Pewレポート:人気ながら成長率が鈍化するFacebookとエンゲージメント率低下に悩むTwitter

Facebookは最もポピュラーなソーシャルネットワークだ。但し、Pew Researchの最新のレポートによると、アメリカ国内における成長速度には衰えがみられるようだ。ソーシャルネットワーク全体で見ると、多くの人がTwitter、Instagram、Pinterest、およびLinkedInなど複数のサービスを利用するようになっており、すべてをまとめると昨年も利用者数が大いに伸びている。

Facebookについては、アメリカにおいて「クリティカルマス」に達したのだということが言われることもある。そしてレポートの数字を見てみる限り、確かにそうした状況にあるようだ。利用者数では、Facebookが他のソーシャルネットワークを圧倒している。但しメンバーの構成などの面で、2013年頃とは変わってきている様子だ。「年配者」の利用率が大いに高まっているのだ。

65歳以上のインターネット利用者についてみると、初めて半数以上(56%)が利用しているという結果が得られた。いまやおじいさんやおばあさんも含めて、一家揃ってFacebookを利用しているという状況にあるわけだ。

そうした状況で、19歳のAndrew Wattsの記事も生まれてきたわけだ。記事によれば、Facebookは「強制参加を強いられる面倒くさい家族会」のようなものだとのこと。ティーンにとってFacebookは、グループ機能以外には魅力のない存在であるとのことだ。「やっかいで苛つく場所」であるらしい。ネットワーク上にパパやママのみならず、おじいさんにおばあさんまでいるというのは、確かにティーンにとっては煩わしいものかもしれない。

そうした面から、Facebookが「クールではない」と言われたりはするものの、しかしアクティブ率は依然として高い数値を示している。アメリカのインターネット利用者のうち71%がFacebookを利用していて(これは2013年8月の調査と同じ)、そのうち70%が毎日Facebookを利用しているのだそうだ。こちらは2013年の63%から上昇している。さらに45%の人は、1日に何度もFacebookを利用しているとのこと。

また、アメリカにおけるインターネット利用者中、ひとつだけしかソーシャルメディアを利用していないという人(36%から28%に低下)の場合、利用しているのがFacebookであるというのが一般的だ。1つしか使っていないという人の中で79%がFacebookを利用しているのだ。

複数ソーシャルメディアを使う傾向が拡大

さまざまな面でFacebookが圧倒的な人気を誇っているわけだが、複数のソーシャルメディアを活用するという人も増えている。インターネット利用者のうち52%が2つ以上のソーシャルメディアを利用していると述べている。2013年には42%だった。

また、若年利用者層がFacebookから完全に離れてしまったというわけでもない。たとえばFacebook保有のInstagramは若者の間でも人気のサービスとなっている。レポートによると、Instagramの利用者は前年比9%の増加となっていて、かつあらゆる世代で利用者が増加しているようだ。さらに言えば、アメリカにおける18歳から29歳のインターネット利用者のうち半数ほどがInstagramを利用しているのだとのこと。さらにそのうちの半数ほど(49%)がサービスを毎日利用しているのだそうだ。但し、Pewによればそうした傾向は2013年のうちから見えていたものではあるとのことだ。

LinkedInの利用者も増加している。そして大学卒業以上の学歴を持つインターネット利用者の中では、利用している人が50%に達したのだそうだ。TwitterおよびPinterestもさまざまな層で利用者数を増やしている。但し、Pinterestの方は相変わらず女性の比率が高いようではある。インターネットを利用する女性のうち42%がPinterestを利用しているようだ。男性の方の利用率は13%となっている。

ちなみにエンゲージメントの面でいえばPinterestとLinkedInはまだまだといった状況のようだ。Pinterest利用者のうち、毎日利用している人は17%に留まり、これは2013年からさほど変化していない。またLinkedInの方も毎日利用している人の率は13%に過ぎない。こちらも2013年から変化なしだ。

Twitterもエンゲージメントの面でみると「低下」してしまっている。「Twitter利用者の36%が毎日同サービスを使っているが、これは2013年の46%から10ポイントの低下となっている」とのこと。Twitterの知名度は高く、また利用者数でもトップ5に入るサービスだ。しかしエンゲージメント率の低下は、Twitterを巡るさまざまな問題の中でも重大なものだと言えるだろう。サインインしてから、面白そうな人を見つけてフォローする手間が大きく、結局大して利用しないうちに離れていくという人も多いようなのだ。

調査はアメリカ国内での利用状況についてのもので、さまざまなデータを集計したものとなっている。ちなみにアメリカにおいて、18歳以上のうち81%がインターネットを利用しているのだそうだ。

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(翻訳:Maeda, H


女性利用者の多かったPinterest、男性利用者が急増中

Pinterestを利用する男性が増えているらしい。面白そうな小物やレシピ、可愛らしい洋服などの写真が多く掲載されていて、これまで女性利用者が多数を占めてきた。70%が女性であるとか、あるいは80%ほどにもなるのだというレポートもあた。しかしPinterestが公表したところによると、最近は男性利用者の伸びが女性を上回っているのだそうだ。サインアップする利用者数でみると、男性が3分の1を占めるまでになっているのだとのこと。

さらに、Pinterestの発表によれば昨年1年間でアクティブな男性利用者数は倍増したのだとのことだ。いつものように、アクティブ利用者の実数についての発表はなかったが、comScoreの推計とあわせて考えてみても良いだろう。comScoreのデータによると、Pinterestの月間アクティブ利用者数は7000万であるとのことだ。

ともかくPinterestは、アメリカ国内におけるPinterestの男性利用者数はSports IllustratedとGQの読者を併せた数よりも多いのだとアナウンスしている。どうやらPinterestでは、男性利用者数も大きな割合を占めることになりつつあるようだ。

さらに、アメリカ国外でPinterestがマーケットを広げつつある国では、男女の割合が均衡する傾向もあるらしい。たとえばインド、韓国、および日本では、男性利用者数の割合が50%にのぼっているらしい。

この数値は今週サンフランシスコで開かれた開発者向けイベントで発表されたものだ。但し、この発表には以前と同じデータも含まれていた。たとえばPinterestには300億のpinが存在すると言っているが、これは4月の数値をそのまま使っているようだ。四半期毎に25%の成長を遂げているというのだから、4月時点と同じ数字ということはないだろう。Pinterestの成長が滞って利用者が伸びていないということではなく、どうやらPinterestには最新の数字を外部と共有しようという意識が低いようだ。

サイトには毎秒12万以上のリクエストがあり、日々20テラバイトのデータを扱っているという話も出てきていた。そしてそのうちの75%がモバイルとの間に生じるものだとのこと。そういえば以前にも、リクエストの75%はアプリケーション経由であるという話があった。

データの紹介と同時にアナウンスされたのだったが、半年前にリリースされた検索機能も、うまく機能しているようだ。以前に比べて検索頻度は25%も伸びているらしい。さまざまなプロダクトなどを探す検索エンジンの機能(ショッピング用Google?)も包含しようとするPinterestにとっては、良い数値が出てきているようだ。

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(翻訳:Maeda, H


画像SNSのPinterestにメッセージ機能、LINEやFacebookとどう違う?

メッセンジャーサービスというと、まず「LINE」や「Facebook Messenger」あたりを思い浮かべる人は多いんじゃないだろうか。もちろん他にも「Snapchat」だって「WeChat」だって「カカオトーク」だってあるし、最近ではクローズドSNSとしてスタートした「Path」もメッセンジャーアプリ「Path Talk」をリリースしており、果たしてどのサービスで誰とコミュニケーションを取ればいいのか迷ってしまう。そんな中で今度は画像SNSの「Pinterest」が「メッセージ機能」をグローバルで同時に開始した。スマートフォンアプリとウェブのどちらからでも利用できる。またメッセンジャーが1つ増えるのか?とも思ったのだけれど、この機能は「友人関係ありき」の既存のサービスとは異なるのだとPinterest共同創業者でCCO(チーフクリエイティブオフィサー)のEvan Sharp氏は語る。

Pinterest共同創業者でCCOのEvan Sharp氏

国内ユーザーは半年で1.8倍に

まずPinterestについて改めて紹介しておくと、このサービスはお気に入りの画像をPin(ピン:ブックマーク)して、(コルクボードに写真をピンで留めるところから名付けられた)ボードと呼ぶスペースに保存できるサービスだ。ボード上にピンされた画像は、グリッドと呼ぶ、画面一面に画像が並ぶインターフェースで閲覧できる。Facebookアカウントでのログインが可能なので友人のボードをフォローすることもできるが、ボードをみて、同じような趣味趣向を持つユーザーをフォローしていって、ソーシャルグラフでなくインタレストグラフを作ることに主眼を置いている。

検索エンジンが「検索(Search)」によって「特定の答え(例えば東京とサンフランシスコの距離、といった1つの正解があるもの)」を提供するのであれば、Pinterestは1つの正解ではなく、様々な物事との出会いを通じていくつもの可能性を提供する「発見(Discovery)」のためのツールだそうだ。

2010年にサービスを開始しており、2012年には楽天が同社に出資。その後日本法人のピンタレスト・ジャパンを設立し、2013年11月には日本語版のサービスが始まった。日本法人代表取締役社長の定国直樹氏によると、日本語版開始から半年弱でユーザー数は1.8倍になっているそうだ。ユーザー数自体は非公開とのことだが、グローバルではこれまで7億5000万以上のボードに300億以上のピンが登録されている。また、トラフィックの75%はスマートフォンおよびタブレットによるものだという。米国の状況をお伝えすると、2014年5月に2億ドルという大型の資金調達を実施。現在は検索連動型の広告の導入も一部の企業限定で試験的に開始している。ちなみに日本のマネタイズについては現在具体的なスケジュールはなく、ここ1〜2年でまずユーザー拡大を進める。

新機能は「コンテンツありきであって、友人ありきではない」

ピンタレスト・ジャパン代表取締役社長の定国直樹氏

今回導入されたメッセージ機能は、2013年5月に導入された「友人にPinを紹介する」という機能を発展させたもので、10人以内のグループを作成して、メッセージを送受信したり、自分のPinやPinterest上での検索結果を共有したりできる。この機能によって、ユーザー間で「(Pinterest上での)発見」を共有したり、休暇の計画やリフォームのプランを相談するといった使い方ができるとPinterestは説明する。

確かに、「この機能のために友人とPinterestを利用する」というものではなくて、「普段からPinterest上にアイデアや好みのアイテムをPinしているユーザーにとって非常に価値がある」というものだ。Pinretestユーザーであれば、LINEやFacebook Messengerで逐一お気に入りのアイテムのURLを貼り付けて会話するよりはるかに効率よく情報を共有できる。これが冒頭でSharp氏が語っていた「友人関係ありき」のメッセンジャーとは異なる点だという。

繰り返しになるが、友人ではなくPinterestで同じプロジェクトを共有するユーザー同士のコミュニケーションでこそ最大の価値を見いだすことができる。逆に言うと、Pinterestを利用していないユーザーにどうやってその価値を理解してもらうかは課題になるのかもしれない(一応、FacebookやSMS経由で非Pinterestユーザーとも情報を共有できるそうだ)。

ちなみに競合について尋ねたところ、Sharp氏は「既存のスタートアップには(競合は)いない」とした上で、あらためて「コンテンツありきであって、友人ありきではない」と説明した。また国定氏も「Pinterestでやって欲しいのは『発見』と『実行』。これらをより早く、より深くするのがメッセージ機能」だとしている。


Twitterのプロフィールページ変更で思う、「自己表現」可能性のこれから

現実世界の時の流れというのは、もちろん過去から未来へと遷移していくものだ。つまり今ここに存在する自分というのが「最新」の自分であるということになる。ソーシャルネットワークも、そうした発想でプロフィールページを構成していた。しかし、最近になってTwitterでも特定のツイートを固定してフィードのトップに表示することができるようになった。これにより、自分のことをより的確に伝えることができるようになるかもしれない。よりトータルな視点から自分を伝えるための一歩であると評価することができるだろう。

誰かに会ったときはたいてい「how are you?」と話しかける。疑問を投げかけているわけではあるが、この質問に対する回答で相手のことを深く理解できるというようなことはほとんどない。「fine」と応じられるケースがほとんどだし、あるいはちょっとした調子の善し悪しに言及する程度のことが多い。「一番新しい言葉」が相互理解に繋がらないことが多いのはこの例からもよくわかるところだが、しかしこれまではFacebook、Twitter、あるいはGoogleなどもみな、同じような「伝わらなさ」を仕組みとして採用していたのだ。

もちろん、より深く知りたいのなら写真アルバムを見たりして、より多くの情報を集めることはできる。しかし「いったいどういう人なのか」とか「何をしているのか」ということは、すぐに知りたいものなのだ。ひと目みてわからないような場合、追加で手間を払おうとすることはほとんどないと言ってよい。また、写真やお気に入り、あるいはどういう人をフォローしているのかを眺めてみても、これまた時系列的理解の制限にしばられることになるのだ。運が悪ければ重要な情報が何も得られないということもあり得る。

これまでのプロフィールページの仕組みは、直近の3秒間だけの記憶(参考:Goldfish Memory)で自分を評価させるというようなやり方だったのだ。

街で偶然に人と出会うという状況とは違うのだから、ソーシャルネットワークにて「How are you? / I’m fine」方式を踏襲する必要はないのだ。部屋のインテリアを整えて、そして人を招待するような形式にすれば良いのだと思う。マントルピースに「最新の3枚」の写真を飾っている人は少ないだろう。たいていの人は一番のお気に入りを飾っておくものだ。もっとも大事な人やものなどが写っていることだろう。たくさんの本やCDを持っている人も多いかもしれない。そういう人も、たいていは好きな作品が目立つところにくるように配置しているものだろう。

選択することにより、私たちは自分の経験したことのうち、ぜひ人に伝えたいと思うことを共有することができるようになる。そうしたことこそ、インターネット上での友だちを見つけるのに有効な手段となるのだ。世界中には億の単位で趣味を語り合ったり、友だちになったり、あるいは情報を伝え合う関係になり得る人が存在している。ソーシャルネットワークは、そうした人々を繋ぐのに役立つツールとなるべきなのだ。

Twitterの新しいプロフィールページは、「正しい方向」に進化するものとして評価すべきものかと思う。プロフィールページに固定ツイートを表示できるようになったことにより、「新しい発言」ではなく、本当に興味を持っているものはなんなのかをツイートや写真、ないしリンクで示すことができるようになったのだ。「こちらはこういう人間です。興味があればフォローしてください」ということを示しやすくなる。

また、フォントサイズでも特徴を示すことができるようにしているようだ。反響の大きいツイートについては、少し大きめなフォントで表示されるようになっている。すなわち面白い発言が見つけてもらいやすくなっているわけだ。プロフィールのキュレーションをクラウドに委ねている状況だと言うことができようか。

自分が何物であるかを示しやすくなるとともに、こうした機能はある人をフォローすべきかどうかを判断する際にも役立つ。直近のツイートだけ見ても、その人が果たして興味深い人なのかどうなのか、判断できないことがある。これからはピン止めしているツイートをみて、ある程度の判断ができるようになるわけだ。

Facebookを見てみると、こちらではどういった投稿を誰に表示するかといったオプションをいろいろと用意している。但しこれはあくまでも、時系列のポストをどういった範囲で公開するかということを設定できるに過ぎない。「ページ」ではさまざまな機能が提供されているが、一般の利用者がこれを充分に活用することはできずにいる。「友達」、「いいね」、「音楽」、「ゲーム」、「本」、「イベント」、あるいは「ノート」など、プロフィール画面中に表示するいろいろなセクションが用意されてもいる。しかしこれらは少々わかりにくいところに表示されている。また管理の方法も面倒で、ほとんどの人が手付かずで放置している現状だ。

また、タイムラインへの投稿をどのように表示するべきかというのは、Facebookがずっと気をもんできた部分でもある。アルバム内の写真を大きく表示するかという選択ができるようにしたり、あるいは「いいね」のカスタマイズ表示もできるようになったり、あるいはそうした機能が使えなくなったりということを繰り返してきている。Google+の方は、オプションの選択が面倒すぎるのか、カスタマイズ機能については無視を決めこんだ格好だ。

ベストな形式というのがあるのだろうか。人気の投稿や写真を目立つように表示するのは、投稿者をわかりやすく表現するひとつの方法かもしれない。また表示形式を自由に作成できるセクションなどを追加するのも面白いのではないだろうか。たとえばPinterest風のレイアウトを使って、ひとめでわかるような自己表現はかなりわかりやすくて便利だと思うのだ。

多くのソーシャルネットワークが時系列による表示方法を採用していたことも理解はできる。共有範囲が狭く、また投稿数も少ないうちは、時系列による方式が確かに機能するのだ。しかしTwitterは8歳となり、Facebookも10歳になった。「最新」情報に拘らない表現の形式が生まれてくるタイミングだと思う。

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(翻訳:Maeda, H


Pinterestの複数のアカウントがハックされてお尻の写真だらけに

Pinterestにログインしたら、お友だちが突然、下の図のように、痩身プログラムの広告やお尻の写真にはまってしまっていた。そんなときは、これらのピン(投稿)たちをクリックしてはいけない。

1時間前ぐらいから複数のアカウントがハックされ、スパムで埋め尽くされた。本誌の副編集長のアカウントもだ*。今、Pinterestにこの件でコメントを求めている。〔*: 今は、アカウント本人がスパムを掃除してしまったみたい。〕

Pinterestの人気が上がるにつれて、そのアカウントにいたずらをする悪いやつも増えている。最近Better Business Bureauが発行した警告は、いつもと違うな、変だな、と感じる友だちのピンを見たら、クリックしないように、と言っている。

ハッカーがアカウントにアクセスする方法はいろいろあり、セキュリティホールのあるサードパーティのアプリケーションを利用したり、ほかのサイトの“Pin This”ウィジェットに悪質なコードを潜ませるなどが典型的、とBBBは言っている。

あなたのアカウントを、求めてもいないお尻などから守るためには、怪しいピンを報告すること。サードパーティのアプリケーションに用心すること。コンテンツをリピンする前に行き先のリンクをチェックすることだ。

[副編集長の被害状況]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


誰が(ソーシャルの)世界を動かしているか?, 女子だ

グレートなソーシャルメディアプラットホームは例外なくどれも、何百万ものグレートな女性たちが支えている。そして、おやまあ、彼女たちの多くがスマートフォンの熱烈なユーザなのだ。

FinanceOnlineが行った調査によると(その元ネタはPEWやNielsen、Burst Mediaなどだが)、女性は男性よりも頻繁に、かつ、より多様な使い方で、ソーシャルメディアを利用している。Facebook、Tumblr、Pinterest、Instagram、Twitterなどはすべて、男性よりも女性ユーザの方が多い。

Pinterestは元々、女子力でブレークしたサイトだが、今ではインターネットを利用する成人女性の33%がPinterestのユーザ、男性ユーザは成人男性インターネットユーザの8%にすぎず、女性上位が激化している。一方LinkedInはその逆で、成人男性の24%が利用しているのに対し、女性は19%だ。

しかも女性の多くがもっぱら、モバイルでソーシャルメディアを利用している。すなわち、スマートフォンでソーシャルメディアを利用する人は女性の46%、対して男性は43%だ。

タブレットも同様で、女性の32%がタブレットでソーシャルメディアを利用、男性は20%だ。

ここからが、いちばんおいしい部分:

この調査によると、ソーシャルメディアを利用してブランドと対話することが多いのは、男性よりも女性だ。女性の半数以上が、ソーシャルメディアからブランドの企画(特典サービスなど)にアクセスしている。男性でこのようなソーシャルメディア利用をするのは、半数に満たない。

また、ソーシャルメディアを利用してブランドの最新情報を知ったり、好きなブランドに関してコメントを書き送ったりするのも、男性より女性に多い。

さらに、おもしろいニュースネタを仕入れるのも、女性はソーシャルメディアからが多い。女性の58%がFacebookから最新ニュースを知るのに対し、男性でFacebookのNewsfeedをニュース源としているのは43%にすぎない。

ソーシャルメディア上で女性の方が男性よりもアクティブである、という事実は、最近の発見ではない。少なくとも5年ぐらい前から、そんな傾向がある。でもソーシャルメディアに関して、デスクトップからモバイルへの移行を女性がリードしていることはなかなか興味深い。ソーシャルサイトは今後数年間、このことを強く意識せざるをえないだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Pinterest、アニメーションGIFを正式にサポート開始

今週初め頃から、PinterestがアニメーションGIFをサポートし始めたらしいという話題があちこちにあがるようになっていた。これまでは、アニメーションGIF(以下、GIF)を貼り付けても普通の静止画としてしか表示されなかった。これがPinterest上でも動作を確認できるようになりつつあるという話だった。そして本日、Pinterestもウェブ上で正式にGIFをサポートし始めている旨のアナウンスを行った。モバイル版でも「間もなく」サポートされるそうだ。

Pinterestによると、日々100万人程度がPinterest上でGIFを閲覧しているのだとのこと。登録GIF画像数も1000万枚以上になるのだそうだ。Pinterestのアナウンスによれば、これまでにPinされたものも、元がGIF画像であるものは、GIFとして扱われるようになる。

今後登録するものについては、Pinterestに登録した時点で左下に「Play」および「Pause」のボタンが表示されるようになるようだ。

ちなみにこれは投稿時(Pin時)に、GIFを静止画として登録するのかどうかを選択するということではない。このボタンは各フィード上(メインフィード、カテゴリフィード、検索結果のフィード)に表示されるようになるのだ。表示される時点では従来と同様に「静止画」風に表示されるのだが、Pinされた画像がGIFである場合には、「Play」ボタンを押して動かして見ることができるということだ。これまではアニメーションを確認するためには、Pinがリンクされている元サイトに飛ぶ必要があった。

GIFというのは昔からウェブ上ではいろいろな場面で利用されてきた。このGIF共有に最も利用されているように思われるのがTumblrだろう。しかしPinterestがGIFを正式サポートすることで、この状況も変化することになるかもしれない(しかも最近はTumblrのトラフィックが伸びていないらしいのだ)。

ちなみにFacebookはビデオのオートプレイ機能を実装している。今後はGIFもサポートするのではないかという噂もある。GIFサポートには技術的な問題は何もない。しかし今のところはタイムラインを騒々しく見せたり、あるいは低品質なGIFが動き回ることによるユーザーエクスペリエンスの品質低下を心配しているようだ。

そのような中、PinterestのGIFサポートは「おいしい」狙い目なのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H


Pinterest、「Rich Pins」の仕組みを活用するレシピ検索機能の提供を開始

Pinterestが本日アナウンスした所によると、同サービスを使ってレシピを発見、保存、共有、検索している人にとっての使い勝手をアップさせたとのことだ。自分のボードに集めておいたお気に入りレシピや、あるいはPinterst上にあるすべてのレシピから、料理のタイプや、素材による検索が行えるようになったのだ。

Pinterestをレシピ管理の場として利用する人は多く、2011年にはサイトに登録されたPinのうち11%がレシピ関連のものだったが、2013年の秋には18%に増加している。

Pinterestで食材をもとに検索する際、単に入力した素材にヒットするものが表示されるだけでなくカテゴリにより絞り込むことができるのが嬉しい。たとえば「Vegetarian」や「Gluten free」、あるいは「Paleo」などを指定することができる。また「indulge me」というラジオボタンもあり、これを選ぶと「ヘルシーさは無視」したレシピを検索することができる。Pinterestはブログでも今回のアップデート内容につき報告している。

検索方法は非常に簡単だ。検索語入力欄に特定の材料を入力するだけだ(例えば「salmon with asparagus」等)。検索結果のページには、先に言及した絞り込み用のラジオボタンメニューも表示される。気に入ったメニューはもちろん自分のボードに保存しておくことができる。そうして集めたレシピの数が多くなってきた場合、自分自身でPinしたものからのみ検索するということもできるようになっている。

この新しい機能を開発したのはJeff Millerだそうだ。レシピ関連サービスを提供していたPunchforkのファウンダー兼CEOを務めていた人物だ。2013年1月にPinterestが買収している。ちなみにこれはPinterestにとって最初の買収となった案件だ。Punchforkでも、今回Pinterestで実装したのと同様の、レシピ検索や絞り込み検索の機能を提供していた。

ちなみにレシピ検索は、Pinterestが「more useful pins」として注目している分野のひとつだ。単に検索語にヒットする写真だけを表示するのではなく、構造化データを活用してPinされた内容のみならず関連情報をも提示しようとして開発を続けている。たとえばレシピの場合ならば材料、調理時間などを表示するようにしているわけだ。オリジナルのコンテンツサイトに若干のコードを加えることで、こうした「Rich Pin」が作成できるようにしている。レシピの他には映画や製品情報などについても同様の仕組みを提供している。

Pinにいろいろな情報が含まれるようになれば、利用者にとってさらに便利になるとともに、Pinterestにとっても利用者のPin情報を解析して個々の利用者の傾向を把握することができるようになる。Pinterestは、徐々にこうした「パーソナライズ」の面にも注力しつつあるようにみえる。これはもちろんPinterest最初のプロダクトであり、年内にも正式運用を開始する予定となっているPromoted Pinsを有効に活用するための道でもあるわけだ。

レシピ検索の機能は現在ウェブ上で確認することができる。モバイル版でも間もなく利用できるようになるとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H


Pinterest、ディズニーなど数多くのビッグネームと提携して、いよいよAPIの提供を開始

Pinterestが、長らく待望されていたAPIを開発者向けにようやくリリースした。APIを利用して、サードパーティーのサイトにてPinterestのPinを埋め込んだり、サイトの写真を簡単にPinterestに投稿できるようになる。API公開に伴って発表されたパートナーにはZappos、Walmart、Disney、Nestle、Random House、Hearstなどのビッグネームが連なっている(後述)。提携先のリストや、あるいは提携サイトなどを見れば、広告やクロス・マーケティングにおけるPinterestの可能性は否定しようのないものだとも感じる。

「来週中には、これからしばらくのうちにパートナーに対して公開するAPIの内容を発表していきたいと考えています」とブログにも書いてある。公開されるAPIはTop Pins(最もクリックされているもの、もっともre-pinされているものなどで、パートナーサイトでは既に利用されている)、Domain検索(「Men’s Boots」や「Thanksgiving recipes」あるいは「Fashion Week」といったキーワードに対して、検索でヒットする人気のコンテンツが戻される)、Most Recent(直近にPinした内容がいくつか戻される)、そしてRelated Pins(表示しているPinに関連するアイテムないしコンテンツを含む、関連しそうなPinに関する情報が戻る)などとなる。

Pinterestによれば、他にもいろいろなAPIを提供していく予定だとのこと。

こうした形で、商用利用できるAPIを提供するという話が出てきたのは数ヶ月前(あるいは1年以上も前)のことだ。実は昨日も、リリース直前ではあったものの、APIについてのアナウンスを行っていた。

Pinterestのリファラルとしての能力については、既に疑う人もいないほどだ。Shareaholicのデータによれば、Facebookに次ぐ2番めであり、かつFacebookよりも速い速度で成長中なのだそうだ。

APIの提供を開始することで、Pinterestはさらなる成長に向けての準備を整えたということが言えよう。メーカーやブランドにとって、投稿された(投稿してある)Pinを、これまで以上に活用できるようになる。また、メーカーサイトにある画像のPinも容易に行えるようになる。Pinterestで共有されているデータは、他のサイト(メーカーサイト等)と一層有機的に結びつくようになる。最近にもGettyと、画像データの共有にあたってはメタデータの提供も行うようにするという提携を行った。APIによるデータ連携は、これと同様に写真データに付随する各種情報について、Pinterest上の写真と、オリジナルの場所との間でより密な形で共有することになるわけだ。Pinterest側からも、あるいはオリジナルのデータの所有者側からも、データの管理が行い易くなるという意味もありそうだ。これにより、Pinterestのデータを活用したマーケティング活動もいろいろと考えられるようになる。

APIを利用しているサイトにある画像については、たとえばショッピングや記事閲覧などを中断することなく、簡単にPin登録が行えるようにもなる。現段階で提携をアナウンスしているサービスを、以下にすべて列挙しておこう。AllRecipesBetter Homes and GardenBuzzFeed、Disney傘下のBabbleおよびBabyZoneElle MagazineMashableModClothNBC News DigitalのiVillageNestléRandom HouseSnapguideTargetWalmartWayfairWhole FoodsZapposZulily、そしてSpoonful and Taste Bookも間もなく利用を開始するようだ。

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(翻訳:Maeda, H


PinterestがシリーズEで大金$225Mを調達(国際展開を本格化), 企業評価額は$3.8Bに

AllThingsDの報道を本誌が確認したところによると、Pinterestが巨額な資金調達ラウンドを完了した。それはFidelity Investmentsがリードした2億2500万ドルのラウンドで、対応するPinterestの企業評価額は38億ドルだった。これまた、若い企業にしては大きな評価額だ。

このラウンドにはこれまでの投資家、Andreessen Horowitz、FirstMark Capital、Bessemer Venture Partners、Valiant Capital Managementらも参加したが、もっとも最近の投資家である楽天は参加しなかった。この日本のeコマース巨人は2012年5月に1億ドルを投資している。

2012年5月のときは、Pinterestの評価額が15億ドルで、今回の半分以下だった。1年あまりで時価総額が23億ドル増える、という快挙だ。

この資金は国際展開に充てられる。同社は最近、イタリアとフランスとイギリスの、それぞれ国別担当マネージャを雇用した。

そのほか、資金は“人材”と“技術”の確保にも投じられる。今後Pinterestは、現金成分を含む株式取引で、多くの小企業を買い上げるだろう。Pinterestが調達した資金総額は5億6500万ドルになる。

Pinterestはこれからどうやって、38億ドルにふさわしい企業になるのだろうか? その答は、同社独特の広告モデルにあるのかもしれない。広告のインプレッションや、モバイルでは稀なクリックで課金しても、その稼ぎは知れている。でも、広告のクリックではなく、広告が購入に直接結びついたらマージンをいただくというPinterestの売上共有モデルは、今の企業評価額に見合った収益をもたらすかもしれない。

しかしこの評価額では、もはやPinterestはどこかの買収の対象ではなくなった。IPOをするか、それとも別の出口を探すか、しかないだろう。

アップデート:

Pinterest自身も資金調達とその投資家と評価額を確認した。協同ファウンダでCEOのBen Silbermannは、AllThingsDに次のような声明を送った:

“弊社は誰もが自分の未来の構想を得られるためのサービスでありたい。その未来は、明日の夜のディナーでも、来年の夏休みでも、いつの日かのご自分の夢の家でもよい。今回の新たな投資によって弊社は、その目標を一層強力に追求することができる。”

声明の中には、いくつかの数字もある:

  • 新規の資本は国際展開などの企業目的に充てる。今年は海外部門の利用数が125%伸びたが、この勢いにさらに油を注ぐ必要がある。Pinterestは最近、イギリスとフランスとイタリアに進出したが、年内にあと10か国でローンチする予定である。
  • Pinterestの中核的なサービスへの投資を行う。とくにモバイル部門は今年50%成長し、今では利用総数の3/4を占める(対してLinkedinの発表ではモバイルは38%だ)。
  • 収益化の開発を継続する。今月の初めには最初のテストを開始したが、今後はグローバルな事業として展開していく。
  • 技術的インフラストラクチャへの資本投下によりサービスの高速化を図る。また信頼性と効率性の向上にも努める。

記事協力: Alexia Tsotsis, Josh Constine

上部画像クレジット: Flickr

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Pinterest、いよいよPromoted Pin(広告Pin)のテストを開始(まずは一部利用者のみ)

Pinterestは先月、”Promoted Pin”という形での広告を導入するとアナウンスしていた。検索結果やカテゴリ表示画面でショップや企業による画像広告を表示するというものだ。そして本日、いよいよこの広告システムの実験を開始する旨のアナウンスがあった。ウェブ画面でも、モバイルアプリケーション上でも表示されるようになっているのだそうだ。

Pinterestは、ここしばらく個別のレコメンデーション機能や、価格表示機能操作アニメーションの追加多言語展開、多くの情報を含んだPinをするための開発者向け情報の充実等々を行ってきている。サービス自体のレベルをあげてきたわけで、そろそろPromoted Pinという形で広告を実装するのも、それなりの理解を得られる動きだと言えそうだ。

実装してきた機能は、業者やブランドなどが潜在ユーザーにアプローチしやすくなる機能であるとも言える。ボード上に魅力的なアイテムを並べていくことで、それらすべてが直接購入に繋がるわけではないにせよ、いろいろな広がりが増えてくる仕組みが展開されているわけだ。Pinのリッチ化(情報充実化)や価格情報の掲示、レコメンド機能などに加えて、いよいよPromoted Pinが導入されてきたわけで、また新たな展開が生まれてくることとなりそうだ。

Promoted Pinが表示されるのは検索結果やカテゴリ選択時の画面で、ここに普通のPinと同様な形で画像が表示されることとなる。いかにも広告風のバナーやポップアップではなく、純粋に利用者が興味に基いて出会った情報であるかのように表示される。

Promotional Pinの初期テストに参加している広告主についての情報は開示していない。但し、どうやらこの初期テスト段階では広告費用は発生していないらしい。ただ、実際の有料広告と同じ形でテストされているわけで、ここからPinterestとして有効性を確認し、そして今後の展開を考えていくということになる。

ちなみにこの広告テストは現在一部利用者に対してのみ実行しているもので、広告が全く表示されない利用者もいるとのことだ。

広告Pinのサンプルを上に掲載しておいた。Pin画像では、画像の説明および広告主へのリンクの下に「Promoted Pin」と記されている。ここに表示されている小さな「i」アイコンをクリックすると、「Promoted Pin」とは何かについての詳細情報も表示されるようになっている。

ファッションやギフト等、プロモーションが行われているのではないかと思われるカテゴリでいろいろと検索してみたりしたが、TechCrunchとしてはまだPromoted Pinを確認できていない。

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(翻訳:Maeda, H


Pinterest、利用者獲得のきっかけとして「Pinterest For Teachers」のハブサイトを提供開始

Pinterestが、特定のジャンルに応じた「ハブ」サイトを作成・運営するためのの実験として、「Pinterest for Teachers」を立ち上げた。URLもそのままpinterest.com/teachersとなる。もちろん9月からの新学期を意識してタイミングをあわせたものだ。Pinterest側も、他の関心分野についてもハブ化を推進する意味があるかどうかをテストする意味もあるのだと述べている。

この教師向けのハブサイトは数週間前に立ち上げられた。公式アナウンスやプロモーション以前に1300人が利用を開始したのだそうだ。8月13日のPinterestブログの記事により、公式デビューを果たしたと考えて良いのだろう。

ちなみに、このハブサイトを開設するにあたり、Edutopiaの協力も仰いだとのこと。Edutopiaというのは教育者向けのオンラインリソースを集めたサイトだ。ハブサイトには開設時点で19のボードがあり、プレスクールないしエレメンタリースクール(K-6)の教師向けのボードもある。またアート、科学、算数などといった科目毎のボードや、教室の装飾方法やおすすめブログなどを集めたボードもある。それぞれのボードのメンテナンスは、教職についているPinterestユーザーによって行われる。管理者のほとんどは、自前の教育関連サイトやブログも運営しているようだ。Pinterestによれば、この教師用ハブは、分野についても対象学年についても拡大していきたいと考えているとのこと。

分野別ハブ構築の様子をみるのに、まず教師用ハブの構築からスタートしたのは、ちょうど新学期間近の季節だからというだけではない。Pinterestの利用者には、Pinterestのサービスを利用して教育関連ツールや各種TIPS、教育プラン、図画工作素材などの情報交換を行っている教師たちがたくさんいるのだ。Edutopiaも、Pinterestは教師たちの情報交換の場所としてトップ5に入るサービスであると述べている。その言葉を裏付けるように、教育関連pin数は日々50万以上にのぼるのだそうだ。

尚、今回アナウンスされたハブサイト化への動きも、一連のコンテンツ・レコメンデーション機能のひとつとして理解することができる。6月以来、Pinterestはさまざまなレコメンド機能を実装しつつある。また、それにあわせてオプトアウト(do not track)のための仕組みも提供し始めている。サービス全体を「パーソナライズ」しようとする動きとしてとらえることができよう。こうした機能はモバイルアプリケーションでも実装されてきている。

もちろん、「Pinterest for Teachers」ハブがすなわち「パーソナライズ」の動きとイコールであるわけではない。ただ、「パーソナライズ」した情報を提供するための「きっかけ」としてハブを機能させたいと考えているわけだ。どのようなサービスなのだろうとアクセスしてきた人を受け入れるのがハブの役割のひとつだ。アクセスしてきた人の中には、誰をフォローしてどのようなページを見れば良いのかとレコメンドを欲しがる人もいるだろうし、また気の向くままにページを見て回りたいという人もいるだろう。そうした利用者のとっかかりとしてハブサイトを提供することにより(ハブサイトを見て回るだけならばアカウント登録も必要ない)、ちょっと訪問してみただけという利用者にも、サービスを一層深く利用してもらえるきっかけになればと考えているわけだ。

ハブを提供するという考えがうまくいくのかどうか、Pinterestは実験をしているところだ。pin数がどうこうというのではなく、エンゲージメントの具合やフィードバックの様子、ブログ記事への反応、あるいはFacebookページへの投稿などを総合して判断したい考えだ。

他ジャンルのハブについては、まだ何のアナウンスもない。しかしグルメ、ファッション、デザイン、テクノロジー、およびアウトドアといったジャンルに興味のある利用者は非常に多い模様だ。ハブ化というアイデアがうまくいきそうだとなれば、きっとそうしたジャンルでハブサイトを提供してくるに違いない。

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(翻訳:Maeda, H)


Google Keep―Google+と連携してソーシャル化すればPinterestとEvernoteの有力ライバルになる可能性

今日(米国時間3/20)、Googleはとうとうノート・アプリのKeepを正式公開した。うっかり早まって一時公開してまた削除するなど先週どたばたを演じた後だったが、このアプリはメモやリスト、写真その他さまざまな情報を即座に安全なクラウドに保管できるサービスだ。

ちょっと試してみて気づいたのだが、Keepは簡単にPinterest風のレイアウトで利用することができる〔入力窓右側からギャラリー表示を選択する〕。KeepとPinterestの差はPinterestがソーシャルだという点だ。Pinterestはもちろん唯一のソーシャル・ブックマークではないが、この種のものとして消費者にもっとも好まれているサービスの1つだ。するとこの点はGoogle Keepにも当てはまるかもしれない。

Googleはその気になれば一瞬でKeepをソーシャル化できる。Google+に接続するだけでよいからだ。ウェブでユーザーが関心を抱いたページ、特にGoogle検索で発見ししたページをKeepでブックマークし、即座に友だちと共有できるとなればPinterestそっくりだ。

Keepについてのネット上の議論は主としてEvernoteのライバルになるかという点を巡って戦わされているが、 私はもっと大きな枠組みでKeepの影響を考えるべきと思う。

以下のスクリーンショットのようにKeepのデザインはPinterestに似ている。

こちらがPinterestだ。

たしかに今のところKeepの機能は写真、メモ、リストを保存することに限られているが、ユーザーはなんであれウェブに保存したコンテンツを友だちと共有したがる。たとえ、家族はごく親しい友だちといった狭い範囲にしてもだ。現在Keepにはこの機能は欠けている。しかしDrive やYouTubeなどGoogleの他のサービスと同様、いずれKeepにもソーシャル化が及んでくると予想しても見当外れではないだろう。

Google+のソーシャル機能は個人のメモやブックマークの共有にも容易に適用できる。ラリー・ペイジがCEOに就任して以後、Googleが発表する新製品は必ずさらに大規模な枠組みの一部だったことを考えれば、Keepが今後ずっと現在のようなバニラ状態でいるとは考えにくい。さらにGoogle Readerが広く一般ユーザーのものになることに失敗した点も考える必要があるだろう。Readerの機能を将来Keepが引き継ぐことになる可能性もある。

もちろんKeepはスタートしたばかりであり、Googleはすでにブログで発表した以上の情報を明かそうとはしない。しかしこのサービスはいろいろな理由から綿密な検討に値する。Googleの場合、見えているのは常に氷山の一角なのだ。

[写真:Flickr]

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Pinterest、シリーズDラウンドで2億ドルを調達、評価額は25億ドル(確認済)

コンテンツ発見ウェブサイト、Pinterestは、利用者がお気に入りの写真やビデオをバーチャル「コルクボード」に貼ってシェアできるサービスとして一気にメジャーになったが、それが単なる見かけだけでなく、大きなビジネスになることを証明しつつある。

Pinterestは今日(米国時間2/20)、新たに約2億ドル調達ラウンドを完了したことを正式に発表した。リードしたのは新しい出資者、Valiant Capital Management。PinterestにとってシリーズDとなる同ラウンドには、他にAndreessen Horowitz、Bessemer Venture Partners、およびFirstMark Capitalらの既存投資家が参加した。今日の午後このニュースを最初に報じたのは、AllThingsDのKara Swisherで、その後Pinterestは、調達ラウンドおよび評価額についてTechCrunchにメールで知らせた。

2箇所の情報源によると、Walt Disney Co.もこの最新ラウンドへの参加に関心を示しており、それに関して数週間前から噂になっていた。しかし、どうやら結局投資には至らなかったようだ。

資金調達のための評価額は25億ドルだったと、Pinterestの広報担当者がメールに書いている。資金は一般的な成長に向けての取り組みに投入される予定だ。雇用、新しい製品とテクノロジーの開発、インフラの整備、海外での成長、およびM&A。Pinterestはサンフランシスコに拠点を置き、社員は現在約100名。

同社はCEO Ben Silbermannからの以下のメッセージも公開している。

「われわれは、何百何千万という人たちが大好きものを発見し、人生で大切なことのインスピレーションを受けるのを手助けすることに焦点を当てている。この出資によってわれわれは、このビジョンを実現するための大きなリソースを得られる。」

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(翻訳:Nob Takahashi)

ソーシャルネットワークの「利用者層別」調査:Pinterest、Twitterを捕える。情報格差は縮小

実に面白い統計データを見つけた。Pew Researchは、2012年12月時点でアメリカ人のどの層が、様々なソーシャルネットワークにはまっているかを調べた興味深いデータを公開した。そこにはビジネス的にもカルチャー的にも大きな意味が潜んでいる。

Pinterestは実質的にTwitterを捕えた。米国の成人インターネット利用者中、利用率はそれぞれ15%と16%だった。Pinterestは2009年の開業以来爆発的成長を続けており、特に白人、女性、富裕層にユーザーが多い。Pinterestの方が女性では5倍(25% vs 5%)、大学卒の白人ではほぼ2倍利用率が高い。Pinterestは、流行に敏感な都会人が最先端のウェディングドレスやアパートの装飾を探す必携ツールとなっている。しかし、Twitterの方がずっと注目度は高い。大統領選挙運動や中東の活動家は、国の政権再編のためにスタイルカタログを活用しない。

ソーシャルメディア利用における少数民族とのギャップはなくなった。調査対象のグループ(白人、ラテンアメリカ人、アフリカ系アメリカ人)は、全成人の68%程度をカバーしている。アフリカ系アメリカ人(26%)は白人(14%)の約2倍、Twitterを使っている。このアフリカ系アメリカ人による不均衡なTwitter利用は、カルチャー評論家や学者たちを魅了した。ある調査は、アフリカ系アメリカ人の有名人報道への登場は、Twitterの利用に強く影響を与えているとしている。The Onionの元編集長、Baratunde Thurstoは、「黒人コミュニティーには、口頭での悪口の言い合いに長い伝統があり、Twitterはそのコールアンドレスポンス文化と極めて相性が良い。短かくて経済的なので自分の貢献の質をすぐに検証できる」と語った。

皮肉なことに、ソーシャルメディアを使わないことがエリート的かもしれない。大学卒は、中退・短大卒等よりもソーシャルネットワークを使う割合がわずかに少ない(65% vs 69%)。この相違は統計的に有意ではないが、少なくとも1つの調査結果が、高学歴ユーザーの間では、道徳的、政治的、あるいは文化的理由でFacebookをやめるトレンドがあることを検証している。「Facebook拒絶者の多くは、主流との違いを楽しみ、それを差別化、優越感、エリートソーシャル層の証の一つと考えている」とニューヨーク大学のLaura Portwood-Stacer教授は言っている。

流行人は主流すぎると感じ、プライバシーポリシーに問題があると感じる人たちもいる。要するに、ソーシャルメディアを使わないことは、受けた教育の〈多さ〉の結果であり利用環境の不足のためではない。

各ソーシャルネットワークの総計。 オンライン成人の67%がFacebookを使っていると答え、15%がPinterest、13%がInstagram、6%がTumbler、16%がTwitterを使っていると答えた(2012年8月には、20%がLinkedInを使っていると答えた)。本調査結果を要約した表を下に貼った。

statgraph

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(翻訳:Nob Takahashi)