Amazon、EC2用ファイルストレージサービス”EFS”を発表

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本日(米国時間4/9)サンフランシスコで行われたAWS Summitで、Amazonは新しいストレージサービス、Amazon Elastic File System (EFS)を発表した。AWSで複数のEC2バーチャルマシンを横断する共通ファイルシステムを、NFSv4標準プロトコルを通じて提供する。この新サービスのプレビュー版は「近い将来」公開される予定。

EFSは、標準NFSプロトコルをサポートしているため、殆どの既存ファイルシステムツールやアプリケーションで使用できる。つまりデベロッパーは、どんな標準ファイルシステムにもこれをマウントして管理することができる。

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Amazonによると、このサービスの代表的な利用形態は、コンテンツ保管庫、開発環境、ウェブファーム、ホームディレクトリー、ビッグデータ・アプリケーション等 ― 基本的に大量のファイルを扱うものなら何でも。

AmazonのAWS責任者、Andy Jassyは今日の基調講演で、同社の顧客は以前からこの種のサービスを要望していたと語った。Jassyによると、現在はファイルサーバーの容量を予測することが難しく、利用可能率や性能の管理を困難にしている。何か問題が起きればすぐに広がる、なぜなら複数のアプリケーションが同じファイルシステムを使っていることが多いからだ。

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EFSを使えば、企業はファイルシステム全体を、今AWSでオブジェクトを扱っているのと同じように管理できる。

EFSストレージはすべてSSDベースなので、スループットと遅延は問題にならないはずだ。さらにデータは、異なる有効ゾーン間で自動的に複製される。

他のAWSサービスと同じく、ユーザーは実際に使用したストレージに対してのみ料金を支払う。Amazonによると、EFSサービスの料金は、月間1GB当たり0.30ドルだ。

EFSは、Amazonの既存のファイルストレージサービスであるオブジェクトストレージのS3、ブロックストレージのElastic Block Store、およびアーカーバルストレージのGlacierを置き替える。

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Amazon、日用品をワンプッシュで補給できるハードウェア、Dash Buttonをリリース

AmazonはDash Buttonという新しいハードウェアを発表した。これは消費者が定期的に補充を必要とするような日用品を簡単に注文できるデバイスだ。Dash Buttonは横長の小さなデバイスで、それぞれ特定のブランドの商品に関連付けられており、多くの種類が用意されている。デバイスの裏に粘着テープがあり、対象となる商品を保管している場所に貼り付けられる。

Dash ButtonはAmazonのワンクリック注文の拡張といえるだろうが、専用のハードウェア化したところが独創的だ。たとえば洗濯機に日頃使っている洗剤用のダッシュボタンを貼り付けておけば、洗剤が残り少なくなったらワンプッシュするだけで補充がができるというわけだ。商品を実際に消費する場所にこのボタンが置かれていれば、たとえ近所の店に買いに行く方が配達を待つより便利な商品であっても、消費者はこのボタンを押して注文するだろうとAmazonは狙っているのだろう。

Dash Buttonの設定はAmazonのモバイル・アプリから行う。ボタンを家庭のWi-Fiに接続し、ワンプッシュで注文する商品を確認する(これはハードウェアによって限定される)。設定が終わってからこのボタンが押されると、指定の商品が指定の住所に配達される。支払いはデフォールトのAmazon支払い方法が用いられる。ボタンを押した後でもモバイル・デバイスから取り消しができる。また二重注文を防ぐため、一度ボタンが押されると、その商品の配達が完了するまでボタンは無効にされる。ただし、ユーザーは設定でこの機能を無効にできる。

ローンチの時点でDash Buttonがサポートする商品はトイレットペーパー、洗剤、清掃用品、トイレタリー、ドッグフードなどだ。

Dash Buttonは AmazonのDash補給サービス(DRS)の一環でもある。このサービスではデバイス自身から補給品の補充注文ができる。コーヒーメーカーからコーヒーの粉のパックが、洗濯機から洗剤が注文できるというわけだ。AmazonはWhirlpoolやbrotherなどのメーカーをパートナーとしてベータテストを行っている。一部のデバイスでは、デバイス自身がストックの量をモニタし、自動的に補充発注する機能を備える(ユーザーはこの機能をオフにすることもできる)。サービスの本格スタートはこの秋となる予定だ。

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消費者がDRSの恩恵を受けるには当面、Dash Buttonを利用するのがいちばん簡単だ。ただしそのためにはAmazonのプライム会員であり、またプログラムへの参加の招待を受ける必要がある。ただしDash Buttonハードウェアそのものは無料だ。もちろんAmazonはボタンを通じての売上の増大を狙っているわけで、ボタンの販売で利益を上げようとしているわけではない。

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Amazonの配達ドローンのテストをカナダが認める…合衆国政府は新しい産業の育成を怠った?

合衆国の規制当局からは認可されなかったAmazonが、今度は国境を越えたカナダのブリティッシュコロンビア州でドローンによる配達のテストをやっている。Guardianの記事によるとそこは、オークともみの木がまばらに生えているだけの土地らしい。テストに使っているドローンは重量55ポンド弱、荷重の最大は5ポンドまでだ。およそ200〜500フィートの距離を時速50マイルで飛ぶ。

そこから南へ2000フィートも行けば合衆国のワシントン州だが、合衆国連邦航空局(FAA)はAmazon社の所有地内でもテストを認めなかった。先週FAAはやっと折れてAmazonの実験的なテストを認めたが、Amazonは怒り狂って、承認された機種は当時のプロトタイプ機で、それはその後の技術的進歩により陳腐化した、と応じた。

一方、カナダでのAmazonの苦難といえば、許可が下りるまで3週間かかったことぐらいだ。Guardianの記事によると、それ以降はまるでカナダ政府から白紙委任状をもらったみたいに、自由にドローンのテストができる。カナダは人口密度が希薄だし、政治的風土もあまり厳しくない。FAAと、それに相当するカナダのTransport Canadaを比べることは、りんごとオレンジを比べるようなものだ。

しかもカナダがドローン企業のテストを認めていることが、一種のブームを喚(よ)んでいる。Guardianによると、2014年だけでもTransport Canadaは1672社に商用ドローンの使用を認めたが、FAAが認めたのはわずか48社だった。しかもカナダは、最終的には合衆国で操業したいと考えている企業にとって、地理的条件や気象などが似ている、という利点がある。

ドローン企業、中でもとくに、機械学習や自律飛行などの難問に挑戦している企業がすでに、カナダのイノベーションハブであるウォータールーやトロントにたくさん生まれている。FAAの消極主義は、カナダに生まれたばかりの飛行ロボット産業を、今後ますます活気付けるかもしれない。

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Amazon ホーム・サービスがスタート―掃除、漏水修理、テレビ配線などをプロに頼むマーケットプレイス

TechCrunchが先週スクープしたAmazon Home Servicesが、公式にスタートした。このサービスはテレビの据え付け、家の掃除、配管工事、電気工事など家庭内で必要になるプロフェッショナルな作業のマーケットプレイスだ。

このサービスは、昨年から一部のサービス種類について限定ベータテストが続けられていた。今回の公式スタートでは一挙に700種類のサービス・カテゴリーがリストアップされている。限定ベータの実施地区はアメリカの4大都市圏だったが公式サービスは41州をカバーする。

Home Servicesではたとえば「ホーム・エンタテインメント・センターのインストールの専門家」というように、必要とされる作業のカテゴリーを細かく分類することでユーザーがプロフェッショナルを見つけやすくする配慮がなされている。これならHDMIケーブルを注文するのと同じくらい簡単に作業の依頼ができる。作業請負者が業界団体から認定された資格を持っているかなど、各種経歴チェックのような面倒な作業をAmazonが消費者に代かわって実施してくれる。またAmazonは「作業結果の満足度」についても保証を行う。つまり結果が不満足であった場合、作業のやり直しまたは返金を行う。また認証済みユーザーによる作業者の評価も公開される。これから仕事を依頼しようとするユーザーは、現にその作業者に依頼し、料金を払ったユーザーによるレビューを参考にすることができる。

Amazonは各地域のプロフェッショナルと直接交渉すると同時にTaskRabbitのような既存のサービス依頼のマーケットプレイスとも提携する。これによって既存のマーケットプレイスではカバーできなかった広い範囲の作業カテゴリーが提供できるようになる。Amazoの新サービスはプロフェッショナル・サービスを提供するスタートアップにとってもより広いユーザー層にアピールできるチャンネルになるだろう。

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Amazon、クラウド・ストレージで強烈攻勢―月1ドルで写真を無制限に保存、5ドルなら全種類無制限

去年、Amazonはプライム会員向けにCloud Drive容量無制限、無料の写真ストレージを提供した。今日(米国時間3/26)、Amazonは有料の容量無制限のストレージ・サービスを発表した。Unlimited Cloud Storageと呼ばれる新サービスはプライム会員以外のユーザーも対象となり、写真以外のファイルのアップロードもサポートされる。これには2種類のプランが用意され、写真のみを対象とするプランは年額11.99ドル、unlimited everythingというビデオやPDFファイルなどあらゆるメディアファイルがサポートされるプランが年額59.99ドルとなる。

また最初の3ヶ月間。無料トライアルができる。

Amazonのこの動きはDropbox、Google、Microsoftその他クラウド・ストレージ分野のライバルに対して真っ向から勝負を挑むものだ。「容量無制限」のサービス自体はこれが初めてではないが、広く一般ユーザーを対象としたものとしてはこれが最初の試みだろう。たとえばDropboxの容量無制限プランはDropbox for Businessの中にある。同様にGoogleの場合も容量無制限サービスは教育機関向けエンタープライズ向けDrive for Workの一部となっている。今回のAmazonのサービスにいちばん近いのはMicrosoftだが、それでも無制限の容量が提供されるのはOffice 365の契約者だ。

この新サービスの狙いは、明らかに一般ユーザーだ。今や一般消費者がもつデジタル・コンテンツはさまざまなデバイスとプラットフォームをまたいで、大量かつ無秩序にちらばり(おっと、私もそうだ!)、伝統的な方法による管理が限界に近づいている。.

Amazonのクラウド・ドライブのディレクター、Josh Petersenは、「多くの人々は誕生パーティー、バケーション、旅行その他ありとあらゆる無数の記憶すべき瞬間を多様なデバイスの上に保存している。そのすべてをバックアップするには何ギガバイトあればいいのかもわからないという状態だ。われわれが今日発表した2種類の新しいプランを使えば、消費者はもうストレージについて心配する必要がなくなる。写真、ビデオ、映画、音楽、その他あらゆるデジタル・コンテンツを安全、確実、かつ手頃な料金で一箇所でまとめて保存、管理できるようになる」とコメントした。

現在AmazonのCloud Driveのユーザー数がどれほどなのか、正確なところは不明だが、Amazon Musicなど既存サービスのユーザーを転換させるというより、まだクラウド・ストレージをまったく利用していない一般消費者から大量の新たなユーザーを獲得することを目的としているようだ。

ただしすでに写真について無料で容量無制限のストレージを提供されている既存のプライム会員やFireデバイスのユーザーも追加料金を払えばUnlimited Everything プランを利用できる。またCloud Driveの他の他のプランのユーザーも今日から新サービスに乗り換えができる。

Amazonによる新サービスの紹介は以下のとおり。

無制限写真プラン(Unlimited Photos Plan) 最初の3ヶ月は無料試用期間。その後は年額11.99ドル(すなわち月1ドル以下)。契約者は枚数制限なしに写真をCloud Driveに保存できる。ユーザーは撮影した写真をデバイスからアップロードすることも、既存の写真フォルダーをアップロードすることもできる。このプランにはビデオや文書の保管のために5GBの容量が追加提供される。

無制限全種類プラン(Unlimited Everything Plan) 最初の3ヶ月は無料試用期間。その後は年額59.99ドル(すなわち月5ドル以下)。写真、ビデオ、文書、映画、音楽のファイルを本数無制限でCloud Driveに保存できる。

〔日本版〕Amazonの日本版クラウド・ドライブのトップページには新プランについてまだ記載がない。

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無理のないエラスティックな分散ストレージプラットホームHedvigがステルスを脱して$12Mを調達

新しいストレージプラットホームのローンチが、それが分散型という珍しいタイプのものであっても、人の胸をときめかせることはないと思うが、今日ステルスを脱して新たな資金調達を発表したHedvigには、ちょっと気にしてみたくなるすごい血統がある。HedvigのファウンダAvinash Lakshmanは、FacebookでCassandraを発明し、Amazonでは他と共同でNoSQLデータベースDynamoを発明した人物なのだ。スケーラブルな分散ストレージの作り方を知っている人といえば、それはたぶんLakshmanのことだ。

同社の今日の発表によれば、シリーズAで1250万ドルを調達し、ラウンドを仕切ったのはAtlantic Bridge Capital、これにTrue VenturesとRedpoint Venturesが参加した。この資金は同社の初のプロダクトの市場展開と、技術営業両面における陣容拡大に投じられる。

Hedvigの核となる考え方は、これまでのストレージでは、今日の企業が日々作り出しているデータの膨大な累積量とその増加になめらかに対応できない、というものだ。対してHedvigの分散プラットホームでは、ストレージの拡張が必要に応じて簡単にできるし、ストレージのアーキテクチャを頻繁に組み直す必要もない。

Lakshmanはこう書いている: “Hedvigは、企業が最初からすべてを分かっていると想定して、多くの時間と労力と予算を押し付け、やがて時の経過とともにそれが陳腐化する、というやり方を採らない。むしろ、まず既存のストレージ資産に無理なく適応し、その後、必要に応じて未来のストレージの購入もできる、という方式を提案する。そのストレージは、プロプライエタリなものでも、コモディティでも、どちらでもよい”。

Hedvigの主張によると同社のストレージソリューションは、ハードウェアとコンピューティング環境を特定せず、レガシーシステムでも仮想化システムでもクラウド環境でもどこでも利用できる。ユーザには“AWS的にシンプルな”利用インタフェイスを提供する(AWSのインタフェイスがシンプルだと言うAWSユーザはほとんどいないと思うが)。ストレージのプロビジョニングはアドミン自身が簡単にやれて、また社内社外のユーザにセルフサービス型のアクセスを提供できる。小さな展開からペタバイト級へのスケーリングも容易であり、データはその企業の方針によりオンプレミスでもパブリック/プライベートなクラウドでも、どこにあってもよい。

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FAA、Amazonに米国内でのドローン配達テストを認可


先ほどFAA(米国航空局)は、Amazonが米国内でドローンのテストおよび開発を行う制限付認可を得たことを示す声明を発表した。ただし、これは無制限に認めるものではない。FAAはAmazonに対して、厳格な規則・規定を課している。

Amazonは、2013年10月にドローンへの野心を発表して以来、FAAからずっとお預けを食わされてきた。当局はAmazonの計画に乗り気ではなく、同社はプロジェクトの実験を海外で行うことを強いられた。それ以降Amazonは、英国ケンブリッジでドローンプロジェクトの開発を行っている。

今日のニュースによって、この活動が米国に戻ってくる可能性が出てきた。

米国本土でドローンを使用するために、Amazonはいくつかの規則を順守する必要があり、例えば日中の飛行では高度を400フィート(120メートル)以下に保たなければならない。操縦者はパイロットおよび医師による証明が必要で、特に注目すべきなのはドローンを常に視界に置かなければならないことだ。

さらにFAAは、Amazonが飛行および操縦士のログデータを毎月提出することを要求している。

米国ドローン業界はいよいよ離陸しようとしている。FAAは行動を求める声にようやく答え始めた。つい先月、FAAは商用目的のドローン使用に関する基本的な規則・規定をついに公開した。しかし、そこに至るまでには数年を要した。テクノロジーは常に規則の先を行き、政府機関はついていくことに苦闘している。

TechCrunchはAmazonにコメントを求めている。

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AmazonのApple Watchアプリは、腕の上でショッピングができる


オンライン小売業のAmazonは、今週Appleが新ウェアラブルデバイス、Apple Watchにもうすぐやってくると紹介した多くのアプリケーションには入っていなかったが、実は同社もApple Watchバージョンのモバイルショッピングアプリを開発中であると本誌は理解している。このアプリは消費者が商品の検索から実際の購入までを、Amazonの1クリック注文システムを使って腕の上で行うことができる。

もちろん、Amazonが迫り来るモバイルプラットフォームに対応するのは当然だ ― つまるところこの会社は、自社製Kindleハードウェアだけでなく、ほぼあらゆるモバイルあるいはネットにつながるプラットフォームにショッピングアプリを提供する傾向にある。しかもAndroid Wear(=スマートウォッチ)バージョンのショッピングアプリは既に公開されているので、Apple Watchにも作るのは理にかなっている。

実際、本誌に入った情報によると、Apple Watch用アプリは、現行のAndroid Wear版Amazonアプリと同じように機能する。つまり、音声で検索して商品をAmazonのほしい物リストに保存し、さらにAmazonの1クリック注文を使ってすばやくチェックアウトすることまでできる(おっと、何て危険な!)。

ただし、小売の巨人はまだこのApple Watchアプリを正式に認めておらず、そのようなものを開発中であるとしか言っていない。同社の広報担当者は本誌に下記の声明を送ってきた。

「Amazonは顧客のために常にイノベーションを続けている。われわれは顧客が買いたいと思う場所ならどこにでも現れることを約束している。そこにはウォッチも入っている。われわれにはAndroid Wear版のAmazonショッピングアプリがあり、それを他のデバイスにも拡大していくつもりだ。

「他のデバイス」は、行間を読めばもちろん、AmazonのApple Watchアプリ計画を事実上認めている。

(注:上の画像はモックアップ)

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Amazon、P. K. ディックの傑作SF『高い城の男』のテレビシリーズ化を正式決定

Amazonがやってくれた! Amazonはフィリップ・K. ディックの傑作SF『高い城の男』を原作にしたテレビドラマを1シーズン製作することにゴーサインを出した。

われわれSFファンに朗報なのはもちろん、Amazonが力を入れているオリジナル・テレビドラマ・シリーズの将来にとってもグッド・ニュースだ。Amazonがこれまで製作したパイロット番組の中で『高い城の男』は断トツに視聴された作品だった。作品の完成度は非常に高かかったが、それだけにAmazonにとっても製作コストも撮影の技術的困難さもトップだったに違いない。

Amazonは同時に 最近のパイロット番組から4作をシリーズ化することとした。イギリスのテレビ番組をベースにしたMad Dogs、ドキュメンタリーのThe New Yorker Presents、それに子供向け番組が2本、Just Add Magiche Stinky & Dirty Showはいずれも優れた作品だと思うが、正直に言えば『高い城の男』はこれまでAmazonが製作した中で文句なしに最高傑作だと思う。

お気づきのとおり、私はだいぶバイアスがある。私が当初から『高い城の男』を激賞し、あちこちでそのことを告げてまわっていたことは同僚がよく知っている。ディックの原作は第二次大戦で枢軸側が連合国側に勝利し、その結果アメリカが日本とナチ・ドイツに分割占領されたパラレルワールドを異様なリアリティーで描いている。

しかしディックの原作を読んでいなくともテレビシリーズはよく出来ており、十分に楽しめる。パイロット版を見るかぎり、出演者は役柄に合っており演技も的確だった。シリーズを通してこの高い水準が維持されることを期待したい。とにかく私は良いSFテレビドラマには目がないのだ。

〔日本版〕主役の一人、サンフランシスコ日本大使館の書記官、田上信輔を東京生まれのベテラン日系人俳優ケイリー・ヒロユキ・タガワが演じる。Kindle版、高い城の男(早川書房) 

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Amazon、1時間配達サービスをマンハッタン全域に拡大


Amazonは、1時間配達をマンハッタン全域で提供開始した。

昨年12月、オンライン小売の巨人は、マンハッタンの非常に極られた非常に高級な地域に対して1時間配達を約束した。今日(米国時間2/17)、Amazon広報はMashableに対して、同サービスがマンハッタン全体で利用可能になったことを確認した。

この1時間配達サービスは、Amazon Prime Nowと呼ばれ、午前6時から深夜0時まで2時間配達は無料で、1時間配達は追加料金7.99ドルで利用できる。Prime Nowは、ペーパータオル、シャンプー、書籍、おもちゃ、電池、その他日用品の購入に適用される。

Prime Nowサービスは、Amazon Prime Nowという専用アプリを通じてのみ利用できる。

AmazonがPrime Nowをどのように拡大する計画なのかは明らかでないが、オンデマンド業界がAmazonの翌々日配達サービスを侵略しつつあることは明らかだ。

特にニューヨークでは、WunWunや、PostMate等のサービスが、「なんでもオンデマンド」サービスを手頃な価格で提供している。Amazon Prime Nowのマンハッタン参入によって、巨人も同じリングに登ろうとしている。

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MozillaのFlashプレーヤーShumwayがAmazonのプロダクトビデオを再生

MozillaはAdobeのサポート終了に備えて、FlashプレーヤーShumwayを急遽自作した。そのコードはすべて、オープンスタンダードに基づいている。なお、Shumwayという名前は、あの猫を食べる毛むくじゃらのエイリアンとは無関係だ。このプロジェクトは2012年にスタートし、Mozillaの実験用のNightlyビルドには前から含まれていたが、Nightlyのユーザでさえ、気が付かない人が多かった。

しかし今日から(米国時間2/13)Mozillaは、AmazonのプロダクトビデオにShumwayで対応し、今後デフォルトではShumwayプレーヤーを使うことになる。ただし、Amazonの提供ビデオという意味ではなく、プロダクトビデオのみだ。AmazonのAmazon Instantのビデオは、Silverlightを使っている。

Shumwayの開発にはかなり時間をかけたとはいえ、これ自体、小さなステップにすぎないようだ。でも、Web上にFlashムービーがあるかぎり、今後はShumwayが使われることになる。

今はWindows(Vista以降)とOS Xだけだ。H.264のデコーダを使うので、LinuxやWindows XPでは使えないかもしれない(XPは、とっくに過去のものだけど)。

でも、Shumwayの互換性がもっと完全になったころには、Flashはほとんど使われていない可能性もある。MozillaのShumway担当プログラムマネージャChris Petersonも、ある程度そのことを認識している

“ShumwayはFlashがWebから消えていくときに登場した。でも、AdobeやブラウザがFlashプラグインをサポートしなくなっても、Flashコンテンツのロングテールは必ず残存する”、と彼はShumwayの未来的存在意義を述べている。.

Googleは、FlashファイルをHTML5のコンテンツに変換するSwiffyを提供し、MozillaのようにFlashの自社製代替ソフトを作っていない。デベロッパは、Webサイトを公開する前にFlashコンテンツをSwiffyを使って変換すればよい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Amazonが企業等の”あげます”ページを無料でホスト…うまく使えばマーケティングの人気者に

Amazonが今朝(米国時間2/10)発表したセルフサービス型のツールを利用すると、誰もが“あげます”(giveaway, 無料進呈)コーナーをセットアップできる。誰もがとは言っても、Amazonの場合は、著作家やマーケターや企業やブロガー、商業者などがプロモーションのために利用することが多そうだ。

品物の発送はAmazonの梱包発送機能を利用して行われるが、その品物はAmazonの扱い品目の中から選んで指定してもよい。

“あげます”のホストは、そのルールなどをテキストで書く。それは、クイズの問題、無料進呈の対象者数、などだ。

セットアップが終わるとAmazonがリンクをくれるので、それをいろんなところで提示できる。Webページ、ソーシャルメディア、メールなどなど。

その品物をAmazonで買ったとき以外は、このAmazon Giveawayサービスの利用に関して費用は発生しない。

Amazonのルールでは、一つの“あげます”コーナーで最大50個までの景品等を提供できる。その総額は5000ドルまで。だからコンピュータなど高額なものをAmazonの商品の中から指定することは、できない。

基本的にはシンプルなテンプレートページが与えられるだけだが、そこに載せるUIや画像などは多少のカスタマイズができる。たとえばGIF画像によるアニメとか、その企業のTwitterアカウントへ行くボタンなど。

クイズに正解したりしてその品物をもらえることになったら、アドレス等を入力するためのウィンドウが出る。当たらなかったら、こんなメッセージだ:

一般人も利用できるサービスだが、今日の立ち上げで勢揃いしたのはAmazonのパートナー企業ばっかりだ。彼らはソーシャルメディア上で#AmazonGiveawayというハッシュタグを利用できる。ただし、このハッシュタグをすでに使っているマーケターも一部にいるから、やや混乱を招くかもしれない。

現在Amazon上にある“あげます”コーナーの一覧は、ここで見ることができる。Amazonはこれからもこのサービスを、Twitterなどのソーシャルメディアサイトで宣伝していく、と言っている。

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Amazon、実店舗へじわりと一歩―パーデュー大学に自社社員を配置したストアをオープン

Amazonはアメリカの大学キャンパスで地歩を固めようとしている。今日(米国時間2/3)、Amazonは自社社員を配置した最初の実店鋪を華々しくオープンさせた。パーデュー大学に開設されたAmazon@PerdueではAmazonの社員がアイテムの注文と引取の応対に当たる。大学教科書のセールスに役立つのはもちろんだが、このストアは事実上、カタログセールスショップとして機能する実店舗であるという点に大きな意味がある。

このAmazonストアにはパーデュー大のロゴを表示するpurdue.amazon.comという専用ポータルが用意され、学生は各講義の教科書を特別価格で購入できる。こうしたアイテムは注文すれば翌日にはストアに届いている。また学生は自分のデバイスからアイテムを購入し、Amazon@Purdueを送り先に選ぶことができる。ストアに注文した品が届くとメールで知らせてくれる。ストアではカウンターのAmazonの社員またはセルフサービスのロッカーを通じてアイテムを受け取る。

Amazonはこの春にはキャンパス内の別の場所にさらにストアを開設する計画だ。同時にパーデューの全学生に対して教科書の無料翌日配送を行う。

利便性、価格に加えてキャンパスと一体化させたAmazonのブランディング戦略は巧妙だ。大学に売上の一部を支払うことで場所を確保すると同時に大学のカリキュラムと一体化したセールスが可能となる。しかもこのストアは「ありとあらゆる商品を備えたコンビニ」として機能する。学生としてはわざわざ遠くの実店舗に足を運ぶ理由が大きく減るだろう。

このストアが予期どおりに機能するなら、アメリカの大学生の消費行動に大きな変化が起きる可能性がある。Amazonはすでにカリフォルニア大学デービス校、マサチューセッツ大学アマースト校とも提携関係を結んでいる。パーデューの試みは第一歩に過ぎない。

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Amazon、手持ちの紙書籍をスキャンしてデジタル化するアプリ、Kindle Convertをリリース

愛書家にとって、大量の紙の書籍をいずれKindle版に買い替えなければならないという展望は憂鬱なものだ。そこでAmazonは新しい選択肢を用意した。Windows向けのKindle Convertというソフトは紙の書籍をKindleのフォーマットでデジタル化できる。フォントサイズの調整、手持ちのどのデバイスからでも続きが読めるWhispersync同期機能、Amazonクラウドへの無料バックアップなどの機能が提供される。

ただし、手間はかかる。ソフトの料金はキャンペーン価格で19ドル(定価は49ドル)にすぎないが、手持ちの本をKindleファイルに変換するためにはスキャナーで各ページをスキャンしなければならない。フラットベッド・スキャナーでも一度に最大2ページしかスキャンできない。またThe Ebook Readerによれば、このサービスが提供されるのは当面アメリカのみだという。

幸いなことに、ハードウェアに対する要求は高くない。Kindle Convertは.jpeg、.tiff、.pdf、300-600 DPI、カラーなら24bit、グレースケールなら8bit、あるいは白黒2値 のファイルをサポートする。このフォーマットであれば、オールインワンのプリンターに内蔵されているスキャナーを含め、ほとんどすべての市販のプリンターで対応可能だ。

一生その作業にかかりきりになってもよいという修道院の図書係僧でもないかぎり、Kindle Convertで蔵書をすべてデジタル化しようというユーザーはいないだろう。いくら金の節約になるといっても手間がかかり過ぎる。

しかしそれでもKindle Convertは大いに役立つに違いない。通常ではデジタル化が望めない絶版本や稀覯本のKindle版を製作できるわけだ。またKindle Convertは写真、図版も含めてデジタル化されるので日記その他の個人的な文書や写真をデジタル書籍にするにも便利だ。

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Amazon、2014年Q4はEPS 0.45ドルで予測を上回るも、売上は293億ドルでわずかに及ばず

先ほどAmazonは、2014年Q4の決算を発表し、売上293.3億ドル、純利益は2.14億ドル、1株当たり0.45ドルだった。CNBC/Thomson Reutersによると、アナリストの予測は1株当たり利益0.17ドル、売上296.7億ドルだった。Amazonは利益では予想を大きく上回ったが、売上はわずかに及ばなかった。

過去2四半期、Amazonは予想に反して損失を出した。3ヵ月前、株式市場は同社に対して非常に厳しく、株価は10%下落した。

Amazonがほぼ復調した今、市場の反応は非常に良い。売上が予想を下回ったにもかかわらず、決算発表後の時間外取引きで、株価は7.86%高値をつけている。

昨年同時期、Amazonの収支は売上255.9億ドル、EPS 0.51ドルだった。今日発表された数値は、対前年比で売上が14.6%増え、利益は11.8%減っている。

未だにAmazonは、Amazon Fire Phone発売の後始末に追われている。新型電話機を買う人が殆どいないことに気付いた同社は、価格を下げるほかなかった。現在あちこちで0.99ドルで売られている。

その結果Amazonの利益率は打撃を受けた。しかし、状況は改善されつつある。この四半期はAmazonにとって重要だった。ついに同社は純利益を上げた。

売上は対前年比で大きく伸びている。新しいデバイスの研究開発に大きく投資しているが、それでもAmazonは何といっても驚くべき成功を収めているEコマースサイトだ。

特にAmazon Primeが非常に好調だ。世界で数千万人のユーザーが、高速配達とストリーミングサービスのためにPrimeを定期契約している。同社はこの定期利用料から大きな利益を得ているはずだ。

「昨年Prime会員料金を値上げした時、顧客はそれでもこれがショッピング史上最高のバーゲンだとわかってくれると信じていた。結果はその通りになった ― 全世界数千万の有償メンバーが昨年53%増えた。米国内は50%で海外の方がむしろ早い」とCEO Jeff Bezosがリリース文で語った。
他の高利益率部門には、Amazonサイトでの広告、Android用アプリストア、Amazonインスタントビデオ、およびKindleストアがある。最近同社はHachettとの争議を解決したので、Hachetteの本が再びKindleストアに戻ってきた。これも後押ししただろう。

今後は利益率に注意する必要はあるが、Amazonが再びFire Phoneのように新奇なデバイスの発売に挑戦するかどうか注目した。Amazonは、さらに多くの人々をAmazonエコシステムに呼び込む完璧なデバイスを探すために、十分時間をかけることができる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Amazonが企業向けのメールとカレンダーのサービスWorkMailでMicrosoftとGoogleに挑戦

Amazonが今日(米国時間1/28)、WorkMailというプロダクトをデビューさせた(Forbes誌より)。それはメールとカレンダーのサービスで、主に企業利用をねらっている。サービスはAmazon Web Servicesの上で動き、使いやすさとセキュリティでトップシェアのMicrosoftと次位Googleに勝とうとしている。

WorkMailはOutlookなど既存のメールクライアントソフトと互換性があり、企業がそれまでのMicrosoft Exchangeのメールサービスから乗り換えるのも容易だ。Wall Street Journalの記事によると、WorkMailのメールは送信時に暗号化され、受信側でAmazonが管理するキーにより解読される。ユーザは自分のメールが保存されるAmazonのサーバの地理的位置を指定できるので、NSAの手と目を逃れたいと考えているヨーロッパのユーザには便利だろう。

料金は1インボックスあたり月額4ドルで、競合他社と変わらないが、ただしGoogleとMicrosoftが提供している、Office文書の作成などのおまけ的機能はまだないようだ。

本来バックエンドサービスだったAWSの上でエンドユーザ製品を展開するのは興味深いが、しかし元々はAWSの提供機能の一環としてメールサーバ/クライアントがあり、Amazonはあくまでもそのレイヤの復活と位置づけているらしい。Exchangeからの乗り換えを意識しているようで、インタフェイスはデスクトップのOutlookふうやモバイル上のネイティブのメールクライアントふうを、そのまま残している。ただしWorkMailには、もっと機能が豊富なWebメールとしての顔もあり、それ用のソフトウェアなど不要で利用できる。

Amazonは2015年Q2のローンチを予定しており、その際にはやはりAWSベースの企業向けクラウドストレージサービスWorkDocs(元Zocalo)の抱き合わせ特典もある。WorkMailは月額4ドルでインボックスの容量50GBだが、あと2ドル出すとZocaloのストレージが200GB提供される。プレビューはすでに提供されているので、ここでユーザ登録するとよい。

AWSはいよいよ、クラウドコンピューティングのバックエンドを超えて、エンドユーザ向け完成製品も提供していくようだ。とりあえずWorkMailで、企業世界にそのことを知らしめたいのだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


AmazonのKindle Textbook CreatorはAppleのiBooks Authorとやり方がかなり違う

AmazonがKindle Direct Publishing(KDP)の著者のための新しいツールを、教育者や教育機関のための部門KDP EDUから出した。そのツールはKindle Textbook Creatorと呼ばれ、それを使って著者たちが電子的なテキストブックを作り、FireタブレットやAndroidデバイス、iPhoneとiPad、MacとPCなどへとパブリッシュする。AppleとiTunes UのiBooks Authorにやや似ているが、既存のテキストのPDFをベースとして使い、その上に主にKindle用のいろいろ賑やかな機能を載せる。

Kindle Textbook Creatorは、既存の教科書出版業界とパートナーしてテキストブックの制作を早くやることをねらっている。一方iBooks Authorは、教育者たちがゼロから何かを作ることを支援する。Amazonのこの新しいツールで作ったeブックは、カラフルで目立つページや、ノート、フラッシュカードによる練習問題や復習、辞書、そしてもちろんマルチプラットホームのサポートがある。またそのほかのPDFドキュメントを、含めることもできる。

経済的な側面はKDPのものがそのままEDU部門にも適用され、著者が得るロイヤリティはオプション次第で最大70%、コンテンツの著作権は著者に帰属する。またKDP EDUの出版物はKindle UnlimitedやKindle Owners’ Lending Libraryで貸し出されたり、Amazonの無料ブックプロモーションでマーケティングの素材になったりする。

EDUのTextbook Creatorはかなりシンプルな構造のようだが、Amazonは今後機能はもっともっと増える、と言っている。教育者向けのツールは今後、すごく高度化するのかもしれない。今のところはレガシーの教育出版業界自身の、教育の専門家や著者などによる自費出版の振興努力と歩調を合わせている。AppleのiBooks Authorツールは、教育者たちにいきなりデジタルでオリジナルを作らせようとしているが、Amazonは著者や出版社に、今あるものを何でも持ち込んで、同社の教育市場へのリーチを広げる手助けをしてください、と言っている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ウディ・アレン、Amazonと契約―プライム・インスタント・ビデオで初のTVドラマ・シリーズ制作へ


ストリーミング・ビデオは現在、非常にシリアスなビジネスになっている。今日(米国時間1/13)、AmazonはAmazon Studiosに新たな人材を獲得したことを発表した。Amazonは作家、脚本家、監督、俳優として伝説的であり、ときには 私生活の波乱が注目を集めるウディ・アレンとの契約に漕ぎつけた。アレンは彼として初のテレビ・シリーズの脚本と監督を行うという。

「タイトルなしのウディ・アレン・プロジェクト」と呼ばれる30分枠で、アレンとAmazonはアイロニー、おふざけ、自己韜晦を交えたユニークなシリーズを作るつもりのようだ。

「ウディ・アレンはすでに映画史上に残る最高傑作のいくつかを作ってきたビジョナリーなクリエーターだ。アレンとともに彼の最初のテレビ・シリーズの製作に携われるのは光栄だ。『アニー・ホール』から『ブルー・ジャスミン』まで、ウディはアメリカ映画界のクリエーティブな側面を代表し続けてきた。来年、彼の最初のテレビ・シリーズをプライム・インスタント・ビデオから提供できることに感激している」」とAmazon Studiosの副社長、Roy Priceは声明を発表した。

これに対してアレンも「私がどうしてこんな仕事にかかわることになったのかよくわからない。まだ内容についてはまるで考えていない。どうやって手をつけていいかもわからない。Roy Priceは後悔するかも」とお得意の韜晦で応じた。

このシリーズはアメリカ、イギリス、ドイツのプライム・インスタント・ビデオで公開される。キャスト、公開時期などは近く発表される。

Amazonのプライム・インスタント・ビデオはAmazonプライム・サービスの一環でAmazonの優良顧客であるプライム会員にエクストラ・サービスを提供し、このプログラムの魅力を高めることを主な目的としている。そのためプライムにはプライム・ビデオに加えてAmazonの音楽ストリーミング・サービスや有名ブランドのプライム会員向けプライベート商品などが用意されている。

しかしこれまでプライムビデオは他のビデオ・ストリーミング・サービスと比較した場合、トップクラスの成績を挙げているとはいえなかった。GlobalWebIndexが昨日(米国時間1/12)発表した統計によると、プライムビデオはGoogle Play、iTunes、Netflixに次いで4位に留まった。

Amazon Studiosは2010年にオリジナル・コンテンツを製作する部門として2008年に創立された。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


AWSが最速のEC2インスタンスC4をローンチ…Microsoft Azureに対抗

昨年のre:InventデベロッパカンファレンスでAmazonは、もうすぐEC2の最速のインスタンスをローンチする、と発表した。そして今日からAWSを使って高度に計算集約的なアプリケーションを動かすデベロッパは、その新しいC4インスタンスを利用できる。

Amazonによると、この新しいインスタンスはCPUの性能がきわめて重視されるアプリケーション向けに設計されている。それらはたとえば、“トラフィックの多いフロントエンド集合、MMOゲーム、メディア処理、コード変換、HPC(High-Performance Computing)アプリケーションなど”、だ。この新しいインスタンスにかぎって、プロセッサはIntel Xeon E5-2666 v3プロセッサ、ベーススピード2.9GHzを使用する。Turbo Boostを利用すると、最大3.5 GHzにまで高速化できる。それは主に、プロセッサのコアをすべては必要としないようなアプリケーションにとって有利だ。C4インスタンスの仮想CPUは最大で36基(物理CPUは18基)だが、オペレーティングシステムによってはそのすべてを使えない場合もある。

最大のインスタンスc4.8xlargeでは、プロセッサのパワーを直接設定して、アプリケーションのニーズに合わせることもできる。Amazonによるとこのインスタンスはまた、ストレージサービスEBSの利用に向けて最適化されている。

Amazonの今回のローンチは、Microsoftが同様の発表をしてからわずか1週間後だ。Microsoft AzureのGシリーズのインスタンスもやはり最大32の仮想CPUを提供、使用CPUはAmazonのC4と同じだ。Amazonが‘計算集約的’なアプリケーションを主な対象にしているのに対し、Microsoftは幅広いユースケース(データベースサーバなど)を想定し、RAMは最大448GBまでをサポートする。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Amazon、再びFire Phoneを在庫処分。SIMフリー、Prime会費1年分付きで189ドル


今週AmazonのFire Phoneは、なぜ同端末が失敗したかに関する裏話と、AmazonがFire Phoneの開発部隊であるハードウェアグループ、Lab126を再編するという計画でニュースを賑わせた。小売業者たちは再びこの端末の在庫を一掃すべく、Fire Phoneをキャリア契約なしの189ドルで売り始めた。これには、Amazon Prime一年分(通常価格99ドル)が含まれている。これは〈残念ながら〉悩めるこのスマートフォンにとって初めての叩き売りではない ― 2014年11月に、AmazonはSIMロックフリーのFire Phoneを199ドルで販売した。その前にはAT&Tとの2年契約付き価格が199ドルから0.99ドルへと引き下げられていた。

バーゲン前のSIMロックフリーFire Phoneの価格は449ドルだった。

現在189ドルで売られている32GB Fire Phoneは、4.7インチ HDディスプレイ、13メガピクセルカメラ、2.2. GHzクアッドコアCPU、2 GB RAMを備え、さらにPrimeメンバー1年間および無料無制限写真用ストレージが含まれている。ただしこの端末はGSM専用であり、これは米国ではAT&TとT-Mobileでは使用できるが、Verizon、Sprint等のCDMAネットワークでは使用できないことを意味している。

同端末はAmazonの日替りセール品として189ドルで提供されているので、セール期間終了後には通常価格に戻る可能性がある。

189ドルという価格は、決して〈安く〉ないが、通常ならPrime会員1年分に99ドル払うことを考えれば、ぐっと魅力的な価格になる。

Amazonのスマホが失敗した理由は、この会社の強味を生かせなかったことだ ― 顧客はもっとシンプルで手軽に買えるものを期待していた。しかしAmazonは、ハイエンド機で市場に参入しようと試み、メガネ不要の3D効果、Dynamic Perspective等をはじめとする機能の研究開発費のために価格も高くなった。この端末はCEO Jeff Bezosの愛玩プロジェクトと言われており、内部の人間がFast Companyに伝えたところによると、Bezosは実質的にFire Phoneのプロダクトマネージャーとして振舞い、ハードウェアからソフトウェアまであらゆる面で決定を下したという。Bezosのリスクに対する欲求は成果をもたらすことが多いので、人々は彼の話を聞きあるいは口を閉ざした。

Fire Phoneのゴールは、端末価格を正当化する「大ヒット」機能を塔載して差別化したハードウェアで高い利幅を確保し、消費者にiOSやAndroid端末からの乗り替えを促すことだった。しかしAmazonにとって不運なことに、消費者はその機能の数々を受け狙い、もっと言えばうっとうしくて邪魔だと受け取った。さらに重要なことに、Amazonは価格設定を誤った。同社はわずか数万台しか端末を売ることができず、結局1.7億ドルの評価損を計上するはめになった

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook