Microsoft Edgeにスマートコピー、バーティカルタブなどの新機能が追加

米国時間3月30日、Microsoft(マイクロソフト)は、同社の生産性向上アプリの新機能を大量に発表したが、合わせてChromiumベースとなった同社のウェブブラウザであるEdgeに近々搭載予定の新機能も披露した。

新機能のほとんどは、モバイル版に2020年採用予定となっているブックマーク機能の「コレクション」など、予想できるものだったが、ちょっとした驚きの機能もある。Edgeのバーティカル(縦型)タブがその1つだ。これまでにも多くのブラウザーがこの機能を試してきたが、ほとんどが上級ユーザー向けのニッチな機能と見られてきた。Microsoftがそうは思っていないのは明らかだ。ただし、使ってみるまでには少々待たなくてはならない。プレビューチャンネルで公開されるのは数カ月後の予定だ(今すぐバーティカルタブの雰囲気を味わいたければ、Vivaldiで試してみることもできる。同製品には他にも数多くの高度なタブ管理機能がある)。

今お使いのEdgeブラウザに数ヵ月以内にやってくるのがSmart Copy(スマートコピー)だ。ウェブサイトの表をコピー&ペーストしたことのある人なら、いつも思い通りの結果ならないことをご存知だろう。Smart Copyは、表を文書に貼り付けたときに元のフォーマットが維持される。Edgeインサイダーチャンネルには4月に登場する予定だ。

これも数カ月以内にやってくるのがEdgeのPassword Monitor(パスワード・モニター)で、Microsoftがいちから作り上げた機能だ。他のブラウザやGoogleの拡張機能であるPassword Checkup(パスワード・チェックアップ)と同様に、Password Monitorはあなたの個人認証情報が盗まれていないかどうかウェブを常時監視する。気が利いているのは、何かあったときに通知を出すだけでなく、該当するサービスに連れて行ってくれるのでその場でパスワードを変更できることだ。

MicrosoftがEdgeのコレクション機能に大きな期待を寄せていることはよくわかる。これは関連するサイトや画像、さらにはテキストの断片をブックマークするためのツールだと思えばよい。旅行を計画しているときや、ディナーの予定、何かをネットで調べているときなどに便利そうな機能だ。ブックマークよりもやや短期的で、たくさんのタブを開いたままにしておくよりも永続的だ。Microsoftが今日発表したところによると、コレクション機能はモバイル版のEdgeにも搭載され、異なるデバイス間でコレクションを同期することもできる。

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Operaのデスクトップブラウザーがユーザー追跡に対する保護機能を内蔵

ブラウザーメーカーのOperaは米国時間10月7日、その主力製品であるデスクトップブラウザーのバージョン68を発表した。今回の注目は、広告主などがウェブを閲覧しているユーザーを追跡しにくくするトラッカーブロッカー(Tracker Blocker、追跡者をブロックする)を加えたことだ。それには、ブラウザーの利用をスピードアップする余禄もある。Opera自身も追跡保護と前から内蔵の広告ブロッカーによりページのロードが最大で23%速くなることを公表している。

今Operaにある広告ブロッカーと同じく、今回の追跡(トラッキング)に対する保護も、デフォルトでは無効だ。追跡保護の機能は、ここ数年広く出回るようになったEasyPrivacy Tracking Protection Listを利用している。

OperaのPC製品のプロダクトマネージャーであるJoanna Czajka(ジョアンナ・ツァイカ)氏は「トラッカーブロッカーをブラウザーの標準機能にしたかった。しかし私たちのブラウザーはすでにたくさんのプライバシー機能があり、プライバシー保護を強化したいと思ったユーザーは誰でも簡単にそれができる」とコメントしている。

追跡保護は今では広くブラウザーの標準機能になりつつあり、GoogleやそのChromeブラウザーにとっては圧力になりつつあるが、Operaは今回、スクリーンショット機能も導入した。こちらももはや珍しい機能ではないが、Operaのは完全な機能の実装になっていて、ページの一部をぼかしたり、スクリーンショットの上に文字などを描くこともできる。

opera screenshot

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Facebookはユーザーの音声メッセージを無許可で書き起こした

「未来はプライベートにあり」。まさに、Facebookに残された道はそれしかない。

Facebookはユーザーの音声データを集めて、それをサードパーティの契約企業を使ってテキストに書き起こしたとされている。同社はユーザーデータのそのような扱い方をめぐって、現在当局に調べられている。

そのことを最初に報じたBloomberg(ブルームバーグ)によると、契約企業は仕事を失いたくないので匿名にしてくれと頼んだそうだ。

その記事によると、音声はMessengerアプリからのものだ。音声の会話を書き起こしと比較対照して、同社の人工知能が正しい仕事をしたか確認していた。

Facebookが音声データを集める方法はMessenger以外にもいろいろあるはずだ。しかし同社のプライバシーポリシーには、音声データを何に使っているのかに関する言及がない。Bloombergの記事は、契約企業がその仕事を「非倫理的」と感じたと書いている。その理由はユーザーの音声をサードパーティがレビューすることを、Facebookが「どこにも明記していない」からだ。その契約企業は前から、ユーザーの携帯から「音声を聴取していない」とするFacebookの主張に反駁していた。

Facebookには、音声を書き起こす理由や、サードパーティによる書き起こしをユーザーに告げない理由などを質問したが、まだ返事はない。しかしFacebookのスポークスパーソンのJoe Osborne(ジョー・オズボーン)氏は「音声データの書き起こしは8月初めにやめた」とコメントした。

ユーザーの音声をサードパーティの契約企業とそのスタッフにレビューさせた件でも、Facebookは目下調べられている。AmazonもAlexaの録音をユーザーの許可なく契約企業にレビューさせたとして非難の集中砲火を浴び、Echoデバイスにオプトアウトを加えざるをえなくなった。

そのほか、Googleは人工知能のテストで、AppleはSiriの録音の契約企業による聴取で、そしてMicrosoftはSkypeの通話を翻訳機能のテストのために聞いたとして、同じくとがめられている。

Facebookには、Alex Stamos(アレックス・スタモス)氏が辞めて以降、すでに1年以上もCSO(チーフ・セキュリティ・オフィサー)がいない。

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Operaの無料VPNがAndroid上のブラウザーアプリに登場、ネイティブアプリは復活せず

OperaはVPNをバンドルした初のブラウザーだが、今度はその努力をモバイルに広げようとしている。

同社の今日(米国時間2/8)の発表によると、そのAndroid上のブラウザーアプリが、無料のVPNの提供を開始する。その機能はベータユーザーに徐々に展開される。VPNは無料で無制限、アメリカとヨーロッパとアジアの位置にセットできる。“optimal”にセットすると、今可利用な中で最速の接続にセットされる。VPNをonにするとユーザーのトラフィックのデータをOperaが集めないので、ユーザーの位置やデータを追跡するのが困難になる。

粒度の設定も可能で、VPNの利用を特定のタブに限定すると、検索エンジンでローカルな結果が得られるようになる。

Operaは前に、AndroidiOS用にVPNアプリを提供していたが、それらは昨年閉鎖した。新しい戦略は、その技術を直接ブラウザーに組み込んで、競争上の優位を獲得すると同時に、ユーザー数も増やしたい、というものだろう。iOSに関しては、まだローンチの話はない。

同社のブログは曰く: “VPNをAndroidのブラウザーに内蔵する理由は、日常使うモバイルのブラウザーで検索するとき、保護層をユーザーに提供するためだ”。同社は昨年、Nasdaqに上場した

OperaのVPNは2015年の買収の産物で、さまざまなプライバシー機能の一部だった。そのほかに、クッキーダイアログボックスのブロック暗号通貨の採掘禁止広告ブロックなどがある。暗号通貨をサポートする機能もあり、それらは暗号通貨ウォレットWeb 3アプリのサポートなどだ。そして今週は、ブラウザーの中から暗号通貨を買える機能が登場した。

さらにOperaには、“Touch”ブラウザーというものがあり、ホームボタンのないデバイスで使える。それはAndroidでローンチし、昨年後半にiOS版も出た

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Opera TouchブラウザーがiPhoneに来た; ホームボタンのない大画面の片手操作に最適

ブラウザーの専門企業であるOperaが、その得意技で戻ってきた。その美しいデザインのブラウザーで、GoogleやAppleなどのありふれたブラウザーからシェアを奪う気だ。今週同社はその‘Opera Touch’ブラウザーをiOSに持ち込み、iPhoneのオーナーたちに標準装備のSafariブラウザーに代わるものを提供しようとしている。

このアプリは最初4月にAndroidに登場し、モバイルの上、とくにホームボタンのない大型画面のためにすでに確立されていたパラダイムの多くを踏襲していた。それらは今日の市場では、高級機の標準になりつつある。

iPhone用のOpera Touch(ここでダウンロードできる)は、片手操作用に最適化されているから、iPhone Xや最新のiPhone XS, iPhone XS Max, (今後の)iPhone XRのオーナーはとくに関心を持てるだろう。ユーザーインタフェイスはAndroidアプリと変らず便利で、タブの開閉や検索への切り替え、画面下のメニューバーからの前進後退などができる。ブックマークのもっと全体的な管理ができるといいのだが。

Opera独自の‘Flow’機能も実装されていて、これによりリンクや画像やメモなどを、“安全かつプライベートな”接続でスマートフォンからコンピューター上のOperaに渡せる。

前と同じくOperaブラウザーは広告ブロック内蔵で、暗号通貨採掘の阻止機能もある。あなたのCPUが誰かによって暗号通貨の採掘に使われてしまうのを、防ぐのだ。

全体としてこのブラウザーは、Appleの最新のホームボタンのないデバイスを持っていて、最初からあるSafariブラウザーに代わるものを探していた人なら、試す価値がある。Safariに代わるものと言えばGoogle Chromeもあるが、こいつは最近10周年でデザインを変えた。そのほかに、Mozilla, UC Web, Dolphin, Braveなどのブラウザーもある。

[関連記事: Operaが新しいモバイルブラウザーをローンチ(未訳)]

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Alphabet傘下のChronicleがマルウェアスキャンVirusTotalのエンタープライズバージョンを立ち上げ

Googleの持株会社Alphabet傘下のセキュリティ企業Chronicleの、ウィルスやマルウェアをスキャンするサービスVirusTotalが今日(米国時間9/27)、エンタープライズ向けのバージョンを立ち上げた

VirusTotal Enterpriseと名付けられたその新サービスは、より高速でよりカスタマイズ性に富むマルウェア検索と、Private Graphと呼ばれる新しい機能を提供する。Private Graphは、企業のインフラストラクチャと、彼らのマシンに悪影響を及ぼすマルウェアの、プライベートな視覚化を作りだす。

企業はPrivate Graphを使って社内のインフラストラクチャやそのユーザーの明細を容易に作れるので、セキュリティチームはインシデントとその起点を調べやすくなる。上図のようなグラフを作る過程でVirtusTotalは、複数のノードの共通性を見つけ、問題の発見を助ける。

当然ながらこれらのグラフはプライベートに維持される。VirusTotalはすでにその有料ユーザーにVirusTotal Graphという機能を提供しているが、しかしその情報はすべて、パブリックだ。

VirusTotalの主張によると、このサービスはAlphabetの大きなインフラストラクチャと検索の専門的能力を利用できるので、高速で高度な検索ができる。VirusTotal EnterpriseのスピードはこれまでのVirusTotalの100倍で、検索の精度も高い。その高度な検索機能により、企業のセキュリティチームは、偽アプリケーションからアイコンを取り出したり、同じファイルに取り付いているすべてのマルウェアを見つけたりできる。

さらにVirusTotalによれば、同サービスは今後も引き続きGoogleの強力なインフラストラクチャを利用する前提で、そのエンタープライズサービスを徐々に拡張していく。

GoogleがVirusTotalを買収したのは2012年で、その後長年このサービスに変化はなかったが、今年の初めにGoogleの親会社AlphabetがVirusTotalを新設のChronicleブランドへ移し、それ以降、開発が活発になったようだ。

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SNES.partyでスーパーファミコンのゲームを友だちとWebでプレイできる

あのすばらしいNES.party(ファミコン・パーティー)に続いてHaukur Rosinkranzが、今度はスーパーファミコンのゲームを友だち全員とプレイできるサイトSNES.party(スーパーファミコン・パーティー)を立ち上げた。

Rosinkranzはアイスランド人だが、今はベルリンに住んでいる。彼は1年前に、WebRTCとWebSocketsの実験のためにNES.partyを作り、そのソフトウェアをアップデートしてスーパーファミコンをサポートした。

彼曰く、“それ〔NES.party〕を作った理由は、ChromeのRTCの実装がすごく良くなってることが分かって、これで何かをやってみよう、と思ったからだ。ゲームのビデオ成分を取り出して、それをネットワークでストリーミングできることが分かったから、これで何かクールなことをしたいと思い、ストリーミングエミュレーターを思いついた”。

そのWebアプリケーションの制作には6か月かかり、さらにそれにスーパーファミコンのサポートを加えるのに1か月かかった。

“でも正味の時間を言うのは難しい。複数のWeb閲覧者がリアルタイムで通信するようなWebアプリケーションのための開発フレームワークはないから、それを自分で作ることから始めた。それに要した時間も大きい”、と彼は言う。彼は、フリーのプログラマーである。

こいつは、退屈な一日を楽しくしてくれる上出来のハックだ。過去へのリンク〔Link to the Past, ゼルダの伝説 神々のトライフォース〕を楽しみたい人は、ぜひ、ここでプレイしよう! 〔訳注: SNES.partyはアクセスが多すぎて待たされることがある。〕

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Operaがモバイルブラウザーに暗号通貨のウォレットを装備、決済機能も

OperaのAndroid用ブラウザーでもうすぐ、暗号通貨を保存できるようになる。そのシステムはまだベータだが、ユーザーが自分のブラウザーに暗号通貨とERC20トークンを保存でき、暗号通貨の送受をオンザフライでできる。そしてウォレットのセキュリティを、ユーザーのフォーンのバイオメトリクスやパスワードで守る。

ベータを試したい人は、ここで登録する。

この機能はCrypto Walletと呼ばれ、同社によると、これにより“Operaはメジャーなブラウザーとしては初めて、暗号通貨のウォレットを内蔵する”。この機能によりブラウザーの中で小額決済ができるようになり、他のブラウザーが同様の機能で後続するための道を拓(ひら)く。

プレスリリースより:

今日のWebは、明日の分散化したWebへのインタフェイスになる、とわれわれは信じている。そのためにわれわれは、われわれのブラウザーを、両者をつなぐ橋として選んだ。暗号通貨のウォレットを内蔵することによって、情報にアクセスするツールとしてのブラウザーの役割を刷新し拡張できると考えている。その刷新と拡張により、ブラウザー上でオンラインのトランザクションができるようになり、ユーザーのオンラインのアイデンティティを、彼らにより多くのコントロールを与える形で管理するだろう。

ウォレット間で送金できたり、Dapps(分散型アプリケーション)と対話することに加えて、これからのOperaは暗号通貨によるオンラインの決済を、商業者がそれをサポートしている場合にはサポートする。Coinbase Commerce対応の商業者への支払いを暗号通貨で行いたいユーザーには、画面に決済リクエストダイアログが表示され、ユーザーの署名を求める。それにより決済にはサイン(署名)がつき、ブラウザーから直接送信される。

この技術はまだきわめて初期的段階だが、でもメジャーなブラウザーがこの分野に参入してくるのはおもしろい光景だ。SafariやEdgeが暗号通貨をサポートするのはまだまだ先だが、Chromeをはじめオープンソースのブラウザーなら、需要さえ十分にあればこの機能をすぐにでも実装できるだろう。

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このバッテリー不要の携帯電話は太陽光と高周波で動く

OLEDも切り欠きも関係ない。周囲からパワーを吸収して充電せずに携帯電話が使えるなら。

この大胆な携帯電話は、Google Facaulty Researchという研究プロジェクトの一環で作られたもので、全米科学財団から計200万ドルの助成金を受けている。この資金を使って開発者のVamsi Tallaは、通常の携帯通話で緊急サービスにかけられるワンボード電話を作った。研究チームはJeeva Wireless社と組んで製品化を進めている

According to IEEEによると、Skype通話も可能らしい。

この電話機は、電力を太陽光または近くの携帯電話基地局から発せられた無線周波数波から受け取る。バックスキャッタリングと呼ばれる技術を使って同じ電波を変調、反射して基地局に戻すことで、音声通話を発信することができる。

Skypeの音声通話もできたので、このプロトタイプ ―― 市販部品のみで作られている ―― は基地局と通信できるだけでなく、Skypeのようなアプリも動かせることが証明された。この電話機の消費電力はわずか3マイクロワット ―― これは今のスマートフォンと比べて約1万分の1にあたる。

このテクノロジーは、携帯基地局の変更をほとんど必要としていないため、将来この機能をほとんどの携帯電話に付加することは簡単だとTallaは言う。TallaはEインク表示装置を付加することも考えているので、バッテリーレス電話にスマートフォンの非常に基本的な機能をもたせることも可能になる。現在のモデルは最低1ドルで製造できるので、途上国での利用にも理想的だ。

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最新Chrome、自動再生音声のシャットアウトをテスト中

音声付きビデオを自動再生するようなウェブサイトは、もうすぐ過去の遺物となるかもしれない。すくなくとも、閲覧者がそうしたサイトに悩まされることは少なくなっていきそうだ。

Googleが、特定サイトにおける音声再生を簡単かつ永久に遮断するオプションを準備しようとしているようなのだ。

ブラウザで再生される音声に悩む人はこれまでも多かった。複数タブを開いているときに、音を鳴らしているページをすぐに見つけ出すため、タブにインジケーターを表示する機能を加えたりもしてきた。さらにはより簡単に音声を再生しているタブを特定する拡張機能なども開発された。そしてGoogleの開発者であるFrançois Beaufortによれば、このたび、最新のテスト版である「Canary」にて、新しいミュート機能を導入テスト中なのだ。

使い方は極めて簡単でかつ効果的だ。アドレスバーの左側で通信の安全性を示しているところをクリックして表示されるオプションから、サウンドのミュートを選択する。オプションは、設定を自分で変更するまで有効で、変更しない限りは永久に音声再生がミュートされるようになる。

この機能を実装しようとしているのはいまのところChromeだけだが、おそらくは他のブラウザも追随してくるものと思われる。

この機能がさまざまなブラウザで実装されることになれば、勝手に音声付きビデオを再生するサイトは減っていくものと思われる。利用者の気持ちを損ねてしまっては、永久にサイトからの音声がシャットアウトされてしまうことになるからだ。すなわち、インターネット上の鬱陶しい存在がひとつ姿を消すことになるわけだ。これはネット利用者の勝利と言って良いのではないだろうか。

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(翻訳:Maeda, H

Opera、デスクトップ版ブラウザーに広告ブロッカーを内蔵

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このところモバイルでの広告ブロックの話題がよく聞かれるが、デスクトップでは古くからの現象である。しかし、これまでのデスクトップ用広告ブロッカーはすべてプラグインだった。今日(米国時間3/9)Operaがこれを変えるべく、同社のデスクトップブラウザーの最新デベロッパーリリースに広告ブロッカーを標準装備した。

Operaによると、広告をブロックすることで読み込み時間は最大90%速くなる(ただし私の経験から言うと、結果はそこまで劇的ではない)。サードパーティーのプラグインではなく、広告ブロッカーを内蔵させることでさらに高速化を実現できたと同社は言っている。Operaによると、サードパーティーによるソリューションと比べて、さらに40%速く読み込まれるという。

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Operaは自らもオンライン広告会社を所有しているので、この行動がちょっとした驚きであることは間違いない。現在中国企業のコンソーシアムに買収される過程にある同社は、これはユーザーのウェブサーフィン体験を改善するために行っていることだと言っている。

「広告はインターネットの燃料であり、ユーザーのために数多くのサービスを無料にすることができる」とエンジニアリング担当SVPおよびパソコン用Opera責任者のKrystian Kolondraは言う。「しかし、われわれの最新調査によると、殆どのウェブページが、肥大化した広告と重いトラッキングのために著しく速度を落としている。われわれはこれを受け入れられない ― ウェブはユーザーである私たち全員にとてもっと良い場所であってほしい」。

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私はOperaの広告ブロッカー内蔵の早期バージョンをテストしているが、当然ながらこの機能をオンにしてサーフィンすると速くなる(私の使ったリリースは標準でこの機能がオフになっていた)。ただ、サードパーティー製プラグインと比べて、日常的利用で効果の違いを認識できるかどうかは私にはわからない。

サードパーティー製ブロッカーと同じく、Operaは広告が表示されてもよいサイトを各自のホワイトリストに追加できる(例えば、TechCrunchはすばらしいサイトなので、必ずホワイトリストに入れるべきだ)。

またOperaは、広告ブロッカーがオン/オフの時の読み込み時間を比較できるちょっと変わった機能も提供している。さらに、よく働いていることを見せるために、ブロックした広告の数を常時表示すカウンターもついている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Skypeは今やアラビア語の会話をリアルタイムで翻訳できる

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MicrosoftのSkypeのリアルタイム翻訳は約半年前にベータを脱したが、今日(米国時間3/7)はそれにアラビア語が加わった。それはいわゆる現代標準アラビア語で、Skypeの8番目のサポート言語だ。

Skypeのチームは先月パロアルトのオフィスで、少数の記者団に、難民たちを助ける意味もあってアラビア語を加えることに決めた、と話した。

そのときにチームが何度も言ったことは、MicrosoftはSkypeを社会の基本構造の一部にしたいと思っている、ということだ。そしてそれはつまり、今の世界で起きていることに対応していく、ということでもある。

難民を助けることに加えてMicrosoftによれば、アラビア語をサポートすると、第二世代の子どもたちが彼らの伝統的な大家族と話せるようになり、また教育機関がほかの文化の知識を教育に導入できるようになる。

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先月行われたデモでは、アラビア語への/からの翻訳は、まだ完璧ではなかった。チームも、そのことを認めた。しかしSkypeは、この翻訳サービスを動かしている機械学習のアルゴリズムは、その失敗を許容できるレベルにまで達した、と判断した。アラビア語サポートをなるべく早く市場に出したいSkypeは、エジプトの現地でデータを収集し、そのモデルを過去二か月間、訓練した。

アラビア語のほかに今のSkypeの翻訳は、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、中国語(標準中国語)、イタリア語、ポルトガル語(ブラジルポルトガル語)をサポートしている。

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Facebookでのメッセージのやり取りを、リアルタイムで暗号化するCrypter

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あなたがエドワード・スノーデンだったとしよう。ガーディアンのレポーターとメッセージング経由で情報を送りたくなったときにどうするか。あるいは、モスクワに見つけたCIAによってタリウムを盛られる心配がない喫茶店の情報を共有しようとする際に使えるサービスはあるだろうか。使える手段がFacebookしかないというような状況だったとすると、事態は完全に絶望的となってしまうだろうか。

そのような際に使えるのがCrypterだ。開発したのはサセックス大学の学生であるMax Mitchellだ。Facebookメッセンジャー経由で暗号化したメッセージのやり取りを可能とする。ChromeおよびFirefox版の拡張機能として動作し、事前に定めたパスワードを利用して、やりとりするメッセージの暗号化/復号化をリアルタイムで行う。

「やっつけられない対象を相手に喧嘩すべきではない、という発想でCrypterを作りました」とMitchellは言う。「Facebookという超メジャーなプラットフォームがあるなかで、独自のチャットプラットフォームを立ち上げることなどすべきではないと思ったのです。多くの人の習慣に逆らっても無駄なだけです」。

「Facebookを通じてメッセージのやり取りをする間、このCrypterは自らの姿を表に出すことなく、もくもくと仕事を続けるのです」とのこと。

まだ少々バグが残っているようにも思える。極秘メッセージのやり取りを担わせるのは、まだ若干の不安があるかもしれない。しかし友人などと実際の動作の様子を試してみるのは面白いかもしれない。暗号化/復号化の手間を意識しない、プラグイン形式の実装はなかなか面白いものだと思う。セキュリティに強いとは思えないFacebookが舞台であるのでなおさらだ。さまざまな面倒を嫌いつつ、しかし安全なメッセージのやりとりをしたいと考えている人も多いことだろう。友人と極秘レシピの交換をしたり、あるいはレポーターと命に関わる情報のやり取りをすることも可能となったのかもしれない。


 

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これまで200万回以上ダウンロードされたVivaldiブラウザがいよいよ公開ベータへ

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今年の初めに元OperaのCEO Jon von Tetzchnerが、パワーユーザ向けのデスクトップブラウザVivaldiローンチした。それは、Tetzchnerが去ったあと、Googleのレンダリングエンジンを採用してからのOperaの方向性に、不満なユーザに応える意味もあった。Vivaldiはこれまでのテクニカルプレビューの間に200万回あまりダウンロードされ、そしていよいよチームはそのベータの段階へ移行することを決意した。

“このところずっと、最終リリースに近いものを志向していた”、とVivaldiのCEO von Tetzchner は語る。“そろそろバグフィクスも最後の段階のようだし、機能の多くも完成形に達している。次は、すべての機能を最終的に完成させ、バグフィクスを終了する段階だ”。

そこでチームは、次のリリースからはベータだ、と決心し、これまでよりも、もっと多くの人びとに使ってもらおうとしている。

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しかしvon Tetzchnerによると、二つの重要な機能がまだ最終完成形に達していない。チームが小さいせいもあって、メール機能をまだローンチできず、ブラウザが内蔵すべきシンク機能もまだない。どちらも、けっこう大きくて複雑なツールだから、予定には載っているけど1.0のリリースには間に合わない。彼曰く、“当然提供すべき機能だが、しばらくはなくても我慢できる機能でもある”。

ベータリリースで新たに加わる重要機能はない。むしろチームは細部の仕上げ(大量にある!)に注力し、とくに設定メニューなどのユーザインタフェイスの改良に取り組んでいる。

Von Tetzchnerは、Vivaldiのようなブラウザに明確な市場がある、と信じている。そもそも、ブラウザというソフトウェアの制作に取り組むチームの姿勢が、従来のブラウザとは違っている。今日の現代的なブラウザの多くが、ユーザ体験の単純化にばかり走って、UIを過度に簡素化している。対してVivaldiのチームは、ブラウザは仕事の道具であるから、ユーザのニーズに対応した形にしなければならない、と考えている。

今のところソフトウェアの配布流通の能力ではGoogleやMicrosoft、そしてMozillaにかなわないことは自覚しているが、でもvon Tetzchnerは、他のベンダが単純化を志向して省略してしまった機能やUIがVivaldiにはあるのだから、それらを求める、あるいはそれらを必要とする、Webユーザは決して少なくない、と確信している。

ベータの次は1.0のリリースだが、そのスケジュールはまだ発表されない(“できるときにはできるさ”、とvon Tetzchnerは言う)。また、モバイルブラウザについては、構想は当然あるが、今はもっぱら、デスクトップバージョンのリリースに専念、ということだ。

初期のバグの多いVivaldiを使ったことのあるユーザは、そろそろもう一度トライする機会ではないだろうか。数か月前までは日常的に使える状態ではなかったと思うが、今ではスピードも安定度もChromeやFirefoxと肩を並べる。しかも今では、Chrome Web Storeにあるエクステンションを使える(Vivaldi Q&A本誌記事)。

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