ローカルビジネスのための、クリエイティブなデジタルマーケティングの10個のアイデア

現在、あらゆるビジネスがデジタルマーケティングに力を入れており、ローカルビジネスもその対象に漏れません。しかし、一般的には、ローカルビジネスが多くの予算を確保することは難しいと言えるでしょう。そのため、デジタルマーケティングに注力する機会がないケースもあると思いますが、多くの予算を使わずとも、デジタルマーケティングを行うことは可能です。今回は、このようなローカルビジネスを対象としたデジタルマーケティングにおすすめの方法を紹介した、Search Engine Journalの記事を紹介します。

予算が少ないため、デジタルマーケティングで何をしたらよいのか分からない。そんな方のために、あなたのローカルビジネスをオンラインで広めるための、10個のアイデアを紹介しよう。

お気に入りのコーヒーショップ、レストラン、アンティークショップ。あなたは、こうしたお店をどのようにして発見しただろうか?

友人に勧められたのかもしれないし、魅力的な看板に惹かれて一回限りの入店をしたのかもしれないし、その店の素晴らしいマーケティングキャンペーンを目撃したからかもしれない。

たった1つのソーシャルメディアでの広告や、1人のインフルエンサーのブログ記事がローカルビジネスにとって驚くべき効果を発揮することがある。

しかし、これには問題がある。ローカルビジネスの場合、マーケティング活動に割く予算を確保することが難しい場合が多い、ということだ。

大手のチェーン店のように、有名人とのコラボレーションや広告に多くのリソースをつぎ込むことは、非常に難しい。

とはいえ、マーケティングは常に高価であるということにはならない。

よりクリエイティブな発想を活かせばいいのだ。

この記事では、少ない予算、もしくは、無料で行うことができる、ローカルビジネスのためのマーケティングのアイデアを紹介したいと思う。

1.ローカルのインフルエンサーとのコラボレーション

フォロワー数が100万にものぼるインスタグラマーにプロモーションを依頼するほどの予算はないかもしれないが、マイクロインフルエンサーもそれと同等(もしくは、それ以上)の効果をもたらしてくれることもある。

そして、あなたの地域に住んでいるブロガーや業界の専門家ほど、コラボレーションにうってつけの存在はいない。

問題は、そのようなインフルエンサーをどのようにして見つけるか、である。

単純にGoogleで検索するだけでは不十分だ。巨大なアカウントや有名人のみが表示され、マイクロインフルエンサーは表示されないだろう。

また、この目的のために、Google検索で特定の地域に焦点を当てることは難しい。

我々に必要なものは、ソーシャルリスニングのソフトウェアである。

こうしたツールを使うことで、特定のトピックについて語っている、任意のフォロワー数を持つアカウントを発見することができるのだ。

加えて、自身に関連した結果だけを得るために、地域を設定することも可能である。

さらに、フォロワー数の下限と上限を設定した上で、プロフィールを閲覧することも可能だ。

あなたの目的にふさわしいと思われる人物を発見し、連絡を取ってみよう。

彼らを自分のお店に招待してツアーをしたり、無料で製品を提供したり、といったアイデアが生まれるはずだ。

これは、お互いにとって利益を生むコラボレーションである。あなたは彼らのコンテンツ作成を手伝うことになり、彼らはあなたと彼らのオーディエンスをつなげることで、ブランドの認知度を上げてくれる。

Awarioのスクリーンショット(2022年1月)

上級者向けアドバイス:あなたのブランド名でソーシャルリスニングのアラートを設定することができる。これにより、あなたの会社について言及しているインフルエンサーを自然に探すことができるのだ。

あなたのお店に頻繁に訪れるブロガーもいるかも知れない。ただ、あなたがそれを知らないだけなのだ。

このような場合は、彼らとの関係を育むことで、あなたのビジネスに大きな効果をもたらすことができるだろう。

2.地域の物語の中に、あなたのビジネスを組み込む

人は物語が大好きである。

物語を創り、消費する。これは、おそらく、人間の経験の中で最も本質的なものの1つである。

あなたのブランドをより強く覚えてもらうために、あなたのブランドの周辺の物語を作成しよう。

あなたのカフェでいつも同じ席に座り、特定の飲み物を飲んでいるというキャラクターを作ったり、あなたの会社が入っているビルについての素敵な逸話を作成したり、などが考えられる。

また、すべてをゼロから作成しなくて良い場合もあるだろう。街の歴史を少し調べるだけで、思いもよらない興味深い物語を発見できるかもしれない。

その地域の歴史家に話を聞いたり、博物館に行ってみたりすると、より多くの顧客を導いてくれる何かを発見できるかもしれない。

Tripadvisorのスクリーンショット(2022年1月)

物語の準備が整えば、あとはそれにあなたのビジネスを組み込むだけである。

Webサイトのディスクリプション、ソーシャルメディア、レビューサイトなどにも記載しよう。

また、こうした物語を発信するためのソーシャルアカウントの開設や、ブログ記事の作成も効果的だろう。

あなたが発信する、すべてのマーケティングメッセージに組み込むことを忘れずに。そうすれば、人々の記憶により強く残るはずだ。

3.あなたの街についての、検索エンジンフレンドリーなコンテンツを作成する

ローカルSEOはより多くの顧客を獲得するための優れた方法である。まず、あなたのWebサイトに多くのトラフィックをもたらし、次に、あなたの店に実際に足を運んでもらえる。

しかし、これはあらゆるビジネスが行うべきことである。そのため、クリエイティブなマーケティングアイデアとは言えないだろう。

多くの企業が、「家具 購入 ナッシュビル」のように、最も明確なリクエストに対してWebサイトを最適化する傾向がある。

ここで言うコンテンツは、よりエンターテイメントの要素が多いコンテンツである。その目的は、地域に住む人や観光客にあなたの地域を紹介し、それと同時にあなたのビジネスを宣伝する、ということである。

この2つの目的は、ソーシャルメディアでの投稿、ブログ記事、動画、などで表現されるべきものだ。

この場合、リストタイプのコンテンツが適したコンテンツであろう。

例えば、あなたの地域の「コーヒーショップベスト5」という記事は、あなたのビジネスについての話題を自然に含め、潜在顧客に価値を与える、素晴らしい方法と言える。

もちろん、競合他社を宣伝することは避けたいため、異なる種類のビジネスを紹介できるようなトピックを選択すべきだ。

例えば、デートスポットについての記事であれば、カフェ、美術館、観光地などを1つにまとめ、その中で自身のレストランだけを紹介するといったことも可能となる。

milwaukeemom.comのスクリーンショット(2022年1月)

タイミングも非常に大事である。

ホリデーマーケティングはより多くの注目を集めるための効果的な方法と言えるだろう。

ホリデー(休日)に関連した製品やアクティビティを提供し、「(休日の名前)に(地域名)で家族とすべきこと」といったガイド記事を公開するのだ。

これは、検索エンジンと潜在顧客の両方にとって喜ばしい記事となるはずだ。

4.地域のFacebookグループに参加し、参加者と関わりを持つ

Facebookのスクリーンショット(2022年1月)

Facebookのグループは、まさに、あなたのオーディエンスが集まる場所である。

あなたの地域のFacebookグループに参加することで、一石二鳥の効果を得られる。つまり、あなたの顧客について知ることができ、それと同時に、あなたのビジネスを宣伝することもできるのだ。

Facebookグループでのプロモーションにおける最大のルールは、あまりセールス目的にならないこと、である。

例えば、1日おきに、割引情報や新しいクーポンの情報などを投稿することは避けよう。

こうしたスパム的な行為が許容範囲内であっても、そこにいる人達があなたのビジネスに興味を持ってもらうことは、まずないだろう。

その代わりにすべきことは、自然にビジネスの話ができるよう、会話に参加することである。

個人のアカウントでこっそりと行うことも可能だが、より本質的な方法として、あなたがビジネスオーナーであることを隠さずに参加することも可能だ。

優れた方法としては、彼らにとって本当に価値のあるものを提供することだろう。

例えば、書店のオーナーである場合、その地域に住む、より多くの人にあなたの書店を知ってもらいたいはずだ。

そこで、読書会への参加に興味があるか、また、どのような本を読みたいと思うか、などを尋ねてみてもいい。

また、本に関連した話題である必要もない。話題は何でもよく、例えば、店内に犬を連れて入ってもよいか、などでも構わない。

ここでの目的は注目を集めることではあるが、議論を呼ぶようなトピックは避けるべきだ。

話題にはなるだろうが、多くの人を遠ざける結果となってしまうだろう。

5.「地域性」をデジタルマーケティングに活用する

ローカルビジネスであることは、大手のチェーン店にはない利点を本質的に備えている。大手の場合、店舗が至るところに存在するため、特定のロケーションに特化することが難しいのである。

この利点を活かし、地域に密着した広告を作成することが可能となる。

ここでは、あなたの地域の人々をターゲットとした広告を作成する上でのいくつかのヒントを挙げてみよう。

  • Search Consoleを活用し、インプレッションの引き金となるものに基づき、新しい広告グループを作成する
  • 広告内に郵便番号や住所を記載し、それを目立たせる
  • 広告内に店舗への距離を記載する

6.すべてのレビューに気を配る

現在、レビューを求めたり、Yelpであなたのビジネスをモニタリングすることは、クリエイティブなアイデアとは言えない。

しかし、多くのローカルビジネスが見過ごしていることは、あなたのビジネスについて語られている場所は、レビューサイトのみではないということだ。

レビューという点においては、ソーシャルメディア、ブログ、フォーラムなども同等に重要なのである。

今日、家族や友人であったとしても、ソーシャルメディアのアカウントを持っている人は、オーディエンスを持っているということだ。

そして、彼らはあなたのビジネスについての意見を投稿するかもしれない。

あなたのことをタグ付けし、それをあなたが目撃すれば、それは幸運と言える。しかし、タグ付けされていなかったり、通知が多すぎるために見過ごしてしまった場合は、どうだろうか?

Twitter1:

ポジティブな投稿の場合、再投稿や将来のマーケティングに使える素材としての保存など、マーケティングの機会を逸してしまっている。

ネガティブな投稿の場合、それを無視してしまうことで、風評利害を受けるリスクがある。

ソーシャルメディアのモリタリングツールを活用し、レビューが集まるプラットフォームやその他の場所で、あなたのビジネスについて言及された場合、すぐに気がつくようにしておこう。

また、GoogleアラートTweetdeckなど、無料のツールを組み合わせるという方法もある。

もしくは、より堅牢なソーシャルリスニングツールを使うことで、リアルタイムの通知、より多くのオンラインソースを対象とする、整理するのに便利なフィルター機能、などを利用することができる。

7.ローカルメディアに連絡する

ほぼすべての街には、ローカルの新聞やオンラインメディアがある。その影響力の大きさに、きっとあなたは驚くだろう。

自身のWebサイトやソーシャルメディア向けのコンテンツを作成する一方で、ローカルメディアとのつながりを作ることも怠らないでおこう。

あなたの地域のローカルビジネスについてのトピックに参加したり、特定のニュースについてローカルビジネスのオーナーとしての意見を提供するのも良いだろう。

また、そうしたWebサイトからリンクを貼ってもらうことは、SEOにとっても良い効果を生むだろう。

さらに、コメントや意見を投稿することで、そのコミュニティにおけるアクティブなメンバーとしての地位を確立し、より多くの注目を集めることができるはずだ。

8.イベントマーケティングに参加する

コミュニティの観点で言うと、可能であれば、地元の人たちに向けたイベントを開催するという手もある。

相互に繋がりを持つ世界を生きている私達にとって、物理店舗に顧客を運ぶことが目的でなくとも、オンラインのイベントを開催することにメリットは存在する。

一番の選択肢は、参加した人々がそれぞれに繋がりをもっていると実感できるイベントを開催することだ。もしかしたら、解決のためにより多くの注目と資金を必要とする問題が、あなたの地域で発生しているかもしれない。その場合、その問題に焦点を当てたチャリティイベントを開催すると良いだろう。

開催するイベントは、Facebookのグループやソーシャルメディアで宣伝すると良い。

イベントの期間は、新しい人々とコミュニケーションを取り、つながりを構築しよう。

こうすることで、参加者は歓迎されていると感じ、再度そのイベントに参加したいと思うことだろう。

またイベントをシリーズで開催したり、定期的に開催したりすることで、長期的なマーケティング効果も期待できる。

9.ソーシャルメディアコンテストの開催

クリスマスは世界で最も人気のあるホリデーと言える。多くの理由を挙げることができるが、そのうちの1つが、ギフトをプレゼントするということだろう。人々はプレゼントが大好きだ。

顧客は、あなたの友人や家族であるというわけではないが、あなたのビジネスの宣伝を目的とし、小さなプレゼントを贈ってみるのもよいだろう。

トラフィックを増加させる方法の1つとして、コンテストの開催が挙げられる。そして、そのコンテストをソーシャルメディアやWebサイトで宣伝しよう。

例えば、特定の日に最初にお店に来た20名に対し、商品やサービスを無料で提供する、といった具合だ。

この戦術は、特に新しくオープンしたビジネスにとって有効だろう。

10.ローカルのパートナーシップを形成する

ローカルビジネスのオーナーとして、あなたはその地域の一員であると言える。

その地域の他のローカルビジネスのオーナーと関係を構築してみよう。

そうすることで、相談したり経験を共有したりする相互補助のネットワークを築くことができるだろう。

他のビジネスオーナーと定期的に交流することで、多くの宣伝の機会を得られるだろう。

類似のオーディエンスをターゲットとしながらも、あなたのブランドを完璧に補完し、サポートしてくれるようなローカルのブランドやビジネスを発見できるかもしれない。こうしたビジネスのオーナーに対し、お互いにとって利益となるプロモーションを行うことを検討してみよう。

これは一石二鳥の戦術と言える。自身のブランドの認知を向上させながら、パートナーの好意をうまく活用できるのだ。

こうした関係を築くことで、ローカルビジネスとのネットワークを形成し、あなたにとっての利益を提供してくれるコミュニティの一員となれるだろう。

まずは、ソーシャルメディアで他のローカルビジネスのオーナーとの関わりを持つことから始めよう。

両者の製品を対象とした共同キャンペーンを行ったり、各店舗でお互いの宣伝をしたり、一緒にイベントを開催したりすることができるだろう。

今回の記事で紹介した10個のアドバイスが、あなたのローカルビジネスの出発点となることを期待している。

自身の強みとリソースをうまく活用しよう。コミュニティのパワーは、広告に投資することよりも、ずっと大きな効果を得られることもあるのだ。

地域に根ざしたビジネスの場合、その地域の人々との交流は重要なポイントであると言えます。その対象は顧客のみならず、その地域の他のローカルビジネスのオーナーも含まれるでしょう。コロナの影響で物理的に関わりを持つことが難しい場面も多いですが、今回の記事で紹介されているように、強固なコミュニティを形成することでビジネスの機会を発見できれば、それは優れたデジタルマーケティングになると感じました。

この記事は、Search Engine Journalに掲載された「10 Creative Digital Marketing Ideas For Local Businesses」を翻訳した内容です。

投稿 ローカルビジネスのための、クリエイティブなデジタルマーケティングの10個のアイデアSEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

【決定版】コンテンツ監査のためのチェックリスト

より多くのトラフィックを獲得するためか、Webサイトの品質を向上させるためか、ブランド認知を高めるためか、その目的は様々であれ、コンテンツ作成を施策の中心に据える機会もあると思います。しかし、コンテンツを作成することにとらわれてしまい、せっかく作成したコンテンツの効果を把握していない。。。という状況も起こってしまうものだと思います。コンテンツの監査というと、過去を振り返る作業のように聞こえますが、そこで得られた知見は未来のコンテンツ作成にも活かすことができます。今回は、こうしたコンテンツ監査についてまとめた、Search Engine Journalの記事を紹介します。

そのコンテンツの目的をもとに、作成したコンテンツが機能しているかどうかを判断する必要がある。この記事では、そうしたコンテンツ監査のための決定版リストを紹介する。

あなたが保持するコンテンツの完全な棚卸と分析を最後に行ってから、どれくらいの時間が経過しているだろうか?

これはコンテンツ監査と呼ばれるものである。しかし、コンテンツ作成者の多くが新しいコンテンツの作成に注力しており、その結果、すでに自身が作成したコンテンツの監査をおろそかにしてしまっている。

最後にコンテンツ監査を行ってから12か月が経過しているのであれば、あなたは今、古い情報をもとに、コンテンツの戦略を立ててしまっているかもしれない。

ここで、定期的にコンテンツ監査を行うべき理由をいくつか挙げてみよう。

  • 目標:作成したコンテンツは、その目標を達成しているだろうか?そのコンテンツのROIはどの程度だろうか?これらを把握することは、定期的な監査を通じて、コンテンツのパフォーマンスを計測し、測定しない限り、できないだろう。
  • 陳腐化:時間の経過とともに、コンテンツは陳腐化し、時代遅れとなる。しかし、自身を責める必要はない。コンテンツの陳腐化の原因は、必ずしもあなたにあるとは限らないのだ。2年前は関連性のあった情報を、単純にアップデートすればよいだけなのかもしれないからである。
  • 正確性:コンテンツが古いものになると、以前は正確であった、そこに記された事実やデータが、不正確なものになってしまうこともある。定期的なコンテンツ監査を行うことで、その記事の正確性を確認することができる。こうすることで、あなたのブランドの評判と、検索結果における順位の両方を守ることができるはずだ。
  • 効果を知る:あらゆるコンテンツの監査を行わずに、どういった種類のコンテンツやブログ記事が最も効果的であるかを知ることはできない。1週間に3本のブログ記事を作成することが、ただの疲労の蓄積であり、何の効果も得られていない可能性もある。振り返りの作業とコンテンツ監査を行わなければ、どのコンテンツのパフォーマンスが最もよく、どのコンテンツのパフォーマンスが最も悪いのかを把握することはできないだろう。

全てではないにせよ、ここで挙げた項目の中で、どれか1つでもコンテンツを定期的に監査する必要がある理由と感じていただければ幸いだ。

では、具体的な監査の内容について見ていこう。

コンテンツの詳細な監査

コンテンツ監査の第一歩は、各コンテンツの基本事項を細かく分解し、1回限りの項目とすることだ。

コンテンツがどのように作られているのか、何人のメンバーによって作成されているのか、基本的な公開情報は何か、について着目しよう。

詳細な個々のコンテンツ監査のスプレッドシートに、下記の事項を記載し、測定すべきだろう。

  • URL
  • 作成者
  • 作成チーム(コンテンツチーム、ソーシャルチーム、SEOチーム、など)
  • 作成時間(コンテンツの作成に費やした総時間)
  • タイトル
  • 日付
  • コンテンツの種類(ブログ記事、インフォグラフィック、ケーススタディ)
  • コンテンツの目標(コンテンツを作成するポイント。例えば、バックリンク、トラフィック、コンバージョンなど)
  • 単語数
  • コメント数
  • シェア数(ソーシャルネットワークごとの数字と総数)

コンテンツのデータの監査

これは非常に楽しいパートである。コンテンツのデータを監査するには、ちょうど私が作成したこのような、便利なExcelシートが必要だ。

過去の監査の実施

データの分析を行う前に、かつて作成したコンテンツの監査が必要だ。

過去に作成したコンテンツのパフォーマンスを知ることで、これから作成すべきコンテンツの種類、また、作成すべきでないコンテンツの種類を把握する手助けとなる。

コンテンツ監査におけるこの作業は、少なくとも最初のうちは、時間のかかる作業となる。

どのくらいの期間をさかのぼるのかを決め、その期間に作成した全てのコンテンツのURLを集めよう。

私としては、少なくとも1年前までさかのぼり、各コンテンツのパフォーマンスを把握することをお勧めしている。

過去のコンテンツのURLを収集する作業は、必ずしも、手作業で行うべきものではない。

幸運にも、Google AnalyticsやSemrushのコンテンツ監査ツールのように、多くのツールが存在する。こうしたツールを活用することで、サイトマップのデータをベースとし、コンテンツのリスト化を素早く行うことができるのだ。

継続した監査に向けて準備をする

前年度に作成したコンテンツの全てをリストアップし、Excelファイルに追記を終えたら、新しく作成したコンテンツに対して、毎週この作業を繰り返すことができる。

データの入力が1週間分となれば、コンテンツを把握し、定期的に監査を行うことは、ずいぶんと楽になるはずだ。

次のセクションからデータをExcelファイルに追加し、週単位で最新の数字と統計データを更新するのだ。

時間の経過とともに大きな変化があれば、それを忘れずに追記する。

特にエバーグリーンなコンテンツにおいては、本来のパフォーマンスを発揮するまでに数か月かかることもある。

追跡すべき指標

コンテンツのデータの監査を行うにあたり、追跡すべき指標を紹介しよう。

コメント数

適切に管理されているコメント欄であれば、ユーザーが生成した価値のあるコンテンツを、ブログ投稿や記事に追加することができる。コンテンツ作成の目標の1つがWebサイト内にコミュニティを作成することであるならば、どのような種類のコンテンツやトピックが会話を発生するのかを把握したいはずだ。

ugc属性をリンクに付与し、Googleが求めるリンクのマークアップ要綱に準拠していることを確認しよう。

ブログ記事へのコメントを許可していない場合は、あなたのコンテンツについてのソーシャルメディアの投稿を確認してみよう。

ソーシャルシェア数

ソーシャルシェア数は無価値な指標であると軽視するマーケターもいる。しかし、ソーシャルにおけるあなたのコンテンツの人気度を確認することは、特定のソーシャルオーディエンスの関心を最も引くトピックを発見する手助けとなりえる。

例えば、会話の多くがFacebookで発生している企業は、Facebookのオーディエンスに人気のあるコンテンツを作成したいと思うはずだ。

過去、Facebookで最も多くのシェア数を記録した記事を分析し、今後の良いパフォーマンスを生むためにはどのようなトピックが効果的かを把握しよう。

オーガニックトラフィック

作成したコンテンツが多くのオーガニックトラフィックを獲得していることが理想だろう。

オーガニックトラフィックを獲得できていない場合、赤信号が灯っている可能性がある。

もしかしたら、何らかの問題があるかもしれない。

  • コンテンツの戦略
  • コンテンツの配信方法
  • コンテンツの種類
  • コンテンツ自体

コンテンツ監査の一環として、定期的にオーガニックトラフィックを確認することで、高い評価を与えるか、やり直す必要があるかを判断することができるのだ。

直帰率

あなたが作成したページに訪問したユーザーが、コンテンツに何のかかわりを持つこともなく、Webサイトを去ることはないだろうか?Google Analyticsのデータを見てみても、ユーザーがWebサイトを去る前のスクロール、クリック、その他のインタラクションを確認できないのであれば、それは直帰とみなされる。

そして、直帰率が高い場合、そのコンテンツの品質は低い可能性がある。

検索からWebサイトへユーザーを導き、ユーザーを楽しませ、必要な情報を与え、ニーズに合わせてさらに多くのコンテンツへ導く、というのがコンテンツとしての理想だろう。

直帰率が低く、滞在時間が長いコンテンツは、ユーザーを引き付け、さらに多くの時間を別のコンテンツで過ごしてもらう、「粘着性」のあるコンテンツと言える。

直帰率の目安はどのくらいだろうか?

26%~40%が理想的であるとみなされる場合が多いが、平均では55%ほどになることもあるだろう。

バックリンク数

バックリンクを獲得することは良いことである。しかし、我々の価値を高め、信頼性を与えてくれるバックリンクに限る。

作成したコンテンツがバックリンクを獲得したかどうかを定期的に確認することは、下記の2つの理由により、必要と言える。

・バックリンク数は時間の経過とともに変化する。新しいコンテンツを公開した初日では、バックリンク数は2~3本かもしれない。しかし、1週間後には10~12本を獲得しているかもしれない。さらに、1年後には、そのコンテンツが宣伝され、多くのユーザーに発見され、共有されることで、589本のバックリンクを獲得しているかもしれない。

・全てのバックリンクが良いリンクであるわけではない。589本のリンクというと、良い数字であると思えるかもしれない。しかし、そのうちの500本のリンクが潜在的に危険であったり、スパムの可能性があったり、有料リンクであったり、品質の低いWebサイトとつながっている場合、こうした不自然なリンクの削除を検討すべきかもしれない。

滞在時間

2,500単語の長文のブログ記事にもかかわらず、平均滞在時間が18秒であるならば、何らかの問題があるはずだ。

滞在時間は、あなたのコンテンツがオーディエンスにとって適切でないのか、もしくは、適切ではあるものの、そのトピックにさらに注力したコンテンツを作るべきなのか、といった判断を下すために必要な指標と言えるだろう。

ユニークビジター

多くのユニークビジターを獲得し、コンテンツを見てもらい、コンテンツの閲覧数を増やしたいはずだ。

より多くの閲覧数を得られれば、コンバージョン、エンゲージメント、シェア、バックリンクなど、コンテンツからのROIを得られる機会が増えるだろう。

セッション当たりのページ数

ユーザーがコンテンツを閲覧した後、どのくらいのページをユーザーは見ているのか?

どのようなページへ、ユーザーは遷移しているのだろうか?

冬に買うべき最適なコートを紹介するブログ記事は、その記事内のリンクをユーザーがクリックし、あなたのWebサイト内で販売している他のコートを閲覧するきっかけとなることができる。もしかしたら、その中の何人かのユーザーは、購入に至るかもしれない。

新規顧客とリピーター

そのコンテンツは、新規顧客を獲得できているだろうか?

再訪問してくれるユーザーを獲得することは素晴らしい。再訪問してくれる顧客は、なお良い。

しかし、我々は新しいユーザーをコンテンツによって獲得する必要がある。それぞれをうまく組み合わせることができれば、理想的である。

トラフィックのソース

メインのトラフィックのソースを特定することで、トラフィックがどこから発生しているかを把握することができる。

もし、トラフィックの大部分がFacebook経由であるならば、より多くのコンテンツをFacebookに投稿すべきだ。

Eメールのニュースレターからのトラフィックがほとんどないのであれば、Eメールの内容を再検討すべきだろう。

コンバージョン

新規に作成したコンテンツの目標が、第一四半期に100のコンバージョン(例えば、Eメールのニュースレターのオプトイン)を得ることであれば、スプレッドシートに列を追加し、そのコンテンツから発生したコンバージョンを計測する必要がある。

おそらく、最初の週ではコンバージョンが2件しか発生しておらず、そのコンテンツの有効性を疑うかもしれない。

しかし、毎週コンテンツの監査を行い、2か月が経過したとしよう。その結果、トータルで140のコンバージョンが発生しているかもしれない。目標を達成しているだけでなく、それを上回る可能性もあるのだ。

監査を継続的に行うことで、各数値に意味のあるコンテキストを付与することができ、データに裏打ちされた、より賢明な判断を下すことができるのだ。

追跡すべき追加情報

コンテンツについてさらに詳細を追加したいのであれば、下記のような情報が候補となるだろう。

SEOのタイトルとディスクリプション

スプレッドシートに行を追加し、こうしたSEOに関連する値を記載しよう。

今後、コンテンツを最適化する作業をする場合、今までに使用したタイトルとディスクリプションをすぐに確認することができるため、非常に便利である。

UTMパラメーター

コンテンツのトラッキングに使用したカスタムUTMパラメーターを記録しておくことで、各コンテンツのプロモーションキャンペーンを追跡することができる。

こうすることで、新しいコンテンツ用にUTMパラメーターを作成する際や、Google Analyticsで過去のコンテンツのデータを探す際に、非常に便利である。

リードとセールス

Google Analyticsでコンバージョンイベントを設定している場合、どのコンテンツの収益が最大であるかを把握することができる。「エンゲージメント」の配下にある「ページとスクリーン」にアクセスし、Webサイト内のどのページがコンバージョンを導いているのかを確認しよう。

こうしたデータを把握することで、ROIによい影響を与えるコンテンツの種類やトピックを理解することができる。

Eメールの指標

作成したコンテンツをメールリストで共有した場合、コンテンツのパフォーマンスに影響はあっただろうか?

Eメールのエンゲージメントが重要な目標であれば、開封数やクリック数を計測し、どのコンテンツのパフォーマンスが最高であったのかを確認しよう。

コンテンツの再利用

いくつかの記事を集め、それらをEブックにしたり、またはその逆を行ったことはあるだろうか?このように再利用したコンテンツについては、その記録を残しておこう。

メインのコンテンツと、関連するコンテンツの指標を組み合わせ、コンテンツの再利用があなたの戦略にどのような影響を与えたかを確認しよう。

上位表示されているキーワード

特定のコンテンツにおけるターゲットキーワードで上位に表示されているだろうか?

ランキングの上位に表示されているキーワードとその表示期間を把握することで、とのようなタイプのコンテンツが長期間上位に表示され、どのようなタイプのコンテンツが短命に終わったのかを把握できるようにしよう。

インフルエンサーへのリーチ

コンテンツの拡散を目的として、インフルエンサーと共同したことはあるだろうか?多くのトラフィックやソーシャルシェアもたらしたインフルエンサーを把握しておこう。

今後、同様のコンテンツを作成する場合、彼らと再度仕事を行うかもしれない。

結果の測定

コンテンツの本来の目的に基づき、そのコンテンツの効果を判断する必要がある。

監査の対象となるコンテンツには、いくつかの指標が付随しているはずだ。こうした指標は、そのコンテンツが目標を達成しているか、もしくは、大きく逸脱してしまっているかを確認することに役立つだろう。

パフォーマンスの良いコンテンツの場合、監査によって得られた結果が、何を意味しているのかに注目しよう。そのコンテンツの種類は何か、トピックは何か、誰が作成したか、いつ公開したか、などである。

成功を重ねるについて、同様の効果を得られるコンテンツを作成することが可能になるだろう。

目標に届かなかったコンテンツの場合、各指標については注意を払おう。

コンテンツを公開したチャネルの場合もあるし、著者、公開時期、コンテンツの種類など、様々な要素が絡み合っている場合もある。

パフォーマンスの高いコンテンツから得られた知見を、パフォーマンスの低いコンテンツに適用することも可能かもしれない。

定期的な監査を行い、コンテンツの効果を測定することをいとわなければ、新しくコンテンツを作成することへの恐れもなくなるだろう。

あらゆる施策にはその目標を設定すべきであり、コンテンツ制作も例外ではありません。設定した目標を達成したかどうかを判断するため、効果測定は非常に重要な作業です。しかし、計測対象となりうる指標が数多くあり、なかなか面倒な作業にもなってしまいます。今回の記事で紹介されているように、一通りの枠組みさえ作ってしまえば、あとは繰り返すの作業とすることも可能です。せっかく作成したコンテンツを無駄にしないためにも、定期的な監査を実施していきたいと思いました。

この記事は、Search Engine Journalに掲載された「How To Do A Content Audit: The Ultimate Checklist」を翻訳した内容です。

投稿 【決定版】コンテンツ監査のためのチェックリストSEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

パラメータとは?アクティブとパッシブの違いについて

パラメータとは?のイメージ

サイト運営をする上で不可欠といってもいい「パラメータ」。ショッピングサイトの商品検索や、Googleアナリティクスによるアクセス解析などに使用され、特にウェブマーケティングの視点から重要視されています。パラメータの用途は多岐にわたり、種類も2つあるなど複雑でわかりづらいのも事実です。

そこで今回の記事では、ウェブサイトにおけるパラメータの意味や活用法を紹介します。

そのほか、自社メディアを運営する上で重要なポイントを以下の資料にまとめていますので併せてご覧ください(ダウンロード無料)。

\オウンドメディアを成功に導く!資料ダウンロードはこちらから/

パラメータの意味

パラメータとは、外部からの情報を付け加えることで変化を生み出し、ウェブサイトにおいては検索の絞り込みや分析などに役立つものです。

プログラミングにおける変数で引数(仮引数・実引数)とも呼ばれます。もともと数学から生まれた用語で、統計学やコンピュータゲームなどに用いられ、最近ではソフトウェア開発やウェブマーケティングの分野で多用されています。

URL(クエリ)パラメータとは?

ウェブサイト内で使用するパラメータは「URLパラメータ」と呼びます。

下記のようにウェブページのURLの末尾に「?(半角クエスチョン)」を入力し、それ以降に付け加える「文字列」がURLパラメータです。

color-redの部分がURLパラメータ

「URLパラメータ」は、「変数(パラメータ名)=値」の形式で構成し、情報となる値(あたい)をサーバー側に渡すことで、その値に応じた変化をページで起こします。別名として、「クエリパラメータ」と呼ばれることもあります。

URLパラメータの具体例

具体例として「通常のURL」と「パラメータを付与したURL」を並べてみましょう。

  • URLパラメータが無いURL

https://www.example.com/

  • 「?」以降にURLパラメータを付与し、colorが変数、redが値のURL

https://www.example.com/?color=red

また、複数のパラメータを設定する場合は「変数=値」ごとの間に「&(半角アンパサンド)」を入れます。

  • 2つパラメータを設置したURL

https://www.example.com/?color=red&size=large

  • 3つパラメータを設置したURL

https://www.example.com/?color=red&size=red&price=sale

このようにパラメータを付与することによって、表示するページ内容を変更したり、ユーザー情報を取得したりすることを可能にします。

URLパラメータには2種類ある

URLパラメータは、使用目的によって異なる種類のパラメータを使います。

「アクティブパラメータ」と「パッシブパラメータ」の2種類がありますが、どのような違いやメリットがあるのでしょうか。それぞれ説明していきます。

URLパラメータは2種類

見た目を変える「アクティブパラメータ」

アクティブパラメータとは、サーバーに渡したURLパラメータの値に伴い、ウェブコンテンツの表示内容が変わるタイプのパラメータのことです。

ECサイトやブログの「絞り込み検索」といった動的ページで主に使用します。例えば、アパレルのショッピングサイトなら、URLの末尾に販売商品に紐づくパラメータを付与することで、ユーザーに求める商品を絞り込みながら表示させることが可能です。

アクティブパラメータは、検索条件を選べてサイトの利便性を高める

洋服をネット通販で購入する場合、アクティブパラメータを使えば色や素材の特徴など検索フィルターをかけることができます。

ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を例に説明します。商品検索において「性別はメンズ」、「サイズはL」を選んで検索をかけると、下記の画像のページへ飛びました。

URLは「https://zozo.jp/search/?sex=men&size=4」の表示です。

「?」記号の後に、「sex」 「size」という変数 (パラメータ名)に、それぞれ「man」 、「L」の値が指定され、パラメータとしてサーバーに情報が送信されます。その結果、ユーザーが求める条件に当てはまった商品が絞り込まれて表示されるという仕組みです。

パラメータ

「ZOZOTOWN」のサイトで「性別はメンズ」「サイズはL」の条件で表示されるページ https://zozo.jp/search/?sex=men&size=4

また、商品の価格順・人気順などの並び替えも設定可能です。サイトの利便性が高まり、ユーザーも求める商品を探しやすくなれば、ウェブサイトへの信頼度の増加にもつながるでしょう。

この記事もチェック

URLパラメータとは、サーバーに情報を送るためにURLに付け加える変数のことを指します。クエッションマーク「?」をURL末尾につけると、「変数(パ...
URLパラメータとは?パラメータ使用URLでの注意点 - www.seohacks.net

黙って情報を集める「パッシブパラメータ」

パッシブパラメータとは、情報収集やデータ解析に使うパラメータのことです。

アクティブパラメータとの違いとして、パラメータの効果・影響が、直接画面上に現れません。よって、「ダミーパラメータ」とも呼ばれます。主にGoogleアナリティクスなどのウェブ解析ツールやマーケティングオートメーションツールで、アクセス経路やユーザーの属性を把握する目的で使用されます。

パッシブパラメータは、流入情報をより詳細に測定できる

Googleアナリティクスで、より詳細なサイト訪問情報(参照元など)が取得できます。

「アクセス経路などの情報取得は、パッシブパラメータがなくてもできるのでは」と思われる方もいるかもしれません。バナー広告の場合は、Googleのリスティング広告であれば、アナリティクスが自社ツールなので、流入経路が自然検索からなのか、広告からなのかがパラメータなしでもできるようになっています。

しかし、Yahoo!広告であれば、パラメータを付与しなければ同様の測定ができません。広告からの流入もすべて自然検索のアクセスに集約されてしまうようです。

GA4で迷っている方は、こちらをご覧ください(ダウンロード無料)。

\サクッと分かる!GA4の資料ダウンロードはこちらから/

パッシブパラメータは、ウェブブラウザ以外からのアクセスを把握できる

メールマガジン、スマホアプリ、2次元コードなどからのアクセスは、Googleアナリティクスなどですべて「direct」となってしまいます。

パラメータを付与しないと、こういった誤作動が生じ、仮にこれらを参考にしてサイト運営を進めると判断を誤りかねません。より詳細に情報を測定するためにもパラメータの活用をおすすめします。ウェブページへのアクセスがブラウザ経由であれば、URLパラメータ以外の方法でもその経路を把握することが可能です。

Googleアナリティクスで、パッシブパラメータの広告効果を測定する方法

Googleアナリティクスでは「utmパラメータ」を使うことで、さまざまな測定を行うことができます。

バナー広告のURLにパッシブパラメータを設置し、広告効果を測定する場合を例にしましょう。「https://www.sample.com」という架空のURLに、下記のようなパラメータを設置したとします。

https://www.sample.com?utm_source=google&utm_mediun=display&utm_campaign=2022sale

「?」以降がパッシブパラメータです。どの参照元からのアクセスかを識別する「utm_source」を「Google」、アクセスの流入手段(媒体)を指定した「utm_mediun」を「display」と設定しました。

また、キャンペーン名称等を任意に設定できる「utm_campaign」を「2022sale」と定義し、流入経路などを特定できるようパラメータに指示内容を盛り込んでいます。

「utm_source」「utm_medium」「utm_campaign」は設定必須の項目となっています。このほか、有料検索広告(PPC)からのキーワードごとの流入経路を特定する「utm_term」や、同一コンテンツ内に複数のリンクがある場合などに付ける「utm_content」といった種類もあります。

参考までに、utmパラメータを種類ごとに要点をまとめました。

utmパラメータ 意味 用途 内容
utm_source 参照元(必須) 検索エンジンやサイト名を指定する google,yahoo,facebook
utm_medium メディア(必須) テキストやバナー広告を指定する cpc,affiliate,mail,display
utm_campaign キャンペーン(必須) 広告のキャンペーンタイプを指定する 任意のキャンペーン名
utm_term キーワード(任意) 有料広告向けの検索キーワードを指定する 任意のキーワード
utm_content 広告のコンテンツ(任意) 複数ある広告を区別するために使用する link_top,link_under

マーケティングオートメーションツールでユーザーを特定する方法

マーケティングオートメーションツール(MAツール)には、配信したメルマガなどのURLに、パラメータとして自動でユーザーIDを付与できる機能があります。

これによって、どのようなユーザーがURLをクリックしたのかを特定することが可能です。また、MAツールを活用するとブラウザのCookieにユーザーIDが書き込まれるため、そのユーザーが以降どのようなウェブサイトにアクセスしているのかを測定できます。

URLパラメータを用いるときの注意点

URLパラメータを活用することで得られるメリットについて解説してきました。ここでは、SEOの観点を含めて注意すべき点を確認していきます。

重複ページにならないよう対策をする

パラメータが付与されているURLとそうでないURLは、検索エンジンからすれば同じコンテンツが複数あるように認識されます。

そのため、重複ページと判断されてしまう恐れがあります。重複ページがペナルティの対象になることはありませんが、クローラビリティなどの観点では放置することによって悪影響が出るので注意が必要です。

対策として、canonicalタグ(コンテンツが類似もしくは重複しているページURLを正規化するHTMLタグ)を活用するのが一般的です。

この記事もチェック

重複コンテンツについて、その意味とSEOに与える影響・対策を解説しています。重複コンテンツにより生じる問題重複コンテンツとは、「同一サイト内...
重複コンテンツチェックはなぜ重要?重複の基準とペナルティ対策 - www.seohacks.net
ウェブサイトを運営していると、何らかの理由で「完全に同じ」、もしくは「非常によく似た」ページ内容を作るケースがあります。このような重複コ...
canonical(カノニカル)とは?重複URLの正規化などのSEO効果について - www.seohacks.net

基本的な記述形式を守る

URLパラメータを正しく機能させるためには、記述形式の間違いやパラメータの挿入場所などを誤ってはどうすることもできません。

特に以下は注意点となります。

  • パラメータの名前や値には「?」や「&」を使わない
  • 「#」から始まるアンカーリンクは、URLの末尾に付与する(URL+パラメータ+アンカーリンク)
  • 日本語はなるべく使わない

「日本語の使用」については、ひらがなやカタカナ、漢字などを使うと文字化けの原因となり、URLも冗長になるため、避けたほうがいいでしょう。どうしてもという場合にはURLエンコードを使って回避しましょう。

パラメータは/h2>

本記事では、2種類のURLパラメータである「アクティブパラメータ」と「パッシブパラメータ」、その活用法を中心に紹介しました。

URLパラメータを使うことで、サイトの利便性を高めたり、より精度の高いアクセス解析データを取得できたりします。この2つの利点を好循環させることも可能で、パラメータによってウェブサイトの質は高まるでしょう。ただ、パラメータは設定方法が複雑なため、まずはできる箇所から試してみることをおすすめします。

また、ウェブサイト制作でお困りの場合はナイルがサポートします。まずは、オウンドメディアでよくある課題と解決策をまとめた資料をご覧ください(ダウンロード無料)。

  • 1.成果を評価できない
  • 2.質を担保できない
  • 3.ネタ切れしてしまう
  • 4.人手不足・スキル不足

具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。

パラメータとは?アクティブとパッシブの違いについて【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

ディレクトリとは?データ管理の理想的な構造でウェブサイトを最適化しよう

ディレクトリとは?のイメージ

ウェブサイトを管理・運用していると、しばしば「ディレクトリ」という言葉を聞くことがあります。なんとなくの意味はわかるけれど、説明はできないという状態でウェブサイトの管理をしているという人もいるかもしれません。

そこで今回の記事では、ディレクトリの意味、性質を知ることによって得られるメリットなどを詳しく解説します。

\SEO内製化ロードマップ!資料ダウンロードはこちらから/

自社ウェブサイトのSEOを社内のノウハウにする方法を伝授いたします!(ダウンロード無料)

ディレクトリの意味

ディレクトリとは、ウェブサイトにおいてハードディスクなどコンピューター上でファイルを保管・整理する場所のことを指します。

データやファイルを管理するために用いられるフォルダのようなものです。多くの人がパソコン内にあるファイルを内容や種類によって分類し、フォルダに分けて管理しています。

場合によっては、フォルダの中にさらにフォルダを作って階層を深めるようにファイルを管理している場合も少なくないでしょう。あるフォルダの内部で複数のフォルダやファイルが枝分かれするように階層をなしている構造を、「ディレクトリ構造」といいます。

理想的なディレクトリ構造の階層例

ディレクトリ構造はパソコン上のデータだけでなく、ウェブサイトでも同様の構造を取ります。ウェブサイトにはまずトップページがあり、その下の階層に各コンテンツを管理するカテゴリページ、さらにその下に個々のコンテンツといった形でディレクトリ構造が作られることが一般的です。

ルートディレクトリとサブディレクトリ

ルートディレクトリとは、ディレクトリ構造の最上位の階層のことです。

例えば、以下がルートディレクトリになります。

https://www.seohacks.net/

階層構造の最下層のファイルから上位階層へとどんどんさかのぼっていくと、最後はルートディレクトリに突き当たります。つまり、ルートディレクトリは階層構造の起点なので、根元を意味する”root”と呼んでいるのです。

そして、ルートディレクトリの直下からツリー状に広がる、ルートディレクトリ以外の全ディレクトリをサブディレクトリと呼んで区別しています。

例えば、以下の/blog/はサブディレクトリとなります。

https://www.seohacks.net/blog/

https://www.seohacks.net/blog/1066/

この記事もチェック

一見すると同じようなものに思える「サブドメイン」と「サブディレクトリ」ですが、実はまったく異なる役割を持っています。使い方を間違えると、S...
サブドメインとサブディレクトリの違いとは?使い分け方を解説! - www.seohacks.net

ディレクトリマップを作成してウェブサイトの全体像をつかもう

ディレクトリマップとは、1つのウェブサイト内にあるすべてのページのURLとタイトル、内容などをまとめた一覧表です。

ディレクトリマップは、多数のページを含むウェブサイトの構造を1枚の資料で可視化することを目的に、主にエクセルなどのアプリケーションで作成されます。ディレクトリマップがあれば、ウェブサイトの全体像を把握しながら追加したいコンテンツの内容や数、不要なページの洗い出しなどを行うことができるのです。

ディレクトリ

ウェブサイトの新規制作時から日常的な運営、改善、リニューアルに至るまで、管理者(発注側)と製作者(受注側)が共通認識をもって作業を進めることができます。なお、ディレクトリマップはあくまでサイト管理者や製作者などが情報共有のために活用するもので、ユーザーに公開する資料ではありません。

ウェブサイトのディレクトリ構造を最適化して得られるメリット

ディレクトリ構造を最適化することで、スムーズなウェブサイト管理や運営、SEO対策においてメリットがあります。

ここでは、ディレクトリ構造を最適化するメリットを説明します。

ディレクトリ構造を最適化するメリット

スムーズなウェブサイト管理・運営に役立つ

ウェブサイトはディレクトリ構造で作られており、ウェブサイトを構成するあらゆるコンテンツデータもウェブサーバーにディレクトリ構造に則って保存されています。

したがって、ウェブサイトの構造が適切なディレクトリ構造になっていなければ、サーバー側でもデータが乱雑に保存されているような状態になります。運営歴が長く、コンテンツが増えていけばいくほど、どこに何のデータがあるのかをきちんと把握しておくことが大切です。

例えば、以前作成したコンテンツを修正したいときや新しいコンテンツを追加したいとき、あるいは削除したいときに役立ちます。ディレクトリ構造が最適化されて把握しやすければ、そのコンテンツのデータがどこに格納されているのか、どこに格納すべきなのかがすぐに把握できるからです。

ウェブサイトのディレクトリ構造が整っていれば、ユーザーが閲覧しやすいのはもちろん、管理者側にとっても扱いやすくスムーズに日々の運営を進めていくことができるのです。

ウェブサイトを制作する際のポイントとしては、ルートディレクトリであるトップページから主要コンテンツまでを貫く「幹」となるディレクトリ構造をしっかりと決めておくことです。

ルールに基づいてコンテンツを適切なディレクトリに属するようにしておきましょう。場当たり的にディレクトリを増やしていくと、年月が経ったり、管理者が変わったりしたときに「何のために作られたのかわからないディレクトリ」が生まれてしまい、乱雑な構造のウェブサイトになってしまいます。

検索エンジンがクロールしやすくなる

Googleなどの検索エンジンは、ユーザーの検索ニーズを満たすために世界中のウェブサイトを絶え間なくチェック・評価して、検索結果に反映しています。

検索エンジンによるウェブサイトのチェックは「クローラー」というロボットによって行われています。ウェブサイトの構造が整っていると、ページ内容の想定や重要性などを把握しやすくなり、クローラーはサイトのチェック作業(クロール)がしやすくなるのです。したがって、ウェブサイトの構造が雑然としているとクロールへの悪影響が出るともいえます。

また、クローラーの巡回を自社内である程度制御する際にも、ディレクトリ構造を整えておくと便利です。robots.txtというファイルにコマンドを設定することで、ウェブサイト内の任意のページに対するクローラーの巡回をブロック(Disallow)したり、逆に巡回してほしいページを指定(Allow)したりできます。

Disallow設定などは個別のページに対してだけでなく、任意のディレクトリを指定することも可能です。

この記事もチェック

.htaccess(ドットエイチティーアクセス)とは、Apache(アパッチ)というウェブサーバーソフトウェアが使用されている環境の中で、ウェブサーバー...
.htaccessとは SEOにおける活用方法やディレクトリへの有効範囲について - www.seohacks.net

ディレクトリ構造を活かしてSEOに有利なウェブサイトを作ろう

GoogleはSEOの評価にディレクトリ構造そのものは影響しないとしていますが、クローラーがウェブサイトの構造を正しく理解できるようになっているかどうかはSEOを考える上で重要です。

ここでは、SEOに有効なウェブサイトの構造を作るポイントについて解説します。

クリック階層の概念を活用しよう

検索エンジンは、ウェブサイトの中で階層の浅いページほど重要度が高いと評価します。

ウェブサイトが適切なディレクトリ構造になっていたとしても、トップページからコンテンツに到達するまで数多くの階層を挟んでいると、検索エンジンは「ユーザーがなかなかたどりつけないコンテンツ=重要度が低いコンテンツ」と見なす傾向があるとされています。

ただし、検索エンジンは階層の深浅をディレクトリ階層ではなく、クリック階層で判断します。つまり、クリック階層の概念を利用することで、深いディレクトリ階層にあるページでも重要度を高めることが可能なのです。

クリック階層とは、トップページから目当てのページまでに要するクリック数を階層数とみなす考え方です。クリック階層の考え方に則った場合、トップページ直下のディレクトリとトップページから直接リンクでつながったより深い階層のページは、同じ階層ということになります。

深い階層にあるページでも多くのユーザーに見てもらいたいコンテンツならば、トップページからのリンクを設置しておきましょう。

パンくずリストを活用しよう

パンくずリストとは、ウェブサイト訪問者が今、サイト内のどこにいるのかをわかりやすく示した表示のことです。

パンくずリストにはいくつか種類がありますが、最もよく使われているのが「位置型パンくずリスト」と呼ばれるものです。「トップページ>カテゴリページ>各コンテンツ」といった形で、概ねディレクトリ構造に則って表示されるので、どのページから流入しても今どこ(どの階層)にいるのかがすぐにわかります。コンテンツが多く、ディレクトリが深くまであるウェブサイトならぜひ設置しましょう。

この記事もチェック

ウェブサイトの上部に「TOP>家電>オーディオ>イヤホン」のような表示を見かけたことはありませんか。これは「パンくずリスト」と呼ばれ、...
パンくずリストとは?WEBサイトの超基本とSEO効果について - www.seohacks.net

検索エンジンのクローラーは、あるページがウェブサイトの中でどの位置づけなのかを理解するためにサイト全体の構造を把握しようとします。クローラーはパンくずリストをヒントに各ページのリンク関係をたどるので、各ページを適切に評価してもらうためにも設置しておきたいところです。

特に位置型パンくずリストはディレクトリ構造を反映するので、ウェブサイトのディレクトリ構造を整えておくことが必須となります。

ディレクトリを最適化して、ユーザーにも管理者にも快適なウェブサイトを

長期間にわたって運営されているウェブサイトには、貴重な情報が豊富に含まれます。

固定ファンがたくさんいるのは、大きな財産です。しかし、運営期間が長くなればなるほど情報量が増え、漫然と増築を繰り返してしまうと、ディレクトリ構造が最適化されていないウェブサイトになってしまうことも少なくありません。

管理者がしっかりとディレクトリ構造を把握できていれば、ユーザーにとってもより見やすく、SEO向上につながり、コンテンツの取捨選択も容易になります。リニューアル時にはより効率の良い改修ができ、コストをできる限り抑えながら、これからも長く愛されるウェブサイトを作ることができることでしょう。

なお、ナイルでは、サイトリニューアルでSEO上、気をつけるべきポイントをまとめた資料をご用意しております。

  • なにか重大なことを見落としていないか...
  • リニューアル後、サイトのパフォーマンスが落ちたらどうしよう...

とサイトリニューアルでは、ハラハラすることも多いかと思います。だからこそ正確な情報を把握することが必要です。資料の具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。

ディレクトリとは?データ管理の理想的な構造でウェブサイトを最適化しよう【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

サブドメインを活用しよう!意味やメリット、サブディレクトリとの使い分けを解説

サブドメインとは?のイメージ

サブドメインとは、メインドメインとなるドメインのもとに任意で設定できるドメイン名のことです。ドメインは、ウェブサイトなどインターネット上の「住所」の役割を持ちます。独自ドメインとサブドメインの区別をしたり、サブディレクトリなどの似たような概念もあったりします。

今回の記事では、サブドメインの意味から活用のメリット、サブディレクトリなど関連する概念との違いや使い分けについて解説していきます。

ドメイン取得がわかりづらい!と悩まれている方へ。ナイルが全面的にサポートしますのでご安心ください。 まずはお気軽にお問い合わせください。

\オウンドメディアを成功に導く!資料ダウンロードはこちらから(無料)/

サブドメインとは

サブドメインとは、メインサイトから派生する関連サイトをメインドメイン(独自ドメイン)直下に設定することが可能なドメイン名のことです。

例として、弊社のメインサイトは「https://nyle.co.jp/」という独自ドメインのウェブサイトです。関連サイトとして、インタビューページの「https://r-blog.nyle.co.jp/」、リクルートページの「https://mid-career.nyle.co.jp/」を運営しています。

サブドメインの位置

この場合、それぞれ「r-blog」と「mid-career」の部分(独自ドメインの左方の文字列)がサブドメインとなります。

サブドメインを取得するには?

サブドメインを取得するには、まずメインドメインとなる独自ドメインを取得しなければなりません。

下記の図は、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の言語別のサブドメイン例です。

ウィキペディアの言語別サブドメイン例

独自ドメインの取得後は、任意のサーバーにメインドメインとして登録の設定を行います。その上で、サーバー側でサブドメインごとにフォルダを作成します。レンタルサーバーの場合は、コントロールパネルなどレンタルサーバー業者が提供している管理画面にて、サブドメインとして使用した任意の文字列を指定・登録が可能です。

レンタルサーバーは、業者が提供している契約プランによってサブドメインが取得できる数に制限があったり、サブドメインの設定ができなかったりします。

一方で、業者によってはあらゆる契約プランで無制限にサブドメインを取得できるサービスを実施しているところもあります。予算や今後展開したいビジネスに合わせて、サービス内容を比較検討してみるとよいでしょう。

サブドメインを利用するメリット

サブドメインでウェブサイトを開設・運営することにはメリットがあります。

ウェブサイトを開設するにあたって、新規の独自ドメインを取得するのもひとつの手ですが、ここではサブドメインを利用するメリットを紹介します。

サブドメインを利用するメリット

メインドメインの評価を受け継ぐことができる

Googleの検索エンジンは、メインドメインによるウェブサイトとサブドメインによるウェブサイトを、それぞれ個別に評価します。

ドメインへの評価は、サブドメインにもある程度影響すると考えられています。そのため、すでにメインドメインがある場合は、新規に独自ドメインを取得してウェブサイトを始めるよりもサブドメインで運営したほうが有利といえるでしょう。

サブドメインは、メインドメインの評価をある程度引き継いでいる分、特定の領域で順位が付きやすくなるなど、SEO上有利に働く可能性があるからです。

ドメインにかかる費用・工数を節約できる

独自ドメインは取得に費用がかかり、一定期間で更新費用もかかります。

もし自社で商品別やブランド別に独自ドメインを取得するとなると、それだけでかなりのコストになるでしょう。サブドメインであれば無料で作成できるため、コスト面で有利です。複数のドメインを利用するとなると、更新期間などの管理工数も馬鹿にできません。サブドメインであれば、一定負荷を下げられることになります。

海外用サイトの使い分けにも活用できる

サブドメインを使うことで、日本国内用と海外用サイトを使い分けることもできます。

例えばウィキペディアは、上記の図にも表したように下記のサブドメインで、言語別にサイトを分けています。

日本語

https://ja.wikipedia.org/wiki/メインページ

英語

https://en.wikipedia.org/wiki/Main_Page

ドイツ語

https://de.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:Hauptseite

もちろん、サブディレクトリや新規ドメインを取得して運用することもできますが、それらに比べると手軽に運用できるというのも魅力なのです。また、サブドメインは複数サーバーでの運用も可能ですので、現地のサーバーを利用することもできます。

サブドメインを運用する上で気を付けたいこと

サブドメインにはメリットがある一方で、当然デメリットや制約もあります。

ここではサブドメイン運用の注意点を紹介します。

メインドメインからの悪影響を受けるリスクがある

サブドメインは、メインドメインに対する検索エンジンの評価をある程度受け継ぎます。

したがって、サブドメインはメインドメインの良い評価だけでなく悪い評価をも受け継ぐリスクがあるのです。例えば、サブドメインのウェブサイトが検索エンジンより何らかのペナルティを受けた場合、メインドメインのウェブサイトや、他のサブドメインのウェブサイトも同様にペナルティの影響を受けることも考えられます。

常に同じドメインでの運用であることを考え、まずはメインドメインのウェブサイトを適切に運営していくことが欠かせません。

Google検索結果はメインドメインとサブドメインで表示数の制限あり

現状、Googleは、検索結果に同じドメインに属するページを基本的には2つまでしか表示させません。

これはメインドメインだけでなく、サブドメインも含めて同一ドメインとして認識しています(サブディレクトリも同様)。もしメインドメインのウェブサイトと同じ検索キーワードをターゲットとする場合には、サブドメインのウェブサイトのページが検索結果に表示されない可能性があります。

非常に類似するテーマを扱う場合は、ゼロから評価を獲得することになりますが、新規ドメインで運用することも検討しましょう。

完全に無料でウェブサイトを運用できるわけではない

サブドメインを取得するための費用はほとんどかかりませんが、ウェブサイトを完全に無料で運用できるわけではない点は注意が必要です。

ウェブサイトを運営する上で欠かせないのがSSL証明書の取得で、これには費用がかかります。SSL証明書とは、ユーザーが通信しているサーバーが実在し、通信相手がなりすましではないことを第三者機関である認証局(CA)が保証するものです。

さらにSSL証明書は、通信中のユーザーのログインIDやパスワード、個人情報、クレジットカード情報などの重要な情報を第三者が閲覧できないよう暗号化してくれます。

SSL証明書を取得していないサイトにアクセスすると、警告が出たりブラウザの設定によってはアクセスをブロックされたりすることがあります。SSL証明書は、ウェブサイトを運営するためには絶対に必要であり、取得費用を避けることはできません。

ただし、マルチドメイン証明書やワイルドカード証明書を活用することで、サブドメインで新たにウェブサイトを開設する場合は、個別に証明書の取得費用が発生しないこともあります。サブドメインでウェブサイトを増やしていく展開を計画しているなら、マルチドメイン証明書やワイルドカード証明書の導入を検討するとよいでしょう。

この記事もチェック

オウンドメディアは、魅力的なコンテンツを発信することで、ユーザー接点が生まれるといったメリットがあります。しかし、ゼロから作り上げるとな...
オウンドメディアの作り方を解説!サイト構築、記事制作、分析まで網羅 - www.seohacks.net

新規ドメインのメリットとデメリット

新規ドメインとは、新たに発行された独自ドメインのことを指します。

ウェブサイトを新設するにあたっては、新規で独自ドメインを取得します。もしくは、既に取得している独自ドメインをメインドメインとして、サブドメインを取得する方法の2通りです。新規ドメインによる運営には、それぞれメリットとデメリットがあります。

新規ドメインのメリット

新規ドメインのメリットとは、ウェブサイトの内容に合ったオリジナルのドメインが作れることにあります。

例えば、会社名の独自ドメインでコーポレートサイトを運営している会社が、商品のブランディングサイトを作る場合は、新規ドメインを取得するといいでしょう。既に保有しているドメインによるウェブサイトとは完全に異なるウェブサイトを開設する場合は、会社として検索結果の独占を狙うほうが望ましいといえます。

SEOの観点ですでに解説したように、検索結果への表示数に制限があるため、新規ドメインの利用は有利です。

新規ドメインのデメリット

新規ドメインのデメリットとは、運用歴がないため検索エンジンからSEO評価を受けるのに時間がかかってしまうことです。

さまざまな施策を積み重ねることでSEOは向上していきますので、短期間で成果を出すのは難しいです。新規ドメインによる運営をするなら、構築の段階からSEOを意識したわかりやすいウェブサイト作りを心がけることが第一にあります。SEO施策を行い、効果が出るまでの期間も考慮して運用を計画することが大切です。

ケースバイケースではありますが、基本的に新規ドメインでの運用はいろいろと手間がかかることが多いでしょう。新規ドメインは、SEO観点で見ると対応する点が増えるため、特段理由がない場合は、サブドメインか次に紹介するサブディレクトリでの運用がおすすめです。

サブドメインとサブディレクトリを使い分けよう

メインドメインによるウェブサイトのもと、新たなコンテンツを打ち出したいとき、「サブドメインにするか、サブディレクトリにするか」という選択肢が生じます。

ここでは、サブドメインとサブディレクトリのどちらを用いるか、使い分けのポイントを解説します。

メインサイトのテーマとの距離感で使い分ける

サブドメインとサブディレクトリの使い分けは、メインドメインのウェブサイトのテーマとこれから作るコンテンツがどの程度離れているかが目安となります。

テーマの隔たりが大きければサブドメインを、テーマが近ければサブディレクトリを使うとよいでしょう。例えば、クレジットカードに関するメディアを運用しながら、新たにスイーツに関するメディアを展開することになったとします。この場合は、サブドメインでの運用が推奨されます。クレジットカードとスイーツでは、テーマが大きく異なるからです。

テーマの離れたコンテンツにはサブドメインがおすすめ

テーマが異なるコンテンツをサブディレクトリにしてメインサイトに組み込んでしまうと、メインサイトのテーマ性にブレが生じます。その結果、検索エンジンがサイトのテーマを上手く認識できない可能性が出てくるからです。

一方で、インターネット業界のようなある種フラットな企業や自社サービスに関連するコンテンツの場合は、メインドメインからの影響を受けやすいサブディレクトリでの運用のほうが効果的になる場合もあります。企業としてのバックグラウンドは、運営者の不明なメディアに比べれば透明性がある分、Googleは評価を高める傾向にあるのです。

以上のように、使い分けはケース・バイ・ケースですが基本的な考え方は、テーマの近さで考えることをおすすめします。

この記事もチェック

一見すると同じようなものに思える「サブドメイン」と「サブディレクトリ」ですが、実はまったく異なる役割を持っています。使い方を間違えると、S...
サブドメインとサブディレクトリの違いとは?使い分け方を解説! - www.seohacks.net

コンテンツの性質で使い分ける

サブディレクトリでアップしたコンテンツが検索エンジンのセーフサーチ(露骨な表現を含むコンテンツを非表示にする機能)に引っかかった場合、メインサイト自体が検索結果から除外されてしまう恐れがあります。

参考:セーフサーチ(Google検索ヘルプ)

また、いわゆるYMYL(Your Money Your Life)のコンテンツをメインドメインで運用している場合に、そのテーマと大きく異なるテーマを扱う場合には、サブドメインで運用することをおすすめします。お金や健康などの分野は根拠のない俗説も多く流布されているため、GoogleはYMYLのコンテンツに対して厳しい評価基準を設けているのです。

そのため、同じドメインに混ぜて運用してしまうと、検索エンジンが「専門性が低い」という評価をして順位に悪影響を与える可能性があります。

サブドメインを活用して、自社ウェブサイトのグループを充実させよう

新規の独自ドメイン、サブドメイン、サブディレクトリなど、コンテンツを発信するための選択肢はさまざまあります。

すでに独自ドメインでウェブサイトを運営していて、さらにいろいろなテーマのコンテンツ作りに挑戦したい場合もあるでしょう。独自ドメインで積み上げた評価を土台に多様なテーマのコンテンツをサブドメインで発信して、自社のウェブサイトのグループを充実させてみてはいかがでしょうか。

なおナイルでは、コンテンツ制作代行のプランをご用意しております。さまざまなコンテンツを作成して、情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがない場合、まずはお気軽にご相談ください。

サブドメインを活用しよう!意味やメリット、サブディレクトリとの使い分けを解説【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

「502 Bad Gateway」を見つけた方へ | 意味と原因、対処法を解説します

502 Bad Gatewayの原因と対処法イメージ

ウェブサイトを閲覧したり、管理者としてメンテナンスや更新作業を行ったりする際に「502 Bad Gateway」というエラーメッセージが表示された経験はないでしょうか。再読み込みをしても、ブラウザを閉じて再アクセスしても、同じ結果となってしまいます。

そこで今回の記事では、「502 Bad Gateway」が表示されたときの原因と対処法を解説します。

社内でのSEO対策にお困りのことがありましたら、ぜひこちらをお読みください(ダウンロード無料)。

\SEO内製化ロードマップ!資料ダウンロードはこちらから/

「502 Bad Gateway」とは、一体どんな意味?

502 Bad Gatewayとは、サーバー側で何らかのエラーが発生し、一時的にコンテンツが使用できないというエラーメッセージのことです。

502 Bad Gateway

「Bad Gateway」とは「ゲートウェイに問題がある」という意味で、ゲートウェイとは、ネットワークを中継するサーバーやルーターなどのことです。500番台のエラーとは、サーバー側に問題があることを表します。

この表示がされる場合、ユーザー側には問題がないことが大半です。また、「何かのウイルスに感染してしまった?」と誤解する人も少なくないようですが、あくまでもサーバー側のエラーで、「502 Bad Gateway」はウイルスではありません。

「502 Bad Gateway」が表示される原因について

「502 Bad Gateway」が表示されてしまう具体的な原因の可能性を紹介します。

502 Bad Gatewayが表示される原因

サーバーにアクセスが集中している

短時間でウェブサーバーにアクセスが集中し、サーバーに大きな負荷がかけられてしまうと、一時的な通信エラーが発生し「502 Bad Gateway」が表示されます。

この原因の場合、サーバーへのアクセス集中が解消されれば復旧することになります。ごく一時的なものであれば、ブラウザの再読み込みで正常に表示されます。もしそうでなければ、少し時間を置けば解決されるケースが多いでしょう。

サーバーの許容量を超えている

サーバーの許容範囲をアクセス数が大きく上回ってしまった場合、その負荷に耐えることができず「502 Bad Gateway」が表示されることがあります。

使用料の安いレンタルサーバーを使っていたり、サイトが成長してアクセス数が増大したりすると、このような状況に陥る可能性が出てきます。アクセス数に耐えうるスペックのサーバーに切り替えない限り、継続的に発生するかもしれません。なお、一時的なアクセス負荷の場合は、「502 Bad Gateway」ではなく、「503 Service Temporarily Unavailable」が表示されることもあります。

一時的なサーバー負荷である場合は、「502 Bad Gateway」が表示されたブラウザを更新し、キャッシュを削除することでアクセスできるようになる場合があります。本来であれば、一時的に利用できないことを示す「503 Service Temporarily Unavailable」が表示されるのですが、「502」が表示されることもあるのです。

キャッシュを削除するには、通常のリロードではなく、スーパーリロードをする必要があります。Windowsでは、Ctrl + F5 ボタンもしくは、Ctrl + Shift + R ボタン、Mac では CMD + Shift + Rを同時に押してください。

なお、継続的なサーバー障害の場合は、さらにサーバーへ負荷をかける行為になりますので、数回試して、だめな場合は、公式の復旧情報を待つのがよいでしょう。

この記事もチェック

カスタム404ページを適切に設置することで、本来離脱していた可能性のあるユーザーに対し、サイト内の回遊を促すことができます。この記事では、基...
カスタム404ページとは?404ページでユーザーの離脱を生まないために - www.seohacks.net

「502 Bad Gateway」にユーザー側は対処できない

一時的なサーバーへの負荷の場合などは、スーパーリロードするなどキャッシュを削除することで解消される場合もあります。

しかし、基本的にはアクセスしようとしたウェブサイト側のサーバーに原因が求められます。したがって、ユーザー側には解決方法はありません。他の回線や端末で同じウェブサイトにアクセスしても「502 Bad Gateway」が表示されてしまうのであれば、サーバー側の障害とみて、復旧を待つしかないでしょう。

「502 Bad Gateway」へのサイト管理者側の対処法

自身が管理するウェブサイトで「502 Bad Gateway」が出た場合には、どう対処すればよいのでしょうか。以下に紹介する4つの方法を用いれば、大半の問題は解決が可能です。順に紹介していきます。

502 Bad Gatewayの対処法

サーバー接続の問題を調査し、解消されるまで待つ

利用しているサーバーが、メンテナンスや不具合対応などをしていると、「502 Bad Gateway」が表示される場合があります。

この場合、メンテナンスやエラーの原因となっている問題の修正が完了するのを待つしかありません。Twitterなどで同様の現象が発生していないか調べてみましょう。「502 Bad Gateway (サーバー名)」などで検索すると早いです。

DNSサーバーの反映を待つ

DNSサーバーとは、IPアドレスとドメイン名の変換処理を行うサーバーです。

直近でホストとなるサーバーを変更したり、ウェブサイトを別のドメインに変更したりすると、DNSサーバーにその内容が反映されておらず、「502 Bad Gateway」と表示されることがあります。この場合の対処法も待つことになります。

参考:DNSの反映時間に影響する要因にはどのようなものがありますか。(GoDaddy)

サーバーログを確認し、対応する

サーバーログには、サーバーが正常に稼働しているかどうかを確認できるステータスがあります。

サーバーログを調べて、何かしらの設定ミスによってエラーが引き起こされていないかを確認しましょう。Googleアナリティクスなどを使ってアクセス状況をチェックし、アクセス数が減少したタイミングの前後にサイトやサーバーへ変更をかけていないかを調査します。もし設定ミスが見つかったら、設定を変更前に戻すことで復旧を試みてください。

直近の改修を振り返る

デザイン変更などのサイト改修後に「502 Bad Gateway」が表示されるようになった場合、新しく変更した部分が悪影響を及ぼしている可能性があります。

HTMLのタグの記載ミスくらいで「502 Bad Gateway」が表示されることはまずなく、サーバーが関わる実装を中心に振り返るとよいでしょう。

ウェブサイト管理者は、機会損失を生まないよう早急な対処を

ウェブサイトの管理者であれば、一度サーバーを再起動してみるのも有効な手段です。

またアクセス数を分析した結果、サーバーの増強を検討しなければならないケースもあるでしょう。いずれにしても、500番台のエラーはサイト管理者側に問題がありますので、アクセスの機会損失とならないよう早急な対処が求められます。

また、基本的に使用しているサーバーを確認することが解決の鍵になりますので、まずは問い合わせすることをおすすめします。

なおナイルでは、サーバー管理も含めたコンテンツの制作代行プランをご用意しております。さまざまなコンテンツを作成して、情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがないという方も、まずはお気軽にご相談ください。

「502 Bad Gateway」を見つけた方へ | 意味と原因、対処法を解説します【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

【やさしく解説】ROIとは | 意味から計算方法、注意点まで1から解説

ROI 意味

ROIとは、「費用対効果」を測定したいときに使われる指標のことです。商品やサービスを開発して販売するためには、原価や人件費、設備費などさまざまなコストがかかります。また、販売促進をするためのいろいろなマーケティング施策を打つのもコストが発生することでしょう。

ROIの活用で、投資額に対して十分な利益が得られているかを知ることができます。種々のコストをかけてようやく得た利益を明確に判断するために、サービス運営には欠かせない最も重要な数値といえるのです。

この記事では、ROIの詳しい説明から計算方法、ROIを使った費用対効果を分析する上での注意事項など基本的な事項を一から解説していきます。

また、売り上げを伸ばすためにはウェブサイトを改善していくことも大切です。そのノウハウをまとめてあります(ダウンロード無料)。

\ナイルのサイト改善提案の紹介はこちらから!/

ROIの意味

ROI(Return on investment)とは、投資した費用に対して得られた利益や効果を表す指標のことです。

ROI 意味

ROIは「費用対効果」と同じ意味ですが、「投資利益率」「投下資本利益率」とも呼ばれることがあります。似たような意味の「コストパフォーマンス」が消費者目線の言葉であるのに対して、ビジネスシーンではROIが使われます。

ROIはパーセンテージや倍率の数値で表します。ROIの数値が高いほど効率の良い投資ができているといえるのです。一般的に「費用対効果が良い」とされるラインは、ROIが300%(3倍)以上だとされています。一方、ROIが100%(1倍)未満の投資は効果が上がらず、損失が発生していると判断することができるでしょう。

ROIを割り出すメリット

ROIの主な役割はより効率の良い投資を検討するための指標とすることですが、派生してさまざまな効能を発揮します。

ここでは、ROIを出すメリットを紹介します。

ROI 意味

客観的な数値情報なので説得力がある

ROIは、ある施策を打った場合、どのぐらい利益を上げられるのかを数値で示すことができます。

具体的な数値情報は客観的で、誰でも簡潔に理解できるので信頼感があります。上司や決裁者に企画を提案するときや取引先に営業をかけるとき、ROIを示すことで説得力を持ってプレゼンテーションができます。

上司や決裁者、取引先が最も知りたい情報とは、要は「いくらかかって、どれぐらい儲かるの?」ということです。上司や決裁者、取引先が最も知りたい情報を簡潔な数値で示すことができるのは、ROIの強みといえるでしょう。

投資に対する純粋な利益がわかる

ROIは、これから行う企画や施策だけでなく、実行中の事業における投資と利益のバランスを確認する際にも使用できます。

ROIで確認できることが売上ではなく利益である点がポイントです。商品がたくさん売れて多くの売上が上がったとしても、商品の原価が高かったり、開発期間が大幅に長引いて多額の人件費がかかったりしたため、十分な儲けが出ていないかもしれません。

ROIは原価や販売管理費などを売上から差し引いて算出するため、純粋な投資効果だけを確認できます。投資額に見合った利益はもちろん、投資額以上のリターンを追求する上で、ROIを確認することは不可欠といえます。

規模の異なる事業を比較できる

「社内で複数の事業が動いていて、今後どの事業に対して投資を強化すべきか」といった判断を迫られたとき、それぞれの事業のROIは注力すべき事業を選ぶ判断材料のひとつになります。

各事業にかかる予算や売上は事業規模によって異なるため、投資や売上の金額を見ただけではうまくいっている事業なのかそうでないのか、判断がつきません。しかし、ROIなら投資に対して利益がどれくらいあるかをパーセンテージで表すことができるので、同一のルールで規模の異なる事業を比較できるのです。

ごく単純な例ですが、1,000万円を投資して2,000万円の利益を上げている事業と100万円を投資して500万円の利益を上げている事業があったとします。売上だけ見れば、2,000万円のほうが大きいですが、その分、投資額がかかっています。

投資効率という面でいえば、100万円の投資に対して500万円を売り上げているほうがずっと効率が良いといえます。より複雑な投資・売上のバランスでも、ROIは規模の異なる事業の費用対効果を簡単な計算で導き出せるのです。「効率の良さ」を数値で表すことができるので、てこ入れすべき事業を選ぶことが可能となります。

この記事もチェック

オウンドメディアとは、自社が保有するメディアのことを指します。当然のことですが、オウンドメディアを運営していくには、コストがかかります。...
オウンドメディアの費用対効果とは?計測する方法を解説 - www.seohacks.net

ROIの計算方法

基本的なROIの計算は、以下で解説するようにそう難しいものではありません。

ROI 意味

しかし、しっかりとROIを測定する場合には、該当の売上における対象となる広告の影響などを、事細かに考える必要があるため、一筋縄ではいきません。今回は参考として全体的なROIの算出方法を紹介します。

全体的なROIの計算方法

ROIは、利益額を投資額で割ったものを、パーセントで表します。

利益額は、売上から原価と人件費などの販売管理費、投資額を引いたものです。マーケティング投資額は、商品の販売を促進するために実施する各種のマーケティング施策にかかる費用を指します。

計算式で表すと下記のようになります。

ROI(%)=〈売上-(売上原価+販売管理費など+マーケティング投資額)〉÷ マーケティング投資額 × 100

では、例を用いてROIを計算してみましょう。原価500円のイヤホンに2,000円の定価をつけて、販促のために利用したディスプレイ広告などのマーケティング費用に100万円を投じ、2,000個販売したとします。なお、販売管理費は50万円かかりました。

この事業におけるROIは何%でしょうか。

まず売上は定価2,000円×2,000個で400万円、売上原価は500円×2,000個で100万円です。

したがって、下記の計算式となります。

〈400万円(売上)-(100万円(原価)+50万円(販管費)+100万円(マーケ費用))〉÷100万円(マーケ費用)×100=150(%)

この事業は1倍以上の効果を持つということがわかりました。

しかし、今回のケースでは「マーケティング費用」と一括りにしているため、ざっくりとしたROIしか把握できません。そこで以下のようなマーケティング施策ごとのROIを算出することも検討してみましょう。

マーケティング施策ごとのROIも見てみよう

事業の全体だけでなく、種々のマーケティング施策のROIを割り出すことも今後の戦略を考える上で有効です。

では、こちらも例を用いてROIを計算してみましょう。先程と同様に、原価500円のイヤホン商品に2,000円の定価をつけて販売するとします。今回も販促のためにディスプレイ広告を20万円で利用しました。

分析ツールで確認したところ、ディスプレイ広告経由では800個販売されていました。なお、販売管理費などは30万円かかりました。まず売上は定価2,000円×800個で160万円、売上原価は500円×800個で40万円です。

したがって、下記の計算式となります。

〈160万円(売上)-(40万円(原価)+30万円(販管費)+20万円(ディスプレイ))〉÷20万円(ディスプレイ)×100=350(%)

同時期にSNS広告を10万円で利用していましたが、こちらは分析ツールで確認した所、500個しか売れていませんでした。販管費などは同じく30万円ほどかかっています。売上は定価2,000円×500個で100万円、売上原価は500円×500個で25万円です。

したがって、下記の計算式となります。

〈100万円(売上)-(25万円(原価)+30万円(販管費)+10万円(SNS))〉÷10万円(SNS)×100=350(%)

実はこの2つの施策はROIの視点だと、同じ費用対効果であるといえるのです。厳密にはマーケティング施策を行ったことで発生した売上以外にも、SNSでのいいね数、ホームページへの流入数、展示会であればブース出展で獲得した名刺数など、施策ごとにさまざまな成果があります。

より深く投資対効果を考える場合には、こうした売上以外の数値に関しても含めて検討する必要があります。

費用対効果を上げる販売術として、ウェブサイトをリニューアルすることも効果的です。そのポイントをまとめた資料も併せてご参照ください(ダウンロード無料)。

\サイトリニューアルで気をつけるべきポイントはこちらから/

ROIを解釈する上での注意点

ROIは事業の利益と施策の効果をわかりやすく示してくれますが、費用対効果のすべての側面を明らかにしてくれるわけではありません。

ここでは、費用対効果を考える上でROIと併せて考慮しておきたいポイントを紹介します。

ROI 意味

投資で得られる多様な成果を見逃さない

ROIは行った投資でどれぐらいの利益が得られたのか、あくまで金額をベースとして算出します。

しかし、投資によって得られる「利益」は売上金だけではありません。金額に現れてこない「利益」として代表的なものとしては、会社や商品のブランド力や顧客満足度が挙げられます。

ブランド力や顧客満足度はすぐに利益の向上につながるものではありませんが、会社や商品に対するリピーターやファンを形成したり、口コミによる見込み顧客へのリードを獲得できたりして、今後の利益に結びつく可能性を期待できます。

また、企業にとって、ボランティア活動やSDGsの取り組みなど、直接的な利益を上げなくても企業イメージやプレゼンス(存在感)を高める事業は重要です。ROIだけで事業の価値を判断すると見逃してしまう利益もたくさんあることを理解して、さまざまな指標と組み合わせて総合的に分析しましょう。

投資のスパンに合った解釈をしよう

事業には、短期的に利益を上げていくものがある一方、先行投資を行い、長い年月をかけてじっくりと利益を積み重ねていくものもあります。

先行投資を行い、長期的に利益を積み上げていくような事業の場合、投資を開始してすぐに利益を回収することは難しいです。

このため、投資初期の段階ではROIは低く出ます。ある一定の段階でROIが低く出たからといって失敗と即断するのではなく、長期的事業の中間地点と捉え、全体スケジュールの中で短期・中期・長期の目標と突き合わせて現状を把握するための指標としてROIを解釈しましょう。

ROIの改善方法は1つではない

ROIを向上する方法として、第一に挙げられるのは「売上を伸ばすこと」でしょう。

しかし、ROIは利益と投資のバランスを見るものですから、コストを見直すこともROI改善のためには必要なアプローチです。

例えば、ターゲットユーザー像を改めて絞り込むことで、幅広い媒体に出稿していた広告を引き上げて、ターゲットによりピンポイントに訴求する媒体を選んで集中的に広告を出稿する……そんな方法もあるでしょう。大きく利益を損なうことなく投資コストを下げる施策を検討し、売上の向上と両面でROIを上げることを目指してみてください。

ROIとよく似たROASとは何か?

ROIに類似した指標にROAS(Return On Advertising Spend)と呼ばれるものがあります。

ROASも投資に対する費用対効果を示す指標ですが、広告費に対する売上の伸びを見る点がROIとは異なります。ROASの数値が高いほど、その広告の費用対効果は高いということができ、予算配分や入札価格を上げる判断の材料になります。

一方、ROASが低い広告は広告からの流入ページのコンテンツを見直すといった、改善策の検討に役立てることができるでしょう。ROASの計算式はROIの計算式以上にシンプルで、広告によって得た売上を広告費で割って算出できます。先程の例で確認すると、ROASに関してはSNS広告の方が効果的であったことがわかります。

  • ディスプレイ広告のROASは 160万円(売上)÷20万円(広告費)×100=800(%)
  • SNS広告のROASは 100万円(売上)÷10万円(広告費)×100=1000(%)

よって一概にはいえませんが、SNS広告への投資額を増やすことができれば、効率的に売上を上げることができると考えられます。ROIもROASも投資に対する効果を示していますが、ROASは広告投資に対して売上がどのぐらい上がっているかがわかるため、広告の費用対効果を見ることに向いているのです。

一方、ROIは売上から投資を除いた利益を基準としているので、本当に効果的な投資になっているかどうかを見るには、ROIのほうがより適しているといえます。ROASが良ければROIが良いとは限らず、その逆も然り。ROIとROASの両方を参考にして、費用対効果の向上を目指すのが良いでしょう。

この記事もチェック

ROI(投資対効果)とは、投資した資本に対してどれだけの利益が得られたかを知るための指標のことを、ROAS(広告費用対効果)とは、投入した広告費...
ROI・ROASとは?それぞれのメリット・デメリットや違いを解説 - www.seohacks.net

ROIを分析して、事業の成長を図ろう

ROIは費用対効果を知るために役立ちますが、あくまで現状の費用対効果を示す指標にすぎません。

ROIの意味から計算方法、活用する上での注意点などを解説しました。ROIを算出して終わりではなく、算出された数値をもとに、現状の課題はどこにあるのか、どのような施策を打てば費用対効果を改善できるのかを考えてみてください。ROIは現状を知るだけでなく、今後の事業を成長させるための分析の素材でもあるのです。

なお、ナイルでは、豊富な経験・データに裏付けされたコンサルティング力で、売り上げに結びつくサイト改善の支援が可能です。大きく3つのステップに分けて、対応させていただきます。まずは資料をご覧ください(ダウンロード無料)。

  • 調査・設計:現状のヒアリングやKPIの設定、ツールの導入などを行う
  • 分析:アクセスやヒートマップの分析、ユーザー行動観察などを行う
  • 改善:施策の効果検証や定例レポーティング作成、継続施策の提案などを行う

状況をヒアリングした上で、段階的にサイト改善を行っていきます。ぜひ、お気軽にご相談ください。

【やさしく解説】ROIとは | 意味から計算方法、注意点まで1から解説【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

空白文字をコピペするにはどうすればいい?やり方を解説!

空白文字

ウェブサイトを作成する上で直感的にスペースキーを押し、「空白文字」を作ったことがある人は少なくないでしょう。空白を設定するのはてっとり早い方法ですが、場合によってはあまり望ましい方法でないこともあります。また、コードで作る空白文字にはさまざまな方法があることをご存知でしょうか。

この記事では、空白文字について、その意味や多様なやり方、コピー&ペーストしてすぐにでも使える方法などを紹介します。

そのほか、オウンドメディアにお困りごとはないですか?すべての解決に導く自社ウェブサイト制作に役立つ情報はこちらをご覧ください(ダウンロード無料)。

\オウンドメディアを成功に導く!資料ダウンロードはこちらから/

そもそも空白文字とは?

空白文字とは、言葉の通り、文字と文字の間や行間などに空白の文字を打ち込み、「スペース」を作ることです。

空白文字

空白文字を必要とする場面は、名前の姓と名の間や外国語表記(固有名詞など)といった「形式的なもの」から、レイアウトを整えたり、文字の配置・間隔を調整したりする「デザイン的なもの」まで幅広くあります。サイトを作成する上で、あまり深く考えて使っていない、というのが現状ではないでしょうか。

全角スペースを使う方法

手っ取り早いやり方は、全角スペースを使う方法です。

サイト全体で空白文字の数が少ない場合や、単語が分断されてもそれほど影響がない箇所であれば、全角スペースを使った「空白文字」を選択すると良いでしょう。サイト作成にかける時間が短縮できます。

一方、半角スペースについては、連続で使用しても1つ分しか空白が表示されませんので注意が必要です。

HTMLで「空白のスペース」を入れる特殊文字を使う方法

コードでの「空白のスペース」は、HTMLの特殊文字で定義されています。

HTMLの特殊文字

マークアップ言語の1つである文字実体参照の特殊文字「 」を使えば、「空白文字」を表現できます。詳しく説明していきましょう。

「 」を使う方法

「 」とは、「non-breaking space」の略で、日本語で「改行しないスペース」という意味になります。

「Search Engine Optimization」といったような単語を通常の半角スペースで区切ってしまうと、ページの表示幅によっては

Search Engine

Optimization

のように単語の途中で改行されてしまうことがあります。

そこで使用するのが「 」です。

Search Engine Optimization

と記載すれば、改行されずに単語のまとまりをキープすることができます。

「 」の空白スペースの幅は、半角と同じ広さのスペースです。また、「         」のように5つ連続で並べると、打ち込んだ個数分だけ空白が作れます。

繰り返しになりますが「半角スペースキー」は連続で使用しても、1つ分しかスペースが表示されませんので、「 」を使用すると良いでしょう。

「 」以外の特殊文字を組み合わせて調節する方法

空白スペースの「特殊文字」には、「 」のほか、あと3つの特殊文字が用意されています。

 

「 」より小さめのスペース

 

「 」よりやや大きめのスペース

 

「 」より大きめのスペース(全角スペースと同じ大きさ)

以上、これらの特殊文字を組み合わせれば、より自分のイメージに合った幅の空白文字を指定することが可能になります。

これらのスペースの幅を比較すると以下のようになります。

<div>
Search Engine Optimization
Search Engine Optimization
Search Engine Optimization
</div>

自社ウェブサイトの現状に悩んでいる方は、リニューアルをするのも効果的です。以下の資料ではサイトリニューアルをする際の重要ポイントをまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください(ダウンロード無料)。

\サイトリニューアルで気をつけるべきポイントはこちらから/

CSSのinline-block要素で空白を表現する

ページのデザインとして、空白を表現したい場合は、CSSのinline-block要素を使用することをおすすめします。

空白の幅を自由に設定することができるため、デザインに合わせやすいからです。手順とその特徴を見てみましょう。

自由に幅の調整をしたい場合はCSSを使おう

手順は、空白を入れたい文字と文字の間に、inline-block要素で幅を指定するといった簡単なものです。

実際のコードは次のようになります。

CSS

.blank_space{

display:inline-block;

width:10px;

}

HTML

佐藤<span class="blank_space"></span>美子

上記のように書き込むことで、佐藤と美子の間に空白が生まれます。CSSのinline-block要素を用いた方法は自由度が高く、調整も効きます。CSSの「width:10px;」の数字を「width:15px;」に増やすことで、空白の幅を広げられます。

また、コピペしてみるとわかるのですが、この場合は空白部分はコピーされません。これは、あくまでこの空白部分が文字情報ではなくデザイン情報だからなのです。

ほかにもある「空白文字の作り方」

単純にスペースキーを使ったり、特殊文字を用いたり、CSSで空白の幅を指定したりと、いくつかの空白文字の入力方法を紹介してきました。このほかにも以下の方法があるので、コピペ用に実際のデータを記載します。

CSSで文字を透明にするのはSEOに悪影響?

同じCSSで、文字自体を透明にして消してしまうという方法です。

例えば、HTML上に「

佐藤<span class="kuhaku">ジェシカ</span>美子

」と入力し、「ジェシカ」の文字色をCSSで透明に指定するとします。以下は、CSSとHTMLの実例です。

CSS

.kuhaku{

color:transparent;

}

HTML

佐藤<span class="kuhaku">ジェシカ</span>美子

CSSの「transparent」は透明を表す文字色なので、「ジェシカ」は透明になり、レイアウト上は「佐藤」と「美子」の間に空白が入っているだけの文字列に見えます。

しかし、このやり方はSEOの側面から推奨できません。検索エンジンは、ユーザーとクローラーで、見ることのできるテキストに違いがある状態を良しとしないはずです(クローキング)。効果があるかはさておき、ページ内に大量の透明文字を設置し、検索エンジンをだますようなことができてしまうからです。わざわざこのやり方を選ぶこともないですが、基本的には使用しないようにしましょう。

ハングルフィラーの使用も

「ハングルフィラー(HANGUL FILLER)」と呼ばれる、ハングル文字の字母同士を結合するための特殊な文字を用いて、空白を作る方法もあります。

下記に打ち込んでいるのが、ハングルフィラーの空白文字ですので、コピペして使ってみてください。

1個「ㅤ」

2個「ㅤㅤ」

3個「ㅤㅤㅤ」

4個「ㅤㅤㅤㅤ」

5個「ㅤㅤㅤㅤㅤ」

※空白文字の個数です。

なお、日本語用キーボードでは打ち込めないため、辞書登録しておくのがいいでしょう。Unicodeでの文字番号は「U+3164」です。

ハングルフィラーは全角スペースと同じ幅ですので、基本的には全角スペースを利用した方が便利でしょう。

SEOに影響を与えるか

常識の範囲内であれば、空白文字が評価に影響するようなことはありません。

そもそも、英語の文章は半角スペースの空白文字だらけです。一方で、「空白文字で無理やりデザインを表現する」といった使い方は避けたほうが無難でしょう。

使用するデバイスによっては、ズレが生じることもありますし、検索エンジンがクロールしやすいとはいえないからです。

この記事もチェック

もともと「2015年、確実に成果を出すためのSEOの方程式」というタイトルでしたが2017年になった今何か大きく変わってるわけでもないので年号消し...
確実に成果を出すためのSEOの方程式 - www.seohacks.net

優先するものを決めて使い分けよう

デザインを表現したい場合はCSSを、単語をつなげて表示させたいときは「&nbsp;」を使用するなど、表現したいものに合わせて使い分けると良いでしょう。

本記事では、空白文字のさまざまな作り方を解説してきましたが、特に理由がなく一般的な利用範囲であれば「全角スペース」「半角スペース」を使用しても問題ありません。

自社ウェブサイト制作に迷ったときは、すぐにご相談ください!ナイルでは、コンテンツ制作代行のプランをご用意しております。さまざまなコンテンツを作成して、情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがない場合、まずはお気軽にご相談ください(ダウンロード無料)。

空白文字をコピペするにはどうすればいい?やり方を解説!【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

【初心者向け】ドメインの定義や意味

ドメイン 意味

「ドメイン」は、本来「領土」や「領域」という意味の英単語である“domain”に由来した言葉で、簡単にいうとインターネットにおける住所のようなものです。ドメインは、ウェブサイトやブログを立ち上げるときに絶対必要になるものなので、言葉自体は聞いたことがある人も多いでしょう。

この記事では、用語の意味から種類、取得時のポイントまで、ドメインについて深堀りします。

ウェブサイト立ち上げやリニューアルでお悩みの方へ。ドメイン取得からコンテンツ制作をナイルが応援します!

\コンテンツ制作代行プランの詳細はこちらから/

ドメインとは?

ドメインとは、インターネット上でのコンピューターやネットワークを識別する文字列によって構成されたウェブサイトの「住所」のようなものです。

URLやメールアドレスの「○○○.com」「○○○.co.jp」などの部分をドメイン名といいます。

ドメイン 意味

URL(Uniform Resource Locator)やIPアドレス(Internet Protocol Address)も、「インターネット上の住所」といわれることがあります。では、ドメインは、URLやIPアドレスとどのように違うのでしょうか。

ドメインとは、IPアドレスをわかりやすい文字列で表したものといえます。IPアドレスはウェブサイトだけでなくデバイスも含めた、インターネットに接続されたものを特定する数列です。IPアドレスが設定されているおかげで、私たちは相手を間違えることなく通信することができます。

しかし、IPアドレスは数字とドット(.)だけで構成されており、人間が識別するには不向きです。そこで、わかりやすい文字列で構成されたドメインとIPアドレスを紐づけて管理することとなりました。

一方、URLはウェブサイトやインターネット上に置かれた「ファイルの場所」を指します。広いインターネット世界において、ドメイン(IPアドレス)で住所を特定し、URLでさらに詳細な場所を特定するイメージを持つと良いでしょう。

バラエティ豊富なトップレベルドメイン

ドメイン名を構成する要素のうち、「.com」「.co.jp」などドット(.)で区切られた右方の部分をTLD(トップレベルドメイン)といいます。

ドメイン 意味

人気のある文字列+最も一般的な「.com」の組み合わせは既に使われている可能性が高いですが、TLDにはさまざまな種類があります。ウェブサイトの内容に合わせて組み合わせが可能かどうか試してみましょう。ここでは、主なTLDを紹介します。

gTLD(分野別トップレベルドメイン)

分野別トップレベルドメイン(gTLD)とは、利用者の居住国に影響なく誰でも取得可能なTLDです。

  • 企業や商用サービスを表す「.com」
  • ネットワークサービスを表す「.net」
  • 情報提供者であることを表す「.info」

上記のgTLDは、TLDの意味にかかわらず広く使われています。ほかにも、主に非営利団体であることを表す「.org」、ビジネスに関わるドメインであることを示す「.biz」などもあります。

新gTLD

新gTLDは2012年以降につくられたgTLDです。

ゲームアプリでよく用いられる「.app」は、新gTLDのひとつです。ほかにも、下記のものなどバリエーションが豊富です。

  • ラグビーを表す「.rugby」
  • Webサイトを表す「.site」
  • ブログを表す「.blog」
  • 東京を表す「.tokyo」

「.com」や「.net」といったポピュラーなTLDでは取得できなかった文字列でも、新gTLDであれば比較的取得できる可能性があるので試してみてください。

ccTLD(国コードトップレベルドメイン)

ccTLDは、国や地域を表すTLDです。

日本を表す「.jp」、米国を表す「.us」、英国を表す「.uk」など、当該国や地域に居住していることが取得条件になっていることが多いですが、一部のccTLDは居住地に関係なく取得できます。

代表的なものは、ツバルのccTLDである「.tv」です。テレビの頭文字と同じであることから、映像関連やテレビ局関連のドメインとして使われる傾向があります。

属性型jp

属性型jpとは、トップレベルドメインである「.jp」と特定のセカンドレベルドメイン(トップレベルドメインの一つ前の文字列)を組み合わせたもので、「.co.jp」や「.ne.jp」などがこれに当たります。

属性型jpは、ネットワークサービスを意味する「.ne.jp」以外は、1つの組織につき1つしか取得できず、組織の運営主体によって取得できるものが異なります。また、個人が属性型jpを取得することはできません。属性型jpの種類は以下の通りです。

  • 「.co.jp」  日本国内で登記した会社・企業が取得できる。
  • 「or.jp」  社団法人や財団法人、医療法人、生活協同組合、農業協同組合など、特定の法人組織が取得できる。
  • 「.ac.jp」  学校教育法などで規定された教育機関が取得できる
  • 「.go.jp」  日本国の政府機関、各省庁管轄の機関、研究所、特殊法人が取得できる。
  • 「.ne.jp」  ネットワークサービスであれば取得できる。

\コンテンツマーケティングを中心に支援!資料ダウンロードはこちらから/

独自ドメインとサブドメインは何が違うのか?

ドメインには、関連するものとして「独自ドメイン」と「サブドメイン」があります。

それぞれ解説していきましょう。

独自ドメインとは?

独自ドメインとは、その名のとおり世界で唯一のドメインで、ユーザーが希望する任意の文字列をドメイン名として設定したものです。

個人ユーザー、法人ユーザーにかかわらず、独自ドメインはドメイン登録事業者を通じて取得できます。独自ドメインは世界で唯一のものでなければなりません。そのため、すでに存在するドメインと同じ文字列を新規に取得することはできません。

また取得には費用がかかります。しかし、サーバーを移転してもドメイン名を変える必要がないなど、さまざまなメリットがあります。

【独自ドメインの例】

ドメイン 意味

よって、基本的にドメインのすべてが独自ドメインに相当しますが、以下のように既存のドメインをサブドメインとして運用することもできます。

サブドメインとは?

サブドメインとは、ドメインを用途などに合わせて区分けする際に使用するドメイン名のことです。

弊社は日頃以下のドメインでサイトを運用していますが、新しくパン屋を始めることになった場合には、下記のように新しいサブドメインを発行するイメージです。

https://www.seohacks.net/

https://bakery.seohacks.net/

サブドメインをよく目にする機会として、「はてなブログ」が挙げられるでしょう。はてなブログを開設する際には、「hatenablog.com」などのドメインに対し、〇〇.hatenablog.comのようにサブドメインを選択することができます。自分でドメインを取得することなく、すぐにブログを始められるので便利ですね。

はてなブログのようなブログサービスでは、このようにサービスのドメインのサブドメインを利用することがあります。こうしたサービスのドメインを利用したサブドメインに対し、自分のドメインを取得するという意味で独自ドメインが語られることが多いのです。

独自ドメインだからこそ得られるメリット

独自ドメインを取得・維持するには、取得費用や更新料が必要です。

サブドメインを取得するのは無料なので費用面ではお得ですが、独自ドメインにはコストがかかります。その分、独自ドメインには、サブドメインにはないメリットがあります。ここでは、独自ドメインを取得するメリットを紹介します。

ドメイン 意味

同じドメインを継続して使用できる

独自ドメインならサーバーを変えても、同じドメインを引き継ぐことができ、URLが変わることはありません。

一方、サブドメインの場合はドメインを提供している会社の状況によって、ドメイン変更を余儀なくされることもあります。レンタルサーバー業者で用意された無料のサブドメインの場合、サーバーを変えればこれまでのサブドメインおよびURLを変更しなければなりません。

ブログなら、ブログサービスを運営している会社がサービスを停止すればドメインの変更はもちろん、ブログ自体が消滅する可能性もあります。独自ドメインならサーバーを変えてもドメイン・URLが変わらないというのは強みとなるでしょう。

また、ドメインおよびURLが変わらなければ、Googleによる評価を引き継ぎ、検索順位を維持することができます。SEOの向上は長い期間の積み重ねが大切ですから、ウェブサイトをじっくり育てていくなら、独自ドメインの取得は不可欠といえるでしょう。

メールアドレスを独自のものにできる

独自ドメインであれば、メールアドレスも独自のものを使うことができるようになります。

例えば、会社に所属しているはずの取引相手のメールアドレスのドメインが、無料のサブドメインだとどうでしょうか。相手が本当にその会社に所属している人なのか、不安になります。

ウェブサイトと同様、メールアドレスにおいても独自ドメインは信頼感を高めるのに役立ちます。独自ドメインであれば、サーバーを変えても同じメールアドレスを継続して使える点も、ウェブサイトと同様です。

また、独自ドメインであれば、取得できるメールアドレスの数に制限はありません。社員全員にメールアドレスを支給するのも容易になります。一定以上の規模の会社でドメインを運用するならば、独自ドメインを取得したほうがよいでしょう。

SEO上のメリットもある

独自ドメインを利用した方が、SEOで有利になることもあります。

もちろんゼロからGoogleの評価を集める必要があるなど、大変なことも多いのですが、現在Googleは検索結果に同じドメインのURLの表示を制限しており、サブドメインもその数に含まれるのです。

そのため、すでに利用しているドメインで上位表示しているコンテンツがある場合、あなたのサイトが上位表示されないということも考えられます。

また、長期的にSEOに力を入れていくのであれば、永続的な独自ドメインのもと、ユーザーにとって有益な情報を発信し続けることで、発信元であるドメイン自体の評価が高いものとなり、特定のテーマで順位が付きやすくなるということも考えられます。

ただし、noteやアメーバブログなど、すでに有力なドメインのもと作られたブログが検索結果で高い順位がつきやすい場合もあります。コーポレートサイトは独自ドメインで、集客目的のブログはサブドメインで運用するなど、想定するターゲット・ユーザーに応じて使い分けるのもひとつの方法でしょう。

広告が設定できるようになることもある

ブログサービスの中には、無料のサブドメインでGoogleアドセンスなどの広告を設定できず、独自ドメインにすることで、設定できるようになる場合もあります。

趣味のブログであれば、マネタイズはあまり考えないかもしれませんが、副業の一環として運用する場合などは、独自ドメインの取得も検討しましょう。

ドメインはウェブサイトの「住所」であり「屋号」でもある

ドメインは、広大なインターネットの中での「住所」であると同時に、どんなウェブサイトなのかを簡潔に示す「屋号」のような役割もあるといえます。

個人が「日記代わりに、不意にブログをつけたくなった」ということであれば無料のサブドメインでも十分ですが、「Webサイトを開設して、コンテンツマーケティングをじっくり行いたい」といったビジネスで利用したい場合は、ぜひ独自ドメインを取得しましょう。ビジネスの個性をよく表した、簡潔でユニークなドメイン名を考えてみてください。

コンテンツマーケティングについてまとめた資料もご用意しております。ぜひ併せてご覧ください。

  • コンテンツマーケティングの流れ
  • コンテンツマーケティング成功の秘訣
  • 投資対効果を最大化するための効果測定の考え方

具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。

【初心者向け】ドメインの定義や意味【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

YMYL領域のコンテンツのE-A-Tを改善する方法

誤った情報である場合、その情報を取得したユーザーの生命や生活に大きな影響を与えるような領域。いわゆるYMYLという領域ですが、この領域の場合、E-A-Tが非常に重要な役割を果たします。SEOに関わっている方にすれば、目新しい言葉ではないはずですが、具体的にYMYLと呼ばれる領域はどのようなものか?E-A-Tを改善するために何すべきか?といったテーマはなかなか答えが出しにくいはずです。記事内でも言及されている通り、その方法は1つではありませんが、Googleの品質評価ガイドラインを読むことで手掛かりを得ることは可能です。今回はYMYLの領域とE-A-Tの改善にテーマを絞った、Search Engine Landの記事を紹介します。

Googleが「Your Money or Your Life」と考えるコンテンツの種類はどのようなものか?また、これらのページに対して、専門性・権威性・信頼性を向上させるために、SEOのどの箇所に注力すべきか?この記事を読むことで、学んでいこう。

不正確な情報が提供された場合、ユーザーの将来の幸福、健康、経済的な安定性や安全などに影響を与えうるトピックやページを指すさい、Googleは「Your Money or Your Life (YMYL)」というフレーズを用いる。

こうした種類のコンテンツは、リスクをはらんでいる。そのため、Googleのアルゴリズムはこうしたページを、より高い基準で選定している。

自身が扱うトピックが、YMYLに該当するかどうかを知っておく必要がある。また、YMYL領域のトピックを公開する場合、Googleが専門性・権威性・信頼性(E-A-T:Expertise、Authoritativeness、Trustworthiness)において、何を評価しているかについても、注意を払うべきだ。

この記事では、Googleがどのような種類のコンテンツをYMYLとみなしているか、また、こうしたページのE-A-Tを改善するために、あなたが何に注力すべきかを判断する目的で、こうした情報を使う方法についても解説する。

YMYLとは何か?

Googleは「Your Money or your Life」の略語である「YMYL」という用語を、2013年6月版の品質評価ガイドラインで使用した。そこには、以下のように言及されている。

PQが特に重要なページが存在する。我々は、このようなページを Your Money or Your Life (YMYL)と呼んでいる。こうしたページは、現在、または、未来におけるあなたの幸福(身体的、経済的、安全性など)に影響を与えうる。YMYLのページは、評価の高いWebサイトのページであるべきで、コンテンツは高いレベルの専門性と権威性を持つものによって作成されるべきである。

2013年版の品質評価ガイドラインのセクション7.2より

PQとは、ここでは、ページの品質(Page Quality)を意味している。

Googleの検索結果とWebページの品質についての評価を行い、Googleのエンジニアへフィードバックを提供する、品質評価者のチームへの教育を目的とし、Googleはこのガイドラインを作成した。当初、このガイドラインは一般に公開されていなかったが、今日では、Googleは誰もがこのドキュメントにアクセスできるようにしている。Googleによる品質評価チームの活用については、こちらで詳しく説明されている。

そのページがユーザーの生活に大きな影響を与える可能性がある場合、高品質なページであるとみなす必要があることを、Googleは評価者に伝えている。このようなページは、高いレベルの専門性と権威性をもって、作成される必要があるのだ。

その後、公式に公開されている文章の中で、GoogleはE-A-Tの重要性を繰り返し述べている。下記は、Googleによる偽情報との戦いについて書かれた文書からの引用である。

評価者がどのようにして優良なコンテンツの評価をしているかを理解できれば、自身のコンテンツの改善に役立つかもしれない。その結果、検索結果でのより良い成果をあげられる可能性がある。

特に、我々が言うところのE-A-Tをそのコンテンツが保持しているかどうかを理解するための訓練を評価者は受けている。E-A-Tとは、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)を表している。ガイドラインを読むことで、E-A-Tの観点から自身のコンテンツを評価し、改善方法を検討する手助けとなるかもしれない。

Googleの品質評価ガイドラインからの抜粋

ガイドラインには、E-A-Tの評価が可能な多くの側面が、徹底的に書かれている。Googleのアルゴリズムが、品質評価ガイドラインに書かれていることをどこまで再現しようとしているのか。我々がそれを知るすべはないが、Googleのベン・ゴメス氏は、CNBCの記事で、下記のように言及している。

品質評価ガイドラインを、我々がアルゴリズムに求める行き先、と見ることができるだろう。品質評価ガイドラインは、アルゴリズムがどのようにして検索結果を順位付けしているかを伝えてくれるものではない。しかし、基本的には、アルゴリズムが何をすべきかを示している。

検索エンジニアリングのヴァイス・プレジデントであるベン・ゴメス氏(2017年)

品質評価者のようにE-A-Tを理解することで、検索結果での優位性につながることがある。Googleが評価しうるものを知っていれば、自身のページの品質の改善について知ることができるはずだ。

下記は、品質評価者がどのようにE-A-Tを評価するよう教育されているかを示す、ガイドラインの一部である。

この5年間で、私と私のチームのメンバーは、品質評価ガイドラインとGoogleがE-A-Tについて言及したすべてを徹底的に研究してきた。E-A-Tを改善する方法についての完全な議論は、この記事の範囲ではない。それについては、こちらの記事で多くを書いている。

私は、SEO担当者の全てが、品質ガイドラインを読み、記載されている具体例を確認することをお勧めする。それらがあなたのビジネスに適用できるかどうか、自身に尋ねてみよう。こうした質問に答えることで、E-A-Tを改善するための戦略を立て始めることができるはずだ。

E-A-Tを改善するにはどうすればよいか?

数年前、E-A-Tを学び始めた者の多くが、専門家である著者を追加し、著者の経歴やプロフィールを構築することに強くフォーカスしていた。

これは、E-A-Tとユーザーの信頼を改善する方法となりうるが、あらゆるコンテンツやページにとって必要な作業ではない。著者の経歴はユーザーにとって有益であるが、そのコンテンツの作成者の専門性や権威性を示すことができる程度である。

重要なことは、コンテンツ作成者のE-A-Tである。

そのため、さらに深掘りし、検索エンジンが認識できる方法で、ブランドの認知や評判に取り組むことが、E-A-Tに取り組むための優れた方法なのである。

また、Googleのブログ記事にも書いてあるコアアップデート(または、アミット・シンガル氏のパンダについての質問や、スタンフォード大学のWebの信頼性についてのガイドライン)についての質問に対する、より良い回答に取り組むことも、E-A-Tを改善する方法となる。

あなたの業界で権威のあるWebサイトからのリンクやメンションを獲得することも、E-A-Tを改善する方法として重要である。リンクは、ページランク、信頼性、権威性と密接に関係しているのだ。

リンクのないメンションでさえも、Googleがあなたのエンティティについての情報を発見する手助けとなる。また、その情報は、あなたのビジネスについての情報を知るための手助けとなる。

時には、権威のある情報ソースへのリンクを追加することで、そのコンテンツがYMYLに関連するクエリへの答えとなることの手助けとなり、信頼性の改善にもつながる。別のWebサイトにとっては、E-A-Tをベースとした戦略が、Googleがあなたのコンテンツ内のエンティティと、それらがどのように関係しているかを理解するための手助けとして、スキーママークアップから始まることもある。

つまり、E-A-Tを改善する方法は、多く存在するのだ。

品質ガイドラインから引用した上記のパラグラフを見てみよう。このパラグラフをベースとし、クライアントのページの品質の向上に寄与する可能性のある、E-A-Tに関連するいくつかのアドバイスを挙げてみよう。

  • 医療や金融に関するコンテンツの場合、専門家が作成しており、新しい情報が出次第、定期的にコンテンツを更新すること。
  • 偽の情報や、専門家の見解と矛盾する情報は、Webサイトに掲載しない。掲載しなければならない場合は、その情報を専用のフォルダやサブドメインに移動させることを勧める。権威のある、信頼できる参照先がある場合は、それらの情報をすべて記載する。
  • GoogleがYMYLであると認識する領域と、YMYLであると認識しない領域を判断する。こうしたページについては、著者の専門性や参照情報の活用などを検討する。
  • 検索結果に表示されている競合サイトのページと比較し、自身も参考にできる方法でE-A-Tを示しているかどうかを確認する。例えば、あなたがターゲットにしているキーワードで上位に表示されている記事が専門医によって書かれており、あなたの記事は専門医によって書かれていない場合、その競合サイトよりも上位に表示されることは難しいだろう。場合によっては、Googleが適切な著者によって書かれていると判断するために、専門家によるレビューを追加するだけで十分なこともある。Googleのアルゴリズムは、そのコンテンツが専門家によって書かれているか、事実に基づいているか、それらを判断できるであろうと我々は考えている。ここでの目標は、Googleをだまし、あなたのコンテンツが専門家のレベルであると誤認させることではなく、あなたのコンテンツが実際にそのレベルのコンテンツとなることである。

あなたがターゲットにしているキーワードで上位に表示されている競合サイトのページのE-A-Tを分析することで、こうした取り組みをさらに進めることも可能だ。例えば、とあるクエリで上位に表示されているページが、すべてその領域の専門家によって書かれている場合、そうしたページと同等の品質と正確性のコンテンツを作成できれば、あなたのコンテンツが1つも上位に表示されない、といった可能性は低いだろう。また、製品ページの場合、競合サイトの全てがユーザーレビューを掲載しているのであれば、あなたも良いレビューを掲載する必要があるはずだ。

品質評価ガイドラインの事例を参考にし、E-A-Tを改善するための対象をどこに、どのように注力すべきかを判断する

品質評価ガイドラインを何度も読み返しているにも関わらず、今までに見たことのないものを私は発見した。記載されている具体例に、YMYLかそうでないかのラベルが貼られているのだ!例えば、レシピのページはYMYLではない。製品ページはYMYLであるが、ベビーカーの選び方をアドバイスするようなページなど、製品について語るページはYMYLではない。

下記は、2021年10月に更新された、最新版の品質評価ガイドラインのセクション4.6からの引用である。このセクションは、高品質ページの具体例、と呼ばれている。YMYLと表示されているものと、表示されていないものがあることがわかると思う。

品質評価ガイドラインに記載されている具体例の多くを確認することで、GoogleがあなたのページをYMYLとみなしているか、そうでないかを判断することができるようになるだろう。もし、あなたのページをGoogleがYMYLとみなしているのであれば、E-A-Tには細心の注意を払うべきだ。

E-A-Tは、YMYLでないページにも必要ではあるが、YMYLであるページほど重要ではないだろう。また、E-A-Tについての異なる要素が重要となるはずだ。医療系のトピックの場合、専門家によって書かれていることが、E-A-Tが高いと判断される理由かもしれない。エンターテインメント系のページやレシピサイトの場合は、人気や認知度、ユーザーのエンゲージメントやレビューなどによって、事態を改善することができるかもしれない。

ECサイトの場合、専門家である著者を追加するよりも、過去の顧客から有益なレビューを多く得ることが、より改善に役立つだろう。

E-A-Tに取り組むべきかどうかを判断できない場合でも、品質評価ガイドラインに記載されている具体例を確認すれば、Googleが専門性・権威性・信頼性を理解する際に考慮に入れているであろう事柄を理解する手助けとなるはずだ。

E-A-Tが重要であるかを判断できない?品質評価者が行っているように、上位に表示されているページを見ることで、手掛かりを得よう

ここでは、品質評価ガイドラインにはYMYLと記載されていないものの、E-A-Tが不足しているせいで、評価者からは低品質と判断されているであろうページを挙げてみよう。

この記事は、オフィスでの服用について書かれている。医療系のYMYLのクエリのように、ユーザーの安全性や生活に強く影響を与えるコンテンツではない。ある程度、E-A-Tは重要となりうるが、正式な訓練を経て得られる専門知識は、それほど重要ではないだろう。

ファッションにおいて世界的な権威である著者に執筆を依頼することはないはずだ。しかし、このクエリでの検索結果を見てみると、一定の専門性のレベルが価値のあるものと、Googleによって判断されているようだ。

品質評価ガイドラインでYMYLとラベル付けされている、「健康のためにショウガを使う」というクエリとは大違いである。このクエリでは、上位に表示されているページの全てが、権威のある医療の専門家によって書かれている。

下記の「Cleveland Clinic」のページには、著者名が記載されていない。つまり、そのビジネスの権威が広く認識されている場合、著者名(と、その資格名)を記載することが上位表示に必要となるわけではない。多くの場合、YMYLの領域で上位表示を狙うのであれば、そのページが専門家によって作成されている、少なくとも、事実確認はされている、ということを読み手に確信させることが絶対に必要である。

ECサイトにおけるE-A-Tの重要性も、また異なったものである。

下記は、品質評価ガイドラインでYMYLとラベル付けされているページの例である。

YMYLの領域の場合、E-A-Tが重要となる。しかし、ここでも、この領域における専門家が著者であることを示す以上に、権威性と信頼性(全国的に有名なブランドであること)が重要であるようだ。

このWebサイトと競い合う場合、こども用のリュックサックの専門家を集め、著者の経歴を作成し、その専門性を示す記事を書くことが役に立つだろうか?おそらく、そうではないはずだ。それは、ユーザーがこうしたページに期待するものではないからである。

ECサイトにおけるE-A-Tの改善方法は、医療系の情報サイトにおけるE-A-Tの改善方法とは異なるだろう。品質評価ガイドラインを読むことは、あなたの業界において何が重要であるかを理解する手助けとなるはずだ。

下記に、品質評価者が、そのページを高品質なページにしていると述べている要素である。

まず、このページはYMYLである。つまり、このようなページと競合することができれば、優れたE-A-Tを持つということになる。

このページは、複数の選択肢を提供し、ユーザーレビューも記載しているため、ユーザーの意図を満たしている。複数の製品を記載することは検索者にとって有益であるということを示す手掛かりであると言える。また、有益なユーザーレビューを追加することは、ユーザーがそのECサイトの製品ページを信頼し、品質を向上させることに役立つ可能性も示している。

重要なことは、Targetという店そのものが有名であるということだ。このページと競い合うには、権威性は非常に重要となるだろう。

あなたのブランドがリュックサックを販売するブランドとして比較的無名である場合、こうしたページよりも上位に表示されることは、非常に難しいだろう。あなたのブランドのこども用のリュックサックが非常に素晴らしいリュックサックであると、世界中で話題になるほどのPR活動をしない限り、リンク構築によってあなたのブランドをTarget以上に権威のあるブランドにすることは難しいはずだ。

また、カスタマーサービスについての詳細な情報が重要であることも述べられている。品質評価ガイドラインのセクション2.5.3には、評価者がどのようにカスタマーサービスを評価し、ユーザーがカスタマーサービスに何を期待しているかについて、詳細な情報が記載されている。

こうした項目が、Googleのアルゴリズムにどの程度反映されているか、また、そもそも反映されているかについて、我々が知る術はない。しかし、品質評価ガイドラインはGoogleがアルゴリズムを向かわせたい方向を表しているのであれば、品質評価者が行うようにクライアントのWebサイトを評価し、改善の可能性のある個所について議論を行い、優先順位をつけることは、有益な作業と言えるはずだ。

E-A-Tに関連した改善の具体例

SEOやコンテンツの戦略は、下記の問いかけによって形づくられる。

  • このキーワードで上位表示されるレベルのE-A-Tを保持しているとGoogleのアルゴリズムが認識するほど、十分な権威性とブランド(著者)の認知を構築できるか?
  • 問い合わせ先や返金についての情報を明確にすることで、ユーザーによるWebサイトへの信頼を高める余地はあるか?
  • 著者の経歴を記載することが、ユーザーにとっての利益となるようなページであるか?その場合、適切な専門知識を持つ著者がいるか?そうした著者は、専門家としてオンラインで認識されているか?専門家である評価者を追加することで、コンテンツと信頼性を向上させることはできるか?
  • コンテンツに記載されているランキングは最新のものであり、自社以上に優れた参考情報はあるか?
  • Googleは、自社についての良い言及を自社のブランドと結び付けているか?そうではない場合、スキーママークアップを追加する、より多くのブランドについての言及を獲得する、自社や著者についての情報を集めているページを改善する、などの作業を行う必要があるか?
  • 現在、上位表示されている他のページと同程度に、検索者にとって有益なページであるか?より有益なページとなるために、なにかを行うことはできるか?

などである。

重要事項:YMYL以外のコンテンツが、YMYLのコンテンツの品質に影響を与える可能性がある

最近のGoogleのハングアウトにて、ジョン・ミュラー氏は、「とあるWebサイトがたわいのないトピックと慎重に扱うべきトピックの両方を掲載している場合、GoogleのアルゴリズムがこうしたWebサイトをどのように扱うべきかを判断することが、難しくなる場合もある」、と述べている。氏は、こうした2つのトピックを明確に分けることを勧めている。

Webサイト内の低品質なコンテンツは、GoogleによるそのWebサイト全体への信頼に影響を与える可能性がある。品質評価ガイドラインには、そのページが低品質であるとみなされる要因を記載している。下記に、その一部を挙げてみよう。

  • E-A-Tの不足
  • 誇張されたタイトルや見出し
  • 邪魔な広告
  • 不十分な問い合わせ先の情報
  • 専門家が認めたコンセンサスと矛盾する情報の記載
  • コメント欄を含む、攻撃的で憎悪的な言葉

この記事と品質評価ガイドラインに記載されているYMYLの具体例と説明を確認することで、あなたのWebサイト内に低品質とみなされるコンテンツがあるかどうか判断することができるだろう。コンテンツの範囲や性質にもよるが、我々は下記のような方法で改善されたWebサイトを知っている。

  • 物議をかもすコンテンツや低品質なコンテンツをWebサイトから削除する
  • より権威のある参考情報を追加する
  • 議論を呼ぶトピックについては、1つの意見であること明確に記載する
  • 「ささいな」コンテンツや「非科学的な」コンテンツは、サブフォルダやサブドメインに移動させる
  • 専門家である著者を追加し、著者の経歴とスキーママークアップを改善する
  • YMYLページへのコメントを注意深く監視する

まとめ

YMYLのクエリでは、Googleは最も権威があり有益なコンテンツのみを上位表示させることに、大きな努力をしている。あなたが上位表示をかなえたい領域と、Googleの品質評価者がそれをどのように評価すべきであると考えていることを理解することで、E-A-Tを改善するためにはどこに、どのような労力をつぎ込むべきか、それを判断する手助けとなるはずだ。

YMYLにしろ、E-A-Tにしろ、一昔前のSEOでは広く普及していなかった概念ですが、今ではSEOにおいて不可欠な概念となっております。自身のWebサイトがYMYLの領域を扱っている場合は特にですが、そうでなくとも、品質評価ガイドラインを読むことはSEO担当者にとって非常に有益となるはずです。初めて公開されてから、大きなものも小さなものも含め、何回かの更新も行っております。数年前に読んで以来、品質評価ガイドラインを読み返していないという方がいらっしゃいましたら、これを機会にもう一度読み進めていただくのもよいかもしれません。

この記事は、Search Engine Land に掲載された「How to improve E-A-T for YMYL pages」を翻訳した内容です。

セミナーの告知

4月26日(火)に「『このSEO施策って、効果ありますか?』セカンドオピニオンセミナー」を開催します。

下記のような疑問に弊社SEOコンサルタントが回答します。

  • 「既存のSEO業者の施策が正しいものなのか?」
  • 「自社で行っているSEO施策が正しいものなのか?」

ぜひご興味ある方は、コチラからお申込み下さい。

投稿 YMYL領域のコンテンツのE-A-Tを改善する方法SEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

【わかりやすく解説】リードタイムの意味と短縮するメリット

リードタイム

リードタイムという言葉は、ネットショップの普及によりビジネス現場で耳にする機会が増え、その重要性も増してきました。商品を発注・生産してからユーザーの手元に届くまでの「期間」を表すもので、主に流通・製造業で使われている考え方のひとつです。

この記事では、リードタイムの基本的な解説に加えて、期間を短縮させることによるメリットについて紹介します。

※営業活動におけるリードタイムの記事は、こちらをご参照ください。

この記事もチェック

「リードタイム」は、製造業や物流、営業など、業界や文脈によっても意味が異なる言葉です。この記事では、「営業」におけるリードタイムの意味や...
営業におけるリードタイムとは?管理・短縮するメリットと方法を解説 - www.seohacks.net

また販売業には、オウンドメディアの発信が重要です。そのノウハウを以下資料にて習得できます!(ダウンロード無料)

\オウンドメディアを成功に導く!資料ダウンロードはこちらから/

リードタイムって何?

リードタイムとは、「lead」と「time」を組み合わせた言葉で、「完成までに必要な期間」を表します。

リードタイム

「物流業務の各工程のスタートからゴールまで」という、物流のオペレーション改善の指標として使われている言葉です。つまり、商品を仕入先に発注したり、工場で生産を開始したりしてから配送先へ納品するまでの時間のことを指しています。ECサイトやネットショップの運営者であれば、エンドユーザーに届けるまでの時間といえるでしょう。

リードタイムは短縮することで「顧客満足度が上がる」

リードタイムを短縮することは、少しでも早く商品・サービスが届くということです。

当然「顧客満足度の向上」につながります。例えば、同じ商品で、価格も同じ2つのショップがあれば、ユーザーは商品がより早く届くショップを選択するでしょう。リードタイムを縮めて他社と差別化できれば、受注が増え、リピーターの獲得につながるかもしれません。

製造・物流業界で重要視されているのは、まさにこの点にあり、対策を怠れば、競合企業に対する競争力が低下してしまう可能性があるのです。

ネットショップの普及により必然性が高まる

近年では、インターネットを通じた買い物が日常化しています。

ネットショップにおいても、ユーザーの手元に商品をどれだけ早く届けられるかは、より重要な意味を持つようになってきています。

また、傾向として、「実店舗に行かず、商品を手に入れられるネットショップ」のユーザーの中には、商品の配送を急いでいる人が多いです。ECモールなどで「当日出荷を受け付けているショップを探した」という人も少なくないはず。それほどに、ネットショップにおけるリードタイムの短縮の必然性は高まっているといえます。

「リードタイム」と「納期」との違いとは?

リードタイムと似たような言葉として混同して使われがちなのが「納期」です。

しかし、厳密には「リードタイム」と「納期」とでは、意味が異なります。納期とは、商品やサービスの「完了する期限」のことです。「〇月〇日まで」といったように具体的な期限日を記載するケースがほとんどでしょう。

一方、リードタイムは、商品の発注や生産から納品完了までの期間を示すため、「〇日間」のように日数を用いて表現されます。例えば、「注文から5日程度でお届け」であれば、発注日が12月1日の場合、12月5日前後に届く、という意味合いで用いられます。

そのため、12月4日や6日に届くケースもあります。リードタイムは「時間・期間」を指すもので、日付を指すわけではないという点を理解しましょう。

リードタイムには4種類ある

リードタイムを短縮するには、現場の状況を把握し、業務の適切な見直しを行う必要がありますが、その工程は大きく4つの種類に分けられます。

それぞれ見ていきましょう。

リードタイム

開発リードタイム

開発リードタイムとは、「商品・サービスを企画してから、実際に完成させるまで」の期間のことです。

短縮することで、トレンド商品を消費者の熱が冷めないうちに送り出せるなどビジネスチャンスをつかめます。しかしただ、やみくもに短縮を進めると、かえってコストや人件費の増大につながる恐れもあります。仕入れ先の変更や、どの技術・どの素材を利用するかなど、優先順位を付けて対応するのがおすすめです。

調達リードタイム

調達リードタイムとは、「企画時に決めた商品材料を仕入れ先から調達し、納入するまで」の期間のことです。

海外からの取り寄せであれば、時間はある程度かかる可能性があります。仕入れ先にリードタイムを短縮できないか交渉したり、改善点があれば提案したりすることを検討しましょう。

生産リードタイム

生産リードタイムとは、「商品の生産が始まってから、予定数の生産が完了するまで」の期間を指します。

自社ですべての生産工程を完結させるケースと、外注先で一部の生産を行うケースがあり、それによってリードタイムの対応も分かれるでしょう。人員を適材適所に配置したり、最新設備に切り替えたり、ソフト・ハード両面から適宜見直しを行いながら短縮を図ります。

配送リードタイム

配送リードタイムとは、「完成した商品・サービスを発送し、ユーザーへの配達が完了するまで」の期間のことです。

ECサイトで知らせている「注文から到着まで」の目安は、この配送リードタイムを表示する場合が一般的です。ユーザーからの注文後、ピッキングから検品・梱包、トラックへの積み荷、配送まで、多くの人の手を必要とする工程です。予算に余裕があれば、倉庫管理システム(WMS)の導入を検討するのもいいでしょう。

また、商品を販売するためのウェブサイト構築に必要な要件シートの作成方法をお伝えしますので以下の資料をご覧ください。

\成果につながる記事を作る!資料ダウンロードはこちらから/

リードタイムを短縮するメリット

顧客満足度の向上につながる「リードタイムの短縮」は、企業側にとってどのようなメリットがあるでしょうか。

改めて考えてみましょう。

リードタイム

販売機会を増やせる

単純に商品をスピーディに届けられるようになれば、1回の顧客対応にかける時間が短縮されます。

その結果、より多くの注文を受ける機会が増えることになります。もし、リードタイムが「3日間」の商品の場合、1ヵ月に30日稼働できる倉庫では月に10回転が理論上可能です。ところが、リードタイムを2日間に縮小できれば、月に15回転もできるようになるのです。

実際にはさまざまな条件が重なり合って理論通りにいかないケースもありますが、リードタイムを短くすれば、これまで以上の注文数を処理できるということには変わりません。より多くの注文を処理できるのであれば、それだけ受け付けられる注文数も増加して収益の向上を見込めます。「販売機会を逃す可能性も低くなる」と言い換えることもできそうです。

在庫リスクが軽減できる

リードタイムが短くなると、倉庫内の在庫リスクを抑えていけるというメリットがあります。

商品の保管が長期化すれば、劣化に伴う廃棄の可能性も高まりますが、出荷の回転率が速いことで在庫リスクを低い状態に保つことが可能となります。併せて、過剰在庫による倉庫作業でのヒューマンエラーも起こりにくくさせ、人件費や作業環境、作業スペースの面などの保管コストの削減にも寄与します。

また、在庫の回転率が高まると、現金化されるペースも速まります。キャッシュフローの改善にもつながって運営が健全化されることになるでしょう。

他社との差別化ができる

リードタイムを他社より短くできれば、「差別化」に直結します。

インターネット販売が一般化して以来、早く商品を届けてくれるショップに対して、ユーザーは価値を感じる傾向にあります。リードタイム通りの期間できちんと商品を届けられれば、一回きりの注文ではなく、リピーターになってくれることも増えるでしょう。

安定的な売上を上げ続けるためにも、リピーターの存在は非常に大切です。ただし、配送の品質には十分に目を配らなければなりません。商品を届けるのが早くても、破損や初期不良などがあれば一気に信頼を失います。クレーム対応も含めたユーザーからの問い合わせへの対応も怠ることのないようにし、そのような体制作りも「他社との差別化」につながるのです。

顧客ニーズの面からリードタイムの短縮を

リードタイムの短縮方法は千差万別で、職種の違いによっても大きく異なります。

今回は、さまざまなビジネスシーンで取り入れられるようになっている「リードタイム」の概要や短縮によるメリットについて紹介してきました。

例えば、ECサイトなどで顧客に知らせる配送期間は、上述した4種類のうち「配達リードタイム」であることがほとんどです。どの工程において、どのような形でどの程度リードタイムの短縮を実施できるかは重要なポイントとなるでしょう。

また、取り組むにしてもコストのかかることが大半で、かけられるだけの予算があることが前提となりますが、「リードタイムの短縮」は顧客からのニーズが非常に高いだけに、ぜひとも取り入れたい考え方といえます。

なおナイルでは、より顧客との信頼を築くためにコンテンツ制作の代行プランをご用意しております。さまざまなコンテンツを作成して、情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがない場合、まずはお気軽にご相談ください。

【わかりやすく解説】リードタイムの意味と短縮するメリット【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

IT基本用語の「API」とは?定義と活用法について解説

api

ウェブ開発に携わったり、さまざまなウェブサービスを使おうとしたり、プログラミングを学ぼうとしたりする際、「API」という単語にふれ、どんな意味かがわからずに悩んでいませんか。

APIとは「Application programming interface」の略称で、直訳すれば「アプリケーションをプログラミングするためのインターフェース」となりますが、これだけでは理解しづらいです。

そこで今回は、APIの定義やメリット、使用実例を知り、APIへの理解を深めていきましょう。

また、よりユーザビリティを高めるなら今こそサイト改善のときです。そのノウハウを一挙紹介します(ダウンロード無料)。

\ナイルのサイト改善提案の紹介はこちらから!/

APIとは一体、何のことを指す?

「API=アプリケーション・プログラミング・インターフェース」とは、もう少しかみ砕くと、ソフトウェアの一部機能を共有する仕組みのことを指します。

さらに具体的にいうと、「機能の一部を公開しているソフトウェア」と「公開された機能を使いたいソフトウェア」とをつなげる窓口のことをAPIと呼びます。APIを通じて機能を連携させることは、「API連携」と呼ばれています。

api

例えば、自社で開発を進めるソフトウェアに「郵便番号から住所を自動入力できる機能を加えたい」とします。本来であれば、郵便番号と住所が紐づけられたデータベースを用意して、プログラムを一から組まなければなりません。

しかし、開発には時間もお金もかかります。加えて、定期的なDB更新も必要となるでしょう。そこで活用するのが、APIです。すでに同様の機能を持ったソフトウェアを連携すれば、望む機能をすぐに手に入れることができます。

ほかにも、ウェブショップを運用する際、カード会社が提供するAPIを使えば、カード情報が直接カード会社のサーバに届くため、情報確認や決済をカード会社が代行できます。ウェブショップ内でカード情報を管理する負担もなく、ユーザーにも安全に買い物をする環境が提供できるのです。

このようにAPIは、ルールに沿った設定さえすれば望むソフトウェアの機能を用いることができます。日常生活のさまざまな場面で利用されていますが、ウェブ環境では特に必要不可欠なものだといえるでしょう。

APIにはどんなメリットがある?

APIを用いることで、どんなメリットを得ることができるでしょうか。1つずつ挙げていくので、API連携を検討する際のヒントにしてください。

api

ソフトウェア開発の効率化ができる

ソフトウェアに組み込みたい機能がすでにAPIとして公開されていれば、わざわざ同じプログラミングを一から組まずとも、API連携を図るだけで、その機能を利用することができます。

APIがソフトウェア内で動くように実装する必要はありますが、一から開発するのと比較して、大幅な開発時間の短縮となり、コスト削減にもつながります。そして余った時間と費用で、他の部分に労力を注ぐことも可能です。

セキュリティレベルと利便性が向上する

ユーザーに会員専用コンテンツへとアクセスしてもらったり、ネットショッピングを利用してもらったりする際、Googleアカウントをはじめとする、大手SNSのログイン認証機能を利用することができるのも、API連携による効果です。

自社でセキュリティレベルの高い会員登録システムを開発するのは、大きなコスト負担となります。そしてユーザーとしても、ひとつのコンテンツ利用のみで会員登録を行うよりも、すでに名の知れた会員システムを通じて登録できたほうが、手軽に利用できます。さらに、セキュリティレベルも保証されるため、安心感を抱いて利用してもらえるでしょう。

最新情報が簡単に取得できる

ソフトウェアを組むのにデータベースを一から構築するのは、開発コストがかかるだけではなく、運用コストもかかります。

郵便番号でも、住所でも、商品の価格でも、変更した際は直ちに更新をかけなければなりません。この負担も、APIを利用すれば軽減できます。データベースを更新するのは、あくまでAPIの所有者側です。機能の利用者側が何か作業を行う必要はありません。

APIの利用とともに、コンテンツをブラッシュアップしていくことで、よりウェブサイトが活性化し集客につながります。今まさにコンテンツマーケティングは必須の施策です。ぜひ、以下の資料も併せてご覧ください(ダウンロード無料)。

\コンテンツマーケティングを中心に支援!資料ダウンロードはこちらから/

APIの実例をいくつか紹介!

APIにはいくつかの種類がありますが、多く利用されるのはウェブ上に公開されたAPIで、「Web API 」と呼ばれるものです。

以下に大手プラットフォーマーなどが提供する代表的なAPIを紹介しますので、利用時の参考にしてください。

Amazon API

Amazonが公開しているAPI連携で利用できる機能には、「商品の最新情報の表示」、「1日あたりの販売額・紹介料の推移の把握」、「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」などがあります。

Amazonを通じて出品を行ったり、アフィリエイト運用を行ったりする際、役立つ機能となるでしょう。

api

FacebookやTwitterなどのSNSが提供するAPI

Facebook APIは、Facebookアカウントとの連携を図ることができる上に、Facebook APIを利用しているInstagramの登録・利用が可能です。

またTwitterAPIは、Twitterのツイート機能やハッシュタグ、検索などができる機能となります。このようにSNSごとの特性を活かしたAPIを使うことで、SNSユーザーにスムーズなソフトウェア利用を促すことが可能となるのです。

api

Google API

代表的なGoogle APIとして、「Gmail」、「Google Analytics」、「Google Cloud」、「Google Map」、「Google Calendar」などが挙げられます。

世界中で利用されるGoogleは、公共性を大事にする企業使命のもと、多くのAPIを無料で公開しています。使いたい機能に応じたAPIを活用することで集客やサイト運営、情報管理といった効率化の実現に役立てることができるでしょう。

api

LINE API

LINE APIには、「チャットボットの開発」、「LINEログイン機能」、「IoT開発」、「音声アシスタントの開発」、「LINE決済機能」、「ソーシャルボタン・通知機能」などがあります。

LINEとの連携をベースに置きつつ、ウェブ開発を容易にするものから、ビジネスシーンに役立つものまで、さまざまな機能活用の幅があるといえるでしょう。

api

YouTube API

YouTube APIは、「動画の効果測定」、「動画の制御」、「チャネルのデータの一括取得」など、動画のパフォーマンスを高めるために、さまざまな分析ができる機能を追加できます。

動画による集客を考える企業が増える中、これらの分析ができると、他の競合との集客効果で差をつけることも可能となるでしょう。

api

より効果的なAPIの活用で、可能性を広げる。

どんなAPIであっても、利用に至る流れは「利用登録→APIキーの取得→リクエストの送信→アプリへの実装」というものが基本となります。

APIは決して「エンジニアだけが活用するもの」ではありません。上記したAmazonやYouTube、Facebook、TwitterのAPIは、プログラミング知識こそ必要ですが、連携へのハードルはそれほど高くありません。効果的にAPIを活用して、事業の可能性を広げていきましょう。

また、ナイルではサイトリニューアルに関する1問1答をまとめた資料もご用意しております。無料でダウンロードできますので、ぜひ参考にしてください。

  • サイトリニューアルはどのようなタイミングで行うべきか?
  • サイトリニューアルを行うには、どのような手順を踏むべきか?
  • サイトリニューアル時に注意することは?

など、よく寄せられる質問を中心に回答しています!具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。

IT基本用語の「API」とは?定義と活用法について解説【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

SEOコンサルタントが必死で止める、間違ったSEO施策

こんにちは、SEOコンサルタントの谷藤(@go_tanifuji)です。
SEOの情報はネット上に溢れかえっています。

しかし、その中には間違った情報もあり、その見極めが難しいのが現状です。

効果がない施策を行ってしまうのはまだいいのですが、逆効果になる施策を行ってしまい、順位を大幅に落としてしまうケースをよく見かけます。

今回はその中でも影響度が大きいものをピックアップしましたので、あなたのサイトが間違った施策をしていないか確認してみてください。

*この記事は2021年7月1日に社員ブログで公開した記事をブラシュアップした内容になります。

noindexの誤使用

noindexはGoogleにインデックス対象外、つまり評価対象外にしてほしいと伝える際に使用します。

強力なシグナルをGoogleに伝えるため、誤った使用をしてしまうとSEOに与えるダメージはかなり大きいものになります。

カテゴリーページにnoindexを設定

「カテゴリページは重複コンテンツになるからnoindexを設定しましょう」という情報をよく見かけます。

これは誤りです。

Googleはカテゴリページをインデックスさせることを推奨しています。

Make Category Pages Indexable & Internal Search Pages Non-indexable


カテゴリページはインデックスさせ、サイト内検索ページはnoindexさせるのがいい

●引用元:Google Webmaster Hangout Notes: November 12th 2019 – DeepCrawl

カテゴリページは関連性のある記事を束ねているページですので、Googleからの評価は高いです。

例えばGoogle検索で「ポロシャツ」と検索すると、1位が「ZOZOTOWNのカテゴリページ」です。

カテゴリーページの例

ZOZOTOWNのカテゴリページが獲得しているトラフィックは、サードパーティツールで計測すると月間 約1,200,000です。

ZOZOTOWNのカテゴリーページのトラフィック

仮にカテゴリページにnoindexを設定してしまった場合、このすべてのトラフィックを失うことになります。

「All In One SEO Pack」でのミス

WordPressの人気のプラグインで「All In One SEO Pack」があります。

この中に「noindex設定」があるのですが、下記のように「カテゴリにnoindexを使用する」にチェックを入れることを推奨しているサイトをよく見かけます。

noindex設定

この設定をしてしまうと、カテゴリページにnoindexが設定されてしまいますので、設定しないようにして下さい。

●参考:「All In One SEO Pack」でよくある、SEOの致命的なミス

noindexで正規化を行う

正規化とは、重複コンテンツがある場合に正規ページを指定することで、Googleからの評価を1つに統一することをいいます。

こうすることで、検索結果に出したいページを決めることができます。

Googleが推奨している正規化の方法は下記の4つです。

  1. rel=”canonical”を使用する
  2. canonical HTTP ヘッダーを使用する
  3. 301 リダイレクトを使用する
  4. sitemap.xmlを使用する

しかしnoindexを非正規ページに設定して正規化をするケースを見かけます。

これを行ってしまうと、非正規ページから正規ページへ評価が引き継げなくなります。

Googleも下記のように、正規化にnoindexを使用することを推奨していません。

重複コンテンツに対しては noindex よりも rel=”canonical” を使うことを私は勧める。

noindex というのは、「このページは何もインデックスしてはいけない」と私たちに指示することになる。
rel=”canonical” は、「このページは実際は、別のこちらのページと同じだ」と私たちに指示することになる。

両方のページのすべてのシグナルを集めて1つに統合できるから、rel=”canonical” は私たちの助けになる。

●引用元:重複コンテンツ対策にはrel=canonicalを推奨、noindexタグではシグナルがすべて失われる | 海外SEO情報ブログ

実際に相談された内容で、「○○というキーワードでAページを上げたいんですど、Bページが上がってしまいます。そのためBページにnoindexを入れてみました。そうしたら、順位が前より下がってしまいました。なぜでしょうか?」というものがありました。

下記は実際に下落したキーワードの「順位」と「ランディングページ」の推移です。

重複コンテンツの誤った対象方法

グラフの色の違いは、ランディングページの違いを意味しています。

元々は黒色のグラフが示しているBページが6位にランキングしていました。しかし、Bページにnoindexを入れた後に順位が下落。

その後、青色や水色などが示すページが代わる代わるランキングしているのは、正規ページを失ったために、Googleがどのページを代わりに正規ページにしたらいいかわからなくなり、混乱している状態を表しています。

そしてGoogleがBページ以外のページを代わりにランキングさせようとしますが、Bページの評価がどのページにも引き継がれていないために順位が下がってしまうのです。

●参考:重複コンテンツがSEOに与える影響と対処方法

テスト環境にnoindexを使用する

テスト環境で作業中の際、インデックスされないように「noindex」を入れる方法があります。

しかし、ローンチの際にnoindexを外し忘れ、そのまま本番環境へ反映させてしまったときにミスが起きることがあります。

すべてのページにnoindexが入っている場合、サイト自体がインデックスされなくなるため、すべてのキーワードで下落します。

このようなことがないように、そもそもnoindexを使用するのではなく、Googleが推奨している「ユーザー認証」か「IP アドレス制限」を検討してみてください。

●参考:English Google Webmaster Central office-hours from September 4, 2020

被リンクが張られているページを無効化させてしまう

Googleはランキングシグナルのトップ3に「被リンク」が入っていることを明言しています。

Google’s Andrey Lipattsev reveals links, content and RankBrain are the top three ranking signals in Google’s search algorithm.

GoogleのAndrey Lipattsevが、被リンク、コンテンツ、RankBrainがGoogleの検索アルゴリズムで上位3位に入っていることを明らかにした。

●引用元:Now we know: Here are Google’s top 3 search ranking factors | Search Engine Land

しかし、被リンクが張られているページを無効化してしまうことで、被リンクの力を有効活用できていないケースをよく見かけます。

被リンクが張られているページにnoindexを設定

noindexはGoogleに評価対象外にしてほしいと伝えるものですので、そのページに張られている被リンクの効果を無効化されてしまいます。

よくあるケースは「終了したイベントページ」です。

イベントを行う際にキャンペーンを行い、イベントページに被リンクが多く張られたのにも関わらず、イベント終了後にイベントページを検索結果に出ないようにするためにnoindexを設定してしまうというものです。

対応策としては下記のようなものが挙げられます。

  • イベントが終了した旨を記載してnoindexを外す
  • イベント一覧ページに301リダイレクトを行う

被リンクが張られているページを削除(404ページ)

404エラー(削除されたページ)の場合、しばらくするとnoindexを設定したのと同じ状態、つまりインデックスから削除されます。

そのためnoindexのケースと同様に、被リンクが張られていても、 その効果を失うことになります。

対応策としては、移行先のページが存在するのであれば そのページに「301リダイレクト」をします。

もしなければ、下記のように「上位階層のページへ301リダイレクト」を行います。

事例紹介:大手出版社のオウンドメディア

被リンクを受けているページが削除されていることで、被リンクの力を失っていることがわかりました。

そのため「被リンクを受けているページ」を「移行先のページ」へリダイレクトすることで、被リンクの力を復元しました。

その結果、自然検索流入が「40%増加」し、

下落していた主要キーワードが「1位」に回復させることに成功しました。

削除ツールの誤使用

Search Consoleに「削除ツール」というものがあります。

削除ツール

この機能は「一時的にGoogleの検索結果から、指定したページを表示させなくさせる」ものです。

そのため利用用途としては、機密情報を誤って検索結果に出してしまった場合に、早急に検索結果から削除したい場合などが想定されます。

削除ツールで正規化を行う

「削除ツール」と聞くと、指定したページをインデックスから削除するように聞こえますが、これは間違いです

あくまでGoogle検索結果から一時的(6か月間)に表示させなくするものであって、インデックスを削除するものではありません。

そのため、約6か月後には検索結果に表示されるようになります。

リクエストによってページがブロックされる期間は約 6 か月間です。この期間が経過すると、ブロックされていた情報が再び Google 検索結果に表示されるようになります

●引用元:削除ツール – Search Console ヘルプ

しかし、この機能を勘違いして正規化で使用されてしまうケースがあります。

例えばSSL化を行った際に、『「http」はもう使用しないから削除ツールでなくしてしまおう』 という内容です。

これを行う人のイメージは下記のようになっているはずです。

削除ツールで正規化を行う

しかし、実際は下記のように「http」だけでなく「https」も削除対象になります。

削除ツールで正規化行う2

なぜかといいますと、この削除ツールは1つのバージョンのみを削除するものではなく、すべてのバージョン(httpとhttps、www有りとwww無し)を削除するものだからです。

残したいバージョンが残ることはなく、URL のすべてのバージョン(http と https、www ありと www なし)が削除されてしまう可能性があります。

●引用元:削除ツール – Search Console ヘルプ

削除ツールの誤使用(?)でサイトが消滅した事例

2020年5月に大手ソーシャルメディア「LinkedIn」がGoogleの検索結果から消滅するという出来事が起きました。

アメリカのWEBメディア「Search Engine Roundtable」の記事では、削除ツールの誤使用が原因ではないかと推測しています。

LinkedIn側から正式な発表はなかったため、真相はわかりませんでしたが、実際に起こりえる内容です。

仮にこのような事態になった場合は、「リクエストキャンセル」を行うことで元に戻すことができますので、あわてず下記の手順で行ってください。

検索結果からの一時ブロックをキャンセルするには:

1.削除ツールを開きます。

2.履歴テーブルでリクエストを見つけます。

3.リクエストの横にあるメニューボタンをクリックして、[リクエストをキャンセル] を選択します。

●引用元:削除ツール – Search Console ヘルプ

robots.txtでリソースをブロック

robbotx.txtはクローラを制御する機能を持ちます。

大規模サイトでは重要なページにクローラが効率にクロールするように、不必要なページをクロールしないようブロックさせることがあります。

この考えから下記のようにCSSやJavaScriptまでもブロックしてしまうケースがありますが、これは誤りです。

robots.txtの設定ミス

これを行ってしまうと、CSSやJavaScriptが読み込まれないページでの評価をGoogleがしてしまい、本来の順位より低くなる可能性があります。

新しいガイドラインでは、最適なレンダリングおよびインデックス登録のため、ページ内で使用している JavaScript、CSS、画像ファイルに Googlebot がアクセスできるようにする必要がある、としています。サイトの robots.txt を使って Javascript や CSS ファイルのクロールを拒否するように設定すると、Google のアルゴリズムによるコンテンツのレンダリングとインデックス登録を妨げ、最適な結果が得られなくなる可能性があります。

●引用元:技術に関するウェブマスター向けガイドラインを更新しました  |  Google 検索セントラル ブログ  |  Google Developers

「サブディレクトリ」から「サブドメイン」への移行

Googleはサブドメイン(あるいは、サブディレクトリ)で区切られた部分は、状況によっては別のサイトとして認識されることがあると説明しています。

そのため別サイトとしてGoogleに認識されていたサブドメインをサブディレクトリに移行した場合、別々だったサイトが1つのサイトと認識されることで、ランキングが上昇することがあると述べています。

別サイトとして Google に認識されていたサブドメインをサブディレクトリに移行した場合、別々だったサイトが 1 つのサイトとして認識されるようになり検索結果での状態がよくなることがありうる

●引用元:ドメインオーソリティに似ていなくもない指標をGoogleは持っている。サブドメイン vs. サブディレクトリは「サイト」の区分けに依存する | 海外SEO情報ブログ

逆をいうと、1つサイトとして認識されていたサブディレクトリをサブドメインへ移行することで別々のサイトとして認識されてしまうことがあるということになります。

例えばサブディレクトリで運営していたコラムをサブドメインへ移行するというケースです。

実際にあった例で、 サブドメインへ移行後は下記のように順位が下落しました。

サブディレクトリからサブドメインへの移行

まとめ

noindex」、「削除ツール」、「robots.txt」はどれもSEOに強い影響を与えます。

SEO歴11年の私でも、この3つを使用するときは緊張します。

そのため正しい使用方法を理解してから活用しましょう。

セミナーの告知

4月26日(火)に「『このSEO施策って、効果ありますか?』セカンドオピニオンセミナー」を開催します。

下記のような疑問に弊社SEOコンサルタントが回答します。

  • 「既存のSEO業者の施策が正しいものなのか?」
  • 「自社で行っているSEO施策が正しいものなのか?」

ぜひご興味ある方は、コチラからお申込み下さい。

では、また次の記事でお会いしましょう!

投稿 SEOコンサルタントが必死で止める、間違ったSEO施策SEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

SEOに効果的な「canoncial(カノニカル)」の使い方

こんにちは、SEOコンサルタントの谷藤(@go_tanifuji)です。

今回のテーマは「canoncial(カノニカル)」です。

SEOでとても重要なものですが、間違った使い方をして、順位が下落してしまっているケースをよくみかけます。

そのため「正しい使用方法」と「間違った使用方法」の両方を解説しますので、SEOに役立てて頂ければ幸いです。

canonicalの役割

「URLの正規化」をするために使用します。

URLの正規化とは重複コンテンツがある場合に、どちらが正規ページ(オリジナルのページ)かをGoogleに伝えることをいいます。

例えばオリジナルページとは別に、印刷用のページが別にある場合ですね。

具体的な使い方は、下記のように非正規ページ(複製されたページ)から正規ページへcanonicalを向けます。

canonicalの正しい使用方法

canonicalの正しい使用方法

canonicalを使用する際にはルールがあります。

ルール通りに使用しないと、Googleにcanonicalを無視されることがありますので注意して使用しましょう。

 <head> タグ内にcanonical を入れる

 <head>タグのできるだけ上部に記載することで、より正確にGoogleに認識してもらえます。

一方で、 <body>タグ内にある場合はcanonicalが無視されるので注意しましょう

rel=canonical 属性タグは、HTML ドキュメントの タグ内にのみ記述します。さらに、HTML の構文解析時に問題が発生しないようにするには、 タグ内の上部に、rel=canonical を配置し、できるだけ早い段階で読み込まれるようにしましょう。rel=canonical の指定が  <body>タグ内にあると Google では無視されます。

●引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : rel=canonical 属性に関する 5 つのよくある間違い

canonical先を「絶対URL」で記述する

「絶対URL」とは下記のようにURLを省略せずにすべてを記載するものです。

    <a href=“http://example.com/cupcake.html”>

それに対し「相対URL」は、下記のように現在いる場所を起点として位置関係を表す記述方法で、URLを短縮して記載します。

    <a href=“/cupcake.html” />

canonicalのルールでは「絶対URL」で記述しなければいけません。

例えば下記のように「http://」を省略した相対パスで記述した場合は

    <link rel=canonical href=“example.com/cupcake.html” />

下記のように「/example.com/」の前に「http://example.com」が付け足されたURLとしてGoogleに認識されてしまいます。

    <link rel=canonical href=“http://example.com/example.com/cupcake.html

そのためcanonicalで指定するURLは「絶対URL」にしましょう。

●参考:Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : rel=canonical 属性に関する 5 つのよくある間違い

canonicalは1ページに1回のみ使用する

仮に複数使用した場合は、すべてのcanonicalが無視されます。

rel=canonical を 1 つのページで 2 つ以上指定することは避けましょう。2 つ以上指定されていると、すべての rel=canonical が無視されます。

●引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : rel=canonical 属性に関する 5 つのよくある間違い  

 

ケース別の使用方法

canonicalは様々な場面で使用します。

ケースごとに使い方が違うものもあるので、1つ1つ説明していきます。

「並べ替えページ」の正規化に使用する

商品一覧ページなどで「価格の安い順」や「入荷順」などデフォルトの並びを替えただけのページがあります。

これらは重複コンテンツとして扱われるため、下記のようにcanonicalを設定することでURLの正規化を行います。

並べ替えページの正規化

コンテンツシンジケーションに使用する

コンテンツシンジケーションとは、コンテンツを自サイトだけでなく、第三者のサイトにも配信や提供する仕組みのことをいいます。
ニュースサイトがいい例ですね。

例えば、あなたのサイトがコンテンツを「提供する側」でしたら、「提供される側」のページにcanonicalを設定してもらいましょう。

そうすることで、あなたのサイトがオリジナルであることをGoogleに伝えることができます。

For syndication, using rel=canonical is the best approach

シンジケーションの場合、rel = canonicalを使用するのが最善策です。

●引用元:Google Search Central Twitter

これを行わないと、提供された側のページがオリジナルと見なされる可能性があるので注意しましょう。

シンジケーションは注意して行う: コンテンツを他のサイトにシンジケーション提供している場合、あなたの判断とは無関係に、Google で最適と判断されたバージョンが常に表示されます。

●引用元:重複コンテンツの作成を避ける | 検索セントラル | Google Developers

PDFファイルにはHTTP ヘッダーで使用する

PDFファイルのようにHTML上にcanonicalを設定できない場合は、HTTPヘッダーにcanonicalを設定します。

例えば「HTMLページ」と「ダウンロード用のPDFページ」がある場合ですね。

記述方法は下記の通りです。

GET /white-paper.pdf HTTP/1.1
Host: www.example.com
(…以下、他の HTTP リクエスト ヘッダー…)

HTTP/1.1 200 OK
Content-Type: application/pdf
Link: <http://www.example.com/white-paper.html>; rel=”canonical”
Content-Length: 785710
(…以下、他の HTTP レスポンス ヘッダー…)

●引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : HTTP ヘッダーでの rel=”canonical” 属性に対応しました

A/B テストを行うときに使用する

A/B テストとは、オリジナルページとは別にテストページ(ボタンの色を変えたページなど)を別URLで作成し、ランダムにページを出し分けて、どちらのページがユーザー行動がいいかをテストすることです。

ただ、この際にテストページが重複コンテンツになってしまいます。

そのため下記のように、テストページからオリジナルページへcanonicalを設定することでURLの正規化を行います。

ABテストでのcanonicalの使用方法

複数の URL を用いた A/B テストを行っている場合は、各パターンの URL にリンク属性 rel=“canonical” を使用して、オリジナル URL が優先する URL であることを示すことができます。

●引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : ウェブテストが Google 検索に与える影響

誤った使用方法

canonicalを誤って使用してしまうと、SEOに大きな悪影響を及ぼすことがあります。

その中でよくあるケースをピックアップしました。

「分割されたページ」で1ページ目にcanonicalを向ける

分割されたページは自己ページにcanonicalを向けるのが正しい方法です。

しかし、2ページ目以降のcanonicalをすべて1ページ目に向けてしまうと、2 ページ目以降のコンテンツがインデックスされない上に、2ページ目以降の評価が無くなります。

canonoicalを1ページ目に向ける誤り

2 ページ目(またはそれ以降のページ)に 1 ページ目への rel=canonical リンクを指定するのは rel=canonical の正しい使用法ではありません。このようなページは重複ページではないからです。このように rel=canonical を使用すると、2 ページ目以降のコンテンツがまったくインデックスに登録されなくなってしまいます。

●引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : rel=canonical 属性に関する 5 つのよくある間違い  

「すべて表示しているページ」がある場合

すべてて表示されているページにcanonicalを向ける

もし、すべて表示できるページが存在する場合は、そのページに分割されたページからcanonicalを向けます。

Google に対してより明確なシグナルを送りたい場合は、個々の構成ページにて rel=”canonical” に「すべて表示」ページを指定することで、一連のページを適切に検出する可能性を高めることができます。

●引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : 検索結果に「すべて表示」ページを優先的に表示する方法

canonical先が「404ページ」

404ページは評価対象外になるため、そのページにcanonicalを向けてしまうのは誤りです。

canonical先が404ページ

こういう場合は移行先のページがある場合はそちらにcanonicalを向け直し、移行先がない場合は1つ上の階層へcanonicalを向けます。

canonicalを1つ上の階層に向け直す

rel=canonical のリンク先ページが確かに存在すること(エラーや ソフト 404 ページではないこと)を確認しましょう。

●引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : rel=canonical 属性に関する 5 つのよくある間違い  

canonical先がnoindexページ

Googleはnoindexページにcanonicalを向けている場合、canonicalを向けているページもnoindexページとして扱うと説明しています。

そのため 下記のような状態になることから、被リンクをもらっていたいとしても効果を失うことになります。

canonical先がnoindexページ

rel=canonical のリンク先ページに noindex メタ タグがないことを確認しましょう。

●引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : rel=canonical 属性に関する 5 つのよくある間違い

●参考:English Google Webmaster Central office-hours from December 10, 2019

SSL化において「https」から「http」へcanonicalを向ける

SSL化を行う際は「https」から「http」へ301リダイレクトを行うことで移行を行います。

しかし、その際にcanonicalの向き先を「http」のままにして「https」のソースを作成してしまうケースがあります。

これを行ってしまうと、下記のように「① 301リダイレクト」で「https」を正規ページに指定した後に、「②canonical」で 「http」を正規ページとして指定してしまうことになるので、「https」へ移行できなくなります。

SSL化において「https」から「http」へcanonicalを向ける

要するに、正規ページがグルっと一周回って元に戻ってしまうということですね。

全てのページのcanonicalをTOPページへ向ける

canonicalを意識せず、canonical先をTOPページのままソースをコピーして他のページを作成した場合に起きるケースです。

これを行ってしまうと、このサイトはTOPページのみしか存在しないことになり、SEOへの影響は重大なものになります。

全てのページのcanonicalをTOPへ向ける誤り2

「canonical」と「noindex」の優先順位

「URLの正規化を行うcanonical」と「インデックス削除を行うnoindex」は併用することは通常ありません。

例外として、CMSの仕様により自動ですべてのページに自己参照のcanonicalが設定されてしまい、canonicalとnoindexが両方存在するページが発生してしまうケースです。

この場合、Googleは「noindex」を優先させます。

補足

canonicalは強いシグナルではありますが、Googleは「命令」ではなく「ヒント」として扱います。

rel=”canonical” は Google に対する命令 (directive) として機能しますか、それとも参考情報 (hint)として機能しますか?
参考情報ですが、重要な参考情報として受け止められます。検索結果に表示する最適なページの判定を行ううえで、他の情報と共に、この canonical 指定の指定も考慮に入れます。

●引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : 検索結果に優先的に表示させたいページの指定について

そのため必ず正規化ができる保証はありません。

どうしてもcanonicalで正規化ができない場合は、より強いシグナルの301リダイレクトを使用しましょう。

ただ、Googleがcanonicalに従わないのは、canonical先が正規ページとして相応しくないと判断している可能性が高いので、本当にcanonical先が正規ページとして正しいか確認をしてみましょう。

セミナーのお知らせ

4月26日(火)に「『このSEO施策って、効果ありますか?』セカンドオピニオンセミナー」を開催します。

下記のような疑問に弊社SEOコンサルタントが回答します。

  • 「既存のSEO業者の施策が正しいものなのか?」
  • 「自社で行っているSEO施策が正しいものなのか?」

ぜひご興味ある方は、コチラからお申込み下さい。

では、また次の記事でお会いしましょう!

投稿 SEOに効果的な「canoncial(カノニカル)」の使い方SEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

たった2日で上位表示したSEO事例。ユーザー行動とSEOについて

こんにちは、SEOコンサルタントの谷藤(@go_tanifuji)です。

2020年10月13日に公開した記事「Google Search Consoleで「低品質コンテンツ」を見つける方法と対処方法」が、公開してから2日後に「低品質コンテンツ」で3位にランキングしました。

その後は一時的に順位が下がったことがあるものの、現在でも2位前後をキープしています(2022年4月17日 現在)

私はSEO歴11年ですが、ここまで短期間に上位表示されるケースは初めて見ました。

今回はなぜ短期間で上位表示ができたのか、私の推測を記事にしましたので、ぜひご覧ください。

*この記事は2021年3月19日に社員ブログで掲載されたものをブラシュアップしたものになります。

なぜ短期間で上位表示できたのか?

結論からいいますと、「良質なユーザー行動」を短期間で集めることができたためだと考えています。

具体的には下記の4つです。

  1. SNSでのユーザー行動
  2. 記事内でのユーザー行動
  3. Google Discoverでのユーザー行動
  4. 検索エンジンでのユーザー行動

1.SNSでのユーザー行動

公開して間もない記事は、どのキーワードでも上位表示していないので、検索エンジンからの流入はありません。

そのため、短期間でアクセス数を集めるにはSNSを起点に拡散する必要があります。

当社もSEO JapanのTwitterアカウント(@ioixseo)を起点にしています。

Googleはソーシャルシグナルを評価しているのか?

よくお客様から「ソーシャルシグナル(Twitterのいいね等)はSEOの効果はありますか?」という質問をいただきます。

しかし、Googleのジョン・ミューラーは英語版オフィスアワーで「ソーシャルシグナルをランキングシグナルには使用していない」と述べています。

そのため、この段階においてはソーシャルシグナルではなく、SNSから多くのユーザーを記事に流入できるかが重要になります。

下記のGoogleアナリティクスのデータ(左)は、公開初日のものです。

上位表示できなかった記事のデータ(右)と比べると多くのユーザーが流入しているのがわかります。

Googleアナリティクスのデータ3

2.記事内でのユーザー行動

この段階では、流入したユーザーが記事をしっかり読んでくれているかが重要になります。

「平均ページ滞在時間:5:41」でしたので、じっくり読んでいただいているのがわかります。

Googleアナリティクスのデータ5

ここまでの条件が揃うとGoogle Discoverに掲載されやすくなります。

3.Google Discoverでのユーザー行動

「Google Discover」とはGoogleアカウントから収集した情報をもとに、ユーザーの興味に合うコンテンツを「おすすめの記事」として表示してくれる機能です。

スマホのみで見ることができ、GoogleアプリやChromeのホーム画面に表示されます。

下記は私のGoogle Discoverに「Google Search Consoleで「低品質コンテンツ」を見つける方法と対処方法」が掲載された時のスクリーンショットです。

Google Discoverの例

Google Discoverに取り上げられると、一気に流入数が増加するため、別名「Google砲」とも呼ばれています。

このGoogle Discoverにおいては、下記のようなユーザー行動がプラスに評価されると私は予想しています。

  • クリックされる
  • シェアされる
  • 否定的な行動が少ない

クリックされる

Google Discoverに表示されても、クリックされなければ評価されないはずです。

そのためクリック率が高い記事は評価されると推測できます。

もちろんクリックされた後に、記事をしっかり読んでくれることも重要です。

シェアされる

Android 版「Google」アプリの「Google Discover」には下記のようにシェアボタンがあります。

Google discoverのシェアボタン

こちらをクリックすると、下記のようにSNSやメールでシェアできます。

discoverのシェアボタン2

記事をシェアするということは、それだけ良い記事だったといえるのでプラスに評価されていると思います。

補足として、下記のようなハートマークがありますが、これはTwitterのように「いいね」や「お気に入り保存して後で読む」という機能ではありません。

これは記事の元となるトピックに対する興味を示すボタンです。

discoverの「ハートマーク」

上記の例ですと記事自体に興味があるのではなく、「ビリヤード」に興味があることを示すことになります。

興味があるトピックをGoogleに伝えることで、そのトピックの記事をDiscoverに多く表示させる機能になります。

記事自体の評価ではないため、プラスに評価されているとは考えづらいです。

否定的な行動が少ない

下記の3つのような否定的な行動がマイナスに評価されると推測しています。

  1. 「関心がない」が選択された
  2. 「〇〇の記事を表示しない」が選択された
  3. 「コンテンツを報告」が行われた
1.「関心がない」が選択された

記事に興味がない場合、下記の手順でGoogleに伝えることができます。

discoverの「関心がない」

この行動が多い場合、マイナス評価されると推測しています。

2.「〇〇の記事を表示しない」が選択された

サイト自体に興味がない場合、下記の手順でGoogleに伝えることができます。

discoverの「〇〇の記事を表示しない」

こちらに関しても、多い場合はマイナス評価されると推測しています。

3.「コンテンツを報告」が行われた

不適切なコンテンツの場合、下記の手順でGoogleに伝えることができます。

こちらに関しても、多い場合はマイナス評価されると推測しています。

Google Discoverでのユーザー行動がいい場合、短期間でGoogle検索に上位表示される傾向にあります。

4.検索エンジンでのユーザー行動

上位表示されれば それ以降も安定するかというと、そうではありません。

検索エンジンでのユーザー行動としては「ポゴスティッキング」が重要です。

ポゴスティッキング

検索ユーザーがサイトを訪問したものの、求めいている内容と違ったために、検索結果に戻って違うサイトを見に行くというような行動をポゴスティッキングといいます。

ポゴスティッキングの例

Googleのゲイリー氏は当社のインタビューで、ポゴスティッキングをランクブレインを育てるためや、アルゴリズムの評価に使用していると述べています。

ランクブレインを育てるために使ったりはできる。あとはアルゴリズムの評価のために使えることは、言うまではないね。

引用:SEO Japan(アイオイクス株式会社) | Facebook 

今回の事例は順位が安定しているので、ポゴスティッキングが少なかったことが推測できます。

以上のような4つの良質なユーザー行動が集まると、短期間で上位表示されるのではないかと私は考えています。

補足1.QDFとの比較

私が最初に考えたのは「QDF(Query deserves freshness)」でした。

「QDF」とは最新の情報をユーザーが求めているクエリに対して、タイムリーなページを一時的に上位表示させるアルゴリズムです。

例えば「アメリカ大統領選挙」で検索すると、下記のように数時間前に出たニュースが上位表示されています。

QDFの事例

しかし、QDFは一時的に上位表示させるものなので、今回のように順位をキープし続けることはありません。

そのため、QDFとは別の現象だと考えました。

補足2.Googleはどのようにユーザー行動を集めているのか?

Googleアナリティクスのデータが使われているといわれることがありますが、Googleのゲイリー氏は使用していないと答えています。

SEOJapan:GoogleアナリティクスでWebマスターのサイト内データは取られてますよね?

ゲイリー氏:Google検索において、Googleアナリティクスのデータはまったくもって使用していない。約束するよ。

引用:SEO Japan(アイオイクス株式会社) | Facebook 

そのため私は「Chromeのユーザー行動」を使用していると推測しています。

Net Applicationsの調査によるとChromeはPCで「約7割」、モバイル・タブレットで「約6割」のシェアを握っています。

PCのブラウザの占有率
スマホ・タブレットのブラウザ占有率

ここまで高いシェアを獲得しているブラウザであれば、収集できるユーザー行動の量は他社の比ではありません。

仮にChromeのユーザー行動を使用していると、下記のようなものがプラスに評価されていると考えられます。

  • 高いスクロール率
  • 高い読了率
  • ブックマークに入れた
  • 再度読み直した

Googleはどこからユーザー行動を取っているかは明確にしていませんので、これはあくまで私の推測になります。

まとめ

短期間で上位表示し、順位を維持しているのは、下記の4つのユーザー行動が良質だったからではないかという話でした。

  1. SNSでのユーザー行動
  2. 記事内でのユーザー行動
  3. Google Discoverでのユーザー行動
  4. 検索エンジンでのユーザー行動

どれか1つでも欠けてはいけないので、かなりハードルが高いですよね。

ただ、今回の話は私の推測の域を出ないので、参考程度にして下さい。

ちなみに私の上司はユーザー行動をよくするために、部下の記事を最後までゆっくりスクロールしてくれているのは、ここだけの話。
※ジョークです

上司

セミナーのお知らせ

4月26日(火)に「『このSEO施策って、効果ありますか?』セカンドオピニオンセミナー」を開催します。

下記のような疑問に弊社SEOコンサルタントが回答します。

  • 「既存のSEO業者の施策が正しいものなのか?」
  • 「自社で行っているSEO施策が正しいものなのか?」

ぜひご興味ある方は、コチラからお申込み下さい。

では、また次の記事でお会いしましょう!

投稿 たった2日で上位表示したSEO事例。ユーザー行動とSEOについてSEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

「他の人はこちらも検索」とは?Google検索機能をフル活用する!

他の人はこちらも検索

Google検索時にふと目に飛び込むのが「他の人はこちらも検索」の表示です。これは、ブラウザバックで訪問サイトから戻った際などに現れ、ユーザーが求めている情報にたどり着きやすくするための便利な機能とするものです。

今回の記事では、「他の人はこちらも検索」の表示の仕組みや傾向について解説し、SEO観点からの活用法も紹介します。

また、SEOに関するよくある質問をまとめた資料を用意していますので、SEOの理解を深めたい方は、ぜひ以下の資料をご一読ください(ダウンロード無料)。

\プロの回答だから現場で役立つ!資料ダウンロードはこちらから/

「他の人はこちらも検索」とは?

「他の人はこちらも検索」とは、検索ワードに応じておすすめの検索ワードが、検索結果画面に自動的に表示されるGoogle検索機能のことです。

他の人はこちらも検索

このように、サジェスト(Suggest/提案する)キーワードを用います。

「他の人はこちらも検索」の仕組み

「他の人はこちらも検索」の仕組みとしては、以下のような表示になります。

  • ブラウザバックで検索結果画面に戻ってきた際に表示される(PCの場合)
  • 検索結果2ページ目以降や検索数の少ないキーワードでは表示されない場合がある
  • 検索に関連するキーワードが表示される

なかでも、「ユーザーが検索結果画面に戻る」という点が特徴です。

最初の検索時に訪問したサイトでは、「探している情報がまったく見つからなかった」「目当てとする情報にたどり着けていない」と想定されます。そういったユーザーに対し、関連キーワードを絶妙なタイミングで表示して検索行動を促してくれる機能なのです。

関連キーワードとは

関連キーワードとは、検索されたメインキーワードに関連するキーワードのこと。Googleの検索結果の下部に表示されます。メインキーワードに対して...
関連キーワードとは?調べ方やSEO効果を高める方法を解説 - www.seohacks.net

海外では「people also search for」と呼ばれる

米Google社では「people also search for」という名称で、2016年10月頃に導入が始まりました。

その後、日本でのテスト導入を経て、2017年1月頃にモバイル検索の新機能として表示されるようになり、2018年2月頃からはPC検索でも表示されるようになりました。

他の人はこちらも検索

便利なだけに自分が検索するときにはよく使うものの、SEOに取り組む際には忘れがちになります。Googleは、「他の人はこちらも検索」で表示するキーワードの選定基準を明らかにしていませんが、他のユーザーが検索窓に入力した語句(検索クエリ)を提案する形を採用しているようです。

したがって、表示されるキーワードは、ユーザー需要が高いものであることは間違いないでしょう。

「他の人はこちらも検索」はどんなときに表示される?

今ではすっかり慣れ親しんでいる感のある「他の人はこちらも検索」ですが、表示のされ方は、モバイルとPCとでは大きく異なります。

それぞれ説明していきましょう。

モバイルでの表示

モバイルで表示される場合、6つのキーワードを1ブロック(2022年4月時点)として、検索結果画面内に挿入されます。

6つそれぞれに関連ワードが表示されますので、ユーザーも目当ての情報に近いキーワードを見つけられることでしょう。ただ、「他の人はこちらも検索」の挿入箇所は固定ではなく、検索結果ごとに異なるようです。

他の人はこちらも検索スマートフォン

PCでの表示

PCの場合は上述したように、検索直後の画面には表示されず、最初の検索時に訪問したサイトからブラウザバックし、再度、検索結果画面へ戻ってきた際に現れます。

PCでの特徴として、検索結果画面の既に訪問したサイトの「すぐ下」に出現する点です。

他の人はこちらも検索

このようにモバイルとPCとでは多少の表示方法に違いがありますが、表示されるキーワードそのものはあまり変わりはありません。また、2語キーワードで検索した場合には、3語キーワード、もしくは4語キーワードが表示されるので、より詳細な情報の検索を行うことが可能となります。

以上のように、サジェストキーワードからも流入を見据えたコンテンツ作りが大事です。その鍵となる記事パーフォーマンスの上げ方のコツは以下の資料をご覧ください。

\記事のパフォーマンスが確認できる!資料ダウンロードはこちらから/

「他の人はこちらも検索」の表示されるキーワードの傾向は?

SEOの観点から考えれば、気になるのが「他の人はこちらも検索」で表示されるキーワードの傾向ではないでしょうか。それぞれ傾向を説明していきます。

基本的にはサジェストキーワードが引用される

「他の人はこちらも検索」で表示されるキーワードは、サジェストキーワードの上から順に表示されることが多いです。

検証してみたところ、サジェストキーワードは検索前と検索後で異なるキーワードが表示されました。再度検索する検索窓の候補には、検索後のサジェストキーワードが表示されます。

【検索前】

他の人はこちらも検索

【検索後】

他の人はこちらも検索

他の人はこちらも検索

今回の場合は、検索後の方が「iPhone13」や「エクスペリア」のような端末に関するキーワードが多く表示されています。自分の持っているスマホに合ったものが欲しいというユーザーのニーズが反映されたとも考えられますね。

表示されるキーワードは常に同じではない

表示されるキーワードは常に同じというわけではありません。

検索するタイミングや位置情報によって異なります。例えば、「キャンプ」を検索ワードとした場合、東京から検索した際には、関東近郊のキーワードを表示しますが、福岡県から検索を行うと、福岡や北九州に関連したキーワードが表示されます。

例えば同じカーリースというキーワードでも、時間が経つと以下のように変化します。

【2021年8月】

他の人はこちらも検索

【2022年4月】

他の人はこちらも検索

日本でも導入が進む「People Also Ask(他の人はこちらも質問)」機能とは?

最近では、Google検索の結果画面に「他の人はこちらも検索」とよく似た表示の「他の人はこちらも質問」という表示が現れていることに気付きませんか。

「People Also Ask」機能として、アメリカ版で導入され、徐々に浸透して表示され始めるようになりました。検索ワードに対して、他の検索ユーザーがどのような質問をしているのかが表示されるという機能です。次のような特徴があります。

一定の枠内に4〜6つの質問が並ぶ

「他の人はこちらも質問」は、検索結果画面のどこかに挿入され、一定の枠内に4〜6つの質問が並びます。

その質問をクリックすると、強調スニペットのようなカード形式で回答が現れます。回答の下には、その関連リンクが表示されます。

【PC画面】

他の人はこちらも検索

■PC回答下の関連リンク

他の人はこちらも質問関連リンク

【スマートフォン画面】

他の人はこちらも質問スマートフォン

■スマートフォン回答下の関連リンク

他の人はこちらも質問関連リンクスマートフォン

クリック後に新たな質問が追加される

実際に質問をクリックしてみましょう。

上記のようにクリック後、枠内下部に別の新たな質問が追加される仕様になっています。ユーザーは次から次へと質問の回答を表示させることで情報への理解を深めることができるようになっているのです。

「他の人はこちらも質問」は、ユーザーが検索ワードに対してどのような疑問を抱いているかを知ることができるため、Webマーケティングにも活用できるでしょう。

コンテンツ施策やSEO対策に活かそう

今回は、「他の人はこちらも検索」の仕組みと表示されるキーワードの傾向などを紹介しました。特にPC検索では、一度訪問したサイトから、検索結果画面に戻ってきたユーザーに見せる表示なので、検索に満足していないユーザーが使っていることがほとんどといえるでしょう。

つまり、1回の検索だけで終わらなかったユーザーが利用しているのですから、「他の人はこちらも検索」の機能をたどっていくと、検索とはどのような流れでされているのかを考えるヒントになります。

また、コンテンツ作成の際、自社の製品・サービスに関連するキーワードで「他の人はこちらも検索」をたどると、予想に反したキーワード候補や別軸のユーザーが探しているものに行きつく場合もあり、新たな気づきを得ることもできるでしょう。

こうした「他の人はこちらも検索」の機能から得られる「ユーザーの検索行動」に着目し、コンテンツ施策やSEO対策に活かすことをおすすめします。

また、SEO成功のための良質なコンテンツを作る前段階のマーケティング計画についても併せてご覧ください(ダウンロード無料)。

コンテンツマーケティング施策に悩まれている方へ役立つ資料です。

  • コンテンツマーケティングの流れ
  • コンテンツマーケティング成功の秘訣
  • 投資対効果を最大化するための効果測定の考え方

具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。

「他の人はこちらも検索」とは?Google検索機能をフル活用する!【お気軽にご相談下さい】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

【無料セミナー】「このSEO施策って、効果ありますか?」セカンドオピニオンセミナー

 概要

当社に頂くお問い合わせの中に、

「既存のSEO業者の施策が成果に繋がっていないので、正しい施策内容なのか見てほしい」
「自社で行っているSEO施策が、成果に繋がる内容になっているか見てほしい」

というご相談を受けることがあります。

もし現在行っているSEO施策が誤ったやり方で、効果が無かったり、逆効果になってしまうと時間と労力が無駄になってしまいます。

しかし、ネットで調べようとしても、どれが正しい情報で、どれが間違っている情報なのか見極めるのは難しいものです。

そこで今回のセミナーは、セカンドオピニオンセミナーと題しまして、当社のSEOコンサルタントがSEO施策の正誤判定をいたします。

事前に誤った施策だと分かれば、時間と労力を無駄にすることを未然に防ぐことができます。

また既存のSEO業者へ抱いている疑念をはっきりさせることもできます。

事例紹介

    【質問】
    半年前から主要キーワードの順位が下落し始めて、1位だったキーワードが2ページ目まで下がってしまいました。

    既存のSEO業者に相談したところ

    「健康系の記事がYMYL領域になるため、ペナルティを受けた可能性が高いです。そのため健康系の記事を削除すれば順位が回復します」

    という提案を受けました。

    そこで記事を削除したのですが、一向に順位が回復しません。このSEO施策は合っているのでしょうか?

    【回答】
    結論からいいますと、誤ったSEO施策です。

    順位が下がった原因は、「robots.txt」がサーバーエラー(ステータスコード「500」)になっているためです。

    Googleは「robots.txt」のステータスコードが「200(正常)」か「404(存在しない)」のいずれかを返さないと、クロールが遅くなるか停止すると述べています。


    Google はこのファイルを頻繁にリクエストし、リクエストが有効なファイル(入力されているか空の状態)または 404(ファイルが存在しない)レスポンスを返さない場合は、有効な robots.txt レスポンスが取得できるまで、Google によるサイトのクロールが遅くなるか停止されます。

    ●引用:クロールの統計情報レポート – Search Console ヘルプ

    【結果】
    「robots.txt」を作成し、ステータスコードを「200(正常)」にしたところ、順位が1位に回復しました。

登壇者

谷藤 剛
go tanifuji

Google Search Console 実践マニュアル」の著者 。

インハウスSEO担当を経て、アイオイクスに入社。

SEO歴は11年。

SEOコンサルを行う傍ら、SEOの研究や実験を行う。

最短で上位表示をさせる実験を行った結果、たった2日間で上位表示に成功する。

 

このような実験内容や最新のSEO情報をオウンドメディア(SEO Japan社員ブログ)を通じて情報発信を行っている。

【保有資格・認定】

・中小企業診断士

・米国semrush社 テクニカルSEO試験合格

・米国CXL社 テクニカルSEO試験合格

Twitter:@go_tanifuji

セミナー詳細

日時

2022年4月26日(火)13:00~ 13:45
※ご質問がなくなり次第、終了となります。

参加人数

80名まで
(応募者多数の場合は、抽選を行います。)

対象となる方

  • SEOに取り組まれている事業会社様
  • 今後SEOへの取り組みを検討されている事業会社様

※恐れ入りますが、同業他社の方・個人の方・広告代理店の方の応募はご遠慮ください。

参加費

無料

会場

Zoomによるオンライン配信となります。
当選された方には、視聴可能なリンクをお送りいたします。

募集期間

4月22日(金)17:00まで

申し込みフォーム


投稿 【無料セミナー】「このSEO施策って、効果ありますか?」セカンドオピニオンセミナーSEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

100万ドメインの調査を実施。バックリンクAPIベンダーのTOP4社を徹底比較。

SEOツールを使用する目的は数多くありますが、バックリンクを調査する目的でもしばしば使用されることでしょう。もちろん、最終的なSEOへの影響はGoogleのみぞ知るところとなりますが、競合他社とのざっくりとした比較を行うケースも考えられます。こうしたバックリンクのデータを提供しているベンダーの中で、特に多くのデータベースを保有している4社を比較した調査記事となります。最終結論を出すには難しいトピックではありますが、内容としては非常に興味深いと言えるでしょう。

バックリンクのインデックスが最大であるベンダーは、どのベンダーだろうか?我々は、Ahrefs、Majestic、SEO PowerSuite、Semrushの各ベンダーを比較し、その結果をまとめた。

SEO PowerSuiteはここ数年、SEO PowerSuiteのbacklink APIとSEO SpyGlass backlink toolを活用し、バックリンクのインデックスを強化してきた。2021年6月に大規模なインフラのアップデートが行われ、クロール速度は3倍に増加した。

我々の状況をより良く理解するために、バックリンクのトップベンダーである、Ahrefs、SEO PowerSuite、Semrush、Majesticの4社比較を行うことを決意した。

この記事では、今回の調査で得られた主要な結果をすべてまとめているが、より詳細な情報は、こちらのページを参照してほしい。

免責事項:今回の調査のために、各ベンダーからAPIキーを購入している(総額6,200ドル)。また、このレポートではSEO PowerSuiteのローデータも公開している。使用されるデータがあらゆる方法で修正されていないことを確認するため、各ベンダーに連絡を取り、同様の統計データを購入し、それぞれを比較いただくことも可能だ。

分析方法

今回の調査を行うために、我々はMajestic Millionのデータセットを使用することにした。

なぜ、このデータセットなのか?Majestic Millionは、Web上のトップに位置する100万のWebサイトのリストであり、他のWebサイトからのサイテーション(つまり、リンク)数に基づいている。そのため、これらのドメインは十分な量のバックリンクを保有しているはずであり、今回の比較を統計的に優位なものとすることができるはずだ。

そのため、我々はこのデータセットを用いて、下記のバックリンク・インデックスのプロバイダーからの結果を分析したのである。

SEO PowerSuite

SEO PowerSuiteのバックリンク・インデックスは3兆6千億の外部のバックリンクと2億6千400万のインデックスされたドメインのデータを保有している。

100万ドメインのバックリンクを確認する費用は、899ドルである。

Ahrefs

公式サイトによれば、Ahrefsは3.2兆の外部のバックリンクと1億9300万のインデックスされたドメインのデータを保有している。

100万ドメインのバックリンクを確認する費用は、2,000ドルである。

Semrush

Semrushは、43兆以上のバックリンクと16億のドメインのデータを保有していると、述べている

100万ドメインのバックリンクを確認する費用は、2,500ドルである。

Majestic

Majesticのバックリンク・インデックスが保有するバックリンク数とドメイン数に関する情報を見つけることはできなかった。公式サイトで公開されている統計情報によると、4,340億のURLをクロールし、1兆以上のURLを発見している、とのことである。

100万ドメインのバックリンクを確認する費用は、800ドルである。

アカウントをセッティングし、100万ドメインのデータを確認した後、我々は下記の計算を行った。

  • 参照元ドメインによる、勝利数の合計
  • バックリンク数による、勝利数の合計
  • リンク数とドメイン数の比較において、各ベンダーが1位、2位、3位、4位、であった頻度
  • 上記に加え、他のいくつかの指標に基づく比較はこちらのページで行っている

この調査は、2021年秋に実施された。

発見

参照ドメイン数での勝者はどこか?

まず、我々は各プロバイダーが返す、参照ドメインの数に注目した。これは、バックリンクのインデックスの網羅性を評価する指標となる。

バックリンクのドメイン数が最大であったのは、SEO PowerSuiteであり、44.4%で勝利していた。

バックリンクのインデックス数では、Semrushは2位であり、勝率は36.3%であった。また、Ahrefsは14%、Majesticは5.3%となっている。

上記のグラフは、勝率に焦点をあてたグラフであることを留意していただきたい。参照ドメインの絶対数は下記の通りとなっている。

勝率と絶対数の違いとは何か?簡単な例を挙げてみよう。同一のURLに対し、分析を行った各データベースがレポートする参照ドメインの数を見てみたとしよう。

  • SEO PowerSuiteは、100ドメイン。
  • Ahrefsは、101ドメイン。
  • Semrushは、99ドメイン。
  • Majesticは、100ドメイン。

この場合、Ahrefsが「勝ち」に対する「ポイント」を獲得することになる。そして、我々は残りの999,999ドメインに対し、この作業を行ったのである。

その結果、参照ドメインの比較では、勝者はSEO PowerSuiteであった。

バックリンク数における勝者は誰か?

バックリンク数のトータルの数では、Semrushが47.65%の勝率であり、トップだ。そして、SEO PowerSuite(21.38%)、Ahrefs(16.25%)と続く。Majesticはバックリンク数が最も少ない数であり、勝率は14.73%であった。

バックリンク数を絶対数で表したグラフは下記である。

バックリンク数の比較での勝者は、Semrushであった。

比較対象の順位分布はどのようなものか?

さらに、それぞれの比較の中で各ベンダーが1位、2位、3位、4位を獲得した頻度を計算してみた。

参照ドメインの順位分布は以下の通りである。

また、各ベンダーのバックリンク数の採点は、下記の通りである。

重要事項

あらゆるテストには限界があり、今回のテストも、その例外ではない。バックリンクのデータベースの調査を行い、完全に偏りの無い結論を出すことは、非常に困難である。

下記に、どんなバックリンクの調査においても、あなたが留意すべき重要な点をまとめてみた。

バックリンクのインデックスの種類

バックリンクのデータをカウントし、保管するために、各社がクロールに対する異なるアプローチを採っているため、あらゆるバックリンクのインデックスはユニークなものとなる。そのため、バックリンクのインデックスを比較するという行為は、本質的に異なるデータベースを分析するという、大きな欠点を含むことになってしまう。

我々の調査では、APIを介してデータにアクセスしたが、それらが返すデータは下記の通りだ。

  • Ahrefs Live index(現存しているあらゆるリンク。再クロールされ、リンクがないと判断されるまで、そのリンクは現存のリンクとみなされる)
  • Semrush Fresh index(過去6か月間でクロールされたあらゆるリンク)
  • Majestic Fresh index (過去4か月間でクロールされたあらゆるリンク)
  • SEO PowerSuite backlink indexは、あらゆる現存するリンクを含む(Ahrefsと同様、我々のインデックス内のリンクは、再クロールされ、リンクがないと判断されるまで、現存するリンクとして扱う)

AhrefsやSEO PowerSuiteと異なり、SemrushとMajesticは現存するリンクと現存しないリンクをレポートに含む。その結果、多くの場合で、バックリンクの数に大きな差異が生まれてしまう。

例えば、SemrushでAmazon.comのバックリンクを確認すると、このドメインは180億以上のバックリンクを獲得していることがわかる(これは、API経由でも確認できる数字だ)。しかし、アクティブリンクのモードに切り替えると、僅か700万リンクしか表示されない。

Ahrefsのインデックスは現存するリンクを含めているが、それでもいくつかの不一致は確認できる。AhrefsのAPIは1億1400万のバックリンク数を返すが、これはサマリーダッシュボードに表示される数字と近しい。しかし、バックリンクのレポートに切り替えると、僅か3500万件のリンクしか表示されない。

この不一致の背景には十分な説明があるはずだが(低品質なリンクや、なくなったリンクがフィルタリングされたのかもしれない)、このことから2つの重要な結論を下すことができる。

  1. APIによって獲得できるバックリンクのインデックスについて、100%の確信を持つことはできない
  2. こうした不一致を調査から排除することはできない

リンク数の算出方法の違い

バックリンクのインデックスを比較する際に直面する別の課題として、リンク数の算出方法の違いが挙げられる。例えば、同一ページ内の重複リンクを1つのリンクとして算出することもできるし、複数のリンクとして算出することもできる。これは、リダイレクトやカノニカルについても同じことが言える。これらすべてが、総数の算出に影響を与えるため、バックリンクのインデックスを比較する際は、数値を鵜呑みにすることができないのである。

IPを記録する方法の違い

同様に、バックリンクのAPIのプロバイダーが、IPのデータをどのように記録しているかも、問題となる。多くのプロバイダーが、バックリンクを探す際に発見した最新のIPだけをカウントしている。つまり、各ドメインにつき、1つのIPしか記録されない。しかし、Semrushは過去6か月で検出したあらゆるIPを記録しているようである。そのため、同一のドメインに対し、数十のIPを記録している可能性がある。

IP/サブネットの統計は、ローデータ内に含まれている。当初、我々は、この数をレポートに使用する予定であった。しかし、IPの計算における決定的な差異に気付いたため、この統計データは意味のある結論を導くために使用すべきではないと考えたのだ。

参照ドメインに対する理解の違い

ドメインは、もちろん、ドメインである。しかし、我々の調査によると、バックリンクのインデックスの場合、事態は少々複雑になるようだ。

ベリサイン社によると、「2021年の第二四半期では、全てのトップレベルドメイン数は、3億6730ドメインであった」とのことである。

そして、多くのデータプロバイダーが、インデックスされているドメイン数を一致させている一方で(Ahrefsは1億9340万ドメイン、SEO PowerSuiteは2億6400万ドメイン)、Semrushは16億ドメインを保持していると主張しており、これは懐疑的な数字である。

このように、Semrushがユニークなドメインとして算出しているものは、一般的な概念とは異なるようである。

結論から言うと、この種の比較においては、勝者も敗者もないだろう。前述の通り、あらゆる要素や異なるアプローチが影響するからである。

しかし、我々がこうした調査を行うにつれ、バックリンクのインデックスデータのプロバイダーは、長期的に、自社のデータに対する透明性を高めていくと考えている。そして、企業やAPIを活用しているユーザーが、自身が何に対して支払いを行っているのかを、より良く理解できることを意味している。

記事内でも言及されている通り、そもそものデータベースの内容が異なることもあり、単純に比較するには難しいトピックと言えます。しかし、こうしたベンダーが提供するデータが絶対的なものではなく、あまりに固執してしまうと間違った結論を導いてしまうかもしれません。各ベンダーはデータの透明性を高めるための工夫を今後も行っていくと思いますが、ユーザーとしては歓迎すべき傾向であると考えています。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Top 4 backlink API vendors compared (1 million domain study)」を翻訳した内容です。

投稿 100万ドメインの調査を実施。バックリンクAPIベンダーのTOP4社を徹底比較。SEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

16年間のご愛読ありがとうございました。

以前よりお伝えしていたように、本日3月31日をもってTechCrunch Japanは記事の更新を停止します。これまで16年という長い間ご愛読いただいた読者のみなさまに感謝をお伝えしたいと思います。

今後、TechCrunch Japanがスタートアップに関する情報を読者のみなさまに提供することはなくなりますが、もちろん、日本のスタートアップ業界は今後も成長を続けていくでしょう。そこでみなさまには最後のお願いがあります。すでにご存知の方も多いとは思いますが、元TechCrunch Japanチームの平野武士氏が率いるBRIDGE(ブリッジ)は、TechCrunch Japanのようにスタートアップに関する様々なニュースを日々伝えています。また、元TechCrunch Japan副編集長の岩本有平氏が率いるDIAMOND SIGNAL(ダイアモンドシグナル)は、スタートアップやその起業家を深堀りした記事を配信しています。スタートアップだけではなく、大手企業の情報も含めて知りたいという方々には、藤井涼氏が編集長を務めるCNET(シーネット)もおすすめです。読者のみなさまにはぜひ、今後もこれらのメディアを通じて日本のスタートアップに関する情報に触れ、スタートアップや起業家のみなさんを応援していただきたいと思うのです。2006年にTechCrunch Japanが生まれたことでスタートアップ業界に関心のある人が増え、そして、閉鎖したあともその数が減らないとすれば、それこそがTechCrunch Japanが存在した意味となるからです。私たちチーム一同にとってそれ以上に嬉しいことはありません。

最後になりますが、TechCrunch Japanチームを代表して、皆様に御礼申し上げます。本日まで16年間、長い間ご愛読いただき本当にありがとうございました。

米国の州検事総長がTikTokとSnapに対して他社製ペアレンタルコントロールアプリに対応するよう要望

TikTok(ティックトック)とSnapchat(スナップチャット)にはペアレンタルコントロールの強化が必要だとする書面に、44人の州検事総長が署名した。

米国時間3月29日、全米検事総長協会(NAAG)は10代の間で広く使われているTikTokとSnapchatに対し、一連の懸念を書面で送った。

州検事総長のグループはソーシャルメディアアプリに関して、広い意味で子どもの身体、感情、精神の健康に与える悪影響などさまざまな問題点を挙げている。虐待的な性的関係を表現したコンテンツは子どもの健全な関係に対する考え方を著しく傷つけることがあり、家庭内虐待や人身売買の継続を助長する恐れもあると指摘している。そして書面では、TikTokとSnapchatが他社製ペアレンタルコントロールアプリと効果的に連携して保護者がプラットフォーム上での子どもの行動を監視し制限することに努めていないと強調している。

NAAGはBarkというアプリの調査を引き合いに出した。2021年に30種類のアプリで34億通のメッセージを分析したところ、10代の74.6%が自傷や自殺の状況に関わり、90.73%がオンラインでヌードや性的コンテンツに接し、93.31%がドラッグやアルコールについて話したという。

書面では「ペアレンタルコントロールアプリは保護者や学校に対し、プラットフォーム上のメッセージや投稿が有害で危険な恐れがあることを警告します。子どもが自傷や自殺の願望を示した場合にも保護者に警告できます」と述べられている。

Snapchatにはすでにアプリ内のペアレンタルコントロール機能があり、TikTokにもあるが、州検事総長のグループはプラットフォームに対し他社製ペアレンタルコントロールアプリとの互換性を高めるように要望している。ただし、特定のプロダクトは推奨していない。州検事総長のグループは、ペアレンタルコントロールアプリはプライベートなメッセージなどアプリに内蔵のペアレンタルコントロールでは監視していないソーシャルメディアアプリの機能にもアクセスできることに言及している。さらに他社製アプリは、アプリのメインのフィードに表示されるユーザー生成コンテンツのフィルタリング機能も優れているとしている。

ただし、他社のコントロールアプリには子どもを監視する方法に関して独自の問題がある。

TikTokとSnapchatにはペアレンタルコントロール機能があるが、競合のInstagram(インスタグラム)にはなかった。ソーシャルメディアが10代のメンタルヘルスに与える影響に関する一連の上院公聴会の後、Meta(メタ)はようやくInstagramにペアレンタルコントロールの導入を開始した。

しかしペアレンタルコントロールの有無に関わらず、こうしたプラットフォーム上での10代の安全について米国政府は今も懸念を持っている。バイデン大統領は一般教書演説でソーシャルメディアが10代のメンタルヘルスに与える脅威に言及した。この一般教書演説にはFacebook(フェイスブック)の元従業員で内部告発をしたFrances Haugen(フランセス・ハウゲン)氏がゲストとして参加していた。

10代の間ではInstagramよりTikTokの方が人気があり、Instagramはそれに負けじとTikTokによく似たリールに投資している。しかしTikTokは急速に成長してソーシャルアプリとして地位を守っているため、Metaは自社の存在感を維持するために驚きの行動に出た。The Washington Postが米国時間3月30日に報じたところによると、Metaは共和党系コンサルティング企業のTargeted Victoryを使ってTikTokに対する大衆の反感をあおったという。Targeted Victoryが危険なクチコミトレンドがTikTokで始まったと主張して世論に影響を与えようとしたが、それは実際にはFacebookで始まったものだったというケースもあった。TechCrunchも2018年に、FacebookがTargeted Victoryと組んでFacebookプラットフォームの政治広告費に影響を及ぼす法案の進行を遅らせようとしたことを報じた

Targeted VictoryのCEOであるZac Moffatt(ザック・モファット)氏は声明で「Targeted Victoryの企業活動ではクライアントに代わって両党のチームに対応しています。我々が数年間にわたってMetaと協力しているのは広く知られていることで、我々はこれまでの仕事を誇りに思っています」と述べた。

いずれにしても、アプリを10代にとって安全なものにするためにペアレンタルコントロールにできることは限られている。アプリそのものが、危険なコンテンツを10代に提供しないように努めなくてはならない。

画像クレジット:Bryce Durbin / TechCrunch

原文へ

(文:Amanda Silberling、翻訳:Kaori Koyama)