ふつうの腕時計をスマートウォッチに変えるKairos T-Band、バンドを電脳化

毎日のように、新しいウェアラブルが発表される。今回のKairos T-Bandは、これまでの腕時計をそのまま使いながら、バンドを電脳化して、歩数計や通知などの機能を提供する(上の画像ではIM)。こういう製品は過去にもいろいろあったし、中にはスクリーン(画面)がまったくない、単なるふつうの革製のバンドのようなものもあった。今回の製品は十分によくできているから、いんちきではなさそうだ。

NDと呼ばれるベーシックなバンドは、通知を振動で知らせ、センサがセンスしたデータをユーザのスマートフォンに送るだけなので、ディスプレイがない。

T-BANDのND(No Display)モデルは、電池寿命を最優先する方に向いている。通知を振動と多色のLEDでお知らせし、フィットネスや活動のデータ(歩数など)、健康情報などをセンスするだけなので、おしゃれなディスプレイはないしユーザのタッチをセンスする機能もない。これはビジネスマンのための究極のスマートウォッチ、というか、ウェアラブルデバイス(スマートバンド)だ。NDモデルは7日以上の電池寿命を期待できる。

機能:

内蔵されているKairo OSが、テキストメッセージの着信や電話の入呼、アプリからのアラートなどを多色のLED表示器または振動モーターでプッシュ通知する。センサは、9軸ジャイロスコープや加速度計、コンパス、光学センサなどのほかに、NDモデルには皮膚温度や汗を感知するGSR (Galvanic Skin Sensor)が搭載されている。

そのほかのモデルではタッチ対応のディスプレイがつく。また1200ドルのモデルには機械式の時計がつく。

Indiegogoのページに載っている仕様や機能は、どれも実現可能なものばかり(曲面ディスプレイ、振動モーター、各種センサなど)だが、問題は、それらの最終製品へのまとめ方だ。そのへんはまだ疑問だけど、アイデアと実装はなかなか巧妙だ。この、時計ではなく腕時計バンドを電脳化する、というアイデアの製品が、もっともっと出てくるとおもしろいだろうね。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Division Furtive、極秘ハイテク腕時計を発売へ

国際的謎の男の一人として、しばしば私は危険な場所に落下傘で着地する。持ち物は機転とiPhoneとiPad miniとプロテインバーと服でいっぱいのスーツケース、特製旅行用靴下、ヘアージェル、ハミガキ、何冊かの雑誌、そして私を守ってくれるイブプロフェン系鎮痛解熱剤だけだ。そして今私は、Division Furtive Type 50ウォッチが欲しくなった。

2012年に初めて発表されたこの奇妙な腕時計には、ローテクとハイテクが混在している。デザインには1970年代のジェット戦闘機の魂が込められ、文字盤を照らす明るいLEDが3つのタイムゾーンの時刻を知らせてくれる。LEDは懐中電灯も兼ねており、夜中ミニバーからこっそりチョコレートを取ってくる時に役立つ。

しかし、最もクールなのは設定機構だ。この時計は光センサーを通じて携帯電話とつながり、専用アプリと同期させると光の点滅によって自動的に時刻が合う。これは文字盤の横にあるあの小さなボタンを押す必要がないことを意味する。

Gabriel Menardが作ったこの時計は、ニキシー管が普通で、敵の子分たちが鉄格子の間から噛みついてくる、あのそう遠くない昔のボンド好きに敬意を表している。

Menardは5万ドルの資金調達を目標としており、現在1万3000ドルが集まっている。

ウォッチは295ドルで単4電池1本で動作する、ということはこれが相当にデカいことを意味する。しかし、巨大な腕時計を持つことは、ホテルのバーで無料のピーナツを食べ、マルガリータを山ほど飲みに行く時、邪悪な子分たちに撃たれた弾丸を跳ね返すためには、十分価値がある。つまるところ国際的謎の男でいることは、喉が乾く。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Luminox P-38は、暗闇で明るく光る機械式クロノグラフ

Luminoxは、無駄のない三針クォーツ腕時計と、そのユニークなトリチウム管発光針で知られている。この驚くほど明るくコンパクトな時計は、軍隊および警察で人気が高い。しかし、第二次大戦時代の戦闘機乗りはどうだったのか? 誰が彼らのために時計を作るのだろうか。この会社がついている。

Luminox P-38 Valjoux Automatic 9461(P-38 Chronoと呼ぶことにする)は、ロッキード P-38 ライトニングを称える最新モデルだ。黒と白を基調とした伝統的クロノグラフで、縁のタキメーターと、標準的な時分秒に加え中央に秒針が配置されている。日付/曜日窓もあり、竜頭の上下にある隠れたボタンで制御する。かなりの厚みがあり、厚手の皮ベルトが付属している。

3000ドルという価格は、Valjoux[バルジュー]のクロノグラフとしてはお買い得だ。Valjouxはスイスの時計ムーブメントのメーカーであり、Luminoxがこのモデルで使用している7750は、名品であり非常に入手が困難になってきている。Luminoxにとって、このよう歴史ある高価なムーブメントを使うことは、新たな展開であり同社がより稀少な領域に移行しようとしている兆候かもしれない。

しかし最大の呼び物は、Luminoxのトリチウム管だ。この時計は暗闇でまるで懐中電灯のように光る。クロノグラフの小さな針には発光処理が施されていないが、時針と分針はグリーンに光る。このトリチウム管による発光は、光に当てなくとも25年間続くという。

私は以前からLuminoxのファンだったが、彼らがクォーツムーブメントに力を入れているというだけの理由で、これまで避けてきた。自動巻への移行という決断は感激的であり、これはスイスアーミーその他の、かつてクォーツ中心だったブランドと同じ方向性でもある。高級腕時計の人気は高く、将来スイスにApple Watchの波が押し寄せてくることを踏まえると、時計メーカーは、安物のケースに入ったクォーツムーブメントより少し良いものを提供する必要がある。

この時計は特別にユニークというわけではないが ― 7750は今やどこででも見かける ― Luminoxとして新しい何かを提供するものであり、特に発光機能はすばらしい。デザインはオメガ・スピードマスターから派生したものだが、小さな針にも発光体が付いたところを是非見たいものだ。価格、サイズ、製造品質いずれも完璧だ。もし、暗い場所で見やすく見た目もおしゃれで(あまり)高価すぎない腕時計を探しているなら、このP-38は最強だ。


[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Tissot T-Touch Solar Expertは、ギークのためのハイキングウォッチ

Tissot T-Touch製品ラインは、長年、スイスが出したクォーツ製ハイキングウォッチのユニークな答えだった。Tissotは、カシオ、セイコー、シチズンらの作る高度計気圧計スーパーウォッチに対抗している唯一の会社だ。そして、これまで素晴らしい仕事をしてきた。

最新モデルのTissot T-Touch Solar Expertは、T-Touch Expert直系の後継機で、充電式バッテリーとソーラー文字盤を備え、電池交換なしで何年も動き続ける。

名前から想像できるとおり、T-Touchの文字盤はタッチセンサー付きで、ベゼルに沿ったラベルをタップすることによって様々な機能を起動できる。このモデルは、コンパス、タイマー、高度計、気圧計を内蔵し、そこそこ正確な温度計もある。タップして機能を有効にすると、2本の針が驚くような速さで回転する。何と言ってもいちばんクールな機能はコンパスで、針がクルクルと回った後、方角を示し始める。

T-Touchは、長年優れたトレッキングウォッチとして知られているが、ラバーベルトモデルが1150ドル、金属ベルトが1250ドルというのは、高価な提案だ。ちなみにCasio Pro Trekの最高価格品が、200ドルで機能はほぼ同等で、SuuntoやCitizenといった会社も同じような機能 ー GPS時刻設定を含む ー の優れた製品を1000ドルをはるかに下回る価格で作っている。

しかし、ウォッチスノブの一人として、私はやはり、T-Touchの控えめな文字盤とユニークなインターフェースを好む。文字盤をタッチすると小さな針たちが素早く、正確に動く。針は1分刻みで進み、世界時計の設定では1秒あたり1時間進むので、時刻設定は簡単だ。すこく楽しくもある。ソーラー機能が素晴らしい、Tissotはソーラー無しモデルもあまり価格を下げていない。残念なからスイスのきまぐれなプライシングによって、非ソーラー版でさえ価格は1200ドルであり、これは、安く手に入れるためには、ネットで中古品を探すしかないことを意味している。

45 mmという大きさは、以前の43 mmよりもすこし大きめで、小さな手首には合わないかもしれない(妻は私の前世代モデルを着けているが)。私は、このシリーズのオレンジ色のベルトも恋しい。あれは、元のT-Touchを特にクールにしていたた要因だった。しかしこれらは些細なことであり、全体的なサイズ、軽量、耐久性はおおいに魅力的だ。

本格的ハイキングを考えている人は、おそらくもっと高機能の腕時計が欲しくなるだろうし、この製品は間違いなくランニング用ではない。これは、スーツ姿で着けられるCasioだと思えばよい。Tissotはこの時計で最先端技術を進歩させてはいないが、シンプルな高度気圧コンパスウォッチとして、十分投資に値する。方角に弱く、蜂の巣模様のソーラー文字盤を楽しそうに回る針たちを見るのが好きな人には特におすすめだ。

原文へ
 
(翻訳:Nob Takahashi / facebook


金のApple Watchは、1200ドルになるかもしれない

事情に詳しいある宝飾関係者がTechCrunchに伝えところによると、18金モデルのApple Watchは小売価格が1200ドル程度になるかもしれない。これは、AppleがApple Watch Editionモデルの製造に使っている材料に詳しい宝石商が、サイズと重さに基いて推測したものだ。ただし、あくまでもこれは推定価格であり、実際の商品はこれよりずっと安くなる可能性もある。

この腕時計が、金メッキ(あるいは金側)か、それとも金無垢なのかはまだわからないが、その宝石商によれば、時計を金無垢で作らないのは最善の選択ではなく、それが価格を押し上げている理由という。その見積は、今週報じられたiWatchのリーク画像に基づいている。

ペンシルベニア州ピッツバーグの腕時計専門家、Chad Rickickiは、Apple Watchのサイズ、形状のケースを18金で作ると、価格は600ドル程度になると言っていた。それにエレクトロニクスと利益を加えれば価格はその倍になる。

これは、Apple Watchすべてが高級腕時計の高尚な空気の中に置かれるという意味ではない。低価格のスポーツモデルは349ドルからであり、単にApple Watchと呼ばれる標準モデルには多少の上乗せがあると思われる。Editionモデルが高価なのは、たとえ18金でApple合金と混ざっていても、やはり金は高価だからだ。

これが何を意味しているか? それは、この会社がApple Storeを贅沢な行き先に変えるという興味深い動きを示唆している。私は、プラダとルイヴィトンがAppleのユニークなベルトコネクターを使いたがっているに違いないと信じている。よりファッショナブルで高級志向のApple Watchがストアに並ぶということは、Appleが品質を管理するとともに、より重要な、ベルトのアップグレードに関わる利益も管理することを意味している。

Appleは、Android Wearデバイスのメーカーと何らかの提携関係を結ぶかもしれないという、魅惑的な新世界へ入ろうとしている。今後消費者は、(上品に)輝くApple Watchのショウケースの横には、武装した警備員が立っていることに慣れる必要があるだろう。

原文へ
 
(翻訳:Nob Takahashi / facebook


スイスにとてつもないライバルが現れた

さて、Apple Watchの公式発表から何時間かが過ぎた今、スイスにとって時計が何を意味するかについて触れておかねばならないだろう。

最初にApple Watchを見た時、私は、スイス腕時計業界がどれほど破壊されているかに関するJony Iveの考えは正しかったと思った。しかし、Apple Watchの本質を知るにつれ、私はより微妙な結論に達した。

要するに、Apple Watchは普通のウォッチを置き換える。これは、今あるタグホイヤーやロレックスを積極的に置き換えるという意味ではない。そうではなく、現在私たち殆どの腕にある空白を埋めるだろう、という意味だ。近年このスペースは、FitbitやPebbleなどの安住の地になってきたが、殆どの人にとって腕時計は必須アイテムではなかった。それが今、そうなろうとしている。

Appleは腕時計を再びクールにした。これまで腕時計を着けていてもいなくても、新しい時計を買う人たちが最大の顧客だ。数百万は売れるだろう。それが、スイスが恐れるべき理由だ。なぜなら、彼らはAppleと競争しなくてはならなくなり、それは不可能だからだ。彼らは、自分たちの製品を改善し、機械式やクォーツの時計をより魅力的にしなくてはならない。私は、Apple Watchを毎日24時間着けているつもりはない。今でもオメガ・シーマースターやベルアンドロスの方が好きだ。しかし、旅行に行く時や、メッセージを待っている時はApple Watchを着けるつもりだ。

それが、スイスが安心していられる理由だ。いくらバンドがファンシーでも、やはりギークっぽいおもちゃだ。私には、Appleがローエンド市場に食い込むことが予想できるがハイエンドには届かないだろう。消費者は高価な時計を、Apple Watchを買うのとは違う理由で買う。それが、スイスが安心な理由だ。

では、Appleは何を正しくやっているのか? 第1に、あのベルトシステムは驚異だ。ボタンでベルトを外せるシステムは新しくない ― ジャガー・ルクルトが以前採用していた ― しかし、ベルトのコマも小さなボタン一つで外すことができる。これでは腕時計修理屋は商売上がったりだ。ベルトは精巧に出来ていてかなり美しい。

カスタムベルトが作れることも、全く新しい市場の可能性を開く。バーバリーやルイヴィトンが自社ロゴを付けたベルトに時計自身より高い値を付けるところが想像できる。

私はさらに、Appleは価格決定理論を完全に変えたと思っている。多くの人々が、349ドル出せばちょっといい低価格クォーツ時計を買えると言ったが、そういう低価格ウォッチはやはり心配した方がいい。強力なスマートウォッチ/スマートフォンのコンビを実質600ドルほどで売ることによって、最ローエンドウォッチの望みは断たれてしまう。

そして、Appleは、一撃することすらなく、ほぼすべてのAndroid Wearデバイスを陳腐化させてしまった。Motorolaなどが、まだ誰も動いているの見たこそすらない機能をコピーするのに、どれほど時間がかかるだろう。

思うに、一番打撃を受けるのは、世界の化石たちだろう。財布の中身より購入者の気まぐれに依存している、あのデパート等で売られているファッションウォッチだ。高級腕時計は、ジュネーブの澄んだ空気の中で安閑としていられるだろうが、安い物を売る連中はApple Watchの影が現れ自分たちの市場に割り込んでくるにつれ、慌てることになるだろう。

そういうわけで、スイスは破壊されない。しかし、他の多くは危ない。そして、今はまだ始まったばかりだ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


18世紀の時計技術「ツールビロン」を3Dプリントでモデル化した美しいアートを見よう

何年も前から、友だちのNicholas Manousosには注目している。彼は時計のいろんな部品やムーブメントを設計したりプリントしてこれまでずっと、Facebookに投稿してきたが、このたび、彼自身の最高傑作を完成させた。カラフルなプラスチックで作った、実際に動くツールビロンだ。

ツールビロンは18世紀の技術で、チクタクと振り子しているガンギ車(escape wheel)への重力〜姿勢変化の影響を少なくして時計の精度を保つ。初期の時計制作者たちは、そのホイールを360度回転させれば、全体として加わる力が均質になり狂いを相殺する、と考えた…その機構を実装したムーブメントが、ツールビロンだ。その理論の正しさは未だに立証されていないが、考え方としてはクールだ。Manousosはすべてのパーツを自分で設計して組み立てた。彼は、自分の作品を売らない(売ればよいのに)し、人のための仕事はしない。彼は、3DプリンタMakerbotにいつも没頭している謎の人だ。

このモデルは、ローラースケートのベアリングと、大量の手製の歯車を使っていて、ツールビロンの原理がとてもよく分かる。Facebook上でManousosの作品をぜひ見てほしい。数週間後には本誌のTC Makersシリーズで彼を取り上げようと思っているので、お楽しみに。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Appleが高級腕時計のTag Heuerから営業部長を引き抜く、iWatchを高級ブランドに育てる気?

Appleがまた、高級品名門ブランドの役員を引きぬいた。今度のPatrick Pruniauxは、高級腕時計Tag Heuerの営業担当VPで、彼は7年いた高級時計の世界を去り、Appleに加わる。上の写真で右から二人目がPruniauxで、iWatchの噂がやや盛り上がってきたタイミングでAppleに入ることになる。

Tag Heurは、Formula Oneシリーズの腕時計と、イメージキャラクターがTiger Woodsであることで知られている。

Reutersの記事によると、時計業界のアナリストたちはiWatchは高級品市場には食い込めない、と見ている。腕時計の中級品市場は、顧客がきわめて浮気っぽいことで悪名高い。しかしiOSで動くスマートウォッチは、うまくいけばクォーツや機械式腕時計からの浮気を誘うステータスシンボルになりうるかもしれない。スイスの時計メーカーの多くが、 スマートウォッチでは出遅れているが、でもSwatchのPaparazziウォッチは、WiFiでニュースをユーザの手首に運んでくれる。

Tim CookのAppleは、Pruniauxの前にも高級ブランドから人を引きぬいた。5月にはBurberryの元CEO Angela Ahrendtsを、そしてその前にはYves Saint LaurentのトップPaul Deneveを、かっさらったのだ。

これでいよいよ、iWatchの登場も間近か? それはPruniauxだけが知っている。われわれ外野から見てて分かるのは、Appleが高級品市場に三倍賭けしていることだけだ。

画像出典: ishida-watch.com

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


GPS時刻補正機能付き機械式腕時計のOx One

機械式時計の欠点をひとつあげるならば、おそらく正確性ということになろう。数多くのパーツを必要とし、どのように細かな調整を行っても多少の狂いがでるのは必然ともいえる。もちろん、クオーツ化すれば正確性についての問題は解決する。これにより時計は正確な時刻を刻むようにはなるが、しかしやや面白みのないメカになってしまうことは否めない。しかし正確性と面白さをともに満たす方法は他にもある。それを実現したのがVCXOだ。

産みだされたプロダクトは名前をOx Oneという。機械式のムーブメントをもちながら、「マジックボタン」(実際にそういう名前だ)を押すことで、GPS衛星を利用して時刻調整を行うのだ。内蔵バッテリーは、機械のネジを巻くのに使うオモリを使って発電するようになっている。竜頭は備えておらず、時刻調整は「マジックボタン」で行う。GPSにつながらない場合には、内部クロックによる調整を行うそうだ。

この腕時計を開発したAdrian Pedrozoは、機能の詳細については詳しく教えてくれなかった。機械式ムーブメントにはSwiss Technotime SAのTT-738を用いている。

詳細についてはこちらに写真などが掲載されている。但しビデオはゴジラ風のサウンドトラックを利用しているので再生には注意が必要だ。また価格も、心の準備をしてから確認した方がいい。なんの覚悟もなしに見てしまっては心臓に負担を掛けることになってしまうかもしれない。桁を間違えないようにしてもらいたいが、価格は41,000ドルとなっている。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


機械式時計にハイテクを搭載したKairosスマートウォッチがプレオーダーの受付けを開始

腕時計好きは世界中にたくさん存在する。FossilやRolexやOmegaなど、本当に素晴らしいものがたくさんある。そんな中に割り込もうとするKairosをご紹介しよう。エンジニア、デザイナー、そしてアントレプレナーが集結して、機械式の自動巻き時計でありながら、表面のガラス上にはインターネットからの通知を表示することのできるものを創りだしたのだ。

スイス製のSoprod A10BV-2を搭載したモデルと、シチズンファインテックミヨタの82S7を搭載したものがある。これで時計を組み立てれば、できあがるのは普通の機械式時計だ。Kairosはガラス部分に半透明のTOLED QVGAを搭載して、アイコンやアプリケーションから通知される情報を表示するようにしたのだ。尚、ドットマトリクス方式のディスプレイを搭載するモデルもある。こちらは文字と、電池残量を示すアイコンを表示するようになっている。

「機能面でいえば、SamsungのスマートウォッチやPebbleと同様です」と、ファウンダーのひとりであるSam Yangは述べる。「通知機能、リモートコントロール機能、フィットネス管理機能などを搭載しているわけです。これまでのものと異なるのは、機械式時計と半透明の電子ディスプレイを組み合わせた点です」。

韓国にてYangは、17歳のときにリモートエンジンスターター関連の会社を設立し、その後、ファッションブランドのマネジメントビジネスを立ち上げた。今回のスマートウォッチも、テックとファッションを融合させたものと見ることができるだろう。

「腕時計が大好きなのです。スマートウォッチでありながら、従来の時計好きの人にも興味を持って貰えるようなものを作りたかったのです」とのこと。ファウンダーは他に3人いて、Ken Yoonはルノー出身、Kyo Young JinはSamsungおよびLGで働いていた。そしてGabriel Gonzalesはファームウェアのプログラマーだ。時計の機械部分は、Patek Philippeでウォッチメーカーとして修行して、スイス製時計のマーケターをしているFrederic Weberの手になるものだ。

ムーブメントを機械式にしたことで、アナログタイプのスマートウォッチに感じていた不満を解決してくれた。すなわち秒針の動きがスムーズになったのだ。

機械式ムーブメントとスマートウォッチを組み合わせたことに大きな意味はあるのだろうか。それは、強いこだわりによるものというわけでもないようだ。

「スタート地点は素敵な機械式時計です。格好良い機械式時計に、スマートウォッチ風機能を付けることはできないかと考えたわけです」とYangは述べている。

時計ビジネスの規模にも魅力を感じたのだとのこと。

「昨年1年間で、190万台のスマートウォッチが売れています。また、普通の腕時計は12億台が販売されたようです。そのうちの77%が機械式ムーブメントのもので、2900万台がスイス製であったとのことです」と述べる。こうした数字を背景に、新旧を組み合わせることで、ウェアラブルの世界に新しい動きを持ち込みたいと考えているわけだ。

Kairosは金融関連企業からのシード投資と、シンガポールおよび香港の企業からのシリーズAを完了している。500台を試験販売し、そしてこの度、プレオーダーの受付も開始した。最も安価なモデルは499ドルからとなっている。

こうしたものというのは、往々にしてあっという間に消え去っていくことも多い。しかしメンバーは経験豊かで、機械式時計の人気を背景としたデザインは魅力的だろう。成功する可能性も大きいと考えている。機械時計のメーカーの多くはスマートウォッチには距離を置いたスタンスをとっている。しかしそこにテックを組み合わせることにより生み出されたハイブリッドモデルには、やはり大きな魅力があるように思うのだ。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


スマートウォッチPebbleのアプリPurrは時間が実際に過ぎ去るものであることを自覚させる

昨日(米国時間1/30)は、Durrという、5分おきに振動するだけで文字盤のまったくない腕時計が、Vergeで大きく取り上げられた。記事の筆者のAaron Souppourisは、その体験をPebbleと比較していた。それを読んだあるデベロッパが、同じことをPebbleで実現することに挑戦した。新しいデバイスを作るわけではない。彼は次に出るPebble OS 2.0用に、Purrという名のアプリを作ったのだ。

そのPurrアプリはDurrの機能を正確に模倣し、腕につけたPebbleを5分ごとに振動させ、ディスプレイにはまったく何も表示しない(上図)。何か白紙のようなものを表示しているのではなくて、Pebbleのスクリーンをoffにしているだけだ。PurrアプリもDurr腕時計もねらいは同じだ。それは、時間が5分経つたびにユーザに光陰矢のごとしであることを想起させ、もっと充実した楽しい時間のすごし方をしなくちゃ、と真剣に自覚させることだ。

ただしDurrには文字盤が最初からないので、ふつうの時計として使ったり、アプリを動かすことはできない。またPurrの場合は、Pebbleからのいろんな通知はそのままやってくる。それはもしかして、Purrで人生観を変えたいと願ったユーザには邪魔かもしれない。また現状のPurrはPebble OS 2.0のプレビューバージョンの上で動くベータなので、5分おきの振動が一回で終わらずにランダムに繰り返すことがある。それについてPurrを作ったJames Brooksは、今デバッグ中だと言っている。

時間が、止(とど)めようもなくどんどん流れ去っていくこと、自分が死に一歩一歩近づきつつあることを、ユーザにたえず自覚させる腕時計は、ガジェットとしては珍種だ。でもこのPurrアプリは、Pebbleの今度のSDK 2.0がデベロッパに相当いろんなことを自由にやらせてくれることの、例でもある。スマートウォッチはもしかして本当にプラットホームではないか、という気にもなってくる。そう思わせる自由度や柔軟性が、ちらりと見えてきたのだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Bathysの「原子腕時計」はクラウドファンディングで世に出てくることとなりそうだ

ハワイのカウアイ島で、非常にユニークな人物の手により小規模に腕時計の生産を行っているBathysが、どうやらクラウドファンディングの活用を決意したようだ。資金を集めて世に出そうとしているのは、もちろん「原子腕時計」だ。

同社はこれまでにがっしりとしたダイバーウオッチを製作してきた。ダイバーウォッチメーカーのままであれば、テックの世界でさほどメジャーになることもなかっただろう。しかし最近になって、月面車を普通に運転する子供の子供世代になっても狂わない時計というものを発表して、こちらの世界でも大いに話題になったのだった。Symmetricom社のSA.45s CSAC原子周波数発信機を搭載して究極なまでに正確な腕時計を生み出したのだ。

製作者はJohn Pattersonで、この時計は実はまだ開発中ではある。商品化の目処がつけば、クラウドファンディングにてのリリースを検討している状況のようだ。ABlogToWatchによれば、初期割引があったとして、1個あたりの価格は8000ドル程度になるのではないかとのことだ。

写真を見ればおわかりの通り、現物はあまりにもデカく、そして電池寿命にも問題があるようだ。但しこれはGPSなどを用いたデバイスよりも、さらに正確な時を刻む、史上初のスタンドアロン・プロダクトではある。電波を受信して補正するのではなく、常に、未来永劫に正確な時を刻み続けるのだ。確かにサーフィンに連れて行くには少々不向きかもしれない。しかし天体観測や、あるいは大型ハドロン衝突型加速器での作業を行う際には、こうした正確な腕時計を持っていても良いのかもしれない。
原文へ

(翻訳:Maeda, H


私は再び(ウェアラブルを)愛することを覚えた

私は筋金入りの時計マニアとして、スマートウォッチは大体においてダメだと感じていた。時計は時計 — 正しく作られ、正しく扱われていれば、それ自身が奇跡のテクノロジーだ。その機構、文字盤、金属感、デザイン — すべてが一つになって美しい全体を作り上げる。よい時計には一切の無駄がなく、殆どの時計マニアはそれを知っている。

だから、PebbleやGalaxy Gear、Omate等が出てきた時、 私の感想はよくて懐疑的だった。誰がこの小さなリストコンピュータを必要とするのか.オレは基地と連絡を取り続けなくてはならないディック・トレーシーか?私の前にはスクリーンが十分にあるから、新着メールを知らせる腕時計は必要ない。

私は間違っていた。

何が変わったのか? Pebbleがものすごく良くなっていた。以前、Pebbleはテキストメッセージを届け、メールアカウントとは断続的に接続していた.私のメールボックスは巨大で、毎日約400通のメールが来る。メール通知はいくらあっても足りなかった。実際私は、iPhoneのメール通知を〈オフ〉にし、メールアイコンの未読数バッジさえも非表示にしていた。とにかくあの押し寄せてくる大量メールをさばくことができなかった。

だから、未読メールが1000通あることを知らせてくれる腕時計は、私の欲しいものではなかった。

そして、11月に新しいPebbleOSがやってきた。みんな絶賛した。私はもう少してアップグレードしそこなうところだった。机の上のPebbleは充電切れで、SPOTやPalm Pilotウォッチと共に死んだスマートウォッチの箱に入るところだった。私はふと思いついてケーブルをつなぎアップデートした。Pebbleアプリを開き、再びメールの受信箱を追加する方法を探したが見つからなかった。あったのは、通知がPebbleに表示されるようにするアップデートのチュートリアルだけだった。私がウェアブルの欠点を説明するのに忙しくしていた間に、あの連中は大きな変更を済ませていたのだ

突如として、私の気にかけている通知はすべて時計の画面に現れた。見たかったものを見ることができ、見たくないものは隠されていた。この非常に基本的な変更 — 消防ホースからアラカルトへ — は,恐ろしく重要だった。今私は日常的にPebbleを身につけている。時には、片腕にPebble、もう片方の腕に機械式時計をつけることもある。私はPebbleを、ほかのどんなウェアラブルよりも頼りにしてることに気づいた。それは爽快であると同時に自由だ。

ウェアラブルが良くなるのはその時、我々の生活の一部になった時だ。Google Glassは、実に魅力的だが、根っからの好き者でない限り日常的に使うには不自然すぎる。リスト・コンピュータとスマートフォン — 何年も前から存在している — は未だにバッテリーを食い過ぎる。Pebbleは、その前のFitbit同様良い加減だ。

私にとってウェアラブルは常に考慮の外だった。使い物になると思ったことはなかった。しかし今、全く新しい通知技術を目の当たりにして、私は恐れをなした。スマートウォッチにはまったく理にかなっているし、今後良くなるばかりだ。

私は、全部をやってくれるものが欲しい。Pebbleには、脈拍を測り、睡眠パターンも歩数も記録してほしい。もっと刺激的な通知システムが欲しい。違う人は違う方法で。スタンドアローン機能 — たぶん世界時計 — がもっと欲しい、バッテリーはもっと長持ちして欲しい。しかし、結局のところ私は非常に気に入っている。Pebbleはついに最終コーナーを曲がり、ライバルたちも大きくは遅れていないと私は思う。映画「ベイブ」での、農夫ホゲットの不朽の名言に倣えば、「それでいい、Pebble。それでいいんだ」。

原文へ
 
(翻訳:Nob Takahashi)


高級腕時計レンタルを通じてライフスタイルコンシェルジュを目指すEleven James

男性用におしゃれアイテムのレンタルサービスが欲しいと考える人もいるはずだ。Le ToteRent The Runwayといった女性向けサービスにならって、男性向けのEleven Jamesというサービスがスタートした。提供するのは、興味を持つ人も多い高級腕時計だ。月額費用を支払うことで、数ヶ月毎に新しい高級時計を身に付ける機会がやってくる。

サービスを立ち上げたのはRandy Brandoffだ。以前はNetJetsおよびMarquis JetでCMOを務めた経験を持つ。このEleven Jamesは、自らを単純なレンタルサービスであるとは位置づけていない。より広く、「コンシェルジュ」サービスを提供していきたいのだとのこと。提供を開始した腕時計について見ると、月額249ドルコースの場合、1万ドル前後の「安価な」時計を、年に3つまで借りることが出来る(月額449ドルなら6つまで)。また、月額459ドルの「目利きコレクションコース」(Connoisseur Collection)では、より高額な時計を身に付けるチャンスを得ることができる。コースにはさらに上があって「巨匠コース」(Virtuoso)では月額899ドルで年に3つ、1599ドルで年に6つまでの超高額時計を試してみることができる。憧れの高級時計を身につけてあちこちに出かけ、いろんな人に見せて回った後には時計を返却する。返却した時計はクリーニングに回され、そして他のメンバーに貸し出されることとなる。さきに書いたように「ローエンド」の時計の価格がほぼ1万ドル程度だ。1万ドルがローエンドだなんてとんでもないと思う人は、おそらくこのサービスの対象ではないのだ。

ターゲットとしているのは、時計に数カ月分の給料をつぎ込みたくはないが、しかし仕事や外出にちょっとおしゃれなものを身につけたいと考えている人たちだ。また、腕時計フリークの中には、ひとつの時計を使い続けることに非常な抵抗を示す人もいる。Eleven Jamesはそうした層を対象に、利用コースに応じた腕時計をいろいろと提案してくれるわけだ。コレクションに収められている時計はIWC、パネライ、パテック・フィリップなどといったものだ。サービス公開前のベータテストを終えたところで、会員数は100名程度なのだそうだ。メンバーたちは必要なときに新しい時計を身につけそしてパーティーなど、腕時計が大いに注目を集めるイベントに出かけて行くというわけだ。

あわせてEleven Jamesは腕時計の下取りサービスも行いたい考えなのだそうだ。委託販売を行ったり、あるいは貸出用に利用していきたいと考えているそうだ。メーカーにとってはマーケティングとして利用できる可能性もあり、興味を示しているブランドもあるのだそうだ。また、利用者の情報に基づいて、どのような時計が好まれる傾向があるのかを求めるアルゴリズムも開発しているらしい。

冒頭にも書いたが、Brandoffはこのサービスを単純なレンタルサービスであるとは考えていない。「入手が容易で、そして手軽に体験できるといった形での贅沢が流行しつつあります」と彼は言う。「たとえばプライベートジェットや別荘、クラッシックカーなど、かつては入手がほとんど不可能だったようなものも、いろいろなクラブやオーナーシップ・シェアの形で、たくさんの人が利用するようになってきています」とのこと。Eleven Jamesはこのトレンドが育っていく方向性を見据えてサービス展開を行っていきたいのだそうだ。

資金面を見ると、これまでにBox Group、WGI Group、Kenny Dichter、Ken Austin、Brian Distelberger、Ed Moran、およびJason Saltzmanなどの戦略的投資家たちから140万ドルのシード資金を獲得している。腕時計など時間がわかれば良いのだと思っている人には、このサービスの意味が理解できないかもしれない。しかし例えばメーカーにとってみれば、いろんな人に自社の時計を使ってもらうきっかけとなるサービスだとも言える。またオシャレなスイス製高級腕時計を身につけて通りを闊歩して、ちょっと気取った振る舞いをしてみたいと思う人もいる。これまでは手の届かなかった贅沢が、少々身近になるサービスだとも言えるかもしれない。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


ウォズニアックも愛用するNixie管腕時計に、ハンドメイドの太陽電池版が登場

Nixie管時計はすっかり市民権を得た感じもある。ウォズニアックも身につけた姿を目撃されている。しかし、もともとは産業用に開発された放電管はバッテリー消費量も多く、メンテナンスも非常に難しい。しかし、魅力的なスタイルを維持しつつ、電源問題を解決する素晴らしいソリューションが生まれたようだ。

製作したのはオーストラリア人のMichel van der Meijだ。腕時計に搭載するNixie管は1本で、残りのスペースにソーラーパネルを配置している。上部のボタンで操作を行うようになっている。時間は一文字ずつ表示されるので、それを頭のなかで並べて時間を読み取る。eBayに出品(訳注:リンク先に該当プロダクトがないようです)していて、価格は1000ドルだ。名前をKopriso Mi Espositaといい、すべてMichelのハンドメイドによるものだ。

以前にはCold Warという名前のプロダクトも製作しているが、こちらはバッテリーを1つのみ搭載していて、長時間の利用には耐えないものとなっていた。今回のモデルの方は太陽光を充分に浴びている限り、充電なしで1ヶ月は動作するそうだ。非常にレアなプロダクトで、世界中に7つしかない。

量産のためにクラウドファンディングを利用してはどうかとも思うが、少なくとも今のところは利用していないようだ。バッテリーチャージャーを持ち歩かずにNixieを持ち運べるのはとても楽しそうだ。プロダクトの詳細について、Techmoanが長い長いビデオを投稿している。写真を見たいということであれば、MichelのFacebookページを見てみると良いだろう。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


常に正確な時間を知りたいと思うなら、腕時計も「原子時計」にしてみよう

ほとんどの人には馬鹿げたものに見えることだろう。しかし歴史的な優れものだと感動してしまう人もいるのではなかろうか。1000年に1秒しか狂わない(電池がもつなら、という話ではある)原子時計が、ついに腕時計として登場してきたのだ。製造したのはハワイの小さなBathysという企業(注:リンク先ページでは音が出るのでご注意を)で、時計の名前をCesium 133という。

Symmetricon SA.45s CASCという原子時計チップを使って、アナログ時計を組み上げている。設計はDr. John Pattersonだが、現在のところはテスト目的で文字盤とストラップのついた荒っぽい金属ケースに原子時計チップを詰め込んで、取り敢えずの形にしたという段階だ。製品段階ではまた違った形になるそうだ。ABlogToWatchの記事を引用しておこう。

Cesium 133の製品版はLEDによるステータスライトを備えて、より洗練されたものになるようだ。現在のプロトタイプは幅60mm、奥行きが50mmで厚さも23mmとなっている。製品版ではムーンフェイズは採用したまま、サイズを大幅に小さくする予定だとのこと。

サイトに掲載されている他のBathys製品を見てみたが、スタイルや高級感はアメリカ製品としては最高の部類に入るものと言えそうだ。ここからするに、今回のCesium 133も製品段階では相当に気合の入った製品となりそうだ。

ウォズニアックがNixie Tubeウォッチのファンであることを考えれば、やはりこうした新規性のあるプロダクトはテッキーたちの人気を集める可能性があるのかもしれない。Bathysは2014年中に20個を製造予定であるそうで、価格は1個1万2000ドルとなっている。正確な時刻を知るために払う額としては少々高額すぎるようにも思える。但しこれほどの投資をするのであれば、今後は予定時刻に一切遅れなくなるというメリットもあるのかもしれない。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


$100の腕時計が、飲み過ぎを知らせてくれる

日本の時計メーカー、Tokyoflashは、 長年奇妙な[時刻がわかりにくい]デザインで注目を集めてきたが、このたび初めて同社のKisaiウォッチに飲酒検知器を組み込み、持ち主が酔っぱらったかどうかわかるようにした。

下のビデオは、はっきり言って少々わざとらしい。同社は魅力的なスコットランド人男性を酔わせるために雇った。そして彼はその通りになる。次に彼は腕時計を試し、様々な機能を見せびらかす。この時計には、手と目の連携をテストする酔っぱらい検査ゲームと、本物の飲酒検知器がついている。おそらくこの測定値は裁判では効力を発しないだろうが、本人とその酔った友達にとっては十分正確だ。自分の時計が次々と人の手に渡り直接息を吹き込まれるという問題を考えると、飲み仲間のためにいくつか買っておく方がいいかもしれない。

画面右の表示には、血中アルコール濃度が10段階で表示される。グリーンのディスプレイで0.00‰と表示されれば、しらふを意味する。黄色く0.41~0.60‰と表示されれば、ホロ酔いである。赤く0.61‰以上と表示されれは、酔っぱらっていることを意味する

時計の価格は$99で、充電はUSB経由で行う。嬉しいことに文字盤は判読可能なので、近所の飲み屋で何時間かおきにビールの飲み比べに参加することもできる。


【日本語版注:Tokyoflashは日本での営業活動を中止し、twoOtwoが特約店となっている模様。この機種の日本での発売予定は未確認】

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)


気圧変化を読み取り天気予測にも使える15万ドルの機械式腕時計(405個の手造りパーツ)

気温や気圧、方位を測ることのできる電子センサーを内蔵した腕時計というのも、昨今ではかなり安価に手に入れることができる。カシオのちょっと格好良いものでも200ドルも出せば購入することができる。しかし、たとえばあなたがテック業界でIPOを成し遂げてかなりの資産を手にし、またフィリアス・フォッグのような気分を味わいたいと考えているのなら、15万ドルのBreva Génie 01を手に入れるべきだ。機械式腕時計でありながら登載したムーブメントの働きで、標高、温度を計測し、そして天気予報を行うことができるのだ。

なぜ機械式時計でそんな仕組みを実現しなくてはならないのだと思う人もいるだろう。その質問は野暮というものだ。作れるから作ったのであり、そしてそれを買う人もいるのだ。

Génie 01の外見は、ひとつで大衆車なら2台以上も買えるような、いかにも高級腕時計らしいものとなっている。ホワイトないしローズゴールドのケースに身を包み、気圧に反応するガス充填式のチェンバーを搭載している。これにより雨を予測することもできるわけだ。またメインスプリングの状態を示すパワーインジケーターも備えている。もちろん、腕時計であるので時分秒を読み取ることも出来る。

かくも高額なのはなぜかと腹立たしく思う人もいるかもしれない。しかし405個の部品がいずれもハンドメイドで、ひとつひとつがアートのようなものであると知れば納得できるのではなかろうか。限定生産であり、入手できる人も非常に限られている。カシオのように「落としても平気」というわけにはいかないが、周囲の男性や美しい女性たちが、下にも置かない扱いをしてくれるようになるのは間違いなかろう。

詳細についてはこちらのサイトをご覧頂きたい。生産台数は110台。馴染みの時計屋で触ってみるのも良いだろう(おそらくは入荷していないかとは思う)。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)


オメガ、加速器内の磁気にも耐えられる機械式耐磁腕時計をリリース

Seamaster_Aqua_Terra_300dpi磁気殺人光線デバイスの調整を行なっているときも、あるいはスターゲイトで出発準備を行なっているときも、周囲に発生する磁場は腕時計に壊滅的ダメージを与えてしまうことになる。おしゃれなスーツを着て、高級腕時計を身につけた科学者はしばしば、ある種の機械に腕時計を近づけすぎてムーブメントを破壊してしまったものだった。

Rolexはムーブメントを非鉄金属でカバーすることにより、問題を解決しようとした。但し、リリースされたMilgauss(ミルガウス)は、1,000ガウスまでにしか対応することができないでいた。

先を行こうと考えたのがOmegaだ。Seamaster Aqua Terra(シーマスター・アクアテラ)の新しいシリーズに防磁機能を搭載したのだ。方法はムーブメント自体を非鉄金属化するというものだ。これにより1.5テスラ、すなわち15,000ガウスに耐えることができるようにしたのだ。15,000ガウスとはサブウーファーの磁力の2倍にあたる。MRIでもピーク時に70,000ガウスだと言われている。ちなみにMRIがどれほどの磁力パワーを持つものかということについては、こちらの記事が参考になる。

時計の外見は、一般的な三針構造だ。しかしここに搭載された8508ムーブメントが非常にユニークな存在だ。出荷時期は春頃が予定されており、価格はまだ決まっていない(安くても1万ドル程度だと思われる)。高すぎるとお考えだろうか。時空の渦巻きに巻き込まれ、そこで腕時計が止まってしまうことを考えれば、必要な投資だという見方もありそうだが、いかがだろうか。

via Hodinkee

原文へ

(翻訳:Maeda, H)