シュワルツェネッガー、戦車に乗って何もかも踏み潰す―というチャリティ

アーノルド・シュワルツェネッガーが個人所有の戦車でタクシーや直径1.5mの梱包用プチプチのロールを踏み潰すところが見られるという。

数年前からOmazeは奇抜な体験を売り出すという手法でチャリティーの資金集めをしてきた。セレブと1日デートできるとかSpaceXの宇宙基地を見学できるとかいう体験だ。

しかしプロジェクトを始めた当時は彼らでさえこのチャリティのためにシュワルツェネッガーが戦車でタクシーを轢いてくれるとは思っていなかっただろう。

しかしそれが実現した。下のビデオで戦車の大暴れをご覧いただきたい。

Omazeのチャリティーに参加して(まだあと2日ある)くじに当たるとシュワルツェネッガーといっしょに戦車でいろいろなものを轢き潰すイベントにカップルで招待される。特大の葉巻をくゆらせながらアーノルドに映画の裏話を聞くなどすれば一生の自慢になるだろう。くじに当たらなくても安心していい。集められた資金の大半は子どもたちに放課後のスポーツの機会を与えるために活動しているAfter-SchoolAll-Starsというチャリティー団体の支援に充てられる。

ちなみに、このイベントはあるredditのユーザーのアイディアだという。シュワルツェネッガー自身、redditの常連で、チャットで質問に答えるAsk Me Anythingのセッションに何回か登場してボディービルダーたちに答えている。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Pewによるソーシャルメディア比較レポート:米国成人の30%のニュース入手元はFacebook。意外な存在感を示すのはYouTube

Pew Research Centerが、アメリカの成人がどのソーシャルネットワークからニュースを取得しているかという調査を行った(以前、FacebookTwitterに関して行った調査の続編のような感じだ)。

ニュースを印刷メディアから入手するというスタイルはますますマイナーなものとなりつつあり、その代わりにソーシャルメディアの場がニュースメディアにとってさらに重要な場となりつつある。ソーシャルメディア側とすれば、自身の広告ビジネスを一層拡大するために、魅力的なニュース消費の場を提供して、多くの人の注目を集めたいと考えているわけだ。つまりニュースメディアおよびソーシャルネットワークは、同じ方向に向かって互いを大事にしつつ踊るダンスパートナーのような存在になっているのだ。今回のPewの調査は、相互依存ないし相互発展の方向性が、うまく機能しているのかどうかをチェックする意味もある。

調査結果の報告内容を見て行こう。おそらく読者の方の想像通りだろうが、世界最大のソーシャルネットワークであるFacebookが、アメリカ国内においてもやはり強大なパワーを持つ。66%のアメリカ成人が利用していて、利用する人のうちのほぼ半数(全体からみると30%ほど)が、ニュースをFacebookから得ていると回答している。

ところでニュースの人気投票のようなサービスを提供しているRedditについて見てみる。すると調査対象のうちの2%がRedditからニュースを得ていると回答している。しかしRedditを使っていると回答している人はわずか3%だ。つまり、Facebook利用者では50%がサービスからニュースを得たと述べているのに対し、Redditでは66%の人がサービスによってニュースを得ているということになる。内容から考えれば当然のことかもしれないが、ニッチとしてのRedditの存在意義がよく表れていると思う。

ニュースを得ている人数がFacebookに次いで多いのはTwitterだ。利用者数はアメリカ成人の16%で、そのうちの半数ほど(52%)がニュース目的であるとしている。全体に占める割合でいえば8%ほどということになる。

ちなみに全体に占める割合(人数)だけに注目するのなら、実はFacebookの次はYouTubeとなっている。Pewのレポートによると、アメリカ成人の51%が定期的にYouTubeを利用しているのだそうだ。もちろんここでニュースを取得したという人の割合は20%に留まっている。しかし母数が大きいことで、アメリカ成人全体の10%が、YouTubeからニュースを得ている計算になるのだ。

ちなみにLinkedInからニュースを得たと回答した人は少ない。利用者率は19%だが、ここでニュースを入手したと回答した人は13%となっている。すなわち全体に占める割合でいうと3%ということになる。当該サイトからニュースを得たと回答した人の割合でいえば、(なんと)MySpaceの方が上回ることとなっている。

LinkedInがPulseを買収したのには、こうした状況についての対応策としての意味もあったのだろう。LinkedInと融合したサービスを提供しようとしているのだ。こうした動きが奏功するかどうかについては今後を見守りたい。取りあえず利用者層について言えば、ニュース消費を積極的に行う層と重なっているとは言えそうだ。

それぞれのソーシャルネットワークからニュースを得ていると主張する人の割合と、利用者数を乗じて全体に占める割合を示した図を示しておく。

構成層データ(Demographics). 先にも記したように、LinkedInの利用者と言うのは、ニュース消費者としても積極的な層であるということができよう。しかし18-29歳の人口層におけるTwitter人気の高さも注目に値する。アメリカ国内における18歳から29歳までの人口層では、45%がTwitterからニュースを得ているというデータもある。もっと言えば、50歳以下の層ではTwitterの強さは圧倒的でもあるのだ。50歳以下のアメリカ人のうち83%が、Twitterからニュースを得ていると話している。Facebookもこれより10%低く、73%ということになっている。

ちなみに、Twitterは男女構成がほぼ50/50であるという点にも特徴がある。Facebookは58%が女性利用者となっている。一方でYouTubeおよびLinkedInでは男性利用者が多いようだ。計算してみると、ソーシャルメディアからニュースを入手しているアメリカ成人女性全体のうちの52%が、Facebookからニュースを得ていることになるようだ。

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(翻訳:Maeda, H


Redditの「Explain Like I’m Five」(5歳の子供に説明してみよう)シリーズのYouTube化はかなり面白い

YouTubeは猫のビデオ以外にもいろいろなものを導入しつつある。この度は、閲覧者をちょっと利口にしてくれるシリーズが登場した。シリーズの名前を「Explain Like I’m Five」(5歳の子供にわかるように説明する)という。このシリーズ、もともとは大規模掲示板のRedditで人気を博しているシリーズから生まれたものだ。「実存主義」や「シリア戦争」などの話題を、多少面白おかしくした会話を通じて5歳児に説明しようとするものだ。たとえばニーチェの実存主義について説明するビデオは次のようなものになる。

Redditで人気の「Explain Like I’m Five」シリーズを動画化するにあたって、アニメと実写ナレーションを組み合わせて作成されている。このシリーズについてはYouTubeがスポンサーとなっている(つまり資金を提供している)が、これはオリジナルコンテンツのために1億ドルを用意したのと、同様の狙いによるものだろう。YouTubeは以前、The OfficeのRainn Wilsonなど、人気のクリエイターに出資した。今回はRedditと組んで、これまでとは逆のアプローチをとったと言えるかもしれない。すなわち新たなコンテンツを生み出すのではなく、既に人気を集めているコンテンツを活用しようとしているわけだ。

ビデオの内容はと言えば、あくまでも基本的な事項説明を超えるものではない。しかし非常に理解しやすいものとなっていて、きっと記憶にも残るだろうと思う。アインシュタインも言っていたと記憶する。「6歳の子供に説明できないならば、本当に理解しているとは言えないのだよ」と。

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(翻訳:Maeda, H)


「大きな問題に取り組むのが好きだから馬サイズのアヒルと戦う」―ビル・ゲイツ、Redditの「なんでも聞いてね」セッションでたくさんの質問に答える

reddit

Microsoftの共同ファウンダーで現在はビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の共同会長を務めるビル・ゲイツRedditで初のAMAセッションを行った〔AMA=Ask Me Anything=「なんでも聞いてね」 は有名人が登場してリアルタイムで質問に答えるRedditの企画〕。

ゲイツは30以上の質問を驚くほど巧みにさばいた。また答えているのが本人であることをいくつかの洒落た方法でアピールした(左の写真、下のビデオ参照)。

ちなみにゲイツのお気に入りのコンピュータはMicrosoft Surface Proで彼はやっと1週間前にこれを手に入れたという。ゲイツはまたWindows 8はWindows 7より良いと信じている。後のものは当然良いのだろう。

ディスプレイは何を使っているのかと聞かれてゲイツは「Windows 8用のホワイトボード・サイズのPerceptive Pixelディスプレイを使っている。そのうち価格も下がって普及するはず」と答えた。〔Perceptiveは昨年Microsoftが買収した高性能マルチタッチスクリーンのメーカー。その後でゲイツは巨大な80インチのタッチスクリーンの前に立つ自分の写真を送ってきた

驚いたことにに、ゲイツはBingが検索エンジンとしてもっとも優れたプロダクトだと信じているという。本気かね?

将来のビジョンについては「ロボット、モバイルその他、いたるところに存在するディスプレイ、音声による対話がコンピューティングを根本的に変えるだろう」と述べた。「コンピュータに視聴覚が備わり、人間の言うことを理解し、手書き文字でも読めるようになったらコンピュータとの関係は全く変わってくる」とゲイツは書いている。

予想どおり、Redditユーザーの一人がスティーブ・ジョブズとの関係について質問した。

われわれは互いに尊敬しあっていた。われわれの最大の共同事業はMacだった。Macアプリの開発にMicrosoftはAppleよりも多くの人員を充てた。その後もスティーブとは定期的に会っていた。残念にもスティーブが亡くなる数ヶ月前のある午後に会ったのが最後だった。

ソフトウェアの天才は「今は望むほどの時間プログラミングができない」と残念がっている。「私はC、C#、それにBasicでも少しプログラミングしている。新しい言語を使ってみると、プログラミングを簡単にする方向に進歩がないのは驚くほどだ。高校生の大半にプログラミングの経験をさせるようにしたらすばらしいことだろう」

ゲイツがこれまででいちばん興奮を感じたプロダクトは、意外にも、結局陽の目を見なかったWinFSだという。一言でいえば、WinFSは高機能なクラウド・ストレージ・システム上のリレーショナルDBだった。当初はVistaと同時に出荷される予定だったが、ゲイツによれば「時代に先駆けて過ぎて」いたのだという。

インターネットのオープン性についてはこう答えている。

Q: オープンで自由なインターネットに反する動き(たとえばSOPA法案)などが過去、現在、そしておそらく将来も絶えない。これについての考えは?

この問題には2つの側面がある。一つはソフトウェアの有料対無料という問題だ。インターネットには多数の無料ソフトがあり、また多数の商用有料ソフトがある。面白い傾向は、有料と無料のハイブリッド・モデルが生まれたことだ。商用ソフトでも無料のトライアル版を作ることが多くなっている。逆にオープン・ソフトの多くも有料のサービスを提供している。

もう一つの問題は実名対匿名の関係の緊張だ。これも両方が生き残るだろう。ある場合には匿名が必要だろうし、別の場合には実名の方が効果的だ。本人認証の分野でも残念ながら進歩はごく少ない。しかしこれもやがて改善されるだろう。

大富豪のゲイツだが、彼を楽しくさせるのはほとんど金のかからないものだという。ゲイツのお気に入りはチーズバーガー、子供たちを助けること、オープン・コースウェアを受講することなどだそうだ。

〔日本版〕下はRedditのAMAセッションを予告するビデオ。

Q1:財布にいくら入ってる?
A:100ドル。
Q2:100万ドルちょうだい!
A:あなたが貧しい国で子供にワクチンの接種をさせようとしている両親なら私の財団からの資金を受け取れます。
Q3:アヒルのサイズの馬100頭と馬のサイズのアヒル1羽なら、戦う相手に選ぶのはどっち? 
A:私は大きな問題に取り組むのが好きだから馬のサイズのアヒルかな? 

全文はこちら。.

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