Augmedixが1600万ドルを調達、Google Glassをかけた医者を見る日は近いか?


Google GlassはGoogleが思い描いたような評判を得ることができないでいるが、今日(米国時間1/12)Augmedixが1600万ドル獲得した資金調達ラウンドを見る限り、消えるにはほど遠いようだ。Augmedixは2012年に設立されたスタートアップで、医療専門家にGlassを活用した電子カルテソリューションを提供することを目指している。同社の初期シード投資家であるEmergence CapitalとDCM Venturesが共同でリードしたシリーズAラウンドは、Glassがまだ消費者の確信を得られていない中、市場のどこかでは開発の継続に大きな投資が行われているをとを示すものだ。

AugmedixがGoogle Glassのために調達した資金は計2300万ドルに上る。2014年にはシードラウンドで730万ドルを集めている。同社はすでに米国の10州でビジネス展開しており、従業員はサンフランシスコ本社の80名を含め100名を越える。新たな資金は、今後同社がヘッドマウント式患者情報システムをさらに広めていくために必要な雇用に役立てられるだろう。

デベロッパーはGlassプラットフォームを見捨てたと言う向きもあるが、それが一様な現象でないことは間違いない。Augmedixは今回の資金調達の発表に際して、同社のプラットフォーム戦略に関する変更に一切言及していない。同じくGlassに重点を置き医療機関に展開するスタートアップ、Pristineも9月に第1回ラウンドで540万ドルを調達している。デベロッパーのGlassへの関心がどうあろうと、医療のような特定分野ではその潜在力は高く評価されているようだ。

もちろんGoogleも、今でも最も野心的と言えるこのハードウェアプロジェクトに引き続き力を入れている。昨年末にはIntelバージョの噂が浮上し、またGoogleのAstro TellerはGlassへの変わらぬ自信をTechCrunchに語っていたが、消費者市場は成功する場ではないかもしれないことは彼も認めている。

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今度こそGoogle Glassが期間限定なしに誰でも買えるようになった(アメリカのみ、在庫限り)

Googleは驚くほど静かにGoogle Glassの一般販売を開始した。アメリカの居住者は1500ドル払いさえすれば 、期間限定なしで(ただし在庫があるかぎり)、Google Glassを購入できるようになった。

しかしまだ「市販開始」とはいえないようだ。Googleは依然として「今回のGlassの販売もExplorerプログラムの一部 だ」と注意している。まだベータテストは続いている。

Googleの発表を引用すると、

われわれは依然としてExplorerプログラムを継続中であり、Glassのハードとソフトの改良に取り組んでいます。しかし今日からアメリカ居住者は誰でもGlassのExplorer Editionを購入できるようになりました(ただし在庫限り

この最後の「在庫限り」という注意書きにご注意。Googleはこの留保をつけることによって様子見を続けることができる。なにかあれば「在庫がなくなった」として販売を中断できる。

Glassの販売の道のりを振り返ると、当初は招待オンリーだった。その後友だちからの招待で買えるようになり、数週間前には短期間だが希望者誰にでも販売された。今回はまた一歩進めて、期間を限定せず、ただし一定数量に限って、一般販売を試みることになったわけだ。

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GoogleがGlass利用のマナーのガイドラインを発表―「グラス迷惑人間(Glasshole)になるな」

Google自身がGoogle Glassの利用マナーのガイドラインを発表した。

たとえば、部屋の隅に黙って突っ立って人々を録画するような使い方をしてはいけないのだという。そういうことをする人間はglassholeだそうだ〔glass+asshokle〕。

現在Googleが直面している最大の課題はGlassのプラットフォームの構築ではなく、社会にGlassユーザーを受け入れさせることだ。Glassの将来は一般公衆のこのテクノロジーに対する態度にかかっている。Bluetoothのヘッドセットのように「オタクっぽい」とか、さらに悪いことにNSAのプライバシー・スキャンダルに関連づけられたいるするとGlassの普及は暗礁に乗り上げる。

つまりExplorerプログラムでGoogleGlassを購入したユーザーの振る舞いはGoogleにとって非常に重要な意味合いを持つ。

Glassの登場はテクノロジー界にセンセーションをもたらしたが、Googleは一般消費者向けの広告は出してこなかった。つまり市民がGlassのことを知るチャンスは、ほとんどの場合、Glassのユーザーに出会う場合に限られるわけだ。Explorerユーザーは良きにつけ悪しきにつけGlassの代表者とならざるを得ない。

Glass利用のマナーのガイドラインの最後の項目にはこうある。

胡散くさかったり無礼であったりしてはならない(Glassholeになってはいけない): 他者に敬意を払おう。誰かがGlassについて質問したら、Glassが何を記録するのかデモするなどして丁寧に説明してあげよう。小さな努力が結局大きな影響を与える。携帯電話のカメラで撮影が禁止されている場合、当然それはGlassにも当てはまる。携帯電話の電源を切らねばならない場所ではGlassも外さねばならない。こうしたルールを破ったり無礼な態度を取ったりすることは相手にも迷惑なら他のExplorerユーザーにも害を与える。

〔日本版〕Googleのガイドラインには、 ・Glassを長時間連続して使用しない。『戦争と平和』を読んだりして宙を見つめていると周囲の人々に違和感を与える。
 ・撮影には周囲の許可を求めよう
 ・スクリーンロック機能を利用しよう
などの注意がリストされている。下はTechCrunchのDrew Olanof記者によるデモ:

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Google、Glassを持っていない開発者にもMirro APIを開放

Google Glassが登場して間もない頃、購入者全員がMirror APIを利用できるホワイトリストに載せられた。Googleは実物のハードウェアを持っているデベロッパーだけに使ってほしかったからだ。Googleは先週末、ホワイトリストをやめ、Mirror APIを全員に開放したと発表した。

現在Glassのアプリを書く方法には2種類ある。1つがMirror API経由で、デベロッパーはGlassと非同期に情報をやりとりし、カード型インターフェースでGlassに表示させられる。これは、新しいアプリやソーシャルネットワーク等、近況アップデートや類似の情報をGlassに表示するサービスに最適だ。

Glassのハードウェアをリアルタイムにアクセスしたり、カードインターフェース以外に情報を表示する必要のあるアプリのために、Googleは先週Glass開発キット(GDK)を公開した。これはデベロッパーに全く新しい可能性をもたらすもので、Mirro APIのアプリは多少ウェブ開発の経験があれば誰でも書けるのに対して、GDKアプリの開発は少々複雑だ。

現在Googleは、ごく極られた数のアプリのみを公式 “Glassware” ディレクトリーに登録しているため、Mirror APIベースのGlassアプリが既にいくつ存在するかを調べるのは事実上困難だ。しかしこの発表によって多くのデベロッパーが、たとえまだハードウェアの実物を手にしていなくても、開発を動機づけられることは間違いない。

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(翻訳:Nob Takahashi)


GoogleがGlass Development Kit(GDK)(開発キット)を試写会的にリリース; 実用アプリのデモも

今日(米国時間11/19)GoogleがGlass Development Kit(GDK)(Google Glass開発キット)を、デベロッパのための非公開試食会的にリリースした。誰が使ってもよいが、Glassのエミュレータはないので、実際にすでにGlassを持っている人でないとアプリのテストなどは無理だ。

GDKが出たことによってGlassは、すてきな玩具(おもちゃ)からプラットホームに脱皮し、開発の対象になるとともに、消費者製品としても正式にデビューした。今Glassの最大の問題は太い流通~配布チャネルがないことで、今現在、デベロッパを中心として5桁の下の方ぐらいの台数(1万~5万)、世の中に出回っていると思われる。

それでも、AndroidデベロッパへのGoogleの売り込み方は単純だ。あなたがこれまでに作ったAndroidアプリケーションを、若干書き換え、インタフェイスを最適化して、Glassに移植しなさい。つまりGoogleは、デベロッパたちに、Glass==Androidという暗示をかけることによって、Glassが平均的消費者たちの手に届くようになったころには、山のように大量のアプリがある、という状態にしたいのだ。

今日は、このGDKを使って作ったアプリケーションもいくつか紹介された。Googleはそれらを今朝、記者たちとデベロッパの集団、そしてGlass Explorerたちにデモした。実際に触ってみる機会もあり、そのときの注記には下記のようなことが書かれていた。すなわち、それらのアプリケーションは:

  • Allthecooks: 両手で料理をしながらレシピーを読む。
  • Spellista: 言葉拾いゲーム。
  • GolfSight: ださいズボンをはいて棒きれを振り回して小さな丸いものに当てるとき、距離などを測るツール。
  • Strava: ランニングの友。
  • Wordlens: 印刷されている言葉を各国語に翻訳する。

Wordlensは、元のテキストを削除して翻訳と置き換える(なにしろ表示スペースが狭いから)のが、かっっこいい。ぼくは、感心してしまった。まるで、言葉の壁と呼ばれる壁を、次々と壊していくようなUIになる。これなら、ドイツで地下鉄に乗っても迷子にならないね。

GDKの現状はごく初期的なプレビューだから、今後変わるだろう。今動いた自作アプリが今後どうなるか、それが心配だ。でもGoogleとしては、Glassを狭い檻から広い世間に解き放ちたいのだ。そして、世界中のクリエイティブな人たちに、いのちを吹き込んでもらいたい。ぼくはGlassについて、そのうち試してみよう、というぬるい関心しかなかったが、今日のデモを見て、うーん、欲しいなぁ、と本気で思うようになった。

カット画像クレジット: Flickr

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Google GlassのExplorerたちをGoogle+ Hangoutsで教育, はしけは一般消費者対応か

Googleがまたまた、Glass Explorer事業を拡大する。今度は、今現在の参加者が友だちを三人まで招待できる、という新方針だ。もちろん招待された人も、参加する意思があれば1500ドルを払って、このきわめて実験的なハードウェアを入手しなければならない。これまでは、今年のクリスマス~年末商機がGlassの一般消費者向け発売となっていたが、このウェアラブル製品はそれには間に合わないらしい。でもAndroid CentralによるとGoogleは少なくとも、このガジェットの使い方を対面ではなくリモートで教えられる、と感じ始めたようだ。

Glass Explorerの最初の参加者は、このコンピュータつき眼鏡に大金を投じなければならなかっただけでなく、ロサンゼルスまたはニューヨークまでおでかけして、Glassを受け取るとともに、Google Glass公認教官(?)から教習を受ける必要があった。でも今回からは、Google+ HangoutsのGlass 101で、必要な教習を受けられる。セットアップ、機能説明、フェイスピュータ(faceputer)の歴史、など。最初のExplorerたちもデバイスを送ってもらうことはできたようだが、オンラインんの教習はなかったと思う。

Android Centralの編集長Phil Nickinsonは、最近のExplorer事業の拡張によって運良く参加者になれた一人だが、Hangoutの教習は約45分だ、と教えられた。本誌のライターだったDrew OlanoffがExplorer事業の開始時に経験したことから類推すると、それは十分にリモートでできる教習内容なのだろう。

GoogleはGlassのための移動式ショウルームとしてはしけを作っている、と報じられたが、これはこれで意味がある。Glassの仕様やデザインなどが、来年(いつ?)の発売日までに大きく変わることはないだろうから、今からそれに慣れたおいても損ではない。艀(はしけ)を使ったショウルームは、GoogleのGlass教官からじきじきに、対面で教わるチャンスだ。今後、発売日までに何が開発されても、そこで得た体験と知識は役に立つはずだ。

いずれにしても、デベロッパ対象のExplorer事業ではなく、もっともっと広範囲な一般消費者向けに今後Googleが何をやっていくのか、それが興味深い。Amazonは新製品のKindle Fire HDXで、実機上のリアルタイムビデオチャットで技術サポートを提供する。それはGlassにはなおさら望ましい方法だ。いずれにしてもGoogleがGlassに関して、一般消費者向けには何をやるのか、それが今のところ大きな疑問符だ。これからのExplorer事業を見ていると、そのヒントをつかめるかもしれない。

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Apple、”Made In USA” への取組みを拡大。サファイアガラス工場をアリゾナに建設

Appleは、アリゾナ州に製造工場を建設する計画であり、これは同社がテキサス州の工場で行っている “Made In USA” への取組みを拡大するものだ。このニュースは、アリゾナ州政府、およびサファイアガラス部品を製造するGT Advanced Technologies双方の発表による。

MacRumorsの記事によると、この複数年契約には2015年から5年間にわたってAppleに返金される5.8億ドルの前渡し金が含まれており、GTは最少レベルの製造能力を維持する必要がある。GTのリリースが示唆するところによると、Appleはサファイアガラスに関して極めて有利な契約を手に入れ、「この新素材ビジネスから得られる利益は、歴史的なGT社における機器の利益と比べて著しく低くなることが予想される」と指摘しているが、同契約の戦略的性格および、継続的契約であるという事実によって帳消しされると言っている。基本的に、Appleがドアをノックしに来れば、GTはノーと言えない。

AppleはFirst Solar社の空き工場を買い取り、ガラス製造工場として再目的化する。

Pocket Lintに伝えた声明の中でAppleは、「アリゾナの新工場によって当社の国内生産への取組みを拡大し、技術、製造、および建設において2000以上の職を生み出せることを誇りに思っている」と言い、さらにこう付け加えた「この工場ではApple製品のために部品を製造し、稼動初日から100%再生可能エネルギーで運転する。これは工場の動力を賄うグリーンエネルギーを作るために、SRPと協同作業してきた成果だ」。

Appleの再生エネルギーへの取組みが契約を後押ししたと思われる。これによって、永続職700人分、建設職1300人分が創出される。、

「Appleは紛れもなく世界有数の革新的企業であり、同社をアリゾナに迎えることを大いに喜んでいる」とアリゾナ州のJan Brewer知事は言った。「Appleはアリゾナ州に驚くべき経済効果を与え、この地が選ばれたという事実は、われわれが過去4年間作り出してきた、親しみやすくビジネスに優しい環境について声を大にして語ってくれるだろう。同社の再生エネルギーへの投資も、われわれの電力網のグリーン化に役立ち、大陽光および地熱による新たな著しい電力をわが州にもたらすだろう。州知事として、アリゾナが企業を歓迎していることを強く推してきた。今日のニュースは、その成果の表れだ」

Appleはサファイアガラスを、最新iPhoneのカメラ部およびホームボタンの保護カバーに使用している。今年Appleは、 新しいMac Proコンピューターをテキサスの工場で組立てると発表した。現在Appleは、中国の製造業者と契約を結んでおり、製造および機械のコストのために、膨大な前払金を要求している。今回の契約は、この種の方式を米国に拡張した現れと見られ、GTはApple所有の施設内でガラスを製造する。契約にはGTが前払金を受け取って運営することが記されているが、設備の所有権を誰が保持するかに関する言及はない。おそらくAppleなのだろうが。

現在サファイアガラスはごくわずかの部品でしか使用されていないが、GTは、新たな溶融炉技術によってコストが下がり適用範囲は広がるだろうと言う。同社は、これでLEDおよび特殊サファイアガラス事業が拡大すると言っているが、それはAppleが現在のCorning供給者不明の部品から、より硬い高いガラスへと切り換えるという意味なのかどうかは不明だ。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Googleの艀(はしけ)はリースの書類を見るとGlassの展示場らしい

サンフランシスコとポートランドにあるGoogleの謎の艀(はしけ)をめぐって、先週から騒動がエスカレートしている。本誌情報筋によると、艀がGoogle Glassを売っていくための展示施設だ、という各種の報道は正しい。

今日(米国時間11/1)になってLos Angeles TimesのChris O’Brienが書いた記事が、この艀を追っている記者たちの多くが、正しいリース文書を見ていない、と主張している。O’Brienによると、この艀の正しいリース文書では、目的が“特殊なイベント用構造物の製作と美術的展示のみで、ほかの目的はない”、とされている。

本誌が接した情報筋は、艀の最終的な目的を正確には知らないが、サンフランシスコのTreasure Islandの後ろに係留されているユニットのいちばんありえる行く末は、Google Glassを今後の小売目的のために展示することだ、と見ている。

昨日のCBS KPIXの報道は、本誌も今朝早く紹介したが、それは、パーティー用のデッキとその下に小売店舗があり、Google GlassやそのほかのGoogle製品用の豪華なショウルームだ、と述べていた。本誌情報筋はこの報道を、‘かなり正確だ’と評した。

その艀はその上に船舶用コンテナが積まれている構造だ。大きな張り出し窓が随所にあるが、それらはカバーがかかっている。船舶用コンテナはGoogleのお気に入りの構造物で、拡張が容易なのでデータセンターとしてここ何年も使っている。今回また使うのは、その展示スペースが恒久的な施設ではない、ということを示すのだろう。むしろ、分解してあちこちに移動するのが目的ではないか。海上だけでなく。

Google Glassについては、かねてから、小売店舗のないことが大衆的普及を妨げる、と言われていた。ぼくがGlassを使ってみた経験からも言えるが、多くの人はこれを見ても、一体何をするものか、どうやって使うのか、何の役に立つのか、見当もつかないだろう。ぼく自身がいろんな人に見せたお粗末なデモでは、だいたい、眼鏡型のビデオカメラ、という認識で終わってしまう。だからGoogle Glassの真価を分かってもらうためには、もっと本格的なデモや展示が必要なのだ。Googleは今、それをやろうとしている。

これらの艀を作っているのは‘Buy and Large Llc’という名のペーパーカンパニーで、明らかにWall-Eからの借用だ〔ウォーリーを作った会社〕。先週CNETが特ダネとして大々的に報じたときは、海に浮かぶデータセンター、とされていた。でもO’Brienが言うように、CNETが見たのは別のリース文書だ。その文書の日付は8月1日だが、Googleの艀の建造が始まったのは昨年だ。

The Vergeの今週の記事によると、Treasure Islandの艀は完成後に Fort Masonへ曳航されて展示に使われるらしい。上の画像を載せたPortland Press Herald紙は今週、Rickers Wharfで密かに接近撮影を行ったのだ。

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Googleがサンフランシスコ湾に巨大な水上店舗を建設中–小売ビジネスでもAppleと勝負か

Googleが今週からずっと、サンフランシスコ湾に目的不明の巨大な艀(はしけ)を停泊させて、注目されている。用途についていろんな噂が飛び交っているが、中には、Googleが特許を取った浮動型データセンターだ、という説もある。しかし、地元ベイエリアのCBS関連会社やCNETの報道は店舗説を掲げ、さきほどCBSも(9to5Googleで)、その説を複数の情報筋から確認した。

本誌の情報筋も、その艀がGoogle Glassの展示~小売施設だとするさまざまな噂や報道は正しい、と言っている。

それらの情報筋も、サンフランシスコのTreasure Islandの後ろに係留されている問題の艀の用途について確定情報は持っていないが、いちばん近い線としては、小売販売を目的とするGoogle Glassの展示スペースだろう、と言う。

CBSの報道は、甲板がパーティー会場で下がGlassなどのGoogle製品を展示販売するスペースとなる豪華なショウルームである、と述べている。その話は、本誌の情報筋が言ったこととほぼ符合する。

CBSの関連企業KPIX 5によると、艀には最終的にはGoogle Glassなどのガジェットを展示する豪華なショウルームとパーティー用のデッキが敷設され、選ばれた顧客~見込み客だけが招待されて機器のデモや試用などを体験する。これを構想したのは、Google Glassや自己運転車などの実験的な製品を生んだGoogleの‘秘密の研究所’Google Xで、Googleの協同ファウンダSergey Brinが管轄している。この小売用の艀の実験も、中心的人物はBrinらしい。そしてCBSの報道は、それはAppleの強大な小売プレゼンスに対抗するためだ、と言っている。

現時点では豪華なショウルームらしさはなくて、船台の上にモジュール形式の長さ40フィートの船舶用コンテナが、積み木のように横や縦に連結されている(上図)。これらは、簡単に分解して折りたたむことができる。Googleはこれをトラックや貨物列車にも乗せると言っているらしいから、必ずしも海と港に限定された話題ではない。Googleの最新テクノロジのロードショーが、文字通りroad showになるのだろう。

CBSによるとこの艀は、沿岸警備隊が対応を検討しているのでローンチが予定より遅れる。しかし沿岸警備隊は、Googleと歩調を合わせて、艀の用途や目的を記者たちに明かさなかったそうだ。

今年の初めに流れた噂では、Googleは今年のクリスマス年末商戦に間に合うように小売店舗を開設する、となっていた。金持ち客をねらった豪華な水上店舗を派手にローンチしたら、それはGoogleの小売事業のスタートにふさわしいかもしれない。そしてそれは、Chrome OSやNexusなど既存の製品と、Google Glassのような実験的なプロジェクトの両方にとって、知名度を上げる好機になるだろう。とくに後者は、消費者層への幅広い浸透が、これからの大きな課題だ。

画像クレジット: CBS KPIX 5

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Glass Development Kitのリリース間近。ついにGoogle Glassがその真価を発揮!

今年初めから、一部のひとたちに向けてGoogle Glassの頒布が行われている。大いに話題になったし、いろいろな意見も出てきた。しかし今のところはまだ、Google Glassの本領を発揮することができずにいる。能力の全てを引き出すための、開発環境がまだ用意されていないためだ。Mirror APIを使ってメッセージを送ったり、写真や動画、ないしオーディオを再生することができる。しかし他にできることがほとんどないのだ。

GlassはもちろんAndroidが走っているのだが、複雑なアプリケーションを作るのに必要なGlass Developer Kit(GDK)は、アナウンスこそされているものの、まだ世の中に出てきていない。Googleは昨年リリースしたデモビデオの中で、Glassのさまざまな魅力をアピールしていたので、制限の多いMirror APIがリリースされた際には大いに失望の声があがったものだった。どう頑張ったところで、デモビデオにあるようなエクスペリエンスを提供するアプリケーションなど開発できないのだ。しかし、どうやら真のGlassアプリケーションを制作できるGDKのリリースも、どうやら間近に迫っているようだ。

これまでのところ、GoogleはI/Oカンファレンスなどでは標準のAndroid SDKでのアプリケーション開発を行うようにと要請していた。これによってAndroidの標準的機能を実現するアプリケーションを開発してみて欲しいとしていたわけだ。

それがこの度の本格的なGDKのリリースで、これまでは不可能であったか、あるいは1500ドルのデバイスを壊すことになってもかまわないと考えてハッキングするなどしてしか実現できなかった機能が利用できるようになる。例を挙げれば、GDKによりコンパス、ジャイロスコープ、加速度計などの搭載ハードウェアに直接アクセスすることができるようになるわけだ。さらに、開発者が自前でOpenGLベースのグラフィックをGoogle Glassに直接描画できるようにもなる。こちらの方が開発者に与えるインパクトは大きいかもしれない。現在のところは、HTMLベースのカードインタフェースを利用する以外の方法は提供されていない。しかしGDKの提供開始により、リアルタイムで動作するAR(拡張現実)アプリケーションやゲームなど、Glassのインタフェースをフルに活用するアプリケーションを作ることができるようになる。

これまでにも、公式APIを経由せずに直接制御するようなアプリケーションはあった。それらはMirror APIを利用するものとは全く違う世界を実現するものだ。GDKでいったい何ができるようになるのかについてはGlassを使ったナビゲーション実験の動画などを見てみて欲しい。Glass内蔵のセンサー類とグラフィック能力をフルに活用したアプリケーションとなっている。また既にご覧になった方が多いだろうが、Glassチームを見せてくれる隠し機能(イースターエッグ)も、GDKのポテンシャルを感じさせてくれるものだと思う。

GDKがリリースされれば、またGoogle Glass周りの動きが活発になってくることだろう。公式のAPI経由でリアルタイム顔認識なども行えるようになるわけだ。ネイティブAPIなしでは、Google Glassは「アプリケーションが少し使える、ウェアラブルなGoogle Nowクライアント」と位置づけられてしまうようなこともあった。APIの発表により、ついに本物のコンピューティングデバイスとしての魅力を解き放つことになるのだ。

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(翻訳:Maeda, H)


GoogleのAndroid担当VPが創業者Sergey Brinとの愛の四角関係で(?)退社

本誌は今日(米国時間8/28)、GoogleのAndroid担当VP Hugo BarraがGoogleを退社して“中国のApple”と呼ばれるXiaomiに移籍する、という噂が真実であることを確認した。

その噂は、Googleの協同ファウンダSergey Brinと23andMeの協同ファウンダAnne Wojcickiとの結婚の解消という、べつのお話とタイミングが合っている。そしてこっちのお話は、前にHugo Barraと関係のあった人物が今ではBrinとデートしている、と暴露している。

そのこととBarraの退社は、“無関係”だそうだ。

BarraはGoogleに2008年の3月からいた。その前は、NuanceのPMだった。Googleでの5年間で彼は、PMからAndroidのプロマネ担当VPに昇格し、多くのファンができた。Xiaomiの協同ファウンダで社長の(元Google社員の)Lin BinもSina Weiboで、Barraは10月にXiaomiのVPになる、と発表した

AllThingsDによると、Brinと彼の妻との亀裂は友好的なもので、Googleの事業や経営には何ら影響を及ぼさない。しかし、Brinの新しい関係が事業に与える影響については、不透明である。なぜなら、あらゆる情報を総合すると、その人物はGoogle Glassのマーケティングチームのメンバーらしいからだ。Brinはもっぱら、技術面でGoogle Glassを監督しているが、PRやマーケティングは彼の直属ではない。

割れたガラスの画像はここから。

アップデート: Googleの広報もBarraの退社を確認し、このようにコメントした: “Hugo Barraの幸運を祈る。われわれはGoogleで彼の不在を悲しみ、しかし今後もAndroidのエコシステムにとどまることを喜ぶ”。Barra自身は、Google+でお別れの言葉を述べている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


なんとしても今すぐGoogle Glassが手に入れたい? ―友だちの実験参加者に招待してもらおう(ただし枠は1人だけ)

GoogleはGoogleお得意のやり方でGlassの実験参加者を拡大しようとしている。つまり既存の参加者に友だちを招待させるというものだ。 インターネットのベテラン・ユーザーはGmailが当初「招待のみ」でスタートしたことを覚えているだろう。

Glassのオーナーは友だちを1人だけ実験に招待することができるようになった。Zaggのコミュニティ・ブログによれば、現行オーナーには友だちの招待の手順を詳しく説明したメールが届いている。

招待を受けられるのは18歳以上でアメリカに住所があり、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルスのGoogleオフィスに本人が受取に出向ける者に限られる。この点は最初の実験の参加資格と同じだ。.

Glassは依然1500ドルと高価だが、こうして実験範囲が拡大されるというのは、一般公開に向けて一歩進んだというサインと考えてよいだろう。いずれにせよ一般公開は早くても2014中ということだ。今回の実験範囲拡大はGoogleがベータテスターからのフィードバックをさらに広く収集しようとする努力なのだろう。

接続するスマートフォンとは独立にGlassデバイス上で作動するネーティブ・アプリ開発のためのSDKもさきごろ発表された。いわゆるGlass Development Kit (GDK)はまだ一般公開されていないが、Android SDKをベースにした環境だという。Googleは待ちきれないデベロッパーのためにアイディアをここで試すよう勧めている。Glassの実験参加者は近く多数の刺激的なアプリを試すことができるようになりそうだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Google Glassはインターネット接続が面倒, メッシュネットワーク(Open Garden)を使えば簡単

サンフランシスコのOpen Gardenは、AndroidやWindowsやMacなどのユーザ同士がメッシュネットワークを作ってインターネットに接続するためのサービスだ。ここが今日(米国時間5/14)、Google Glassもそのメッシュネットワークに加われるようになった、と発表した。Glassのユーザはテザリングプランを使ってインターネットに接続することが多く、そのために携帯のキャリアに毎月20ドルぐらい払うことになるから、メッシュの意義は大きい。Open Gardenを使うと、余計な料金を払うことなく自分の携帯に接続できるようになる。

Open Gardenの協同ファウンダでCEOのMicha Benolielによると、Glassのユーザがインターネットに接続するためには、そのほうがずっと楽である。通常は、WiFiアクセスをセットアップするためにGoogleのコンフィギュレーションページへ行き、GlassでQRコードをスキャンしてWiFiに接続する。家でなら、GlassとスマートフォンをBluetoothで結ぶ方法もある。しかしBenolielによると、OpenGardenなら自動的にインターネットに接続するから面倒な手間がまったくない。

“これからは、Android OSを使ったウェアラブルデバイスがいろいろ出てくるだろう”、とBenolielは言う。“Google Glassもその一つだ。Open Gardenはそういう機器のユーザ体験を強力に支え、機器がインターネットに常時接続しているためのデフォルトのソリューションになりえる”。

CTOで協同ファウンダのStanislav Shalunovも、同じことを言う: “GlassでOpen Gardenを動かし、メッシュネットワークを作れば、Glassの全ユーザが、インストールとか接続とか構成など面倒なこといっさい不要で単純にインターネットを使える。そのためには、Googleがその気になってくれるだけでよい”。今の市場動向の中で、果たしてGoogleがそれを許容するか、それが問題だ。

昨年のTechCrunch Disrupt NYでデビューしたOpen Gardenは、今ではそのソフトウェアを250万あまりのユーザがインストールしている。Open Gardenはまた、KicksendTextMeなどのアプリデベロッパが、そのリーチを拡大するために利用している。

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3週間, Glassの国のアリスになってみた: レンズの向こうに何が見えるかな

Google Glassを3週間あまり使ってみたが、たしかに道具としての実用性はあっても、おもしろいとは言えない。その点では、App StoreがまだないころのiPhoneに、とてもよく似ている

このビデオでは、Glassに関する好悪両様の“早すぎる”評価をいくつか検証してみた。また、Glassから見える視界も収録した。外を歩くこと、メールのアドレスを調べ、メールに返事をして、それからThe New York Timesの最新ニュースを“聞く”、これらはどれも問題なくできる。Googleはこの製品を“calm”(静穏)、つまり、目立たない、気にならない、と形容している。それを使うためにわざわざポケットから取り出す必要がないし、画面をアンロックしたり、何かのボタンをタップする必要もない。

デベロッパがいろんな人気アプリを作り始めれば、Glassの実力が開花するだろう。それまでは、できることと言えばこのビデオでぼくがやってるようなことだけだ。さらに言えば、ぼくができるだけ早く欲しいのは、レシピーアプリだね*。でもこの3週間は、いろんなことが分かって楽しかったよ。〔*: たぶん、料理をしながらGoogle Glassを使いたい、ということ。〕

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物理の先生がGlassを通じてCERNの大型ハドロン衝突型加速器の内部を生徒に紹介(ビデオあり)

もしGoogleがGlassがオタクっぽいことを心配しているのだったら、オタクの聖地、CERNの大型ハドロン衝突型加速器の内部をGlassで紹介するというプロモーション・ビデオは作らなかっただろう。

さいわいなことに、Googleはそんなことを全く気にかけなかった(また、気にかけるべきではない)。Glassのような驚くべきイノベーションの実験には外野からの少々の雑音はつきものだ。ともあれGoogleからこちらのビデオが公開された。

今回Googleは宇宙飛行士志望だったクールガイで、オンラインで物理を教えている教師、Andrew Vanden Heuvelをスイスの地下150mに設置された世界最大の粒子加速器のトンネルに送り込んだ。

Andrewはここで1人称視点でハドロン加速器の内部を撮影しただけでなく、Googleハングアウトを通じてアメリカの生徒たちとビデオチャットし、リアルタイムでこの冒険を共有した。

AndrewはこのGoogle Glass体験をブログに詳しく書いている。その中で彼は「重要なのはテクノロジーそのものではない。そのテクノロジーでわれわれが何ができるかだ」と指摘している。

私はGoogle Glassをもうずいぶん使った。今1500ドルを自腹で払うかといわれれば、たぶんノーだ。しかしGoogleがやっていることに大きな意味があることについては確信がある。

最近Glassに対する批判があれやこれや出ている。Googleは時間をムダにしているとか、オタクっぽ過ぎるとか、本当に新しいことをやっている相手の足を引っ張るような非難だ。われわれにはイノベーションが必要だと言いながら、実際に画期的に新しいものが出てくると揶揄したり、やみくもに否定したりする連中が存在する。それにGoogleは初めからGlassは「ひとつの実験」だと言っているのだ。

しかしこの点については改めて記事を書く必要がありそうだ。今回はとりあえずビデオを楽しんでいただきたい。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Google Glass、近くiPhoneでもナビゲーションとテキスト・メッセージが可能に

現在、Google Glassでテキスト・メッセージとナビゲーション機能を利用する場合、AndroidにGlassのコンパニオン・アプリをインストールしてペアリングしなければならない。しかし、これはすぐに変わりそうだ。昨日(米国時間5/3)、私がニューヨークのGoogleオフィスにGlassを受け取りに行ったときに担当者から聞いたところでは、これらの機能をどんなデバイスからも使えるようにするために作業が行われているという(コンパニオン・アプリからも独立に使えるようになるのかもしれない)。

今でもGlassはBluetooth経由でiPhoneとペアリングして利用できる。しかしiPhoneユーザーは現在まだ曲がり角ごとに案内してくれるナビという最大のセールスポイントの機能が使えない。地理不案内な場所を訪問したときにこのナビは実に役に立つ。Glassの位置情報機能の見せ場だ。しかし現在はiPhoneからはこの機能が無効にされている。

念のために言っておくと、Glassは独自にインターネットに接続できるという噂をよく聞くが、間違っている。Glassがインターネットに接続するためにはテザリング機能のあるスマートフォンが必要だ。キャリヤ側からみれば、Glassは無線ホットスポット機能を利用するデバイスの一つに過ぎない。そうであれば本来Glassはスマートフォン上のアプリによって機能が制約される必然性はない。ナビとSMSがiPhoneで利用できないのが奇妙だった。

Glassはコンパスは内蔵しているが、独自のGPS受信機は持っていない。GPS情報はペアリングしたスマートフォンから読み出す。Glassソフトウェア現在ベータ版なので、おそらくこのあたりに何らかの問題があったのだろう。ともあれ、近くGlassはペアリングするデバイスを選ばなくなるということなので期待している。

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Google Glassの開発環境が明らかに―現状では制限があるものの可能性はすばらしい

先週Googleはとうとうデベロッパー・ガイドその他Glassアプリの開発に必要な文書をリリースした。このMirror APIには完全なAR(拡張現実)アプリの開発を希望していた一部のデベロッパーから失望の声も上がった。しかし現状のままでもデベロッパーは新規、あるいは既存のアプリに今までは不可能だったまったく新しいユーザー体験を提供できるはずだ。

Googleがこのドキュメントを公開して多くのデベロッパーが始めて知ったことの一つは、APIが基本的に伝統的なRESTfulサービスだったことだ。これはつまりGlassに対する操作はすべてクラウドを通さねばならないことを意味する。Glass自身はAndroidで動いているが、現状ではデベロッパーはGlassのハードウェア上で作動するアプリを開発することはできない。開発できるのはウェブアプリだけだ。

Googleがこのような選択をした理由はいくつか考えられる。ひとつにはGlassのバッテリー駆動時間があまり短くならないように配慮したのだろう(Googleでは「ビデオを長時間録画しないかぎり1日もつ」としている)。ウェブアプリであれば、ネコの写真を1秒に1枚送りつけるような振る舞いに及んだ場合、Googleは配信をブロックすることができる。ユーザーの観点からは善悪は決めにくいが、Googleが当面Glass環境にある種のコントロールを及ぼそうとしていることは確かだ。

現在のMirror APIの仕様からすると、スマートフォンならどれでも一般に可能な動作でもGlassでは不可能なものが出てくる。たとえば、上で述べたようにARアプリは開発できない。また音声やビデオをユーザーのモバイル・デバイスからGlassにストリーミングすることも難しい(しかしGlassでもGoogle+のハングアウトは利用可能なはず)。

ウェブアプリであるからには表示はHTMLとCSSを使わねばならない。GoogleはユーザーがカスタムCSSを書くことを好まず、標準テンプレートだけを使わせようとしている。.

しかし全体としてみれば、デベロッパーは昨年Googleが公開したGlassのデモ・ビデオで描かれた機能はすべて実装できそうだ。

Androidデバイスがベースであれば、位置情報利用アプリを開発することも可能だ。ユーザーが画像をサーバに送り、そこでなんらかの処理を行なってからユーザーのGlassに送り返すようなアプリも開発できる。ビデオのアップロードもできる(逆にサーバ側から画像、音声、動画を配信することもできる)。

デベロッパーに(少なくとも現在は)許されていないのは、ユーザーのGlassに広告を表示すること、有料アプリを販売すること(違法なギャンブルアプリも問題外)だ。Glassの当面の市場規模を考えればこうした制限は大きな問題にはならないだろう。おそらくGoogleは将来デベロッパーに対して何らかの有料化を認めるだろうが、Glassプラットフォームに伝統的な広告を表示するのはユーザー体験を大いに損なうだろうから、将来とも許可されないだろう。

Googleは「デベロッパーはGlassが誕生したばかりのプラットフォームであることを強く意識して開発にあたってもらいたい」としている。現にGlassのハードウェアを購入したデベロッパーだけがAPIにアクセスできるのもこうした事情によるものだ。

当面、このAPIFに対してデベロッパーはいろいろな不満のを抱きそうだ。しかしこれは最初の一歩にすぎないことを忘れないyほうしなければならない。Googleは今後もっと強力なAPIをリリースし、また現在のAPIの制限を緩めるはずだ。ネーティブ・アプリが開発できなければデベロッパーが望んでいたようなサービスをすべて提供するのは不可能だ。こうした制限付きではあっても、さまざまな革新的Glassアプリが近く登場することは確実だ。

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Google Glassを受け取ってきた!―ファースト・インプレッション

Google Glassの開発者向けExplorer版を受け取れることになったというメールが来たことは昨日書いた。次は実際の受け取りだ。指定の受け取り場所はマウンテンビューのGoogle本社、ロサンゼルスとニューヨークの支社だ。もちろん遠隔地のユーザーは配送してもらうこともできるが、そんなのはぜんぜん面白くないだろう。

今日(米国時間4/17)、私はマウンテンビューの本社に出向いてGlassを受け取ってきた。その際に簡単な説明があり、デバイスの調整もしてくれた。なお、念のためにに申し上げておくが、この記事はGoogle Glassのレビューでもテスト・レポートでもない。箱を開ける儀式のビデオも載せてない。スペックについてはこちらを参照。そもそも今回配布されたGoogle Glassは一般ユーザー向けの製品ではないので良いとか悪いとかの評価の対象にはならない。購入者はGlassの将来に可能性を見出し、Googleが挑戦する新しいプラットフォームをより深く知ろうという人々だ。

Glassを新奇なだけのオモチャで、今日の世界に特に必要な存在ではないとみなす人々も存在する。一方で、GlassはGoogleはもちろんユーザー、デベロッパーにとって胸の踊る冒険へのドアだと考えるものもいる。私はどちらかといえばこれを新たな冒険の始まりとみたい。このデバイスがわれわれの日常生活、テクノロジー、ひいては社会全体にどんな影響を与えるのか、現在はまだ皆目予測がつかない状態だ。

セットアップ

私がGoogleキャンパスに着くとGlassチームのメンバーが何人か出迎えてくれた。去年のGoogle I/Oカンファレンスでが2000人のデベロッパーがGlassのExplorer版を予約してからほぼ1年経った。今日は待ちに待った日だ。

箱を開けた後、チームのメンバーが正しく装着する方法を教えてくれた。画像が投影されるスクリーン・ブロックは右目の正面ではなく斜め上に来る。その位置は鼻パッドで簡単に調整できる。次に最近リリースされたMyGlassアプリを利用してGlassとスマートフォンをBluetoothでペアリングさせる。ペアリングがすむまでGlassは事実上なんの動作もできない。

次にユーザーはGoogleアカウント(個人アカウント。ビジネス・アカウントは不可。) でログインする。

なお、この記事のスクリーンショットはMyGlassアプリのスクリーンショット・ツールでキャプチャーされたものだ。このアプリはユーザーが見る画像をすべて記録することができる。ペアリング、ログイン、Wi-Fiまたは携帯ネットワークの選定が終わるといよいよGlassを起動できる。

メガネのツルの部分にあるタッチパッドに指を滑らせるとGoogle Nowカード(起動してる場合)、設定、そしてこれがもっとも重要だが、音声コマンドのリストが次々に表示される。「オーケー、グラス」という魔法の合言葉の後に音声コマンドを付け加えることでさまざまな動作が行われる。

音声コマンドで、Google検索、道案内、メッセージ送信、写真やビデオの撮影と再生などが行える。Glassの上部にはビデオや写真の撮影のためのシャッターボタンがある。音声はイヤホンではなく耳のそばのスピーカーから聞こえるが、うるさくなく明瞭だ。

Glassチームは「投影される画像に正しく焦点を合わせることができるようになるまでに少し時間がかかるかもしれない」注意してくれた。Googleの社員の中には慣れるまでに1週間かかった人もいたそうだ。正直に言って、斜め右上を見るというのはわれわれが普段自然に行う動作ではない。しかし私の場合、ちらりと画面を見てから今まで見ていた対象に視線を戻すことが、慣れるにしたがって素早くできるようになった。

早く慣れるコツは、各機能のスクリーンショットをすべて取って、どこに何が表示されるのかよく覚えておくことだ。

Glassはそういうものではない

まずGlassが本来の目的としていないことについて触れておこう。Glassはスマートフォンの代わりにはならない。逆にスマートフォンとペアリングし、さらに携帯電話網ないしWi-Fiに接続しなければ何の役にも立たない。映画やYouTubeのビデオを見るためのデバイスでもない。もちろんコンピュータを代替することもない。スクリーンが小さいから検索結果もフルには表示できない。しかしそのときそのときに本当に必要な情報を即座に得ることができる。

Glassを数時間使ってみたところでは、情報収集を効率化するだけでなく、われわれに起きている間一日中繰り返しやっていることの一部を非常に便利にできるようにすると思う。ただしアプリがほとんどないので具体的な体験として乏しい。現在、デフォールトで連携しているサードパーティーのサービスはPathだけだ。

毎日繰り返しやっている行動というのは、たとえば時間を調べる動作だ。われわれは何回となく携帯電話を取り出して時間を見たり、メッセージが届いていないかとチェックする。誰かと会話しているとき携帯を取り出す動作というのは「これから先30秒かそこらは相手とコミュケーションする気がない」ことを示すものだ。右目の斜め上にスクリーンを装着しているというのも社会性という観点からは同様に問題があるかもしれないが、少なくとも今やっていることを中断せずにもっと短時間で同じ情報を得ることはできる。

Glassを実際に手にすれば、これほど多様な機能がこれほど小さなパッケージに収められていることにあらためて驚くだろう。Glassをかけて外に出ればしばらくの間好奇の視線を浴びることになるだろうか? そうであっても私には気にはならない。しかしGoogleGlassの社会的反響がどのようなものになるかは大いに気になる。しかしこれは一般ユーザーの手に製品が届くようになってから少なくとも数週間しないと判断できないだろう。

Glassの将来

近い将来、Glassにはどういうことができるようになるだろうか? もちろんこれが一番興味ある点だ。先週われわれが報じたように、投資家はGlassアプリのデベロッパーに投資を始めようとしている。病院での医師から学校の教師まで応用は無数に考えられる。

Glassを鼻の上に載せているだけでGoogle+ハングアウトに参加したり、友だちと会話ができてりすれば便利だ。それもその他の応用も、結局はデベロッパー次第だ。もの珍しいオタク・ガジェットに終わらせず、Glassを一般ユーザーの生活を豊かにするプラットフォームに推し進めることができるかどうかはすべてデベロッパーの熱意と創造力にかかっている。もちろん前途には数多くの困難が現れるだろう。一般ユーザーがどうしても欲しくなるキラーアプリの開発が必要だし、価格も中流アメリカ人に手の届く範囲に下がらねばならない。

いずれにせよ今回のExplorer版の出荷は最初の一歩にすぎない。とりあえずハンズフリーで読める料理レシピ・アプリが欲しい。そういった生活を実際に便利にするアプリを開発をしようとするデベロッパーが多数現れることを強く期待する。もちろんそうしたことが起動に乗るまでにはかなりの時間があかかるだろう―実際、私の犬も私のGlassを不審に思っているようだ。

読者がGlassアプリを開発している、あるいは開発に興味を持っているデベロッパーだったら私にお知らせいただきたい

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Google Glass、Explorer版は配達もしくはGoogleオフィスでの受け取りを選択可

昨年のGoogle I/OカンファレンスでGlass Explorerプログラムに申し込んでいた人は、ついにGoogle Glassを本当に手にすることになる。いよいよ自分で使ってみることができるようになるのだ。

まだ情報の届いていない方もいるかもしれない。しかしGoogle Glassは、いままさに発送待ちの段階となっている。

具体的な手順を説明しよう。まず下に掲載しているメールが届く。文中で消してあるところには電話番号が書いてある。そして登録コードと、事前に同意すべき「Glass Safety Notices and Terms of Sale」(安全上の注意と販売規約)が記されていた。

Glass Explorerプログラムに申し込んだ人に発送した前回のメールでは、プレオーダーの数は2,000個だとのことだった。そして私のオーダーナンバーは933だった。番号順に処理しているのだとすると、結構な速度でバックオーダーを処理しているようだ。もちろん何人かは1500ドルの価格にオーダーを取り消したかもしれない。しかし申し込みをした人のほとんどが実際に購入するものと思われる(UPDATE:番号順に処理しているというわけでもないらしい)。

メールに記された番号(上の写真では消してある)に電話すると、登録コードを尋ねられる(オーダーナンバーではない)。あとはとんとんと手続きが進み、Glassを取りに行くか、それとも出荷してもらうかを選ぶことが出来る。但し、残念ながらTangerineとSkyは既に在庫切れとのことだった。私はグレイ系のShaleを選んだ。

Glassは明日、マウンテンビューのオフィスに取りに行くこととした。受取可能な場所はマウンテンビュー、ニューヨーク、ロサンゼルスなどがあるが、いずれの場所でもGlassチームのメンバーがフィッティングを行なってくれるのだそうだ。おまけにGlassの使い方に関する説明も受けられるのだとのこと。「よろしければお友達もご一緒に」とのことだった。

電話の応対も親切で、Glassを入手できることになった私におめでとうを言ってもくれた。このわくわく感と、そして最先端のデバイスを手に入れるために、まあ安くはない金額を支払うことにはなるわけだ。

既にGlass Mirror API開発者ガイドが公開されていて、APIを利用した開発が行えるようになっている。デバイスが出まわれば、多くの開発者たちがアプリケーション開発に乗り出すに違いない。シリコンバレーの有名VCたちも投資の機会を虎視眈々とうかがっているところだ。個人的にはレシピアプリケーションを作ってみたいと思っている。材料をいじりながらレシピ本のページをめくる必要がなくなり、とても便利なのではないかと思うのだ。

Google Glassが、今後どう成長していくのかはわからない。一般の人も欲しがるのかどうか疑問を持つ人もいる。どれくらいの頻度で用いられるようになるのか、また、カメラが装備されていて、ネットにも繋がったメガネを付けた人の前にいることに耐えられるかどうかも問題だ。とにもかくにもGlassは人の興味をかきたて、ぜひとも欲しいという人が少なからず存在する。そしてGoogle Glassを装着して動きまわる人が、2000名程度世の中に出てくるわけだ。

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(翻訳:Maeda, H)


Glassの試用モデルは来月中に出荷、とGoogleが発表

今日(米国時間4/10)Google Ventureの“Glass Collective” 発表イベントでGoogleは、「Glassのハードウェア」を「来月中」にデベロッパーに渡したいと語った。Googleが最初の一般公開版を出荷する予定の正確な日付は未だにわからないが、Googleは1500ドルのデバイスをデベロッパー向けに提供するかなり近い段階にあることを認めた。

もちろんGlassを来月中に出荷することには重要な意味がある。Googleは年次I/Oデベロッパーカンファレンスを5月15~17日にサンフランシスコで開催する。Glassがこのイベントで主役を演じることは間違いなく、もしGoogleがデベロッパーをこのプロジェクトに引きつけ、I/Oカンファレンス中にGlassのMirror APIを話題にしてもらうためには、早くデベロッパーの手に端末が渡る必要がある。

昨年Googleは、I/O参加者を対象にGlassの事前登録を受け付けたが、同社はそれ以来これらのデベロッパーに対して、待ち人数が刻印されたガラスのブロックを送る以外、何の連絡もしなかった。

Googleは他の人々に対しても、Glassをいち早く買う権利を競わせようと、TwitterとGoogle+に、なぜGlassが欲しくなるかの理由を書き込んだ。このプロジェクトは、追加で約8000人の早期テスターをGlassコミュニティーに呼ぼうとしたが、Google(およびプロジェクトで提携している会社)がランダムに人を選んだことで強い批判を浴びた。後日Googleはこれらの招待の一部を取り消した

Glassを購入する権利を得た人は、ロサンゼルス、サンフランシスコ、またはニューヨークに直接出向いて受け取らなくてはならない。デベロッパーも同じことをするのかどうかは不明だが、I/Oで受け取れるようにするのが理にかなっているだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi)