Zynga、2015年Q1は売上予測超えと大量人員削減計画で株価急騰

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人を雇っていないテクノロジー企業を見つけた。

Zyngaは今日(米国時間5/6)の取引終了後、2015年第1四半期決算を発表し、予測を超えた売上と300人、18%以上の人員削減の計画を喜ぶ投資家らによって株価は急騰している。

Zyngaの四半期売上は1.833億ドル(ブッキング[*]は1.674億ドル)で投資家予測の1.477億ドルを上回った。同社の調整後1株当たり損失0.01ドルは、予測の0.02ドルより良い結果だった。一般会計原則によるGAAPベースでは、Zyngaの損失は1株当たり0.05ドルに跳ね上がる。【* 仮想グッズ販売等による仮売上】

Boom.

同社の売上予測超えは、時間外取引の株価を10%以上上昇させた。それを後押ししたのが1億ドルの費用削減計画だ。これは、予定されている大量の人員削減による。同社のリリース文は単刀直入だ(強調は筆者):

本日Zyngaは税金前節減約1億ドルの費用削減計画を発表した(2015年第2四半期の推定1800~2200万ドルの税金前リストラ費用を除く)。計画の一環としてZyngaは契約者を含む全社にわたる労働力の約18%を削減し、コスト低減、外部および中央集中サービスの費用除去を含む費用削減を追加実施する。

同社はこのレイオフによって年間4000万ドル以上の費用節減を期待しており、解雇は2015年第4四半期にまでまたがる。金額は同社第1四半期の標準会計基準に基づく純損失とほぼ同じだ。

費用構造の改善、売上予測超え、CEOの復帰、および新しいゲームの追加が投資家を喜ばせる公式のようだ。残る従業員にとって、Zyngaは久しぶりに健全な状態にある。会社のGAAP利益向上を助ける財政構造を導くべく外へ出る従業員たちにとっては? そうではない。

ZyngaはFacebookプラットフォームを逸早く活用したが、モバイルで出遅れた会社として知られている。2015年第1四半期に、Zyngaはブッキングの63%をモバイルから得た。同社によるとこの数字は対前年比84%増に当たる。この結果、Zyngaは堂々とモバイルカンパニーを自称できることになった。

Zyngaの〈殆ど〉にとっては良い四半期だった。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Zynga、2014年Q4決算は売上1.92億ドル、次期予測低調で9%安


Zyngaは今日(米国時間2/12)の取引時間終了後に、2014年第4四半期の決算を報告し、売上1.925億ドル、1株当たり利益0.00ドルだった。投資家の予測は、売上2.01億ドル、利益0.00ドルだった。同社は四半期のブッキング(バーチャルグッズ販売による仮の売上)が1.824億ドルだったことも報告した。

同社の1株当たりゼロ利益は調整後利益に基づいている。通常会計原則を用いると、Zyngaの損失は4513万ドル、1株当たり0.05ドルとなる。前年同期、Zyngaの売上は1.7636億ドルで、損失は2524万ドル、1株当たり0.03ドルだった。つまりZyngaはこの1年間で売上をわずか9%しか伸ばしていない。

Zyngaは決算報告書で、中国のゲームスタジオを閉鎖し、71名の従業員が影響を受けると発表した。同社は年間700万ドルの経費削減を見込んでいる。

同社の株価は、通常取引で5%前後低値をつけ、目標未達の決算報告を受けた時間外取引には10%近く下落した。

明るい話題として、Zyngaは現金およびその相当物を11.5億ドル保有している他、同サービスの「月間モバイル消費者」が対前年比で87%増加している。つまり、会社はモバイルビジネスの成長を維持するための十分な現金を持っている。

Zyngaは数年前にFacebookの力を背景に莫大な成長を見せたが、モバイルゲームへの移行に苦闘してきた。3億ドル以上あった売上は32億ドル以下へと急落した。同社は新たなCEOにDon MattrickをMicrosoftから迎え、挽回をはかっている。

海外売上は、全体の35%とゲーム会社としては通常の範囲内だ。

Zyngaの日間アクティブユーザー数(DAU)2500万人、月間アクティブユーザー数(MAU)1.08億人だった。直前四半期にはそれぞれ、2600万人および1.12億人だった。

同社の売上ダウンだけでは、なぜZynga株が時間外取引で急落したかを説明できない。残る答はガイダンスだ。同社は今四半期の売上を1.55~1.65億ドル、6000~5200万ドルの損失と予測している。調整後ベースでは今四半期の1株当たり損失を0.02~0.03ドルと見込んでいる。

投資家の次期予測は、調整後利益ゼロ、売上2.0087億ドルだ。痛っ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Zynga、Q1の売上は1.68億ドル、EPSマイナス0.01ドルで、株価は4%アップ

今日(米国時間4/23)の午後、株式市場終了後、Zyngaが会計第1四半期の決算を報告し、売上1.68億ドル、非GAAPブッキング(*)1.61億ドル、1株当たり利益(EPS、非GAAP)マイナス0.01ドルだった。アナリスト予測は、売上1.64億ドル、EPSマイナス0.01ドルだった。
【* 仮想グッズ販売等による仮売上】

この売上数値は前年同期比36%減だ。同社のGAAP純損失は61ドル、2013年1Qには400万ドルの利益だった。同社はこの期間にリストラ費用の負担を強いられた。

通常取引で、Zyngaは2%程度下落した。業績発表後の時間外取引では、4%以上の高値となった。

同社は、ファウンダー、Mark Pincusが「最高製品責任者としての運用任務から離れ、取締役会議長職に専念する」ことを発表した。これによって、新CEO Don Mattrick体制の準備が整った。

発表によると、同社の日間アクティブユーザー当たり平均ブッキング(ABPU)は、前年同期の0.049ドルから0,063ドルに上昇した。重要指標である総月間アクティブ有料ユーザー数は、140万人で、一年前の250万人から減少した。

Zyngaは企業として変遷期にあり、同社の上場を後押しした古いゲームの陳腐化と共に収益が下落している。複数回にわたるレイオフが実施され、新CEOが任命された。問題は、果たしてFacebookプラットフォームの上で生まれたその足場を失ったZyngaが、モバイルゲームの世界で生き残り繁栄できるかどうかである。

現四半期に関して、Zyngaは売上1.4~1.6億ドル、純損失750~650万ドルと予測している。通年では、ブッキング7.7~8.1億ドル、およびわずかな非GAAP EPSを見込んでいる。

IMAGE BY FLICKR USER Sabrina Dent UNDER CC BY 2.0 LICENSE (IMAGE HAS BEEN CROPPED)

 

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Zynga、従業員の15%にあたる314名のレイオフを実施

NaturalMotionの5億ドルでの買収と平行して、Zyngaは社員の15%にあたる314名のレイオフを実施した。

コスト削減プランの一貫として実施されるもので、リストラにかかる1500万ドルないし1700万ドルの費用を除いて、3300万ないし3500万ドルの経費削減になるものと考えられている。

CEOのDon Mattrickは、インタビューの中でリストラは主に事務部門の社員を対象としたもので、いずれかのスタジオを閉鎖するようなことは考えていないと述べている。

Zyngaには現在、約2000名の社員がいるが、この数はまずまず好調な同業他社においても見られない規模の数字だ。たとえば昨年秋に日本のキャリアであるソフトバンクに自社株の半分を15億ドルほどで売却したSupercellにしても、現在の従業員数は130名となっているが、これでも昨年初頭に発表された四半期ベースの売上額は2億ドル近くとなっていた。

ちなみにMattrickは設立者兼CEOであったMark Pincusから業務を引き継いで以来、繰り返しレイオフを行っている。中間管理者層を削減し、成績の良くないゲームのサポートを停止したりもしている。昨年夏には全従業員の18%にあたる520人のレイオフを敢行してもいる。

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(翻訳:Maeda, H


Zynga、損失が予想を下回って株価は12%高

Zyngaの株価が時間外取引で12%近く上昇した。損失が〈予測を下回った〉ためだ。

Zyngaは、売上2.03億ドル、純損失6万8000ドルを計上した。即ち収支はほぼトントンだった。売上は対前年比36%減で、ZyngaはFacebookプラットフォーム上での壊滅的なユーザーベース減少と戦わねばならなかった。加えて、モバイルゲームプラットフォームへの移行も他社と比べて出遅れた。

日間アクティブユーザー数は3000万人と、1年前の半分に落ち込んだ。月間アクティブも同じく昨年の半分以下の1.33億人だった。

現在同社は、Facebookプラットフォーム上で日間アクティブベースのトップゲームリストに3本しか入っていない。かつてヒットチャートを独占した頃の影もない。

しかし、新CEOのDon Mattrickは株主に向けて、Zyngaをかつての栄光に戻すために必要な変更を行うと宣言した。

「われわれは未来の成長への準備が整っていると信じている」と彼は収支会見で語った。「私は、Zyngaが中核事業を強化し、さらなる成長と進歩を達成して再び軌道に乗るべく、自らを修正していけることを確信している」

Mattrickは今日(米国時間10/24)、元Electronic Artsで現在DeNAのClive Downieを、COOとして採用した。Mattrickは、Zynga再編のために経営構造を平板化する言った。クリエイティブ製品部門は、Mattrick直属になる。

「エンターテイメントは理想的なビジネスだ」とMattrickは言い、Zyngaは「大衆市場を真に捕えられる適合性、完成度、洗練性を持つ」ゲームを作ることを目標としていると付け加えた。

昨四半期、同社はFairy Tale Twist、Ninja Kingdom、Hit it Richなど数々の新タイトルを公開した。モバイルゲームでは、1 Word(KiK Messengerアプリに内蔵)とCastleVille Legendsを公開した。他に、New Scramble with Friends、Baseball Slam(3P)、およびCityVille KRE-Oも公開した。

月間有償ユーザーは、1年前の300万人から、第3四半期に160万人まで減少したが、日間アクティブユーザー当たりの平均ブッキング(*)は4.7セントから5.5セントに増えた。四半期ベースでも4%の増加だった(* 日間アクティブユーザーがZyngaゲーム内のバーチャル取引で使う平均金額)。

Zyngaは、第4四半期の売上をさらに下がって1.75~1.85億ドルになると見積っている ― 通常は裕福なホリデー四半期なのに。損失は2100~3100万ドルになると同社は予想している。

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(翻訳:Nob Takahashi)


冷蔵庫からプロテインドリンクが消えたら, あなたがレイオフされる兆候

オフィスのハイパワードリンクの定番であるOdwallaとRed Bullが涸渇したら毎週のお楽しみ時間が盛り上がらなくなったら、ゆで卵の殻を自分で剥かなければならなくなったら — それはあなたの会社がトラブルの渦中にあることを示す有力なサインだ。Redditの話題が非常に多岐に亘るIAmA*で、former_zyngite(元Zynga社員)と名乗る人がいろんなことを言っているが、ぼくにとっていちばん印象に残ったお話がこれだ。〔*: IAmA, 自己紹介で始まるAMA。〕

TechCrunchは、小から中ぐらいの規模のニュースおよびイベント企業としてけっこういい位置につけている。もっと大きな、事業が多様化しているコングロマリット企業なんか、いまだに毎月電話会社に料金を払ってダイアルアップでインターネットにアクセスしているのだ。それに比べるとTechCrunchの社員は恵まれている…無料のランチ、スナック、ドリンク、などなど…しかもそれらは、小さくて非力なわが社の自腹ではない。いや、自腹であっても、それらの社員サービスは存在するだろう。

でも今はAOLの傘下だろ? だからもちろん、何でもTimmyおじさんにつけといて!となるのさ。

以前は違った。1年ちょっと前にTechCrunchに入社したとき、オフィスのデスクはIkeaだった。慣例により、新入社員は自分のIkeaデスクを自分で組み立てるのだ。

そして、ある時点から、すべてが会社っぽくなってきた。デスクは本物のデスクになり、バイクラック(bike rack, 自転車置き場)もある。冷蔵庫にはつねにOdwalla、ココナツジュース、Red Bullなどなどがある。スナックも山のようにある…グルテンぬきのグラノーラスナック、ミックスナッツの巨大な業務用缶、袋入りのKettleポテトチップ、M&Mチョコ、グミベアー、それに、マジな話、ケールチップスもある。TechCrunchはAOLに買収される前も週2回はランチサービスがあったが今では毎日、そしておまけにクレージーなスナックが至るところにある。まるでWhole Foodsのお店が爆発したように。

ぼくは最近太ってきたから、たぶん会社も順調なのだろう。今のところは。でも、そろそろ真剣に、やせられる会社を探すべきかもしれない。

以下は、former_zyngiteではなく別の人のアンサーだが、よく分かる説明だ:

“これまでレイオフや買収を7回ぐらい経験したが、どの場合も、スナックを見れば会社の経営状態は分かる。それに、支給されるペンが、書きやすい高価なジェルペン(Gel Glide Pens)から、次の週にはBicの安物のボールペンになったら、あかん!、新しい履歴書を用意しなくちゃ”。

とにかく、former_zyngiteの説では、冷蔵庫から“RedbullとOdwallaが消えたら会社の下降の始まりだ”。でもそれだけではない。もう一人の元Zynga社員によると、ゆで卵が殻つきのままになり、社員が自分で剥かなければならなくなると(ひどいね!)、それも会社が傾く兆候なのだ。

社員親睦時間の質の低下は、ゆっくりと長期にわたって進行する。その最後は、二人だけ残った社員がPopov(安物のウォッカ)の瓶の取っ手を共有しているシーンではない。毎週、大きなテーマとトラック満載の人気フードを伴って大規模に行われるパーティーが、月に一回行われる串刺し焼き鳥とほうれん草入りすいとんだけの会合になるのだ。

だからとにかく、ぼくはうちのオフィスからClif Barが消えてほしいだけなんだ。あるいは、Vitamin Waterを、ふつうの水に換えてほしい。あるいは、空になった大樽に補充しない週があってもいい。でも、TechCrunchのオフィスが実際にそうなったら、ぼくは新しい履歴書を書いて、自作のビデオクリップをValleywag(シリコンバレーの個人ゴシップサイト)に送らなければならないだろう。

写真クレジット: Matthew OliphantCompfight ccより。


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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Zynga、520人(18%)に上る大量レイオフ計画を確認

アップデート: Zyngaはわれわれが報じたレイオフの計画が事実であるとプレスリリースで確認した。 AllThingsDによれば正確な数字は520人のレイオフ(全社員の18%)だ。

Zyngaはこれにより税引き前ベースで7000万ドルから8000万ドルのコスト削減が実現できるとしている。こうしたコスト削減策を講じた後でも、第2四半期の決算予想は3900万ドルから2850万ドルの赤字となっている。

従業員宛のメッセージでCEOのMark Pincusは「ソーシャル化、モバイル化、タッチスクリーン化などのイノベーションにリスクを取って挑戦する力を与えるプロアクティブな措置」と呼んだ。

以下の私の記事はZyngaがレイオフを公式に認める前に書かれたものだ。

Zyngaは全社員の1/5程度を対象とするレイオフを計画しているようだ。Zyngaが大規模なリストラを行うのはこれが初めてではない。昨秋、CEOのMark Pincusはコスト削減に取り組んでいると述べ、その後5%の社員をレイオフした。同時に不振なゲームをいくつか中止した(公開前に開発が中止されたものもある)。経営陣は提供するゲームの数は年内にも上向くとしていた。

前四半期のZyngaのフルタイムの社員は2902人だった。Zyngaの売上と利用度合いは、最新の四半期決算の数字を見る限り、依然として減少傾向だ。Pincusはこれを「デスクトップからモバイルに重点をシフトする際の過渡期の現象」だとしている。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


TechCrunch、オンライン・カジノに参入決定―作動するスロットマシンも完成!

ネバダ州、デラウェア州、ニュージャージー州が最近オンライン・カジノを合法化する法案を成立させた。これでZyngaに続いてオンライン・カジノへの参入が増えそうだ。

この不景気の時代にブログの運営はビジネスとして苦しい。われわれは新たな収入の道を探ったが、もっとも有望なのがこのオンライン・リアルマネー・ギャンブルだった。リアルマネーでカジノを運営するという計画の発表以後半年でZyngaの株価は15%もアップした。同じことがAOLでも起きるに違いない。

そこでわれわれはどのスタートアップが成功するかに現金を賭けられる新しいタイプのスロットマシンを開発した。これは同時に証券取引委員会のベンチャー投資家の資格に関する小うるさい規制を迂回して一般投資家が事実上のベンチャー投資が行える道を開くものだ。

そう、上にエンベッドしたスロットマシンは実際に作動する。真面目な話だ。SPINボタンをクリックしてみればわかる。賞品にはサンフランシスコで開催されるTechCrunch Disruptのチケット(1795ドル相当)が含まれる。テスラ・ロードスターは残念ながらバーチャル版だが、アレクシアを3つ並べることに成功したらわれらが共同編集長は読者に詩を書いてくれる。アンソニー・ハが当たればイギリスからSkypeを通じてセックス・ピストルズの曲を歌ってくれる。

リアルマネー・ゲーミングのプラットフォーム、Betableソーシャルゲーム・スタジオのMurkaのご協力に感謝する。両社は急なお願にもかかわらず、文字通り1週間でスロットマシンを作ってくれた。

〔アメリカではまだ4月1日であることにご注意。ただしスロットマシンは本当に作動する。〕

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Zynga、Q4決算:売上3.11億ドルで横ばい、損益は4860万ドルの損失

Zyngaの第4四半期売上は、レイオフや幹部、中間層の度重なる離脱を経験した試練の中、前年並みという結果だった。

同社の四半期売上は3.11億ドル、純損失4860万ドルで、1株当たり非GAAP損失は1セントだった。 アナリストの予測は売上2.121億ドル、1株当たり損失3セント

「当期最大のハイライトは、数百万のFarmVilleファンに愛されている最先端3-D体験を提供する次世代ソーシャルゲーム、FarmVille2を無事送り出したことだ」とファウンダー・CEOのMark Pincusが決算会見で語った。「2013年には、この新しいクラスのソーシャルゲームをスマートフォンやタブレットでも提供し、人々が一緒にプレイするための簡単で優れた方法を提供するネットワークを構築することを楽しみにしている」

発表資料には、Zyngaのタイトル全体(FarmVille単独ではない)のアクティブ数が書かれている。同社は当四半期に5600万人の日間アクティブユーザーを記録し、前年同期の5400万人から微増したが、前四半期の6000万人には及ばなかった。月間アクティブ数は2.98億人で、対前年比24%増、前四半期からは4%減だった。

2012年通年では、Zyngaの売上は12.8億ドル(12%増)、純損失2.09億ドルだった。

Zynga Q4'12

1年前、Zyngaの第4四半期売上は3.112億ドルだった。しかし、この1年間、Facebook上のZyngaネットワークからはユーザーが流出し、カジュアルゲームのKing.comらがランキング上位に昇ってきた。一方同社はモバイルプラットフォームへの移行をはかり、恐らくAndroidおよびiOSで最大のネットワークを保有しているが、Facebookプラットフォームでの厳しい状況を補うには致っていない。

今期Zyngaは、大幅なコスト削減策を実施して同社を黒字寸前まで持っていった。10以上のタイトルを閉鎖し、オースチンオフィスでレイオフを行い、ボストンおよび東京オフィスを閉鎖した。さらに同社はこの数ヵ月間に多くの幹部を失った。その中には財務責任者、Mike Guptaチーフ・ゲームデザイナーのBrian Reynoldsも含まれている。

しかし、おそらく最悪のニュースは、すでに織り込み済みだ。時価総額21億ドルのZyngaは、現金、短期および長期投資資産16.5億ドルを持ちその企業価値は約4.5億ドルだ。

悪いニュースが続いているにも関わらず、株価は好調FarmVille 2のサプライズに期待して今日午前に最大6%上げた。 最近Zyngaは同ゲームを1日に800万ユーザーがプレイしていると発表した。東海岸時刻午後4:32現在、Zynga株は時間外取引で5.84%高値をつけている。

リリースの中でCOO David Koは、2013年を会社にとって「重要な転換の年」であると表現した。「われわれは、次の3つの戦略的目標に集中していく。モバイルおよびウェブでのフランチャイズ拡大、ネットワークの拡大、および償却前営業利益ベースの利益性維持である」。

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(翻訳:Nob Takahashi)