DropboxとMicrosoft、提携をさらに強化―無料Office OnlineでDropbox上のOffice文書が編集可能に

今日(米国時間4/9)、MicrosoftとDropboxはすでに親密な関係をさらに強化する新しい提携を発表した。ユーザーはウェブのOffice Onlineを利用してDropbox上のOfficeファイル(Word、PowerPoint、Excel)をブラウザから開き、自由に編集できるようになった。

これまでもデスクトップのOfficeアプリから直接Dropboxのファイルを開くことができたが、そのためにはユーザーはOfficeがインストールされているコンピュータを利用しなければならなかった。オンライン編集が可能になったことでユーザーはビジネスセンターやインターネットカフェなどのマシンでDropboxのOfficeファイルを編集できるようになり、自由度が大幅に増した。

Dropboxのブログ記事によれば、新機能を利用するためには、ファイルをプレビューしたときに表示される“Open”ボタンをクリックすると、「Office Onlineを利用してブラウザから編集」というオプションが現れるという。このオプションが利用できるのはOffice 365のライセンスを持つDropbox for BusinessのユーザーおよびDropbox Basic、Proのユーザーだ。ただしBasic、Proのユーザーは、事前にOffice Onlinのアカウントを作っておくことが必要だ。Office Onlineは無料版でよい。Microsoftにアカウントを登録するだけで無料版のアカウントが作成できる。

今回のアップグレードの意味は大きい。これまでウェブ版のOfficeのユーザーはDropbox内のOfficeファイルをプレビューすることはできても編集は不可能だった。Dropbox BusinessのユーザーはDropbox Badgeというコラボ・ツールでWordやExcelファイルをオフラインのOfficeアプリ開き、他のユーザーと共同で編集することができた。新しい統合機能のおかげでホーム・ユーザーもビジネス・ユーザーも簡単にブラウザ上でOfficeファイルのオンライン編集ができるようになった。

新機能は今日から有効となる。

なお、既存ファイルの編集だけでなく、Office Online内からDropboxへ新ファイルを保存することも可能だ。

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Dropboxによれば、現在Dropbox上には350億のOfficeファイルが保存されている。Microsoft のOfficeユーザーは12億、 Office 365のHome、Personalのユーザーは9200万だという。今回の統合はDropboxユーザー数百万の利便性を向上させることになるだろう。これはGoogle DriveなどOfficeに似た生産性アプリを備えたクラウド・ストレージのライバルに対する少なからぬ優位性となる。

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MicrosoftとDropboxが最初の戦略的提携を発表したのが、2014年11月だった。このときにはOffice文書がDropboxのモバイル・アプリから編集可能になり、またOfficeアプリから Dropboxに保存した文書が開けるなどOfficeのDropboxサポートが向上した。

ただしMicrosoftはOfficeの活動場所を拡大するにあたってDropboxだけと提携しているわけではない。さる2月にはiCloudやBoxなどのクラウド・サービスとも広汎な提携低関係を結んでいる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Microsoft、文書スキャンアプリOffice LensのiOS/Android版を公開

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今日(米国時間4/2)Microsoftは、iOSおよびAndroidスマートフォンのOneNoteと連携して動作するモバイル文書スキャナーアプリ、Office Lensを公開した。このアプリは、ユーザーが紙の文書、レシート、名刺、メニュー、ホワイトボード、粘着メモ等を写真に撮ることができるもので、数年前にWindows Phone端末専用のアプリとして最初に公開された。

しかし、同社の他社プラットフォームを取り込む新戦略に合わせ、iOSおよびAndroid版のアプリが追加された。既に両OSには、Office、Outlookをはじめとする数多くのMicrosoftアプリが揃っている。

Office Lensの主要機能そのものは、Scanner Pro、TinyScan Pro、Scanbot等現在モバイルアプリストアに並んでいる多くの文書スキャンアプリとさほど変わらない。また、EvernoteのScannable等と同様、単体アプリというよりはもっと大きな製品 ― OneNote ― のアドオンとして作られている。

他のスキャナーアプリと同様、Office LensはOCR機能で画像内のテキストを認識し、後でOneNoteあるいはMicrosoftのクラウドストレージサイト、OneDriveでキーワード検索することができる。また、紙の文書やホワイトボードをスキャンした画像は、Word文書、PowerPointプレゼンテーション等のMicrosoft Office形式に加え、PDFやJPGにも変換できる。OneNoteには画像として挿入できると同社は言っている。

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Office Lensには名刺スキャン機能もあり、結果をスマートフォンのアドレス帳項目として追加できる。Evernote Scannableの機能と似ていると思うかもしれない。しかしEvernoteはLinkedInの詳細情報も取り込むので、個人のネットワークを拡大するのに便利だ(かつてLinkedInは自身の名刺スキャンアプリを提供していたが、現在は終了してEvernoteの推奨している)。

しかしOffice Lensでは、名刺を連絡先に変換するプロセスがScannableより複雑だ。以前Microsoftがブログで説明していたように、OneNoteの利用が深く関わってくる。つまり、OneNoteが名刺上の連絡先情報を認識するので、ユーザーはOneNoteアプリを使って添付されたVCFファイルを開き、連絡先情報の詳細をOutlookあるいはスマートフォンの連絡先に保存する。

一方Scannableは、スキャンした名刺をワンタッチでスマートフォンの連絡先に保存するたけだ。このため、主に名刺スキャナーとして使う人にはScannableの方が向いていて、Office Lensは、OneNoteのヘビーユーザー向きと言える。

またEvernote Scannableと同しく、Office Lensも自社のOneDriveサービスにスキャン結果のオンラインアーカイブを作ることができる。

新しいOffice Lensアプリは、iOSユーザーならiTunes App Storeで入手可能。AndroidユーザーはGoogle+で同アプリの「プレビュー」メンバーになる必要がある。その後正式公開前のバージョンを試すことができる。

この発表は、Microsoftという歴史的に顧客を自らのエコシステムの中に囲い込もうとしてきた閉鎖的な会社が、他社プラットフォームへの拡張をはかっている一環の出来事だ。

現在Microsoftは、同社で最も人気の高い製品やサービスをライバルプラットフォームであるiOSとAndroidに展開しており、昨年後半のOffice for iOSOutlookのiOSおよびAndroid版一連のMSNアプ、OneDrive等を提供してきた。その結果同社は、現在100以上のiOSおよびAndroidアプリケーションを持っている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Microsoft、Office 2016のプレビュー版、ビジネス向けSkypeのプレビュー版を公開

今朝(米国時間3/16)、MicrosoftはOffice 2016 for Windowsのプレビュー版をリリースした。プレビュー版は公開ベータテストに先立ってIT専門家やデベロッパーにテストしてもらうのが目的だ。同時にMicrosoftはSkype for Businessクライアントアプリのテクニカル・プレビュー版も公開した。ビジネス版Skypeはエンタープライズのコミュニケーション市場で現行のMicrosoft Lyncを置き換えるものとなる。内容は一般ユーザー向けSkypeとほぼ同一だ。

MicrosoftはこれまでOfficeの次世代版は2015年下半期にリリースされると予告していたが、今日の発表でいくつかの新しい事実が判明した。新Officeはすでに限定プレビューの段階にあるが、今回Office365の企業ユーザーに公開された

Microsoftは今回のプレビュー版には最終製品版に搭載が予定されている機能のすべてが含まれているわけではないと注意している。ただしテスト参加者は毎月アップデートの配信を受けられるという。

ITのプロにとって特に興味をひかれる大幅な改良はOutlookの機能拡張、Word、Excel、PowerPointへのDLP(Data Loss Protection データ損失保護)導入、管理者がネットワークにワンクリックでOfficeをインストール、管理できる機能、Visioの権利管理機能などだ。またMicrosoftは次世代Offceでも現行のマクロやアドインが一切の変更なしにそのまま作動すると保証している。

一方、Skype for Businessのテクニカル・プレビューは現行のLyncユーザーに対し、「数週間以内に公開される」という。新Skypeはクライアント、サーバーも一新され、Office 365の新たなサービスとして提供される。一般ユーザー向けSkypeと基本的に同一のインフラを用いているため、企業に対して社内コミュニケーションを提供するのはもとより、社外でもSkype IDを持つユーザーとのコミュニケーションが図れる。

Skype for BusinessはConvergenceカンファレンスでCEOのサティヤ・ナデラが紹介した。一般向けSkypeとルック&フィールはほぼ同一だが、セキュリティーがエンタープライズ向けにアップグレードされており、全社的な各種のコンプライアンスやIT部門による統制、管理を容易にする機能が含まれており、Officeの一部に組み込まれている。音声およびビデオによる通話や会議、インスタントメッセージをOfficeの一環として理由できる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


マイクロソフトの新Officeアプリ、Swayが一般公開


Microsoftのプレゼンテーション作成オンラインツール、Swayが一般公開された。これまでは、ウェイティングリストに登録しなければならなかった。。

Swayが公開されたこと自体は驚きではない。おそらくやや意外だったのは、Microsoftが同製品の提供時期について書いたブログ記事で発表した数字だろう。

彼らはこう言っている:

Swayのプレビュー版を発表してからわずか10週間しかたっていないが、既に100万人以上のユニークビジターがSway.comを訪れ、17万5000人が申し込んでおり、その数は毎日千人単位で増えている。

10週間は70日間なので、これまでSwayには1日当たり平均1万4285人が訪れ、2500人が登録していることになる。トラフィックに関する実数はもう少し大きいと思われるが、Microsoftが「100万人以上」としか言っていない以上、これ以上正確なことははわからない。

正直なところ私には、Swayのような製品がどれほどのトラフィックを集めるのか想像できなかった。おそらく大会社の製品であることが有利に働いたのだろう。しかし、ウェイティングリストで待さされることが、トラフィックと登録の障壁になっていたに違いない、少なくとも今までは。

Microsoftには今後も数字を公開し続けてほしい。

Swayは興味深い製品であり、通常のOfficeスイーツの異なり従来型のファイルを持たない。つまり、クラウドのために作られたアプリだ。もちろんMicrosoftは、Officeをクラウド製品に転換させ、定期利用料ベースで販売できるよう取り組んでいる。果たしてどこまで成功するのか、見てみたいものだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


モバイル版Dropbox、Microsoft Officeとの連携機能を実装してバージョンアップ

今月初めに、DropboxとMicrosoftが提携する旨のアナウンスがなされていた。Microsoft Office Suiteとの連携を深め、Dropboxのモバイルアプリケーション内で、直接にOfficeドキュメントを編集したりできるようにするという話だった。この話が現実のものとなり、Android版およびiOS版のアプリケーションがリリースされている(訳注:日本向けのリリースは確認できていません)。

Dropboxのブログによれば、Dropboxアプリケーション内からOfficeドキュメントを編集することが可能となり、またOfficeからも直接にDropbox内のファイルを操作できるようになった。新機能を利用するには、まずアプリケーションを最新版に更新する必要がある。するとドキュメント、スプレッドシート、あるいはプレゼンテーションファイルをそのまま操作できるようになるのだ。

最新アプリケーションでは、上の図で示した「Edit」アイコンから新しいモバイル版Officeアプリケーションに移動して編集作業を行う。編集終了時には、変更内容がすべてDropbox上のファイルに反映されることとなる。

DropboxとMicrosoftが、幅広い提携関係を築こうとしていることに驚く人も多いことと思う。MicrosoftもDropboxの競合となるようなOneDriveというサービスを提供しているからだ。しかしDropboxの方が圧倒的なシェアを握っており、ビジネスユーザーも8万を数える中、Microsoftとしては手を結ぶ方向に考えをシフトしたのだろう。

ちなみに、冒頭に示した以前の記事にもあるように、両社の提携は4つの分野に及ぶ。まずモバイル版Dropboxから、Officeドキュメントを簡単に扱えるようにすること、そしてOfficeアプリケーションから直接にDropbox内のファイルを操作できるようにすること、Dropbox上のファイルへのリンクをOfficeでシェアできるようにすること、そしてMicrosoftのスマートフォン向けにDropboxを開発することだ。

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(翻訳:Maeda, H


MicrosoftのOffice等とSaaSの雄Salesforceが統合へ…時代の変化の大きな象徴

どうやらMicrosoftとSalesforceは今年の早い時期から、両社の製品を統合する詳細プランを、本気で練り上げていたようだ。今日のDreamforceカンファレンスで両社は、Windows Phone向けのSalesforce1アプリを2015年の後半にリリースする、と発表した。そしてそれとともに、OfficeはSalesforceのスイートを統合し、OneDriveも来年はこのCRM企業の製品に接続される。

両社が統合の合意に達したことは、驚きだ。Salesforce早くからSaaSが基本的なビジネスモデルであるのに対し、Microsoftは違う。この二社が協調的な関係を築けるとは、これまで誰も思っていなかった。.

でも会社のずっと上の方では、両社はこれまでの反目を忘れて互いのカスタマベースを互いに有効利用しよう、という話が進んでいたようだ。Microsoftはその使いやすいプロダクトを、ずっとネット指向だったSalesforceのユーザに提供できるし、一方Salesforceは、Microsoftの忠実な顧客である保守的なエンタプライズ層に同社のSaaSプロダクトを売っていける。

具体的には、2015年の前半にAndroidとiOS上でSalesforceがOfficeとSharePointとOneDrive for Businessに統合される。また来年前半にはOutlook用のSalesforceアプリも発売される。

そのあと、2015年の後半には、Windows Phone向けのSalesforce1アプリが、Excel用のSalesforceアプリと共にリリースされる。

全体を展望すれば、Salesforceの触手がMicrosoftの大きなプラットホームの隅々にまで入(はい)り込んでいく。それによって、これまでのライバル製品を自己との調和の中へ持ち込む。二つの宇宙の合体が吉と出るか凶と出るか、それは現段階では誰も予言できない。

画像クレジット: Marc Benioff

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Microsoft、Androidタブレット版Officeをベータテスト中

「そうと聞いても驚かない」ニュースがまた一つ飛び込んできた。MicrosoftはOffice生産性スイートをAndroidタブレットに移植しようとしている。

The Vergeによれば、Microsoftは現在OfficeのAndroidタブレット版のプライベート・ベータをテスト中だという。このニュースの掲載後、登録ページは削除されたもようだ。

フル機能のOfficeがAndroidにもやって来るというのはサンフランシスコの朝の霧くらい予測可能な動きだ。今年に入ってMicrosoft自身が開発中であることを認めたし、タッチ操作に最適化されたOfficeはWindows版より先にAndroid版がリリースされそうだという噂も流れている

そういう事情なのでMicrosoftがベータテストを始めたことに驚きがないのも当然だろう。

Office for iPadはMicrosoftにとって大きな成功だった。業界ではiOS版はすでに遅すぎるのではないか、Office 365関連の制限のためにユーザーはiPad版を使わないのではないかと疑問視する声があったが、iOS版はうまく行った。Androidがうまく行かないだろうという理由もまた見当たらない。

ただ私が理解できないのはタッチ優先のWindows版Officeのリリースがなんでこうも遅れているのかだ。

おそらくはこれも最近のMicrosoftのモバイル優先、クラウド優先の大方針の現れなのだろう。Officeは今ではMicrosoft独自のクラウド・ストレージ、OneDriveに大きく依存している。Office for Androidに対する市場の反応がiOS版に匹敵するものになるかどうか注目だ。iOS版Officeは46日間で2700万回ダウンロードされたという。.

今回のニュースに関してMicrosoftはコメントを避けた。

画像:FLICKR USER KENNETH LU CC BY-SA 2.0ライセンス(画像は編集ずみ)

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Appleのティム・クック、iPad版Officeを賞賛するも、もっと早ければととがめる

Apple CEOのTim Cookは、先月登場したiPad版Microsoft Officeに関する質問に答えた。そして彼の回答は驚くほど長いものだった。「Officeは非常に重要な製品群だと考えている」と彼は述べ、さらに「App StoreはMicrosoftを心から歓迎している」と付け加えた。

Cookは、Appleの顧客が「Officeを使えることを好意的に受け止めているのとは明らか」であると認め、大企業のiPadユーザーにとって間違いなく良いことだと語った。ただし、このAppleの長年のライバルであり時としてパートナーである相手について、賞賛ばかりではなかった。

「もしもっと早く出ていれば、Microsoftにとってより良かっただろう」と、CookはユーザーがiPad自身の発売以来待ち続けていたOfficeの登場について語った。しかし、MicrosoftがタブレットのUIとモバイルユーザー体験を追究しつくした揺るぎない製品を作ったことは、フル機能を使うためにはOffice 365の定期購読が必要であるという残念な点を差し引いても評価に値する。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Twitterオフィスに丸太小屋登場(写真あり)

Twitterの丸太小屋が稼働を開始した。以前の記事でもお伝えしたように、Twitterは丸太小屋を購入していた。その丸太小屋が1355 Market Streetにあるオフィスに設置されたのだ。オフィス拡張プランの一環として行われたもの。Twitterは現在、築77年になるビルの11フロア中、7フロアを占めるようになっている。

11を7倍すると77になるのかという話にも興味を感じたりするが、本日が4月15日であることにも意味がありそうだとNeetzan Zimmermanが指摘している。丸太小屋で育ちながらホワイトハウスの住民のなったと言われるエイブラハム・リンカーンは、149年前の本日、暗殺されたのだった。貧しさを示す意味だった丸太小屋が最先端企業のオフィスに設置されたことにはリンカーンも興味を持つことだろう。こうした振る舞いをするヒップスター的人物というのは、きっと当時にはいなかったのではないかと思う。

設置された丸太小屋の価格は明らかになっていない。もう少し手頃そうなものなら1万2500ドル程度で市場に出回っているようだ。但し、今回の購入にあたっては移築費用の方が多くかかったことだろう。さらに設計にあたった建築家(Lundberg Design)にも、細かな部分の調整を行ったり、職場環境に適した形に調整するのに作業がかかったはずだ。

この丸太小屋をLundbergに売ったKarl BeckmannはLundbergに次のようなことを言ったそうだ。「この丸太小屋はもう1年も前から売りに出していますが、真面目な商談はほとんどありませんでした。雨ざらしになっていた、築100年の丸太小屋の使い道などないと誰もが考えていたのでしょう。Twitter社で利用するという話があったときは驚きました」。

丸太小屋を売り出すと言っても、それをまじめに購入対象として考える人は少ないのだろう。Twitter側から「“…,”」というメールがあったということで、「きっとTwitterの上場が近いに違いない」という記事が話題になったことがあった。Beckmannは「鳥小屋用ですか?」とメールをしたのだそうだ。ツイート(つぶやき)をする人が中に集うようになったわけで、ある意味で正解だったわけだ。

情報開示:筆者はTwitterの株式を所有している。ただし丸太小屋の話などは株価に影響を与えるインサイダー情報ではないと確信している。

Images via Doug Bowman and Paul Stamatiou

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(翻訳:Maeda, H


Microsoft、iPhone版とAndroid版のOfficeを無料に

iPad版Officeの発売に伴い、MicrosoftはiPhoneおよびAndroidスマートフォン版Officeを今日(米国時間3/27)から無料にした。アップデートされたアプリは、iPhone版がここ、Android版がここで、それぞれ入手できる。

変更履歴によると、アプリは「ホームユース」の場合に無料とのこと。Emil Protalinskiが今日指摘したように、「Microsoftは企業にはOffice 365の定期利用契約を必須とする計画」のようだ。

今後はOfficeを編集機能も含めて無料で利用できる。あらゆるデバイス、ただしiPad以外で。iPadではOffice 365を定期購読して編集機能をアンロックする必要がある。これで無料Officeアプリが、Windows Phone、iPhone、AndroidおよびWindows RT用に出揃った。通常のパソコン利用者は、オフライン版Officeが安全な選択だろう。

Microsoftのゴールは、人々を有償のOffice 365へと誘導することにある。しかし同時に、無料Officeアプリの利用は、同社のもう一つの優先課題であるOneDriveの利用を増やす。無料アプリはOneDirveを後押しし、iPad版はOffice 365の有料購読を促進するに違いない。

Microsoftが他社プラットフォーム用にOfficeをタダで配布? 時代は変わっている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


マイクロソフト、Offiice Web Appsのデザインを全面変更、いっそうフラットに

Microsoftは、今日(米国時間1/22)同社のOffice Web Appsの外観を一新した、らしい。最近同社は、Office Web Appの宣伝にあまり熱心ではないが、これはかなり有用なWord、PowerPoint、Excel、およひOneNoteのウェブ版であり、誰でも無料で使える。今日同社は、これら全アプリのユーザーインターフェースを全面改訂し、デザインが一層フラットになると共に、新機能やナビゲーションの改善もなされている。

Microsoftはこれらの変更について公式発表はしていないが、今日アップデートを実施したことは認めた。

「Office Web Appのアップデートを本日公開した」とMicrosoftは言った。「以前にも言ったように、当社は今後も、ウェブで最も価値のあるOffice機能を提供していくつもりであり、これはその一環にすぎない」

最も目立った変更は ― 少なくとも私が最初に気付いたのは ― ノート記録アプリ、OneNoteの新しいナビゲーションだ。画面左にある2つのカラムを使って、ノートブックの様々なセクションを行き来できるようになった。従来はこれが少々面倒だった。

さらにMicrosoftは、全アプリを通してトップメニューのデザインを変更し、リボンメニューも一新した。リボンにはまだ半スキューモーフィックなアイコンが時折見られるが、大部分においてOffice Web Appsは完全なフラットになった。

同アップデートの中で、MicrosoftはヘッダーのUIも変更し、他のオンラインMicrosoftアプリを利用するためのスイッチャーが加えられた。

もう一つ私が気付いたのは、WordとExcelアプリに「やりたいことを入力してください」検索バーが追加されたことで、アプリの全ツールを横断で検索し、例えば文字の太字化や検索・置換が検索結果画面から直接行えるようになった。入力予測を行っているため、通常何文字かタイプするだけで必要な機能を見つけられる。Microsoftは、PowerPointウェブアプリにも近くこのツールが入ると言っていた。

Microsoftは、今後ユーザーは「新しい脚注と巻末注の機能を使って、報告書や論文の完成度を高める」ことができると言っていた。

全体的に見て、Office Web Appsは新デザインによって、最近アップデートされ同じくフラットなメニューバーを使っているOutlook.comに若干似てきた。

比較のために、旧ユーザーインターフェースを下に貼っておる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Gitを利用して文書作成コラボレーションの変更シンクを自動化するKivo

今のコラボレーションソフトは、リアルタイムでコラボレーションするものが多いが、Y Combinator出身(今期生)のKivoは、ちょっとちがう。

協同ファウンダのZefi Hennessy Holland(CEO)とLeo Anthias(CTO)が言うには、今は多くの人が、Officeを使って文書の草案を作り、それをメールでやりとりすることによってコラボ(共同作業)している。しかしその方式では、お互いの手元にある草案文書が最新状態にシンクされない。これに対しKivoでは、ユーザが各自の文書にその都度の変更をシンクできる。対応文書形式は相当幅広くて、Microsoft Officeの標準アプリケーションをすべてカバーする予定だが、今のところはWindows XP以降の上でPowerPoint 2007と2010のみだ(最新バージョンのPowerPointももうすぐ)。

PowerPointだけという現状では、変更箇所をシンクする単位が一枚のスライドだ。このツールはユーザのPowerPointに組み込まれ、ほんの数クリックでKivoのサーバ上の新バージョンにシンクしたり、あるいは旧バージョンをKivoのリポジトリからリストアできる。もう、共有するファイルにいちいち、presentation_v4_final_final.pptのような名前をつけなくてもよい。

そんなことは、Gitでやれ!? そう、Kivoは実はGitを利用し、いわばGitにかぶさるユーザインタフェイスだ。Gitは分散バージョンコントロールシステム/ソースコード管理システムとしてデベロッパやプログラマには(おそらくGitHubを介して)おなじみだが、(コラボレーション下において)プログラムのソースファイルのバージョン管理ができるのなら、同じ仕組みで一般文書のバージョン管理もできるのだ。HollandとAnthiasが言うように、Kivoのサーバがユーザに提供する文書のリポジトリは、Gitのリポジトリだ。そうすると、シンクに際してユーザが実際にダウンロードするのは変更箇所だけだから、往々にして巨大な文書全体をダウンロードせずにすむ。

HollandとAnthiasの考えでは、もちろんリアルタイムのコラボレーションツールも必要だが、でも彼らが調査した結果によると、むしろ、リアルタイムに縛られたくないという事務系労働者の方が多い。共同で制作中の文書でも、目を通したり手を加えるのは、自分の都合の良い時間にやりたいのだ。しかも、その共同作業に多数の人が参加しているときには、リアルタイムはほとんど地獄になる。…しかしそれでも、Gitのような便利なシンクシステムを使っている企業は少なく、メールのやりとりが相変わらず多い。彼らの主張では、KivoはGitの仕組みによってリアルタイムコラボレーションに伴う問題を解決し、苦労と間違いの少ないワークフローを実現する。

Kivoは目下ベータなので無料。今後はフリーミアムとして、高度な機能を必要とするユーザには人月あたりの有料制とする。文書共有ソフトとしてはMicrosoftのSharepointなどがすでにあるが、それらのユーザですらKivoには有料で利用するだけの価値がある、と彼らは信じている。しかし当面は、むしろ彼らがユーザについて勉強する期間だから、ここで登録すれば無料で試用できる。

〔余計な訳注: ちょっと勉強して、GitHubを直接、文書共同作成用に利用してもよい。小説のように一人で作成する文書にも、便利に利用できる。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Microsoft、iOS版Outlookアプリを公開するも誰も使いそうにない

OutlookがiPhoneとiPadで使えるようになった。ある意味で。Outlookのフル機能を期待しないこと。これはMicorosoft OfficeのOutlookアプリ〈ではない〉。メール、カレンダー、連絡先の簡易版アプリで、Windows 8に入っているものとほぼ同じだ。今すぐiOSデバイス用に無料でダウンロードできる。しかし、いつものMicrosoftらしく、話はそう簡単ではない。

Outlook Web Appという紛わしい名前のアプリを使うには、Microsoftのクラウドベースの生産性スイーツであるOffice 365の定期購読が必要だ。これはiOS版Officeを使うために必要なものと同じで、年間100ドルが必要だ。どうやらMicrosoftは自社アプリを誰にも使わせたくないようだ。なぜなら、もしこのアプリが無料だと、MS Surface RTの主たるセールスポイントがなくなってしまうからだ。

これは残念な話だ。このOutlookアプリはWindows 8のフラットスタイルをiOSに持ち込む上質のアプリだからだ。さらに、プッシュ通知とリモートデータワイプをサポートするネイティブiOSアプリでExchangeをサポートできるようにもなる。

Outlook Web Appは、Oultook.com機能の大半を提供しているようだ。メール、カレンダー、および連絡先が使用できる。音声入力、2カラム表示、Bingマップの統合も。ルック&フィールはWindows 8版アプリとよく似ていて、両プラットフォームのユーザー(私のような)にとっては馴じみやすい。

もちろんこれはOutlookのフルバージョンではない。MicrosoftはiPad、iPhone用にそれを提供することはないだろう。これは単なるメールアプリなので、それ以上のOutlook.comでできることは望まない方がいい。

先月iPhone向けにOfficeが公開された時にも指摘したが、MicrosoftはiOSとのきわどい境界線上を歩いている。一方で自社の中核製品を新しいプラットフォームに持ち込もうとしている。しかし、そのために自身の巣立ったばかりのプラットフォームと共食いさせることはできない。結局、Officeのフルパワーをタブレットで使うためには、Windows 8またはRTのデバイスを買う他はない ― Microsoft Surfaceのような。

Microsoftは大衆を無視して、改宗者たちに向けて説教しているだけだ。年間100ドルのOffice 365購読が必要であることによって、Microsoftのアプリはバイラルに広がり新しいファンを把むチャンスを完全に失っている。今、iPhone用OfficeやiOS用Oultlookを使えるのは、有償Microsoftユーザーだけだ。そしてそれは、iOSユーザーのごく僅かな割合にすぎない。

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(翻訳:Nob Takahashi)


MicrosoftがGoogle Docsネガキャンに執着する理由: Quickofficeがブラウザにやってくる

Googleが毎年行うデベロッパカンファレンスGoogle I/O、今年もあと数日だが、初日(水曜日, 米国時間5/15)の3時間にも及ぶ長時間のキーノートの詳細はまだ分かっていない。でもその中にはどうやら、MicrosoftのOffice部門が神経をとがらせる何かがあるようだ。先週Microsoftが始めたGoogle Docsに対する強烈なネガキャンは、これまで同社がScroogledでやってきた一連のアンチGoogle広告のパターンでもある。でもなぜ、その対象が突然、Googleのプロダクティビティツール(productivity tools, OAソフト)なのか? その理由は、Quickofficeがブラウザに登場することだ、とぼくは思う。

Googleが昨年6月に買収したQuickofficeを使うと、iPadとiPhoneとAndroidでWordとExcelとPowerPointの文書を見たり編集できる。Google DocsはまだMicrosoft Officeに比べると機能面で制約があるが、Quickofficeでは文書のレイアウトやDocsにない高度な機能を利用している部分を失うことなく、Officeのファイルを開いたりエディットできる。先月GoogleはQuickofficeのAndroidアプリとiPhoneアプリを出し、またChromeブラウザ上にOfficeのファイルを表示できるChrome Office Viewerを発表した。後者のブラウザエクステンションは、おそらくQuickofficeのコードを利用しているのだろう(これまではChrome OSでしか利用できなかったが)。

しかし、表示はともかく、Officeドキュメントの編集となると、GoogleのWebアプリケーションではどうしようもなかった。MicrosoftのOffice Web Appsが、この点ではとても良くできた…しかし過小評価されている…ツールだ。

しかし、今度は、QuickofficeそのものがWebにやってくるのだ。Googleが2月にPixel Chromebookを発表したとき、QuickofficeをChromeにポートしていることを匂わせた。そのときGoogleのSundar Pichaiは曰く、Googleのプロダクティビティアプリケーションを愛用している人は多いけど、でも企業の世界ではMicrosoft Officeが依然としてデファクトのデフォルトだ、と。そしてそれに続けて彼は、“ChromeブラウザとChrome OS機Chromebook(s)でQuickofficeが使えるようになれば、多くのユーザにとって、完全に一件落着になる”、と言った。その2月のときの彼の話では、完全な編集機能のあるQuickofficeのWebバージョンのリリースは約3か月後、ということだった。3か月後といえば、まさに、今度のI/Oのことではないか?!

Microsoftは、オンラインのプロダクティビティツールが激戦になること、追われる者として守りを固めなければならないことを、知っている。Office 365やOffice Web Appsの見込みユーザの多くは、完全なOffice互換ツールが他社から(安価に)出ることを知って、心ゆらぐだろう。MicrosoftがDocs対抗マーケティングキャンペーンを今というタイミングで展開するのは、当然なのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Microsoft曰く: Google Docsは仕事の生産性が落ちる危険なギャンブル

Bing、Scroogledと来て、Microsoftによる次のGoogle毀損キャンペーンはGoogle Docsに対する攻撃だ。MicrosoftのOffice担当シニアプロダクトマネージャJake Zborowskiが今日(米国時間5/10)、Docsを貶めるブログ記事をなんと二つもポストした。ひとつはドキュメントの正確さを問題にし、もう一つはユーザたちの証言をもとに、Google Docsは完成度が低いと論じている。

今週の初めにOffice 365担当のマーケティング部長Michael Atallaとチャットしたときには、その中で実際に”Google”の名前が言及されることはほとんどなかった。しかしZborowskiの場合は、藪をつつかなくても蛇がぞろぞろ出てくる。“OfficeのファイルをGoogle Appsに変換することはギャンブルだ”、と彼は書いている。“Microsoft OfficeとMicrosoft Office Web Appsを使えばOfficeのファイルを安全に作成し共有し編集できるのに、なぜOfficeファイルをGoogle Docsに変換するというギャンブルを冒すのか”。

Microsoftは、Webだけでなくタブレット上でもそうだ。と主張する。GoogleのタブレットアプリQuickofficeは、文書の変換をけっこううまくやってくれるが、しかしもちろん、Microsoftが示す例では違う(下図)。

では、最新のChromeドキュメントビューワはどうだろう? Zborowskiに言わせると、これも危険なギャンブルだ: “Googleが提供する最新のギャンブルは、同社のファイルビューワでMicrosoft Officeの文書を見ることだ。しかしこれすらも、リスクの大きすぎるギャンブルだろう”。

ブログ記事に添付されているビデオの中では、登場人物が、Docsにスイッチしたために昇進の機会を失っている:

二つ目の記事”Office is a team player”(Officeはチームプレーヤー)でZborowskiは、Google Docsには多くの重要な機能がどれもない、と主張している。何人かのMicrosoft Officeユーザが、彼に代わって証言している:

Officeはバージョンアップのたびに便利な機能がいくつも加わる。その中には2010年のペーストオプションのようなささやかなものもあれば、ExcelのFlash FillQuick Analysis のような重要な省力省時間機能もある。Officeは機能がとても充実しているので、仕事の生産性が高い。対してGoogle Docsでは、いろんなことを自分で工夫して実現しなければならない。時間もかかるし、ときにはそのためにサードパーティ製のツールを見つけなければならないこともある。

“Google AppsからOffice 365に切り替えたことによって、社員たちの自発的な協働体制が実現した。会社のどの部門でも、良い結果が得られている”[続きを読む]

– Andy Springer, Director, Rookie Recruits

これらと並行してMicrosoftが立ち上げたwhymicrosoft.comには、もっと多くの証言やスクリーンショットなどがある。これらのブログ記事を読んでもまだGoogle Docsへの乗り換えを検討している人たちに、とどめを刺すためだ。

この第二のブログ記事には、こんなビデオがある:

これらのGoogle Docs/Driveやっつけ作戦は、もちろんGoogle I/Oというタイミングをねらっている。とくにQuickofficeは、Microsoft Web Appsの強力な代替製品のベースになる重要なプロダクトだ。今は確かに、Microsoftが言うように、機能はMWAの方がGoogleのツールよりも充実している。しかし来週の水曜日(Google I/O)には、ベースであるQuickofficeの上に乗るものが、いろいろ発表されるのだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Microsoft Officeの文書をブラウザ内で開けるプラグインがChrome Beta用に登場

Microsoft Officeの文書をブラウザで見なければならない機会が多い人たちのためにGoogleが今日(米国時間4/25)から、そのためのChromeエクステンションを提供する。具体的には、WordとExcelとPowerPointのファイルだ(.doc, .docx, .xls, .xlsx, .ppt, .pptx)。これまではGoogle Driveのビューワで見ていたが、エクステンションChrome Office Viewer(まだベータ)をインストールするとブラウザ自身がこれらの文書を開けるようになる。

OSがChrome OSであるコンピュータChromebookには前からこの機能があったが、今ではWindowsとMacのChromeブラウザでも利用できる。ただし、安定版ではなくChrome Betaを使うこと。

この20メガバイトもあるプラグインは、専用のサンドボックス内でファイルを開くからマルウェアにやられない、とGoogleは言っている。“だから汚染されたOfficeファイルを使っても、それが個人情報を盗んだりユーザのアクティビティを監視することはできない”、という。

Googleは今日の発表の中で何も言っていないが、昨年買収したQuickofficeの技術が、このプラグインにかなり貢献しているのだろう。Googleが2月にPixelという名のChromebookをローンチしたときは、同社のNative Client技術を使ってQuickofficeをChromeに移植する、と言っていた。それからすでに3か月が経とうとしているから、Office文書をブラウザ内でどうするかという発表が、Googleからあってもおかしくないタイミングだった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Crocodoc、PDF、Word、およびPowerPointをHTML5文書に変換するサービスのプレビュー版を公開

CrocodocはPDF、ワードやPowerPointのドキュメントをアップロードして、同時にHTMLにコンバートしてくれるサービスだ。ドキュメントを簡単にウェブサイトにも掲載できるようになる。2010年のサービス開始以来、コンバートしたドキュメント数は6000万本以上にのぼり、Dropbox、LinkedIn、Yammer、およびSAPなども同サービスを利用している。このCrocodocが、HTML5へのコンバートにも対応する旨をアナウンスしている。これにより、画面表示品質が向上し、読み込み速度およびモバイルデバイス上でのパフォーマンスがアップするとしている。

HTML5およびスケーラブル・ベクター・グラフィックス(SVG)を使うことで、従来のコンバート機能とは大いに趣が異なるものとなった。共同ファウンダー兼CEOのRyan Damicoが昨日メールで教えてくれたところによると、これまでは、文字以外をすべて1枚の画像として表示していた。そこに文字のみを、ウェブフォントを利用してオーバーレイ表示していたのだ。しかし今回のアップデートよりラスタライズイメージの使用をやめ、すべてをHTML5およびSVGで表示するようになっている。これにより画像の線はよりクリアに表示されるようになり、コンバート後の画像も、とくにレティナディスプレイなどでは鮮明に見えるようになった(この下の画像をクリックすればどういう機能なのかを体感することができる)。

大きなラスタライズイメージを読み込む必要もなくなったので、ドキュメントの読み込み時間は大幅に改善している。「新たなコンバート技術を採用したことにより、各ページのダウンロードサイズは、ページデータのサムネール画像をダウンロードするのと同程度のものとなっています」とDamicoは言っている。

これはつまりモバイル環境でも大いなる快適さが期待できるということを意味する。当方にてiPhoneおよびSafariで試してみたところでは、データの読み込み速度はあたかもネイティブアプリケーションによるもののようだった。「ピンチしてズームしたり、スクロールさせたり、あるいは文字の選択も非常にスムーズに行うことができます。こちらもネイティブアプリケーションのようなエクスペリエンスを提供できているとおもいます」とのことだ。また、複雑なドキュメントを表示する際には、iOS標準搭載のビュワーよりもうまく表示できるはずだとCrocodoc側は主張している。

さらに今回のアップデートにより、ディベロッパーは自分のサイトでドキュメントを表示する際に、より細かな制御が行えるようになった。これまではiFrameで表示する程度のことしかできなかったが、Crocodocで生成されたHTMLを直接に扱えるようになり、必要に応じて変更を加えつつ利用できるようになったのだ(デモで利用する際も、生成HTMLファイルをダウンロードすることができる)。

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(翻訳:Maeda, H)