工作マニアは「忘れ物防止箱」を自作してはいかかが? 〔ハウツービデオあり〕

私はちょっとした工作をいろいろ紹介してきたが、Sean Raganの「忘れ物防止箱」はその中でも傑作の部類に入ると思う。メガネ、サイフ、薬、お守り、その他忘れてはいけない物をなんであれ、この箱に入れておくと、 家を出るときにベルとランプの点滅で警告してくれるというものだ。

最近、われわれが持ち歩かねばならない物の数は増える一方だ。さらにさまざまなデバイスの発達でわれわれの注意は現実世界を離れてバーチャル世界にしばしば逸らされる。そんなわけで薬局のカウンターで処方箋を忘れてきたことに気づき、出張先のホテルで携帯の充電器を忘れてきたことに気づく。空港でパスポートを忘れたことに気づいたら悲惨だ。こうして途方もないエネルギーと時間が無駄になっている。

というわけでこの発明となったわけだが、自分で「忘れ物防止器」を作ってみたければ詳しい工作マニュアルはこちらににある。ただ上のビデオを見て楽しむだけでもよい。

via Adafruit

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


知育電子ブロック工作のlittleBitsに、プログラマブルAuduinoモジュールが登場

知育的要素も併せ持つ玩具であるlittleBitsが、自分の子供の頃にもあればよかったのにと想像する大人たちも多いことだろう。このlittleBitsが、さらに「ウラヤマシイ」ものへと成長した。Arduinoと連動するようになったのだ。

littleBitsについては何度も記事で取り上げている。ひとことでいえばLEGO風のDIYエレクトロニクスキットだ。それぞれのブロックが、スピーカーや光センサー、あるいは点滅するLEDライトなど、独立した電子的コンポーネントとなっている。それらのブロックを繋ぐことにより、プログラミング無用でさまざまな電子デバイスを製作することができる。

たとえば誰かが部屋に入った時に鳴るブザーを作りたいととしよう。まず電源ブロックと、モーション検知ブロックを繋ぐ。そしてモーション検知ブロックとブザーブロックを繋ぐ。これで完成だ。ブザーの代わりにLEDで通知するようにしたい場合はどうするか。単純にブザーブロックをLEDブロックと入れ替えるだけで良い。

「プログラミング無用」が、littleBitsの手軽さを支え、人気を集める原因ともなってきていた。「誰でも」、littleBitsをいろいろと組み合わせるだけで、電子工作を体験することができたわけだ。

しかし、「プログラミング無用」は、実のところ「プログラミング不能」という意味でもあった。littleBitsのブロックがもつ以上の機能を実現したいような場合(たとえば何かの動きを検知した場合、それが木曜日である場合のみブザーを鳴らす、等)、littleBitsでは実現することができなかったのだ。

そんなわけで、littleBitsとArduinoを組み合わせることはできないだろうかと考えた人も多いようだ。littleBitsは確かに素晴らしいできなのだが、使い込んでいくうちに限界を感じるようにもなり、次のステップに進みたくなったりもするのだ(Arduinoボードを使って、ハンダ付けなども必要な本格的電子工作に進む人も多い)。

そうした利用者の声もうけて、lilttleBitsはArduinoモジュールの提供を開始した。littleBitsの手軽さも活かし、ハンダ付けなどは必要のない仕組みとなっている。ハンダ付けなしに手軽に利用できるが、しかしこのモジュールはプログラマブルなのだ。さまざまな周辺知識を身につけておく必要はなく、簡単にプログラミングの楽しみを持ち込むことができる。モジュールに搭載されているmicroUSBポートを経由して一般的なArduino IDEと繋いで作成したプログラムをアップロードする。

既にlittleBitsキットを持っているのなら、このArduino-At-Heartモジュールだけを用意さればよく、価格は36ドルだ。またlittleBitsを持っていない人のためには、Arduinoモジュールと、他8種類のブロック(バッテリー、スイッチ、サーボ、コントロールダイアル)などが同梱されたArduino活用スターターキットが89ドルで提供されている。

ちなみにlittleBitsはこれまでに1560万ドルを調達している。直近では昨年11月のシリーズBにて1100万ドルを調達した。

以下に、Arduinoサイトの紹介ビデオを掲載しておこう。

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(翻訳:Maeda, H


“電子回路のLego”で好調のLittleBitsが$11.1Mを調達してハードウェア設計のB2Bプラットホームに進化

電子回路を構成するLego的ブロック玩具、ニューヨークのlittleBitsが今日、1110万ドルのシリーズB資金の調達と、ハードウェアのイノベーションのためのB2Bプラットホームの構築を発表した。MITのMedia Lab(メディアラボ)でファウンダのAyah Bdeirが着想し、ラボの所長Joi Itoも後押ししている同社は、最初の製品である、子どもやホビイスト向けのブロック玩具(下にビデオ)で、すでにかなり成功している。

すでに何人もの科学者や技術者たちがlittleBitsとそのプラットホームに協力しているが、Bdeirは、最初のB2B製品が出る来年までは彼らの名前を公表しない、と言っている。

この最新の投資ラウンドはTrue Venturesと新しい投資家Foundry Groupが仕切り、新たな投資家としてTwo Sigma VenturesとVegas Tech Fund(ZapposのTony Hseihのファンド)も参加した。ほかに、Khosla Ventures、Mena Ventures、Neoteny Labs、O’Reilly AlphaTech、Lerer Ventures、およびそのほかのエンジェル投資家たちが参加している。FoundryのBrad Feldが、littleBitsの取締役会に加わった。シリーズAの365万ドルと、シードの85万ドルを加えると、同社の資金調達総額は1500万ドルを超える。2012年のシリーズAのときには、littleBitsはPCH Internationalと製造およびサプライチェーン管理で提携関係を結んだ。

Bdeirによると、消費者製品だけでなくB2Bもやることは、最初から構想にあった。“シードラウンドのときから、その方針はあった”。それは二段階から成り、最初は子ども用教育用のキットを作り、“誰もが電子工作に気軽に手を出せるようにする”。そしてその次がB2Bプラットホームだ。それはレベルをやや上げて、回路設計者をターゲットにする。

そうするのは、Bdeirによると、littleBitsが“発明のためのツールでありプラットホームだから”だ。B2Bに力を入れることによってlittleBitsは、“ハードウェアのイノベーションの世界的なプラットホームになり、発明と設計と研究開発のための交流の場になる”。

たしかに、ハードウェアの世界には最近そんなソーシャルな動きが顕著だ。同じニューヨークのMakerbotは、3Dプリントのためのデザインセンターでもある。それにイギリスのBergがローンチしたBerg Cloudは、物のインターネットのためのプラットホームだ。

(Bergの場合は、同社自身が作ったLittle PrinterプロジェクトがCEOのMatt Webbらにインスピレーションをもたらし、業態転換の契機になった。同社はConnect VenturesやInitial Capital、Index Venturesらから130万ドルのシード資金を獲得して‘インターネット/Webに接続されるハードウェア’の開発を支援するプラットホームを作った。)

最初の製品、子ども用電子回路ブロック玩具の売上は公表されていないが、本誌がそれを取り上げたときには高すぎると思われた価格は、今では100ドル未満になっている。そして売上は昨年1年で4倍に増えたそうだ。だから得られた資金の一部は、ブロック玩具の増産に充てられる。また、流通チャネルも拡大したいし、ブロックの種類も増やしたい。“たった一種類のブロック玩具だが、SKUはすでに80に近い。今後は数百にはなるだろう”、とBdeirは豪語する。

B2Bプラットホームの方は、プロトタイプと製品の両方のためのソーシャルな交流の場となる。その中にはlittleBits自身からの提供物もある。製品や設計が売れたら、littleBitsがマージンをいただく。“個人だけでなく、自社だけでは研究開発の余力のない小企業も支援したい”、とBdeirは言う。“これまでのイノベーションはどちらかというと大企業主導だったが、最近ではゲームやMakerbotなどの例に見られるように、小さなイノベーターが活躍している。電子工学でも、うちなどは草の根のレベルだ。今でも強烈にトップダウンな世界だが、今後徐々に、個人化・民主化が進むだろう”。

下のビデオは、littleBits社の電子回路ブロック玩具をデモしている。さらにその下は、Korgとのコラボレーションによるキットだ。これなどは、サードパーティが参加するプラットホームの形を表してもいる。

関連記事。〕

littleBits Synth Kit in collaboration with KORG from littleBits on Vimeo.

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


遊びながらハードウェア製作を学べるブロック玩具littleBits, もうLEGOは古い?

全世界がLEGOとK’NexとMeccanoと子どもたちの無限の想像力でできていた。でも、世界は変わり、そして玩具も変わる。ニューヨークの意欲的なハードウェアスタートアップlittleBitsも、その変化の波に乗って、LEGOに代わる新世代の組み立て玩具(ブロック玩具)を作ろうとしている。

同社が最近ローンチしたニューモデルのExploration Kitsは、子どもたちが遊びながらハードウェアを勉強できる知育組み立て玩具だ。今日はファウンダでCEOのAyah Bdeirが本誌のスタジオに来てくれて、その‘遊び方’を見せてくれた。

そもそも、littleBitsとは何かというと、色分けされた部品の集まりだ。モーターがあり、ライトがあり、ブザー、センサ、電池などなどがある。それらを積み木のように組み立てると、回路やシステムができあがる(表面が磁石になっているので互いにくっつく)。電気/電子回路に関する事前の専門知識は要らないし、めくらめっぽうにいろんな実験をしてもよい。ぼくも、上のビデオを撮ってるとき、いろんなものを組み立ててみたが、たぶん一日中やってても飽きないだろう。

たとえば、電池とライトをくっつけるとどうなるかな? モーターと車輪を組み合わせて、自動車のようなものを作り、それに光センサをつけるとどうなるか? どんなことでも、素朴なデザインの部品ブロックを互いにくっつけたり、組み合わせるだけでできる。しかもオープンソース派の彼らは、すべての部品ブロックの回路図をGithub上で公開しているから、変更も自由にできる。

部品ブロック(“bits”と呼ぶ)の種類は、いまどんどん増えている。昨年シリーズAで365万ドルを獲得した同社は、新しいキットの開発にも熱心だ。Bdeirは、現在開発中のものの一部も、ちらっと見せてくれた。その中には、無線通信のためのブロックもある。

本誌のJohn Biggsが、うんと初期のlittleBits kitで遊んでみたとき言っていたように、お値段があまり安くない。最小セットの10ブロックのExploration Kitが99ドル、14ブロックのが149ドル、その上に199ドルのデラックスセット(18ブロック)がある。でも、遊びながら実際のハードウェアについて学べるのだから、高いとは言えないかもしれない(各ブロックが専用の…オリジナル開発の…プリント基板を使っていたりして、かなり本格的)。

〔余計な訳注: LEGOまでの“形状実現組み立て玩具”に対して、これからは、このような“機能実現組み立て玩具”が重要だと思う。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))