英国キッズのタブレット保有率は34%。ニッチ・ソーシャルネットワークも人気上昇中

昨年10月に、Ofcom(英国情報通信庁)が子供たちの間でのタブレット利用率が上がっているというレポートをリリースした。この度、新たに2014年版年次レポートがリリースされたが、どうやらタブレット利用が広がっていくトレンドは継続中であるようだ。今やイギリスの若年層におけるタブレット保有率は3人に1人というレベルに達しているらしい。

たとえば、5歳から15歳の層におけるタブレット保有率は34%となっているのだそうだ(これは両親保有および学校のものを除いた数字だ)。この数値は2013年版では19%となっていた。

さらに低い年齢層でもタブレット保有率は増加傾向にある。3歳から4歳の子供についても、10人に1人(11%)がタブレットを保有しているといの結果が出ているそうだ。これも昨年のレポートではわずか3%となっていた。

また、5歳から15歳の層がネットワークに接続する際に利用するデバイスとしても、タブレットの率が上昇している。すなわち2013年には23%だったものが、今回の調査では42%となっているのだ。

こうした傾向により、ノートPCやデスクトップ機が退潮を示しつつあるという見解も示されている。インターネット接続にあたって、PCないしノートPCを利用している子供の割合は、2005年の調査開始以来初めて低下することとなったそうなのだ。昨年比で3%低下して88%となっているようだ。

一方で、子供たちのスマートフォン保有率については横ばいという状況にある。8歳から11歳については20%、12歳から15歳については65%がスマートフォンを保有しているとなっている。

調査を見る限り、どうやら子供部屋におかれたテレビはタブレットへと姿を変えつつあるようだ。テレビの保有率は2009年の66%から2014年の46%へと3分の1ほども減らしている。但し、タブレットを使ってのテレビ視聴の習慣は増えている。こちらの方は2013年の15%から2014年の20%へと、逆に3分の1ほどを増やしている。

もちろんゲーム機としてのタブレット利用も増えつつある様子。昨年の23%から2014年には30%となっている。ゲーム専用機は昨年の81%から2014年の77%へと減少している。

多様化しつつあるらしいソーシャルメディア

また、イギリス若年層が利用するソーシャルメディアについての分析もなされている。どうやらマイナーなサービスにも利用者の目が向いているのではないかという結果が出ているのだ。

Ofcomの調査を見れば、イギリス国内の子供たちの間でも一番人気はFacebookだ。調査対象となった12歳から15歳の子供たちのうち、96%はFacebookに登録しているのだとのこと。これは2011年以来ほぼ変わらない数値となっている。

しかし「メインで利用しているソーシャルネットワーク」にFacebookを上げる割合は減っているのだ。この割合は2013年に87%だったものが、2014年には75%となっている。

その一方で、ソーシャルネットワークのバリエーションが増えてきているようなのだ。たとえば「メイン」にInstagramを上げる子供もいれば、SnapChatやWhatsAppを上げる子供たちの割合はいずれも増えている。もちろん、割合的にはまだまだFacebookの天下であるともいえる。しかしFacebook以外のソーシャルネットワークに注目する若年者が増えているという傾向は見える。「親がいないところ」を探してニッチなサービスを利用しようとする若年層もいることを示しているのだろう。

ちなみに現在のイギリスにおいては、「ニッチ」の中でInstagramが人気を集めているようだ。調査対象の36%が「使っている」と回答し、また9%がInstagramをメインに使っていると回答している。

次点はSnapchatで26%が使っていると述べ、20%はWhatsAppを利用していると回答している。InstagramおよびWhatsAppはFacebookのサービスとなってはいるが、しかしSnapChatの方は独立したサービスで、さまざまな買収提案を蹴り続けている。

ところで人気が低下しているサービスはとみれば、イギリスの若年層の間ではTwitterの人気が低下中であるようだ。3年連続で利用率が増えていて昨年は37%を記録していたが、今年は28%となってしまった。ちなみにGoogleのYouTubeの利用率も若干の低下を示しており、26%から22%となっている。

尚、レポートからは若年層グループにおける人気のうつろいやすさをはかり知ることもできる。たとえばソーシャルネットワークのBeboは2009年にはほぼ半分(49%)の利用率を示していたのに、2014年にはわずか3%となってもいるのだ。

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(翻訳:Maeda, H


Facebook、あなたのベストショットを拡大表示

写真の価値は平等ではない。あなたがスカイダイビングしているあのカッコいい写真は、あなたのランチ写真よりずっと面白い。そこでFacebookは今日(米国時間10/9)、iOSおよびAndroidアプリのプロフィール画面をアップデートして、「いいね!」のたくさん付いた写真を大きく表示するようにした。また、「アップロード」タブが新たに導入され、投稿した写真を一箇所で見られるようになったので、友達はあちこちのアルバムを探し回らなくて済む。そして、アルバムを見る時には、小さなサムネイルとアルバム名のリストの代わりに、大きなカバー写真が表示される。

最近はSnapchat等のメッセージングアプリで日々シェアされる写真が増えてきてはいるものの、大量に永久保存された友達の写真を見る場所としては、依然としてFacebookがトップだ。そしてテストの結果、この新しいデザインにすることによって、ユーザーは今まで以上に多くの写真を見たり「いいね!」したりするようになる、とFacebookは言っている。

新機能は、今から数時間のうちにiOSおよびAndroidの全ユーザーで有効になり、アプリのアップデートは必要ない。今のところウェブ版にこれが導入される予定はないが、ニュースフィードに複数の写真をアップロードしたとき、動的に一部の写真を大きく表示することはすでに行っている。

今を去る2012年、Facebookはお気に入りの写真にスターを付けて拡大表示させるしくみをテストした。しかし、機能に気付かなかったのか、時間をかけて自分のベストセレクションを手動で選ぼうと思わなかったのか、利用するユーザーは殆どいなかった。

今回Facebookは、どの写真に「いいね!」がたくさんついたかに基づき、モバイルアプリで自動的にこれをやっている。人気があると認められた写真は6倍に拡大される。ハイライトされた写真を小さく戻す方法はないので、あなたは恥かしい写真に大量の「いいね!」がつかないことを願うしかない。

ここ数年で写真共有は二分化された。FacebookのプロフィールページやInstagramで、手入れされた永久保存の写真がシェアされる時代がしばらく続いた後、Snapchatは、カジュアルなその場限りの写真をシェアしてはすぐに消えることを望むユーザーがたくさんいることに気付いた。

Facebookの短命写真共有の2度にわたる試み、PokeとSlingshotは未だ支持を得られていない。しかし、今日のような改善を続けていけば、何年分もの永久保存写真を互いに見せ合いたいと思う人たちがまだまだ多くいるだろう。大好きな人を探し出す方法が他にあるだろうか。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


共有データを幅広く「自己消滅型」にするDSTRUX

友だちと写真や誰かの言葉などを共有して、それがあっという間に広がってしまい、制御不能になった経験を持っている人は多いことだろう。ソーシャルメディアに投稿した場合も、やはり意図せず拡散してしまう場合がある。ツイートしたりFacebookに投稿したりした場合、ひとたび広まってしまうと全く制御不能となってしまうのだ。

そうした状況をコントロールしようとするのがDSTRUXだ。サービスは4月にウェブサービスとして提供開始となった。写真やドキュメントは自動的に暗号化され、それを自己消滅タイマーに応じた時間のみ意図した相手にメールないしFacebookで共有するというサービスだ。

このDSTRUXが無料のiOSアプリケーションをリリースした。ウェブと同様に、決められた時間のみアイテムを公開するものだ。

設定した時間内であっても、意図せぬ範囲にデータが広まってしまっていると感じれば、共有を停止することもできる。類似サービスはあったものの、スクリーンショットを取られればどうしようもなくなるというのが本当のところだった。こうした面にも気を配ったのがDSTRUXの強みだ。

DSTRUXには3つの重要な機能がある。すなわちスクリーンショット防止機能、印刷防止機能、およびローカルあるいはクラウドへの保存禁止機能だ。

ファウンダー兼CEOのNathan Hecht曰く、DSTRUXは個人ユーザーだけでなく、企業をも対象としているのだとのこと。

「この仕組みを利用すれば、安心して情報をシェアすることができます。どこまで情報が広がってしまったのかとか、いったいどこの誰が情報を閲覧しているのだろうということを気にせずに済むようになるのです」と言っている。

ファイルを削除したり、あるいは閲覧タイムリミットを超えたような場合には、DSTRUX上のデータは完全に削除され、復元できなくなる。

情報を共有する前に、どのように情報を扱うべきかきちんと考えるべきなのだと言う人は多いことと思う。しかし友だちや職場の同僚に対してシェアしたデータについても、事後的にアクセスコントロールが行えることになれば、それが便利でないわけはない。

Snapchatが自動消滅型のデータのやり取りというスタイルをメジャーにしてくれた。しかしSnapchatはスクリーンショットに対して無力でもあった。ここに着目したのがDSTRUXであるということもできよう。より深刻なケースでも利用できるようにしつつ、しかし同時に、操作性は簡単であるようにしようとした努力のあとが見られる。

現在のところ、写真とドキュメントには対応しているが、まだビデオには対応していない。しかしこれについても作業中で、さらにAndroid版も9月中にはリリースできる見込みだとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H


FacebookのSlingshotが世界中で利用可能になった

Facebookの新しいメッセージングアプリケーションであるSlingshotが、全世界で利用できるようになった。以前にもお伝えしたが、利用者の間で「特別な」操作を行うことが必要とされる。これまでは地域限定で公開されていた。

このSlingshotはもちろん、Snapchatに対する対抗プロダクトとしての意味も持つものだ。SnapchatはFacebookから独立したソーシャルネットワークを構築するものであり、それがある意味ではFacebookに対する脅威ともなっている。Facebookとしても、真剣に対処する必要があるわけだ。

アプリケーションでは写真ないしビデオメッセージを送る。落書きやエフェクトを追記して送ることもできる。そこまでは他のメッセージングアプリケーションと変わらない。ここで必要とされるのが「特別な」操作ということになる。送られてきたメッセージを見るために、自分の方からも写真ないしビデオを送る必要があるのだ。

ある意味では、自分ばかりが送り手になるのではなく、相手からの返信が(高い確率で)期待できるようになる仕組みだと言うこともできよう。

これまでのところ、利用者の受け取り方はさまざまであるようだ。メッセージをやりとりする人々の間での強制的な関係強化を面白い仕組みだと考える人もいれば、これまで何度か生み出されてきた失敗作のひとつとして葬り去られるだろうと考える人もいる。個人的には、なかなか面白いものだとは思う。ただ、大規模に利用されるようになるのかどうかについてはよくわからない。

写真を送らないとメッセージを見ることもできないというのを重荷に感じる人もいることだろう。情報の受け手としての立場でいたいと考える人も多いのだ。発言を強制されるようならば、アプリケーションの利用をやめてしまおうと考える人も多いのではないだろうか。

また、Facebookについて「クールじゃない」と感じる層は依然としているわけで、これはアプリケーションによって払拭できるイメージではないという見方もある。若い人たちは流行に敏感であるものだが、しかし2008年以来Facebookが「流行」となったことはないようにも思われる。今後の動向を見守りたい。

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(翻訳:Maeda, H


Facebook、ユニークな写真共有アプリ、Slingshotを公開―写真を投げ返さないと相手の写真が見られない

先週、早まって一瞬公開されたFacebookの新しい写真とビデオの共有アプリ、SlingshotiOSAndroid向けにアメリカで正式リリースされた。

このアプリは友だちに写真やビデオを送れるが、その友だちがコンテンツを見るためにはまず自分も写真などを送り返さねばならないというユニークな仕組みになっている。プロダクト・マネージャーのWill Rubenは「全員がコンテンツのクリエーターになる。単なる観覧者は誰もいない。そこがSnapchatとの大きな違いだ」と述べた。

Slingshotの成否は、ユーザーがこの「返信してアンロックする」というユニークな特徴を不必要に面倒なハードルと感じるか、参加のインセンティブと感じるかにかかっている。

詳しい話に入る前に、簡単に概要を紹介してておこう。Slingshotは写真や15秒以下のビデオを、相手を指定して、または最近Slingshotで会話した友だち全員に送信できる。,コンテンツの存続は一時的で、閲覧後に消去される。ただし自分が作成したコンテンツは自動的に保存できる。友だちはFacebookの友だちリストないし電話帳の連絡相手から選べる。

ただしプライバシーはあまり強固ではなく、ユーザー名を秘匿するといういわゆるくオブスキュリティー・モデルに頼っている。したがって簡単に推測できるユーザー名を選んだ場合、誰でもSlingshotを通じて写真などを送りつけることができる。

デザインは全体に楽しげで、文字や線を描き込んだり、ユーモラスな効果音やBGMを入れたりできる。

こちらはFacebookのイントロ・ビデオだ。

Slingshotの動作

SlingshotはスタンドアローンのアプリでFacebookの一部ではない。サインアップにはスマートフォンの電話番号を用いる。アプリは電話帳と(メンバーである場合)Facebookの友だちリストをスキャンして新たなソーシャルグラフを作成する。FacebookのメンバーでなくてもSlingshotは利用できる。Slingshotは定期的に連絡相手をスキャンしてソーシャルグラフを最新の状態に保つ。

Slingshotのデフォールトはカメラ画面で、上部に小さいカウンターが表示され、ロックされている未読メッセージとすでにアンロックされたメッセージの数が表示される。画面下部のShootボタンをタップすると現在の画面が撮影され、長押しすると動画が撮影される。Selfieボタンをタップするとフロントカメラに切り替わる。さらにタップして最大5行のテキストを書き込める。

Slingshotにはよく出来たお絵かき機能も用意されており、右側のカラーピッカー・レールを使って好みの色を選択する。左右にドラグしてブラシのサイズを変えることができる。写真の顔にヒゲを描いたり夕日を付け加えたり自由自在だ。ドローツールは操作するたびにマンガ的な効果音が鳴って気分を盛り上げる。

処理が終わったらUseボタンをタップすると、最近Slingshotでなにかコンテンツを送ってきた相手のリストが表示される。その下にSMSで友だちをSlingshotに招待するオプション、まだSlingshotからコンテンツを送っていない友だちのリストが続く。アンロックしていないSlingメッセージにはモザイクをかけてぼやかしたサムネールが表示される。



プライバシーにはご注意

Slingshotの「オブスキュリティによるプライバシー確保」というポリシーには少々懸念を抱かざるをえない。もしユーザー名がどこかに公開されたり、簡単に推測できるようなものだったりすると誰でもあなたにSlingshotメッセージを送りつけてくることができる。メッセージを受け取りたくユーザーは、そのユーザー名を左にスワイプして非表示にできる(設定から再度表示するようにできる)。もしわいせつ写真などを送りつけてくるユーザーがいればFacebookに通報できる。

送信したコンテンツは全員がアンロックして閲覧した後、あるいは30日後に自動的に消滅する。このときFacebookはコンテンツをサーバーから削除するということだ。



Slingshotはブレークするか?

謎めいたコンテンツに「返信してアンロック」するという仕組みは自然に好奇心を刺激して自分もコンテンツを作ろうとするインセンティブになる可能性はある。誰もが興味を持つような印象的な写真はFacebookやInstagramに、親しい間でのプライベートな写真はSnapchatに、普段のなんでもないような写真がSlingshotに、と住み分けることになるかもしれない。

しかし同時に、「返信してアンロック」は面倒すぎる小細工だと感じられるかもしれない。テキスト・メッセージですむところをどうしていちいち写真つきでやりとりしなければならないのか、と感じるユーザーが多ければ利用は進まないだろう。 

「ソーシャルメディアでコンテンツを作っているのは1%のユーザーにすぎない」という「1%の法則」の現実を変えるのは必ずしも不可能ではないだろう。Instagramは巧みなUIデザインによって誰でもアーティスティックな写真のコレクションを作れるようにして裾野を大きく広げた。Slingshotはメッセージ・サービスというもっとも競争の激しい分野に挑戦している。もしかするとSlingshotはなんでもない日常写真を友だちと共有するという新しい分野を開くことができるかもしれない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Snapchatで「ぼっち」になった人でも楽しめるメッセージングアプリ「winker」

NTTドコモ・ベンチャーズのインキュベーションプログラムである「ドコモ・イノベーションビレッジ」の第1期生であるプライムアゲイン。同社はこれまで写真の加工、アルバムアプリ「DecoAlbum」、Facebookで手書きのイラストを送信できるメッセージングアプリ「DrawChat」などを提供してきた。

プライムアゲイン代表取締役の阿部伸弘氏は、「スマートフォン時代のコミュニケーション領域サービス」提供に向けて、2010年に大学1年生で起業した。「留学先のカナダで、TiwtterやFacebookの普及を見ていた。そしてエジプト人の友人が『母国でソーシャルメディアを使った革命が起きた(アラブの春)』という話を聞いた。もともと政治家になりたかったが、それよりもコミュニケーションこそが世界を変えていけるのではいかと考えた」(阿部氏)。同社はこれまでNTTドコモ・ベンチャーズやEast Venturesなどからシードマネーを調達している。

そんな同社が6月2日に公開したのがiOS向けのコミュニケーションアプリ「winker」だ。winkerは、最大10秒の視聴で消えて二度と閲覧できない動画や写真をFacebookやTwitter、LINE上の友人に送付できるサービスだ。Twitterに関しては相互フォローしている友人間のみでメッセージの送信ができる。

プライムアゲインではwinkerについて「Snapchatライク」とうたっているのだが、動画撮影までの起動時間が多少早いくらいで(デモで比較を見せてもらった)、正直なところ機能としてはSnapchatとほぼ同じと言っていい。

だが1つだけ大きく違う点がある、それはFacebookやTwitter、LINEというほかのSNSのフレンドをそのまま持ち込むことができることだ。Snapchatの場合、連絡先として電話番号を登録している、かつアプリをインストールしているユーザーとしかコミュニケーションできない(もちろん招待もできるが)。「Snapchatを使ってみて分かるのは、実は友達が使っていなくて楽しめないということ。フレンドが多いからこそ消える動画や写真のおもしろさがある。友達を見つけやすいというのは重要な要素だ」(阿部氏)。

今後は国内に加えて、東南アジアでの普及に向けた施策をに取り組むという。


SnapchatのEvan Spiegelはやはり本物のバカだった

【抄訳】

SnapchatのCEOで協同ファウンダのEvan Spiegelを知ってからしばらくになる。会って会話をしたことは6〜7回あるし、電話はもっと多い。Disrupt SFでは20分間、ステージで一緒だった。そして、どんだけ努力をしても、彼を好きになることは困難だった。今回、彼がスタンフォードの学生時代に送ったメールを読む機会があり、自分の本能的直感が正しかったことを知った。

彼は、おバカである。

リークされたメールはValleyWagにそのすべてがあるが、それらの要約としては、上のたった一行のパラグラフで十分だ。以下は、その典型的な例だ:


[ゆうべは6人以上の女の子がきみたちの***をしゃぶったんだろうな。ぼくのところには、誰も来なかったから。]〔訳注: 伏せ字にした部分は、原文では’dicks’。〕

Zuckerbergにも悪名高いIMのリークがあったが、Spiegelのも学生時代のメールで、女性虐待、高純度麻薬の吸引、未成年飲酒、酔っ払った女子会のメンバーたちに友だちを強*させる、デブの女の子をレーザー銃でからかう、などなどが書かれている。これらのメールは、内容だけでなくスペルや文法もひどくて、良い意味での若者らしさはカケラもない。

Spiegelは本誌に、リークに関する公式の声明文を寄越した:

大学の男子会時代の愚かなメールが公開されたことを、当然ながら恥ずかしく思い、困惑しています。言い訳はしません。当時あれを書いたことと、あれを書くほど自分が愚劣だったことを、お詫びします。今のぼく、そして今のぼくの女性観は、そのころとはまったく違います。

彼には、せいぜい困惑していただきたい。これらのメールにはいわゆる“男子会気質”の最悪の部分が表れており、それは今でも、シリコンバレーにおける女性疎外に貢献し続けている。

メールには、Speigelの父である高名な弁護士が、未成年飲酒に対して寛容であったらしいことも、書かれている。

全体的にこれらのメールはSnapchatとSpiegelの両方にとって悪いニュースだが、そんなことは当たり前だ。個人的会話の内容を明かさないことは、彼と前に約束した。でも、人間としてのEvanを協同ファウンダとしてのEvanから分離してみれば、そこにいるのは、霊感を得てアプリを作った愛すべき少年ではない。そこにいるのは、自己の不安を恥知らずなうぬぼれで覆い隠そうとしている、自分に対する自信と確信を完全に欠いた、ひょろ長の青年だ。

私は一応プレスだから、彼も面と向かって差別的なことは言わない。でも彼の話のトーンは終始、Snapchatのようなクールなものを作った自分は優秀である、という自慢と自負に満ち満ちている。ほかの物や人に対しては、否定の言葉しかない。これらのメールは、この少年王がまだ未熟だったころの発言だが、それらと同じトーンに、もっとむかつくような人物像を組み合わせると、今のSpiegelができあがる。

しかし、考えてみれば、これらのメールがSnapchatのメッセージだったら、とっくに消えているのだ。Snapchatの理想のユーザ、それはEvan自身だろう。

【後略】
〔以下えんえんと、筆者のSpiegelに対するネガティブな感想が続く。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Snapchat、短命テキストチャットとビデオ通話を追加

Snapchatは、大成功している短命メッセージングプラットフォーム上に、ゆっくりと機能を追加してきている。今日の新機能は、古き良きチャットと、FaceTimeライクなビデオ通話機能の2つだ。テキストメッセージは、このアプリの性格を大きく変えるかもしれない。

短命写真は何かおかしな物を送って友人たちとの会話のきっかけにするのに最適だ。何人もの友達からスナップが送り返されチャットのようなやり取りが続く。そしてどうでもいい写真を撮ってそこにキャプションを書き込むことになる。短寿命で文字数も制限されているという事実は実に魅力的だが、時としてひどく腹立たしい。

しかし、このすべては過去のものになった。Snapchatの受信箱で友達の名前を右にスワイプするとチャット画面になる。これは一般的なチャットインターフェースだ。テキストメッセージを書いて、送り、スナップを送り、カメラロールの写真やビデオも送れる。残念なから、スタンプはない。

しかし、画面の下端には新しいボタンがある。これが青くなった時、それは相手が今チャット画面にいてあなたのメッセージを読んでいることを意味している。ボタンを押せば、通話が始まる。相手もその青ボタンを押せば、両方で同時に顔を見ることができる。

スナップを見る時と同じく、ビデオ通話を続けるためには、画面に指を置き続けなくてはならない。指の下には、カメラのサムネイルが見える。画面の他の部分には友達の顔がいっぱいに写っている。親指を離すと、相手の顔だけが見え、自分のカメラは共有されなくなる。

前面カメラから背面カメラに切り替えるには、親指を画面上半分までドラッグするだけで良い。こうした繊細なインターフェースは、Snapchatが非常に効果的なメッセージングアプリであり続ける理由だ。

通話やチャットが終ったら、受信箱に戻ることができる。そうするたびに必ずチャット履歴は消され、あなたはSnapchatの短命性に忠実でいられる。ただし、メッセージ毎にタップして保存することはできる。

テキストチャットへの参入は、Snapchatにとって重要な動きだ。Ansaを始め多くのライバルたちが、テキストメッセージ用Snapchatを作り様々なレベルで成功している。Snapchatの既存ユーザーが果たしてこれらの新機能を喜ぶかどうかは、まだ何とも言えない。もはやSnapchatは、ヘンな自撮りを送るだけのサービスではなくなった。

このアップデートは、まだPlay StoreにもApp Storeにも届いていないようだ ― 今日(米国時間5/1)中には公開されるはずだ。チャットをするためには、おそらく相手もアプリをアップデートしている必要があるだろうから、仲の良い友達と新機能を使えるようになるまでにはしばらく時間がかかるかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


汝のセルフィーを知るべし

【抄訳】

怒っているとき、うれしいとき、恋人の目を見つめているとき、自分がどんな顔をしてるか、ご存知かな? ロンドンのUniversity Collegeの神経科学の先生Dr. James Kilnerは、ほとんどの人が自分の顔を知らない、と言う。

Kilnerによると、一日の中で、多くの時間、ほとんどの人が自分が今どんな顔をしてるか知らないが、それにもかかわらず、実際よりも魅力的で若い顔をしていると信じている人が多い。おや、まあ、そうなの!

でもKilnerの研究によると、意外にも、自分のスマートフォンのフロントカメラの前では、良い表情になることが多いのだそうだ。

彼の研究によると、このところセルフィー(selfy, 自分で自分を撮った写真)がますます氾濫しているのは、自分が自分に関して抱いている、自分は魅力的だというイメージと、自分の写真とを、マッチさせたいと努力するためだ、という。彼が行った実験では、被験者たちにさまざまなセルフィーを見せる。より魅力的に見えるように編集されている写真もあれば、あまり魅力的でない写真もある。そして、元の(編集前の)写真を選べと被験者たちに求めると、ほとんどの人が、編集されてより魅力的になった写真を選ぶ。

空前のセルフィーブーム

携帯やスマートフォン、そしてそれに付随しているサービスやアプリが、安易にセルフィーをそそのかす。最近では、フロントカメラのない新製品の携帯はたぶん存在しない。Instagramには撮った写真を美化したり歪めたりするアプリが付いている。このようなフィルタアプリは、TwitterにもViberにも、そのほかのサービスにも付いている。瞬間写真を撮って送るSnapchatは、日常生活の中のリアルで生き生きした表情をとらえる。もちろん、本格的にPhotoshopを使う手もある。

人間には本来、自分を知りたいという欲求があることに加え、上記のような‘安易に使えるフロントカメラ’がセルフィーブームに大きく貢献している。

今や、誰も彼もがセルフィーを撮る。Obama大統領もセルフィーを撮る。Justin Bieberは自分のことをセルフィーの王様と称している。Tom Hanksは、こんなセルフィーを公開した。MerylとHilary(ヒラリー・クリントン)も。そしてTyra Banksも。こんな笑えるのも。

Instagramには、#selfieタグの付いた写真が7200万点もあり、このブームをねらったビジネス生まれている。セルフィーの流行でティーンたちのヘアにシラミが大量発生しているという説もある。

人類の歴史上初めて、われわれは自分の顔をとらえ、美化し、自分の外見を好きなようにコントロールしてお互いにコミュニケーションできる時代が訪れている。

しかも、それはもはや、単なるティーンたちの流行現象ではなく、哲学や心理学の話題にもなっているのだ。


【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


新たに発見されたSnapchatの脆弱性はiPhoneをクラッシュしAndroidを超遅くする

力の大きい者は責任も大きい。今でも急速な成長が続いているSnapchatに対しては、このプラットホームのセキュリティへの関心もますます成長している。

今日(米国時間2/7)はセキュリティの研究者Jamie Sanchezが、SnapchatはDoS攻撃に対して無防備であることを発見した。インボックスを過負荷にしてiPhoneをフリーズ、さらにクラッシュできる。回復策はリセットしかない。Androidデバイスはこの攻撃でクラッシュはしないが、ものすごく遅くなる。Los Angeles Timesがそう報じている

Snapchatはこう声明している: “この問題の対策に取り組んでおり、攻撃について発表したセキュリティ研究家に詳細を問い合わせ中である”。

LA Timesの記事によると、このアプリがユーザの本人性を確認するために生成するトークンが再利用できるので、それを利用してわずか数秒で数百のメッセージを送ることができる。これによってSnapchatユーザの大きなグループや個々のアカウントをダウンさせられる。

SanchezがSnapchatに通知せずに新聞社に一報したのは、Snapchatが“サイバーセキュリティの研究コミュニティを無視している”からだそうだ。

彼の言うことには、一理ある。

昨年末のホリデイシーズンにSnapchatはセキュリティの研究者たちから、ユーザデータが盗まれるようなセキュリティホールがある、と警告されていた。その警告が無視された結果、460万人のユーザの電話番号が公開されてしまい、セキュリティホール説が正しいことが証明された。

LA Timesは攻撃の様子を写したビデオを公開している。

今Sanchezに取材を試みているので、彼から情報が得られ次第この記事をアップデートしよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ザッカーバーグ、ようやくSnapchatとの戦闘体制が整う

Evan SpiegelがZuckのSnapchat 30億ドル買収を蹴って以来初めての収支会見で、Facebook CEOは極めて明快なメッセージをライバルたちに送った。

「当社の構想は、ユーザーがどんな相手とでもシェアできる製品群を作ること」とZuckは言った。「友達全員と同時にシェアしたい人ばかりではない。最近の成長傾向は、いくつもの別々のグループの人たちとシェアする機能を提供することだ」。

具体的に3つの製品が、FacebookのSnapchatとの戦いに役立つ。Messenger、Instagram、およびグループだ。

Zuckerbergは、昨年11月に改訂されたFacebook Messengerの利用が、過去3ヵ月で70%まで伸びたとことを発表した。一方Facebookグループの利用者は5億人で、Zuckはこれを「中核製品」であると言っている。

そしてFacebookの切り札、Instagramがある。写真共有サービスは12月にInstagram Directを提供し、写真をシェアする相手をユーザーが制御できるようにした。

もちろんこのいずれもが、急成長を続けるSnapchatに支配されている市場シェアとマインドシェアに対する圧力だ。ユーザーは1日に4億枚以上のスナップ写真を同サービスに送っており、会社は2011年の設立以来1.23億ドル以上の資金を調達している。

アプリはユーザーに、友達一人ないしは複数に対してすぐに消える写真をシェアする機能を提供する。コンテンツが消える(ママに見られたりネットに貼られる恐れから解放する)だけでなく、シェアしたものを誰が見るかも1件ごとにユーザーが制御できる。

Instagram Directはこのやり方を真似たが、あまり牽引力を見せていない

そして、仮にその成長が(まだ)脅威でないとしても、Snapchatの意固地なCEOは間違いなく脅威だ。

彼は、Zuckerbertその人以来初めての、若くて強い意志を持つ神童だ。もうすぐ24歳のスタンフォードを出たばかりの青年には、独自バージョンの寮友との法廷ドラマさえあり、ファウンダーの1人がSnapchatの1/3を要求する裁判を起こしている。もしZuckの王座を強奪する者がいるとすれば、Evanをおいて他にない。

Snapchatは、いかなる意味でもFacebookに依存していない、非常に数少ない(成功している)ソーシャルアプリの一つだ。Snapchatユーザーたちはスマートフォンの連絡先アプリを通じて友達を見つける。Facebook Connectはない。Facebook友達もない。Facebookへのシェアもない。Snapchatの中に、Facebookという言葉は出てこない。

その動きは比較的ゆっくりではあるが、過去数年間Facebookは、ティーンをはじめとする若年層の支持を失いつつあるオバマでさえそのことを知っている。インターネットで思春期を両親と共有したい若者はいない。Snapchatは、Facebookから完全に独立することによって、ティーンに遊び場を提供したのだ。

そしてFacebookは、今のところその漏れをふさぐことに失敗している。

FacebookがSnapchatに気付いた時には、もう手遅れだった。2012年12月にFacebookはPoke(a 恥知らずなSnapchatクローン)を公開したが完全な失敗に終った。

そして危機を感じたFacebookが30億ドルと言われる買収提案をした時、Spiegelの答はノーだった。

今日(米国時間1/29)Zuckerbergは、少々控え目ながら反撃に転じた。Messenger関連の数字を見ると、Facebookが若者獲得の戦いに向かう準備は整っている。ソーシャルネットワークにとって彼らが必要であるかどうかに関わらず

つまるところ、月間アクティブユーザー12億人に心配の種はない。Snapchatは未だに、まったくもって、ゴリアテFacebookに対するダビデだ。

今後Zuckは、MessengerとグループをさらにFacebookのメインアプリと切り離す計画だ。

「コミュニケーションにおけるシェア全体を考えれば、人々のやっていることは1つではない」とZuckは言った。「人はあらゆるタイプのコンテンツを、気に入った人たち誰とでもシェアしたいと思っている。Facebookには人々があらゆる相手とシェアすることを手助けする使命があり、歴史的にそれは、常に1つのサービスを通じて行われてきた」。

「Messengerは、かつてFacebookの一機能のように感じられたが、もっと単独アプリに見せようとしている」と彼は付け加えた。「メインアプリから取り出し、Messenger自身の体験を与える余地を与える。今われわれは真に良いものにすべく手を加えているところだ」。

別の言い方をすれば、「ほら、ここに親のいないFacebookがあるよ」。

どうするSnapchat? 君の番だ。

スタンドアロンアプリがFacebookの未来にどう影響を与えるのか? 本誌のJosh Constineによる特集記事、”Facebook’s Plot To Conquer Mobile: Shatter Itself Into Pieces” もご一読あれ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Google Playのストアからサードパーティ製のSnapchatアプリが大量に消えた

Snapchatは写真が消えることがサービスの本質だが、今ではユーザが写真を保存できるサードパーティアプリが氾濫している。自分が見た写真を、強制的に消されるのがいやな人たちのために。

Snapchat本体にスクリーンショットを取る機能はあるが、それをすると送り主に、写真が保存されたという通知が行く。サードパーティのハックは、この通知をせずに写真を保存するから、Snapchatの居心地の良いサービスの本質が、損なわれてしまう。

ところが最近、サードパーティ製のAndroid用Snapchat写真保存アプリが、Google Playのストアから削除されてしまったのだ。このミステリーでは、突然消えたのは写真ではなくAndroid用のSnapchatハックだった。

つねに眼光鋭い本誌情報筋によると、Googleは最近、Google Playのストアから大量のSnapchatハックを大掃除してしまった。“昨日気がついたんだが、サードパーティのSnapchatアプリのほとんどすべてがストアから消えている。全部で数十本はあったと思うが、残っているのは2つか3つだ”、とその筋は言っている。

消えたアプリの一つであるSnapcapture for Snapchatは、このアプリを買った人たちに、Facebook上でお詫びの言葉を述べている。そして、今でもそのアプリを無事にダウンロードできる、同社自身のサーバのリンクを提供している。

【中略】

同じく、SuperSnap for SnapchatもGoogle Playのストアから削除された。

Googleの検索で、今でもキャッシュされているアプリのリストを見ることはできる(下図)が、一部はすでに’page not found’(ページが見つかりません)になる。そのほか、たとえばSnapchat Save Picsなどは、今でもストアにある。

同じアプリのiOS版は、AppleのApp Storeに健在だから、この件に関してAppleは寛容なようだ。

【中略】

Googleのデベロッパ配布合意4.4節には、こんな条項がある:

AndroidのユーザやGoogleやモバイルネットワーク事業者やそのほかのサードパーティのデバイス、サーバ、ネットワークなどの財産やサービスを妨害し損害を与える市場活動と製品の開発や配布を行わないことに合意する。この市場から得た顧客情報を利用して外の市場で製品の販売や配布を行わないことに合意する。

ほかのアプリの機能をハックしているアプリで、この条項に違反していないものを見つけるのは、困難だろう。この条項のカバー範囲はとても広いから、興味深いのはその摘要や強制に生じるむらや恣意性だ。Google Playストアには、この条項に違反しているアプリが大量にあるはずだが、それらはどれも削除の対象になっていない。

今Google PlayストアでSnapchatを検索すると、Snapchatの写真を保存するサードパーティアプリがいくつかある。しかし、削除されたものと、こうして生き残っているものの、違いはよく分からない。それとも、これらも近く消されてしまうのか。

【中略】

上記の本誌情報筋は、SnapchatのAPIをAndroid上で(~Linux上で)‘不正に’使用しているアプリだけが削除の対象になった、と主張する。APIの、いわば裏をかいているアプリが削除されたのなら、大掃除を開始したのはGoogleではなくSnapchat自身かもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


いちばんかわいいSnapchatハックはLittle Snapperだ

ハッカーたちがSnapchatのゆるいセキュリティにつけこんで以来、多くの人たちがそれぞれ勝手にこの画像共有サービスのAPIを利用して、未読のメッセージを取り出すなど、ふつうではできないことをやり始めた。そんなハックの最新版Little Snapperは、それらの中でも抜群にキュートだ。

イギリスのアニメ作家でデベロッパのWesley Hill(GitHub上の通称Hako)は、Snapchatで見た写真をBergのLittle Printerでプリントする方法を考えた。この、感熱ロール紙を使用する小さなプリンタはインターネットに接続されていて、いろんなニュースソースやソーシャルネットワークのアップデートなどをプリントできる。Snapchatの写真が、短命から長寿に変わるのだ。

Little Snapperは、Snapchatのまだ見てない画像をつかまえて、それを45秒間ホストする間にLittle Printerがモノクロでプリントする。そのあと、Little Snapperは画像を削除する。そのサービスにはユーザ名とパスワードでアクセスし、受信した画像だけをプリントできる。自分が送ったのは、プリントできない。

Hillは、自分のチャレンジとしてLittle Snapperを作り、完成までに3週間を要した。今18歳の彼によると、SnapchatのSnaptchaシステムには欠陥があり、そのためにLittle Snapperは既存のアカウントでないと動かないそうだ。

“まあ、ぼくに言わせれば実装がお粗末だね。Snaptchaシステムはあまりよくないけど、みんながそれを使うしかない。SnapchatのAPIもあまり変わっていないから、できることに限界がある”、とHillは言う。

もしもあなたがLittle Printerを持っていてSnapchatにはまってる人でA Beautiful MindRussell Croweの装飾的なスタイルがお好きなら、このページへ行ってLittle Snapperをつかまえましょう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


460万人分のユーザーデータ流出のSnapchat、APIの脆弱性は昨年8月に警告されていた

Snapchatは460万人分のユーザー名と電話番号が漏洩した件について公式ブログに記事を発表した。それによるとデータが盗まれたのはAPIの濫用が原因だったという。同時に電話番号から対応するユーザー名が検索できるデータベースの仕様に問題があったことを認めた。

Snapchatでは今後こうした大量の個人情報流出が起きないよう、Snapchatのモバイル・アプリとサービス自体に改良を加えるよう準備しており、また電話番号から友達を検索できるFind Friends機能をオプトアウトに変えるとしている。

Snapchatによれば、同社は昨年8月にこのセキュリティー上の問題を外部から指摘され、APIを通じたユーザーデータ検索の速度を制限するなど一定の対策を取った。

ところがSnapchatは去る12月7日にFind Friends APIを利用して大量のユーザーデータを取得する方法をわざわざブログで公開するというセキュリティー史上まれに見る理解に苦しむ行動に出た。この記事でSnapchatは「理論的には誰かが大量の電話番号、たとえばアメリカ中のすべての電話番号をアップロードして順次Find Friendsで検索すれば、ユーザー名とそれに対応する電話番号の大量のデータベースを作ることが可能だろう」と書いている。

するとSnapchatのデータベースがまさにその方法で攻撃されたのだという。こうして460万人分のユーザー名とそれに対応する電話番号を掲載したSnapchatDB.infoがウェブに公開されてしまった。

驚いたことにSnapchatのコメントには迷惑をかけたユーザーへの謝罪が一言もない。過失を認めることになるのを恐れたのかもしれないが、まずい対応だという気がする。

Snapchatを攻撃した人物(ないしグループ)は「データを公開したのはSnapchatのセキュリティー問題に公衆の関心を呼び覚まし、Snapchatに欠陥の改良を促すためだった」と主張している。スタートアップにはリソースが不足していることは理解できるが、だからといってセキュリティーをないがしろにしてよい理由にはならない。セキュリティーはユーザー体験に劣らずサービスにとって本質的な要素だ。

攻撃グループは12月下旬、Gibson SecurityがFind Friendsのセキュリティー問題を詳細に指摘したことを報じるZDNetの記事によってこの欠陥を知ったという。この記事はGibson SecurityがSnapchatにセキュリティー問題を指摘したにもかかわらず回答がなかったので公表されたとのだという。

TechCrunchのJosh Constineも先月この問題を指摘していた。Snapchatの最初の間違いはセキュリティー専門家の意見を無視したところにある。Gibson Securityが警告を発したのは昨年8月で、問題が公表されるはるか前だったのだから、その間にSnapchatは真剣にセキュリティーの改善に取り組むべきだった。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Snapchatのリプレイ機能は、Snapchat自体を消し去る時限爆弾?!

Snapchatを使っていて一番不便なのは、音声付きのスナップが送られてきたのに、うっかり聞き漏らしてしまうことがあることだ。騒々しいところで開いてしまったり、あるいは音がならないようにしているときに開いてしまったりする。Snapchatがリリースした最新版に搭載されたリプレイ機能は、そうした問題にも対処しようとするものなのかもしれない。1日に1度、送られてきたスナップをもう1度再生することができるようにするものだ。しかしこれがむしろ大きな問題を引き起こすことになる。自らの特徴である「はかなさ」(短期で消滅する性質:ephemerality)を失ってしまうことになるのだ。

Snapchatが大いに流行することになった要因は、送受信するメッセージ(スナップ)を一瞬だけ見ることが出来るという性質によるものだった。「瞬間」に集中する必要があり、それがためにコミュニケーションに集中することともなった。

しかし今回投入された「リプレイ」機能があれば、漫然と対処することが可能となってしまう。アプリケーションを開いたままにしていて、かつ他のスナップが送られてくる前であれば「すごいな。ちょっと際どくてナイスじゃん。もう一度見てみよう」などということが可能になるのだ。

もちろんFacebookのタイムライン投稿のように、永久に残ってしまうというものではない。しかしこれまでのように気軽になんでも送るようなことはできなくなる。構図はちゃんとしていただろうかとか、髪が乱れていたのではなかろうかなどと気になってしまう。

これまでSnapchatで送られるスナップは、一度だけ閲覧されてあとは記憶の中に残るのみとなるものだった。記憶というのは曖昧なものであり、それがために気軽になんでも送ることができたのだ。こんな写真を送ると何を言われるだろうなどということを気にする必要もあまりなかった。そうした性質のおかげで、馬鹿馬鹿しい内容で盛り上がったり、あるいは少々際どいスナップを送り合って笑い合ったりできたのだ。ちょっとしたおふざけ写真が後々までひと目にさらされるような危険性については考える必要がなかった。

これからはスナップの内容が再チェックされてしまうようになるわけだ。あるいは誰かに見せたり、さらには再生の様子を他のカメラで撮影したり、あるいはスクリーンショットに残したりすることもしやすくなってしまう。シモネタ絡みで楽しんでいた人たちは、少々使いにくさを感じてしまうことになるだろう。他の人に見せられたり、あるいはカメラで記録されたりする可能性がある中、際どい写真などは送りたくないと考えるのが普通だろう。

冒頭にも書いたが、リプレイが便利である場面というのも確かにある。しかしUI面でも機能面でも、あまりにひどいデザインであるように思える。機能を使うにはメニュー階層を深くたどって「Manage Additional Services」というメニューを発見して、そこから行う必要がある。ちなみにこの設定でリプレイが可能になるのは自分の端末上(人から送られてきたスナップを見る場合)であり、自分が送るメッセージをリプレイ可能性を設定するものではない。自分の送る画像やビデオのリプレイ可否を設定する方法は用意されていないのだ。

Snapchatは10月にもStories機能を発表し、短い時間で消滅するという自らの特徴とは違う方向への進化を模索しているように見える。これは24時間以内なら何度でも見られる形式でパブリックに、あるいは友人に対してスナップを公開するものだ。24時間たてば、スナップは消え去ることとなる。リプレイもこの流れにあるものと考えることが出来るかもしれない。しかしStoriesでは、何度でも閲覧可能とする設定を行うのは送信者側だった。リプレイでは、受信者が送信者の意図に関わらず、繰り返してスナップを見ることが出来るようになっているのだ。

リプレイの目的が、ビデオを見るのにうっかり音声をオフにしてしまっていたとかそうした事情に対処しようとするものなのであれば、送られてきたスナップがビデオなのか写真なのかを明示するようにすれば良いと思う(Update:実は区別されていたそうだ。赤が写真で、紫がビデオを示すのだそうだ。しかしもっとわかりやすく示してくれても良さそうなものだと思う)。間違って開いてしまって、よく見ないうちに消滅時間になってしまうということに対処しようとするのであれば、スナップを開くときの仕組みを考え直せば良いだけの話だと思う。

問題に対処しようという、ある種の「好意」からの機能変更であるにせよ、Snapchatは人気を集めた自らの特徴を捨ててしまうような形で変化してしまっている。これが正しい方向性だと思っているのなら、CEOのEvan Spiegelはちょっと考えなおした方がいい。Snapchat自体があっという間に消え去らないうちに、リプレイ機能については考えなおした方が良いように思う。

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(翻訳:Maeda, H


サービスの方向性が迷走し、新たな可能性は感じられない。Instagram Directは失敗だと思う

友だちは誰もInstagram Direct(IGDと略す)を使っていないようだ。少なくとも今のところは使っていないらしい。先週の木曜日にスタートしてから、これまでに受け取ったIGDメッセージは2件だけだ。その間、頻繁にメッセージのやり取りをする友だちのうち20名以上がInstagramに画像を投稿している。あるいはやはり同一期間内で、18名から60通ほどのSnapchatメッセージを受け取った。始まったばかりのサービスを云々するのは時期尚早なのかもしれないが、しかしどうやらIGDは失敗に終わるのではないかという思いを強くしつつある。

もちろん根拠を示すためのデータがあまりに個人的なものではある。しかしいろいろ考えても、やはり自分の考えが正しいのではないかと思うのだ。

多くの人が使うサービスの中で、新しい機能を提供してもあまり流行らないことが多いという一般論もある。しかしInstagramについては当てはまらなそうだ。Instagram Videoは、かなり広まっているようにも思えるからだ。IGDの問題は「新しい機能」ではなく「全く違うもの」を同じ器に盛ろうとしたことにあると思う。

Instagramは、写真をみんなと共有したいと願う人々の気持ちに訴えて大流行することとなった。写真を撮って(今はビデオにも対応している)、それをシェアする。より正確に言えば、フォローしている人たちとシェアする。今回、IGDの導入により、Instagramはプライベートな共有空間の構築を目指すこととなった。写真やビデオを撮って、それを知り合いないし、知り合いグループに送るという使い方だ。この両者は、コミュニケーションのスタイルとして全く異なるものであると思うのだ。

これまでの利用パターンと全く異なる利用法を提示して、それでもアプリケーションを使ってもらおうというのはなかなか難しい話だ。また、その「全く異なる利用法」が、他のアプリケーションで行えることであるとなれば、難しさは一層増すことになる。

もし限られた人とのみ写真を共有したいのなら、テキストメッセージで掲載場所を伝えたり、メールしたり、あるいはFacebookのメッセージング機能を使って行えば済む話だ。いずれもIGDよりも自由に使うことができる。たとえば送られてきた写真に、別の写真でレスポンスすることもできる。ちなみにIGDでこの機能を搭載していないのは、個人的には最大の謎だ。また、少しの人と写真をシェアしようとするのに手間が掛かり過ぎるのも問題だ。送る人を選んでタイトルを付けるという作業に時間がかかりすぎるように思う。仲間内で手軽に写真をシェアして愉しむという目的に沿っていないように思うのだ。

そしてこの分野にはもちろんSnapchatという存在がある。Snapchatは目的もはっきりしていてメッセージが消滅するという特徴もあり、利用者を惹きつけている。メジャーなメッセージングサービスにはメッセージが自動的に消えるという機能はなく、あまりに馬鹿馬鹿しいものや、あるいはちょっときわどいものなどを送りたいときには、自然とSnapchatを使いたくなるというわけだ。

まとめてみるなら、Instagram DirectはInstagramとは「違いすぎ」、しかしながら「新たな可能性はない」というところにあるようだ。

実はFacebookは、このことを以前に学習済みだ。もちろんSnapchatへの対抗ビジュアルコミュニケーションツールとしてのPokeをリリースした際の話だ。この試みは失敗に終わった。Facebookとしては「こちらのツールを使ってくれ」と言っていたわけだが、利用者にとっては乗り換えるメリットが全くなかったのだ。しかもFacebookは、何かを半永久的にシェアする場所として利用されることが多い。そのような中、Facebook上に自己消滅型メッセージをやりとりするというのは違和感を与えるものでもあったのだ。また、これまでにプライバシー面でも問題をいろいろと指摘されたこともあるわけで、利用者としては、本当にメッセージがきちんと消滅するのかどうか危ぶんだという面もあるだろう。いずれにせよ、Pokeが単なるSnapchatのクローンであり、新たな可能性をもっていなかったことに失敗の要因がある。

個人的には、Instagramがメッセージング機能を実装することには賛成で、先週にはInstagramはプライベートメッセージングを提供すべきだという記事も書いた。利用者がより多くの時間をサービス上で過ごすようにする仕掛けが必要だという視点から記したものだ。しかし実装にあたって、Instagramは自身のサービスを補完するものとしてではなく、ライバルに表面的に対処するようなものを作ってしまったように感じる。Instagramは、写真を利用したメッセージのやり取りを簡単に行えるような仕組みや、あるいは既に公開している写真についての話が行えるようなツールを構築すべきだったのではなかろうか。他のアプリケーションでもできるようなことではなく、Instagramならではのエクスペリエンスを提供する仕組みを熟考すべきだったと思う。

Instagramは、カメラとソーシャルネットワークをダイレクトに結びつけることにより、写真のあり方を変えた。Instagram Directは、何も新しい面白さを提供してくれないように感じている。

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(翻訳:Maeda, H


Instagram、Instagram Directを提供開始(特定の相手との交流が可能に)

ニューヨークで行われたプレスイベントにて、InstagramのファウンダーであるKevin Systromがプライベートな写真共有と、メッセージング風サービスを導入するとのアナウンスを行った。サービスの名称をInstagram Directというのだそうだ。

これまでのInstagramは、公開型のソーシャルネットワークだった。Facebookのように相互に繋がった相手とやり取りをすることを目的とするのではなく、ブロードキャストモデルを基本スタンスとして採用していた。今回、Instagram Directを導入したことで、Instagramでもプライベートなやり取りが可能となる。

すなわちフォローしているユーザー同士での、ある種のチャット風やりとりを愉しむことができるようになるのだ。コミュニケーションのきっかけはもちろん写真ないしビデオからスタートということになる。これはInstagram上で実装されるサービスとして当然のことだ。これまでは「いいね」したり、あるいはパブリックなコメントを送ることしかできなかったが、投稿された写真ないし動画に基いて、個人間のメッセージのやり取りが可能となったのだ。

仕組みについてみておこう。

写真を投稿する際(投稿の仕方はこれまでと変わらない)、写真の上に「Followers」と「Direct」という2つのタブが表示されるようになった。

「Direct」を選ぶと、写真を見てもらいたい友だちを選び、そしてそれぞれにメッセージを送ることができるようになっている。送った相手が写真を開くと、送った相手のリスト画面にチェックマークが表示される。ダイレクトに送った写真についても「いいね」することはでき、その画面でチャットのやり取りをすることもできる。

Direct投稿は、一度に15人まで同時に行うことができる。送信時には送る相手のサジェスションも行ってくれるようになっている。

写真を受け取った場合は、アプリケーションの右上にあるインボックスアイコンからメッセージを受け取ることができる。Directの画面からは1対1ないし、写真が送られたグループの人とのチャットを行うことができる。

Instagram上で相互にフォローしあっている人なら、簡単にプライベートなメッセージのやり取りができるようになったわけだ。フォローしていない相手からメッセージが送られてきた場合には、メッセージはすぐには受け取ることができず、ペンディング扱いとなるようになっている。

メッセージの受信に同意すると、それ以降は当該送信者からのメッセージがインボックスに届くようになる。

ちなみに、最初からテキストのみのメッセージを送ることは出来ない。まず写真を送ってからチャットを開始することとなる。

Instagram上ではこれまでも、ある種のプライバシー設定があった。たとえば特定の利用者をブロックするとか、あるいは自分自身のプロフィールをプライベートにするなどといったものだ。プロフィールをプライベートにすると、フォローの申請を承認して、はじめてフォロワーにコンテンツが表示されるようになっていた。

今回のアップデートにより、プライベートに、より親しい人とのやり取りのみを行うようなオプションが登場してきたということもできるだろう。

また、今回のアップデートにより、エンゲージメント獲得の機会を得たということもできよう。お互いの写真をいろいろと見て回った後には、撮影している写真などをきっかけにして、きっと会話も弾むことになるだろうと思われる。

Instagram Directについてのビデオを下に掲載しておく。

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(翻訳:Maeda, H


Snapchat、追放されたファウンダーが秘密の訴訟情報を漏洩していると差止め申し立て

「すぐに消えるメッセージ」のアイディアを最初に考えついたと主張する男、Reggie Brownに対してSnapchatは情報漏洩を差し止める仮処分を申し立てた。

今日Snapchatが裁判所に提出した申立書によると、「共同ファウンダーだったが追放された」とされるBrownは秘密の裁判文書を不法にマスコミに漏洩しているとされる。

この申立でSnapchatの訴訟代理人、Quinn Emanuel法律事務所は「Brownは本件訴訟に関連するほとんどすべての文書の公開を禁じる裁判所の保全命令に従おうとしない」と書いている。

Brownは訴訟関連情報を公開したことを認めている(Business Insiderこの宣誓供述ビデオを渡すなど)。「自分には訴訟関連文書を公開する権利があり、今後も公開していくつつもりだ」とBrownが語ったと申立書は主張している。

裁判所が仮処分の申立を認めることになれば、 Brownと弁護人は罰金、法廷侮辱罪その他の罰を受ける可能性がある。また本訴全体を失う危険性さえある。

申立書には「秘密情報が公開されればSnapchatは回復不能の損害を受ける」とある。訴訟文書には将来のビジネスプランや個人情報、数千ページに及ぶ財務情報が含まれているらしい。また申立書にはReggie BrownがGQ誌の独占インタビューを受けることを予定しているとも記載されている。

ちなみにSnapchatの代理人は当初Cooley LLP法律事務所だったが、4月にQuinn Emanuel法律事務所に変えられた。 BrownはQuinn Emanuelはごく短い期間だが、自分の代理をしたことがあるとして忌避を申立てた。数カ月後、裁判所は申立を退けた

ところが最近になって、SnapchatとともにBrownに訴えられている投資家は法律事務所をQuinn EmanuelからDurie Tangri, LLPに変更した。われわれはQuinn EmanuelとDurie Tangriの双方にこの変更の理由を質問中だ。

〔日本版:仮処分の申立書の全文は原文参照〕

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Snapchatでの写真共有件数はFacebookを上回っている(Facebook+Instagramと同程度)

Snapchatは、今や日々4億もの「snap」をシェアするサービスとなっている。CEOのEvan SpiegelがTechCrunchからの取材に対して明かしたものだ。

9月には、やはりEvan SpiegelがDisruptの壇上で、自動消滅写真共有サービスにおける写真共有件数が1日あたり3億5000万となり、6月の2億から成長を続けているとアナウンスしていた。サービスの成長ぶりには驚くばかりだ。

ちなみに、1日あたり4億枚という数字は、Instagramでの共有件数とFacebookでの写真共有件数をあわせたものに匹敵しているのだ。

Facebookには、10億人の利用者から、1日あたり3億5000万枚の写真がアップロードされるのだそうだ。そして1億5000万の利用者を抱えるInstagramでは、日々5000万枚の写真が共有されている。

但し、Snapchatの数字では「ブロードキャスト」分を複数カウントしているようである点には注意が必要だ。「ブロードキャスト」とは、1枚の写真を複数の受信者に対して送る機能だ。1枚の写真が複数回共有されているということで、複数分にカウントしているようだ。

プライベートに共有することができて、かつ時間がたてば消えてしまうというのは、確かに魅力的な機能であるようだ。FacebookやInstagramでは、基本的に投稿は公のものであり、いつまでもデータが残ることが基本的前提となっている。両者の特徴を見比べたとき、Snapchat方式を好む人が大勢いるのは、確かに考えられることではある。

それでもSnapchatの利用頻度拡大の速度はなかなかのものであることは間違いなかろう。Facebookから30億ドル程度の買収提案があったとか、あるいはかなり大規模な資金調達を近々行うらしいというにも確からしさを感じる。

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(翻訳:Maeda, H


なぜティーンはSnapchatを使うのか―短期消滅型メッセージ・サービスが必要とされる理由

「子どもたちはガラスの試験管の中に入れられているようなものだ。ソーシャルメディアへの投稿は親や教師、そして将来の就職先に細かく調べられる。そこで後に記録がのこならないSnapchatのようなメディアが重要になってきた」と出資者であるBenchmarkのBill Gurleyは説明する。

Gurleyはベルリンで開催中のTechCrunch Disrupt Europeに登壇、SnapchatについてTechCrunchファウンダーのMichaelArringtonと対話した。Gurleyによれば、Snapchatの取締役、Mitch Laskyの子どもは「Facebookは(ティーンエージャーにとって)大人のLinkedInみたいなものだ」と言ったという。

この点を理解できないために多くの大人たちがSnapchatエロ画像の交換のためのサービスだと軽視するという誤りをおかす。Snapchatは表示後10秒で消えるビデオや写真を友だちに送るサービスだ。そこで当然ながら馬鹿げたコンテンツも大量にやりとりされている。

「子どもたちはすぐに理解した」とファウンダーのEvan Spiegelは9月にサンフランシスコで開催されたDisruptで述べた。SpiegelによればSnapchatには毎日3億5000万のスナップ(写真とビデオ)が投稿されているという。それ自身で驚くべき数字だが、3億5000万というのはFacebookに毎日アップロードされる写真の数と同じだと知ればますます強い印象を受ける。

下にBenchmarkのチームがSnapchatについて語ったビデオをエンベッドした。

Gurleyはなぜ「短期消滅型」のメッセージ・サービスが急速に人気を得ているか詳しく論じた。

子どもたちにとって、インターネットは次第に居心地の悪い場所になっている。思ったように共有できない、面白くない、楽しくコミュニケーションできない場所になっているのだ。それがSnapchatに人気が出た本質的な理由だと思う。Snapchatは子どもたちが後の影響をあれこれ恐れずに楽しくコミュニケーションできる場所を提供している。昔のFacebookの写真のために就職の機会を逃した若者の話をよく聞く(のだからこれは理解できる心理だ)。

大人の場合、たとえば休暇で旅行に行ったときの写真をLinkedInに投稿すれば常識のないやつだと思われるだろう。子どもたちはFacebookについて同じように感じている。すぐに消えて、後からとやかく言われないような方法で写真を共有したいのだ。

短期消滅型メッセージ・サービスは定着した

ティーンエージャーの置かれている状況に対するこのような包括的な理解がなければ、Snapchatの重要性を見失う。だろう。またFacebookには簡単にSnapchatの真似ができない理由もここにある。本質的に短期消滅型であり、かつ独立したサービスであることが成功のために決定的に重要な要因なのだ。Snapchatに対するFacebookの買収提案をSpiegelが拒絶した理由はそこにあるのだという。

同時にこれは短期消滅型テクノロジーが一過性の流行ではない理由でもある。Facebookのような長期蓄積型のソーシャルネットワークのニーズはいつでもある。しかし短期消滅型のコミュニケーションの必要性は極めて大きい。

長期蓄積型も短期消滅型もともに大きな将来性をもったサービスだ。そのように考えれば、最近Snapchatが35億ドルの会社評価額で資金を調達した聞いても、受けるショックは減るのではないだろうか。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+