Googleの開発プラットホームFirebaseのサミットがチェコのプラハで開催、エンタープライズ指向を強調

今日(米国時間10/29)プラハで行われたFirebase SummitでGoogleは、そのアプリケーション*開発プラットホームFirebaseのさまざまなアップデートを発表した。それにより同社は、同プラットホームを、個人や小さなチームのための環境であるだけでなく、本格的なエンタープライズ開発ツールにも仕立てようとしている。〔*: 開発プラットホーム; 主にWebアプリケーションとモバイルアプリが対象。参考記事。〕

Googleは4年前にFirebaseを買収して、デベロッパーがそのSDKを使って重要なクラウドツール…データベースやストレージなど…に容易に接続できるようにした。その後同社は、その上に、モニタリングなどの高度な機能を加え、パフォーマンスの問題を解決し、アプリのユーザーのエンゲージメントを知るためのアナリティクスを加えたりしてきた。でも、これまでのそれらツールキットは、必ずしも大企業を視野に入れたものではなかった。

Firebaseのプロダクト担当Francis Maが、こう語る: “今日の発表は主に、モバイルアプリの構築と成長を志向しているエンタープライズと高度なアプリチームのための、機能とアップデートが中心だ”。

たぶん今日の最大のニュースは、企業対象のサポートが加わったことだろう。毎月150万のアプリおよびアプリケーションがFirebase上で作られているというが、しかしエンタープライズに深く入り込むためには、企業のITが問題にぶつかったとき電話できるところが必要だ。そのため同社は年内に、各種のサポートパッケージをベータで発表する予定だ。それらが、さらに幅広いGoogle Cloud Platformのサポートと組み合わさる形になる。

“すでにGCPの有償サポートを受けているユーザーは、そのGoogle Cloud Platform(GCP) Support ConsoleからFirebase関連の質問に答えてもらえる。またGCPのサポートパッケージには、ターゲットのレスポンスタイムや、専用のテクニカルアカウントマネージャー(Enterprise Supportの場合)などが含まれている。Firebaseのサポートに関して、別料金は発生しない”、とMaはGoogle Cloudとの一体性をブログ記事で強調している

また、大きなチームや企業はさまざまな管理ツールを必要とするので、Googleは今日、Firebase Management APIを発表した。これによりIDEからFirebaseへの、プロジェクトのワークフローを、プログラムにより管理できるようになる。Maによると、これにはWebベースのIDE、StackBlitzとGlitchの統合も含まれている。“これらのプラットホームがFirebaseでアプリが作られていることを自動的に検出し、ボタンひとつでそれをFirebase Hostingへデプロイできるようにする。彼らのプラットホームを去る必要はない”、とMaは書いている。

そのほか、5月に発表されたGoogle MLキットの顔認識ツールへのアクセスの改良をはじめ、たくさんの発表があった。パフォーマンスモニタリングツールCrashlyticsが改良されて、PagerDutyの統合が行われた。アナリティクスツールFirebase Predictionsは、ベータを卒業して一般公開された。

これらの発表はすべて、Firebaseプラットホームの成熟を示すと同時に、単なるデベロッパーツールから、エンタープライズも視野に収めたツールへの機能拡張を、はっきりとねらっている。

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Google Firebaseのアップデートでアプリ内メッセージング、JIRAの統合などが加わる

Firebaseは今やGoogleのデフォルトのアプリ開発プラットホームであり、買収から今日までの4年間で機能とGoogleのサービスとの統合を大きく拡充したきた。そして今日(米国時間8/16)は、そのさらなるアップデートにより、新しい機能と、より深い統合と、そしていくつかの新しいデザインがこのサービスに導入された。

このリリースのハイライトは、アプリ内メッセージングのローンチだ。この機能により、ユーザーがそのアプリを使っているときに、特定のユーザーに向けた(targeted)、しかもそのときの状況に合った(contextual)メッセージを送れる。このアプリ内通知機能はルック&フィールをデベロッパーがカスタマイズでき、今日から展開されるが、たぶんもっと重要なのは、この機能がFirebase PredictionsやGoogle Analytics for Firebaseと統合されていることだ。そのため、ユーザーの現在の行動に反応するだけでなく、どれぐらいのお金を使いそうか、とか、アプリの使用をやめそうか、などの予測(predictions)に基づいてメッセージを送れる。

また今回のアップデートでFirebaseは、AtlassianのJIRAと統合される。これからはFirebaseのユーザーが、Firebase内のクラッシュレポートに基づいてJIRAのIssue(‘課題’)を作れる。この統合は、数週間後に有効になる。

2017年にTwitterから買収したクラッシュレポートツールCrashlyticsとの、より深い統合が実現した。これからはそのデータをBigQueryにエキスポートして分析し、GoogleのData Studioで視覚化できる。そしてBigQueryにデータを置いたら、Firebaseのデフォルトの保持/削除のルールとは無関係になる。

レポートに関しては、Firebase Cloud Messagingにレポート用のダッシュボードがつき、またFirebase ConsoleのProject Overviewのデザインが一新されて、アプリの健康状態やステータスをひとつのページで見られるようになった。Latest Releaseセクションでは、ライブデータもフィーチャーされる。これらの機能は今日から展開が始まり、数週間後には全員に行き渡る。

WebのコンテンツをホストできるサービスFirebase Hostingは、今回のアップデートにより、ひとつのプロジェクト内で複数のWebサイトをホストできるようになった。Webサイトのアップデートをプッシュしたら、変更されたファイルだけがアップロードされる。ささやかなスピードアップだ。

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Googleがアプリデベロッパーのための新しいデータベースCloud Firestoreを立ち上げ

Googleが今日、アプリデベロッパーのためのプラットホームFirebase用に、新しいデータベースサービスを立ち上げた。そのCloud Firestoreと呼ばれるデータベースは既存のFirebase Realtime Databaseを補完するもので、両者の重複部分も多い。

Firebaseの協同ファウンダーJames Tamplinによると、Realtime Database(RTDB)はつねに、Firebaseプラットホームの旗艦的プロダクトであった。そのサービスは今や、数十万ものデベロッパーに利用されている。そしてTamplinの説では、デベロッパーにそれほど人気があるのは、データベースアクセスがリアルタイムであり、しかも管理やスケールアップ/ダウンはGoogleがやってくれるからだ。

彼によると、しかしそうやってサービスの規模が大きくなると、デベロッパーが不満を感じる部分も出てきたので、それを解決するためにCloud Firestoreを立ち上げた。不満はたとえば、RTDBでは複雑なクエリを扱いにくい。プラットホームのアーキテクチャのせいで、同時接続デバイス数が10万を超えるとシャーディングでデータベースを分割しなければならない。それでは、RTDBの本来の利点がなくなってしまう。

既存のデータベースサービスの改築工事はきわめて困難なので、チームは新築を選んだ。Cloud Firestoreはまったく新たに設計され、さまざまなユースケースをサポートする。たとえば、ローカルなデータベースを併用してオフラインのアプリを作るとか、複数のアプリやユーザー間でデータのリアルタイムのシンクができる、など。

すべてのデータが複数のリージョンにまたがって自動的に複製され、整合性も完璧だ。また、前と同様、スケーリングは自動的に行う。

さらに、Cloud Firestoreのクライアント側SDKにはアプリの認証やネットワーキングのコードもあり、またそのバックエンドは、いくつかのセキュリティルールによりデータへのアクセスを制御し、ユーザーの正当性を検証する。したがってアプリは、ユーザー確認のためのプロキシなどを使わずに、直接データベースにアクセスできる。

そしてもちろん、これらがすべてFirebaseのプラットホームに深く統合されている。したがってGoogleのサーバーレスプラットホームCloud Functionsも使える。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Googleが、開発プラットフォームのFirebaseをCloud Platformへより深く統合

Googleが2014年に買収したモバイルアプリ開発プラットフォームFirebaseの大規模なアップデートが、 サンフランシスコで開催中のGoogle Cloud Nextで今日(米国時間3月9日)発表された。このアップデートの基調となるテーマは、Firebaseをより一層Google Cloud Platformと統合されたものにすることだ。例えば、AWS Lambdaに対抗する「サーバーレス」プラットフォーム機能であるGoogle Cloud Functions(現在公式ベータテスト中)へのサポートの追加などが挙げられる。Firebaseはまた、Google Cloud Platformが現在提供する全てのストレージオプションへのサポートを提供する。

Firebaseの共同創業者であるJames Tamplinが私に語ったように、Firebaseは常に、Googleのクラウドエコシステムへの簡単な入口としての役割を果たしてきた。基本的に、サービスの背後にあるアイデアは、開発者たちにシンプルなBaaS(backend-as-a-service)プラットフォームを提供し、開発者たちを独自のインフラの構築とサーバーの保守作業から解放するというものだ。しかしアプリのユーザーが増え、機能が成長するに従い、開発者たちは必然的により進んだユースケースをサポートするサーバーをセットアップしなければならなくなる。

Googleは、当然のことながら、そうした開発者たちにCloud Platformへの簡単な移行を提供したいと思っているが、Firebaseもまたこうした先進機能をサポートするように拡大している。このステップにおいてCloud Functionsのサポートは自然な流れだ、その利用により開発者たちはサーバーを保守することなく、より複雑なプログラムを運用することができるのだ。実際、Cloud Functionsのサポートが、Firebase開発者から1番要求の寄せられていた機能だと、Googleは言っている。Firebase SDK向けの新しいCloud Functionsは、Firebase Analytics、リアルタイムデータベース、そして認証並びにストレージサービスからのイベントを受け取ることが可能で、それに対応するCloud Functionsを起動することができる。

Firebase Storage(今回Cloud Storage for Firebaseと呼ばれるようになった)もアップデートされて、Googleの他のクラウドストレージソリューションと足並みが揃った。それが意味するのは、例えば、(あまり定期的にアクセスされないデータを保存するためのGoogleのソリューションである)NearlineとColdlineへのサポートが提供されるということだ。また開発者は、どのリージョンにデータを保管したいかを選べるようになった。これはデータの統治問題を気にしなければならない開発者たちにとって、特に重要である。

これに加えて、Googleは、Google Cloud Platformのサービス利用規約を拡張してFirebaseをカバーするようにしている。Tamplinが指摘したように、これは企業にとってとても関心が持たれる部分だ。何故ならこのことによって、彼らの弁護士たちが、Cloud PlatformとFirebaseの双方を1箇所でチェックすれば良いだけになるからだ。Google Cloud Platformのサービス利用規約はFirebaseのサービスを、認証、ホスティング、ストレージ、Functions、そしてFirebase Test Labに関するものとしてカバーする。Firebase Analyticsサービスは、近い将来に、Google Analyticsのサービス利用規約の下に移動する。

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(翻訳:Sako)

Google、Firebaseをモバイル開発者に向けた統一プラットフォームに進化させる

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Googleがモバイルアプリ開発に利用できる大量のクラウドサービスを提供する。これまでにもGoogleは、2014年に買収したFirebaseによってモバイルアプリ開発専用のプラットフォームとSDKを提供している。しかし今回、Firebaseに数々の新機能が追加され、Googleがもつ他のクラウド・ツールに統合される事によって同サービスが大幅に拡張されることが明らかになった。

本日開催のGoogle I/Oで発表された新しいFirebaseでは、既存のサービスを活用することによって機能の拡張を実現する。これまでのFirebaseは、今は亡きFacebookのParseにどこか似ているものだった。そのどちらも、データベース・サービスやユーザー認証機能、ホスティング・ツールを持つからだ。今回発表された新しいバージョンは、Googleにすでに存在するGoogle Cloud Messagingなどの開発ツールと、Firebaseがもつ新旧のサービスを組み合わせたものなのだ。

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Googleは今回のアップデートによって、Firebaseを47万人の開発者たちを抱える統合されたアプリケーション・プラットフォームへと進化させる(Firebaseの買収時は11万人だった)。

今後のFirebaseは、高度に統合された分析サービス機能をもつことになる。Google Analyticsの開発チームによって構築された分析サービスがその例だ。アプリに数行のコードを追加するだけでサービスを実装することができ、ユーザーの基本的な情報をアプリからFirebaseに直接取り込むことが可能になる。それだけではなく、Google Analyticsと同様にアプリ内のパーツと数々のイベントを紐づけることもできる。これにより、ボタンが押された回数や購買行動などを把握することが可能だ。

さらに、Firebaseはこのデータを利用してユーザーのセグメント情報を構築し、ユーザーの行動をより詳細に分析したり、広告キャンペーンの効果を測定したりすることを可能にする。

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今回開発チームがFirebaseに導入した2つの新機能では、このセグメント情報が重要な役割を持つ。その1つは、リモートでアプリ内のコンフィギュレーションが変更できる機能だ。これを利用することによってA/Bテストを実施することができるだけでなく、ゲーム内の特定のプレイヤーに制限時間を多く与えたり、アプリ内の購入履歴によって異なるCTA(特定のボタンを表示するなどの行動喚起)を与えることができる。

セグメント情報が活躍するもう1つの機能は、Firebaseの新しい通知機能だ。Firebase Cloud Messagingへの改名が発表されたGoogle Cloud Messagingがこの機能のベースとなっている(この改名は、GoogleにおけるFirebaseブランドの重要度を示すもう1つのサインだ)。GoogleはすべてのFirebaseユーザーに対し、iOS、Android、Webに対応した通知機能を無料かつ無制限で提供する。

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セグメント情報と通知機能を組み合わせることで、アメリカやカナダのユーザーには英語の通知を送る一方で、その他の国のユーザーには翻訳された通知を送ることなどが可能になる。

さらにGoogleは、今回のアップデートよりFirebaseとCloud Test Labを統合することを発表した。Cloud Test Labとは実際のハードウェア上でアプリの動作テストを実施することができるツールであり、今後Firebase Test Labと改名される。新しいFirebaseでは、開発コンソールから直接このサービスにアクセスすることが可能だ。

Firebaseの新機能にはこの他にも、クラッシュ情報のレポート(このレポートは新しい分析サービスとも統合されており、クラッシュがユーザーに与えた影響を観察することができる)や、ダイナミック・ディープリンクをアプリ内に作成する機能などが含まれる。ダイナミックなリンクとは、ルールを設定して、ユーザーを誘導する場所を指定できるというものだ。例えば、ユーザーがすでにAndroidアプリをダウンロードしていれば、そのリンクはアプリを起動させる。一方で、ユーザーがまだアプリをダウンロードしていなければ、彼らをPlay Storeに誘導することが可能だ。

同じく新しいサービスであるFirebase Invitesでは、アプリのユーザーはFirebase App Indexing(これまでのGoogle App Indexing)と呼ばれる参照コードをシェアすることにより、アプリのコンテンツをGoogle Searchに組み込むことができたり、GoogleのAdWordsやAdMobの広告プラットフォームと統合させたりすることができる。

また、Googleは今回のアップデートよりFirebaseの新しい料金プランを導入する。ある程度のリミットまでは無料でサービスを提供するのと同時に、予測可能なコストを求めるアーリーステージのスタートアップには固定料金プランを、より大規模なアプリのためには、使った分だけ支払い料金プランをそれぞれ導入する。

Firebaseのチームが私に話してくれたところによれば、現在GoogleはFirebaseを公式推奨のモバイル開発プラットフォームとして位置づけているという。

かつて、Facebookはモバイル開発のためのクラウド・ベースのバックエンドをParseによって提供するという、Firebaseと同じような野望を持っていた。しかし結局、今年の初めにParseのサービス停止が発表されることとなった。Firebaseによれば、Googleはクラウド・プラットフォームにユーザーを呼び込むための手段としてFirebaseを位置づけており、FirebaseユーザーがParseのような結末を恐れる必要はないと主張する。結局のところ、FirebaseはGoogleがもつ多種多様のサービスを結びつける役割を持っている。それにはGoogleの広告ビジネスや、BigQueryなども含まれる(今後は同サービスを利用した生データの分析が可能になった)。Facebookのプラットフォームには、Parseと自然に抱き合わせることが可能なサービスが存在しなかったのだ。

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(翻訳: 木村 拓哉 /Website /Twitter /Facebook

Parseが閉鎖して困ってる人、Batch + Firebaseはどうかな?

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FacebookがParseを閉鎖したため、それに代わるものを探しているモバイルデベロッパーが多い。GoogleのFirebaseも、その候補のひとつだ。それはしっかりとしたバックエンドサービスで、アプリのデータを保存し、それをアプリ側と瞬時にシンクできる。ただし難点は、プッシュ通知をサポートしていないことだ。

Parseを使って、マーケティング目的などのためにプッシュ通知を送っていたデベロッパーは多い。でもFirebaseはこれまで一貫して、プッシュ通知のバックエンドの提供を避けてきた。そこでご紹介したいのがBatch、モバイルアプリのデベロッパーのためのプッシュ通知バックエンドだ。

Batchでは、ユーザーベースを分割してプッシュ通知のデリバリを最適化できる。A/Bテストやアナリティクスのツールもあるので、プッシュ通知の長期的な効果を調べることもできる。

BatchにはParseからのマイグレーションツールがあり、Parseのデータをそのままインポートできる。BatchをFirebaseに統合する詳しいやり方も説明されているから、Parseのオルターナティブ(代替品)として利用できる。

欠点は、ParseからFirebase + Batchに移行するとプラットホームへの依存性が生じてしまうこと。それでまずい場合は、別のものを探そう。

でも、これまでParseを使っていて開発とメンテをこのまま続けたい人は、そのための方法を見つけなければならない。バックエンドを自作して、DigitalOceanなどの上でクラウドとして動かす方法もある。別のサービスへ移行してもよい。あるいは、あなたの場合運良く、FirebaseとBatchの組み合わせが使えるかもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Googleは同社エッジロケーションをCloud Platformのユーザと共有、FastlyなどとパートナーしてCDNサービスも提供へ

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Googleが先月PageSpeedサービスを閉鎖したことにより、そのツールの一部であったCDN(content delivery network)サービスもなくなった。今のGoogleはほかのコンペティタ(Amazon AWS、Microsoft Azure)のように独自のCDNサービスを提供していないが、静的コンテンツをユーザにはやく配達したいと願うデベロッパに対しては、FastlyなどとパートナーしてCDNサービスを提供している。

今日(米国時間9/9)同社はそういうパートナーシップを一歩前へ進めて、CDN Interconnectというサービスをローンチした。今や同社はCloudFlareFastlyHighwindsLevel 3 Communicationsなどとパートナーして、同社のクラウドサービスを利用してアプリケーションを動かしているデベロッパに、使いやすくて安いCDNを提供しようとしている。

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このInterconnectイニシアチブはGoogleのCloud Interconnect Serviceの一環であり、それは企業がエンタプライズクラスの接続でGoogleを利用したり、あるいはGoogleの世界中70箇所を超えるエッジロケーションでGoogleと直接にピアする、というものだ。

CDN Interconnectを利用するデベロッパは、主に写真、音楽、ビデオといった静的コンテンツをサーブするために利用するのだが、これからは、これらのCDNロケーションへのトラフィックの送付を、安い料金で行えるようになる。

Googleによるとそのねらいは、“Cloud Platformからエンドユーザに近いエッジへコンテンツを定常的に配布するためのベストプラクティスを、おすすめすることであり、GoogleはCloud PlatformとパートナーであるCDNプロバイダとのあいだの、プライベートで高性能なリンクを提供することによって、ユーザのコンテンツがレイテンシの低い信頼できるルートをたどって弊社のデータセンターからエンドユーザに届くようにする”、ことだ。

Googleによると、静的コンテンツとは言っても現代のそれは、高精細の画像だったり、HDないし4Kのビデオであったりして、ネットワークの負荷が大きい。そのために、一つのWebページの平均伝送量が2MB近くにも達する。それは2014年に比べて15%の増であり、今年はさらに増加するだろう。大半が画像や映像であるコンテンツを世界中に高速でロードするためには、CDNが唯一のソリューションだと言わざるを得ない。

ではなぜGoogleがPageSpeedサービスを閉鎖したのか、まだよく分からないが、要するにCDNはGoogle自身がやるべきビジネスではない、と判断したのだろう。しかしGoogleと同じく大企業の品揃えの一環としてクラウドプラットホームを提供しているところでも、AmazonのAWSやMicrosoft Azureには、そのプラットホームを利用するデベロッパのための独自のCDNサービスがある(AWSはCloudFront)。今回Googleは、CDNというゲームに復帰したと見えなくもないが、まだそれはユーザにパートナーを紹介するにとどまっている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

GoogleのクラウドプラットホームもついにBaaSを提供へ…Firebase買収でリアルタイム機能を充実

Googleが今日(米国時間10/22)、アプリ/アプリケーションのためのバックエンドサービスFirebaseを買収したことを発表した。データの保存とシンクをリアルタイムで行う、などのタスクをiOSやAndroid、それにWebのアプリケーション向けに提供するので、デベロッパの開発努力を相当楽にしてくれる。今現在の登録ユーザはおよそ11万名のデベロッパで、サービスはそのまま継続し、多様なプラットホームへの対応も維持される。〔*: デベロッパはますます、BaaSの利便性を求める。参考記事: モバイル-クラウドエンタプライズ。〕

ほぼ3年前にローンチしたFirebaseは、Googleに加わったことでサービスの大幅なスケールアップが可能になった、としている。同社曰く: “Googleの技術力とリソースと技術的インフラがあれば、もっともっと多くのことをもっともっと早くできる”。Firebaseのチームはまた、自分たちが今のGoogleにない部分を補う、と見ている。この買収によって、Googleの顧客はアプリケーションを早く書けるようになり、FirebaseのユーザはGoogleのインフラにアクセスできる。

Googleにとってこの買収は技術と人材の獲得が目的のようだが、しかしそれと同時に、Firebaseの10万あまりのデベロッパがGoogleのクラウドプラットホームのユーザになるメリットもある。

GoogleがFirebaseから得た機能の紹介は、11月4日に行われるイベントGoogle Cloud Platform Liveで行われる。買収が完了したのはごく最近と思われるが、買収結果をGoogle Cloud Platformに導入するのは、前から相当早いのだ。

Googleが同社のクラウドプラットホームを充実させるために行う重要な買収は、今回が三度目だ。最初はモニタリングサービスのStackdriveを買収して、それをすぐに統合、そして次は、映画のデジタルプロダクションのための特殊効果をCGIするZyncだった。

これまで、Andrew LeeとJames Tamplinが創業したFirebaseは、2012年のシードラウンドで約700万ドル、2013年のシリーズAで560万ドルを調達している。

 

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


データベースバックエンドのFirebaseがアプリケーションのホスティングもメニューに加える

リアルタイムアプリケーションのためのバックエンドとなるデータベースサービス(DBaaS)を提供するFirebaseが、このプラットホームの提供機能を拡張してWebアプリケーションのホスティングサービスも行うことになった。このFirebase Hostingサービスは、テストやプロトタイプというよりも、アプリケーションの本格的な本番展開のためのホスティングサービスである。同社はこれで、単なるDBaaSから、れっきとしたPaaSに変貌したことになる。

同社の主張によると、モバイルアプリは基本的に各アプリストアでホストされ、そのバックエンドをFirebaseやParse、Microsoft、Googleなどがサービスしていた。しかし同様のサービスがWebアプリケーションにはない。アプリケーションのホスティングはデベロッパにとっても苦痛で、CDNとかSSLの証明、サーバの構成など、面倒な作業が多い。

同社によれば、今後同社はデベロッパに、彼らのアプリケーションのための完全なパッケージ、すなわちリアルタイムデータベース+ホスティングを与えていく。これからは、バックエンドのインフラストラクチャをよそに依存す必要がない。

Firebase Hostingは、SSLの証明を自動的に確保するなどのバックエンド雑務をすべて面倒見る。アプリケーションの展開もワンコマンドで行え、ロールバックについても同様だ。また、世界中にデータセンターのあるFastlyのCDNがデフォルトでサポートされているので、アプリケーションのスムーズな動きが多くの場合に期待できる。

プロトタイプなど、カスタムドメインが要らない使い方では無料のプランもある。そして本格展開に移行するときには、Firebaseの有料プランに乗り換える。

なお、Firebaseのホスティングサービスは、単独では提供されない(必ずデータベースサービスとセット)。そして、Firebaseのホスティングを使いながら、アプリケーションのほかの部分はそのほかのバックエンドサービスを利用してもよい。ただし、そのやり方は経済的に無理があるかもしれない。

Firebaseによると、現在のユーザ数(デベロッパ数)は7万で、ホスティングサービスはベータ時に展開したWebアプリケーションサイトが1300以上すでにある。

 

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FirebaseがZapierを統合: リアルタイムインフラに複数のアプリケーション間通信が加わる

アプリケーションを管理するためのリアルタイムのバックエンドサービスを提供しているFirebase企業プロファイル)に、既存のそのほかのサービス、SendMail、Twitter、Twilioなどなどと接続するためのサービスZapierとの統合が加わった 。これからは、Firebaseのライブラリを使って共有的/コラボレーション的なアプリケーションを開発するデベロッパが、そのアプリケーションから既存のさまざまなアプリケーション/サービスに接続でき、しかもそのためのバックエンドサーバの管理はいっさい不要だ。

Firebaseを利用するユーザは、これまで相当量の作業を要した他のアプリケーションとの統合を、比較的容易に行えるようになる。FirebaseのCEOで協同ファウンダのJames Tamplinは曰く、“この統合により、自分でサーバサイドのコードを書く必要がなくなる”。すなわち、Firebaseのサービスを介してほかのアプリケーションと接続するためには、わずか5行のコードを書くだけだ。それにより、メンテナンスなどの面倒な管理業務もFirebase側でやってくれる。というか、Firebaseに統合されたZapierがやってくれるのだ。

たとえばFirebase~Zapier経由でSendGridというサービスに接続すると、メールとその通知を送れるようになる:

以下は、GTalk(IM)、Twilio(SMS)、MailChimp(メルマガなど)の例だ:

これからのデベロッパはますます、JavaScriptのコードだけを書き、その際Angularのようなフレームワークを使用し、そしてFirebaseのようなプラットホームを統合してバックエンドの管理を任せるようになる。バックエンドの面倒から解放されてアプリケーションの本体だけに集中できる次世代型フロントエンドデベロッパの増加に伴い、Firebaseはますます利用価値を増す。数あるバックエンドサービスの中でもFirebaseの特長は、データストレージに関してもFirebaseのAPIを利用できることだ。しかもそのリアルタイム機能は、ほかのバックエンドサービスプロバイダにはないものだ、とTamplinは主張する。

彼によると、Firebaseのサービスはストレージを(リアルタイムの)syncのパラダイムへ抽象化している。つまりアプリケーションに新たなデータが加わると、エンドユーザはブラウザをリフレッシュしなくてもそれを見る。しかもFirebaseではデベロッパが、シンクのためのバックエンドのタスク…データベース、サーバコードなど…を実装/管理する必要がなく、アプリケーションのロジックのみに集中できる。

APIエヴァンジェリストのKin Laneによると、Firebaseにはこの自動sync機能があるために、ユーザ1名から100万名へのスケールアップが、1行もコードを書き換えずに可能になる:

FirebaseのAPIは最初から、パフォーマンスとスケールを視野に入れて作られている。デベロッパがクライアントレベルでシンクしたいデータを指定すると、Firebaseはアップデートすべき最小のデータ集合を計算して、全ユーザに対するシンクを行う。さらにFirebaseのAPIはすべて、シンクされるデータのサイズに合わせて線形にスケールし、分散クラウド環境でも良好に共有されるよう設計されている。しかもすべてのスケーリングと関連オペレーションを、ユーザの介入なくFirebase自身が行う。したがってあなたのFirebaseアプリケーションは最初のユーザから最初の100万のユーザまで自動的にスケールし、そのためにコードを書き換える必要はない。

ユーザがZapierのサービスを介して接続するアプリケーションの認証も、シンクの機能を利用しながらFirebaseがすべて処理する。そのため、複数のアプリケーション間の通信を実装するという面倒なプログラミングの課題から、アプリケーションデベロッパは解放されるのだ。

(画像提供: Flickr上のColin Dunn, クリエイティブコモンズのライセンスによる。)

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リアルタイムアプリのバックエンドを提供するFirebaseがシリーズAで$5.6Mを調達–ますますマジックに磨きをかける

Y Combinator出身で、リアルタイムアプリケーションのためのインフラを提供するFirebaseが、今日(米国時間6/20)のGigaOm主催Structureカンファレンスのステージに立ち、シリーズAで560万ドルを調達したことを発表した。投資家は、Union Square VenturesFlybridge Capital Partnersである。

CEOで協同ファウンダのJames Tamplinが1年前に説明してくれたところによると、Firebaseのねらいは、デベロッパたちが“サーバのことやサーバのコードを書くことをいっさい気にせずに”、Webやモバイルのアプリケーションを“ほんとにほんとにはやく”書けることだ。フロントエンドのコードだけを書き、Firebaseがバックエンドを担当する。過去数か月、同社はそのプラットホームを全デベロッパに公開し、iOS用のSDKをリリースし、そしてリアルタイムのコード/テキストエディタFirepadをローンチした。

資金調達を発表するブログ記事でTamplinは、新たな資金を主に三つのことに使う、と言っている。それらは、Firebaseのコミュニティサポートの充実、チームの増員、そしてFirebaseの有料版の開発だ。料金は、使用帯域、ストレージ、ユーザ数で決める予定だ。

Flybridge Capitalは、Firebaseの前回の110万ドルのシードラウンドを幹事した。今回のシリーズAの一環として、FlybridgeのゼネラルパートナーChip HazardとUnion SquareのAlbert WengerがFirebaseの取締役会に加わった。Tamplinによれば、“二人ともデベロッパ向けプロダクトを手がけるうちのようなところを育てた経験が豊富だ”、という。両人は、データベース企業10genの取締役でもある。Wengerは、Tamplinによれば、“うちが売り込んだ投資家の中でただ一人、ただちにFirebaseを使うアプリケーションを実際に作った”投資家だそうだ。

Hazardはこう言う: “いろんな数字から見ても、同社のプロダクトは明らかにデベロッパに愛されている。またそのチームとヴィジョンは、顧客企業に、リアルタイムのWebアプリケーションを作るための世界クラスのソリューションを提供している”。一方Wengerはブログ記事の中で、FirebaseはSF作家Arthur C. Clarkeの有名な宣言、“十分に先進的な技術はマジックと区別がつかない”を思い起こさせる、と言っている:

Twilioを初めて見たときのことを、よくおぼえている。コンピュータのプログラムを使って電話をかけることが、本当にこんなに簡単にできるんだろうか? コードは、たったの2行だぞ。ほんとか? そして最近では、Firebaseを見て同じ反応を感じた。ローカルなJavaScriptオブジェクトがネットワークにシンクするって? たった一回の呼び出しで値をセットし、値が変化したらコールバックが来るって? ほんとに、そんなのあり? 数週間前に個人的にやった試作では、一人プレーのゲームを二人プレーに変えるのに、1時間もかからなかった。Firebaseにユーザ登録してドキュメンテーションを読む時間も含めて、だ。TwillioもFirebaseも、技術者にとってはある種のマジックの例だ。その強力な魔術が技術者に、新しくてすばらしいことを、させてくれるのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


対話的リアルタイムアプリケーションのためのバックエンドサービスFirebaseが公開ベータへ

Y Combinator出身のFirebaseが昨年4月に同社のアプリケーションインフラストラクチャサービスを発表したときは、最初の一週間で4000名のデベロッパがサインアップし、そのしばらくあとには110万ドルの資金を調達した。その後は、協同ファウンダのJames Tamplinによると、さらにデベロッパ数が増え、また技術も改良された。同社は今日(米国時間2/13)から公開ベータに入り、関心のあるデベロッパは誰でもそのサービスにアクセスできるようになった。

Firebaseは、Envolveというチャットサービスからスタートした。昨年Tamplinが語ったところによると、むしろEnvolveのようなアプリケーションが使っているリアルタイムのインフラストラクチャを、多くのデベロッパたちが利用できるようにした方が、ビジネス機会が大きい、と彼は判断した。そうすればデベロッパは、サーバのことを心配したり、サーバ部分のコードを書いたりせずに、ものすごく短期間でアプリケーションを構築できる。

今Firebaseを利用しているデベロッパは14000人おり、彼らのアプリケーションに同時にアクセスしているユーザの数は最大で25万に達する。まったく新しいアプリケーションを構築するデベロッパもいるが、でもTamplinによれば、Firebaseは、KloutやTwitch.tvなど既存の企業が機能やサービスを新たに拡充するために利用するケースも多い。

今日から公開ベータを開始するのは、アップタイム99.9%という一つの節目に達したからだ。SSLをサポートするなど、セキュリティも良くなり、ほかのプラットホームやサービスとの統合も増えてきた。

今のインフラストラクチャはWebアプリケーション向けだが、Trigger.ioとの提携でモバイルの開発もサポートしている。Tamplinによれば、モバイルのサポートは今後なお一層充実させていくという。

“でも、ヴィジョンは最初と同じだ”、と彼は言う。“デベロッパたちが、「リアルタイムのバックエンドならここだ!」と言えるような、すばらしい開発体験を提供していくことだね”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))