人は自分のきれいな写真を撮ってもらうと意識が変わる: 世界のホームレスのポートレートを撮り続けるイベントHelp-Portrait、70か国に展開

ホームレスの人たちから目を背(そむ)ける人もいる。Jeremy Cowartは彼らを直視する。やさしく。

Cowartはテネシー州ナッシュヴィルに住む高名な写真家で、Help-Portraitのファウンダだ。それは世界中から写真家を招待してホームレスのポートレートを撮り、彼らに“笑いと、みんなで集まることと、思い出を作ること”を、取り戻してもらうイベントだ。この前は12月初旬に行い、世界中から4万点あまりのポートレートが集まった。

Cowartは、モバイルの撮影ツールを使っている。リング状のプログラマブルなLEDライトとiPhoneだ。いろんな都市に出かけてホームレスを撮るには、モバイルが便利だ。彼の目標は、困っている人たちのきれいなポートレートを撮ることによって、ホームレスの人たちに顔(face)を与える*ことだ。〔*: faceless…日本語訳が難しい…ではない人間存在にすること。〕

[ホームレスの人たちのポートレート集]
〔ここにスライドが表示されない場合は、原文を見てください。〕

彼はこう言う: “2008年に、何かもっと意味のあることをしたい、と思うようになった。そこで地元ナッシュヴィルのホームレスたちを撮り始めた。これは全国全世界に広めるべきだと感じたので、ソーシャルメディアにそのことを書いた”。

2009年には数十か国の写真家数千名が、彼の呼びかけに応えた。この前のイベントでは28か国1万名のボランティアが参加した。

今年の彼は使用する用具をやや変えて、相手が身構えない、自然な写真が撮れるように努めた。

“でっかいDSLRを向けると、びびる人もいるからね。もっと小規模で素朴なセッティングにして、お互い気楽に撮れるようにしたかった”、と彼は言う。

Cowartが自作したリング状の撮影用ライトは、ワイヤレスのLED電球LIFXを使っている。そしてiPhoneのアプリから、輝度や色をコントロールする。被写体はリングの穴から撮る。ポートレートをできるだけ素早く仕上げることがかんじんなので、撮った写真はすぐにLightroom、あるいはつねに現場に持ち込んでいるEpsonのプリンタに直接送る。

“とにかく、人を待たせてはいけない。上質な写真をできるだけはやく撮ることが、重要だ”。

また、OlloClipを使ってiPhoneの35ミリのレンズを75や100ミリにして撮っている。

Cowartは、写真リクエストサイトOKDoThisのファウンダでもある。2015年12月の第一日曜日には、さらにたくさんの写真を集めたい、と彼は期待している。

“私がナッシュヴィルで始めたことが、今では70か国以上、そして合衆国のすべての州に広まっている”、とCowartは驚きの表情で語る。仕事としてセレブや有名人の写真を主に撮っている彼は、ふつうの人の写真を撮って彼らにプライドと、美しさと、あらためて身の回りの世界への注意力を提供できることは、それ自身が大きな報酬だ、と述べている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


モバイル写真共有アプリEyeEmのバージョン5.0ではプロのツール並の高度な編集機能が

写真共有サービスのEyeEmがそのiOS/Androidアプリのバージョン5.0をリリースした。なんといってもすごいのは、その写真編集機能がさらに充実して、誰が撮った写真でもプロ級の見栄えになってしまうことだ。

とくに新たに加わったOpen Editという機能は、写真を見ながらボタンをタップすると、いろんなパラメータのリストが出る(コントラスト、シャープネス、などなど)。そしてそれらの値を変えるとその写真がどうなるか、が分かる。iOSでは(Androidでももうすぐ)、その設定でほかの写真がどう見えるかを試すこともできる。〔余計な訳注: 気に入ったパラメータセットをセーブできないの?〕

写真編集のためのコントロールが新しくなり、画面下(ランドスケープでは横)にスライダーが二つ出る。ひとつはパラメータのリストをスクロールし、もうひとつは左右にドラッグしてパラメータの値を変える。

誰かの編集結果を自分の写真に適用してみたいときは、そのそれぞれのパラメータの値がどういう結果をもたらすかを、アプリがアニメふうに見せてくれる。そのとき、スライダーの上のボタンの下に、“値はここだよ”を示す小さなシルシが出る。最初の状態に戻すのも簡単だし、どれかのパラメータをさらに強調してみることもできる。

いろんなフィルタをとっかえひっかえ使ってみることに比べると、Open Editはちょっと手間がかかるけど、いろいろ使ってるうちに写真術の基礎がわかってくる。とても良くできたユーザ体験だし、同社は今でも写真がより一層魅力的に見えるための要素についてアルゴリズムを教育訓練中だから、今後が楽しみだ。

EyeEmが今集めているのはOpen Editで使うデータだけだが、今後のプロの写真家や高度の写真マニアのためのアプリのニューバージョンでは編集例のコレクションを作って、それらをほかの人たちがトライできる。とくに誰もフォローせず、いきなり自分でやりたい人は、アプリが最初から提供している編集例のアルバムの中から選んでもよい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


360度閲覧可能な3D写真を写す、3DAroundが間もなく登場

Eコマースサイトや、あるいは映画マトリックスなどでみた、ぐるぐると回転させて見ることのできる写真をスマートフォンで簡単に撮れたら楽しそうだと感じる人は多いだろう。そうした人に朗報だ。1ヶ月ほどの後、Dacudaより3DAroundカメラというアプリケーションが登場するらしいのだ。使い方は簡単で、スマートフォンないしタブレットで、撮影対象の周りを移動しながら撮影するだけで良い。アプリケーションにて、撮影した写真をまとめて3Dイメージを生成し、そして念願のぐるぐる回しができるようになる。

ちなみにDacudaについては、Kickstarterにて展開したPocketScanキャンペーンを覚えている人も多いかもしれない(TC日本語版の記事はこちら)。持ち運び可能で、かつ高機能であるスキャナを提供したいとするプロジェクトだった。今やDacudaは25人の従業員と5年の経験を誇る企業に成長している。そして360度展開可能な写真を撮影することで、どのアングルから写すべきかという悩みを消し去るプロダクトをリリースしようとしているのだ。これが普及すれば、(退屈な?)フード写真が魅力的になることもあるかもしれない。

「AppleがカメラAPIをオープンにしたことも、私たちにとっては追い風なのです」とDacudaのファウンダー兼CTOであるDr. Alexander Ilicは言っている。「私たちのプロダクトを実現するには、露出時間、フォーカスなどについて、ローレベルなところにアクセスする必要があります。まさにiOS 8にて可能となった機能をフルに使っているのです」とのことだ。


 

プロダクトを思いついたのは、フードブロガーの振る舞いを見ているときなのだそうだ。何枚を写真を撮って、そのうちのどれが良いかを悩んでいる姿に疑問を感じたらしい。そのときに「すべての角度から撮影してみれば良いのに」と考えたのだそうだ。アイデアを実現しようとすれば、3Dセンサーを搭載したカメラが必要であろうと考えた。しかし新しいiPhoneのスペックをみるにつけ、ソフトウェアでなんとかなるのではないかと考えたのだそうだ。そして実現してみたのが3DAroundであるというわけだ。

3DAroundはそもそもMIT卒業生たちを巻き込んで、ETH Zurichからのスピンオフとして始めたプロジェクトだった。Wellington Partners、Swiss銀行系Schwyzer KantonalbankおよびオーストリアのアントレプレナーであるHans-Peter Metzlerなどが出資している。

3DAroundは連写することにより360度ビューで利用できる画像を取捨選択するしくみとなっている。生成された写真はアプリケーション内から確認することもできるし、ChromeなどのWebGL対応のブラウザで見てみることもできる。出力した写真はFacebookやTwitter、あるいはPinterestなどでシェアすることもできる。

アプリケーションは、iPhone 5以上対応として来月リリース予定になっている。HTC EVOは3D写真用の2連カメラを搭載していたりもするが、3DAroundはハードウェア的な拡張をせずとも3Dを楽しめるようになっている。正式リリースとなった暁には、改めてレビューしたいと考えている。

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(翻訳:Maeda, H


ついにiPhoneのカメラがマニュアル操作可能に―アプリはその名もManualがオススメ

iPhoneはとうに世界でももっとも売れているデジカメの地位を獲得している。そこでAppleがiOS 8でアプリのデベロッパーに(つまり結果的にはユーザーに)対してカメラのコントロールの余地を拡大したことは大いに歓迎すべきニュースだ。

iOS 8は、フォーカス、シャッター速度、ホワイトバランス、標準グレーカード、 ISO(フィルム時代の「感度」に相当)、露出、逆光補正などなどカメラに関する多くコントロール項目を開放した。これによってデベロッパーはiPhone向けの本格的なカメラアプリを開発することが可能になった。

以前、私は写真界に身を置いていたので、最新のカメラアプリに絶えず注意を払っていた。それで知ったのだが、多くのデベロッパーがiPhone向けにカメラアプリを開発するのがおそろしく難しいと認めていた。このジャンルは真偽取り混ぜた「裏ワザ」が充満する世界で、一旦登録されたアプリが削除されたり、その後復活したりすることも珍しくなかった。Appleが公式にはカメラ機能のマニュアル・コントロールのAPIを公開していないため、開発は勘と試行錯誤による経験に頼る他なかった。しかも腹立たしいことに、AndroidもWindows PhoneもiOSよりずっと広範囲にカメラコントロールを公開していた。

ついにAppleがデベロッパーにカメラのコントロールを開放したことが私には大変うれしい。私は元プロのフォトグラファーで、結婚式からスポーツ、自然までほとんどあらゆる分野の写真を撮ってきた。しかしだいぶ以前からメインの(つまりいちばん使用頻度の高い)カメラはiPhoneになっており、iPhoneカメラの詳しいレビュー記事も書いている。 もちろん私はiPhoneが本格的な一眼レフの代用になるとは考えていないし、いろいろな理由からまだ今のところ 結婚式をiPhoneで撮るつもりはない

だが一般ユーザー向けのカメラとしてiPhoneは写真史上最高のプロダクトの一つだというのは間違いない。iPhoneはカメラとしてKodakのブラウニー、ペンタックスK1000、キヤノンのDigital Rebel(EOS Kiss)に匹敵する役割を写真の大衆化においた果たした。テクノロジー的にはもっと画期的製品もあったが、そのような製品の販売量はたかが知れていた。何千万、何億という消費者に高品質の写真を撮る能力を与えた点でiPhoneは今挙げたような偉大なカメラの仲間入りをする資格がある。

私はカメラの販売員をしていたこともあり、これも楽しい経験だった。私がその職について一二年後に写真界をデジタル化の大波が襲い、あらゆる面で写真というものをを変えた。液晶モニタを備えたデジタルカメラはその場で撮影結果を確認できるというのもその一つだ(シャッターを押すたびにいちいち液晶で結果を確認することをプロ・フォトグラファーの一部は〔チンパンジーのように見えるとして〕チンプするという言葉を作って嘲ったものだ)。しかし液晶モニタのおかげでカメラユーザーが初めてシャッター速度や絞りを変化させた効果をすばやく確認できるようになった。

単に結果を「眺める」だけではなく、その結果を次の撮影に生かすフィードバックがかかるようになった。これは写真の上達に非常に大きな助けになった。今やiPhoneもシャッター速度、露出、ISOなどの要素を自由に設定してその結果を見られるようになっことは私にとって実に嬉しい。おそらく近いうちに人気カメラアプリのCamera+VSCOcam にもマニュアル機能を追加するアップデートが出されるだろう。今のところ私はWilliam Wilkinson,が開発したマニュアルカメラ・アプリでその名もずばり、 Manualを愛用している。

Manualやそのたぐいのアプリを「上級者専用」だとする考え方があるが、私はそうは思わない。良い写真を撮ることに興味あるiPhoneフォトグラファーの全員に(つまりはわれわれのほとんど全員にということになるが)、こうしたアプリでマニュアル撮影を試してみることを強くお勧めする次第だ

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Flickrが20歳未満のフォトグラファーたちの作品集とコンテストを立ち上げ

若いアーチストをユーザとして獲得したいFlickrが、20歳未満のアーチスト20名(collection of 20 artists under the age of 20)と題する、若き天才や名人たちの作品集を立ち上げた。

ユーザは好きな作者を選び、1)創造性、2)技術力、3)ポートフォリオ全体のクォリティ、という三つのカテゴリーで作品をノミネートする。そして優勝者の表彰式が10月1日にニューヨークで行われる。

表彰式の会場では、Laurence Philomeneの作品の展示も行われる。Vogue誌の写真部長Ivan ShawがPhilomeneの作品を選び、今後1年間彼女を指導する。

Yahooのサンフランシスコのオフィスで行われた説明会でFlickrのVP Bernardo Hernandezは、この展示会を行う動機はMalcolm Gladwellの“Outliers”日本語訳)で言われている“1万時間の法則”(10,000-hours rule)と関係がある、と言った。 これは、何かの達人になるためには累積練習/実践時間が1万時間以上必要、という、反論も多い説だ〔米Amazonでは同書のコメントが3000近くある〕。Flickrの論理は、これらの若いフォトグラファーたちが将来陽の目を見るためには、若い頃からその才能を伸ばすための適切な機会を与えられことが必要、というものだ。しかも今では、テクノロジのおかげで写真家の生産性はずっと高くなっている。

ぼくの想像では、これらのフォトグラファーたちは、他人のお世話にならなくても自力で大量の時間を制作につぎ込んでいると思う。中には、すでにFlickr上に2000点近い写真アップロードしている人もいる。

以下は、この20 under 20に選ばれたフォトグラファーたちの作品の一部だ:

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


写真撮影スタジオのライティングを無人機(ドローン)にやらせてプロカメラマンの生産性を大幅アップ

MITで行われている研究は大胆不敵で、人をあっと言わせるものが多い。この、無人機の編隊を使った写真撮影用の自動照明装置も、その例外ではない。プロトタイプは8月に行われる、「グラフィクスと視覚化と画像処理におけるコンピュータ利用の美学」(Computational Aesthetics in Graphics, Visualization and Imaging)に関する国際シンポジウムでデモされるが、それは軽量の無人機を一機だけ使ってバックライティング(逆光照明)を作り出し、被写体の縁(ふち)の部分の光を強調する。

初期のシステムでは、写真家が照明が及ぶ範囲(幅)を指定すると、無人機が適切な位置に空中停止して適切な照明を作り出す。また、照明==無人機の三次元の位置を、写真家はリアルタイムで調節できる。そしてまた、位置調整を、人間などの被写体の動きに自動的に合わせることもできる。これにより、ライティングの微妙な変化による大きな写真的効果を作り出すことができる。

設計者の一人Manohar Srikanthによると、無人機をコントロールするコンピュータに毎秒20回の撮影をさせることにより、これまで写真家自身が(==カメラが)あちこち動いて検討していた構図の決定を、より効率的にできるようになる。コンピュータが撮ったそれらの写真はカメラのメモリには保存されず、コンピュータのストレージに保存される。量が多いためカメラ本体への保存は無理だ。

このシステムの将来のバージョンでは、複数の無人機をコーディネートしながら飛ばし、より複雑な照明効果を作り出す。複数の照明器具のセッティングは、いわゆる‘組み合わせ’の数が膨大なので、人間が手作業でやると、膨大な試行時間を費やした挙句、最高の美を得るためには天才的な勘の助けを借りなければならない。それを複数の無人機の編隊と、それらに対するコーデネイションプログラムがやれば、相当な費用と時間を節約できる。プロの写真家たちの、生産性も上がるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


MaxStone、Kickstarterで支援募集―iPhone経由でデジイチのリモートシャッター、タイムラプス撮影ができるガジェット

Bluetoothを介してデジタル一眼レフを操作するガジェットはトレンドになりつつあるが、今回Kickstarterに登場したプロジェクトはその中でも機能の豊富さ、デザインのスマートさで出色の存在だ。このガジェット、MaxStoneはiPhoneをリモコンとしてカメラのシャッターを切ることができる他、Bluetoothを利用した盗難・置き忘れ防止機能などが組み込まれている。

MaxStone本体は時計用ボタン電池で駆動される小さなデバイスで、簡単なループストラップでカメラに固定され、カメラのシャッターボタンをカバーする部分とカメラの赤外線センサー部分を覆う本体がある。この本体にはBluetoothでスマートフォンからコントロールされる赤外線発光器が収容されている。

ユーザーはスマートフォンにインストールしたアプリから発光器を操作し、シャッターを切ることができる。Wi-Fiを利用したシステムに比べると一見ローテクに見えるが、その分対応するカメラの機種がずっと広い。Canon、Nikon、Pentax、Sony、Olymps、Minolta、Samsungなど赤外線リモコン機能を備えるほとんどすべてのデジタル一眼がサポートされている。

MaxStoneのアプリはシャッターを即時作動させることもタイマーモードで作動させることもできる。またタイムラプス撮影もできる(最長1年近くにわたって設定可能だという)。長時間のタイムラプス撮影の場合、iPhoneのバッテリーが切れたり接続範囲外に出たりしても撮影は続けられる。またいくつかの機種についてはビデオ撮影の開始/停止もコントロールできる。

これだけでも安価(支援オプションは29ドルから)なデバイスとしては優秀な機能だが、さらにBluetoothによる距離センサー・アラーム機能が付加されている。MaxStoneをカメラに取り付けておけば、ユーザーがカメラから一定距離以上離れるとiPhoneから警報が鳴る仕組みだ。逆のMasStoneからiPhoneを鳴らすこともできる。iPhoneを車の中などでどこかに紛らせてしまったときなどに便利だ。最後に、このデバイスはiPhoneのカメラのリモートシャッターとしても使える。セルフィー(自画撮り)大好き世代にはうれしい機能だろう。

MaxStoneはWill E、Lia Zhang夫妻によってプロトタイプが開発された。無線技術者のWill Griffithが赤外線通信機能の部分を仕上げ、ShawnHanがiOSアプリを開発した。ニューヨークに本拠を置くMaxStoneチームは量産開始のために5万ドルの資金をを必要としている。現在6500ドルが集まっており、募集期間は59日残っている。すべてが順調に進めばMaxStoneは2014年の3月に出荷できる予定だ。

〔日本版〕TechCrunchの元記事の影響か、現在資金は1万5000ドル以上集まっている。早期割引オプションは売り切れで、現在残っているのは35ドル(日本からは送料込みで45ドル)からのオプション。Amazon Paymentで支払いができる。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Photobucketがスマホアプリを改訂。写真ストレージサービスの完結を目指す

昨年秋にPhotobucketがサイトのデザインとユーザー体験を改訂し、アップロード機能やソーシャル機能を改善したのは、ライバルに比ベて写真の共有とストレージサイトとして衰えてきた人気を取り戻すためだった。

設立10年、今年5月には567万ドルの資金調達を行った同社は、サービスの全機能をスマートフォンユーザーへの拡大すべく、モバイルアプリを公開する。写真の撮影とシェアが人々のデバイスとサービスとに分散していることを認識したPhotobucketは、統一されたエコシステムを構築することによって、ユーザーが同サービスに乗り換え(再乗り換え?)するインセンティブを与えようとしている。

「Photobucketにはオープンでスケール性の高いプラットフォームであるという歴史があり、われわれはそれを基盤としたかった。2つの問題に取り組んだ。写真が複数の端末とサービスとプラットフォームに散逸していること。バックアップが難しすぎて写真を失くす人たちがいること」とPhotobucketのマーケティング責任者、Dovid Tonerは言った。

Photobucketは、先月モバイルウェブサイトを改訂した。現在ここはネイティブアプリへの入口の役目を果たしており、アプリを使うと写真のバックアップ、編集、整理、およびシェアが行える。アプリは手軽な整理ツールとしての役割を果たすが、大がかりな整理はやはりウェブサイトで行いたい。

今後数週間のうちに、Photobucketは次の開発フェーズを公開する。イベントに応じた写真アップロードのためのソーシャルハブで、InstagramやFacebook、Google+などさまざまなサービスを使っている人々のためのものだ。具体的内容については多くを語らなかったが、その狙いは、自分たちのアップロード習慣を変えることなく、互いの写真を発見できるようにすることだ。

Photobucketの米国月間ユニーク数は、10月に2085万人で、9月の2020万人、4月の1650万人から増えている。しかし、Flickr、Instagram、Pinterest、Shutterflyなどの先行するライバルたちと比べると、まだまだ道は遠い。SimilarWebによると、これらのサイトの中で、今年4月から9月にかけて直帰率が最大だったのがPhotobucketだった ― 検索によるトラフィックが悪かったためだろう。

訪問当たりのページビューも、ShutterflyとFlickrより少ない(Instagramもそうだが、おそらくスクロール式フィードはクリックを多く必要としないため)。訪問当たりの平均滞在時間でも、ShutterflyとInstagramの方がPhotobucketより長い。

[画像提供:Flickr / Pedro Ribeiro Simões]

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(翻訳:Nob Takahashi)


生き残るために、デジタル一眼メーカーはスマートフォンに倣って1コマの価値を再評価すべきだ

スマートフォンがデジカメ専用機より好まれる傾向によって、駆逐されつつあるのはコンパクトカメラだけではない、という証拠は山とある ― デジタル一眼レフやレンズ交換式カメラも影響を受けている。WSJの最新記事は、2013年のデジタル一眼の出荷台数が2012年よりも9.1%減少すると伝えている。調査会社IDCによる。これは、スタンドアロンカメラを救うためには〈懐古ブーム〉だけでは足りないという証だ。

キヤノン、ニコンという2大デジタル一眼メーカーが、先月揃って年間売上予測を下方修正したとWSJは伝えている。これは市場全体が苦境に立たされていることを意味している可能性が高い。企業はこれを世界的経済状況による一時的後退と見ているが、これは過去数年間PC市場に起きたこととよく似ている ― やはり当初は経済不況が原因とされたが、スマートフォンやタブレットがコンピュータープラットフォームとして取って替ったからであると考えられる。

おそらくスマートフォンが、デジタル一眼市場下降の犯人であるに違いない。モバイル端末の画像品質が向上し、その利便性はさもなくばホビイストとしてあるいは旅行のために単体カメラを買っていたであろう人々に対して、非常に強い説得力を持っている。そして、画質と利便性だけが要因ではない。写真をプリントする人は過去と比べてはるかに少なくなり、代わりに撮った画像はAppleやGoogleが提供するデジタルアルバムサービスに預けるようになった。

デジタル一眼メーカーは、スマートフォン機能を模倣すべく、WiFi、ジオタグ、ソーシャルシェアなどの機能をカメラに塔載してきたが、まだ十分ではないと私は言いたい。一眼レフが既存ユーザーにとって魅力的である理由は、ある程度扱いにくい故にマニュアル制御や山ほどのメニュー項目に存在意義があることだ。しかし、人々が益々スマートフォンで満足している理由は、最少限のユーザー入力によって素晴らしい写真を撮ることがどんどん簡単になっているからだ。

デジタル一眼はこの点で大きな優位性を持っている。塔載されている受光素子はどのスマートフォンよりはるかに優れた画像を取り込める。必要なのはスマートフォンのスマートさだ。例えば、5回の露出の中から自動選に最良の写真を作り出すアルゴリズムで、これはGoogleのNexus 5が実現している。実際Googleは、カメラメーカーが心に受止めるべき教訓を数多く与えてくれる。Google+の自動写真編集機能は、私がLightroomやApertureでやるような微修正を幾度となく加えた。

同じように、AppleはiPhone 5sのカメラをより賢くし、ずぶの素人でもプロの気分を味わえるような裏方機能を備えている。これこそデジタル一眼メーカーが集中して取り組むべきところだ。彼らは、フィルターや顔認識、シェア等の消費者向け機能を付ければスマートフォンと対等の戦いができると信じているかもしれない。しかし真の優位性は、人を確実に驚かせる最終製品にある。過去10年間におけるガジェットの発展は、消費者を甘やかすことに終始してきた。今日、何かが10回中9回期待通りに働かない限り、殆どのユーザーは2度とそれを使わない。

かつては1コマ1コマが貴重だった。フィルムの時代には限られた枚数しかなく、うまく撮れたかどうかは暗室に行くまでわからなかった。それが事実上無限のデジタルストレージのおかげで安くなった。しかし今は再び貴重になったと私は言いたい。なぜならユーザーは一度目の挑戦ですぐに結果を欲しがるからだ。利用者の技術レベルによらず、あらゆる1コマを確実にモノにすることは、カメラメーカーが消費者に高価で面倒なハードウェアを買わせる理由を与えるためのゴールであるべきだ。たとえそれが、筋金入りホビイストにとって直感に反するものであっても。

今もまだ、時間つぶしで習熟しがいのあるダイヤル満載で気難しい獣の出番はあるが、プラス成長に戻すために、キヤノン、ニコンその他のメーカーは、日常的ユーザーが期待する機能を含んだ大きな網を打つ必要がある。

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(翻訳:Nob Takahashi)


グループでの写真共有やアルバム管理を簡単にするCluster、いよいよAndroid版も登場

写真共有アプリケーションを提供しているClusterAndroid版が登場して、より便利に使えるようになった。

ちなみにClusterは今年の夏、Instagramに初期から投資していたBaseline VenturesのSteve Andersonの主導によるラウンドで160万ドルの資金を調達してもいる。アプリケーションの機能としては、以前から提供されているiOSアプリケーションと同様で、簡単にフォトコレクションを作成して他の人に見せたり、写真を投稿してもらったり、あるいはプライベートで共有したりすることができる。

Clusterが最初に登場したのは2月のことで、まずはiOS版がリリースされた(そういうアプリケーションは多い)。以来、コメント機能、共有機能などを追加したり、デザイン面のアップデートを行ったりしている。

Android版の方でも、使い勝手はiPhone版とほぼ同じであるようだ。「new」をタップすれば新しいアルバムを作成することができる。そして「event」か「topic」のどちらを目的とするアルバムなのかを指定する。誕生日や結婚式、パーティーやバケーションについてのものなのか、それとも何かのテーマについて、特定のイベントとは関係なく綴っていくのか(たとえばペットの写真など)で区別するわけだ。

写真を登録する際は、登録する写真と同じ日付ないし同じ場所で撮った写真が一括で選択されるようにすることもできる。これはアルバム作成の手間を大いに減らすことに繋がる。たいていのアプリケーションでは、追加する写真をひとつひとつ指定する必要がある。派手さはないが、本当に便利な機能だと思う。

アルバムを作成すれば、寄稿者もワンタッチで登録できる。追加以来はメールないしテキストメッセージで行う。また、多くのソーシャルアプリケーションが自分友だちスパムを送るようになってしまった中、友だちの招待をClusterに任せるのか、それとも自分で行うのかを選ぶことができるようになっている。これは昨今のアプリケーションとしては「良心的」と言えるかもしれない。また、アプリケーション内から招待通知を送るのか、それとも招待コードを発行しておいて、後ほどFacebook経由やメール、あるいはサイトへの投稿あるいはテキストメッセージ経由で招待することを選択することもできる。

もちろんAndroid版で、iOS版の機能を全て実装したというわけでもない。しかしアルバムを作ったり、あるいは知り合いの招待を受けて、アルバム作成に参加したりということは問題なく行える。個人的には、近しい友人や家族と写真を共有するのに、Flock(今やGoogleに買収されたBumpのプロダクト)を使っていた。しかしiOS版とAndroid版のあまりの違いにがっかりしていたりしたものだった。ことClusterについてはそのようなこともないようで、なかなか便利に使えそうな印象を持っている。

また、ウェブ上でのエクスペリエンスにも気を配っているのが興味深い。ウェブからも、スマートフォンと同様に、写真のアップロード、コメント、お気に入りへの登録などを行うことができるのだ。これも他の写真共有サービスが見落としているところではないだろうか。より多くの人に使ってもらうためには、多くの人が使っているプラットフォームで利用できるプロダクトを出す必要があるのだ。最新のデバイスを手に、最新機能への対応をせまるテック系の人も大事だが、シェアの大きな既存技術を放置していてもいけないのだ。

ところで私たちは日に日に、自らが生み出す写真コンテンツのボリュームに圧倒されるようになってきている。昨今では写真をFacebookのアルバムにまとめたりする人も減ってきていいる。友だちのためになるのならと苦労してまとめたものだったが、見てもらおうと思った人以外にもうっかり公開してしまうようなことも続出した。そこで、たとえばメッセージングアプリケーションを使ってごく限られた人と共有したり、あるいはInstagramのようなオープンなプラットフォームを使う場合は当たり障りのない写真のみをシェアするというようになってきてしまったのだ。そうした中で、写真共有を改めて楽しいものとしてくれそうなのがClusterだ。基本的にはごく近い人とのみシェアするようにしつつ、それをたとえばFacebookなどに公開して、より広い範囲のひとと共有するオプションも用意しているわけだ。

モバイルを主戦場とした写真アプリケーションということで、たとえばApp Store内だけを見渡しても競合は多い。また、AppleのiCloudやGoogle+、あるいはFacebookやYahooのFlickrなどという大手も「競合」になるだろう。さらに利用者拡大には資金が必要で、その大変さに道を見失うスタートアップも多い。さらには投資家たちが、消費者向けサービスへの出資を渋りつつあるという話もある。利用者の拡大がなければ、フォトブックやギフトなどというマネタイズの仕組みも実装できない。但し、使いやすい仕組みをモバイルおよびウェブ上で展開しているのは魅力だ。徐々に利用者も増えていくこととなりそうだ。

最近リリースされたAndroid版アプリケーションについては、こちらから入手することができる。

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(翻訳:Maeda, H


高価なレンズが盗難にあった!―写真機材の取り戻しを助けるサービス、LenstagはGoogleエンジニアの公共奉仕

プロであろうとアマであろうと少しでも本格的に写真を撮っているなら手持ちの機材の総額はたちまち巨額になる。盗難保険をかけておくことが大切だが、盗まれた機材の取り戻しを助けるサービス、Lenstagに登録しておくのもよい考えだ。

このサイトにはすでに全世界80カ国にユーザーがおり、利用は無料だ。サービスを利用したい写真家はサイトを訪問して簡単なユーザー登録をすませてから、個々の機材を登録していく。メーカーとモデル名を入力すると正確な情報を入力するフォームが表示される。自分が所有者であることを証明する製造番号の写真も必要とされる。人間の担当者が最後に認証して始めて登録が完了する。この点、Lenstagは単なるユーザー登録データベースとは一味ちがう。

Lenstagに登録してあれば、eBayに出品する場合でも、その情報を利用して自分が正当な持ち主であることを証明できる。またLenstagメンバー同士なら売買も安心だ。万一盗難にあった場合、Lenstagに報告しておけば、警察、保険会社はじめ関係機関からCraigslistでショッピングをしている個人まで、その情報を参照できる。また誰かが盗まれたのと同じ製造番号の機材を検索すると自動的に「その機材は盗難にあっています」という検索結果が表示され、事情を報告するよう求められる。.

Lenstagは今回、「一時的登録」という便利な機能を追加した。これは機材をオンラインで売りに出したときに用いるもので、売れた後は削除される。全体として非常に優れたサービスだ。ごくわずかな手間で大きな安心が得られる。

Lenstagのファウンダー、Trevor Sehrerの本業はGoogleのモバイル部門のエンジニアだ。私の取材に対してSehrerは「Lenstagは近く警察と公式に提携する。またユーザーインタフェースの拡充に努める」と語った。実際、フィンランドの警察は、特に働きかけをしたわけではないのに、Lenstagへの登録を薦めているという。おそらく最初yの公式提携先になるのだろう。ただしビジネスモデルについて質問するとSehrerは答えを渋った。

「私はビジネスよりもカメラやレンズの盗難の解決に興味がある。このサイトは別に大した金も時間もかかっていない。ユーザーがサイトにアクセスするのは機材を登録するときと盗難を報告するときだけだから、必要ならスケールを拡大するのは簡単だ」とSehrerは説明した。

ただしSehrerは盗難保険を販売している保険会社との提携は考えている。Lenstagに登録している場合、保険料を20%割り引くというユーザー向け特典を提案するつもりだという。ただしこの場合でもLenstag自体は必ずしも収入を得ることは考えていない。

フォトグラファーとして私自身、このサービスは大歡迎だ。中古機材の売買の際にLenstagで所有者を認証することが当たり前になったら安心だし、盗難防止にもずいぶん役立つだろう。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Lomographyの新Kickstarterプロジェクトは伝説のポートレートレンズ、Petzvalの復刻

LomographyはKickstarterでiPhone向けフィルム・スキャナーへの出資を募って成功したニューヨークの光学機器メーカーだが、今回はPetzvalという19世紀の名レンズのデジタル一眼向け復刻版のKickstarterプロジェクトを立ち上げた。

Petzvalレンズは19世紀を代表する写真レンズで、独特のボケ味と極めて浅い被写界深度が特徴で、慣れればこのレンズで撮影された写真はひと目見てそれと判別できる。現代のデジタル一眼のセンサーと画像処理能力と組み合わせると一段と強い印象を与える写真になる。

Lomography版はオリジナルの特徴的なデザインを継承する。マウントはCanon EFとNikon Fが用意される。オリジナルより1段以上明るいf/2.2で、Lomographyによれば「色ののりもコントラストもすばらしい」という。焦点が合った部分の描写は極めてシャープだ。周辺減光は大きいが、これはオリジナルのPetzvalが芸術的意図からそのように設計されているという。

Petzvalレンズはポートレート写真で人物を浮き上がらせるのに効果的なように焦点深度がきわめて浅くデザインされている点もユニークだ。LomographyのPetzvalはオリジナル同様、ケーシングは真鍮で作られている。このクラシックでユニークな外観もボーナスだ。

Lomographyはこの10年にわたって主として復刻版のレンズや低解像度カメラを作ってきた。Petzvalは野心的な試みだが、今までの路線の延長にある。今回のキャンペーンでは10万ドルの調達が目標だが、すでに半額が集まったという。 レンズを予約できる出資額は300ドルからだが、この枠はもうすぐ売り切れる。350ドル、400、それ以上の枠が用意されている。

Kickstarterには失敗プロジェクトも多いが、財布のヒモのゆるいアーリー・アダプター層を対象に中規模の実績のあるブランドがユニークな新製品を売り込むにはかっこうのプラットフォームだろう。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


キーリングに付けられるスマートフォンカメラのリモートシャッター、Muku ShuttrがKickstarterで資金調達中

スマートフォンで自画撮りするのは難しい。ネットは腕をいっぱいに伸ばして撮った顔が妙なぐあいに歪んだ写真で溢れている。現在Kickstarterで出資者を求めているMuku ShuttrはiOSとAndroid向けのBluetoothを利用した小型のリモートシャッターだ。

開発者は香港のスタートアップ、Muku Labs。すでに目標額は集まっているが、99ドルの出資で注文者の名前入りのMuku Shuttr1台が入手できる。出荷は10月の予定。

Muku Labsのファウンダーは香港在住のエンジニア、Kevin Leung. Leung。

厚さ6mmと薄いのでShuttrは撮影時には手の中に隠せるし、キーリングなどに付けておける。 有効距離は9m程度。無線接続なので見通せなくてもよい。つまりポケットの中からシャッターを切ることもできる。

対象はすべてのiOSデバイス、SamsungのGalaxy S3、S4、Note 2、Tab 10.1、LGのNexus 4を始め3.0以降のBluetoothを備えた多数のAndroid4.1以降のデバイスで作動する。またiOSのCamera+、645 Proアプリをサポートしており、iPhoneの内蔵カメラをバイパスして撮影することができる。

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Groopicは集合写真の最大の問題を解決するiPhoneアプリ―画像合成で撮影者を仲間に入れてくれる

スマートフォンの驚くべき点の一つは、カメラとコンピュータを常時持ち歩けるコンパクトなパッケージに収めただけでなく、以前だったらPhotoshopのような高価なソフトウェアを使わなければできなかった高度な画像処理がだれでもできるようにしたところにある。

今日(米国時間7/10)、App Storeで公開されたGroopicがまさにそういったアプリで、集合写真を撮ったときに撮影者もその写真内に合成してくれるという。

7月4日、独立記念日の週末に私がビーチでリラックスしていると、近所でテイーンエイジャーたちが海を背にiPhoneを手から手に渡しながら写真を撮っていた。耳をすますと、1人が「私はあなたと一緒に写りたいの」言っている。するともう1人も同じことを言う。そういうわけでこのグループは際限ない順列組み合わせで写真を写しあっていた。

Groopicはまさにこういう問題を解決するアプリだ。 誰か見知らぬ相手にiPhoneを渡して写真を撮ってくれと頼む気恥ずかしさも、相手が大切なiPhoneを岩の上に落としやしないかとひやひやすることもなくてすむ。

撮影者も含めた集合写真が手軽に合成できるのだ。

開発したのはEyedeus Labsという総勢5人のスタートアップで、Groopicのテクノロジーについて特許を申請中だ。CEO Ali Rehanによれば「博士はほとんど2人いる」(1人は論文の仕上げにかかっているという)。この5人のコンピュータビジョン研究の経験年数を合計すると25年になるという。このスタートアップはコンピュータビジョンを応用した新しカメラアプリの開発に専念している。

最初のプロダクトがiPhone向けアプリのGroopicだ。アプリの使用法はごく簡単で、撮影者が2人交代で2枚の写真を撮り、それぞれの写真で撮影者をタップして指定するだけでよい。するとGroopicが魔法のように撮影者を含めた写真を合成してくれる(もちろんこの場合、写真に写る人物は立つか座わるかじっとしている必要がある)。

Eyedeus Labsでは現在GroopicのAndroid版を開発中だ。現在はGroopic is App Storeで1.99ドルで販売中

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Adobeの巨大な影の外で, RAW画像処理の完全SaaS化(複数解の提供)を目指すウクライナのPics.io

ウクライナのPics.ioは、インターネット上〜Webブラウザ上のコラボレーションでRAW画像の処理や編集をやろうという、これまでになかったタイプの写真工程サービスだ。チームはデジタル写真に関する経験が豊富で、今は、基本機能しかないプロトタイプを本格的なプロダクトにするための資金を求めている

ファウンダは、Konstantin Shtondenko(マーケティングとPR)、Vlad Tsepelev(技術)、John Shpika(総括)の三名だが、目標は大きく、Adobeに代わって自分たちがRAW処理における業界標準になることだ。彼らはこれまで、医療用画像技術や商業写真の分野を経験しているため、その能力は十分にある。今はわずか3000ドルという自己資金で概念実証のためのプロトタイプを作り上げた段階だ。

“写真家のワークフローは今、ネット上のそれに置き換わりつつある。それをサポートするために、いくつかの新しいコンセプトを実現していきたい”、それがShtondenkoの語る起業動機だ。“たとえば、ゼロフットプリント(zero footprint)*というコンセプトや、GPUを使う高速画像処理だ。それらの概念実証はすでに作ったので、いずれも明らかに実現可能なコンセプトだ。ほとんどすべてのアイデアが実現可能と分かったことには、自分でも驚いている”。〔*: zero footprint, 占有床面積がゼロ==ユーザのメモリをまったく占拠しない==100%完全にSaaSとして提供されるアプリケーション。ちなみにWikipediaはこの語の項を、マーケティング的臭い(正統な技術用語ではない)として削除している。〕

Pics.ioのプロトタイプに対するプロの写真家たち…主にAdobe LightroomのプラグインTopTechPhotoのユーザ…の反応はすばらしい、とShtondenkoは言う。“今はプロダクションバージョンの開発に取り組んでいるが、それにはわれわれ独自の深い研究から得られた細かいアイデアが大量に実装される”。ベータ公開は一か月後、そして一般公開は年内を予定している。

Pics.ioにとっての障壁は、Adobeも最近SaaS主体になり始めたことだ。たとえばLightroomのクラウドバージョンはブラウザベースのコラボレーションが本格的にできる。Pico.ioの進路に大きく立ちふさがりそうだが、しかしShtondenkoはあまり気にしていない。

“Adobeはでかいが、写真家の仕事には、それだけが唯一絶対の解、というものはない。AdobeにもブラウザベースのRAWコンバータがあるが、うちの方が良いという写真家は必ずいるはずだ。うちが目指しているのは高度で総合的なワークフローサービスであり、単なるRAWコンバータやDAM(digital assets management)ではない”。…今後はPics.io以外のプロダクトもリリースしていく、と彼は言う。

Aviaryのようなサービスがさらに進化すれば、当然Pics.io的になるだろうが、ただしターゲットはプロ、そしてきわめて高度なアマチュアの写真家に絞られてくる。今は、写真関連のスタートアップが次々と雨後の筍している。それらの中で, Pics.ioは、広告代理店や写真スタジオ、メディア企業など、お金になりそうなセクタをねらっていくのだろう。生まれたばかりのスタートアップだが、彼らのこれまでの実績を見るかぎり、ブラウザ内RAW処理の未来は、きっと吉と出るだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Adobeの巨大な影の外で, RAW画像処理の完全SaaS化(複数解の提供)を目指すウクライナのPics.io

ウクライナのPics.ioは、インターネット上〜Webブラウザ上のコラボレーションでRAW画像の処理や編集をやろうという、これまでになかったタイプの写真工程サービスだ。チームはデジタル写真に関する経験が豊富で、今は、基本機能しかないプロトタイプを本格的なプロダクトにするための資金を求めている

ファウンダは、Konstantin Shtondenko(マーケティングとPR)、Vlad Tsepelev(技術)、John Shpika(総括)の三名だが、目標は大きく、Adobeに代わって自分たちがRAW処理における業界標準になることだ。彼らはこれまで、医療用画像技術や商業写真の分野を経験しているため、その能力は十分にある。今はわずか3000ドルという自己資金で概念実証のためのプロトタイプを作り上げた段階だ。

“写真家のワークフローは今、ネット上のそれに置き換わりつつある。それをサポートするために、いくつかの新しいコンセプトを実現していきたい”、それがShtondenkoの語る起業動機だ。“たとえば、ゼロフットプリント(zero footprint)*というコンセプトや、GPUを使う高速画像処理だ。それらの概念実証はすでに作ったので、いずれも明らかに実現可能なコンセプトだ。ほとんどすべてのアイデアが実現可能と分かったことには、自分でも驚いている”。〔*: zero footprint, 占有床面積がゼロ==ユーザのメモリをまったく占拠しない==100%完全にSaaSとして提供されるアプリケーション。ちなみにWikipediaはこの語の項を、マーケティング的臭い(正統な技術用語ではない)として削除している。〕

Pics.ioのプロトタイプに対するプロの写真家たち…主にAdobe LightroomのプラグインTopTechPhotoのユーザ…の反応はすばらしい、とShtondenkoは言う。“今はプロダクションバージョンの開発に取り組んでいるが、それにはわれわれ独自の深い研究から得られた細かいアイデアが大量に実装される”。ベータ公開は一か月後、そして一般公開は年内を予定している。

Pics.ioにとっての障壁は、Adobeも最近SaaS主体になり始めたことだ。たとえばLightroomのクラウドバージョンはブラウザベースのコラボレーションが本格的にできる。Pico.ioの進路に大きく立ちふさがりそうだが、しかしShtondenkoはあまり気にしていない。

“Adobeはでかいが、写真家の仕事には、それだけが唯一絶対の解、というものはない。AdobeにもブラウザベースのRAWコンバータがあるが、うちの方が良いという写真家は必ずいるはずだ。うちが目指しているのは高度で総合的なワークフローサービスであり、単なるRAWコンバータやDAM(digital assets management)ではない”。…今後はPics.io以外のプロダクトもリリースしていく、と彼は言う。

Aviaryのようなサービスがさらに進化すれば、当然Pics.io的になるだろうが、ただしターゲットはプロ、そしてきわめて高度なアマチュアの写真家に絞られてくる。今は、写真関連のスタートアップが次々と雨後の筍している。それらの中で, Pics.ioは、広告代理店や写真スタジオ、メディア企業など、お金になりそうなセクタをねらっていくのだろう。生まれたばかりのスタートアップだが、彼らのこれまでの実績を見るかぎり、ブラウザ内RAW処理の未来は、きっと吉と出るだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ヌード写真を検索できるからダメ!, AppleがApp Storeから写真共有アプリ500pxを外す

500px-iphone3

トロントの写真共有スタートアップ500pxが今日(米国時間1/22)、同社の二つのアプリ500px for iOS同社が最近買収したISO500が共に、ヌード写真に関する懸念によりApple App Storeから下ろされた、と報告した。500pxのCOO Evgeny Tchebotarevによると、二つのアプリ合わせてダウンロード数は100万を超えており、内訳はメインの500pxが100万弱、ISO500が20万強だ。

これらのアプリは、東部時間で今朝の1時ごろApp Storeからの削除が決まり、お昼頃にはすでに影も形もない。昨夜は、Appleのリビュワー(査定官)の手に渡っていた500px for iOSの新バージョンに関する議論が行われ、その直後に削除の決定が行われた。

Appleのリビュワーは500pxに対して、そのアップデートは承認できない、なぜならユーザがそのアプリ内でヌード写真を検索できるからだ、と告げた。それはある程度正しいが、しかし500pxはそれ(ヌード写真の検索)を難しくしている、とTchebotarevは説明する。彼によると、新規のユーザがそのアプリを立ち上げただけでは、ヌード画像を見つけることはできない。そのほかのソーシャル写真共有サービス、InstagramやTumblrなどでは簡単にそれができるのに、逆に500pxでは、デフォルトのモードが“セーフ(安全)検索”になっていて、それ的な写真は隠されている。ユーザがセーフ検索を解除するためには、同社のデスクトップのWebサイトへ行って、モードの変更を意識的に行わなければならない。

Tchebotarevによると、それは、子どもなどが偶然ヌード写真に出会ったりしないためだ。“アプリを使うのが大人だけとは限らないから、デフォルトではセーフ検索にしてある”、と彼は言う。

しかも、500pxの“ヌード写真”は、そのほかの写真共有コミュニティにあるようないわゆるヌード画像ではない。つまり、500pxのは、ポルノ性がない。“ポルノ的な画像は許可しない。それはうちのサービス規約に違反しているから、投稿されれば削除する”、とTchebotarevは言明する。

彼によると、500pxはプロの写真家や高度な写真ファンのコミュニティだから、ヌード写真はあるとしても“芸術的な”、作品としての写真に限る。“ポルノではなくて美術作品だ”、と彼は力説する。

現在500pxは、不適切な画像の発見をコミュニティに依存しているが、同社が今開発中の顔認識技術は、ヌード画像の検出にも使えるという。ということは、将来はヌード写真の発見を自動化できる、ということ。そしてそれらを、検索結果から外すこともできる。そういう技術は将来の話だが、 Tchebotarevによると、今でも、ヌードなど、既存の分類カテゴリーに当てはまらない写真はすべて、アプリの新規ユーザに対しては隠される。

同社は昨日Appleに対して、アプリを改作して問題の解決を図る、それにより、アプリのAPIを呼び出している10あまりのほかのアプリに対しても自動的に対策が行き渡る、と告げた。それらの中には、FlipboardやGoogle Currentsなどの大物もいる。しかしその新たなアップデートには丸一日かかるので、それを待ちきれないAppleは、アプリの取り外しを選んだ。

“App Storeに2011年の10月から半年近くあったアプリが、今急に外されるなんて、そんなの想像できる?”、とTchebotarevは不平をぶつける。アップデートは昨年11月に行われてインタフェイスが豪華になったが、ヌード写真を見つけやすくするための改造などは行われていない。彼によると、Appleに申し出た改作はもう完了して、結果をApp Storeに提出済みだ。それで再び、アプリがApp Storeに戻ってくるとよいのだが。

ユーザたちも一様に、信じられない!という反応を寄せている。ほかのアプリではもっと簡単に、いくらでもヌード写真を見つけられるのだから。いや、アプリだけでなく、Webブラウザでも。

アップデート: 以下は、500pxの削除に関するAppleの公式声明だ:

このアプリはポルノグラフ的な画像や素材を提示しており、弊社のガイドラインに明らかに違反するため、App Storeから削除された。弊社はまた、児童ポルノの疑いがあるとの、顧客からの苦情を受け取った。弊社はデベロッパに対し、ポルノグラフ的な画像と素材を防ぐための安全措置を設けることを求めた。.



[ツイート訳: Redditも外すべきだね。
       Safariブラウザも外すべきだよ。何と愚かな連中だろう。
(後略)
]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))