定で、現在はプレオーダーを受付中だ。何ら特別な科学技術を用いているわけでもない。磁石くらい誰にでも使うことはできる。このプロダクトのキモは、Sugruといっしょに利用するのに最適な磁石を選んで、同一パッケージにまとめたことにある。これはなかなかSugreatなアイデアだと思う。

SugruとgreatをかけてみたSugreatはグレートじゃなかった。今は反省している。ともかく、下の動画は面白いのでぜひ見てみてもらいたい。

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(翻訳:Maeda, H


Webの画面上で電子回路を設計/試運転できる123D Circuits, あのAutoDeskが提供

ハードウェアハッキングには、初心者をびびらせる要素がいろいろある。そこで、123D Circuitsが真価を発揮する。仮想のArduinoボードとブレッドボードを使って電子回路を勉強するから、コンデンサが爆発することもなければ、作業台の上のはんだごてで火傷(やけど)することもない。

CADソフトの老舗AutoDeskが作った123D Circuitsは、同社の“sandbox”シリーズの一環で、ほかにも、シンプルな3Dシミュレータや3Dプリントアプリケーションなどのツールを初心者やベテランユーザに提供して、同社の、メーカー運動への参加と支援の姿勢を表明している。

ぼく自身は、ブレッドボードを使って回路を作った経験がほとんどないし、Arduinoもまだ身近な存在ではない(Raspberry Piには慣れたが)。でも、回路を作ったり電子回路の設計をコラボするための入門用システムとしては、これはかなりよくできているようだ。このアプリケーションで設計したPCBを実際にプリントすることもできるし、Arduinoをプログラミングするためのエディタまである。

このサービスは無料だが、月額12ドルや25ドルの上級プランもある。低料金のプランでは、PCBのお値段が5%引き、公開回路は無限、非公開回路は5つまでだ。25ドルのプランでは、非公開回路も無制限になる。

このアプリケーションはブラウザの中で動き、さまざまな部品や既製の設計やチップを使える。部品をライブラリからドラッグ&ドロップしてきて回路を構成し、それらを動かしたり、自分が設計した回路中の電気の流れを見ることもできる。簡単に言うとこれは、自分のラップトップの上にRadioShackがあるようなものだ。公開回路は、誰もがそれらを試してみることができる。

2012年にできたCircuits.ioも、類似サイトの一つだが、こういう仮想的なArduinoツールを使って電子工学に入門すると、感電のおそれもなくハードウェアハッキングに挑戦することができるから、とても便利だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


「オフライン・グラス」を使えば、飲み屋でメールではなくトークするようになる

メールばかり打って酔いもしない友達が増えて困っている人たちへ。この巧妙なハックはOffline Glassと呼ばれ、バーでみんながThe Greatest American Heroの主役は誰だったかWikipediaを調べたり、メールやFacebookをチェックしたりできなくする。グラスの底が特別な形状をしていて、スマートフォンが使えないようになっている。

このグラスは底の一部が欠けているため、スマートフォン(iPhoneが一番具合がよい)の上に置かないと立っていられない。スマートフォンを使う時は、必ずもう一方の手でビールを持っている必要がある。私の知る平均的酔っぱらい像を考えるに、 (1) 一晩で数百台のiPhoneが壊れる、(2) 大量のビールがこぼれる、ことになると思われるが、ナイスなアイデアではなかろうか。

このグラスが使われているのは、ブラジル、サンパウロのSalve Jorge Barで、作ったのはブラジルの広告代理店、Fischer & Friendsだ。販売はされていないが、適当なツールさえあれば自分でも作れそうだ。誰か3Dプリンターで作ってパーティーに持ってきてほしい。

私がTCのメンバーと出かける時はいつも、Phone Gameと称して全員の電話機を一ヵ所に積み上げて誰も届かないようにする。こうすることで会話が促進される、そしてGoogle Glassを着けていない限り、最初の数分間のみんなの苦しげな表情は魅惑的だ。あの体験を再現できる新しい道具に乾杯!

The Offline Glass from Mauricio Perussi on Vimeo.

via PSFK

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(翻訳:Nob Takahashi)


ロボットたち(とJack Conte)が演奏するダフトパンクのリミックス, メイキングビデオもあり

PatreonのファウンダでミュージシャンのJack Conteは、最近ごきげんだ。彼が作った一連のユニークなリミックスを、彼と、空気圧を利用するロボットのグループが演奏し、彼らが作りだすオーディオシーケンスが、すばらしい音楽になるのだ。

このビデオでConteは、QuNeoパッドコントローラというものを使っている。表面は木製で、プロジェクターが彼の音楽のステージを作る。次に彼は、Arduinoでコントロールされる手作りのソレノイド(Rich Humphrey作)を使って音楽の各部分をトリガし、曲全体を演奏する。この、DIYのロボットたちによるライブのパフォーマンスは、混沌としているが、かなり病みつきになりそうだ。

Conteは楽屋裏ビデオ(メイキングビデオ)まで作って、AbletonとFinal Cutと大量の忍耐を投じたプロジェクトの制作過程を公開している。本物のアーチストの仕事を見られる点で、良くできたビデオだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


10代の少年が強力レーザーカッターを完成…卓球ボールを数秒で切断

レーザーで物を焼き切ることに勝る満足感(そして危険性)を人に与えるものは、ほかにあまりない。レーザーのDIYを趣味とする若者Drake Anthonyまたの名Styropyroは、古いDLPプロジェクターのダイオードを利用して出力 3000mWのレーザーを完成させた。紙、プラスチック、絶縁テープなどを数秒で切ることができる。

そこらで売ってるハンドヘルドのレーザーは、出力が1,400mWぐらいだから、Anthonyのはかなり強力だ。彼はYouTube上に専用チャネルを持っていて、この破壊的技術の誇示に努めている。でも、今回のライトセーバーふうのレーザーは、これまで彼が作ったものの中でたぶんいちばん見事だろう。

筐体も電子回路も自作で、しかもまだ10代だから、Styropyroの前方には大きな未来が開けている。彼が調教したレーザー砲は、敵の戦闘艦を炎上させて、地球から見るオリオン座の右肩星を前よりもずっと明るく輝かせるかもしれない。

出典: Giz

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Wii UでUSBメディア上のゲームをプレイできる, というハックが登場

WiiをハックするためのデバイスWiikeyを作ってる連中が、Wii UでUSBメディア上のコンテンツをプレイする方法を見つけた。どのリージョンのWii Uでも使えるし、半田付けなどは不要だ。

ビデオプレーヤーなど“自家製の”コンテンツへの言及はないから、これはおそらく海賊行為専用のようだ。そのWiikeÜと呼ばれるデバイスは、USBでWii Uに接続する。現在のWiiKeyデバイスでも、初期のWiiをこれと同様にハックできる。

Wiiをハックする冒険は、かなり前から始まっている。この手作り集団も、メディアをUSBで動かす方法を探究しており、またWii UにHomebrew Channelを加えるとNintendoのライセンスのないアプリケーションをダウンロードできる。ただしゲームをCDRやDVDRなどにコピーすることは、Wii Uではブルーレイドライブそのものにコピー保護があるのでできない。つまり、ソフトウェアレベルのハックは難しい。

海賊行為はNintendoにとっては迷惑だが、手作り的なハックができることはこの製品の魅力を増す。悲しいのは、そんな行為に“海賊”がつきものなことだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ロックバンドの演奏にあなたのマウスカーソルが共演する(?)という不思議な音楽ビデオ

クラウドソースに依存しているインディーのバンドは昔からある。ツアーのバス代もKickstarterやIndiegogoに頼ったりする。でも、あなたのお金ではなくてマウスカーソルを求めるバンドは、これまでなかったと思うな。

オランダのロックバンドlightlightは、クラウドのパワーを利用するために、ちょっとおもしろいハックを使って、これまででもっとも巧妙†と言えるかもしれない音楽ビデオを作った。

そのビデオを視聴者がアクセスして再生するたびに、彼らのJavaScriptコードが動き出して視聴者のマウスカーソルの位置をリアルタイムで記録する。ビデオを見ている間中(あいだじゅう)、視聴者はコンテンツとの対話を奨励される。スマイリーを描いてもよいし、カーソルを一箇所にキープしてもよい。30ないし60分間隔でビデオは再リリースされ、それまでの視聴者たちの記録が再現される。

そのビデオはここでロードできる(職場では見ない方がよい: 肌の露出が多いが、それらは通常、何千ものマウスカーソルに覆われている。ビキニが解雇の理由になるなら、セーブしておいてあとで見よう)。

どうやらこのビデオと技術的工夫は、オランダのアーチストRoel Woutersと彼のスタジオMonikerの仕事らしい。

このビデオの‘放送’は昨日(米国時間4/15)始まったが、昨日は悲惨な事件があったので記事を載せることを控えた。それから20数時間後の今でも、ビデオはまだロックしている。だから、ここに記事をポストした。このビデオを見るのが二度目以降の人は、ブラウザのJavaScriptコンソールを開いたままにしてみよう。イースターエッグが見られる。

[†原注: “もっとも巧妙”は、“最良(ベスト)”という意味ではない。誰もが知ってるように、これまでのベストのビデオはJamiroquai作のVirtual Insanityに決まっている。]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


走行中のスピードを投影してくれるRaspberry Piを活用した自転車ヘッドライト

ブルックリンのMatt RichardsonがRaspberry Piを使って自転車のヘッドライトを作ってみたそうだ。走行中に現在のスピードを路面に表示してくれるというものだ。現在のところワーキングプロトタイプとなっている。Richardsonは、本プロダクトを「Raspberry Pi Dynamic Headlight」と命名したそうだ。商品化されていても不思議ではないDIYプロダクトなのではないだろうか。少なくとも、同じような製品が売られていればぜひ買ってみたいものだと思う。

プロダクトの構成物であるプロジェクターはハンドルバーに取り付けて、Raspberry PiとはHDMIケーブルで接続している。両者の電源はUSBバッテリーパックから供給している。Raspberry Piおよびバッテリーパックは3角形の板の上に配置して、それを自転車に取り付けるようになっている。これは相当に邪魔になりそうだが、もちろん発案者のRichardsonも同様に感じている。将来的にはこれらのコンポーネントをひとつにまとめて、ハンドルバーに取り付けられるような大きさにしたいとのことだ。

現在のところ、このDynamic Headlightは速度を表示するだけの機能しかない。しかしRichardsonは、GPSを搭載したりあるいは何らかのアニメーション機能やビジュアル的な要素も取り入れて行きたいと述べている。これまでのまとめはMAKEに公開する予定で、同様のものを作ってみようとする人に作り方を示したいとも考えているそうだ。

投資を受け入れるようなことになれば大人気になるかもしれない。投資してみようかと考えている人は、急いだ方が良さそうだ。

(本稿執筆者はMichael Seo)

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(翻訳:Maeda, H)


Twitter、偽メールによるログイン情報詐取防止のためのDMARC採用をアナウンス

twitter-bird-calloutTwitterが同社ブログでアナウンスしたところによると、メールを利用したフィッシング対策として、DMARCを採用しているのだとのこと。DMARCはセキュリティ対策のためのプロトコルで、Twitterからのものであると見せかける偽メールを排除するために利用するもの。第三者がTwitter社に成りすまして、ログイン情報の確認などと見せかけてセキュリティ情報を盗み出すことを防ぐ効果が期待される。

Twitter社によると、今月初めからDMARCの利用を開始しているのだとのこと。すなわち運用開始からしばらく時間が経っているわけだ。ただ最近、さまざまなハッキング行為が明らかになったこともあり、セキュリティ対策についてのアナウンスしておくべきタイミングだと考えたわけだろう。Twitterでは最近ジープやバーガーキングに対するハッキングがあり、またBETおよびMTVによる偽ハッキング事件もあった。悪意ある「アタック」が本物であろうとニセモノであろうと、Twitter利用者からは、セキュリティ対策についての注目が集まることとなった。それも今回のアナウンスに繋がっているわけだ。

DMARCはメールが登録されている送信者から送られたものかどうかを識別する機能を持つ。そして正式なメールのみを流通させるというプロトコルだ。技術的な面に興味のある方はこちらに詳細が記載されている。現在のところではAOL、Gmail、Microsoft、およびYahoo! Mailなどでサポートされていて、かなりの範囲に広がっているということが言えよう。尚、Twitterについては悪意ある攻撃から守るために、2段階認証などを望む声もある。

TL;DR: Twitterのセキュリティ対策についていろいろと注目が集まっており、Twitter社としては自社の講じている対策についてアナウンスする必要性を感じたわけだ。

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(翻訳:Maeda, H)