アイスタイルとエキサイト、インキュベイトの3社、女性特化のスマホ動画広告事業に向け新会社

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僕は今B Dash Venturesが主催する招待制イベント「B Dash Camp」に参加しているのだが、初日の4月9日に最も盛り上がったセッションは動画に関するモノだった。最近では動画コミュニティのMixChannelや動画広告のFIVEの話を聞いたばかりだ。「スマートデバイス向け動画が来る」なんてのは数年前から言われていたが、やっと本格化してきたと感じる。

そんな中、アイスタイル、エキサイト、インキュベイトファンドの3社が4月10日、スマートデバイス向け動画広告の新会社「OPEN8(オープンエイト)」を設立した。代表取締役には、アイスタイル取締役兼COOの高松雄康氏が就任する。

事業展開の第1弾として、@cosmeやWoman.exciteをはじめとした女性向け有力メディアを中心とする、「女性ユーザー特化」のスマートフォン動画広告ネットワーク「VIDEO TAP」を展開する。今後は第2弾として、インキュベイトファンドとともにゲームアプリ市場向けにもサービスを展開する予定だ。

B Dash Campの会場で高松氏と、アイスタイル取締役兼CFOの菅原敬氏に少し話を聞くことができたのだが、スマートデバイス向けの広告ニーズが顕在化している一方、広告単価はまだまだ安いため、高単価で売れるサービスが求められていることから企画されたものだそう。

アドネットワークの月間ユニークユーザーは3000万人、女性比率96%以上。年齢は20代~40 代が94%となる。RTB型ではなくリザベーション型の広告で、再生回数保証。金額は300万Viewで600万円となる。

広告は、再生時に画面を大きく占有し、再生が終了すると小さなバナーに変形するというモノ。以下の動画で確認頂いた方が早いと思う。

高松氏は「テレビCMの代替となるサービスを考えている」と語っていたのだけれど、ハイファッションなどのブランドは、今あるRTB型のアドネットワークへの出稿に否定的なのだそう。VIDEO TAPはメディアを女性特化かつプレミアムなものに限定することで、配信先のターゲットを明確化することで、ブランド広告の出稿を促す。

左から

左からアイスタイル取締役兼COOの高松雄康氏、アイスタイル取締役兼CFOの菅原敬氏

スマートニュースが12億円を追加で資金調達、米国での人材採用を積極化

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すでに本家TechCrunchでも報道されているが、ニュースアプリ「SmartNews」を手がけるスマートニュースが1000万ドル(約12億円)の資金調達を実施したことが明らかになった。評価額はプレ(調達前)で3億2000万ドル(約384億円)、出資したのは既存投資家のグリー、グロービス・キャピタル・パートナーズ、Atomico、ミクシィ、Social Venture Partnersとなっている。

スマートニュース ヴァイス・プレジデント 財務担当の堅田航平氏曰く、今回の調達はいわゆるブリッジファイナンス(独立した資金調達ラウンドではなく、次のラウンドまでのつなぎの資金調達)で、2014年10月にリリースしたSmartNews米国版や2015年2月にリリースしたインターナショナル版の順調な成長を受けたもの。この資金をもとに米国拠点の人材を強化。米国サンフランシスコの拠点において、マシンラーニングや自然言語処理に長けたエンジニアを積極採用していく。日本のスタッフや役員も出張ベースで積極的に米国とコミュニケーションを取るとしている。

スマートニュース代表取締役の鈴木健氏によると、SmartNewsのMAU(月間アクティブユーザー)は日本で400万人、米国では100万人。提携メディア数も当初の10社から75社まで拡大。日米ともに「数字は順調に伸びている」(鈴木氏)のだそうだ。米国でニュースアグリケーションアプリと言えば、Flipboardが圧倒的なダウンロード数を誇っているようだが(直近の数字は公開していないが、Google Playでは世界で1〜5億ダウンロードとなっている)、スマートニュース代表取締役の浜本階生氏曰く、「ランキングに基づいて言えば、あまり突き抜けている(競合)アプリはない」とのこと。

また米国のアプリストアについて、「CNNやBuzzFeedなど1媒体を閲覧するアプリがランキングの上位を占めている。日本でも3年ほど前はそんな状況だったが、今ではアグリゲーターが上位を占めている。今後はそういった傾向が出てくるのではないか」と語った。

2014年12月に国内で本格的に広告ビジネスをスタートしたスマートニュースだが、米国でのマネタイズはまだまだこれからのようだ。「国内でもMAUが400万人を超えてやっと広告を始めた。米国でも同じように成長していく必要がある」(浜本氏)

日本を見てみれば、競合サービス「Gunosy」を手がけるGunosyに上場承認が下りたばかり。鈴木氏にイグジット戦略について聞いたところ「今のところ時期などは考えていない。まずは米国を頑張るというところ」ということだった。

高級なApple Watchは「保護ケース」に入れてから使うべきだろうか?!

Apple Watchを買おうと心に決めた人の中には、果たして大事なApple Watchは保護ケースに入れてから身につけるべきなのかどうかを悩んでいる人もいるのではなかろうか。

腕時計を使うのに、保護ケースに入れるなどという話は聞いたこともない人がほとんどだろう。多くの人はばかばかしくさえ感じるのではないかと思う。しかし実際のところ、Apple Watchは小さなコンピューターだ。モデルによっては200万円もするものすらある(安いものでも4万円以上となっている)。

しかも、Apple Watchはさまざまな利用シーンを想定しているデバイスだ。フィットネスにも利用できるし、またインターネットサービスからの通知を受け取ったり、あるいは電話に使ったりもする。さらには人に見せつけるための役割もあるだろう(もちろんそのためには18カラットゴールドのモデルが必須だ)。すなわち、ハーフマラソンで汗だくになったときにも使っているし、またおしゃれなディナーの際にも身から離すことはない。非常に多くの役割りを期待されているデバイスなのだ。

さらに、スマートフォンを保護ケースに入れるのは、ごく普通の行為だと考えられている。それであれば、スマートウォッチを保護ケースに入れておくのも、ごくふつうのことだと考える人もいるかもしれない。

そんなことを考えて、ケースメーカーのLunatikはApple Watch用の保護ケースを作ることにしたらしい。iPod Nanoを腕時計風に使うために開発した技術(特許取得済み)を用いた保護ケースについて、昨年秋に行われたApple Watchの公式リリース以来ずっとプランを練っていたのだそうだ。本体に搭載されているセンサーや制御部などを一切邪魔することなく装着できるようになっている。

プロダクトの名前はEpik Apple Watch Kitというが、現在のところはまだプロトタイプだ(最新のプロトタイプ写真を下に掲載している)。Apple Watchは4月末に販売となるが、その3ヶ月後くらいに間に合うように出荷したいと考えているそうだ。すなわち夏頃の出荷を考えていることになる。

LunatikのファウンダーであるScott Wilsonによれば、クラウドファンディングで利用者のニーズをはかりたい考えなのだそうだ。馬鹿馬鹿しいと一笑に付されてしまう可能性も、若干ながら考えているのだろう。

確かに、冗談としか受け取られない可能性は高いようにも思える。

しかしスマートウオッチに200万円を支払うのなら、$99ないし$149というケースの値段自体は問題にならないといえよう。もちろん腕時計として利用できるようにバンドもついていて、本体に引っかき傷がつくようなこともなくなるわけだ。

「ウェアラブルデバイスというのは、電話を利用するのが不可能ないし適切でないケースでも利用できるという性質をもっています」とWilsonは言う。「但し、さまざまな環境に対処できるように、物理的に頑丈でありかつ、目的に応じたスタイルであることが求められます」とのこと。

Epikはアルミニウム製であり、「防塵および防湿の機能」を持っている。ケースにはオリジナルのプラスチックバンドもついていて、Apple純正の洒落たバンドもうちで大切に保管しておくことができるわけだ。

「おまけに、みんなとは違うApple Watchを身に纏うことにもなるわけです」とWilsonはアピールする。ウェアラブルにはファッション性も必要とされるわけで、ケースを装着することで人とは違うスタイルをアピールできるようになるということだ。

Apple Watchがきゃしゃに見えると言う人もいるわけで、そういう人にとっても、保護ケースは現実的なオプションとなり得るのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H


この秋の新型iPhoneではForce Touch入力ができる

新しい12インチMacBookとApple Watchに搭載されたAppleのForce Touch技術が、次のiPhoneにも載る、とWall Street Journalが報じている。でも、実際に使ってみた個人的感想としては、むしろこの技術は、Appleのすべての新製品に使うべきではなかったか、と思った。この感圧入力方式は、通常の圧力とより深い圧力を、それぞれ異なる入力として区別できるから、タッチ方式のスマートフォンに、これまで不可能だった非常に多様なオプションを盛り込むことができる。

新しいMacBook(とレティナディスプレイの13インチMacBook Pro)がトラックパッドに採用したForce Touchは、これまでのMacと同じような、メカニカルで安心できるふつうのクリック感を与えるが、その実際の運動距離は1ナノメートルにも満たない。つまり、下方向の動きはほぼなくなって、代わりに、互いに横に配置されている触覚モーターが圧力を検出する。この機構が、ユーザの最初の通常のクリックと、それに続く深いプレスを識別感知するから、後者で第二の機能を起動することができる。これまでのマウスの、右クリックするとか、メニューを開くという手間がなくなる。

これがもたらすメリットは、iPhoneでとくに大きいと言えるだろう。たとえばゲームのコントロール機能が豊富になり、またGarage Bandのようなアプリではより高度な入力と、それらへの反応が可能になる。たとえば仮想鍵盤が作り出す音を、軽いプレスと強いプレスで変えることができるだろう。Garage Bandにはすでに、それ的な機能はあるけど、あまり感度は良くない。それはiOSデバイスのモーションセンサ(動きセンサ)を利用して、タップ圧の相当大きな違いを識別しているからだ。

AppleはMacBookのトラックパッドでForce Touchをデモしたとき、微細な感圧検出によって手書き文字を書けることを示した。このような入力機能がiPhoneやiPadに載れば、描いたり塗ったりといった、クリエイティブなアプリの可能性が開ける。今はBluetoothを利用する感圧スタイラスがいろいろ出回っているが、Force Touchがあれば、デバイス自身がそんな機能を持てるから、いろんなデベロッパが、外付けの特殊器具を用意することなく、単純にデバイス本体のシステムのレベルで、いろいろなアプリを構想できる。

WSJの記事は、単なる感圧だけでなく、MacBookのトラックパッドのようなクリック感もiPhoneに導入されるのかを、明記していない。でも、クリック感が実装されれば、たとえば仮想キーボードの使い心地もぐっと良くなるから、Appleはきっと導入するだろう。Appleのいわゆるタップティックな(taptic)ハードウェアは、(物理的な押し下げスペースが要らないので)、空間効率が非常に良く、デバイスの究極の小型化と薄型化が可能だ。またそのレスポンスは、従来の振動モーターを使った触覚システムとは比べ物にならないぐらい、識別の粒度/精細度が細かい。触覚(haptic)システムがiPhoneに合わないことは明確だが、tapticとなると話は別だ。

いつもと同じく秋に出る新型iPhoneは、WSJの記事によると、現行機種と同じくサイズのオプションがあり、色としては、今テスト中の、ピンクのメタリックのアルミケースが新たに加わるそうだ。色に関してはApple Watch Editionとの相性も考えてほしいが、少なくとも今聞こえてくるのは、個人化(パーソナライゼーション)の拡大努力に関する話題だ。ピンクのメタリックのiPhoneをほしいやつって、どこの誰かな?

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa


Apple、噂のレティナMacBook Airを発表。1299ドルから

今日(米国時間3/9)サンフランシスコで行われたイベントで、Appleは長らく続いて1月に再浮上した噂を肯定した。MacBookの次の主要製品ラインは、12インチのレティナスクリーンで、Appleのこれまでの最先端デザインよりも薄くて軽い。

今日Appleがステージ上で披露したノートパソコンは、今年報じられた噂とほぼ一致していた。画面まわりのベゼルは細くキーボードは本体の両端に届く。トラックパッドは、従来の意味でのクリックをしない ― 代わりに、Apple Watchで使われるのと同じ”Taptic Engine”がクリックの感覚をシミュレートしてフィードバックする。さらに、通常より強く押すことによって別のシェスチャーとして解釈させることができる。Watchと同じように。

初代MacBook Airが従来のポートやDVDドライブを取り払って拡張に対する概念を変えたのと同じように、新しい12インチMacBook Airは、主要なコンピューティング機器はノートパソコンではなく、スマートフォンであることを前提に作られている。

新しいMacBookには、ヘッドホン端子以外たった一つしかポートがない。それは新しい反転可能なUSB-Cコネクターで、充電、外部ディスプレイの接続、およびUSB 3速度による転送が可能だ。この新しいコネクターに移行することでAppleはこのノートをいっそう薄くすることができた。ただし、周辺機器をつなぐためには外付けUSBハブが必要になる(おそらく来年くらいには新しいAirの充電/アクセサリーの接続ができる新しいAppleディスプレーが出てくることが期待できるだろう)。

ファイルや写真を共有する必要があれば、殆どのユーザーはWiFiかBluetoothでiCloudやAirDropを使うことをAppleは想定している。

新しいMacBook Airの重さはわずか2ポンド(約908 g)で、厚さは13.2 mmと11インチMacBook Airより24%薄い。2304 x 1440のディスプレイはAir製品ラインで初めてのレティナ品質だ。プロセッサーのCore MはIntelの超低消費電力チップの一つで、最近のWindows OEMタブレット・ノート・ハイブリッド機に使用されている。Appleは「オールデー・バッテリー」と称して、 ウェブ利用9時間、HDビデオ10時間を約束した。

新MacBook Airは4月10日発売で、8GB RAM、256 GB SSDの入門モデルが1299ドル。iPad、iPhoneと同じく新しいMacBookにはシルバー、スペースグレー、ゴールドの3種類がある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Apple、iPhone 6でAndroidからシェアを奪回、8–10月期は記録的な好成績―日本のみ例外(Kantar調べ)

Appleはここ数年、さまざまな機能を詰め込んだ低価格Android機にシェアを奪われてきた。しかしここに来て最新のiPhone 6シリーズの大成功で少しではあるがシェア奪回に成功したようだ。われわれは10月末に速報を紹介したが、今回私はKantarの主席研究員でアメリカ調査部門の責任者、Carolina Milanesiに取材してさらに詳しい説明を受けた。

WPPグループの調査会社 Kantar Worldpanelが発表した最新の統計によれば、8月1日から10月31日までの3ヶ月で、日本を除く世界中ほとんどすべての市場でAppleのスマートフォンのシェアは微増している。これに対してAndroidのシェアは微減している地域が多い。iPhoneが依然スマートフォンのリーダーであることは明らかで、これは当分続きそうだ。

Android陣営については、地域によってリーダーが異なる。中国ではシャオミー(小米)がシェアトップだが、他の多くの市場では依然Samsungが1位だ。 Milanesiは私の取材に対して「(Android機のメーカーは)Samsungからシェアを奪えず、互いにシェアを奪い合っている」と説明した。例外はアメリカ市場で、LGがSamsungから少しだがシェアを奪った。

ヨーロッパの5大市場、イギリス、ドイツ、フランス、イタリー、スペインではAndroidが70%弱のシェアを占めている。しかし前年同期と比べると2.6%ポイントの下落だ。一方Appleは6ポイント近くアップして20.7%に達した。特にイギリスではAppleは今やスマートフォンの40%のシェアを占めている。昨年同期に比べて10.4ポイントの増加だ。

特にイギリスではiPhone 6が6 Plusに対してて4倍も多く売れたという。統計で実証された数字ではないが、大型の6 Plusは男性に好まれる傾向があるという。Kantarの統計によると、全売上の34%が16-24際のグループによるもので、全購入者の64%が男性であり、Kantarの説明によれば「iPhone 6購入の動機のトップは、4G (51%)、画面サイズ (49%) 、デザイン(45%)」だという。またイギリスにおけるiPhone 6の販売台数の31%は実店舗のAppleストアによるものだ。

Appleがすでに十分成功を収めた市場の動向はやや異なる。アメリカでのiPhoneのシェアは「0.7%の微増」にとどまった。

またアメリカではアンロック版スマートフォンがヨーロッパほど普及していない。iPhoneのキャリアに関してはVerizonが42.2%、AT&T 41.4%と完全に2強状態だ。ただしAT&Tは利幅の大きいiPhone 6 Pluのセールスでは63%と好調だった。

アメリカではiPhone 6がiPhone 6 Plusの3倍程度売れている。6 Plusの購入者は6よりもやや年齢が上だという。

「発売後1ヶ月でiPhone 6は33%の市場シェアを獲得し、8-10月期でもっとも売れたiOSデバイスとなった。iPhone 5sは26%で2位、iPhone 5cが18%で3位、iPhone 6 Plusは10%だった」Milanesiは説明した。

Appleはヨーロッパで大幅な伸びを見せたが、Asiaではさほどでもなかった。

中国ではAppleのシェアは前年同期に対して0.2ポイントアップの15.7%だった。売上が伸びなかった理由は10月にはいるまでiPhone 6の販売を開始できなかったことが大きい。シャオミーはシェア30%を獲得してトップに立った。iPhone 6は10月17日から31日までの期間の販売しか計上されていないにもかかわらず、シェアは3位だった。

ところが、世界中で一箇所だけAppleのシェアが大幅に減少した大市場がある。日本だ。ここ数年、日本はiPhoneのシェアがもっとも高い市場だったし、日本の市場調査でも依然としてトップの売れ行きを示している。われわれはKantarにこの現象の原因についてコメントを求めている。あるいは製品の供給がネックになったのかもしれない。

下に詳しい対話的統計レポートをエンベッドしておく。

〔日本版〕10/30の速報記事の日本版注でも日本市場におけるiPhoneシェアの大幅減について触れたが、Kantar側でも正確な原因がつかめていないようだ。引き続き注目したい。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Amazonは不評のFireスマートフォンを殺さずに長期な視野で育てる気だ

Amazonは同社のスマートフォンFireに関して、長期的な見方をしているようだ。短期的には、立ち上がり時の売れ行きがぱっとせず、大幅に値下げをしても8300万ドルぶんの過剰在庫があり、その製造コストは1億7000万ドルにもなる。Amazonのデバイス担当SVPのDavid LimpがFortune誌で、大きな問題は最初の価格設定を間違えたことだ、と語っている。キャリア契約付きで199ドルだった価格が、今ではわずか99セントだ。

Limpによると、値下げ前に比べるとすごく売れているそうだが、例によってAmazonは数字を挙げない。最初のころ買った顧客から大量の苦情が殺到したので、ソフトウェアは大幅に改訂したそうだ。今のバージョンに対してもソフトウェアの改良は続けなければならない、という。そして長期的には、Kindleのような安定に達することを同社は期待している。

Kindleも最初は欠陥が多くて、不評だった。今のKindleに比べるとあらばかりが目立ち、誰もその長寿を予想しなかった。Fireスマートフォンに関してもやはり、アナリストやメディアはその早逝を声高に言いふらしている。しかしAmazonは少なくともあと数世代、ソフトとハードの改良を続けて、顧客が見直すようなものに到達したい、という根性のようだ。最初のバージョンは、あまりにもAmazonでのショッピングを強調しすぎていた。そして将来のバージョンでは、もっと良い均衡を目指すのだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ディープリンクでスマホのウェブとアプリをスムーズにつなげるCircuit

「ディープリンク」という言葉を聞いたことはあるだろうか?本来の意味は、ウェブサイトのトップページ以外のリンクのことを指す。例えばとあるサイトやソーシャルメディアからTechCrunchのトップページではなくこの記事のページへのリンクはディープリンクと言える。

今では単にウェブサイトのリンクだけでなく、スマートフォンアプリの特定ページに遷移するリンクも指す言葉になっている。例えばFacebookのアプリ上でPinterestへ投稿された写真をクリックした際、Pinterestのアプリをインストールしているユーザーであれば、Pinterestのアプリが起動し、トップページではなく当該の写真が表示される。この当該写真へのリンクもディープリンクというわけだ。

そんなディープリンクがスマートフォンの世界で重要になっていく――ディープリンクソリューション「Circuit」ベータ版の提供を開始したふくろうラボの清水翔氏は語る。

僕らは普段あまり意識せずに利用しているのかも知れないのだけれど、実はプラットフォーマーは2013年以降、ウェブからアプリへの新しい動線を作るべくディープリンクへの対応を進めている。

Twitterでは2013年4月に「Twitter カード」を公開している。これは、ツイートに画像やアプリのリンクを埋め込むことができる機能だ。これを利用すれば、あるアプリをインストールしている環境であればアプリが起動して当該ページを表示し、アプリをインストールしていなければApp Storeが起動してそのアプリのダウンロードページを表示できる。冒頭にあったFacebookの例も、同社が2014年4月に公開した「App Links」という仕組みを利用している。またGoogleも、スマートフォン向けの検索結果画面にAndroidアプリのディープリンクをつけ、検索結果画面から対応アプリの当該ページに直接アクセスできるボタンを付けられるようにしている(ただし、日本ではヤフオク!やクックパッド、Hotpepper、pixiv、WEARなど対応サービスが限られている)。

ただし、このディープリンク対応、OSやブラウザ、リファラーごとに挙動が違うため、うまく動作をさせるには、OSやブラウザごとでコードを分け、さらにそれらのバージョンアップのたびに検証が必要になったりと、実装と運用には非常に手間がかかるのだそうだ。だがCircuitを利用すれば、ディープリンクのルールを設定したあと、ウェブサイトにJavaScriptを記述するだけで主要なOSやブラウザでのディープリンク対応を実現できるという。ベータ版の利用は無料。2015年2月をめどに正式リリースを検討している。同種のサービスとして、海外では「URX」「Deeplink.me」「Branch Metrics」などがある。

ではCircuitの導入で具体的にどんなことができるのか?清水氏は(1)端末内のアプリの有無を判別しての遷移先の振り分け、(2)前述のTwitter カード、App Linksへの対応、(3)ウェブサイト訪問者に対して、当該アプリの未ダウンロード時のみアプリのダウンロードを訴求、(4)広告や友人招待経由でのアプリ起動時に、指定のページに遷移する――といったことが可能になると説明する。ただし、App Linksは遷移元と遷移先の行き来ができる機能を有するが、Circuitを利用した場合はアプリ間での「戻る」機能は用意されていない。

僕はFacebookアプリを利用している際、友人がシェアしたコンテンツをクリックして、Web ビューが立ち上がり、アクセスの都度そのサイトへのログインを求められてうんざり……という経験が多々あるのだけれど(まさに下の図のとおりだ)、これがログインした状態で直接アプリで閲覧できるようになる(アプリを立ち上げるかどうかを確認するダイアログは表示される)のであれば非常にありがたい話だ。清水氏によると、すでにユーザベースのNewsPicksなどがCircuitを導入しているそうだ。

ふくろうラボでは「ディープリンク」を解説し、啓蒙するためにオウンドメディアも立ち上げているが、まだ理解はこれからといった状況だそうで、「いまはまだ、サービス説明の前にスマホ時代のディープリンクとは何かを担当者と会って説明し、理解してもらった上で導入を提案している状況」(清水氏)だという。同社は4月にインキュベイトファンドとEast Venturesから数千万円の資金を調達しており、現状はクライアントを拡大しつつ、サービス開発を続けている。将来的にはCircuitの利用料に加えて、広告事業者との連携を進めることで、マネタイズの道を模索していく。


Amazon、6月19日〔日本時間〕にイベント開催―3D視線トラッキングのスマートフォンの発表か

昨年10月、われわれはAmazonがひとひねりした新スマートフォンを開発中だというニュースをお伝えした。複数のカメラを利用してユーザーの目を追跡し、傾きを検出して適切な表示を行う3Dユーザーインターフェイスが搭載されるということだった。

先ほど、Amazonは6月18日〔日本時間6月19日〕に製品ローンチのプレスイベントを開催するとツイートした。いろいろ総合して考えると、今回のイベントは問題のスマートフォンの発表会のようだ。

Amazon’s tweet:

〔ツイート〕 6月18日にシアトルでファウンダー、ジェフ・ベゾスが登場するローンチ・イベントを開催します。参加希望者はこのリンクへ。

ツイート本文には発表の内容が明かされていないが、YouTubeに行って添付のビデオの説明を読むと、まず「われわれの新しいデバイスの発表に興味があれば」云々と書いてある。

おまけにビデオには人々が何かを手に持って頭をあちこちにかしげて「おや、私の動きについてくる!」などといって驚いている様子が写っている。というわけで3Dトラッキング・スマートフォンの発表と考えて間違いないだろう。

ツイートのリンクをクリックしてイベントへの応募ページを開くと、デベロッパーの場合、「ジャイロ、加速度計、コンパスその他のセンサーを使ってイノベーティブな開発をした経験があるか、新しいタイプのセンサーを使った開発に興味があるか」などを尋ねられる。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Firefox OSのデベロッパ向け標準参照機Mozilla Flameが170ドルで予約受付を開始

Firefox OSはこれまで、いろんな形のローンチを経験してきたと思われるが、何はともあれ今回は初めて、公式の“参照機”(reference device)というものを提供することになった。それは機種名がMozilla Flameで、T2MobileとMozillaのパートナーシップから生まれた。今は予約受付中で、アンロック、全世界送料無料で170ドルだ。

Mozilla Flameは中級機に属し、プロセッサは1.2 GHzデュアルコアQualcomm Snapdragon、画面は4.5インチ854×480ピクセル、リアカメラ5mp、フロントカメラ2mp、内蔵ストレージ8GB、デュアルSIMをサポート。しかし最大の売りは、256MB–1GB(可変)のRAMだろう。可変というのはデベロッパが構成可という意味だから、一台でアプリのメモリサイズ適性をテストできるわけなのだ。

したがってこのFirefox OS機は、これまでのデバイスよりも広い対象を視野に入れており、“オフィシャル”を名乗っていることも相まって、Firefox OSの標準機、デベロッパにとって文字通りの参照機なのだ。Firefox OSそのものは未だにモバイル市場で影が薄いが、姿勢としては、あなどれないと感じさせる。発売は、4週間後の予定だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


新Androidフォン、OnePlus Oneのコストパフォーマンスは驚異的―299ドルでGalaxy 5に迫る

OnePlusはスマートフォン製造に乗り出したユニークなスタートアップだ。最初の製品はAndroidベースのOnePlus Oneだ。ネーミングとしてはいささか繰り返しが多いのが多少気になるが、デバイスとしては立派なものだ。アンロックでわずか299ドルという価格を考えれば驚くべきコストパフォーマンスといえるだろう。Nexus流の低価格高性能スマートフォンを製造できるのはGoogleに限ったことではないという証明だ。

スペック(今回レビューしたモデル)

  • MSRP: $299
  • 5.5インチ、1920×1080ディスプレイ
  • 16GB
  • クオドコア 2.5GHz、3GB RAM
  • LTE、802.11ac Wi-Fi

メリット

  • 低価格、高機能
  • デフォールトで高度のカスタマイズ可能

デメリット

  • 筐体がかさばる
  • カスタマイズには知識が必要

デザイン

サイズはGalaxy Note 3よりやや小さい。むしろマット仕上げの裏側などはNexus 5に似ている。ボディー上部と下部の金属のヘリはわずかに突起して画面を保護している。大型スマーフォンの中ではデザインは最近のベストだと感じた。

パフォーマンス

OnePlus Oneのパフォーマンスはこの価格帯の製品とは比べ物にならないくらい優れている。RAM、CPUともにSamsung Galaxy S5 やHTC One (M8)クラスだ。しかも価格はこうした高級機の半値以下だ。 また実際にスペックから期待されるとおりの作動をする。

当初のベータテスト機には表示に多少の問題があったがOnePlusはソフトののアップデートで素早く解決した。OSはAndroidのフォークの一つ、Cyanogenを用いている。このためユーザー体験は余計なものを含まず、しかもカスタマイズ性が高い。またパフォーマンスも優秀だ。

ソフトウェア

Cyanogenはサードパーティーのスキンへの交換など数多くのカスタマイズ・オプションを提供している。 残念ながらデフォールトのスキンのデザインはひどいものだが、それを使い続ける必要はない。KitKat風のスキンに交換するのもごく簡単にできる。スキン変更のために特別の許可設定をする必要もない。

OnePlusの設定画面を開くと、カスタマイズできる範囲が非常に広いのに気づく。ロックスクリン、通知バー、ホームスクリーンなど数多くの要素がカスタマイズ・メニューに表示される。メニュー、サブメニューやスイッチ、チェックボックスなどがずらりと並んでいて、そういうものをいじるのが好きなユーザーには遊園地だろう。しかし普通に動けばいいと考えている普通のユーザーにはいささか手にあまるかもしれない。それだけにOnePlusはコアなAndroidファンにはNexusデバイスよりもさらにアピールすると思われる。

ディスプレイ

OnePlus Oneの優れた点は数多いが、その中でもディスプレイは特筆ものだ。このサイズの筐体に、この価格でこれほど高品質なディスレプイを装備できたのは驚異的だ。5.5インチのディスレプイは404ppiで、通常の使用距離からはいくら目を凝らしても個々のピクセルは見えない。

テキストのレンダリングは完璧だし、写真や映画を見るのも快適だ。ただしでフォールトのアイコンにはこれほど高機能なディスレプイには似つかわしくない解像度の低いものがあるのは気になる。

結論

OnePlus Oneは不可能を可能にした製品といってもオーバーではない。フラグシップモデルなみのデバイスを中級機の価格で提供するという難事業に成功している。バッテリー寿命も必要な程度に確保されている。カメラはNexus5よりはずっと良いが、Galaxy S5とiPhoneのレベルにはまだ及ばない。しかし低価格、高性能というメリットの前にはさささいな問題だろう。ともかく高級機の半額以下でほとんど同等の機能を実現したことには驚かざるを得ない。

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発売近づくAmazonスマートフォンの写真がリーク―Galaxy SとiPhoneのミックスの感じ

Amazonのスマートフォンに関する情報は最近ますます具体化している。ここに来てBGRは「Amazonスマートフォンの外観写真を世界で最初に入手」という記事を掲載した。

Amazonフォンの写真はBGRの以前の記事にも登場していたが、今回の写真はずっと鮮明で裏側も写っている。ただしそのデザインにはさほど驚くような点はない。

写真によればこのデバイスは裏表とも黒で、エッジはマット仕上げで金属かプラスチックかは確認できない。表側はいろいろな点でGalaxy Sシリーズによく似ている。面取りした垂直の側面はiPhone 5的だ。全体としてiPhone4、5とGalaxy Sシリーズを混ぜあわせたようなデザインで、あまりオリジナリティは感じられない。

BGRの情報源は、「このデザインは大型画面(4.7インチ)であるにもかかわらず、片手で楽に操作できることが目的だ」と説明している。またこのデバイスには独立した6個のカメラが内蔵されているとされ、他の同クラスのデバイスに比べて厚みがあるように見えるのはそのせいかもしれない。

われわれこれまで得た情報によると、Amazonのスマートフォンは、あと1月ほどで発表され、720p 4.7インチ・モニタ、2GBのRAM、カスタマイズされたAndroidベースのOS、それに3Dジェスチャー操作機能を装備しているという。またBGRの情報源によると、Amazon独自のPrime Dataというデータ・プランが提供される。またこのハイエンド・モデルの後、多数のカメラによる3D機能などを省いた低価格モデルもリリースが予定されているらしい。

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ヤフーは「フィーチャーフォン」を捨てさり、「スマデバ」に注力する

ヤフーが4月30日、2014年上期に終了するサービスの一覧を発表している。詳細と時期は以下の通り。ダウンロード済みのアプリは継続利用可能だが、終了後のアップデートやサポートは実施しないとしている。

なお、フィーチャーフォンの項目にある「Yahoo! BB」は、あくまでフィーチャーフォン向けのサイトが終了するのみで、ISP事業としてのYahoo! BBが終了するわけではない。

PC、スマートフォン(ウェブ)
「Yahoo!きっずプチ」:6月末
「Girls X」:6月末
「Yahoo!グループ」:5月28日

スマートフォンアプリ
「Yahoo!ヘッドライン」(Android):5月30日
「Yahoo!トピックス」(Android):5月30日
「通勤タイマー from Yahoo!路線情報」(iOS、Android):8月末終了予定
「アラームクロック」(iOS、Android):6月末終了予定
「Yahoo!ホーム」(Android):6月30日
「Yahoo!映画 上映スケジュールナビ」(iOS、Android):6月17日
「Yahoo!テレビ 番組表」(iOS):6月20日
「Step Chips」(iOS):7月末
「つくるーぷ」(iOS、Android):5月28日
「ロック学習帳」(Android):6月末
「ネクストキッズ」(Android):6月末

フィーチャーフォン
「Yahoo!スポーツ・スポーツナビ」:7月末
「Yahoo!メール」:5月28日
「Yahoo!路線情報」:6月末
「Yahoo!テレビ」:6月20日
「Yahoo!映画」:6月末
「Yahoo!パートナー」:5月15日
「mobile R25 Powered by Yahoo! JAPAN」:6月30日
「Yahoo!ロコ」:7月1日
「My Yahoo!」:6月末
「Yahoo!不動産」:5月29日
「インディバル求人 presented by Yahoo! JAPAN」:5月末
「Yahoo!トラベル」:6月23日
「Yahoo! BEAUTY」:6月末
「Yahoo!ヘルスケア」:6月16日
「Yahoo!翻訳」:6月30日
「Yahoo!アドレスブック」:5月28日
「Yahoo! toto」:6月30日
「Yahoo! BB」:9月末

フィーチャーフォンは「終了」、スマホは「ブラッシュアップの時期」

実は今回の発表には2つの意味がある。まずフィーチャーフォンに関しては、「サービスによって差があるが、利用者が減っている」(ヤフー)という、フィーチャーフォンからスマホへのシフトにともなったものだ。そのため、「Yahoo!メール」や「Yahoo!路線情報」のような、ユーザーが比較的多いであろうサービスも含まれている。

一方でスマートフォン向けサービスについては、「ノウハウを得るためにサービスを世に出すフェーズから、磨き込んでいくフェーズに移行した」(ヤフー)という理由が大きいという(ヤフーでは、2013年だけでも約70のアプリをリリースしているそうだ)。

たとえばAndroidアプリの「Yahoo!ヘッドライン」と「Yahoo!トピックス」は、現在「Yahoo!ニュース」にサービスが統合されているし、「通勤タイマー from Yahoo!路線情報」は「Yahoo!乗換案内」に、「アラームクロック」は「Yahoo!音声アシスト」にそれぞれ機能が組み込まれる予定だという。

関係者に聞くところでは、すでにヤフー社内は「スマホというか、スマデバ(スマートフォンやタブレットスマートデバイス)のKPIしか見ていないと言ってもいいくらい」な状況だそう。実数までは聞けなかったが、Yahoo!ニュースのアプリなどもトラフィックを集めているとのことだ。そのほかオークションサービス「ヤフオク!」のアプリなども、認証手順の簡略化のほか、画像加工や、前回入力した情報を自動保存するといった細かな機能を導入し、「最短30秒での出品」をうたっている。また一方では、「Smart Search」のような、スマホに最適化された新しい検索のあり方を実験するようなアプリもリリースしている。

ちなみにヤフーでは、下半期にも終了するサービスをとりまとめて発表する予定だそうだ。


Androidのカメラアプリがアップデート–背景をぼかす, サードパーティ製フィルタのサポートなど

Engadgetの最新の記事によると、GoogleはAndroidスマートフォンのカメラアプリの改良に取り組んでいる。それはユーザインタフェイスの全体的なオーバホールに加えて、ポートレート写真で背景をぼかしたり、PanoramaやPhoto Sphere撮影の改良も含まれる。

このアップデートは、アプリ単体のみであり、Android OSの新たなアップデートにはならないようだ。サードパーティ製フィルタのサポートも加わるので、デベロッパが作った特殊なエフェクトをユーザがダウンロードして使う、ということもありえる。HTCでは今現在すでに、Oneのカメラアプリで、カスタムフィルタの利用ができる。しかしこれからは、Google Playでさまざまなフィルタエフェクトをダウンロードできるようになるのだろう。

背景のフォーカスを変えられる機能は、NokiaのRefocusアプリやHTC Oneのカメラ機能に似ているが、Googleのはカメラのハードウェアを特定しない。どっちが良いか、見るのが楽しみだ。ただし最近の画像処理ソフトウェアの進歩はすごいから、ハードウェアに依存しない方法でもあなどれない。PanoramaとPhoto Sphereの改良では、画像の解像度がより精細になる、とEngadgetの記事は言っている。デスクトップの大型画面で見ても遜色ない、ということだろうか。

Googleは最近、Google+とモバイルの両方で画像技術に力を入れている。今回の、Androidの内蔵カメラの機能強化は、まだやり残していたことの一部だろう。これで、Androidスマートフォンで撮る写真がさらに良くなることを期待したい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


スマホゲームの市場はすでに家庭用ゲームソフトの市場よりも大きい–CyberZ調査

スマートフォンゲーム市場は家庭用ゲームソフト市場の2.2倍——CyberZが3月25日に発表した「スマートフォンゲーム市場動向調査」で、このような調査結果が出た。この調査はCyberZとシード・プランニングが一般社団法人日本オンラインゲーム協会の協力のもとで実施したものだ。

調査結果によると、2013年のスマートフォンゲーム市場規模は、前年比178.0%となる5468億円へと拡大。この数字は家庭用ゲームソフトの市場規模である2537億円のおよそ2.2倍であり、国内ゲーム市場全体の約5割にあたる額という。スマートフォンと家庭用ゲームのハードウェアをどう比較するかは難しいところだが、少なくともソフトに支払っている金額という点では、スマホゲームのほうが多くなっているようだ。

App StoreやGoogle Playといったアプリマーケットでの、ダウンロード無料、追加課金(アドオン課金)型のゲームが急増したという。ジャンルとしては、クイズやパズルといったカジュアルゲームから本格的なロールプレイングゲームまで幅広くタイトルが増加。コアユーザーに加えて女性や中高年など新しいユーザーが増加した。

「やはりパズドラ(ガンホー・オンライン・エンターテイメントの「パズル&ドラゴン」)のパンチ力は大きかった」——今回調査を実施したCyberZ代表取締役社長の山内隆裕氏はこう切り出す。

CyberZ代表取締役社長の山内隆裕氏

同ゲームの月商は推定で100億円程度とも言われており、そのヒットはガンホーの業績・株価にも大きな影響を与えた。このパズドラのヒットに続いて、コロプラの「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」、LINEの「ポコパン」など、パズルやクイズなど、比較的カジュアルなゲームに人気が集まった。「昔だとガチャでカードを集めてデッキを作って…というカードバトルなど、高ARPUな男性ハードコアユーザーが市場を作ってきたが、それが変化した」(山内氏)。余談だが、ジャストシステムが発表した調査でも、パズドラ人気を知ることができる。

山内氏はスマホゲーム隆盛の理由について、

・(主にハードコア層向けゲームで)リアルタイムバトルをはじめとしたコミュニケーションを高める要素が増えたこと

・前述のパズドラをはじめとして、女性をはじめとしたミドル層を獲得できるプレーヤーが増加したこと

・KingやSupercellなど海外のゲーム開発会社が日本に参入したこと——3点を挙げる。

昨年比ネイティブ2.3倍、ブラウザ1.3倍でスマホゲーム市場は拡大

また、ネイティブアプリとブラウザゲームで比較すると、ネイティブアプリ市場規模は、前年比237.2%となる3178億円、ブラウザゲーム市場規模は、前年比132.2%となる2290億円となった。

カジュアルなゲームを中心にネイティブアプリに注目さえている「すでにスマートフォンでアプリを立ち上げてゲームをするという行動習慣が成り立っており、ブラウザに行き着くという発想はない。しかしブラウザゲームでも好調なものもある」(山内氏)。調査でも、HTML5やクラウドの普及によりブラウザならではの特性を活かしたゲーム環境が提供される可能性があるとした。

一方で、市場の活性化に伴って大きな変化も起きると山内氏は語る。「開発の長期化に伴って、開発会社の再編なども進んでいる。資本金5億円でもアプリを2〜3本出せる程度。より資本が大きくないと生きていけないことになる。だがその一方では、カジュアルゲームで今まで取れていなかったユーザーが流入して成功することも大いにあり得る」(山内氏)

またゲーム開発会社の広告手法も変化しているという。これまでのリワードを中心とした施策だけでなく、リリース前のマーケティングなどにも注目が集まっている。CyberZの「イチハヤ!」やドリコムの「フライングガチャ」、AppBroadCastの「ゲームギフト」などの事前登録サービスなどもその1つだ。このほかには攻略サイトの立ち上げなども重要になるとした。「これからは戦略的なPRの需要の高まってくる」(山内氏)

2014年の市場規模は6584億円、2016年には8000億円に

調査によると2014年のスマートフォンゲーム市場規模は6584億円、前年比120.4%になるとしている。スマートフォン端末の普及にあわせて引き続き高水準で成長すると分析している。また2016年には、市場規模は8000億円に到達するとしている。


スマホで脳トレのリアルタイム対戦ができる「BrainWars」、4月の公開に向けて事前登録開始

ソーシャルゲームやスマートフォン向けのゲームアプリでは、毎日特定の時間に開催されるイベントを組み込むケースも多い。だがこれからはリアルタイムでの対戦が主流になっていくかもしれない。

トランスリミットが3月17日、スマートフォン向けアプリ「BrainWars(ブレインウォーズ)」のティザーサイトを公開。4月中旬のリリースに向けて事前登録を開始した。またこれにともなって、MOVIDA JAPANおよびSkyland Venturesから資金調達を実施した。金額は非公開としている。

BrainWarsは、リアルタイムでのオンライン対戦が可能なスマートフォン向けの脳トレゲームアプリ。ゲームを立ち上げたユーザーは、友人や世界中のユーザーとリアルタイムのマッチングを行い、各種のゲームで対戦し、そのスコアを競うことができる。僕がデモを見せてもらった際には、計算記号の穴埋め、数字を昇順、降順にタップするといった合計3種類のゲームがあったが、代表取締役社長の高場大樹氏によると、リリースまでに10種類程度まで拡大する予定だという。また、ユーザーはこれまでの実績に応じて、スピード、正確性、記憶、判断、観察力、計算力といった要素が採点される仕組みだ。

対戦のオファーはスマートフォンのプッシュ機能を通じてなされる。もちろんリアルタイムに対戦に応じられないこともあるだろう。その場合、これまでの実績に応じてAIがオファー元のユーザーと対戦することになる。ただしオファー元には今対戦しているのが生身のユーザーなのか、AIなのかは分からないようになっている。

プレイごとにライフを1つ消費する。ライフは一定時間で回復するが、これを有料で販売する。料金は現在調整中とのことだが、1プレイ100円程度を検討しているという。

海外に目を向けると、リアルタイムにクイズで対戦するスマートフォンアプリ「QuizUp」が注目を集めている。これまで500万以上のダウンロードを実施しており、2013年末にも大規模な調達を実施。これまで2700万ドルを集めている。トランスリミットでも「特定言語に依存しない、ノンバーバルなコミュニケーションを提供する」としており、早急に海外に展開することを視野に入れている。

トランスリミットは、サイバーエージェント出身のエンジニア2人が中心となって2014年1月に設立された。現在、MOVIDA JAPANのSeed Acceleration Programにも参加している。高場氏は、コミュニケーションサービス「アメーバピグ」の海外版である「Ameba Pico World」(現在はサービス終了)やスマートフォン向けソーシャルゲームの「ガールフレンド(仮)」などのサービス開発に携わってきたサーバサイドエンジニア。取締役の工藤 琢磨氏いくつものソーシャルゲーム開発に従事したネイティブアプリエンジニアだという。


航空機のBoeingが超セキュアなスマートフォンBlackをFCCに申請, お役所でBlackBerryの座を奪うか

BlackBerryは今でも官公庁ご愛用の座を捨てていないが、でも航空機メーカーのBoeingが発売するAndroid製品にその座を脅かされるかもしれない。この大手航空機メーカーは昨年、セキュアなスマートフォンを開発していることをついに自白したが、Myceによると、今やその”Boeing Black”と呼ばれる機種がFCCに申請されているのだ。

Boeing Blackは“主に政府省庁と、国防や国土安全保障に関わる政府契約企業に売られる”。そしてその際、“低レベルの技術情報や操作情報は一般に公開されない”。FCCに提出された申請書類には、そう書いてある。だからこれは、Silent CircleとGeeksphoneが共同開発し、一般消費者向けにプライバシーの保護を強化したBlackphoneとは、全然異なるものだ。

でも、これがBlackBerryの合衆国における残存シェアの、横っ腹に刺さるナイフであることは、間違いない。このカナダのスマートフォンメーカーは、国防総省の職員に1月31日以降8万台のBlackBerryフォーンを提供する、というペンタゴンとのおいしい契約を結んだばかりだ。だから今でもBlack Berryは、セキュリティを重視するお役所でいちばん多く選ばれている機種だといえる。

Samsungもこの市場をこじ開けようとして、BYOD専用を謳うKNOXソフトウェアとそのマーケットプレースを打ち出してきた。でもそれは今のところ、BlackBerryほどロバストな(堅固な)製品ではないようで、また、Boeingが提供しようとしている、デュアルSIMでLTE対応の超守秘機種には遠く及ばない。でもSamsungに、官公庁需要という大きな市場を諦める気配はなく、製品の進化を今後も続けていくようだ。

今のところBlackBerryは、機密性を重視する大企業やお役所などで筆頭に選ばれているスマートフォンだが、でもおそらく、今後もっと事業を多様化しないかぎり、続かないだろう。同社がこれまで得意としてきた、セキュリティを重視する市場も、BoeingのBlackが荒らしてしまうかもしれないし、もしかしたら首位の座をBlackBerryから奪うかもしれない。

それではここで、上で言及した3つの新しいスマートフォンプラットホームを、簡単に比較しておこう:

  • KNOX: デバイスを二台持ちたくない(国家機密などとはとくに関係のない)大企業ユーザがBYODでセキュリティを確保できる。
  • Blackphone: 心配性の消費者のためのスマートフォン。プライバシーを守るためなら、すこしお金がかかってもよい、と思っている人用。Snowdenに影響された人用。
  • Boeing Black: ジェームズ・ボンドが使う、自己破壊するスマートフォン。コミュニケーションはできるが、スパイは入り込めない。これもSnowdenに影響された製品だが、ただし心配の方向が上とは180度逆。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Sonyの最新機Xperia Z1S, CES 2014会場でスマートフォンサラダを作り耐水性テスト

Z1Sは、Sony Xperiaの、CES 2014でお披露目された最新機種だ。画面はZ1と同じ5インチだが、3000mAhという大型電池を搭載したのでやや肥(ふと)り、重くなった。

それはけっこうなんだけど、Xperiaのテストは水中に沈めて行う耐水性テストがその真打ちだ。そこで本誌スタッフは、非公式のTechCrunch CES 2014 Gadget Lab(ガジェットラボ)を立ち上げて、研究調査用の水を用意し、きわめて科学的なスマートフォンサラダを料理した。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


生き残るために、デジタル一眼メーカーはスマートフォンに倣って1コマの価値を再評価すべきだ

スマートフォンがデジカメ専用機より好まれる傾向によって、駆逐されつつあるのはコンパクトカメラだけではない、という証拠は山とある ― デジタル一眼レフやレンズ交換式カメラも影響を受けている。WSJの最新記事は、2013年のデジタル一眼の出荷台数が2012年よりも9.1%減少すると伝えている。調査会社IDCによる。これは、スタンドアロンカメラを救うためには〈懐古ブーム〉だけでは足りないという証だ。

キヤノン、ニコンという2大デジタル一眼メーカーが、先月揃って年間売上予測を下方修正したとWSJは伝えている。これは市場全体が苦境に立たされていることを意味している可能性が高い。企業はこれを世界的経済状況による一時的後退と見ているが、これは過去数年間PC市場に起きたこととよく似ている ― やはり当初は経済不況が原因とされたが、スマートフォンやタブレットがコンピュータープラットフォームとして取って替ったからであると考えられる。

おそらくスマートフォンが、デジタル一眼市場下降の犯人であるに違いない。モバイル端末の画像品質が向上し、その利便性はさもなくばホビイストとしてあるいは旅行のために単体カメラを買っていたであろう人々に対して、非常に強い説得力を持っている。そして、画質と利便性だけが要因ではない。写真をプリントする人は過去と比べてはるかに少なくなり、代わりに撮った画像はAppleやGoogleが提供するデジタルアルバムサービスに預けるようになった。

デジタル一眼メーカーは、スマートフォン機能を模倣すべく、WiFi、ジオタグ、ソーシャルシェアなどの機能をカメラに塔載してきたが、まだ十分ではないと私は言いたい。一眼レフが既存ユーザーにとって魅力的である理由は、ある程度扱いにくい故にマニュアル制御や山ほどのメニュー項目に存在意義があることだ。しかし、人々が益々スマートフォンで満足している理由は、最少限のユーザー入力によって素晴らしい写真を撮ることがどんどん簡単になっているからだ。

デジタル一眼はこの点で大きな優位性を持っている。塔載されている受光素子はどのスマートフォンよりはるかに優れた画像を取り込める。必要なのはスマートフォンのスマートさだ。例えば、5回の露出の中から自動選に最良の写真を作り出すアルゴリズムで、これはGoogleのNexus 5が実現している。実際Googleは、カメラメーカーが心に受止めるべき教訓を数多く与えてくれる。Google+の自動写真編集機能は、私がLightroomやApertureでやるような微修正を幾度となく加えた。

同じように、AppleはiPhone 5sのカメラをより賢くし、ずぶの素人でもプロの気分を味わえるような裏方機能を備えている。これこそデジタル一眼メーカーが集中して取り組むべきところだ。彼らは、フィルターや顔認識、シェア等の消費者向け機能を付ければスマートフォンと対等の戦いができると信じているかもしれない。しかし真の優位性は、人を確実に驚かせる最終製品にある。過去10年間におけるガジェットの発展は、消費者を甘やかすことに終始してきた。今日、何かが10回中9回期待通りに働かない限り、殆どのユーザーは2度とそれを使わない。

かつては1コマ1コマが貴重だった。フィルムの時代には限られた枚数しかなく、うまく撮れたかどうかは暗室に行くまでわからなかった。それが事実上無限のデジタルストレージのおかげで安くなった。しかし今は再び貴重になったと私は言いたい。なぜならユーザーは一度目の挑戦ですぐに結果を欲しがるからだ。利用者の技術レベルによらず、あらゆる1コマを確実にモノにすることは、カメラメーカーが消費者に高価で面倒なハードウェアを買わせる理由を与えるためのゴールであるべきだ。たとえそれが、筋金入りホビイストにとって直感に反するものであっても。

今もまだ、時間つぶしで習熟しがいのあるダイヤル満載で気難しい獣の出番はあるが、プラス成長に戻すために、キヤノン、ニコンその他のメーカーは、日常的ユーザーが期待する機能を含んだ大きな網を打つ必要がある。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Amazonのスマートフォンの詳細がリーク: 視線追跡型3Dモデルと廉価版の二機種

【抄訳】

本誌が得た情報によると、Amazonはスマートフォン二機種を開発中である。ひとつは低価格モデル、もうひとつは3Dの視線追跡インタフェイスがある。詳細情報は乏しいが、これらは今年の初めごろ得られた情報や噂とも合致している。

Amazonは、二つのデバイスを企画している。最初のそれは、これまで‘高価格’バージョンと噂されていたもので、3Dのユーザインタフェイスや視線追跡機能などがある。両デバイスを合わせて‘プロジェクトB’と呼ばれ、それが今年初めにWSJにリークされた。その後高価格モデルは’Duke’というコードネームで呼ばれるようになり、今では’Smith’になっている。計画では、発売は年内ではない。

デバイスの詳細はHacker Newsに匿名氏が投稿し、本誌の情報筋がその一部を確認した。

その細部はWSJの記事と符合している:

しかしこの企画に近い筋によると、予定されているハードウェア製品はきわめて幅広く、スマートフォンとセットトップボックスはそれらの一部にすぎない。ほかにも、オーディオストリーミングデバイスや3D画面のハイエンドスマートフォンなどが計画されている。

カリフォルニア州クパチーノにあるAmazonのR&D施設Lab126で、これらのデバイスは開発されてきた。それらの取り組みはプロジェクトA、B、C、Dなどと呼ばれ、アルファベットプロジェクトと総称されているという。

‘Smith’プロジェクトのデバイスには、強力なハードウェアが含まれているようだ。画面そのものは3Dではないが、4隅に搭載した計4基のカメラがユーザの目や頭の動きをとらえてインタフェイスを動かし、3Dの‘印象’を与える。ユーザの動きの捕捉をAppleがiOS 7でやってるように内部のセンサで行うのではなく、ユーザの視線とその位置の変化で行う。画面上のコンテンツの3D表現は、その方がより正確になるだろう*。〔*: センサはデバイスの動きはとらえるが、ユーザの顔・目の位置の変化はとらえない。〕

ソフトウェアが、ユーザの顔はとらえるがそのまわりの顔はとらえないようにするなど、テストが行われたようだ。3Dの像が、あなたの顔ではなく、友だちの顔の動きに合わせて変わったんじゃ困るものね。

また、これは最初のリリースには含まれないようだが、ユーザがそこらで撮った写真をAmazonのプロダクトとマッチさせて購入をすすめるという、画像認識機能も計画されている。上記HNの投稿には、ユーザにAmazonで買い物させることを前提として、製品のコスト転嫁を抑えられるだろう、とある。

このデバイスのOSについては情報がないが、Androidに3Dビューをサポートさせた改作バージョンであることは、間違いないだろう。聞くところによると、ユーザが頭を動かすとメディアプレーヤーのボタンが表示され、正面からは見えないスクリーンの端が、ちらっと見えたりするそうだ。

【中略】

これらのデバイスは今Amazonの社内で、鍵のかかった金属ケースに入った状態で一部の社員が試用している。在宅の技術者も含めて、社外持ち出しは許されていない。Lab126のそのフロアも鍵がかかり、出入り自由ではない。開発中のハードウェアに関するこのような守秘体制は、Appleでもおなじみのものだ。デバイスの開発チームは、サニーベールとシアトルの二か所に分けられている。

【後略】

画像クレジット: Puamelia

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))