日本人ファウンダーの福利厚生サービス、AnyPerkがVegas Tech Fund等から300万ドルを調達

AnyPerkはあらゆる規模の企業に社員福利厚生を提供するY Combinator出身のスタートアップだが、300万ドルの追加シード資金を調達したことを発表した。

共同ファウンダーでCEOの福山太郎(写真)によれば、AnyPerkはすでに2500社にサービスを提供しているという(Uberのライバル、Lyftはドライバーのリクルートの一環としてAnyPerkを利用している)。福山は「優秀な社員をリクルートするためのさまざまな方策が議論されているが、福利厚生の充実は社員の士気を高め、定着を促す上で非常に重要な要素だ」と語った。

この記事を執筆している時点で、AnyPerkのウェブサイトにはモバイル料金、映画、ジム、レストラン、スパリゾートの割引など400種類以上の福利厚生特典が用意されている。福山は「企業は自社で用意している福利厚生を社員がさらに簡単に利用できるようにするためにAnyPerkにアップロードすることもできる」と語った。

BetterWorksのような同種のサービスが失敗していることについて尋ねると、福山は「(BetterWorksなどは)ローカルビジネスと提携しようとした。われわれは逆に全国チェーンとの提携に力を入れている。その方がビジネスをスケールしやすいからだ」と答えた。また福山は「福利厚生サービスは他の多くの国ですでに成功している。アメリカが例外なのだ」と付け加えた。

たしかに投資家はこの分野に大きな可能性を見出しているようだ。AnyPerkに対する投資家にはZapposのファウンダー、Tony HsiehのVegas Tech Fund、Zuora CEOのTien Tzuo、Vayner RSEなどがいる。今回の新規資金の調達も主としてCyberAgent、Digital Garageなどを含む既存投資家から行われた。前回の資金調達(Andreessen Horowitz、SV Angel、YC、Digital Garage、CyberAgent)と合わせてAnyPerkは総額450万ドルのシード資金を調達したことになる。

今回の資金は主にセールスおよびマーケティングのチームの拡大とモバイル・アプリの開発に充てられる。

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Lyft、Uberを押しのけて日本人ファウンダーの福利厚生サービス、AnyPerkと独占契約

LyftとUberの間での運転手のリクルート競争が一段と激しさを増す中、両社はともにAnyPerkと福利厚生契約を結ぼうと試みた。AnyPerkが提供する数々の割引特典が運転手の募集に大きな効果があるからだ。この競争にはLyftが勝った。Lyftの運転手になればAT&T料金の15%割引を始め、ジムの会員料金、レストランの割引などさまざまな特典を享受できる。

事情に詳しい情報源によれば、Uberも同様の特典提供を求めていたが、LyftがAnyPerkと運輸ビジネス部門での独占契約を結んでしまったために果たせなかったという。AnyPerkはLyftの運転手にホテル、映画、スパ・リゾート、さては獣医までさまざまな割引を提供する。

AnyPerkとの独占契約を発表する前の週にもLyftはUberと競争するために攻撃的な手を打っている。LyftはUberのサンフランシスコ支社の前に「ただの数字になることはない」と書かれた巨大な看板“を載せたトラックを駐車して運転手にUberではなくLyftへの参加を呼びかけるキャンペーンを行った。

Lyftには攻勢に出なければならない事情がある。Uber Xは、少なくとも私の住むサンフランシスコでは、Lyftとほぼ同料金だがLyftよりずっと早く来る。運転手リクルートのために自動車ローンの一部負担、サインアップ・ボーナスなどのさまざまな手を打ったのが功を奏して、UberはこLyftより多くの運転手を確保してきた。車が入り用なら、即刻入り用なのだ。Uberは待ち時間短縮競争で勝利しつつある。しかしLyftの反撃で競争はさらに激しくなりそうだ。

[画像:TheAgencySD]

〔日本版:福山太郎氏がファウンダー、CEOを務めるAnyPerkの背景についてはこちらの記事を参照

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Yコンビネータ出身でファウンダーに日本人が参加するAnyPerkが140万ドルの資金を調達―社員の福利を手軽にアウトソーシング

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AnyPerkはウェブで配られるクーポンや割引などのperk(余録)を社員の福利のために企業に対して提供するスタートアップだが、先ほどDigital Garage、Ben Lewis(TapjoyとKarmaのファウンダー)、Michael Liou、CyberAgentVenture、川田尚吾(DeNAの共同ファウンダー)から140万ドルの資金を調達したことを発表した。

AnyPerkは企業が社員にちょっとした福利を提供するのに便利なサービスだ。社員1人あたり毎月5ドルを支払うだけでAMCとRegalの映画チケット、Dish Networkのケーブルテレビ、Dellのコンピュータ、1800 Flowersの花などの割引が受けられる。またCostcoの無料クーポンももらえる。

Pinterest、Klout、GetAround、BirchBox、Seamless、Pandoraなどといったインターネット企業がすでにAnyPerkを利用している。

AnyPerkは最近サイトをリニューアルしたが、もともとY Combinatorの昨年の夏学期の出身だ。共同ファウンダーの福山太郎、高橋篤博はすでにスタートアップを成功させた経験者だ。高橋はスマートフォンの広告ネットワーク、Nobotを創立し、同社はKDDIに1900万ドルで買収された。

〔日本版〕TechCrunch Japan西田編集長によるAnyPerkについての記事、前編後編

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