世界(日本を除く)でiPhoneがAndroidからシェアを奪う―米では販売台数1位を奪回

世界的広告代理店WPPの市場調査事業部であるKantar Worldpanel ComTechから世界のスマートフォン市場の2014年第4四半期の調査結果が発表された。Appleは大画面のiPhone 6、6 Plusの大成功によって新たな記録を樹立した。最重要市場のアメリカで3年ぶりに販売台数の首位を奪回した。

Kantorのレポートによれば、アメリカでiPhoneは各種Androidの合計を上回る台数を販売した。iPhoneが販売台数で1位になったのは2012年の第4四半期以来だ。ただしその差はごくわずかで、あるいは誤差の範囲内かもしれない。iOSが47.7%であるのに対してAndroidは47.6%だった。

もっと重要なのはこれが季節的変動に過ぎないのか、長く続くトレンドを現しているのかという点だ。KantarはAppleの製品ラインアップがAndroidに対して優位に立ったとみて、今後もAppleに有利な展開が続くと予想している。.

一方、MicrosoftのWindows Phoneシリーズは依然として無視しうる程度のシェアから抜け出すことができずにいる。ドイツ、イギリス、フランス、イタリー、スペインの ヨーロッパのトップ5市場はNokiaの販売網とユーザーという遺産のおかげ有望視されていたが、Windows Phoneは対前年同期比で1%ポイント下落し、9%のシェアにとどまった。.

最近までNokiaのSymbianデバイスが中国スマートフォン市場でトップであり、それ以前は世界でトップだった。そのSymbianの直系の後継者たるWindows Phoneがこの現状というのは驚くべき転落ぶりと言わねばならない。

2大陣営が確立した後の3位以下には過酷な運命が待っている。BlackBerryはKantarの統計から消えてしまった。

しかしトップシェアのAndroidは今期、世界的にダウンした。ヨーロッパのトップ5市場でAndroidはアメリカと同じく、3.8ポイントもシェアを落としている。特にイギリスではiPhoneが13.1%ポイントもアップし、Androidが7.5%ダウンした。イギリスのスマートフォン市場ではiPhone 6が20%を占めて首位に立っている(Galaxy S5は2位だが、シェアは8%と大きく引き離された)。

とはいえ、EU全体でAndroidは66%のシェアを握って依然トップだ(キャリヤとそれ以外の流通経路での販売の合計)。

もうひとつの重要市場、中国でもiOSがシェア動向では一人勝ちとなった(Appleは四半期決算報告でも160億ドルの売上など中国で好調であることを力説した)。ただし小米(Xiaomi)などローカル・メーカーンの躍進でAndroidは77%とシェアの低下は1.6%ポイントにとどまり、iOSは21.5%だった。

Kantarによれば、スマートフォンの普及率はアメリカで59%、EUで67%に達しているのに対して、ブラジルでは35%、メキシコでは37%にとどまっている。これらの市場で最初にスマートフォンを買うユーザーを誰が押さえるかがこうした市場の将来を占う上で重要になる。

Kantorの主任研究員、Carolina Milanesiによればアメリカ、EUにおけるAppleのブランドロイアルティーの平均は「きわめて有望な87%」だという。

なおAndroidの中ではSamsungが依然として売上台数の首位を確保している。Galaxy S5はiPhoneに次いで2を占めた。

〔日本版〕Kantorが調査した市場では、イタリーと日本以外のすべての市場でAndroidのシェアがダウンしている。またイタリーを含む日本以外のすべての市場でiOSのシェアがアップしている。これに対してAndroidのシェアがアップし、iOSのシェアがダウンした市場は日本だけだが、同時にiOSのシェアが依然として38%と極めて低いのも日本市場のみの特徴だ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


SurfaceとLumiaがクリスマス商戦で健闘してMicrosoftの決算報告に新記録をもたらす

Microsoftは昨年の10−12月期でLumiaのハンドセットを1050万台売り、Surface製品の売りげは11億ドルだった。どちらの数字も、新記録だ。

電話機全体の売上額は23億ドルで前四半期の26億ドルより少ない。ただしこの数字には通常のケータイが大量に含まれているから、あまり評価の手がかりにはならない。

Microsoftが重視している測度

Windows PhoneとSurfaceに関しては台数をまず見て、売上額をその次に見る。それは単純に量の問題だが、Lumiaのハンドセットは今売れているWindows Phone機の唯一の機種だ。Surfaceの量はPCに比べるとささやかだが、Microsoftにとっては、もはや無視できない事業だ。同社としては、もっともっと売れて、採算点に達して欲しい製品だ。

Microsoftにとってとくに関心があるのが、モバイルのマーケットシェアだ。Lumiaデバイスが一つ売れると、同社のサービスやソフトウェアの軌道上に人が増え、同社のエコシステムの一員になる。今のところ重要なのは、携帯電話の売上台数よりもそっちの方だ。

対照的なのはSurfaceだ。これは、Tablet+Windowsを意識した製品ではない。サードパーティがMicrosoftのソフトウェアを載せた製品を作ると、どうしてもそんなイメージになりがちだが、MicrosoftによるSurfaceの位置づけは、むしろ、新しい単独のブランドであり、しかもそれが順調に成長していることが重要だ。台数は公表していないが、決算報告ではプロジェクト一覧のトップの行がSurfaceだから、同社にとって別格の事業であることが分かる。

ほどほどの継続的成長

二つの製品系列が時系列比較では記録的な数字を上げたが、どれだけの利益が得られたのか?

Surfaceの売上は今期に2億ドルあまり伸びた(前年同期比)が、同時期にLumiaのハンドセットは120万ドルというささやかな伸びだ。Surfaceの売上は前期比で20%伸びているが、Lumiaは成長率13%とやや低い。

同社は、新記録ではあっても目覚ましい成長ではないことに、気づいているのだろう。この四半期はクリスマス商戦が含まれるから、それがなければ、台数も売上も共に落ち込んだ可能性もある。

決算報告は数分前に出たばかりだが、デバイス(ハードウェア)のパフォーマンスについてさらなる発表があれば、この記事をアップデートしよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


昨年秋(9-11月)はiPhone 6/6 Plusの爆発的な売れ行きがAndroidのシェアを食った

【抄訳】

Appleのいちばん新しいiPhone、iPhone 6と6 Plusは、昨年秋のiOSスマートフォンの売上を押し上げ、ライバルのAndroidプラットホームのシェアにやや傷をつけた。市場調査企業Kantar Worldpanel ComTechの報告書が、そう述べている。

Kantarの最近12週間のスマートフォン売上データは、2014年の9、10、11の三か月が対象で、そこではAndroidが2013年9月以来初めて、合衆国におけるシェアを失っている。

Appleの初めての大型機iPhone 6と6 Plusが出たのは9月だから、その数字はそれほど意外でもない。Androidにはファブレットと呼ばれる大型機が前からあるが、この時期にはAndroidユーザの一部もiPhoneの初めての大型機に‘浮気’したのだろう。

Appleの新製品発表サイクルはかなり長いから、やっと新製品が出たときの消費者の欲求の爆発が大きい、とも言える。つまりAndroid機の売上が横ばいないし微増であっても、Apple製品のこの新製品爆発期にはiPhone新型機の売上台数が異常に大きくなり、したがってシェアの計算ではAndroidがやや落ち込む、という結果かもしれない。もちろん、新型iPhoneを待ち焦がれていた人たちが、この時期にAndroidに乗り換えることはありえないから、Androidのシェアを押し上げることはない。

Kantarによると、AndroidからiOSへの乗り換えは一貫してほぼ18%に安定している。だからこの時期、AndroidからiPhoneへの乗り換えが新製品ブームでとくに大きくスパイクしたわけではない。

Kantarの数字では、Androidは合衆国市場でも依然として支配的ではあるが、そのシェアは前年同期比で2%落ち込んでいる(50.4%→48.4%)。そして、iPhone 6/6 Plus新発売時期のこの時期においてiOSのシェアは4.3%伸びて47.4%に増えている。AndroidだけでなくWindows PhoneやBlackberryのシェアも同じ時期に微減しているので、新型iPhoneの新発売時期における爆発的売上の、インパクトの大きさがそこからもうかがわれる。

【後略】(ヨーロッパでも同傾向)

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Android 5.0、現在の普及率は0.1%以下


Googleが最近リリースしたAndroid 5.0 モバイルOSは、現在全Android端末の0.1%以下でしか動いていない。同社が公表したデータによる。この新OSはコードネームを ‘Lollipop’ といい、11月12日に一般公開された。現在キャリア各社はそれぞれのスケジュールに合わせて、Lollipopを展開している。

Android第5版の浸透の遅れは、モバイル世界に広がる問題を浮き彫りにしている。例えば、Windows Phone 8.1は50%のシェアになるまでに半年近くかかった。また、Wiredが指摘するように、Appleの最新OS、iOS 8への移行も一部が予測していたよりも遅かった。

最新レポートによると、LollipopのアップデートはWiFi経由が増えているため、シェアは急速に伸びるかもしれない。Googleは、現在のLillipopの数字について、まだコメントを寄せていない。

しかし、Lollipopが年末に向けてAndroidインストール基盤でのシェアを増やすことができたとしても、天井に突き当たる可能性が高い。現在最も普及しているAndroidのバージョンはKitKat/Android 4.4だ。これが33.9%を占めている。ちなみに現在Androidには、7%以上のシェアを持つバージョンが6種類ある。これを踏まえると、Lollipopが単独で30%を越えることは、何らかのエコシステムの変化がない限り、考えにくい。

過去と比較するために、現在のLollipopとKitKatのリリース時を見てみよう。最初にKitKatがランク入りした時のシェアは0.01%だった。翌月それが1.11%に微増した。その翌月は2.94%だった。Androidの新ビルドに関して、初期の増加は緩やかなようだ。

OSの断片化は、デベロッパーの負担を増やす。開発ターゲットの端末が、画面サイズだけでなくファームウェアにも数多くのバリエーションを持っていれば、大多数のユーザーが使えるアプリを作ることは難しくなる。もちろんこれは、全3プラットフォームに当てはまることだ。

情報提供:Quartz

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


ついに完全に姿を消した旧来のFoursquare

旧Foursquareがその痕跡を消すこととなった。依然として生き残っていたWindows Phone上でも、ついに新Foursquareにとってかわられることとなったのだ。

今年の夏にFoursquareは、人気のチェックインアプリケーションであったFoursquareを2つのアプリケーションに分割するというアナウンスを行った。すなわちSwarmとFoursquareだ。アナウンスのすぐ後にリリースされたSwarmは、以後、旧Foursquareからチェックイン機能を引き継ぐこととなった。これまでのチェックイン履歴や友だちが訪れた場所なども、こちらのSwarmで管理されることとなった。そしてFoursquareの方はといえば、Yelpと直接的に競合する機能を提供するようになったのだった。これまでに集めたデータに基づいて、近くにあるクールな場所のレコメンドをするアプリケーションとなったのだった。

新しいFoursquareのiOS版とAndroid版は8月にリリースされた。しかしWindows Phone上では、旧版のFoursquareが生き続けてきたのだった。それがついに終わりを迎えた。

つまり、Windows Phone向けにも新しいFoursquareがリリースされたのだ。Windows Phone利用者も、ついにAndroidおよびiOS版の利用者と同じバージョンのアプリケーションが利用できるようになったわけだ。

Foursquareは、また新たなアプリケーションの開発に勤しんでいるが、いずれにせよ昔ながらの青地にチェックマークのあるアイコンは消え去ることとなったわけだ。

これはFoursquareにとって一時代の終わりを意味し、また新しい時代の幕開けを意味するのだろう。これまでのところ、Foursquareのレコメンド機能は好意的に受け入れられているようだ。自らのアクティビティと、そして友人の行動に基づいたレコメンデーションは、確かに有効であると受け入れられているようだ。

Windows Phone版のFoursquareに興味をお持ちの方は、Foursquareのブログ記事をご覧いただくと良いだろう。

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(翻訳:Maeda, H


ヨーロッパでWindows Phone一人負け―日本ではAndroidがiOSのシェアを大幅に奪う

Kantar Worldpanel ComTechが9月までの3ヶ月のスマートフォンの販売台数のOS別シェアのデータを発表した。この中で注目すべき動向は、Windows Phoneのそれでなくても小さいシェアがヨーロッパでさらに減ったという点だ。ヨーロッパの主要5市場(イギリス、フランス、スペイン、イタリー、ドイツ)のすべてでAndroidとiOSがいずれもシェアを伸ばす中、 Windows Phoneは5カ国合計で0.3%ポイントの減少となった。

市場ごとの内訳を見ると、イタリーだけはWindows Phoneのシェアが対前年同期比で増加している(1.5ポイント)。Windows Phoneのイタリーでのシェアは15.2%で、Androidの71.8%に次いで2位だ。しかしWindows Phoneが好調なのはイタリーだけだ。他の3市場では微減、ドイツでは8.5%から7.1%と1.4ポイントの大幅減となっている

対象となった3ヶ月はAppleがiPhone 6と6 Plusをリリースした時期にあたっているため、Kantarの統計にはヨーロッパでiOSシェアの増加が見られる。このためヨーロッパ5カ国の合計ではiOSは1.5%ポイント増加し、Androidの1.4%ポイント増加をわずかに上まわった。

〔日本版〕Kantor Worldwideの統計によれば、日本ではこの期間にAndroidのシェアが14.5%ポイント増加し、iOSがほぼそれに見合う分、15.9%ポイント減少している。

Kanterの統計で10%ポイント以上の大幅なシェアの変化があったのは日本だけだ。これによってAndroidのシェアは64.5%となり、アメリカの61.8%とほぼ同様の水準となった。iOSは日本の他にアメリカでもシェアを3.3%ポイント落としている。こちらに地域別のインタラクティブ・グラフが掲載されている。これまでiOSが優勢だった2大市場で、しかもiPhoneの新シリーズが投入された時期の変化だけに注目される傾向だ。

ただ、Kantor Worldwideの元記事はヨーロッパでのiOSの好調を紹介する一方、これまで必ず触れてきた日本の動向について一切触れていない点が気になる。この点についてはさらにフォローしてみたい。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


携帯電話からNokiaの名がついに消える…新ブランドは”Microsoft Lumia”に

その長くて複雑な関係も、最初はNokiaがハードウェアを作り続けるというパートナーシップだった。次に険悪な別れが訪れ、MicrosoftはNokiaの携帯電話製造事業を買収した。そして今日(米国時間10/21)やっと、今後は一体誰がWindows Phoneのハードウェアに関するファーストパーティなのか、という混乱に決着がついた。これからはそれは、単純に”Microsoft Lumia”デバイスと呼ばれるのだ。

The Vergeによると、ブランドの改名はフランスから始まり、やがて全世界に及ぶ。製品のブランド名はもちろんのこと、ソーシャルメディアのアカウントも、そのほかのネット上のプレゼンスも、この名前になる。Nokiaという名前の会社は残り、主に地図やネットワーク技術がその事業になる。もう、“ちょっと待て、どのNokiaのことだい?”という質問がなくなるから、世界中の記者やライターたちが安堵の吐息をもらしている。

こうなることは、前からわかっていた。Microsoftがそのハードウェア部門に、彼が助けてやった会社の名前を残すことは、何をどう考えてもありえない。前からMicrosoftは、Nokiaの名前は変える、と言っていた。Lumiaという名前は、元々Windows Phoneデバイスだけの名前であり、長い間にかなり知られ、消費者間に浸透したブランドなので、そのまま“生き”となるのが合理的だ。Nokiaにとっては、今やレガシーの一部にすぎないとはいえ。

新しい(古い?)ブランド名をやっと確定したMicrosoftは、今度はそれを消費者の心にも植え付けて、Nokiaの名をその脳裏から葬り去るために、今後相当なキャンペーン努力をしていくだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Windows Phone、海外市場停滞も米国内では支持拡大

Microsoftにとって良いニュース:HTCの新型Windows Phone端末、One(M8)が、米国4大キャリア中少なくとも3社に採用される。

Microsoftにとって悪いニュース:Kantarのデータによると、Windows Phoneの中国におけるシェアはコンマ以下。そこはMicrosoftがデジタルアシスタントのコルタナに、言語やニュアンスを覚えさせるべく大きく投資した国だ。この投資が直ちにどんな消費行動を引き出せるかは定かでない。

世界を見渡すと、Windows Phoneの悲喜交々の様子がKantarのデータから読み取れる。ドイツではダウンだがスペインではアップ。イタリアではアップだがフランスとメキシコではダウン。米国は横ばい、そして中国では低調。

これを総合的に解釈しようとすることは、バラバラにプロットされ点からグラフを作るのに似ているが、少なくともHTCのニュースのおかげで、Microsoftが国内シェアを拡大し、最新のNokia端末販売にも、かつてない後押しになると考えるのは理にかなっているだろう。海外は低調のようだ。

一歩前進、一歩後退。

すべては、Windows Phoneプラットフォーム自身の未来というコンテキストと一致している。HTCは、同社の新型Windows Phone端末を、”The HTC One (M8) for Windows” と呼ぶことで市場を後押ししている。これは優れたスローガンかもしれない。

Microsoftは、Windows PhoneとWindows RTオペレーティングシステムの融合を進めている。本家Windows 9がMetro要素を持つデスクトップ水準のOSなら、Windows RT+Phoneは、Metro中心のタッチを重視したOSであり、デスクトップは全く考えられていない。タブレットやスマートフォンがターゲットだ。

ZDNetのMary Jo Foleyによると、後者は今年中に出てきそうにない。Windows 9のプレビュー版は9月30日に公開が予想されるが、Phone+RTのプレビューは2015年の1月または2月だという。

言い換えれば、新モバイルOSは2014年のホリデーシーズンに間に合わない。

というわけでわれわれは一種の待機状態にある。どうやらMicrosoftが現状のソフトウェア構成で、スマートフォンの市場シェアを拡大することはなさそうだ。

そしてそれと同時に、このプラットフォームは、まだまだ大いに〈存続中〉だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


MicrosoftのLumia端末販売580万台は、四半期全体の数字ではない

今日(米国時間7/22)の会計第4四半期決算で、MicrosoftはWindows Phoneベース端末、Lumiaを580万台販売したことを報告した。昨年の暦年第2四半期 ― Microsoftにとっては前年第4四半期。会計年度の世界へようこそ ― Nokiaは740万台のLumia端末を販売した。

しかし、Lumiaの販売台数は、この数字の通り22%ダウンしたわけではない。Microsoftの会計第4四半期販売台数は、期内の売上の一部しか反映されていない。同社がLumiaを売り始めたのは4月25日、Nokiaとの契約が成立した後のことであり、四半期始めの24日間は含まれていない。

90日中の24日は、26%に当たる。つまり22%の売上減は、26%短い期間に対しての比較だ。580万台という数字から外挿して換算すると、四半期フルであれは790万台になる。

これは、50万台というごくごく控え目な増加だ。しかし、少なくとも正しい傾向は示している。

昨年夏の(Nokiaの)740万という数字は、第3四半期には880万台、第4四半期には820万台へと伸じた。したがって、Microsoftの端末売上も、市場の循環によって今後2期にわたって伸びると予測することは理にかなっている。ただし、楽観的予測ではある。

Microsoftの同四半期における携帯電話売上は、19.9億ドルだった。この売上には、経常損益6.92億ドルが付随する。Microsoftがハードウェア部門からあれほど多くの人員を削減する理由を知りたかった人には、わかりやすい構図だろう。

携帯電話事業は、Microsoftの売上を予測以上に伸ばすと同時に、利益で予測を下回わらせた。もし、コストを削減し、かつ売上を維持することができれば、Nokia買収が、ソフトウェア巨人にとって好い判断だったことが証明されるかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Windows Phoneの米国内シェアは横ばい

米国スマートフォン市場に関するComscoreの最新データは、Microsoftにとって芳しいものではなかった。同社のWindows Phoneプラットフォームは成長を見せず、5月末までの3ヵ月平均市場シェアは3.4%で、2月から変わっていない。

Androidも横ばい、Appleが0.6%増、Blackberryが0.6%減だった。しかし、AndroidとAppleがほぼすべてを支配している米国市場において、動きのなさは驚きではない。モバイル戦略に数十億ドルを注ぎ込んでいるMicrosoftにとって、シェアの維持だけでは足りない ― 成長が必要だ。

Microsoftは、国際市場におけるWindows Phoneでは一定の成功を収めているようだが、デベロッパー密度に関する米国市場の重要性を踏まえると、膝元を放置しておくことはできない。最近Microsoftは、同社モバイルプラットフォームの支持拡大を期待して、OEMキットを発表した。

いちかばちかWindows Phoneか、というところか。レドモンド拠点の同社は最近、自社モバイル事業促進のために、70億ドル以上をはたいてNokiaのハードウェア部門を買い取った。たしかに、Windows Phoneは年を重ねるごとに良くなってきている。

米国でブレークスルーを起こすためにMicrosoftに何ができるかは、明確ではない。最近同社が発表したWindows Phone 8.1 アップデートには、数々の新機能が盛り込まれており、音声認識デジタルアシスタントのCortanaは、AppleのSiriとよく比較されている。

Nokiaとの契約が完了し、今やMicrosoftは用意していた戦略を自由に実行できる。次回の調査結果にどう反映されるか注目したい。

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Windows Phone 8.1用のファイルマネージャFilesがローンチ…まさにWindows文化だ!

今日の午後(米国時間5/30)、MicrosoftがFilesをリリースした。それは前から約束されていたWindows Phone 8.1用のファイルマネージャだ。

シンプルなアプリだが、ローカルな(==実機上の)ファイル管理はこんなもんだろう。Filesのユーザは、ローカルに保存されているコンテンツや、SDカード上のコンテンツにアクセスできる。フォルダも作れるし、コンテンツの移動や削除など、一般的なお仕事もできる。

RedditのAMA(何でも聞いてよ)でMicrosoft Windows PhoneのグルJoe Belfioreが、Filesを予告した。そのとき彼は、5月の終わり頃と言ったから、タイミングはどんぴしゃりだ。

Windows Phone 8.1のユーザはここでダウンロードできる。Windows PhoneのユーザはまだWindows Phone 8の人が多いと思うが、Windows Phone 8.1は最初、デベロッパだけが対象だった。マスマーケットは、まだこれからだ。

FilesはApp AnnieのWindows Phoneランキングチャートに載っていない。8.1だから、すぐには登場しないだろう。だから現時点での評判などは、よくわからない。

Microsoftはなぜ、携帯電話のオペレーティングシステムにもファイルマネージャが必要、と考えているのか? なぜならWindows Phoneは、OneDriveやOfficeのクライアントでもあるからだ。そしてMicrosoftは、モバイル上でもそれらが実際に利用されることを望んでいる。

おっと、それから、ユーザもそれを要望したからだ。

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Nokia買収によりWindows Phoneスマートフォンの93.5%が‘Microsoft製’になる

遅れと小さなトラブルを経験した、Microsoftの72億ドルのNokia買収劇は、金曜日にその終幕を迎える。その幕引きに伴い、MicrosoftはWindows PhoneのデファクトのOEMになり、そのプラットホームの一員であるスマートフォンの相当な部分を製造販売していくことになる。

Nokiaの資産は今後、Microsoft Mobileと呼ばれる。

今年の4月に関するAdDuplexのデータによると、Nokia製のWindows Phoneハンドセットはそのグローバル市場の約93.5%を占める。つまり今週末にMicrosoftがあの会社のハードウェア資産を手中にすると、実質的にその全市場を所有することになる。

下図がその比率だ:

Microsoftは今、世界中のOEMパートナーたちに求愛して、そのモバイルプロジェクトに取り上げてもらおうとしている。これまですでに、Nokiaのスマートフォンビジネスに大金を投じたMicrosoftは、今度は多くの他社に対してうまく振る舞わなければならない。

Windows Phoneはラテンアメリカとヨーロッパでシェアを拡大してきたが、合衆国市場への参入ぶりは、まだごく限られている。

画像: FLICKR/Vernon Chan; CC BY 2.0のライセンスによる(画像はトリミングした)

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MicrosoftのApp Studioで、WindowsとWindows Phoneアプリを同時に作れるようになった

MicrosoftのApp Studioサービスは面白い。スタート当初から簡単なWindows Phoneアプリ作成をサポートしていたので、誰でも手を動かぜば〈何か〉を作ることができた。このサービスは、開業以来常にアップデートを続けてきたが、今日のアップデートは重要だ。WindowsとWindows Phoneのアプリを一度に作ることができる。

以下のスライドは、最新のTechCrunchコンテンツを、Windows PhoneおよびWindows 8.1デバイスに、美しいカラーで表示するための手順だ。

実際にはあといくつかステップがあるが、雰囲気はわかると思う(悲しいかな、8歳児に開発で負けてしまった)。

これは、今日Microsoftが発表した、Windows 8.1とWindows Phoneのアプリでコードを共有し、画面サイズの違いに合わせるためにUI変更などを行う、ユニバーサル・アプリケーション開発とも一致している。

コードの共有は、デベロッパーの開発効率を高め、Microsoftが進めている統一プラットフォームをより興味深いものにするだろう。App Studioは、コード再利用という意味で、現在のMicrosoftデベロッパー・ツールセットと方向を共にしている。

最後にひと言。私はApp Studioを気に入っているが、それはビジネス的理由からではない。アプリ開発を、例えごく簡単なものであっても、広く全員のものにすることによって、Microsoftは若い世代がプログラミングに興味を持つことに役立つことができる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Yahoo、Windows Phone版Flickrアプリケーションの「アップデート予定なし」を公式に表明

Yahooは当面の間、FlickrのWindows Phone版のアップデートを行う予定がないことを公に認めている。これは、かなり古くなってしまったWindows Phone版をアップデートして欲しいというリクエストや、Windows 8.1版をリリースして欲しいという要望に対してなされた(率直すぎるほどの)回答から明らかになったものだ。

ご意見をありがとうございます。現在のところ、私たちはモバイル版の開発はiPhone版およびAndroid版に注力しています。この方針に変更がある場合は、こちらのフォーラムにて改めてご報告いたします。

こちらからも問い合わせてみたが、やはりこの回答がオフィシャルなものであるようだ。改めて回答を示してくれた。

現在のところ、Windows Phone版のFlickrアプリケーションのアップデートは予定しておりません。開発についてはプライオリティ付けを行って対処していかざるを得ません。現在のところは、iOSおよびAndroid版でのモバイルエクスペリエンスの向上を再優先しているところです。

尚、現在のところ、Microsoftからの回答はない(Update:お話することはありません、という回答があった)。

Yahooの方針についての記事を掲載していたWMPowerUserにも「YahooがWindows Phone版のFlickrアプリケーションをリリースしたのはWindowsn Phone 7の時代で、それから長らくアップデートされておらず、Yahooも更新しようとは考えていない様子だ」と記されている。

懸命の努力でスマートフォン界のナンバー3の座を獲得しているMicrosoftは、確かにモバイル界でのプレゼンスも向上してはいるように感じる。しかしまだまだ開発者の関心を多く集めているという状況ではないようだ。

モバイルファーストを強く意識し始めているYahooが、自社サービスの提供について、選択肢からWindows Phoneを外しているという事実は、Microsoftにとっては辛い現実であるといえるだろう。

もちろん、Yahooの選択について、一部の利用者からは批判の声もあがっている。スレッドから発言を拾ってみよう。

「これまでアップロードした写真はSkydriveに移行することにする。使用中のWindows Phoneにまともな環境が提供されるようになったら戻ってこようと思う」。

「伸び率が最も大きなプラットフォームを無視することは、Flickr自身にとって大きなマイナスであるはずだ。Windows Phoneはスマートフォンの中でも最も優れた写真撮影環境を提供しているのに、全くもって残念な話だ」。

「Yahooは非常に多くの開発部隊を買収しているのに、Windows Phoneアプリケーションの開発会社の買収ができないわけもなさそうだと思う。非常に残念な話だ」。

AndroidおよびiOS利用者はYahooの「公式見解」について別段の不満もなかろう。しかしMicrosoftは面目をなくしたわけで、マイノリティであるとはいえ、Yahooは一部利用者の心を蔑ろにしたということはできよう。

Image by Flickr user Vernon Chan under CC By 2.0 license (image has been cropped)

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(翻訳:Maeda, H


Androidの2013年の世界のスマートフォンの市場シェアは79%-成長率は62%で過去最低

Strategy Analyticsは先ほど2013年のスマートフォンのOS別シェアを発表し、「本年はAndroidの年だった」と評した。同社は昨日(米国時間1/25)メーカー別のモバイル・デバイスのレポートを発表している。

Strategy Analyticsによれば、2013年の世界のスマートフォンのOS別シェアでGoogleのAndroidプラットフォームは79%を占めたという。世界全体でのスマートフォンの販売台数は9億9000万台でそのうち7億8120万台がAndroidだった。これは新記録だという。

なお、別のアナリスト、IDCも昨日、独自にスマートフォンの市場シェアを発表している。これによると2013年の販売台数は10億台を突破したとしている(どちらが正しいか判断できないが、1000万台の差は大きい)。

Androidの販売台数は新記録だったが、成長率は一時ほどではなくなっていることがデータからはっきりした。レポートは2013年のAndroidの成長率は62%で、これは過去最低だったと述べている。また2014年の成長率はさらに低下すると予測している。

「われわれは2014年には市場の飽和によってAndroidの成長率はさらに低下するものと予想する。Androidの成長が鈍化すれば MicrosoftとFirefoxも本格的に攻勢をかけてくるはずだ」とStrategy Analyticsの幹部、Neil Mawstonはコメントしている。

Androidプラットフォームの拡大の減速は現在Googleが低価格Androidデバイスの機能強化に力を注いでいる理由を説明するかもしれない。GoogleがMotorolaのMoto Gシリーズのように低価格でありながら高機能な端末を投入したのは、同じ価格帯のライバル、Windows Phoneの撃退を図っているのだろう。

またGoogleがAndroidを自動車その他の新分野に幅広い応用していくことに力を入れているのも市場の飽和への対策だろう。モノのインターネットのNest、ロボットのBoston Dynamics、人工知能のDeepMindなどを矢継ぎ早に買収したのもその現れだ。

しかしスマートフォン市場に関する限り、Androidはライバルに抜きん出たリーダーだ。2013年にAppleのiOSデバイスは1億5340万台が販売され、市場シェアは16%だった。これは2012年の19%から大きく落ち込んでいる(ただしスマートフォン市場は全体として拡大しているのでシェアが落ちてもAppleは実売台数では依然として成長している)。

MicrosoftのWindows Phoneは3位をしっかり確保した。このプラットフォームは3570万台が販売され4%の市場シェアとなった。このうち3000万台がNokia Lumiaシリーズで、MicrosoftがNokiaのモバイル事業部を買収した理由を明確に示している。Windows Phoneビジネスは事実上Nokiaのモバイル・ビジネスと同じものだった。

;しかしWindows Phoneは低価機と高級機ではまだ勢いを得るまでに至っていない。Strategy Analyticsの上級アナリスト、Linda Suiは「この点を改善することが2014年のMicrosoftの課題となるだろう」とコメントしている。

BlackBerry OS、Firefox OSその他のプラットフォームはすべて合計してシェアは2%、販売台数は1980万台だった。 これはWindowsPhoneの4%とくらべてさほどかけ離れてはいない。2014年にもMicrosoftが銅メダルを家に持ち帰るためには新CEOの努力が求められることになりそうだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Android中位下位勢力の盛り返しでiPhoneのシェア低落傾向が全世界的に続く

マーケティングリサーチの世界的老舗Kantar Worldpanelの最近の数字によると、iPhone 5siPhone 5cというペアリリースにより、スマートフォンの売上におけるAppleのシェアは前月比では伸びたものの、それはあくまでも一時的な上昇であり、前年比ではAndroidやWindows PhoneによるAppleのマーケットシェアの浸食が続いている。

Appleの新型機が発売されたのは9月の終りごろで、その週末には両機合わせて900万台が売れた。Kantarのデータでは11月までののべ3か月におけるAppleのスマートフォンのシェアは、日本69.1%、合衆国43.1%*、オーストラリア35.0%、イギリス30.6%となった。〔*: 下表〕

これら最近月におけるAppleのマーケットシェアは新製品効果と高い顧客満足度により一時的に伸びたものの、2013年全年では伸び悩んだ。そしてそれに対し、LG、Sony、NokiaなどのAndroid下位勢力が盛り返してきた。

コンスタントにマーケットシェアを伸ばしているのはAndroidだが、とくにヨーロッパではWindows PhoneもiOSの落ち込みに一部貢献し、自己のシェアを8.7%へと上昇させた。ヨーロッパの五大市場(イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、スペイン)では11月までの3か月のシェアが10%となり、それまでに比べて5.3%増加した。

一方Appleのシェアは前年比で下降し、とくに合衆国市場では10%近く落ち込んだ(下表, -9.9%)。なお合衆国のWindows Phoneは、同じ期間に2.1%増加して4.7%になった(下表)。

[表1]

イタリアでもAppleのマーケットシェアは大きく下降して、11月の前年比で9.1%のシェア喪失を経験した。上記EU5か国では、iOSのシェアの落ち込み幅は6.5%だった(下表)。

ヨーロッパではWindows Phoneだけでなく、Androidもシェアを伸ばし、7.6%の上昇、69.1%のマーケットシェアを達成した(上表)。また合衆国ではAndroidのシェアは8%伸びて50.3%となった(表1)。

ヨーロッパで伸び始めたWindows Phoneだが、合衆国と中国では依然として苦戦が続き、とくに中国市場では2.7%のシェアしかなく、しかも前年比の伸びがない(下表)。

Kantar Worldpanel ComTechの戦略的インサイト部長Dominic Sunneboは、Windows Phoneについて次のように述べている: “スマートフォンの市場で勝つために中国と合衆国を征服する必要はないが、どちらか一つで成功する必要はある。しかしWindows Phoneは今のところ、両国で今後伸びていく兆候がほとんどない。これらの市場で早急に力をつけないかぎり、ファンによる波及効果の乏しさがその市場性の深刻な制約になるだろう”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


デベロッパーの関心はWindows Phoneでアップ、Windows 8.xでは低下―IDC/ Appcelerator 調査

今朝(米国時間12/19)、AppceleratorとIDCは共同で11月に実施したデベロッパーの意向調査の結果を発表した。このデータによると、Windows Phoneは今までにないほどデベロッパーの関心を引いているものの、Windowsプラットフォーム自体の人気は下降ぎみだ。

さまざまなプラットフォームについて「アプリケーションを開発することに非常に興味がある」という回答を集計したところ、Windows Phoneは37%のデベロッパーから「非常に興味がある」という回答を得た。しかしWindowsそのものは35%を下回った。今年8月にWindowsの数字は40%近かった。その後は頭打ちか減少傾向が続いている。

Windows Phoneへの関心は大きな上下を繰り返してしてきた。今はまた上昇した時期に当たる。2012年8月にWindowsへの関心がピークを迎えたものの、同じ時期にWindowsPhoneへの関心は22%と最低水準に落ちこんだ。Windows Phoneへの関心はそれ以来50%も改善されたことになる。それでもWindows Phone上の開発に「非常に興味がある」デベロッパーは全体の3分の1に過ぎない。

デベロッパーの50%以上がKindle Fireでの開発に「非常に興味がある」と回答しており、iPhoneは84%、iPadは82%、〔Androidが80%、Androidタブレットが71%〕などとなっている。Microsoftのプラットフォームはたしかに一定の関心を集めているものの、依然として低空飛行が続いているわけだ。

下の図はIDCのレポートのグラフからWindowsに関連ある部分を拡大したものだ。〔薄い空色がWindows、濃い空色がWindows Phoneを表す。2011年から一貫して下降を続けてきた藤色の線はBlackberry〕

Microsoftにとって問題なのはWindows 8.xのインストール・ベースが増加しているにもかからわず、デベロッパーの関心が薄れていることだ。開発環境が整備され、デバイスの販売が好調だからアプリのダウンロード数の増加も期待できるのに、デベロッパーの関心は高まらない。下降幅はわずかだが、MicrosoftがWindows Storeの構築に全力を挙げているこの時期、本来なら関心が高まっていなければならないはずだ。

Microsoftの話題とは別に、この調査の結果は非常に興味深い。プラットフォーム戦争に興味があるならぜひ一読すべきだ。たとえばデベロッパーがアプリケーション開発にあたって「アプリを接続させたいサービス」ではFacebookが1位、Twitterが2位、そして意外にも3位にGoogle+が入っている。〔4位以下はLinkedIn、PayPal、Dropbox、Google Calendarなどとなっている〕

画像: Flickr

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


ノキア、Lumia 520の好調を背景にWindows Phone全体でも90%の市場シェア

あとしばらくすれば、ノキアのハードウェア部門はMicrosoft傘下となる。しかしそうなる以前の現在でも、このフィンランド発メーカーのノキアは、Windows Phoneマーケットでの主導的立場に立っている。AdDuplexの記事によれば、ノキアはWindows Phone市場にて90%のシェアを獲得しているのだそうだ。

つまりは10台のうち9台のWindows Phoneがノキア製だということになる。さらにシェアは月ごとに拡大しているようなので、今では90%以上ということになっていそうだ。あるいは既に「Windows Phoneはノキア製」という状況になっているのかもしれない。

尚、現在市場に出ているWindows Phoneのうち、75%以上がWindows Phone 8のものなのだそうだ。Microsoftは昨年、MicrosoftはWindows Phone 7.xの利用台数が3倍に成長するだけの台数を出荷し、これらは現在でも利用されている。もちろんWindows Phone 7.xからWindows Phone 8に買い替えた人もいるだろうが、しかしそれでもWindows Phone全体の中で4分の3を占めるまでにWindows Phone 8利用者が増加したことを意味する。

売れ筋はローエンドモデルのLumia 520だ。この1ヵ月でシェアを3.3%伸ばしている。同一ファミリーになる521もWidows Phone中3.4%のシェアを獲得してトップ10に入ってきている。最新のLumia 525は間もなくリストに登場してくることだろう。

Lumia 520がこれだけ大きなシェアを獲得しWindows Phone(およびNokiaSoft)の屋台骨を支えるまでになっているのは、ベトナム市場の影響が大きい。ベトナムのWindows Phone市場では、57%を520が占めているのだ。スマートフォンの中でも低価格なところが支持されて、大きな数を売り上げているわけだ(訳注:ちなみにアメリカでの520の割合は7.2%、ドイツでは9.9%、インドでは43.4%となっている)。

ノキアのポジションが高くなっているのは、低価格のLumia 520およびそのシリーズで、新興国における市場シェアを大きく獲得していることによる。もちろんMicrosoftとしてはここで満足するわけにはいかない。Windows Phone 7.xは過去のデバイスとなりつつある。そうした中、アメリカ市場においても充分に戦えるデバイスを必要としており、そして前世界に置いて確たる地歩を築きたい考えだ。この点で、2013年の第4四半期にて、Wondiws Phoneが1000万台の販売台数を獲得できるかどうかが大いに注目に値する。これを達成できなければ、Windows Phoneの成長に暗い影を感じざるを得ないということになりそうだ。

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(翻訳:Maeda, H


動き出すWindows Phone?! 日々500本の新アプリケーションが登場し、累計でも30億ダウンロードを達成

本日(米国時間11月20日)、Windows Phone用のInstagramおよびWazeがリリースされた。長らく登場が待たれていたアプリケーションだ。

また、これと同時にMicrosoftはWindows Phoneを巡る現状を示す数値をいくつか発表している。まだ充分な規模に達したとは言えないが、着実な成長を示す数値となっている。曰く、Windows Phone用のアプリケーションダウンロード数は30億となっているそうで、これはなかなか立派な数字だ。但し他の人気プラットフォームと伍するにはもちろん時間が必要だ。たとえばiOS版のアプリケーションダウンロード数は累計600億に達しているのだ。

またアプリケーションのトランザクション数は毎日1000万件に上り、すなわち月間にすると3億件となっているのだそうだ。9月には1日あたりのトランザクション数が900万で、6月には666万ので、かなり伸びているのは間違いない。日々500本の新しいアプリケーションがアップロードされてもいるのだそうだ。

Windows Phone 8のリリースが、成長のきっかけとなっていることは間違いない。「月間有料アプリケーション売上」はリリース以来181%の伸びとなっている。さらにこの一年を振り返ると、アプリケーションのダウンロード数は290%の伸びを示している。Windows Phoneのマーケットは確かに(現状では)小さなものだが、成長率の面で見ればなかなかの好成績をあげている。

こうした数字を見れば、開発者たちにとってもWindows Phone環境に向けてアプリケーションを投入するのに十分なマーケット規模があるように思える。但し、母国であるアメリカでなかなか数を稼げていないのを問題視するむきもある。アメリカではiOSおよびAndroidがアプリケーションプラットフォームとしてほとんどを占めており、開発者もなかなかWindows Phone向けに参入することができずにいる。

ちなみにWindows Phoneの端末販売台数も大いに伸びている。年間単位でみれば3桁の成長率になることもしばしばだ。但し昨年の数値があまりに小さかったために成長率が大きく見えるということもあり、成長率を示す数値の大きさが、すなわちiOSやAndroidに対抗し得ることを示すものではないことには注意が必要だ。

今後について言えば、まだまだやらなければならないことは山積みだ。アメリカ国内での販売台数もなんとか増やしていく必要がある。これがなくては開発者に振り向いてもらうことなどもできない。

しかし公開されている数値を見る限り、Microsoftは資金やその他のリソースを注入して、なんとかWindows Phoneプラットフォームを「考慮に値する」レベルのものとして仕上げてきたように思える。Windows Phone向けの開発を行うということが冗談以外の何物でもないと考えられていた時代も、さほど昔のことではないのだ。

Windows Phoneの将来はまだどうなるかわからない。しかし現在の流れは、確かにポジティブな未来を示しているようにも思える。

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(翻訳:Maeda, H


ノキア、北米で大躍進。Q3の端末出荷台数は前年比367%増

Nokiaの最新業績報告によると、同社はついに北米地区で、Windows Phoneベースのスマートフォン、Lumiaの市場を軌道に乗せた。これは、プラットフォーム自身にとっても、Nokiaの端末事業を70億ドル以上で買収するMicrosoftにとっても朗報だ。

Nokiaの北米における端末台数は、2013年第2四半期の50万台から、第3四半期には140万台へと増えた。第1四半期は40万台、1年前の第3四半期は30万だった。同地域における四半期当たりの出荷台数を1四半期で3倍近くに伸ばしたことには、驚くほかない。

Nokiaによると、「北米における連続成長は、当社のスマート・デバイス事業の売上増が主な要因」だという。つまり、売上増の大部分はスマートフォンによるものだ。そして、米国内のモバイル市場がカナダよりはるかに大きいことを踏まえると、殆どの販売は国境の南側で起きたと考えられる。

つまりNokiaは、第3四半期に前期よりはるかに多くのWindows Phone端末を売ったことになる。ざっと見積って、米国内で100万台以上のLumiaを売ったと考えていいだろう。

以下がそのグラフだ。

Nokia Lumiaシリーズのスマートフォンは、2011年11月に発売された。同社の第4四半期中にあたる。この期に同社は「世界で100万台以上のLumia」を販売したことを後に明らかにした。

続く2012年第1四半期、Nokiaは販売台数を公表しなかった。2012年第2四半期には、世界で400万台売ったと報告した。ここからは、Nokiaが控え目ながら順調にLumiaシリーズの売上を伸ばしていたと見ることができる。

しかし、2012年第3四半期、販売台数は290万台に落ち込み、同社にとって非常に苦しい時期を迎えた。Nokiaは「Lumiaの新製品群によるすばらしいイノベーションが次に来ることを公表した」ことが原因だと指摘した。

それ以来、Lumiaの販売は期毎に伸び続け、2012年3Qの440万台から、直近の2013年3Qには880万台へと増えた。以下のグラフで全貌がわかる。

つまり、世界市場での成長は順調で、次の第4四半期には、初めてWindows Phone端末の販売台数を1000万の大台に乗せられるかもしれない。しかし北米市場については、同社の苦戦を認めなくてはならない。グローバル事業が拡大を続ける中、北米は停滞している。

しかし、ローエンドのLumia 520(および521)とハイエンドのLumia 1020に加え、Windows Phone 8のソフトウェア改善によって、少なくとも米国での成長に必要なカギは解かれたようだ。

これは重要だ。もしNokiaがこの市場で失敗すると、通信会社の支援が打ち切られる危険もある。この種のものはひとたび失うと、再び獲得することは難しい。すなわち、好調な第3四半期は、米国市場におけるNokiaが長期的に存続できることを暗示しているとも言える。

NokiaのWindows Phone戦略は、長年批判の的となり、見込みがない、運がない、不誠実、高価だと言われ続けてきた。MicrosoftのWindows Phone戦略も同様にやり玉に上げられてきた。今や両者がタッグを組み、非難の的が一点に集中するので時間の節約だ。冗談はさておき、Nokia ― Windows Phone OEMの事実上の標準 ― は、数四半期前と同じ台数を出荷できることを証明した。しかし、北米の問題は消えていない。Microsoftは自身のプラットフォームを自国の市場で売ることかできるのか? 長年のつらい歩みを経て、答えはもうすぐはっきりするだろう。

では次の目標は何か。Lumiaの北米売上を伸ばし続けること。もしNokiaが、この地域で例えば200万台第4四半期に販売できれば、ゲームとして成立するだろう。

データはすべてNokiaによる。

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(翻訳:Nob Takahashi)