楽器の練習と進歩がゲーム感覚になるJellynote、ビデオとの同期があるなど、けっこう高機能

フランス生まれのJellynoteは、新しいけどみんながよく分かる方法で、楽器の練習を提供する。Jellynoteでは、スコア(楽譜)とYouTube上の(その曲の)カバービデオを同時に見たり、ソングブックを作ったり、曲の別のバージョンを提案したりする。でも最大の機能は、Guitar Hero的なモードでマイクを利用できることだ。ビデオゲームをプレイするような感覚だが、ギターは本物だし、正しい音を出したかどうかがリアルタイムで分かり、演奏の進行がスコアに表示されていく。

協同ファウンダでCEOのBaptiste Poirierは、こう言う: “新しい楽器の練習を始めたときには、重要な課題が三つある。コンテンツを見つけること、その読み方を学ぶこと、そしてモチベーションを維持することだ”。

JellynoteのWebサイトへ行ってみると、インターネットの上でよく見る、画像を散りばめたスコアのデータベースではないことが、すぐに分かる。また、良質なユーザ体験のための工夫が、いくつも隠されている。

たとえば.midiファイルからスコアを起こすツールがある。また、Spotifyなどでアーチストや曲を見つけると、スコアが出て、ギター、ベース、ピアノなど好きなパートを演奏でき、テンポなども変えられる。

カバービデオに対しては、Jellynoteがオーディオトラックを分析し、それにシンクする形で、スコアがリアルタイムで表示される。スコアのどこかへジャンプして、ビデオ上でそこの部分の弾き方を見る、なんてこともできる。そして新しい曲を練習することは、Guitar Heroでハイスコアを叩き出すことに似ている。

Jellynoteが音楽練習ツールとして優れているのは、主に二つの点だ。くそまじめな、ステップバイステップのコースではないこと(それだとあきる人が多い)。それに、Jellynoteに何度でも戻ってきたくなる細かい仕掛けがたくさんあって、練習に意欲が出ることだ。

Jellynoteは、WebとAndroidiOSで使える。スコアデータベースの利用は無料だがビデオとのシンクやマイクを使うGuitar Heroモードには月額5ドルを払う。

著作権のある曲の場合は、Jellynoteと権利者が売上を折半する。でも今のところJellynoteは、コンテンツのオーナーにとって、雲の下を低空飛行しているようなもので、彼らのレーダーには映らないだろう。


〔ここにスライドが表示されない場合は、原文を見てください。画像が10枚もあります。〕

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写真に撮るだけで方程式を解くPhotoMath、二次方程式にも対応しAndroid版もデビュー

PhotoMathはすでにお使いだろうか。スマートフォンのカメラで方程式を撮ると、その方程式の解を教えてくれるのだ。また、解にいたる過程も示してくれる。iPhone版は大人気となったが、ついにAndroid版も現れた。

PhotoMathはDisrupt LondonでのBattlefieldに登場したのだが、その前に利用させてもらったのが初めての体験だった。デザインも使い勝手も非常によくできていると感じた。コンピューターで方程式を解くということ自体は、何も新しいことではない。WolframAlphaでも、もちろんずっと前からできる。しかしWolframAlphaでは方程式の入力が面倒だった。PhotoMathでは、解を得たい方程式にカメラを向けて、写真を撮るだけで事足りるのだ。

今回、Android版をリリースすると同時に、二次方程式、不等式なども解けるようになった。動作ははやくなり、また解法の表示スタイルにも変更が加えられた。

とても面白いアプリケーションだとは思っていた。しかしこちらで思っていた以上に、多くの人が魅力を感じているようだ。iPhone版はリリース後24時間でトップにランキングされるまでになった。Disrupt Londonでも、誰もがPhotoMathの話をしていた印象だ。

開発元のMicroBlinkはそもそも文字認識を技術を売りにしている企業だ。培った経験に基づき、数式の認識も迅速でかつ正確なものとなっており、数秒の操作で方程式の解を得ることができるのだ。PhotoMathは本業であるリアルタイム文字認識の精度をアピールすることにも役立つアプリケーションとなっているようだ。

これまでにiOS版およびWindows版のダウンロード数は1100万件を数えている。さらに1月のみでみても、800万件の方程式を解いたのだという。満を持してのAndroid版投入となったわけだが、価格は依然として無料だ。安さに魅力を感じてAndroidを使っているような高校生にも大人気となるに違いない。

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(翻訳:Maeda, H


Amazon、2014年Q4はEPS 0.45ドルで予測を上回るも、売上は293億ドルでわずかに及ばず

先ほどAmazonは、2014年Q4の決算を発表し、売上293.3億ドル、純利益は2.14億ドル、1株当たり0.45ドルだった。CNBC/Thomson Reutersによると、アナリストの予測は1株当たり利益0.17ドル、売上296.7億ドルだった。Amazonは利益では予想を大きく上回ったが、売上はわずかに及ばなかった。

過去2四半期、Amazonは予想に反して損失を出した。3ヵ月前、株式市場は同社に対して非常に厳しく、株価は10%下落した。

Amazonがほぼ復調した今、市場の反応は非常に良い。売上が予想を下回ったにもかかわらず、決算発表後の時間外取引きで、株価は7.86%高値をつけている。

昨年同時期、Amazonの収支は売上255.9億ドル、EPS 0.51ドルだった。今日発表された数値は、対前年比で売上が14.6%増え、利益は11.8%減っている。

未だにAmazonは、Amazon Fire Phone発売の後始末に追われている。新型電話機を買う人が殆どいないことに気付いた同社は、価格を下げるほかなかった。現在あちこちで0.99ドルで売られている。

その結果Amazonの利益率は打撃を受けた。しかし、状況は改善されつつある。この四半期はAmazonにとって重要だった。ついに同社は純利益を上げた。

売上は対前年比で大きく伸びている。新しいデバイスの研究開発に大きく投資しているが、それでもAmazonは何といっても驚くべき成功を収めているEコマースサイトだ。

特にAmazon Primeが非常に好調だ。世界で数千万人のユーザーが、高速配達とストリーミングサービスのためにPrimeを定期契約している。同社はこの定期利用料から大きな利益を得ているはずだ。

「昨年Prime会員料金を値上げした時、顧客はそれでもこれがショッピング史上最高のバーゲンだとわかってくれると信じていた。結果はその通りになった ― 全世界数千万の有償メンバーが昨年53%増えた。米国内は50%で海外の方がむしろ早い」とCEO Jeff Bezosがリリース文で語った。
他の高利益率部門には、Amazonサイトでの広告、Android用アプリストア、Amazonインスタントビデオ、およびKindleストアがある。最近同社はHachettとの争議を解決したので、Hachetteの本が再びKindleストアに戻ってきた。これも後押ししただろう。

今後は利益率に注意する必要はあるが、Amazonが再びFire Phoneのように新奇なデバイスの発売に挑戦するかどうか注目した。Amazonは、さらに多くの人々をAmazonエコシステムに呼び込む完璧なデバイスを探すために、十分時間をかけることができる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


コミュニケーション能力向上のためのレッスンをメールで提供するCommunicateBetter.io

これまでも優れたSaaSをいろいろ作ってきた有能な人たちが、今度は、あなたのコミュニケーション能力をアップするために、週に一回、計52回のレッスンを提供してくれることになった。会社の中や、今後のパートナー候補の人たちや、あるいはお客さんと、もっと上手にコミュニケーションできるようになりたい方はご注目を。このサービスの‘購読者’になると毎週メールで、コミュニケーション能力向上のためのアドバイスが送られてくる*。しかも、無料で。〔*: 一回のレッスンの内容(==テキスト)は、けっこう長い。〕

今は15の企業がこのサービスを支えていて、レッスンは各社が独自に作っている。今後参加企業は増えると思われるし、このサービス専門の新しい‘教育企業’が生まれるかもしれない。もちろんそんな企業からは、案内メールが送られてくるだろう。

ぼくがこのCommunicateBetter.ioというサービスに関心を持った理由は、Frontの人たちのアイデアが起源だからだ(サービスにFrontの名前は登場しない)。Frontはインボックスを共有するアプリおよびアプリケーションで、メールやTwitterやSMSによる通信がとてもスムーズにできるようになる。

2週間前にFrontの協同ファウンダでCEOのMathilde Collinに会ったとき、彼女はBen Horowitzの本、The Hard Thing About Hard Thingsにはまっていた。その本に、“企業が成長しているときは、コミュニケーションが最大の課題になる”、と書かれているのだ。

最近の彼女は、スタートアップの人たちに会うたびに、同じ質問をしているようだ…“ほかの人たちとうまくやっていくコツは何?”。彼女が知りたいのは、彼らのツールやワークフロー、それに人それぞれのユースケースだ。それは彼女のFrontをさらに良くするための情報収集だが、それだけではない。

コミュニケーションは企業の要(かなめ)だ。スタートアップの成功も失敗もコミュニケーションで決まる。コミュニケーションが上手なチームは生産性も高い。それに、多くのスタートアップが失敗するのは、顧客やユーザの獲得に失敗するからだ。

しかも、今はコミュニケーションツールに人気がある。Facebookは最近Facebook at Workをローンチしたし、コラボレーションツールのSlackは1億2000万ドルを調達した。でも、そんな大仰なツールを出るたびに試さなくても、CommunicateBetter.io がコミュニケーションのコツをいろいろ教えてくれるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Apple、2015年Q1の売上746億ドルは全企業の四半期売上史上最高


先ほどAppleは会計2015年第1四半期の収支を発表し、売上746億ドル、純利益は180億ドル、1株当たり3.06ドルだった。これは企業の四半期売上として史上最高であり、Gazprom、Royal Dutch Shell、およびExxonMobilを上回った。前年同期と比較すると、売上は29.5%増、EPS(7対1分割調整後)は47.8%増だった。

Fortuneのアナリストらの合意は、売上687.1億ドル、EPS 2.68ドルで、売上、EPS共にそれぞれ19.3%、29.3%の伸びを予想していた ― これは常軌を逸した成長予測である。具体的に、アナリストらはiPhoneの販売が同社の業績を推進すると予想していた。しかし、こうした予測も、今日のクレイジーな四半期売上には遠く及ばなかった。

iPhoneはこの四半期の明白な勝者である。Tim Cookは収支会見で、本四半期は、新規iPhoneユーザーが史上最大数を記録し、AndroidからiPhoneへの乗り換え率も最高だったと語った。

Apple自身による、前四半期報告時のガイダンスは、売上635~665億ドル、総利益率37.5~38.5%と予想していた。Appleの見通しは過去1年半にわたって実に正確で、予測の上限は実際の報告に極めて近かった。しかし今回のAppleの予測は控え目にすぎ、自身による見通しを大幅に上回った。

「この驚くべき四半期を顧客に感謝している。Apple製品への需要は史上最高に達した」とApple CEO Tim Cookはリリース文に書いた。「売上は昨年から30%増の746億ドルとなった。この結果を出したわれわれのチームの努力には敬服するばかりだ。」

ハードウェア

今期AppleはiPhoneを745万台、iPadを214万台、Macを550万台売った。1年前と比べると、iPhoneが46%増え、iPadが17.7%減少した。詳細はこちらを参照されたい:iPhoneの売上、およびMacの売上

海外売上

多くのアナリストは、Appleが初めて中国のiPhone売上が米国を抜いたことを発表すると予想していた。AppleはiPhoneの地域別販売業績を発表していないが、海外売上はAppleの全売上の65%を占めており、中国での売上は161億ドルに達する。中国売上の詳細はこちら

株式市場とガイダンス

発表から数分後、時間外市場では114.48ドルで取り引きされており、これは今日の終値より4.89%高である。

Apple自身による2015年Q2のガイダンスは、売上520~550億ドル、利益率は38.5~39.5%。2014年Q2の売上は456億ドルだった。Apple Watchが同社の次期売上を引き上げることは期待しないように。ついさっきTim Cookが発売は4月になると発表したばかりだ。

画像提供:Bryce Durbin

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


CES:Peepleは、ドアの向こうに誰がいるかを知らせてくれるスマート覗き穴


Peepleは、ドアの向こうにいる人をスマホ画面に写し出す「つながっている」覗き穴だ。誰かがドアをノックすると、Peepleは写真を撮ってあなたのスマートフォンに送る。あなたが家にいてもいなくても、立ち寄った人をモニターすることができる。Peepleは、CESのハードウェア・バトルフィールドで戦っている。

「使い方は人それぞれです」と、共同ファウンダー・CEOのChris ChuterがCES前の電話インタビューで私に話した。「これが役に立つ重要な理由は、玄関ドアの前は死角だからです。ドアの前で何が起きているかあなたは知る由もありません」

これをセキュリティーのために使う人もいれば、配達人が来たことを確認するために使う人もいるし、電話の発信者番号のように、訪問者をより分けることもできる。初期ユーザーたちは、ドア前の状況をライブツイートしたり、ハウスクリーニングが来るのを見るのに使っていた。そしてもちろん、Peepleはホームパーティーを開いた時、ドアチャイムの大きな音を聞かずにすむためにも価値ある道具になるだろう。

要するに、Peepleはドアをノックした人のログを取るツールだ。Chuterがこのプロジェクトを思いついたのは、幼い息子2人が親の知らない間に家を出て道路で遊んでいた時だった。ドアを内側から開いた時でも、Peepleはそこで起きたことを記録する。

しくみは極めてシンプルだ。元からある覗き穴の前に小さな箱を取り付けるだけ。中にはカメラ、加速度計、バッテリー、およびWi-Fiチップセットが入っている。

誰かがドアをノックすると、デバイスが起動して写真を撮り家のWi-Fiネットワークに再接続する。次に写真とタイムスタンプをPeepleのサーバーに送る。そして、家主のスマートフォンにプッシュ通知がきて誰かが家の前にいることを知らされる。バッテリーは1回の充電で最低6ヵ月使用できる。

テキサス州オースチンを拠点とする3人のチームは、インキュベーター、Highway1の最新学期を卒業したばかりだ。

Peepleは3月頃にKickstarterキャンペーンを開始する予定。価格はまだ決まっていない。しかし一つ確実なことがある。この製品が出荷された暁には、あなたはもう“knock, knock – who’s there?”と言わずに済む。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


起業家だけを対象にプロダクト指向でプログラミングを短期特訓するLe Wagon

プログラミングのブートキャンプ(bootcamp, 短期特訓集会)は珍しくないが、でもヨーロッパよりは圧倒的に合衆国に多い。だから昨年フランスでLe Wagonがスタートしたときは、閉塞感が破られたように爽快だった。それはブートキャンプをヨーロッパで広めることだけが目的ではなく、独自の趣向も持っていた。つまりLe Wagonは、起業家を対象とするプログラミングスクールなのだ。同社独自の高品質な教材により、生徒は2か月でプログラミングを学ぶ。

協同ファウンダでCOOのRomain Paillardは次のように言う: “仲間たちはみんな、こういうタイプの学習/教育の必要性を痛感していた。生徒が、というより、それは今の産業や経済が求めているものだ。Le Wagonを卒業した生徒は、自分のやりたいことができるようになるからね。来年からはうちから毎月、20名のCTOやCEOが生まれるだろう”。

単なるプログラマではなくて有能なCTOやCEOが生まれる、というところにLe Wagonの独自性がある。生徒の中にはビジネススクールや大学の工学部の卒業生もいる。しかしそのような経歴を、実際のコードに生かす方法を知らない。

Le Wagonは、プロダクトのアクセラレータを自称している。ふつうのスタートアップアクセラレータのように経営のことを教えるのではなく、プロダクト、すなわち製品開発のAからZまでを学ぶ。この学校へ入るときは、自分のアイデアを持って入る。それをスクラッチからプログラミングして、MVP(Minimum Viable Product, 最小限の機能だけを持った実用製品)〔日本語記事〕を作る。2か月経って卒業したら、そのプロジェクトをさらに磨いてもよい。

たとえばBouquetは、花束を頼んd配達してもらうアプリだ。Roadstrは、いわばヴィンテージカーのDrivyだ。Kudozは、求人市場のためのTinderだ。これらはどれも、Le Wagonの生徒たちのプロジェクトで、ほかにもいろいろなプロダクトの例がある。

Le Wagonでの2か月の集中学習を経て、StripeやFinexkapのエンジニアになった人たちもいる。学費は5000ドルとお高いが、それを投資と考えるべきだ。事実、次の2校期(4か月)はすでに満席で、申し込みを締めきっている。

でも、Le Wagonみたいな方式の学習/教育サービスは、スケールするのだろうか? Le Wagonは、一年かけて自分たちの教育過程を標準化している。そして独自に開発した 学習プラットホームは、練習問題、教師との面談、グループ学習(互いに他人がやってることを見てそれらから学ぶ)などから成る。このように、すでに教程の形式化・標準化・規格化が為されているので、新しい場所で校期を展開することも、比較的容易だ。実際、来年以降はブラッセルやナンシー、スーストンなどでの開校を予定している(今はパリのみ)。

またLe Wagonは、新しい形の教程をトライしようとしている。Pillardによると、“来年は対象を絞り込んだ短期のセッション…たとえばiOS開発…もやりたい。そういう複数の小さなコースを束ねて、大きなオンラインコースを作ることもできる”、ということだ。

つまりLe Wagonは、TreehouseCode Schoolなどとも競合する立場になる。すべての教材が、すでに英語化されている。今後はそれを、ブートキャンプで実際に使って、さらに磨いていく予定だ。

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ハンディなポータブルスキャナDoxieがアップデートしてWiFi機能付きに、iOSアプリも

Doxie Goはもう2年ぐらい使ってる。小さなポータブルスキャナで、机の引き出しにでもしまえる。今回Doxieはその代表製品をDoxie Go PlusとDoxie Go Wi-Fiという二つの機種へとアップデートした。

Doxie Go Plusは、その名が示すように、Doxie Goのアップグレードバージョンだ。とくに画質の向上を同社は強調している。またフィーダ(原稿送り)の機構と電池寿命も改良された、という。

そのほかの点では、だいたい前と同じだ。電源を入れてフィーダに原稿を挿入する。コンピュータに(Doxieの)SDカードを挿入してもよいし、単純にUSBケーブルでつないでもよい。Doxie Go Plusはお値段179ドルになり、前より20ドル安くなった。

Doxie Go Wi-Fiには文字通りWiFi機能があり、もうSDカードもUSBも要らない。なお、メモリはPlusよりも多い。お値段229ドルだが、発売は来月だ。

そのWiFi機能には同社のiOSアプリからもアクセスできる。このアプリでスキャンの結果を取り出したり、iOS 8の機能を利用してスキャンの結果(PDF)をほかのアプリと共有することもできる。

Doxie Goはぼくの場合、Macのアプリケーションから使うのが好きだった。一般的にスキャナに付属しているソフトより、ずっと使いやすい。このアプリケーションのWindowsバージョンは試してないが、たぶん機能的には同じだろう。

このアプリでは、複数のスキャン結果を一冊のPDFへと“綴じる”ことができる。またその文書をEvernoteやDropbox、Google Drive、OneNoteなどで共有できる。今はプリンタにスキャナ機能があるご時世だけど、Doxieがあるとなかなか便利な場合が多い。

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「読書」を「ソーシャル化」する新たな電子書籍リーダーのGlose

スマートフォンやタブレット、あるいはノートPCなどでも利用できる電子書籍リーダーのGloseをご存知だろうか。これまでの電子書籍リーダー(Kindleなど)にソーシャル要素を加えたものだ。書籍の内容を友だちや、他のGlose利用者と話し合ったり、あるいは簡単にメモを共有したりすることもできる。友だちの書いた注釈メモなどを眺めて、その本を読む前からいったいどのような内容なのかを理解することもできる。ある本に興味を持った人たちを、ソーシャルに繋ぐサービスを展開しようとしているわけだ。

それに加えて、電子書籍ストアとしてのサービスも展開している。サービス開始時点で、Penguin Random House、HarperCollins、HachetteおよびMacmillanなど、5大出版社中の4社などの、30万冊を扱っている。価格はKindleストアやiBookストアと同程度だ。他の電子書籍販売サービスと同様に、一度購入すれば対応しているさまざまなデバイスで本を読むことができる。

最初に登録すると、Gloseはいくつかの本をレコメンドしてくるようになっている。レコメンドされた本には、より多くの注釈などが登録されていて、サービスの機能をよりわかりやすく楽しめるようになっている。

当方ではBen HorowitzのThe Hard Things About Hard Thingsを試してみた。ベータサービス段階で多くの人がこの本を読み、そしてたくさんのメモを残している。興味深いメモも多く、ぜひとも続きを読んでみたいという気持ちになった。どうやらGloseはノンフィクションとの親和性が高いようにも感じる。このTha Hard Things About Hard Thingsの場合、テック業界で働いていて、本書の内容を実際に体験した人の話なども掲載されていた。

「本を読むときはメモを手元において、後で暗唱したい言葉などを抜き書きしていたものでした」と共同ファウンダー兼CEOのNicolas Princenが電話インタビューに応えて言っていた。「そして、そのノートはなくしてしまったのです」だそうだ。

そんなことがあってPrincenは、デジタルツールを探し始めた。もちろんEvernoteなども試してみたそうだが、どうにもしっくりくるものが見つけられなかったそうだ。そのような中、共同ファウンダー兼CTOであるJulien Chaumondと共に、複数の人で同じ本を読みながら意見をやりとりするようなプラットフォームを作ろうと考えたのだそうだ。

もちろん、全く新しいサービスであるというわけでもない。たとえば本を読む人に向けたソーシャルサービスとしてはGoodreadsが有名だ。しかし、たとえばこのGoodreadはモバイルでは使いにくいし、またインタラクティブなサービスとは言えない。言うならばIMDbの書籍版といった感じで、本を読む前ないし読んだ後に参考にするようなページだと言えよう。本を読みながら利用するといったサービスではないわけだ。

現在のところ、電子書籍の楽しみ方は、従来の印刷された本を読むのとさほど変わらない状況にある。インタラクティブなコンテンツやサウンドトラックなどを求めているわけではないので、従来と変わらないというのが悪いわけでもないだろう。しかしGloseはそこに「違い」をもたらすサービスであると言えるかもしれない。紙の本を読むのと同じようなスタイルで読書しつつ、同時に他の読者からの情報などを同時に咀嚼していくことができるわけだ。

アプリケーションは現在iOS用がリリースされていて、Android版も間もなく登場予定なのだそうだ。アプリケーションを起動するとプロフィールページが開かれ、そこには最近ハイライトした部分や、メモなどが表示される。また、他の人がコメントしていたり、お気に入り登録していれば、やはりこのページに表示されるようになっている。画面下にタブが用意されていて、タブを切り替えることで本棚を確認したり、電子書籍ストアを見て回ったり、さらには友だちのハイライト内容などを見ることができる(訳注:ハイライトのフィードは友だちからのものと、全員からのものを見ることができ、同じアプリケーションを使う友だちが少ない状態でも十分楽しむことができそうです)。

本を読んでいくための機能は、とくに充実しているというわけでもないようだ。フォントの変更もできないし、フォントサイズも2種類しか選べない。他の機能といえば、背景を白くするか黒くするか程度のものだ。テキストの横に、ハイライト数やコメント数を示す数字が表示されるようになっている。

数字をつけているのは、大量のメモなどを電子書籍の中に表示して、本文を読みにくくすることを防ぐためだろう。それでも邪魔に感じるようであれば、表示される数字を友だちからだけのものに制限したり、あるいは自分自身のものだけにすることもできる。このようなフィルタリングができる点で、Kindleなどとは違っているわけだ。

「他の電子書籍リーダーでは、ハイライト動作が難しく感じることも気になりました」とPrincenは言っている。「私たちが最初に実現したのは、ワンタップでのハイライト機能です。テキストをセンテンスないし短いパラグラフ毎に区切って、ハイライトする範囲を確認しているのです」。

最初はあまり良い方式に思えないかもしれない。するつもりがないところをハイライトしてしまうことも多い。画面を触るたびにハイライトされてしまうのもうるさく感じてしまう。しかし、操作になれてくると、このワンタップ式のハイライトがとても便利に思えてくる。ハイライトするのが簡単なあまり、少しでも気になったところを簡単にハイライトしておくようにもなる。Instagramの写真をお気に入りに登録するのと同じくらいの意識でハイライトしておくようになるのだ。

「ワンタップでのハイライト機能を搭載してから、利用率が3倍ないし4倍となったのです」とChaumondは言っている。「よりインタラクティブに使ってもらえるようになったおかげで、アプリケーション内で過ごす時間が大いに伸びたのです」とのこと。

ハイライトした部分は、すべてプロフィールページに表示される。すなわち、自分のためのノートとしても活用できるわけだ。自分用とソーシャルでの活用という、双方のいいとこ取りを狙ったアプリケーションだと言えよう。

本文にメモをつけようと思った場合、メモはテキスト、写真、およびビデオでも付けることができる。投稿したメモについては、他の利用者がプラス評価したり、あるいはマイナス評価したりすることもできるようになっている。メモを閲覧する立場からすると、人気の高いメモを簡単に見つけることができるわけだ。

ちなみに、最近はOysterやScribdのように「読み放題」オプションを提供するところも多いが、Gloseはそうしたメニューを提供していない。書籍の販売に関してはトラディショナルなモデルを採用しているわけだ。すなわち、GloseはOysterやScribdとは違うところを目指しているということなのだろう。販売スタイルについてはAmazonと直接競合するようなところで勝負しようとしているとも言える。

Gloseの提供するコミュニティ機能のために、他の電子書籍リーダーの利用者が移ってくるような事態になるのかどうかは今後を見守りたい。とりあえず、大手出版社ときちんと繋がっているところが、新たな機能を試みていることを評価しておきたい。新たな読書体験を見出そうと努力しているアプリケーションが、新たなコミュニティを築くことを期待していたいと思う。

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(翻訳:Maeda, H


そしてTechCrunch Disruptヨーロッパ2014の勝者は・・・・・「Crate」

ロンドンで初めて開催されたTechCrunch Disrupt での争いは熾烈を極めた。まず優れた企業15社が、複数グループの業界リーダーたちからなる審査員を前に発表を行った。スタートアップたちは賞金3万ポンドおよび、誰もがうらやむDisruptカップを目指して戦った。

数時間に及んだ検討の結果、TechCrunch編集者らは審査員のメモを覗き込み、4組のファイナリストへとリストを絞り込んだ。Crate.IODisease Diagnostic GroupOscadiのOscult、 そしてMicroBlinkのPhotoMathだ。この4チームは、大会のフィナーレを飾って、以下に挙げるファイナル審査パネルの前でデモを行った:Mat Braddy (Just Eat)、Sonali De Rycker (Accel Partners)、Brent Hoberman (PROfounders Capital)、Klaus Hommels (Lakestar)、およびMattias Ljungman (Atomico)。
そして、TechCrunch Disrupt Europe 2014バトルフィールドの勝者たちをここに紹介しよう。

最優秀賞:Crate.IO

Crate.IOは、ビッグデータ・バックエンドサービスを設定するサービスだ。使いやすいインターフェースで、分散データベースクラスターをすばやく構築できる。自分のサービスが動き始めた後は、通常のSQLクエリを使ってデータベースをアクセスできる。

プロジェクトはオープンソースだが、エンジニアの優先的相談受付やクラスター管理の支援などの付加サービスを有料にする考えだ。料金プランは月額1300ドル(1000ポンド)から。

本誌によるCrateの詳しい解説記事はこちら

次点:Disease Diagnostic Group

Disease Diagnostic Groupは、Rapid Assessment of Malaria (RAM)[高速マラリア評価]デバ イスを開発している。これは安価で効率が良く、ポータブルで正確なマラリア診断装置であり、途上国や遠隔地の人々に最適だ。

Disease Diagnostic Groupに関する本誌の詳しい記事はこちら

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Disrupt Europe 2014ハッカソン:優勝はInfected Flight、次点はAppilepsyとSeeusoon

これほどエキサイティングなことはない。昨日(米国時間10/19)ロンドンのオールドビリングスゲートで行われたDisrupt Europeハッカソンには、数百名のハッカーが集まった。彼らは過去24時間ダンジョンのような会場で休みなく働き、気の利いた楽しくスマートなハックを作り上げた。89チームが1分間の短いデモを壇上で披露し、他のハッカーや審査員たちを魅了した。

しかし、グランドプライズを持ち帰れるのは1チームだけだ。説明はこのくらいにしてDisrupt Europe 2014 ハッカソンの勝者を紹介しよう。

最優秀賞:Infected Flight — Disease Mapper

Infected Flightは、病気の蔓延をモデル化するクロスプラットフォームのウェブアプリだ。チームメンバーで現在博士課程にいる一人が作った微分方程式に基づいている。このハックは人口を4つのグループに分ける:susceptible[高感受性]、exposed[接触]、infected[感染]、recovered[回復]。

舞台裏でInfected Flightは、実際の飛行経路データ(出発都市、出発空港、飛行時間、到着空港、到着都市)を分析して、利用者の国が病気の強い影響を受けているかどうかを調べる。

パラメータを入力したり、感染状態を時間を追ってシミュレーションしたりできる。医療専門家向けのユースケースだったのかもしれないが、ステージでのデモは実に洗練されていた。

次点その1:Appilepsy

Appilepsyは、加速度計データを高度なアルゴリズムを用いてリアルタイムに分析して、痙攣性てんかん発作の発症を検出するモバイルアプリだ。発作が起きるとテキストメッセージでユーザーの緊急連絡先に通知を送る。これは、クールでかつ実用的なハックだ。

次点その2:Seeusoon

Seeusoonは、長距離恋愛カップルの出会いを支援する。フライトを監視して、同じ都市でロマンチックな週末を楽しめるよう通知する。ユーザー体験は実に滑らかで、Seeusoonの中から直接航空券を買うこともできる。

最後に、われらが審査員団はiComicの説得力あるハックに特別賞を授与した。彼らはトップ3に入ることはできなかったが、壇上で紹介する価値があった。

勝者は賞金3000ポンドを受け取り、上位3チームは火曜日に再びステージに上ってここロンドンのDisruptメインステージでプロジェクトのデモを行う。しかし、それだけではない ― 他のハックもわれわれのAPIスポンサーから豪華な賞品を持ち帰った。ハッカソンの主なスポンサーは、ChallengePost、CrunchBase、Esri、Evernote、Intel Mashery、Matrix、英国司法省、Nexmo、Paymill、Twilio、Yammer、およびZalando。それぞれのAPIやサービスをいちばんうまく利用したユースケースを選んで賞品を授与した。そしてもちろん、スコアを3点以上獲得したチームは、メインのDisruptカンファレンスの参加チケットを2枚手に入れる。

今回の審査員は、政府デジタルサービスエンジニア、Camille Baldock、Startupbootcampのパートナー・プログラムスペシャリスト、Eric Brotto、Virgin Managementの投資家、Claudia De Antoni、Techstarsのディレクター、Tak Lo、およびFutureLearnのデベロッパー、Melinda Seckingtonの面々だった。

以上! 今回のハッカソン参加者全員におめでとう。一から最後まで何かをデザイン、開発していくほど興奮させられるものはない ― 苦労の連続だっただろうがみんなは成し遂げた。Disrupt Eurpopeカンファレンスは明日ロンドンで開かれる。

Disruptのチケットはまだ残っている。ここで購入可能だ。

アップデート:Infected Flightチームの受賞後インタビューはこちら。


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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Laplockは、離席中にノートパソコンの電源ケーブルが抜かれると通知を送るアプリ

Laplockは、TechCrunch Disrupt Londonのハッカソンで生まれたばかりの小さなアプリだ。Martin Saint-MacaryとIvan Maederのふたりが、24時間休みなく働いてMacをロックするための誰にでも使えるアプリを作った。しくみはこうだ。

LaplockはMacのメニューバーに置かれる。インストールして、自分の携帯電話番号かYoアカウントを入力すれば準備完了だ。それ以降、あなたがノートパソコンのふたを閉じて席を外している間に、誰かが電源ケーブルを抜くと、スピーカーからアラーム音が鳴り響き、携帯電話に通知が送られてくる。
通知は、短いテキストメッセージまたはYoで送られる。うまく届かない場合、アプリは電話をかける。この通知を送るために、ハッカーたちはNexmo APIを使用した。

Saint-Macaryは、ベルリンのDisruptハッカソンで次点に入ったチームのメンバーだが、Maederにとっては初めてのハッカソンだった。ふたりは昨日会場で出会い、すぐにこのプロジェクトを開始した。

「2日間フルタイムで何かをやり通すのはすばらしいことだ。普段そんな機会はない」とMaederは言った。

私は彼に少しは寝られたのか尋ねた。椅子をふたつ並べて何時間か眠ったそうだ。「このハッカソンは、10日間にも感じられた」と彼は言った。

結果を見る限り、その努力は報われたようだ ― 私はこの後すぐインストールするつもりだ。アプリはLaplockのウェブサイトで今すぐダウンロード可能で、Mac App Storeにも申請中。

良い仕事をしたふたりには、昼寝を楽しんでほしい。

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自社サイトのビジター履歴から見込み客を発掘するAzaleadはコールドコールに終わりを告げる

あなたの会社のWebサイトを、何人の人が訪れて、御社のB2B製品に関する情報を見ているだろうか? これらのビジターたちは、御社の営業にとって貴重な見込み客なのに、だれも彼らを知ろうとしない。そこでフランス生まれのAzaleadは、どこの会社の人が御社のWebサイトを訪れたかを、リアルタイムでアラートする。

CEOのNick Heysは言う、“前にいたソフトウェア会社では、見込み客を増やすことが至上命令だった。コンバージョンレート(成約率)は2%ぐらいで、その2%を得るために毎月3万〜4万ユーロの広告費を投じていた。残る98%については、それが誰であるかすら、調べようとしなかった”。

Heysによると、企業のB2B製品の購買態度はここ数年変わってきた。それまでは営業に直接電話をして、いろんな質問をしていた。でも今では、営業に電話をしてくる人はいない。みんな、自分で調べて決めている。

そこで現状では、多くの潜在顧客が、そのプロダクトについて正しく詳しく知ることなく、買う・買わないを決めている。そこでAzaleadは、営業により多くの見込み客情報を与え、もっと頻繁なウォームコールやメールによるコミュニケーションをさせる。

あなたの会社のWebサイトに統合したAzleadの動作は、Google Analyticsのようなアクセス分析サービスに似ている。統合は、小さなJavaScriptのコードを1行書くだけだ。コードを書くのが面倒な人には、WordPressやDrupalのプラグインも提供される。

Azleadは、ビジターのIPアドレスだけでなく、そのIPアドレスの保有者や関連情報も調べる。その会社の大きさ、売上、電話番号なども分かる。AzleadはSalesforceを統合しているので、ビジターのコンタクト履歴も分かり、営業がそこの誰に売り込むべきか、の見当がつく。

ただし現状では、社名や人名が分かるのはIPアドレスがわかったビジターの20%ぐらいだ。“この率を30%に上げたい”、とHeysは言っている。

今、130社がAzaleadを利用している。料金は営業1名あたり月額60ドルだが、今一社平均の売上(年額)が7500ドルぐらいだ。Azleadのチームは今13名で、資金は自己資金のみ、今後1年間でチームの人数は倍になる、と予想している。Heysは前に、Emailvisionのファウンダだった。フランスの企業なのに、彼自身はイギリス人だ。

そしてもちろん、Azalead自身もAzleadを営業のためにフル活用している。Azaleadは見込み客発掘サービスであり、とくにAzleadのようなSaaSプロダクトの営業にとって便利だ。これを使えば、見込み客からの電話を待つのではなく、営業が自力で見込み客を開拓できる(しかも単なる…手当たりしだいの…コールドコールではない)。“営業の主体性回復だ”、とHeysは言う。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


iOS 8向けEmoji++キーボードは宇宙最高!

宇宙は大げさだったかもしれない。しかしiPhone向けの今までよりずっと使いやすい絵文字キーボードができたのだ。少しくらい興奮してもいいではないか?  Emoji++は絵文字入力に検索エンジンを導入していわば「車輪を再発明する」ような無駄な手間をかけていない。その代わり、デフォールトの絵文字キーボードに比べてレイアウトが画期的に改良されてる。

デフォールトの絵文字キーボードが目的の絵文字を見つけるまで延々とスクロールしていかねばならないのに対して、Emoji++はカテゴリー別に分類されたリストがスクロールする。右サイドバーのカテゴリーのアイコンをクリックするとそのカテゴリーまで画面がジャンプする。

絵文字を長押しすると「お気に入り」リストに追加される。また最近使った絵文字のリストも利用できる。

新しい分類方式に慣れるために少し時間がかかるかもしれないが、古い方式に比べて格段の改良であるのは間違いない。アプリは0.9ドルでApp Storeで販売されている。Emoji.liEmojicateのような絵文字のみを使うソーシャル・ネットワークのユーザーにはことに便利だろう。

私はEmoji++私は開発者のDavid Smithにインタビューしてみた。TL;DR(「長すぎ。読まない」の略語) と感じた読者のために末尾にEmoji++で打った要約版を載せておいた .

【インタビューは原文参照】

TL;DR

h/t: Faith E. Korpi
写真:: Otto Yamamoto under the CC BY-SA 2.0 license

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


耳の聞こえない人でも電話できるようになる「RogerVoice」

RogerVoiceを紹介したい。まさに「技術」のもつ可能性を示してくれる例だと思う。何かを便利にするのではなく、不可能だったことを可能にしてくれるのだ。このRogerVoiceは、世界中いるたくさんの聴覚障害の人たちが電話を利用できるようにするプロダクトだ。このプロダクトなしでは電話を使うことなど思いもよらない人にも手段を提供するのだ。会話の音声をリアルタイムで文字化することで、聴覚に問題のある人でも相手の言ったことを「読める」ようにする。

このプロダクトを産んだフランスのスタートアップは、RogerVoiceに用いた技術につき、1年間ほどの開発を行なってきた。そしていよいよAndroidアプリケーション(そしてiOSアプリケーション)を世に出すためにKickstarterキャンペーンを開始した。簡単に説明すると、このRogerVoiceはある種のVoIPアプリケーションで、流れる音声を文字化するためにインターセプトする。そしてサードパーティーのリアルタイムサービスを通じて文字化処理を行なっているのだ。既に十数カ国語に対応しているようだ。

ちなみに会話のもう一方の方には音声が伝わるので、普通の電話と同様に使うことができる。こうしたサービスの場合、特別なサービスが必要ない側は従来と同様の使い方ができるというのはとても大事なところだろう。もちろんアプリケーションのインストールも必要なく、会話が外部に漏れる心配もない。ただ、必要な人に必要なサービスを提供する存在なのだ。

実のところ今年の4月に、CEOのOlivier JeannelがRogerVoiceのプロトタイプを見せてくれた。彼自身も耳が不自由で、普段の会話の大部分を読唇に頼っているそうだ。しかしそんな彼が騒音に満ちた部屋で電話による会話をしてみせてくれた。その時点ではアプリケーションの完成度はとても低いものであるように見えたが、しかしともかく、相手の会話が聞こえなくても電話をすることができるという事実には大いに驚いた。

たとえば、テキストメッセージやメールなどを使いこなせないのおじいさんやおばあさんと話がしたくなることがあるだろう。あるいは、耳が不自由な中、銀行や医者とコンタクトをとる必要が出るということもあるかもしれない。聴覚異常のない人でも、いろいろと適用事例を考えることができるに違いない。

ちなみに、今のところは文字を音声化する備わっていない。すなわち、発話障害がある人に電話利用の機会を提供するものとはなっていない。また、電話をかけるときにこのRogerVoiceを利用することができるが、今のところは受話側では対応できない。

閑話休題。テクノロジーは空を飛ぶ車などの夢を人類に提供してきた。しかし実際のところは、テクノロジーははるかに実現容易なことばかりをターゲットとしているように見える。現代社会に生きていれば、決して不可能ではないことを、ちょっと便利にするためにばかり、テクノロジーが用いられているようにも思えるのだ。

スタートアップのファウンダーたちは、しばしば「世界を変える」ということを口にする。確かに、本気でそう考えているスタートアップもあるのだろう。数多くの人の生活をちょっと便利にするというのも、確かに素晴らしいことであるとは思う。私もそれは認めたいと思う。ただ、テックには、もっと大きな可能性があるのだ。

技術的に見れば、RogerVoiceに特別なところはない。VoIPの仕組みを活用したプロダクトであるに過ぎない。しかし、技術的に優れていることがすなわち革新的であるということにもならないのだ。現実に存在する問題に如何に対処するのかというのがプロダクトの真価であると言えるだろう。

テクノロジーは、これまでにもコミュニケーションの在り方、情報共有の仕方、あるいは学習スタイルといった面で変革をもたらしてきた。人、モノ、サービスの新たな関係を世の中に実現してきた。写真についてみても、以前は誰もが同じアプリケーションを通じて、写真をシェアして楽しむなどというやり方は存在しなかった。そうした「革新」のメリットは認めるものの、ただし、「便利さ」ということばかりに注目してしまい、見逃してきたものもあるのではないかと振り返ってみたい。

そうした観点から、このRogerVoiceのことを見つめてみたいのだ。数億を稼ぎだす技術が用いられているというわけでもない。世界中の誰もが使い始めるというわけでもない。しかし、多くの人の生活スタイルを変える可能性をもつものだ。世界をまきこむ大流行を巻き起こすわけでもない。しかし、こんなテックが数多く生まれてくればと願う人も多いように思うのだ。

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(翻訳:Maeda, H


オープンソース、多言語対応のカタログ管理ソフト、AkeneoがExcel地獄の解消を目指す

ラグジュアリーなブランド製品で有名なパリの某社の場合、新作コレクションのウェブ・カタログを完全にアップデートするのに4ヶ月かかるという。大勢の人間がいろいろな場所で大量の複雑なデータをExcelに出し入れするのは悪夢のような作業だ。そうこうするうちにもう次の新作コレクションが登場する季節になってしまう。こういう状態を改革しようというのがAkeneoの狙いだ。

Akeneoは製品情報のCRMというべきソフトウェアで、単一のデータベースに製品情報を追加していくだけで、ウェブ版、、モバイル版、印刷版のカタログが簡単に制作できる。またサードパーティーのソフトウェアとの連携も可能だ。このフランスのスタートアップは最近、Alven Capital.から230万ドル(180万ユーロ)の調達に成功した。

共同ファウンダーでCEOのFrédéric de Gombertは電話インタビューに答えて、「製品情報をカタログ化するにはたいへんな手間がかかる。現在、ほとんどの会社では手作業でExcelファイルをアップデートしているというのが実情だ。そこでこの作業には多額の人件費がかかっている。われわれのシステムはこれを画期的に効率化できる」と説明した。

基本的にAkeneoはExcelや各種のERP(企業資源計画)ソフトと連動するオープンソースの情報管理ソフトだ。オープンソースなのでユーザー・コミュニティーは互いに独自のカスタム化を公開、共有してさらに価値を高めていくことができる。

ただし、高度な機能や製品サポート、教育研修などが必要であれば、Akeneoから有料のサービスが受けられる。このエンタープライズ・プランは年額$3万2000ドル(2万5000ユーロ)から用意されている。この料金はIBMやOracleが提供する同種のサービスに比べれば非常に安い。

「私は以前eコマース・システムを開発していた。しかしわれわれが新しいプロジェクトを提供しても、クライアントは必要なデータをどうやって集めたらいいかわからないことが普通だった。それがAkeneoを始めたきっかけだ」とGombertは言う。

AkeneoはフランスですでにAuchan、Cora、Feu Vert、Lagardère Activeなど有名企業を多数クライアントにしている。Akeneoがターゲットにしているのは完全にカスタマイズされた独自システムを構築できるほどの大企業ではないが、Excelと人手だけでは製品情報管理が限界に達しているような中規模のビジネスだ。

Akeneoのもっとも重要な機能は製品情報管理の大幅な効率化だ。ユーザーは製品情報を単一データベースに保存し、簡単な操作で異なるチャンネルに送り出すことができる。サイクル時間は平均して60%から80%短縮されるという。

Akeneoの社員は現在15人だが、国際的な拡大を計画中だ。オープンソースで世界どこでも自由にダウンロードできるという特性を生かし、すでにドイツやアメリカへの展開の糸口をつかんでいる。もちろんその他の国も視野に入っている。

Akeneoを利用する効果は時とともに拡大する。特に新しいチャンネルにカタログ情報を流す必要が生じたときの効果が大きい。

Akeneoはフランスを代表するテクノロジー・スタートアップだ。一見すると地味だが、現実のビジネスで切実に必要とする課題に着実に応えている。今後の課題はよりいかにしてより広い市場にアピールし、ユーザーを獲得してていくかだろう。

Photo credit: Foad Hersi under the CC BY-ND 2.0 license

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Apple、スクロールホイールを復活

多くのライバルたちがスマートウォッチを発売するのを見た後、AppleはApple Watchのベールを剥いだ。その外観は、Androidウォッチとあまり変わらない ― 小さな四角形のタッチスクリーンがベルトで腕に巻かれている。しかし、Tim Cookはすぐに、優れたユーザーインターフェースを作るために、数多くの試行錯誤を繰り辺してきたことを強調した。特に、Apple Watchのナビゲーションはデジタル・クラウン(竜頭)と呼ばれる小さなスクロールホイールに依存している。BlackBerryの携帯電話やiPodで見た、あの再来だ。

マップをズームしたい時は、ダイヤルを回せばよい。メッセージスレッドを読んでいる時、同じ小さなダイヤルを回せばスクロールできる。そして、ホーム画面に戻りたくなったら、ダイヤルを押す。

「私たちがやらなかったのは、iPhoneのユーザーインターフェースを圧縮して、腕時計にすること」とTim Cookは言った。

メールに返信するための小さなキーボードはない。すべてがウォッチのためにデザインし直されている。メッセージを受信すると、返信用の定型文が出てくるが、カスタマイズできる絵文字を送ることもできる。しょっちゅう使うものではなさそうだが。

ホーム画面は、円形アイコンが並ぶ無限グリッドだ。求めるアプリが見つかるまで指でスワイプしてホーム画面の中を移動する。このホーム画面は、アプリの小さなマップのように見える。

他のスマートウォッチと同じく、Apple Watchは今のところ用途の殆どが通知、ウィジェット、および音楽のコントロールだ。一緒に使えるのは、新しいiPhone 2機種と、iPhone 5、5c、5sだけだ。Apple TVも操作できる。また、WatchのApple Mapを使って、ナビゲーションで曲がり角を手首への触覚フィードバックで感じることができる。Apple Payの支払いにもWatchを使えるが、Touch IDを使うためにiPhone 6も必要だ。

「タッチだけでなく、画面は押された力も検知する」とJony Iveがビデオの中で語った。Apple Watchはタップとプレスを区別する。これは、誤ったタップを防ぐために有効だ。

デベロッパーもアプリを開発できる。Twitter、American Airlines、およびStarwood Hotelsがステージでデモされた。これはアプリ開発者にとって全く新しいエコシステムであり、興味深いユースケースが考えられる。Starwood Hotelの部屋は、ドアロックにWatchをかざすだけで開くことができる。これはまだはっきりしていないが、Apple Watch専用の新しいApp Storeができると思われる。

全体的に見て、ユーザーインターフェースは非常に洗練されており、使い慣れたiOSデザインを共有している。ハードウェアもソフトウェアもおもちゃには見えない。竜頭に慣れるには少し時間がかかるだろう。だだし、それはあなたがBlackBerryユーザーでなかった場合だが。

【日本語版注:原文のフォトギャラリーに写真が多数あります】

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Android Wearスマートウォッチにはとても便利なアプリがある、という個人的体験

ぼくはPebbleを持っているけど、自分の手首に通知が来るのが気に入っている。ブザーが鳴るたびにいちいちスマートフォンを取り出すなんて、ほんまに面倒だ(重要でない通知も多いし)。だから、Pebbleで十分、LG Gのような重くて電池寿命の短いスマートウォッチは要らない、とずっと思っていた。でもCapitaine Trainの今度のスマートウォッチアプリを見ると、Android Wearのウォッチが欲しくなってきた。

Capitaine Trainは、列車の切符の予約が便利にできるアプリを提供しているフランスのスタートアップだ。同社はヨーロッパでいちばん便利な切符予約サービスを目指している。UI/UXのデザインが良くて、使いやすいアプリだ。

地味と言えば地味なサービスだけど、これを何回か利用したあとは、Web上の切符予約サービスを二度と使いたくなくなる。そいつらは、使いづらいし、遅いし、しかも必ずレンタカーを押し売りするのだ。

Capitaine Train Androidを作ったCyril Mottierが、同社のスマートウォッチ用Androidアプリのエクステンションに取り組んできた。そのアプリは単に通知を表示するだけでなく、それ以上のこともする。ただしスマートウォッチ用のアプリには、Androidアプリのすべての機能があるわけではない。それは、主な機能を三つに絞り込んでいる。

まず、思いバッグを抱えて駅に着くと、ウォッチのブザーが鳴って列車の情報を表示する。列車番号、手荷物や座席の情報などが、自分の手首を見るだけで分かる。車掌がデジタル切符の検札に来たら、画面をスワイプしてバーコードを出し、車掌に見せればよい。もっと詳しい情報が必要なら、スマートフォンを取り出してAndroidアプリをタップすればよい。下のビデオで、その一部始終が分かる。

革命的なアプリでもなんでもないし、誰もが使うアプリでもない。でも、とっても使いやすいアプリだ。残念ながら、Pebbleにはできない。それは、Android Wearが優れている部分の一つだ。スマートフォン用のAndroidアプリを、ウォッチの小さな画面にうまく適応させている。完全なアプリが必要なら、スマートフォンを取り出せばよい。列車に乗る時の基本的な機能だけ必要なら、Android Wearアプリだけで十分だろう。Androidのデベロッパなら、ウォッチのためのコードを書くのも簡単だ。

なお、Google MapsもAndroid Wearウォッチ上でなかなか便利に使える。交差点などで、曲がるべき方向を教えてくれるのだ。自転車に乗ってるときなんか、便利だろうなぁ。Google MapsのAndroid Wearアプリはまだ出たばかりだが、今後ウォッチが高性能になりサードパーティのアプリが増えれば、Androidスマートウォッチは本当の大衆製品に育つかもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Facebook、時価総額1900億ドルでAmazonを上回る

Facebookの時価総額がAmazonを上回った。昨日行われた収支報告をうけて、Facebookの株価は75ドルとなり過去最高を記録した。この傾向は一夜あけても続くこととなり、株価上昇が一過性のものではないことを示しているようだ。マーケットの開始とともに株価は75.96ドルとなり、最高で76.74ドルをつけた。その後、75.14ドルあたりで売買されている。

これにより時価総額は1900億ドル程度となり、Amazonの1650億ドル程度を上回ることとなった。

収支報告によれば売上は29億1000万ドルを記録し、これは1株あたり0.42ドルとなっていて、アナリストの予測を上回るものとなっていた。チャートを見る限り、成長の陰りなど見られないような状況となっている。今や、公開後にうまくいっているテック企業のお手本ともいうべき成績を示している。

このFacebookの好調は市場全体にも影響し、テック関連株については強気の見方が広がっているようでもある。

参考までに、Facebookは2012年5月の公開当時からすると、大きく変容してきたということができる。公開当時、利用者の多くはパソコンからアクセスしていた。また掲載されていた広告についても、効果的であるとはいえない状況でもあった。しかし現在では多くの利用者が常に手元に持っているスマートフォンからアクセスし、またモバイル広告も非常に良いパフォーマンスを示しているようだ。

さらに昔の5年前を思い浮かべるのなら、当時はFacebookの時価総額がAmazonを上回るなどと想像した人はだれもいなかった。GoogleやMicrosoftと比較しても、その半分の規模に成長しているのだ。蛇足かもしれないが付け加えておけば、Twitterと比較すると8倍の価値をもつにいたっている。

Image credit: Bryce Durbin

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(翻訳:Maeda, H


Appleの第3四半期、利益77億ドルと好調―iPad不振で売上374億ドルは予想を下回る

Appleは先ほど、2014年第3四半期の決算を発表した。これによると売上は374億ドル、純益は77億ドル、一株当たり利益は1.28ドルだった。昨年同期比では、売上5.9%アップ、一株当たり利益は19.6%のアップ(7対1の株式分割を修正後)だった。

Fortuneがまとめたアナリストの予測では、一株当たり利益は1.26ドル、売上383.1億ドルだった。また粗利益率は38.0%となって、利益を押し上げると予測していた。

蓋を開けてみると、売上ではやや期待を下回る結果となった。しかし粗利益率は予想よりさらに高く、39.4%にも上ったため、一株当たり利益は予想を上まわった。売上不振の原因は iPadの不調だ。

Appleが発表した前四半期の見通しでは360億ドルから380億ドルの売上、37%から38%の粗利益が期待されていた。2013年のAppleの見通しはずっと正確で、実際の売上は予測の上限とほとんど一致した。

Appleもアナリストも今期の好調な粗利益を予測していたが、売上はもっと増えるはずだった。しかしiPhone 5cは予想ほど売れず、 消費者はiPad miniよりiPad Airを好んだようだった。

ハードウェア

今期、AppleはiPhoneを3530万台、iPadを1330万台、Macを440万台販売した。2013年の同期と比較するとiPhoneの販売台数は13.9%アップしたのに対して、iPadは8.9%ダウンしている。販売台数に関してはわれわれのこちらの記事を参照


地域別売上

やはり今期もAppleの成長には中国が大きな割合を占めていることが示された。iPhone、iPadとも中国の売上シェアが大きい。こちらの記事を参照


株式市場の反応

1株を7株にする株式分割、自社株買い戻しに300億ドルを追加、配当を8%に増やす戦略などが功を奏し、Appleの株式はきわめて好調に取引されている。過去3ヶ月、株価はほぼ一本調子で値上がりし、分割後で100.81ドルというほぼ過去最高値をつけた。今回の決算の発表後の株価は安定している(時間外取引0.44%のダウン)。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+