Kickstarterの2014年の成績: 資金提供申し出総額$529Mが330万人から、目標到達プロジェクトは22000件

クラウドファンディングプラットホームKickstarterが昨日(米国時間1/5)、2014年の業容明細を発表した。それによると、支援者総数は330万人、資金提供(寄付)申出額は5億2900万ドルとなった。ただし、Kickstarter上の資金募集キャンペーンが成功して実際に支払われた金額はこれより少なく、4億4400万ドルだった。これら、(仮称)‘成功額’の累計は、同サイトの立ち上げ以降今日までの約5年間で12億7000ドルになる。同社によると、累計額が10億の大台に達したのは2014年であり、この年だけでほぼその半分を稼いだことになる。

カテゴリー別ではテクノロジ分野がトップで、総申出額の23.6%1億2500万ドルを占めた。人びとは、科学的発明品にいちばん魅力を感じるようだ。ただし成功件数ではテクノロジのプロジェクトは1124と比較的少ない。成功件数のトップは音楽の4009件、次いで映画とビデオ3846件、出版2064件となっている。

2014年からKickstarterはプロジェクトの事前審査をやめたため、どんなに突拍子もないアイデアでもここで資金募集ができることになり、プロジェクトの件数が一挙に増えた。ついにポテトサラダまで登場したので、この年をポテトサラダの年と呼んで記念する人びともいる。ただし、Kickstarterによると、事前審査はなくても、申請をふるいにかけるためのルールはあるので、そのふるいにひっかかって、同サイトに載ることなく落とされたプロジェクトもいくつかある。

しかし問題は、Kickstarter上で資金募集に成功したプロジェクトの何割が、完成した製品を支援者たちの手に渡すことができたか、だ。この、(仮称)‘プロダクト成功率’をKickstarterは発表していない。だから私が尋ねられたとしても、答えは¯_(ツ)_/¯しかない。

2014年にKickstarterで資金募集に成功したプロジェクトは22253件で、2013年の19911件に比べて微増だ。支援者総数も、300万から330万へと微増だった。ただし、その330万のうち大多数の220万あまりが、生まれて初めてクラウドファンディングでプロジェクトを支援する人びとだった。残る100万強が経験者だから、‘リピーター’は、それほど多くない、とも言える。

ただしクラウドファンディングは、このところ新しいサイトが増えているから、競争激化の環境の中では、最大人気のKickstarterでも、大幅な成長は難しくなっているのだ。

Kickstarterの2013年の業容明細では、上述のように、資金提供申出者数が300万で、申出額総額が4億8000万ドルだった(プロジェクトの資金募集成功件数は20000弱)。2012年の数字もあるが、この年は申出者数224万、申出額総額が3億2000万ドル、資金募集に成功したプロジェクトの件数が18109だった。そして2011年には、支援者数100万、申出額総額1億ドル弱だった。

2014年の、330万人の資金提供申出者からの総額5億2900万ドルの申出額総額のうち、220万人3億3550万ドルがアメリカ人だった。次位はイギリス人で、26万人/3906万ドル、三位がカナダ人で17万人/2765万ドル、四位はオーストラリア人の99000人弱/1983万ドルだった。

2014年には、資金提供申出者がいちばん多く殺到する時間帯は水曜日の午後だった。月別では、資金募集成功プロジェクトがいちばん多い月は8月で、2311件のプロジェクトが目標額に達した。これに対し、最低の(誰もが予想する!)1月には、成功プロジェクトがわずか1242件だった。

2014年で支援者数がもっとも多かったプロジェクトは、子供番組Reading Rainbowの再放送で10万6000人、次が相当アホらしいビール用クーラーの63000名だった。テクノロジ分野では、スマートフォンで操縦する紙飛行機(21000名)や、睡眠適性診断器Sense(19000名)に、多くの支援者が集まった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Indiegogo Lifeは個人的なイベントをクラウドファンディングする

IndiegogoがIndiegogo Lifeという新しいサービスを立ち上げた。Lifeの名のとおり、人生のさまざまなイベント…結婚式、誕生日などなど…に資金を提供する。その行為は、わずか8クリックで完了する。同社は、これはチャリティではなく、友だちや、助けを必要としている知人家族などへのプレゼントだ、と注記している。

IndiegogoのCEO Slava Rubinはこう言う: “うちは前から、どんなキャンペーン(資金募集)でも認めてきた。2010年ごろから、ライフイベントなど‘個人的な名目の’キャンペーンが増えてきた”。彼によると、このサイトで資金を募集/寄金することが、今や一種の流行みたいになっていて、中にはCode.orgの500万ドルのような輝かしい成功例もある。このサービスは、それまでのオンラインの資金募集活動が個々ばらばらだったのを、それ専門のサイトへ一箇所にまとめるために作られた。

同社はかなり前から、どんなキャンペーンでも受け入れてきた。集まった金額の数%が同社の収益になる。でもLifeキャンペーンは無料だ。Rubinの予想では、医療費や冠婚葬祭の費用を得るために利用されるだろう、という。キャンペーンを掲出するまでの過程が通常の資金募集よりも簡単になり、分析ダッシュボードのようなツールの多くが取り外されている。

“個人的なイベント以外では、通常のIndiegogoを使ってもらいたい。Indiegogo Lifeを悪用すると、キャンペーンのオーナーを困らせることになるね”、と彼は言う。

でも、こんなクラウドファンディングはうまくいくだろうか?

Rubinは、そのコンセプトに自信を持っている。しかし今の世の中には、“クラウドファンディング疲労”のような空気があるが…。クラウドファンディングは飽和状態ではないか、と彼に尋ねてみた。

“とんでもない。まだまだ利用度は低い”、と彼は言う。たしかに、大多数の‘ふつうの人’はまだ利用していない。

Lifeサービスは今日から、英語、ドイツ語、スペイン語、そしてフランス語で提供される。

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クラウドファンディングで投資者が安心できるための保険をIndiegogoがテスト中

クラウドファンディングのIndiegogoにとって、今年は厄介な年だった。怪しげなプロジェクトからの資金募集が、かなりあったからだ(もちろん、とってもクールなプロジェクトもあった)。今の同社は、プロジェクトの支援者たちがより安心して投資できるための工夫で、忙しいようにも見える。

今同社がテストしている’Optional Insurance’(保険オプション)は、投資者が一定の保険料を払って、デリバリ予定日から三か月を過ぎても製品をもらえなかったときには支援額を返金してもらえる、という仕組みだ。今Indiegogoはこの保険機能を、一つのプロジェクトでテスト中だ。それは、ストレスを管理できると称するウェアラブルOliveだが、15ドルを払うと、その支援者価格129ドルを払った人が心の平安を得られる。

同社は本誌TechCrunchに、テストをやっていることは認めたが、保険機能の今後の展開については何も述べなかった。

同社の広報曰く、“Indiegogoは投資者と資金募集者のニーズを満たす新しい機能をつねに開発しテストしている。今回のパイロットテストは現在、この個別の資金募集キャンペーンに限定されている”。

しかし保険の導入は、クラウドファンディングサイトとしてこれまでずっとKickstarterの後塵を拝してきたIndiegogoにとって重要かもしれない。

これが大きな差別化要因になりそうな理由は、Indiegogoがこれまでよりもずっと気楽にプロジェクトに投資できる場所になり、奇抜なアイデアや詐欺かもしれないキャンペーンに対する規制やフィルタリングを、それほど神経質にやらなくてもよくなるからだ。

本誌TechCrunchのライターMatt Burnsが今年の4月ごろの記事で、実際にIndiegogoにおけるプロジェクトの例をいくつか挙げながら、クラウドファンディングでお金を出すことのリスクについて書いた。そのとき彼がとくに問題視したのは、目標額に到達しなくてもお金を受け取れるIndiegogoの‘フレキシブルファンディング(flexible funding)’オプションだ。それは、クラウドファンディングにおける説明責任を希薄にする、と彼は主張した。

保険があると支援者たちは、彼らが支援した‘あまりに良すぎて本当とは思えない’ようなプロジェクトで、製品がいつまでももらえない、お金をドブに捨ててしまった、というリスクを幾分軽減できる。だから歓迎すべき一歩ではあるけれども、でもIndiegogoやKickstarterのようなサービスでプロジェクトを支援するときの不確かさは、実際に製品ができる・できないの問題だけではない。

Indiegogoは1月にシリーズBで4000万ドルの資金を獲得し、ほかにもいろんなことをテストしている。たとえば同社が9月に導入した、‘Forever Funding’というオプションは、通常の1か月という制限がなく、プロジェクトがいつまでも寄付を受け取れる、という方式だ。

情報を提供していただいた匿名氏に感謝

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フィンランドJollaのオープンソースOS Sailfishタブレットはクラウドファンディングで100万ドルを突破

先週、フィンランドのJollaが立ち上げた、クラウドファンディングによるタブレットは、OSがオープンソースのSailfishだ。そのクラウドファンディングキャンペーンは、2時間で目標額38万ドルを突破し、今では100万ドルを突破している。細かく言うとそれは、Indiegogoで7370人から118万ドルを集めている。〔日本時間11/25昼7686名123万ドル。〕

キャンペーンをスタートする前の本誌とのインタビューで、Jollaの協同ファウンダMarc Dillonは強気だった: “最初のロットはすぐ売り切れると思うから、目標台数を上乗せしなければならないだろう。大量に売れるだろうね”。

Dillonの強気は、結局、妄想ではなかった。初期の支援者に割引価格で提供する4000台は、すでに売り切れている。オープンソースのOSとはいっても、SailfishはAndroid互換なので、最初から使えるアプリの数は多い。そこが、本機の最大の魅力だ。Androidはますます快進撃だから。

Indiegogoで100万ドルを突破したJollaは、募金範囲をオーストラリアとカナダにも広げた。それまでは、EUとノルウェー、スイス、合衆国、中国、香港、インド、ロシアだけだった。また100万ドル突破記念にJollaは既存製品の値下げを行い、昨年フィンランドで発売されたスマートフォンは100ユーロ値下げして249ドルになった(火曜日11/25まで)。,

Jollaのタブレットの発売は、来年の中頃(5月以降)を予定している)。

[スペック比較]

[基本スペック]

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マーク・ザッカーバーグとジョン・ドーア、”Hour of Code” に100万ドルを寄付


IndieGogoキャンペーンが始まってから3週間で、Code.orgによる、Hour of Codeに参加する生徒を増やすための指導者教育をクラウドファンドするプロジェクトは、約29万4000ドルを集めた。キャンペーンが掲げる目標額500万ドルの6%だ。

この数字がまもなく飛躍的に増える。FacebookのCEO Mark Zuckerbergと妻のPriscilla Chanが50万ドルを寄付する。John DoerrとAnn Doerrの夫妻も50万ドルを支援し、Code.orgがTechCrunchに伝えたところによると、連続起業家のRich Bartonが2万5000ドルを寄付するという。

Code.orgは、目標達成までの期間をかなり長くとっていた ― IndieGogoのキャンペーンは12月14日に終了する。これで47日を残して100万ドルの壁を越え、しかもこれに、Microsoftのビル・ゲイツ、Reid Hoffman、Salesforce、Google等からの同額寄付が加わる。Code.orgは、もし500万ドルを達成した場合は、Hour of Codeを1億人に広げめられると言っている。それは恐ろしく高い目標と思われ、同NPOがキャンペーンによって教育する先生の数が約1万人であることを踏まえるとなおさらだ。しかし、殆どの生徒にとって小中学校でコンピュータサイエンスに触れる機会がないことを考えれば、たとえ部分的な成功であっても感動的だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Raspberry Piによるラップトップ機Pi-TopがIndiegogoでクラウドファンディングを開始

ついに来ました。われわれも、背筋を正しましょう。ついこないだまで、学生たちの思いつきにすぎなかったラズパイ・ラップトップPi-Topが、正式発売を目標として8万ドルを目標額とするクラウドファンディングに登場したのだ。

キットは249ドル、Model B+のRaspberry Piを自分で都合できる人は209ドルだ。ケースを自作し、パーツも自分のを使ってもよいが、それはたぶん面倒だろう。

発売予定は2015年の5月、来週ロンドンで行われるTechCrunch Disruptにも出場する。遊びとしておもしろいだけでなく、コンピュータ教育のための教材としても優れている。詳しい仕様等はIndiegogoのページで。ハードウェアのオープンソース化が、ついにコンピュータ本体にもやってきたのだ。

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Kickstarterが利用規約を改定、失敗したプロジェクトの法的位置づけを明確化

人気のクラウドファンディングサービスKickstarterが今日(米国時間9/19)利用規約を改定して、プロジェクトが破綻した場合の条項をより明確にした。この改定はFTCの新しい規則に沿ったもので、オンラインの小売サービスは、製品を30日以内に発送できず、顧客がそれ以上の遅れに同意しなかった場合は返金すべし、と定めている。Kickstarter自身はもちろんオンライン小売サービスではないが、しかし製品を売るためのプラットホームを提供している。

[Update: KickstarterはFTCとの関係を否定し、次のように述べた: “利用規約の改定は何か月も前から進めており、しかもそれは、直截で明快な操業を目指してきた長年の努力の成果である”。つまり同社は、利用規約の改定はFTCの新しい規則への対応努力ではない、と言っている。]

Kickstarterの改定規約第4項は、顧客はプロジェクトを支援することによって、彼らとプロジェクトの作者とのあいだの法的合意を形成しているのであり、Kickstarterはそれに関与しない、と言っている。

Kickstarterの免責条項としては、これだけで十分だろう。プロジェクトが破綻して製品が発送されず、返金もされなかったときでも、Kickstarterは法的に無関係となる。

ただしこの改定規約でKickstarterは、プロジェクトが失敗したときのプロジェクトの作者の支援者に対する誠実な説明義務と、資金の使途(または今後の方針変更のための予定使途)に関する情報開示義務を定めている。方針変更の場合は、あらたな期限も示さなければならない。

またKickstarterはプロジェクトの作者に対して、支援者とのコミュニケーションにおいて重大な虚偽のない公明正大さを求めている。詐欺行為は許さない、ということ。

さらに今回の改定利用規約は、約束を果たせなかった作者は、支援者による法的行為の対象になることもありえる、と明記している。訴訟などの可能性は前からあったが、これまでの利用規約はそれについてまったく触れていない。

この新しい利用規約は2014年10月19日以降にローンチされるすべてのプロジェクトに適用される。

同社はまた、改定規約は文章を簡明に読みやすくし、以前あった“法律的ジャーゴン”の多くを削除した、と言っている。

改定利用規約の全文を、ここで読める。

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Indiegogoが締切日のない資金募集制度”Forever Funding”を立ち上げ、永続的プロジェクトを支援

Indiegogoがこれからは、従来の一時的なクラウドファンディングの上を行く、恒久的にクラウドファンドされるビジネスを支える。今後数日かけて立ち上げる“Forever Funding”事業が、それだ。資金募集に締切日がなくて、限りなく資金供給を求めることができる。これによりIndiegogoはライバルのKickstarterとは差別化され、たとえば定期的にメンテナンス費用を要するプロジェクトや、完全な形の企業や団体が今後末永く支援を求めることができる。

この締め切りなしの資金募集の場合、Indiegogoの取り分はどれだけになるのか、それを今問い合わせている。下の表は、従来の締め切りありの資金募集Fixed Fundingと、締め切りありだけど、それまで集まった金はもらえるFlexible Fundingを比較している。

・Fixed Funding…締め切りまでに目標額に達しなかったら、一銭ももらえない。
・Flexible Funding…締め切りまでに目標額に達しなかったら、それまで集まった額をもらえる。
・Forever Funding…締切日なしで無限に資金募集をする。


これまではIndiegogoでもKickstarterでも、締切日までに目標額に達したらその額は資金としてもらえるが、その後の資金、たとえば製品改良資金、(映画等の)続編制作資金などなどは、自力で調達するか、または、新たにクラウドファンディングに申し込むしかない。今度からは、そういう永続的なプロジェクトやビジネスは、 Forever Fundingを利用できる。

アーチストを永続的に支える会員制のクラウドファンディングプラットホームPatreon…あなたもパトロンになろう!…が前からあるが、IndiegogoのFoever Fundingはこれとやや似ている。ただし締切日がないと、寄付者の寄付動機になるような、緊急性や、切羽詰まった感じはなくなる。

Forever Fundingがうまくいけば、Kickstarterも真似するだろう。そもそもこの、締切日のない募金モデルは、クラウドファンディングプラットホーム自身にとっても、便利な収益源になるはずなのだ。

Forever Fundingが早期でポシャらずに永続するためには、詐欺師対策がきわめて重要だ。この前なんか、ウェアラブルメーカーがここで100万ドルあまりをかっさらって行ったが、その製品は現代の科学では実現不可能なものだった。Forever Fundingが、永続的な資金源どころか、詐欺師たちの永続的なカモにならないためにも、コミュニティの保護を今まで以上に強化していただきたい。それはIndiegogo自身の命運をも握っている、重要課題だ。

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Kickstarter、プロジェクト承認ルールを簡素化

クラウドファンディングサイトのKickstarterは、ブランド認知度において今やクラウドファンディング界の “Kleenex” 的存在になっている。今日(米国時間6/3)同サイトはビジネスモデルに関する2つの大きな変更を発表し(The Verge)、これは非株式ファンディング全般および主要ライバルのIndiegogoに大きな影響を与えるだろう。基本的にKickstarterは、ルールを簡素化して参加障壁を緩和する。中でも “Launch Now” 機能は、プロジェクト作成者が同ネットワークによる承認プロセスを完全に回避できる。

つまり、今後Kickstarterで見るものは、実現性やコンテンツ内容について審査を受けているとは限らない ― そしてそれは、元々成功率の低いハードウェアプロジェクトが製品化される保証がさらになくなることを意味している。しかしKickstarterは、潮流にさからわず成り行きにまかせる方針を決めたようだ。これで同サイトは、アイデアに投資するコミュニティー主導のしくみを、はばかることなく表明できる。デバイスのための予約店舗のふりをする必要はない。

さらにKickstarterは、プロジェクト作者のドキュメントに関するルールも削減し、1000単語から300単語へと1/3以下に減らした。また、入浴・美容プロジェクト等これまで禁止されていた種類のキャンペーンや、ハードウェアプロジェクトでの複数報酬も認められる。非デベロッパーによるアプリプロジェクトも可能になるが、慈善事業、遺伝子組替え、およびグラフィックを写真と見間違えさせる恐れのある、写真的レンダリングは未だに禁止されている。Vergeが報じている。

プロジェクトの承認は、人間の審査員が介入することなくアルゴリズムで行われ、そのプロセス(最短5分程度で終わる)を通過すれば公開が可能になる。これは当初Kickstarterが信奉していたクラウドファンディングの解釈とは大きく異なっており、様々な点でコミュニティー重視をやめ、成長に焦点を合わせたものだ。Indiegogoの中立ネットワーク事業者としてのスタンスほどではないが、ビジョンはかなり近く、これからは今まで見たことのなかったような新プロジェクトがたくさん登場するに違いない。

クリエーターにとって、これは間違いなく良いニュースだ。私は、これまでKickstarterの承認プロセスに不満を抱き、微妙なルールのために公開できず意欲をそがれた人を多く見てきた。その結果多くの人々がIndiegogoに流れていった。しかし、これはKickstarterにとっても問題になる可能性がある ― もし全体的な質の低下を招くことになれば、あらゆるプロジェクトの成功可能性に影響を及ぼす。プロジェクトの数が膨れあがれば、発見も難しくなる。

しかし、これまでKickstarterは不満やプロジェクトの失敗などによる、支援コミュニティーとの関係悪化のリスクを回避してきた。スタートから5年が過ぎた今も、支援者や成功キャンペーンを増やし続けている。これは新種の生き物であり、5年の月日は、ユーザーたちが店とも違うチャリティーとも違うそのアイデンティティーに慣れるのに十分な時間だった。

これは、クラウドファンディングのトレンドに乗ろうとしている他のスタートアップにも新たなチャンスを生む ― Kickstarterによる監視の目が弱まること自体、ユーザーがプロジェクトの選別、収集など新しいモデルを求める可能性を意味している。KickstarterがクラウドファンディングのAmazonになるとしても、PinterestやShopifysのようなブティックストアの機会はまだ残っている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


コンドームをディスラプトするGalactic CapはBill Gatesからの援助資金をねらう

ぼくは本誌TechCrunchの正社員ライターの中で、性担当のヘンタイ男とみなされているので、Galactic Capの記事はぼくが書くべきなのだろう。それは、あなたの“かわいいピンクの身代わり”さんが、あのなつかしき“謎と不思議の館(やかた)”を訪れるとき、安心のために身に付ける、小型のコンドームだ。このプロジェクトは今日(米国時間6/1)、Indiegogoで資金募集を開始した

使い方は、一(ひと)手間ではなく二(ふた)手間を要する。まず、特性の接着剤をイタチくんの先端に塗る。それは、数時間前でも数日前でもよろしい。そしていよいよ、イタチくんがクリスマス島環礁に上陸するときが来たら、小さなチップを取り出して保護膜を剥離し、海賊旗の先端に貼り付ける。そのキャップが外れることはないので、若者と乙女は肌と肌の接触を楽しみ、しかも妊娠のおそれがない。

でも、ふつうのコンドームの、どこがだめなのか? それに、STDs(性感染症)の心配は?

発明者のCharles Powelはこう語る: “通常のコンドームは不快であり、装着が面倒であり、性の楽しさを奪う。失敗率が15〜18%と高く、利用率が低い。全世界の男性の5%しかコンドームを使っていない。先進国では17〜20%だ”。

“健康な肌には感染を防ぐ力がある。でも、男性側に腫れや擦過傷がある場合は、必ず従来のコンドームを使うべきだ。Galactic Capならセックスの満足感が十分にあるので、コンドームの(==Galactic Capの)利用が増えると思う。したがってHIVやSTDの罹患率も減少するだろう”。

Indiegogoでの資金集めは、臨床試験のためだ。出資者にはプロトタイプが100ドルで提供されるが、今のコンドームに比べるとかなり高い。でもPowelは、一度体験したらもう二度と古典的なコンドームは使う気がしなくなり、多くの人がGalactic Trainに乗り換えるはずだ、と信じている。

Bill GatesのGates Foundationが、‘未来のコンドームデザイン’に提供している助成金は、これまですべて、ソーセージの皮タイプの(==従来型の)改良コンドームへ行っている。Powellは、Galactic Capこそ、その助成金にふさわしい、と考えている。

“男性の80%以上が何も使っていないんだから、これは肥沃な未開拓市場だ。彼らの言う完璧なコンドームも、誰も使わなければ無意味だ。Galactic Capで初めて、市場に本当の選択肢が登場したのだ”、とPowellはGatesから資金を助成された先輩たちを批判する。

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15万ドルのKickstarterプロジェクトからビッグビジネスに育ったSwivl–思い切った方向転換が成功の鍵


[Swivlはターゲットを教師やプレゼンテーションに変えた]

Brian LambがSwivlを始めたときは、ビデオアーチストやプレゼンターなどが自分のライブの姿を容易に記録に残せるようにしたい、と考えていた。小さな賢いドックがBluetoothでリモコンされてパンする装置Swivlは、Kickstarterで15万7000ドルを集め、2012年に発売された。

最初の盛り上がりがおさまったころから、奇妙な電話がかかってくるようになった。教師たちが、この製品を使って自分の授業や講義を自分で記録したい、というのだ。しかし彼らが自分の携帯で長時間の撮影をするのは、共有や電池寿命の点でも難しい。そこで、教育用の製品に改造してくれ、という電話がますます多くなった。

という次第で、Swivlはピボットした(pivot, 方向転換)。

今同社の主なお客は、講師、教師、プレゼンターなどで、新たに作ったアプリを使うと、誰もがiPhoneを数回クリックするだけで、講義の記録とストリーミングと共有ができる。スケートボーダーたちが自分の絶妙のオーリーを記録するツールではなく、教師たちの必需品になった。

ハードウェアは大幅にアップグレードした。今では学校への営業に力を入れている。今のLambは、教師が気に入るのも当然だな、と思っている。“先進国ではすべての教室にSwivlのような装置があるようになるだろう”、と彼は展望している。

Lambにインタビューして、プロジェクトの現状や、大きな方向転換をしたことへの感想、わずか数年でクラウドファンディングのプロジェクトがビッグビジネスに育ってしまうってどんな感じ?、などなどを聞いてみた。詳しくは、上のビデオを。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ガジェット紹介:スマートフォンを風力で充電するTrinity他

編集部注: Ross Rubinは、テクノロジー、メディア、および通信のコンサルティング会社、Reticle Researchの主任アナリストで、Backerjackのファウンダー。彼のブログはTechspressive。Backerjackは、毎週3件のIT系クラウドファンディングのニュースを紹介している。

Trinityは、スマホを充電するミニ風力発電機

誰もが体験したことがあるはずだ。バッテリーが切れ近くに電源がない。街中であればスターバックスを探すという選択肢もあるが、キャンプやハイキングに行った時には望めない。

Trinityは、携帯デバイスを充電できるポータブル風力発電システムだ。小型のタービンが15Wの発電機を回して内蔵バッテリーを充電する。microUSB経由で充電することもできる ― あまり風のない時は。足が3本あり三脚として使うことも、地面に平らに置くこともできる。Trinityは本体が12インチ(30 cm)、脚部が11インチ、色は白。

Kickstarterページはこちら

ALYTは、声で制御するスマートホーム

スマートホームの夢は、住んでいる場所に話しかけ、室温やセキュリティーを任せ、問題を発見してもらえるようになることだ。もちろん、スマートホームのテクノロジーが出現して以来、その目標に向かって前進を続けているが誰も到達していない。

ALYTはAndroidが走るハブで、これらの問題を解決しようとしている。オープンプラットフォームとしてありとあらゆる形式のワイヤレスデータを扱うことによって、ALYTは、音声およびビデオ認識を利用して家庭におけるあらゆる物ごとを制御できる ― デベロッパーがそのためのアプリを作りさえすれば。iOS、Android、Bluetooth、NFC、Z-Wave、3.5G等をサポートするALYTシステムの柔軟性は、様々な種類の創造的開発を可能にしている。

Indiegogoのサイトはこちら

Open-Meは24時間どこからでもガレージドアを制御できる

ホームオーナーは、常に何かをし忘れたのではないかと心配になる。オーブンがつけっぱなしじゃないか? 玄関のドアはロックしたか? ガレージのドアは閉まっているか? 今、あるハードウェアとアプリの組み合わせによって、最後の問題は問題ではなくなった。
Open-Meは、ガレージのドアに取付ける超音波センサーで、家庭のWiFiネットワークに接続する。アプリをチェックすることによって、ユーザーはガレージのドアがわずかでも開いているかどうかを確認し、リモートで開閉することができる。さらにGPSを利用することによって、同期されたスマートフォンやタブレットが、一定距離以内に近づくとドアを開き離れるとドアを閉じることができる。

Open-Meの詳細はこちら

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


ガジェット紹介:スマートフォンを風力で充電するTrinity他

編集部注: Ross Rubinは、テクノロジー、メディア、および通信のコンサルティング会社、Reticle Researchの主任アナリストで、Backerjackのファウンダー。彼のブログはTechspressive。Backerjackは、毎週3件のIT系クラウドファンディングのニュースを紹介している。

Trinityは、スマホを充電するミニ風力発電機

誰もが体験したことがあるはずだ。バッテリーが切れ近くに電源がない。街中であればスターバックスを探すという選択肢もあるが、キャンプやハイキングに行った時には望めない。

Trinityは、携帯デバイスを充電できるポータブル風力発電システムだ。小型のタービンが15Wの発電機を回して内蔵バッテリーを充電する。microUSB経由で充電することもできる ― あまり風のない時は。足が3本あり三脚として使うことも、地面に平らに置くこともできる。Trinityは本体が12インチ(30 cm)、脚部が11インチ、色は白。

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ALYTは、声で制御するスマートホーム

スマートホームの夢は、住んでいる場所に話しかけ、室温やセキュリティーを任せ、問題を発見してもらえるようになることだ。もちろん、スマートホームのテクノロジーが出現して以来、その目標に向かって前進を続けているが誰も到達していない。

ALYTはAndroidが走るハブで、これらの問題を解決しようとしている。オープンプラットフォームとしてありとあらゆる形式のワイヤレスデータを扱うことによって、ALYTは、音声およびビデオ認識を利用して家庭におけるあらゆる物ごとを制御できる ― デベロッパーがそのためのアプリを作りさえすれば。iOS、Android、Bluetooth、NFC、Z-Wave、3.5G等をサポートするALYTシステムの柔軟性は、様々な種類の創造的開発を可能にしている。

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Open-Meは24時間どこからでもガレージドアを制御できる

ホームオーナーは、常に何かをし忘れたのではないかと心配になる。オーブンがつけっぱなしじゃないか? 玄関のドアはロックしたか? ガレージのドアは閉まっているか? 今、あるハードウェアとアプリの組み合わせによって、最後の問題は問題ではなくなった。
Open-Meは、ガレージのドアに取付ける超音波センサーで、家庭のWiFiネットワークに接続する。アプリをチェックすることによって、ユーザーはガレージのドアがわずかでも開いているかどうかを確認し、リモートで開閉することができる。さらにGPSを利用することによって、同期されたスマートフォンやタブレットが、一定距離以内に近づくとドアを開き離れるとドアを閉じることができる。

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クラウドファンディングのカンファレンスで見つけた自分の足で歩く自転車

でっかくて、車輪の代わりに足先が複数ある脚(あし)のある自転車が欲しかった人、ついに出ましたよ。名前はBoneshakered Bigwheelで(マジに)で*、作者のRonald L. Schroerによるこの一台しかない手作りのプロジェクトは、後輪があるべき場所に脚がある異様な三輪自転車だ。ほとんどすべて木製で、前輪は“ヒプノホイール(hypno-wheel)”になっているので、乗っても見ても快感を得られる。〔*: Boneshakered Bigwheel, 直訳: ガタガタ観覧車。〕

Ronaldがこのプロジェクトをデモしたのは、フロリダ州Jacksonvilleで行われた、クラウドファンディングのカンファレンスの会場で、実はぼくが今日(米国時間4/10)の午後ここでスピーチすることになってる。クラウドファンディングをする/求めるカンファレンスは、これまでなかったと思うし、そこにこんな、やはり前例のない自転車が登場することもおもしろい。Kickstarterなどのメインストリームなサイトでは芽が出そうもない、奇抜なプロジェクトを見られることは、絶対すばらしいね。

Ronaldに、大量生産を考えたことはあるか、と聞いたら、需要があるかどうか分からない、と言った。この自転車をおもしろいと思った読者は、ぜひここで彼にご出資を。ぼくのうちにガレージがあったら、ぜひ一つ買って、ブルックリンでフィクシー(fixie)(固定ギア自転車)に乗ってる連中を、びっくりさせたいね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Kickstarter、第1四半期で4500件ほどのプロジェクトを成功させ、1億1200万ドルを調達

Kickstarterが第1四半期の状況についてのレポートを発表した。やや軽めのノリのブログ記事だが、いろいろと興味深いデータが掲載されている。

CEOのYancey Stricklerによると、目標額を調達したプロジェクトは4,497件で、1日あたりの平均で124万4868ドルの資金提供申し込みがあったとのこと。4ヵ月合計では1億1203万8158ドルということになる。ニール・ヤングのPonoPlayerなども、多いに話題になった。

Stricklerの発表によると、最も多くの支援者を集めたのは「ヴェロニカ・マーズ」だった。支援者数は9万1585人にのぼったそうだ。ちなみにKickstarterからは7本のオスカーノミネート映画および2本のグラミー賞受賞映画が誕生している。

メールでの問い合わせに対しStricklerは「今年になってたった3ヵ月の間に実現できたことについては、満足以上のものを感じます。今年の間に、いったいどれだけのことが成し遂げられるのか、わくわくしています」と述べていた。

先日の記事でもお伝えしたように、Kickstarterのクラウドファンディング総額は10億ドルに達した。CrowdtiltやIndiegogoなどとは激しい競争を繰り広げてもいる。但し、さまざまな数値で見る限りは、Kickstarterが一歩抜けだした状況にあるというところであるようだ。

via CrowdfundInsider

原文へ

(翻訳:Maeda, H


私のクラウドファンディング出版プロジェクト、中間報告―いちばん有効だったのは意外にもメール

覚えている読者もいると思うが、私はヤング・アダルト向けの小説をクラウドファンディングで出版しようとしてきた。45日間のクラウドファンディング・キャンペーンも終了まで2日を切った。結果は大成功で、大金が集まった。正直なところ、今は少々怖くなっている。

私は児童書に経験の深いプロの編集者に依頼して綿密なチェックをお願いしている。想定された読者にはわかりにくい表現を修正したり、表記を統一したりするのに忙しい。引用符ひとつにしても開く引用符と閉じる引用符を正しく使わねばならない。執筆中は気にしないでいたことがこの段階では重要になってくる。

キャンペーンも事実上終了なので、この辺で集計結果を検討してみることにした。まずはトラフィックのソースだ。

ひと目見て明らかなとおり、メールの効果が抜群だ。私は大量の勧誘メールを送った。気がすすまなかったのだが、非常に大きな成果があった。こういったプロジェクトでは大量のメーリングリストを持っているか、プロバイダーから信頼できるリストを購入するかしないと失敗間違いなしだ。ただし私はドローン・ヘリスマートウォッチを開発していたわけではなく、児童書を書いていたのだということは繰り返しておく必要がある。私のメーリングリストは個人的な知り合い、Mailchimpやその他のアドレス収集サービスに登録した人などからなっている。こうしたリストはまさに「金鉱」だった。.

FacebookとTwitterは金額でそれぞれ3位と4位になっている。しかしソーシャルメディアで大量のメンションを得てもその結果はさらに大量のメンションが得られるだけだ。これは非常に苛立たしい体験だ。ソーシャルメディアは人々に大量のクリックをさせるが、金を払わせる効果は薄い。もちろんプロジェクトによって違いはあるだろうが、私ならソーシャルメディアは話題づくりのツールと考え、実際の売り込み効果は期待しない。.

次の表は国別の金額だが、当然ながら英語圏がほとんどを占める。トルコが3位に入っているのは「著者とディナーを共にする」という高額のオプションを選んだ支援者がいるからだ。〔訳者も電子版を1部予約したが、Japanが地域として表示されていないところをみると他に支援者はいなかったもよう〕

次のグラフは時系列での予約金額の推移だが、これは面白い。メーリングリストによるメールの送信と見事に一致している。他のスパイクはIndiegogoが私のキャンペーンをニュースレターのトップで紹介してくれたときだ。

見てのとおり、トラフィックと金額の間にはゆるい相関がある。平均して1回の訪問で1.50ドルが集まった。これはなかなかの好成績だ。


最後にソーシャルメディアによるメンションのグラフィックスを見ておこう。私自身はもちろんTwitterのスーパーユーザーなどではないが、何人かの有力な友人のメンションで何度か夜空に開く花火のようにトラフィックが殺到した―そして花火のように消えた―ことがわかる。私は決してソーシャルメディアの力を軽視するつもりはないが、少なくともソーシャルメディアだけに頼るのは得策ではないと言える。

私はその他のセールス努力もした。24時間に限って一部3ドルというキャンペーンもしたし、ビデオも作った。有益な助言だとは思ったが、私がする勇気がなかったのが「すでに予約した支援者にもっと高いオプションを勧める」ことだった。

今後もクラウドファンディングをするつもりかと尋ねられれば答えはイェスだ。大勢の人々にメールを送って、言い方は悪いが、金をねだるという経験はなかなか楽しかった。その間に長年疎遠になっていた友達と旧交を復活させたり、私とディナーをしたいというすばらしい読者に出会ったり(Kerem OzkanとNick Saltarelli)した。TechCrunchで個人的プロジェクトについて書くのはいささか身勝手のよう思われるかもしれないが、クラウドファンディングで出版を考えている皆さんに多少でも参考になれば幸いだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


すべてのクラウドファンディングサイト~プロジェクトを横断的にまとめて分類評価するBackerJack

クラウドファンディングは今や大はやりだから、それ専用のブログがそろそろあってもよい。アナリストのRoss RubinがBackerJackを作ったのも、それがねらいだ。クールなクラウドファンディングプロジェクトをあちこちから集めて、分類して、評価しながら紹介することを目的とするサイトだ。Engadgetと本誌TechCrunchのコラムニストでもあるRubinは、Reticle Researchでテクノロジとモバイル方面を担当しているが、彼が本当にやりたいのは、インターネットの上でランダムに選んだ誰かに200ドルを送って、彼/彼女がスマートウォッチを送り返してくれるのを待つことだ。

BackerJackのサイトはまだよちよち歩きだが、彼はすでにかなりの数のクールなプロジェクトを調べ上げ、それらを紹介する記事を執筆中だ。テクノロジについて書くことではベテランの域だから、記事に関しては不安はない。

今回はRossに、ちょっとしたインタビューを試みた。彼のサイトについていろいろ聞くためだが、サイトの名前が、子ども向けの本に出てくる突然変異したスズメバチの名前にそっくりである理由も聞きたいと思った。


TC: なぜこのサイトを始めたのか?

Ross Rubin: ぼくはアナリストとして、イノベーションが製品化されて市場に出る過程に関心があった。クラウドファンドされるプロジェクトを紹介している優れたサイトは多いけど、どれもプロジェクトを個別に扱っているから、目的や性格が共通する複数のプロジェクトを一望することができない。それを、BackerJackでやろうと思ったんだ。

TC: クラウドファンディングに興味を持つ理由は?

RR: いや、クラウドファンディングそのものではないね。今クラウドファンディングは、チャリティーや社会的活動や芸術表現や起業目的など、いろんな目的に利用されている。でもBackerJackが着目するのは、クラウドファンディングと製品開発との関わり方だ。今あるクラウドファンディングサイトは、もっぱら資金募集が中心だが、ぼくのサイトのミッションはコンセプトから購入と使用に至るまでの全過程をカバーすることだ。

TC: 名前の響きがTracker Jackerに似ているね。きみが主人公のKatnissなの?


RR: その映画は見てないけど、たぶんCracker Jack(蜜塗りポップコーン)の大箱を持って見るべき映画だろうね。あのキャラメルをコーティングしたポップコーンとピーナッツは、Frito-Layの登録商標だけど。

TC: どんなクラウドファンディングプロジェクトが好き?

RR: Mytroよりもさらにマイナーなロングテイルだね。でも今ぼくがこのインタビューでタイプしているのは、iPad用キーボードBrydgeなんだ。Oonaでクラウドファンドされたやつ。ぼくがクラウドファンディングに関心を持ったきっかけは、Sam Gordonだ。すごく野心的という点では、Scanaduだな。まるでSFだよ、あれは。

TC: これまでいくつぐらいのプロジェクトに投資した?

RR: 200はゆうに越えてるね。はるばる中国まで行って、連中とビールを飲む、というレベルには達してないけどね。

TC: きみのクラウドファンディングブログをクラウドファンドしてもらうつもりはないの?

RR: それは考えたけど、無料のブログサイトでは投資した人たちへのお返しが難しい。コーヒーテーブルのプロジェクトならコーヒーテーブルに関する本をプレゼンとすればよいかもしれない。ぼくのBackerJackも、今後の機能や拡張次第では、クラウドファンディング向きになると思うけどね。

〔訳注: BackerJackのbackerとは、クラウドファンディングプロジェクトに資金を出す人、支援者、の意味。英語の普通名詞だから、どんな英和辞典にも載っているでしょう。〕

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


すべてのクラウドファンディングサイト~プロジェクトを横断的にまとめて分類評価するBackerJack

クラウドファンディングは今や大はやりだから、それ専用のブログがそろそろあってもよい。アナリストのRoss RubinがBackerJackを作ったのも、それがねらいだ。クールなクラウドファンディングプロジェクトをあちこちから集めて、分類して、評価しながら紹介することを目的とするサイトだ。Engadgetと本誌TechCrunchのコラムニストでもあるRubinは、Reticle Researchでテクノロジとモバイル方面を担当しているが、彼が本当にやりたいのは、インターネットの上でランダムに選んだ誰かに200ドルを送って、彼/彼女がスマートウォッチを送り返してくれるのを待つことだ。

BackerJackのサイトはまだよちよち歩きだが、彼はすでにかなりの数のクールなプロジェクトを調べ上げ、それらを紹介する記事を執筆中だ。テクノロジについて書くことではベテランの域だから、記事に関しては不安はない。

今回はRossに、ちょっとしたインタビューを試みた。彼のサイトについていろいろ聞くためだが、サイトの名前が、子ども向けの本に出てくる突然変異したスズメバチの名前にそっくりである理由も聞きたいと思った。


TC: なぜこのサイトを始めたのか?

Ross Rubin: ぼくはアナリストとして、イノベーションが製品化されて市場に出る過程に関心があった。クラウドファンドされるプロジェクトを紹介している優れたサイトは多いけど、どれもプロジェクトを個別に扱っているから、目的や性格が共通する複数のプロジェクトを一望することができない。それを、BackerJackでやろうと思ったんだ。

TC: クラウドファンディングに興味を持つ理由は?

RR: いや、クラウドファンディングそのものではないね。今クラウドファンディングは、チャリティーや社会的活動や芸術表現や起業目的など、いろんな目的に利用されている。でもBackerJackが着目するのは、クラウドファンディングと製品開発との関わり方だ。今あるクラウドファンディングサイトは、もっぱら資金募集が中心だが、ぼくのサイトのミッションはコンセプトから購入と使用に至るまでの全過程をカバーすることだ。

TC: 名前の響きがTracker Jackerに似ているね。きみが主人公のKatnissなの?


RR: その映画は見てないけど、たぶんCracker Jack(蜜塗りポップコーン)の大箱を持って見るべき映画だろうね。あのキャラメルをコーティングしたポップコーンとピーナッツは、Frito-Layの登録商標だけど。

TC: どんなクラウドファンディングプロジェクトが好き?

RR: Mytroよりもさらにマイナーなロングテイルだね。でも今ぼくがこのインタビューでタイプしているのは、iPad用キーボードBrydgeなんだ。Oonaでクラウドファンドされたやつ。ぼくがクラウドファンディングに関心を持ったきっかけは、Sam Gordonだ。すごく野心的という点では、Scanaduだな。まるでSFだよ、あれは。

TC: これまでいくつぐらいのプロジェクトに投資した?

RR: 200はゆうに越えてるね。はるばる中国まで行って、連中とビールを飲む、というレベルには達してないけどね。

TC: きみのクラウドファンディングブログをクラウドファンドしてもらうつもりはないの?

RR: それは考えたけど、無料のブログサイトでは投資した人たちへのお返しが難しい。コーヒーテーブルのプロジェクトならコーヒーテーブルに関する本をプレゼンとすればよいかもしれない。ぼくのBackerJackも、今後の機能や拡張次第では、クラウドファンディング向きになると思うけどね。

〔訳注: BackerJackのbackerとは、クラウドファンディングプロジェクトに資金を出す人、支援者、の意味。英語の普通名詞だから、どんな英和辞典にも載っているでしょう。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ミニ・ドローンのPocket Drones、Kickstarterで大人気―一夜で6万ドル以上を集める

Pocket DronesがKickstarterで当初の目標の3万ドルを上回る5万ドルを一夜にして集めてしまった。

Pocket Dronesは昨夜、CES 2014で開催中のわれわれのHardware Battlefieldコンテストでプロダクトを発表したばかりだ。同社は長年の友人でDrone User’s Groupのモデレーターを務めるTim Reuter、TJ Johnson、Chance Rothの3人が、小型で安価な誰でも使えるドローンを作ることを目的に共同で創業した。

現在5万1000ドルがKickstarterに集まっており、金額はさらに増えつつある〔1/10朝で6万6814ドル〕。

「われわれの使命は空飛ぶロボットをできるかぎり多くの人の手に届けることだ。いってみれば空の民主化だ」とReuterは言う。

Pocket Droneは小さなサイズにもかかわらず、GoProカメラを搭載でき、折り畳めばカーゴポケットにも(なんとか)収まってしまう。RFコントローラか専用アプリをインストールしたタブレットから操縦できる。コントローラなしのドローン本体が415ドル、コントローラ付きだと455ドルとなる。Kickstarterでの予約はこちらから

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Kickstarterの2013年のクラウドファンディング実績―出資者300万人、総額4億8000万ドル、目標額達成プロジェクト1万9900件

クラウドファンディングの業界標準ともいうべきKickstarterが2013年の運用実績を発表した。

これによると、2013年にはKickstarterのプロジェクトに300万人4億8000万ドルを出資した。1日当たりにすると平均して131万5520ドルの出資が集まった計算だという。

ただし、出資された金額の多さに比べて目標額を達成したプロジェクトの伸びは少なく、2013年に目標金額に達したプロジェクトは1万9911件だった。

2012年の出資総額は3億2000万ドル2011年は1億ドル弱だったから、クラウドファンディングのパイは着実に成長を続けている。ただし、大躍進だった2011年から2012年の伸びには及ばない。成長が鈍化ぎみな理由のひとつとして、クラウドファンディング市場にライバルが多数参入し、競争が激化したことが挙げられるだろう。資金募集者も多くのクラウドファンディング・サイトに分散したため、Kickstarterへの登録プロジェクトの件数の伸びもやや鈍っている。

2013年のKickstarterへの支援者300万人に対し、2012年は224万人、2011は100万人だった。ここでも成長の鈍化が認められる。2013年に目標額の調達に成功したプロジェクト数は1万9911件と対前年比で伸びてはいるが、2012年が1万8109件、2011年が1万1836件だったから、やはり成長はスローダウンしている。市場が成熟に向かうにつれてある種の「クラウドファンディング疲れ」が生じるのはやむを得ないところだ。

それでも全体としてみれば2013年のKickstarterは前年より確実に大きくなっている。今年のクラウドファンディング市場はますます競争が激化しそうだが、その中でKickstaterのパフォーマンスがどうなるか注目していきたい。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+