Microsoftは今後のブラウザ(IEとSpartan)で“Do Not Track”のoffをデフォルトにする

Microsoftが今日(米国時間4/3)、Internet Explorerの今後のバージョンとSpartanでは”Do Not Track“機能*を、デフォルトではonにしない、と発表した。〔*: Do Not Track, Mozillaによる説明。〕

今一般的に使われているブラウザで”Do Not Track”を有効にすると、Webサイトやその広告出稿者に対して、サードパーティによる広告目的のための追跡(トラッキング)をオプトアウト(お断り)する。大手のブラウザベンダ全員、GoogleとMozilla、Opera、Apple、それにMicrosoftはこの機能をサポートしているが、広告主がユーザのリクエスト…というよりブラウザが送るリクエストにすぎないが…を尊重するか否かは彼ら任せだ。そしてたぶん、彼らは尊重しない。

advanced

MicrosoftはInternet Explorer 10のローンチから、デフォルトで“Do Not Track”を有効にしてきた。当然ながらそれは、やや物議をかもした。Microsoftの決定の前には、広告主たちはDo Not Trackを、それがデフォルトの設定でなければ尊重する、と合意していた。彼らは、追跡するなという決定はユーザがするべきであり、ブラウザのベンダが決めることではない、と主張した。Microsoftはその銃を下ろすことなく、ユーザはセットアップでつねにオプトアウトできたし、”Do Not Track”はデフォルトのままだった…すくなくともこれまでは、と主張した(そしてそれを尊重した広告主の数は一貫して少なかった)。

ChromeとFirefoxはデフォルトで”Do Not Track”が無効(off)だ。

そのMicrosoftが今日は、立場を逆にした。Microsoftのプライバシー担当最高責任者Brendon Lynchは、それは”Do Not Track”に関するW3Cの最新のスタンダードに準拠するためだ、と説明した。スタンダードの文案は、こうなっている: “送られるシグナルはユーザの選好を反映すべきであり、特定のベンダや機関、サイト、またはユーザがコントロールできない強制的な仕組みが決めるものであってはならない。この原則は一般的な選好と例外事項の両方に等しく適用される”。

Lynchは今日の声明で書いている: “それは単純なことであり、弊社はDNTに対するアプローチをアップデートして、弊社が選んだ実装がW3Cのスタンダードに準拠しているか否かという件に関するいかなる誤解をも、排除したいのである。この変更がなければ、新しいブラウザからDNTシグナルを受け取るWebサイトは、それがユーザの選好を反映していないと主張でき、したがってそれを尊重しないことを選ぶだろう”。

“Do Not Track”は任意事項なので、それの有効/無効の設定はそれほど重要な意味を持たない。本格的絶対的に追跡をされたくない人は、Disconnectのようなツールや、GhosteryuBlock、それにEFFのPrivacy Badgerなどのアドオンを使うべきだ。ただし、どれもデスクトップ用だけど。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Googleサイトを訪れるユーザーの5%は広告マルウェアに感染している

nytimes_bad-new-new

Googleがカリフォルニア大バークレー校と協力して行った研究によると、Googleのサイトやサービスを訪れた人の5%が、ブラウザーにアドインジェクター[広告挿入ツール]を1つ以上インストールされていた。

マルウェアの中では、アドインジェクターは比較的無害に思われがちだ。例えば、Google検索ページに本来そこに属さない広告を挿入する。迷惑ではあるが危険とは感じられない。しかし、実はアドインジェクションのやっていることはLenovoのSuperfishがやっていたことと変わらず、Superfishはユーザーに大きなセキュリティー問題を引き起こした。実際、Chrome、Firefox、およびInternet ExplorerからGoogleサイトをアクセスした1億ページビューの分析に基づく本調査によると、問題のインジェクターの1/3は「正真正銘のマルウェア」に分類されている。

red warningこの種のアドインジェクターは正規のソフトウェアにバンドルされることが多いことから ― デスクトップアプリの開発者やダウンロードサイトは、これをインストーラーやダウンロードラッパーを使って比較的簡単に小遣い稼ぎができる方法だと認識している ― ユーザーの知らない間にインストールされる可能性が十分にある。

Googleおよびバークレーの研究者らの間では、アドインジェクターは現在あらゆる主要なプラットフォームおよびブラウザーに存在していると考えられている。今回1つ以上がインストールされていた5%のうち、1/3は同時に4種類が動作中で、半数は2種類が動いていた。他の人たちよりも少々ひっかかりやすいユーザーのグループがあることは明らかだ。

Googleは、結果データを発表し(詳細は5月1日に報告)、アドインジェクターへの注意を喚起すると言っている。

「望まないインジェクターは健全な広告エコシステムと相応れない」、とGoogleのセーフブラウジング担当エンジニア、Nav Jagpalが今日の声明に書いている。「あれはユーザーだけでなく広告主やサイト運営者をも困らせる悪い慣習の一環だ」。

この種のプログラムは、自らをブラウザーとウェブサイトの中間に挿入してウェブサイトのコードを書き換えるため、ブラウザーはどの広告が正規のものでどれがそうでないかを判断するのが難しい。

「広い意味で、ユーザーに表示される情報を最終的に制御するのは誰かという問題が益々重要性を帯びてきている ― これはデジタル世界が直面している最大の課題の一つだ」とUCバークレーEECS教授のVern Paxsonが今日の声明で指摘した。「アドインジェクションはユーザー操作の整合性を破壊し、いずれの対話者とも無関係な制御を密かに挿入する。そうやってこの争いの「前線」の一つとして機能する。

Googleは、この研究に基づき1400万ユーザーに影響を与えていたChrome機能拡張192種を既に禁止しており、現在同研究と同じ方法を使って、Chrome Web Store上の新規および更新された機能拡張を残らず検査していると言った。

Googleの広告およびブラウザー機能拡張の利用規約は、詐欺的アドインジエクターをかなり厳しく取締っているが(他の広告ネットワークも同様)、それを作っている会社の殆どはルールを守ることに熱心ではない。また、広告ネットワークも自分たちの広告がこういう形で使われていることを知らない場合が多いことも指摘しておくべきだろう。

Googleを始めとするブラウザーや広告のベンダーがこの問題の技術的解決策を見つけない限り、完全に消えることはないだろう。

google_injected

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Internet Explorerは死なず―しかしエンタープライズの闇に消えていくらしい

一部の報道とは違ってInternet Explorerは死ぬわけではない。 しかし、いわば、シュレディンガーのブラウザとなり、半分生きて半分死んだ状態になる。

意味がわからない? テクノロジーの奇妙な世界にようこそ! つまりこういうわけだ。MicrosoftはコードネームSpartanという新しいブラウザを開発中で、これは現在プレビュー版が公開されている次世代OS、Windows 10の一部として提供される予定だ。

同時にMicrosoftはWindows 10でInternet Explorerのサポートを続けることを約束している。1月のブログ記事にはこう書かれている。

一部のエンタープライズはレガシー・テクノロジーを用いInternet Explorerのみをサポートするウェブサイトを運営している。カスタマイズされたActiveXコントロールやBHO(Browser Helper Objects)を用いたサイトはIE以外で動作しない。こうしたユーザーはWindows 10でもInternet Explorerを利用できる。Windows 10のIEはSpartanと同じデュアル・レンダリング・エンジンを用いており、デベロッパーは最新のウェブ標準を利用して開発が行える。

そういうわけで、Internet Explorerは消えていくものの、死ぬわけではないという状況だった。

今日(米国時間3/17)、MicrosoftのChris CaposselaがSpartanについて語った発言がThe Vergeに掲載された(フォーマットはTechCrunch)。

われわれはWindows 10で提供される新しいブラウザの名前というかブランドを決める必要に迫られている。Internet Explorerの提供は続けるが、Project Spartanという新しいブラウザを開発している。Spartanというのは開発コードネームなので、正式な名前を考えなくければならない。

この発言はいろいろなニュアンスで解釈できる。The Vergeは「MicrosoftはInternet Explorerを捨てるつもりだ。Internet Explorerというブランドは消える」と見出しに打った。これは方向としてはそのとおりだろうと私も認めるが、いささか先走りの感もある。

私の予想では、Microsoftは一般ユーザー向けWindows 10ではInternet Explorerの提供を止め、Spartanだけをバンドルするつもりではないかと思う。一方で、エンタープライズ向けにはSpartanに加えてIEの提供とサポートを続ける。つまり一般ユーザーに関する限りではMicrosoftはInternet Explorerというブランドを最終的には廃止するのではないか? ただしそれは相当先のことだろう。

今後かなりの期間、IEは生き続けるが、しだいに過去に主流だったテクノロジーの置き場へと消えていくのだろう。ただしWindows 10に移行jしないユーザーのためにはIEは残るしサポートも続けられる。

つまりIEは死んだわけではないが、かといって活発に生きているともいいにくい。ニール・ゲイマンのSFの傑作、American Godsに出てくるローラの霊のような存在になるのかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Microsoft、Internet Explorerではない新ブラウザを開発中との情報

ZDNetのMary Jo Foleyの最新記事 によれば、MicrosoftはSpartanというコードネームのまったく新しいブラウザを開発しているという。

Foleyによれば、Spartanは「まったく新しいプロダクトであり、Internet Explorerではなく、Windows 10にバンドルしてリリースされる」そうだ。簡単にいえば、MicrosoftはInternet Explorerのレンダリング・エンジンを利用したより軽量で高速なブラウザを開発しているようだ。

よく知られているようにInternet Explorerにはゼロから強引な戦略で市場を独占したという芳しからぬイメージがあった。 その後Firefoxの登場でシェアの低下が始まり、Chromeによってトップの座から追い落とされた。しかし最近はオープン化戦略による高性能化で巻き返しを図っている。

最近のオープン化志向がIEの悪玉イメージの払拭にどれほど役立っているかはまだ不明だが、Microsoftがブラウザシェアの獲得の必要性に迫られていることは間違いない。スマートフォンからテレビまで広汎なデバイスのプラットフォームとなるWindows 10におけるブラウザのシェアは特に重要だ。

Microsoftがデベロッパーがアプリを一度開発すればすべてのWindows 10デバイスで作動するようにしたいなら、古いデスクトップのしがらみを断った、あらゆるデバイスで作動し、さまざまな入力を直感的かつ高速で処理できる新しいブラウウザを開発しようとするのは理にかなっている。.

Microsoftはこの件の取材に対してコメントを避けている。

2015年の1月前半はMicrosoft関連の重要ニュースが続くかもしれない。まず一般ユーザー向けWindows 10のプレビュー版が公開される予定だ。それが大きな反響を呼ばないようだと、新OSの発表に向けた勢いが削がれることになりかねない。IEではない新しいブラウザのバンドルは一般ユーザーにWindows 10への興味を掻き立てるのに役立つだろう。

だが、われわれとしてはInternet Explorerの再活性化に失敗した場合のMicrosoftのブラウザのシェアがどうなるか、もう少し長期的な視野に立って考えてみるべきかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


マイクロソフトは、IEの名称変更を検討していた!

RedditのAMA(何でも聞いてください)セッションで、Internet Explorerチームが、ブラウザーの再ブランド化を検討していたことを暴露した。Internet Explorerが世間から悪いイメージで見られているのでは、という質問に答えたコメントの中で語られた。

公正を期して言うなら、ここ数年Internet Explorerは急速に改善されている。しかし、そのブランドは後れを取っている。Microsoftは、Internet Explorerのイメージ問題と戦う広告まで作った。

Redditのコメントスレッドのスクリーンショットを貼っておく。

いくつか注目すべき点がある。まず、Microsoftが議論したというアイデア自体が興味深い。おそらくこれは、レドモンドがかつて思われていたほど世界から疎外されていないことを暗示するものだ。さらに興味深いのは、そのアイデアが成功しなかったこと。

実現しなかったことに驚きはない ー あまりにも多くの非テク系の人々にとって、Internte Explorerはブラウザーではない。それは「ザ」インターネットだ。つまり、大多数の人たちにとって、ブラウザーとは交換できるようなものではない。それが “the Google” という名前でないことに気づかないのと同じくらい。そして、デジタル弱者たちからその敷物を剥ぎ取ると、物事は厄介になる。

議論されたのが、ついこの夏のことだったというのも注目に値する。Microsoftは ー 少なくともある程度 ー Internet Explorerの現在のブランドポジションに満足していなかったことを示している。それも驚きではない。Chromeは、最近市場シェアでInternet Explorerを抜いた。これは ー たとえ以前から予想されていたとしても ー 社内に大きな衝撃を与えたはずだ。

もしInternet Explorerでなければ、Microsoftはなんと呼んだのだろうか? Redditスレッドのある社員がかなりいい線を行く提案をしていた:
“Windows Internet Ubber Browser 2014 SP1 Ex+”。

お願いしますよ、Microsoftさん。

原文へ
 
(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Internet Explorerのデベロッパチャネルが開設; 事前フィードバックの獲得と対応を重視

Microsoftが今日(米国時間6/16)、 Internet Explorerのデベロッパチャネルを立ちあげたことを発表した

メジャーなブラウザの多くに複数のリリースチャネルがある中で、これまでIEは、新バージョンのリリースの数週間前にプレビューバージョンをリリースするだけだった。今度からそれが変わる。これからは、デベロッパやアーリーアドプターたちはIEのデベロッパバージョンをインストールして、Windows 7 SP1やWindows 8.1の上にすでにあるIE11と併用することができる。

Microsoftによると、デベロッパチャネルを開設したのはチームが現在取り組んでいる新しい機能をデベロッパたちによりよく理解してもらうためだ。数週間前に同社は、現在開発中のIEのバージョンに予定ないし検討している機能のリストを公開して、ブラウザ開発にまつわる同社のこれまでの秘密性を、すこし破ってみせた。そして今回は、言葉だけでなく、実際にバイナリも提供するというのだ。

Microsoftによると、デベロッパチャネルは、デベロッパにテストしてもらいたい“重要な変更”があるときにアップデートされる。Windows 7や8.1の上のIE11の既存のインストールと分離するために、MicrosoftのApplication Virtualization技術を利用してインストールを仮想化する。ただし仮想環境を使うぶん、パフォーマンスはやや落ちるので、このバージョンでパフォーマンスの評価はしないように、とMicrosoftはお願いしている。また、エンタプライズ(==企業IT)の環境でインストールしてはいけない

今回の最初のリリースでMicrosoftは、二つのツールをデベロッパに提供する。デバッグツールと、メモリやユーザインタフェイスの応答分析ツールだ。今のIEはWeb上のゲームで遊ぶためにXboxのコントローラにも対応しており、そこでIEの開発チームはWebGLのパフォーマンスを改良し、16ビットテクスチャやトライアングルファンなどWebGLのさまざまな機能のサポートを加えた。

明らかにMicrosoftは、開発過程をもっとオープンにしないとIEは忘れられた存在になる、と理解したのだ。今回の措置によって、新バージョンのリリース前にデベロッパからのフィードバックをより多く受け取ることができる(とくにセキュリティ方面が重要だろう)。まだよくわからないのは、このチャネルを使ってUI〜UXのテストもするのか(==フィードバックがデベロッパだけからではなくなる)、という点だ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Internet Explorerのデベロッパチャネルが開設; 事前フィードバックの獲得と対応を重視

Microsoftが今日(米国時間6/16)、 Internet Explorerのデベロッパチャネルを立ちあげたことを発表した

メジャーなブラウザの多くに複数のリリースチャネルがある中で、これまでIEは、新バージョンのリリースの数週間前にプレビューバージョンをリリースするだけだった。今度からそれが変わる。これからは、デベロッパやアーリーアドプターたちはIEのデベロッパバージョンをインストールして、Windows 7 SP1やWindows 8.1の上にすでにあるIE11と併用することができる。

Microsoftによると、デベロッパチャネルを開設したのはチームが現在取り組んでいる新しい機能をデベロッパたちによりよく理解してもらうためだ。数週間前に同社は、現在開発中のIEのバージョンに予定ないし検討している機能のリストを公開して、ブラウザ開発にまつわる同社のこれまでの秘密性を、すこし破ってみせた。そして今回は、言葉だけでなく、実際にバイナリも提供するというのだ。

Microsoftによると、デベロッパチャネルは、デベロッパにテストしてもらいたい“重要な変更”があるときにアップデートされる。Windows 7や8.1の上のIE11の既存のインストールと分離するために、MicrosoftのApplication Virtualization技術を利用してインストールを仮想化する。ただし仮想環境を使うぶん、パフォーマンスはやや落ちるので、このバージョンでパフォーマンスの評価はしないように、とMicrosoftはお願いしている。また、エンタプライズ(==企業IT)の環境でインストールしてはいけない

今回の最初のリリースでMicrosoftは、二つのツールをデベロッパに提供する。デバッグツールと、メモリやユーザインタフェイスの応答分析ツールだ。今のIEはWeb上のゲームで遊ぶためにXboxのコントローラにも対応しており、そこでIEの開発チームはWebGLのパフォーマンスを改良し、16ビットテクスチャやトライアングルファンなどWebGLのさまざまな機能のサポートを加えた。

明らかにMicrosoftは、開発過程をもっとオープンにしないとIEは忘れられた存在になる、と理解したのだ。今回の措置によって、新バージョンのリリース前にデベロッパからのフィードバックをより多く受け取ることができる(とくにセキュリティ方面が重要だろう)。まだよくわからないのは、このチャネルを使ってUI〜UXのテストもするのか(==フィードバックがデベロッパだけからではなくなる)、という点だ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


IEの次期バージョンではHTTP/2、Web Audio、JavaScript Promisesを実装、WebRTCは予定なし

今年初めのデベロッパカンファレンスBuildでMicrosoftは、Internet Explorerの今後のバージョンに関しては、導入を検討している新しい機能ついて積極的に情報開示をする、と約束した。そのとき同社は、そのためにstatus.modern.ie(GoogleのChromium Dashboardのようなもの)の初期的バージョンをローンチし、そして今日(米国時間5/28)は、このサイトのベータ期間の終了を告げた。サイトの一般公開は大事件ではないが、それと同時にMicrosoftは、IEの次のバージョンに導入される機能のリストをアップデートした。

今開発が進行中のものの中には、World Wide Webの基盤となっているプロトコルHTTPの次期バージョンHTTP/2のサポートがある。IE11はすでにGoogleのSPDYプロトコルをサポートしているが、それはHTTP/2のベースでもある。MicrosoftはIEにHTTP Strict Transport Securityを加える作業も進めている。これはセキュアな接続における中間者攻撃を防ぐためのセキュリティ機能で、ChromeやFirefoxは前からサポートしている。

このほか、Web AudioMedia CaptureのAPIが新たにサポートされる。これらはローカルデバイス上のWebカメラやマイクロフォンからのビデオ/オーディオストリームにアクセスする機能だ。

しかしデベロッパにとってさらに関心が向くのは、JavaScript Promisesのサポートだろう。これは、これまで一貫してシングルスレッドだったJavaScriptに、待望の並列処理/非同期処理をさせるための標準ライブラリで、今後はJavaScript本体の標準機能になると言われている。ここに詳しいチュートリアルがある(日本語文献)。

以上は、予定リストにあるものの一部だが、併せて“現在予定なし”のリストもある。Skypeなど独自技術に固執するMicrosoftがWebRTC v1.0を近々に実装しないのは意外でもないが、Googleの画像フォーマットWebPや、MathML、Web SQLなども“予定外”となっている。

でも、MicrosoftがWebのスタンダードをめぐって見せるこのような透明性は、新鮮な印象を与える。もちろんもっと良いのは、こんなことを一々気にする必要がないくらい、すべてのブラウザの機能が同一であることだが、とくにChromeとFirefoxとInternet Explorerの三者は、機能やその実装時期に、いつも微妙な、ときには大きな、違いがある。

 

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Microsoft、IEの深刻な脆弱性の修正アップデートをリリース―特例でXPユーザーにも

今日(米国時間5/1)、MicrosoftはInternet Explorerの極めて深刻な脆弱性を修正するアップデートをリリースした。この脆弱性はIE6以降のすべてのバージョンに存在するとあって、先週、l世界的に大問題となった

Windows XPユーザーはIEのバージョン8までしかアップデートできない。またMicrosoftはXPのサポートを打ち切っている。しかしこのバグに限ってMicrosoftは例外を設け、Windows XP上のIEについてもパッチを提供することとした。これに伴ってMicrosoftのTrustworthy Computing部門のゼネラル・マネージャー、Adrienne Hallは以下のような声明を発表した。

われわれは製品のセキュリティーをこの上なく真剣に考えている。この脆弱性の報告を受けた瞬間からわれわれjは速やかにかつすべてのユーザーに対して問題の修正を行うことを決断した。本日、太平洋時間午前10時にわれわれはそのアップデートを公開した。

インターネットに接続して自動アップデートを有効にしている場合、ユーザー側で対応する必要はない。〔日本版:そうでない場合はできるかぎり速やかに手動でアップデートすること。自動アップデートを有効にしているユーザーも、手動でWindows Updateを実行し、IEのパッチがすでにインストールされているか確認した方がよい〕。

この脆弱性は、IEを使用して悪意あるサイトを訪問するとハッカーがユーザーのコンピュータを乗っ取ることができるというものだ。IE 10と11のユーザーはこれらのバージョンに備えられるている保護モードのおかげで比較的安全性だ。いまだに広く使われているIE9以前のバージョンにはこの機能がない

画像:FLICKR USER AUSTEN SQUAREPANTS CC BY 2.0 LICENSE (画像はトリミングされている)

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


MicrosoftはみんなにInternet Explorerを見直してほしいのでデモ集積サイトRethink IEをローンチ

Internet Explorerは長年、自業自得の悪評に悩まされてきたが、Microsoft自身もそのことを十分自覚していた。しかしIE9以降は、かなり良いブラウザになり、最新バージョンはWebのオープンな規格に準拠し、きわめて高速なJavaScriptエンジンを実装、タッチのサポートなど新しい機能も加えた。しかしそれでもIEは、Microsoftにとってすら、いまだに”嫌うことが好まれる“ブラウザだ。

昨年あたり、とくにIE11のローンチ直後から、MicrosoftはRed BullAtariGlacierWorksなどいくつかの企業やデベロッパと提携して、IEが今や現代的なブラウザであることを見せつける、一連のデモを行ってきた。そして今日ローンチしたRethink IEは、それらのコンテンツを一堂に集めて、IEをめぐる話題がここから新たに盛り上がることを期待している。

MicrosoftでInternet Explorerのマーケティングを担当しているシニアディレクターRoger Capriottiによると、Rethink IEサイトの目的は、IEが今やWebの最前衛に位置していることを世の中に見ていただくために、IEがこれまでに作ってきたユーザ体験を強調的にデモすることだ。Rethink IEは、Microsoftがデベロッパと消費者両方のためにパートナーたちと一緒にやってきたことを一か所に集めている(Cut the Ropeだけはないが)。デベロッパはここを見て、作品制作の楽屋裏が分かるが、でも中心的なねらいは、Interenet Explorerの名誉回復というマーケティングの基調を、これからも継続していくことにある。

Capriottiによれば、昨年はIEにとってかなり良い年だった。11月には2012年以降最大のマーケットシェアを達成し、ChromeやFirefoxからIEに移行した、あるいは戻った、ユーザも少なくない。“今のIEの姿をぜひ見て、考えを変えてほしい”、とCapriottiは強調するが、Microsoftにとってそれはとくに、Surfaceなどタブレット上のIEのことを意味している。Capriottiから見ると、ChromeやSafariはデスクトップ向けに開発されてモバイルに移植されたから、モバイルというプラットホームのアドバンテージをフルに生かしていない。それとは対照的にMetroバージョンのIEはまったく新たに設計されたから、デスクトップの尻尾を引きずっていないぶん、競合製品よりも一歩進んでいる。“タブレットの上でChromeを見ると、デスクトップかと錯覚するからね”、と彼は言った。

彼によれば、今ではロード時間の短縮と高速レンダリングが標準だから、タッチなどの新しい技術を活用してブラウザ上の新しいユーザ体験を作り出す能力が、これからの勝敗の決め手になるだろう、という。もちろん、Webのオープンな規格に完全に準拠しつつ、だが。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Internet Explorer 6の市場シェアが5%未満に。但しレガシー問題は続く

Internet Explorer 6は、まだ世の中に生き残っている。しかしいよいよ最期の時が迫っているようだ。実際のところ、未だにIE6に苦しめられているウェブ開発者も多いが、しかしNet Applicationsの最新データによれば、全世界での市場シェアは5%未満に低下している。

これによってある程度はサポートの手間を減らすことにも繋がり、Microsoft自身も喜ばしく感じているかもしれない。と、いうのも先月の数値を見ると、他のブラウザの市場シェアが伸びていない中で、全バージョンのInternet Explorerをあわせたシェアが57.79%となっているそうなのだ。これは今年に入って最大のシェアとなる。

但し、IEのシェアを引っ張っているのは、Net Applicationのデータでも21.39%を占めるIE 8となっている。ダウンロード数でも全ファミリー中、IE 8が最も多くなっている様子。これはWindwos XPではIE 8以降にアップグレードすることはできないという事実によるものだ。XPもしばらくは使い続けられるだろうから、今しばらくはこの状況が続くこととなろう。

そのような状況の中、Windows 7および8用には、まもなくIE 11が登場してくる。もちろんIEファミリー内ベストの機能を搭載して出てくることになるだろうが、しかしIE 8などの旧ブラウザによるレガシー問題は続くことになる。旧ブラウザは独自仕様に依存している部分もあるし、またMicrosoftが旧システムで利用できる新しいブラウザを用意せずに放置してしまうということも問題の原因だ。

確かにIE8や9では、HTML5の機能に対応しているところも多少はある。IE6ではドラッグ&ドロップや@font-faceに対応しているだけで、その他のHTML5機能を使うことができなかったことに比べれば、かなりの進歩と見ることもできる。

IE6のシェアが5%未満になったことにより、いよいよウェブ開発者としてもIE6を切り捨てることが可能になってきたのかもしれない。しかしIE6問題が片付いても、IE8でやはり同様のレガシー問題を抱えることとなりそうだ。アップデートパスもなく、いまさら最新の言語仕様に対応する予定もないブラウザが、またしても開発者を苦しめることとなる。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


タッチが面倒で8にアップしないWin7ユーザ向けにIE10がリリース, CMもタッチを強調

all circles playing

人を長く待たせたMicrosoftが今日(米国時間2/26)やっと、Internet Explorer 10を全世界のWindows 7ユーザに提供する、と発表した。これまではWindows 8だけだったが、昨年11月にはWindows 7用IE10のプレビューバージョンがローンチした。今日リリースされるのは、公式バージョンである。なお、全世界で7億人以上いるIE9のユーザと、前記プレビューバージョンのユーザに対しては、自動アップデートが始まる。

プレビューバージョンのユーザには自動アップデートがすぐに始まり、そのほかのWin7ユーザには今後数週間〜数か月の内に通知が来る。Microsoftは、アップグレードに伴う問題点の検出と修正をしながら、徐々にIE10の世界展開を図るようだ。

IE_60_US_MASTER (00832)

MicrosoftでInternet ExplorerのゼネラルマネージャをやっているRyan Gavinが先週語ったところによると、Internet Explorerのユーザが10へのアップグレードをためらったり、嫌がったりする理由はまったく見あたらない。Windows 8に先行リリースしたので、テスト履歴もこれまでのIEで最高最良である、と。

Microsoftによると、IE10はIE9の20%以上速く、しかもそれはベンチマークではなく実用テストの結果である。Gavinによると、IE10は”Do Not Track”(トラッキング拒否)がデフォルトでonである。またプライバシーとセキュリティの機能もIE9より充実している。

IE10のWindows 7バージョンはWindows 8バージョンとほとんど同じであり、同じデザイン、同じJavaScript、同じレイアウトエンジンを使用し、ハードウェアアクセラレーションによるSVGやHTML4構文の実装も、Windows 8の場合と同じだ。

デベロッパ向けには、IE10ではIE9に比べ、“現代的なWebスタンダードのサポートが60%増えた”。たとえば、CSS3のTransitionとAnimations、レスポンシブなページレイアウトのサポートを改良(CSS3のGgrid、Positioned Floatなど)、HTML5のForm、WebSocket、HTML5のドラッグ&ドロップ、タッチ方式のWebアプリケーションのためのポインタイベント、など。

IE10のコマーシャルはタッチを強調

MicrosoftはIE10に関してとくに、タッチ対応を強調している。Windows 7が載ってる製品はタッチ画面のが少ないにもかかわらず、同社はテレビコマーシャルでもタッチを主役にしている。またMicrosoftが今日立ち上げたExploreTouch.ieは、広告と、キャンペーンに起用されたBlake Lewisの曲のあるHTML5によるサイトだ。このサイトを作ったのはFantasy Interactive、Clarity ConsultingとIEのチームが賛助した。例によってMicrosoftは、このサイトのメイキングやコードサンプルなど、楽屋裏情報も見せている。

以下が、そのテレビコマーシャルだ:


[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

WebKitの独占状態の是非

icon-goldOperaが自前のレンダリングエンジンの開発を停止し、オープンソースのWebKitエンジンを採用することにしたというニュースは各所から大いに注目を集めた。WebKitはGoogleのAndroid向けブラウザでも、またAppleのiOS向けブラウザにも採用されている。すなわちモバイル環境においては、既に事実上の標準の地位を獲得している。そしてさらにその触手をデスクトップ環境にも伸ばしつつあるところだ。既にChromeは、Tridentを採用しているMicrosoftのInternet Explorerや、MozillaのGeckoを採用しているFirefoxと比べてかなりのリードを獲得している。こうした状況の中で、頭に浮かぶ疑問がある。各社が独自のエンジンを開発して、競い合う環境の方が良いのか、それともWebKitを標準として各社に採用してもらう方向が望ましいものなのだろうか。

WebKitはオープンソースのプロジェクトであるので、誰でも開発に参加することができる。Google、Apple、Mozilla、Microsoft、Opera、あるいはブラウザ関連のさまざまな企業が参加しているので、標準的に採用される技術を即座に実装することができる。レンダリングエンジンが統一されることで、開発者の苦労は大いに低減されることとなる。レンダリングエンジンの違いによる細々とした表示スタイルの違いに頭を悩ませないで済むようになるわけだ。

Hacker Newsのスレッドにも多くのコメントが寄せられている。WebKitの開発に集中することで、多くのイノベーションが生み出されるのであれば、WebKit独占の状態は開発者にとっても利用者にとっても良いものとなる可能性があるという論調もみてとれる。

こうした独占に向けた流れに抵抗する筆頭はMozillaだ。これまで独自のGeckoエンジンおよび、その後継となるServoに多大なリソースを割いてきた。Mozilla CTOのBrendan Eich曰く、Mozillaの存在意義をかけて独占には抗っていくつもりだとのこと。また、MozillaエンジニアのSteve Finkは、モバイルかデスクトップかを問わず、WebKit独占を許してしまえばイノベーションが阻害され、少数企業によるプラットフォーム独占を惹起してしまうと述べている。そのような状況になれば、結局は各社利益を追求する迷惑な混乱に支配されてしまうことになるとも述べている。

しかしWebKitはオープンソースであるので、もし開発が滞ったりあるいは特定のステークホルダーが開発を政治的理由によって妨害するようなことがあれば、即時に開発の道筋を分岐させることができるので、独占による悪影響などはないと考える人もいる。

From Google's Chrome Launch Comic Book

但し、ウェブの世界ではこれまでにも「独占の弊害」を経験したことがある。IE5やIE6の時代(Netscapeが舞台を去り、そしてIEは6のリリースが2001年で、IE7が登場したのは2006年だった)には、完全に「停滞」状況になっていた。そうした状況の中、2004年あたりからはFirefoxがスタートし、そしてWebKitをベースとしたGoogleのChromeも2008年に登場してきたのだった。Chromeのミッションはレンダリングエンジンの標準化を試み、そしてJavaScriptの高速化を行うということだった。独占を崩す存在が登場してきたことにより、ウェブプラットフォームは現在のような応用環境に進化したのだとも言えるだろう。

「ウェブ」が今後戦っていく相手は?

Operaは、「独占状態は良くない」と主張しつつ、その言葉とは正反対にも見える道を歩むことになった。Operaもそれなりのシェアを獲得しているにも関わらず、「多くの開発者たちがWebKitのみをターゲットに開発をしているという現状があります」と述べ「先頭に立って独自の道を追求していくことにメリットは少ないと判断しました」とのこと。

Operaの選択した方向は興味深いものだ。結局のところ、ウェブ技術は各社のレンダリングエンジンの違いで競っていくのではないと判断したわけだ。今後の競合相手はネイティブアプリケーションであると判断したわけだ。Operaは「閉鎖的な“アプリケーション”に対抗して、オープンなウェブ技術を推し進めていくつもりだ」とのこと。その戦いを効率的・効果的に進めていくためにWebKitの採用を決めたということだ。

開発者と利用者の着眼点の違い

理想を言えば、さまざまなベンダーが「標準」に則った開発を行って、レンダリングエンジンの違いによる差異などを意識しないで済むというのが良いのだろう。同じコードは同じように表示されるべきだろう。しかし、「標準」を意識しつつも実装により細かな違いがあり、同じような表示を実現するなどということはできなかった。

但し、たいていの利用者はレンダリング方式の違いによるウェブページやウェブアプリケーションの見え方にはほとんど意識を払わなかった。利用者は利用可能な機能(ブックマーク、プラグイン、タブなど)によってブラウザを選択していただけなのだ。そうした機能の多寡や使い勝手によって、利用者はブラウザを切り替えてきたのだ(もちろんあまりに速度が遅いものなどは排除されることになる)。

Mozillaは、魅力的な機能を提供していくためには、ブラウザ全体を自ら手がけていく必要があると述べている。今やWebKitに対する唯一の対抗勢力と言っても良い存在になったMozilla陣営は、自らの言葉を証明するために、利用者にとって真に魅力的な機能を提供していく必要がある。

個人的には、「標準」に基づいた競合がある方がイノベーションサイクルも早まると考えている。ウェブ技術というのは、まだひとつのエンジンに集約してしまうような枯れた技術ではないと思うのだ。レンダリングエンジンが複数存在すれば、余計な作業も増えるだろうし、迷惑に感じられることすらあるかもしれない。しかし将来的にきっと実を結ぶ、「若い時の苦労」になると思うのだ。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)

古いIEでも無事動くか?–Webサイトの互換性テストサービスmodern.IEをMicrosoftが立ち上げ

modern-ie-logo

Microsoft自身がいくら変えたいと思っていても、いまだに古いバージョンのInternet Explorerを使っている人は多い。そのためデベロッパは、自分のWebアプリケーションが、たとえばIE7やIE8で無事に動くよう、テストや手直しに余計な時間をかけなければならない。IE9とIE10は、Microsoftが懸命にHTML5やCSS3などの標準規格の忠実な実装に努力した。そして、今や古いIEの問題を自覚した同社は、“デベロッパが自分のサイトをInternet Explorerとそのほかの現代的ブラウザで確実に動くようにするための努力を容易にするために”、modern.IEと呼ばれるツール的サイトを今日(米国時間1/31)ローンチした。

MicrosoftのInternet Explorer担当ゼネラルマネージャRyan Gavinが昨日ぼくに語ったところによると、modern.IEにはいくつかの無料のツールとリソースが含まれていて、たとえばスキャナーは、サイトを現代的なブラウザやレガシーのIEに対して非互換にしかねない、よくある問題をチェックする。そのスキャナーは、デベロッパが使ったライブラリやフレームワークにある、よくありがちな問題を、個々のページごとにチェックする。そして対策を推奨し、またそのフレームワークのどのバージョンなら互換性が高いかをアドバイスする。たとえばjQueryならどれ、とか。

Microsoftは、この、ライブラリやフレームワークの問題が意外と大きいことを知った。上位5000の繁盛サイトの40%以上が、古いバージョンのフレームワークやライブラリを使っていて、そのことがIEの最新バージョンやそのほかの現代的ブラウザとの非互換性を招いている。また、これら5000のサイトの20%はベンダ固有のプリフィクス(-moz、-ms、-webkit、などなど)を使っていて、それも非互換性の原因になっている。これらのサイトの大半がブラウザ検出を用いており、しばしば、IE9やIE10と非互換なサイトをサーブしている。彼らは、IEのこれら新バージョンがもはや、レガシーのブラウザとは呼べないものであることを、認識していない。

また、スキャナーにかけることによってばれて欲しくないサイト固有の問題を抱えるところでは、Microsoftとデベロッパが直接協力して対策に当たる。

modern.IEにはこのほか、jQuery Foundationの理事長Dave MethvinとMicrosoftのテクニカルエヴァンジェリストRey Bangoが書いた20のベストプラクティスチップや、MicrosoftがBrowserstackとの提携で来年全デベロッパに提供する3か月の無料サービスの告知などがあり、デベロッパたちはここで、自分のサイトが多種類のブラウザとオペレーティングシステムの上でどう見えるかを、容易に知ることができる。modern.IEのユーザ登録は、Facebookの認証情報でできる。また、BrowserstackのChrome用とFirefox用のプラグインもあり、それを使うとMacやWindows、Linuxなどの仮想マシンイメージに対してサイトを手早くテストできる。WindowsとIEの古いバージョンでのテストを、デベロッパがローカルに行うことも可能だ。なおBrowserstackはとても便利なツールであり、その上で、ブラウザの種類とオペレーティングシステムの種類、そのどんな組み合わせでもテストできる。

Gavinによれば、modern.IEの中心的な目的は、あくまでもレガシーブラウザに対するテストだ。IE9よりも前のいわゆるレガシーバージョンのInternet Explorerが、デベロッパを苦しめたことを、彼も認めている。Gavin は今日のブログ記事で、“modern.IEは、デベロッパがテストに費やす時間を少なくし、すばらしいサイトの構築に多くの時間を割けるようにするための、弊社のこれからの継続的取り組みの、一環にすぎない”、と述べている。

modern-ie-tc-test

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))