PS5・PC用ブロックチェーンRPG「The Six Dragons」がDeFi・イールドファーミング導入

PS5・PC用ブロックチェーンRPG「The Six Dragons」がDeFi・イールドファーミング導入

BlockPegnioは12月1日、オープンワールドタイプのブロックチェーンRPG「The Six Dragons」にDeFi(分散型金融)で知られるイールドファーミング(Yield Farming)の仕組みを導入予定と発表した。The Six Dragonsは、現在PC版(アーリーアクセス)のみリリース済みで、PlayStation 5版を2021年第4四半期発売予定。PC版については、2021年前半公開予定のバージョン1.0で導入する。

The Six Dragonsは、256km2(「Skyrim」の約7倍)という広大なゲームフィールドを特徴とするオープンワールドタイプのRPG。今後、PvPや協力クエストの機能も導入することで、より多くの動画実況コミュニティやeスポーツコミュニティのファンを呼び込む予定という。

The Six Dragonsは、プレイヤーがゲームの将来の方向性に影響を与えることができる「ガバナンスNFT」の導入を計画。ガバナンスNFT保有者(Governor。ガバナー)となっているプレイヤーは、開発陣が提案するゲームに関する変更点や開発の優先順位への投票、「イールドファーミング」による収入といったメリットを得られる。イールドファーミングでは、クラフト/エンチャント/オフチェーンからのアイテム取引含め同ゲームで発生するすべてのオンチェーン・トランザクションにおいて、一定割合の利益を取得できる。なお、プレイヤーがウォレットからガバナンスNFTを取り出すと、Governorのステータスが失われる。

これら利益は、Enjinが提供しているEthereum(イーサリアム)ベースの「Enjin Coin」(ENJ)トークンと1:1の交換を保証(ペッグ)されたユーティリティトークン「TSDT」で分配される。TSDTトークンはゲームで遊んでいる最中でもENJに交換可能で、ユニークな「Play-to-Earn」(ゲームプレイで稼ぐ)を体験できるとしている。また収入の可能性を高めるために、プレイヤーはひとつのウォレットに複数のガバナンスNFTを保有できる。

なお、PC版(アーリーアクセス)では、鍛冶屋サービスで報酬を獲得可能。プレイヤーは他のプレイヤーのアイテム作成レシピを元に、トークン化された新たなゲーム内アイテム(武器・防具・宝石など)を作れるようになっており、その見返りとして報酬を受け取れる。The Six Dragonsでは、このレシピ自体も希少な資産としており、他プレイヤーと取引できる。

ゲームとブロックチェーンのエコシステム構築を目指すEnjinが提供する「Enjin Platform」

Enjin提供の「Enjin Platformは、Ethereum(イーサリアム)ベースのERC-1155準拠トークンをサポートしており、既存ゲーム(または開発中のゲーム)のブロックチェーン化を支援する開発ツールとして利用可能。ゲーム開発者はEnjin Platformを導入することで、単一のスマートコントラクトでNFTを発行できる(ERC-1155の競合として、Loom Networkが提案した規格ERC-721xがある)。

The Six Dragonsは、Enjinのスマートコントラクトを用いて、アイテム(NFT)生成・取引におけるトランザクションをEthereum上に発行。またEnjin提供のツールを用いることで、ガバナンスにおけるロジックを設定し、またNFTマーケットプレイス「Enjin Marketplace」と連携させる。

BlockPegnioのSavvas Lazopoulos CEOは、「分散型の意思決定メカニズムが、現実社会における政府のガバナンスに組み込まれるのは、時間の問題であると考えている。The Six Dragonsのバージョン1.0、そしてPS版ローンチにより、同メカニズムの有効性を証明し、より多くの人がメリットを享受できる仕組みを構築できればと考えている」とコメントしている。

EnjinのVP of Developer Success、Simon Kertonegoroは、「BlockPegnioが発行するThe Six Dragonsのガバナンストークンは、Play-to-Earnの仕組みをPlayStation 5にもたらす画期的な仕組み。The Six Dragonsは、数多のブロックチェーンゲームの中でも特に完成度が高く、家庭用ゲーム機の発展において重要な役割を果たすといえるだろう」と述べた。

Enjinは、2009年にEnjin Networkの提供を開始し、2000万人以上のユーザーが参加するゲームコミュニティのプラットフォームを構築。2017年にICOで1890万ドルを資金調達した後、誰でも簡単にブロックチェーンを用いた開発・マーケティング・取引ができるプラットフォームの開発を進めている。

ゲーム開発者は、Enjin Platform・Enjin Explorer・Enjin WalletEnjin Beamを利用することで、トークン化されたデジタル資産を、新規ユーザー獲得やエンゲージメント率向上などに活用できる。またこれらプロダクトでは、Ethereumベースのトークン「Enjin Coin」(ENJ)が採用されている。

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カテゴリー:ブロックチェーン
タグ:ERC-1155Ethereum(製品・サービス)NFTEnjinブロックチェーン(用語)BlockPegnioPlayStation / プレイステーション(製品・サービス)

Virgin Galacticがニューメキシコ州の宇宙港で初のロケット推進飛行を計画、早ければ12月11日

Virgin Galactic(ヴァージン・ギャラクティック)は、ニューメキシコ州にあるピカピカの新しいSpaceport America(未訳記事)で初となるVSS Unity宇宙船のロケット推進飛行を行う計画を明らかにした。この宇宙船は早ければ12月11日(Virgin Galacticリリース)にも飛行する可能性があるという。

今回計画されている飛行は、将来の商業用宇宙港からの3回目の飛行となるが、過去2回の飛行はロケット推進飛行ではなく滑空飛行だった。VSS Unityがスロットルを開けるのは約2年ぶりとなる。この時、Unityはマッハ2.9ほどの速度を記録し、宇宙の端に触れた(未訳記事)。

その後、同社とその宇宙船は、カリフォルニア州モハーヴェからニューメキシコ州のSpaceport Americaにホームを移した。この新しい宇宙港はやがて、短い宇宙旅行へ飛び立つ前の乗客が集まるラウンジとなることが期待されている。

滑空飛行では、Unityは高高度までVMS Eveと呼ばれる母機によって運ばれ、地上へ制御降下した。すべてがきちんと組み上げられていること、そしてより本格的なロケット推進の厳しさにも準備が整っていることを示した。

本来ならば、この動力飛行は2020年のもう少し早い時期に行われる予定だったが、新型コロナウイルス(COVID-19)に対する予防措置のために遅れていた。しかし、天気に恵まれれば、来週には再びUnityの飛行を見ることができるはずだ。

この飛行は厳密にはテスト目的ではない。小規模な打ち上げプロバイダと契約しているNASAの飛行機会プログラム(Flight Opportunities Program)の下、宇宙とその近くで実験を行うためのペイロードをいくつか搭載する予定になっている。Blue Originのような宇宙旅行を志す他の企業も、大気圏の端を短時間訪問するためにペイロードを搭載している。

もちろん新型コロナウイルス感染症はまだ深刻な問題であるため、ヴァージン・ギャラクティックは現場にいる人を最小限に抑えることで感染予防に務める。現場にはメディアやゲストを入れず、必要な人員だけを配置することになっている。

関連記事:ヴァージン・ギャラクティックが民間宇宙船でのセカンドテストに成功、動力付き宇宙飛行へ一歩前進

カテゴリー:宇宙
タグ:Virgin Galactic

画像クレジット:Virgin Galactic

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(翻訳:TechCrunch Japan)

アップルがApp StoreのBest of 2020とダウンロードランキングを発表

米国時間12月1日、Apple(アップル)はお待ちかねの2020年ベストアプリとゲームを発表した。例年と同様に、App Storeのエディターがアプリの品質、クリエイティブデザイン、ユーザビリティ、アップルのテクノロジーの活用などに基づいて受賞者を選出した。Best of 2020には、家で過ごすようになった人々を支えるアプリが多く含まれている。たとえば自宅でワークアウトができる「Wakeout!」はベストiPhoneアプリを受賞し、「Zoom」はベストiPadアプリに選ばれた。

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で外出が制限された子供たちを楽しませて家族の助けとなった「Disney+」は、ベストApple TVアプリになった。Disney+は、米国時間12月1日に発表されたGoogle Playのユーザー選出部門でもベストアプリだった。

画像クレジット:Wakeout!

2020年のトップゲームには、ファンタジーの世界などに逃避したいという私たちみんなに共通の欲求を表す結果となった。2020年のベストiPhoneゲームは「原神」(これはGoogle Play Storeのベストゲームでもある)、ベストiPadゲームは「レジェンド・オブ・ルーンテラ」、ベストMacゲームは「Disco Elysium」、ベストApple TVゲームは「Dandara Trials of Fear」、ベストApple Arcadeゲームは「忍び足のサスクワッチ」が選ばれた。

画像クレジット:Fantastical

一方、生産性向上アプリの「Fantastical」がベストMacアプリに選ばれたのは、在宅勤務という新しい生活様式を反映している。

リラクゼーションと睡眠のためのアプリ「Endel」がベストApple Watchアプリを受賞した。

画像クレジット:Endel

リラクゼーションアプリが2020年のトップアプリに選ばれたのは納得できる。Google(グーグル)も睡眠アプリの「Loóna」を2020年のベストアプリに選出した

2020年は、ストレスを感じる出来事の多い厳しい年だった。新型コロナウイルスの感染拡大だけではない。Donald Trump(ドナルド・トランプ)大統領の弾劾裁判と波乱を起こしている11月の大統領選挙、1987年以降最悪の株価暴落、人種差別に対する抗議行動、オーストラリアと米国西部の森林火災、映画プロデューサーのHarvey Weinstein(ハーベイ・ワインスタイン)の有罪判決、ブレグジット、ベイルートの大爆発、デリーの暴動、香港の抗議行動、東アフリカでのバッタの大量発生、そしてRuth Bader Ginsburg(ルース・ベイダー・ギンズバーグ)やKobe Bryant(コービー・ブライアント)、Chadwick Boseman(チャドウィック・ボーズマン)といった有名人の死。

アップルが発表の中で説明している通り、アプリは文化を反映している。2020年は、セルフケアとメンタルヘルス、リモートワークやリモート学習、家族や友人とのつながり、インタラクティブでソーシャルなゲームなどに人々が注目したことを反映している。

画像クレジット:Pokémon GO

アップルは「2020年のトレンドとなったアプリ」として、セルフケアアプリの「Shine」、リモート学習アプリの「Explain Everything Whiteboard」、家族でメッセージをやり取りするアプリの「Caribu」、寄付アプリの「ShareTheMeal」、そして屋内でも楽しめるゲームにシフトした「Pokémon GO」を選んだ。

AppleフェローのPhil Schiller(フィル・シラー)氏は発表の中で「今年はこれまで以上に、最もクリエイティブかつ、人々がつながる瞬間がアプリケーションの中で生まれました。これは1年を通じて、新鮮で、本当に役立つ体験を提供してくれたデベロッパーのみなさんの素晴らしい偉業のおかげです。私たちは世界中で、数多くのデベロッパーのみなさんが並外れた活動を行うのを目の当たりにしてきました。これらBest of 2020を受賞した15本は、彼らが生み出したイノベーションを最も際立ったかたちで表している例といえるでしょう」と述べている。

画像クレジット:Apple

2020年のベストアプリ受賞者には、初めて製作されたモノとしてのアワードが贈られる。これはApp Storeのロゴをデザインして100パーセント再生アルミニウムで作られており、側面に受賞者の名前が刻印される。

アップルは、2020年に最もダウンロードされたアプリとゲームも発表した。これはエディターが選ぶベストアプリとは異なり、消費者のリアルな需要を示すものだ。

リモートワークに欠かせない「Zoom」や「Gmail」、現実逃避できるゲームがトップランキングに入っているのは当然だろう。パンデミックシミュレーターの「Plague, Inc.」が入っているのは偶然ではない。口コミでヒットしたAOCことAlexandria Ocasio-Cortez(アレクサンドリア・オカシオ=コルテス)下院議員のライブストリーミングでも話題になった「Among Us!」(未訳記事)、MinecraftやRobloxのような子供向けプラットフォームの「metaverse」(未訳記事)、そしてソーシャルアプリの常連たちもランクインしている。ただし今年はFacebook(フェイスブック)傘下のアプリではなくTikTokがソーシャル系のトップとなった。

2020年に最も多くダウンロードされたアプリとゲームは以下の通りだ(訳注:日本のトップAppランキングトップゲームランキングも公開されている)。

トップ無料iPhoneアプリ

1. ZOOM Cloud Meetings
2. TikTok
3. Disney+
4. YouTube
5. Instagram
6. Facebook
7. Snapchat
8. Messenger
9. Gmail
10. Cash App

トップ有料iPhoneアプリ

1. TouchRetouch
2. Procreate Pocket
3. Dark Sky Weather
4. Facetune
5. HotSchedules
6. AutoSleep Track Sleep
7. The Wonder Weeks
8. SkyView
9. Shadowrocket
10. Sky Guide

トップ無料iPhoneゲーム

1. Among Us!
2. Call of Duty: Mobile
3. Roblox
4. Subway Surfers
5. Ink Inc. – Tattoo Drawing
6. Magic Tiles 3: Piano Game
7. Brain Test: Tricky Puzzles
8. Brain Out
9. Coin Master
10. Cube Surfer!

トップ有料iPhoneゲーム

1. Minecraft
2. Plague Inc.
3. Heads Up!
4. Monopoly
5. Bloons TD6
6. Geometry Dash
7. NBA 2K20
8. Grand Theft Auto: San Andreas
9. The Game of Life
10. True Skate

トップ無料iPadアプリ

1. ZOOM Cloud Meetings
2. Disney+
3. YouTube
4. Netflix
5. Google Chrome
6. TikTok
7. Amazon Prime Video
8. Gmail
9. Hulu
10. Google Classroom

トップ有料iPadアプリ

1. Procreate
2. GoodNotes 5
3. Notability
4. Duet Display
5. Teach Your Monster
6. LumaFusion
7. Affinity Designer
8. Toca Hair Salon 3
9. 9: Toca Life: Hospital
10. Toca Kitchen 2

トップ無料iPadゲーム

1. Among Us!
2. Roblox
3. Magic Tiles 3: Piano Game
4. Ink Inc. – Tattoo Drawing
5. Call of Duty: Mobile
6. Subway Surfers
7. Dancing Road: Color Ball Run!
8. Tiles Hop – EDM Rush
9. Mario Kart Tour
10. Save The Girl!

トップ有料iPadゲーム

1. Minecraft
2. Monopoly
3. Bloons TD 6
4. Plague Inc.
5. Geometry Dash
6. The Game of Life
7. Five Nights at Freddy’s
8. Human: Fall Flat
9. Stardew Valley
10. Terraria

トップArcadeゲーム

1. Sneaky Sasquatch
2. Hot Lava
3. Skate City
4. Sonic Racing
5. PAC-MAN Party Royale
6. SpongeBob: Patty Pursuit
7. Oceanhorn 2
8. Crossy Road Castle
9. WHAT THE GOLF?
10. LEGO Brawls

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カテゴリー:ソフトウェア
タグ:AppleApp Store新型コロナウイルスCOVID-19アプリ

画像クレジット:TechCrunch

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(翻訳:Kaori Koyama)

中国の月着陸船「嫦娥5号」が月面着陸に成功、米国、旧ソ連に続く3カ国目の土壌採取に挑戦

中国の国営通信社は、月の岩石サンプルを地球に戻すことを目的とした月探査ロボット「嫦娥5号(Chang’e-5)」が着陸に成功したと報じた。打ち上げは11月23日に始まり、11月28日に月周回軌道に到達、11月30日に着陸機を打ち上げている。中国国家航天局(CNSA)の報告によると米国時間12月1日東部標準時午前10時(日本時間12月2日0時)すぎに無傷で月面に着陸するという目標を達成したという。

中国の嫦娥5号ミッションは月から土壌や岩石のサンプルを持ち帰るというもので、成功すれば中国は米国と旧ソ連に続く3カ国目となる。ミッションで月着陸船は、地球に最も近い月の側面(月の自転周期と公転周期は同じ約27日間のため、地球から見ると月は常に同じ面を向けていることになる)に着陸した。

今回の着陸は、ミッションにおける次のステップまで時間的な余裕がない。というのも、着陸機にはヒーターユニットが搭載されていないため、月の夜に耐えることができない。つまり今後、地球時間で14日間のうちにサンプルを採取しなければならず、12月16日か17日頃には戻ってくる可能性があることになる(すべて計画どおりに進めば、中国が月の石を持ち帰るのは私たちのTC Sessions: Space eventに偶然にも間に合うことになる)。

現在進行中の地球外のサンプルリターンミッションはこれだけではない。ロッキード・マーチンが設計した探査機は2020年11月に、地球近傍小惑星ベンヌのサンプル回収に成功したばかりで、2021年3月に再度出発する予定だ。NASAはまた、2020年7月に打ち上げた探査機「Perseverance」を使って、火星へのサンプル回収ミッションを開始している。

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カテゴリー:宇宙
タグ:嫦娥5号中国

画像クレジット:Jin Liwang/Xinhua / Getty Images

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(翻訳:TechCrunch Japan)

Googleマップに地域のニュースを表示する独自のニュースフィード導入、Facebookに対抗

人々はストーリーズがあらゆる所にあることにうんざりしている(Axios記事)が、Googleマップは昔ながらのスタイルを守り続けている。アプリの画面の上部に小さな円を追加する代わりに、Googleマップは独自のニュースフィードを導入する。技術的にはローカルエリアからの投稿が含まれるというもので、グーグルはその新機能を「コミュニティフィード」と呼んでいる(Googleブログ)。しかし、それは他のニュースフィードと同じような仕組みだ。垂直方向にスクロール可能なフィードで、そこに表示される投稿にユーザーは小さな親指のアイコンをタップすることで「いいね!」できる。

このフィードは、Googleマップアプリの「スポット」タブで見つけることができ、信頼できる地元の情報源から最新のニュース、更新情報、おすすめ情報が簡単に見かるように設計されている。これには、ビジネスオーナーがGoogleマイビジネスを使用して作成した投稿が含まれており、新しいお得な情報やメニューの更新、その他のオファーを顧客に通知することができる。これによって飲食店からの投稿が強調されると、グーグルはこの機能の発表時に述べている。

何年も前から、ビジネスオーナーはGoogleのツールを使用してこの種の投稿を作成することができた。しかし、従来はユーザーが更新情報を受け取るためには、その店のプロフィールをタップしてフォローする必要があった。

しかしこの新機能の導入によって、Googleマップのユーザーが一手間かけてわざわざ特定の店をフォローをしなくても、この種の投稿がユーザーの目に付くようになる。この露出の増加は、投稿の閲覧数に影響を与えるとグーグルはいう。一般公開前に行われたコミュニティフィードの先行テストでは、商店の投稿がフィード導入以前の2倍以上も閲覧されることがわかったとのことだ。

画像クレジット:Google

商店からの投稿に加え、新しいコミュニティフィードにはフォローしているGoogleユーザー(Googleブログ)が投稿したコンテンツや、Googleローカルガイドの最近のレビューも掲載される。ローカルガイドは、ユーザーが地元の場所に関する知識を共有することで、プロフィールバッジやグーグルの新機能への早期アクセスなどの特典を獲得することができるボランティアプログラムだ。コミュニティフィードには「The Infatuation」などの厳選された出版社や、Google Newsを含むニュースソースも参加し、地域に関連した情報を提供する。

コミュニティフィードで発見される情報の多くは、米国時間12月1日発表されたコミュニティフィードの導入前にも、Googleマップの他の機能で利用することができた。

たとえばGoogleマップの「最新」タブでは、同様のフィードが提供され、ニュース、おすすめ情報、ストーリーなどの発見を促すようにデザインされた機能に、商店からの投稿も含まれていた。一方、「おすすめ」タブでは、業種をテーマ別にグループ化して(たとえば屋外レストン、カクテルバーなど)画面上部に表示し、他のリストを閲覧したり、エリアの写真を表示したりすることができた。

今回のアップデートでは、カテゴリーごとの業種のグループはこれまで同様、画面上部に表示されるが、タブの残りの部分はスクロール可能なフィード専用となる。これによってタブが以前よりも明確な感じを与えるようになった。また、InstagramやSnapchatが真似したTikTokスタイルの短い動画フィードが人気である現状を考えると、この機能を使って将来的にグーグルが動画投稿の事業に乗り出す可能性もある。

画像クレジット:Google

しかし、現在のところこのコミュニティフィードは、より標準的なフィード機能だ。下にスクロールしていき、興味を引かれた投稿に「いいね!」をタップすると、それが今後のおすすめ情報の参考になる。また、もっと多くの情報を知りたいと思ったら「フォロー」をタップすれば、「最新」タブに通知が送られてくる。ありがたいことにコメントを付ける機能はない。

グーグルはこの変更により、ユーザーが自分の地域で何が起きているかを知るために、アプリをより頻繁に利用するようになることを期待している。たとえばお店からの新しい投稿や、日帰り旅行や新しいハイキングスポットのような、楽しい地元のアクティビティについて詳しく書かれた他のユーザーによるレビューなどだ。

この機能は、旅行や他の地域を調査する際にも利用できる。コミュニティフィードは自分の住んでいる場所や現在地ではなく、地図上のどこを見ているかに基づいて指定されるからだ。

コミュニティフィードは、GoogleマップがライバルのFacebook(フェイスブック)を超えるためにデザインされた一連のアップデートの最新のものだ。過去数年間にわたり、Googleマップはユーザーが商店をフォローすることができる機能を追加してきた。その多くはフェイスブックが行っているものと同様で、例えばアプリから商店に直接メッセージを送信する機能は、Messengerと同じだ。一方で商店はGoogleマップに独自のプロフィールを設定(未訳記事)することができ、ロゴやカバー写真を追加したり、短い名前を選ぶことができる。これらも現在、フェイスブックのページが提供しているものとよく似ている。

今回のニュースフィードスタイルの新機能導入で、グーグルがフェイスブックをコピーしようとしている企てはさらに明白になった。

グーグルはこの機能をiOSとAndroid用のGoogleマップでグローバルに展開していくという。

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:GoogleGoogleマップFacebook

画像クレジット:TechCrunch

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(翻訳:TechCrunch Japan)

12月24日に開催決定!最も輝くCTOを選出する「CTO of the year 2020」

TechCrunch Japanが主催する「TechCrunch Tokyo」と並行して、これまで毎年開催してきた「CTO of the year」の開催が今年も決定したのでお知らせしよう。CTO of the yearは、今年もっとも輝いたスタートアップのCTO(最高技術責任者)を選出するためのイベントだ。開催日は、スタートアップバトル放送最終日の約1週間後、12月24日のクリスマスイブだ。また、本イベントも今年はオンラインでの開催となる。

本イベントに出場するCTOたちは、審査員の前でピッチを行い、技術の独自性、先進性、業界への影響度、組織運営などをもとに評価される。そのスコアを基に今年1年最も輝いたCTOを選出するという流れだ。今回、TechCrunch Japanはメディアパートナーとして参加する予定だ。

イベント概要は以下の通り。参加申し込みはこちらのページから可能だ。

審査員(50音順)

  • VOYAGE GROUP 取締役CTO:小賀 昌法氏
  • ビジョナル 取締役CTO:竹内真氏
  • アマゾン ウェブ サービス ジャパン スタートアップソリューションアーキテクト:塚田 朗弘氏
  • freee 取締役CTO:横路隆氏

イベント概要

CTO of the year 2020
【日時】12月24日(木)15時〜17時(予定)
【会場】オンライン
【審査基準】技術によるビジネスへの貢献度(独自性、先進性、業界へのインフルエンス、組織運営についても評価対象)
【審査】CTO of the year 実行委員会による

【主催】CTO of the year実行委員会
【メディアパートナー】TechCrunch Japan
【運営パートナー】イベントレジスト
【企画、運営協力】アマゾン ウェブ サービス ジャパン
【チケット】無料(参加登録は必須)

BlackBerryの株価が急上昇、車両用センサーデータ統合でAWSと提携

Amazon Web Services(AWS)と提携して車両データの統合とモニターを行うプラットフォームIVY(BlackBerryリリース)の共同開発と販売を行うとのニュースで、BlackBerry(ブラックベリー)の株価が取引開始直後から急上昇した。

BlackBerryの株価は、ニューヨーク証券取引場の取引開始のベルが鳴ると同時に35%、つまり2.11ドル(約220.35円)上昇。これは、スマートビークルサービス市場の可能性と、BlackBerryが重視する事業の運勢を強める能力がAmazon(アマゾン)の事業にあることの両方を示すサインだ。

誰もが認めるスマートフォン市場の重鎮であったBlackBerryは、業務用のセキュリティと情報統合サービスのプロバイダーに転身した。そしてその転身の過程で、同社はアマゾンのウェブサービス事業を引き寄せた。

パンデミックに襲われる前の2020年1月、両社は初めて提携を発表し、BlackBerryは車載アプリケーションのためのネットワーク接続による車両の安全およびセキュリティサービスをAWSと共同で行う(BlackBerry広報資料)と話した。

5年前に初登場したBlackBerryとAWSに対応したQNXサービスは、現在すでに1億7500万台の車両で使われている(BlackBerryリリース)。

「この5年間で、当初6000万台の自動車に貢献してきたBlackBerry QNXテクノロジーは、本日の発表のとおり1億7500万台以上に採用されるまでになりました。ほぼ3倍の伸びであり、これは現代の主要自動車メーカーとその一次供給業者が、BlackBerryと開発段階の次世代車両に向けて安全で確かなソフトウェアを提供する私たちの能力を、変わりなく信頼してくれていることの証です」と、BlackBerryの会長でありCEOのJohn Chen(ジョン・チェン)氏はいう。

カナダのウォータールーに拠点を置くBlackBerryの最新の自動車用接続サービスは、自動車メーカーが、異なるメーカーの装置から送られる車載センサーのデータを読み出し、正規化し、そこから有用な情報を引き出して、リモートでも車内でも利用できるようにするというものだ。

IVYソフトウェアシステムは車載システムで走らせることができるが、道路状況、ドライバーの運転技術、電気自動車ならバッテリーの消費量などの情報をドライバーに示すようクラウドから設定することも可能だ。

またBlackBerryのツールキットを使うことで、自動車メーカーは幅広い開発者集団と協力して車の性能を最適化したり、整備費用を節約したり、ソフトウェアのアップデートをリモートで行うといった新サービスの開発ができるようにもなる。

「データと接続性は、自動車業界に新たなイノベーションの道を拓きます。BlackBerryとAWSは共通のビジョンを持ち、自動車メーカーと開発業者によりよい見識を与え、新しいサービスを顧客に提供できるようにします」とチェン氏は声明の中で述べている。「このソフトウェアプラットフォームは、車内体験に発明の時代を招き、新しいアプリケーション、セキュリティ、機会を安全性、セキュリティー、ユーザーのプライバシーを犠牲にすることなく提供することを約束するものです。私たちは、AWSとのつながりを拡大し、このビジョンを実現させ、BlackBerry IVYをお届けできることを嬉しく思っています」。

その一方で、ネットではこんなジョークも飛んでいた。

Tero Kuittinen「市場があんまり熱いのでブラックベリーが煮えてる」

カテゴリー:モビリティ
タグ:BlackBerryAmazonAWS

画像クレジット:BlackBerry

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(翻訳:金井哲夫)

Googleが中小企業向けモバイル端末管理サービス「Android Enterprise Essentials」発表

米国時間12月1日、Google(グーグル)は企業におけるモバイルの管理とセキュリティをサポートするAndroid Enterprise Essentials披露した(Googleブログ)。その主な対象は、名前に合わず中小企業だ。同社によると、大企業向けのデバイス管理とセキュリティのツールAndroid Enterpriseがあり、その開発経験をベースにして、よりシンプルで料金も安い今回のプロダクトを作り上げたという。

この新しいサービスでユーザーは、社員の画面をロックしたり、企業データを暗号化で保護したりといったモバイルデバイスの基本的な管理を行うことができる。社員が自由にインストールできるアプリは、Google Play Protectサービスを利用してGoogle Play Storeから行うもののみとなる。紛失や盗難に遭ったスマートフォン上の企業データは、すべてリモートで消去できる。

グーグルの説明によると、中小企業は顧客データをモバイルデバイスの上で扱うことが多いが、現在使われているデバイス管理ソリューションは中小企業のオーナーにとって複雑すぎるものが多く、使使用されずに放棄されていることが多いという。

そこでAndroid Enterprise Essentialsは、全員のデバイスをいちいち手作業で立ち上げなくても容易にセットアップができるようにした。セキュリティポリシーはリモートから適用されるため、社員はセットアップなどをしなくてもよい。企業はスマホを個人で購入させず、あらかじめポリシーを設定したAndroidデバイスを社員に渡してもよい。

グーグルによると、主に中小企業を対象としたサービスだが、高度で複雑な管理ソリューションが不要になるため、基本プラスアルファ程度のセキュリティ保護を望む大企業が利用してもよいとのこと。経験を積みサードパーティのベンダーなどの高度なソリューションを利用する前に、とりあえず社員全員のモバイルデバイスの安全を確保したいという段階的な導入でもよい。

ここ数年の間グーグルは、Androidデバイスの職場での利用を促進するためにさまざまな努力を行ってきた。Android for Work(未訳記事)やAndroid Enterprise Recommended(未訳記事)のようなサービス、Play Storeからマルウェアを排除するためのパートナーシップ、リスクの高いユーザーのための高度なデバイス保護エンドポイント保護のソリューションとなどを開発、提供してきた。

グーグルによると、Android Enterprise Essentialsの初期の展開は、米国ではSynnex、英国ではTech Dataが販売するデバイスに限定される。さらにその後はその他の販売業者にも対応し、2021年の初期にはグローバルな展開になる。2020年1月にはオンラインで立ち上げイベントを行うので、興味ある方はぜひ。

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カテゴリー:セキュリティ
タグ:GoogleAndroid

画像クレジット:Google

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

オンライン診療など健康支援プログラム提供のリンケージが加賀電子から資金調達

オンライン診療など健康支援プログラム提供のリンケージが加賀電子から資金調達

オンライン診療など健康支援プログラムを提供するリンケージは12月1日、第三者割当増資による資金調達を発表した。引受先は加賀電子。調達した資金は、主にプロダクトの機能拡充、および質の高いサービス提供に向けた人材採用にあてる予定。

また今回の資金調達に伴い、今後はリンケージと加賀電子両社の強みを活かした連携を進めていく予定。連携では主に、加賀電子は新たな流通チャネルの開発、および同社プログラムとマッチした機器の製造などを行い事業機会の拡大を、リンケージは加賀電子の持つ国内外のネットワークや電子機器の製造ノウハウなどを活かし、サービスの拡充を図る。

経済産業省が推し進める「健康経営」は、企業が従業員の健康に配慮し健康増進に投資することで、採用時の応募数増加や離職率の低下、組織の活性化を実現し、競争力強化や持続的成長をもたらすというもの。取り組む企業が年々増加しており、2018年11月までに約3万社が健康宣言を行ったという(経済産業省「健康経営の推進について」)。

リンケージは、データやITを駆使し、健康経営を後押しするオンライン診療などの法人向け健康支援プログラムを提供。「オンライン禁煙プログラム」や産婦人科専門医とともに実施する女性の健康支援プログラム「FEMCLE」(フェムクル)をはじめ、同社サービスはすべて医療機関および医師・薬剤師・保健師・看護師・管理栄養士などのネットワークを活用している。リンケージはこれらの専門家とともに、eラーニングやウェブ上の問診などにより企業の健康課題を見える化し改善を促すことで、従業員の健康を促進し、より働きやすい環境づくりを支援している。

すでに単月黒字化を実現し、ビジネスモデルが成立していることから、サービスのさらなる拡充を企図して今回の資金調達に至ったとしている。

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カテゴリー:ヘルステック
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AWSが機械学習のトレーニング用として新しいカスタムチップ「Trainium」を発表

米国時間12月1日、毎年開催されている開発者向けカンファレンスのre:Inventで、AWSはAWS Trainiumを今後提供すると発表した。Trainiumは機械学習モデルのトレーニング専用に開発された同社の次世代カスタムチップだ。クラウドの競合のどこよりもパフォーマンスが高く、TensorFlow、PyTorch、MXNetに対応するとしている。

このチップはEC2インスタンスとして提供され、同社の機械学習プラットフォームであるAmazon SageMakerで利用できるようになる。

このカスタムチップを利用する新しいインスタンスは、2021年の提供開始を予定している。

このカスタムチップの重要なポイントはスピードとコストだ。AWSは、標準のAWS GPUインスタンスと比べてスループットは30%向上し、推論あたりのコストは45%下がるとしている。

また、AWSはIntel(インテル)と提携して機械学習のトレーニング向けにHabana GaudiベースのEC2インスタンスを提供する。2021年に、現在のGPUベースの機械学習向けEC2インスタンスと比べて価格性能比は最大40%向上するという。このチップはTensorFlowとPyTorchに対応する。

この新しいチップは、AWSクラウドで2021年前半に提供が開始される予定だ。

この2つのチップは、2019年のre:Inventで発表されたAWS Inferentiaを補完するものだ。Inferentiaは機械学習の推論の部分を担うもので、これもカスタムチップを使用している。

注目すべき点として、TrainiumにはInferentiaと同じSDKが利用される。

AWSは次のように発表している。「Inferentiaは機械学習インフラストラクチャのコストの最大90%を占める推論のコストを下げましたが、開発者の多くは機械学習のトレーニングの予算にも制約を受けています。そのため、モデルとアプリケーションを向上するために必要なトレーニングの範囲と頻度が制限されています。AWS Trainiumは、クラウドにおける機械学習のトレーニングに最高のパフォーマンスと最低のコストを提供して、この課題を解決します。お客様はTrainiumとInferentiaの両方を利用して、トレーニングのワークロードのスケーリングから高速な推論の展開まで、機械学習コンピューティングの最初から最後までのフローを実現できます」。

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(翻訳:Kaori Koyama)

AWSがデータストア間でデータを簡単に移動できるGlue Elastic Viewsを発表

AWSは、開発者があるデータストアから別のストアへデータを移動できるようにする新しいツール、Glue Elastic Viewsを発表した

「AWS re:Invent」2020のキーノートでCEOのAndy Jassy(アンディー・ジャシー)氏は、プログラマーが複数のデータストア間でこれまで以上にシームレスにデータを移動できるようにするサービスのGlue Elastic Viewsを発表した。

この新しいサービスで、異なるサイロからデータを取得しターゲットのデータストアにコピーすることができる。このAWS ETLサービスにより、プログラマーはちょっとしたSQLコードを書けば、あるソースデータストアから別のデータストアへデータを移動するマテリアライズドビューを作成できる。

ジャシー氏は例として、依存関係をすべて処理しつつDynamoDBからデータをElastic Searchに移動し、そのデータをコピーするマテリアライズドビューをセットアップできると述べた。このようにすれば、ソースデータレイクのデータが変更された場合、移動した先のデータストアにあるデータが自動で更新されると同氏は説明した。

「データを移動できるようになれば【略】そしてそのデータをデータストア間で簡単に移動できれば、とてつもなくパワフルだ」とジャシー氏は述べている。

カテゴリー:ネットサービス
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(翻訳:Kaori Koyama)

Facebookの暗号資産プロジェクトが「Diem」に再度名称変更

Facebook(フェイスブック)が暗号資産Libra(リブラ)を推進するために設立したLibra Association(リブラ協会)は米国時間12月1日、名称をDiem Association(ディエム・アソシエーション)に変更するとともに、運用開始に先立ち複数の幹部を新規採用したことを発表(Diemリリース)した。

2019年に発表(未訳記事)されたLibraプロジェクトにとって、これはいくつもの方針変更の1つにすぎない。世界中の金融規制当局の反発を鎮めるために、同プロジェクトは単一の国際的ステーブルコインを作ることを断念し、それぞれが異なる不換通貨(米ドルやユーロのような)と連動したステーブルコインを複数つくる戦略に方針転換(未訳記事)した。

プロジェクトは、参加を表明していたVisa(ビザ)、Stripe(ストライプ)がプロジェクトを去るなど、 主要メンバーの離反にも見舞われてきた。またFacebookは、Libra用ウォレットの名前をCalibraからNoviへと変更した。

Diem AssociationのCEOであるStuart Levey(スチュアート・リービー)氏は声明で、新しい名称は同グループをフェイスブックから独立させ、以前の議論を沈静化させる目的であることを事実上認めた。

「Diemプロジェクトは、フィンテックイノベーションのためにシンプルなプラットフォームを提供することで、消費者や企業が低価格で安全な取引を瞬時に行うことを可能にします」とリービー氏は語った。「私たちは金融包摂、すなわち一番必要としている人たちへと利用を拡大する方法でそれを実現し、同時に不法行為を抑制、検出することで金融システムの完全性を維持します。プロジェクトの成長と独立を伝えるこの新しい名称、Diemを発表することを嬉しく思っています」。

新規雇用者は、最高技術責任者のDahlia Malkhi(ダリア・マルキ)氏、主席顧問のChristy Clark(クリスティー・クラーク)氏、最高法務責任者のSteve Bunnell(スティーブ・バネル)氏、および成長・イノベーション担当執行副社長兼副法律顧問のKiran Raj(キラン・ラジ)氏ら。Diem支払いシステムの実運用を担当する子会社のDiem Networksも、マネージング・ディレクターのJames Emmett(
ジェームズ・エメット)氏、最高コンプライアンス責任者のSterling Daines(スターリング・デインズ)氏、最高財務・リスク責任者のIan Jenkins(イアン・ジェンキンス)氏、法律顧問のSaumya Bhavsar(サウミヤ・バヴサール)氏を採用した。

この日の発表では具体的日時に言及しなかったが、プロジェクトは近日中の運用開始に向けて準備していることを示唆した。ただしそれは「規制当局の承認が前提であり、同協会の運用子会社のための支払いシステムライセンスをFINMA(スイス金融市場調査局)から取得するのもその1つ」だという。

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カテゴリー:フィンテック
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画像クレジット:TechCrunch

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

AWSがMac miniのクラウド化を発表

「AWS re:Invent」2020カンファレンスが212月1日にバーチャルで開幕した。サプライズはMac miniがクラウド化された(AWSブログ)ことだ。具体的にはEC2に最新のMac miniインスタンスが追加された。料金としては必ずしも安くないが広く一般に公開され、AWSの全サービスが利用できる。

ターゲットとなるユーザーは(AWSがターゲットを絞っているのはこのサービスだけだが)は、MacとiOSアプリ用をクラウド上でビルドしテストする環境が必要なデベロッパーだ。ただしここで重要な点は、AWSのこのサービスにアクセスするとフル機能のMac miniをリモートで利用できることだ。デベロッパーはアプリ開発関連に限らず、あらゆる種類のユースケースを発見するに違いない。

最近リリースされたM1 Mac miniのスペックを考えると、AWSが利用するハードウェアは(少なくとも現在のところ)、6物理コア、12論理コア、32GBのメモリを備えたi7マシンだ。AWSは、Mac OSに組み込まれたネットワークオプションを使用して、クラウド上のMacをEC2のベアメタルであるNitroシステムに接続する。つまりネットワークとストレージへの高速アクセスが可能になる。AWSのブロックストレージをMacインスタンスにアタッチすることもできるわけだ。

当然だがAWSチームはApple(アップル)のM1 Mac mini自体をクラウドに導入することにも取り組んでいる。私が取材したところでは「2021年初め」に利用可能とする予定だという。2021年上半期に展開されるのは間違いない。ただしAWSもアップルもどちらも、Intelチップのマシンの必要性がすぐになくなるとは考えていない。実際、デベロッパーの多くは相当先までIntelマシンでテストが実行できることを望んでいるはずだ。

AWSのEC2担当副社長、David Brown(デビッド・ブラウン)氏は取材に対して「このサービスが提供するのは一切変更されていないMacm mini」だと語った。AWSがオフにした機能はWi-FiとBluetoothだけだ。ブラウン氏によればminiは、AWSの1Uラックにちょうどうまく収まるという。「Mac miniは無造作に積み重ねるわけにはいきません。実は我々のサービススレッドにマッチし、AWSが利用するカードなどもすべてにうまく対応します。データセンターのネットワークへの組み込みはMac mini付属のポートに接続するだけでした」とブラウン氏は説明した。AWSにとってこうしたサービスがチャレンジであったことを認めた。以下の動画でも冒頭にMac miniを積んだパネルトラックが登場するが、クラウドでMac miniのインスタンスを提供する唯一の方法はデータセンターに大量のアップルのハードウェアを設置するしかなかったわけだ。

画像クレジット:AWS

ここではAWSがハードウェアを仮想化していない点が重要だ。ユーザーがAWSのMac miniにアクセスするときは他の人と共有していない自分だけのデバイスにフルアクセスする。「AppleストアでMac miniを買ったのと同等のユーザー体験とサポート実現したかったのです」とブラウン氏は述べた。

他のEC2インスタンスとは異なり、新しいMacインスタンスを起動する度に、24時間分の料金を前払いする必要がある【アップデート:AWSの広報によれば、これは前払ではなくコミット(料金の確定)だという】。最初の24時間以後は他のAWSインスタンスと同様、秒単位で課金される。

具体的な料金は1時間あたり1.083ドル(約113.05円)で、秒単位で課金が可能だ。マシンを起動して24時間実行すると約26ドル(約2,714.11円)程度かかる。これは小規模なMac miniクラウドプロバイダーの料金よりだいぶ高い。こうしたプロバイダーの場合エントリーレベルのデバイスでは月額60ドル(約6264円)以下だ(RAM32GBのi7マシンでは約2〜3倍となる)。

画像クレジット:Ron Miller/TechCrunch

これまでMac miniはホスティングサービスの中でもかなりニッチな市場だったが、それなりの需要があり、Mac Stadium、MacinCloud、MacWeb、Mac Mini Vaultなどがシェアを争っていた。

小規模事業者は価格において優位性はあるものの、AWSの参入で手ごわいライバルが出現したことになる。AWSのMacを使えばデベロッパーはポートフォリオに含まれるすべてのサービスにAWS内でアクセスできるという。ブラウン氏はこう説明する。

処理のスピードやサービス粒度は(他のMac miniクラウドプロバイダーのような)サービスよりAWSのほうがずっと優れています。たとえば新たに契約した場合、マシンを起動するまでにプロビジョニングに数日かかります。小規模なプロバイダの場合、人の手でマシンをラックに入れ、接続のためのIPアドレスを用意しなければならず、ユーザー自身がOSを管理する必要があります。一般的に、契約期間は最低1カ月であり、ディスカウントの適用を受けるためにはもっと長い期間の前払いが必要になります。これに対してAWSの場合は要求後、わずか数分でマシンを起動しフルに利用できるようになります。100台、いや500台必要だとしてもリクエストするだけでいいのです。もう1つ大きな違いはエコシステムです。AWSが提供する200種類以上のサービスがすべてMac miniから利用できます。

またブラウン氏は、AWSではデベロッパーがさまざまなマシンイメージを横断的に利用できることを強調した。現在、macOS MojaveとCatalinaのイメージを提供しており、Big Sureのサポートも「将来提供される」予定だという。またデベロッパーは必要に応じて独自のマシンイメージを作成、保存できる。つまり新しいマシンを起動したときに既存のマシンイメージを再利用できる。ブラウン氏はこう述べた。

現在、我々のほとんどすべての顧客はiPhone、iPad、Apple TVその他なんであれAppleデバイスとAppleエコシステムをサポートする必要があります。そのニーズに本当に応えるサービスを求めています。我々が解決に力を入れて入る課題はこういうものです。つまり「うちの会社ではサーバー側のワークロードをすべてAWSに移した。それはいいが、ビルドのプロセスの一部がローカルに残っている。クラウドにMac miniがなかったり、あっても自分でメンテナンスしなければならない。AWSが全部引き受けてくれればいいのだが」。

このサービスのAWSのローンチカスタマーはIntuit、Ring、モバイルカメラアプリのFiLMiCだ。Intuitのプロダクト開発担当バイスプレジデントのPratik Wadher(プラティック・ワダー)氏は次のように述べている。

よく知られているEC2インターフェースとAPIから利用できるEC2のMacインスタンスを利用することで、既存のiOSおよびmacOSのアプリのビルドとテストのプロセスをシームレスにAWSに移行することができました。これによりデベロッパー生産性が大きく向上しました。当社独自のデータセンターと比較してパフォーマンスは最大30%向上しています。処理能力拡張における柔軟性、複数ゾーンを利用してノンストップで利用できるセットアップの効果によるものです。現在、我々はプロダクトのビルドの80%をEC2 Macインスタンスで実行しています。この分野でのAWSのイノベーションに期待し、楽しみにしています。

新しいMacインスタンスは多数のAWSリージョンで利用できる。現在、US East(バージニア州北部、オハイオ州)、US West (オレゴン州)、Europe(アイルランド)、Asia Pacific(シンガポール)が含まれているが、他のリージョンでも間もなく利用可能となる。

関連記事:M1搭載Mac miniレビュー、高性能で低価格なデスクトップMacの復活

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

AWSがデータセットをビジネスインテリジェンスに活かす自然言語検索サービスを発表

Amazon Web Servicesが2016年にビジネスインテリジェンスサービスのQuickSightを公開したとき、同社は製品情報や顧客情報を開発者だけでなくビジネスユーザーに提供することを意図していた。

その時点で利用できる自然言語処理テクノロジーは、顧客のツールとして普段の言葉遣いで質問してデータベースを効率よく検索できるほど強力ではなかった。

現在ではそうしたテクノロジーが成熟し、Amazon(アマゾン)は「QuickSight Q」という名称で大幅なアップデートを実施した。「AWS re:Invent」2020で配信されたAndy Jassy(アンディー・ジャシー)氏のキーノートによると、このサービスによりユーザーはシンプルな質問をするだけで必要な答えを得ることができるという。

ジャシー氏は次のように述べた。「知るべきであると我々が考えていることを実現するために、自然言語を提供します。どのデータベースにアクセスすればいいか、どこにデータが保管されているかをユーザーが知る必要があるという状況は望ましくありません。ユーザーが自然言語の質問を検索バーに入力すれば答えが返ってくるようにしたいのです」。

これがQuickSight Qの目指すところだ。多数のビジネスインテリジェンススタートアップにとっては直接の脅威であり、さまざまな業界で機械学習と自然言語処理がビジネスのプロセスを変える実例の1つでもある。

「Qはこのように動作します。自然言語で質問を入力します。たとえば『製品Xの過去12カ月の売上は?』と。するとあっという間に答えが返ってきます。テーブルもデータストアも知る必要はありません」。

これは極めて魅力的なユースケースであり、AWSが機械学習を統合して顧客にノーコードサービスをさらに広めようとしていることの一端だ。ジャシー氏は「お客様は機械学習をするために我々を利用しているのではありません。質問の答えを得るために使っているのです」と語った。

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(翻訳:Kaori Koyama)

SalesforceがSlackを2.9兆円で大型買収

年間収益が最近200億ドル(約2兆880億円)を突破したCRMの強豪であるSalesforce(セールスフォース)は米国時間12月1日、Slackを277億ドル(約2兆8740億円)で大型買収し、エンタープライズソーシャルに深く踏み込んでいくと発表した。先週には保留中の買収の噂が浮上し、Slackの株価が急騰していた

Salesforceの共同創業者であり最高経営責任者(CEO)のMarc Benioff(マーク・ベニオフ)氏は、今回の買収について言葉を濁さなかった。「これは相性抜群の縁組みです。SalesforceとSlackはともにエンタープライズソフトウェアの未来を形作り、あるゆる人々がオールデジタルで世界中のどこでも仕事ができるように、働き方を変えていくでしょう」とベニオフ氏は声明で述べた。

SlackのCEOであるStewart Butterfield(スチュワート・バターフィールド)氏も、将来の上司に劣らず喜びを表現している。「ソフトウェアがあらゆる組織のパフォーマンスにおいてますます重要な役割を果たすようになるにつれ、私たちは複雑さを減らし、パワーと柔軟性を高め、最終的にはより高度な調整と組織の俊敏性を実現するというビジョンを共有しています。個人的には、これはソフトウェアの歴史の中で最も戦略的な組み合わせだと思っています。一緒に始めるのが待ち遠しくて仕方ありません」と、バターフィールド氏は声明で述べている。

すべての企業の、すべての従業員はコミュニケーションをとる必要があるが、Slackはそれを巧みに強化させることができる。さらに、Slackは顧客やパートナー企業との外部コミュニケーションも円滑にする。Salesforceのような企業とその製品群にとって、それは非常に有益なものになるはずだ。

最終的に、Slackは買収の機が熟していたのだ。Slackは株式公開後、2020年に入る頃にはその価値の約40%を失っていた。直近の決算報告(未訳記事)後には、同社の価値は16%下がり、Salesforceの買収がリークされる前は、1株あたりの価値が直接上場の基準価格よりも数ドル高いだけだった。2020年7月31日までの2つの四半期の間に1億4760万ドル(約154億1600万円)の純損失を計上し、Slackの魅力的でない公開評価と収益性への曲がりくねった道は、今回のような買収の標的となっていた。ここでの唯一の驚きはその価格だ。

YahooとGoogleファイナンスの両方によると、Slackの現在の評価額は250億ドル(約2兆6100億円)強で、時間外の価格変化が非常に小さいことを考えると、市場が同社にある程度効果的な価格を付けたことを意味する。Slackは、買収が明らかになる前の評価額から約48%上昇した。

また、今回の新たな買収により、Salesforceはかつてのライバルであり、時には友人でもあったMicrosoft(マイクロソフト)と肩を並べ、そして競い合う(未訳記事)ことになる。同社のMicrosoft Teamsは市場でSlackと直接競合する製品だからだ。マイクロソフトは、過去にSalesforceが今回支払う金額の数分の1でSlackの買収を断念した(未訳記事)が、ここ数四半期はTeamsを重要な優先事項としており、エンタープライズソフトウェア市場の一片たりとも他社に譲ることを嫌っている。

Slackが他の企業とは一線を画していたのは、少なくとも当初は、他の企業向けソフトウェアとの統合が可能だったからだ。これにボットやインテリジェントなデジタルヘルパーを組み合わせれば、同社はSalesforceの顧客に集中的に仕事ができる中心的な環境を提供できる可能性がある。必要なことはすべてSlackでできるからだ。

今回の買収はSalesforceにとって、2016年に7億5000万ドル(約783億円)で買収したQuipに続くものだ。QuipはSaaSの巨人にドキュメントをソーシャルに共有する方法をもたらした。Slackの買収と組み合わせれば、Salesforceは自社内のオプションであるChatter(エンタープライズソーシャルの初期の試みで現実にはまったく普及しなかった)よりも、はるかに堅牢なソーシャルストーリーを伝えることができる。

注目すべきは、マイクロソフトがSlackに興味を持っていると報じられたのと同じ2016年に、SalesforceがTwitter(ツイッター)に興味を持っていたことだ。最終的には、株主の反対を受け、ソーシャルプラットフォームの物議を醸している側面を扱いたくないということで買収から手を引いた。

Slackは2013年に設立されたが、その起源(未訳記事)は2009年に設立されたGlitchというオンラインマルチプレイヤーゲーム会社にまで遡る。このゲームは最終的には失敗に終わったが、このスタートアップは会社を作る過程で社内メッセージングシステムを開発し、それが後にSlackへと発展した。

その歴史的な成長によってSlackは非公開の間に10億ドル(約1044億円)以上を調達し、2019年の株式公開前に70億ドル(約7310億円)もの評価額を獲得した。「Glitchがユニコーンになった」ストーリーは単純に見えるものの、Slackはマイクロソフトだけでなく、Cisco(シスコシステムズ)、Facebook(フェイスブック)、Google(グーグル)、さらにはAsanaやMonday.comといった企業との競争に常に直面している。

Slackにとって、公開市場への道のりは誇大広告と予想外の期待に満ちていた。同社はすでにSalesforceと同じくらい有名だった。当時、そのデビューはインディーズ会社としての長い期間の始まりだと感じられた。しかしそうはならず、その期間は巨額の小切手によって切り詰められてしまった。これが「食うか食われるか」のテック業界だ。

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(翻訳:TechCrunch Japan)

テスラが既存自動車メーカーの買収検討中とイーロン・マスク氏

Elon Musk(イーロン・マスク)氏は、Tesla(テスラ)の5540億ドル(約57兆8400億円)という巨大な時価総額を利用して、既存自動車メーカーの買収を検討している。ただしそれは、友好的に行える場合に限る。米国時間12月1日に行われたAxel SpringerのCEOであるMathias Döpfner(マティアス・デップフナー)氏からの広範囲にわたるインタビューの中で語った。

12月1日にこの大手メディアから賞をもらったマスク氏は、さまざまな関心とビジネスについて語ったが、彼が率いる企業であるSpaceXとTeslaも話題に上った。

デップフナー氏は、Teslaの時価総額がBMWやダイムラー、ワーゲンといった既存の大手自動車メーカーを大きく超えていることに言及。既存勢力はかつて、マスク氏に電気自動車をメインストリームにする能力はない、と彼を無視した。そんなレガシーな自動車メーカーの買収は選択肢にあるか問われたマスク氏は、それは可能だが条件があると答えた。

「敵対的な企業買収は絶対に行わない。友好的で『Teslaと合併するのも悪くないね』という感じの話なら、乗ってもいい。敵対的企業買収のような状況にはしたくはない」とマスク氏 氏はいう。

Teslaは現在、羨望の的になっているが、マスク氏は再度、同社の株価高すぎると語った。Teslaは12月21日にS&P 500 Indexに加わる予定で、年間生産台数ではるかに多い競合他社をしのぎ、世界で最も価値のある自動車メーカーとなっている。

投資家がTesla株に投資するのは、同社を自動車メーカーというよりもテクノロジー企業と見ているからだ。ただし現時点では、同社の売上の大半が自動車の販売によるものだが。

マスク氏は、初期のころTeslaはほとんどの自動車メーカーに無視されていたと指摘する。

「2007年にRoadsterを発売したとき、『おやおや、あなたたちは馬鹿者の集まりだ』というだけだった」とマスク氏はいう。そして競合他社は、以前よりもはるかに友好的になったと付け加えた。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

シード期特化VCのKVPがMBO実施によりKLabから独立、「ANOBAKA」(アノバカ)に社名変更

シード期特化VCのKVPがMBO実施によりKLabから独立、「ANOBAKA」(アノバカ)に社名変更

ベンチャーキャピタルファンドを運営するKVPは12月2日、長野泰和 代表取締役社長によるマネイジメント・バイアウト(MBO)を実施し、親会社であるKLabが保有するKVP株式の買い取りを12月1日に行ったと発表した。これに伴い、社名も「ANOBAKA」(アノバカ)に変更した。シード期のスタートアップ対象VCのファンド運営を通して、より積極的に投資活動を行い、今後は投資という枠を超えた取り組みにも挑戦する。

シード期特化VCのKVPがMBO実施によりKLabから独立、「ANOBAKA」(アノバカ)に社名変更

同社は2016年5月よりシード期に特化したベンチャーキャピタルとして活動を開始。これまで80社以上のスタートアップへの投資を実行し、その成長をサポート。「日本の起業の裾野を広げ、『夢や情熱を持つ人が、だれでもチャレンジできる社会』を実現するため、より投資活動を積極的に行い、さらには、投資という枠を超えた取り組みにも挑戦していかなければならない。」との思いから、親会社であるKLabと協議の上、MBOを実施し、独立に至ったという。

今回のMBOに伴い社名も「ANOBAKA」(アノバカ)に一新。世の中から「常識はずれ」「ありえない」といわれるような夢やアイディアや人の中に、いつか世界を変えるような力があるはずという。

「成功するのは優秀なやつではない、勇気のあるやつだ」という想いをモチーフとして「Empowering Mad Dreams」をビジョンに掲げ、ひとりでも勇気のある「あのバカ」の夢の実現に邁進していきたいとの願いを、新しい社名とスローガンに込めているとした。新たなビジュアルのアイコンとなっているのは無骨な石。世の中が気づかないような「原石」たちの中に光を見つけ、勇気を与え続けるという願いを込めているという。

シード期特化VCのKVPがMBO実施によりKLabから独立、「ANOBAKA」(アノバカ)に社名変更

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米Google Playが選んだ2020年ベストアプリは睡眠改善のLoóna、コロナ時代を反映

その年に人気を集めたアプリを毎年発表しているGoogle(グーグル)は12月1日、ベストオブ2020アワード発表した。賞が贈られるゲーム、映画、本のアプリのリストだ。驚くことではないが、Google Playのユーザー、そしてエディターが選んだ最優秀アプリには2020年がストレスの多い年だったことが反映されている。睡眠アプリのLoóna(ルーナ)が米国の2020年「ベストアプリ」のタイトルを獲得した。その一方でGoogle PlayユーザーのみではストリーミングサービスのDisney+(ディズニープラス)を選出した。

Loónaは今年受賞するにふさわしいアプリだ。睡眠を改善するこのアプリは、日中から溜まって睡眠中に増幅するネガティブな感情にユーザーが対処するのをサポートする気分転換体験を約束する。不安やストレスが大きくなるにつれ、睡眠パターンやレム睡眠の調子が狂う、とLoónaは説明する。これに対処するために、Loónaは活動ベースのリラクゼーション、ストレスを除くのに役立つストーリーテリングとサウンドを組み合わせた毎晩の「sleepscapes(スリープスケープス)」を提供する。

ユーザーが目を閉じたり居眠りしたりする他の睡眠アプリや瞑想アプリと異なり、Loónaはスマホを使いながら人々を落ち着かせることを目的としている。Loónaはまた今年「soundscapes(サウンドスケープス)」という音楽プレイリストも導入した。

画像クレジット:Loóna

10月にLoónaは、サブスク利用者の毎日のアプリ(iOSでも利用できる)の平均使用時間が34分だと明らかにした。トライアルから有料サブスクへの平均コンバージョン率は52.5%だった。しかし今ではユーザー数は50万人に達し、ユーザーのこれまでのLoóna使用時間は3500万分を超える。バージョン2.0でLoónaは、現在ベッドタイムのリラックスに完全にフォーカスしているアプリから、より広範なムード管理アプリに変更する計画だ。ムード管理アプリとして睡眠や起床サイクルをサポートする。またパーソナライズされたコンテンツレコメンデーションも加えることにしている。

Loónaの他に、Google Playのエディターたちは、ミステリーを解き明かしながらの「探検すべき素晴らしい世界」をプレイヤーに提供しているとして無料のアクション・ロールプレイングゲームGenshin Impactを選んだ。miHoYoの初のオープンワールドゲームは単純なマジック、キャラクター切り替え、そして新しいキャラクターや武器、他の追加物を入手するためのガチャゲーム収益化の機能を搭載している。

しかしGoogle Playユーザーは今年のベストゲームにSpongeBob: Krusty Cook-Offを選んだ。

新型コロナウイルスによるロックダウンの恩恵を受けた別のアプリとしてはDisney+がある。ユーザーのベストアプリに選ばれた。このストリーミングサービスは、外出がままならなくなった家庭が子供を楽しませるのに役立った。加えて「The Mandalorian」といった新しいコンテンツにより大人の間でもヒットした。

賞を獲得したアプリの他に、Googleは特筆すべきいくつかのアプリを紹介した。Chris Hemsworth(クリス・ヘムズワース)氏のトレーニングアプリCentr、行動修正アプリIntellect、それからThe Gardens BetweenHarry Potter: Puzzles & SpellsSky: Children of the Lightといったゲームなどだ。

Play Storeはまた、ベスト競争ゲーム、ベストインディーズ、ベストピックアップ&プレイ、ベストゲームチェンジャーといった独自の賞をさまざまなゲームのサブジャンルに贈った。これらの賞を獲得したアプリはBrawlhalla、Bullet Echo、GWENT: The Witcher Card Game、Legends of Runeterra、The Seven Deadly Sins: Grand Cross、Cookies Must Die、GRIS、inbento、Maze Machina、Sky: Children of Light、Disney Frozen Adventures、DreamWorks Trolls Pop、EverMerge、Harry Potter: Puzzles & Spells、SpongeBob: Krusty Cook-Off、Fancade、Genshin Impact、Minimal Dungeon RPG、Ord.、The Gardens Betweenなどだ。

その他に人気だったアプリは、ベスト毎日のエッセンシャル、ベストパーソナル成長、ベスト隠された宝、ベストファン、ベスト永遠のアプリといったカテゴリーで受賞した。Calmaria、Grid Diary、The Pattern、Whisk、Zoom、Centr、Intellect、Jumprope: How-to Videos、Paired: Couples App、Speekoo、Cappuccino、Explorest、Loóna、Paperless Post、Tayasui Sketches、Bazaart、Disney+、Dolby On、Reface、Vita、GreenChoice、Medito、ShareTheMealなどだ。

2020年ベストの映画に選ばれたのは「Bill & Ted Face the Music」「Just Mercy」「Miss Juneteenth,」「Onward」「Parasite」など。ベストのにはBarack Obama(バラク・オバマ)氏の「A Promised Land」、N.K. Jesmin(N.K. ジェスミン)氏の「The City We Became」、Tochi Onyebuchi(トチ・オンエブチ)氏の「Riot Baby」、Allie Brosh(アリー・ブロシュ)氏の「Solutions and Other Problems」、Alexis Daria(アレクシス・ダリア)氏の「You Had Me at Hola」などが選ばれた。

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画像クレジット: Google

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(翻訳:Mizoguchi

Lucid Motorsの約73億円工場が完成、最初の高級完全電動セダンAir生産へ

電気自動車メーカーのLucid Motors(ルーシッド・モーターズ)は、700万ドル(約73億円)をかけた工場建設の第1段階を完成させ、来春販売予定の同社初の高級完全電動セダンAir(エアー)生産の準備を整えた。

この工場は、ツーソンとフェニックスを結ぶ州間ハイウェイ10号の中間あたりに位置し、年間3万台の自動車生産能力を誇る。Peter Rawlinson(ピーター・ローリンソン)氏がCEOを務めるLucidがうまく人々の心を捉えることができれば、現在99万9000平方フィート(約9万3000㎡)の建設面積を500万平方フィート(約46万5000㎡)に拡張する予定だ。完成すれば、年間40万台の生産能力を有することになる。

画像クレジット:Lucid Motors

まだ1台も販売していない会社にとって、これは野心的な計画だ。しかし、ローリンソン氏は電気自動車とLucidの未来に強気を示し続けている。Lucidは、2021年早々からの工場の次期ステージの建設準備を整えているが、そこでは2023年から次の車種となる完全電動SUVの生産が行われる。

同社は、590エーカー(約239万8㎡)の敷地に、2028年までに4段階に分けて工場を整備する計画を立てている。

画像クレジット:Lucid Motors

今回の第1段階は、Lucidが電気自動車を作る意志を初めて明らかにしたときからおよそ4年後に完成された。これは、いままでなかなか踏み出せなかった記念すべき一歩だ。同社は資本金を使い果たし、新たな投資家探しに苦心していた。2018年9月、ようやくサウジアラビアの主権国家資産ファンドが歩み出て10億ドル(約1040億円)の投資を約束してくれた。

2020年9月に発表された完全電気自動車の高級セダンAirは、走行距離はタイプによって差があるものの最大517マイル(約832km)。テクノロジーと控えめな高級感がデザインの柱になっている。

4タイプあるうちの、16万9000ドル(約1760万円)のフラグシップDream(ドリーム)と、13万9000ドル(約1450万円)のGrand Touring(グランドツーリング)の2つは、ひと足早く2020年中に、この新工場で生産が始まる。この2タイプは、2021年春に出荷が予定されている。残る2つのタイプ、9万5000ドル(約990万円)のTouring(ツアリング)と、8万ドル(約830万ドル)をごくわずかに下回るベースモデルは、それぞれ2021年末と2022年の販売を目指している(これらの価格はすべて、米連邦税額控除適用前のもの)。

Airは、メルセデス・ベンツSクラスに対する電気自動車の答えだ。つまり、デザインもさることながら性能も重視されるわけだが、Airは目玉が飛び出すほどの高性能を誇る。たとえばDreamは1080馬力(約1094PS)、0−60マイル / 時加速は2.5秒。この高出力の影響で、Dreamの走行距離は465マイル(約748km)となる。一方、Grand Touringは800馬力(約811PS)、0−60マイル/ 時加速は3秒。だが走行距離は最大の517マイル(832km)だ。

またAirは32基のセンサー、ドライバーモニタリングシステム、Ethernetベースのアーキテクチャーを備え、高度な運転支援システム(未訳記事)を支えている。これは、ハイウェイでは手放しの運転も可能にする。内装では、ドライバーの正面に湾曲した34インチの5Kディスプレイがあり、ダッシュボードに浮き上がっているように見える。中央にあるもう1つのタッチスクリーンは、格納すると収納スペースが現われる。ハンドルと中央スクリーンの上には、手動で操作するコントローラーがいくつか残されており、音量調整やADAS(先進運転支援システム)、車両に組み込まれたAmazon Alexa(アマゾン・アレクサ)の起動ができる。中央のタッチスクリーンの下のコンソールには、無接触充電器、カップホルダー、USB-Cポート、もう1つの収納スペースがある。

これらすべてを製品化するために、Lucidはそのデザインアプローチとともに高度な製造方式についても宣伝してきた。Lucidでは、スポット溶接ではなくリベットと接着剤を使ったモノコックボディ構造を採用していると話している。現在の自動車は、ほとんどがユニボディデザインだ。つまり、フレームと床とシャシーが最初から一体構造で作られている。モノコックデザインはモータースポーツ用車両によく使われているもので、フレームが外殻となって張力や圧力を分散し、剛性を高める働きをする。

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(翻訳:金井哲夫)

シード・アーリーステージのスタートアップを支援するHIRAC FUNDの1号ファンドが総額30.4億円でクローズ

シード・アーリーステージのスタートアップを支援するHIRAC FUNDの1号ファンドが総額30.4億円でクローズ

マネーフォワードのグループ会社マネーフォワードベンチャーパートナーズ(MFVP)は12月1日、シード・アーリーステージのスタートアップを支援するアントレプレナーファンド「HIRAC FUND」(ヒラクファンド)の1号ファンドの募集を総額30.4億円で完了したと発表した。

「HIRAC FUND」(ヒラクファンド)概要

  • 名称:HIRAC FUND1号投資事業有限責任組合
  • ファンド総額:30.4億円
  • 投資対象:国内外のシード・アーリーステージのITおよびテクノロジー企業全般
  • 無限責任組合員:マネーフォワードベンチャーパートナーズ(マネーフォワード100%子会社)

同ファンドは、主にテクノロジーによる社会課題解決を目指すシード・アーリーステージのスタートアップを対象としたアントレプレナーファンド。企業の急成長を牽引してきたスタートアップ起業家や経営陣など25名以上に加え、金融機関や事業会社、教育機関などがLP(リミテッドパートナー)として参画している。

同ファンドは、2020年7月の発表以降、WRAY、ワークサイド、TENTIAL、Go Visions、サロウィンへの出資を実行済み。今後も、創業間もないスタートアップ支援をさらに強化していくとしている。

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