モトローラが約4.2万円の格安5Gスマホを欧州向けに発表、米国向けには約5.4万円以下の端末を今秋投入

Qualcomm(クアルコム)は2019年に「Snapdragon 765」を発表し、低価格な5Gスマートフォン時代の到来を約束した。そしてMotorola(モトローラ)も、このチップを積極的に採用する。同社は高価な端末(結果はまちまちである)を売りにしているが、低価格のデバイスが当面の収入源になることはほぼ間違いない。

米国時間7月7日、Lenovo(レノボ)傘下のモトローラブランドは、Moto G 5Gのローンチを発表した。8日にはヨーロッパで発売されるが、最も注目すべきはG 5Gが349ユーロ(約4万2000円)からと、市場平均を大きく下回ることだ。5G対応スマートフォンは依然として、競合他社のフラッグシップ機がひしめいている。

G 5Gにはリフレッシュレートが90Hz/アスペクト比21:9の6.7インチディスプレイや背面の4カメラなど、注目に値する機能が搭載されている。カメラシステムには撮影時により多くの光を集める4画素技術を搭載した4800万画素のメインカメラ、超ワイドレンズカメラ、クローズアップ専用のマクロレンズ、深度センサーカメラが含まれる。

マクロレンズはスマートフォンではまだかなり珍しく、複数のモデルにこの技術を搭載しているのはモトローラだけだ。多くの人にとってこれは興味深いものだろうが、必要なケースも確かにある。興味深いことに前面にはデュアルセルフィーカメラがあり、1600万画素のメインカメラと、より多くの人を撮影できる広角レンズを備えている。

正直なところ、低価格端末としてはかなり興味深い製品になりそうだ。5000mAhのバッテリーと5G通信、そして90Hzのディスプレイを搭載している。基本モデルは4GBのRAMと64GBのストレージを搭載し、50ユーロ(約6100円)追加すれば6GBのRAMと128GBのストレージが利用できる。サウジアラビアとアラブ首長国連邦にも「数カ月中」に投入される。

一方、モトローラは北米市場向けに500ドル(約5万4000円)以下の5Gスマートフォンを2020年秋に発売することも約束しており、Zラインの端末が次世代ワイヤレス技術にアクセスするためのMoto 5 G Modも追加される。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Facebookの3Dフォト機能がシングルカメラスマホユーザーでも利用可能に

Facebook(フェイスブック)は2018年に初めて3Dフォトを公開し、その技術的詳細を共有したが、当時はデュアルカメラを搭載した数少ないスマートフォンがなければ、3Dフォトを自分で作ることはできなかった。しかし、米国時間2月28日のアップデートで、1台のカメラしか搭載していないスマートフォンユーザーでも、3Dフォトが利用できるようになった。

覚えていない人や知らない人のために説明すると、3Dフォトは2D画像を分析し、それをたくさんのレイヤーに分割して、iPhoneを傾けたりスクロールしたりすると個別に動くというものだ。私は3Dの大ファンではないし、Facebookも使っていないが、この機能はとてもクールだ。

 

 

問題は、これがデュアルカメラを使用してシステムが距離を判断し、画像を切り分けていることだ。つまり、iPhone SEを含むデュアルカメラでない数多くのスマートフォンでは、この機能は利用できない。

しかしここ数年、フェイスブックのコンピュータービジョンチームは、デュアルカメラを使わずにこれを可能にする手法に取り組んできた。そしてついに彼らは成功。技術的な詳細は、このブログ記事で解説されている。

この進歩により、シングルカメラを搭載した比較的新しいスマートフォンの多くが、この機能を利用できることになる。具体的には、Google(グーグル)のPixelシリーズとiPhone 7以降のシングルカメラ搭載機種がサポートされる。Androidスマートフォンは非常に他機種であるため、どのデバイスがサポートされ、どのデバイスがサポートされないのかを判断するのは難しい。これはスペックシートに記載されていないいくつかの要素によるが、Facebookアプリをアップデートして写真を撮れば、それはわかるだろう。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

LG最新5Gスマホにはイヤフォンジャックがあり、別売セカンドスクリーンもある

2020年のスマートフォン市場についていえることは、選択肢はいくらでもあるということだ。ただしその売上はここ数年落ち込んでいるため、多くのメーカーが製品に創造性を持たせている。そして、LGも間違いなくその波に乗っている。同社のスマートフォンはここ数年は華々しくはなかったが、それは努力不足のためではない。

ここではLG V60 ThinQ 5G(より正確には、LG V60 ThinQ 5G with LG Dual Screen)を紹介しよう。冗長な名前が示すように、このデバイスには5G接続が可能で極めて高価ではない可能性が高い。具体的な価格はまだ明らかにされていないが、Samsung(サムスン)のフラッグシップモデルであるGalaxy S20よりは安く、さらに昨年のフラッグシップ機に近い価格800ドル(約8万8000円)程度になるだろうとLGは伝えている。

このスマートフォンで最も興味深い点は、セカンドスクリーンケースが復活したことだ。LGは昨年、標準的なスマートフォンをオプションの追加ケースでデュアルスクリーンにすることで、折り畳みスマートフォンに対抗した。従来品は「薄い」という名称にもかかわらず、折りたたんだ状態ではかさばり厚みがありすぎた。

LGは今回、「新しいデュアルスクリーンは、より薄い有機ELディスプレイのおかげで、前機種と比べて持ち運びのしやすさと重量が大幅に改善された」と伝えている。ただ、その見た目は依然として分厚いが、これは外付け式のセカンドスクリーンの欠点であり続けるだろう。もう1つの欠点は、2つのスクリーンの間にある目立つベゼルとヒンジだ。

つまり、2個の巨大な6.8インチスクリーンが、実際には1つの連続したディスプレイに統合されていない問題だ。2番目の画面はマルチタスク処理や、いずれかの画面をゲームコントローラとして使用する場合に効果的だ。近く発売される 「Surface Duo」 のような製品でも、同様の機能が搭載される予定だ。

しかしここで最も注目すべきなのは、LGがヘッドホンジャックを搭載してきたことだろう。ヘッドホンジャックは、2020年に入ってもずっと(一部の人たちから)待望されている。なお、LG V60 ThinQ 5Gは今後数週間のうちに発売される予定だ。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

サムスンが縦折りスマホ「Galaxy Z Flip」を発表

サムスンはGalaxy Foldの機密保持に関しては驚くほど成功し、2019年にGalaxy S10が発表された際に、世界で初めて折りたたみスマートフォンを発表して世間をあっといわせた。一方、Galaxy Z Flipに関しては、同社はオスカー受賞式ですべてを披露していた(米国時間2月12日の朝の発表前には、多くのサムスン社員が座席で端末をいじっていたことは言うまでもない)。

もちろん、Flipの情報をまったく知らなかったわけではない。サムスンは公式にGalaxy Foldを発表する前から、moto razrスタイルのフォームファクタを披露していた。同社は折りたたみスマートフォンが一度きりのものではないことを、明確にしようとしていた。

サムスンは今日のUnpackedイベントで、「これまで見たこともないようなもの」と主張する新しい折りたたみスマートフォンを発表したが、これは正確には事実ではない。

確かに、Z Flipのフォームファクタは論理的で、スマートフォンが登場する前のクラムシェル型携帯の時代を思い出させる。なお、razrは先日のリリース以降、独自の問題に直面している。またFoldが無数の問題を抱えていたことから、Z Flipではこれまでにないほど厳しい目が注がれるだろう。

本体を開いたときの画面は6.7インチで、上部のパンチホールにカメラが配置されている。また閉じた状態では、時間や通知、バッテリー持続時間を表示するクイックバー以外の表示はほとんどない。なお,ケースを閉じた状態でも自撮りができる。カラーバーリエーションはブラック、パープル、ゴールドが用意されている。

初代Foldにて複数のレビュアーが端末の破損を報告した後、サムスンは多くの教訓を学んだことだろう。

サムスンによると、強度の増した折りたたみ式ガラスのおかげで20万回の折りたたみ動作に耐えられるという。初代Foldでは画面背面にゴミが混入し、ユーザー操作時にダメージが発生するという問題が発生したが、Z Flipではヒンジへのゴミの混入を排除するように設計していると述べた。同スマートフォンでは、内部にブラシシステムのようなものを備えている。

もちろん耐久性についてはまだ断言できないが(とはいえ、個人的にはこの製品を手にして興奮している)、1380ドル(約15万円)という価格は、少なくとも2000ドル(約22万円)のGalaxy Foldよりは安い。むしろこれは、サムスンのGalaxy S20 Ultraや、razrの価格帯に近い。

Galaxy Z Flipはバレンタインデーに発売される。一方、Thom Browne Edition(トム・ブラウン・エディション)では、デザイナーの象徴的なタッチをデバイスに取り入れ、明日ニューヨークで開催されるFashion Weekの特別イベントで詳細が発表される予定だ。

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(翻訳:塚本直樹Twitter

サムスンの約15万円のフラッグシップスマホGalaxy S20 Ultraはプレミアム機を再定義

スマートフォンの普及が遅れている主な要因は、1,000ドル(約11万円)をはるかに上回る価格が当たり前のように設定されていることだ。Samsung(サムスン)はミッドレンジ向けとなるLiteバージョンのGalaxy S10Note10を投入することで、この現象に対処するために手を打ったのは間違いない。

その対極にあるのが、最新のGalaxy S20 Ultraだ。昨年のGalaxy Fold2,000ドル(約22万円)だったが、Ultraはある意味リーズナブルな1,400ドル(約15万円)だ。この最上位モデルは、下位モデルの6.7インチと6.2インチよりも大きな、6.9インチディスプレイを搭載している。

カメラはUltraが他モデルと一線を画す、もう一つの特徴だ。すべてのデバイスに強化された「Space Zoom」が搭載されているが、このプレミアムモデルでは光学ズームとデジタルズームのハイブリッドを採用し、背面の大きなカメラバンプの下に折り畳まれたレンズ(ペリスコープレンズ)を搭載することで、望遠倍率を30倍から100倍へと高めている。

S20+と同じく、背面には4個のカメラがある(標準のS20には3個しかない)。センサーにも違いがあり、中でも注目すべきは、S20+の広角が108メガピクセルと超高画素になったことだ。

Ultraはまた、通常では過剰な1800万画素のカメラを1200万画素に抑えながら、1ピクセルが取り込む光の量を高めて撮影品質を改善する、Nona Binningを搭載した最初のデバイスでもある。

さらに注目すべきは、巨大なバッテリー容量だ。S20+4500mAhに対して、Ultra5000mAhのバッテリーを搭載する。

 

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

サムスンの廉価版Galaxyはフラッグシップ機にイヤフォンジャックを搭載

Samsung(サムスン)のGalaxy S10 LiteとNote10 Liteは、プレミアムとミッドレンジの中間という興味深い位置づけの端末だ。これらは、1000ドル(約11万円)以上のスマートフォンに二の足を踏んでいる購入者の態度を変えようとする、同社の明確な試みといえる。

しかし、物事はそう簡単ではない。イヤフォンジャックはそのわかりやすい例で、Galaxy Note10 Liteには搭載されているものの、Galaxy S10 Liteには搭載されていない。これは、イヤフォンジャックの放棄に対して慎重な姿勢を示してきた、サムスンのアプローチだ。

この決定の実際的な理由は、Galaxy Note10 Liteのほうが本体が分厚いからだろう。もちろんどちらもフラグシップ端末らしく品質は素晴らしい。ただし、Galaxy Note10 LiteはS Penを搭載していることと、ディスプレイ方式が異なることから、明らかに分厚い。そこでサムスンは、その下部にイヤホンジャックを取り付けた。

また、そのタイミングも興味深い。サムスンはCESの直前にこれらのスマートフォンを発表したが、これはホリデーシーズンを明確に逃しており、最新スマートフォンの発表の約1カ月半前に披露された(Unpackedの招待状は翌日発送された)。また価格も発表されておらず、米国での発売時期も決まっていない。

これらがフラッグシップ向けなのか、ミッドレンジ向けなのかは、ヨーロッパ向け価格がヒントになる。599ユーロ(約7万3000円)という価格は、フラッグシップモデルの最廉価モデルよりもかなり安い。これは、Galaxy S10eと比べると良い傾向だ。このビジネスモデルがGalaxy S11でも取り入れられるのか、興味深いところだ。

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サムスンがGalaxy S10/Note10の廉価版Liteを発表

Samsung(サムスン)はCESの開催前となる米国時間1月3日、人気機種のGalaxy S10とNote10の主要機能をそのまま搭載した「Lite」バージョンを発表した。

これらのデバイスは、ここ数年の消費者の需要の急激な変化に対応するものだ。Galaxy S10 LiteやGalaxy Note10 Liteは、フラッグシップモデルの機能を求めている顧客にとって魅力的だ。サムスンはまだ価格を明らかにしていないが、ミッドレンジモデルのAシリーズと1000ドル以上するハイエンド製品の中間くらいの価格帯に落ち着くことだろう。

注目すべきは、両端末とも実際には同じ6.7インチ/Full HD+ Plus解像度/394ppiディスプレイを搭載し、上部にパンチホールカメラ「Infinity-O」が配置されていることだ。ディスプレイのスペックを下げたことは、コスト削減に役立っている。スペックのわずかな違いを別にすれば、Note10 LiteとのS10 Liteの違いはS Penとカメラシステムだ。

どちらも背面に大きな長方形の突起があり、3つのカメラが並んでいる。Galaxy S10 Liteには500万画素マクロ+4800万画素広角+1200万画素超広角(123度)が搭載されている。一方、Galaxy Note10 Liteは1200万画素超広角+1200万画素広角+1200万画素望遠を備えている。

バッテリー容量は投入市場によって多少の違いがあるが4500mAh程度で、メモリーは6GBまたは8GB、ストレージはデフォルトで128GB。プロセッサにはいくつかの違いがあるが、どちらも64ビットの8コアモデルだ。いずれもAndroid 10を採用している。

サムスンモバイルの最高経営責任者であるDJ Koh(DJ・コー)氏は、「Galaxy SとGalaxy Noteは、世界中の消費者の欲求や需要に応えてきた。今回のデバイスは、パフォーマンスやパワーからインテリジェンスとサービスまで、業界をリードするイノベーションを提供するための継続的な取り組みの一部だ」と述べた。またリリースでは、以下のように記している「Galaxy S10 LiteとGalaxy Note10 Liteには、Galaxy SとGalaxy Noteのエクスペリエンスを構成する重要なプレミアム機能が搭載される」。

今のところ判明している情報はこれだけだが、来週のCESでは価格や発売時期などの情報が明かされることが予想されている。一見すると、どちらの価格もかなり割高で、プレミアムモデルと大きく変わらない可能性が高い。

スマートフォンの売上の低迷については、大企業がプレミアムモデルの価格を1000ドル以上に引き上げる傾向があることも重要な要因だ。一方、Google(グーグル)は 「Pixel A」 シリーズで成功を収めている。サムスンは以前「Galaxy S10e」 を投入したが、同製品は依然としてプレミアム端末の一部に位置付けられていた。また、ダウングレードされたディスプレイはApple(アップル)の 「iPhone XR」 や 「iPhone 11」にも搭載されている。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

折り畳みスマホGalaxy Foldの販売台数が100万台を突破

米国時間12月12日、TechCrunch Disrupt BerlinにてSamsung Electronics(サムスン・エレクトロニクス)のYoung Sohn(ヨン・ソン)社長は、折り畳みスマートフォンのGalaxy Foldを100万台販売したことを明らかにした。なお、10月時点での12月の予測販売台数は50万台だった。

ソン社長は「重要なのは、我々がGalaxy Foldを100万台販売したことだ」と伝えた。「2000ドル(約22万円)でこの製品を使いたいという人が100万人もいる」。

本日のDisrupt Berlinでのトークは、イノベーションによる成長に焦点が当てられた。ソン社長は販売台数についてコメントする一方で、サムスンの製品発売のプロセスについて説明してフィードバックを求めた。Galaxy Foldのようなデバイスは、研究室からだけでは必要な情報を得られないこともあると言う。

そして、サムスンはGalaxy Foldについて多くのフィードバックを得た。Galaxy Foldは今年のMWC2019で発表された、いくつかの折り畳みスマートフォンのうちの1つだ。数カ月後の4月に端末が配布されたが、レビュアーがすぐに複数の問題を発見した。サムスンはすぐに(即時というわけではなかったが)製品を改良し、9月下旬にリリースした。

発売されたGalaxy Foldは耐久性が向上していたが、我々がレビューした端末には、まだディスプレイに問題があった。Disrupt Berlinで私は本日、サムスンが本質的にはベータ版ともいえる2000ドルの端末の販売に満足しているかどうか尋ねた。ソン社長はイエスと答え、販売台数をその理由に挙げた。

以前の報道によると、サムスンは2020年に折り畳みスマートフォンを600万台販売する計画だという。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Google Pixelに着信の自動判別機能が加わる、後から背景をボカす撮影機能も

Google(グーグル)は米国時間12月9日の朝、初の「feature drop」の提供を発表した。これは同社が毎月定期的に機能を拡張するための配信で、最初のバージョンでは、すでに発表されていたものを含め、多くのアップグレードが行われる。

最も大きな変更点となるのが、通話を遮断する機能のアップデートだろう。米国のPixel 4ユーザーから利用できるこの機能は、知らない発信者や自動音声電話の発信を選別してくれる。スパムでない場合、ユーザーはメッセージをテキストとして通知で受け取ることが可能だ。Googleによると、機能は以下のように動作し、すべての情報はそのユーザーにしか通知されないという。

写真に関する機能もアップデートされた。たとえ撮影時に機能をオンにしていなくても、後から人物写真の背景をぼかせるようになる。

Pixel 4のビデオ通話アプリであるGoogle Duoは、一人でも二人でも人を中心にくるよう配置してくれる自動フレーミングが可能になるなど重要な改良が加えられている。この機能は同社のスマートホームディスプレイ、Google Nest Home Max(その前にはFacebookのスマートディスプレイ、Portalでも)に搭載されているズームインやズームアウトで人間をフレームに表示してくれる機能をより洗練させたもののようだ。

Google DuoとPixel 2〜4の組み合わせでは、通話中に背景をぼかすことができるようになった、Pixel4に採用されたスクロールとアニメーションの表示をなめらかにするスムーズディスプレイは、通信の接続が不安定な場合でもなめらかに再生されるように改善されている。

また、すでに発表されていたように、非常に便利な自動文字起こしアプリのRecorderが古いPixel端末にも配信されること。そしてリアルタイムで字幕を生成してくれるLive CaptionがPixel 3と3aに追加されたことも注目すべき点だろう。さらに、英国やカナダ、アイルランド、シンガポール、オーストラリアのユーザーには、まもなくGoogleアシスタントのアップデート版が提供される。

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欧州の第3四半期スマートフォン出荷台数は増加、サムスンが市場を牽引

ヨーロッパは世界的なスマートフォン市場の停滞に打ち勝ち、前年同期比8%の出荷台数増加を記録した。Canalysが集計したこの数字は、アジア太平洋地域の6%を上回り、地域別でのスマートフォン市場の成長率のトップに位置する。

そしてここでも、Samsung(サムスン)が最大の勝者であり、前年同期比で26%増と好調だった。第2四半期のデータも示唆していたように、同社はさまざまなデバイスで市場を席巻している。サムスンのミッドレンジ向けスマートフォンのAシリーズは、同時期のランキングで上位4社を独占した。

Huawei(ファーウェイ)は米国と中国の貿易摩擦の中でヨーロッパに再び注力していたため、2位を維持した。出荷台数に占めるHuawei(ファーウェイ)のシェアは22.2%で、一方サムスンのシェアは35.7%だった。同じく中国メーカーのXiaomi(シャオミ)は同四半期に非常に好調な伸びを示し、前年同期比73%増となり、Apple(アップル)に次ぐ第4位となった。

ネガティブなトレンドの中で数字は伸びを示しているが、政治の影響は依然として大きい。「ネガティブな要素としては、Brexitはすでに影響力を示している」と、アナリストのBen Stanton(ベン・スタントン)氏はリリースにて述べている。「英国ではサムスンとアップルのプレミアム市場向け端末の出荷が、今年3月と10月のBrexitの期限前に増加したが、その後に流通業者が在庫を用意し、関税リスクの回避を強いられたため、大幅に落ち込んだ。この短期的かつ人為的なブーストは市場を非健全なものとし、それに伴うリスク、コスト、不確実性が業界にとって大きな損失となった」。なお、世界の他の多くの地域と同様に、欧州市場も5Gの展開による出荷台数の増加を期待している。

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サムスンが縦折りスマホのイメージを披露

Samsung(サムスン)は昨年に開催した開発者向けカンファレンスにて、開発中の折り畳みスマートフォンをいち早く披露した。今考えると、Galaxy Foldのリリースはもっとスムーズにできたかもしれないが、第1世代のプロダクトとはそういうものだ。少なくとも、同社が折り畳みスマートフォンにおいて、さらなる野望をいだいていることは明らかだ。

今年のイベントのステージでは、同社は折り畳みスマートフォンの新たな試みを披露した。動画では、Galaxy Foldのフォームファクタが従来のフリップ型携帯に近いクラムシェル型へと姿を変えている。

昨年のイベントとは異なり、今回のイベントを新製品の発表だと受け取るべきではない。サムスンは、「折り畳み可能なカテゴリーのさまざまな新フォームファクターを説明する」と語っている。これは最初からはっきりしており、折り畳みスマートフォンの初期段階ではどのフォームファクタが適しているかを判断するのが重要だ。そして同社は現在、開発者と協力してこれらのコンセプトに取り組んでいる。

今回のコンセプトは、折り畳みスクリーンを閉じることでポケットサイズに収まる、Motorola(モトローラ)の折り畳みスマートフォンことRazrのリーク情報とも一致している。CESやMWCのようなイベントで、その計画の詳細が明らかになるかもしれない。

たぶん。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

2機種目の5Gスマホ「OnePlus 7T Pro McLaren Edition」はT-Mobile専用に

OnePlus(ワンプラス)の5G戦略は、徐々に新機能を採用する傾向にあった同社とって変化の兆しとなる。今夏のOnePlus 7 Pro 5Gの登場に続いて、OnePlusは米国市場向けに2機種目の5Gデバイスを発表した。

今回は、長年のパートナーキャリアであるT-Mobile(Tモバイル)を選んだ。なお、この米国第3位の携帯キャリアは、第4位と入れ替わるかもしれない。しかし現在のところ、OnePlus 7T Pro McLaren Edition(マクラーレン・エディション)は米国ではT-Mobileの独占販売となる。

なお、OnePlus 7T Proと新しいマクラーレン・エディションは非常によく似ているが、後者はより派手なカラーデザインを採用し、12GBの大容量メモリーなど豪華なスペックだ。

マクラーレン・エディションに加えてT-Mobileにはすでに発表された(まだ発売されていないが)、5GをサポートするGalaxy Note10 Plus 5Gも存在する。T-Mobileの5Gの展開状況については、同社は「年内に米国内の2億人をカバーする」と約束している。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

HTCから3万円を切るブロックチェーンスマホが登場

現在HTCは難しい状況にあるが、それでも同社には魅力的なチャンスがある。新CEOのYves Maitre(イヴ・メイトル)氏が数週間前のDisruptで私に対して認めたように、かつての強力なスマートフォンブランドだったHTCは、近年その勢いを失っている。しかし、暗号通貨スマートフォンのExodus(エクソダス)プロジェクトは、将来の可能性を垣間見せてくれた。

先週末にベルリンで開催されたLightningカンファレンスにてHTCはExodus 1sをローンチし、プロジェクトが一度限りでないことをしめした。この新デバイスは219ユーロ(約2万7000円)と廉価だ。この技術を試したい人にとっては悪くない値段設定だ。もちろん、前モデルと同じくさまざまな暗号通貨が利用できる。

スペック的には、見る点はない。プロセッサはSnapdragon 435でOSはAndroid 8.1、ディスプレイサイズは5.7インチ/HD+解像度、4GBのメモリーと64GBのストレージを搭載している。また、microUSBポートやヘッドホンジャックも備えられている。つまり、ローエンドスマートフォンということだ。

大きな違いは、ハードウェアウォレットとBitcoinノードへのアクセスが可能なことだ。HTCのPhil Chen(フィル・チェン)氏はリリースの中で、「我々はユーザーがプライベートキーを保存できるようにしたが、さらに一歩進んで、完全にBitcoinノードを実行できるようにした」と述べた。「私たちは普遍的なベーシックファイナンスへとアクセスするツールを提供する。ある意味、スイスの銀行をポケットに入れるための道具だ」。

メイトル氏は先週、これらのデバイスでのブロックチェーンの使用が主流になるのは、まだ2、3年先だと考えていると語った。そしてExodus 1sが提供するのは、廉価にブロックチェーン技術を提供する方法だ。ヨーロッパと台湾、サウジアラビア、アラブ首長国連邦では、10月20日から端末をオンラインで注文できる。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

グーグルが最新スマートフォンPixel 4イベントのライブ配信を実施

Google(グーグル)は新型スマートフォンのPixel 4とPixel 4 XLをまもなく発表する。Androidスマートフォンのファンならご存知のように、Pixelスマートフォンは余計なアプリが搭載されていないOSと、いくつかの素晴らしいカメラ機能のおかげで最も面白いAndroidスマートフォンのうちのひとつだ。

Googleのカンファレンスは米国東部時間午前10時(日本時間で午後11時)から始まり、下のYouTube動画でライブ配信される。

によれば、Googleが発表するのは新型スマートフォンだけではない。新型Pixelbook、新型Pixel Buds、また音声アシスタント対応の新型デバイスの登場も期待できる。Google Home Miniが大いに成功をおさめているなか、Google HomeシリーズはGoogle Nestへと名称がアップデートされつつある。

TechCrunchはイベントにチームを送り、新型デバイスについてのニュースやハンズオンをお届けする予定だ。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Googleの新スマホPixel 4がBest Buyの予約ページに一時出現

Pixel 4は米国時間10月15日のイベントで発表される。そして、公式情報と非公式なリークのおかげで、さらに多くの詳細が知られている(昨日までの噂まとめはこちら)。そのうちどれが意図したものなのかはわからないが、Google(グーグル)は大げさな宣伝については気にしていないようだ。

そして現地時間10月14日、カナダのBest Buy(ベストバイ)から、発売日の3日前にして大きなリーク情報が登場した。Pixel 4の予約ページが掲載されたのだ。ページは削除されたが、9to5Googleがいくつかのスクリーンショットの撮影に成功している。

予約ページの内容は、噂どおりだ。標準モデルとXLモデルが存在し、それぞれの画面サイズは5.7インチと6.3インチだ。どちらのモデルもSnapdradon 855と6GBメモリー、64GBストレージを搭載し、新しいFace Unlock(顔認証)機能を採用している。またどちらにも、iPhone 11風の1200万画素と1600万画素のデュアルカメラが搭載されている。

前面には800万画素カメラが搭載され、Pixel 4とPixel 4 XLにはそれぞれ2800mAhと3700mAhのバッテリーが採用されている。その他にも、以前にも似たものは存在したが、手の動きを利用してデバイスを操作する「Quick Gestures」(クイックジェスチャー)が追加されることが期待されている。

一方で、予想されている「Oh So Orange(オー・ソー・オレンジ)」のカラーバリエーションは確認できなかった。これは予約注文に限ったものなのか、あるいはBest Buy CanadianではJust Black(ジジャスト・ブラック)かClearly White(クリアリー・ホワイト)を選択しなければならないのかもしれない。おそらく、Googleは現地時間10月15日のイベントのためにいくつかのサプライズを用意しているのだろう。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Surfaceイベントでマイクロソフトが発表した製品まとめ

米国時間10月2日のSurfaceのイベントは「flow」(フロー)がテーマだった。Microsoft(マイクロソフト)はニューヨークのステージで、何十回もこの言葉を口にした。同日のテーマは主に、デバイス間のエコシステムと、最後に披露されたサプライズとなる2つのデュアルスクリーン製品に関するものだった。

多くの噂は正しかった。Surface Laptopの新バージョンには15インチモデルが追加され、プロセッサがアップデートされ、待望のUSB-Cポートが追加された。Surface Proにも同様のアップデートと、改良されたスタジオマイクが搭載されてた。新しいSurface Pro Xには、Qualcomm(クアルコム)のアーキテクチャをベースとしたマイクロソフトによる新しいSQ1チップが採用されている。

噂があったにもかかわらず、マイクロソフトはいくつかの本物のサプライズを提供した。まずは、本当に奇妙なSurface Earbudsだ。マイクロソフトがApple(アップル)やGoogle(グーグル)、Samsung(サムスン)などの製品と差別化を図るポイントは、生産性の向上だ。大きくて丸いイヤホンは、音声変換やPowerPointのスライド操作、リアルタイム翻訳などの機能を含む、Office向けに設計されている。価格は249ドル(約2万7000円)だ。

さらに興味深いのは、Surface Neoの登場だ。このデュアルスクリーンPCにはクールなキーボード機構が搭載され、新OSのWindows 10Xを搭載した、来年のホリデーシーズン(年末)に発売される実に魅力的な製品になるはずだ。2020年のホリデーシーズンには、デュアルスクリーンのAndroid端末 「Duo」 が登場し、マイクロソフトはモバイル分野に復帰する。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

マイクロソフトが折り畳み式デュアルスクリーンスマホ「Surface Duo」を発表

さまざまな情報がリークしていたものの、Microsoft(マイクロソフト)は米国時間10月2日のSurfaceイベントにて、最後まで大きなサプライズを残していた。同社は「Surface Duo」でスマートフォンに復帰する。しかも折り畳み式のデバイスだ。しかし同時発表されたモバイルデバイス「Surfac Neo」と同様、DuoにもGalaxy Foldのような折り畳み式ディスプレイは搭載されていない。ZTE Axon Mのように、2画面のディスプレイが接続されている。

これは、2つの画面の間に若干の隙間があり、マイクロソフトがイベントで語った「flow」(流れ)のすべてに制限があることを意味する。ただ、それは必ずしも悪いことではなく、異なる経験を意味する。Galaxy Foldとは異なり、セカンドスクリーンは映像ではなく、タイピングやコントロールなどのために設計されている。

興味深いことに、マイクロソフトはDuoにてGoogle(グーグル)と協力している。同社はWindows 10を移植したり改造したのではなく、Androidが動作するようにしたのだ。プロダクトマネージャーのPanos Panay(パノス・パナイ)氏は、Duoは「スマートフォンではなくSurfaceだ」と強調した(一方、NeoにはWindows 10Xが導入されている)。

Neoと同様、この製品も来年のホリデーシーズン(年末)までは発売されない。そのためマイクロソフトは、デュアルスクリーン体験のためのユニークなアプリを開発者に開発してもらう時間を得た。また現時点で発表されたということは、同社が当面はリークを恐れる必要がないということになる。

もちろん、今は回答よりも多くの質問がある。そして1年以上前もって発表される他のデバイスと同様、製品名などの多くの要素が変更されることが予想される。マイクロソフトは、Neoよりもさらに詳細を明かしていない。

製品が実際に発売されるとすれば、ユーザーがより一般的な折り畳みデバイスをどのように受け入れていくのかが興味深い。デュアルスクリーンには折り畳み式に比べて、両方向に折り畳めるといった利点がある。

Neoとは異なり、サードパーティーとの連携については言及されていない。また、他社のOSを採用しているため、リファレンスデザインモデルは実際には動作しない。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

シャオミが約1億万画素カメラ搭載のMi Mix Alphaを発表 画面は背面までロール

Samsung(サムスン)とHuawei(ファーウェイ)が折り畳み式スマートフォンのラインアップを強化し、他の携帯電話メーカーがノッチを隠そうとしている中、中国Xiaomi(シャオミ)は米国時間9月24日に別の道を選んだ。同社が発表した 「Mi Mix Alpha」 は、前面ディスプレイが背面までをロール(包み込む)するスマートフォンだ。

Mi Mix Alphaのボディーは、1枚のサファイアガラスとセラミック、そして航空宇宙用のチタン合金でできている。しかし、背面ディスプレイは特別な働きをするわけではない。本体をひっくり返すと、前面ディスプレイの内容が背面ディスプレイに反映される。

シャオミによるとMix Alphaはコンセプトモデルで限定生産される。この端末は中国で12月に1万9999元(約30万円)で発売される。

また、内部スペックも一級品だ。

 ディスプレイサイズは不明だが、シャオミによれば画面と本体の面積比は180.6%だ。Mi Mix Alphaは、Qualcomm【クアルコム)の最新プロセッサであるSnapdragon855+と12GBメモリー、512GBのUFS 3.0ストレージを搭載。また、5G通信をサポートしている。

本体には容量4050mAhのバッテリーを内蔵し、40Wの有線高速充電に対応。またMi Mix Alphaは、Android PieベースのMIUI 11ソフトウェアを搭載している。

Mi Mix Alphaの前面にはカメラがない。その代わりに、背面には3つのカメラシステムが搭載されている。メインカメラはサムスンと共同開発した1億800万画素センサーで、2000万画素の広角カメラと1200万画素の望遠カメラが組み合わされている。

今日のイベントでは、シャオミ今年初めに発表したMi9の後継機であるMi 9 Proも発表された。Mi 9 Proの価格は約520ドル(約5万6000円)で、低価格ながら5G通信に対応するのが特徴だ。また、こちらも40Wの高速充電にも対応している。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

シャオミが1億台のスマートフォンをインドで出荷

Xiaomi(シャオミ)は米国時間9月6日、同社の最も重要な市場であるインドにて、5年前にビジネスを開始して以来1億台以上のスマートフォンを出荷したと発表した。これは、調査会社のIDCによる数字を基にしている。

8四半期連続でインドのスマートフォンベンダーのトップの位置を維持している中国の巨人は、格安端末のRedmiとRedmi Noteが同国内で最も売れているスマートフォンだと伝えた。

インドは世界で最も急成長している世界第2位のスマートフォン市場であり、またほとんどの端末の価格は200ドル以下(約2万1000円)である。シャオミは高コスパなスマートフォンを提供しており、またインドでは初めから常に価格重視の市場をターゲットにしている。同社によると、販売されるハードウェア製品で5%以上の利益を設定することは決してないという。

シャオミの副社長で同社のインド事業のMDであるManu Jain(マヌ・ジャイン)氏は声明の中で、同社の今日のマイルストーンは「これは、創業以来から多くのMiファンに愛されてきた証拠だ。我々より先に市場に参入したブランドもあるが、我々が達成した驚くべき偉業からはほど遠い」と述べた。

インドだけで1億台のスマートフォンを出荷したことは、多くの市場でビジネスを展開するシャオミにとって大きな偉業である。同社は昨年、全世界で約10カ月(インドを含む)に1億台の携帯電話を出荷し、これもXiaomiの記録となった。

中国での競争が激化し、スマートフォンの出荷が世界中で鈍化または減少する中、シャオミにとって近年インドは最も重要な市場となった。同社がインドに進出した最初の2年間は、コスト削減のために主にスマートフォンのオンライン販売を利用していた。しかしそれ以降、シャオミは実店舗でのプレゼンスを確立しており、同国での販売の大半を占めている。ちなみにインドは、スマートフォンの出荷台数が伸び続けている数少ない国の1つでもある。

シャオミは先月、同社が年末までにインドにて1万店舗を設置する予定だと述べた。また同社は、それまでに店舗販売が売上の半分を占めると予想している。同社は、インドで2万人以上の雇用を創生し、その大半を女性が占めていると述べた。

スマートフォンがインドでの大きなビジネスであり続けているにもかかわらず、Xiaomiは他のハードウェア製品もインドで販売しており、現地向けのソフトウェアサービスを構築してきた。同社は投資家の役割もしており、Twitterなどから最近1億ドル(約110億円)を調達したローカルなソーシャルネットワークのShareChat、金融テックのスタートアップのKrazyBeeとZestMoney、そしてエンタメアプリ開発会社のHungamaを含む、いくつものスタートアップを支援している。

近日のTechCrunchとのインタビューで、シャオミの幹部はインドに専門のチームを作り、現地のスタートアップへの投資機会を丁寧に調査していると語った。

「これは新章の始まりにすぎず、今後も全てのMiファンのために、最高のスペックと品質、そして適正な価格で、より多くのカテゴリーと製品を提供する」と、ジェイン氏は述べている。

かつてインドのスマートフォン市場をリードしていたSamsung(サムスン)は、シャオミとの競争力を高めるため、さまざまな価格帯で数多くの端末を発売した。また、同社はインドでのマーケティング予算も増やしている。ただし、シャオミはマーケティングにほとんどお金をかけていないが、トップの座を維持している。

サムスンは10年以上前にインドに進出し、同国で1億台以上のスマートフォンを出荷したと、調査会社のCounterpointはTechCrunchに伝えている。「この偉業を達成したスマートフォンベンダーは、サムスンとシャオミだけである」とCounterpointでアナリストを務めるTarun Pathak(タルン・パタク)氏は述べた。

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(翻訳:塚本直樹Twitter

サムスンがGalaxy Foldの米国での以前の予約をキャンセル

よいニュースは、Samsung(サムスン)がGalaxy Foldの初期問題を解決し、まず韓国からリリース日を迎えることだ。悪いニュースは、同社は米国での最初の予約注文をキャンセルしたことだ。ただ救いがあることに、もしあなたがアーリーアダプターなら、サムスンはお詫びとして250ドル(2万7000円)ぶんのクレジットを贈ってくれる。

サムスンは、同社初の折り畳みスマートフォンが9月6日から韓国向けに出荷を開始すると発表した直後に「顧客満足度を再検討するために時間をかける」と通知した。これは既存の予約注文のキャンセルなどを含む。「容易な決断ではないが、正しいことだと信じている」と同社は記載している。

TechCrunchはこのニュースをサムスンに確認したが、同社は顧客へのメールにて回答している。また、問題修正されたGaalxy Foldを購入する人のために「新しいGalaxy Fold Premier Service」を提供するとも記されている。初期バージョンの端末がレビューでいくつかの問題が発覚した後、2000ドル(約21万円)の新型スマートフォンで購入者が何らかの問題に遭遇した場合に、同社は間違いなくそれに対処したいと考えている。

サムスンは、韓国以外の地域での具体的な発売日を発表していないが、米国を含む複数市場では「数週間後には」Galaxy Foldが発売され、これは9月の早い時期となる予定だ。

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