3Dプリント義手で、少年がギターを弾けるようになった

Diego Corredorはギターを弾きたかったが、生まれつき右手がなかった。義手を使ってコップの水を飲んだり、物を持ち上げることはできるがピックを持ったり弦をつまびくことはできなかった。そこへ登場したのが3D Gluckのメーカーたちだ。

チームはコロンビアに住むCorredorと一緒に、ギターを弾けるカスタム義手を制作した。実験中は手のように見える必要はなく、最終的にカバーを被せて彼の腕に固定し、ピックを把むためのクリップを付けた。チームはCorredorのために、リンキン・パークのロゴで腕を飾った。

「私たちは実用的でDiegoの充生度を高めるものを作りたかった」と3DGluckの共同ファウンダー、Andrea Monroyは言った。

e-Nableを始めとする非営利グループによる3Dプリント義肢は、50ドル以下でプリントできる非常にシンプルな手に力を入れている。Corredorの手もその程度の価格で、10代の若者がカッコいいエレキギターを弾くことができる。

via 3Dprint

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


ドイツの研究所が実際にテレポートマシンを作った??

Hasso Plattner Instituteの最新プロジェクトで“転送”されてみたい人は、まだいないと思うが、この研究所が作ったテレポートマシンでは、送信した物が一度破壊されて、3Dプリンタで再び組み立てられる。

テレポート(teleportation)とは、通常の理解では、物が別の場所へ移動することだ。そのときの送受信機と通信回線の上では、物が原子に分解されて送られ、再び元の物へ組み立てられる。…といった、ありえない方法が使われる。しかしこの研究所のテレポートでは、物がスキャンされてその3Dモデルが作られ、それが遠くの3Dプリンタへ送られて、プラスチックで再生される。その際、元の物は粉々に砕かれる。たとえば、あなたが持ってる珍しいフィギュアをテレポートすると、その物は粉にされてしまい、別の場所にその正確なコピーが作られる。その物がプリントされたら、その3Dモデルのデータも迅速に破壊される。

二台の3Dプリンタを使うが、片方はグラインダーとスキャナ役を担当し、もう片方はRaspberry Piによる受信装置が暗号化されたメッセージを受信する。このプロジェクトはScottyというたいへん可愛らしい名前で、完成品のプロダクトというよりもむしろ、新しいアートの方法を概念実証しようとする実験的なプロジェクトだ。

研究者たちはこう言っている:

Scottyは前のシステムのように物をコピーしない。破壊と暗号化が加わったことによって、その物はつねに世界に一つしか存在しない。今のプロトタイプは、単一の物質(プラスチック)しか使えないという制約があるが、アプリケーションの重要な目的二つをすでに実現している: (1)物の単一性を保持するので、友だちなどとの共有においてその物の感情的価値が保全される。(2)所有者はつねに一人なので、物を電子的に急速搬送した場合のライセンスの問題を解決する。

つまりScottyなら確実に、その物はどんなときでも一つしか存在しない。一つしかないことに伴う感情的価値や商業的価値が保全される。また、テレポートの実現性を証明する。複雑な物はこのシステムでは無理だし、生きてる猫も送れないが、アイデア自体はかなりクールだ。

研究者の一人、Stefanie Muellerが上でこう言っている: “Scottyは前のシステムのように物をコピーしない。破壊と暗号化が加わったことによって、その物はつねに世界に一つしか存在しない”。たしかに破壊的ではあるけど、でもテレポートという考えがそもそも、物理的なパラドックスという名の苦行を物に強いることではないだろうか。

出典: 3DPrint

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


MarkForgedで3Dプリントした工具や部品は巨人にも壊せないほど丈夫

ちょっと見ると、MarkForged Mark Oneで3Dプリントしたものは、そんなに強そうには見えない。わりと粗い感じの白とベージュのフィラメントでプリントされたレンチなどの工具は、ファウンダのGreg Markが今年のCESでデモして見せてくれたときには、仕上げがまだ行われていない、壊れやすそうな、普通の3Dプリントオブジェクトに見えた。

 

でもその、3Dプリントでできた工具を壊そうとすると、驚きが訪れる。彼が作ったレンチの3Dモデルは、国際宇宙ステーションに送られたのと同じだが、折ろうとしても折れないし、とてもしっかりしている。カーボンファイバとナイロンを使っているので軽いが、強さはスチール並だ。ぼくは何度か壊そうとしたが、カーボンファイバが一筋入っているだけなのに、ものすごく強い。

CESのステージでMarkの話を聞き、プリントされた製品を見たのは先週だ。次回はもっと本格的なレビューを書こうと思っている。

今のところ、カーボンファイバで強化された物をプリントできる3DプリンタはMark Oneだけだ。ベーシックモデルで5499ドルと高いが、設計家やメーカーがアイデアを素早くテストするための備品としても最適だ。これでYodaの頭部をプリントしたい人はあまりいないと思うが、出来上がった物の強度の点で、3Dプリントは使えないな、と思っていた人は、きっと考えを変えるだろう。

このプリンタは、本物の金属を使う3Dプリントの一歩手前まで来ている。もちろん、十分な力を加えれば壊れるが、人の手で壊すことは無理だろう。プリンセス・ブライドに登場するあの巨人フィージックですら。

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見よ、この自作3Dプリント製コーンスターチ火炎放射器を操る男を

日頃Ivan Owenはどちらかといえば平和主義者だ。彼は、子供用人工装具を作っていることでよく知られているが、今回はややクールさに欠けるものの、ずっと面白いものをひっさげて帰ってきた。

この自作3Dプリント製コーンスターチ火炎放射器は、バッテリー駆動のリーフブロワー、粉ふるい、およびプロパンバーナーで作られている。”The Conflagulator” と名付けられたこの装置は、舞い上がるコーンスターチの雲をバーナーで着火して巨大な火のかたまりに変える。決してご家庭ではやらないように。

Owenはデザイナー兼作り手であり、このプロジェクトは(実に危険ではあるが)既製の道具と食材を使ってどれだけ楽しめるかを見せてくれる。彼の他のプロジェクト(この驚異の巨大ロボティックハンドを含む)は、OwenのこのYouTubeページで見ることができる。

via 3Ders

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Matter and Formの3Dスキャナは600ドルと安いけど上出来

 

Matter and Formの600ドルの3Dスキャナは、今いちばん安い3Dレーザースキャナだろう。良質なスキャンをさせるためには調整等が必要だけど、結果は十分によろしいし、しかもこいつは、既存のメジャーな3Dスキャナに負けていない。

これまでの3Dスキャナの多くは、テーブルを回転させてオブジェクト(対象物)をスキャンする。あの感動的だったMakerbot Digitizerのように、Matter and Formはレーザーでオブジェクトを“読み取り”、三次元のポイントデータの集合を作る。この‘クラウド’と呼ばれる点データ集合を、3Dプリンタはなぞりながらプリントを行う。データの一部を変えて、プリントされる物の形状をオリジナルとは違えることもできる。

ぼくの場合、最初はうまく行かなかったけど、まわりのいろんなものを片付けてスキャナの目にオブジェクトしか見えないようにすると、成功した。だからたとえば、バックが白い壁だとうまく行くし、あたりに雑多な物があるとスキャナはそれらも読んでしまう。

3Dプリントを本気でやりたい人には、スキャナとしては3D Systems Sense Scannerか、このMatter and Formをおすすめしたい。まだ完璧ではないが、魅力的なツールだし、お値段のわりには十分楽しめる。

〔ここにスライドが表示されない場合は、原文を見てください。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


犬のダービーは3Dプリント義足のおかげで飼い主と毎朝ジョギングできるようになった

最近、3Dプリントのおかげで自由を取り戻した動物のニュースをよく聞くようになった。今回のダービーは生まれつき前脚に障害があったのだが、3DSystemsの好意によって、飼い主といっしょにジョギングができるようになった。義足の上部はダービーの変形した前足にぴったり合うようなクレードルになっており、下部は独特な楕円形だ。

ダービーに飼い主を探してやったのはPeace And Paws Rescueシェルターのボランティアで3DSystemsのプロダクト・マネージャー、Tara Andersonだった。Andersonはまず前脚の代わりになる車輪を試した。これはある程度効果があったが、やはり自由に走り回れるというには遠かった。 3DSystemsの2人のデザイナーと動物の義肢製作専門家のDerrick Campanaがダービーの前足の3Dスキャン・データを元にカスタマイズされた義足を設計した。

カモ3Dプリントの義足で義足で歩き回れるようになったカモのビデオも人気を集めたが、3Dプリントによるプロトタイプづくりのおかげで犬がこんなに嬉しそうに走り回れるようになったのを見ると心あたたまるものがある。今やダービーは飼い主といっしょに4、5キロも走れるという。何十年も前からこうした義足は作ることは可能だったが、特にペット用には、現実離れした製作費用がかかっていた。そのうちバイオニック・ハムスターやサイバー・フェレットなども登場するだろう。

「これが3Dの良いところです。犬であろうと人間であろうと、より良い生活を送ることを助けることができます。」とAndersonは語る。

via 3Ders

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Da Vinci 1.0 AiOは3Dプリンターの未来を体現―レーザースキャナー搭載の3Dコピーマシン

XYZPrinting da Vinci 1.0 AiOは3Dプリント・マニアのための3Dプリンターだ。AiOの筐体にはABS 3Dプリント・システムとレーザー3Dスキャナーが一体化して組み込まれている。底にはターンテーブルが設けられており、オブジェクトを乗せるとゆっくり回転し、レーザーが形状データを読み取る。そのデータにもとづいてオブジェクトが3D出力される。文字通り3Dコピー・マシンだ。オブジェク・イン、オブジェクト・アウトのシステムというわけだ。スタートレックのファンなら「レプリケーターだ!」と叫ぶだろう―たしかにそれに近いものではある。

われわれはbitを自由に操る時代から原子を自由に操る時代に足を踏み入れつつある。AiOは3Dとしては世界最良というわけではないだろうが、3Dコピーを家庭やオフィスで可能にする。この意味は立ち止まって少し深く考えてみる必要がある。ほんの数年前まで、そんなことは不可能だ、SFの世界の話だと思われていた。それがあっさり実現してしまったことも驚きだが、最大の驚きは価格だ。AiOはわずか799ドルだ。799ドルで、最大7.8(19.8cm)×7.8(19.8cm) x7.5(19cm)までのオブジェクトを3Dスキャナーでスキャンし、ABS素材で出力できるのだ。高性能のカラーレーザープリンタでもそのぐらいする。

実際の作動はどうか? AiOはすべての面で満足な作動をみせる。出力は驚くほど滑らかで解像度も高い。私がテストした3D出力(下の写真)の品質は十分合格だ。Marioのスターツリーは任天堂ストアから取り寄せたかと見まがうばかりだ。これらの出力物には一切後処理を加えていない。音も静かだ。聞こえるのはノズルを移動させるモーターとファンの作動音だけだ。

ただしスキャンニングは事前の計画が必要だ。光を反射するオブジェクトは避けた方がよい。またつや消しの表面でも一部のディテールは失われる。陶器の象と石膏のガーゴイルを試してみたところ、ガーゴイルはうまくいったが象はダメだった。しかしライオンの小像はすばらしい出来栄えだった(頭部に若干の欠けが発生)。無

というわけでこれは驚くべきマシンだ。しかしいくつか注意点もある。まずAiOは非常に大きい。おそらくMakerbotの2倍はあるだろう。たいていの家庭用レーザープリンターよりもかさばる。またいくつか重要な限界がある。

AiOが正常に出力している間はまるで魔法を見ているようだ。しかしひとたび何かがうまくいかなくなると大変だ。プラスティックがノズルの周辺で固まり、小さいピンセットで忍耐強く剥がさねばならない。このマシンは一体型ですべては筐体の中にきちんと収まっている。そのためプリントヘッドに手を届かせるのが難しい。AiOではオールインワン型の3Dプリンターの良い点と悪い点がともに極端な形で出る。そしてHPその他のインクジェットプリンター・メーカーがとっくに知っていることだが、プリンターはインクで利益を出すビジネスだ。

AiOは1.75mmのABSフィラメントを収めた専用カートリッジを使う。カートリッジにはEEPROMが仕込んであって、ユーザーが自由にリフィルできないようになっている。しかし ハックは可能だ。もっとも600gのカートリッジがわずか30ドルだが、それでも自分でフィラメントを選びたいホビイストは多いだろう。

しかし普段は専用カートリッジを使うとしても、XYZPrintingがこのカートリッジの生産を止めたり、あるいは倒産したりしたときにはハックする方法を知っていないと困ったことになる。しばらく待てば、もう少し精度の高いスキャナーとオープンなフィラメントを使える3Dが登場するだろう。しかしそうした新型が799ドルで手に入るようになるまでにはしばらくかかるのではないか?

一言でまとめれば、AiOは手の届く価格で驚くべき機能を備えた製品だ。3Dマニアならなんとしても試してみたくなるはずだ。

〔原文にはスライドショーで写真多数あり〕

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Sintratechは、世界初の卓上型焼結3Dプリンターを開発中


スイスのSintratecという会社が、世界初の卓上型焼結3Dプリンターの販売を計画している。焼結というのは、ナイロン粉末の層にレーザーを照射して3D物体を作る方式のことで、中身の完全に詰まった物体を高精度で作る最適な方法の一つだ。

同社は、近くIndiegogoで製品を公開する予定で、プリンターの価格は4000ドル。驚くほど良くできた機械で、いかにもすばらしい作品をプリントしてくれそうだ。


最大プリントサイズは130 x 130 x 130 mmで、内部に可動部分を持つ部品を作ることができる(例えば、歯車を内蔵した時計)。プロセスは通常のプリンターよりはやや遅く、ビデオにあるように、最終製品は少々粗いが、Form Labs Form 1+のような後処理が不要で、プリント直後に使用できる点はデザイナーに喜ばれるだろう。

via Wamungo

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


3Dプリント銃を現実的にする新しい弾丸


3Dプリント拳銃はまだ現実味に欠ける。プラスチックの気まぐれに加えて、Liberatorのような作り方を見る限り、注意していないと銃はいつでも手溜弾に変わりかねない。しかし、エンジニアのMichael Crumlingは答を知っているかもしれない。

彼が作った新しいタイプの弾丸は、薬莢を銃身の補強材として利用する。これは、ピストルを粗悪なプラスチックで作っても、この長い弾丸を使っている限り、発射した後も銃身が本体から離れることはない、という意味だ。

Crumlingは彼のウェブサイトにこの新しい弾丸 .314 Atlas の計画を掲載している。彼の仕事は、クールなギターのデザインと、クールな銃のデザインを交互にこなすことなので、Atlas弾丸はまだ極く初期段階にある。それでもテストは十分に行われており、非常にうまく動作している。

Crumlingがこう書いている。

これが .314 Atlas弾丸のデザインだ。これは約23000 psi(1565気圧)の圧力下でも安全で、1018冷間圧延鋼から作られている。まだ負荷をかけているところなので、データは多くないが、開発が進めば追加できるだろう。

Crumlingはこれを、実質的に「弾丸に組み込まれた銃身」であり、銃そのものにかかる圧力をすべて取り去り、プラスチック銃身を単なるガイドとして使えると言っている。画像を見る限り、精度はあまり高くなさそうだが、大切なのはその発想だと私は思う。

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Solid Conceptsが、新たな3D金属プリント拳銃を発表


金属による3Dプリンティングの専門メーカーで、現在はStratasys傘下にあるSolid Conceptsが、第2の3Dプリント金属拳銃、Reasonを発表した。

彼らの最初の銃である1911もこの銃も、金属の粉末をレーザーで焼結 ― 溶融 ― する方法で作られている。しかし、銃身やグリップの細部からは、同社のテクノロジーがこの1年で飛躍的に改善されたことが明確に伺われる。

「私たちはこれが可能であることを、テクノロジーは3Dメタルプリンティングで銃を作れるところまで来ていることを証明しようとしている」と、Solid Conceptsの積層造形担当VP、Kent Firestoneは昨年言っていた。「今や、資格を持った顧客が独自の銃部品を必要だと言えば、私たちは5日間のうちに納品できる」

ホビィストの間ではかなり前から数多くのプラスチックガンが出回っている。しかしこれらの金属モデルは、はるかに頑丈で安全に発砲できる。事実、初代の1911モデルは5000回以上の発砲に成功している。

この新しい拳銃は、銃身に独立宣言文の抜粋が刻印されており、高解像度メタルプリンティング技術の概念実証であると見られる。最初の1911は1万1900ドルで販売されたが、この拳銃・政治的声明には、値札が付けられていない。

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曲がったiPhone問題は、3Dプリンティングで解決しよう

驚くほどきついパンツでiPhone 6 Plusを曲げちゃった? 骨ばったお尻でiPhone 6をダメにしてしまった? iPhoneを万力に挟んでペンチで曲げてしまった? 3Dプリンティングが解決してくれる。

このプリベント[折り曲げ済み]iPhone 6ケースは、Shapewaysで19.99ドルにて販売中だ。作者のFernando Sosaは、カラーバリエーションとして、ベント・ブルー、プレッシャー・パープル、OMGオレンジの各色を用意している。Sosaは、ウラジミール・プーチン等形取った「プラグ」を作っていることでも有名だ。

設計図データをダウンロードして、自分でプリントすることもできる。その場合は、あなたのiPhoneの曲がり具合に応じて、ファイルを修正することをお薦めする(あなたが、実際に問題の影響を受けた9人の一人であるならだが)。お楽しみあれ!

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3Dデザイナー集団、逮捕された日本人メーカーに敬意を表して「イムラ」リボルバーを設計

日本の警察が、3Dプリンターでリボルバー拳銃を作った疑いで居村佳知を逮捕した時、いくつかのサークルの3Dプリント支持者が立ち上がった。問題の銃は、空砲しか発射できないZig-Zagと呼ばれるシンプルなテストモデルだった。このほぼ居村の3Dプリンティングにおける業績に敬意を表して、あるCADデザイナーが、新たにより高性能な実弾を発射できる銃を設計した。

自らをWarFairyと呼ぶそのデザイナーは、 Free Open Source Software & Computer Aided Designというデザイン集団の一員だ。彼は、まず銃の写真をツイートし、その後それを定評あるモデル群に追加した。念のため言っておくと、この銃はまだ実際に実弾を発射したことはないが、通常使用に耐えるよう設計されている。

WarFairyは米国外に住み匿名を望んでおり、このモデルの設計には非常に苦労したと言っている。完成版キットには、ATF規制準拠および燃焼室補強用の金属部品が含まれている。WarFairyはこのデザインは政治的声明ではないと言った。「われわれがこれをImuraと名付けたのは、弾倉に彫られた溝が、日本で逮捕される前に居村が作ったリボルバー式シングルアクション空砲銃を真似たものだからだ。政治的声明があるとしたら、それはユーザーが推察したものだ」

「ちゃんとプリントするためにひどく苦労している」と彼がIRCチャットで語った。「鋼鉄のスリーブを使っている。フレーム前部には、0.75インチの旋条が刻まれていて、ピストルに旋条を義務付けているATFの要求を満たしている。現在これを作るのに使われていたプリンターは全部壊れてしまっている。近く作業を再開する予定だ」と彼は言った。

新しい拳銃をダウンロードできるのはいつだろうか。

この質問に対してWarFairyは「スタートアップでお馴みのセリフ『その時が来たら』」と答えた。それまでの間チームは、政治的ではなく、探究精神に則っとってモデルやビデオを公開するつもりだ。

via 3Dprint

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3Dプリント義手が、このウルヴァリンの爪でさらに強力になった

手の不自由な子供にとって、新しい手をプレゼントされるほど嬉しいことはないだろう。では、その手に爪が一式ついたらどうだろう!

Enabling The Futureというグループのメーカー(作り手)、Aaron Brownは、指を失った子供たちのために、3Dプリント義手を作っている。義手は無料で配られており、グループは数多くの子供たちを大いに喜ばせてきた。

今度はもっと喜ぶかもしれない。Brownは、その無料の義手と互換性のあるウルヴァリンの爪を作った。設計図はThingiverseで入手できる。

「私の中のコミックオタク(とFacebookの友達何人か)が、爪のないウルヴァリンの手などあり得ない、と言うので、Sketchupでいくつかデザインしたものを、メーカーフェアの前日にプリントして銀色に塗りマジックテープを付けた。それがなかなかの出来映えだった!」とBrownは言う。

「私はナイトクラブで約7年間警備員として働き。その前は工場であまり面白くない仕事にいくつかついていた。テクノロジーをいじり回すことは、いつも私の情熱でありホビーだったが、去年祖父が突然亡くなり、遺言によってわずかばかりの ― ビジネスを始めるのに十分な ― 資金が手に入った」と彼は言った。現在小さな3Dプリントショップで働くBrownは、最初の「手」をGrand Rapids Maker Faireで披露して以来、子供たちのためにウルヴァリンをテーマにした手を作っている。

3Dプリンティングが、本当の実用に使われるところを見るのはすばらしいことだが、もっと嬉しいのは、ナイトクラブのアルバイト警備員から、少しの時間と努力によってフルタイムのメーカーになれた連中を見ることだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


自分の家の裏庭にお城を3Dプリントした人がいる…しかもすばらしい出来栄え

誕生日にほしいものが、決まった。

独自に工夫した3Dプリント技術により、Andrey Rudenkoは自分の家の裏庭にお城をプリントした。構想から完成まで、2年を要した。

そして、その結果がすばらしい:

画像よりおもしろいのは、彼のWebサイトにあるビデオクリップだ。それは、‘建設’の過程を見せてくれる:

Rudenkoによると、プラスチックではなくコンクリートで3Dプリントしたため、いろんな問題に遭遇した。たとえば、“お城の塔を単独でプリントするのはバッドアイデアだった。それを持ち上げて正しい場所に置くのが、ものすごく難しい”。想像できるね。

次は何を? 通常のサイズの家だ。このお城も、中を歩けるぐらい大きいが、彼の構想はもっとでかい。それに、次の建物はもっと温暖なところでプリントしたい。気温が高い方が、コンクリートが早く固まるからだ。硬化が早ければ、工期も短い。

もうひとつRudenkoが考えているのは、次の建物はプリンタの位置を固定して昼夜兼行でプリントさせることだ。すべてのパーツを、一箇所で作る。出来上がった部品の耐荷重性能が良いためには、コンクリートとプリンタの状態が安定していることが必須だからだ。

画像クレジット: Andrey Rudenko/TotalKustom

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


すべての3Dプリンタのユーザビリティを「共通」にするOS(共通インタフェイスソフト)が登場

3Dプリンタを使ったことのある方は気づいておられると思うが、これまでの製品には共通の規格というものがなく、各社バラバラだ。オープンソースのひどいソフトを使っているところもあれば、自家製の、出来栄えに差がありすぎるアプリケーションを使っているところも多い。そこで、あるエンジニアたちのグループが、すべての3Dプリンタに対して使える標準OSを作ろう、と志した。どのプリンタでも、ボタンをクリックして3Dモデルをプリントしようと思ったら、まったく同じ画面と機能リスト(メニュー)が表示される、というものだ。

その名も3DPrinterOSと名づけたこのプロジェクトは、いくつかの上位人気のプリンタに対して使えるスタンドアロンのソフトウェアシステムだ。それはMacとWindowsとLinuxとRaspberry Piで動き、コンピュータおよびそのユーザ側から見ると、接続されている3Dプリンタのブランドや機種はどうでもよいもの、ネットワークの向こうにある単なる“ブラックボックス”になる。ユーザはモデルのファイルをプリンタに送ってプリントさせるだけだ。今対応しているメーカーはMakerbotとUltimaker、それにRepRapの一部機種で、人気上位の機種はだいたいカバーしている。コントロールとプリントジョブの送付はインターネットからでもできる。

CEOのJohn Dogruはこう言う: “3Dプリントが急速に普及していることはすばらしいが、でもそれらのプリンタ間、ソフトウェアやアプリケーション間でコミュニケーションができなければ、3Dプリントにできることを誰もが完全にエンジョイし、今のような小さな檻から解き放つことはできない。うちの目標は、なるべく多くのデザインツールや3Dプリンタと互換性のあるプラットホームを作ることだ。そして、手持ちの機種が異なる複数のアーチストやデザイナーやメーカー入門者たちが、これからは普遍的な言語でコラボレーションし、コミュニケーションし、クリエイトできるようにしたい”。

それは、3Dプリンタを2Dプリンタのように簡単に使えるようにしたい、という考え方だ。プリントジョブのキューを作り、ジョブの進捗を監視し、それにしっかりとした互換性があれば、3000ドルのMakerbotを150ドルのHPのプリンタと同じ気軽さで扱える。すばらしいことだ。

DogruとAnton Vedeshinが始めたこのプロジェクトは、彼らのこれまでのクラウドコンピューティングとITのセキュリティの仕事が背景にある。つまり彼らのねらいは、面倒な仕事をすべてサーバにやらせることによって、3Dプリントをもっと多くの人が気軽に利用できるものにしたいのだ。

“今の各機が持っているソフトウェアでは、一つのデザインをプリントするまでに20回以上もあちこちをクリックしなければならない。3Dプリントは確かにすばらしいけど、現状では、自分が撮った写真や書いたテキストなど、あるいはソフトで作ったポスターやはがきなどを、自分ですぐにプリントできる今の2Dプリンタのユーザビリティレベルに達していない。ふつうの主婦などが、今思いついたものをすぐ形にできるものに、ならないとだめだ。3Dプリントがもたらす興奮と驚きと楽しさを、世界中と共有したい”、…これがファウンダたちのビジョンだ。

このアプリケーションはベータを終えたばかりで、今では誰もが入手できる。いよいよ3Dプリントも、2Dプリンタでおなじみの共通のエラーメッセージを、PCの画面で見られる時代になるのかもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


生まれつき前足がなかったチワワのタボちゃんが3Dプリントで歩けるようになった

3Dプリントがあれば、どんなキュートな動物でも救える。たとえば、かわいいチワワのタボルーちゃん(TurboRoo)は、生まれつき前足がなかったが、Makerbot3dynの3Dデザイナーのおかげで、車輪付きの新しいリードを着けてもらった。車いすならぬ、車リードだ。

3dynの社長Mark Deadrickは、タボルーが車いすを求めているのをネットで見て、小さなカートを設計した。サイズはネットの写真から推定した。彼はそれを明るいオレンジ色でプリントし、それにローラーブレード©の車輪をつけてタボルーの飼い主に送った。今やそのチビワンちゃんは、無料で完全にハッキング可能なスーパーレッグをスクーターのように見事に乗りこなしている。

3Dプリンタなかりせば、タボルーの飼い主はパイプや布などの素材を高い値段で買って、何かを自作しなければならなかっただろう。ところが今では、体に完全にフィットした、オーダーメイドのようなカートをプリントできるし、再生産も簡単、ほかのデザイナーが改作するのも簡単だ。複数作るのも、超簡単だし、新たに大きな費用は発生しない。

動物や人間の人生に貢献した3Dプリントは、今回が初めてではない。最初のロボット義手はこんなのだったが、今では障害者がそれを使って物をつかむこともできる。動物の例では、1月にアヒル用の義足をデザインした人が現れ、最近はペンギンが義足ならぬ義嘴(くちばし)を3Dプリントしてもらった。でも、小さな犬がやっと犬らしく走り回れるようになった光景ほど、ぼくの心を温めるものはない。

おちびのタボちゃんを助けたDowntownPetVetに敬礼!

出典: 3DPrint

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


カフェインのイヤリングはいかが?―Amazon、カスタマイズできる3Dプリント製品ストアをオープン

Amazonは3Dプリント製品のストアをオープンした。このストアでは消費者はサイズ、色、素材、デザインの一部などを好みに応じてカスタマイズすることができる。取り扱い分野は宝飾品、エレクトロニクス製品、おもちゃ、ゲーム、インテリア製品、キッチン用品などで、MixeeSculpteo、3DLTなど多数のパートナーが製品を提供する。

Amazonは「このストアのデビューによって、従来よりはるかに柔軟に消費者の要求に応じることができるようになる」としている。Amazonのマーケットプレイス販売部門のディレクター、Petra Schindler-Carterはプレスリリースで「3Dプリント製品ストアはオンライン通販のパラダイムシフトの開始を告げるものだ。製造業は消費者の要求にこれまでよりはるかに機敏に対応することができる」と述べた。

ストアのオープンにともなってAmazonは3Dプリント製品を消費者が簡単にカスタマイズできるツールもリリースした。このウィジェットでは、基本的なデザインを選択し、色や素材(プラスティック、金属など)を指定すと360°全周方向から3Dでプレビューができる。また顧客は厚さ、直径などデザインのいくつかの部分をカスタマイズできる。

分野や素材によって価格はさまざまだが、安い製品の場合は30ドル台だ。

多くの主要国で最大級の小売企業であるAmazonが、消費者が直接カスタマイズ可能な3Dプリント製品の販売を始めたことは、製造業そのもののターニングポイントとなる可能性を秘めている。受注生産や小ロット生産の製品は3Dプリンターを利用することで製造コストが劇的に下がる。3Dプリント・テクノロジーが今後も発達を続けるなら、カバーされる製品の分野も加速度的に広がっていくだろう。

今のところAmazonは予めカタログに載せた製品しか販売しない。Shapewaysのようにユーザーがアップロードしたデータを3D出力するサービスは提供していない。しかし将来は、その方向へのドアも開かれるかもしれない。

〔日本版〕 カット写真は分子モデルアクセサリーで、写真はカフェインだというが、砂糖、ドーパミン、アスピリンなどいろいろなオプションがある。イヤリングとネックレスがあり、サイズは大中小、素材はナイロンかステンレスが選べる。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


レーザー溶融技術によりこれまでの製品より一桁安く提供できる金属3DプリンタMatterFab、お父さんの復讐も?

3Dプリントと言えば、誰もがMakerbotなどのマシンから出てくるプラスチック製の小物を思い出す。しかし最近ではますます、素材として金属を使用する3Dプリントへの関心が育ちつつある。金属なら、工業界全般でもっと本格的な3Dプリントの応用が広まりそうだ。

金属を使う3Dプリンタは今でもあるが、お値段が高すぎる。そこで新人スタートアップのMatterFabは、強力なレーザーを使用するマシンで金属3Dプリントのコストを下げようと考えた。

プラスチック3Dプリントでは少量のプラスチックを押出成形しながら対象物を作っていくが、MatterFabのマシンは、台座上に金属粉の薄い層を作り、それをレーザーで溶かして下の層へ融着する。この方法で、さまざまな金属オブジェクトをきわめて高い精度でプリントできる。


〔ここにスライドが表示されない場合は原文を見てください。〕

MatterFabのCEO Matt Burrisは、子どものころ父親がインディアナポリスでCNCマシンのショップ〔shop, 製作所, 小工場〕を経営していた。そのショップは主に航空宇宙産業向けの機械部品を作っていたが、約3年前からGEが、そのショップが作っていた部品を3Dプリントで作るようになった。

そこでBurrisは、金属3Dプリンタを自分で作ろう、と思うようになった。そして協同ファウンダのDave Warrenと共に、これまでの2年間、開発に没頭した。ハードウェアインキュベータでシード投資家でもあるLemnos Labsが、チームの面倒を見た。

センサと計算機のパワーのコストがどちらもこのところ急速に下がっているため、MatterFabが作った金属3Dプリンタは、今の製造企業が購入しているマシンに比べて、ひと桁安い価格で提供できる。今はプロトタイプの段階だが、来年初頭には完成製品を発売したい、と考えている。

同社の技術を、上のビデオで見てみよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


アイスクリームを成形プリントする3DプリンタをMITの学生が開発


[三度目のテストでやっと成功]

もうすぐ、3Dプリントを利用した家庭用ソフトクリーム製造機が買えるようになる。MITの三人の学生、Kyle HounsellとKristine BunkerとDavid Donghyun Kimが作った家庭でアイスクリームを作る3Dプリンタは、ソフトクリームを押出成形したらすぐにそれを冷凍するので、冷やしたお皿におしゃれに盛り付けることもできる。

そのシステムはまだ概念実証の段階だが、甘い甘いクリームから、かなり複雑な形でも作り出すことができる。Bunkerはこう説明する:

このプリンタを設計しようと思ったのは、3Dプリントという最新の技術で何か楽しいものを作り、とくに子どもたちの心をつかみたいと思ったからだ。新しい技術を生み出すことも重要だが、若い世代に科学や技術への関心を持ってもらうことも、それに劣らず重要だから、極端なことでもやってみたい、と思っている。


[Cuisinart製のソフトクリームサーバを改造, 台の下部が冷凍機(液体窒素容器は上部に)]

春学期にこのプロジェクトを始めた彼らは、まず星の形をプリントするところまでこぎつけた。まだ商用化する意思は彼らにないが、でも実用性は十分にありそうだ。

“このマシンを作ってるときは大量のアイスクリームを食べた。とくに、二日間徹夜したときには、夜中の間食も朝食もアイスクリームだった。でも、とっても楽しいプロジェクトだった”、と彼女は言っている。

彼らはJohn Hart教授のクラスで食品添加物について勉強している。プリンタの製作も勉強の一環だ。Solidoodleの3Dプリンタを使って、受け皿と押出成形をコントロールし、成形されたアイスクリームを液体窒素で冷凍する。そこがうまくいかないとアイスクリームは溶けて、甘い液のプール、食べられる悲惨ができあがる。アイスクリームが大好きなぼくは一度に3ガロンも食べることがあるぐらいなので、このマシンはぼくの頭の中でも3Dプリントしまくっていた。



[上の図の現物写真]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


東京のアーチストが自分のヴァギナを3Dプリントして逮捕さる

Megumi Igarashiという名前の42歳のアーチストが、彼女のヴァギナの3Dモデルを送信したため、日本の刑法175条わいせつ物頒布の容疑で、東京で逮捕された。彼女は自分のWebサイトで購入した顧客に、ファイルをメールで送っていた。彼女は、ヴァギナの形をしたボートを作るために、資金を集めていた。

問題のファイルは、はっきり言って、女性の構造の、彼女のアートの多くがそうであるように、かなり様式化された表現である。Igarashiは自分のことを“ろくでなし子”、つまり“何の役にも立たない女の子”と呼び、自己の性と日本の文化における女性の構造(ヴァギナ)の役割を探求しようと決めたときから3Dプリントを始めた。日本の文化において男性の器官はタブーではないが(例(職場不適))、女性の性器はほとんどの場合隠される。

彼女はWebサイト上に書いている: “アーチストとして、私は自分自身のヴァギナを自分のアートのモチーフとしてのみ見ている。私の作品はヴァギナに対する差別や無知な扱いに対抗するものだ”。

彼女は、“警察がなぜ3Dデータをわいせつ物とみなすのか、理解できない”、とも言っている

彼女の資金募集の目標は、Manko-boatないしManboと呼ばれる物を作るためだ。Manko-boatを英語で言えば”pussy boat”、すなわちヴァギナの形をしたボートだ。彼女の天真爛漫人畜無害でチャーミングなピッチ(売り込み)を、下のビデオで見られる。

この逮捕が喚起する問題は言うまでもなく、自分をスキャンした3Dプリント物が、果たして、犯罪としてのわいせつ物に該当するのか、だ。道理をわきまえた人間なら誰しも、Igarashiの作品をポルノと見間違えることはないだろう。しかし明らかに、彼女が今日相手をした人たちは、道理をわきまえた人間ではなかった。結局のところ、彼女の体と彼女の2D/3D画像に対するコントロールは彼女だけのものであり、だから、アートは必ず世に出るはずだ、とぼくは予感する。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))