非テック職種に必要なスキルをリストアップし、オンライン学習のための情報にリンクするMBAx.me

ゲストに記事を書いてもらって、その記事がそのままスタートアップ設立に繋がるようなことは、そうあることではない。しかし今回は記事の内容がそのままスタートアップ化することとなった。その記事とはGoogleのAditya Maheshが執筆したものだ。テック業界で働くことになったビジネスコースの学生たちが、スキル面でどのような準備をしておくべきかを記した記事だ。Googleで働き出す前に、Excel、HTML/CSSの基礎、ウェブ解析、フォトショップ、iMovieなどについて知識を得ておけば、より効率的に仕事を進めることができたのにという個人的な体験に基づく。「技術者」ではないので、コンピュータサイエンスの学位までは必要ないが、それでもこうした基本IT知識が大いに仕事をやりやすくすると感じたそうだ。

そしてその記事が、Mahesh自身の手によってスタートアップとして結実した。同じくGoogleのSaleh Altayyarと組んでMBAx.meを立ち上げたのだ。これは、職種によって必要なスキルを身につけるためのオンラインコースを発見するためのサービスだ。Google社内のみならずFacebook、Twitter、Ciscoなどの従業員にもインタビューを行なって、必要とされるスキルをまとめあげたのだそうだ。取り上げている職種はビジネスディベロップメント、PR、マーケティング、HRなど、テック部門以外の多岐にわたっている。

MBAx.meには、必要とされるスキルのリストにみならず、そうしたスキルを学ぶことのできる無料オンラインコースへのリンクも掲載されている。各コースは有用性やクオリティによってランク付けもされている。すなわちサイト利用者は、必要とされるスキルが何なのかを知るだけでなく、実際にそのスキルを身につけることもできるわけだ。

MBAx.meの目的等については、記事冒頭に掲載したインタビュービデオの中でも述べられているので、ぜひご覧頂きたい。

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(翻訳:Maeda, H)


GoogleはiOSのデフォールト検索エンジンにしてもらう見返りに来年Appleに10億ドルを支払う見込み

Mobile Safari

AppleとGoogleは敵であり同時に提携相手でもある。このネジレ現象の原因は両社のビジネスモデルがある部分で競合し、ある部分で補完的だという点にある。

先週金曜日にモーガン・スタンレーが発表したレポートによると、GoogleはiOSのデフォールトの検索エンジンに設定してもらう見返りとして2014年に10億ドル以上をAppleに支払うことになる見込みだという。

2009年にGoogleが支払ったのは8200万ドルに過ぎなかったのだから急拡大ぶりがわかる。レポートを執筆したアナリストのScott Devittは「iOS搭載デバイスの台数に比例する契約なので爆発的に成長したのだろう」と考えている。

「次のGoogleはGoogle自身だ(The Next Google Is Google)」と題されたこのレポートに掲載された表(下にエンベッド)によると、検索トラフィック獲得に要する費用はおおむねiOS搭載デバイスの販売台数に比例する傾向が見られる。また単価も若干上昇気味で、1台あたり昨年は3.2ドルだったが、今年は3.3ドル、来年は3.5ドルになるものと推定されている。つまりiOSデバイスの販売が今後も拡大していくならトラフィック獲得コストもゆるやかに上昇していくことになる。

これを他のトラフィック獲得先と比較してみると、Mozilla財団は2014年にGoogleから4億ドルを受け取る見込みだ。Mozillaのレポートによれば、Googleは依然としてMozillaの最大の収入源である。Operaブラウザも長年のパートナーだが、モーガン・スタンレーは金額を明らかにしていない。

MicrosoftがBingをデフォールトの検索エンジンにしようと激しく売り込みを図る一方で、AppleはGoogleをデフォールトの検索エンジンに選び、多額の収入を得てきた。MicrosoftはBingはNokiaとBlackBerryのデフォールトの検索エンジンとなることに成功している。多額の収入が得られることは重要だが、Appleは将来はあらゆる面でGoogle抜きのiPhoneを売る方向に進みたいと考えている。

だがAppleとしても10億ドルはバカにできない金額だ。毎年、簡単かつ確実にこれほど大金を稼いでくれる収入源は他には簡単にみつからない。一方、GoogleはiOSユーザーから上がる広告収入以上の金をAppleに払っていると見られる。iOSのユーザーデータはこの上なく貴重なものだ。しかしGoogleの最近の四半期の利益が29億ドルということを考えると、Googleにとっても10億ドルの支出は無視できない大きさだろう。

スマートフォン市場は急速に変化している。すでにSamsungがトップ・メーカーの座を占めた。AppleとGoogleの提携の重要性は近く減少に転じるだろう。 Googleは市場の変化を注意深く観察し、そのときが来たと感じれば提携を破棄するか、Googleにとって有利な契約内容への更新を試みるに違いない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

ビジネスを成功に導く5つのPの秘密とは―「ザックのように考えよう」の著者インタビュー

言うまでもなく、Facebookはファウンダーのマーク・ザッカーバーグの過激なまでに広範囲の情報が透明になり、公開される社会という理想を基礎にして建設された。しかしザッカーバーグのビジネスの天才としての側面はそれほど広く理解されていない。彼はいかにしてこれほど短期間にこれほど巨大なビジネスを築くことに成功したのか?

マーク・ザッカーバーグのビジネスにおける成功の原理をインテルのマーケティング幹部であるEkaterina Walterが本にまとまとめた。「ザックのように考えよう―Facebookの天才CEOのビジネス成功の5原則(Think Like Zuck: The Five Business Secrets of Facebook’s Improbably Brilliant CEO)」はWall Street Journalの最新ベストセラーとなっている。

では具体的に「ザックのように考える」とはどういうことなのだろう? 私はWalterをわれわれのサンフランシスコのスタジオに招いて話を聞くことができた。Walterによればザッカーバーグの成功の原則は5つのPだという。この5つの単語で表される原理をしっかり理解すればわれわれも2012年にTechCrunchのCrunchyベストCEO賞にも輝いたザッカーバーグのように行動することができるというのだ。

〔日本版〕ウォルターによれば5つのPとは次のとおり。

情熱(PASSION)—自分の信じるところに向かって常に全力を傾ける情熱
目的(PURPOSE)—優れたプロダクトを創造するだけでは足りない。偉大な目的に向かっての運動を起こせ。
人材(PEOPLE)—ビジョンを実現できるような強力なチームを作れ
プロダクト(PRODUCT)—イノベーティブで今までのルールを破壊し、広く創造的変化を起こすようなプロダクトをめざせ
パートナー(PARTNERSHIPS)—ビジョンの実現に力を与え、想像力をかきたててくれるようなパートナーを選べ

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+