Firefox OSのデベロッパ向け標準参照機Mozilla Flameが170ドルで予約受付を開始

Firefox OSはこれまで、いろんな形のローンチを経験してきたと思われるが、何はともあれ今回は初めて、公式の“参照機”(reference device)というものを提供することになった。それは機種名がMozilla Flameで、T2MobileとMozillaのパートナーシップから生まれた。今は予約受付中で、アンロック、全世界送料無料で170ドルだ。

Mozilla Flameは中級機に属し、プロセッサは1.2 GHzデュアルコアQualcomm Snapdragon、画面は4.5インチ854×480ピクセル、リアカメラ5mp、フロントカメラ2mp、内蔵ストレージ8GB、デュアルSIMをサポート。しかし最大の売りは、256MB–1GB(可変)のRAMだろう。可変というのはデベロッパが構成可という意味だから、一台でアプリのメモリサイズ適性をテストできるわけなのだ。

したがってこのFirefox OS機は、これまでのデバイスよりも広い対象を視野に入れており、“オフィシャル”を名乗っていることも相まって、Firefox OSの標準機、デベロッパにとって文字通りの参照機なのだ。Firefox OSそのものは未だにモバイル市場で影が薄いが、姿勢としては、あなどれないと感じさせる。発売は、4週間後の予定だ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


99ドルのFirefox OSスマートフォンOpen CがZTEから発売

オープンソースで、ロックされてなくて、1か月の電話料金よりも安いスマートフォンを欲しい人、この記事を読んでね。携帯電話器の有力メーカーZTEが、初めてのFirefox OS機をEbayでわずか99ドルで売っている。一流メーカーのしっかりした製品で、本当にオープンなOSの機種が欲しかった人には、絶対おすすめだ。

その前には昨年合衆国でリリースされたZTE Openという機種があった。今度の新機種Open Cは、それよりやや高規格になり、お値段も20ドル高くなった。

スペックもまあ、お値段相当で、カメラ3mp、プロセッサ1.2GHz、メモリ4GBは、いくつかのアプリには十分だろう。Rushのディスコグラフィなら全部載るかもしれない。むしろ呼び物はFirefox OSで、Androidとは違い、完全にオープンソースだ。このOSはMozillaのおそらく最後の力作になるかもしれないが、失敗したUbuntuフォーンのように、オープンソースコミュニティのアイドルになっている。

このOpen Cという機種はFirefox OSの最新バージョンが載っていて、適応型アプリ検索(adaptive app search)という機能がある。たとえば”Cafe”と入力すると、カフェを見つけるためのアプリを教えてくれる。そのほか、メジャーなスマートフォンOSにある機能はだいたいすべてある。ないものといえば、ライセンス料金と、Androidにつきまとう“見せかけ的なオープン性”だ。Googleの一種の閉鎖性により、メーカーによってGoogle PlayのストアやそのほかのAndroidのプロプライエタリな機能を使えなかったりする。中国のように、オープンソースのスマートフォンに人気があるけど、Googleのサービスの多くが使えないというところでは、Firefox OSがぴったしだ。99ドルという価格は、世界中どこへ言ってもお買い得だろう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


パナソニック、Mozillaと提携してFirefox OS搭載のスマートTV開発へ

CESでLGがOperaのweb OSを搭載したスマートTVを発表した直後にPanasonicもモバイル連動テレビの計画を明らかにした。

パナソニックはMozillaと提携してFirefox OS (FFOS)とオープンWeb標準の精神に準拠したスマートTVで居間の大画面の制覇を企てる。

今のところFirefox OSはブームを起こしているというには遠い。ヨーロッパや南アメリカの市場で安価な携帯電話に多少使われている程度だ。 このHTML5ベースのモバイルOSのGoogleのAndroid OSと競争できるようになるのは困難が山積している。そこでMozillaがモバイル・デバイス以外の分野にエコシステムの拡張を図るというのはある程度納得できる。

はたしてFFOSのUIが消費者にパナソニックのスマートTVを買う気を起こさせ、オープン・プラットフォームの旗印がデベロッパーにアプリ開発に参加させるだけの魅力があるかどうかは今後に待たねばならないだろう。

「MozillaとPanasonicは共同でFirefox OSとそのオープンなエコシステムの普及に努力する」 と両社は今朝(米国時間1/6)のプレスリリースで述べた。このプロジェクトはパソコンやモバイル・デバイスの世界ではすでに広く採用されているHTML5と各種のウェブ・テクノロジーをスマートTVに拡張し、消費者が放送と同時にウェブ・サービスを通じたコンテンツを簡単かつ幅広く利用できるようにすることが狙いだ。

パナソニックのAVCネットワークス社,のテレビ事業部長、Yuki Kusumはプレスリリースで「Mozillaとの提携はわれわれのスマートTVの接続性と対話能力を家庭の内外で強化することが目的だ」と述べた。

来るべきFFOS搭載のパナソニック・スマートTVはMozillaのWebAPIを搭載しているため、インターネットに接続可能な他のデバイスやスマート家電製品をモニタしたり制御したりすることが可能だ。

この記事の執筆時点ではMozillaはFFOS TVのスクリーンショットをまだ公開していないが、 プレスリリースによればFFOS搭載テレビではEPGのような基本機能も専用の内蔵プログラムではなく、HTML5で書けるようになり、サードパーティーのデベロッパーが多様なアプリケーション容易に開発できるようになるとしている。

「パナソニックがわれわれのFirefox OSを採用したことをたいへん嬉しく思っている。Firefox OSとオープン・ウェブによるプラットフォームへの参加者は増えつつあり、スマート・スクリーンの普及に向けて大きな力となっていくだろう」とMozillaのアジア事業部のモバイル・デバイス担当上級副社長、Li Gong博士は述べた。

パナソニック自身もモバイル・デバイスのメーカーではあるが、昨年、スマートフォン市場からの撤退を決定しており、生産の努力をスマートTVのような別分野に向けることにしたものだろう。パナソニックはFirefox OS搭載の次世代テレビだけでなく、Firefox OSとオープン・エコシステムの普及に関してMozillaと幅広く協力していくと述べている。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


アプリストアをもっと楽しい場所に…Mozillaの取り組みはAppleやGoogleも参考にすべきでは

アプリストアは破綻している。そこは、何千何万ものがらくたに占領され、良いアプリやおもしろいアプリを見つけることがほとんど不可能だ。各カテゴリのトップテン以外にも、良いアプリはあるはずなのに、それを簡単確実に見つける方法がない。Appleの”Genius”機能はすごくおバカだったのでiOS 7では下ろされ、さらにつまらない”Apps Near Me”機能に代わった。それは、あなたの周辺にいる人たちが今使っているアプリを、教えてくれる機能だ。Microsoftは、トップテンの愚かさに代わるものとして、Windows 8.1では人間が編集した情報を提供するようになったが、そこでもまだ、単純なランキングの支配力は強い。

Mozillaは、Firefox OSでごく最近モバイルゲームに参戦したばかりだが、過去数年間競合他社たちがやってきたことを、反面教師として(やってはいけないこととして)学ぶことができた。今現在のFirefox OS Marketplaceは、それほど革命的でもないが、Webアプリに力を入れる姿勢には新鮮さがある。そしてMozillaが先週発表したアプリストアプロトタイプの計画には、先行各社が参考にすべきものがあると思う。

Mozillaは次のように論ずる: “今のアプリストアでは、そこのメンテナーたちが任意に選んだものしか見ることができない。そこには、自分との個人的な関連性がない。新しいアプリを探したくても、どうやって探したらいいのか、分からない。せいぜい、友だちの言うことや、どこかの記事で読んだことを、参考にするぐらいだ”。

これらに対しFirefox OS Marketplaceのプロトタイプでは、個々のユーザに合わせたニューズフィードみたいな形で、アプリストア体験を個人化しようとする。それは、“フォロー”のような面倒な仕組みを実装しなくても、ユーザが関心のあるコンテンツを追っていける方法だ。プロトタイプでは、ユーザはハート型の小さなアイコンをクリックして自分の関心を指定する。すると、その関心分野の今後のアップデートや関連コンテンツを見られるようになる。

しかしMozillaが長期的に考えているのは、フィードそのものをユーザ自身が編集できる方式だ。その具体的なやり方は未定だが、今すでに一部のサードパーティのアプリストアがやってるような方式かもしれない。でもそれは、既存のメジャーなアプリストアがほとんどやらなかった試みであり、いわばアプリストアをソーシャル化するものだ。Androidのストアも、友だちがダウンロードしたアプリを教えてくれるが、その友だち自身が編集したリストが送られてくるわけではない。

Mozillaのチームは、このところユーザのアプリストアにおけるエンゲージメントが低下傾向だ、と言っている(ぼくも個人的にそのことを実感する)。つまり、今のアプリストアは、楽しいから訪れる、というものになっていない。Mozillaは、ちょっと風変わりなマイクロコピーやアニメーションでユーザを釣ろうとしているが、しかしいちばんかんじんなのは、ユーザがここでいろんなアプリやコレクションや記事やリビューやビデオ、などなどを発見できる、というコンセプトだ。Mozillaは、アプリストアを楽しく長居できる場所にしようと努力している。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Firefox OS搭載のZTE Openがアメリカとイギリスで80ドルで発売

AndroidとiOSの支配がほぼ確定しているアメリカとイギリスのモバイル市場で、いまさら新たに目立つためには何をすべきか? 無契約でアンロックのFirefox OS製品を79ドル99セントで発売するのだ。それだけではインパクトが弱いかもしれないから、販売チャネルをeBayに限定する。以上が、ZTEが考えたFirefox OSスマートフォンZTE Openの立ち上げキャンペーンだ。今週の金曜日(米国時間8/16)から予約販売を開始するらしい。

ZTEが今日(米国時間8/12)のプレスリリースで発表したところによると、すでにスペインベネズエラとコロンビアで発売されているOpenが、合衆国イギリスではeBay限定で79ドル99セント(59ポンド99ペンス)で発売される。色は特製のオレンジのみ。“アンロックなのでどのモバイルネットワークでも使える”。両国のeBayサイトにはすでに、金曜日から“入札”を受け付ける、というバナーが出ている。

ZTE Openは3G対応で、画面は3.5インチ480×320、メモリをmicroSDで拡張可能、リアカメラ3.15mpx、プロセッサは1.0 GHz Cortex-A5だ。3年前の機種だ、とも言えるかもしれないが、ZTE Openがねらっているのはスペックレースで勝つことではない。ひとつは、オープンなWebスタンダードをベースとするOSでどこまでのことができるかを、世の中に示すこと。そしてもう一つは、キャリア縛りが常識のようなスマートフォン市場で、安価なアンロック製品にこだわってみることだ。

Firefox OSと、ZTE OneやAlcatel One Touch Fireのような製品は、途上国市場に高機能製品を届けることが目的だ。それらの市場では、スマートフォンはまだ高すぎて一般庶民は手が出せない。しかしZTE Openをアメリカとイギリスで発売することは、この両国にも安価で、Web閲覧機能など基本性能の充実した、シンプルな製品への需要があることを、意味しているものと思われる。

しかもこの価格なら、アメリカでもイギリスでも、単なる好奇心から買ってみる人が、けっこういそうだ。スマートフォンには珍しいオレンジという色も、一部の人の食欲をそそるかもしれない。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


自分が伸びる場を見つけたFirefox OS: アプリはHTML5, デバイスは途上国低価格機

zte-open2

ZTEの昨日(米国時間2/25)の記者会見の内容は旧聞ばかりだったが、少なくともこの中国のOEMの初のFirefox OSスマートフォンで遊ぶことはできた。低コストを第一目標とするこのOpenと呼ばれる機種は、ZTEのキャッチフレーズによれば、“冒険好きで新しいものを試したがっている若者たち”がターゲットだそうだが、どこがそうなのか?

Openの3.5インチディスプレイは、好悪両面がある。スワイプやタッチへの反応は速くてスムースだが、小さいからアクションに精度を要する(テキストの正しい場所をタップするときとか)。指の太い人は困るかもしれない。色の再現力はそれほどではないし、視野角も狭いが、まあお値段相当か。

Openの良い点は、まず、かわいいこと。余計な、ごちゃごちゃしたものがない。かどがまるいのも、かわいい。オレンジとブルーのソフトなプラスチックを着ていて、その色はなんとなくFirefoxを強調しているようだ。リアカメラは3.2メガピクセルの固定焦点だから、もちろん感動的な性能ではない。

率直に言ってこのハードウェアは、HPのSlate 7と同様に、派手なニュースになるネタがない。でも、それで当然だろう。この記事の画像からもお分かりと思うが、Openは明らかに途上国向けの製品だ。まずヨーロッパでローンチしてから、この夏にはラテンアメリカへ向かう。乗る馬(キャリア)は、Firefox OSの大スポンサーTelefonicaだ。まだ価格の発表はないが、Mozillaのエンジニアリング事業担当マネージャMichael Treeseによると、部品コストは総額で100ドル未満ぐらい、というから、最終価格も相当安いだろう。

そしてもちろん、気になるのはFirefox OSだ。記者会見で実機を試した時点では、最終リリースではなく、まだキャリアによるテストなどが待っている。でも、Firefoxのブート画面は、なかなかキュートだ。ブートはすぐ終わるから、ユーザがタップしたロック画面を出すのに待たされることはない。

Firefox OS(以下FFOSと略記)はこれまでの数か月で何度も見たから、ぼくにとっては見慣れたインタフェイスだ。ホーム画面をさっとスワイプすると、大量のHTML5アプリが出る。電話、メッセージング、Firefoxブラウザ、カメラの4つは大きな固定アイコンがある。ナビゲートは十分にスムースだが、たぶんハードウェアが非力なせいで、ひっかかる瞬間もある。アプリの立ち上げには、気になる遅さはない。

FFOSユーザにとっては、今からすでにかなりのアプリがある。FacebookとTwitterのFFOS専用アプリ、Pulse、AirBnB、SoundcloudなどなどはHTML5アプリがある。Firefox Marketplaceへ行けば、“数千本”ぐらいのアプリがすでにある。ただしMozillaが念を押して曰く、今のところFFOS機のユーザがアプリやコンテンツを入手できる場所は、ここだけだ。ユーザは主に途上国の人びとと想定されるから、彼らのお金の節約のために、 Mozillaはリアルタイムのネットワーク/トラフィックモニタツールを、同機にプレインストールしている。

あらゆる点から見て、Firefox OSには確かに将来性がある。もちろん、まだ磨き込みは必要だ。機能面で、Androidなどと互角に勝負できるか? それは、まだまだ。Mozillaも、その点は率直に認めている。

TreeseはFirefox OSの機能集合について、“まだ力の差があるが、1年で追いつきたいと考えている”、と述べる。短納期低価格機のプロであるZTEを味方に付けたことは、Mozillaの目標市場を考えると賢明な動きだ。まだ評価用の最終製品はないが、でもこのおちびさんは、価格とマーケティングが適正なら、大ブレークするかもしれない。
★この記事の原文で、スライドを見てください。

〔今週のFirefox OS関連記事:
Telefonica, T-Mobileが採用
Twitterアプリが登場
キャリア決済(通話料と合算)もサポート

mwc13-event1

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))