ソーシャルゲーム用動画インフラの構築を目指すPowderが14.5億円を調達

Powder(パウダー)を紹介しよう。大好きなゲームの動画を簡単にシェアでき、好みの合う人たちをフォローしたり、会話ができるようにしてくれるフランスのスタートアップだ。同社はSerenaが主導するシリーズA投資1400万ドル(約14億5000万円)を調達した。

Powderはソーシャルゲーム用動画インフラの構築を目指している。すでに数多くのゲーマーコミュニティがTwitchやDiscordやRedditなどを使ってゲーム動画をシェアしているが、ゲームに特化して大きな支持を得ているモバイルアプリはまだ存在しない。

ゲーマー専用のInstagramやSnapchatといえないこともないが、Powderはそうした主流のソーシャルプラットフォームと似て非なる特別なツールを提供する。

Powderは、あらゆるプラットフォームの動画をキャプチャーできる。Powderのアカウントに接続すれば、ゲーム機でも録画ができて、これまでに取り込んだ動画の再生もできる。同社のデスクトップアプリを使えばパソコンで動画キャプチャーが行える。さらに、モバイルゲームの動画もキャプチャー可能だ。

同社では、好きなゲームの最も価値ある場面の特定にも挑んでいる。たとえば「Rocket League(ロケットリーグ)」のゴールの瞬間や「Fortnite(フォートナイト)」で最後まで勝ち残ったときなどだ。

録画した動画は、トリミングやフィルター加工が可能で、音楽やステッカーをつけてフォロワーにシェアできる。またそれを見た人たちは、リアクションやコメントをつけたり、メッセージを送ったりができる。

 画像クレジット:Powder

同社の調達額は総計で1800万ドル(約18億8000万円)だが、その調達物語は実に透明性が高い。2018年8月、同社はプレシードラウンド40万ドル(約4200万円)を、Kima VenturesとZenlyの共同創設者Antoine Martin(アントニー・マーティン)氏とAlexis Bonill(アレクシス・ボニル)氏から調達。2019年3月にGeneral Catalyst、Slow Ventures、Dream Machine、SV Angel、Brian Pokorny(ブライアン・ポコルニー)氏、Florian Kahn(フロリアン・カーン)氏、Guillaume Luccisanoから150万ドル(約1億5700万円)を調達した。

2020年5月ごろ、同社はシードラウンドの追加拡張で130万ドル(約1億3600万円)を、Alven Capital、Seraam Invest、Farmers、Maxime Demeure(マクシム・デムア)氏、Jean-Nicolas Vernin(ジーンニコラス・バーニン)氏、そして従来からの投資者の一部から調達した。BpifranceとCNCも同社に資金援助している。そして今回は、Serenaが1400万ドルのシリーズAラウンドを主導し、General Catalyst、Slow Ventures、Alven Capital、BpifranceのDigital Venture fund、Secocha Ventures、Turner Novak(ターナー・ノバック)氏、Kevin Hart(ケビン・ハート)氏が参加した。

ご覧のとおり、それは紆余曲折の長い道のりだった。というのも、Powderがゲームのためのソーシャルアプリというものを、すぐに思いついたわけではなかったからだ。同社はこれまで、数々の消費者向けアプリに挑戦してきた。数週間アイデアを練り上げては、うまくいかなければコンセプトを捨てるという繰り返しだった。しかし、どうやらPowderは、大量のダウンロードを促し大量のユーザーを誘い込む、強力なディストリビューションのメカニズムを発見したようだ。

「Powderの基礎となる考え方は、2019年12月に生まれました。当時すでにいくつかのプロジェクトに取りかかっていましたが、どれもあまりうまくいっていませんでした。そこで私たちは、まずコミュニティを作ってからアプリを開発するのが得策だと気づいたのです」と、共同創設者でCEOのStanislas Coppin(スタニスラス・コピン)氏は私に話した。彼は以前、音楽動画アプリMindieを開発した企業を共同創設している。

PowderはDiscordのサーバーとしてスタートし、数万人のメンバーを集めた。その後彼らは、そのコミュニティにアピールするアプリの開発に着手した。それは、コピンの言葉によれば「メタバースカメラ」だ。おかげでローンチ以来、そのiOSアプリのダウンロード数は合計15万件に上っている。

共同創設者はコピン氏の他に3人。Barthélémy Kiss(バルセレミー・キス)氏とYannis Mangematin(ヤニス・マンゲマチン)氏とChristian Navelot(クリスチャン・ナヴェロット)氏だ。従業員数は18名。このほどAndroid版もローンチされた。

 画像クレジット:Powder

カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:Powder資金調達ソーシャルゲーム

画像クレジット:Powder

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(文:Romain Dillet、翻訳:金井哲夫)

オープンソースのデータパイプラインプラットフォーム「Airbyte」

大量のデータを扱っている企業であれば、アプリケーションやAPIやデータベースなどのデータ発生源からのデータをデータウェアハウスやデータレイクにコンスタントに送っているだろう。データの抽出、ロード、変換を行うプラットフォームとして、FivetranStitchdataなどがある。

Airbyteは、オープンソースのデータパイプラインプラットフォームを開発している。FivetranやStitchdataのオープンソースによる代替システムが興味深いのは、コネクタの作成とメンテナンスに大量のリソースを必要とするためだ。とりあえずデータパイプラインを作ったが、大きなチームがない、という状況ならエントリーは難しい。

確かに既存のデータパイプラインも、SalesforceやStripe、Marketo、SendGridといった多くの人気ソースや、RedshiftやSnowflake、BigQueryといったデスティネーションとの何十という統合をすでに提供している。

しかし従来型のデータパイプラインプラットフォームでは、サポートされていない小さなサービスがたくさんある。それらすべてをインポートできないのであれば、ビジネスの部分的な姿しか把握できないかもしれない。

そこで多くの企業が、自分たちのアプリケーションのためにカスタムされたコネクタを開発し、提供している。Airbyteはオープンソースのアプローチにより、ユーザーのコミュニティを育て、何千というオープンソースのコネクタを作ってメンテナンスできると考えている。ある会社がカスタムされたコネクタを作ったら、別の会社がそれを利用し、改良して、それをコミュニティに還元する。

共同創業者でCEOのMichel Tricot(ミシェル・トリコット)氏は「誰かがコネクタを使っていてそれが壊れていることに気がついたら、それをコミュニティ全体のために直すことができる」と語る。

当初、Airbyteのチームは、マーケティングデータにフォーカスしたプロダクトからスタートした。Y Combinatorを受講し、その後、新型コロナウイルスのために方針を変更している。「新型コロナの世界では、マーケティングの予算もない」と共同創業者のJohn Lafleur(ジョン・ラフルール)氏はいう。

AirbyteのコネクタはDockerのコンテナの中で動くため、それぞれが互いに独立している。コネクタのアップデートやリフレッシュはマニュアルでスケジュール可能で、それらを個々にモニターすることもできる。

現在、46のコネクタがある。Airbyteはそれらの認証作業に取り組んでいる。250社が現在Airbyteを利用している。

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:Airbyteオープンソース

画像クレジット:Samuel Sianipar/Unsplash

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

フランスの法人用クレジットカードスタートアップMooncardがエールフランスのマイルを付与、アメックス以外では初

フランスのスタートアップのMooncardは、エールフランス-KLMのロイヤルティプログラムであるフライング・ブルーとの提携によりエールフランスのマイルを顧客に付与する。フランスの決済カードでマイルを獲得できるのは、アメリカン・エキスプレスカード以外では初めてだ。

Mooncardは、法人用の決済カードを提供して経費処理を効率化している。フランスでは法人カードを使用する企業は少ない。しかしMooncardは経費処理を効率化する法人カードに取り組んでいる。

MooncardはVISAカードとして使えることに加え、領収書の写真を撮って詳細を追加し経理に経費を申告できる。さまざまな制限や検証プロセスの設定もある。

アメリカン・エキスプレスは長年にわたってフライング・ブルーとの提携に関して独占的な立場にあったため、このニュースは興味深い。フランスでは、特典としてマイルを貯めたい企業の選択肢はアメリカン・エキスプレスしかなかった。

Mooncardの価格設定は、以下の図のようにアメリカン・エキスプレスと似ている。

大きな違いが1つある。MooncardはVISAのネットワークを利用していることだ。アメリカン・エキスプレスを使えないレストランや店舗は多いため、アメリカン・エキスプレスの顧客を乗り換えさせる効果があるかもしれない。利用企業の従業員は獲得したマイルを個人の旅行に使用できる。

Mooncardを利用している企業は3000社で、多くの公共機関でも利用されている。

カテゴリー:フィンテック
タグ:Mooncardフランス

画像クレジット:Mooncard

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(翻訳:Kaori Koyama)

ツイッターアプリ「Tweetbot 6」がリリース、サブスクを導入しビジュアル変更や新機能追加も

Tweetbotを運営するTapbotsが、iPhoneとiPad向けのメジャーアップデートをリリースした。Tweetbot 6はApp Storeで入手可能だ。ビジュアル的な変更点は多くないが、いくつかの重要な変更点がある。

Tweetbot 6はTwitterのAPI v2を使用している。APIとは2つのアプリケーションやサービスが相互に作用するためのインターフェースだ。今回のケースでは、TweetbotはTwitterのAPIを使ってサービスと通信している。

サードパーティの開発者は、Twitterが許可したことしかできない。TwitterのAPIは、長年にわたり特に本格的なTwitterクライアントを作ろうとしている開発者にとってやや制限されたものだった。しかし、API v 2ではいくつかの欠けていた機能が補完されている。

たとえばTweetbot 6は、投票を表示できるようになった。これまでは投票はタイムラインに表示されていなかった。同様にTweetbot 6はプレビューカードを表示し、リンク先のコンテンツをクリックせずにプレビューすることができる。ただしストーリーなど、いくつかの機能はまだ利用できない。

Tweetbot 6では新しいインターフェイスのテーマや、リンク先のブラウザオプションとしてChromeかFirefoxを選択できる新機能、アプリのデザインの微調整といったいくつかのマイナーチェンジが行われている。

ビジネスモデルも変更されている。アプリを購入してダウンロードする代わりに、ツイートできないなど多くの制限を設けた無料アプリがダウンロードできるようになった。ユーザが望めば、月額0.99ドル(約100円)または年間5.99ドル(約620円)ですべての機能をアンロックするサブスクリプションを契約できる。

今回のアップデートにより、アプリの将来性はより確実なものになるはずだ。Tapbotsによると、Tweetbot 6は現在アーリーアクセス中で、今後さらに多くの機能が追加される予定だ。

そして、Tweetbot 5も問題なく動作している。同バージョンはApp Storeの 「購入済み」 セクションから再ダウンロードできる。

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:TweetbotTwitter

画像クレジット:TechCrunch

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter

Klarnaのような分割決済オプションを提供する仏Almaが約62億円調達

フランスのスタートアップのAlmaがシリーズBの資金調達ラウンドで4900万ユーロ(約61億7000万円)を調達した。同社は高額な商品のための新しい支払いオプションを提供しており、3回または4回の分割払いを選ぶことができる。過去にKlarnaを使ったことのある人なら、このような製品をよく知っているだろう。しかし、Klarnaはフランスでは利用できない。

今回の資金調達ラウンドにはCathay Innovation、Idinvest、Bpifranceといった大型ベンチャーファンドに加え、Seaya Ventures、Picus Capitalらが参加した。また本日の出資ラウンドに加えて、Almaは加盟店の決済資金を調達するために2100万ユーロ(約26億5000万円)の与信枠を調達した。

Almaが加盟店にとって魅力的なのは、複数回の分割払いにともなうリスクの100%を同スタートアップが肩代わりしていることだ。ユーザーが4回払いで自転車を購入した場合、数カ月に渡って請求が発生するが、加盟店は初日に支払いを受け取る。

以前に米TechCrunchがAlmaを取り上げた後、同社は後払い機能をローンチした。カード情報を入力し購入しても、請求は15日後か1カ月後となる。これは購入したものに確信が持てない場合や、返品する可能性があると場合に特に便利だ。

クレジットカードではなくデビットカードが一般的なフランスでは、Almaは魅力的なオプションだ。同社は6回、10回、12回の分割払いなど、より長期のプランも提供する予定だ。

今回の資金調達により、同スタートアップはチームの規模を3倍に拡大し、2年以内の年商10億ユーロ(約1260億円)への到達を計画している。またサービスを他の国にも拡大する予定だが、特にフランスの加盟店が他のヨーロッパ諸国に住んでいる顧客にリーチできるよう支援することに重点を置いている。

カテゴリー:フィンテック
タグ:Almaフランス

画像クレジット:Unsplash

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter

会計自動化スタートアップのGeorgesが44億円調達、ブランドも「Indy」に変更

フランスのスタートアップGeorges(またはGeorges.tech)は、3500万ユーロ(約44億円)の資金を新たに調達した。ブランドも新しくなり、今後は「Indy」と呼ばれる。同社は、フリーランサーや中小企業向けの会計自動化アプリケーションを開発してきた。

Singularがこの資金調達ラウンドをリードした。Singularについてご存じではないかもしれないが、GeorgesのキャップテーブルにSingularが載っているのは至極もっともだ。パリを拠点とするベンチャーキャピタルであるAlvenのパートナーだったJeremy Uzan(ジェレミー・ウザン)氏とRaffi Kamber(ラフィ・カンバー)氏は、同VCを離れ自らのファンドを立ち上げた。ウザン氏は以前Alvenに在籍時にIndyに投資した。その後もSingularとともにIndiを追いかけている。

既存の投資家であるAlvenとKeralaも再び投資した。Indyはこれまで、サービスへのアクセスを得るために月額サブスクリプション料金を支払う4万人のクライアントを引きつけることに成功した。

Indiは最初、フリーランサー、自営業者、医師、建築家、弁護士などのために特別に設計した製品から始めた。これを利用すれば会計士を使わなくてもよい。まず、同社のサービスを銀行口座に接続する。次に、Indyがすべての取引をインポートし、できるだけ多くの取引にタグをつけて分類を試みる。

遡って不足しているデータを追加することもできる。取引に領収書や請求書を添付することも可能だ。こうした処理を行えば、年末に付加価値税をどの程度取り戻せるかがわかる。

次にIndyは、データに基づき管理フォームに自動で入力する。そうすると税務の書類をダウンロードしたり、Indyから直接書類を送付できたりする。

プラットフォームを利用すればビジネスの概要を把握することもできる。あなたは自分の会社の収入を把握したり、費用を追跡したりできる。あなた自身が会社からいくらもらい、また個人として費用がいくらかかったかに基づき、個人としていくら儲けたのかを知ることもできる。

時が経つにつれIndyはサービスを拡大し、多様な企業をサポートできるようになった。フリーランサーに加え、EURL(出資者1人で設立できる会社)、SARL(有限会社)、SAS(単純型株式会社)、SASU(1人簡素株式会社)をサポートしている。同社は2020年に売上高を3倍に増やした。

また同社は、フランスでBICステータスの商品を販売する人々を含め、さらに多くの自営業者をサポートするために製品の改善を計画している。Indyは2021年にリヨンで100人を雇用する予定だ。

同社はさらに大きな計画を立てている。潜在的な市場として米国を検討しているのだ。米国には自営業者が多い。興味深いチャンスになると思われる。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Indy会計資金調達

画像クレジット:Kelly Sikkema / Unsplash

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(翻訳:Mizoguchi

ソーシャルプラットフォーム上の有害コンテンツをユーーザーから隠すモバイルアプリ「Bodyguard」

あなたがさまざまなソーシャルネットワークで、ある程度有名な場合、リプライやコメントの中でヘイトスピーチにさらされる可能性がある。フランスのスタートアップBodyguardは最近、有害なコンテンツに触れないように、アプリとサービスの英語版をローンチした。このアプリとサービスは数年前からフランス語で提供されており、すでに5万人のユーザーを獲得している。

「インターネット上のヘイトスピーチを90〜95%の精度で検出し、誤検出をわずか2%に抑える技術を開発しました」と、CEOのCharles Cohen(チャールズ・コーエン)氏は米TechCrunchに対して語っている。

Bodyguardは、誰でも使えるモバイルアプリからスタートした。アプリをダウンロードし、お気に入りのソーシャルネットワークと連携させた後、モデレーション(管理)レベルを選択する。これには侮辱、ボディシェイミング、モラルハラスメント、セクシャルハラスメント、人種差別、ホモフォビア(同性愛嫌悪)など、いくつかのカテゴリーがある。カテゴリーごとに優先度を低くするか、最優先にするかも選択できる。

その後、アプリケーションを再度開く必要はない。Bodyguardはサーバーからの返信やコメントをスキャンし、何が適当かどうかを判断する。そしてたとえばコメントを隠したり、ユーザーをミュートしたり、ブロックしたりすることができる。Instagram(インスタグラム)やTwitter(ツイッター)を開くと、そのような憎むべきコメントが存在しなかったようになる。

アプリは現在、TwitterとYouTube(ユーチューブ)、Instagram、Twitch(ツイッチ)をサポートしている。残念ながらAPIの制限のため、SnapchatとTikTokのコンテンツを処理することはできない。

実際、ほとんどのモデレーションサービスは機械学習やキーワードベースの管理方式に大きく依存している。一方、Bodyguardは異なるアプローチを選択している。具体的にはアルゴリズム的にコメントをクリーンアップし、コメントの内容を文脈に沿って分析しようとする。コメントが自分にとって不快なものなのか、第三者にとって不快なものなのか、ある人物のグループにとって不快なものなのかなどを判断できる。

さらに最近、BodyguardはB2B向けの製品をローンチした。企業はBodyguardを搭載したAPIを使用して、ソーシャルプラットフォーム上や自社アプリ内でリアルタイムにコメントを管理できる。同社は従来のSaaS(Software-as-a-Service)のアプローチを使用して、顧客に課金している。

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:Bodyguardフランス

画像クレジット:Bodyguard

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter

モバイルアプリで保険を管理できる仏LeoCareが約19億円を調達

フランスの保険スタートアップLeoCareは1500万ユーロ(約19億円)を調達した。Felix Capital、Ventech、Daphniの各社が米国時間1月19日のラウンドに参加している。同社はさまざまな保険商品を販売しており、サインアップ手順とユーザー体験に焦点を当てている。保険の契約内容をモバイルアプリから操作できるのが特徴だ。

すでに複数の保険商品に支払っている人は多いだろう。しかし、最後に補償範囲をチェックして契約を更新したのはいつだっだろうか?新しい保険を契約したあと、そのまま忘れてしまう人がほとんどだろう。

保険会社が、モバイルアプリやコントロールパネルなどのユーザー体験に力を入れないのばそれが理由だ。LeoCareは、その逆を行く者にまだチャンスがあると信じている。

LeoCareは自分の家、クルマ、オートバイ、スマートフォンに保険をかけることができる。会社のウェブサイトまたはモバイルアプリをインストールしてサインアップできる。また同社は、参加プロセスを最適化するために、理解しやすい質問や、選択肢によって少しだけ余分に払うのか、かなり多く払うのかを示すインジケーターを導入した。

サインアップすると、保険契約書がすぐ手に入る。こうして数分後には大家さんに契約書を送ることができる。しかしLeoCareはそれだけでなく、その後も契約内容を管理する手助けをしてくれる。たとえば多くのLeoCareユーザが、ロックダウン時に自動車保険の保険料を下げた。さらに数週間だけドライバーを追加することもできる。

LeoCareは舞台裏では総代理店として動いている。複数の保険会社と提携し、自社ブランドで保険商品を販売する。現在同社の顧客は2万人で、月間100万ユーロの保険料を徴収している。

LeoCareによると、契約の63%が自動車で、26%が家屋、7%がオートバイ、4%がスマートフォンの保険だという。LeoCareの成長は目覚ましく、現在対前月比38%で成長している。

今後LeoCareは、自分の事故案件の状態をチェックするボットなどの新機能を提供したいと考えている。同社は、交通事故の多発する地域を運転しているときに通知を受け取る機能も開発している。

さらにLeoCareは、プロフェッショナルのためのマーケットプレイスも計画している。水道工事業者を探すときなどに役立つ。会社の新たな収入源にもなる。

LeoCareは2021年末までに保険商品のラインアップを7倍に増やす計画だ。社員数も35人から80人に増える予定となっている。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:LeoCare保険

画像クレジット:Getty Images

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

経費精算を効率化する法人クレジットカードプラットフォームのMossが約26億円を調達

ドイツのスタートアップMoss(モス)は、Valar Venturesが主導したラウンドで2550万ドル(2100万ユーロ、約26億4000万円)の資金を調達した。既存の投資家であるCherry VenturesとGlobal Founders Capitalも参加している。Mossは、ドイツの中小企業向けにクレジットカードと支出管理プラットフォームを提供している。

同社は独自のリスクエンジンを開発し、企業のクレジットカードの限度額を割り出している。米国のBrexのように、Mossは従来の金融機関が提供するクレジットカードと比較して、より高いクレジットカード限度額を約束するという。

繰り返しになるが、Mossはプリペイドカードやデビットカードを提供しているわけではない。あくまでもクレジットカードに焦点を当てている。限度額の範囲内で利用し、月末に支払いをするサービスだ。使用し始めるのに、Mossのアカウントをトップアップ(前払い)する必要はない。

同社のクレジットカードはMastercardネットワーク上で利用できる。アドミンは、各従業員やチームごとに物理的なカードを発行することができる。また、オンラインでの支払いやサブスクリプションのためにバーチャルカードを発行することもできる。そしてカードごとに、異なる限度額を設定することが可能だという。

管理パネルからは、経費の追跡、特定の経費の検索、現在進行中のサブスクリプションの確認ができ、重複する経費を特定するのに役立つ。ユーザーは会計上の目的のために、各購入にレシートや情報を添付することができる。

Mossはこれまでに1000枚のクレジットカードを発行し、1万件の決済を処理してきた。現在、同社の顧客にはスタートアップやハイテク企業が含まれている。しかし、今回の資金調達ラウンドにより、Mossは他の業界にも程なく拡大していくと見込まれている。

MossはSpendeskRevolut Businessなどと競合している。これらの法人カード商品はデビットカードに焦点を当てている。クレジットカードを提供することが差別化する重要な特徴になり得るか、これから見どころだ。

関連記事:Flipkartがインドの5000店舗の小売店と提携し特典プログラム強化、支払いにも使える「SuperCoin Pay」発表

カテゴリー:フィンテック
タグ:資金調達

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(翻訳:Dragonfly)

Mediumがソーシャル読書アプリの「Glose」を買収、電子書籍販売や教育分野に事業拡大か

Mediumは、パリに拠点を置くスタートアップのGloseを非公開の金額で買収すると発表した。Gloseは、デバイス上で本を購入したり、ダウンロードしたり、読んだりできるiOS、Android、ウェブアプリを構築してきた。

Gloseは本棚を作ったり、フォロワーとメモを共有したり、余白で会話を始めたりすることができる読書アプリで、同社は読書をマルチプレイヤー体験に変えた。確かに、Goodreadsのような本について会話できるソーシャルプラットフォームは存在する。しかし、Gloseの差別化ポイントは、ソーシャル機能が読書機能と本質的にリンクしていることであり、それらは2つの別々のプラットフォームではないところだ。また、例えば連続リワードというような、難しい本を読むときにモチベーションを維持するのに役立つゲーミフィケーション機能もある。

多くの点で、Gloseのワンタップハイライト機能やコメント機能は、Mediumの機能を彷彿とさせる。スマホやタブレットの他の読書アプリでもテキストをハイライトすることはできるが、それをさらにどうにかすることはできない。

最近になって、Gloseは「Glose Education」という別のサービスを開始した。その名が示すように、こちらは大学や高校向けのサービスだ。教師は課題を配ることができ、生徒たちはグループとして本を読むことができる。

100万人以上のユーザーがGloseを使用したことがあり、スタンフォード大学やコロンビア大学を含む25校の大学がGlose Educationと契約している。

しかし、Gloseは単なるソフトウェアだけの事業ではない。同社は、総合的な書店も運営している。2万社の出版社と提携しているので、アプリから直接電子書籍を購入することができる。

また、今学期にVirginia Wolf(ヴァージニア・ウルフ)を勉強している場合、Gloseは何十万冊ものパブリックドメインの本を無料で提供。さらにGloseはオーディオブックにも対応している。

Mediumが記事やブログを超えて拡大することを計画している中、これは最も興味深い部分だろう。Gloseは今のところ存在し続けるが、Mediumの方も、電子書籍とオーディオブックを同サービスに統合することを計画している。

多作なブロガーの多くは本の著者でもあるので、これは賢い動きだ。現在、彼らはMediumでブログ記事を書き、読者がライターの本を購入したい場合は、サードパーティのサイトにリンクしている。著者が書いたものをすべてホストする機能を持つことは、コンテンツ制作者と読者の両方にとってより良い経験になる。

「我々はGloseの読書プロダクツや技術だけでなく、本の著者や出版社と提携した経験にも感銘を受けています」とMediumのCEOであるEv Williams(エブ・ウィリアムズ)氏は声明の中で述べている。「本はアイデアを探求するための手段、深化への道です。世界のアイデアの大部分は本や雑誌に保存されていますが、検索も共有もほとんどできません。Gloseとともに、Mediumの大規模なネットワークを利用する読者やライターの体験を向上させたいと考えています。Gloseチームと協力して、出版社と提携し、著者がより多くの読者にリーチできるよう支援していきたいと考えています」。

Gloseチームはパリに残る予定で、Mediumは米国外に初のオフィスを開設することになる。Gloseは今後も著者、出版社、学校、機関とのパートナーシップを続けていくという。

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:MediumGlose買収

画像クレジット:Glose

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(翻訳:Nakazato)

Geminiがビットコインリワード付きのクレジットカードを発表

仮想通貨交換のGeminiBlockrizeを買収し、米国時間1月14日にBlockrizeの事業をもとにした新しいプロダクトを発表した。Geminiは2021年後半に、通常のクレジットカードと同様に使え、購入金額に応じてBitcoin(ビットコイン)のリワードがもらえるカードの提供を開始する。

Geminiの新しいクレジットカードは他のクレジットカードと同様に使え、米国の顧客は最大3%(念のため書くが「最大」3%だ)のビットコインリワードを獲得できる。他の仮想通貨を獲得することもできる。リワードはGeminiのアカウントにデポジットされる。

ビットコインリワード付きのクレジットカードを発表するのはGeminiが初めてではない。2020年12月にBlockFiが発表していた。BlockFiもGeminiもカードの提供はまだ開始していない。

BlockFiの方は、不換通貨での購入に対して1.5%のリワードを約束している。年会費が200ドル(約2万700円)かかるが、カードを使い始めてから3カ月で3000ドル(約31万円)以上使えば250ドル(約2万6000円)がバックされる。

このような新しいカテゴリーのクレジットカードは、交換をしないでゆっくり仮想通貨を獲得したい人にとっては興味深いかもしれない。また仮想通貨に熱心な人は、それを減らしたくないので仮想通貨のウォレットに紐づけられたデビットカードを使いたがらない。このような人たちは「HODL(使わずにそのまま保有しておく)」と考えている。

キャッシュバックがもらえるクレジットカードの代わりとしてこのようなカードを検討する余地はあるかもしれない。確かに、特典と交換できるポイントは獲得できない。しかし特に考えなくても仮想通貨を獲得できる。

Geminiの利用者は予約申し込みができる。Blockrizeはクレジットカードに取り組んできた。現在はGeminiに買収され、以前にBlockrizeに申し込んだ予約はそのまま有効となる。

カテゴリー:ブロックチェーン
タグ:Geminiビットコインクレジットカード暗号資産 / 仮想通貨

画像クレジット:Gemini

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(翻訳:Kaori Koyama)

現在と将来の収入で限度額が決まるクレジットカードX1 Cardが12億円調達

X1 Card(エックスワンカード)は1200万ドル(約12億円)を調達する。同社はクレジットスコアではなく、現在と将来の収入に基づいて利用限度額を設定するクレジットカードを構築している。

この資金調達ラウンドはSpark Capitalがリードし、俳優Jared Leto(ジャレッド ・レト)氏、Box共同責任者Aaron Levie(アーロン・レヴィ)氏、Yelp共同創業者Jeremy Stoppelman(ジェレミー・ストッペルマン)氏、PayPal共同創業者Max Levchin(マックス・レヴチン)氏、Pixar元CFOのAli Rowghani(アリ・ロガーニ )氏も参加している。American Express(アメリカン・エキスプレス)のベテランであるAsh Gupta(アッシュ・グプタ)氏がアドバイザーとしてX1 Cardに加わっている。

X1 Cardは、これまでにウェイトリストに30万近くの登録があったと話す。筆者は2020年9月にX1 Cardについて記事を書き、多くの読者を引きつけた。なので30万という数字には驚かない。

X1 Cardは、異なる発想のステンレスVisaクレジットカードだ。カードを申し込むとき、クレジットスコアに基づいて利用上限額を決めるのではなくX1 Cardはその人の現在と将来の収入を参考にする。

同社はクレジットスコアシステムが時代遅れで、申込者の信用力を反映していないと考えている。だからこそ同社は利用制限額を算出するのにクレジットスコアを使っていない。それでもクレジットスコアは変化しやすい年率(12.9〜19.9%)に影響するが、それだけだ。

X1 Cardのクレジットカードには多くのソフトウェア機能がある。たとえばX1アプリからサブスクリプションを追跡でき、また自動で期限切れになるバーチャルカードを作ることができる(要クレジットカード)。返金の通知も受け取れる。

特典として、すべての購入で2倍のポイントを獲得する。もしヘビーユーザーで、年間1万5000ドル(約155万円)超のカード利用があればアップグレードして3倍のポイントを獲得することができる。口コミの要素もあり、友達を紹介すれば特典レベルがアップし、1カ月間ポイントが4倍になる。集めたポイントは提携小売店で使うことができる。

X1 Cardは多くの機能を約束し、そして現在、約束を現実のものとするために十分なキャッシュを銀行口座に持っている。カードが発行された後に同社が期待に応えるかは今後明らかになる。しかしクレジットスコアシステムが時代遅れなのは明らかだ。

関連記事:クレジットスコアではなく収入に応じて限度額を決めるクレカX1 Card

カテゴリー:フィンテック
タグ:X1 Card資金調達

画像クレジット:X1 Card

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(翻訳:Mizoguchi

アップルが104億円を投じる「人種の公平性と正義のためのイニシアチブ」関連の新たな取り組みを発表

2020年6月、Apple(アップル)は「人種の公平性と正義のためのイニシアチブ(REJI)」に1億ドル(約104億円)を投じた。このイニシアチブを主導しているのは、アップルの環境、方針、社会的イニシアチブ担当バイスプレジデントであるLisa Jackson(リサ・ジャクソン)氏だ。アップルは米国時間1月13日、このイニシアチブの一環として、いくつかの新たな取り組みを発表した

アップルのTim Cook(ティム・クック)CEOは声明で次のように述べている。「あまりにも長い間、人種差別やその他の差別の犠牲になってきたコミュニティに力を与えるために、私たちは学生から教師、開発者から起業家、住民組織から正義の提唱者まで、幅広い業界やバックグラウンドを持つパートナーとともに、REJIの最新のイニシアチブを立ち上げます。私たちはこのビジョンの実現を支援し、我々の言葉と行動を、我々が常にアップルで大切にしてきた、公平性と多様性を受け入る価値観に一致させることを誇りに感じます」。

アップルは、歴史的に黒人の多いカレッジや大学のための革新と学習の中心地であるPropel Center(プロペルセンター)に、2500万ドル(約26億円)を提供する。この資金は、アトランタ大学センター内のバーチャルプラットフォームと物理的なキャンパスの両方に使われる予定だ。アップルは、その新しい建物の完成予想図をいくつか公開した(上と下の画像を参照)。

学生たちは人工知能、農業技術、社会正義、エンターテインメント、アプリ開発、拡張現実、デザイン、芸術創造、起業家精神など、専門の様々な教育コースを受けることができるようになる。アップルは単に資金を提供するだけでなく、同社の従業員もカリキュラム開発を手伝ったり、メンターシップを提供する。学生のためのインターンシップの機会も用意される。

また、アップルはデトロイトのダウンタウンに、若い黒人起業家に焦点を当てた「Apple Developer Academy(アップル・ディベロッパー・アカデミー)」を開設する。これはミシガン州立大学との共同事業で、デトロイト中のすべての学習者を対象とし、起業家、クリエイター、コーダーのための貴重なスキルを教える。

そこでは2つのプログラムが用意される。30日間の入門プログラムは30日間で、さらに深く掘り下げたい人は、10カ月から12カ月の集中プログラムを受けることもできる。アップルによれば、これら2つのプログラムで年間1000人の学生に教えることを目指しているという。

3つ目の取り組みは、黒人や有色人種色の起業家に向けて投資機会を拡大することに焦点を当てている。アップルはニューヨークに拠点を置くベンチャーキャピタル企業のHarlem Capital(ハーレムキャピタル)に1000万ドル(約10億4000万円)の資金を提供する。ハーレムキャピタルとアップルの間では、今後さらに多くのコラボレーションが行われる予定だ。

そのほか、アップルはSiebert Williams Shank(シーバード・ウィリアムズ・シャンク)のClear Vision Impact Fund(クリア・ビジョン・インパクト・ファンド)に2500万ドル(約26億円)を出資し、キング牧師の記念館であるThe King Center(キング・センター)にも寄付を行っている。

以上がアップルの人種的公平性と正義のためのイニシアチブは継続的な取り組みであり、常に新しい機会を評価することが求められる。アップルが資金を提供する相手は、誰でもいいというわけではない。それぞれの機会を個別に評価し、最良のコラボレーションを見つけようとしている。

関連記事:アップルが人種間の公平と正義のためのイニシアチブを創出して1億ドルを拠出

カテゴリー:パブリック / ダイバーシティ
タグ:Apple差別

画像クレジット:Apple

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(翻訳:TechCrunch Japan)

LGのスマートテレビでクラウドゲームGoogle StadiaとNVIDIA GeForce Nowが利用可能に

LGはCESのプレスカンファレンスで、2021年に向けたテレビのラインナップを説明することに大部分を費やした。同社のテレビにはより大型で、より薄型で、より明るい製品が期待できるようだ。ここでそれら新型モデルの仕様を書き連ねるつもりはない。しかし、特筆すべき新機能はいくつかある。

LGは自社のテレビにAndroid TVをOSとして使っていない。代わりにwebOSと呼ばれる独自のオペレーティングシステムを採用しており、アプリ開発者はLGのスマートテレビ向けに専用バージョンのアプリをリリースしなければならない。そしてLGは今回、Google Stadia(グーグル ステイディア)とNVIDIA GeForce Now(エヌビディア・ジーフォース・ナウ)が同社の2021年モデルのテレビで利用可能になることを発表した。

GoogleのクラウドゲームサービスであるStadiaは、2021年後半に利用可能になる。ただし、全世界でというわけではなく一部の国のみだ。Stadiaが利用可能な国に住んでいれば、Chromecastのプラグを抜いてStadiaにアクセスできるようになる。

Stadiaは、クラウド上で動作するゲーム機のようなものだ。最寄りのデータセンターでゲームを購入して実行すると、その映像が自宅のテレビに直接ストリーミングされる。ゲームパッドの操作はサーバーを介してプレイ中のゲームに反映される。

NVIDIAのクラウドゲーミングサービスであるGeForce Nowは、2021年中に利用可能になる予定だ。こちらのサービスはSteam(スチーム)、Epic Games(エピック・ゲームズ)、GOG、Ubisoft Connect(ユービーアイソフト・コネクト)のライブラリを利用できるという点が少々異なる。

これまでNVIDIAは、NVIDIA Shield TVにGeForce Nowアプリを搭載した自社のセットトップボックスを優先してきたが、最近ではこのAndroid向けアプリがより多くのデバイスをサポートするようにアップデートされている。さらにwebOSをサポートすれば、Android TV以外へもますます拡大していきそうだ。

LGは2021年、webOSを新しいインターフェースにアップデートすることも発表した。画面下部にあったオーバーレイメニューは、フルスクリーンメニューに変更される。これによって、ユーザーは好みのアプリを見つけたり、ライブTVにアクセスしたり、いくつかのおすすめコンテンツを受け取ることができるようになる。そして広告にも使われるだろう。

ゲームをプレイしている時は、最も関連性の高い設定にアクセスするための新しいゲームメニューが表示される。たとえば現在プレイ中のゲームの種類(FPS、レースゲームなど)に応じて、このメニューからテレビのプロファイルを切り替えることができるようになるのだ。普通はゲームのジャンルに関わらず、できるだけ遅延を減らしたいと思うはずで、個人的にこの機能はあまり意味がないように思えるが。G-SYNCやFreeSyncに対応した機種を使用しているなら、これらの機能をオンにすることも可能だ。

有機ELテレビの新製品には、旧型プロセッサを搭載するエントリーラインの「A1」シリーズ、可変リフレッシュレートや低遅延などで現代のゲーム機にも対応した「C1」シリーズ、そしてラインナップの最上位モデルとして3種類のサイズ(77インチ、65インチ、55インチ)が用意された「G1」シリーズがある。

画像クレジット:LG

カテゴリー:ハードウェア
タグ:LGスマートテレビGoogle StadiaNVIDIAGeForce NowクラウドゲームCES 2021

画像クレジット:LG

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(翻訳:TechCrunch Japan)

仏通信事業者Orangeが同社VC部門Orange Venturesを448億円出資しスピンアウト

フランスの通信企業Orange(オレンジ)がベンチャーキャピタル部門にいくつかの変更を加えている。Orange Venturesは別法人となり、Orange自身が4億3000万ドル(約448億3000万円)を出資する。

この新しい企業構造により、Orangeは第三者の投資家をファンドに引き入れる可能性がある。ソフトバンク・ビジョン・ファンドやReliance Jio(リライアンス・ジオ)など、過去には他の通信事業者がベンチャーファンドを設立して話題になったことがある。

Orange VenturesからOrangeを分離することは、スタートアップと通信会社の間の守秘義務や利害の相反に関しても、信頼を高めるだろう。OrangeとOrange Venturesの間には、より可視的なファイアウォールがある。

Orange Ventures は、Orangeとほぼ同じ分野で事業を展開している企業への投資に注力している。投資対象にはコネクティビティ、サイバーセキュリティ、フィンテック、eヘルスなど多くの分野が含まれている。これまでの投資先にはMonzo、Luko、Raisin、YouVerify、WeaveWorksなどが含まれる

Orange Venturesは現在、パリとダカールにオフィスを構えており、シードステージからシリーズAまたはBまでのスタートアップに投資する傾向にある。同社は単一ラウンドで2000万ユーロ(約25億4000万円)を投資できるという。Orange Venturesには約20人の社員がおりヨーロッパ、アフリカ、中東、米国のスタートアップを審査している。

カテゴリー:VC / エンジェル
タグ:Orange

画像クレジット:TechCrunch

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter

フードロスと戦うToo Good To Goが32億円を調達、米国市場への拡大を狙う

廃棄物になる直前の、まだ十分販売できる食品を消費者が購入できるようにするスタートアップToo Good To Goが、3110万ドル(約32億3000万円)の資金を調達した。このラウンドをリードしたblisce/は、1540万ドル(約16億円)を投資した。既存の投資家や従業員たちも参加した。創業からすでに4年あまり経つが、同社がVCから資金を調達するのはこれが初めてだ。

Too Good To Goは、数年前からヨーロッパ数カ国で事業を展開している。食品廃棄物に焦点を当てたマーケットプレースを運営している。一方ではレストラン、食料品店、ベーカリー、その他の食品会社が余剰食材を提供しているが、まだ十分販売できる状態の食品を消費者に提供するという事業も行っている。

食材ビジネスは余剰食品から多少の売上を得ることができ、顧客は魅力的な価格で食品を購入可能で、十分口にすることができる食品を破棄する量が減るため、三者ともwin-win-winな事業だ。もちろんわずかながら手数料を得るToo Good To Goにとってもwinなものだ。

CEOのMette Lykke(メット・リッケ)氏が2020年9月の本誌記事(未訳記事)で本誌記者のIngrid Lunden(イングリッド・ランデン)に、今日では生産される食品の1 / 3が無駄に捨てられている、と語っている。だからこそそこには、大きな市場機会がある。同社は順調に成長してきたが、パンデミックで売上は落ち込んだ。レストランの多くが店を閉め、多くの消費者が在宅を選んだ。

9月の本誌記事でリッケ氏は、新型コロナウイルス感染症で(COVID-19)でToo Good To Goの売上は62%落ちたが、会社をたたむほどではないと述べている。

Too Good To Goは現在、15カ国で事業を展開しており、これまでに5000万食分の食品を節約し、6万5000社がToo Good To Goに何かを販売し、登録ユーザーは3000万名いる。

Too Good To Goすでに、米国進出というこれまでで最大の拡大に取り組んでいる。ヨーロッパと同じように、米農務省の経済調査サービスによると、毎年数千万トンもの食品が無駄に捨てられており、それは食品の総供給量の30〜40%に相当する。

同社の操業は極めてローカルであるため、米国では特定の大都市圏で事業を開始する。2020年9月にはニューヨークとボストンの両市で操業をスタートした。その後、ニュージャージー州の一部にも拡大している。

同社は米国だけでも15万名のユーザーを惹きつけ、600社の事業者が協力している。これまでの販売量は、5万食分に相当する。まだ小さな数字だが、この四半期は米国のレストランや食料品店にとって、通常の四半期ではなかった。

同社の進化は今後、どうなるだろうか。今回の新たな資金調達で米国の市場を拡大できるため、長期計画も立てやすくなっている。

カテゴリー:フードテック
タグ:Too Good To Go資金調達フードロス

画像クレジット:Too Good To Go

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

顧客と会計士の体験を両方改善させるフランスの会計サービスPennylaneが19億円を調達

自動化されたプロセスと人間の会計士を組み合わせた会計サービスを提供するフランスのスタートアップPennylane(ペニーレイン)が、1500万ユーロ(約19億円)を調達した。既存も投資家のGlobal Founders CapitalとPartechが再び投資を行っている。

Pennylaneは、顧客の財務データを扱うSaaS企業であると同時に会計事務所でもある。会計士と直接仕事をすることで、同社のプラットフォームを介して担当会計士と話ができるということだ。すなわち財務データを一元管理できることになる。

同スタートアップは、顧客と会計士双方の体験を改善させたいと考えている。通常、会計事務所には毎月、あるいは四半期ごとにデータが送られてくる。会計士はファイルを開いたり、会計ソフトに情報を入力したりするために、膨大な時間を浪費している。

同様に、会計報告書もCEOやCFOにとってはブラックボックスで、そのデータを財務予測と可視化に活用することができていない。Pennylaneが狙っているのは、エクセルを使って会社の損益計算書を予測する必要性をなくすことだ。

Pennylaneで作業を開始する際には、まず自分のアカウントをすでに貴重な情報を持っているStripe、Payfit、Qonto、Zoho、Sellsyなどのサードパーティサービスと接続する。こうすることで、各サービスからデータを手動でエクスポートするだけではなく、情報を常に自動的に最新の状態に保つことができる。

ローンチから1年が経過したPennylaneは、550社のクライアントを獲得し200万ユーロ(約2億5000万円)の売上を達成した。現在、30人の会計士が同社のために働いている。

次は、より多くの企業、特に社内に会計チームを持っている企業や、すでに会計事務所と連携している企業を勧誘したいと考えている。Pennylaneのソフトを、顧客が自社の会計士から利用することもできるようにする予定だ。

Pennylaneは以前、Global Founders Capital、Partech、Kima Venturesから、シードラウンドとして400万ユーロ(約5億1000万円)を調達していた。

カテゴリー:フィンテック
タグ:Pennylane資金調達SaaS

画像クレジット:StellrWeb / Unsplash

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(翻訳:sako)

Lydiaはヨーロッパの金融スーパーアプリ構築のためにさらに8600万ドルを調達

フランスのフィンテックスタートアップのLydiaはシリーズBラウンドを延長した。全ての主要な既存株主も参加の元、Accelが延長を主導。Lydiaは2020年1月に最初の4500万ドル(約47億円)を調達したが、この投資はTencentが主導した。今回さらに8600万ドル(約89億円)を調達したことで、LydiaはシリーズBラウンドの一環として合計1億3100万ドル(約140億円)を調達したことになる。

Lydiaはこのラウンドの評価については述べなかったが、共同設立者兼CEOが筆者にヒントをくれた。「当社の企業価値はこの2つのBラウンドの間に著しく増加しました」と彼は語った。

興味深いのは、Amit Jhawar(アミット・ジャワール)氏がこのAccelの投資を進めたことだ。 彼は7月にベンチャーパートナーとしてAccelに入社し、Lydiaの取締役会に加わる予定だ。

ジャワール氏は2011年に決済代行会社のBraintreeにCOO兼CFOとして入社。間もなく、Braintreeはピアツーピア決済アプリのVenmoを買収した。「買収当時のVenmoは僅か15人。2012年にモバイルアプリをリリースしたばかりでした」とジャワール氏は電話インタビューで語った。

後にPayPalがBraintreeとVenmoを買収。ジャワール氏は2020年初頭まで残り、Venmoをアメリカで5200万人が利用する巨大なフィンテックコンシューマー向けアプリへと拡大させた。ジャワール氏はピアツーピア決済は長期的な消費者との関係の始まりだと考えている。

「消費者のアカウントに残高があれば、再度使用してもらえるので、P2Pとしては成功なのはご存知の通りです」と彼は述べた。

2014年頃に初めて本誌でLydiaを取り上げた時、筆者は同社のことをフランスのVenmoと呼んでいた。当時、彼らは60万ユーロ(約7600万円)しか調達していなかった。ジャワール氏はその見解に同意しているようだ。その後、Lydiaは大きく成長し、様々な面でピアツーピア決済を超えて拡大した。

Lydiaを使用すれば数秒で他のユーザーに送金できる。口座番号を銀行アプリに入力する必要はない。送金する側が相手の電話番号を知っていれば、相手は支払いを受け取ることができる。

アカウント内に残高があれば、Visaデビットカードを使用して直接支払うこともできる。Lydiaでバーチャルカードを作り、Apple PayやGoogle Payで利用することも可能であり、プラスチックカードの発行依頼をすることもできる。

LydiaではアプリでIBANを取得することで口座振り込みもサポート。また、マネーポットを作成し、他のユーザーへのリンクの送信、Lydiaで銀行口座の確認、病院や慈善団体への寄付クレジットラインの取得等が可能だ

他の全てを凌駕する目玉機能がある。銀行口座は硬固ではあるが画一的な傾向があり、人々のお金の使い方に対応できていない。「現在、銀行ではメインの口座を当座預金と呼んでいます。それは設計上時代遅れなものになっています」とCEOのCyril Chiche(シリル・チチェ)氏は述べている。

Lydiaは多くの様々な方法で使用できる柔軟なサブアカウントを作成した。第2サブアカウントを作成して、請求書の支払いのためにお金をいくらか取っておくことができる。第3サブアカウントを作成して、一緒に旅行する数人の友人達とシェアすることも可能だ。

アカウントのグリッド上を指でスワイプすることで、口座から口座へと資金を移動することができる。複数のコントリビューターを持つことができ、デビットカードに関連付けられているアカウントを変更できるため、お金の流れがより自然になる。まるで金融アプリではなく、メッセージングアプリを使っているみたいだ。

そして、Lydiaはフランスでは順調に事業を進めている。現在、同社には400万人を超えるユーザーがいる。過去1年間で取引きは倍増し、利用が加速している。

「PayPalを別にすれば、Lydiaにはヨーロッパ最大のP2Pネットワークがあり、モバイルファーストかつ顧客中心のソリューションで、ヨーロッパ全体で成長する可能性があります。これにより消費者金融商品の需要や支払いを受けるための業者の関心が高まるでしょう」とジャワール氏はメールで述べた。

そして、2020年はLydiaにとって忙しい年となった。同社は金融サービス向けのスーパーアプリとして優位に立つために完全に再設計したアプリを発表したばかりだ。全てのインタラクションとメインタブが変更されている。

Lydiaはまた、無料プランよりも上限が高く設定されたプランおよび、最も料金の高いプラン向けの保険パッケージを提供するプランの、2つの新しいプレミアムプランの提供を再開した。これらのプランは現在アプリが提供している内容により合致しており、企業の最終収益に貢献するはずだ。「次のステップはLydiaの収益性を高めることであり、それは当社にとって常に重要な位置を占めてきました」と最近のインタビューでチチェ氏は述べている。

Lydiaは密かに、カードの新しいインフラストラクチャへの移行、アカウントアグリゲーションに対する残高通知機能の追加、単一ユーロ決済圏内での銀行口座への即時振込みなど、多くの主要機能もアップグレードした。

2021年に、同社はさらなる金融商品の新たな基盤を足掛かりにして事業を進めて行く計画だ。「クレジット、貯蓄、投資など、ありとあらゆる商品を試してみるつもりです」とチチェ氏は述べた。

同社はまた、より多くの国々へと緩やかに拡大している。だが、受け入れ率を上げるため、現地のカードとIBANを使用することでその地域に根差していると感じられる商品の提供を望んでいる。Lydiaはそれをポルトガルから始めている。

関連記事:クレジットカード決済のSquareがスペインのP2P決済アプリVerseを買収

カテゴリー:フィンテック
タグ:P2P ヨーロッパ 資金調達

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(翻訳:Dragonfly)

機械学習で被写体を自動で切り抜く写真背景除去アプリPhotoRoomにAndroid版登場

米国時間12月17日、フランスのスタートアップのPhotoRoomがAndroid版アプリをリリースした。同社は写真から背景を除去したり別の背景に置き換えたり写真を編集したりする便利な写真アプリを開発している。

iOS版のアプリはすでにリリースされている。Y Combinatorに参加した同社は、年間経常収益が200万ドル(約2億600万円)へと倍増し、シードラウンドでは120万ドル(約1億2500万円)を調達した。

PhotoRoomはインフルエンサー、そして衣料品やファンションアイテムを販売している人々に愛用されている。メインの創作プラットフォームとしてスマートフォンを使っている人々だ。他のプロ向け写真アプリと同様に、PhotoRoomもサブスクリプションで収益を上げている(月額9.49ドル[約980円]、または年額46.99ドル[約4800円])。

PhotoRoomは機械学習で被写体を特定し、被写体とそれ以外の部分を分ける。こうして写真の特定の部分を操作することができる。

画像クレジット:PhotoRoom

PhotoRoomはY Combinator参加後にシードラウンドで資金を調達した。その際にNicolas Wittenborn(ニコラス・ウィッテンボーン)氏のAdjacent fundとLiquid2 Ventures、そして以下の2グループの投資家から支援を受けた。

  • 機械学習に特化したビジネスエンジェル。Facebook(フェイスブック)チーフAIサイエンティストのYann LeCun(ヤン・ルカン)氏、Twitter(ツイッター)の機械学習研究グループCortexの責任者でMagic Poney共同創業者のZehan Wang(ゼハン・ワン)氏、Perceptio創業者のNicolas Pinto(ニコラス・ピント)氏など。
  • モバイルサブスクリプションに特化したビジネスエンジェル。BlinkistのHolger Seim(ホルガー・セイム)氏、RevenueCatのJacob Eiting(ジェイコブ・エイティング)氏、CalmとSpotifyのアドバイザーであるJohn Bonten(ジョン・ボンテン)氏、TangoのEric Setton(エリック・セットン)氏。

このラウンドの資金を得て、PhotoRoomは社員を3人から8人に増やし、ディープラーニングのアルゴリズムに取り組む。PhotoRoomアプリに興味をお持ちの方は、筆者が以前に公開した記事をお読みいただきたい

関連記事:魔法のように被写体を自動で切り抜いて背景を変えられるPhotoRoom

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:PhotoRoom写真写真編集

画像クレジット:Johan Mouchet / Unsplash

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(翻訳:Kaori Koyama)

Google StadiaがiOSとiPadOSでも利用可能に

iOSサポートの発表から数週間後、Google(グーグル)のクラウドゲームサービスがiPhoneとiPadをサポートした。予想通り、サービスへのアクセスはウェブアプリが使用される。またグーグルによれば、今週リリースされた最新のiOSアップデートであるiOS 14.3にアップデートする必要がある。

無料または有料のStadiaアカウントで試したい場合は、iOSデバイスからstadia.google.comにアクセスする必要がある。そしてGoogleアカウントにログインし、ホーム画面にショートカットを追加してウェブアプリを開く。

その後、ゲームを起動してプレイを開始できる。ほとんどのゲームにはゲームパッドが必要となるので、iPhoneやiPadとゲームパッドをペアリングしておくといい。

iOSは専用のコントローラーだけでなく、Bluetoothを使ったXbox OneやPlayStation 4のコントローラーにも対応している。Stadiaのコントローラーを使って遊ぶこともできるが、それは必須ではない。ゲームタイトルをチェックしたいだけなら、タッチコントロールでの操作にも対応している。

Stadiaはクラウド上で動くコンソールのように動作する。プラットフォーム専用のゲームを購入する必要があり、その後に近くのデータセンターからストリーミングされる。最近の追加作品には「Cyberpunk 2077(サイバーパンク2077)」と「Assassin’s Creed Valhalla(アサシン クリード ヴァルハラ)」がある。

これらのゲームをプレイするための追加のサブスクリプションは必要はないが、オプションでStadia Proのサブスクリプションを契約することもできる。これによりプラットフォームで購入したゲームに加えて、ゲームのライブラリにアクセスすることができ、4Kストリーミングが利用できる。Stadia Proは月額9.99ドル(約1030円)だ。

他のStadia関連ニュースでは、今週初めにUbisoftが同社の無制限サブスクリプションサービスであるUbisoft+に加入すれば、Stadiaからゲームにアクセスできると発表した。現在のところ、これは米国でベータ版のみ提供されている。

関連記事:Google StadiaとGeForce NowがウェブアプリとしてiOSにやってくる

カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:GoogleGoogle StadiaiOSiPadOS

画像クレジット:Google

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter