人気沸騰のスマートウォッチにステンレス版登場―Pebble Time Steal、Kickstarterの資金集めで新記録

先週、Pebbleは新しいスマートウォッチ、 Pebble Time をKickstarter予約開始したばかりだが、今日(米国時間3/3)、もうひとつの新製品、Pebble Time Steelを同じくKickstarterに公開した。

Pebble Time Steelはその名のとおり、Pebble Timeのステンレス版だ。インターフェイスとソフトウェアはPebble Timeと同一だが、金属製ケースはゴールド、シルバー、ブラックの各色が用意される。またバッテリー駆動時間が3日間追加され、Pebble Time Steelのバッテリーは1回の充電で10日間保つという。これはスマートウォッチ市場でもライバル大きく引き離してトップの駆動時間だ。

Pebble Time Steelの全体の形状はPebble Timeだが、デザインはオリジナルのPebble Steelに似ているところがある。Pebble Timeと同様、防水、マイク内蔵、カラーのeインク・ディスプレイだが、PebbleによればTime Stealはターゲットとしてプロフェッショナル系の人々を想定しているという。今回のステンレス版には特に新しいセンサーなどは追加されていない。

またPebbleは今回、Pebble TimeとPebble Time Steelの双方で利用できるSmartstrapsという時計バンド式のモジュラー・アクセサリー・システムを発表した。これにより、サードパーティーのデベロッパーはアドオン機能を提供するアクセサリーを時計バンドスタイルで開発できるようになる。

Pebble Smartbandシステムはオープン・ハードウェア・プラットフォームだ。時計本体の裏側に設けられたポートにサードパーティーのスマートバンドを接続することができる。スマートバンドはPebble独自のクィックリリース機構で簡単に脱着できる。バンドには追加のセンサーや各種がジェッドだけでなくバッテリーも内蔵可能だという。たとえば心拍計などのフィットネス機能、大気の状態を測定する環境モニターに加えて数週間にわたってPebbleを駆動できる予備バッテリーなどを追加できる。

PebbleのSmartbandシステムが機能するかどうかはサードパーティーの反応次第だが、Pebbleには強力なパートナー・コミュニティーがあるようだ。Pebbleによれば、すでに複数のパートナーが開発を開始しており、今年中に最初の製品が市場に出るだろうという。Pebble TimeとPebble Time Steelの出荷が始まってからさほど間をおかずにスマートバンドもお目見えすることになるらしい。

今日までにPebbleはKickstarterで5万4500人の予約(投資)者から1200万ドルの資金調達に成功しており、予約数は6万5700個に上っている。Kickstarterプロジェクトとしては新記録だが、メーカーがスマートバンドのような複雑なデバイスを製造するためのターゲットとしてはそれでもまだ小さい。しかしPebbleには熱狂的なファンがついており、モジュラー・アクセサリーのようなデバイスを大いに好みそうなターゲットではある。

Pebble Time Steelの予定市販価格は299ドル(Apple Watchの349より依然として安い)だが、Kickstarterの初期の予約者には249ドルだ。すでにPebble Timeを予約している支援者は既存の出荷順位を維持したままPebble Time Steelにアップグレードできる。ただしPebble Time Steelの出荷は7月が予定されており、Pebble Timeの最初の出荷からはさらに2月ほど余計に待つことになる。(現在Pebble Timeを予約した場合の出荷は6月)。

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ティム・クック曰く、Apple Watchは4月に発売


Apple Watchは4月から一般販売が開始される、とApple CEO Tim Cookは語った。Cookは今日の2015年Q1収支報告会見で、この目標とする発売予定時期を明かした。昨年9月にApple Watchが初めて発表されたとき、発売時期は「2015年初め」と説明されていた。

Apple Watchの発売日は、発表以来あらゆる噂の対象となり、最近では3月という報道もあった。Cookが実際の発売日を多少でも明らかにしたことは、通常は未発売製品の確実な発売日を決めないAppleらしからぬ行動だが、何ヵ月も前にこのハードウェアの予告発表をしたこと自体、既に標準的手順から外れていた。

しかし、Apple Watchのより具体的なスケジュールを決めることによって、噂された3月にこのウェアラブルが登場しなくても誰も驚かないことが約束される。さらにデベロッパーがソフトウェアの適切なリリース時期を決めるのにも役立つ。Watchのプラットフォームをターゲットにしたいデベロッパーは、今のところバーチャルシミュレーションだけが頼りで、デッドラインも設定されていなかったが、4月という出荷時期が発表されたことで明確な目標が出来た。

AppleがApple Watchを事前発表した決断の裏には、デベロッパーをプラットフォームに引き入れたいという事情もあったので、今回の発表はその点でも有効だ。製品発表にまつわる通常に秘密性もこのケースには必要ない。昨年の事前発表によって既にWatchへの期待は広く抱かれている。

「私は毎日使っているが、とても気に入っていて、これなしでは生きられない」とCookは会見で語り、同製品に対する彼自身の興奮を表した。さらに彼は、Appleはもっと早く出荷したかったのではないかというアナリストの質問に答えて、4月という時期はAppleが定義した「2014年初め」の範囲内であることを強調した。

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Apple Watchのアクティブ使用時間が数時間でも十分な理由


Appleの来たるべきウェアラブル製品は未だに多くの疑問を呼び起こしているが、バッテリー寿命はその中でも最大の関心事だ。9to5Macの最新情報によると、Appleはこのスマートウォッチが、ゲーム等のプロセッサーを多用するアプリを2.5時間、標準的アプリを3.5時間、バックグラウンドのフィットネストラッキングを4時間、それぞれ連続使用できることを目標にしているらしい。殆どの時間表示がオフであるような平均的利用についてのAppleの目標値は19時間だが、初期ハードウェアはまだこの期待に答えていないと、同誌の情報源は言っている。

記事はさらに、Apple Watchチームの当初の期待はもっと高く、それが発売時期が昨年末から今年にずれ込んだ理由の一つだろうとも指摘している。記事にある数字は一見、Appleウォッチャーの間で少々懸念を引き起こしそうに思える。アプリの連続使用3.5時間というのは、例えばiPhoneと比べてもかなりひどい数字だ。

しかし、たとえAppleがこれらの数字をある程度達成できなかったとしても、Apple Watchの商品としての成功に影を落とすことはないと考えられる理由がいくつかある。まず、このデバイスは現実的には、たまに使われるガジェットであり、それはデベロッパーに課した初期の制約からも見てとれる。Appleはデベロッパーに対して、WatchプラットフォームをiPhoneの情報を伝達するための経路であると位置づけ、迅速なアクションのためのデバイスであり、継続的な利用には向いていないことを示している。

Appleにとって、既存製品の能力も有利に働いている ― Android Wear端末のバッテリー寿命は大体同じくらいで、少し良いものも悪いものもある。重要なのは、利用時間は短かく毎日充電するものであることを、消費者が事前に納得していることだ。バッテリー寿命は、Appleが今後の製品世代で同等あるいはそれ以上に保たなければならない指標だが、スタート時点では、現在ウェアラブルに対して消費者が期待する水準を目安にできる ― 他の面の体験が秀でていれば。

これは、次に指摘するAppleの優位性へとつながる。初代iPhoneは「通話、ビデオ、およびブラウジング」をわずか5時間しか約束しなかった。それは競合する当時のスマートフォンBlackBerry等の長いバッテリー寿命と比べて貧弱なものだった。Apple Watchは、記事を見る限り、そこまでひどくはなく、はるかに短時間の利用が想定されているため電源への負担も少ない。

実際、初代iPhoneはバッテリーに関してライバルにかなり遅れをとっていたが、その体験は、毎日携帯を充電するなどという面倒なことをする人はいない、と言っていた否定論者たちを黙らせるに十分だった。もちろん、もっと長いバッテリー時間への期待はあるが、現実にはPebble以外に存在せず、そのPebbleも、Apple Watchがデビューした暁には、ユーザー体験において、かつてのBlackBerryとよく似た立場におかれるだろう。

様々な現行デバイスに対してバッテリーへの不満は多いが、特定のデバイスタイプ、あるいは特定のハードウェアの売れ行きに致命的影響を与えた例は見当たらない。Appleは今回賭けに出ることができるだろう ― それ以外すべての面で、新しいレベルの洗練と機能を提供する限り。

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Tim Cook曰く、Apple Watchは毎日の充電が必要となる

Apple Watchのバッテリー持続時間について、ぜひともApple得意の現実歪曲能力を発揮して欲しいと期待していた人も多いことだろう。しかし既に各所で報じられているように、その願いは通じなかったらしい。AppleのCEOであるTim Cookが、Apple Watchは毎日の充電する必要があると話したのだ。言うならば、バッテリー面では既に市場に出ている他社製ハイエンド・スマートウォッチと変わらないということになる。

あるいは、毎日手巻していた機械式手巻時計と同じであるとも言える。

Cook曰く「きっと多くの場面で利用してもらえるでしょう。そして夜には充電しておくということになります」とのこと。WSJDライブカンファレンスでのインタビューに応えたものだ。「多くの場面で利用してもらえる」というところで、プラスに評価しようとしているようだ。

すなわち、スマートなApple Watchを身に着けていても、大して利用もしないのであれば、毎日充電することにはならないということだ。「使いたくなるデバイスだ」ということをアピールしているらしい。

ともかく、ウェアラブルにとってはバッテリーが悩みの種だ。スマートフォンでもバッテリーのもちが問題になっている。但し、AppleはiPhoneについてはバッテリー持続時間も十分だと考えているようでもある。デバイスを新しくするたびに厚みを削り「さらに薄くなった」と表現しているが、それによってバッテリー容量を増やす余地を自ら捨て去っているともいえる(利用者は自前の予備バッテリーを接続し、太くなったiPhoneを使っていたりもする)。

それでもスマートフォン利用者は、ことあるごとに充電しなければならないという事実を受け入れている(あるいは大容量バッテリーパックを持ち歩く)ようではある。しかし、さらにもう一台そうした準備をしなければならないデバイスが増えるということは、なかなか受け入れられないのではなかろうか。手首に装着して利用するデバイスであれば、とくに頻繁に充電することは避けたいと思う人が多いことだろう。

Apple Watchは、スマートではないものの、数年間もバッテリーの心配などしなくて良いデバイスと争うことになる。身体の動きによってネジを巻く自動巻き機能も従来の腕時計にとっては馴染みのものだ。確かにスマートウォッチはこれまでの腕時計と比べるものではないかもしれないが、それでもバッテリーが切れてしまえばなんの役にも立たないゴミのような存在になってしまうことは否定できない。

Apple Watchでは電磁誘導充電方式を採用し、さらにマグネットを利用したコネクタを使って簡単に充電できるようにと配慮している。そうした仕組みにより、日々の手間が軽くなるものかどうか。発売後の動きを見てみたいところだ。

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(翻訳:Maeda, H


Apple、パリコレでApple Watchイベントを開催。ファッション界に進出

Appleはパリ・ファッションウィーク(パリコレクション)に参加し、フランスの高級ブティック、ColletteでApple Watchスペシャルイベントを開催している。Appleは、9月のプレスイベント以降初めてこの新デバイスを一般公開した。まだ、完全動作品を手に取ることはできないが、期待されたガジェットの展示は、それでも多くの群衆を集めている。

Apple CEO、Tim Cookは、今日(米国時間9/30)午前このスペシャルイベントについてツイートし、Apple Watchの各モデルが並ぶガラスケースに群がる人々を撮った上の写真を披露した。複数の記事が、スポートツコレクション、ベーシックコレクション、および18金ケースのハイエンドコレクションからなる、Apple Watch全モデルが展示されていることを報じている。

何人かのファッションジャーナリストもイベントに参加し、ウォッチを試すことができたが、9月に記者たちが触った時と同じく、デモモードに固定されていたと伝えている。Appleは未だにApple Watchの発売時期を、2015年早期としか言っていないが、一部報道によると、当初は2014年末までに発売するつもりだったと言う。

Appleは、Apple Watchをファッションアイテムとして位置付けようとしていることを隠そうとしない ― ファッション中心地でこの種のイベントを開き、『ヴォーグ』編集長のアナ・ウィンターらのスペシャルゲストを招待することによって、来年この商品が発売された暁には、こうしたインフルエンサーたちをも巻き込もうとしている。

ウェアラブルをファッション・アクセサリーとして売り込むことは、この分野の成長を試みるデバイスメーカーの戦略として以前から見られたが、Appleほどの予算やハリウッドへの影響、あるいは、マーク・ニューソンを持つ会社は他にいない。ファッション界の支持を得ることは、腕時計を着ける習慣がなく、これまでのスマートウォッチ製品に魅力を感じなかった消費者にとってさえも、Apple Watchのために財布のひもを緩める理由が一つ増えることを意味している。

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AsusのAndroid WearウォッチZenWatchは中身が濃くてややお高い

Asusが同社の初のAndroid Wearスマートウォッチを披露した。6月のGoogle I/Oのときに報じたとおりだ。そのAsus ZenWatchは、Androidウェアラブルとしてはやや変わったデザインで、プレロードされたソフトウェアがいくつかと、ジェスチャーコントロールがあり、とくに後者はLG G WatchやSamsung Gear Liveなどの類似デバイスと一線を画している。

ZenWatchはサンドウィッチ的なデザインで、真ん中の具がローズゴールド色、上下のパンの部分がステンレスだ。盤面のまわりはつや消し加工である。ディスプレイは1.63インチ320×320のAMOLEDで、やや曲面になっている。プロセッサは1.2GHz Qualcomm Snapdragon 400、RAMは512MB、Bluetooth 4.0ありだ。裏側には心拍センサがあり、幅22ミリのバンドはユーザが交換できる。IP55の防水防塵性能は、急な雨や水はねのとき助かるだろう。そして9軸の運動センサがある。

ジェスチャーコントロールやプレロードの機能がいろいろあり、これまでのAndroid Wearデバイスとは毛色が違う。たとえば、ウォッチの面をタップしてスマートフォンやタブレットをアンロックしたり、自分がセットした機能をダブルタップで開いたり、ウォッチをミュートにしたり、スマートフォンを見つけたり、カメラのリモート操作、スライド映写機能、などなど。これらを有効にするためには、Asusが作ったウォッチマネージャアプリをAndroid Wearだけでなくお相手のデバイス(スマートフォンなど)にもインストールする。

ZenWatchの価格は6月のときと違っていて、199ユーロ(約260ドル)で年末近くに発売される。このお値段も、これまでのAndroid Wearスマートウォッチのレベルではなく、お高い。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Android WearがGPS機能とBluetoothによる対話機能を持つ、Appleイベント前の先制パンチ?

Androidチームの発表によると、GoogleのAndroid Wearプラットホームは今後継続的かつ頻繁にアップデートを行い、機能や性能を強化していくそうだ。中でも至近に予定されている新たな機能は、GPSのサポート(スマートフォン等に依存せずデバイス自身が)、そしてBluetoothによるウェアラブル同士の対話機能だ。おもしろいのは、とくに後者かもしれない。

この前Googleは、サードパーティが盤面を自由にデザインできるためのAPIを公開すると述べたが、最近のCNETのインタビューでは上記の二つの新機能に加え、これについてもあらためて言及した。GPS機能はAndroid WearスマートウォッチにGPSチップがあることが前提だが、初期のハードウェアにはない。でもこれからのデバイスでは、朝のランニングで家にスマートフォンを置いたまま、どこをどう走ったかなどを記録できるのだ。

Bluetoothによるコミュニケーション機能についてあまり詳細は語られなかったが、Android WearデバイスとBluetoothハンドセットが対話する例を見せた。たとえば音楽プレーヤーなどの場合は、スマートフォンが仲介しなくても直接、ウォッチが音楽を鳴らせるようになる。つまり一般的に、“スマートフォンがどこかに・なにかに接続していなければならない”、という制約がなくなり、Android Wearデバイスが自立する。逆にスマートウォッチの方からスマートフォンをコントロールしたり、またキーボードからの入力を直接受け取れるようにもなる。

Android Wearチームの予定では、年内にさらにいくつかのアップデートを加えるという。ナビゲーションの改良や音声コントロールの部分的実装は、早くも今週に予定されている。全体としてチームは、Wearプラットホームのアップデートを今後“激しく”やっていくつもりだ。スマートフォンやタブレットに比べるとシンプルな製品なので、それが可能なのだろう。Androidはスマートフォンやタブレットでベンダによる多様な実装という分裂が批判されたが、ウェアラブルではそれを避けたい、という意図もきっとある。

Android Wearが自分の脚だけで立てる・歩けるようになることは、デベロッパにとってもOEMにとっても歓迎だ。出足の悪かったプラットホームだが、そのペースの遅さは、成功のために堅実さを選んだGoogleの作戦だったかもしれない。来週の火曜日以降、Appleのブランドイメージにウェアラブル市場を席巻される前に、Android Wearはできるだけのことをして、地歩を築いておきたかったのだ。

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Asus、9月3日IFAにてAndroid Wear搭載スマートウォッチを発表予定

今年のGoogle I/Oのにて、AsusはAndroid Wear搭載のスマートウォッチを開発中であると話していた。9月にリリース予定で、既に市場に出回っているものよりも安価なものとしたいということだった。その「9月」が目前にせまる中ASUSは、ベルリンで9月3日に開催されるIFAにて新プロダクトをリリースする予定であるとのティーザー広告を世に出した。写真をみれば、これが予定されていたスマートウォッチであることは間違いない。

入手した情報によれば、このASUSデバイスは99ドルないし149ドルであるそうだ。アクティブマトリクス式有機EL(AMOLED)を使っているとのこと。スペック的には、やはりAndroid Wearを搭載するLG G WatchおよびSamsung Gear Liveと同等のものであるようだ。

秋といえばいろいろと新しいハードウェアが登場する季節であり、とくに9月頭にはさまざまなものがリリースされる。Motorolaは9月4日に新たなハードウェアプロダクトをいろいろと発表する予定であるようだし、一番の注目を集めるに違いない新iPhoneも9月6日にリリースされる。

Asusは、丸型ボディーでなかなかの期待を集めているMoto 360と比べられることになるわけだが、もちろん相応の自信を持っているわけなのだろう。

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優れたデザインのAndroid WearウォッチMoto 360のクローズアップ写真が多数リーク、たしかに目の快楽

Android Wearは、すでに世に出て、人びとの手首や、もしかして人びとの心*にもあるはずなのだが、Motorolaの円形のスマートウォッチMoto 360は、心よりもファッション指向の消費者の目をとらえたようだ。発売は今月中と思われているが、でも最新のリーク写真を見ると早くも活発な稼ぎどきに入っているのかもしれない。〔*: だじゃれ的に心拍計とかけている。〕

AndroidWorld.itに載ったこれらの画像はイタリアのブロガーLuca Viscardiがポストしたもので、6月にGoogle I/Oカンファレンスで見たのよりもデザインがやや洗練されている。今回の写真の中には同機のQi規格によるワイヤレス充電が、実際に使われている様子もある。また最終デザインにおけるLG Gとのサイズの違いもだいたい分かる。光学式の心拍センサも見えるし、ラベルからはIP67の防水防塵性能であることも分かる。


〔ここにスライドが表示されない場合は、原文を見てください。〕

これらの写真を見るかぎり、デザイン的には最良のAndroid Wearウォッチであるというぼくの最初の印象が、いよいよますます濃くなる。ワイヤレス充電は、うまくいけば、既存のWearウォッチの最大のめんどくささを取り除いてくれるだろう。専用の充電器は要らないし、Qi規格のパッドならどれでも使えるはずだから。

今ぼくがAndroid Wearウォッチを一つ選ぶなら、純粋にデザインのみで、こいつだ。もちろん、性能も最高であってほしいけど。

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Android Wearスマートウォッチにはとても便利なアプリがある、という個人的体験

ぼくはPebbleを持っているけど、自分の手首に通知が来るのが気に入っている。ブザーが鳴るたびにいちいちスマートフォンを取り出すなんて、ほんまに面倒だ(重要でない通知も多いし)。だから、Pebbleで十分、LG Gのような重くて電池寿命の短いスマートウォッチは要らない、とずっと思っていた。でもCapitaine Trainの今度のスマートウォッチアプリを見ると、Android Wearのウォッチが欲しくなってきた。

Capitaine Trainは、列車の切符の予約が便利にできるアプリを提供しているフランスのスタートアップだ。同社はヨーロッパでいちばん便利な切符予約サービスを目指している。UI/UXのデザインが良くて、使いやすいアプリだ。

地味と言えば地味なサービスだけど、これを何回か利用したあとは、Web上の切符予約サービスを二度と使いたくなくなる。そいつらは、使いづらいし、遅いし、しかも必ずレンタカーを押し売りするのだ。

Capitaine Train Androidを作ったCyril Mottierが、同社のスマートウォッチ用Androidアプリのエクステンションに取り組んできた。そのアプリは単に通知を表示するだけでなく、それ以上のこともする。ただしスマートウォッチ用のアプリには、Androidアプリのすべての機能があるわけではない。それは、主な機能を三つに絞り込んでいる。

まず、思いバッグを抱えて駅に着くと、ウォッチのブザーが鳴って列車の情報を表示する。列車番号、手荷物や座席の情報などが、自分の手首を見るだけで分かる。車掌がデジタル切符の検札に来たら、画面をスワイプしてバーコードを出し、車掌に見せればよい。もっと詳しい情報が必要なら、スマートフォンを取り出してAndroidアプリをタップすればよい。下のビデオで、その一部始終が分かる。

革命的なアプリでもなんでもないし、誰もが使うアプリでもない。でも、とっても使いやすいアプリだ。残念ながら、Pebbleにはできない。それは、Android Wearが優れている部分の一つだ。スマートフォン用のAndroidアプリを、ウォッチの小さな画面にうまく適応させている。完全なアプリが必要なら、スマートフォンを取り出せばよい。列車に乗る時の基本的な機能だけ必要なら、Android Wearアプリだけで十分だろう。Androidのデベロッパなら、ウォッチのためのコードを書くのも簡単だ。

なお、Google MapsもAndroid Wearウォッチ上でなかなか便利に使える。交差点などで、曲がるべき方向を教えてくれるのだ。自転車に乗ってるときなんか、便利だろうなぁ。Google MapsのAndroid Wearアプリはまだ出たばかりだが、今後ウォッチが高性能になりサードパーティのアプリが増えれば、Androidスマートウォッチは本当の大衆製品に育つかもしれない。

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GPS時刻補正機能付き機械式腕時計のOx One

機械式時計の欠点をひとつあげるならば、おそらく正確性ということになろう。数多くのパーツを必要とし、どのように細かな調整を行っても多少の狂いがでるのは必然ともいえる。もちろん、クオーツ化すれば正確性についての問題は解決する。これにより時計は正確な時刻を刻むようにはなるが、しかしやや面白みのないメカになってしまうことは否めない。しかし正確性と面白さをともに満たす方法は他にもある。それを実現したのがVCXOだ。

産みだされたプロダクトは名前をOx Oneという。機械式のムーブメントをもちながら、「マジックボタン」(実際にそういう名前だ)を押すことで、GPS衛星を利用して時刻調整を行うのだ。内蔵バッテリーは、機械のネジを巻くのに使うオモリを使って発電するようになっている。竜頭は備えておらず、時刻調整は「マジックボタン」で行う。GPSにつながらない場合には、内部クロックによる調整を行うそうだ。

この腕時計を開発したAdrian Pedrozoは、機能の詳細については詳しく教えてくれなかった。機械式ムーブメントにはSwiss Technotime SAのTT-738を用いている。

詳細についてはこちらに写真などが掲載されている。但しビデオはゴジラ風のサウンドトラックを利用しているので再生には注意が必要だ。また価格も、心の準備をしてから確認した方がいい。なんの覚悟もなしに見てしまっては心臓に負担を掛けることになってしまうかもしれない。桁を間違えないようにしてもらいたいが、価格は41,000ドルとなっている。

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Moto 360に触ってみた。初の丸形Android Wearスマートウォッチ

MotorolaのMoto 360は、皮肉なことにおそらく今年のGoogle I/Oでいちばん誰もが欲しがるスマートウォッチだった。注目されながらも手に入らない唯一の製品だからでもある。カンファレンス参加者全員に送られるのは、この夏に一般販売される時だ。しかし、本誌は使ってみる機会を得、Motorola自身による紹介ビデオも手に入れた。

このスマートウォッチは、Android Wearの円形デザインを使った最初の製品で、Motorolaが文字盤をカスタマイズしている。文字盤と他のUI要素でが円形画面全体を占めている。即ち、Motorolaいわく、角型画面でなくてもそこに無駄なスペースはない。

形状以外は、SamsungとLGのAndroid Wearスマートウォッチ2機種と機能に変わりはなく、スマートフォンからのプッシュ通知、Google Nowからのコンテキストに合った情報が送られてくる他、内蔵マイクによるボイス制御も可能だ。

デザイン的には、Moto 360の第一印象はその大きさだろう ― 円形デザインのために、他の2機種よりも大きく見える。しかし、実際には細い腕には他機種よりも馴じむ気がする。ステンレス製ケースが他機種を差別化する高級感を醸しだしており、腕時計愛好者として私は、これをお気に入りのAndroid Wearデバイスに認定する。皮製ベルトもプレミアム感を増している。

Motorolaは、出荷予定日は以前から8月終りと決めており、カンファレンスに間に合わすために急ぐことはしておらず、すべては予定通りだと言っている。少々熱を持つことを別にして完成度は高いので、長く待たされることはなさそうだ。


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Google I/O:Androidスマートウォッチお披露目―参加者にもれなく2個プレゼント!

Googleファンの諸君、うらやめ!

今朝(米国時間6/25)開幕したGoogle I/Oデベロッパーカンファレンスの参加者はもれなく真新しいAndroid Wearベースのスマートウォッチをプレゼントしてもらえることになった。 参加者は今朝発表されたAndroid Wearウォッチのうち、Samsung Gear LiveかLG G3 Android Wearのいずれかを選ぶことができる。さらにMotorolaのMoto 360ウォッチもリリースされ次第プレゼントされる。

そう、スマートウォッチが2個もらえるのだ。ChromebookのプレゼントはなかったのでGoogleが気の毒に思ったのかもしれない。Googleは参加者が会場を出るときに段ボール(本物の段ボール、つまり貧乏人のバーチャルリアリティーだ)の記念品を配った。

さて、参加者がLGとSamsungのどちらを選ぶか見ものだ。

3月に公開されたウェアラブルデバイスのプラットフォーム、Android Wearのさまざまな機能が今朝のキーノートで紹介された。Google Nowスマートアシスタントを利用したカード式のUIもデモされた。

またAndroid Wear SDKが公開され、デベロッパーはインターフェイスやセンサー・コントロールのカスタマイズができるようになった。このSDKでは音声コマンド、スマートウォッチ間、タブレットスマートフォンとの通信も処理できる。

本日発売開始の新しいスマートウォッチにはスワイプでメッセージを非表示に、コンテキスト情報を表示する、などいくつかの新機能サポートされている。

〔日本版〕トップの画像の円形のモデルがMoto 360。2番めの画像の角型モデルの左がLG、右がSamsung。

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Appleのスマートウォッチは10月デビューか―2.5インチ曲面ディスプレイでワイヤレス充電

Reutersの記事によると、Appleは早ければ10月にスマートウォッチを発売する。これに備えて7月にも量産が開始される。このスマートウォッチのスクリーンは直径2.5インチ、やや角ばった形状で、バンドから少し浮き上がったアーチ型だという。またタッチ機能、ワイヤレス充電機能も備える。

記事によれば、Appleは発売後最初の1年で5000万台の販売を予定している。OEM生産に当たるのは台湾のQuantaコンピュータ社で、同社は現在小ロットの試作を行っている。試作バッチのディスプレイはLGが供給している。このスマートウォッチはSamsungのGear 2のものに似た心拍計を備えているという。

Appleがこの秋にスマートウォッチの発表を準備しているという情報は業界に広く知れ渡っているが、今回権威あるニュースメディアによるさらに具体的な報道が追加された。今月、日本の大手経済紙、日経もAppleはスマートウォッチを10月に発表すると報じた。この記事では曲面OLEDディスプレイが採用され、健康モニタ関連の機能が提供されるとしていた。これはReutersの記事の「アーチ型のディスプレイ」という情報と一致する。

一般的に言って、Appleが新製品の発表を控えて量産に入ると、製品の詳細に関する情報が次々にリークされる。新しいiPhoneのローンチの際も同様だった。そうした前例も考慮すれば、最近のAppleのスマートウォッチに関する情報もかなり確度が高いと考えられる。

Appleが角型のディスプレイを採用したというのが事実ならそのデザインはこれまでも噂されてきたように、NikeのFuelBandに近いのかもしれない。しかしデザインに関してはまだ十分に信頼できる情報は出ていない。ただし、スマートウォッチがAppleが秋に一般公開を予定しているiOS 8のHealth機能と連携することは間違いないだろう。

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曲面OLEDディスプレイを搭載し、健康情報管理などに利用できるApple製iWatchは10月に登場(日経記事より)

Appleは今年もWorldwide Developers Conferenceにて、いろいろな情報を提供してくれた。ただiWatchに関しての情報は出てこなかったようだ。しかし日本の新聞社である日経からの情報によれば、iWatchは10月リリースにむけて着々と準備を行っている最中なのだそうだ。曲面OLEDディスプレイを搭載して、OSにはiOS 8を採用していると、日経はレポートしている。

これまでにもiWatchに関する情報は流れてきていた。iWatchは着信履歴やメッセージの通知を行うのみならず、睡眠時の心拍数や、また消費カロリー、あるいは血中糖度および血中酸素濃度などを利用者に通知するようになっているとのことだった。さらに、NikeがFuelBand部門のレイオフを行っているとの情報が流れて以来、これはAppleとNikeが協業していることによるものだという噂があった。日経の報道はこの点についても肯定的な情報を流している。

これまでに流れた噂を肯定するだけの記事のようでもあるが、リリース日を予測している点で新たな情報であるということができよう。曰く、新型iPhoneと同時に、10月にリリースされるというのだ。いつか登場するはずだという話は何度も出てきていたが、これまでで最も限定的な期日を予測した記事であるといえるだろう。ちなみに日経は以前にも公式アナウンス以前にリリースデートを正確に言い当てたことがある。

WWDCではHealthおよびHealthKitがアナウンスされた。健康およびフィットネス管理を行うためのプラットフォームとなるものだ。HealthKitを通じて、Healthで収集した各種データを活用するプログラムを作成できるようになっている。健康/フィットネス関連の情報を統一的に扱う仕組みが用意されたのだ。またAppleの提供したアプリケーションだけでも、各種健康関連の情報を入手することができ、また必要なときに医療関係者などに示すための情報を集約することができるようになっている。

そうした情報を一括で管理して活用するために、Apple発のウェアラブルが出てくるという「噂」が、そろそろ現実化しそうだという話なわけだ。

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(翻訳:Maeda, H


Samsung、Android搭載のGalaxy GearでもTizenを利用可能にするアップデートを提供開始

新しいSamsung Gear 2は、前世代のGalaxy Gearにそっくりだ。おまけにUIを見て、異なるOSで動作しているなどと思わない人がほとんどだろう。実のところ、Gear 2がTizenで、GearはAndroidで動作しているのだ。そして新機種をTizenベースとしたSamsungは、旧機種のGearでもTizenを利用できるようにすると言っていた。それは本気の表明だったようで、実際に使えるようになったようだ(via SamMobile)。旧機種に、ダウンロードしたTizenをインストールすることができるようになった。

先に述べたように、ほとんどの人はAndroid版とTizen版の違いに気づかないのではないかと思われる。Samsungは、アイコンや画面パーツなどがほとんど同じに見えるようにデザインしたようだ。但し、バッテリーのもち時間は改善されているのだとのこと。またカメラを操作するボイスコマンドなどに加え、Tizen本体のみで音楽を楽しむことのできる機能も追加されている。

当初、Samsungはスマートフォンの分野でもTizenに軸足を移していくのだろうと思われていた。自らが開発に関わっているOSを利用することで、Googleの動きに左右されずに済むようになるからだ。自らの思い通りに開発を進めることができるようになる。しかし少なくとも今のところ、Samsungはスマートフォン後のモバイルデバイスにて、Tizen活用の道を探っているように思われる。そうした分野での方が、省電力性や軽快さを備えた標準OSとしての魅力が活かせると考えているようだ。

オリジナルGearのオーナーはSamsung Kies経由でアップデーターのダウンロードをすることができる。少なくとも今のところは、Gear単体でのアップロードは行えない。

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(翻訳:Maeda, H


シュート練習の成績を自動的に記録する、バスケットボール専用のスマートウォッチ登場

バスケットボールが上手だとは言えないが、それでもプレイするのは面白い。熱心に練習していた頃に、Hoop Trackerスマートウォッチがあれば、もう少しましなプレイヤーになれたのかもしれない。このHoop Trackerは一般的なスマートウォッチとは違って、バスケット専用のものとなっている。シュート回数や成功率などの分析を行ってくれるものなのだ。現在は、Kickstarterキャンペーンを展開中。説明によれば、練習時間および消費カロリーといった一般的なものに加え、3ポイント、フリースロー、フィールドゴール成功率なども記録・分析してくれるそうだ。

連続使用でバッテリー持続時間は7時間。重さは65gほどしかない。オフハンド(シュートする側でない腕)に装着して利用する。実際の練習にあたっては、バスケットゴールに「Shot Detector」というハードウェアも取り付ける。これによりシュートが入ったかどうかをチェックするわけだ。これをセットしておくことで、シュートの成否を自分で記録したりする必要がなくなる。リングないしバックボードには当たったものの、ネットを通過しないものをシュート失敗としてカウントしている。すなわちエアボールとなったものは失敗として記録されないことになる。

データ記録の有効範囲は14mほどとなっている。データはHoop Trackerのデスクトッププログラムにも送られる。ここで自分の友人と成績を競ってみることなどもできる。またコーチモードではダッシュボードにて同時に15名までのデータを管理できるようになっている。ダッシュボードにはどのエリアからのシュートが最も入りやすいのかなどのデータが表示される。シュート位置毎の成功率記録をチェックすることもできれば、あるいは一度のシューティング練習セッション中の成功率を過去のデータと比較したりすることもできる。

データは、アプリケーションを使わずともスマートウォッチ上で確認することができる。但し、さまざまな分析を行いたいのであれば、データをネットワークにアップロードしておくのが便利だ。得意なプレイを繰り返して時間を潰すのではなく、練習が必要なポイントを明確にして、より効率的な練習を行うことができるようになる。

Hoop Trackerの目標調達額は10万ドルだ。本Kickstarterキャンペーンでは、スマートウォッチおよびUSBコネクター、シュート検知のためのデバイス、そして検知用デバイスをリングに取り付けるためのポールも含めて99ドルからの価格で入手することができる。キャンペーン後の価格は199ドルを予定しているのだとのこと。キャンペーン成功の暁には、9月からの出荷を予定しているのだそうだ。こうした単一目的のデバイスは確かにニッチなものではある。しかしバスケットボール関連市場は大きなものであるし、またプロの世界に広がっていく可能性もあるだろう。こうしたニッチデバイスも、ウェアラブルのひとつの方向性として広がっていくのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H


Motorola、Android WearのMoto 360スマートウォッチをビデオで紹介―丸型、高級感、つけ心地がカギ

MotorolaはさきほどAndroid Wear OSを利用した最初のスマートウォッチのひとつ、Moto 360 をチーフデザイナーのJim Wicksが自ら詳しく紹介するライブHangoutセッションを公開した。

ここではまず製品開発のコンセプトから順次具体的な内容が説明されている。ただしMotorolaはハードウェアのスペックについてはほとんど明らかにしなかった。しかしWicksがカメラの前で動作するところを見せたので(*)、Moto360はすでに単なるコンセプト・モデルではないことがわかった。こういうものを好む消費者の購買欲をそそるのに成功したに違いない。

丸型

WicksはMoto 360が丸型であることを強く訴えた。私のいい加減な勘定によると「丸い」という言葉を1000回は繰り返したと思う。 スマートウォッチという新規なツールにこれまで見慣れた時計の外観を与えることで一般ユーザーの心理的障壁を取り除こうとしたのがWicksたちが丸型を採用した理由のようだ。Wicksは「人々は時計といえば丸い形を思い浮かべる。人類が時計を発明して以来、時計はずっと丸かった」と語った。

またWicksは「われわれは一般消費者のためにテクノロジーを役立てるのであり、その逆ではない。新しいテクノロジーを採用するために消費者に心構えを変えさせるようなことはしたくない」’と付け加えた。

ライバルのメーカーの大部分はスマートウォッチの機能を最大限に生かすためのデザインを考えているが、Motorolaは逆に消費者の心理的抵抗を最小限にする方向でデザインしているようだ。これはひとつの見識だろう。時計としての見慣れた形を採用することはメインストリームの消費者にスマートウォッチを普及させるために有効な方向だと思う。

材質とつけ心地

同様の見地から、開発チームは材質と仕上げの高級感とつけ心地にこだわった。その結果がステンレスのボディーと本革のバンドになったのだという。バンドは付け替えが可能だという。また女性など手首の細いユーザーのためのバンドも将来用意されるかもしれないと述べた。Wicksは「購入後ユーザーが自分で交換もできるようにする」と述べたが、市販の腕時計バンドが使えるかどうかは明言しなかった。Pebble Steelと同様、特殊な形状のコネクターを用いた専用のバンドしか使えないことになる可能性もある。

またMoto 360がデザイン上もっとも重視したのがつけ心地だ。丸型を採用した理由の一つでもあるという。Wicksによると「同面積の場合、角型の方が角が手首に当ってつけ心地が悪い」のだそうだ。また丸型デザインは自然に画面の中心に注意を集めるので、一瞥して情報を受取やすいという。また左右どちらの手首にはめてもよいように画面を回転させる機能もついている。

スペック、接続性、発売時期

ハードのスペックについてはWicksは新しい情報をほとんど明かさなかった。ただしハングアウト視聴者の質問に答える中で、ある程度の防水性が与えられること、またこれに関連してボディーは一体型であり外部接続ポートは存在しないと述べた。すると充電の方法が問題になるわけだが、この点についてWicksは「Motorola独自の方法を採用する」と述べるにとどまった。誘導電流を利用する方式か、あるいは機械式腕時計のような自動巻き機構を採用するのかもしれない。

バッテリー駆動時間についてもWicksは具体的な数字は明かさず、「われわれはMotoACTV以降エネルギー管理については豊富な経験を積んできた」と述べた。

またMoto 360にはカメラが装備されないことも確認された。単独であれもこれもと機能を満載する方向ではなく、あくまでスマートフォンと連動してユーザーの置かれたコンテキストに応じて適切な情報をタイミングよく提供することに特化したデバイスとしてデザインされているのだという。

価格は不明だが、この夏まずアメリカで発売された後、国際展開される予定であることは確認された。Moto 360のスマートフォンとの接続性に関してはMotorolaのすべてのAndroid携帯に加えて、Android4.3以降を搭載するあらゆるスマートフォンと接続可能であるという。

〔*日本版 ビデオの9:48あたりでWicksがMoto 360の画面を指でスワイプしてみせている。〕

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Googleのスマートウォッチの仕様がリーク―LGのOEMでハードの能力はGalaxy Gear 2レベル

GoogleとNexusでもGoogleのハードウェアのパートナーを務めるLGが準備中のスマートウォッチについてさらに情報が入ってきた。

情報源は@evleaksだ。この情報源はこれまでにも未発表のデバイスについて何度も正しい情報をつかんだ実績がある。われわれがGoogleのスマートウォッチの開発が進んでいるという記事を掲載したすぐ後で@evleaksはOMEはLGで、発表はGoogleのI/Oデベロッパー・カンファレンスになるだろうとツイートした。

@evleaksによれば、ハードウェアの仕様は1.65インチ・ディスプレイ、画素は280×280、つまり240ppiで、RAMは512MB、ストレージは4GBだという。これはローエンドのスマートフォンのスペックに近い。プロセッサは不明だが、ディスプレイ解像度がやや低いものの、その他の仕様ではSamsung Galaxy Gear 2にほぼ匹敵する。

各種のリーク情報を総合するとGoogleブランドのスマートウォッチの登場は近いようだ。手首を舞台にしたウェアラブル・デバイス戦争が本格的に始まろうとしている。

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スマートウォッチPebbleのアプリPurrは時間が実際に過ぎ去るものであることを自覚させる

昨日(米国時間1/30)は、Durrという、5分おきに振動するだけで文字盤のまったくない腕時計が、Vergeで大きく取り上げられた。記事の筆者のAaron Souppourisは、その体験をPebbleと比較していた。それを読んだあるデベロッパが、同じことをPebbleで実現することに挑戦した。新しいデバイスを作るわけではない。彼は次に出るPebble OS 2.0用に、Purrという名のアプリを作ったのだ。

そのPurrアプリはDurrの機能を正確に模倣し、腕につけたPebbleを5分ごとに振動させ、ディスプレイにはまったく何も表示しない(上図)。何か白紙のようなものを表示しているのではなくて、Pebbleのスクリーンをoffにしているだけだ。PurrアプリもDurr腕時計もねらいは同じだ。それは、時間が5分経つたびにユーザに光陰矢のごとしであることを想起させ、もっと充実した楽しい時間のすごし方をしなくちゃ、と真剣に自覚させることだ。

ただしDurrには文字盤が最初からないので、ふつうの時計として使ったり、アプリを動かすことはできない。またPurrの場合は、Pebbleからのいろんな通知はそのままやってくる。それはもしかして、Purrで人生観を変えたいと願ったユーザには邪魔かもしれない。また現状のPurrはPebble OS 2.0のプレビューバージョンの上で動くベータなので、5分おきの振動が一回で終わらずにランダムに繰り返すことがある。それについてPurrを作ったJames Brooksは、今デバッグ中だと言っている。

時間が、止(とど)めようもなくどんどん流れ去っていくこと、自分が死に一歩一歩近づきつつあることを、ユーザにたえず自覚させる腕時計は、ガジェットとしては珍種だ。でもこのPurrアプリは、Pebbleの今度のSDK 2.0がデベロッパに相当いろんなことを自由にやらせてくれることの、例でもある。スマートウォッチはもしかして本当にプラットホームではないか、という気にもなってくる。そう思わせる自由度や柔軟性が、ちらりと見えてきたのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))