Fitbitが約3.5万円のApple Watchの対抗馬Fitbit Senseを発表、電気皮膚活動センサー搭載で皮膚温度の計測が可能に

Fitbitは、スマートウォッチ市場への参入が遅れた。同社初のスマートウォッチであるFitbit Ionicが2017年9月に発売されたが、商業的には成功したとは言えなかった。しかしそのあとに登場したFitbit Versaは、Androidに対応した堅牢なデバイスを手ごとな価格で提供することで、ウェアラブル端末の先駆者であるFitbitの失地を埋め合わせるのに役立った。

実際、最近ではアップルとサムスンが、フラッグシップ機に代わる低価格の製品を模索しており、これらの製品が主流になりつつある。消費者がデバイスの価格の上昇にうんざりしていることは言うまでもない。にもかかわらず、Fitbitは新しいスマートウォッチ 「Fitbit Sense」 を投入し、市場のハイエンド市場に一撃を加えようとしている。価格は330ドル(約3万5100円)。

Senseは、人気のVersaラインを置き換えるものではなく、本日Versaシリーズは新モデルのVersa 3が登場している。Senseは、Versaシリーズの上位に位置するプレミアムラインで、同社の最も先進的なスマートウォッチになる。Senseは高級機という新しい挑戦となるが、同社がスマートウォッチを開発できることはこれまでの製品で証明してきた。高機能を求めるスマートウォッチユーザーの中には、Fitbitブランドに資金を投入する人もまだまだ多いはずだ。

Fitbit Sense

Senseの新機能は主に、新たに搭載された心電図(ECG)やEDA(電気皮膚活動)などのセンサーによって構成されている。同社は、ウェアラブルヘルスの次の大きなマイルストーンとして、ストレス検知に集中投資している。確かに2020年は、多くの人にとって記録上最もストレスの多い年であることがすでに証明されているだろう。そして、多くのウェアラブル端末やアプリのデザイナーは、瞑想アプリや呼吸リマインダーの人気が証明しているように、すでにさまざま技術を介してストレスを軽減するために多くの投資が実施されている。

SenseではEDA(電気皮膚活動)センサーを搭載したことで、このクラスのデバイスとしてはかなり新しいコンセプトのスマートウォッチになった。この機能を使うには、着用者は手のひらを時計の文字盤の上に置く。するとシステムは皮膚の汗のレベルの電気的変化をスキャンする。これに加えて、睡眠の質、心拍数、運動レベルを含む10種類のバイオメトリクス入力の組み合わせによってストレスレベルを測定する。

これらの測定の有効性については、現時点ではあまりなんとも言えない。ストレスは確かに物理的な症状が現れるが、定量化するのはかなり難しいだろう。少なくとも、このようなシステムは観察する価値のある時間的変化を検出できるので、ストレスレベルを知るきっかけになるかもしれない。

UCSF(カリフォルニア大学サンフランシスコ校)の准教授であるHelen Weng(ヘレン・ウェン)博士は「瞑想は心のための運動です。体を動かすのと同じように、精神力を鍛えるためにも一貫した練習が必要です。自分に合った瞑想方法を見つけることは、長期的な健康維持のために重要です。Fitbitは、マインドフルネスと測定ツール(新しい Stress Management ScoreやEDA Scanアプリなど)を通じて進捗状況を確かめられます。そして、効果的で持続可能なパーソナライズされた瞑想を実践することができます」とコメントしている。

Fitbit Senseの構造

非常にストレスの多い時間を過ごしている一般的の一人として、Fitbit Senseをチェックしてみたいと考えている。この機能は既存のFitbitのソフトウェアも幅広く利用している。グーグルの傘下になったか影響かどうかは不明だが、同社は明らかにプレミアムコンテンツが同社の将来の大きな部分を担っていると見ているようだ。ほかのデバイスと同様に米国で発売されるSenseには、Fitbit Premiumが1年間無料で付いてくる(日本では6カ月間)。このサブスクリプションサービスには 「Aaptic」「Aura」「Breeth」「10 Percent Happier」 などのサードパーティーによる瞑想コンテンツも含まれている。

このデバイスは、FDA(米食品医薬品局)の承認待ちだがECG(心電図)検出機能も備えており、アップルやサムスンの高級モデルとの連携を強化して、AFib(心房細動)などの検出を可能にする。GPSも搭載されており、SpO2(酸素飽和度)のレベル測定も可能だ。

Fitbit Senseは9月下旬に出荷が開始される。

画像クレジット:Fitbit

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(翻訳:TechCrunch Japan)

FitbitがミドルレンジのVersa 3とエントリーのInspire 2を発表、米国では2.5万円、1万円前後で登場

今回のFitbitのビッグニュースは、アップルやサムスンに直接対抗するためにデザインされた、より高級なスマートウォッチ「Fitbit Sense」のローンチだ。しかし、FitbitはSense単独はなく、同社の2つのラインにも重要なアップデートを発表した。

1つ目はVersaだ。これは人気の低価格スマートウォッチで、同社を最先端から復活させるうえで重要な役割を果たした。Versa 2の発売から約1年後、同社はFitbit Senseというハイエンドモデルの発売と同時に、後継機となるミドルレンジモデルのVersa 3を発表した。Senseとは異なり、Versa 3にはECHやEDA検出などの重要な機能が搭載されていないため価格は抑えられている。とはいえ、GPSを搭載するという点ではSenseの弟分でもある。

Fitbit Versa 3(画像クレジット:Fitbit)

従来同様、Amazon AlexaとGoogleアシスタントを内蔵している。「Active Zone Minutes」と呼ばれる機能も追加され、標準的な歩数よりも詳細なフィットネストラッキングが可能になる。四角形と円の両方の特徴を備えたSquircle(スクイルクル)デザインも少しアップデートされた。エッジが滑らかになり、新しいSenseとの整合性が増している。Senseと同様に、1回の充電で6日間以上のバッテリ持続時間が得られるという。

Fitbit Inspire 2(画像クレジット:Fitbit)

Inspire 2にも「Active Zone Minutes」 が搭載されているほか、Fitbit製品の中で最長となるフル充電で10日間連続使用を可能にする。このフィットネストラッカーは、より合理化されたデザインと、より明るい画面を特徴としている。Fitbitによると、さまざまなトラッキングが可能とのこと。

具体的にはInspire 2は手首に装着するだけで、目標に基づいた20種類以上の運動モード、高度な睡眠ツール、常時心拍数トラッキング、月経トラッキング、食事と水分摂取量の確認、体重の確認などが可能だ。

これらの新製品には、Fitbitプレミアムが1年間無料でついてくる。Versa 3は230ドル(約2万45000円)、Inspire 2は100ドル(約1万600円)。予約受付は米国時間8月25日からで、9月末に全世界で発売される。

【Japan編集部追記】Fitbitプレミアムには、ステップバイステップのプログラムで健康的な習慣を身につけられる「ガイドプログラム」、目標達成をより楽しくする特別なアクティビティチャレンジを利用できる「プレミアムチャレンジ」、睡眠スコアの内訳とFitbit統計の健康レポートを取得できる「アドバンスドインサイト」、Fitbitや人気ブランドの何百ものビデオとオーディオのワークアウトにアクセスできる「ワークアウト」、ガイド付きのオーディオトラックを聞いて心を落ち着かせて眠ることができる「マインドフルネス 」などのサービスが用意されている。なお、日本語版サイトでもVersa 3とInspire 2の情報は掲載されているが、発売日や価格は未定だ。
画像クレジット:Fitbit

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(翻訳:TechCrunch Japan)

Fitbit開発の低コスト人工呼吸器に米食品医薬品局が緊急使用認可

Fitbit(フィットビット)は、米食品医薬品局(FDA)からFitbit Flow緊急人工呼吸器の緊急使用認可を取得した。この人工呼吸器は低コストで、使用にはトレーニングや専門的な技術をさほど必要としない。そのため、新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックでヘルスケアシステムがリソース不足で圧迫された場合のソリューションとなる。

Fitbit人工呼吸器はMITのE-Ventシステムと、英国政府が新型コロナ感染拡大中に同国の病院で使用される人工呼吸器のために提供したスペックをベースとしている。自動蘇生器スタイルの人工呼吸器で、救急隊員や救急救命士が使う手動の蘇生バッグ機能を真似ている。

緊急人工呼吸器はパンデミックで脚光を浴びることになった。というのも、医療機関が通常使用するスタンダードの人工呼吸器よりも比較的安価で実際に入手可能な部品で作られているからだ。Fitbitは同社の人工呼吸器のデザインがかなり効果的だと確信している、と話す。センサーの正しい組み合わせ、自動アラーム、蘇生バッグポンプのオートメーションを補助する患者モニター機能などだ。

緊急使用のための人工呼吸器の需要に向けられていたかなりの注意はここ数週間落ち着いてきているが、需要はまだある。そして数カ月内にやってくる新たな新型コロナ感染の波に伴って需要が再度高まることが予想される。Fitbit Flowのようなプロジェクトは、必要となった場合に選択肢として提供できることを目的としている。そしてFDAの緊急使用許可は、企業がその需要に応えるべく大量生産するために既存の製造パートナーと協業できることを意味する。

Flowのような人工呼吸器は従来使用されてきたものの代替ではない。あくまでも間に合わせであり、患者の処置に必要な呼吸器が入手できなくなった時にのみ使用される。

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(翻訳:Mizoguchi

Fitbitが北米ユーザーを対象に新型コロナ早期検知の研究を開始

Fitbit(フィットビット)の運動量を追跡するためのウェアラブルデバイスは、新型コロナウイルス(COVID-19)やインフルエンザの早期検知に使えるかどうかを確かめるために多くの研究機関にすでに活用されている。そして今度は、Fitbit が自前のFitbit COVID-19研究を立ち上げる。この研究ではユーザーが自身のFitbitモバイルアプリからサインアップできる。

この研究は、新型コロナ感染症状が出る前に感染を正確に検知するためのアルゴリズムを開発できるかどうか探るために活用される。これを確かめるのに必要なデータを集めるため、同社は米国とカナダのユーザーで新型コロナに感染したか現在感染している人、もしくは感染を疑わせるインフルエンザのような症状を有している人に、研究のためにいくつかの質問に応えるよう依頼する。

質問に対する参加者の答えは、新型コロナウイルス感染を初期段階で警告できるパターンを特定するために、ユーザーのFitbitデバイス経由で集められたデータとペアリングされる。症状が出る前の感染検知には多くのメリットがある。個人がより素早く自己隔離でき、他人への感染を予防できる。

早期検知はまた治療面でもメリットがある。医療従事者が早期に治療を開始でき、最悪の症状を防ぐことができるかもしれない。最終的にどんな治療法が開発されるかにもよるが、早期の検知は治療効果に大きな影響をもたらす。

同社は、研究参加者に新型コロナウイルスにかかったかどうか、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスのような症状があったかどうか、症状の内容、人口統計的情報、病歴などについて質問する。研究への参加は任意で、参加を決めてからそうした情報を共有したくないとなった場合はいつでも参加を撤回できる。

新型コロナ早期検知は、経済再開のための安全で実用的な職場復帰戦略をサポートするものになり得る。また、研究結果で明らかにされる精度やどのデバイスを使うかにもよるが、テストと併用することで診断を広範に行う手段になるかもしれない。確認された新型コロナ診断というのは必ずしもテスト結果を意味する必要はない。診断というのは、生体データや症状の出方などいくつかの要因に基づく医師の判断だ。総合的な新型コロナ抑制策によっては、ウェアラブルの活用は新型コロナの感染の規模と広がりの評価において将来大きな役割を果たすことになる。

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(翻訳:Mizoguchi

FitbitがGPSとSpotifyコントロールを搭載したウェアラブル端末Charge 4を発表

今は新しいフィットネストラッカーを発表するのにいいタイミングではない。多くの人にとって、歩数やワークアウトの時間といったゲーム性のあるデータを記録しようという意欲は失せている。しかし、新しいハードウェアの発売が止まるわけではない。

FitbitのCharge 4は、(当然だが)いつものようなプレスイベントではなく、プレスリリースで発表された。ウェアラブルのカテゴリーはスマートウォッチに支配されつつあるが、Googleによる買収が昨年発表されたFitbitにとって、Chargeシリーズは地味ではあるが堅調な基本ラインアップだ。

大きな変更点は、Fitbitのトラッカーでは初となるGPS内蔵と、Spotifyのコントロール。Spotify Connectの機能でプレイリストから音楽を再生するには、Spotify Premiumのアカウントが必要だ。

Fitbit Premiumのユーザーは、家でできるヨガなどのワークアウトに直接アクセスできる(訳注:本稿翻訳時点でFitbit Premiumアカウントは日本では未提供)。また、Active Zone Minutes(アクティブな心拍ゾーン)が組み込まれていて、世界保健機構(WHO)と米国心臓協会(AHA)が推奨するワークアウトの情報が提供される。睡眠改善の機能も搭載される。

Fitbit Charge 4の利用シーン

GPSが追加されたのは好ましいが、特に画期的なことではない。ただ、Fitbitを含むスマートウォッチがほかのウェアラブル製品を凌駕しつつある中で、GPSの追加は衰退するフィットネストラッカーに少しばかり息を吹き込むことになるだろう。

Charge 4は日本時間4月14日に発売される。価格は2万1980円で、専用の交換用バンドが付属するSpecial Editionは2万5990円。

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(翻訳:Kaori Koyama)

GoogleがFitbitを約2300億円で買収

噂は本当だった。Google(グーグル)がFitbit(フィットビット)の買収を計画しているという噂が流れた1週間後、Googleのデバイス担当シニアバイスプレジデントのRick Osterloh(リック・オスターロー)氏のブログ投稿の中で、両社はこの買収を認めた。この合意は最終的に双方にとって有益となる可能性がある。Googleはウェアラブル分野でシェアを獲得するのに苦戦しており、同社は腕時計メーカーのFossil(フォッシル)から数多くの知的財産を4000万ドル(約43億円)で購入していた。

Fitbitもここ数年、成長を維持するのに苦労している。同社は手首に装着するヘルストラッカー市場を開拓し、その後大きなシェアを得たが、最終的に市場を支配するスマートウォッチ市場の成長とともに苦戦していた。この分野への参入は遅かったがFitbitはPebble、Vector、Coinを買収したことでVersaスマートウォッチで成功を収め、現在はヘルスケア分野に注力している。

Fitbitは、一株当たり7.35ドルの評価で約21億ドル(約2300億円)にて買収されることを認めた。同社の株価は変化する市場とともに大きく変動しており、2015年夏には過去最高の51.9ドルを記録した。

「12年以上前、私たちは世界中のすべての人々をより健康にするという、大胆な企業ビジョンを設定した」と、FitbitでCEOを務めるJames Park(ジェームス・パーク)氏は声明で述べた。「本日、私はその目標に向けて我々が成し遂げたことを信じられないほど誇りに思う。我々は、より健康的で活発な生活を送るために、我々の製品を利用している世界中の2800万人以上のアクティブユーザーをサポートする、信頼できるブランドを構築した。Googleは、我々の使命を前進させる理想的なパートナーだ。Googleのリソースとグローバルプラットフォームを利用し、Fitbitはウェアラブル分野の革新を加速し、拡大し、誰もがより健康になる手伝いをする。これ以上に興奮することはない」。

オスターロー氏は次のように付け加えている。「ここ数年、GoogleはWear OSとGoogle Fitによってこの分野のパートナーと進歩を遂げてきたが、我々はWear OSへとさらに投資し、Made by Googleのウェアラブルデバイスを市場に投入する機会を見出している。Fitbitは業界の真のパイオニアであり、魅力的な製品、体験、そして活気あるユーザーコミュニティを生み出してきた。Fitbitの専門家によるチームと緊密に協力し、最高のAI(人工知能)、ソフトウェア、ハードウェアを組み合わせることで、我々はウェアラブル分野でのイノベーションを加速し、世界中のより多くの人々に恩恵をもたらす製品を作ることができる」。

スマートウォッチのVersa Liteの販売が期待外れだったことをうけ、Fitbitは同社製品が収集した情報に関するより多くの洞察をユーザーに提供するプレミアムサービスを今年発表した。FitbitはApple Watchの成功を受けて、本格的なヘルスケア製品として認知されるべく努力してきた。また、同社は複数のヘルスケア会社との提携を発表していた。

同氏はまた、Googleがユーザーの健康情報を収集している企業を買収することについて、プライバシー上の懸念へとあらかじめ対処することも表明した。「我々は個人情報を誰にも販売しない」と、オスターロー氏は記している。「Fitbitの健康およびウェルネスのデータは、Googleの広告には使用されない。Fitbitのユーザーはデータをレビューしたり、あるいは移動したり削除したりする選択肢が提供される」。この買収が両社にどのような影響を与えるかについては、今のところ明らかにされていないが、GoogleによるNestの買収のように、Fitbitも開発中の製品を今後もリリースし続ける、段階的な買収かもしれない。FitbitはAmazon(アマゾン)と提携し、ウェアラブル製品としては初めてAlexaを搭載したVersa 2をリリースした。しかしAlexaの競合製品をGoogleが開発していることから、将来のバージョンにはGoogleアシスタントが搭載されると予想される。

またそれ以上に、FitbitのIPとFossilの知財の買収は、Wear OSを必要とするウェアラブル製品における重要な転換点となるかもしれない。GoogleがHTCのモバイル部門の一部を買収し、Pixelデバイスを構築したことは、今回の買収が最終的に同社のハードウェアをどう形成し、前進させるかを示す一例である。Googleは家庭やモバイル製品と同じくらい強固なWear OSシステムを構築しようとしていることから、Pixel Watchの登場は避けられないように思われる。

注目すべきは、これらすべてが買収の結果(NestもHTCも)であり、また社内での有機的な成長でもあることだ。買収手続きは、規制当局と株主による承認を経て、来年中に完了する見込みだ。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

GoogleがヘルスウェアラブルFitbitの買収を交渉中か?

Googleの親会社であるAlphabetは、ウェアラブルデバイス大手の上場企業のFitbitと買収交渉を進めているとReuters(ロイター)が報じた。

報道によれば、交渉は現在も進行中でありすべて白紙に戻る可能性もあるという。しかしFitbit買収が実現すればウェアラブル市場におけるGoogleの立場が大きく強化されるのは間違いない。スマートウォッチ向けWear OSなどをリリースしてきたものの、Googleはこの分野で苦戦している。

GoogleのWear OSはあくまでスマートウォッチ市場向けであり、サードパーティやGoogle自身のGoogle Fitアプリによるヘルスモニター機能を内蔵しているものの、スマートウォッチはかなり高価なデバイスとなる。フィットネストラッキングに特化した専用の(かつ安い)デバイスには大きな市場がある。一方、Fitbitは非Wear OSのVersaシリーズでスマートウォッチ市場にも参入している。

Googleは今やPixelシリーズのスマートフォン、Google Hubなどのスマートホームデバイスをプロダクトに加えており、FitbitをGoogleグループ化できればこうしたハードウェア戦略が強化されるのはもちろんだ。2018年にGoogleはHTCのデザイン部門のかなりの部分の買収を完了させている。Googleは今のところ独自のスマートウォッチをリリースしていないが、Pixelシリーズのスマートウォッチを開発中だという噂をこのところよく聞く。

買収交渉の情報が流れるととFitbitの株価は一瞬で30%近くアップした。 2015年に上場した直後に48ドルの高値をつけたものの続落、2017年以降は6ドル前後となり、今年8月には3ドルの安値をつけていた。買収の報道を受けて現在は5.20ドルとなっている(日本時間10月29日朝時点では5.64ドル)。

画像:Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

成長製品に転じたウェアラブル市場はアップル、サムスン、フィットビットが牽引

調査会社Canalysの最新の数字によると、北米地区における本年Q2のウェアラブルの市場は成長が続いている。同社によると、市場は当四半期に20億ドルに達し、前年同期比では38%の成長となった。

驚異的な数字ではないが、1〜2年前には死んだと思われていたカテゴリーが、明らかに息を吹き返している。当四半期の成長を引っ張ったのはApple(アップル)とSamsung(サムスン)で、その成長率は32%と121%となり、両社の出荷台数はそれぞれ220万台と40万台で、1位と3位を分かち合った。

関連記事:The smartwatch category is growing, as Apple remains dominant(スマートウォッチがAppleに引っ張られて成長市場に、未訳)

そして2位がFitbit(フィットビット)だ。同社の成長率は18%とやや控えめだが、それはフィットネス製品に対してスマートウォッチの売上が低かったためだ。特に同社の新製品であるVersa Liteが、当四半期は低調だった。Versaは同社の復調に貢献するはずの製品だっただけに、その伸び悩みは残念だ。

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ウェアラブルは北米地区が出荷台数では2位だが、売上高では1位。それはApple Watchをはじめとして高額製品が売れているからだろう。対してXiaomi(シャオミ)の超安値のフィットネス製品が、その母国である中国などでは大量に売れている。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

次世代のFitbit VersaはAlexaに対応する

Versa(バーサ)はまさに、不調だったFitbit(フィットビット)が必要としていたヒット商品だった。VersaはApple Watchに対抗する、シンプルで手頃な価格のデバイスだ。この製品のおかげで同社は、ついにウェアラブル分野の中の明るい場所に参入することができた。米国時間8月1日の決算報告によると、Versa Liteは機能を削って廉価にしたことで失敗し、Versaの成功の再現とはならなかった。

しかし、いいニュースがある。Fitbitはすでに新しいVersaを開発している。さまざまなリーク情報の発信で知られるEvan Blass(エバン・ブラス)氏によると、2018年モデルに対し一部のハードウェアがアップグレードされるという。画面はLCDからAMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)になり、ケースも新しくなる。Vergeが指摘しているように、これまでよりもApple Watchに似た、角丸四角形のデザインになるようだ。

そして最大のニュースは、スマートアシスタントを利用できるようになりそうだということだ。ウェアラブルと音声操作は重要な関係にあるので、当然だろう。しかしウェアラブルデバイスのライバルはSiriやGoogleアシスタントを搭載している。開発費用が限られているウェアラブルメーカーはどうすればいいのか。答えは簡単。Amazonと組む。

Alexaがどのように使われるかは不明だが、Fitbitは考えるまでもなくAlexaの採用を決めたと思われる。Ionic(アイオニック)とVersaを作るための買収に多額の費用をつぎこんだので、プロプライエタリーのスマートアシスタントは現時点ではおそらく無理だ(サムスンのAIアシスタントであるBixbyの費用は、成長が難しいことを示している)。そこでFitbitは、すでに大変人気があるがウェアラブル市場ではほとんど使われていないアシスタントを採用することにしたのだろう。

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(翻訳:Kaori Koyama)

FitbitはVersa Liteが期待はずれで売上予測を下方修正

Fitbitの2四半期のデバイス販売数は引き続き好調で対前年比31%増、売上は5%増だった。その点では同社の長期計画は順調に見えるが、すべてがうまくいっているわけではない。特に株価は、同社が年間売上予測を下方修正したあとの時間外取引で下落した。

同社は主な原因はVera Liteの不調にあると言っている。3月に発表された160ドルのデバイスは、最近のFitbitを支えてきたスマートウォッチVersaの廉価バージョンだ。

「遺憾ながら年間予測を下方修正したが、長期的な転換戦略には確信を持っており、重要なビジネス分野では良い結果を出している」とCEOのJames Park氏が決算リリースで語った。「デバイス売上、アクティブユーザー数ともに増加しており、Fitbit Health Solutionチャンネルは成長を続け、2019年前半の売上は前年比42%増だった」

全体では、スマートウォッチ売上が前年比27%減で、なかでもLiteの占める割合が38%という数字は期待はずれだった。トラッカー製品の売上は前年比51%増だった。

Fitbitのつまづきは、iPhoneの売上が停滞を続けながらもウェアラブルが好調だった今週のAppleの決算とは対照的だ。スマートウォッチへの転換に加えて、Fitbitは最近ヘルスケア分野にも注力している。Fitbit Health Solutionは前年比42%で伸びており、特に海外での成長が大きい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ニューヨークの地下鉄の改札が今日から非接触型になる

何週間も画面が「Coming Soon」のままだったニューヨーク州交通局の非接触改札システムであるOMNYのパイロット事業が、米国時間5月31日にやっと立ち上がった。このシステムは同市のスワイプカードMetroCardを新しい非接触型のスクリーンで拡張するもので、非接触のプリペイドカードやデビットカードなど、さまざまなスマートデバイスを使える。

デバイスについては、本誌はすでにこれを記事にした。使えるのは、Apple(アップル)、Google(グーグル)、Samsung(サムスン)、そしてFitbit(フィットビット)の各Payだから、相当幅広い機種のスマートフォンやウェアラブルで利用できる。

非接触型カードはNFCチップを使っていて、そのことは波形を表す4本のバーのシンボルで示されており、すでに大手銀行やクレジットカード会社が使っている。州交通局のサイトでは、パートナーとしてChase、Visa、Mastercard、American Expressが挙げられている。この4社でクレジットカード利用者のほとんどをカバーしているだろう。

だめなのはDiners Club、JCB(Japan Credit Bureau)、中国銀聯(China UnionPay)だ。PINで保護されているカードやギフトカード、再ロードできないカードも今は使えない。すべてに通ずるもうひとつの重要な制約は、乗車1回限りということ。非接触型の定期券や回数券をシステムはまだ提供していないから、ほとんどのニューヨーカーはがっくりだ。

でも、2021年までにはさまざまな乗車プランがサポートされるそうだ。同時にまた、地下鉄とバスのすべての駅/停留所で使えるようになる。現在はマンハッタンのGrand Central StationとブルックリンのAtlantic Avenue-Barclays Centerの間の4号、5号、6号線と、スタテンアイランドのバスのみだ。

この前のデモでは、iPhoneとApple Watchはどちらも使えた。最初の数週間か数カ月ぐらい、人の流れの渋滞がどれぐらい発生するだろうか。ただしこれは、スピードアップが目的だから、いずれは面倒なMetroCardが要らないぶん、そして老朽化したスワイプリーダーを使わないぶん、流れは速くなるはずだが。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Fitbit Payもニューヨーク地下鉄でのモバイル支払いに対応

ニューヨーク市の地下鉄にて米国時間5月31日からコンタクトレス支払いへの対応が始まるが、その支払い方法がさらに広がる。Google(グーグル)Apple(Apple)に続き、Fitbit(フィットビット)も自社のモバイル支払いシステムがMTA(ニューヨーク州都市交通局)に対応すると発表した。

金曜日からは、Fitbit  Charge 3 Special Edition、Versa Special Edition、Fitbit Ionicのユーザーは一部の地下鉄駅やバスにて、モバイル支払いが可能になる。パイロットプログラムは4系統/5系統/6系統のマンハッタン・グランドセントラルからブルックリン・アトランティックアヴェニューバークレイセンターと、ステーテンアイランドのすべてのバスにて開始される。

このシステムは、スマートウォッチやヘルストラッカーのNFCチップを支払いに利用する。まずは片道の乗車だけでスタートするので、1日/週間/月間の乗車券で交通費を節約している地元民にとって、あまり興味を引くものではない。MTAは2021年までに乗車オプションを追加し、すべてのバスと地下鉄にて対応させる計画だ。

現時点では、この新システムが交通に与える影響への懸念もある。乗客が使い方に慣れるまで、改札口では渋滞ができるかもしれない。しかし将来的には、MetroCardを探す必要がなくなり、乗客の時間を節約してくれるはずだ。

Fitbit Payはシカゴやシンガポール、シドニー、台湾、バンクーバーとロンドンの交通システムでも利用できる。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

スマートウォッチが好調でFitbitのQ1売上は市場予想を上回る300億円超

Fitbitの財務復活は第1四半期も継続し、同社の売上高は市場予想の2億5970万ドルを上回る2億7190万ドル(約303億円)だった。この好調ぶりは同社がスマートウォッチに注力した結果であり、スマートウォッチの売上は前年同期比117%増だった。

この売上増には、コストを最も意識したFitbitの最高のスマートウォッチであり、今年リリースされたVersa Liteが貢献している。コストは、市場を独占しているApple Watchに対抗するFitbitの主なセールスポイントの1つだ。これは、FitbitのPebble、Vector、Coin買収の現在進行形の結果であり、イチかバチかのこの買収により、Fitbitはアップルやサムスン、ガーミンなどに譲ったスマートウォッチ業界に戻ってきた。

興味深いことに、売上高はトラッカーからスマートウォッチにシフトしてきた一方で、トラッカーの方でもInspireの展開などにより売上高が前年同期比17%増となった(販売数は前年同期比36%増だ)。このカテゴリーはすでに一定の状態に達したと考えられているが、CEOのJames Park(ジェームス・パーク)氏は、たとえウォッチよりかなり緩やかなペースであってもトラッカー部門の成長を予想しているとTechCrunchに語っている。

「我々は引き続きトラッカー事業での成長を見込んでいる。そしてスマートウォッチ事業はそれよりも早い成長となる。しかしどちらの部門も成長する」と パーク氏は説明する。

事業を推進するには引き続きイノベーションが必須で、Park氏はVersaとIonicの後継をリリースする計画について直接コメントはしないだろうが、Fitbitは春と秋に新商品を投入するというかなりわかりやすいリズムで展開している。そして実際のところはプロダクトのロードマップやマーケットの状況によると述べている。

パーク氏のコメントは、売上高の成長をサービスに求めつつあるという昨日のアップルの決算発表を反映している。Fitbitの場合、今年後半に予定されているコンシューマー向けとヘルスケア事業の間にまたがることになるプレミアムなサービス立ち上げが計画に含まれる。

「我々のプレミアムサービスのビジョンは、さまざまな種類の病気や健康状態をチェックしたり診断したりするためにFitbitのデータと他のソースのデータを使う。ユーザーが自身の健康についてより深く知ることができるようデータを分析し、またコーチングやガイダンスも提供する」とパーク氏は語る。「人々が健康状態を改善したり、フィットネスやウェルネスの目標を達成することができるようにするのが次なるステップだ」。

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(翻訳:Mizoguchi)

Fitbit、新デバイスInspireで健保と企業福利分野に進出

Fitbitから新しいフィットネスモニターが登場したが、これは店舗で購入はできない。

Fitbitは先週金曜日にInspireをひっそりリリースした。これは同社として始めての健保加入者ないし企業社員向けのプロダクトだ。会社や健保が補助するプロダクトを手がけることで企業ヘルスケアの分野に一層深く浸透しようというアイディアだ。

新しいデバイスはクリップがオプションとして付属するリストバンドだ。ベーシック版の機能は標準的で、運動、睡眠のモニター、カロリー消費の推計、設定されたスマートフォンへのアラートなどだ。ハイエンド・モデルには、GPSによる位置追跡、心拍数モニター、詳細な睡眠時分析が含まれる。プロダクト紹介のページに価格は表示されていないが、これはユーザーは料金を支払う必要がないからだ。

CNBCの番組でのインタビューで、 CEOのJames Parkは 、「われわれのユーザーは680万人に上る。この中には企業の福利厚生の一環のウェルネスプログラムのメンバーや健康保険に付帯する各種プログラムのユーザーを多数含んでいる」と述べた。今回発表されたInspireはFitbitの中でいちばん入門的デバイスだが、ユーザーを大きく増やすことが目的だという。Parkは「FitbitはUnitedHealthなどの健康保険と協力しており、全米27州の42のMedicare Advantageプランでカバーされるフィットネス・デバイスになった」と述べた。

コンシューマ市場の競争は非常に激しい。Fitbitが健康保険、企業福利厚生の分野に進出したのは賢明だ。ウェエラブル・デバイスがパイオニア的な物珍しいプロダクトではなくなるにつれてライバル間の競争は激化している。Appleはヘルスケア市場に全力投球している。ハイエンド市場はほぼApple Watchの独占で、健康保険分野への進出も検討している。これに対してエントリーレベルではXiaomiやパートナーのHuamiが30ドルといった低価格のプロダクトで勝負を挑んでいる。

Fitbitの上場は2015年で売出価格は20ドル、初日の終値は29.68ドルだった。新製品発表で金曜日の株価は6.48ドルまでアップしたが、それでも上場時点を大きく下回っている。金曜終値による時価総額は約16億ドルだった。

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滑川海彦@Facebook Google+

Fitbit、新サービス “Care” は雇用者と健康保険会社がターゲット

今年3月にVersaを発表したとき、Fitbitは会社のピボット計画もあわせて発表した。同社は今後も消費者向けハードウェアを販売するが、重点をヘルスケアに移していく。その1ヶ月前、同社はTwineを買収した。Twineは、Fitbitの新しいヘルスコーチングサービスであるCareの基盤の一部となるプラットフォームだ。

本日発表されたシステムは、新製品のFitbit Plusと同社の市販ハードウェアを組み合わせることで、ヘルスインサイト、1対1のヘルスコーチング、および同社が呼ぶところの『パーソナライズド・デジタル治療介入」機能を提供する。

このプログラムは、フィットネストラッキングに少しばかりのパーソナライゼーションと人間味を加えるものだ。ソーシャルグループや人間のヘルスケアコーチとアプリや電話経由で話せるようにすることで、アルゴリズムによるデータの一歩先へ行くことを約束している。アドバイザーは減量や禁煙から糖尿病や高血圧のような重い疾患まであらゆる面でユーザーに助言を与えられるように訓練されている。

新しいFitbit Plusアプリが重要な役割を果たし、サードパーティー製デバイスと接続して追跡データを統合する。つまり、ユーザーは血圧や血糖値などのデータを追加することができる。
これは、Fitbitがエンタープライズとヘルスケアにシフトするための最初の重要な一歩だ。もしこれで企業や医療事業者から、医療機器メーカーとして認識されることができれば、消費者向けビジネスより割の良い市場に参入できる。もちろん、それを狙っているのはFitbitだけではない。Appleは新しいApple Watchに心電計などの機能を追加して、その方向にまた一歩進んでいる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

トランプ大統領の中国関税は、Apple WatchやFitbitトラッカーの価格を上げるかもしれない

中国製品に対する2000億ドルの追加関税は、米国拠点のハードウェアメーカーにも広く影響を与える可能性がある。トランプ大統領が押し付けた新たな関税の政府決定によると、Apple Watch、Fibitトラッカー、Sonosスピーカーなどのデバイス名があがっている。

スマートフォンなどの製品はこれまでのどころ価格に影響を受けていないが、他の電子機器製品は打撃を受ける可能性がある。これは、Reutersが言うところの「米国肥大化した関税品目リストのデータ送信機器に関する不明瞭な分類」のためだ。

これらの製品はホワイトハウスが提案した6000以上にわたる関税品目リストに含まれる。これはApple Watch、Fitbit ChargeおよびSurge、Sonos Play:3、Play:5、およびSUBといった人気商品に最大10%の関税が上乗せされることを意味している。

トランプはTime Cookに、中国関税はiPhoneに影響しないと言ったと報道されているが、どうやらその約束はAppleの全製品ラインに適用されるわけではなさそうだ。関税の影響を避けるために、メーカーは製品を別の項目に分類変更するか、延長申請することが考えられる。

トランプの保護主義的貿易アプローチは、すでに米国産業の一部に影響をあたえている。先月、Harley-Davidson——恩恵を受ける企業だとトランプは主張した——は、高額なEU関税を避けるために製造拠点を海外に移転すると発表し、この移動は「会社の望むものではないが、EU顧客にオートバイの購入可能をし、当社の欧州ビジネスを維持するためには、唯一の継続可能な選択だった」と述べた。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Fitbit、スマートウォッチ・アプリに生理周期モニター機能を追加

Fitbitは新しいスマートウォッチ、Versaを発表した3月のイベントでFitbitアプリに女性の健康モニター機能を追加する計画を明らかにしていた。 iOS版とWindows版双方にこのアップデートがいよいよ実施される。女性ユーザーは運動や睡眠のパターンと同時に生理周期をモニターできるようになる。

この機能は同社のスマートウォッチ、VersaとIonicの双方で利用できる。これにより生理周期だけでなくく妊娠可能期間の推定も可能となる。Fitbitのヘルスモニター機能への追加として大変有用なものといえる。スマートウォッチを発表した当初、普通のユーザーの手首には大きすぎて女性ユーザーを遠ざけるという批判を浴びた。しかし新しく発表されたVersaは小型化されており、多機能でスマートなデザインとなった。

新機能はAndroidユーザーの場合、今月末に利用できるようになる(FitbitはGoogleのCloud Healthcare APIを利用すると発表しているが具体的なスケジュールは明らかにされていない)。

なおAndroid版Fitbitは今週中にQuick Replies機能が使えるようになる。この機能はスマートウォッチから「イエス、ノー、よさそうだね」というプリセットされた返信をワンタッチで送れる。Facebook Messenger、What’s Appを始め、多くのポピュラーなメッセージ・サービスがサポートされる。

今週はFitbitのパートナー各社から血糖値チェックを含めユーザーの健康モニターを助けるさまざまな新機能やカスタム文字盤の提供が発表された。パートナー企業にはDexcomを始め、Diplomat Pharmacy Inc.、Fitabase、Go365、Limeade、One Drop、Sickweather、Walgreensなどのヘルス関連企業が含まれる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

より本格的な健康データデバイスを目指すFitbitがGoogle Cloud Health APIの利用へ

ヘルスデータ・ブレスレットのFitbitが今朝(米国時間4/30)、単なるエクササイズツールから本格的なヘルスケア製品へのステータス・アップをねらって、GoogleのCloud Healthcare APIを利用していく、と発表した。これはまるで、筋書き通りのようなパートナーシップだ。

アメリカの保健医療市場は2016年の支出額で3.3兆ドルと言われるが、GoogleはCloud Healthcareでこの巨大な市場へ食い込むことをねらっている。この市場の成長を止めるものは何もないから、数年後にはさらに額が肥大していると予想される。

Googleはこれまで、同社の既存のクラウド製品を利用して、ヘルスケアという巨大な世界のための情報共有基盤を提供してきた。その初期の段階では同社は、Stanford School of Medicine(スタンフォード大学医学部大学院)など医療専門機関とパートナーしてきたが、今回のFitbitとの契約は、さらにメジャーな路線への進出になる。

またFitbitにとっては逆に、より正統的なヘルスケアの世界への接近になる。最近のイベントでCEOのJames Parkは、ヘルスケアは消費者電子製品の企業がそこへ向かっていくべき大きな世界だ、と語った。それはもちろん、Jawboneのように消費者分野を切り捨てるという意味ではなく、正統的な医療保健データの収集を一般化大衆化することに大きな市場機会を見出している、ということだ。

正統的というのは、医師が患者の電子的医療データとまったく同格に、Fitbitによるモニタリングデータを利用する、できる、という意味だ。最近同社が買収したTwine Healthは、エクササイズデータに加えて糖尿病や高血圧などのデータを提供してくれるはずだ。

Google Cloud Healthcareからの新しいサービスについて、具体的な日程等の発表はまだない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Apple Watchなど心拍計のあるウェアラブルは高血圧症や睡眠時無呼吸を正確に検出する

ヘルステックスタートアップのCardiogramとカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)による最新の調査によると、Apple WatchやFitbitなどのウェアラブルには、高血圧症(過緊張)や睡眠時無呼吸など、一般的によくある危険な状態を正確に検知できる能力があることが分かった。

両者のこの前の研究では、Apple Watchには不整脈を97%の精度で検出できる能力があることが、実証された。今回の調査では、Watchが90%の精度で睡眠時無呼吸を検出し、高血圧症を82%の精度で検出することが分かった。

American Sleep Apnea Association(アメリカ睡眠時無呼吸協会)の推定によると、アメリカでは2200万人の大人に睡眠時無呼吸症があり、中程度から重度の患者の80%が診療を受けていない。しかしこれは、睡眠時に呼吸が止まって死に至ることもある症状だから、たいへん深刻な状況である。

またCenters for Disease Control(CDC)(疾病管理センター)によると、アメリカ人の大人のうち7500万人が高血圧であり、合衆国で死亡原因のトップである心臓病や脳卒中のリスクを抱えている。

自宅でくつろいだ状態で、しかもシンプルなデバイスを使って、睡眠時無呼吸症や高血圧症を検知できるようになれば、医療は大きく変わるだろう。これまでは多くの患者が、ときどき思い出したかのように医者へ行き、長い時間待たされて検査を受けている。これでは、急な血圧上昇などをお医者さんに知ってもらうことができないし、本人が寝ているときの呼吸停止ともなると、家族はおろか、本人にも分からない。

今回の調査では、6000名あまりの標本がCardiogramアプリを搭載したApple Watchを一定期間装着した。そしてDeepHeartと呼ばれるディープラーニングのアルゴリズムが分析した結果では、1000名あまりに睡眠時無呼吸が、2000名あまりに高血圧症が検出された。

DeepHeartは標本の70%から得られたデータで訓練され、その結果を残る30%に対してテストした、とCardiogramの協同ファウンダーBrandon Ballingerが述べている。

今回使用したデバイスはApple Watchのみだが、Cardiogramの協同ファウンダーで今回の調査を担当したJohnson Hsiehによると、心拍計のあるウェアラブルならどれでも同じ結果が得られたはず、と言う。“それらは、基本的に同じ技術だから”、と。

Hsiehはこう語る: “ウェアラブルのメリットは、高血圧症などの診断が、自覚症状のない人や多忙な人に対しても継続的にできる点にある。そして症状を検出できた人を確実に医療にアクセスさせ、より本格的な検査や治療を講じることができる”。

心臓の健康に関する今回の調査研究は、医療にディープラーニングが本格的に利用された三度目のケースだ。その前には、2016年12月のGoogle Brainによる網膜検査による糖尿病の検出と、今年の1月のスタンフォード大学による皮膚がんの検出があった。

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アメリカ政府の国民健康調査事業にFitbitのフィットネスデバイスがデータ収集に起用

オバマ大統領は2015年の一般教書で、Precision Medicine Initiative(個別化医療構想)という、疾病と各個人の特殊性との関係を明らかにするための、大規模な研究事業を提案した。昨年、National Institutes of Health(NIH)(国立衛生研究所)はその構想をAll of Usというやさしい名前に変えて、100万名のアメリカ人から匿名の健康情報を得るための登録業務を開始した。

まだ登録数はとても少ないが、しかしこのお役所は今年、プロジェクトのピッチをさらに上げて、Fitbitのフィットネスデバイスを10000個買って参加者に配布することにした。Fitbitは、このプロジェクトのためにNIHから認定された初めてのウェアラブルメーカーで、二つのメジャーなOSに対応していることと、一回の充電で数日使えることがその理由だ。つまりこの研究事業のメニューに含まれている、フィットネスや睡眠追跡の目的によく合っている。

参加者はFitbitの二つの人気製品、Charge 2Alta HRから、どちらかを選ぶ。発表に先駆けてFitbitの健康事業ゼネラルマネージャーAdam Pellegriniはこう語った: “この研究事業には、睡眠や心拍、運動など、個人のライフスタイル情報がとても重要なんだ。うちの器具なら、エネルギーレベルや睡眠、歩行などに関するリアルな標本データを提供できる。しかも、ふつうの日常生活をしている状態でね”。

この、日常性ということが、とても重要だ。つまりこの研究事業は、医療機関の外での、健康への影響要因を知ることが目的だからだ。フィットネスデバイスによるデータ収集は、期間を1年と予定しているが、そのデータによりウェアラブルの使われ方なども分かるだろう。

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