グーグル検索に”質問を理解して回答する”新機能、「Googleの由来」だってすぐ分かるように

創業からのサービスである「検索」でも、日々さまざまな機能を追加してきたGoogle。同社は3月19日、検索機能のアップデートを発表した。今回追加されたのは「質問を理解して、答えを見つける」という機能だ。

これまでの検索というのは——すごく大ざっぱに言えば——検索ワードに対して、関連性の高い順に検索結果を表示するというものだ。Googleではその精度を日々向上させるだけでなく、様々な機能追加を行っている。その実験の数は年間1万件、現在も300件の実験が進行中だそうだ。

ここ1、2年での大きな動きとしては、人名や作品名を検索するとその人やモノに関するさまざまな情報を関連付けして表示する「ナレッジグラフ」、スマートフォンなどに向けた「音声検索」なども導入している。こういった新機能もあって、今では「雪国の作者は?」という検索クエリで川端康成に関する検索結果を表示したり、「かまぼこのカロリー」でかまぼこのカロリー数を表示するといったことができるようにになってきた。

「Googleの由来」で検索すればその回答を最上位に表示

今回新たに追加された機能は、検索クエリが「どういう質問であるか」ということを解析して、その質問の意図を特定。それに対して最適な回答を示したページを最上位に紹介するというもの。PCやスマートデバイス、各種OSやアプリなど、あらゆるデバイス・環境で利用できる。ちなみに英語では、すでに昨年から提供が始まっている機能だそうだ。

例えば「Googleの由来」で検索すると、検索結果の一番上部には、Wikipediaの「Google」のページにある「”Googol“という言葉の綴り間違いに由来する…」というスニペット(抜粋)と、リンクが最上位に表示される。

これまでの検索結果(左)と現在の検索結果(右)

グーグル製品開発本部長の徳生裕人氏によると、音声検索の導入などもあって、これまで中心だったキーワードによる検索から、文章での検索が増加しているのだそう。そういったニーズに加えて、自然言語やクエリの解釈、ページ内容の理解といった技術の精度が向上した結果、今回の機能追加に至ったとのこと。

デモではスマートフォンの検索結果画面を見たのだけれど、正直ファーストビューが大きく変わっている。なお通常の検索結果自体は、日々のアップデートはあるものの大きなロジック変更はないとのこと。逆に言えば最も回答に近い内容がある1つのページだけが、検索結果に最適化されたページより上位に表示されるということだ。

検索結果から当該サイトに行かない世界になる?

グーグル ソフトウェアエンジニアの大倉務氏も語っていたのだけれど、PCはさておき、スクリーンサイズの小さいスマートフォンで検索をした際、検索結果ページの上位から1つずつアクセスしていくなんていうのは非常に手間がかかる行為だ。だったら「回答」を一番上に表示してくれるのは非常にありがたい話だと思う。

ただちょっと気になるのは「スニペットだけ読んで、当該サイトにアクセスすることなくブラウザを閉じる」なんてことにならないかということ。同日に開かれた会見でも、2つの媒体からそんな質問が出ていた。彼らが指摘するのは「スニペットでの引用が多くて、検索結果ページへトラフィックが行かないのは困るのではないか」ということだ。Googleではスニペットの文字数などは細かい仕様については明らかにしていないが、そういったサイト運営者の視点も意識しつつ「開発を続けていく」(徳生氏)とのことだった。


欧州議会がGoogleの分割を提議…検索の分離独立による市場競争条件の改善を希求

これはEuropean Parliament(欧州議会)からの感謝祭メッセージだ: 彼らはGoogle分割案を支持している。

法案ではなく決議文であり、そこにGoogle等の固有名詞は見当たらないが、その、EU内におけるテクノロジ産業の振興策には、賛成384票、反対174票、棄権56が集まった。

それらの施策の一つとして、検索における支配的な地位を濫用していると思われる企業に対するヨーロッパの競争ルールの強制、が挙げられている。具体的には、“欧州議会は(執行機関である)欧州委員会(EC)に対して、最終的には、‘検索エンジンをそのほかの商用サービスから分離せよ’とする議会の提議を検討することを求める”、というものだ。

今日決議された施策としては、ほかに、クラウドコンピューティングへの標準規格の導入や、通信企業に対する新規則の早期適用、などがある。

EUは、これらの規制の明確化によって圈域内の年間GDPが新たに2600億ユーロ増加する、と考えている。

決議は法ではないので、強制力はない。つまりこれによって、EUの規制当局がGoogleの分割を命令することはありえない。

むしろこれは、欧州委員会(European Commission, EC)と各国の規制当局が、これらの疑念をおおっぴらに、Googleにぶつけることができるようになったことを意味する。そして可能性としては、今後反トラスト法関連の調査が行われたり、Googleのヨーロッパにおける商慣行の一部に変更を求めたり、あるいはGoogleの分割を強行することも、ありえる。

Googleはヨーロッパの検索市場の約90%を占めているが、ほかにエンタプライズサービスや地図など多くの業態にも手を広げている。同社は、ヨーロッパにおける最多のスマートフォンのオペレーティングシステムAndroidのメーカーであり、同社のChrome Webブラウザはインターネットを利用する消費者がいちばん多く使っているブラウザだ。Googleの複数のサービスは、互いに連携し統合されている場合が多い。たとえばAndroidのハンドセットを使うためにはGoogleのアカウントが必要だが、そのアカウントはGoogleのそのほかのサービスを利用できるアカウントでもある。

今日EU議会で採択された決議のGoogle関連の部分は、今週激しく議論された主題でもあり、その議論の結果、検索におけるGoogleの支配性に関するこれまでの調査が受理されず差し戻され、もっと時間をかけてやり直せ、ということになってしまった。そして、今や“元”競争担当委員長になったJoaquin Almuniaによる最初の解決案は、EUにおける健全な企業競争を励起しない、Googleに対して手ぬるい、として否定された。

Almuniaは、Googleの分割を検討することを拒否した。そしてその議案、火中の栗は今、後任のMargrethe Vestagerの手中にある。彼女も検討を拒否するかもしれないし、あるいは今日の決議に従って検討に着手するかもしれない。

今日(米国時間11/27)EU議会が発表した声明文は、ヨーロッパにおけるインターネット産業の競争力強化のためには、とりわけ検索サービスを俎上に載せることが重要、と主張している:

この決議が強調しているのは、“一つのデジタルマーケット内における、健全な競争性のある企業環境を確保するためには、オンラインの検索市場がとくに重要である”、という点だ。そこで決議文は、ECによる検索エンジンの商慣行の調査が延長されたことを、歓迎している。

本決議はECに対して、“検索エンジンの運用者が行う、複数のサービスを相互に結びつけたマーケティングにおける、いかなる悪行や濫用をも防止する”ことを求めている。そしてそれによって、非差別的なオンライン検索が重要であることを強調している。EU議会は本決議によって、“検索エンジンが行うインデクシングや結果の評価、結果の提示方法、ランキングなどは無偏向かつ透明でなければならない”、と主張している。

“得られた情報を商業的に悪用すること”に関しては、検索エンジン自身にも責任がある場合がある。それらに対してはEUの競争規則を執行する必要があり、EU議会はこの点からも委員会(EC)に対して、最終的には“検索エンジンをそのほかの商用サービスから分離することを目的とする提案を検討する”ことを求める。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Facebook、投稿本文の検索機能をモバイルでもテスト中

Facebookは、昨年「グラフ検索」として導入した検索機能を、モバイルにも拡大するテストを実施していると、Bloombergのレポートが報じている。この変更は現在ごく一部のFacebookユーザーにのみ適用されており、友達の過去の投稿をキーワードで検索したり、友達がフォローしているページのコンテンツを見られるようにするものだ。

この機能は、1年前にデスクトップユーザーに開放されたが、モバイルはサポートされていない。しかも、デスクトップ版ですら、まだ利用可能になっていないユーザーが多いことから、今回のモバイル版のテストは際立っている。

昨年9月、Facebookは投稿本文とコメントにもグラフ検索を拡大し、米国の少数ユーザー向けに公開した。グラフ検索は当初、人、写真、場所、および興味分野を対象にスタートしたが、現在は過去の投稿を、コメント、写真の説明文、ノート、チェックインなどのキーワードで検索できる。つまり、友達がテレビ番組であれ地元のイベントや場所、ニュース記事、トレンド等々の話題について話したことを、探し出すことができる。

こうした機能の拡張によって、Facebookは新たな時代の先がけになろうとしている ― かつてTechCrunchが書いた、「検索不可能性によるプライバシー」の終焉だ。即ち、ユーザーがFacebookに書いたことのすべては、タイムラインやニュースフィードの彼方に流れ去って自分も他人も忘れてしまうのではなく ― 簡単に発掘可能になろうとしている。永久に。

不思議なことに、公開開始から何ヵ月が過ぎても、キーワードベースの検索機能は、米国でもそれ以外でも全Facebookユーザーにはまだ届いていない。例えば、今朝私が自分のページで、友人たちがあるテレビ番組について何を言っているかを検索しようとしたところ、番組の公式ページや様々なファンページが示されただけだった。

加えて、この件に関する昨年秋の本誌記事が公開された後、何ヵ月も過ぎてから、まだ機能が有効になっていないというコメントが複数寄せられた。プロジェクトが完全に中止されたのではと疑う向きさえあった。Facebookの公式ヘルプページにも、グラフ検索がキーワードをサポートしていると書いてあることを考えると、奇妙な状況である(ただし、同じヘルプページに、同機能がまだ制限されていることも書かれている)。

しかし今回のニュースは、グラフ検索が完全に停止しているわけではなく、われわれの予想よりはるかに遅いペースで動いているだけであることを示している。未だに広く利用可能ではないにもかかわらず、Facebookは同機能をモバイルでテストし始めた。自分の個人コンテンツが、Googleにインデクスされたウェブページと同様、簡単に検索できるようになることを必ずしも望まないFacebookユーザーにとって、果たしてこの進捗状況が良いことなのか悪いことなのか、それは各自が決めることだ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Google、検索結果の著者名表示を廃止

今日(米国時間8/28)Googleは、検索結果に著者(author)名の表示するのをやめると発表した。

同社が検索結果ページに著者名を表示し始めたのは数年前のことだった。当初そのプロセスはかなり複雑だった(その頃Googleのエンジニアが私に手順を説明してくれたことを思い出す)。しかし、その後やり方は簡単になり、Google+プロフィールを自分のサイトにリンクして、投稿にちょっとした記述を加えるだけでよくなった。

しかし過去数ヵ月間Googleは、著作者表示機能に備っていた機能の一部を削除し始めた。例えば6月末頃、Google+のプロフィール写真とフォロワー数が検索結果に表示されなくなった

今日GoogleのJohn Muellerが書いているところによると、同社はこの著作者情報機能が、当初思っていたほど有効に働いていないばかりか、「検索結果を混乱させる恐れさえある」と判断したようだ。それなら機能削除の決定もうなずける。
われわれはライターとして、読者は記名に注意を払うものといつも考えているが、少なくとも検索結果においては、著者が誰であるか ― あるいはGoogle+で何人がフォローしているか ― は、殆どのユーザーにとって重要な情報ではなかったようだ。

この変更に伴い、Googleは検索結果からGoogle+関連の情報を減らしつつある。それが真の狙いであるかどうか、私にはわからない(多くの評論家はそうだと主張しているが)。こと検索結果ページに関して、Googleは何が役に立ち何がそうでないかしか見ていない。たしかに多くの人々にとって、ライターに何人フォロワーがいるかなど興味がないだろうし、その人数表示をやめた後でも、著者名機能は十分働いていなかったようだ。というわけで、Googleはこの会社らしくそれを捨て、次の何かに向かって進んでいく。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Microsoftの検索エンジンBingが質問の文脈を記憶して会話のような検索が可能に

Microsoftが今日(米国時間8/13)から、そのデスクトップ用検索エンジンBingに、パーソナルアシスタントCortanaの知能を持ち込んで、ユーザのこれまでのクェリを参考にしながら今のクェリへの情報を与える。文脈に即した情報を与えるので、検索が会話的になり、ちょうど、友だちとチャットしているときに、前の質問の関連質問をするような感じになる。

たとえばGuardians of the GalaxyでStar-Lordを演じた俳優の名前を検索すると、BingはChris Prattという名前を教えてくれるだけでなく、”Who is his wife?”(彼の妻は誰か?)とか”How old is he?”(彼は何歳か?)などの関連質問にも正しく答えてくれる。この場合の‘彼’は、Bing/Cortanaにとって、ユーザの前の質問の答えであるChris Prattなのだ。

この機能はまだ多国語化されていないので、合衆国のユーザなどが便利に利用できるだけだが、人に関する質問を続けていくと、その‘人’は前の質問やその答えの中の人である、と前提されるから、クェリのセッションが相当長い会話になることもありえる。

Bingに文脈知を持ち込もうとするMicrosoftの取り組みは、賞賛に値する。それによってコンピュータとの対話が、現実世界の対話に近いものになるだろう。一つの主題に関して一連の複数のクェリを投ずる、という検索が楽にできるようになり、短い単純な質問で単純な答が得られる。こんな対話システムがこれからますます成熟していけば、検索エンジンやそのほかのソフトウェアが、エンドユーザとさらに複雑な会話をできるようになるだろう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


検索がアプリで行われる傾向が増、Googleなどのシェアは低下傾向に

eMarketerの調査報告書によると、今ではスマートフォンやタブレットのアプリからいろんなものを検索する人が増えているという。そのことは、GoogleやBingやYahooなどの大手検索エンジンにとって、売上シェアの深刻な減少を意味している。

この報告書によると、Googleのモバイル広告の売上シェアは2012年から2014年までで17%も減少した。2年前にこの検索巨人は22億4000万ドルの検索市場の82.8%を保有していた。今年の合衆国のモバイル広告市場は177億3000万ドルという巨額で、そのうちのモバイル検索広告はその約半分の90億2000万ドルだったが、Googleのマーケットシェアは65.7%に落ちた(上図下表)。

ものごとを探すときに、これまでのようにデスクトップで検索エンジンを使う、という形から、スマートフォンで探す形に変わりつつあるのだ。同時にまた、検索のやり方も多様化している。Googleは何でも探せる汎用検索エンジンだが、どこが良いレストランか、今欲しいものをいくらぐらいで売ってるか、などは教えてくれない。だから旅行の情報を探すならKayakなどのアプリを使った方がよい。家を探すならTrulia、地元のお店や企業を探すならYelp、等々となる。そこで、検索エンジンからアプリへ、という移行が起きつつあるのだ。

今年初めのNielsenの消費者調査も、モバイルにおけるこの変化を確認している。今や消費者がインターネットを利用する時間はモバイル上で月平均34時間、これに対しデスクトップは27時間だ。

eMarketerの報告書によると、ローカル検索の伸びが著しい。広告収入の成長率では、Yelpが群を抜いている(上図上表)。Yelp上の地域のお店や企業にに対する検索は今年の成長率が136%、モバイル広告の売上が1億1900万ドルという予想だ。GoogleやYahoo、Bingなどの広告売上に比べると微々たる額だが、消費者の行動が明らかに変わりつつあるサインだ。2016年では、Yelpの広告売上シェアが2012年の3倍強という予想に対して、Googleの売上シェアは64.2%に落ちる(上図下表)。

この報告書では、”Other”(その他)が何なのかよくわからないが、シェアは2012年から2016年にかけて5.4%→29.7%という、たいへんな伸びだ(上図下表)。なお、Googleも、シェアは落ちても売上が減少するわけではない。過去2年間でモバイル広告は70億ドル近く増加したが、その中でGoogleのモバイル広告の売上は60億ドル近いのだ。

結論としては、さまざまなニッチアプリが、徐々に検索に取って代わりつつある、ということ。この傾向は、ものごとを調べるのにデスクトップよりもモバイル上で調べるのが多くなっている、という一般傾向に後押しされている。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Google、 インドで反トラスト法違反の疑い

Googleは、同社がインターネット検索および広告における独占的立場を乱用している疑いに関する、インド競争委員会の2年間にわたる調査結果が有罪となった場合、最大50億ドルの罰金を科される可能性がある。

インドは2012年、Googleに対する反トラスト調査を権利保護団体、CUTS Internationalおよび現地のある結婚情報ウェブサイトの訴えに応じて開始した。

Google Indiaの広報担当に問い合わせたところ、同社は競争委員会の調査に協力していると回答した。

Googleにとってこうした査察は新しいことではない。今年2月には欧州委員会による10年来の反トラスト調査で和解し、50億ドル相当の罰金や同社事業の改変を回避することに成功した。

インド競争委員会のウェブサイトで公開されている調査報告書に本件が説明されている。最初に公開された2012年の調査結果によると、GoogleのChrome、AndroidスマートフォンおよびChrome OSは、いずれもGoogle検索の利用を促進していることから、十分な調査が極めて重要であるとしている。同委がGoogleを告発している部分を以下に挙げる。

Googleに関して確認された諸問題は、Googleの事業運営方法に明らかな疑問を呈するものであり、 インドにおける検索エンジンおよび広告検索市場についても、同様な行動がなされているかどうかを詳細に調査する必要である。これは、インド市場にも多数の垂直型検索エンジンが存在し、それらが打撃を受けていると感じているからである。

2012年の報告書で、インド競争委員会はGoogleが検索ベース広告における独占的立場を乱用しているとする、初期段階の証拠を挙げている。

インド競争委員会(CCI)は既に、Googleが結婚情報サイト、Bharatmatrimony.comへのキーワード割当を差別することによる独占的立場を乱用しているという「推定的証拠」を発見した。本調査は、Goolgeの最重要広告製品で主要収入源であるAd Wordsに焦点を当てる。

2億人のインターネット利用者と拡大するEコマース市場を持つインドは、Googleにとって世界最大のインターネット市場である中国における存在の欠如を補う一大機会である。しかし、問題の焦点は、Googleが自社サービスの推進に検索を使っているかどうかになっている。

Forbes Indiaは昨年7月の記事で、Googleがインターネット検索における独占的立場を自社の優位に利用していることに焦点を当てた。同誌はフライト検索においてGoogleの「フライト検索サービス」が他に先んじて表示されることを例に挙げた。

Googleおよびインド政府からの情報が入り次第続報する予定だ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


企業のITシステムのための検索サーバGoogle Search Applianceのソフトウェアがアップデート

Google Search Appliance(GSA)は、企業がGoogleの検索技術を社内的に利用するためのラックマウントサーバだ(左図)。今日(米国時間2/11)Googleは、GSAのソフトウェアをバージョン7.2にアップデートして、構造性のないコンテンツに対するインデクシング操作の管理をより容易にし、またワイルドカードの使用ができるなど、いくつかの新しい検索機能を加えた。さらに、GSAをデータソースに接続するためのフレームワークとアドミンコンソールが改良され、サポートする言語の種類も増えた。

日常的な検索でいちばんありがたいのは、たとえば部品番号が‘37’で始まる部品を全部列挙したいときなど、ワイルドカードを使って“part number 37*”のような検索ができることだろう。

しかしもっと重要なのは、データソースから情報を取り出したり、それらをインデクシングするためのフレームワークが改良されたことだ。Googleによれば、とくに柔軟性が増したので、デベロッパがカスタムコネクタをより容易に作れるようになった。それによってGSAは、“真に普遍的な情報ハブ”になった、とGoogleは言っている。

この前のバージョン7.0では、構造性のないコンテンツの中にデータ、筆者、製品タイプなどの情報を自動的に見分ける機能が加わった。そのため、メタデータのない粗略なドキュメントでも検索できるようになったが、今日のアップデートによって、ユーザがその情報の見分け機能、インデクシングのやり方を、カスタマイズできるようになった。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


過去へのタイムトラベル気分を味わえるPic A Moment(Instagramの指定日時検索)

過去のある時点、とある場所に、いったい何があったのかを見てみたくなることがある。新しいシンプルなPic A Momentというモバイルアプリケーションが、それを可能にしてくれる。具体的にはInstagramの写真を検索するもので、都市名や店舗名などの場所と日付を指定して検索すると、指定した時期にその場所で撮影された写真を表示する。

場所の様子を見たいだけなら、Foursquareのチェックイン写真などを見るのが良いだろう。このPic A Momentは、コンサートやスポーツイベント、あるいは何らかの大事件等、その場所で過去発生したイベントの様子などを見るのに便利な感じだ。

使い方も簡単だ。スライダーを動かして、見てみたい日を指定する(本日、1日前、1週間前、1ヵ月前などを選択することができ、また特定の日付を入力することもできる)。但し、今のところはすべての日程を検索できるわけではなく、過去数ヶ月間に限定されている。日付の指定が終われば場所の名前を検索して、検索結果から見たい場所を選択する。場所が特定できる特定の店舗や都市名ではなく、たとえば「Starbucks」などメジャーな場所を検索した場合には、現在地に近い場所から順に表示されるようにもなっている。

指定した日時の結果を表示しつつ、画面上部のWolfram Alphaティッカーには、同じ日に起きた他の場所での事件やイベントが表示される。また画面下部のウィジェットには、その日の天候も表示される。写真をタップすれば拡大表示され、そこに表示されるユーザー名をタップすればInstagramのプロフィールページが開かれる。

Pic A Momentの共同制作者であるJose Azanza Ariasは、ジャーナリストやマーケッターにとっても便利に使える可能性があるツールだと述べている。「近くの人や同じ場所にいったことのある人を発見して、それらの人とInstagram上で交流するという使い方もあるでしょう」とのこと。

アプリケーションの開発はWunderman Buenos Airesというデジタルエージェンシーのクリエイティブおよび開発者たちが行ったものだ。2013年に、サイドプロジェクトとしてアプリケーションの開発に着手した。ちなみに以前にも迷子の犬を探すためのBack2getherというアプリケーションをリリースしている。

Ariasによれば、日々、世界中から集められた数多くの写真を目にしながら、その写真の意味するところやコンテクストなどを充分に理解しているとはいえないのではないかと考えるうちに、Pic A Momentのコンセプトを思いついたのだそうだ。こうしたコンセプトに基づき、さらに写真にまつわる情報を活用する機能を追加していく予定であるとも述べている。

位置情報に基づくInstagramの検索ツールは他にもある。たとえばInstalookGramoryなどを思い出す人もいるだろう。あるいは写真を使ったタイムトラベルということであれば、個人で撮影した写真を対象としている点が異なるがMemoirTimehopといったものもある。

Pic A Momentは後発であるだけに、iOS 7フレンドリーなインタフェースを持ち、そして詳細な住所の入力なども必要なく、簡単かつ素早く操作できるというメリットもある。

アプリケーションのリリースは2013年12月。iTunes App Storeに登録されていて、英語およびスペイン語で動作する。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


Googleの究極の目標は検索の変貌, 何もかも究極のパーソナルアシスタントに奉仕する情報へ

Google Searchは目まぐるしく変わる。Googleは小さなアップデートを頻繁に連射するのが好きだから、ときどき、今何がどうなっているのかよく分からなくなることもある。でも、今月初めにパリで行われたLeWebカンファレンスでは、Googleの技術部長Scott Huffmanが、Googleが今検索でとりつつある方向性について、かなり説得力のある概要を述べた。

その要点はこうだ: 検索エンジンに人びとが期待するものが、今急速に変わりつつある。昔の、“青いリンクが10個並んだ”検索結果は今や過去のものとなり、Google が15年前に立ち上げた検索ツールよりも、今ではパーソナルアシスタントに近い、より有脳な機能が求められている。そしてHuffman自身も、それは検索に限定されずGoogleの全体的な目標でもあると認識している。すなわち、その全体的目標とは、究極のパーソナルアシスタントを作ること。そこで彼の言う次世代の検索は、ユーザのその日一日の仕事を、よりシンプルに、そしてより迅速にしてくれる、文字通りのアシスタントなのだ。

そしてそのことは、ユーザとGoogleとの対話が、コンピュータの画面以外の場所でも行われることを意味している。たとえば未来の車は、Google Searchの主な活躍の場の一つになり、ユーザは車を介して検索エンジンと対話し、Googleとの会話に加わることになる。リビングルームも、Googleが利用される場になるだろう。壁のスクリーンは大きくなるかもしれないが、Googleとの対話はマイクとスピーカーで行われるだろう。

そしてGoogleとユーザのそのような対話は、一種の情報交換の継続のような形になるので、今同社はそれに力を注いでいる。Knowledge GraphによってGoogleはユーザの意向や意図を理解できるようになり、また音声認識はある程度の会話を維持できるまでになった。とくに、代名詞を理解できるようになったので、人間の自然な会話にかなり近づいた。もちろんStar Trekに出てくるようなコンピュータはまだ遠い先の話だが、その方向に向かう最初の第一歩をGoogleは踏み出したといえる。Google Knowは今38の言語に対応し、180億以上の事実とそれらのあいだの関係を知っている。単なる検索のインデクスだけでなく、今ではこれらの汎用的な仕掛けの数々が未来のGoogleを作っていくのだ。

しかし究極のパーソナルアシスタントは、会話ができるだけではだめだ、とHuffmanは釘をさした。先行性(proactive)、つまり、やるべきことを言われる前にやる能力がアシスタントには必要であり、Googleはそれを今、Google Nowで実現しようとしている。ユーザの習慣、旅行の予約、OpenTableの予約などなどは、そのユーザのメールの受信箱を見れば分かるから、Google Nowは今すでにかなり役に立つ。Googleの今後の開発は、Google Nowが軸になればいいのではないか、とぼくも個人的には思う。そしてそのAPIを、外部のデベロッパに公開してほしい。Huffmanも、今のGoogleがその路線であることを認めたが、しかしその前途には大量の面倒な問題が横たわっている。たとえばGoogle Nowは、サードパーティのサービスからの通知をどこまで重視すべきか? そこらへんはユーザの守備範囲としてすませることもできるが、先行性を強化したいGoogleは、そういうことにもこだわるのだ。

という次第だから、次世代のGoogle Searchに関してサードパーティのデベロッパがやるべきことは、自分たちのページが検索結果の上位になるための小細工に励むことではなく、Knowledge Graphに自分たちの情報が入るための努力だろう。すなわち、‘パーソナル’という玄関から情報がI/Oしていくための努力だ。

画像クレジット: meneame comunicacions, sl

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


App Store内検索で、いつの間にかスペルミス補正機能が実装されていた

AppleのApp Storeで使われている検索エンジンが進化して、タイポなどがあっても正しい(意図する)検索結果を戻してくれるようになったそうだ。また、名前は覚えていてもどこにスペースが入るのかを忘れてしまったような場合でも、だいたいにおいて目的のアプリケーションを探しだしてくれるようになったようだ。たとえば最近人気の「QuizUp」だと、以前は「Quiz Up」ではヒットしなかったが、これでも検索できるようになっている。

情報元によると、この検索エンジン機能の変更は、しばらく前に行われたものであるとのことだ。

アプリケーションにちょっと変わった名前を付けてしまった場合でも、今回の変更によりきっとダウンロードが増えていくことだろう。これまでは検索で絶対に出てくることのなかったものも、いろいろな検索結果の中に表示されるようになった。

「アプリケーションのパブリッシャーにとっては非常に良いニュースです。Appleにとっても、いろいろなアプリケーションを提示できるというのは良いことであるはずです」と、モバイルアプリケーションを開発しているFiksuのChef Strategy OfficerであるCraig Palliは言っている。

今回の変更はGoogle Playとの比較の意味でも、重要なものであるといえる。Google Playの方はずっと前からスペルチェック的機能を備えていたのだ。App StoreのSEOファームであるSearchManが、2つのアプリケーションストアで、たとえば「Calendar」を「Calender」と綴ってしまった場合の検索結果について調査を行っていた。この調査によると、Google Playの方が、100倍も多い検索結果を表示していたとのことだ。Appleの方は、キーワードでわざわざミススペルを登録してあるアプリケーションしか検索できなかった。

SearchManはいろいろなスペルミスを使って調査を行っている(こちらの資料の8ページ目がわかりやすい)。少なくともこれまでのところは、Google Playの方がはるかに上手にタイポなどのスペルミスにも対応していたようなのだ。

SearchManのCEOであるNiren Hiroは、同様の調査を2013年11月24日にも行った。すると必ずしもミススペルに寛容になったわけではないと思えるケースもありながら、しかし多くのケースで、より多くのアプリケーションが検索できるようになっているようなのだ(下の表を参照)。

過去においては、たとえば「news」を「newz」と綴ってしまうと、検索結果で9つのアプリケーションしか表示されなかった。また「camara」の場合は862件の検索結果しか表示されなかった。こうした部分では、最近行われた変更により、検索結果表示数は大いに改善したということができる。どうやらAppleは、スペルミスの検索結果をだいたい2200件ほど見つけ出して結果を戻すという処理を行うことにしたようだ。そのせいで「shoping」や「pocker」などのスペルミスについては、これまでよりも少ない検索結果しか戻さなくなってもいる。スペルミスを予定してキーワードに登録しているものを拾ってくるのではなく、まず検索語を補正してから2200件程度を上限にヒットする結果を引っ張ってきているようだ。

今回の変更により、確かにこれまでは見つけられなかったアプリケーションを見つけられるように、あるいはこれまでよりも素早く目的のアプリケーションに辿り着けるようになったことだろう。実はこうしたスペルミスによる検索というのは、全体からみるとごく少数のものであったため、これまで対応を見送られてきたということであったようだ。

App Storeのオプティマイズサービスを行っているStraplyのファウンダーであるGeorge Lawrenceは、iOSアプリケーションストアに入力された「Angry Birds」をミススペルした検索文字列についての調査を行っている。

Lawrenceによると正しいスペルで検索されたのが98.48%とほとんで、いずれのスペルミスも1%にも見たない頻度なのだとのこと。「Angery birds」が0.46%で、「angri birds」が0.37%、そして「angry blrds」が0.32%などとなっている。統計に数値として出てくるスペルミスは5つのみであったようだ。

「スペルミスないしタイプミスというのは、必ず発生するものです。しかしその量は非常に少なく、これに対応していくのは、なかなか難しい問題であるようです」と述べる。「ミススペルによる検索量は四捨五入すれば0%と丸められてしまうようなものなのです」。

但し、こうしたスペルミスが非常に少ないものであるとはいえ、ロングテール戦略的視点に立てば、こうしたものに対応することはアプリケーションストアのみならず、あらゆる検索エンジンにとって重要なものであるといえる。Googleは、その出自からもアプリケーションストアにおいて、こうしたロングテール戦略を充実させてきていた。2014年が間近に迫った今になって、Appleもようやくこうした方向の強化を始めたわけだ。

いずれにせよ、今回の改造はほとんどのiOS開発者にとって好ましいものと受け入れられるものとなるだろう。スペルミスを期待して妙な名前のドメインを用意していたサイバースクワッターにとっては悲しむべきアップデートだと言えるかもしれない。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


Tumblr、投稿数は650億超。大量コンテンツの管理も意図して検索機能を大幅パワーアップ

Tumblrが検索機能の大改革を行った。使いやすく、それでいてパワフルにもなったようだ。アップグレードの内容をまとめておくと、まず検索クエリ中で複数のタグを使えるようにした。そしてコンテンツフィルタリングのためのメニューが操作しやすくなり、またコンテンツのタイプによるフィルタリングもサポートされた。

今回のアップグレードを伝える記事の中で、Tumblrはサイトへの投稿数が650億件を超えたことをアナウンスしている。確かにそれだけのコンテンツがあれば、強力な検索機能が必要になるはずだ。これまで搭載されていた検索機能は、せいぜい間に合わせのものに過ぎない程度のものだったので、今回のアップグレードに喜ぶ人は多いはずだ。またGoogleでの検索オペレーターと同じものもいろいろと使えるようになっている。

検索クエリに複数のタグが利用できるようになったことで、本当に探したいものを見つけ出しやすくなったといえるだろう。単純には「#puppy」と「#gif」を指定すれば、簡単に子犬のGIF画像を見つけ出すことができる。尚、今回のアップグレードにより、ハッシュタグを付けない場合は、文中の単語およびハッシュタグの双方にヒットするようになった。

たとえば「ponies」を検索すると、説明文中に「ponies」という単語が登場する投稿も、また「#ponies」のタグが付けられた投稿もヒットすることになる。また、検索結果に関連しそうなブログも併せて表示されるようになっている。

尚、Tumblrのコンテンツフィルタリングについては、機能そのものが見つけにくい位置にあり、また不適切なフィルタリングを行っているという非難もあった。今回のリニューアルで検索結果ページのわかりやすい場所に表示され、すぐに操作できるようになった。また、これまでNSFWとして排除してきたものについても、当該タグ自体を完全に排除するべきなのかどうかについての見直しを行ったのだそうだ。

たとえば、今年に入ったばかりの頃、Tumblrで必ずしも性的なものを意味するのではない「gay」、「lesbian」ないし「bisexual」といった内容のタグを表示しないことについて議論があった。今回のリリースでは、セーフサーチオプションをオンにしていても、上記のタグ付きコンテンツを表示するように改めている。Tumblrによると、これまでにそうしたタグを表示から外していたのはアプリケーションストアなどでのポリシーもあったからだとのことだ。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


Google、知識グラフを改善して比較やフィルターにも活用。モバイルにはカードやクロスプラットフォーム通知を追加

明日(米国時間9/27)15周年を迎えるGoogleは、記念日にふさわしく、いくつかの新機能をGoogle検索に加えることを発表した。例えば、モバイル検索のインターフェースは、デザインが変更されてカード形式になり「求めている答えに集中できる」ようになる。

その「答え」も改善されるとGoogleは言う。Googleは知識グラフを活用することによって、単なるリンクではない「答え」を提供するよう努めてきたが、今日のアップデートによって、知識グラフを「比較」にも利用するようになる。例えばオリーブ油とバターの栄養価を比べたいなら、Google検索が比較チャートと詳細データを表示してくれる。犬の種類や天体等、他のことがらについても同様だ。Googleは今後この機能をさらに拡大していくと言っている。

さらにこのアップデートによって、知識グラフを使って結果をフィルターできるようになった。例えば、「印象派芸術家について教えて」とGoogleに尋ねると、どんな芸術家がいるかを表示し、結果ページトップの新しいバーから、さらに詳しい情報を見たり、抽象派について調べたりできるようになる。

モバイルでは、リマインダーを音声で設定したり、デバイス間で簡単に同期できるようになる。「OK Google、Safewayでバターを買うことを知らせてくれ」とNexsusタブレットに言っておくと、iPhoneを持って店に入った時にリマインダーが起動される。これを可能にするためにGoogleは、iPhoneおよびiPadの新しい検索アプリを近々公開する予定だ。

通知機能に関して、GoogleがiPhoneアプリにプッシュ通知を追加したことも注目に値する。これでようやくAppleプラットフォームでも、Google Nowが役に立つようになる。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)


Topsy、2006年以来の全ツイートを検索可能に。他のソーシャルメディアのインデックスも作成中

Twitterは,ソーシャルネットワークとしてトップクラスの地位を確立し、FacebookやLinkedIn、YouTubeなどのサイトと同列に語られるようになり、さらには最新ニュースの目的地にもなった。しかし、リアルタイムメディアのGoogleになるべく検索エンジンとしては、未だにTwitterは成功していない。TwitterのデータパートナーであるTopsyにとって、それは好機だった。

もしウェブが今、ページランクされたウェブサイトと同じくらい、近況ステータスとハッシュタグ付の記事で埋まっているのだとすれば、大きな部分が失われていることになる。Twitterの場合、2006年に遡る歴史のごく表面を撫でているだけだ。現時点でそのアーカイブには4250億件からのツイートが入っている。

わずか 4社しかないTwitterデータ認定リセラーの一つであるTopsyは、これまで発信されたツイートすべてをインデックスしていると言っている — これはTwitterもやっていないことであり、必要な基盤作りとコストゆえ容易には真似できない(Topsyは、2008年以来3500万ドルのベンチャー資金を調達したと言っている)。

一方、今日のTwitterの関心事は「今」と「最近」であり、遠い過去ではない。search.twitter.com に行くと、見つかるのは「日」単位のツイートであり、月でも、もちろん年でもない。そして、季節が変わるごとにこの時間幅は狭まっていく。現在Twitterのインデックスはわずか1週間しか遡らないと同社は言っている。去る2009年、それは1週間半だった。それ以前はひと月だった。

Topsyは今年8月、システムの拡張によってTwitterのアーカイブを2010年まで遡れるようになった。そして今、7年間のデータすべてを掘り起こせる。これは、無料の公開利用向けとして、史上最大にして最も包括的なTwitterデータアーカイブだ。Twitter以外でこのデータをアクセスしたこ
とがあるのは、Gnipなどのデータパートナーおよび議会図書館だけだ — ただし、一般利用者が検索できる形式ではなかった。そしてもちろん、無料ではなかった。 

Topsyの共同ファウンダー・CTOのVipul Ved Prakashによると、Twitter開始以来の全ツイート — 現在4250億項目、3500サーバーにわたる — をインデックスすることは大掛かりなデータ技術だった。「われわれの第3世代のインデックス技術は、サーバー1台にインデックスできるドキュメントの密度を高め、その結果あらゆるツイートを含む巨大なインデックスを運用できるようになった」と彼は言った。Topsyは、最終的に兆単位規模のドキュメントを処理できるようになり、彼らが取り組んでいるインフラストラクチャーベースのビジネスを構築していないライバルたちは太刀打ちできない、とも付け加えた。

この手の大胆なことを言いたがる会社は数多いが、この主張にはそれなりの真実がある。今日のウェブは変化している。例えばTwitterは、毎日4〜6億件の新しいツイートを送り出し、Topsyはそれを150ミリ秒以内にインデックスしている。言い方を変えると、Twitterが今後一年間に生成するデータ量は、今日までに生成された全ツイートよりも多い。

TwitterとFacebookが毎日生みだしているデータは、それ以外のウェブで生まれるデータよりも多い

そしてこれにFacebookを加えると、Googleが理解できるのはウェブのごく一部にすぎないことに気づく。「現在TwitterとFacebookが毎日生みだしているデータを合わせると、それ以外のウェブで生まれるデータよりも多い」とPrakashは説明する。「ソーシャルデータは益々大きな公共資料になった」(これが「なぜGoogle+が存在するか?」への答えだ)。

そしてもし今ソーシャルウェブが巨大なウェブであるなら、Topsyの野心がTwitterに留まらないのは驚くにあたらない。すでに同社のテクノロジーは、ユーザーがツイートしたリンクはもちろん、Facebookをはじめ他のソーシャルメディアサイトの全公開ページをインデックスできる準備が整っている。Google+の公開記事すべてのアーカイブも持っている。

「我々は、将来利用可能になるインデックスをいくつかバックグラウンドで作っている」と、Topsyの将来計画についてPrakashは示唆した。しかし、Facebookのインデックスに関しては、同社が作っているものの詳細は語らず「非公開」とだけ言い、「公開ページのアクセスは公開されている」だから「もしわれわれがあるソーシャルネットワークのために価値を作り出すなら — ビジネスとして意味があるなら — さらに深くデータにアクセスするだろう」と指摘した。

Topsyのソーシャルネットワーク例えばTwitter(あるいは他にも)に求める価値は、集めた後のデータに対して何ができるかという機会の問題だ。たとえば、データにまつわる詳細な統計データを提供することで、これは現在ツイートについて彼らがやっていることと似ている。Topsyは、”Obama” といった単語が過去何回言及されたかを数えることができる。あるいは、新しいiPhoneについてユーザーが〈本音で〉どう感じているかをヘッジファンドに教えることもできる。ブランドは自社のソーシャルメディアでのプレゼンスを監視して、広告やインフルエンサーのターゲット方法を改善できる。ジャーナリストは記事の情報収集に使える、等々。

「ソーシャルネットワークの排出物を処理することは、ソーシャルネットワークが今やっているビジネスとは異なる種類のビジネスだ」とPrakashは言う。Twitterの関心事は、バブリッシング・プラットフォームの構築や、ツイートをめぐるエンゲージメントを収益化することであり、アーカイブの分析結果を提供することとは限らない。Twitterには、エコシステムパートナーが先行していたビジネスに乗り出した過去があるが、Prakashはそれを恐れていない。なぜなら彼らはTwitterを補完するのであって、置き換えるものではないからだ。

それでもTopsyは、Twitterと共生関係になることを選んだ — APIアクセス(Twitterデータの「消防ホース」とも呼ばれる)のためにTopsyは非公開の金額を支払い、一方Twitterも、大統領選挙インデックスアカデミー賞インデックスなどの特殊ツールを作るために、別契約を通じてTopsyに費用を支払っている。ちなみに、Topsyの分析サービス利用者は、月額1000ドルをTopsyに払っており、API利用者は使用データ料に応じて料金を払っている。

ある日、Twitterはこれを面白いビジネスだから自分でやりたいと思うだろうか? そしてもし、Topsyのシステム基盤が容易に真似できなければ、TwitterはTopsyを
買収するのだろうか? 「その可能性はなくはない」とPrakashは認めたが、それについて両社で話したことはないと念を押した。今のところ、Topsyは規模拡大に向けて資産を消化しているところだが、顧客数や売り上げはもちろん成長率も明らかにしなかった。

長期的には、ソーシャルメディアの歴史的アーカイブが、特定のビジネスやマーケターに価値を生むかもしれないが、一般の主流ユーザーが同じように感じるかどうかは別の問題り。しかし、時間とともに変わる可能性はある。「10年以内に、ソーシャルメディアがインターネットのように見え始めるかもしれない・・・それは巨大なデータ保存庫を持つ異なるエコシステムだが、新しい市場が形成されようとしている」とPrakashは言う。「われわれの野望は、あらゆる公開ソーシャル書き込みを自分たちのすインデックスに取り込むことだ」。

原文へ
 
(翻訳:Nob Takahashi)


中国Baidu、モバイル広告好調で3Qは前途有望につき時間外取引で株価14%アップ

Baiduのモバイル広告ビジネス強化の努力が、ようやく実を結んだようだ。投資家たちは中国検索巨人の第3四半期の見通しに自信を深めたようで、株価は時間外取引で14%アップの15.72ドルへの急騰した。同社のQ3売上予測は、14.22億ドル(87億RMB[人民元])~14.6億ドル(89.6億RMB)で、対前年比39.7%~43.3%の伸びだ。

Baiduの2013年Q2の純利益は4.5%減の4.508億ドル(26.44億RMB)、総売上は38.6%アップの12.32億ドル(75.61RMB)だった。

オンライン広告売上は、38.3%増の12.2億ドルで、Baiduのアクティブ広告顧客数は前年比33%増の46万8000社だった。広告顧客当たり売上は約2623ドルで、対前年比3.9%増、前四半期からは11%増だった。

「第2四半期は着実に進展し、過去最高となる5万8000の新規オンラインアクティブ顧客を増やした」とBaudu CEOのRobin Liが声明で言った。「モバイルプラットフォームの採用によって勢いを得ると共にモバイル収益が改善された。モバイル売上は今期初めて総売上の10%を超えた」

Baiduは、最近合併交渉中であることを発表したQihoo 360およびSogou.comなどのライバルによる検索市場の競争激化を受け、モバイルでの地位強化のために目立った買収を繰り返している。先週、Baiduは中国のアプリ配信プラットフォーム大手91 Wirelessを19億ドルで買収すると発表した。Liは、「作るより買う方がいい、なぜなら時間の節約になるから」と言った。

今年の第1四半期、Baiduは研究開発費を増加した。前年には広告売上増加およびモバイルビジネス強化のために、注目される投資をいくつか行った。中国版YouTubeであるYouku-Tudouとの戦いに備え、昨年11月にはオンラインビデオサイトのiQiyiに出資し、PP Streamを買収した。

「最近行った投資によって、重要な戦略的領域である検索、位置情報サービス、アプリ配信、およびオンラインビデオにおけるBaiduの地位を強化できる。われわれの市場をリードする技術、革新的新製品、および他に類を見ない顧客価値提案は、当社を中国インターネットの中心であり続けさせるだろう」。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)


Facebookのグラフ検索がGoogleに追いつくには課題山積―精度の向上とサードパーティーのデータへのアクセスが必須

今日(米国時間7/8)、Facebookはアメリカで英語版のグラフ検索の一般公開を開始した。実際にこのサービスを利用してみると、Facebookから構想が発表された当初には予想されなかったような問題が表面化している。

現在、Facebookサイト内の検索はユーザー、投稿された写真、場所、施設などをより適切に発見させることを対象としている。 しかしこのグラフ検索が機能するためには、たとえばレストランの推薦やお気に入りの音楽アルバムなどのユーザーデータを利用することが必要だ。

一言でいえば、グラフ検索はさらに広範囲なユーザー・データへのアクセスを必要とする。ところがPRISMスキャンダルで、NSAがFacebook、Google、Yahoo、Microsoftその他のサイトから情報を得ていたことが明らかになり、ユーザーの不安が増している。

Facebook自身のデータだけでは十分ではない

現在のグラフ検索の核心をなす検索エンジンは、Facebookユーザーが友だち、友だちの友だちと共有し、あるいは一般に公開しているデータを対象としている。この中には居住地域、訪問した場所、位置情報タグのついた写真、「いいね!」したFacebookページなどの情報が含まれる。

残念ながら、Facebookの「いいね!」データは、特に企業のページに対する「いいね!」はユーザーが本当に推薦していることを意味しない。 「汚い「いいね!」(dirty likes)と呼ばれたりするが、企業はFacebookページでファンを増やすためにあの手この手でキャンペーンを仕掛けて「いいね!」をかき集める。「いいね!」を押すと懸賞に応募できたり、特別なコンテンツが見られたり、割引クーポンが入手できたりするなどの仕掛けが頻繁に使われている。 こうして集めた「いいね!」は本来の意味からはかけ離れたものが大部分だ。

これに加えて、ユーザーは定期的にアップデートを受け取るために仕方なく「いいね!」をする場合がある。たとえば近所の生鮮食品店やショッピングモール、子供の通う学校などだ。実際に意見を聞いてみれば別に推薦しているわけではないということもよくある。また「いいね!」を押さない主義のユーザーもいるし、Facebookにページが作られていない企業のプロダクトを強く推薦するユーザーもいる。

つまりFacebookの「いいね!」は、検索エンジンが関連性を判定する情報、検索用語でいう「シグナル」として利用できる。しかしこれ単独ではユーザーが「いいね!」の対象を推薦していると判断する材料にはできない。

Facebookはユーザーがレストラン、店舗、施設などにチェックインしたときに残すレビューも利用しようとしてしている。しかしレストランやホテル、観光地などのユーザー・レビューの分野ではFacebookよりはるかに知名度が高く、膨大なデータを抱える専門サイトがいくつも存在する。だからグラフ検索の精度を高めるためにはFacebookはユーザーがサードパーティーのサービスで共有した情報にもアクセスする必要がある。しかしFacebookはこの点では将来どういう連携策を取るつもりなのか、スケジュールを含めて明らかにしていない。

Facebookはさらにユーザーデータを必要とする

アメリカの英語版Facebookユーザーは今日から新しい検索インタフェースが利用できる(全員に公開されるまでには数週間かかるもよう)。さて、そこでユーザーはまず何を検索するだろう? ある会社に友だちが働いているかどうか、近く訪問する予定の都市に友だちがいるかどうかを調べるかもしれない。あるいは「パリの写真」を検索して友だちの目でパリ観光を楽しもうとするかもしれない。

しかし長期的な視野で考えると、Facebookはグラフ検索をGoogle検索の代わりとして使わせ、Facebookへのトラフィックと滞在時間を大きく増加させたいだろう。前述のようにFacebokkは今後ローカル・レビューやSpotifyのような音楽ストリーミングなどサードパーティーのサービスと提携して検索対象のデータを拡大する計画だ。

今年中にはグラフ検索をモバイル化すると同時に、ユーザーの近況アプデートのテキストを解析して場所や友だちとの関係に関する情報をさらに詳しく収集し、推薦情報を得られるようにするという。

プライバシーに関する懸念

PRISMスキャンダルが暴露される以前は、 「いいね!」やチェンクイン、レビュー投稿などの情報をベースにしたグラフ検索は、Google検索に代わって、それまで個々のユーザーのソーシャルグラフ中に囲い込まれていたデータを広く共有し、役立てることができる素晴らしいツールになるという楽観的な見方が強かった。しかし現在ではユーザーはFacebookの主張する「もっと透明でもっと結び付けられた世界」に対して懐疑的になっている。グラフ検索はもちろんユーザーのプライバシー設定を尊重する仕組みになっているが、ユーザー情報の共有の拡大を目指していることには変わりがない。行き過ぎたソーシャル化への懸念とゆり戻しが起きている現在、ユーザーの関心は情報の共有範囲を狭め、匿名性を拡大する方向に向いている。これはFacebookを含むさまざまなソーシャル・サービスにとって逆風だ。

Facebookはグラフ検索を広告プラットフォームに利用する計画なので、PRISMスキャンダル以後の懐疑的な空気の中で、個人情報を検索エンジンに入れることに対するユーザーの警戒心を解くためにさらに努力する必要があるだろう。その点からも、Spotifyで聞いている曲とかひいきの寿司レストランといった公開することに抵抗の少ないサードパーティー・サービスの情報にアクセスできるかどうかはグラフ検索にとって決定的に重要だ。

残念ながら現在のFacebookのグラフ検索はこうした点で大いに改善の余地がある。しかしこのサービスは今誕生したばかりだ。Facebookには膨大なサードパーティーのデベロッパーとアプリ、そのデータが存在する。グラフ検索はウェブ検索でGoogleに及ばないとしても、この強みを生かすことができればFacebookに少しでも長く滞在させ、Facebook広告を少しでも多くクリックさせるのに役立つだろう。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Google、検索結果に果物、野菜、肉、料理の栄養成分を追加

Googleは、知識グラフに新しい情報を加え続けている。今日(米国時間5/30)同社は、検索結果ページに栄養成分情報を追加した。アボカドは何カロリーあるのか、この焼きそばにはタンパク質がどれだけ含まれているのか? これからはGoogleが喜んで教えてくれる。もちろんこれらの情報は音声検索を含め、ウェブ、モバイルどちらでも利用可能だ。

Googleによると、「この新しい栄養成分データは、われわれの知識グラフに基づいている。知識グラフは、ウェブ全体にあるこれまで容易に得られなかったあらゆる種類の情報をもたらしてくれる」。このため、例えば栄養検索では、”summer squash”[夏カボチャ]を調べると、ドロップダウンメニューに “zucchini”[ズッキーニ]が表示される。これはズッキーニが夏カボチャの一種だからだ。

Googleが薦める利用例をいくつか挙げておく(私のところにはまだ新機能は届いていないので、人によって時期は異なると思われる)

  • 映画館でポップコーンが食べたくなったら。“how many calories are in popcorn”と尋ねれば答えが出る。[ヒント:1カップ当たり31カロリー]
  • 成分表示やレシピがわからなかったら。“what nutrients are in breadfruit?”[パンノキの実の成分は?] あるいは“is there sugar in grenadilla?”[トケイソウに糖分は含まれているか?]
  • 高タンパク食品が大好き?“how many carbs in corn?”[トウモロコシの炭水化物含有量は?]あるいは単に corn を検索すれば詳しい成分が表示される。

ちなみにMicrosoftのBingも、Wolfram Alphaの協力を得て、少なくとも2010年から栄養成分データを検索結果に含めている。ただし、私が試した限り、現在Bingでは、自然言語による検索で栄養データを得ることはできない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)


巨鯨Googleと闘う小鰯の一匹Blekko検索エンジンが結果ページでもカテゴリ分けを強調

2010年にローンチした新進の検索エンジンBlekkoが今日(米国時間5/29)、検索結果ページのデザインを完全に新装した。同社は”スラッシュタグ(slashtag)“という独特の機能で、ユーザが自分の目的に合った適切なサイトやページ…スパムページやとんでもない無関係なページでなく…を見つけやすくしている。あの強大強力な競合他社である某社のような、10個の青いリンクが並んでいるだけのそっけない結果ページは、そんなBlekkoにとってふさわしくない。今度からBlekkoの検索結果ページでは、スラッシュタグによって選別されたコンテンツがカテゴリー分けされて並ぶ。

たとえば”wine”で検索すると、結果のページには「トップの結果」、「wine関連の最新ニュース」、「関連カテゴリー…”alcohol”(アルコール)、”recipes”(レシピ)、”reviews”(リビュー)など…の検索結果」などが表示される。(下の図は”techcrunch”で検索した結果。)

デフォルトではBlekkoはつねに2つのトップ結果を見せるが、拡張カテゴリーのリストをクリックして矢印でスクロールすると、もっとたくさんの結果を見ることができる。

ユーザは、従来どおり自分でスラッシュタグを指定してもよい。たとえば、”wine /Napa”のように(ナパバレーのワインを指定)。今度の新デザインは、Blekkoの、tablet-optimized search app Izik(タブレット向けに最適化された検索アプリケーションIzik(イザーク))という奇妙な名前の検索プロダクトの、APIで構築されている。

BlekkoのCEO Rich Skrentaによると、結果ページのデザインを変えたことによって、“青いリンクの並びを調べるという長時間の手間が不要になり、最適の情報源により早く到達できる”、という。ただしGoogleやBingや、新進のDuckDuckGoなども、単なる青いリンクのリストからは卒業しようとしている。そのためにGoogleにはKnowledge Graph(ナレッジグラフ)があり、BingにはSatori Entity Engineというものがある。

同社によると、今現在の常連ユーザ数は1250万、各日の検索回数は約500万だ。1250万の約半分がアクティブ、ということか。しかしSkrentaの主張では、“過去10年間でこれだけのユーザベースを達成した検索スタートアップはうちだけだ”、という。

Blekkoは今でも、同社独自の検索エンジン”Dynamic Inference Graph”(動的推理グラフ)と、大規模なセマンティックデータベースを使って、ユーザにカテゴリー分けされた検索結果を提供している。

最近のBlekkoは、モバイルアプリがローンチされたこと以外ではあまり話題になっていない。今日からの新デザインが新たなイノベーションとマーケティング努力に導く可能性もある。しかし現時点では、DuckDuckGoの方が新進検索スタートアップとしての人気が高い〔企業・ビジネスユースではMasterSeecも〕。新デザインも、それほど画期的ではないし、やや雑然としているとぼくは感じた。

〔余計な訳注: たとえば人気ミュージシャンの名前で検索すると、結果のデフォルトのカテゴリは、[Top Results], [Music], [Radio], [Movies], [Gossip], [Tabs], [Lyrics], [Latest](トップ結果、音楽,ラジオ、ムービー、ゴシップ、タブ譜、歌詞、最新記事)となり、ゴシップやタブ譜などがあるあたり、Googleよりは便利で親切だ。過去記事。〕

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


これは便利―Google+/Picasa Webにアップロードした写真が画像認識によってキーワード検索できるようになった

先週Google+の写真セクションが完全リニューアルされた。しかしなぜかGoogleは発表イベントで、そのいちばんクールな新機能を紹介しなかった。 Googleはコンピュータ画像認識と機械学習を利用して、ユーザーが「夕陽」とか「料理」とか「花」とかをキーワードにして自分の写真を検索できるようにした。私は「自動車」、「砂浜」、「自転車」などのキーワードも試してみたが、Googleは常に正しい結果を返してきた。この写真検索機能はGoogle+に組み込まれているが、通常のGoogle検索ボックスからでも[my photos of xyz]というフォーマットを使って検索できる。

これはGoogleの写真検索にとって非常に大きな前進だ。Googleが指摘するとおり、大量の写真から目的の1枚を探し出すのは骨の折れる作業だ。私のように撮った写真にいちいちタグづけするような勤勉ではない人間にとっては特にありがたい機能だ。検索してみると私が大昔にPicasaウェブにアップした思わぬ写真がヒットする。

先週のGoogle I/OイベントでGoogle+の新しい写真機能が発表されたときVic Gundotraは「ユーザーが写真を管理するのを助けるのがわれわれの目的だ。写真の整理というのは厄介な作業だ」と語っていた。しかし奇妙なことにその場では写真のキーワード検索機能については触れなかった。

〔日本版〕 写真のキーワード検索機能は日本語のGoogle+でも有効になっている。ただし有効なキーワードはまだ英語だけのようだ。全体に驚くほど正確で、Yosemite、LasVegas、Fisherman’s Wharfなどのキーワードでそこで撮った写真がヒットする。catと入力してみたところ、店頭に飾られた招き猫が含まれていた。

下はelephantで検索したところだが、Evernoteのフィル・リビンにもらった木のゾウの栓抜きが入っている。これをよくゾウと認識したもの。しかしサイを知らなくてゾウと誤認している。方向として見当はずれではない。検索ボックスからの検索は訳者の環境では作動せず。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Googleトレンドに「月刊トップチャート」が登場―急上昇キーワードのビジュアルなアニメ速報も

毎年Googleは各ジャンルの年間トップ検索キーワードをZeitgeistとして発表しているが、今回、トップチャートとして月間のトップ検索キーワードをまとめたページがGoogleトレンドの新しいセクションとして公開された。 この順位はGoogleの知識グラフが利用されており、キーワードの単なる検索回数という以上に一般ユーザーの関心を的確に集約したものとなっているということだ。

チャートは、ミュージシャン、俳優、テレビ番組、動物、薬、ウィスキーなど多様なジャンルが網羅されている。メインのページには相対的な関心の度合いを表す棒グラフと上昇中か下降中か表す矢印つきで表示される。現在トップチャートには40のセクションが用意されている。

さらにGoogleはクールな全画面アニメ方式のホットな検索キーワードページを発表した。カラフルな背景に大きな文字でその瞬間にもっとも人気のあるキーワードが表示される。対象となる国を選ぶこともできる〔上のスクリーンショットは日本のもの。キーワードをクリックするとメインのGoogle検索結果ページにジャンプする。たとえば『ポテトスナック』をクリックすると「販売終了を惜しむ声」というニュースが表示される〕。また左上の格子型のアイコンをクリックすると最大25件までのキーワードを同時に見ることができる。

Googleトレンドのトップページは左サイドバーにこれらのセクションへのリンクが表示され、右側メイン・ページには急上昇キーワードが詳しくリストされる。従来とくらべてさほど大きく変わったわけではないが、UIデザインが見やすくなり、更新も速くなったようだ。メディアや広告関係者のように現在どんな現象が一般の関心を集めているのかをリアルタイムで知りたいユーザーには大いに助けになるだろう。もちろん単なる好奇心から覗いても面白い。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+