AndroidとChrome OS製品に関しMicrosoftとDellが特許使用料で合意

今日(米国時間3/26)DellとMicrosoftが、AndroidデバイスとChrome OSデバイスとXboxコンソールに関する互いのパテントをライセンスし合うという、知財関連の合意に署名した、と発表した

つまりDellは、Googleのオペレーティングシステムが動くデバイスを出荷したらMicrosoftにライセンス料を支払う。Xboxの件は、Dellがこのデバイスの外観部分の某所に知財権を有していることが判明したのだ。これに関しては、DellがMicrosoftに払うぶんの特許使用料が割引される、という形に落ち着くらしい。

この合意のAndroidとChrome OSに関する部分は意外ではないが、それはMicrosoftが、大手のOEMたちを特許料を同社に支払う顧客にすることができる、という意味でもある。それによって、Googleのモバイルプラットホームにおける支配力と、伝統的なPC市場への侵入の勢いを弱めることができる。つまりMicrosoftが取る特許料が高くなれば、AndroidやChrome OSを使った製品の原価~売価を高くせざるをえず、メーカーの利幅を狭めたり、消費者への売値が上がったりする。どちらへ転んでも、困る。

Googleが成功すればMicrosoftにその余録が入るというこの仕掛けは、現時点のテクノロジ世界における大きな皮肉のひとつだ*。〔*: 一般的にLinuxを使用した商用製品すべて。〕

画像: FLICKR/Axel Schwenke; CC BY 2.0のライセンスによる(画像はトリミングした)。

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Dell、HDMI端子付テレビにつながる129ドルのAndroidスティックを発売

Dellの自社ラインアップにAndroidを導入する挑戦は続いている。この新しい129ドルのデバイスは、GoogleのモバイルOSをHDMI入力付のテレビやモニターに持ち込む。Dell Wyse Cloud Connectは、Android Jelly Beanを塔載し、MHL(モバイル・ハイデフィニション・リンク)接続をサポートしている他、Bluetoothおよびmini USB経由でマウス、キーボード等も接続できる。

内蔵Bluetoothに加え、Dell Wyse Cloud Connectは、802.11n デュアルバンドWi-FiとGoogle Playストアを標準塔載している。これはエンタープライズおよびビジネスをターゲットにした商品だが、標準でインストールされているDellのWyse PocketCloudトソフトウェアによって、リモートコンピューターのバーチャル端末としても使える。

これは、事実上、長らく待望されてきた持ち歩き自由で自宅のファイルやソフトウェアやコミュニケーションも利用できるシン・クライアントPCだ。もちろん、出張者がエンターテイメントに利用できないという意味ではない。フルHDの出力を備えNetflixのAndroidアプリも容易に走るはずだからだ。

その「マルチコア」のCortest-A9 ARM SoCは、世界一強力なモバイルプロセッサーではないかもしれないが、Dellは、そのHDおよび3Dグラフィック能力を、特にスペックシートで謳っている。8GBのストレージ、RAM 1GBを内蔵し、micro SDスロットを使えば72GBの追加ストレージを得られる。

あくまでも表面的な印象からだが、出張の多いビジネスマンのつらい旅先には断然おすすめする。果たしDellがこの方向に進んでOuyaやGamestickなどの市場に参入し、ビジネス色に塗りかえることができるのかどうか、今後が楽しみだ。

妙な気分だが、過去少なくとも5年間で初めて、私はDellコンピューターを欲しいと思っている。信じられない。

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ポーランドの家庭用3DプリンタにDellから5000台の注文が舞い込む

ささいなことかもしれないが、ポーランドの3DプリンタメーカーZortraxが、Dellから5000台の注文を獲得した。家庭用3Dプリンタの大量受注はこれまで一度も聞いたことがないが、このオルシュテインの新進企業にとっては、まるで棚からぼたもちだ。

ZortraxのCEO Rafał Tomasiakは語る: “まだKickstarterで資金を募集している最中にDellからの引き合いがあった。当時は、企業からの大量発注に応えられるほどの生産能力がなかった。しかも一台一台手作業で検品していたから、スピードも遅かった。Dellとの商談はいったん消えかけて、Kickstarterの支援者たちのための生産に力を注いだ。でもその後状況は一変して、大量の受注にも応じられるようになった”。

Zortraxがローンチしたのは昨年の5月で、今ではKickstarterの支援者に発送して喜ばれている。ぼくも何度か使ったことがあるが、プリントのクォリティとプリンタの作りには感心した。同社はヨーロッパにおけるメジャーになるつもりでいるが、今回のDellからの投資でグローバルな展開も見えてきた。Dell向けのプリンタは、同社の本社と東アジアの事業所に送られる。

“正直言って、企業から、しかもDellのような有名大企業から、こんな注文が舞い込むなんてびっくり仰天だ。でも、考えてみれば、うちみたいな零細企業でもかなりの数のプリンタを使ってるからね。デザイナーは大量のプロトタイプをプリントするから、一台の高級機があるよりは、小型のプリンタが十台あった方が便利だ。それらを同時に動かせる。たった一台に大量の負荷が集中するよりは、その方がよいね”、とTomasiakは言った。

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PC大手DellもChromebookに参入, まず11インチのCeleron機で教育市場をねらうがそのあとの製品企画もある

DellもついにChromebookゲームに参戦してきた。同社も先行者たちと同様に、Windowsマシンの不調を、何かで埋め合わせなければならないのだ。ただしDellのChromebook/Chrome OS戦略はターゲットを限定し、最初は学校とその児童生徒たち向けの11インチラップトップを作っている。

発売は来年1月で、価格は300ドル以下となる。そして合衆国とイギリスではDell.comで売られる。プロセッサは〔Insipiron 11と同じ〕Celeron 2955U、電池寿命10時間、内蔵フラッシュストレージ16GB、RAM 4GB/2GBとなり、ディスプレイは1366×768、Webカメラは720pでビデオ会議にも使える。802.11n Wi-Fiあり。厚さ1インチ弱で重量3ポンド弱と軽い。I/Oは、USB 3.0 x 2、HDMI、Bluetooth 4.0だ。

〔ここにスライドが表示されないときには原文を見てください。〕

これは、既存のChromebookにとって強敵のようだ。とくに電池寿命はコンピュータの終日利用に対応しており、他機を大きく引き離している。画面の解像度ではGoogleのChromebook Pixelには及ばないが、発表された仕様を見るかぎり、遅まきながらデスクトップコンピューティングの一勢力になろうと志したGoogleの姿勢に関心のある人たちの、最人気機種になりそうだ。

Dellによると、同社は教育市場をねらった本機に続いて中小企業や一般消費者向けの低価格機としてのChromebookシリーズを出していく、という。ということは、ChromebookはDellのメインラインに加わる、という位置づけになる。ChromebookはPCのOEMたちのあいだで、いわば一種の流行だが、教育を手始めに手広くターゲットを広げていこうとするDellの本格的な取り組みは、Chrome OSの将来を占う大きな指標になるかもしれない。

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PC市場2013Q3は7.6%縮小, 予想よりは軽症

マーケティング情報サービスIDCによると、本年第三四半期において世界のPC市場は前年同期比で7.6%縮小した。同社が予想していた9.5%の縮小に比べると、縮小幅は小さかった。〔以下、いずれも台数ベース。〕

合衆国のPC市場は同四半期において前年比横ばいで、縮小率はわずかに0.2%だった。このことと、三大OEMの出荷量が増えていることは、暗くなりがちな市場に数条の光を投げかけている。

しかしASUSとAcerは2012Q3に比べて出荷台数が2/3以下へと激減している。同四半期に関しては、Microsoftの最新オペレーティングシステムWindows 8.1のリリースに伴う企業の買い替え需要が期待されていた。

同四半期の総出荷台数は8200万弱で、これに対し前年同期には8800万強だった。しかしPC市場は依然として巨大であり、各社に大きな売上をもたらしている。とりわけ、Lenovo、HP、Dellの三社が市場の半分近くを支配し、その合計シェアは46.1%に達する。

これらの2013Q3データから、われわれは何を読み取るべきか? 私見ではそれは、Post PCをめぐる果てしない議論がある中で、しかし、まだまだ当分はPC時代であることだ。われわれも、その時代の中にいる。IDCは、2014年にもPCのグローバルな減少傾向は続くだろう、と言っているが、しかしそれでも、PCは毎月100万台近く売れている。ヨーロッパは経済状況の不確定性のため2013Q3はPCの出荷台数が5%落ち込んだが、もしも経済が健全なら前年同期比横ばい程度だったと思われる。

PC市場は次の四半期(2013Q4)が勝負だ。Microsoftは1年前よりも強力なオペレーティングシステムを出す。またWindows 8.1を搭載したPCは、昨年のタッチ未対応機に比べてずっと良くなる。これらがMicrosoftにとって追い風になれば、減少幅は最小に抑えられ、PC市場が生気を取り戻すことも考えられる。

もう一つ興味深い疑問は: PC市場の縮小傾向の「底」は、いつ、どのあたりか? そこから、カーブが再び上向きになることは、あるだろうか? それは、ないだろう。これまで、新学期(9月)にはPCの売上が伸びたものだが、今年はそれがなかった。人を、落ち着かない気分にさせる現象だ。

画像クレジット: Dell Inc.

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クラウドをテレビに持ち込むDellのProject Ophelia, やっとテスターたちが実機を手中に

Googleの35ドルのドングルChromecastが今週メディアを賑わせたが、テレビのHDMIポートに挿入するおかしなガジェットを作っているのはMountain Viewの連中(==Google)だけではない。

DellがAndroid内蔵のドングルProject Opheliaを発表したのはさかのぼって1月だが、そのとき言われた発売予定日がとっくに過ぎてからは、わずかにあった世間の関心もかき消えてしまった。でも今回はやっと、まだ本格立ち上げは数か月後らしいが、ともかくテスターたちに配るための初期製品ができたようだ。

Project Opheliaは、CES 2013で初お目見えした。OpheliaをテレビなどHDMI入力のあるディスプレイにつなぐと、Android 4.0が立ち上がって、Webを閲覧したりGoogle Playストアからアプリをダウンロードしたりできる。もちろんこういう製品は前からあり、テレビに〔主にUSBで〕つなぐための小さなAndroidデバイスは、あちこちのクラウドファンディングサイトに登場しただけでなく、中国の大量注文サイトにも、非常に多種類現れた。今となっては、ずいぶん昔からあるような気さえする〔今でもAmazonやYahooオークションの業者店などで数種類が売られている〕。

しかしOpheliaの大きな差別化要因は、Dellのクラウドコンピューティング技術Wyseだ。それがあるためユーザは、いろんなことができる。たとえば自分のPCやサーバ上のファイルにリモートアクセスできたり、CitrixやVMwareの仮想マシンに接続できる。DellはOpheliaの大企業利用をあくまでも強調したため、お値段は100ドル近くとされた。でも、もっとも異様なのは、PCメーカーとしての巨大企業が、こんな奇妙でマイナーな製品に手を出したことだ。

しかしPC市場の現状を見れば、Dellほどの企業がOpheliaのような変な製品を出す理由も理解できる。PCの需要は落ち込み、消費者はモバイル製品に乗り換えつつある。だから、PCメーカーでしかなかったDellにとっては、今のPC市場の動向がDell自身の大きな傷ともなる。たとえば同社の最近の決算報告では、消費者向けPCの売上が前年比で9%落ち込んだ。だからOpheliaのような、一見ぱっとしない製品への進出も、消費者と企業の両方に売れるとして自己正当化される。でも、企業や一般消費者がそれを欲しがるためには、お値段と機能だけではだめだろう。Ophelia(オフィーリア)が、あの有名なシェイクスピア劇のヒロインと同じ運命にならないことを、Dellのために心から祈りたい。

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コマンド一発で買ったばかりの新品Macを強力な開発マシンにセットアップするBoxen, GitHubがオープンソース化

boxen

GitHubが”Boxen”をオープンソース化した。Boxenは、新品のMacをデベロッパ用にセットアップするツールだ。

この、ワンコマンドの自動化ツールを使うと、デベロッパは30分でGitHub上でハッキングできるようになる。

デベロッパ向けにあらかじめセットアップされたラップトップを提供することは、一種のトレンドでもある。たとえばDellは、Project Sputnikでデベロッパ専用に作られたラップトップを開発した。そのラップトップはすでに、一般市販されている。

GitHubは今日(米国時間2/15)のブログ記事で、Boxenは1年前に“The Setup”というプロジェクトとしてスタートした、と述べている。文字どおり、セットアップだ。それは、どんなコンピュータでも、コマンド一発でGitHubを利用する開発マシンに変身させる、夢のようなツールだ。そして、その‘どんなコンピュータでも’を、‘買って箱から出したばかりのMac’に変えたものが、今のBoxenである。なんとすばらしい。

要するにBoxenは、Macをデベロッパが管理するためのフレームワークだ。GitHubのチームは、Puppetモジュールの標準ライブラリを作った。それは、“MySQLを動かすことからMinecraftをインストールすることまで”、何でもやる。やってみたい人は、ここへどうぞ。

そんな状況は、とてもよくある。スタートアップは、自分のニーズに合ったツールを揃えなければならない。だから、ツールを自作することが多い。Boxenも、始まりはそうだった。ユーザはGitHubのデベロッパ、という想定で作られている。ブログ記事によると、アップデートは起動するたびに自動的に行われ、GitHub自身の問題はその場で即座に解決される。ユーザであるデベロッパの負担が、軽い。

ブログ記事でGitHubはこう言っている:

Boxenでは、開発環境をプロダクションと同格に扱っている。コードをテストし、継続的インテグレーションにより変更をデプロイしている。

このようにインターネット企業からデベロッパ向けの新しいソフトウェアが生まれ、同時に開発用のハードウェアもMacやPCのような(消費者も使う)一般市販製品になっていくのは、とってもクールなトレンド、だと感じるね。

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