Minuumは、スマートTVの入力を簡単にするスマートキーボード

フルキーボードではないリモコン等でタイプするのは悪夢といってよい。私は今でもXbox Oneではゲームパッドでタイプしているが、外部キーボードもSmartGlassアプリも使わないのは自分を痛めつけるのが喜びだからだ。しかし、もうすぐあなたのスマートテレビにはもっと良いキーボードがやってくるかもしれない。

上のビデオでは、Nintendo Wiiリモコン等のモーション対応リモコンを使って、Minuumのスマートテレビ統合が動作している様子が見られる。最近のテレビリモコンには差別化のためにモーション対応しているものが珍しくないのので、上のビデオはWiiリモコンを使っているが、他の様々な機種でも利用できるだろう。

これは、Minuumの一次元キー配列予測システムをシンプルな入力方式と組み合わせた一例にすぎな。つまり、モーションがサポートされている場合でも、別の機構を使うこともできる。Minuumは、なぜ同社のソフトウェアを利用して作られたものが、他の製品より優れていると信じているかを、実にうまく解説している

Minuumは、このキーボードソフトウェアがスマートウォッチでも使えることをすでに示している。トロント拠点のスタートアップは、タイプが必要なありとあらゆる場面で使える入力システムを目指している。果たしてMinuumは、あらゆる端末カテゴリーの入力方式として、本当に新しい標準になれるのだろうか?まだ結論を出すには早すぎるが、今後は正式な提携や統合が市場にでてくるのを見ることになるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


スマートウォッチでソフトキーボードは無理と思っているあなたへ。Minuumのデモビデオをご覧あれ

スマートウォッチが主要ハードウェアメーカーの多くにとって注目のデバイスカテゴリーになりつつある今、スマートフォン用アプリをどこまで腕に移植できるかという問題がある。大きなハードルの一つは、腕の上でテキストメッセージやメールにすばやく返信できるようにすることであり、そこにMinuumのどこでもキーボードが登場した。

Minuumキーボードは、トロント拠点のスタートアップ、Whirlscapeが開発した入力メソッドで、元々はスマートフォンで画面を大きく占有することなく自然にタイプできる方法としてプロトタイプが作られた。すでにベータ版がAndroid用に公開されており、ユーザーレビューによるとスマートフォンでは好評のようだ。

Whirlscapeは自分たちが作るキーボードを、ウエアラブルを含め、あらゆるデバイスで使えるようにデザインしている、とファウンダーらが以前言っていた。今日(米国時間1/22)、彼らはそれを証明した。上のビデオにあるように、スマートウォッチのGalaxy Gearで動いているMinuumは、あの小さな画面で可能だとはとても思えないほど便利に文字を入力している。動画はワンテイクで撮ったものでカメラトリックはないとMinuumチームは言っていた。

今のところMinuumは「社内デモ」であり、少なくともSamsungがGearプラットフォームを公開するまではそのままだが、既に他のスマートウォッチメーカーとは、出荷時にソフトウェアを組み込む話をしているとも言っていた。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Minuumが公開ベータに。Androidユーザーは新しいタイプのキーボードを3.99ドルで試せる

トロント大学が出資したインタラクションデザインのスタートアップ、Whirlscapeが、 今日(米国時間8/19)ベータ版を一般公開したIndiegogoのキャンペーンで資金調達に成功した後限定トライアルを行っていた。 Whirlscapeの最初の製品はMInuum Keyboardで、QWERTYのフルキーボードを1行に圧縮して画面を解放し、テキストの予測候補をたくさん表示してユーザーがあまり考えることなくタイプできるようにしたソフトウェア入力メソッドだ。

MiniuumはIndiegogoで8万7354ドルを集め、当初の目標であった1万ドルをはるかに上回った。支援者たちはこのキーボードアプリをAndroidのベータ版として早期に利用できたが、このたびGoogle Playストアで公開されたことでユーザー基盤は拡大されるだろう。Whirlscapeは、ベータ版にもかかわらず料金を3.99ドル徴収する決断を下した。これはキャンペーン当初から多くの関心が寄せられていたことを示す確かな証だ。実は、支援者たちは利用するために5ドルを払っているので、以前と比べればディスカウントだと同社は言っている。

Androidのキーボードソフトウェア会社は、製品に課金することが多い。SwiftKeyも有償で、かつ価格は3.99ドルなので、前例のないことではないし,無料で提供しておいて後から課金することはその逆よりも難しい。

これまでのところMinuumユーザーの定着率は高く、Indiegogo経由で早期利用に登録した9500人のうち、過去2ヶ月間に約8000ユーザーがアクティブだ。WhirlscapeのMaria Lioutaiaによると、iOSバージョンは開発者向けのデモアプリとして年末に提供予定だ(Appleは、ユーザーがデフォルトのソフトウェアキーボードを変更することを許していないので、開発者はMinimumを自社アプリに組み込む必要がある)。Androidのスマートフォンまたはタブレットを持っているユーザーは、今すぐ公開ベータに参加できる。

Minuumは最初に公開されて以来、数多くの更新を経てきたが、Whirlscapeの次の作業である複数言語へのローカライズが完了するまで、ベータの称号は残る。

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カナダのスタートアップがAndroid向け高速ソフトウェア・キーボード、Minuumを発表

カナダのトロントのスタートアップ、Whirlscapeが開発中の革新的でスーパー・シンプルなソフトウェア・キーボード、Minuumが話題になっている。このプロダクトはIndiegogoで資金を調達し、Android向けベータ版のリリースに漕ぎ着けた。Indiegogoの出資者もその成果を実際に試してみることができるようになった。

上のデモビデオでこのアプリの動作の概要は分かるだろう。キーボードは標準的なQWERTYレイアウトを一行に圧縮したもので、目的のキーの付近のキーをタップしていくと候補の単語が表示される。

非常に不正確な入力から高い確率で正しい候補が表示されるところがセールスポイントだ。スワイプすると次の候補が表示される。デフォールト状態ではスペースバーも表示されない。ともかくシンプルさを最優先したUIだ。ジェスチャーで、大文字、数字、記号など各種のキーボードに素早く切り替えることができる。

WhirlscapeはこれまでIndiegogoで8万7000ドルを調達した。今日(米国時間6/18)、このベータ版が1万人の出資者に届けられた。前回の出資のチャンスを逃した読者はMinuum.comを訪問して次回の資金調達ラウンドに申し込んで次のバージョンを入手することができる。Whirlscapeは今年中のリリースを目標にウェアラブル・デバイス向けのSDKも開発中だ。 また Minuumは理論的にはThalmic’s MYOのようなモーション・コントローラーとも協調して作動するようにできるはずだ。

最近さまざまな新しいソフトウェア・キーボードが現れている。モバイル・ユーザーは依然として効率的な新しいキーボードを求めている。Minuumのユニークなアプローチに対するユーザーの反応に注目したい。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


新ソフトキーボードのMinuumがIndiegogoで資金集め―モバイルからウェアラブル・デバイスまで省スペースで高速入力を狙う

カナダのトロントに本拠を置くスタートアップ、Whirlscapeは現在のキーボードは古い機械式タイプライターの遺産であり、デザインをそのままで単にデジタル化しただけでは不十分だと信じている。そこでトロント大学の教員と研究者はMinuumというまったく新しいソフトキーボードを開発し、企業化のための資金をIndiegogoで調達しようとしている。

Minuumは文字を3段に配置し、その下にスペースキーを置くという従来QWERTYキーボードのデザインを一新した。 Minuumのキーボードでは文字は間隔を詰めて一列に配置され、予測アルゴリズムによって正確な入力を可能にすると同時にモバイルデバイスの貴重なスクリーン・スペースを大幅に節約する。同時に使い慣れたQWERTYキーボードのユーザー体験も維持される。3段分の文字が狭いスペースに圧縮されているが、誤った文字の入力の割合が高くても強力なアルゴリズムによって自動的に訂正される。Fleksyに似たコンセプトだが、アプローチはまったく異なる。

Minuumのセールスポイントはスマートフォンやタブレット以外のウェララブル・コンピュータなどこれから登場してくるデバイスにも適しているだという点だ。WhirlscapeではAndroidアプリとiOS向けのSDKをデベロッパー向けに提供しようと準備している。しかしMinuumはデバイスを選ばずあらゆる狭いスペースで利用可能だ。デモビデオで見られるとおり、MicrosoftKinectやGoogle Glassのようなビデオ録画機能のあるアプリで使うにも好適だ。なにしろ、紙片や実験者の腕にペンで文字列を書き込むだけでそれがキーボードとして使えるのだ。また筋肉の微細な動きを読み取って多様な命令を入力しようとするMYOアームバンドのようなデバイスとも相性が良いだろう。

Whirlscapeの共同ファウンダー、CEOのWill Walmsleyは私の取材に対してこう答えた。「現在さまざまな入力のテクノロジーが開発されているが、みな基本的にタッチスクリーンをターゲットとしている。ソフトキーボードにしてもどれもスワイプが使われている。しかし私は小型デバイスの入力はタッチスクリーンには限られないと考えている。デバイスのスマートさはどんどん向上している。タッチスクリーンの先を考えることは理にかなっているはずだ」

WhirlscapeではまずiOSとAndroidアプリのプロトタイプ版を2014年初めに(公開ベータは今年後半に)出荷する予定だ。他のハードウェア向けSDKがそれに続くことになる。Whirlscapeはトロント大学の初期アクセラレータ・プログラムであるUTESTMaRS Innovationから少額のシード資金の提供を受けている。しかし同社ではクラウド・ファンディングにより資金を調達することが、製品の公開に先立って注目を集めるためにも効果的であると考えた。Walmsleyは「Indiegogoはユーザーと直接の関係を得るのにも適している。また非公開ベータテストに協力してくれるアーリーアダプターを探すにも良い」と語った。

Walmsleyによれば、当面の目標はデバイス・メーカーにMinuumをプレインストール入力方法として採用してもらうことだという。デモで見られるような効率性とクロスプラットフォーム対応が製品版でも実現するならそれは十分可能だろう。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+