AppleがiOSの招待制ベータをローンチ

9to5Macによると、AppleはiOSのベータテストを開始した。メッセージフィルタなども含む最新のビルド、iOS 8.3が最初のシードとなる。今回は拡張ベータとして、ノンデベロッパでも申しこめば自分のデバイスにそのリリース前のソフトウェアを受け取ることができる。Appleは彼らに、バグへの忍耐とその修正要望の報告を求めている。

OS Xの公開ベータは昨年7月にローンチし、OS X 10.10またの名Yosemiteの公式リリース前の初期バージョンが(Appleの発表によると)100万名のユーザに提供された。今回のベータではプレローンチビルド(複数)がApp Storeにおける一般リリースよりも前に提供されるが、デベロッパオンリーのシードに比べると間隔は長い。それは、最終安定バージョンにより近い、ということだろう。

OS Xのテストプログラムは、フィードバックを得ることと、平均的な消費者、すなわち最終的なエンドユーザに近い人びとのグループによる実用試験が目的だった。OS Xは、ベータテストへの一般参加の試験台としても、見なされていたと思われる。ユーザ数がグローバルに膨大なiOSでいきなりやる、という冒険をAppleは避けたのだ。

iOSのベータにノンデベロッパが参加することの意味は、ローンチ前にできるだけ多くのバグを見つけて雨漏りの穴をふさいでおきたい、ということだ。そしてもちろん、新しい機能も公式ローンチ前に完成度を高めておきたい。またこれまでは、デベロッパのアカウントでベータにサインアップした者が、そのプレビュー版のソフトウェアに有料でアクセスさせるという灰色商法があったが、Apple自身が一般アクセスを提供すれば、その商法は成り立たなくなる。そういうねらいも、あるものと思われる。

ただし今のところは、Appleが予め選んだメンバーだけが、ベータに参加できる。選ばれた人には、セットアップのやり方などに関するインストラクションがAppleから送られてくる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa


Appleの新たな裏切り


「本気でアタマに来た」とM.J.はツイートした。この人はAppleとこの会社が最近発表した新MacBookのことを言っている。同じ感情を表したツイートやコメントは他にも無数にある。今彼らの露な怒りはこの会社に向けられている。多くの消費者がこの新しいMacBookのデザインに裏切られたと感じている。この件に関する本誌の最初の記事は2万5000回以上シェアされた。正当な理由があるからだ。

新しいMacBookの考え方は普通と違う。普通のノートパソコンよりむしろタブレットと共通点がある。iPadにキーボードが付いてOS Xが動いていると考えればいい。私はiPadが好きで、ポートは1つしかついていないが、それがこの怒号の原因だ。

殆どのパソコンは周囲にいくつかのポートが散在している。充電のために1つ、様々な用途のためのUSBポートがいくつか、そして何らかのビデオ出力のためのポートが付いているのが普通だ。新しいMacBookはこの3つを、唯一つのUSB-Cポートにまとめた。これはつまり、ユーザーはパソコンとiPhoneを同時に充電することができないことを意味している。あるいは、USBドライブからデータを入力しながら外部モニターにビデオ出力することも。

ここはAppleの世界であり、われわれはそこで生きていくしかない。

あえてAppleを擁護すれば、そんなパソコンの市場は確かに存在するだろう。使っている低消費電力Intelチップセットではコンピュータゲームに必要なパワーは得られないだろうが、GIFの表示には十分だ。これはカウチ・パソコンだ。FacebookやTwitterのためのマシンだ。立派なプログラミング・コンピュータなのかもしれない。昨日のAppleイベントを見てほしい。この会社は新しいMacBookの上で何ひとつ新しいソフトウェアをデモしなかった。Photosアプリも。要するにこの新MacBookは写真編集に向いていないのだ。

Appleに対する期待は大きい。もしHPやLenovoが新MacBookのように水で薄めたパソコンを発売したら、怒号ではなく含み笑いの渦が起きるだけだろう。何らかの理由により、Appleファンはこの会社が常に自分のニーズに合った製品を作ることを期待している。そうでない時、彼らには裏切りの感情がしのび寄る。それは初代MacBook Airの時に起きた。

Appleは最初のMacBook Airを2008年に発売した。価格は1799ドルで、新MacBook同様、それはほっそりとした驚きのテクノロジーだった。しかし、ポートがなかった。業界は電源ポートと1つだけのUSBポートとMicro-DVIポートしかないことを指摘して非難を浴びせた。CD-ROMポートもEthernetポートもなかった。これは2008年においては一大事だった。ソフトウェアはまだCD-ROMで配布され、Wi-Fiは見つけるのが困難だった。Appleファンは裏切られたと思った。捨てられたと。消費者はもしAppleの最新最高のマシンを欲しければ、CDドライブも有線インターネットも使えないパソコンを受け入れなければならない。

最終的にAppleは全MacBook製品からEthernetを排除し、MacBook Airは現在Appleが販売する最も安いノートパソコンだ。

新しいMacBookは、MacBook Air、MacBook Proに加わる。いずれの代替でもない ― 少なくともまだ。しかし、MacBookというかつて引退した名前が付けられている。Airでもなく、Proでもなく。ただのMacBook、これはAppleのMicrosoftに対する強いメッセージだった。

今後1~2世代のうちにAppleがMacBookの価格を1000ドル以下に下げる可能性は極めて低い。MacBook Airは生き残るのか? 恐らくそれはない。AppleはMacBook Proを小さくし続けている。将来MacBookが唯一の低価格ノートパソコンになり、わずかにスリムになったMacBook Proが もう一つの(複数のUSBポートやSDカードやMagSafeアダプター等のヘんな物が欲しい人のための)選択肢になることは容易に想像できる。

それまでの間は、13インチMacBook Airの方が、新MacBookよりも賢い買い物だ。バッテリー持続時間はほぼ同じで、よりパワフルでポートも十分にある。そして何よりも、自分のMacBook Airがもう少し薄ければよかった、と言った人などいないのだから。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Appleがプログラミング言語Swiftに関する一般公開のブログを開設

時代は変わる(Times, they are a-changin’)*だね: Appleが、同社の新しいプログラミング言語Swiftに関するブログを立ち上げた。それは、この言語による、iOSMac OS Xのためのアプリケーション開発を、普及促進するためだ。〔*: The Times They Are A Changin’、ボブ・ディランの初期の(大)ヒット曲の一つ。〕

分厚い壁で自らを囲い込んだ巨大企業として有名だったAppleが、オープン性と呼ばれる新時代に向けて舵を切った。それは、ライバルのGoogleがよくやるような、発売にまだこぎつけていない新製品を派手に見せびらかすのとは違って、Appleは、同社製品の重要な差別化要因であるアプリケーションを作ってくれるデベロッパを、西も東も分からない暗闇の中に置き続けるわけにいかない、と認識しているからだ。

オープンにすべきものがいろいろある中でAppleが最初にSwiftを取り上げたのは、たぶん、A)Objective-CからSwifitへの移行をできるだけ大規模かつ迅速に進めたい、B)言語自体がまだ開発中なので、オープンにすることによって言語の設計に関するより多くのフィードバックを得たい、からだろう。

デベロッパたちはTwitterの上で、Appleのやり方が変わったことに対する意外感を率直に述べている:

・[Appleの技術者たちが自分の仕事を公開の場で語るなんて。マーケティングや法務の連中が何か言ったのかな。]
・[時代は変わるね。しかもすごい変化だ。]
・[これはSwiftのニュースではなくて、Appleが公開ブログを設けたことがニュースなのだ。]
・[何?何?何だって? Swiftのブログだって? しかもAppleが?!?]

そのブログの記事は、今のところ一つしかない。その記事は、iOSやMac OS Xのデベロッパが実際の開発業務でSwiftを使おうとするときに抱(いだ)くであろう、言語の将来性に対する不安に応えている。

ただしそれは、Appleにとってはまったく問題ではないようだ:

簡単に申し上げると、あなたが今日書いたSwiftのアプリケーションを、iOS 8とOS X Yosemiteがリリースされるこの秋にApp Storeに提出されたならば、そのアプリケーションが未来においても完動することを信用できます。それだけでなく、同じアプリケーションをOS X MavericksやiOS 7の上で動かすこともできます。それが可能なのは、Xcodeが小さなSwifitランタイムライブラリをあなたのアプリケーションのバンドル内に埋め込むからです。そのライブラリが埋め込まれていれば、あなたのアプリケーションのひとつのバージョンが、過去と現在と未来のOSリリースの上で動きます。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Apple、OS X Mavericksデベロッパー版に最後のバグ修正―今週のプレスイベントで発表は確実

Appleが今週22日〔日本時間23日〕にサンフランシスコで開催されるプレスイベントでOS X Mavericksの発表するだろうというのが大方の見方だ。

それに関連してデベロッパー向けすでに出荷されているMavericks Gold Master版にバグ修正のアップデートがひっそりと行われたという情報を耳にした。

AppleがGold Master版OSのアップデートをしたことは過去にもあるが、その回数はごくj少ない。Mac OSがGMビルドになったということは一般公開の準備が整ったことを意味する。ほとんどの場合は、そのまま公開されてきた。この段階で修正が行われたということは、おそらくユーザーのアップデートにともなって何らかの不具合が生じることが発見されたのだろう。そのバグの内容については情報がないが、このアップデートが予定外のものだったことは確かなようだ。9to5MacのMark Gurmanによれば、今日ビルド番号が13A598から13A603に変わったそうだ。

こうしたあれこれを考え合わせるとMavericksが木曜日のイベントで発表され、ほどなく一般ユーザーにも公開されるのはまず確実と思える。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+