ポラロイドカメラの復活

The Impossible Project(インポッシブル・プロジェクト)が、ポラロイドの放棄されたインスタントフィルムを生かし続けることを宣言して10年以上経ったが、同プロジェクトはついにその困難な目標を成し遂げた。その生命を救おうとしたブランドを公式なものとして自身に取り込んだのだ。そしてその記念として、新しいカメラPolaroid Nowが登場した。

2つのブランドの統合は何年もかけて行われていて、実際インポッシブル・プロジェクトの製品はすでにポラロイドブランドとなっていた。しかし、今回のことでスタートアップもしくは写真の世界に存在していた奇妙な関係の1つが、満足できる形に落ち着いた。

私が最初にインポッシブル・プロジェクトについて書いたのは2009年の初めのことである(明らかにバイオニックコマンドーの加工スクリーンショットをトップ画像として使ったのは良いアイデアだった)、これは同プロジェクトがポラロイドインスタントフィルム製造資産の一部の買収を発表したことを受けてのものだった。

関連記事:オランダで進むポラロイドフィルムの復活計画(未訳)

当時のポラロイドは単なる器に過ぎなかった。1980年代以降衰退し2001年にはほとんど操業を停止していたポラロイドは、デジタルブランドとして再スタートし、フィルム販売は段階的に廃止されていた。この戦略は失敗し、ポラロイドは2008年には再び破産を申請していた。

だがこのときは、同社がフィルム工場を手放すと、オランダの起業家やポラロイドの専門家の一部が、そのリースをインポッシブル・プロジェクトとして引き継いだ。だが、機械は残されていたものの、有名なポラロイドインスタントフィルムのための特許やその他の知的財産は残されていなかった。そのため、彼らは基本的にプロセスをゼロから作り直す必要があり、初期の成果はかなり粗雑なものとなった。

しかし、富士フイルムのインスタックスより優れた品質は欲しいが、35mm一眼レフほどの品質は求めないフィルム愛好家たちや、継続的に成長を続けるポラロイドオーナーたちの情熱的なコミュニティに支えられてプロジェクトは頑張り続けた。やがてプロセスは成熟し、インポッシブルは新しいフィルムと物流パートナーを手に入れることができた。一方でポラロイドがそのブランドを特に写真とは関連しない様々な製品に使ったにもかかわらず、順調な成長が続いた。ポラロイドはレディ・ガガを「クリエイティブディレクター」として採用したが、CESで彼女が宣伝したデバイスが実現されることはなかった。

ガガは発表に大幅に遅刻したものの、そのGL30プロトタイプ(デジタルカメラ)には見るべき価値はあった。

2017年にインポッシブルのCEOが、ポラロイドのブランド名と知的財産を購入したおかげで、プロジェクトはようやく一人前となった。彼らはインポッシブルを「ポラロイドオリジナル」として再ローンチし、古いポラロイドに似た新しい「i-Type」フィルムプロセスを使うOneStep 2カメラをリリースした(高価なカートリッジバッテリーの利用は避けていた)。

一方、ポラロイドはその間も新製品をリリースし続けていた、おそらく買収前にブランドで契約または開発が進んでいたプロジェクトなのだろう。再ブランド初期段階のインスタントカメラより品質は向上していたものの、実際に成功した製品はなく、デジタルインスタントプリント(ポラロイドの最後の砦)は、実フィルムに対する郷愁の波(特にインスタックスミニ)に飲まれて、影を潜めていた。

しかし、ようやく合併が完了し、ポラロイド、ポラロイドオリジナル、そしてインポッシブルプロジェクトがついに1つのものとなった。すべてのデバイスとフィルムはポラロイドの名前でリリースされるが、i-Typeや新しいPolaroid Nowカメラなどの新しいサブブランドが生まれることになるだろう。

ところで、Polaroid Nowは完全に設計し直されたカメラではない。人気のPolaroid OneStepを踏襲し「より親しみやすい」再設計を施したものだが、改善されたオートフォーカス、フラッシュ調整ライトセンサー、改善されたバッテリーなどが追加されている。100ドル(約1万800円)という価格は、お財布にそれほど負担ではないが、フィルムには1枚あたり約2ドル(約216円)のコストがかかることを忘れないように。これが彼らのやり方だ。

傍目には長くて奇妙な旅だったが、最終的には満足のいくものになった。ポラロイドの歴代オーナーたちは、対象はなんであれそのブランド名を付けて売ることに熱心だったが、インポッシブルはインスタントフィルム写真の基本的な価値に賭けていた。リスクを伴う長期的な戦略が結局勝利を収めた(まあ多くの人たちがポラロイドブランドをいいようにこき使ってはきたが)。そして運に恵まれれば、この起源となったブランドは、成功を続けることができるだろう。

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(翻訳:sako)

Pixel 4とiPhone 11 Proのカメラを徹底実写比較、買うならどっち?

ご覧のような次第で新しいスマートフォンが必要になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

iPhoneのユーザーだが、毎日かなりの時間を携帯カメラで写真を撮ることに費やしている。私にとってはカメラの性能が購入にあたって重要な要素だ。同僚のBrian Heater(ブライアン・ヒーター)記者のPixel 4は進化したカメラで勝負という記事を読んで乗り換えも検討することにした。

iPhone 11シリーズとPixel 4は正面から激突するライバルだ。どちらも700ドル(約7万6000円)からと同価格帯だが、何よりAppleとGoogleが提供する最新モデルだ。

Pixel 4(左)と iPhone 11 Pro(右)

両モデルともに新機能満載で用語の数もそれだけ多い。スローシンクロ、トゥルカラー、ナイトモード自動認識などなど。しかし、いちばん重要なのは毎日ポケットに入れて持ち歩くカメラとして、どちらが優れた写真を撮れるかだ。そこでさまざまな条件で実際に写真を撮って比較してみることにした(クリックすると高解像度の画像が表示される)。

横位置

雨上がりのブルックリン橋。マンハッタン側からの撮影。イーストリバーの対岸にブルックリンが広がっている。

Pixel 4(左)、 iPhone 11 Pro(右)

Pixel 4(左)と iPhone 11 Pro(右)

ポートレート

ビデオチームの同僚、Arman Tabatabai(アルマーン・タバトバイ)が遅い午後のピンクがかった光に照らされている。撮影距離は同じ。

Pixel 4(左)、iPhone 11 Pro(右)

料理

火鍋、白熱灯照明。

Pixel 4(左)、iPhone 11 Pro(右)

日本料理、メキシコ料理(どちらも低照度)。

Pixel 4(左)、iPhone 11 Pro(右)

集合セルフィー

この中の1人はエミー賞受賞者だ。

Pixel 4 iPhone 11 Pro comparison group selfie

Pixel 4(左)、iPhone 11 Pro(右)

超低照度

コンサート会場やライブハウスの照明はたいていの場合不自然で、人物を引き立たせていない。まあ撮影など考えずに歌を楽しむべきなのだろう。

Pixel 4(左)、iPhone 11 Pro(右)

Pixel 4のほうが細部まで明るく写るがiPhone 11 Proは場所の雰囲気が出ている。

Pixel 4(左)、iPhone 11 Pro(右) (0.5倍ワイド)

非常に暗い場所の動く被写体(犬)。

Pixel 4(左)、iPhone 11 Pro(右) (.5倍望遠)

マンハッタン通りの夜景。曇っており星は出ていなかった。

Pixel 4(左)、iPhone 11 Pro(右)

デジタルズーム

どちらのカメラも10倍のデジタルズーム機能を備えている。デジタルズームは下の作例のようにひどく画質を劣化させるので私は使わないし人に勧めたこともない。証拠写真にでもしようとするのでないかぎり使わないほうがよい。

iPhone 11 Pro(1倍 標準)

おーい! 見えるかー?

iPhone 11 Pro (デジタルズーム10倍)

結論

写真編集ツールはPixel 4の方がやや優れていると感じた。しかし画質の差はごくわずかで、記事を書くにあたってどちらの写真か何度も情報をチェックする必要があった。あとは好みの問題ということになるだろう。コメントは最小限に控えたので、実例で判断していただきたい。

iPhone 11 Pro (0.5倍ワイド)

結局、これまでどおり私はAppleのプロダクトを使うことにした。強いていえば2つの点でiPhone 11 Proのほうが私のニーズに合っていると感じたからだ。1つはスーパーワイドレンズ、もうひとつはハイレゾ画像をAirdropで近くのAppleデバイスに直接転送できる点だ。現在のAndroidの場合、チャットでハイレゾ画像を送ろうとすると、隣にいる相手でもサーバー経由で送信しなければならなず、1ステップ余計に手間がかかる。

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滑川海彦@Facebook

GoProが新アクションカムのHero8 BlackとMAXを発表

GoProはHeroシリーズと360度アクションカメラの新バージョンを発表した。399ドル(約4万3000円)のGoPro Hero8 Blackの最大の変更点は、GoPro独自のマウントシステムをケースに直接組み込んだ新ボディデザインになり、自撮り棒や吸着マウント、ボディマウントなどに取り付けるための、アドオンフレームが不要になったことだ。

GoPro Hero8 Blackは1080pから4Kの解像度で撮影でき、独自のデジタル安定化技術の第2世代バージョンことHyperSmooth 2.0も搭載されている。GoPro Hero7で初公開された最初のHyperSmoothはその有効性が称賛されたが、新バージョンはさらに強力で、その効き具合を調整できる新しいオプションが存在する。

GoPro独自の可変録画モードことTimeWarpもバージョン2.0にアップグレードされ、マイクなしでの録画での防風効果が向上した。本体の変更によりレンズは取り外せなくなったが、GoProはフィルタ用の新しいマウントシステムを間もなくリリースする予定だ。

新デザイン以外にも、一連の新しい別売りアドオンがあり、GoProはこれを「Mods(モッド)」と呼んでいる。ショットガンマイクを内蔵したMedia Mod(79.99ドル、約8600円)や、フリップアップ式の液晶ビューファインダーを備えたDisplay Mod(79.99ドル、約8600円)、200ルーメンの動画用LEDライトを搭載したLight Mod(49.99ドル、約5400円)が用意される。

もう1つの新しいカメラ ことGoPro MAX は、499ドル(約5万4000円)のGoPro Fusionの後継機で、360度の撮影が可能だ。また、優れたシングルレンズ撮影や従来どおりの広角撮影、そしてMax HyperSmooth(名前のとおり、非常に強力な)と呼ばれる独自のHyperSmoothスタビライズ機能が利用できる。

GoPro MAX にはフロントディスプレイが搭載され、360度動画よりも動画編集の柔軟性と、より簡単に動画をvlog(ブイログ)したい先進的なコンテンツクリエーター向けのようにみえる。

GoProはDJIやInsta360など、ホームカテゴリにおける競争激化に直面しているが、今回のアップグレードは既存のHero7と比べてクオリティが高められた意義ある改善であり、新しいオールインワンボディデザインは外出先でもさらに便利なはずだ。

GoPro Hero8の予約受付は10月15日から、そしてGoPro Maxの出荷は10月24日からとなる。

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(翻訳:塚本直樹Twitter

マルチレンズ/マルチカメラにこだわるLightがカメラ5-9台を載せたスマホを開発中

あの、とてつもないL16カメラを作ったLightが、今度は複数のカメラを装備したスマートフォンを作っている。The Washington Postの記事によると、今同社がプロトタイプを作っているのは、カメラが5つから9つぐらいあるスマートフォンで、64メガピクセルの写真を撮れる、という。

外観はiPhone Xよりそれほど厚くない、とPost紙は報じている。センサーを増やして、暗いところでもよく撮れて、奥行き効果を強調し、内部処理によって複数の像をひとつにまとめる。

同社は1950ドルのL16カメラを2015年に発表し、2017年に発売した。そのカメラはレンズが16あり、52メガピクセルの画像を撮った。結果は感動的で、とくにカメラのサイズが小さいことがすごい。まさに、ポケットに収めることができる。でも、消費者が求めるのは、便利な携帯電話に本格的なカメラがあることだ。そこでLightも、その流れに従った。

このようなスーパーカメラフォーンはLightの独占ではない。カメラメーカーのREDが近く発売するスマートフォンはモジュール構造のレンズシステムを誇り、REDの映画撮影用カメラのファインダーとしても使える。またHuaweiが最近発売したP21 Proは、三つのレンズで色やズームなどの最適オプションをユーザーに提供する。さらに数年前にはNokiaが、41MPのセンサーを搭載したLumia 1020とPureView 808で超高精細カメラを試みた。

Lightのマルチカメラスマートフォンは、発売日等がまだ不明だ。詳しい仕様も、発表されていない。今Lightに問い合わせているから、情報が得られ次第この記事をアップデートしよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Google Clipsがハグやキスなど貴重な瞬間を認識してばっちり撮影する

【抄訳】
AIを山盛りにした“スマートカメラ”Clipsがさらにスマートになったことを今日(米国時間5/11)、Googleが発表した。とくにそれの、‘特別な瞬間’を捉える能力が進化した。たとえば、ハグとかキスなんかだ。ジャンプやダンスなんかも捉える。プライベートな特別な瞬間をすべて、苦労せずに撮っておきたければ、ぜひ利用しよう。

でも、すこし、説明をしたい。

Google Clipsは、画期的な消費者製品というよりも、今の人工知能の能力を写真撮影に使ったらこんなことができる、という概念実証のような製品だ。

両親も犬もいる私なんか、まさにこのカメラのターゲットだ(かわいい犬だよん)。でも私は、撮るのが難しい瞬間を捉えることのできるスマートカメラを欲しいとは思わない。うちの子や犬が、カメラの前でじっとしててくれるとしてもね。

なぜ欲しくないのか、その説明は難しい。写真が自動的にクラウドにアップロードされて公開されるからではない。というか、勝手に自動的にアップロードされることはない。寫眞はカメラ本体の16GBのストレージに保存され、あとで見たりシェアしたり消したりできる。お値段は、最近50ドル値下げされても199ドルとお高いが、欲しくないのは値段のせいでもない。

問題はたぶん、このカメラの‘思想’だ。

ある瞬間を完全にエンジョイするためには、それをカメラで捉えなければならない、という思想。しかしそのためには、生活や仕事をそっちのけにして、カメラやスマートフォンを手に持ち、その瞬間を逃さないようにしなければならない。子どもと遊んでるときも、犬にボールを投げてやっているときも。そしてこの問題への唯一の解が、テクノロジーの屋上屋を架すこと(テクノロジーの過剰)であること。カメラ(やスマートフォン)のことを忘れてもよい、ことであってほしいね。

もうひとつ、いらつくのは、すべての貴重な瞬間を写真やビデオに撮る、というClipsの思想。実際には、一瞬で過ぎ去ってほしい瞬間もある。記憶に残るだけでよいものもある。いろんな瞬間が積み重なって絆(きずな)や愛になるけど、その全部を撮らなくてもいい。

何もかもを写真で残す必要はない。

どうしても撮りたい瞬間、赤ちゃんが初めて歩くときとか、忙しすぎてパーティーのスナップ写真を撮れないときなどは、スマートフォンのカメラを“Google Clips”モードにすればよい。そう考えると、199ドルは高い。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Canaryのセキュリティカメラの人検出AIが改良、もう壁に映る影で警報はしない

わが家のホームセキュリティカメラのいちばん困る欠点は、擬陽性だ。あるときなどは、ぼくのウサギがルッコラをかじるたびに、ビデオを送ってきた。それは、一日だけなら楽しいが、そのあとは責苦だ。

今年の初めに、AIを利用して人を検出するアルゴリズムを加えたCanaryがそいつをアップデートし、重要な改良をいくつか加えた。中でも重要なのは、動きのある人だけを検出するようになったことだ。これにより、たとえば、車のライトで人の影が壁に映っただけで警報が鳴ることはなくなった。

すてきな改良だけど、もうちょっとなんとかして、と思う部分もある。わが家では初代のCanaryをずっと使っていて、そいつはときどきウサギを人と間違える。彼女は、ウサギにしてはお利口だけど、ときどき木製の家具をかじったり、季節によっては毛が抜け替わる。でも、ぼくのアパートで大騒動をひき起こすことはない。

しかし、ときどき擬陽性はあっても、ペットのいる家では稀にそうでない警報もありえる。たとえば野生のアライグマの一群が家に侵入してあちこち壊したら、擬陽性ではすまない。Canaryの次のバージョンでは、ペットと野生動物を区別できるようになるとよいね。

今度の新しい機能は木曜日(米国時間4/26)に、AndroidとiOSのユーザーへ展開される。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Ring Floodlight Camは、投光機付き防犯カメラのスラムダンクだ

すぐれた家庭用防犯カメラの条件は、簡単に設置できて、かつ利用者の不安を取り除いてくれることだ。249ドルのRing Floodlight Camはどちらも実現している。

カメラは古い投光機が付いていた場所に取り付けることが可能で、ネットワークにはWi-Fiでつながる。設置は簡単で、移動するものに反応して照明をつけることも、一晩中照らして侵入者を防ぐこともできる。ナイトビジョンモードを使えば暗いときにも撮影が可能だ

移動物体を検知するとシステムから通知が送られ、年間30ドルのモニタープランに入っていれば60日間ビデオが保存される。ビデオは移動を検知したりある程度人を判別するには十分な解像度だが、すこし離れたところのナンバープレートは読めないかもしれない。

そしてほかのRing製品と同じく、アプリを通じて侵入者に話しかけたりサイレンを鳴らすこともできる。サイレンは周囲の騒音に消される程度の音量だが、効果はあるだろう。

この手のカメラはNetatmo Presenceをはじめいくつか試してきたが、Ring Camの耐久性は気に入っている。NetatmoのようなSF的スタイリングはないが、暗いところを照らすライトという仕事をしっかりこなす。しかも、SDカードスロットをもたないため、防水性は完全だ。防水はNetatmo Presenceを使っているときに遭遇した問題だ。

Ringはあらゆることをしっかりこなした。他のカメラソリューションがスタンドアローンであったり、新築時に設置する必要があるのに対して、このカメラは過去のシステムと互換があり、非常によくできている。システム全体のインストールはすぐに終わり、(今のところ)問題なく動作しているが、ブルックリンの風雨に耐えられるかどうかは時を待たなくてはわからない。

もし読者が投光機を購入予定で、デザイン性が気にならないならこれはお薦めだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ホームセキュリティサービスのOomaがAI機能搭載のライブストリーミングビデオカメラButterfleyeを買収

Oomaは、今でもVoPのプラットホームとして知られている企業だと思うが、このほど、AIを利用する家庭と企業用のビデオカメラ、スマートセキュリティカメラを作っているセキュリティプラットホームButterfleyeを買収した。OomaはButterfleyeのカメラを同社のセキュリティソリューションOoma Homeに統合するつもりだが、元のブランドでカメラを売ることも続ける。

両社は、買収の財務的詳細を明かしていない。

OomaのCEO Eric Stangは、今日(米国時間12/20)の発表声明でこう述べている: “Butterfleyeには、すばらしいインテリジェントなセキュリティカメラシステムがあり、その能力を私たちのセキュリティサービスOoma Homeに加えられることはすごく嬉しい。私たちの戦略は、Oomaのスマート通信プラットホームをベースとして、インターネットに接続された高度な家庭向けセキュリティサービスを提供することであり、今回の買収はそのための重要な一歩である”。

2015に創業されたButterfleyeは、そのカメラを2016年にIndiegogoのクラウドファンディングキャンペーンでプレゼンした。同社はその後400万ドル近くを調達したが、業界やメディアのレーダーにはなかなか映らなかった。その機能の中には、顔認識、個人認識、温度・音・動きのセンサー、そしてセキュリティカメラとしての24/7ライブ(リアルタイム)ストリーミングは、どんなデバイスへも送れる。

一見するとButterfleyeは、Amazonで30ドル以下で買える安物のWi-Fiカメラにしか見えないかもしれない。でもそんなカメラと違うのは、インテリジェンス(AI機能)があり、しかも頑丈だ。ただしお値段は、ワイヤレスカメラ1台で199ドル99セント以上、3台パックで499ドル99セントだから、誰もが真剣に対応すべきデバイスだ。名前が知れ渡っているNestの高級カメラも、同じ価格帯だけどね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Instagifは、GIFアニメを「プリント」できるカメラ

動く画像をプリントしたいと思ったことはないだろうか? 実はそれが(ほぼ)可能になった。Abhishek Singhというものづくり屋が作ったインスタントカメラは、Rapberry PiとPiTFT画面を組み合わせた小さな箱を吐き出す。このカメラで撮影すると、短いビデオがスクリーンに転送され、別の映像を撮るまで何度でも繰り返して再生できる。プロジェクトはすべて自分で設計して3Dプリントで作った。データは公開されているので自分で作ることもできる

Singhは自分のハッキングプロセスを真似したい人のために、ハウツー書も書いた。SinghのGIFプロジェクトはこれが最初ではない。彼の作ったPeeqoというロボットの返答はGIFで作られている。普通のAlexaの会話もできる。SinghはNYUのITPプログラムに属しており、このプロジェクトは彼が「ものと動画とGIFを作ること」が大好きなおかげで実現した。

3Dプリントしたカメラから、パラパラ漫画が出てきたら楽しいと思わないか? きっとそれはSinghの次のプロジェクトだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Apple、「iPhoneカメラの使い方」ビデオを公開

iPhone 7およびiPhone 7 Plusで、写真をうまく撮りたい人は必見だ。Appleが、写真撮影Tipsのビデオを公開したのだ。ビデオはAppleのサイトおよびYouTubeにて公開されている。最初にみたときは、カメラアプリケーション上に現れるボタンの機能説明ビデオのようなものかと思った。しかし単なる機能説明ビデオではなかった。気付きにくい機能や、その機能の有効活用の仕方などを説明する興味深いものに仕上がっている。

一連のビデオは「iPhone 7で写真を撮ろう」(How to shoot on iPhone 7)と題されている。それぞれのビデオで、具体的な撮影シーンに応じたTipsを紹介している。ビデオ中の説明は非常にシンプルでかつ効果的だ。iPhone 7があればカメラなど必要ないとAppleはいうが、それを証明しようとする意欲作になっている。

ちなみに、iPhoneのカメラインタフェースは何年も変わっていない。しかしこれは新しい機能がないということを意味するのではない。さまざまな機能が旧来のインタフェースの中に埋め込まれているのだ。何がしたいのかを意識してこそ、みつかる機能もさまざまに実装されているようになっている。

たとえば、個人的にはシャッターボタンにタッチし続ければバーストモードになることなどすっかり忘れていた。また、ボリュームボタンをシャッターに使えることも忘れていた。フォーカスをロックしたり、手動で露出を変えることもできる。

Appleは、新技術を実現することにも力をいれているが、その技術をいかに使ってもらえるかという点に注力しているように思う。

1980年代のように、Appleのソフトウェアばかりが「わかりやすい」わけではないかもしれない。しかしソフトウェアを使って何ができるかを示す能力は、まだまだAppleが秀でているように思う。Apple発のTipsを知ることで、利用者全員がパワーユーザーであるかのように感じることさえできるのだ。

今回公開されたビデオも、やはりAppleの基本方針にふさわしいものであると思う。SnapchatやInstagramなどが、写真撮影用のアプリケーションとして普及しつつはある。Appleとしては、標準のカメラアプリケーションこそが、もっとも充実した機能をもつものであると示したくなったのかもしれない。サードパーティーのアプリケーションは、iOSのカメラAPIのすべてにアクセスできるわけではない。Snapchatなどでは撮ることのできないバーストモードやパノラマモードの魅力をアピールすることで、Apple謹製アプリケーションの魅力を利用者に伝えているわけだ。

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(翻訳:Maeda, H

DJIが4kジンバル・カメラをアップグレード―ズームレンズ、タイムラプスを追加

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今日(米国時間8/26)、DJIは人気のカメラOsmoをアップグレードした。新機種Osmo Plusと呼ばれ、オリジナルのOsmoにズーム、モーション・タイムラプスなどの新機能が付け加えられている。またカメラのスタビライズ・システムも改良された。

オリジナルのOsmoも販売が続けられる。OsmoとOsmo Plusは手持ち用ハンドルに取り付け可能な3軸ジンバルによるカメラ安定化システムを採用している。ジンバルの効果によって歩きながら、あるいは自動車や自転車に取り付けても安定した動画が撮影できる。

Osmo Plusにズームレンズが採用されたのは朗報だ。私自身、オリジナルのOsmoを持っている。優れた製品だがズームレンズがないためiPhoneのカメラとの差別化が十分でないように感じていた。Osmo Plusは7倍ズームが可能だ。これは3.5倍の光学ズームと2倍のロスレス・デジタル・ズームを組み合わせて実現している(1080p撮影時)。

DJIによれば、このシステムは最近発表されたInspire 1ドローン搭載のZenmuse Z3にごく近いが互換性はないという。

Osmo Plusの小売価格は本体499ドル、手持ち用ハンドルをバンドルすると649ドルとなる。

〔日本版〕DJI JAPANのサイトではOsmo+の紹介が掲載されているが、まだ購入可能になっていない。オリジナルのOsmoは販売中。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Perfect Memoryは、あなたの一生を記録するカメラ

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過去を完璧に記録して、自分の生涯がワクワクする楽しい画像集に自動編集されるところを想像してほしい(実際にはワクワクでも楽しくもないとしても)。それがPerfect Memoryワイヤレスカメラのゴールだ。

General Streaming Systems, LLCのチームが作ったこのカメラは、従来のボディーカムの進化版だ。カメラはチェーンで首から下げるか、クリップで服に着けることができる。常にビデオを撮り続け、特別なイベントはカメラをタップして記録できる。iOSまたはAndroid端末に写真とビデオをストリーミングできるほか、何よりも重要なのはペットとも繋がることだ。「そう、このカメラは犬や猫に持たせることもできる」と開発者らは書いている。「レンズは安定しているので、愛するペットが何をしているのかをすばらしい画質で見ることができる」。アクションカメラ用マウントにも装着できる。

タイムラプスビデオの撮影も可能で、バッテリー持続時間は約1日。

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これを自分やペットが着ける理由? 開発チームが期待しているのは、InstagramやSnapchatに遊び心を加えること ― 一日の特に面白かった部分を共有する ― あるいは、見た物すべての消せない記憶を作ることだ。薄気味悪いと感じる人もいるだろうが、目的は高潔だ。この手のカメラはここ数年でいくつも見てきたが、これは最も軽量でコンパクトだ。

早期支援者は119ドルでカメラを入手できる。出荷予定は10月で、色はシルバーまたはゴールド。これであなた(あるいはあなたの犬)の一生を記録できることを考えると、一見の価値があるだろう。エゴを満足させるためだとしても。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

デジタルのSuper 8カートリッジNolabは懐かしい8ミリムービーカメラをデジタル化する

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写真家のHayes Urbanが、昔のSuper 8カメラを生き返らせたい、と思った。それはフィルムがカートリッジに入っていて、映画の再生には映写機というものを使った。どこにも、デジタルな部分はない。人類は長年、このアナログの圧政に苦しめられていた。

しかし時代は変わり、Super 8は歴史の灰塵の中へと葬り去られた…かな? Urbanは元のフィルムカートリッジに代わるものとして、デジタルカートリッジを作ろうとしている。そのデジタルシステムが完成したらSuper 8のフレームレート(18, 24fps)と4:3のアスペクト比、5メガピクセルで撮影できる。Urbanは途中、放棄しかけたが、パートナーが現れてクラウドファンディングすることになった。

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HolgaやLomosなどと同じく、Super 8カメラも市場は明らかにニッチであり、一部のアーチストや懐古趣味の人しか使わないだろう。でも、機械式カメラで撮る画像や映像には予測不可能なおもしろさがあり、しかも今では、本物の写真や映画はフィルムだ、という風潮もある。だからこれも、数百から数千台ぐらいは売れるだろう。深い映像表現はフィルムでないと無理、という説すらある。でも、一こまずつ撮ったLegoのムービーや、クリスマスのどんちゃん騒ぎの映像も、今見るときっと感動するだろうね。

出典: Petapixel

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

中国のDJIがスウェーデンの名門カメラ・メーカー、ハッセルブラッドの大株主に

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Accel Partnersから7500万ドルの投資を受けた中国を代表するドローンの王者、DJIが手持ち資金の一部を興味深い方面に投資した。 DJIは今週、スウェーデンのカメラ・メーカー、Hasselbladの株式の一部を取得したと発表した。ハッセルブラッドは過酷な環境で高品位な写真撮影を可能にする製品で知られている。

取得された株式はハッセルブラッドの議決権を左右する数量ではなく、TechCrunchの取材に対し両社とも株式数などの詳細は明らかにしなかった。それでも取得株はハッセルブラッドの取締役会にDJIが1名を送り込むことができるほどの数量だった。

両社は「われわれは今後もそれぞれ独自にビジネスを運営していく」と述べた。しかしこの投資によって実現した提携により、ハッセルブラッドはDJIの無人飛行に関するノウハウを得ることができる。またDJIもハッセルブラッドの高品質な写真を可能にするテクノロジーにアクセスでき、両社はプロフェッショナル・フォトの分野での地位を強化できるものと見られる。

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ハッセルブラッドのCEO、Perry Oostingは「われわれはドローン分野における明白なリーダーであるDJIのパートナーとなることができたことを光栄に思っている」と述べた。またDJIのファウンダー、CEOのFrank
Wangは「このパートナーシップにより、両社は強みを持ち寄り、画像処理分野におけるテクノロジーの限界をいっそう先まで推し進めることができるだろう」と述べた。

いくつかの理由でこの投資は興味深い。DJIの側からいえば、高画質ドローンの分野への参入に役立つということが考えられる。DJIは空撮ドローンのパイオニアであり、この分野ではプロ、アマを問わずハイエンド・ユーザーからの強い信頼を勝ち得ている。しかし最近、あらゆるレベルで競争が激化している。たとえば一般ユーザーをターゲットにする分野ではParrotが有力なライバルとなっている。同じ中国のYuneecも今年に入っててIntelから多額の資金を調達している。

今年10億ドルの売上が見込まれるDJIとしてこの投資は初めてのものではない。だが投資を公表したのはこれが初めてだ。「現時点では他の投資については公表することは控える」とDJIの広報担当は私に言った。

Ubuntu Linuxで知られるCanonicalは今週DJIとの提携を発表した。これによりManifoldという新しいUbuntuコンピューターがDJIのドローンに搭載される。ただしDJIの広報担当によれば「純然たるテクノロジー上の提携であり、投資など財務上の関係は一切ない」ということだ。

テクノロジーであろうとなかろうと、提携はこれで終わることはないだろう。DJIは今年5月にAccelと共同でSkyFundという無人飛行機のスタートアップへの投資に特化したファンドを立ち上げた。今回のハッセルブラッドへの投資がSkyFundの一部なのかどうかについては何も発表がない。しかしAccelが沈黙しているということは、この投資がDJIの独自判断に基づくものだという推測に力を与える。

ハッセルブラッドから見てもこの投資は興味深い。ハッセルブラッドも中国の新興ビジネスからの大型投資を受け入れるようになったわけだ。CEOのPerry OostingはTechCrunchの取材に対し、メールで返信し、、「われわれが外部からの投資を受け入れたことは1941年の創立以来例がなく、今回が唯一だ。われわれは現在DJI以外の投資を受けていないし、戦略的な提携関係も持っていない」と述べた。

ハッセルブラッドは宇宙開発の歴史の輝かしいアイコンだ。人類が最初に月に着陸したとき、最初に月面の鮮明な映像を送るのに用いられてのハッセルブラッドのカメラだった。NASAの重要なミッションでハッセルブラッドが重要な役割を果たした例は数知れない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

1インチセンサーを搭載したiPhone用プラグインカメラのDxO One、現在プレオーダーを受け付け中

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iPhoneのカメラは、それ自体でもなかなかすぐれたモバイルカメラであると評価されている。しかし、デジタルイメージングのリーディングカンパニーであるDxOからリリースされたカメラとタッグを組ませれば、さらに素晴らしいクオリティを望むことができる。発表されたDxO ONEは、LightningケーブルでiPhoneと接続する。f1.8のレンズを搭載し、画素数は20.2メガピクセルでセンサーサイズは1インチとなっている。1インチのセンサーサイズといえば、TechCrunchでも取り上げたコンパクトカメラのSony RX100と同じサイズだ。小型ながらノイズの少ない高画質を期待することができ、もちろんボケ描写力などにも力を発揮する。

このDxO ONEはもちろんRX100よりも小さく、背の高さがiPhoneの幅とほぼ同じで、厚さも1インチしかない。Lightningポートに接続しつつiPhoneを回転式LCDディスプレイとして利用する。RAWモードでの撮影も可能で、Adobe Lightroomなどといっしょに使えば、利用シーンも大きく広がることだろう。

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絞りやシャッター速度、およびISOなどはもちろん手動で設定することができる。デジタル一眼カメラやミラーレスカメラなどに搭載されている撮影モードメニューも用意されている。さらに1080p/30fpsでビデオ撮影を行ったり、あるいは720p/120fpsでスローモーション撮影をすることもできる。写真やビデオの保存用にmicroSDカードが搭載されているし、もちろんiPhoneのカメラロールに保存することもできる。

いくつかDxOによる写真を掲載しておく。

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趣味の写真家にとって非常に魅力的なプロダクトであるように思える。599ドルという価格も同性能の単体カメラを買うよりもずいぶん安い感じだ(訳注:記事中からリンクされているDxOのサイトには79900円という表記も見えます)。参考までにRX100 IVの価格は1000ドルだ。レンズは32mm相当に固定されることになるわけだが、それでもずいぶん魅力的な商品ではなかろうか。

現在dxo.comにてプレオーダーを受付中で、アメリカでの出荷開始は9月になるとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H

一日をまるごと記録するウェラブルカメラ新型発表―Narrative Clip 2は199ドルで予約受付中

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Narrativeは装着者の一日をくりかえし撮影し続けるカメラのスタートアップだが、ウェブサイトで第二世代の製品の予約受付を開始した。

Narrative Clip 2のカラーバリエーションは赤、白、黒が用意され、今年9月に出荷予定だ。価格は199ドルで、現行モデルも149ドルのまま販売が続けられるという。

同社のウェブサイトによれば、現行製品の撮影間隔が30秒の固定であるのに対し、新製品ではユーザーが設定できるようになっているという。

Narrative Clip 2

また画素数も5メガ・ピクセルから8メガ・ピクセルに強化され、Wi-Fiチップを内蔵するようになった。ホットスポットが利用可能な場合、写真はバックグラウンドでNarrativeのサーバに自動的にアップロードされるので、ユーザーは専用アプリをモバイルデバイスで開くだけで写真を見ることができる。また各種のソーシャル・ネットワークで共有することも可能だ。

Narrativeによれば、一回の充電で30時間作動するという。カンファレンスやコンサートの記録にも十分な時間だ(誰かがカメラに気づき、文句を言ってこなければだが)。カメラのクリップは交換可能なので、カメラが市場に出るとサードパーティーからいろいろなユースケースに対応したクリップが提供されるだろう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

写真プリンターとして機能するスマートフォン用ケースがKickstarterに登場

スマートフォンで撮った写真を直ちに印刷できるケースのことは既にお聞き及びだろうか。Pryntという名前で、いよいよKickstarterのキャンペーンページからプレオーダーできるようになった。早期割引プランは既にすべて予定数に達していて、今は99ドルの価格で手に入れることができるようになっている。

上のビデオにあるように、私たちはCESの会場でPryntを見せてもらった。初期モデルからマウント部を改良し、iPhone 6 PlusやGalaxy Noteなどのような大画面ファブレットにも対応できるようにしたそうだ。ちなみに見せてもらったときにはLightningないしUSBでの接続をサポートしておらず、目標としていた印刷速度である30秒にはまだ到達していないようだった。

夏に予定されている出荷開始の段階では、iPhone 5/s/c/6およびSamsung Galaxy S4/S5をサポートする予定となっている。カメラで撮影した写真を印刷するだけでなく、拡張現実機能をサポートするアプリケーションも用意されている。その件については11月の記事でも触れている。

Pryntアプリで写真を撮ると、シャッターを押す前後のビデオが撮られクラウドに送られる。プリントした写真をアプリのカメラで見ると、写真の上にPlayボタンが現れ、ビデオが再生される。

まるでSnapchatに、ビデオを見るための物理的キーが加わったような感じだ。セキュリティーを高めるために、隠しピクセル等のしかけを使い、写真の写真ではビデオが見えないようにすることも考えている。実際に見ると実に楽しい。

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(翻訳:Maeda, H


ついにiPhoneのカメラがマニュアル操作可能に―アプリはその名もManualがオススメ

iPhoneはとうに世界でももっとも売れているデジカメの地位を獲得している。そこでAppleがiOS 8でアプリのデベロッパーに(つまり結果的にはユーザーに)対してカメラのコントロールの余地を拡大したことは大いに歓迎すべきニュースだ。

iOS 8は、フォーカス、シャッター速度、ホワイトバランス、標準グレーカード、 ISO(フィルム時代の「感度」に相当)、露出、逆光補正などなどカメラに関する多くコントロール項目を開放した。これによってデベロッパーはiPhone向けの本格的なカメラアプリを開発することが可能になった。

以前、私は写真界に身を置いていたので、最新のカメラアプリに絶えず注意を払っていた。それで知ったのだが、多くのデベロッパーがiPhone向けにカメラアプリを開発するのがおそろしく難しいと認めていた。このジャンルは真偽取り混ぜた「裏ワザ」が充満する世界で、一旦登録されたアプリが削除されたり、その後復活したりすることも珍しくなかった。Appleが公式にはカメラ機能のマニュアル・コントロールのAPIを公開していないため、開発は勘と試行錯誤による経験に頼る他なかった。しかも腹立たしいことに、AndroidもWindows PhoneもiOSよりずっと広範囲にカメラコントロールを公開していた。

ついにAppleがデベロッパーにカメラのコントロールを開放したことが私には大変うれしい。私は元プロのフォトグラファーで、結婚式からスポーツ、自然までほとんどあらゆる分野の写真を撮ってきた。しかしだいぶ以前からメインの(つまりいちばん使用頻度の高い)カメラはiPhoneになっており、iPhoneカメラの詳しいレビュー記事も書いている。 もちろん私はiPhoneが本格的な一眼レフの代用になるとは考えていないし、いろいろな理由からまだ今のところ 結婚式をiPhoneで撮るつもりはない

だが一般ユーザー向けのカメラとしてiPhoneは写真史上最高のプロダクトの一つだというのは間違いない。iPhoneはカメラとしてKodakのブラウニー、ペンタックスK1000、キヤノンのDigital Rebel(EOS Kiss)に匹敵する役割を写真の大衆化においた果たした。テクノロジー的にはもっと画期的製品もあったが、そのような製品の販売量はたかが知れていた。何千万、何億という消費者に高品質の写真を撮る能力を与えた点でiPhoneは今挙げたような偉大なカメラの仲間入りをする資格がある。

私はカメラの販売員をしていたこともあり、これも楽しい経験だった。私がその職について一二年後に写真界をデジタル化の大波が襲い、あらゆる面で写真というものをを変えた。液晶モニタを備えたデジタルカメラはその場で撮影結果を確認できるというのもその一つだ(シャッターを押すたびにいちいち液晶で結果を確認することをプロ・フォトグラファーの一部は〔チンパンジーのように見えるとして〕チンプするという言葉を作って嘲ったものだ)。しかし液晶モニタのおかげでカメラユーザーが初めてシャッター速度や絞りを変化させた効果をすばやく確認できるようになった。

単に結果を「眺める」だけではなく、その結果を次の撮影に生かすフィードバックがかかるようになった。これは写真の上達に非常に大きな助けになった。今やiPhoneもシャッター速度、露出、ISOなどの要素を自由に設定してその結果を見られるようになっことは私にとって実に嬉しい。おそらく近いうちに人気カメラアプリのCamera+VSCOcam にもマニュアル機能を追加するアップデートが出されるだろう。今のところ私はWilliam Wilkinson,が開発したマニュアルカメラ・アプリでその名もずばり、 Manualを愛用している。

Manualやそのたぐいのアプリを「上級者専用」だとする考え方があるが、私はそうは思わない。良い写真を撮ることに興味あるiPhoneフォトグラファーの全員に(つまりはわれわれのほとんど全員にということになるが)、こうしたアプリでマニュアル撮影を試してみることを強くお勧めする次第だ

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


iPhoneカメラの世代別比較、これはわかりやすい!


iPhoneのカメラが時と共に良くなっていると言うのは簡単だ ― ほぼ当然のことだ。しかし、〈どれほど〉良くなっているのだろうか?

Camera+の共同ファウンダー、Lisa Bettanyがやってみた。8世代のiPhoneで撮った同じ写真を一列に並べた。

結果は何とも素晴らしい。最新2世代になると差はやや小さくなっているる ― しかし、間違いなく判別可能だ。iPhoneの最初の2機種でマクロ撮影がこれほど酷かったことを忘れていた。

この写真は、各世代の画像素子の欠陥も目立たせている。例えば、iPhone 4の写真の上部に見られるでたらめなカラー処理とフレア。これがフィルターを通してないと言っても誰も信じないだろう。

ここに貼ったスクリーンショットは、本当の決着をつけるには不足だ。Lisaの、完全インタラクティブ版対照比較画像をご覧あれ。

(注意:このリンクはトラフィック過多のため、一時的に問題が発生しているようだ。写真をクリックした時に左右に広がらなければ、読み込みに問題があるので、後ほど再トライされたい)

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


スマホに接続するソニーのレンズカメラに新型登場―QX1はEマウントのレンズ交換タイプ

ソニーの「レンズスタイルカメラ」、QXシリーズはカメラとしてかなりの変わり者だ。 Sony Alpha Rumorsのスクープから察するに、ソニーはこのシリーズに依然として力を入れていくらしい。この記事には QX1とされる新モデルの写真が多数掲載されている。コンセプトは既存のQX10とQX100と同様、撮像素子と交換可能なレンズのセットで、これをスマートフォンに接続して使うというものだ。

QXシリーズは簡単にいえばコンパクトデジタルカメラからボディーを抜いたものだ。ボディーの役目をするのはユーザーの手持ちのスマートフォンで、専用のアプリを通じてカメラをコントロールする。ある意味でスマートフォン・アクセサリーだが、本格的なカメラでもある。

近く発表されるQX1は、QXのコンセプトを一歩押し進めて、撮像素子とレンズマウントを独立させ、レンズが交換できるようにしている。レンズマウントはソニーのEマウントだという。つまりソニーのNEXシリーズ用の交換レンズがすべて使えるわけだ。撮像素子は中級デジタル一眼で標準的に用いられているAPS-Cサイズだという。またフラッシュも内蔵する。

QX1はスマートフォンに取り付けた状態でも、スマートフォンをリモコンにした状態でも使える。撮像素子部にはネジ穴があるので、三脚に取り付けて離れた場所からスマートフォンで操作するといったことも可能なわけだ。液晶ディスプレイなどの高価な部品をスマートフォンに代用させているので普通のカメラよりコストパフォーマンスは良いはずだ。Sony Alpha Rumorsによれば、QX1は明日、ベルリンで開幕するエレクトロニクス・カンファレンス、IFA 2014で発表されるという。そこで価格や出荷時期も明かされるだろう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+