Apple、OS Xベータテストを全ユーザーに公開するシードプログラムを開始

これまで、Appleの新しいOSを一般公開前に試すためには、デペロッパーアカウントが必要だった。実際に何かを開発する必要はないが、登録には年間99ドルが必要なうえ、そのためだけに登録するのは厳密にはルール違反だ。今日(米国時間4/22)Appleは、OS Xベータ・シードプログラムを発表し、リリース前のMac OSソフトウェアを、使ってみたい人誰でもが入手できるようにした。

ここでサインアップ可能で必要なのはApple IDだけだ。登録を済ませたユーザーは、Mavericksのプレリリースビルドを、一般提供前に試すことが可能になり、フィードバックを送り、Appleが一般公開前に問題を解決する手助けができる。これは万人向けのものではないが、市場に出る前に新機能を覗き見したい、というアーリーアダプターにとっては嬉しい機会だろう。

プログラムに参加すると、特別なユーティリティーソフトが渡され、自分のMacにインストールすると、Mac App Storeのアップデートタブでプレリリース版OS Xが見えるようになる。加えて、ユーザーはAppleの “Beta Seed and Confidentiality Agreement” に同意する必要があり、おそらくこれはテベロッパーがソフトウェアをテストする前に同意する契約とよく似たものだと思われるが、参加するための費用は不要だ。

この変更は、来たる6月2日にスタートするAppleのWWDCデベロッパーカンファレンスの、わずか数週間前に行われた。Appleは同イベントで次期OS Xを披露すると予想されており、同時にプレリリーステスト用のプレビュー・ビルド版OSを公開する可能性が高いため、新しいシードプロクラムの参加者も、それを早期入手できるかどうかは興味深い。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Apple、iOS 7 Beta 5をリリース―設定アイコン全面更新、機能面ではバグ修正

AppleのiOS 7 Beta 4の公開から1週間たって、Beta 5がデベロッパー向けに公開された。iOS 7の一般向けリリースはこの秋に予定されているが、どうやら安定版に近づきつつあるようだ。

ここ数回のアップデートはパフォーマンスの向上や全面的なデザイン変更などの伴うマイナーなバグの修正が主だった。。当初ロックスクリーの解除や通知画面の表示方法がわかりにくいと一部から不評だった。この点がBeta 4で改善され、どちらにスワイプすればいいか分かるようにテキストと矢印が表示された。この改良はAppleがユーザーの声に注意深く耳を傾けている証拠だ。いずれにせよ、iOS 7はiOS史上もっともドラマティックなインタフェースのアップデートとなる。

上の「設定」画面のスクリーンショットでは、新しいデザインのアイコンに加えて数々の細部の改良が確認できる。機能面では大きな変化はなくバグ修正にとどまったことは、製品版に近づいていることを示すものだろう。情報提供者によると、リリース・ノートには「iPhone4がApp Storeからコンテンツをダウンロードできない不具合が修正された」とあるという。またアプリ内からコントロール・センターの呼び出しを一時的に無効にする機能が追加された。これは頻繁に下から上へのスワイプ動作が必要なゲームなどで誤ってコントロール・センターを呼び出してしまわないためだという。

おそらく今後も毎週のようにベータ版のアップデートが続くだろう。iOS史上、ベータ版でもっともアップデートを重ねたプロダクトになりそうだ。iOS 7はメジャー・アップデートであり、それだけに消費者の手元に製品版を届けるまでにはまだまだ細部の改良が必要になるはずだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


GoogleのDart SDKとエディタがベータへ: パフォーマンス向上, コードサイズ縮小など

Googleが今日(米国時間6/19)、DartのSDKとエディタの最初のベータバージョンローンチした。Googleによると、今回のアップデートによりSDKが作りだすJavaScriptのコードは相当小さく、速く、そしてデベロッパにとってコードの展開が容易になった。エディタDart Editorでは、デベロッパがコードを書いていくときリアルタイムでその分析を行う分析エンジンが20%高速になり、ミスタイプがあるままコードを動かす可能性が少なくなった。

Dartは、JavaScriptへコンパイルできるしまた、Dart VMを内蔵するChromeの特定のバージョンでそのまま動かすこともできる。デベロッパの人気はいまいちだが、それでもGoogleはかなりの人数をDartプロジェクトに投じている。

Dart Editorでは、コードの補完機能がよりお利口になり、キャメルケースを理解するし、テンプレートのエディティングが終わったときに未使用のオプションパラメータを自動的に削除するなど、さまざまな機能強化が行われている。

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GoogleによるとDart VMはいくつかのベンチマークで40%速くなり、JavaScriptにコンパイル後のコードも前より20%速い。ChromeのDart VM対応ビルドDartiumにおいては、WebGLのパフォーマンスが大幅に良くなった。

GoogleはWebコンポーネントライブラリPolymerを使ったUIフレームワークをDartに導入したいらしいが、その現状はまだ“作業中”ということだ。

Dart SDKとエディタのリリースノートはここにある。

他のブラウザメーカーは、JavaScriptに関して、Dartというバスに相乗りする気配を見せていない。たとえばMozillaはRustとJavaScriptとasm.jsでパフォーマンスの向上を図る気のようだ。GoogleのChromeも、その一般向け安定版はDartをサポートしていない。ただしそれは、単純に、時間の問題と言えるかもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


カナダのスタートアップがAndroid向け高速ソフトウェア・キーボード、Minuumを発表

カナダのトロントのスタートアップ、Whirlscapeが開発中の革新的でスーパー・シンプルなソフトウェア・キーボード、Minuumが話題になっている。このプロダクトはIndiegogoで資金を調達し、Android向けベータ版のリリースに漕ぎ着けた。Indiegogoの出資者もその成果を実際に試してみることができるようになった。

上のデモビデオでこのアプリの動作の概要は分かるだろう。キーボードは標準的なQWERTYレイアウトを一行に圧縮したもので、目的のキーの付近のキーをタップしていくと候補の単語が表示される。

非常に不正確な入力から高い確率で正しい候補が表示されるところがセールスポイントだ。スワイプすると次の候補が表示される。デフォールト状態ではスペースバーも表示されない。ともかくシンプルさを最優先したUIだ。ジェスチャーで、大文字、数字、記号など各種のキーボードに素早く切り替えることができる。

WhirlscapeはこれまでIndiegogoで8万7000ドルを調達した。今日(米国時間6/18)、このベータ版が1万人の出資者に届けられた。前回の出資のチャンスを逃した読者はMinuum.comを訪問して次回の資金調達ラウンドに申し込んで次のバージョンを入手することができる。Whirlscapeは今年中のリリースを目標にウェアラブル・デバイス向けのSDKも開発中だ。 また Minuumは理論的にはThalmic’s MYOのようなモーション・コントローラーとも協調して作動するようにできるはずだ。

最近さまざまな新しいソフトウェア・キーボードが現れている。モバイル・ユーザーは依然として効率的な新しいキーボードを求めている。Minuumのユニークなアプローチに対するユーザーの反応に注目したい。

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Chrome for Androidでは(なんと!)Web通信がすべてGoogleのプロキシサーバを経由する

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Googleがさきほど(米国時間3/5)、Chrome for Androidのベータに、モバイルのChromeユーザのWeb閲覧を高速化し帯域を節約するための新機能を実装した、と発表した。それは一種のプロキシサーバ機能で、この機能をonにしておくと、ユーザのWebリクエストとそれに対するレスポンスがすべてGoogleのサーバを経由するようになり、そこでGoogleは同社のPageSpeedライブラリを使ってコンテンツを圧縮し最適化する。そしてその後の、Googleのサーバとブラウザ間の通信はSPDYプロトコルで行われることになり、なお一層の最適化が図られる。

このプロキシは、データ量を約半分に圧縮する。今のWebは伝送量の約60%が画像データだから、画像をJPEGやPNGからPageSpeedライブラリのWebP形式〔日本語〕に変換するだけでも、違いは大きい。GoogleのソフトウェアエンジニアでモバイルWebのパフォーマンス向上を担当しているMatt Welshが今日の発表声明の中で、“HTMLとJavaScriptとCSSのリソースにインテリジェントな圧縮縮小を施すことにより、不要なホワイトスペースやコメント、およびそのほかの、ページのレンダリングには不必要なメタデータが取り除かれる”、と書いている。DNSの参照もプロキシが独自に行い、また、この機能をonにすると、ブラウザは自動的にSafe Browsingモード〔日本語〕になる。

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この機能をonにするには、ブラウザでchrome://flagsへ行き、“Enable Data Compression Proxy”をセレクトする。

この機能がonのときでも、HTTPSによるリクエストは直接、目的サイトへ行き、その通信はGoogleのサーバを経由しない。シークレットウィンドウ/タブに関しても同じだ。

Operaがモバイルとデスクトップの両方で提供しているTurboモードによく似ているが、違いはページのレンダリングをすべてユーザのブラウザが行うことと、JavaScriptの処理もすべてローカルに行われることだ。

Chromeのこの新たなベータバージョンではさらに、パスワードと自動補完のシンクがサポートされる。この機能はこれまで、デスクトップのChromeにしかなかったが、しかし今回の主役は言うまでもなく、プロキシサーバによるSPDYのサポートだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))