アイスタイルとエキサイト、インキュベイトの3社、女性特化のスマホ動画広告事業に向け新会社

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僕は今B Dash Venturesが主催する招待制イベント「B Dash Camp」に参加しているのだが、初日の4月9日に最も盛り上がったセッションは動画に関するモノだった。最近では動画コミュニティのMixChannelや動画広告のFIVEの話を聞いたばかりだ。「スマートデバイス向け動画が来る」なんてのは数年前から言われていたが、やっと本格化してきたと感じる。

そんな中、アイスタイル、エキサイト、インキュベイトファンドの3社が4月10日、スマートデバイス向け動画広告の新会社「OPEN8(オープンエイト)」を設立した。代表取締役には、アイスタイル取締役兼COOの高松雄康氏が就任する。

事業展開の第1弾として、@cosmeやWoman.exciteをはじめとした女性向け有力メディアを中心とする、「女性ユーザー特化」のスマートフォン動画広告ネットワーク「VIDEO TAP」を展開する。今後は第2弾として、インキュベイトファンドとともにゲームアプリ市場向けにもサービスを展開する予定だ。

B Dash Campの会場で高松氏と、アイスタイル取締役兼CFOの菅原敬氏に少し話を聞くことができたのだが、スマートデバイス向けの広告ニーズが顕在化している一方、広告単価はまだまだ安いため、高単価で売れるサービスが求められていることから企画されたものだそう。

アドネットワークの月間ユニークユーザーは3000万人、女性比率96%以上。年齢は20代~40 代が94%となる。RTB型ではなくリザベーション型の広告で、再生回数保証。金額は300万Viewで600万円となる。

広告は、再生時に画面を大きく占有し、再生が終了すると小さなバナーに変形するというモノ。以下の動画で確認頂いた方が早いと思う。

高松氏は「テレビCMの代替となるサービスを考えている」と語っていたのだけれど、ハイファッションなどのブランドは、今あるRTB型のアドネットワークへの出稿に否定的なのだそう。VIDEO TAPはメディアを女性特化かつプレミアムなものに限定することで、配信先のターゲットを明確化することで、ブランド広告の出稿を促す。

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左からアイスタイル取締役兼COOの高松雄康氏、アイスタイル取締役兼CFOの菅原敬氏

「女子中高生の2人に1人が使っている」動画共有サービスMixChannelがマネタイズ開始

先日ご紹介したスマートフォンアプリ向けの動画広告プラットフォーム「FIVE」。ユーザーの操作で動画広告を表示・非表示できる作りはすごかったのだけれども、今回紹介するのはその記事で少しだけ触れたDonutsの10秒動画共有サービス「MixChannel」での動画広告の話だ。Dountsでは、「MixChannel プレミアム動画広告 powered by FIVE」の名称でMixChannel上で動画広告を展開。マネタイズを本格化させる。

MAUは380万人、月間再生回数は5億回に

MixChannelは2013年12月のスタート。サービスを担当する福山誠氏は、ランチを軸にしたマッチングサービス「ソーシャルランチ」を手がけるシンクランチを上村康太氏(現在はグロービス・キャピタル・パートナーズのベンチャーキャピタリスト。福山氏と上村氏はもともとグーグルで一緒に働いていた)とともに創業。同社のM&Aにより2012年12月にDonutsに参画した。

「Instagramが注目を集めた2011年くらいから、『画像の次は動画だろう』と思っていたし、周囲でも『(動画ブームが)来るぞ来るぞ』と言われていて数年経った。だが2013年にVineが登場して短い尺で、オートプレイで動画を(無理矢理にでも)見せる、というサービスが登場した。それがある種の革命になったのだと思う。それで日本らしい動画サービスの開発を考えた」(福山氏)

さてそんなMixChannel、僕のような30代の人間なんかが知らないうちにぐんぐん成長。現在はMAU(月間アクティブユーザー)380万人、月間の動画再生回数は5億回。

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ユーザー属性を見ると10代が9割、男女比では女性は約8割という、とくに女子中高生に特化した大きなサービスになった。その仕掛け作りには、10代に人気の読者モデルに利用を促すような施策もしていたと聞くが、何より大事にしたのは「コミュニティ的な運用」だそうだ。

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「はじめから面白い動画があったわけでもないし、カップル動画(MixChannelで人気なのは、カップル動画とおもしろ動画だそう)をいきなりみんながアップする訳ではない。そこはコンテストを開催したり、象徴的なユーザーをプッシュしたりして、じわじわと女子高生の話題になるようなモノを集めてきた。スーパースターの投稿者がいるんじゃなくて、同世代の『可愛い』とか『面白い』が集まっている」(福山氏)

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今後の課題はアクティブ率や外部連携

MAUで380万人を達成しているが、同社の資料を見る限りその成長は鈍化しているようにも見える。だが福山氏は、「すでに10代の女子中高生をある程度カバーするようになった結果」だと語る。統計などを見ると年齢ごとの人口は10代で大体120万人前後。ユーザーの中心となる13 〜18歳の女性に限定すればざっくり360万人という規模になる。

福山氏によるとスマートフォンアプリだけのMAUでも150万人ということで、きわめてざっくりした計算にはなるが、「女子中高生の2人に1人が使っている」(福山氏)と言える状況だ。「一定のクラスタにリーチできるサービスにはなった。今後はどうアクティブ率を上げていくか、そしてどう外部のサービスと繋いでいくかを考える」(福山氏)

プレミアム動画広告とインフィード広告でマネタイズ

今回開始した動画広告は、MixChannelのトップ画面最上部に表示される。金額はグロスで250万円、100万再生(iOSとAndroidに配信。OS別配信には対応しない)となっている。実は3月にもリクルートグループが試験的に広告を導入しているそうで、「数字は申し上げられないが、いい結果を出している」(福山氏)という。今後はインフィード広告なども導入し、さらなる収益化を図るとしている。

元グーグル社員が立ち上げたFIVE、グリーVとDonutsから資金調達–スマホ向け動画広告の”再発明”を目指す

ニュース系アプリをはじめとして、スマートフォンでも見かけるようになってきた動画広告だが、FIVEは「短尺」「ユーザーネイティブ」「パフォーマンス」の3つのキーワードで新しいアプローチをする。同社は3月30日、グリーベンチャーズおよびDonutsを引受先とする第三者割当増資を実施したことを明らかにした。調達額や出資比率は非公開。

同社が手がけるのはスマートフォン向け動画広告 「FIVE VIDEO NETWORK 」。どんなモノか紹介するよりも、まず動画をご覧頂くほうが分かりやすいだろう。

彼らが「バウンス」と呼ぶこの広告は、ユーザーがスマートフォンアプリの画面最下部までスクロールすると広告を音声付き(もちろん音声オフの設定も指定できる)で表示する。ユーザーが広告を見たいと思わなければ、少し上にスクロールさえすれば広告はひょいと表示されなくなる。FIVE VIDEO NETWORKでは、このバウンス広告のほかにも、動画のインフィード広告やインタースティシャル広告なども提供する。

FIVEでは2014年11月に広告配信サーバを立ち上げ、試験的にサービスを開始している。バウンス広告の定量的な成果については非公開だが、「通常のスタティックバナーと比較して高いCTR、アクションを記録している」(FIVE代表取締役社長の菅野圭介氏)とのことだ。ちなみにこのバウンス広告のフォーマットについて特許出願をしているとのこと。FIVE VIDEO NETWORKの詳細は以下の通り。

・320 x 180px サイズ or フルスクリーンのビデオフォーマット
・提携するスマートフォンアプリケーションへ配信
・独自のプリフェッチ技術による超高速の動画広告表示
・音声環境(Audibility)シグナルの判定および配信
・広告枠のインビュー判定および表示制御
・ユーザーに“コントロール” を与える独自UI
・独自 “短尺クリエイティブ” 制作のサポート、運用コンサルティング

創業メンバーは元グーグルが中心に

FIVEは2014年10月の設立。代表の菅野氏は、グーグル日本法人の出身。米Googleが買収したAdMob、そしてYouTubeでモバイル広告、動画広告事業に従事してきた人物。現在のメンバーは4人で、菅野氏以外のエンジニア3人のうち2人がグーグル出身だそうだ。

菅野氏は、「ウェブの動画は『Made for Web』、つまり(動画表現の広がりや共有を前提とするなど)ウェブでの提供を意識したモノだった。それと同じとは言わないが、今はモバイル、スマートフォンでの動画を新たに(概念から)作り直すことができる時期。320×50ピクセルの一般的なモバイル向けのバナーが最終形かというと絶対違うと思っていた」とサービス提供のきっかけについて語る。

そこで同社が重要視するのが、冒頭にあった「短尺」「ユーザーネイティブ」「パフォーマンス」という3つのキーワードだ。

同社が提示する動画広告はまず、5秒程度の短尺なクリエイティブだ。これはインストリームでも受容できる尺の長さだし、ゲームアプリなんかではプロモーションムービーを作ることが増えているので、そのクリエイティブを再編集して流用できるためにスクラッチでクリエイティブを作るより工数も少なくてすむということもある。

またユーザーが指先の操作1つで動画広告へのアクセスを自由に扱えることによって、好きな広告は見る、嫌いなら見ないという環境を作っている。これはユーザーの自由度を高めるだけでなく、コンバージョンに関するデータとして蓄積されるので、将来的には非常にパフォーマンスの高い広告配信を実現することができるのではないか、というわけだ。

もちろんFIVEはあくまでプラットフォーム。クリエイティブはクライアントサイドで作ることになるが、コンサルティングを含めて、現在ナレッジを蓄積するためにもクリエイティブ制作に関する試行錯誤は続けているそう。例えばビジュアル、音声、ロゴの掲載タイミングなど、様々に組み合わせて効果検証を実施し、5秒動画に最適なクリエイティブを模索しているという。

FIVEでは今後、ゲームやアプリケーションの効果的なプロモーションを求める広告主を中心に、配信先メディアの拡大を進めるという。また、ブランド広告主向けのプレミアム動画プロダクトも開発・展開する。第1弾としてDonuts が運営する「MixChannel」 のプレミアム動画広告を3月よりトライアルで開始しており、4月より正式販売が決定しているという。


アドテクのFringe81がアイスタイルやドコモから4.2億円調達-元楽天の尾原氏も参画

左からFringe81代表取締役の田中弦氏、執行役員の尾原和啓氏、取締役の松島稔氏

Fringe81は2月20日、アイスタイルキャピタル、NTTドコモ・ベンチャーズ、グリー、電通デジタル・ホールディングス、TBSイノベーション・パートナーズ合同会社を割当先とした総額4億2千万円の第三者割当増資を実施すると明らかにした。

同社は今回の資金調達をもとに、人材の採用や育成、研究開発を進めるという。引き受け先にはコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)や事業会社も含まれるが、今後は事業・業務上の関係をより深化させるとしている。

Fringe81は「RSS広告社」として2005年にスタート。日本初となるRSS広告の配信を手がけてきた。2010年に社名をFringe81に変更して、RSS広告に加えて、第三者配信サーバの「digitalice」など、アドテク領域で複数の自社プロダクトを展開してきた。代表取締役社長の田中弦氏によると、金額は非公開ながら売上高は2期連続で1.7倍(毎期)のペースで増加している状況だという。

好調な業績のようにも聞こえるが、田中氏は「今までは広告主サイドの商品を作ってきたが、今後はサプライサイドのためのビジネスもやっていかないといけない」と説明。4月末をめどにリッチメディアに関する2つのプロダクトを提供する予定だという。「ニュースであっても、コミュニティであっても、メディアはもっと出てくる。そしてその人たちが一番困るのはマネタイズだ。そこをしっかりサポートする会社だとうたっていく」(田中氏)

元楽天の尾原和啓氏が執行役員に

2月5日には、「ITビジネスの原理」の著者である尾原和啓氏が同社の執行役員に就任している。尾原氏はマッキンゼー・アンド・カンパニーをはじめ、リクルートやGoogle、楽天などこれまで11社でコンサルティングから事業の企画や投資、買収などを手がけてきた人物。かつては田中氏が起業する以前、上司としてともに仕事をした経験があるそうだ。

「思いとしては、いいものが価値を認められて、世界が広がり、報酬がもらえるという世界を作りたい。日本と米国ではまだ広告単価に2〜3倍の差があるのでメディアであれば、いい記事を書いても、(米国ほど)収入が得られない。だが今アドテクは円熟期に入ってきている。不幸なことに日本ではゲームの市場が大きくなりすぎて、米国にあるようなブランド広告が(オンラインに)入らなかったが、それを日本的に丁寧に育てていき、日米の単価差を埋めていく」(尾原氏)


Appleの‘The Song’コマーシャルのメイキングビデオは新旧技術の等置を謳う

 

Appleの年の瀬コマーシャル“The Song”には、多くの人が感動したようだ。まあそういうCMを作るのが一年のこの時期の慣例だけど、でもあれが語っている製品に関するお話は、Appleの今の製品系列の多くに通ずるクリエイティブな労作だ。同社が今日発表したあのコマーシャルの‘メイキング’ビデオは、Appleの最先端技術と、非常に初期の、骨董品のような録音機を結びつけることによって、あの感動の作品が作られたことを物語っている。

コマーシャルの主人公が見つけた“ヴィンテージ”ふうの録音は、実は現在のレコーディングアーチスト(プロの歌手)が吹き込んだものだが、全体は美術さんと音響さんの努力によって、いかにも40年代ふうに見えるし聞こえる。今の証明写真ブースのような録音ブースが観光地の遊歩道などに置いてあって、そこへぶらりと入った旅行者が自分の声を90秒録音してレコードを作る。そうやって録音された若き日のおばあちゃんの歌声を、CM中の若い女性がMacの上でリミックスする。

Appleがこのメイキングビデオで指摘したいのは、当時の録音ブースが与えた社会的インパクトと、Appleの技術との相似だ。人びとが、録音された自分の声を初めて聴く。そしてGarage Bandでは、スタジオの技術者ではないアマチュアが、自分の曲を録音して世界と共有できる。CMの最初で40年代の録音ブースが登場したときは、頭の中が???になった方も多いと思うが、それでもなおAppleとしては、この見事な比較により、高度な技術の民主化/大衆化という同社の特技を、今年のクリスマス商戦でも売り込みたいのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Appleは「元型」を売る方法を見極めつつある


iPhone 5が発売された頃から、私はAppleを「アーキタイプ」[元型]製造元だと考えるようになった。本質的でない装飾を取り去ることによって、彼らは自社製品を純粋なエッセンスにまで煮詰めた。

彼らは、テクノロジーを改善するための金と人月を、目に見えるより見えない方法に費やす意識的決断を下した。しかし、この決断は両刃の剣だ。私は当時これを書き、今でも真実だと思っている。

…物事がアーキタイプになった時、それは不協和音や破壊を生きがいにする人々にとって本質的につまらなくなる。iPhone 5が発表された時、IT記事で不評だった理由はそこにある。それは正確さと制約の行動であり、われわれの見果てぬ創造性のための遊びではない。

iPadは、iPad Airで似たような変革を遂げた。そのことが市場に出す際に興味深い問題を引き起こす。

何かがその最も純粋な形にまで洗練された時 ― 自分たちにそれを改善する能力があることを、どう人々に納得させられるだろうか? iPad Air 2は、様々な基準で初代から改善され、画面のラミネーション等、見るべきところを知っていればすぐにわかる部分もある。

そして、今日から放映される最新CM ‘Change’ でAppleは、iPadと他製品との決定的な違いであり続ける部分を真正面から強調した:人々が使う有能なアプリだ。iPadは、デベロッパー ― 主として自分の使っているもののために作る人々であり、iOSを使っている ― の間で驚くべきマインドシェアを占め続けているため、Appleは作りではなく出来映えを見せることができる。広告でスペックを誇張することはできるが、結果は意図せぬ笑いを呼び、本当に人々がデバイスについて考えることとはかけ離れてしまう。

“Change” CMの要点をいくつか挙げる:

  • 極めて新しいビジュアルスタイルを取っており、これは新しいiPadの広告に関して、代理店の提案モデルではなく、より協働的アプローチを取っているからかもしれない。
  • iPadは、人々が自分なりの利用場面を書き込める白紙として焦点を当てられている。からっぽのデバイスがそれを使う人々によって満たされていくのは、アーキタイプとして正しい。Appleはデバイスを消えさせることも厭わない。
  • Appleの主要な長所であるアプリと利用率の高さに焦点を当てているのは、うまいやり方だ。世界のタブレット市場シェアは、OSではAndroidが支配しているが、純粋な金銭的価値と利用時間は、未だにiOSから生まれている。iPadの販売は前年から減少しているので、今年のホリデーシーズンはAppleにとって興味深く、このCMは良い足がかりだ。
  • CMは、iPadを崇拝の対象ではなくツールとして位置付ける仕事もきちんとこなしている。以前のCMには、20世紀半ばの2~3人の子供たちがいるモダンなリビングルームでiPadを愛でる場面がよく登場した。Appleが前のiPad Airキャンペーンを延長した時、私は人々がもっと「普通」のことをしていてもワクワクさせられると指摘した。今回は、それが実によく実行されていると感じた。

新CMはAppleのウェブサイトで見られる(YouTubeでも公開されたので上に埋め込んである)。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Apple Pay初のテレビCMは、ワールドシリーズでMasterCardから

Appleの新支払いシステムが始まり、Apple Payはすでにこれまでのどのモバイル支払いサービスよりも、大きな注目を浴びている。そして昨日の2014年ワールドシリーズ開幕戦の中継では、支払いパートナーであるMasterCardによる新しいテレビCMが流れた。

MasterCardはこの広告に合わせて、全米MLB球場の飲食店舗に、新たな非接触支払い方式を展開する。様々なNFC利用支払い方式がある中、MasterCardは明確にApple Payを支持し、プロスポーツ施設としては初めて、カンサススティーおよびサンフランシスコの球場にApple Payを持ちむことを宣言した。

MasterCardによると、Apple Payシステムは野球場でも好調で、なぜならみんなソーセージを早く食べたいからだ。しかし、Apple PayとMLBの提携はそこに留まらない ― Apple Payユーザーは、11月にシングルゲームチケットの発売が開始されたら、MLB.com At the Ballparkアプリでアプリ内購入できるようになる。

初めてのCMでは、メジャーリーグ殿堂入り選手のジョージ・ブレットがApple Payを使って買い物をする。忘れないでほしいのだが、これはMasterCardのCMであってAppleのCMではない。つまりそれは、カード会社らがAppleを、本格的にモバイル支払いを離陸させてくれる会社だと考え、そのためのリソースと支援に投資しているという新たな兆候だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


位置情報ベースのモバイル広告を展開するAdNearが1900万ドルを調達–国内からはグローバル・ブレインが出資

グローバル・ブレインは10月15日、同社が運営するグローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合を通じて、シンガポールおよびインド・バンガロールに拠点を置くAdNear Pte. Ltd.への出資を実施したと発表した。Adnearはスマートフォンの位置情報をベースとしたモバイル広告配信プラットフォームを提供している。

グローバル・ブレインの投資額は非開示。今回のラウンドでAdNearは、オーストラリア最大の通信事業者であるTelstraのほか、既存株主のSequoia Capital、Canaan Partnersからも資金を調達。その総額は1900万ドルとなっている。日本ではあまり知られていないAdNearだが、同社は2012年にインドでスタート。同年にはSequoia Capital とCanaan Partnersから630万ドルの資金を調達している。

同社が手がけるのは、スマートフォンの位置情報をベースとしたモバイル広告配信プラットフォーム。スマートフォンの位置情報をもとにユーザーの職業や年収、趣味・趣向などを推定し、特定の属性に限定して広告を配信したり、ジオフェンスを用いた広告配信(地図上に仮想的な境界線を設定して、そのエリア内に入ったユーザーに対して広告を配信する)をしたりしている。

Adnearの発表によると、同社では現在5億3000万人のユーザープロファイルを保有しているそうだ。特定の時間毎に位置情報を取得することでユーザーの属性を推定するのが特徴で、すごく大ざっぱに言えば、例えば朝は住宅地にいて、平日昼間は大学のエリアにいる、週末には住宅地や都心部にいるようなユーザーであれば「週末は都心部で遊ぶこともある大学生」だと判断するというような仕組みだそうで、20日もあればかなり精度の高いプロファイルがつくられるのだそうだ。

事業を展開するのはアジア太平洋地域。これまでにP&GやAudi、Unilever、BMW、Vodafoneなどのグローバル企業や、トヨタ自動車、ソニーなどの日本企業がクライアントになっているという。グローバル・ブレインでは今後、AdNearの日本進出支援も進めるとしている。


時代は変わった―Microsoft、Nokiaの新CMビデオで「反逆者」イメージを打ち出す

Microsoftが「反逆者」とは驚きだ。しかし最近のNokiaデバイスをプロモーション・ビデオを見ると、それがMicrosoftの打ち出したいイメージのようだ(MSは最近Nokiaの携帯電話事業の買収を完了したところだ)。

このCMビデオのモチーフは、疑いもなく、AppleのThink Differentというキャッチフレーズを思いおこさせる。時代は変わり、少なくともモバイル事業においてはMicrosoftとAppleの役割は逆転している。

世界のモバイル市場でWindows Phoneは依然iOSとしてAndroidに遅れを取っている。しかし最近になって少しずつだがシェアを獲得し始めた。現在のスマートフォンの大部分がつや消しのボディーで色も地味なのに比べて、Nokiaのデバイスは思い切ってカラフルで町でよく目立つのはプロモーション・ビデオが強調しているとおりだ。実際の特徴に基づいたCMとしてなかなかよく出来ていると同時にAppleの有名なCMビデオ(下にエンベッドした)にも少しばかり似ている(まるきりのコピーというわけではない)。

NokiaがMicrosoftの傘下に入って今後どう進歩していくのか注目だが、少なくともこのビデオはスタートとして良い印象を与えることに成功している。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


不満だらけの十代も、テックで優しくなれる。ホリデーシーズンにはそんな甘い夢をAppleと

ティーンエイジャーの頃、年末年始のホリデーシーズンに、実家に帰省するのが大嫌いだったという記憶をもつ人は多いのではないだろうか。少なくともぼくはそうだった。不機嫌な顔をして友だちと田舎のつまらなさについてメッセージのやり取りをしたり、あるいはゲームに興じていたりしたものだ。最初はそういう不満だらけの十代少年の話なのかと思った。実はそうではなく、不満を感じてるように見える少年も、得意の「テック」を使って家族と愛で結ばれるという内容だ。

Appleは、たとえばAndroid陣営からプラットフォームが閉鎖的であるとか、あるいは何かおたく的視点から批判されることが多い。しかしテックの世界に人間味(人間的あたたかみ)を持ち込んでいるのがAppleなのではないかと思うのだ。テックを使って、よりヒューマンな存在になれる。Appleとはそういう企業であり、そして上に載せたCMはまさにそういうAppleの方向性を示すものであると言える。

現実の世界ではもちろん、CMビデオのような美しい結末を迎えることは少ない。ほのぼのと感じるような体験も非常にレアなものとなっている。ただしかし、そういう世の中でも、クリスマスシーズンにはほのぼのとしたビデオを見るのも良いのではなかろうか。Appleが提供する「夢」を、素直に感じてみたい。

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(翻訳:Maeda, H


Facebook、初のグラフ検索広告をテスト中。ただしターゲティングに検索ワードは使用せず

投資家たちは、いずれFacebookが利益性の高い要求充足型検索広告を販売することを期待しているが、出だしは慎重そのものだ。今日(米国時間4/16)Facebookは、初のグラフ検索広告の小規模なテストを始めたが、ターゲティングに使うのはユーザーの検索クエリではない。代わりにFacebookは、通常のターゲティングと再ターゲティングの方式を利用する。サイドバー広告と同じようにページの末尾に表示され、それも検索結果が1ページを超える場合のみだ。

Mark Zuckerbergは、人や場所や興味を見つけるこの新しい検索エンジンの発表イベントの際、収益化に関する私の質問に対して、グラフ検索に広告が入る可能性を示唆した。彼は「人々が欲しがるものを作ることによって良いビジネスを作れる」と言ったが、Facebookの従来のタイプアヘッド広告が「その方向にうまく拡張できている」ことも指摘した。Zuckerbergは、Facebookではユーザー体験が第一であることを強調したが、検索広告が「時間の経過と共にビジネスになる可能性」も認めた。

しかし、検索タイプアヘッド広告が、Facebookのリアルタイム検索のドロップダウンメニューで広告主をライバルや他の関連企業より上位に表示させるのに対し、初のグラフ検索広告は単なる新たな表示枠にすぎない。現時点ではFacebook全ユーザーのごく一部であるグラフ検索ユーザーのそのまた少数のグループにのみ表示されている。テスト対象のユーザーがグラフ検索を行い結果が1ページを超えると、2ページ目が自動読み込みされる前の境界行に広告が2~3件表示される。これらの広告はFacebookのサイドバー枠と同じく、見出しとサムネイル画像と本文からなり、Facebook内外の目的地へのリンクを含む。

現在のグラフ検索広告は他の殆どのFacebook広告と同じターゲティング技法を用いている。年齢、性別、現住所、勤務先など統計データや、いいね!、オープングラフでの行動、さらには最近ユーザーが訪れたウェブサイトのクッキーに基づく再ターゲティング等だ。

もしテスト結果が良好で広告がクリックやブランド確立に有効となれば、全グラフ検索ユーザーに展開する可能性が高い。

果たしてFacebookが、検索ワードに基づくターゲティングを広告主に許すかどうかは未だに不明だ。もしFacebookの他のターゲティング技術と組み合わせられれば、企業はグラフ検索を使って、レストラン、小売店、専門サービス等を探している瞬間のユーザーにアピールすることが可能になる。現在グラフ検索広告は、統計情報と興味、閲覧履歴によるターゲティングしか使用できないが、いずれはユーザーが「近所の歯医者」を検索した時に歯科医の広告を見るようになるかもしれない。

購入プロセスの最終部分は、最初の需要生成部分よりもずっと価値が高い。広告が購入や投資利益率に直接結びつくからだ。つまりFacebookは高い料金を請求することができ、Googleその他の検索広告のために予約されている膨大な広告予算を獲得できることを意味する。これは既存の収益ストリームの改善などではなく、新しい広告カテゴリーとして投資家を大いに喜ばせるものであり、ついには$FB(今日の終値は26.92ドル)をIPO価格の38ドル以上へと引き上げられるかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)