この英国製腕時計、Blacklamp Carbonは輝きで満たされている

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かつてブリタニアの女神が波を支配していたとき、その美しい灯台の数々は人々は魅了した。数多くの水夫が海面に降りそそがれた淡い光に慰められた。そして今、Schofield Watch Companyはその灯台を称え、薄白く輝き続ける時計を作った。ほぼ100%カーボン繊維でできている。

Blacklamp Carbonと名付けられたこの機械式時計は、いくつか興味深い特徴を備えている。まず、大きなUnitasのムーブメントを使用している。懐中時計に使われているのと同じものだ。さらに、同社がMortaと呼ぶものを手作りしている。高密度のカーボン繊維を溶かした材料を手作りで成型してケースにする。最後に、アルミン酸ストロンチウムという蓄光材料で作られた大きなリングを付ける。これが太陽光をためて光を放つ。一晩中輝き続け、暗闇の中でも時計を針を見ることができる。

時計には英国の灯台の経緯度と発光パターンが書かれているので、万が一海に放り出されたときも、岸壁で待つ人のところへ帰るのに役立つ。

とにかくこの小さな時計にはユニークなちょっとした機能が満載されている。英国製のハンドメイドというボーナスに加え、F-1レーシングカーの隠し子かアイスホッケーのパックにも見える。一風変わった時計と機械式ムーブメントは私の想像力をかきたてる。こいつは本本当にクールだ。

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会社はウェストサセックスにあり、ファウンダーのGilles Ellisは全部の時計を自ら手作りしている。このモデルはほぼ品切れ状態で、1台作るのに約6週間かかるので欲しい人は急げ!悲しいニュースは、例のごとく価格だ。現在の交換レートで1万2000ドルほどなので、灯台を1つ買うよりは安いかもしれない。

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クリスマスプレゼントにないわけではないかもしれない2万ドルの「スーパーマリオ」時計

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世の中に任天堂ファンが多いことの間接的な証明であるのだろう。ファンの心をくすぐる1万9000ドルの腕時計がリリースされた。Romain Jeromeの「Super Mario Bros.」腕時計だ。盤面にパワーアップアイテムのきのこを配して、懐かしい思い出を楽しみたい富裕層に訴えるアイテムとなっている。

Romain Jeromeはこれまでにもアーケードゲームをモチーフとした腕時計をリリースしていて、パックマンやスペース・インベーダーを配したモデルも発表している。ムーブメントはオートマチックで、画面上にゲームで登場するアイテムを3Dエナメルで描いている。今回のマリオバージョンではマッシュルーム、雲、草といったメイン(?)アイテムが文字盤上に配置されている。大きさは幅46mmで、ゲームが1985年にリリースされたことにちなんで、限定85セットの販売となっている。

まあ、普通の人は2万ドルも出して購入しようとは思わないだろうと思う。しかしちょっと(かなり?)かわった贅沢の表現手法としてはありなのかとも思う。文字盤上のマリオもなかなかよくできていると思うのだ。

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via ABlogToWatch

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(翻訳:Maeda, H

オメガ、独自の認定システムを開発。腕時計に科学を

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テク人間のあなたがなぜ、Omegaがマスター・クロノメーター認定なるものを作っていることを気にしなければならないのか?まず、現状から説明しよう。

通常、優れた腕時計はスイス公式クロノメーター検定協会(COSC)の認定を受けている。これは、様々な条件下でその正確性がテストされていることを意味する。検定の詳細は次の通り。

ケースから外されたムーブメントは、個別に15日間、5種類の位置、異なる3つの温度下でテストされる。ムーブメントには特殊な秒針が付けられ、テスト中自動巻機構は取り外される。測定は毎日カメラを用いて行われる。

これは時計ムーブメントの卒業試験のようなものだと思えばよい。COSC認証ウォッチは、腕時計世界のハーバード卒業生であり、それ以外はフェニックス大学のオンラインクラス出身だ。
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過去数十年間、COSCは時計メーカーにとって付加価値要素だった。COSC認定は腕時計の価格に数千ドルを確実に上乗せし、それに意味があろうがなかろうが、意地悪く見れば、スマートフォンと原子時計の時代ではそのすべてがペテンである。しかし、ここでは意地悪く考えるのをやめよう。

というわけで、実力ある時計メーカーだがCOSC認定モデルを多くは持たないOmegaは、別の認証団体であるスイス連邦計量・認定局(METAS)を通じて独自の認定プロセスを開発した。これは、Omegaが自社の時計をCOSC仕洋沿うよう認定できることを意味している。SwatchグループのCEOでOmegaのオーナー、Nick Hayekがこう言っている、「信頼性はMETAS業務の核である。われわれは政府機関であり、スイスのあらゆる計測を代表している。何よりも、われわれは消費者および顧客主導である。この機械式時計の新しい標準が全ブランドに対してオープンであることが重要な理由はそこにある」。

要するにOmegaとSwatchグループは、既成プレーヤーに目を付けて足をすくおうとしている。これは一種ずるいいやり方だが、それはCOSC認定が長年ブランド無依存なプロセスであり、メーカーにも認定組織にとっても極めて実入りのいいものだったためだ。しかし今、Omegaは自らの手で仕切ろうとしている。実際彼らはMETASの方がCOSCより上だと言っている。

業界標準のCOSC認定は今後もOMEGAのプロセスの重要部分だが、新たなMETASテストは各製品の認定を事実上倍加し、OEMGAや他のスイス時計メーカーにこれまでにない水準の品質と計時性能を誇示する機会を与える。10日間にわたる8項目のテストを通じて、各製品は1万5000ガウスの磁界への暴露をはじめ、実生活の着用条件を再現した様々な基準を通過しなければならない。

古い会社が自ら独自の製品を打ち出してくることは素晴らしい行動だ。METASは他のメーカーにも間違いなく手を差し伸べるだろうが、認定プロセスの採用によってOmegaは特別な位置を占めることになる。彼らは容易かつ安価に、認証費用を自社の全製品の価格に上乗せすることかできる。一方METASはCOSCという「メジャーリーグ」に仲間入りできる。これは全くの内輪ネタだが、Omegaの新しいGlobemasterがマスタークロノメーター認定となって結構な金額が価格に加わることは、コレクターやファンにとって、この時計の魅力がちょっと増すことを意味している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

多すぎて感覚が鈍麻しそうなKickstarter上のウォッチ、そんな中でTactico Geomasterをぼくが記事にする理由とは

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このところKickstarterに登場するウォッチの数は、ビーチの砂よりも多い。クォーツのムーブメントとNATOのストラップさえあれば、誰もがファッションウォッチを作って大衆的に売れる、と思い込む。愚かで間違った考えだ。そんな中で、しかし、Tactico Geomaster GMTは本当におもしろい。まず、ETAの機械式ムーブメントを使っている。今どき、珍しくて希少だ。デザインは、一見ふつうだが実はユニークだ(後述)。簡単に言うとこれは、ウォッチでクラウドファンディングするのなら、せめてこれぐらいのものを出せ、と言いたくなる製品だ。

このGeomasterはGMTウォッチだから、世界中どこの標準時にも対応する。それは、ベゼルの読み方次第だ。だから旅行者やパイロットに向いている。針はSuperluminova仕上げ、ケースはコーティングをしたスチール、日付ダイヤルはユーザが設定できる。つまり、とてもユニークで、とても巧妙だ。これを作ったCompañía Relojera Especializada para Actividades Subacuáticas(CREPAS)は、スペインのZaragozaにある特注ダイバーウォッチのメーカーだ。

GMTウォッチに900ドルは高すぎるようだが、ムーブメントをはじめ、そのクォリティとデザインを見れば決して高くはない。GMTの針は実は文字盤の下のダイヤルだ。最初にざっと見たときよりもおもしろいと感ずるのは、そこだ。

日頃から機械マニアで、友だちにかわいい絵文字の盤面の時計なんか絶対に贈りたくない、と決意している人は、これを検討してみたらどうだろう。

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先月の腕時計販売額が10%も下落したのはスマートウォッチのせい?

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NPDの調査によると、Apple Watchの発売をうけて、アメリカの時計売上が2008年以来最低の水準になっているのだそうだ。7月の腕時計の売上額は3億7500万ドルで、これは昨年比で11%の下落となっているのだとのこと。

この下落幅は、2008年の経済危機の中でのものに匹敵するものなのだそうだ。

ただし、売上額の大幅減少の原因がAppleにあるというのは言い過ぎであるだろう。しかしPebble、Motorola、Fitbit、そしてAppleなどが次々にスマートウォッチを発表していることが、ファッションウォッチ市場に影響を与えていることは間違いないものと思われる。

もともと、夏は腕時計メーカーにとって厳しい季節ではある。卒業記念にロレックスをというシーズンでもない。まとまった祝日もなく、免税商品をかいまくる旅行者もやってこない。いずれにせよ、売上成績が落ち込む時期ではあるのだ。

さらに加えて、メーカー側が消費者の動向に応じた細かなモデルチェンジなどに気乗り薄であるらしいこともある。ローエンド機種ではSwatchのSistem 51が人気を集めたりもしているが、多くの時計メーカーはホリデー販売の依存する低価格なファッションウォッチ市場から撤退しつつもあるのが現状だ。

すなわち、そもそも腕時計業界は停滞期にあるわけだ。今ではFossilとFitbitに悩んだときに、テックに親しんだ若者たちはFitbitを選ぶ時代だ。腕時計にいろんな価値を見出していた年代には受け入れがたいことかもしれないが、腕時計業界は大きく変化しつつあるのだ。

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(翻訳:Maeda, H

Garmin、スマートフォンとの連携も強化した安価なワークアウト用腕時計のForerunner 25をアナウンス

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スマートウォッチが気になってしょうがないという方。Garminはいかがだろう? 新たにForerunner 25というモデル発表された。ワークアウト用の安価なデバイスなれど、カラーバリエーションは豊富で、心拍、速度、距離などの履歴を記録しておくことができる。歩数もカウントし、スマートフォンと連動してワークアウト中にも必要な通知を送ってくれる。

今回のモデルは、従来のエントリーモデルであるForerunner 15にかわるものだ。50メートル防水で、前モデルよりも薄くなっている。胸に装着するリモートバンド(別売りのモデルもある)にて心拍も記録でき、またGPSを利用してランニングのペースなどを記録することもできる。

夏のオリンピックを目指してトレーニングをするという人には物足りない面があるのだろうが、5Kイベントへの参加を考えていたりする人にはとても良いだろうし、何より手軽に使い始められるのが良い。明るいカラーで、大画面にシンプルな情報を表示するのはとてもわかりやすい。もちろんイブニングドレスとあわせるなどということはできないが、ふつうの時計サイズにさまざまな機能が詰め込まれているのは嬉しい。バッテリーはトレーニングモードで10時間、時計モードなら10週間もつのだそうだ。すくなくともこの面ではApple Watchを圧倒的に凌駕している。

訳注:出荷はQ3予定で、価格はハートレートモニタ同梱モデルが199.99ドル、別売りモデルが169.99ドルであるとのこと。

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(翻訳:Maeda, H

日本発のKisai Linkは、ギーク風味を消したBluetoothウェアラブルだ

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ファッションの奴隷である私は、常に格好よくいる必要がある。しかし、こう多くのウェアラブルを身に付けなくてはならない今、いったいどうすればいいのか。ファッションとエレクトロニクスは両立しない。幸いなことに、Tokyoflashがまさにそのための商品を作った。Kisai Linkは小さなBluetoothデバイスで、手首に着けて使用する。電話やメッセージの着信を、LEDの様々な点滅とバイブレーションのパターンで知らせてくれる。画面はないので1回の充電で5日間使え、複数のファッショナブルなスタイルが用意されている。

Tokyoflashは、その明らかに奇妙なファッションウォッチで最もよく知られており、本誌でも過去数年間に何度も取り上げた。しかしこのLinkは違う。過去のデバイスの異常なオタク的スタイリングをほぼ完全に排除し、より流行に敏感な人たちをターゲットにしている。Linkは見た目がふつうのブレスレットなので、サイボーグのように見られずに「つながって」いられる。

Linkは79ドルで発売中。ファッショナブルな男女に向けたスタイルがいくつも用意されている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ふつうの腕時計をスマートウォッチに変えるKairos T-Band、バンドを電脳化

毎日のように、新しいウェアラブルが発表される。今回のKairos T-Bandは、これまでの腕時計をそのまま使いながら、バンドを電脳化して、歩数計や通知などの機能を提供する(上の画像ではIM)。こういう製品は過去にもいろいろあったし、中にはスクリーン(画面)がまったくない、単なるふつうの革製のバンドのようなものもあった。今回の製品は十分によくできているから、いんちきではなさそうだ。

NDと呼ばれるベーシックなバンドは、通知を振動で知らせ、センサがセンスしたデータをユーザのスマートフォンに送るだけなので、ディスプレイがない。

T-BANDのND(No Display)モデルは、電池寿命を最優先する方に向いている。通知を振動と多色のLEDでお知らせし、フィットネスや活動のデータ(歩数など)、健康情報などをセンスするだけなので、おしゃれなディスプレイはないしユーザのタッチをセンスする機能もない。これはビジネスマンのための究極のスマートウォッチ、というか、ウェアラブルデバイス(スマートバンド)だ。NDモデルは7日以上の電池寿命を期待できる。

機能:

内蔵されているKairo OSが、テキストメッセージの着信や電話の入呼、アプリからのアラートなどを多色のLED表示器または振動モーターでプッシュ通知する。センサは、9軸ジャイロスコープや加速度計、コンパス、光学センサなどのほかに、NDモデルには皮膚温度や汗を感知するGSR (Galvanic Skin Sensor)が搭載されている。

そのほかのモデルではタッチ対応のディスプレイがつく。また1200ドルのモデルには機械式の時計がつく。

Indiegogoのページに載っている仕様や機能は、どれも実現可能なものばかり(曲面ディスプレイ、振動モーター、各種センサなど)だが、問題は、それらの最終製品へのまとめ方だ。そのへんはまだ疑問だけど、アイデアと実装はなかなか巧妙だ。この、時計ではなく腕時計バンドを電脳化する、というアイデアの製品が、もっともっと出てくるとおもしろいだろうね。

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Division Furtive、極秘ハイテク腕時計を発売へ

国際的謎の男の一人として、しばしば私は危険な場所に落下傘で着地する。持ち物は機転とiPhoneとiPad miniとプロテインバーと服でいっぱいのスーツケース、特製旅行用靴下、ヘアージェル、ハミガキ、何冊かの雑誌、そして私を守ってくれるイブプロフェン系鎮痛解熱剤だけだ。そして今私は、Division Furtive Type 50ウォッチが欲しくなった。

2012年に初めて発表されたこの奇妙な腕時計には、ローテクとハイテクが混在している。デザインには1970年代のジェット戦闘機の魂が込められ、文字盤を照らす明るいLEDが3つのタイムゾーンの時刻を知らせてくれる。LEDは懐中電灯も兼ねており、夜中ミニバーからこっそりチョコレートを取ってくる時に役立つ。

しかし、最もクールなのは設定機構だ。この時計は光センサーを通じて携帯電話とつながり、専用アプリと同期させると光の点滅によって自動的に時刻が合う。これは文字盤の横にあるあの小さなボタンを押す必要がないことを意味する。

Gabriel Menardが作ったこの時計は、ニキシー管が普通で、敵の子分たちが鉄格子の間から噛みついてくる、あのそう遠くない昔のボンド好きに敬意を表している。

Menardは5万ドルの資金調達を目標としており、現在1万3000ドルが集まっている。

ウォッチは295ドルで単4電池1本で動作する、ということはこれが相当にデカいことを意味する。しかし、巨大な腕時計を持つことは、ホテルのバーで無料のピーナツを食べ、マルガリータを山ほど飲みに行く時、邪悪な子分たちに撃たれた弾丸を跳ね返すためには、十分価値がある。つまるところ国際的謎の男でいることは、喉が乾く。

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Luminox P-38は、暗闇で明るく光る機械式クロノグラフ

Luminoxは、無駄のない三針クォーツ腕時計と、そのユニークなトリチウム管発光針で知られている。この驚くほど明るくコンパクトな時計は、軍隊および警察で人気が高い。しかし、第二次大戦時代の戦闘機乗りはどうだったのか? 誰が彼らのために時計を作るのだろうか。この会社がついている。

Luminox P-38 Valjoux Automatic 9461(P-38 Chronoと呼ぶことにする)は、ロッキード P-38 ライトニングを称える最新モデルだ。黒と白を基調とした伝統的クロノグラフで、縁のタキメーターと、標準的な時分秒に加え中央に秒針が配置されている。日付/曜日窓もあり、竜頭の上下にある隠れたボタンで制御する。かなりの厚みがあり、厚手の皮ベルトが付属している。

3000ドルという価格は、Valjoux[バルジュー]のクロノグラフとしてはお買い得だ。Valjouxはスイスの時計ムーブメントのメーカーであり、Luminoxがこのモデルで使用している7750は、名品であり非常に入手が困難になってきている。Luminoxにとって、このよう歴史ある高価なムーブメントを使うことは、新たな展開であり同社がより稀少な領域に移行しようとしている兆候かもしれない。

しかし最大の呼び物は、Luminoxのトリチウム管だ。この時計は暗闇でまるで懐中電灯のように光る。クロノグラフの小さな針には発光処理が施されていないが、時針と分針はグリーンに光る。このトリチウム管による発光は、光に当てなくとも25年間続くという。

私は以前からLuminoxのファンだったが、彼らがクォーツムーブメントに力を入れているというだけの理由で、これまで避けてきた。自動巻への移行という決断は感激的であり、これはスイスアーミーその他の、かつてクォーツ中心だったブランドと同じ方向性でもある。高級腕時計の人気は高く、将来スイスにApple Watchの波が押し寄せてくることを踏まえると、時計メーカーは、安物のケースに入ったクォーツムーブメントより少し良いものを提供する必要がある。

この時計は特別にユニークというわけではないが ― 7750は今やどこででも見かける ― Luminoxとして新しい何かを提供するものであり、特に発光機能はすばらしい。デザインはオメガ・スピードマスターから派生したものだが、小さな針にも発光体が付いたところを是非見たいものだ。価格、サイズ、製造品質いずれも完璧だ。もし、暗い場所で見やすく見た目もおしゃれで(あまり)高価すぎない腕時計を探しているなら、このP-38は最強だ。


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Tissot T-Touch Solar Expertは、ギークのためのハイキングウォッチ

Tissot T-Touch製品ラインは、長年、スイスが出したクォーツ製ハイキングウォッチのユニークな答えだった。Tissotは、カシオ、セイコー、シチズンらの作る高度計気圧計スーパーウォッチに対抗している唯一の会社だ。そして、これまで素晴らしい仕事をしてきた。

最新モデルのTissot T-Touch Solar Expertは、T-Touch Expert直系の後継機で、充電式バッテリーとソーラー文字盤を備え、電池交換なしで何年も動き続ける。

名前から想像できるとおり、T-Touchの文字盤はタッチセンサー付きで、ベゼルに沿ったラベルをタップすることによって様々な機能を起動できる。このモデルは、コンパス、タイマー、高度計、気圧計を内蔵し、そこそこ正確な温度計もある。タップして機能を有効にすると、2本の針が驚くような速さで回転する。何と言ってもいちばんクールな機能はコンパスで、針がクルクルと回った後、方角を示し始める。

T-Touchは、長年優れたトレッキングウォッチとして知られているが、ラバーベルトモデルが1150ドル、金属ベルトが1250ドルというのは、高価な提案だ。ちなみにCasio Pro Trekの最高価格品が、200ドルで機能はほぼ同等で、SuuntoやCitizenといった会社も同じような機能 ー GPS時刻設定を含む ー の優れた製品を1000ドルをはるかに下回る価格で作っている。

しかし、ウォッチスノブの一人として、私はやはり、T-Touchの控えめな文字盤とユニークなインターフェースを好む。文字盤をタッチすると小さな針たちが素早く、正確に動く。針は1分刻みで進み、世界時計の設定では1秒あたり1時間進むので、時刻設定は簡単だ。すこく楽しくもある。ソーラー機能が素晴らしい、Tissotはソーラー無しモデルもあまり価格を下げていない。残念なからスイスのきまぐれなプライシングによって、非ソーラー版でさえ価格は1200ドルであり、これは、安く手に入れるためには、ネットで中古品を探すしかないことを意味している。

45 mmという大きさは、以前の43 mmよりもすこし大きめで、小さな手首には合わないかもしれない(妻は私の前世代モデルを着けているが)。私は、このシリーズのオレンジ色のベルトも恋しい。あれは、元のT-Touchを特にクールにしていたた要因だった。しかしこれらは些細なことであり、全体的なサイズ、軽量、耐久性はおおいに魅力的だ。

本格的ハイキングを考えている人は、おそらくもっと高機能の腕時計が欲しくなるだろうし、この製品は間違いなくランニング用ではない。これは、スーツ姿で着けられるCasioだと思えばよい。Tissotはこの時計で最先端技術を進歩させてはいないが、シンプルな高度気圧コンパスウォッチとして、十分投資に値する。方角に弱く、蜂の巣模様のソーラー文字盤を楽しそうに回る針たちを見るのが好きな人には特におすすめだ。

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金のApple Watchは、1200ドルになるかもしれない

事情に詳しいある宝飾関係者がTechCrunchに伝えところによると、18金モデルのApple Watchは小売価格が1200ドル程度になるかもしれない。これは、AppleがApple Watch Editionモデルの製造に使っている材料に詳しい宝石商が、サイズと重さに基いて推測したものだ。ただし、あくまでもこれは推定価格であり、実際の商品はこれよりずっと安くなる可能性もある。

この腕時計が、金メッキ(あるいは金側)か、それとも金無垢なのかはまだわからないが、その宝石商によれば、時計を金無垢で作らないのは最善の選択ではなく、それが価格を押し上げている理由という。その見積は、今週報じられたiWatchのリーク画像に基づいている。

ペンシルベニア州ピッツバーグの腕時計専門家、Chad Rickickiは、Apple Watchのサイズ、形状のケースを18金で作ると、価格は600ドル程度になると言っていた。それにエレクトロニクスと利益を加えれば価格はその倍になる。

これは、Apple Watchすべてが高級腕時計の高尚な空気の中に置かれるという意味ではない。低価格のスポーツモデルは349ドルからであり、単にApple Watchと呼ばれる標準モデルには多少の上乗せがあると思われる。Editionモデルが高価なのは、たとえ18金でApple合金と混ざっていても、やはり金は高価だからだ。

これが何を意味しているか? それは、この会社がApple Storeを贅沢な行き先に変えるという興味深い動きを示唆している。私は、プラダとルイヴィトンがAppleのユニークなベルトコネクターを使いたがっているに違いないと信じている。よりファッショナブルで高級志向のApple Watchがストアに並ぶということは、Appleが品質を管理するとともに、より重要な、ベルトのアップグレードに関わる利益も管理することを意味している。

Appleは、Android Wearデバイスのメーカーと何らかの提携関係を結ぶかもしれないという、魅惑的な新世界へ入ろうとしている。今後消費者は、(上品に)輝くApple Watchのショウケースの横には、武装した警備員が立っていることに慣れる必要があるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


スイスにとてつもないライバルが現れた

さて、Apple Watchの公式発表から何時間かが過ぎた今、スイスにとって時計が何を意味するかについて触れておかねばならないだろう。

最初にApple Watchを見た時、私は、スイス腕時計業界がどれほど破壊されているかに関するJony Iveの考えは正しかったと思った。しかし、Apple Watchの本質を知るにつれ、私はより微妙な結論に達した。

要するに、Apple Watchは普通のウォッチを置き換える。これは、今あるタグホイヤーやロレックスを積極的に置き換えるという意味ではない。そうではなく、現在私たち殆どの腕にある空白を埋めるだろう、という意味だ。近年このスペースは、FitbitやPebbleなどの安住の地になってきたが、殆どの人にとって腕時計は必須アイテムではなかった。それが今、そうなろうとしている。

Appleは腕時計を再びクールにした。これまで腕時計を着けていてもいなくても、新しい時計を買う人たちが最大の顧客だ。数百万は売れるだろう。それが、スイスが恐れるべき理由だ。なぜなら、彼らはAppleと競争しなくてはならなくなり、それは不可能だからだ。彼らは、自分たちの製品を改善し、機械式やクォーツの時計をより魅力的にしなくてはならない。私は、Apple Watchを毎日24時間着けているつもりはない。今でもオメガ・シーマースターやベルアンドロスの方が好きだ。しかし、旅行に行く時や、メッセージを待っている時はApple Watchを着けるつもりだ。

それが、スイスが安心していられる理由だ。いくらバンドがファンシーでも、やはりギークっぽいおもちゃだ。私には、Appleがローエンド市場に食い込むことが予想できるがハイエンドには届かないだろう。消費者は高価な時計を、Apple Watchを買うのとは違う理由で買う。それが、スイスが安心な理由だ。

では、Appleは何を正しくやっているのか? 第1に、あのベルトシステムは驚異だ。ボタンでベルトを外せるシステムは新しくない ― ジャガー・ルクルトが以前採用していた ― しかし、ベルトのコマも小さなボタン一つで外すことができる。これでは腕時計修理屋は商売上がったりだ。ベルトは精巧に出来ていてかなり美しい。

カスタムベルトが作れることも、全く新しい市場の可能性を開く。バーバリーやルイヴィトンが自社ロゴを付けたベルトに時計自身より高い値を付けるところが想像できる。

私はさらに、Appleは価格決定理論を完全に変えたと思っている。多くの人々が、349ドル出せばちょっといい低価格クォーツ時計を買えると言ったが、そういう低価格ウォッチはやはり心配した方がいい。強力なスマートウォッチ/スマートフォンのコンビを実質600ドルほどで売ることによって、最ローエンドウォッチの望みは断たれてしまう。

そして、Appleは、一撃することすらなく、ほぼすべてのAndroid Wearデバイスを陳腐化させてしまった。Motorolaなどが、まだ誰も動いているの見たこそすらない機能をコピーするのに、どれほど時間がかかるだろう。

思うに、一番打撃を受けるのは、世界の化石たちだろう。財布の中身より購入者の気まぐれに依存している、あのデパート等で売られているファッションウォッチだ。高級腕時計は、ジュネーブの澄んだ空気の中で安閑としていられるだろうが、安い物を売る連中はApple Watchの影が現れ自分たちの市場に割り込んでくるにつれ、慌てることになるだろう。

そういうわけで、スイスは破壊されない。しかし、他の多くは危ない。そして、今はまだ始まったばかりだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


18世紀の時計技術「ツールビロン」を3Dプリントでモデル化した美しいアートを見よう

何年も前から、友だちのNicholas Manousosには注目している。彼は時計のいろんな部品やムーブメントを設計したりプリントしてこれまでずっと、Facebookに投稿してきたが、このたび、彼自身の最高傑作を完成させた。カラフルなプラスチックで作った、実際に動くツールビロンだ。

ツールビロンは18世紀の技術で、チクタクと振り子しているガンギ車(escape wheel)への重力〜姿勢変化の影響を少なくして時計の精度を保つ。初期の時計制作者たちは、そのホイールを360度回転させれば、全体として加わる力が均質になり狂いを相殺する、と考えた…その機構を実装したムーブメントが、ツールビロンだ。その理論の正しさは未だに立証されていないが、考え方としてはクールだ。Manousosはすべてのパーツを自分で設計して組み立てた。彼は、自分の作品を売らない(売ればよいのに)し、人のための仕事はしない。彼は、3DプリンタMakerbotにいつも没頭している謎の人だ。

このモデルは、ローラースケートのベアリングと、大量の手製の歯車を使っていて、ツールビロンの原理がとてもよく分かる。Facebook上でManousosの作品をぜひ見てほしい。数週間後には本誌のTC Makersシリーズで彼を取り上げようと思っているので、お楽しみに。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Appleが高級腕時計のTag Heuerから営業部長を引き抜く、iWatchを高級ブランドに育てる気?

Appleがまた、高級品名門ブランドの役員を引きぬいた。今度のPatrick Pruniauxは、高級腕時計Tag Heuerの営業担当VPで、彼は7年いた高級時計の世界を去り、Appleに加わる。上の写真で右から二人目がPruniauxで、iWatchの噂がやや盛り上がってきたタイミングでAppleに入ることになる。

Tag Heurは、Formula Oneシリーズの腕時計と、イメージキャラクターがTiger Woodsであることで知られている。

Reutersの記事によると、時計業界のアナリストたちはiWatchは高級品市場には食い込めない、と見ている。腕時計の中級品市場は、顧客がきわめて浮気っぽいことで悪名高い。しかしiOSで動くスマートウォッチは、うまくいけばクォーツや機械式腕時計からの浮気を誘うステータスシンボルになりうるかもしれない。スイスの時計メーカーの多くが、 スマートウォッチでは出遅れているが、でもSwatchのPaparazziウォッチは、WiFiでニュースをユーザの手首に運んでくれる。

Tim CookのAppleは、Pruniauxの前にも高級ブランドから人を引きぬいた。5月にはBurberryの元CEO Angela Ahrendtsを、そしてその前にはYves Saint LaurentのトップPaul Deneveを、かっさらったのだ。

これでいよいよ、iWatchの登場も間近か? それはPruniauxだけが知っている。われわれ外野から見てて分かるのは、Appleが高級品市場に三倍賭けしていることだけだ。

画像出典: ishida-watch.com

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


GPS時刻補正機能付き機械式腕時計のOx One

機械式時計の欠点をひとつあげるならば、おそらく正確性ということになろう。数多くのパーツを必要とし、どのように細かな調整を行っても多少の狂いがでるのは必然ともいえる。もちろん、クオーツ化すれば正確性についての問題は解決する。これにより時計は正確な時刻を刻むようにはなるが、しかしやや面白みのないメカになってしまうことは否めない。しかし正確性と面白さをともに満たす方法は他にもある。それを実現したのがVCXOだ。

産みだされたプロダクトは名前をOx Oneという。機械式のムーブメントをもちながら、「マジックボタン」(実際にそういう名前だ)を押すことで、GPS衛星を利用して時刻調整を行うのだ。内蔵バッテリーは、機械のネジを巻くのに使うオモリを使って発電するようになっている。竜頭は備えておらず、時刻調整は「マジックボタン」で行う。GPSにつながらない場合には、内部クロックによる調整を行うそうだ。

この腕時計を開発したAdrian Pedrozoは、機能の詳細については詳しく教えてくれなかった。機械式ムーブメントにはSwiss Technotime SAのTT-738を用いている。

詳細についてはこちらに写真などが掲載されている。但しビデオはゴジラ風のサウンドトラックを利用しているので再生には注意が必要だ。また価格も、心の準備をしてから確認した方がいい。なんの覚悟もなしに見てしまっては心臓に負担を掛けることになってしまうかもしれない。桁を間違えないようにしてもらいたいが、価格は41,000ドルとなっている。

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(翻訳:Maeda, H


機械式時計にハイテクを搭載したKairosスマートウォッチがプレオーダーの受付けを開始

腕時計好きは世界中にたくさん存在する。FossilやRolexやOmegaなど、本当に素晴らしいものがたくさんある。そんな中に割り込もうとするKairosをご紹介しよう。エンジニア、デザイナー、そしてアントレプレナーが集結して、機械式の自動巻き時計でありながら、表面のガラス上にはインターネットからの通知を表示することのできるものを創りだしたのだ。

スイス製のSoprod A10BV-2を搭載したモデルと、シチズンファインテックミヨタの82S7を搭載したものがある。これで時計を組み立てれば、できあがるのは普通の機械式時計だ。Kairosはガラス部分に半透明のTOLED QVGAを搭載して、アイコンやアプリケーションから通知される情報を表示するようにしたのだ。尚、ドットマトリクス方式のディスプレイを搭載するモデルもある。こちらは文字と、電池残量を示すアイコンを表示するようになっている。

「機能面でいえば、SamsungのスマートウォッチやPebbleと同様です」と、ファウンダーのひとりであるSam Yangは述べる。「通知機能、リモートコントロール機能、フィットネス管理機能などを搭載しているわけです。これまでのものと異なるのは、機械式時計と半透明の電子ディスプレイを組み合わせた点です」。

韓国にてYangは、17歳のときにリモートエンジンスターター関連の会社を設立し、その後、ファッションブランドのマネジメントビジネスを立ち上げた。今回のスマートウォッチも、テックとファッションを融合させたものと見ることができるだろう。

「腕時計が大好きなのです。スマートウォッチでありながら、従来の時計好きの人にも興味を持って貰えるようなものを作りたかったのです」とのこと。ファウンダーは他に3人いて、Ken Yoonはルノー出身、Kyo Young JinはSamsungおよびLGで働いていた。そしてGabriel Gonzalesはファームウェアのプログラマーだ。時計の機械部分は、Patek Philippeでウォッチメーカーとして修行して、スイス製時計のマーケターをしているFrederic Weberの手になるものだ。

ムーブメントを機械式にしたことで、アナログタイプのスマートウォッチに感じていた不満を解決してくれた。すなわち秒針の動きがスムーズになったのだ。

機械式ムーブメントとスマートウォッチを組み合わせたことに大きな意味はあるのだろうか。それは、強いこだわりによるものというわけでもないようだ。

「スタート地点は素敵な機械式時計です。格好良い機械式時計に、スマートウォッチ風機能を付けることはできないかと考えたわけです」とYangは述べている。

時計ビジネスの規模にも魅力を感じたのだとのこと。

「昨年1年間で、190万台のスマートウォッチが売れています。また、普通の腕時計は12億台が販売されたようです。そのうちの77%が機械式ムーブメントのもので、2900万台がスイス製であったとのことです」と述べる。こうした数字を背景に、新旧を組み合わせることで、ウェアラブルの世界に新しい動きを持ち込みたいと考えているわけだ。

Kairosは金融関連企業からのシード投資と、シンガポールおよび香港の企業からのシリーズAを完了している。500台を試験販売し、そしてこの度、プレオーダーの受付も開始した。最も安価なモデルは499ドルからとなっている。

こうしたものというのは、往々にしてあっという間に消え去っていくことも多い。しかしメンバーは経験豊かで、機械式時計の人気を背景としたデザインは魅力的だろう。成功する可能性も大きいと考えている。機械時計のメーカーの多くはスマートウォッチには距離を置いたスタンスをとっている。しかしそこにテックを組み合わせることにより生み出されたハイブリッドモデルには、やはり大きな魅力があるように思うのだ。

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(翻訳:Maeda, H


スマートウォッチPebbleのアプリPurrは時間が実際に過ぎ去るものであることを自覚させる

昨日(米国時間1/30)は、Durrという、5分おきに振動するだけで文字盤のまったくない腕時計が、Vergeで大きく取り上げられた。記事の筆者のAaron Souppourisは、その体験をPebbleと比較していた。それを読んだあるデベロッパが、同じことをPebbleで実現することに挑戦した。新しいデバイスを作るわけではない。彼は次に出るPebble OS 2.0用に、Purrという名のアプリを作ったのだ。

そのPurrアプリはDurrの機能を正確に模倣し、腕につけたPebbleを5分ごとに振動させ、ディスプレイにはまったく何も表示しない(上図)。何か白紙のようなものを表示しているのではなくて、Pebbleのスクリーンをoffにしているだけだ。PurrアプリもDurr腕時計もねらいは同じだ。それは、時間が5分経つたびにユーザに光陰矢のごとしであることを想起させ、もっと充実した楽しい時間のすごし方をしなくちゃ、と真剣に自覚させることだ。

ただしDurrには文字盤が最初からないので、ふつうの時計として使ったり、アプリを動かすことはできない。またPurrの場合は、Pebbleからのいろんな通知はそのままやってくる。それはもしかして、Purrで人生観を変えたいと願ったユーザには邪魔かもしれない。また現状のPurrはPebble OS 2.0のプレビューバージョンの上で動くベータなので、5分おきの振動が一回で終わらずにランダムに繰り返すことがある。それについてPurrを作ったJames Brooksは、今デバッグ中だと言っている。

時間が、止(とど)めようもなくどんどん流れ去っていくこと、自分が死に一歩一歩近づきつつあることを、ユーザにたえず自覚させる腕時計は、ガジェットとしては珍種だ。でもこのPurrアプリは、Pebbleの今度のSDK 2.0がデベロッパに相当いろんなことを自由にやらせてくれることの、例でもある。スマートウォッチはもしかして本当にプラットホームではないか、という気にもなってくる。そう思わせる自由度や柔軟性が、ちらりと見えてきたのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Bathysの「原子腕時計」はクラウドファンディングで世に出てくることとなりそうだ

ハワイのカウアイ島で、非常にユニークな人物の手により小規模に腕時計の生産を行っているBathysが、どうやらクラウドファンディングの活用を決意したようだ。資金を集めて世に出そうとしているのは、もちろん「原子腕時計」だ。

同社はこれまでにがっしりとしたダイバーウオッチを製作してきた。ダイバーウォッチメーカーのままであれば、テックの世界でさほどメジャーになることもなかっただろう。しかし最近になって、月面車を普通に運転する子供の子供世代になっても狂わない時計というものを発表して、こちらの世界でも大いに話題になったのだった。Symmetricom社のSA.45s CSAC原子周波数発信機を搭載して究極なまでに正確な腕時計を生み出したのだ。

製作者はJohn Pattersonで、この時計は実はまだ開発中ではある。商品化の目処がつけば、クラウドファンディングにてのリリースを検討している状況のようだ。ABlogToWatchによれば、初期割引があったとして、1個あたりの価格は8000ドル程度になるのではないかとのことだ。

写真を見ればおわかりの通り、現物はあまりにもデカく、そして電池寿命にも問題があるようだ。但しこれはGPSなどを用いたデバイスよりも、さらに正確な時を刻む、史上初のスタンドアロン・プロダクトではある。電波を受信して補正するのではなく、常に、未来永劫に正確な時を刻み続けるのだ。確かにサーフィンに連れて行くには少々不向きかもしれない。しかし天体観測や、あるいは大型ハドロン衝突型加速器での作業を行う際には、こうした正確な腕時計を持っていても良いのかもしれない。
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(翻訳:Maeda, H


私は再び(ウェアラブルを)愛することを覚えた

私は筋金入りの時計マニアとして、スマートウォッチは大体においてダメだと感じていた。時計は時計 — 正しく作られ、正しく扱われていれば、それ自身が奇跡のテクノロジーだ。その機構、文字盤、金属感、デザイン — すべてが一つになって美しい全体を作り上げる。よい時計には一切の無駄がなく、殆どの時計マニアはそれを知っている。

だから、PebbleやGalaxy Gear、Omate等が出てきた時、 私の感想はよくて懐疑的だった。誰がこの小さなリストコンピュータを必要とするのか.オレは基地と連絡を取り続けなくてはならないディック・トレーシーか?私の前にはスクリーンが十分にあるから、新着メールを知らせる腕時計は必要ない。

私は間違っていた。

何が変わったのか? Pebbleがものすごく良くなっていた。以前、Pebbleはテキストメッセージを届け、メールアカウントとは断続的に接続していた.私のメールボックスは巨大で、毎日約400通のメールが来る。メール通知はいくらあっても足りなかった。実際私は、iPhoneのメール通知を〈オフ〉にし、メールアイコンの未読数バッジさえも非表示にしていた。とにかくあの押し寄せてくる大量メールをさばくことができなかった。

だから、未読メールが1000通あることを知らせてくれる腕時計は、私の欲しいものではなかった。

そして、11月に新しいPebbleOSがやってきた。みんな絶賛した。私はもう少してアップグレードしそこなうところだった。机の上のPebbleは充電切れで、SPOTやPalm Pilotウォッチと共に死んだスマートウォッチの箱に入るところだった。私はふと思いついてケーブルをつなぎアップデートした。Pebbleアプリを開き、再びメールの受信箱を追加する方法を探したが見つからなかった。あったのは、通知がPebbleに表示されるようにするアップデートのチュートリアルだけだった。私がウェアブルの欠点を説明するのに忙しくしていた間に、あの連中は大きな変更を済ませていたのだ

突如として、私の気にかけている通知はすべて時計の画面に現れた。見たかったものを見ることができ、見たくないものは隠されていた。この非常に基本的な変更 — 消防ホースからアラカルトへ — は,恐ろしく重要だった。今私は日常的にPebbleを身につけている。時には、片腕にPebble、もう片方の腕に機械式時計をつけることもある。私はPebbleを、ほかのどんなウェアラブルよりも頼りにしてることに気づいた。それは爽快であると同時に自由だ。

ウェアラブルが良くなるのはその時、我々の生活の一部になった時だ。Google Glassは、実に魅力的だが、根っからの好き者でない限り日常的に使うには不自然すぎる。リスト・コンピュータとスマートフォン — 何年も前から存在している — は未だにバッテリーを食い過ぎる。Pebbleは、その前のFitbit同様良い加減だ。

私にとってウェアラブルは常に考慮の外だった。使い物になると思ったことはなかった。しかし今、全く新しい通知技術を目の当たりにして、私は恐れをなした。スマートウォッチにはまったく理にかなっているし、今後良くなるばかりだ。

私は、全部をやってくれるものが欲しい。Pebbleには、脈拍を測り、睡眠パターンも歩数も記録してほしい。もっと刺激的な通知システムが欲しい。違う人は違う方法で。スタンドアローン機能 — たぶん世界時計 — がもっと欲しい、バッテリーはもっと長持ちして欲しい。しかし、結局のところ私は非常に気に入っている。Pebbleはついに最終コーナーを曲がり、ライバルたちも大きくは遅れていないと私は思う。映画「ベイブ」での、農夫ホゲットの不朽の名言に倣えば、「それでいい、Pebble。それでいいんだ」。

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(翻訳:Nob Takahashi)