BlackBerry株、Samsungによる買収話で急騰も、噂を否定して15%安

これは、Samsungが買収するかもしれないという噂の立った会社の株価がどうなるかを示している:

これは、Blackberryの株価のスナップショットで、今日(米国時間1/14)Samsungが75億ドルで買収すると提案したという噂が広まった後、取引終了時までに30%近くはね上がった。

Blackberryは即座に噂を否定し、TechCrunchか報じたように、「SamsungとはBlackeBerry買収に関するいかなる提案に関する議論もしていない」ことを強く表明した。

そして、その結果:

時間外取引では15%近く下げて10.71ドルとなっている。

数字は今後上っていくと思われる ― この短い記事を書き始めたから数ポイント上がっている。

噂されているSamsungの75億ドルという数字と比べて、25%以上急騰した後でさえ、BlackBerryの時価総額は55.6億ドルにすぎない。

BlackBerryはこのニュースによって、時価総額にして20億ドルすら増やしていない。これは2つのことを浮き彫りにしている。第一に、投資家はSamsungの買収に対して懐疑的であり、株価は噂されている提示価格近くまで押し上げられていない。そして二番目は、BlackBerryの基準となる評価額が低すぎるため、急騰してもドルの数字には違いが殆ど表れないことだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Blackberry Classicを使ってみた(ビデオ)


それは長い道のりだった:Blackberryが根源に立ち返った。群れを追うのではなく、Blackberryはユーザーが待ち望んでいたものを正確に再現した。使いやすく、楽しく、そして堅牢。しかし、果たしてこれで会社は救われるのだろうか?

私は450ドルのClassicのファンなので、後日本格的レビューを掲載するつもりだが、とりあえず私が少しばかりいじっているところをご覧いただきたい。週末にはもっともっと使う機会があるので、どんなことができるか大いに楽しみだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


かつての姿に最新ソフトウェアを搭載したBlackBerry Classic、12月中旬に発売開始

かつてBlackBerryを使っていて、それからiPhoneやAndroid、あるいは何か他のデバイスに移った人も多いことだろう。そんな人の中には、夜中に突然目を覚まし、そして手に馴染んだ物理キーボードの感触を求めて指をうごめかしてしまう人もいるはずだ。

そんな人に、良いニュースをお伝えしよう。

10月の記事でも触れたが、BlackBerryが「Classic」と呼ばれる端末を送り出すそうなのだ。もちろん一世を風靡したキーボードを搭載し、以前の形を踏襲して、そこにモダンスペック(ミッドレンジではあるものの)を実現した。そしてOSも最新のものとなっている。

確かに(少なくとも一部の人には)訴求力のありそうなデバイスだ。

この端末、既にプレオーダーの受け付けを開始している。出荷時期は「12月中旬」となっている。MobileSyrupによれば、12月17日が予定されているのではないかとのこと。

(長くBlackBerryからは離れていたという人へのメモ。実は最近のBlackBerryはAndroidアプリケーションを動作させることができる。アプリケーションの入手先がGoogleではなくAmazon App Storeとなり、またすべてが動作するわけではないものの、少なくともBlackBerry用に限定されることはないわけだ)。

公開されたスペックを見ておこう。

  • 3.5インチのタッチスクリーン(解像度は不明)
  • 2GBのRAM
  • 8MPのリアカメラと2MPのフロントカメラ
  • 1.56hz Snapdragon S4

もちろん何百万台も売れるわけではなかろう。また、BlackBerryがかつての地位に返り咲くようなこともあるまい。しかし断固としてBlackBerryを支持し、そしてよりモダンな端末の登場を待ちわびていた人もいることだろう。そういう人の要求には確かに応えるデバイスだ。

BlackBerryのホームページ内にプレオーダーページヘのリンクを見つけることはできなかった。しかしともかくこちらのページにて、$450でプレオーダー受付を行なっている。

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(翻訳:Maeda, H


BlackberryのCEO、次期QWERTY端末をブログでティーザー


Blackberryは健在だ。今日(米国時間10/29)CEOのJohn Chenは、近々BlackBerry Classicを発売することを公表した。それは、どうやら、クラシックなBlackBerryのようだ。

画面サイズやバッテリー寿命などの詳細は明らかにされていない。しかし、唯一あなたが知るべきなのは、このClassicに「Blackberry QWERTYキーボード」が塔載されることだ。

Blackberryは物理的キーボードの付いた携帯電話を諦めたことがない。2013年4月に発売されたQ10は、同社初のBB10 OS塔載QWERTYフォンだったが、少々老いを感じてきたし、魅力的デバイスとは言えなかった。この端末では筋金入りBlackBerry Boldユーザーたちを完全に満足させることができなかったとも聞いている ― Chen自身もブログに書いていることだ

Chenによると、Classicはスクリーンが改良され、BlackBerry 10の全機能がサポートされる。

何より重要なのは、Blackberryがコアユーザーの元に戻ってくることだ。この会社が生き残るためには、Blackberryを離れなかったユーザーたちを満足させると共に、かつてのBlackberryオーナーたちに、再度Blackberryを試すよう説得する必要がある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


BlackBerryを救う方法

編集者注記: この記事の筆者Andrew Auernheimerまたの名Weevは、ハッカーで、AT&TのiPadの顧客向け情報サービスをハックして懲役41か月を宣告された。6月以降彼は、本誌TechCrunchに、これ以外にも二つのエッセイを刑務所から送ってきた。それらは、”The Tiger And The Cicada“と”State Machinery For State Machines“だ。

ぼくの最初のスマートフォンはNokia Communicatorだ。なんでもできそうなC++の開発キットが魅力だった。iPhoneが出ても乗り換えなかった。 コードを動かすためにはApp Storeに登録しなければならないという義務は、誰もが自由にコンピュータを使えるべしという理想に対する、図太い宣戦布告と思われた。その後ぼくはNokiaと別れてAndroidを持った。ぼくの道徳観からすると、選択肢はそれしかなかった。

多くのハッカーが、Richard Stallmanのイデオロギーを信奉している。たしかに、フリーなソフトウェアを使うことは、道徳的には優れている(フリーには、ソフトウェアのソースコードを見られること、すべてのユーザがそれを改変して配布できること、が含まれる)。Appleのプラットホームがいくら優秀でも、自由の価値には替えられない。Androidはフリーではないが、フリーソフトウェアの成分が多い。だから今のところは、もっともフリーだ。

BlackBerryの命は風前の灯だが、自由という名の炎の洗礼を受ける気があるなら、まだ望みはある。

Stallman自身は携帯を持とうとしない。どれもフリーソフトウェアでないし、政府が出入りする裏口(バックドア)があるからだ。彼の、理念への修行僧のような献身は立派だが、良き収入と良き性生活のためにはモバイルデバイスが欠かせないと知った者にとっては、非現実的だ。ぼくたちはEmacs教の教会から次第に足が遠くなり、真の自由の代わりに、ほとんど自由なプラットホームで我慢するのだ。

ぼくはAndroidの、ごたついたUI/UXと、Googleの監視国家の肥大を憎む。そう感じている人はとても多いが、でもBlackBerryなら全員がハッピーになれるかもしれない。BlackBerryは、ある一つの、革命的行為を実行するだけでよい。それは、モバイルのユーザとデベロッパを牢獄から解放することだ。すべてのソースコードをGPLv3準拠で公開する。すべてのハードウェア成分のスペックを公開し、コミュニティの誰もが自分独自のデバイスを、NSAや企業のバックドアなしで作れるようにする。毎四半期のBlackBerryの決算報告には、コミュニティからの感謝と忠誠の言葉が必ず載るようにする。

BlackBerryの命は風前の灯だが、自由という名の炎の洗礼を受ける気があるなら、まだ望みはある。もう、こうなったら、怖いもの・失うものは何もないのだから、今土壇場のBlackBerryは、モバイルの業界全体と世界の政府をディスラプトするための、度胸を持てるだろう。

[画像: Flickr / Brian Gautreau]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


BlackBerry、まだ消えていないことをオープンレターで再度説得

現在Blackberryは、極めて深刻な問題をいくつか抱えている ― 誰も同社初のフラグシップ機種を欲しがらなかったこと、共同ファウンダーの1人が会社を買い戻すべく予想外の入札を行ったこと、そして会社はただ誰に最高額入札者の手に渡るだけかもしれないこと。では、かつてスマートフォンを支配する立場にあった会社は、このあらゆる不確実性と暗澹たる予言を踏まえ、果たして何をしようとしているのだろう? 友達や同僚が次々と新しいプラットフォームに乗り換えるのを見てきた熱烈なBlackberry信者たちの志気をどう鼓舞できるのだろうか。

その答えは複雑だが、Blackberryは今、昔ながらのやり方で人々を安心させようとしている ― 手紙を書くことによって。BlackBerryファンサイトのCrackberryによると、同社は利用者に向けた情熱のこもったレターを9ヵ国30紙の新聞に掲載し、なぜこの会社をまだ見捨てるべきでないかを詳しく述べた。

レターの全文(英語)は記事の末尾にあるが、BlackBerryの最近の軌跡を見てきた人にとっては何ら驚きではないだろう。ポジティブな要素? 無借金のバランスシート、大量の保有現金、および機密性の高いエンタープライズ環境に生産性の高いモバイルコンピューティング体験を届ける豊富な経験。すべては正当な主張だ、ただしおそらくBBM(BlackBerry Messenger)が世界のソーシャルメッセージング・プラットフォームであるというチームの訴えを除いて。BBMのiOSおよびAndroid対応は計画通りには進んでいない ― 専用アプリがそれぞれのアプリストアに登場してから3週間ほど経過したが、BlackBerryがいつ開通させるかについて明言はない。

このレターの署名がBlackBerryチームのものであり、例えばCEO Thorsten Heinsではないことも興味深い。これは、今の会社の不安定さが誰か一人の責任ではなく、会社の将来が誰か一人の決断にかかっているわけでもないことを示す明確な兆候だ。もちろん、そのチームも縮小されるばかりであり、年内には4500ほどの職が切り捨てられるだろう。すべては見かけ上大義のためだが、このコスト削減が最終的なプラットフォームの勝利のために十分であるという保証はない。

私は不当にBlackBerryを非難するつもりはない ― 私はしばらくの間BB中毒コミュニティーのメンバーであり、今でもBlackBerry PerlやTourなどの端末を使っていた頃をとても懐しく思い出す。そしてわれわれがBlackBerryを称賛するのと同じくらい、同社には私が知る限り最も熱心で声の大きいファンベースがあり、この人たちは今後も会社を支持し続けるだろう。

しかし言っておくべきことがある ― レターは楽観的であるばかりでなく、その安っぽく型通りの言葉に説得力はない。BlackBerryは中心となる顧客層に対して、この会社が俊敏な巨人たちの支配するレースの中で今後も走り続けられることを証明する必要がある。私もそれを願っている。

[以下レター全文(英語)]


To our valued customers, partners and fans,

You’ve no doubt seen the headlines about BlackBerry. You’re probably wondering what they mean for you as one of the tens of millions of users who count on BlackBerry every single day.

We have one important message for you:

You can continue to count on BlackBerry.

How do we know? We have substantial cash on hand and a balance sheet that is debt free.

We are restructuring with a goal to cut our expenses by 50 percent in order to run a very efficient, customer-oriented organization.

These are no doubt challenging times for us and we don’t underestimate the situation or ignore the challenges. We are making the difficult changes necessary to strengthen BlackBerry.

One thing we will never change is our commitment to those of you who helped build BlackBerry into the most trusted tool for the world’s business professional.

And speaking of those dramatic headlines, it’s important that we set the record straight on a few things.

Best in class productivity tool.

We have completely revamped our device portfolio this year with the launch of BlackBerry 10. We have four BlackBerry 10 devices – two all touch and two hybrid (touch and QWERTY) – and all are running the third update of our new platform. If what you care about most is getting things done – taking care of your business – we have the best range of devices for you. And we continue to offer the best mobile typing experience – no ifs, ands or buts about it.

Best in class security.

Governments all over the world, global corporations and businesses that simply cannot compromise on security choose and trust BlackBerry. Security is our heritage, and the industry recognizes that BlackBerry is the most secure when it comes to the device, server and, of course, our global data network. Have no doubt that you can continue to trust us to keep your communication safe and private.

Best in class enterprise mobility management.

We changed with the market, embracing BYOD because we understand that as iOS and Android devices become common in the workplace, businesses still need to manage all of these different platforms seamlessly and securely.

This is not a trivial task. While there are a number of startup companies that make bold claims, BlackBerry has more software engineers and the most resources dedicated to developing the most innovative solutions to address this complex challenge.

And our customers know it. Over the past quarter, our BlackBerry® Enterprise Service 10 server base grew from 19,000 to more than 25,000. Corporate clients are committed to deploying and testing the latest enterprise technology from BlackBerry. We are committed to evolving with our customers. That will never change.

Best in class mobile social network.

We are bringing the most engaging mobile messaging platform to all, with our BBM launch for Android and iPhone.

There are already around six million customers pre-registered to be notified of our roll out. This number is growing every day, and speaks to the tremendous opportunity we have to expand BBM beyond BlackBerry smartphones to make it the world’s largest mobile social network.

Yes, there is a lot of competition out there and we know that BlackBerry is not for everyone. That’s OK. You have always known that BlackBerry is different, that BlackBerry can set you apart. Countless world-changing decisions have been finalized, deals closed and critical communications made via BlackBerry. And for many of you that created a bond, a connection that goes back more than a decade.

We believe in BlackBerry – our people, our technology and our ability to adapt. More importantly, we believe in you. We focus every day on what it takes to make sure that you can take care of business.

You trust your BlackBerry to deliver your most important messages, so trust us when we deliver one of our own: You can continue to count on us.

Sincerely,
The BlackBerry Team

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(翻訳:Nob Takahashi)


BlackBerryの共同ファウンダー2人が、会社の買い戻しを検討中

BlackBerryが身売りを検討中であることは周知の事実であり、すでに49億ドルでの引き合いもある。しかし、別の男2人も興味を持っているらしい。共同ファウンダーのMike LazaridisとDouglas Freginだ。

Lazaridisの方が少し知られた存在で、Blackberryの唯一のファウンダーと称されることも多いが、彼は1984年にFreginと2人でResearch In Motionを共同設立した。Freginは同社の事業担当VPを務め2007年に引退した。一方Lizaridisは、CEOの職を降りBlackberyy取締役会副会長を約1年半務めた後、5月に退いた。

2人はSECに13Dを提出し、自分たちがスタートした会社を引き受けることへの関心を表明した。重要部分を下に引用した。

発行人による、最近同取締役会が会社の価値および規摸拡大を目的に新たな戦略を模索するべく、特別委員会を設置したという発表を受け、報告者は、既に自らが所有する分を除く発行人の全発行済株式を、自らあるいは他の関心ある投資家らと共に買い取ることを含めそれに限定されないあらゆる可能な方法によって、〈株式〉を取得することに関して、あらゆる選択肢を検討中である(「買収」)。

既存の個人持ち株、彼らの会社の管理分、および多数の家族信託持ち分を合わせると、LazaridisとFregiは、既に同社の8%以上を所有している。

ただしこれは、彼らの具体的な購入意志を必ずしも意味していないことに注意が必要だ ― 単に検討しているだけだ。申請によると、彼らはGoldman SachsおよびCenterview Partners LLCに選択肢の評価を依頼している。

[写真提供:textlad on flickr]

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(翻訳:Nob Takahashi)


BlackBerry、47億ドルでFairfax Capitalへ身売りか―最後のせめぎ合い続く

今日(米国時間9/23)、BlackBerryは発行済株式を1株あたり9ドルで買い戻すと発表した。総額は47億ドル程度になる。9ドルという価格は現在の株価8.23ドルをわずかに上回るレベルだ。自社株買戻のニュースを受けて現在市場での取引は中断している。

BlackBerryの株価は今日だけで5%も下落した。同社の株をすでに10%保有しているFairfax Financialも9ドルでの株式買取を申し出ている。BlackBerryの取締役会はこの取引に賛成し、基本合意書に署名した。これで一件落着かと思われたが、そうではなかった。

取締役会は「Fairfaxが提示したものより良い条件のオファーを今後さらに求めていく」という意向を発表した。一方、FairfaxはBank ofAmerica、Merrill Lynch、BMO Capitalにこの買収の原資を引き続き求めていくと発表した。もしBlackBerryがFairfaxとの基本合意を破棄した場合、1株あたり0.30ドルの違約金が発生する。

最近の四半期決算によれば、BlackBerryはキャッシュ類を28億ドル保有している。これに知的財産を加えれば、残余の企業価値はごく小さい。9ドルというのは直近の終値に比べてプレミアムは10%以下だ。これでは株を手放す気にならない投資家もいることだろう。

Fairfaxは勇敢にもBlackBerryを買収しても「解体して切り売りはしない」と明言している。Fairfaxは「非公開企業にしたうえで優れたエンタープライズ向け製品に特化した企業として再建する長期的な戦略を建てる」としている。

Fairfaxによる買収の成否にかかわらず、最近のDellと同様、BlackBerryが公開IT企業が非公開化する例に加わることは間違いないようだ。

画像: Honou

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


スマートフォンの売上台数がついにフィーチャーフォンを抜く(2013 4-6月期)…Androidの支配はいよいよ強力

調査会社のGartnerがスマートフォン市場に関する最新の報告書を発表し、その2013Q2の数字によると、ついに避けられない事態が訪れた。スマートフォンの売上がフィーチャーフォンの売上を始めて上回ったのだ(全世界ベースで台数ベース)。ここ数年Androidが一貫してダムフォン(dumbphones)の首を締め上げてきたが、いよいよ市場の転換点に到達したようだ。

Gartnerによると、世界のスマートフォンの売上は2013Q2で前年同期を46.5%上回り、2億2500万台となった。対してフィーチャーフォンは21%減少し2億1000万台であった。スマートフォンの増加率がとくに著しいのは、アジア太平洋地域(74.1%) 、ラテンアメリカ(55.7%)、および東部ヨーロッパ(31.6%)だが、そのほかのすべての地域でも増加している。IDCの最近の市場データでは、AndroidがQ2の全世界市場でシェア80%に接近している。このGoogle起源のモバイルOSは明らかに、昨日(きのう)までのフィーチャーフォンユーザを食って伸びている。

スマートフォンのグローバルな成長はどの企業にとっても上げ潮になっているが、とりわけ好調なのが今やAppleを抜いてマーケットリーダーであるSamsungだ。このGartnerの報告書では、Samsungのシェアは全市場の1/3近く、31.7%となり、2012Q2の29.7%よりも拡大した(下表)。AppleのiPhoneは台数では伸びたがシェアは2012Q2の18.8%から2013Q2では14.2%に落ちた。市場の底辺をねらってiPhoneの低価格機を出すというのも、当然の動きだ。iPhoneの販売台数は2013Q2で前年同期比10.2%増加したが、同じ時期のスマートフォン全体の増加率(前述46.5%)には及ばない。

SamsungとApple以外では、アジアの3社(LG, Lenove, ZTE)がそれぞれシェア4~5%のレベルで3位争いをしている(下表)。Lenovoは、Lephoneという機種が中国で人気なのだ。

Gartnerによると、Appleの平均販売価格(average selling price(ASP))はQ2にかなり落ち込み、2007年のiPhoneのローンチ以来最低となった。それはiPhone 4の売れ行きが強含みだったためで、これまた、量確保のためには廉価版iPhoneを出す、という動機につながる。もちろんそうなればASPはさらに落ちるが、市場の成長を今引っ張っているのは低価格機だからAppleも背に腹は変えられない。

この件に関してGartnerのアナリストAnshul Guptaは、“Appleに必要なのは新しい旗艦機であり、単純に低価格機を出すのはむしろリスクが大きい”、と述べている。“その低価格機はiPhone 4と横並びで300~400ドル程度になると思われるが、それは今のiPhone 4以上に、Apple全機種間の共食い現象を激化させるだけに終わるだろう。いくら現行旗艦機のお買い得な兄弟機を気取っても、結局は安価な新製品というマーケティングに傾いてしまうのではないか”。

もうひとつ2013Q2で注目すべきは、MicrosoftのWindows Phoneが始めてBlackBerryを抜き、プラットホーム(モバイルOS)として3位に躍り出たことだ(下表)。2010年にWindows Phoneがローンチしたとき、Steve BallmerとNokiaのCEO Stephen Elopは、スマートフォン業界に第三のエコシステムを作る、と意欲を述べた。エコシステムと呼ぶにはまだ勢いが足りないようだが、とりあえず売上では3位を確保した。

2013Q2でWindows Phoneのグローバルマーケットシェアは3.3%(2012Q2は2.6%なので↑)、対して悩めるBlackBerry OSは2.7%(2012Q2は5.2%なので↓)だった。Guptaはこう記す: “Microsoftは本四半期で台数とシェアを伸ばしたが、これからより多くのユーザにアピールしていくためにはアプリデベロッパの関心を育むことが重要である”。

プラットホーム~OSのシェアとしては、Android+iOSでグローバルマーケットシェア93.2%を占める。デベロッパがこの二つのプラットホームを優先するのは当然であり、それ以外のプラットホームに力を向けるためには特別のインセンティブが必要だ。下表のように、Androidのシェアは79%と驚異的であり、前年同期の64.2%から大きく伸びたのも、やはりフィーチャーフォンからの乗り換え層をさらったからだ。

フィーチャーフォンの低下はNokiaにとって悪いニュースだ。同社のスマートフォンは実質、Windows Phoneという名の負け犬だし、主力のビジネスは今でもフィーチャーフォンだ。Nokiaは2013Q2に6100万台のフィーチャーフォンを出荷したが、前年同期の8300万台よりは落ち込んだ。しかしそんなNokiaも、スマートフォンでは機種~価格帯の多様化により善戦している。NokiaのWindows Phone機Lumiaの売上は、Gartnerによると、前年同期比で112.7%増加した(倍増以上)。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


この夏、Blackberryメッセンジャー(BBM)アプリがiOSとAndroidに登場する

今日(米国時間5/14)開催されたBlackBerry LiveカンファレンスでCEOのThorsten HeinsはBlackBerryメッセンジャー(BBM)がこの夏、AndroidとiOSから利用可能になると発表した。BlackBerryの最大の強みはメッセンジャー機能にある。最新バージョンのBB10のユーザーは世界に文字通り数億人もいることを考えると、この動きの影響は非常に大きい。

「われわれには自信がある。 BB10プラットフォームが世界中のユーザーから圧倒的な支持を受けている今こそ、BBMをサービスとして独立させるべきだと考えた」とHeinsは説明した。

Android版、iOS版ともアプリは無料だ。他のメッセンジャー・アプリ同様、スタンドアローンでiOS 6およびIce Cream Sandwichが必要とされる。

当初はメッセージとグループ機能だけが提供されるが、Heinsはそれ以外の画面共有、ボイスチャット、発表されたばかりのBBMチャンネルなどの機能もやがてAndroid版、iOS版に移植されると約束した。.

「われわれはBBMプラットフォームをこれまでになく強化する」とHeinsは誇らしげに断言した。 今回の動きはBlackBerryにしては珍しい大胆なものだ。

どうやらBlackBerryもようやく目を覚まし始めたようだ。Blackberryは一時のようなモバイル市場のリーダーではない。生き残りのためには、AndroidとiOSという現在の市場の覇者と新たな関係を構築できるかがカギとなる。BBMをAndroidとiOSに提供するというのは正しい方向への大きな一歩だ。BlackBerryは生き残ることができるかもしれない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Blackberry Z10発表―BB10 OS初の強力なハードウェアだが、BB復活にはアプリの充実が急務〔抜粋〕

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この製品はBlackBerryの新たな始まりであると同時にRIMの終わりをも意味する(Research in Motion Limitedは正式にBlackberry Limitedに社名を変更した)。同社は今日(米国時間1/30)、最新のモバイルOS、BB10を搭載したスマートフォンを発表した。私はフラグシップモデルのBlackBerryZ10を1週間に渡ってテストすることができたので、その結果を詳しく報告したい。

実際に使ってみた体験から新しいBlackBerryは長足の進歩を遂げたと確言できる。しかし同時にBlackberry復活に向けての今後の道のりも非常に長いものになりあそうだ。現行ユーザーを維持し、さらには流出したユーザーを取り戻せるかは早期にアプリ・エコシステムの確立ができるかどうかにかかっている。

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  • 4.2インチ、1280 x 768ディスプレイ(356ppi)
  • デュアルコア1.5 GHz CPU、2GB RAM
  • 16GB内蔵メモリー、MicroSDカードで32GBまえ拡張可能
  • 1800 mAhバッテリーはユーザー側で交換可能
  • 8MPリアカメラは1080p HDビデオ録画も可能。フロントカメラは2MP、ビデオは720p
  • OSはBlackBerry 10

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z10-rearZ10のハードウェアは過去のシリーズと比較してドラスティックな変貌を遂げた。過去のBlackberryとの共通点は、BlackBerry PlayBookを例外として、ほとんどないに等しい。これは良いことだと思う。ハードウェアはフレッシュな感覚で、Android各機種ともiPhoneともはっきり異なったデザインだ。

Z10のディスプレイ側には物理的ボタンがまったくない。すべての操作はBB10 OSのジェスチャーで実行される。スリープ/電源ボタンはデバイスの上側の中央に設けられている。ボリューム・コントロールは右側面にある(このボタンがカメラのシャッターも兼ねる)。ポートはmicroHDMI、micro USB、 充電プラグの3つが用意されている。また3.5mmのヘッドフォンジャックが上の左側にある。

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BlackBerry 10は完全に新しいモバイルOSだ。いくつか特徴的な部分を紹介してみよう。

ナビはすべてジェスチャー・ベース

BB10の操作はすべてタッチ・ジェスチャーによって行われる。上にスワイプでスリープから復帰、右にスワイプでBlackBerry Hubの最新情報チェック、左スワイプでホームスクリーンと実行中のアプリの表示、などという具合だ。iOSやAndroidで慣れた動作系とはまったく異なるが、直感的な操作性は非常に良い。

ジェスチャーを覚えるのに私はまったく時間がかからなかった。しばらく使った後でiOSやAndroidに戻るとある面では苦痛に感じた。

ただし理想的とまではいえない。スワイプでスリープから復帰する操作はそのつもりがないのに実行されることが多く、ハードウェアのアンロック・ボタンがないのも不安だ。また通知ハブからホームスクリーンに戻るのにいちいち上にスワイプしなければならないのも不満だ。そこから左にスワイプしてやっとアプリにたどり着くことになる。

アカウント管理

BlackBerry 10のいちばん優れているところはさまざまなサービスのアカウントの管理が集中してできることだろう。Facebook、Twitter、Foursquare、Evernoteその他のサービスへのログインや設定管理がOSレベルで一括してできる。

BlackBerryハブ

このハブ機能もBB10で新たに導入された。さまざまな通知を一箇所でまとめて表示できる。新着メール、テキストメッセージ、Twitterの@メンション、その他サードパーティー製アプリの通知がなどが表示される。もちろん便利ではあるが、Androidのプルダウン通知ページなどと較べた使い勝手は好みが分かれるだろう。

BBM

BBMにはボイスチャット、ビデオチャット機能がサポートされている。Wi-Fiでも携帯無線網でも作動し、私のテストでは快適dだった。モバイルOSに統合されたメッセージ・プラットフォームとしてはBBMは依然もっとも優れたプロダクトの一つだと思う。信頼性ではiMessageをはるかに上回る。ビデオと音声が追加されて現代化したのは大歓迎だ。

The Bottom Line

Z10のリリースでBlackBerryはとうとう最新のAndroidやiPhoneと競争できるレベルのモバイル・プラットフォームとなった。長い間消滅の危機が言われてきた会社としては大きな達成だといわねばならない。しかしいったんAndroidやiPhoneに流出してしまったユーザーを呼び戻すのは大変なことだ。

BlackBerry 10とZ10が復活を遂げるためにはある種のシンデレラ物語が必要だ。Z10は非常によくできたデバイスであり、部分的には他をしのぐ機能も備えている。しかしBlackBerryを捨ててAndoroidやiPhoneに移ってしまったユーザーを呼び戻せるほどの画期的なメリットがあるかと言われれば答えに苦しむ。セキュリティに敏感な大企業のIT部門はBlackberryに依然魅力を感じているだろうし、新製品はBlackBerryからの流出を押さえる効果はあるだろう。しかしBlackBerryが必要としているのはユーザーの減少の防止ではなく、増加だ。それを達成するためのハードルは依然として高い。.

Z10のリリースを機にRIMはBlackberryに社名を改めた。しかしこの沈みかかった船を救うにはアプリのエコシステムの確立がなんとしても必要だ。.

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+