2013年型Mac Proレビュー: Appleの新型デスクトップ機はデザインも性能も劇的にリニューアル

Appleの新しいMac Proは、思わず見とれてしまう。黒いアルミニウムの外殻、円筒形という目新しいデザイン、誰が見ても、ほかのコンピュータと間違えるはずがない。もちろんこの前のMac Proも特徴的なデザインだったが、今度のはフットボールよりもやや大きくて、上部にはジェットエンジンを思わせるへこみがある。しかしその本当の実力は内部にあり、そしてそれは、どれだけ極端なスピード狂をも満足させるだろう。

リビューのビデオ


基本性能/仕様

  • 3.7 GHzクァッドコアIntel Xeon E5プロセッサ
  • 16GB 1897MHz DDR3 RAM
  • AMD FirePro D300デュアルグラフィクスカード, 各2GB RAM
  • 256GB SSD(PCI)
  • Thunderbolt 2.0ポート x 6, USB 3.0 x 4
  • 802.11ac + Bluetooth 4.0
  • 希望小売価格: 2999ドル
  • 製品情報のページ

グッド

  • Macの既存の全機種中で最速
  • 工業デザイン美術館の展示品が自分の家にあるみたい

バッド

  • お値段高すぎ
  • ディスプレイその他全部自前

デザイン

このMac Proのデザインがユニークでないという人は、ほとんどいないだろう。初期のスターウォーズのダース・ヴェーダーのような雰囲気があり、口の悪い人は“ごみ缶Mac”と呼ぶかもしれない。間近でよく見ると、表面のアルミニウムのクールな感触、反射性はあるけどぎらぎらしない、…見る者に安定感と安心感を与える。

〔ここにスライドが表示されない場合は、原文を見てください。〕

現代のデスクトップコンピューティングの世界に蘇ったモノリスみたいだが、謎のモノリスが登場するあの映画のように未来的でもある。ここに込められているすばらしい技術的成果は、みんなのこれからの、毎日のコンピューティングニーズに応えるものだから。

デザインがこれだけきれいだと、このコンピュータが毎日、何かの実用的な仕事をしていることを、忘れてしまうかもしれない。AppleはGoogleのような場外ホームランねらいの企業ではないけど、このMac Proのデザインと性能はまさに、目の前にある未来だ。

この新しいMac Proのモジュール構造は、これまでのバージョンと同じではない。たとえば、3.5サイズのHDDは交換不可だ。一方、アンロックしてから、外殻をスライドして外すと、RAMベイへのアクセスはフリーで、最大16×4=64GBまで拡張できる。SSDも、Apple固有の規格だが拡張可、GPUも(未来のApple固有の機種に)アップグレード可能だ。外部拡張性がまたすごくて、最大スループット20Gb/sというThunderbolt 2は4Kビデオのディスプレイと伝送を同時に行えるだろう。そのポートが6つもあり、さらにUSB 3.0が4つある。

しかもApple独自のサーマルコアを内蔵しているから、これだけの性能の、プロ仕様のワークステーションにしては、サイズが小さいし、しかも静音だ。機械音は、耳をよっぽど近づけないと聞こえない。音といっても、かすかなハム音で、これに比べるとぼくのRetina MacBook Proを酷使しているときの音の方がよほどうるさい。上部からわずかに排気が出ているが、一日中Final Cut Pro漬けになってるようなときは、その蒸気を見て気が紛れるかもしれない。

性能

仕事で毎日コンピュータを使う人にとって、この新型Mac Proは思考するコンピュータのように思えるだろう。とにかく、どんなインプットに対しても即座に応答がある。Xeonプロセッサから、PCIベースの超高速なSSDから、あるいはデュアルのGPUから、それらの応答はどれも、従来のどのMac(最新のiMac, Retina MacBook Pro)より速い。Webを閲覧するとか、写真をiPhotoにインポートするなど日常的な仕事でも、一度このMac Proを経験すると、もうほかの機種に戻る気がしない。

しかしもちろん、Mac Proはプロ用のマシンだ。たとえば、映画作家が高度なグラフィクス(CG/CGI)や3Dアニメや長編映画を制作編集するために使う。写真家の非常に高度な要求にも応える。極端な高解像度でも扱えるし、巨大なファイルの集合をバッチで処理できる。そしてLogic Pro Xとハイスピードで広帯域な外部機器を使って、音楽プロデューサーは次のヒット曲を作り出す。

ぼくの場合は、Final Cut Proが必ずMacの上のトラブルメーカーだった。でもMac Proでは、FCP Xが嘘のようになめらかで速くて、レンダリングもパブリシングも瞬(まばた)きする間に終わる。2分あまりの1080pのビデオの最終エディットが10秒で終わったときには、一瞬、エラーかと思ったぐらいだ。

ものすごくオタクな読者は、今度のMac ProのGeekbenchのスコアを、あっちこっちでご覧いただきたい。何もカスタマイズしていないベースラインだから、最低でもこれぐらいは行く、という意味だ。

機能

6つのThunderbolt Displaysを同時に使えるのは、今回のMac Proが初めてだ。ぼくは、Thunderbolt Displaysを2台、21インチのiMac、それにHDMIポートにWacom 13HDをつないだ状態で試したが、このAppleの最高級機は、なにごともないかのように動いている。作品の出力やほかのビデオなど、複数のビデオを同時に見ながら仕事をするビデオ作家のマシンは、これできまりだ。6つのサイトや6台のカメラをリアルタイムで同時に見ていたい、という情報マニアやメディアの現場も、やはり、このMac Proを欲しいだろう。MacBook ProやiMacでは、ディスプレイ2~3台がせいぜいだから。

また、一部のハードウェア(RAM、SSD、GPUなど)が交換可能であることは、この今既に未来的なマシンの未来性を、より強化する。別の言い方をすると、このMac Proは、数年後にも、古くなった感じがしないのだ。性能的に。

ささいなことのようだが、ぼく的にすごく気に入っているのは、ポートがライトアップすること。デバイスをポートに接続するとき、そして外すとき、間違える心配が少なくなる。このように、細部まで配慮が行き届いていることも、3000ドルという価格をユーザに納得させる価値の一部だね。

結論

このMac Proは、能力がずば抜けて高い。ぼくはコンピュータを使って、ある程度高度な作業をする方だが(ビデオ編集、大量のPhotoshop作業、CG/CGI、ポッドキャストの制作)、そうでなくてふつうのコンピュータユーザでも、度肝を抜かれるだろう。これらの仕事はRetina MacBook Proでも十分にできるのだが、このMac Proは、苦労の気配をまったく見せずに、ふつうに淡々と、当たり前のようにさっさとやる。

今時(いまどき)、コンピュータを買うことが仕事上の有効な投資であることは珍しい。むしろ今ではそれは、2年に一度買い換える消耗品だ。そんな時代に、このMac Proだが、iPhone 5sがそうであったように、2年よりももっと長い未来を視野に入れている。たとえば具体的には、ビデオ作家が4Kをやらなければならなくなったとき、このマシンの投資効果は生きつづけるのだ。消耗品として廃棄する必要がない。

グレイのタワー型Mac Proに古さを感じはじめた人や、高性能高機能ならどんだけ高くても買う、という人にとって、今度のMac Proは文句なく‘買い’だ。でも、われわれふつうの人間は、AppleのOS X機ならそれほど高価でなくても、十分満足できるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


【写真集】Appleの新型Mac Proは美女と野獣が合体

Appleの最新のMac Proは、何もかも新しくてしかも大胆なデザイン、そしてテキサス州の工場で組み立てられた純国産だ。Macのここまで斬新なデザインというと、最近では例がなく、G4 Cubeや‘植木鉢’iMacまで遡らなければならない。それにこいつは、いかにもダース・ヴェーダー(Darth Vader)的で、取り外せる外殻ケースなんか、いかにもだ。

〔ここにスライドを見れない場合は、原文を見てください。〕

本誌としてのリビュー記事を書くためにはもっと試用期間が必要だが、第一印象としては、アプリケーションの立ち上がりスピード、画面の描画スピード、そして全般的な処理スピード、どの点でも、今あるすべてのMacを粗大ゴミにしてしまう。また、ものすごく静かで、上部の排気口から少量の上昇気流が出ている。それは、本機のクーラー部位‘unified thermal core’からの熱排気だ。

この未来的なルックスの未来的なマシンを、こんな場所で撮影して申し訳ないと思うが、でもトロントの真冬の冷気は、この魔物のバックとして似合っている。Mac Proのデスクトップコンピュータは相当久しぶりだから、気合を入れて本格的なリビューを書きたいと思う。しばらく、お待ちくだされ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Apple Mac Pro、いよいよ発売。最大構成+4Kモニターなら1万3000ドル

Appleが、最新の米国で組み立てらてたMac Proをオンラインストアで販売開始した。昨日(米国時間12/17)のプレスリリースで発表した。このプロ向きコンピューターは、最低価格2999ドルからだが、カスタムオプションをフル装備し、これも今日発売されたシャープの4Kディスプレイを加えれば、最大1万3194ドルの出費が可能だ。さらに本音を言えば、4Kディスプレイは最低2台は欲しくなるだろうから、その場合の価格は1万6879ドルにはね上がる。

このスーパーカスタム構成の出荷予定日は「1月」とだけ表記されているが、標準構成であれば、現時点の見込みでは12月30日までには配送される。店頭持ち帰りも可能だが、これまで聞いた限り「店へ配送」とのことなので、いきなり店に入って購入することは現段階ではできないようだ。

Mac Proは、Macのモデルの中でも稀少な選択肢になることは間違いなく、深い懐と高度な技術的ニーズを持つ人だけのものだが、正当な購入の理由の見当たらないわれわれにとっても、すこぶるよだれの出るマシンだ。しかし次回私に1万5000ドルの余裕が出来た時の使い道は決まった。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Appleの新型Mac Proは、異常なほど静かな熱の魔術師

今日(米国時間10/22)サンフランシスコで行われたイベントで、Appleは新しいMac Proコンピューターを再度発表した。これは、プロフェッショナル集団に向けられた同社の最新ハイエンド製品ラインの先陣を切るものだ。

本誌はこの新マシンに実際にできる限り多くこの手で触れ、ついにガラスケースから出されたその見た目や感覚をお伝えする。

ビデオや写真の編集に使っているところを見たが、その結果は滑らかで印象深かった。ただし、作られたデモではなく実生活でどうなのかを知ることは難しい。

マシン本体は滑らか円筒形で、殆ど騒音を発しない。頂上の換気孔から排出されるわずかな空気の音を、デモルームの騒音の中で聞くことは不可能だった。穴に手をかざすと10月の冷たい空気に取ってかわる暖かさを感じた。側面は暖いというより熱かったが、触れていて不快なほどではない。この小さなパッケージの中で熱はいったいどこへ行くのだろうか。この冷たさは、底面から吸気して上面から排気する換気システムにとって成功の証だ。

新Mac Proの中心には三角柱のヒートシンクがあり、外側に配置されたボード上のメモリーとCPUから熱を引き出す。その熱は本体上部から排出される。

マシン後部には、密に並んだポート群があり、コンピューターをそっと動かすと光ってケーブルを差す手を誘導してくれる。

性能に関してデモ以上のことを知ることは難しいので、レビュー機の入手を待つほかはない。しかし、この工業デザインはまさしく衝撃的であり、少なくともAppleの熱設計が意図通り働いていることを示す最初の証拠だ。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Appleからプレスイベントの招待状が来た―10月22日にiPad、iPad mini、各種Macの新製品発表

Appleは来週10月22日〔日本時間23日〕にプレスイベントを開催することを発表した。

この日付は最初にAllThingsDがスクープし、続いて LoopのJim Dalrympleも続報していた。噂が正しければ、このイベントでは第5世代のiPadRetinaディスプレイの iPad mini、新世代のHaswellチップとRetinaディスプレイを採用し、電池駆動時間も改良されたMacBook Proが発表されるはずだ。もしかするとすでに発表されているMac Proの出荷時期も明らかにされるかもしれない。

イベントの会場はいつものとおり、サンフランシスコのYerba Buena Center for the Artsで火曜日の太平洋時間午前10:00〔日本時間火曜日午前2時〕スタートだ。今回のイベントについてAppleは「私たちはまだたくさん発表することがあります(“We still have a lot to cover)」と言っている。つまりかなり盛りだくさんな内容になるのだろう。

RetinaのMacBook Proは同じくHaswellチップを採用したMacBook Airの例からするとバッテリー駆動時間が大幅に改良されていそうだ。今年6月に発表されたMBAでは12時間にもなっている。 第5世代iPadは現行のiPadmini’のデザインを踏襲してベゼルが狭くなり、筐体も薄くなるといわれている。もっともiPad miniは前回のアップデートでサイズも重量も若干増加した。これは解像度が2倍になったディスプレイを駆動するためにバッテリーの強化が必要だったためだ。Apple TVに関してはおそらく現行のセットトップボックスのアップデートにとどまりそうだ。年来アナリストが噂をしているApple独自のテレビ受像機が発表される可能性は少ない。

今日、フランスのウェブサイト、MacGは「このイベントで発表される製品はすぐに出荷される。MacBook Proは10月24日か25日、iPad、iPad miniは10月30日か31日、MacProは11月15日に店頭に出る」と予測した。新しいMac Proは現在のシルバーの直方体とは全く異なり、未来的な黒い円筒状のデザインだ。拡張は高速ポートによって行われる。組立はアメリカ国内で行われるということで、AppleのパートナーのFlextronicsが人員を大量に採用しているのはこのためらしい。

もうひとつ、Appleの次世代デスクトプOSであるOS X Mavericksの発表もこのイベントで行われる可能性が高い。いずれにせよ新しいMacBookProが店頭に並ぶときまでにMavericksは発表されるはずだ。新OSにはマルチスクリーン・サポートの改良やタブ方式の新しいFinderなどの新機能が搭載されるものと予想されている。.

われわれはいつものとおり会場からライブ・ブログで実況中継するのでご期待いただきたい。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


速報:Appleが10月22日にプレスイベント開催―新iPad、OS X Mavericksを発表へ

Appleは10月22日に招待のみのプレスイベントを開催する。All Things DiのJohn Paczkowskiによれば、Pad、Mac Proのニューモデル、OS X Mavericksの発表が行われるという。

iPadの発表に関してはジャストのタイミングだ。昨年のイベントは10月23日だった。またAppleはOS X Mavericksを秋にリリースするとしている。またMac proのアップデートも秋に行われるはず。今回のプレスイベントで出荷の予定日も明らかになるとよいのだが。

発表されるiPadはフルサイズ版とiPad miniの両方だろう。今回、miniにRetinaディスプレイが採用されるかどうかまだはっきりしないが、採用される可能性が高そうだ。大型iPadはベゼル部分が削られて多少小型化し、厚さもスリムになるものとみられる。チップにはA7が採用されるだろう。Current EditorialのMicah SingletonはiPad miniにはA7プロセッサーは採用されない、現在iPhone 5Cに使われているA6が細葉されると予想した。今回のAll Things Dの記事はminiにA7が採用されるとしている。一方iPadにもTouchID指紋認証が導入されるというリーク情報もある(カット写真はそれに基づいたイメージ)。もちろんまだ確認されたわけではない。

iPhone 5Sの例にならうのであればiPadもスペースグレー、ゴールド、シルバーのカラーバリエーションになるかもしれない。

10月22日前後には他のIT系イベントがいくつかある。MicrosoftのSurface 2の出荷が21日で、22日にはNokiaの秋のイベントが予定されており、タブレットを含む新モデル6機種が発表されるはずだ。.

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Apple、ついに新型Mac Proをアナウンス

WWDC 2013の会場にて、Phil Schillerは集まった人々に向けて麗々しく新しいMac Proをアナウンスした。曰く「これ以上のイノベーションは不可能です」とのこと。最大12コアのIntel Xeonを搭載したサーマルコア構造で、超高速なメモリを採用している。これまでのMac Proと比較して、2倍の処理性能を誇るそうだ。

20GbpsのThunderbolt 2ポートが用意され、2枚のGPUグラフィックカードを積んで4Kディスプレイをサポートする。性能的には文句のつけようがないものと言えるかもしれない。また、これまでのMac Proと比較して大幅に小型化がなされている。従来のものと比べて8分の1程度のサイズになっているようだ。

ギガビットEthernetに対応し、HDMI、USB 3.0ポートなども搭載。アメリカでアセンブルされる予定で今年後半に登場とのことだが、時期や価格についての詳細はまだ明らかになっていない。

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(翻訳:Maeda, H)


Apple、3月より欧州地域でのMac Pro販売を停止

Image (1) MacPro_3D_Box_34Whit49c4ea2009c5a-620x465.jpg for post 169301AppleのMac Proは、永らく業界ウォッチャーや評論家の議論の対象となっていた。そしてついにヨーロッパでの販売停止が決まった。但し、これはMac Proの売上げがどうこうというような話ではない。9to5Macによると、既存モデルがヨーロッパで導入された消費家電を対象とする新規格を満たしていないということらしい。

この新規格は3月1日から発効する。規格を満たしていないプロダクトについては、今後販売ができなくなる。但し在庫については適用が除外となっており、まだしばらくの間は流通に流れ、消費者のもとに届けられることとなる。

もちろん、Appleが新たなMac Proを開発すれば、再度ヨーロッパでも販売することができるようになる。Mac Proは昨年にも製品アップデートが行われているが、ほんの小さなものだった。同機種に関してみれば、ラインアップを充実するよりも、サプライチェーン側の都合を押し付けたような感じがするほどだ。ちなみにTim Cookは2013年後半に新しいMac Proをリリースするとしているので、ヨーロッパの人びとはしばらくMac Proが入手できなくなるという可能性があるわけだ。

既存モデルがヨーロッパで販売できなくなったことにより、Appleの製品開発サイクルに変更が加えられるのではないかという見方もある。しかし前四半期におけるMacの売上げは減少しており、このような中でごく一部の人をターゲットとしているMac Proのリリースサイクルを早めるということはないのではなかろうか。規格改訂があったとは言え、Appleにとっての優先度は低いものと思われる。

アップデートLoopの取材に対しApple社も、3月1日からヨーロッパ地域におけるMac Proの販売ができなくなることを確認している。

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(翻訳:Maeda, H)