OperaのAndroid用データ節約アプリが合衆国と西ヨーロッパでベータへ

昨年の12月にOperaが発表した無料アプリMaxは、暗号化されていないデータをすべて、Operaのサーバをを使ってユーザのAndroidデバイスへ圧縮する。そのときは小規模な非公開アルファテストに登録できただけだが、でも今日からは、Maxのもうじき始まるベータへの登録を受け付ける。

Maxは、テキストでも写真でもビデオでも何でも圧縮してユーザの携帯に送るから、かなりの帯域節約になる。とくにビデオは帯域大食らいだから、このアプリによって、データプランの料金を相当節約できるだろう。

GoogleがChromeモバイルのためのデータ節約プロキシの展開を開始したのはごく最近だが、Operaはかなり前からデスクトップ向けに”Turbo“モードを提供してきたし、また一部のモバイルブラウザはOperaのサーバから圧縮データしか受け取らない。実は、Appleのブラウザエンジンを使っていないOperaのiPhoneアプリが承認されたのも、そのおかげだ。

Maxの技術的詳細はまだよく分からないが、同社によると、ブラウザのための圧縮技術をユーザのすべてのアプリに適用することにしたのだ。一部のアプリ、たとえばFacebookなんかは、つねにすべてのデータを圧縮していて、Operaのプロキシをバイパスしている。でも、Operaのスクリーンショットを見るかぎり(上図)、InstagramやFlipboard、Vineなど画像の多いアプリはこのツールで相当助かるだろう。

ただしすべてのデータがOperaのサーバ経由になるから、Operaという企業をかねてから十分に信用している人でないと、このツールは使い辛い。また、Operaのプロキシを使うことによって大きな遅延が生ずるなら、モザイク画像が多くなったりして困ることにもなりかねない。

このアプリはすでに、Google Playのストアで入手できる。インストールした人は、自動的にベータのユーザになる。ただし今のところこのツールを使えるのは、合衆国と西ヨーロッパだけだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Googleが新しい圧縮アルゴリズムZopfliをオープンソースで発表

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Googleが今日(米国時間2/28)、オープンソースの新しい圧縮アルゴリズムZopfliローンチした。今の標準圧縮技術であるzlibライブラリに比べて5〜8%圧縮率が高いといわれ、また解凍アルゴリズムは今のWebブラウザが現用しているもので間に合うため、Webサーバがこれを採用すれば、データの伝送速度が上がり、Webをやや速くすることができるだろう。

このアルゴリズムはチューリッヒ在住のGoogle社員Lode Vandevenneが20%プロジェクト*として作ったもので、Deflateアルゴリズムの実装だ。それはZIPやgzipが使っているアルゴリズムで、画像ファイルのPNGにも使われている。出力(圧縮結果)はzlibと互換性があるが、圧縮を行うアルゴリズムがzlibとは異なり、より効率的だ。〔*: 20%プロジェクト, 会社の拘束時間の20%は好きなこと(研究開発)をしてよい、というGoogleの内規。〕

Vandevenneは今日の発表声明で、“この徹底的で容赦のない圧縮アルゴリズムは、エントロピーモデルの反復と最短経路アルゴリズムを駆使し、可能なすべてのデフレート表現のグラフ中にビットコストの低い経路を見つける”、と述べている。

ただし、高い圧縮率の代償は長い圧縮時間だ(解凍時間は同じ)。Vandevenneはこう書いている: “最大でzlibの2〜3倍のCPU時間を要するので、Webの静的コンテンツのように、一度圧縮したらそれを今後何度でも使える、というアプリケーションに向いている”。

画像クレジット: Volvo

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))