タイの通信大手AISで80億件ものネット利用記録のデータベースが流出

タイの通信ネットワーク最大手AISは、何百万人ものインターネットユーザーの何十億というリアルタイムインターネットの利用記録を流出させていたデータベースをオフラインにした。

セキュリティ研究者のJustin Paine(ジャスティン・ペイン)氏は、DNSクエリやNetflowデータを含むデータベースがパスワードなしでインターネット上にあることに気づいた、とブログに書いた。このデータベースにアクセスすると、インターネットユーザー(あるいは世帯)が今、何をしているのか誰でも「すぐに見当をつけられる」とペイン氏は話している。

ペイン氏は米国時間5月13日にAISにデータベースがオープンになっていることを警告した。しかし1週間経ってもAISからの反応がなく、ペイン氏は明らかなセキュリティ上の過失を通称ThaiCERTというタイの国家コンピューター緊急対応チームに報告した。そしてThaiCERTがAISに連絡を取った。

しばらくしてデータベースはアクセスできなくなった。

データベースを誰が所有しているのかは明らかではない。ペイン氏は、データベースで見られた記録の種類は、ネットワーク内を飛び交うインターネットトラフィックを監視できる人からのものだとTechCrunchに語った。ただ、データベースがインターネットプロバイダーに属するものなのか、あるいは子会社の1社のものなのか、はたまたAISネットワークの大企業顧客のものなのか識別するのは難しい。AISの広報担当は、電子メールによるTechCrunchからのコメントの求めに応じなかった。

DNSクエリはインターネット使用に伴う一般的な副作用だ。ウェブサイトを訪れるたびにブラウザはウェブアドレスをIPアドレスに変換する。IPアドレスはブラウザに、ウェブページがインターネット上のどこにあるのかを伝える。DNSクエリはプライベートのメッセージや電子メール、パスワードなど取り扱いに注意を要する情報を運ばないが、ユーザーがどのウェブサイトにアクセスし、どんなアプリを使うのかを特定できる。

これはジャーナリストや活動家のような、インターネット利用の記録が情報ソースの特定に使われ得るという、大きなリスクを背負っている個人にとっては深刻な問題となる。

タイのインターネット監視法では、当局のインターネットユーザーデータへの広範なアクセスを認めている。タイにはまた、アジアで最も厳しい検閲法があり、タイ王室や国家セキュリティ、特定の政治問題に対する批判を禁じている。2015年のクーデターで登場したタイの軍事政権は、ソーシャルネットワーク大企業のFacebook(フェイスブック)が一部のユーザーの投稿への検閲を拒否したためにフェイスブックを国中で禁止していたが、2017年にこれを撤回した。

DNSクエリデータは個人のインターネット活動についての知見を得るのにも使われる。

ペイン氏は、データベースにアクセスできる人がインターネットにつながっている家庭からいかに大くの情報を得ることができるのか、データを使って示した。例えば、所有しているデバイスの種類、使用しているコンピューターウイルス対策ソフト、使うブラウザ、頻繁に利用するソーシャルメディアアプリやウェブサイトなどについてだ。家庭やオフィスでは、多くの人が1つのインターネット接続を共有するため、インターネット活動から特定の人へと追跡していくのはかなり困難だ。

広告主もまたターゲット広告のためにDNSデータを重宝している。

2017年の法律で米国のインターネットプロバイダーはユーザーのDNSクエリや閲覧履歴といったインターネット利用記録の販売が認められ、ブラウザメーカーはインターネットやネットワークのプロバイダーが覗いて回ることがしにくくなるよう、プライバシーを高めるテクノロジーを展開することで抵抗した。

DNS over HTTPSやDoHのようなDNSリクエストを暗号化するテクノロジーは、ユーザーが訪れているウェブサイトや使用しているアプリをインターネットやネットワークのプロバイダーが把握することをかなり難しくする。

画像クレジット: Nicolas Asfouri / AFP / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

大量の一般公開データセットを検索できるGoogle Dataset Searchがベータから公式リリースへ

Google(グーグル)は米国時間1月23日、Dataset Searchのベータ終了を発表した。この一般に公開されている2500万近いデータの集合を検索できるサービスは、2018年の9月にローンチした

研究者たちが利用できるこれらのデータセットは、オランダに2010年から2018年まで猫が何匹いたかといった小さなものから、自分たちの仮説をチェックしたり機械学習のモデルを訓練およびテストするための、注釈入りのオーディオと画像の大型集合までいろいろだ。このツールは現在、約600万のテーブルを索引データ化している。

今回のリリースからDataset Searchにはモバイルバージョンが加わり、新機能も追加された。まず第一に、テーブル、画像、テキストなどデータのタイプを指定するフィルターだ。もちろんこれで求めるデータが見つけやすくなる。また、データセットに関する情報が増え、その出どころも明記された。

検索インデックスの中のデータの多くは、政府の省庁が出どころだ。現在インデックス中のデータとしては、米国政府のデータセットが約2百万件ある。ただしGoogleのKaggleも頻繁に姿を見せるし、そのほかの公共および民間の団体もデータを提供している。

Googleによれば、面白いデータセットを持ってる人は誰でも、それを提供して索引データ化してもらえる。そのプロセスには、データを詳しく説明できるschema.orgの標準マークアップが使われる。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

MailchimpがSquareと提携してユーザーのランディングページにeコマース機能を導入

メールによるニューズレターなどのマーケティングサービスを提供しているMailchimpが今日、Squareとのパートナーシップを発表して、これからはユーザーのランディングページにeコマースの機能を載せられるようになった。そういう、買い物機能のあるランディングページは、限定版のグッズを売ったり、期間限定のプロモーションなどを展開するチャネルとして、ふさわしいだろう。

Mailchimpのランディングページサービスはかなり前からあるけど、これまではメールアドレスを入手したり、人びとをお店へリンクすることが、主な目的だった。今回のパートナーシップでユーザーは完全なショッピングフローを構築でき、そこに決済機能も設けられる。

ユーザーが簡単にそんなランディングページを作れるために、Mailchimpは完成したデザインのテンプレートをいろいろ提供している。またドラッグ&ドロップによる決済ブロックビルダーもある。Squareは定額の料金を課金するが、Mailchimpのサービスとしては無料だ。

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  2. 02-mc-design-page

  3. 03-mc-sell-stuff


しかし現状では、ひとつのランディングページでひとつの製品しか売ることができない。つまりショッピングカートの機能がないけど、そのぶん、セットアップはは簡単だ。だから同社はこの機能を、限定品を売るのに適している、とあえて言っている。でも今後は、ページの機能性を増やしていく予定だ。

Mailchimpによると、今では売上の50%がeコマースからだ。同社のユーザーは、2018年の前半に220億ドルあまりの製品を売った。

なお、Mailchimpは今年の初めに、ブランドイメージの一新を図った。それは、機能の多様化に伴い、メールサービスというイメージからぬけ出すためだ。今回の買い物できるランディングページも、そのために導入した機能の一環だ。

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プライベートなソーシャルネットワークを提供するPath、ついにサービス停止

ふたたび、ソーシャルメディア・プラットフォームにさよならを言う日がやってきた。

今年初めにはKloutがサービスを停止したが、この度はPathが舞台を去ることが明らかとなった。かつてはFacebookのライバルとなるかという話もあったが、ついに閉鎖をアナウンスすることとなった(まだあったのかと驚いた人もいるかもしれない)。

8年間にわたってサービスを提供してきたPathだが、10月18日をもってサービス停止となるとのこと。App StoreおよびGoogle Playからは10月1日をもって削除されるようだ。利用している人は、10月18日までデータのダウンロードができるようになっている(ダウンロードはこちらから)。

Pathを開発したのは、Facebookでプロダクトマネージャーを務めたこともあるDave Morinと、Napster出身のDustin MierauおよびShawn Fanningだ。2010年にモバイル向けソーシャル・ネットワークサービスとして登場した。サービスはビジュアルと本当に親しい人とのつながりを重視して、50人までしか友達登録ができないという仕様になっていた。よりプライベートなつながりを求める人に向けたサービスを実現しようとしていたのだ。ただし、友人数の制限は後に緩められ、さらに撤廃されることにもなった。

ピーク時には1500万のユーザーを抱え、5億ドルの評価にもとずく資金調達などにも成功していた。誕生1ヵ月の頃には、Googleが1億ドルでの買収を狙ったほどだった。最終的にPathはシリコンバレーの大物であるIndex、Kleiner Perking、およびRedpointなどから5500万ドルの資金を集めていた。

FacebookはPathをノックアウトしたが、Pathから頂戴したアイデアもある。

ソーシャルメディアは、15億人のアクティブユーザーを抱えるFacebookの独壇場となっている。優れていると思えば、ライバルであったPathからアイデアを借用することも厭わず、今日の繁栄につなげてきている。

Pathのサービスは打開策を見つけられず、スタッフを失い、そして利用者および収益源(ないしはユーザーデータ)を失っていった。商業施設と利用者をつなぐサービス(Path Talk)に活路を見出そうとしたこともあったが、これもうまくいかなかった。結局はPathおよびPath Talkのサービスは、2015年に価格非公開で韓国のメッセージングおよび接続サービス大手であるKakaoに売却されることとなった。世界第4位の人口を抱え、Pathが400万人の利用者を獲得していたインドネシアでのサービス拡大を狙ってのことだった。ちなみにKakao自体は、東南アジア最大のインターネット関連ビジネスマーケットとなっているインドネシアで、大きな存在感を示すことに成功している。

そのような中でもPathの活路は見出すことができず、結局はPathおよびPath Talkはサービス停止を迎えることとなった。

「多くの方に愛していただいたPathのサービスを停止するのは残念なことです。Pathは2010年に、熱意あるそして優秀なデザイナーやエンジニアが作り上げたサービスです。ここしばらくの間は、なんとかサービスを継続する道を探っていました。テクノロジーおよびデザインの力で人々を幸せにし、有意義なコミュニケーションの場を提供するというミッションをなんとか果たし続けたいと考えていたのです」と、サービス停止のアナウンスには記されている。

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(翻訳:Maeda, H

Facebook、アジア地域初となるデータセンターを構築予定

Facebookが、初めてアジアにデータセンターを構築する。Facebookのアナウンスによれば、シンガポールに11階建てを建築する予定であるとのこと。サービスパフォーマンスおよび効率性の向上を狙ってのことだとのこと。費用はシンガポールドルで14億ドル見込みで、米ドルにすると10億ドル程度となる。

なお、この新しいデータセンターで用いる電源は、100%再生可能エネルギーとなるのだそうだ。さらに新しいStatePoint Liquid Coolingを利用し、水資源および電力の消費を最低限に抑えるようになっているとのこと。

Facebookによれば新データセンターの構築により、数百名の雇用を創出し、シンガポールおよびアジア地域におけるプレゼンスの拡大を実現することができるとしている。

建設予定データセンターの外観予想図

アジア太平洋地域における月間利用者数は8億9400万となており、全利用者中40%を占めている。これは地域ごとにみれば最高の割合となっている。ただし、収益面では他地域の後塵を拝している。Facebookの直近四半期のデータによれば、アジア太平洋地域での売上額は23億ドルで、全体の18%となっており、アメリカからの売り上げの半分にも満たない。サービスの効率性をあげることで、利用者シェアと売り上げシェのギャップを埋めたい考えもあるのだろう。

なお、アジアにデータセンターを構築する動きは他にもあり、Googleはシンガポールに3つめとなるデータセンター設立を予定しているようだ。Googleは、シンガポール以外に、台湾でもデータセンターを運営している。

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(翻訳:Maeda, H

YouTubeはLogan PaulをGoogle Preferredから外し彼のオリジナルを保留状態に、広告収入は絶たず

YouTubeは、ソーシャルメディアのスターであるLogan Paulに対するさらなる対応として、このヴロガー(vlogger)をGoogle Preferredから外した。Preferredに載ってるということは、広告主が安心して広告を出せる高品質なコンテンツとその作者たちだ、という意味になる。Paulはその信用に値しない、と判断された。

Paulが日本のいわゆる“自殺の森”で木からぶら下がっている死体のビデオをポストしてからは、YouTubeとGoogleが彼をPreferredから外そうとしたのも当然だ。ただしPaulは、YouTube上の広告収入を拒否されず、YouTube Partner Programを使ってビデオを収益化できる。

しかしPaulの嘆かわしい邪道的行為に対する罰は、これが終わりではない。このユーチューバーがYouTube Redの第四シーズンにフィーチャーされることはなく、また彼の今後のオリジナルポストも保留にされ、今後どうなるかは現時点で未定だ。

Paulの破戒行為に対してYouTubeはこれまで、コミュニティガイドラインへの違反非難の受け入れ、そのポリシーに沿ってビデオを取り下げる声明の発行、などをやってきた。

Paulは騒動のあとの声明で、毎日のヴログ(vlog)のポストを当分やめる、と言った。彼の最後のYouTubeビデオはお詫びのビデオで、それは1週間前に公開された。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

AWSのAppSyncでアプリケーションのオフライン利用が可能に

【抄訳】
Webホスティングサービスの王者の勝利を誇示するような大集会が、今年もラスベガスで行われている。そのAmazon Web Servicesのデベロッパーカンファレンスre:Inventでは今日(米国時間11/28)、このサービスがホストしているアプリケーションをオフラインでも使える新しい機能、AppSyncが発表された。

今朝発表された同社のブログ記事が、この新しいサービスの概要を説明している。

その記事によると、AWS AppSyncは、完全に管理されたサーバーレスのGraphQLサービスで、デバイスがオフラインでもリアルタイムのデータクェリを可能にする。そして接続が可利用になればローカルデータをシンクする。

Amazon技術のエヴァンジェリストのようなTara Walkerの、少々分かりづらいブログ記事によると、GraphQLはデータクェリ言語で、リアルタイムのデータ取り出しとクェリの動的実行を行うサーバーサイドのランタイムだ。

クライアントアプリケーションを作るときにはGraphQLはアプリケーションレイヤで動き、スキーマを定義するためのタイプシステムを提供する、と上記のWalkerは言っている。

そしてこれらのスキーマが、データに対する操作の仕方とデータの構造をコントロールするスペックになる。GraphQLはまた、多くのプログラミング言語やライブラリがサポートしている宣言的プログラミングモデルで動作する(これもWalkerより)。

以上でよく理解できた方は、ぼくよりも優秀だ。でもなにしろ、Walkerは、AppSyncについてこのように書いているのだ。

デベロッパーはスキーマを作って、GraphQLで開発するAPIのタイプと能力を定義し、“Resolver”ファンクションに結びつける。スキーマは既存のデータソースに基づいていてもよいし、あるいはAppSyncがスキーマの定義に基づいて自動的にテーブルを作ることもできる。

デベロッパーは、バックエンドのデータソースに関する知識がなくても、GraphQLの機能を利用してデータの発見(データディスカバリ)ができる(これは便利だ)。

Walkerは、さらにこう説明している:

【後略】

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YouTubeがAmazon Echo Showに復帰、VimeoとDailymotionも視聴可能に

‘画面つきのEcho’、Amazon Echo Showがデビューしたときは、画面があってビデオを見れてインターネットに接続するデバイスとしては当然ながら、YouTubeアプリも含まれていた。しかしEcho ShowのYouTubeプレーヤーには、YouTubeの規約に違反しているところがあったため、Googleが早速抗議して取り下げさせた。

しかし今日(米国時間11/21)の Voicebotの記事によると、YouTubeがEcho Showに戻ってきた。それは前とはかなり変わって、Webやタブレットなどの上で見るおなじみのYouTubeとほぼ同じだ。つまりEcho ShowのYouTubeアプリは、YouTubeの利用に関してGoogleとYouTubeが定めている要求を受け入れたのだ。

Echo Show上の最初のYouTubeは、あくまでも音声コマンドを重視していたと思うが、今度のはみんながすでによく知ってるYouTubeだ。ちょっと、複雑な心境だね。でもなにしろ、YouTubeが戻ってきたことは良い。Echo ShowはYouTubeのために生まれたようなものだから。キッチンのカウンターに置いて、煮物が煮えるのを待ちながら、YouTubeビデオを見て暇つぶしするんだよ、みんな。

でも今度のAmazon Echo Showは、VimeoやDailymotionのビデオも見られる。Amazonのスポークスパーソンは、こう言ってる:

Vimeo, YouTube, それにDailymotionなど、これまでよりも多くのビデオをEcho Showでお客様にご提供できることは、わたくしどもの喜びであります。これからは、さらに多くのビデオソースをご提供してまいります。

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GoogleのAVAデータセットはビデオの中の人間のアクションを見つける精度を上げる

今日(米国時間10/19)Googleが、ビデオの中で行われている人間のアクションを集めてそれぞれにラベルをつけたデータセットを発表した。何のことだかよく分からないかもしれないが、実はこれは、コンピュータービジョンの問題解決に今後大きく貢献するデータ集合なのだ。

最近では、人間の第二の目になってくれる製品やサービスが大きく成長している。ビデオの中の特定の映像を見つけるMatroidや、Lighthouseのようなセキュリティシステム、それに自動運転車でさえ、ビデオの中で起きていることが理解できると大いに助かる。そしてその理解は、良質なラベル付きデータによる訓練やテストに負っている。

GoogleのAVAはatomic visual actions(最小単位…不可分…の視覚的アクション集)の頭字語だ。そのほかのデータセットと違ってそれは、アクションデータとして使えるシーンの中に複数の区切りを設けて、それぞれにラベルを付ける。つまりひとつのシーンがマルチラベルだ。これにより複雑なシーンの細部を捕捉でき、機械学習のモデルの精度を上げる。

Googleのブログ記事は、人間のアクションの分類(〜把握理解)が困難である理由を詳細に述べている。アクションは静的オブジェクトではないので、時間の上に繰り広げられる。したがって、不確実性が多くなる。誰かが走っている映像は、さらにその後のフレームを見るとランニングではなくて実はジャンプだったりする。一つのシーンの中に二人の人間のからみがあると、その理解はさらに複雑だ。

AVAには、ビデオの断片が57000あり、人間に付けられたラベルが96000、ラベルの総数は21万になる。ビデオの断片はYouTube上の公開ビデオから取られ、一片の長さが3秒だ。歩く、蹴る、ハグするなどアクションのタイプを80種用意し、手作業でラベルをつけていく。

試してみたい人は、完全なデータセットがここにある。AVAに関するペーパーは最初、5月にarXivに発表され、7月にアップデートされた。そこに紹介されている実験では、Googleのデータセットが既存の分類テクニックにとって極めて難しいことが示されている。下表は、前からあるJHMDBデータセットと、新しいAVAデータセットのパフォーマンスを比較している。

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Google CloudのNatural Language APIにタグ付けによるコンテンツ分類と物や場所(語)レベルの感情分析機能が登場

Google Cloudが今朝(米国時間9/19)、そのNatural Language APIのアップデートを二つ発表した。具体的には、ユーザーがコンテンツの分類機能と対象物の感情分析機能にアクセスできるようになったことだ。この二つの機能は、ブランドやメディア企業でとくに重宝するだろう。

まず、GCPのユーザーはコンテンツにタグ付けできるようになる。タグは、健康、エンターテインメント、法律など、一般的な話題だ(cc: Henry)。今日のアップデートで、ドキュメントを700のカテゴリーに分類できるようになる。

Googleによると、この機能は主に、メディア企業や出版企業がターゲットだ。これらの企業は大量のコンテンツを作り出していて、その整理整頓はきわめて難しい。そこでコンテンツ分類機能が、これまでの分類カテゴリーと突き合わせながら、そのドキュメントのコンテンツに自動的にタグ付けする。検索はタグでできるから、読者の最近のトレンドをより深く分析でき、便利だ。

一方、感情分析の方は、場所や物に付随している感情を解析する。これまでの感情分析は、テキストのブロックを構成しているセンテンスが対象だった。しかし今回の粒度の小さい分析によって、ユーザーは特定の語の感情を同定できる。そこでたとえばブランドは、製品や物理的な場所に結びついている一般大衆の気持ちや意見などを知ることができる。

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GoogleのBrain TeamのAI研究者たちは毎日何をしているのか

GoogleのBrain Teamの連中は、毎日何をしてるだろうか。あなたと同じように、メールチェックに大量の時間を取られているかな。最近のRedditのAMA(Ask Me Anything, 何でも訊(き)いて)で、GoogleのAI研究者11名が、毎日彼らがやってることを述べている。メールはここでも多いが、学術論文を斜め読みするとか、同僚とブレーンストーミングをする、といった高尚な話題もある。

GoogleのBrain Teamは、同社で人工知能を研究している研究グループのひとつだ。グループのリーダーはGoogleのシニアフェローJeff Dean、彼はMapReduceの中心人物の一人だが、ほかにもいろんな実績がある。

Deanの一日の時間は、メールを送る、技術文書に注記する、研究者たちとのミーティング、コードをレビュー、コードを書く、講演やその準備などに費消される。チームのリーダーだから、Brain Teamを売り込む仕事も重要だ。

チームのだれもが例外なく大量の時間を費やすのが、自分の研究やチームの共同研究に関連するペーパーをarXiv読むことだ。チームの研修生Sara Hookerは、朝食、ときには昼食や夕食で、同僚とおしゃべりし、同じ問題でも研究者によって視点や取り組み方が違うことを知るのが、とても好きだそうだ。そして今の最先端の話題に後れないためにも。

これまで自分たちが考えてもみなかったようなAIのアプリケーション体験することも、彼らは好きなようだ。Hookerはその例として、宇宙探検を挙げる。

自分の出身大学の仕事を兼務している者も、何人かいる。NIPS(Neural Information Processing Systems)など、業界の重要なカンファレンスの企画運営に関わっている人もいる。

そして彼らは、自分で手を汚すことが好きだ。それは主に、hugeでmassiveでgiganticでcosmicでcolossalなGPUクラスター上で、徹夜も厭わず大きな実験をすることだ。Jasmine Hsuのように、コンピューターではなくロボットを使えるラッキーな研究者もいる。彼女はソフトウェアのボットではなくリアルなボットの上で、シミュレーションやモデルのテストなどをやって、研究中のアイデアのプロトタイピングをしている。一日中デスクに張り付いていることが好きな人は、あまりいない。

そこの研究者たちが考えることだけに費やしている時間で、ぼくたちならいくつかのことを学ぶことができるだろう。Daniel TarlowとNicolas Le Rouxは二人とも研究者で科学者だが、主な仕事は今やってるプロジェクトの舵取りや、今後のプライオリティの計画だ。彼らは毎日、それに集中している。

〔参考記事: 同グループ前年のAMA

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Google、今もブロックされている中国でAIエンジニアを求人

中国では、Googleの中核をなす検索サービスが7年以上ブロックされているが、それでもインターネットの巨人は、人工知能と機械学習の人材をこの国から呼ぼうとしている。

AIはテクノロジーの未来の鍵になりつつある。 かつてGoogle ChinaのトップだったKaifu Leeも、AIは「あらゆる専門分野と業界」に多大な影響を与えると言い、その可能性に賭けてきた。

Googleは今も中国では控えめながら存在を続けており ―― 2015年のTechCrunch Chinaイベントで講演したEric Schmidtは、この国から撤退したことはないと語った ―― 北京事業所ではAIあるいは機械学習にかかわる職を少なくとも4名求人している、と公式ウェブサイトに書かれている。また、Bloombergによると、上海と広州でも求人広告を出している。

Googleの積極的な求人のきっかけとなったのは、中国企業の雇用戦略が米国、特にシリコンバレーへと拡大し、世界最高峰のエンジニアを集めにかかっていることだ。Alibaba、Tencent、Didi、Baiduなどの企業はカリフォルニア州に研究開発センターを持ち、需要に答えるべく人材仲介サービス ―― 元Google社員によるAIを利用した求人プラットフォームなど ―― も急成長した。

現在のテクノロジー人材の中心地はアメリカかもしれないが、中国も互角に渡り合おうとしている。今後も成長することは間違いなく、中国政府自身もAIを重視している。

この夏に発表された国家主導開発計画は、2030年までに中国が世界のAIリーダーになることを目標に掲げている。この野心的プログラムは、年間1500億ドル相当の国内産業を築くことを目的にしており、政府はこのビジョン実現のために教育と開発に多大な投資をする用意がある。

こうした熱意と中国のトップ企業でAIエンジニアが増え続けている事実を踏まえると、Googleが現地の人材に目を付けたのは正しい選択といえる。

今のところ中国で本格的な求人を始めたのはGoogleだけだ。やはりこの国でブロックされているFacebook、Twitterなどのサービスは中国に営業職を置いているが ―― 中国企業が海外の人々にリーチする手助けをしている ―― 地元での存在感は小さい。それでもFacebookは中国向けソーシャルアプリを実験したが、すぐに行動を起こす可能性は低い。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

最新Chrome、自動再生音声のシャットアウトをテスト中

音声付きビデオを自動再生するようなウェブサイトは、もうすぐ過去の遺物となるかもしれない。すくなくとも、閲覧者がそうしたサイトに悩まされることは少なくなっていきそうだ。

Googleが、特定サイトにおける音声再生を簡単かつ永久に遮断するオプションを準備しようとしているようなのだ。

ブラウザで再生される音声に悩む人はこれまでも多かった。複数タブを開いているときに、音を鳴らしているページをすぐに見つけ出すため、タブにインジケーターを表示する機能を加えたりもしてきた。さらにはより簡単に音声を再生しているタブを特定する拡張機能なども開発された。そしてGoogleの開発者であるFrançois Beaufortによれば、このたび、最新のテスト版である「Canary」にて、新しいミュート機能を導入テスト中なのだ。

使い方は極めて簡単でかつ効果的だ。アドレスバーの左側で通信の安全性を示しているところをクリックして表示されるオプションから、サウンドのミュートを選択する。オプションは、設定を自分で変更するまで有効で、変更しない限りは永久に音声再生がミュートされるようになる。

この機能を実装しようとしているのはいまのところChromeだけだが、おそらくは他のブラウザも追随してくるものと思われる。

この機能がさまざまなブラウザで実装されることになれば、勝手に音声付きビデオを再生するサイトは減っていくものと思われる。利用者の気持ちを損ねてしまっては、永久にサイトからの音声がシャットアウトされてしまうことになるからだ。すなわち、インターネット上の鬱陶しい存在がひとつ姿を消すことになるわけだ。これはネット利用者の勝利と言って良いのではないだろうか。

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(翻訳:Maeda, H

Google Cloudの機械学習スタートアップコンペ、優勝3チームが決定

3月のCloud Nextカンファレンスで主催者のGoogleが、機械学習を利用するスタートアップのコンペを行うと発表した。共催者としてData CollectiveEmergence Capitalが名を連ねた。それから4か月経った今日(米国時間7/13)、350あまりの応募者の中から選ばれた10社が、Googleがサンフランシスコに設けたLaunchpad Spaceのステージで、決勝のプレゼンを競った。

決勝の賞は3つあり、Data CollectiveのDCVC賞とEmergence CapitalのEmergence賞、そしてGoogleのCloud Platformを使うスタートアップに授与されるBuilt with Google賞だ。なお、決勝出場者全員に、GCPのクレジット20万ドルが提供される。VC二社は彼らが選んだ優勝スタートアップにシード資金を提供することになっており、審査過程に最初から参加した。

このイベントは、マシンインテリジェンスのスタートアップと仲良くしておきたい、と願うGCPのマーケティングないしパブリシティの一環でもある。GoogleのクラウドはAmazonやMicrosoftに比べるとまだユーザーが少ないので、大量のデータを生成してそれらをどこかに保存しなければならないタイプのスタートアップたちと“お友だち”になることは、重要なマーケティング戦略のひとつだ。コンペに参加したファウンダーたちは、KubernetesとTensorFlowがGCPのセールスポイントだ、と指摘する。それを20万ドルぶん使えるクレジットも、悪くないよね。

それでは優勝チームを以下にご紹介しよう:

DCVC賞 – BrainSpec

BrainSpecのCEO Alex Zimmerman

50万ドルの投資

BrainSpecは医師がMRIのデータから脳の代謝産物を測定するためのプラットホームだ。代謝産物は細胞プロセスの化学的な結果で、脳の損傷やアルツハイマー病などの脳疾患を理解するための鍵、と言われている。

医師は従来、MRスペクトロスコピーと呼ばれる複雑なプロセスで組織の化学的分析を行い、脳神経疾患の指標を検出していた。BrainSpecは、Webのインタフェイスとクラウドベースの統計分析により、このテクニックを単純化する。

DCVCのパートナーMatt Ockoは同社への投資の理由として、BrainSpecが対象とする問題の市場のサイズが大きいことを挙げる。このスタートアップは、特定分野の強力な専門知識や技能をプロダクトに活かし、製品化と公的認可に向けての明確な道程を有している。

Emergence Capital賞 – LiftIgniter

LiftIgniterの協同ファウンダーAdam Spector

50万ドルの投資

TC Disrupt Battlefieldにも出場したLiftIgniterは、企業がユーザーに配布するコンテンツを個人化する。AmazonやSpotifyなどの大手は独自の高度なリコメンデーションシステムでユーザーの関心を喚起しているが、そのほかの多くの企業は、そこまで行っていない。

YouTubeの、機械学習によるリコメンデーションシステムを作ったことのある同社のチームは、そんなサービスをAPIで提供する。同社によると、その個人化リコメンはA/Bテストで負けたことがなく、180万のARRと22%の前月比成長率を達成している。

このチームはBuilt with Google賞で二位になったので、GCPのクレジットを50万ドル獲得している。

Built with Google賞 – PicnicHealth

PicnicHealthのCEO Noga Leviner

100万ドルのGCPクレジット

PicnicHealthは、同社の集中管理型デジタル医療記録システムに機械学習を適用して、製薬企業や研究集団向けに分析データを提供する。

データの取り出しはそれにより自動化されるが、その匿名記録に人間ナースのチームが注釈をつけていく。この種の分析データは、とくに製薬企業が重視するので、同社は有料ユーザーの中心層と考えている。

患者はこのプラットホームの消費者ユーザーとして、自分のデータをコントロールでき、また自分のケアプロバイダーを入力する。それから先は、記録の収集、分析、リリースをPicnicが自動的に行う。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Yahoo、提携解消でAT&Tメールアドレスでのログインが不可能に

YahooとAolの企業合併によるOathブランドへの統合にともない、YahooアカウントをAT&T(あるいはAT&T子会社)のメールアドレス経由では利用できなくなるようだ。

この変更は一部のネット中立性擁護派を騒がせることになったが、どうやらこれは囲い込みの問題というよりも、かつての提携関係が解消されたためらしい。

つまり、ユーザーにとっては厄介なことではあるが、これは以前YahooとAT&Tが契約したことでAT&Tドメインを疑似Yahooアカウント(Tumblrを含む)として使えるようにした措置を元に戻しただけだ。

AT&Tは以下の声明でユーザーにこの変更について伝えた。

[Yahooウェブサイトは、2017年6月30日以降att.netとの関係がなくなるため、ほとんどのYahooウェブサイトでAT&Tのメールアドレスを使ってログインできなくなる。]

日曜日に掲載した通知で、Tumblrはユーザーに以下の注意を伝えた。

2017年6月30日以降、att.net のユーザーは以下のドメインのメールアドレスを使ってYahooおよびTumblrのアカウントにログインできなくなります:att.net、ameritech.net、bellsouth.net、flash.net、nvbell.net、pacbell.net、prodigy.net、sbcglobal.net、snet.net、swbell.net、およびwans.net。

該当するユーザーはメールアドレスを別のドメインのものに変更する必要がある。

Oathに適合するメールアドレスに変更する方法は以下の通り:

  1. ブラウザーで、ダッシュボード上端のアカウントメニュー(人間のシルエットに見える)から “Settings” をクリックする。
  2. メールアドレスの右の鉛筆アイコンをクリックする。
  3. メールアドレスを変更してパスワードを確認する。
  4. 変更内容を保存する。

Oathは本誌のコメント要求に回答していない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

GoogleのUnique Reachは、同じ広告を無限に見せられていることをマーケターに伝える

うちのアパートには入らないバーベキューグリルの広告を、何度も何度もスマホやタブレットやノートパソコンや職場のデスクトップパソコンで見せられる苦痛は誰もが経験している。こうした重複は不快なだけでなく、広告主にとっても金の無駄だ。

サンフランシスコで行われたGoogleのMarketing Nextカンファレンスで、同社はある広告を同じ人が見た回数を数える新しい測定ツール、Unique Reachを発表した。Unique Reachはデバイス、キャンペーン、表示形式を横断して表示回数を集計する。

Unique Reachはディスプレイ広告やビデオ広告が何人に対して表示されたかを測定し、ユニークユーザー数やユニークユーザーあたりの平均インプレッションを計算する。

すでに広告を見たターゲット顧客を再エンゲージする場合があることは、マーケターも納得しているが、再エンゲージであると知ることは重要だ。意図を明確にすることが広告費を効率的に使い高いコンバージョン率を得ることにつながる。

Googleは、Unique Reachレポートは今日からAdWordsで利用できると言っている。DoubleClickは今年中に対応する予定だ。この機能によって広告主のスパム攻撃が止むとは限らないが、少なくとも罪悪感を持つための指標になるはずだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Facebook、ビデオの途中に表示される広告をテスト中

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Facebookは多くのパブリッシャーが切望していたことを始めようとしている、とRecodeが報じている:ビデオ制作者に新たな収入源が提供される。「ミッドロール」広告ユニットと呼ばれるこのしくみは、ビデオの前や後ではなく、再生途中に広告主の動画を挿入するもので、近くテストに入ると記事は伝えている。広告収益は分配され、パブリッシャーが55%を得る。

Facebookのミッドロール広告は、長さが90秒以上のビデオを20秒以上見た後ユーザーに表示される。これによってビデオが見られたかどうかの判定方法が変わる可能性が高い。現在Facebookは、ユーザーが3秒以上見たビデオをビデオビューとしてカウントしている。

そうなると、Facebookでビデオを収益化するためには長いビデオを作らなくてはならなくなる。高速でスクロールする気まぐれなニュースフィード読者を捕まえようと短いビデオを多数投入する方法は通用しない。これは偽ニュースの氾濫と戦うFacebookのメディア事業に好影響を与える要素にもなりうる。

Facebookで収益を上げようとしているビデオ制作者に質の高い内容を求めることで、バイラルな広がりだけに集中した実質を伴わないコンテンツに圧力をかける効果が期待できる。

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Google、ニュース記事に “fact-check” タグを導入

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今日(米国時間10/13)Googleは、同社の人気ニュースサービスに“fact-check” タグを導入した。これまで同サービスは複数のニュースソースから注目のニュースを集め、「オピニオン」「ローカル」「引用多数」等のタグを付けてグループ分けしてきた。今後読者は、話題の記事のすぐ横にハイライトされた “fact-check”[事実確認]ラベルを見ることになる。

同社は、ファクトチェックサイトの急速な普及がこのタグを導入した理由だと説明する。コンテンツ作者は、用意されているニュース提供元ラベルに加えて、新たにfact-checkタグを記事に付加できるようになる。

背景となる事実情報の構成には、Schema.orgのClaimReviewが使用される。Schemaコミュニティーはインターネット上の構造化データのためのマークアップを作成している。同グループはGoogleが出資している他、Microsoft、Yahoo、およびYandexも支援している。factcheck_articles-width-800

米国や英国の一般読者は、ウェブおよびモバイル版のニュース記事で、貴重な事実を見つけられるようになる。これで、地球は本当は平面であると主張する記事がフィードのトップに表示されなくなることを祈るばかりだ。

Googleはサポートページで、もし不当にfact-checkタグが付加された場合には介入する権限を持つと説明している。

「サイトがClaimReviewマークアップの基準に沿わないと認められたときは、当社の判断により、当該サイトのマークアップを削除する、あるいはGoogle Newsからサイトを削除する場合があることを留意されたい」

これで虚偽の記事がGoogle Newsの上位に表れるのが阻止されるわけではないが、ずっと難しくなるだろう。今のところGoogle Newsに多くのfact-check付き記事が出回っている様子はない。私がざっと見た限りでは1件も見つからなかったが、米国大統領選挙の時期でもあり、数週間のうちに浸透していくだろう。

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Google、10月4日の新型スマホ発表イベントの招待状を発送

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先ほどGoogleは、10月4日にサンフランシスコで行われるイベントの招待状を発送した。噂によると、イベントでは次期スマートフォンが発表されるらしい。

招待状には、Googleのロゴがあるだけだが、投稿されたばかりのティーザービデオサイトは、いずれも新しいスマートフォンの登場を強く示唆している。ティーザーサイトのURLは、madeby.google.comで、Googleが独自に作った端末(LGやHuawei等のパートナーとの共同ではない)であることをPixelブランドが明確に示している。

Android Policeの最新記事によると、Pixelスマホは2種類ある(大型と小型 )― そしてGoogleはNexusブランドと訣別する。

2016-09-19_1818Googleが最後にスマートフォンの発表イベントを行ったとき(ちょうど2年前)、同時に新しいChromcastも発表したが、今年は4K対応Chromecastが見られるという噂だ。昨年のこのイベントでは、タブレットのPixel Cを披露したが発売されたのは数ヵ月後だった。おそらく今年も新しいPixel Cが出てくるだろう。

今年行われたI/Oデベロッパーカンファレンスで、GoogleはAmazon Echo対抗のGoogle Homeと、VRデバイスのDaydreamを発表した。

今回発表されるのが新しいPixelスマホだけだとしても、非常に興味深いイベントになるはずだ。

本誌はもちろんイベントに参加する。Google Nowのリマインダーを10月4日午後9時にセットしておくことをお薦めする。

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Googleフォト、ムービーと共有機能を強化

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Googleフォトの大きな特徴のひとつに、ユーザーが旅行に行ったことをアプリが認識すると、そこで撮った写真を自動的にまとめてショートムービーを作るという機能がある。しかしこれまでは、主に時間と位置情報(およびいくつかの画像認識ツール)を使って、どの写真をムービーに取り込むかを決めていた。今日からは、こうした休暇/旅行関係のムービーだけでなく、「テーマ」に沿ったムービーを作れるようになる。

最初に提供されるのは、子供を中心としたムービーだ。これは「自分や人の子供たちの写真が山ほどあるのに、整理する時間のない人たちを助けるため」とGoogleの広報担当者は私に話した。

10年前、子供の写真といえばおそらくアルバム(あるいは靴の箱等、各自の整理方法による)にしっていた。今親たちは、子供たちの写真を何百枚も撮り、Googleフォトなどのサービスにアップロードして、誰かとシェアしている。Googleフォトの新しいムービー機能は、あなたが写した子供の写真やビデオを調べ ― たとえ何年にも渡っていても ― その中から最高の作品を選んでムービーを作る。

「ユーザーからこんなことを言われました、『子供たちが年を追って成長する様子を、Googleフォトがムービーにしてくれたらどんなに素晴らしいだろうか』」とGoogleフォトのプロダクトマネージャー、Tim Novioffは言う。「そこで、一つのコンセプトとしてこれを実現しました ― 子供たちの写真が何年分もあるユーザーには、これが作られます。」

しかしNovikoffによると、これはGoogleフォトでテーマ付ムービーを扱う最初の試みにすぎないという。「数ヵ月あるいは数日間にわたるムービーも作っていきます。複数の月にわたるムービーは、夏の笑顔をまとめて記念すべき思い出の時を作ることができます。もっと短い期間は、結婚等のフォーマルなイベントに向けたものです」。

他にも、Googleフォトで写真やビデオのシェアをしやすくする新しい方法が加わった。例えば、他のGoogleフォトユーザーと共有するのが簡単になった。今でもGoogleフォトには、複数のユーザーが投稿できる共有アルバムのコンセプトがあるが、メールあるいはGoogleやサードパーティーのアプリを通じて知らせる必要があった。これからは、共有相手がGoogleフォトユーザーなら、手順はずっとスムーズになる。

Googleフォトを使っていない人と写真を共有する場合は、これまで通り共有ダイアログと連絡先選択画面でメールアドレスか電話番号を入力しなければならない。あとはGoogleが、メールかテキストメッセージかアプリ内通知で送ってくれる。

もう一つの新機能:共有した写真を誰かが開くと、通知が来る。

「このアップデートの主目的は、写真やビデオやアルバムを、しかるべき人にできるだけ簡単に届けることです」とGoogleフォト共有プロジェクトの技術責任者、Kedar Kanitkarが私に言った。「友達や家族と写真を共有する方法はやさしいとは言い難い ― 人によって使うアプリが異なり、誰が何を使っているかを追跡するのは困難だからです。例えば私の友人のひとりは熱烈なGoogleフォトユーザーですが、別のひとりとは通常メールで連絡しているし、もうひとりは頻繁にアドレスを変えるので、唯一の連絡手段はテキストメッセージです」。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook