BtoBのローカルビジネスにおける、ローカルSEO完全ガイド。

「ローカルSEO」という言葉も一般的になり、特にスモールビジネスにおいては、非常に有力なWebマーケティングの施策と言えます。「ローカルSEO」と聞いてパッと思いつくことは、レストランや小売店などのBtoCビジネス。しかし、BtoBのビジネスにおいても、ローカルSEOは強力な施策となり得ます。今回は、ローカルSEOの中でも、BtoBに焦点をあてた、Search Engine Journalの記事を紹介します。

SEOを改善することにより、本当の価値を顧客に提供する、活動的で、信頼できるコミュニティの参加者としてのあなたのビジネスを確立するためには、何をすべきだろう?

ローカルSEOという言葉を聞くと、ローカルの小売店やBtoCのビジネスが、オンラインでの露出を最適化し、自身の店舗に足を運んでもらうようにする、戦略や戦術を思い浮かべることだろう。

しかし、BtoBのビジネスの中には、商業用の不動産業者のように、明確なローケーションで事業を行ってる場合も、そうでない場合もある。

こうしたビジネスの場合、自然検索によって顧客に発見され、エンゲージしてもらうことに、(BtoCのビジネスと同様ではあるが、わずかに異なる)課題を抱えていることもある。

BtoBのビジネスにおける、ローカルSEOの包括的な目標は、(BtoCのビジネスと同様に)特定の商圏内で、製品やサービスに関連するあらゆるトピックについて、最も信頼のある権威としての存在を確立することである。

そのため、そうしたビジネスは活動的で、信頼できるコミュニティの参加者であることが求められ、顧客や地域全体に本当の価値を提供しなければならない。

ローカルSEOを活用することで、ローカルマップパックと自然検索における露出を改善することが可能だ。

この記事では、BtoBのビジネスに特化した、いくつかのベストプラクティスを紹介したいと思う。

基本から始める

ローカルに注力しているか否かに関わらず、あらゆるSEOのプロジェクトは、きちんとした基礎から始めるべきだ。

新規のビジネスであろうと、老舗の企業であろうと、Web上でのプレゼンスにおける徹底した監査やSWOT分析を行い、オンサイトとオフサイトの最適化箇所を特定することが必要である。

包括的な戦略には、下記の項目が含まれる。

  • インテントと話題性を考慮したキーワード調査を行い、顧客がどのように検索しているかを知る
  • 「近くの”キーワード”」や「”地域名”の”キーワード”」といった検索を行い、顧客の典型的な検索行動を把握する
  • Webサイトとページの構造とパフォーマンスに注力した、技術的な監査を行う
  • ページタイトル、見出し、メタディスクリプションなどの主要な項目に、ローカルを意識したキーワードを含める
  • 内部リンクと外部リンクを確認し、どのようにして検索エンジンが検索者を正しい答えに導くのか、どのリンクがオンライン上の権威性に影響を与えているのかを把握する
  • 詳細な競合分析を行い、競い合う相手が誰なのかを理解し、彼ら以上の存在になるためにどのくらいの労力が必要なのかを把握する

これらの作業の結果は、各項目ごとに分類され、優先度をつけるべきである。これらが、基本的な最適化の作業の土台となる。

スキーマを活用する

ローカルSEOの戦術で重要なものとして、検索エンジンに好まれる情報の構造を整備するために、ローカルビジネスのスキーマやHTMLのマークアップを活用することが挙げられる。

スキーマの利用法を統括するschema.orgは、下記のように述べている。

「オンページのマークアップにより、検索エンジンがWeb上の情報を理解することができ、ユーザーが関連する情報をより簡単に発見できるよう、よりリッチな検索結果を提供できるようになる。」

ビジネス関連のスキーマは、住所、営業時間、部署、レビューなどを構造化することに使用でき、自然検索結果やマップの検索結果において、構造化された表示に落とし込むことができる。

ローカルビジネスの住所などの情報を構造化した場合の例を挙げてみよう。

「commercial real estate Barrie」というキーワードでのGoogleの検索結果のスクリーンショット(2022年4月)

別のスキーマの活用法としては、FAQのセクション内で質問と答えをタグ付けし、その商圏における専門性を強調することが挙げられる。

タグ付けされた質問と回答は、検索結果画面でリッチテキストとして表示される可能性がある。

「what is commercial real estate」というキーワードでのGoogleの検索結果のスクリーンショット(2022年4月)

スキーマは、検索結果でのビジネスの露出を高めるために使える強力なツールであるが、よく見過ごされるツールでもある。

Googleビジネス プロフィールを最適化する

Googleビジネス プロフィール(GBP:Google Business Profile)は、かつてはGoogle マイビジネスと呼ばれていたが、ローカルSEOにとって重要な存在である。これにより、Googleが、その商圏におけるビジネスの存在を確認することができるのだ。

該当のビジネスが、自身のビジネスが行われる場所を主張し、認証することができる。また、その住所で正式に行われていなくとも、物理的な住所であることが必要だ。

Googleビジネス プロフィールでは、営業時間、Webサイトへのリンク、カテゴリー、製品、サービス、ロゴ、画像、動画など、関連する詳細な情報を提供することができる。

プロフィールの項目は、可能な限り、すべて埋めるべきだ。

Googleは、全てのビジネスが特定の場所で行われているわけではないことを理解しており、そうしたビジネスのために、いくつかのBtoB用のカテゴリーを用意している。

「ommercial real estate Barrie」というキーワードでのGoogleの検索結果のスクリーンショット(2022年4月)

Googleビジネス プロフィールは、顧客がレビューを提供できる場所にもなっている。レビューの重要性については後ほど説明しよう。Googleビジネス プロフィールは、ローカルの顧客との関わりを持つためのチャネルにもなるのだ。

理想的には、少なくとも週に1回は、関連するコンテンツを投稿したい。

Googleは積極的に活動するビジネスを好むようになるため、イベント、プロモーション、一般的な情報を定期的に投稿することで、ローカル検索における露出を高めることができるはずだ。

NAPデータを怠らない

NAPはName(名前)、Address(住所)、Phone Number(電話番号)の略である。各ビジネスの固有情報を表し、ローカルSEOの観点からも重要である。

特に、コーポーレートサイト、Googleビジネス プロフィール、ローカルのディレクトリサービス、あなたのWebサイトについて言及している他のWebサイトなど、インターネット上のあらゆる場所で正確なNAPデータを記載するよう、注意を払うべきだ。

Googleや他の検索エンジンは、NAPデータを相互に参照しており、正確で一貫したプロフィールを持つビジネスを評価するのだ。

上級者向けのアドバイス:NAPデータを迅速に、無料で管理する方法は、会社名を検索し、検索結果に表示されるあなたのビジネスとNAPデータを全て確認することである。

ローカルリスティングを管理する

ビジネスの地域性における重要なシグナルとして、関連するローカルリスティングのWebサイトでの掲載が挙げられる。

無料または有料の、ローカルビジネスに注力したディレクトリ系のWebsサイトは、数多く存在する。

ここでも、NAPデータに一貫性を持たすことが重要となる。

しかし、多くのディレクトリ系のWebsサイトでは、商品やサービスの情報、画像、プロモーション、リードを発生させる他の特徴を記載する、拡張型のリスティングが可能である。

Googleビジネス プロフィールと同様、こうしたWebサイトでも、詳細で完璧なリスティングにすることが重要である。

このようなディレクトリ系のWebsサイトの多くで、消費者はレビューを投稿できるため、可能な限りの監視が必要とされる。

前述した上級者向けのアドバイス活用し、ディレクトリを特定しよう。自動的にあなたのビジネスのリスティングを発見し、アップデートしてくれる有料の管理サービスも存在する。こうしたサービスを利用すれば、継続した監視と管理が可能となる。

より深い分析として、関連するディレクトリを対象とした、検索エンジンに表示されるターゲットキーワードの調査が挙げられる。

上位に表示されているものは、検索エンジンから関連性と権威性が高いと判断されているため、特に注目すべきと言える。

レビューを依頼し、迅速に対応する

オンラインでのレビューは、現代のBtoBのバイヤージャーニーにおいて標準となっており、高く信頼されるものとなっている。

調査にもよるが、消費者は購入を決断する前に、70%〜95%の確率で、レビューを参照しているとのことである。

プライベートとビジネスの両面において、我々が皆、普通に行っている行動であろう。

こうしたレビューは、ローカル検索とマップパックでの露出に対し、大きな影響を与えている

そのため、各プラットフォームにて、レビューを顧客に促すことは非常に重要である、また、Googleでのランキングという観点では非常に大きなウェイトを占めるため、Googleビジネス プロフィールへ誘導することができれば、より良いだろう。

また、特にネガティブな内容の場合、各レビューに迅速に対応することも重要である。

こうした対応の速度は、そのビジネスの組織力、カスタマーサービス、一般的なビジネスとしての強み、などを反映している。

消費者は、問題に対して効果的に対応するビジネスを信頼し、ともに働きたいと考える傾向があるとする調査結果も存在している。

ローカルのエキスパートになる

「コンテンツ イズ キング」というフレーズを聞いたことがある方も多いと思うが、BtoBのSEOにおいては、そのまま当てはまるだろう。前述の通り、特定の商圏において、あなたのビジネスがその業界における権威であると、Googleに認識させることが大きな目標である。

Googleは、権威のあるWebサイトを自然検索結果での露出を高めるが、これはコンテンツマーケティングの大きな目標の1つである。

簡単なことではないが、ローカルのレベルでは、購買サイクルの各ステージにいる顧客ニーズに応える、高品質で関連性の高いコンテンツを作成し続けることで、その分野のエキスパートになれるチャンスがある。

Webサイトやブログ、または、解説動画やプロモーション動画などを作成し、あなたの商圏内の顧客が抱える疑問の解決策を提供できる存在になろう。

そのため、コンテンツ内で使用するキーワードは、「”地域名”の商業用不動産の動向」や「”地域名”の賃貸オフィス」のように、特定の地域名を含めるようにしよう。

また、こうしたコンテンツには、主要な製品ページやサービスページへのリンクを設置し、Webサイト全体の権威性を高める工夫をしよう。

あらゆるコンテンツが相互に活用しあい、初回の検索からソリューションの購入まで、ユーザーを導くようにしよう。

コミュニティとの関わりを持つ

その地域や商圏における権威性を高めるための方法として、積極的な参加者となることが挙げられる。

企業がコミュニティとの関わりを持つ方法をいくつか紹介しよう。

  • 商工会やその他のローカルビジネスの組織のメンバーになる
  • ローカルのサービスグループに参加する
  • ローカルのイベントや慈善団体を後援する
  • ローカルのイベントを主催、もしくは、参加する
  • 同じ目的を持つ他のビジネスと共同してマーケティング活動を行う

いずれの場合も、自社のWebサイトやソーシャルメディアにて、こうした活動の参加について公表しよう。

可能であれば、パートナーのWebサイトからあなたのWebサイトへのリンクを貼ることができる機会を探そう。

こうしたリンクは、ローカルでの露出を高める手助けとなり、検索エンジンに対する重要なシグナルとなるのだ。

競合サイトを認識する

競合サイトを分析する前に、競合サイトを適切に特定する必要がある。オンラインでの競合の場合、それは啓発的なものになりうる。

ターゲットキーワードを設定したら、どのようなWebサイトが表示されるかを把握しよう。特に、あなたのWebサイトよりも上位に表示されるWebサイトは、注視すべきだ。

こうしたWebサイトの技術的な監査やコンテンツの監査を行い、あなたよりも上位に表示されている理由を探ろう。

また、競合サイトのバックリンクの調査を行い、あなたが獲得していない、関連性があり権威性の高いWebサイトからのリンクがあるかどうかを探そう。

最後に、コンテンツの内容と更新頻度に着目し、自社のマーケティングに活かせる点を把握しよう。

前述の通り、その地域でのエキスパートになることが大きな目標であるが、他のWebサイトも同じ目的を持っている場合、より多くの労力が必要とされるかもしれない。

BtoBには、HtoH(Human to Human)が求められる

ローカルの権威性における最後の分析は、検索、訪問、消費、共有、レビューなどをからの、顧客の認識である。

最終的な責任は、あなたとあなたのビジネスにある。コンテンツ、答え、製品、サービスなどを顧客に提供し、彼らが再びあなたのビジネスを利用してくれたり、彼らの友人や同僚にあなたのビジネスについて語ってもらうようにするのである。

検索エンジンが高く評価するのは、素晴らしい体験を提供し、忠実で信頼できるオーディエンスを抱えているビジネスなのである。

自然検索と同様、ローカル検索も競争は高まるばかりであり、あらゆる工夫や施策が必要とされることでしょう。こうした状況からも、できる限りの施策を早めに取り組み、実績を積むことが必要かもしれません。今回の記事で紹介された施策の中でも、すぐに行える施策があれば、早めに対応していくことが理想的だと思いました。こうした取り組みを継続することで、地域内の信頼できるエキスパートとしての存在を確率していきたいものです。

この記事は、Search Engine Journalに掲載された「Local B2B SEO: The Complete Guide For Local Businesses」を翻訳した内容です。

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SEOに活きる、アンカーテキストの最適化のための戦略

SEOにおいて、リンクの重要性は言わずもがなですが、可能であればアンカーテキストまでこだわりたいものです。かつてのSEOでは、スパム的な手法として使われていたこともありましたが、Googleのアルゴリズムが進化した今においても、重要なシグナルと言えるでしょう。今回は、アンカーテキストに焦点をあてた、NEILPATELの記事を紹介します。

初期のSEOは、まるで、映画の「ワイルド ワイルド ウェスト」のような世界であった。

Googleの検索結果で上位に表示させるために、ブラックハットのSEOの専門家は、キーワードスタッフィングやスパムリンクの作成など、考えられるものはなんでも行っていた。

そして、それは効果的であった。僅かではあるが。

最近では、Googleのアルゴリズムはコンテンツの品質を重視するようになり、上記のような古い手法のSEOは廃れている。アンカーテキストのような詳細な施策が重要となっているのだ。

なぜだろうか?我々は、より賢く、複雑なアルゴリズムを相手にしているからである。現在、Googleが用いるランキング要素の数は、200を超える

Webサイトは読み込みが速く、安定し、安全であるべきとするコア・ウェブ・バイタルは、百万以上のWebサイトに影響を与えている。これは、検索結果で上位に表示されたいのであれば、コンテンツの作成と公開とともに、Webサイト上の体験も改善しなければならないことを意味している。

同様に、ペンギン(別名、「Webスパムアルゴリズム」)も、ここ数年間で変化が見られている。バックリンクと内部リンクのアンカーテキストが今まで以上に重要となっているのだ。

「ノイズ」が多ければ、アルゴリズムを混乱させてしまうことになる。少なすぎると、動揺させてしまう。

非常に繊細なバランスなのだ。

しかし、2022年、多くのマーケターにとってSEOが最重要事項であると考えると、注目に値するものである。

この記事では、SEOを改善させるためのアンカーテキストの最適化について説明する。また、オーディエンスの数を著しく低下させてしまう、Googleペナルティの回避策についても解説したい。

まずは、アンカーテキストとは何なのか、そして、SEOにどのような影響を与えるのかを理解しよう。

アンカーテキストとは何か?

それを実感していなくとも、あなたがアンカーテキストを毎日使用している可能性はある。アンカーテキストとは、ハイパーリンクに表示される、クリック可能なテキストである。

インターネットを高速道路とすると、アンカーテキストは、次の出口を示す標識のようなものである。

アンカーテキストは、Webサイトのユーザーと検索エンジンの両方にシグナルを送る。正しく使用すれば、他のWebサイトからの信頼できる情報を調達し、他の「車線」とあなたをつなぐことができる。

また、ユーザーがあなたのWebサイトを回遊するための手助けとなり、Googleのアルゴリズムに、あなたのコンテンツがどのような人に関連しているのかを伝える役割を果たしている。

自身のWebサイトのソースコードを見てみると、下記のようなラインを見つけることができるだろう。

これは、Googleが見ているあなたのWebサイトの一部である。

Webブラウザと検索エンジンに、どのリンクをたどるべきかを伝える箇所があるのだ。

これが、あなたのWebサイトで起こっていることとして説明しよう。

ユーザーがクリックすると、指定されたページに遷移する。

URLの詳細について調べたことがなければ、単にリンクを作成して終わり、と思うかもしれない。しかし、ブランドがこの単純な要素に着目するための深い理由があるのだ。

なぜ、アンカーテキストはSEOにとって重要なのか?

前述の通り、2012年にGoogleはペンギン・アルゴリズムをリリースし、SEOの世界を一変させた。そして、再び更新された

こうした変化により、アンカーテキストは、信頼できるWebサイトがどのように関連しているかを判断する、最も簡単な方法となった。

また、Googleは、Webサイトが過度に最適化されていないかを確認するために、バックリンクとアンカーテキストを用いるようになった。

Googleは過度に最適化されたWebサイトにペナルティを与えるため、アンカーテキストの役割は大きくなるばかりであった。Googleはペンギン・アルゴリズムを何回も更新しているため、今後もさらに変化していくことだろう。

コンテンツマーケティングのROIを最大化させたいのであれば、これは注目すべき事柄である。悲しいことに、アルゴリズムが変更されると、トラフィックを大きく減少させてしまうブランドが多くあるからである。

自身も、そのブランドの1つになりたいだろうか?

トラフィックの減少は、収益の減少を意味することも忘れないでほしい。トラフィックの減少が著しいと、大きな問題を抱えてしまうかもしれない。そのため、アンカーテキストの最適なバランスを見つけることは、SEOにとって重要と言えるのだ。

2018年のアップデートでは、アンカーテキストを過度に最適化していたWebサイトの3.1%が打撃を受けた(この数字は、打撃を受けたことを報告している、著名なWebサイトの数字である。より多くのWebサイトが、実際には苦しんでいることだろう)。

少なくとも、バックリンクに使用されるアンカーテキストがSEOのシグナルであることは、しばらくの間続くだろう。

アンカーテキストについてのセオリーは、バックリンクと同様内部リンクにも適用される

幸いなことに、アルゴリズムはますます賢くなっており、GoogleはWebサイト全体ではなく、問題のあるページのみに与えられるようになっている。しかし、それでもなお、長期的なトラフィックと収益に大きな影響を与える可能性はある。

様々な種類のアンカーテキスト

検索エンジンのこととなると、SEOの専門家は可能な限りの手段を尽くすことを好むだろう。

アンカーテキストの場合、10年以上に渡って、我々は手に入る全ての情報を解析してきた。有益なものも、有益でないものも、アンカーテキストの作成には多くの方法があることは、驚くべきことではないだろう。

1.完全一致のアンカーテキスト

ページ全体のターゲットキーワードをアンカーテキストの文言として使用した場合、完全一致のアンカーテキストとなる。例えば、「無料SEOツール」をアンカーテキストとして使用し、私が管理しているSEOツールのUbersuggestにリンクさせる、といった具合だ。

SEOの初期の頃は、単一のページに完全一致のアンカーテキストを何回か使用すれば、その記事が上手くいくことが多かった。しかし、Googleがペナルティの対象にするほど、過度な使用が目立っていった。

今でも、完全一致のアンカーテキストをいくつか使用することは、良い考えである。しかし、一般的には、他の種類のアンカーテキストと混ぜて使用することが望ましい。

2.部分一致のアンカーテキスト

部分一致のアンカーテキストとは、他の文言とともに、キーワードを含めることである。例えば、「私のSEOツールを試してみる」といった文言をアンカーテキストに使用し、Ubersuggestにリンクするといった具合だ。この記事でも見られるように、私はこのタイプのアンカーテキストを自身のWebサイトで最も頻繁に使用している。

スパムな手法でなくキーワードを効果的に含むことができるため、アンカーテキストの作成方法としては、非常に便利と言える。

Googleは、私がアルゴリズムを操作しようとする意図がないことを認識しつつ、私のリンクをたどり、コンテンツに対し、良い印象を持ってくれる。

意図的なリンク作成方法とは見られないため、あなたのページのオーソリティを高める方法として、強く推奨することができる。しかし、他の戦略と同様、使いすぎには注意すべきだ。

また、長い文言をアンカーテキストに使用することも、私は勧めない。あなたが使用するキーワードを薄めてしまい、どの文言がリンク先のページに関連しているかわからないため、ユーザーを混乱させてしまうかもしれないからである。

3.ブランド・アンカーテキスト

次はブランド・アンカーテキストである。これは、オーソリティを構築するために、ブランド名を利用するアンカーテキストである。Ahrefsの例を見てみよう。

アウトバウンドのバックリンクとして、これは優れた方法である。

あなたが他の高品質なツールやサービスを示しているというシグナルをGoogleに送るため、強力なアンカープロフィールを構築するための、安全で効果的な方法である。

もちろん、この方法でリンク構築の助けとなる他のブランドを探してみてもいいだろう。

キーワードが付属している場合は特に、他のブランドへのリンク設置をためらう必要はない。そのブランドへのリンクが過度では無い限り、Googleは健全な方法として認識するはずだ。

4.ネイキッド・アンカーテキスト

この種類のアンカーテキストは簡単に使用できるが、最も効果的でないアンカーテキストであり、画像や引用などのソースにおいて、よく使われている。URLをそのままペーストしたものが、ネイキッド・アンカーテキストである。

例えば、「www.thisisareliablesource.comによると、マーケターの45%は、アンカーテキストの追加はランキングの助けとなると考えている」といった具合だ。

なぜこの方法が良い方法でないか、すでにおわかりだろう。

コンテンツを読む際、参考文献に突然注意を向けられてしまうため、非常に邪魔である。

また、あなたが技術的な知識が不足しているとユーザーに思わせる可能性があり、これはオーソリティの低下にもつながるだろう。

可能な限り、この種類のアンカーテキストは避けるようにしよう。

5.一般的なアンカーテキスト

流れを作り、コール・トゥ・アクションを作ることもできるため、このアンカーテキストを目にする機会は多いはずだ。

ユーザーの注意を信頼できるソースや有益なツールに向けさせたい時に、このアンカーテキストを使用しよう。しかし、多用は厳禁だ。

「こちらのページ」や「こちらをお読みください」といったアンカーテキストを繰り返し使用してしまうと、すぐに飽きられてしまうだろう。また、リンク先のコンテンツの情報をGoogleに何も伝えることができない。

その代わり、このセクションの最初のセンテンスで私が行ったように、センテンスの一部をハイライトし、リンクをクリックすると何があるかをユーザーが予測できるようにしよう。

6.潜在的意味インデキシング(LSI:Latent Semantic Index Keywords )

複雑に聞こえるかもしれないが、これは、ユーザーが検索バーに何を入力するかを予測するために、検索エンジンが用いる手法である。

「アンカーとは」とGoogleに入力した場合、検索バーには他のよく検索されているワードが複数表示され、私はその中から何かを選択することができる。

LSIキーワードをアンカーテキストに使用することで、Googleが任意の検索と関連があるとすぐに理解できる、検索に適した要素を含めることができる。

このアプローチの有効性については議論の的となっている(例えば、Googleのジョン・ミュラー氏は、GoogleにはLSIといった概念が無い、と述べている)。しかし、ユーザーにリンクの文脈をよく理解してもらうための方法として採用することは、悪い考えではないだろう。

もちろん、これらのキーワードはコンテンツ内に自然に使用することが重要だ。

一貫した流れの中で使うことが難しい場合もあるので、LSIを使用する際は注意してほしい。

7.画像アンカー

画像アンカーは、画像をクリックできるようにしたものだ。ユーザーがWebサイト内を回遊する手助けとなるが、アクセシビリティを低下させる恐れがあるため、注意が必要だ。

画像上のリンクは、ユーザーが何かをリサイズしたい時や、コンテンツをスクロールする際に、他のWebサイトへユーザーを誘導させてしまう。

最もよく使われる場面は、広告のように、クリック可能なコール・トゥ・アクションのボタンを使う方法だろう。

このような場合、Googleは画像内のalt属性をアンカーテキストとして読み取る。

alt属性を最適化していなければ、Googleは「テキストのない」アンカーとして読み取るが、これは避けておきたい状況だ。

画像アンカーは、アンカーテキストのバリエーションを広げ、他とは異なる方法を使えるようにするための、優れた方法と言える。

ユーザーがクリックできると認識できる限り、ブログ記事やWebサイト内に画像アンカーを使用することは、問題ないはずだ。

アンカーテキストにおけるSEO:SEOの戦略としてアンカーテキストを活用するためのベストプラクティス

様々な種類のアンカーテキストを学んだところで、次は、ベストプラクティスを学ぼう。

シンプルで基本的なガイドとなるが、時間が経つにつれ、より示唆に富んだ戦略となるはずだ。

アドバイスその①:トピックに適応する

悲しいことに、優れたアンカーテキストについて、多くの誤解がある。

しかし、リンク周辺のSEOにおいては、Googleに上位に表示されるためには、関連性が高いことが重要となる。

Googleは、クエリに対して無関係な回答を提供することで、ユーザーからの評判を悪くすることを望んではいない。

つまり、リンク先のトピックと、アンカー内のテキストやフレーズは、密接に関連していることが重要となる。

例えば、あなたの会社がスモールビジネス向けのコンテンツマーケティングのサービスを提供しているとしよう。

あなたは、Webサイトの訪問者に、コンテンツの重要性について説明したブログ記事を見てほしいと思った場合、リンクを追加する必要がある。

そのリンクには、ブログ記事に関連した文言やフレーズを使用したアンカーテキストを作成する必要がある。さもなければ、Googleはそうしたリンクを、ランキング操作を目的としたリンクと認識し、ペナルティを受けてしまう可能性が発生するだろう。

下記はその具体例である。

私は上記の画像で「URLの構築のしかた」というアンカーテキストを用いている。

読者に理解してもらいたいコンセプトを紹介し、このトピックに関連する情報があることを示しているのだ。

このリンクをクリックすると、下記のページに遷移する。

リンク先は別のブログ記事であり、私が紹介したトピックと完全に一致するものである。

このような役に立つブログ記事ではなく、サングラスを販売するページにリンクを貼っていた場合、どうなるだろうか?

読者は混乱するだろうし、ブログ内の他のリンクをクリックすることはないだろう。ランキングを操作する目的のリンクだと思われ、その読者は2度と私のブログを読むことはないかもしれない。

つまり、関連性を重視しているのは、Googleだけではなく、読者も同様なのである。

Webサイトに訪れたユーザーから信頼を得たいのであれば、ユーザーにとって有益となる情報源を用いており、そこに向けたリンクを貼るべきなのである。

さらに、関連性のあるアンカーテキストが少なくとも1つあれば、ランキングの上昇に寄与するとする調査もある。

これは、あなたのコンテンツのトピックについての良い情報を提供する、キーワードと関連性のあるアンカーテキストをGoogleは依然として評価していることを意味している。

少なくともアンカーテキストの一部を関連性のあるものとすれば、Googleはコンテンツを容易に分類することができ、それに応じたランキングを付与してくれるだろう。

アドバイスその②:常にバリエーションを取り入れる

アンカーテキストを常に完全一致にしてしまうと、Googleのスパムフィルターに検知されてしまうだろう。

ブランド名へのリンクのみを作成している場合も、同様のことが起こるはずだ。

SEOに役立つアンカーテキストを作成するためには、ユニークかつ多様なアプローチを用いることが重要だ。

これは、特定の割合にしたがって用いるべきアンカーテキストを考える、といった、よくあるアドバイスとは異なっている。

トップページの場合、5%を完全一致、20%をフレーズ一致、10%をキーフレーズ、といった具合で考えるかもしれない。

しかし、こうした推奨事項は、アドバイスを与える人や対象の業界によって大きく異なる。

多くの場合、所定のアドバイスに従いながら、あなた自身のアンカーテキストの戦略の基本路線を構築するようになるだろう。こうした基本路線を構築できれば、SEOとオーガニックランキングに最も効果的な方法で行うことになるが、これにはさらに深い評価が求められる。

行き詰まった場合は、競合他社が行っている方法を確認することができる。

私のこのアドバイスは、様々な業界の、様々なブランドがペンギン4.0によって受けた影響を調査した結果に基づいている。

アップデートの後、各ブランドは、「ターゲット」キーワードや完全一致のキーワードの数を減らし、アンカーテキストの戦略をより幅広いものに変更した。

こうした変化を加えると、ペンギン4.0以前の立ち位置に戻った。

上記のグラフと、下記のグラフを比べてほしい。

最も大きな違いは、「それぞれに違いが見られる」ということであるが、どの場合においても、ランキング状態はどちらも良かった。では、手渡された処方箋や、他の同様のアンカーテキストの最適化のスキームにおいて、何を意味しているのだろうか?

鵜呑みにすべきではない、ということだ。

特定のブランドにとって有効なことが、あなたにも有効であるという保証はどこにもない。また、他のブランドの戦略とまったく同じ戦略を採ることも馬鹿げている。

そうではなく、あなた自身のアンカーテキストのスキームが、より自然な配置になるように注力すべきなのだ。

こうしたバリエーションの全ては、自然な表現が前提であり、検索エンジンとユーザーに明確な意図を伝えることになる。

アンカーテキストの実験と自然な表現に注力することで、長期的に見ると、より良い結果が期待できるだろう。

アドバイスその③:アンカーテキストのテストと計測

Webサイト内でどのようにアンカーテキストを使用しているかを追跡することは、多少の労力が必要だ。しかし、時間の経過とともにどのようにSEOに影響を与えるかをテストするための、唯一の方法である。

使用しているアンカーテキストの種類を計測するための第一歩として、LinkioのAnchor Text Categorizer Toolの使用をお勧めする。

このツールは、URL、ページタイトル、ブランド名、キーワードなど、コンテンツについての詳細を尋ねてくる。

また、下記のように、コンテンツで使用しているアンカーテキストを正確に記入する必要がある。

今回は、私のWebサイトの実際のブログ記事からいくつか記入してみた。

また、画面横には便利なパーセント表示もある。

ここで、アンカーテキストの作成手順の基本路線を作り始めることができる。

前述の通り、他ブランドの方法を取り入れることも可能であり、自分自身の戦略を作り出すことも可能だ。SEOに役立つ複数の種類のアンカーテキストを使用していれば、正しい戦略を採っていることになる。

また、Ubersuggestを使用し、他のWebサイトが設置している、あなたのWebサイトへのリンクで、どのようなアンカーテキストが使用されているかを確認することもできる。まず、Ubersuggestにログインし、画面左に表示される「Backlinks」のボタンをクリックしよう。

次に、検索バーにあなたのWebサイトのドメインを入力する。バックリンクのアンカーテキストを含む、複数のデータポイントやレポートがボックス内に表示される。

Semrushを使うのも良い手段だ。どのような種類のアンカーテキストで、あなたのWebサイトにリンクが貼られているのかを確認しよう。この情報を得るために、Semrushのダッシュボードにある「Backlinks」タブを表示しよう。

その後、「Anchors」のオプションをクリックしよう。

こうすることで、他のブランドがあなたのWebサイトにリンクを貼る際、どのようなアンカーテキストが使用されているかを知ることができる。

Googleは、アンカーテキストを、コンテンツの関連性とドメインの権威性のシグナルとして使用している。そのため、アンカーテキストはSEOにとって不可欠な要素であると言えるのだ。

私のWebサイトへのアンカーテキストは、私の名前か、マーケティングに関連するものであることが多い。

これは非常に好ましい状況である。なぜなら、私の名前自体が私のブランドであり、デジタルマーケティングを通じて、私はビジネスを成長させているからである。

こうしたアンカーテキストを構築するためには何年もかかっている。しかし、私が作成したコンテンツと構築してきた関係性のおかげで、私のWebサイトのSEOの大きな助けとなっている。また、私の場合ではあるが、Googleの検索結果の1ページ目に表示されることにも役立っている。

バックリンクに対する十分な時間と適切な方法さえあれば、こうしたアンカーテキストの状況を作り出すことができ、それから素晴らしい結果を得ることができるだろう。

SEOのためのアンカーテキストの戦略におけるよくある質問

アンカーテキストとはなにか?

アンカーテキストとは、オンラインのコンテンツで見られる、新しいページへと遷移するための、クリック可能なテキストのことである。このように、下線が引かれたり、青色になっている場合が多いです。

なぜ、アンカーテキストは重要なのか?

Googleは、そのリンクが関連性があり、価値があるかどうかを判断するために、アンカーテキストを使用する。最も重要なランキング要素ではないが、SEOに影響を与える要素である。また、ユーザーはクリックするかどうかを、アンカーテキストを用いて、判断する。

アンカーテキストにはどのような種類があるか?

アンカーテキストの種類は下記の通りである。

  • 完全一致:あなたのページのターゲットキーワードと同じキーワードを用いる
  • 部分一致:他のキーワードとともに、キーワードを含める
  • ブランド・アンカーテキスト:ブランド名にリンクを追加する
  • ネイキッド・アンカーテキスト:URL全体をリンクとする
  • 一般的なアンカーテキスト:「ここをクリック」や「このページ」のようなフレーズ
  • 在的意味インデキシング:LSIとして知られており、検索エンジンが、検索する際にユーザーが使用する特定の文言やフレーズを予測するキーワード

アンカーテキストを最適化するためのアドバイスは?

アンカーテキストの最適化のベストプラクティスは、トピックにこだわり、一貫した構造を用い、バリエーションを取り入れ、テストと計測を行う、ということだ。可能であればキーワードを使用すべきだが、過度な使用は厳禁だ。

まとめ

アンカーテキストは重要だ。それのみで順位を上昇できるものではないが、ランキング要素ではある。また、ユーザーからの信頼にも影響する。

Googleはアンカーテキストをとバックリンクに対し、常に厳しい目を向けている。そのため、SEOにとってベストなアプローチを採ることは良い考えである。

また、自身の調査結果に基づいて、独自のバックリンクのバリエーションを作ることも良いだろう。

Anchor Text CategorizerやSemrushのようなツールを用いることで、SEOにおける、アンカーテキストの重要な変化を見過ごすことはなくなるはずだ。

今回のアドバイスによって、これから起こるいかなる困難にも耐えることができ、SEOの強化にもつながる、アンカーテキストの戦略を構築することができるだろう。

アンカーテキストを改善するため、今までにあなたはどのような戦略を用いただろうか?

近頃ではなかなか珍しい(?)アンカーテキストに焦点を絞った記事でした。SEOの初期のころと比べると、現在は大きく様変わりしているかもしれませんが、ユーザーを意識したアンカーテキストの作成は重要であると感じました。外部リンクの場合はなかなかコントロールが難しいですが、重要なページだけでも、自社のWebサイトの内部リンクの最適化は行いたいものです。

この記事は、NEIL PATELに掲載された「How to Optimize Your Anchor Text Strategy For SEO」を翻訳した内容です。

投稿 SEOに活きる、アンカーテキストの最適化のための戦略SEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

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○○というキーワードで上げたい!」と明確な指針を持っている方から、「自社のマーケティング目標を達成するために一緒に考えて欲しい」といったものまで、様々なお問い合わせをいただきます。

このホワイトペーパーでは、そんな様々なお問い合わせに対して「弊社がどのようなソリューションを提供しているか」をまとめてみました。

  • 「自社のWebページへ思うように集客できず、困っている」
  • 「SEO施策が大事と聞くけれど、ネットで調べてもイマイチ理解できない」
  • 「専門業者に頼みたいけれど、どの会社に問い合わせるべきか悩ましい」

上記のようなお悩みを持つ方に、是非見ていただきたい内容です。
(SEOやWebマーケティングにおいて課題を感じている企業様向けの内容です。)

ホワイトペーパーの目次

  1. 【逆引き】こんなお悩みありませんか?
  2. プランニングのお悩み例と解決策
  3. コンテンツSEOのお悩み例と解決策
  4. テクニカルSEOのお悩み例と解決策
  5. 解決事例①株式会社シャノン様
  6. 解決事例②税理士法人トゥモローズ様
  7. 解決事例③DLPO株式会社様

相談内容がふんわりしていても大丈夫です。弊社各担当が真摯に向き合い、御社に有益な提案ができるかヒアリングさせていただきます。

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>>SEO会社の上手な活用方法

投稿 【企業様向け】「この内容で相談できる?」SEO会社の上手な活用方法とはSEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

スモールビジネスのための、ローカルSEOの戦術50選+α

スモールビジネスにとって重要事項の1つである、ローカルSEO。Webサイトの規模はそれほど大きくないケースが多いと思いますが、やれることが少ないかと言うと、そうではありません。サイテーション、レビュー、そしてコンテンツ。その他様々、最適化の箇所は挙げられますが、今回はそんなローカルSEOの戦術を数多くまとめたSearch Engine Journalの記事を紹介します。

オンラインでより良く検索され、ローカルビジネスをさらに前進させたいと思うだろうか?この記事で紹介する、実績のあるローカルSEOの戦術を採用し、ローカル検索での露出を高めてほしい。

ローカルで小規模、もしくは、中規模のビジネスを行っているだろうか?

そうであれば、競争がますます強まる検索結果画面において、露出を高め、他よりも目立つことが、いかに難しいことであるかを理解していることだろう。

ローカルSEOの戦略は、ローカル検索結果に影響を与える検索エンジンのアルゴリズムのアップデートや、新しい機能に適応しなければならない。多くのローカルSEOの戦術は、下記の3つのカテゴリーに分類される。

  • ローカルリスティングとサイテーションの最適化
  • Webサイトとコンテンツの最適化
  • リンクの最適化と対策

この記事では、ローカル検索結果での露出を改善するために、今すぐ行うことができる50以上の具体的な戦術を、上記のカテゴリーに分類して、紹介している。

ローカルリスティングとサイテーションの最適化

まずは、NAP(Name:名前、Address:住所、Phone Number:電話番号)から始めよう。

Googleマップに掲載され、上位に表示されるためには、正規のビジネスであることが求められる。また、(業種によっては)ライセンスも必要となる。

このNAPは、あらゆる場所で一貫性があり、同じように記載されている必要がある。さもなければ、後々、問題となるだろう。

ローカルリスティングとサイテーションに取り掛かる前に、下記を行うことが重要だ。

  • ビジネスのNAP
  • WebサイトのURLと(拠点が複数ある場合)ロケーションのページのリスト
  • メインでビジネスを行う町の名前と業種を含めた、短い説明文(50文字が上限)
  • あなたが何者であり、何を行っているかを説明した、長い説明文(250文字が上限)。該当する場合は、町と地域の名前
  • 最近撮影した、あなたのビジネスの写真
  • あなたのビジネスのカテゴリー
  • キーワード(あなたが上位に表示させたいもの)。これらは、通常、「都市名+キーワード」となる場合が多い

ローカルリスティングとローカルサイテーションの主要な戦略は、NAPデータのような一貫性のあるデータとともに、適切なカテゴリーで実行可能なものであることだ。

ローカルサイテーションとは、NAPデータを含む、ローカルビジネスに関する言及のことである。ローカルサイテーションは、あなたのWebサイトへのリンクを含むこともあるし、含まないこともある。ローカルサイテーションを獲得するためには、一般的に、2つの戦略がある。

  • 自分自身で、ローカルサイテーションを獲得する
  • 誰かを雇い、代わりにやってもらう

特に、あなたの地域で競争が激しい業界である場合は、自身でローカルサイテーションを獲得することは、非常に大きなプロジェクトとなるだろう。

競合他社は、数十万のローカルサイテーションを獲得している可能性もあり、このような場合は、手作業で追いつくことはほぼ不可能である。

比較的、競争が穏やかな業界であれば、手動でローカルサイテーションを獲得していくことは、良い戦略と言える。競争の激しくない業界における、ローカルサイテーションを獲得する戦略は、下記のリスティングを獲得することとなる。

  • Google Business Profile
  • Facebook
  • Yahoo! Local (現在は、Yextへの支払いが必要)
  • Apple Maps
  • Bing Places for Business
  • MapQuest
  • Yelp
  • BBB.org
  • FourSquare
  • TripAdvisor
  • Angie’s List
  • TrustRatings
  • YellowPages
  • Home Advisor
  • Thumbtack

上記リストの最後の2つは、特定の業界に特化したものである。あなたの業界に特化したディレクトリがないか確認すべきだろう。

検索結果の10位以内(1ページ目)に表示されているだろうから、一般的に、これらを発見することは容易である。

BrightLocalは米国のローカルサイテーションの上位リストを保持している。

ディレクトリに提出することで(そして、リストされることで)、あなたのビジネスは、いわゆる「フジツボSEO」と呼ばれる、アドバンテージを得ることができる。

あなたがターゲットにしている特定のキーワードで上位に表示されている、他のWebサイトのページに、あなたのビジネスが掲載されるのだ。

つまり、「ダラス 大工」の場合、GoogleはYelp.com、homeadvisor.com、thumbtack.com、houzz.com、angi.com、などのページを上位に表示している。

これらのWebサイトに掲載されると、Googleの検索結果の上位に表示されているため、リードの獲得につながるだろう。

こうしたローカルリスティングを獲得した後(また、確認した後)、次に行うことは、メインのデータアグリゲーターに掲載されることである。これには、下記3つが該当する。

データアグリゲーターは、ローカルビジネスの情報を取得し、それを集約する(文字通り、数千以上のWebサイトが利用できるようにする)。

使用しているNAPデータやWebサイトのURLが正しいものであるかを確認しよう。なぜなら、データアグリゲーターがデータを取得した後は、修正や更新が困難であり、長い時間がかかるはずだからである。

ローカルサイテーションとローカルリスティングの作業をサードパーティに依頼する

ローカルサイテーションとローカルリスティングのために、外注を依頼することも、もう1つのローカルSEOの戦略である。

サードパーティの会社は、ローカルビジネスのリスト(NAPデータ、短文と長文の説明文、URLなど)を送付するよう、あなたに依頼するだろう。そして、彼らは、自身のコネクションを活用し、他のWebサイトでそれらのデータを掲載するようにする。

多くの場合、データプロバイダーと契約しているため、数百、数千、もしくは、数十万のローカルサイテーションを効率的に獲得してくれる。

こうしたサードパーティの会社をいくつか紹介しよう。

  • BrightLocal
  • MozLocal
  • Yext
  • Advice Local
  • SEMrush Listing Management Tool
  • Whitespark
  • Synup

他のWebサイトとその技術との契約を行っていることが理由となり、これらのサービスは他のサービスよりも優れていると言える。

30ほどのWebサイトに提出するだけの会社もあれば、Advice Localのように、何千ものローカルサイテーション(多くの場合、Webサイトへのリンクも含まれる)を獲得してくれる会社もある。

自社に代わってローカルリスティングの設定を行ってくれることもあるが、その場合、ログインデータを提供しないよう、注意すべきだ。

鍵となるのはレビュー

Google上のものは特にではあるが、レビューの獲得はランキング上昇の助けとなり、ユーザーがWebサイトに訪問するきっかけとなる。

サービス系のビジネス(ホテル、リゾート、カーペットのクリーニング、家屋の点検、大工、カーディーラーなど)の場合は特に、多くの人がオンラインでのレビューを読んでいる。

そのため、あなたがサービス系のビジネスや、その他のレビューが重要となるビジネスを行っている場合、レビューを獲得するための戦略を練ることが重要となる。

ローカルビジネスの場合、顧客にレビューをしてくれるよう、勧めたり、依頼することが必要だ。

レビューを勧める方法は多くある。

レビューを依頼するプレートを掲載するお店もあれば、レビューをしてくれた人からランダムに選び、毎月、「賞」を提供しているお店もある(毎月、iPadをプレゼントしているビジネスもある)。

レビューの内容がポジティブであろうと、ネガティブであろうと、各レビューに迅速に対応する必要がある。

ポジティブなレビューやコメントの場合、レビューを残してくれたお客様に、感謝のメッセージを送る。

ネガティブな内容の場合、迅速に対応し、将来発生しうる問題を最小限とするため、オフラインでの問題解決も視野に入れよう。

レビューに対応しそこなった場合でも、数ヶ月前のレビューに返信することに、全く問題はない。

レビューが表示されており、簡単に見ることができるのであれば、レビューへの返信をお勧めする。

ローカルリスティングの確認に時間をかけるビジネスは多いが、レビューに適切に対応し、迅速に返信しているビジネスは多くない。

レビューを推奨する戦略を練ることに時間をかけ、それを従業員に伝え、レビューに対応する人員を1人か2人指定しよう。

ここで、レビューを管理するための、具体的な方法を挙げてみよう。

  • レビューを読み、対応する人員を1人か2人、配置する
  • 会計や支払いをする際、顧客にレビューを依頼する
  • サービスを提供した後、レビューを依頼する旨を記載した、手紙やはがきを送付する
  • レビューのモニタリングと対応を外部に委託する。通常、ソーシャルメディアやSEOの会社(もしくは、コンサルタント)がレビューの監視と返答を助けてくれる。あるいは、パートタイムで雇うという手もある。
  • レビューを記載できるページへのリンクを、Webサイトの各箇所に設置する。例えば、Googleマップの場合、Googleがそのリンクを提供してくれる
  • Webサイト内にフォームを追加し、匿名でレビューを残せるようにする(もしくは、連絡先を残すオプションを用意しても良い)。これを実現するためのプラグインも存在する。特に、Webサイト上で製品を販売しているビジネスにとっては、便利だろう。
  • コメント箱を作成し、ペンや鉛筆も設置する。フォームには、顧客のEメールアドレスを記載する項目を含めておく。そして、そのレビューやテスティモニアルを、オンラインで掲載しても問題ないか、尋ねる。Eメールアドレスがわかる場合は、オンラインでレビューを残してくれるよう、依頼する。

ビジネスに直接送られたレビューは、会社のWebサイトに掲載することができる(顧客の許可を得られれば)。サードパーティのWebサイト(例:Google、Yelp)に記載されたレビューは、コピーして自社のWebサイトに掲載することはできない。

サードパーティのWebサイトに掲載されたレビューは、最近は特に、Googleに重視されているようだ。そのため、顧客がレビューを残すことができる下記のようなWebサイトは、Googleのローカルランキングに寄与する可能性がある。

  • Yelp (yelp.com)
  • Trip Advisor (tripadvisor.com)
  • Yellowpages (yp.com)
  • Better Business Bureau (BBB.org)
  • Manta (manta.com)
  • Angie’s List (angieslist.com)
  • Foursquare (foursquare.com)
  • Facebook (facebook.com)

より多くのレビューを獲得するための他の方法として、顧客へのはがきや配布物の作成が挙げられる。

フィードバックを求めていることを顧客に伝え、そのフィードバックをもとに、ビジネスをより良いものにしていこう。

顧客は、あなたのWebサイトにも、サードパーティのWebサイト(あなたがレビューを残して欲しいと思うWebサイトをリストアップしておこう)にも、レビューを残すこともできる。

ローカルWebサイトのコンテンツを最適化する

ローカルWebサイトの最適化について多くを話すつもりはないが、検討すべきオンサイトのSEOの戦略は存在する。

  • 「近くの〇〇」の検索キーワードへの最適化
  • ローカルへの最適化
  • ローカルコンテンツマシンになる
  • ローカルのWebサイトやブログを購入する


筆者によるスクリーンショット(2022年3月)

「近くの〇〇」の検索キーワードへの最適化

かつては、「近くのレストラン」や「近くの薬局」など、「近くの〇〇」と検索するユーザーが多かった。

これらの検索キーワードは、検索者がどこにいるのかを、検索エンジンが知っていることが前提となっている。

「近くの〇〇」という検索キーワードが、5年前のように多く使用されているわけではないが、今でもそれなりに使用されている。

自身の地域の検索キーワードで、「近くの〇〇」というキーワードが使用されているか、自身で調査してみることをお勧めする。

もし、「近くの〇〇」という検索キーワードが多くあった場合、「近くの〇〇」というキーワードに最適化したページを、少なくとも1ページ持つとよいだろう。

ローカルランキングの要素

Advice Localが提供する、「2021年版ローカルランキングの要素」という記事は、一見の価値がある。

特に、ローカルSEOの専門家が重要であると考えている、下記の項目は注目に値する。

  • Googleビジネスプロフィールのシグナル
  • レビュー
  • オンページの要素
  • リンク
  • ユーザー行動
  • サイテーション
  • パーソナライゼーション

適切に設定されたGoogleビジネスプロフィールのリスティングは、最も重要な「要素」である。

そのため、Googleビジネスプロフィールがきちんと最適化されているかどうか、今一度確認してみよう。

レビューも重要であり、レビューへの対応も重要だ。

また、重要性が増している要素は、「Webサイトのページの最適化」であり、上記のリストでは「オンページの要素」としている。

例えば、ローカルビジネスに関連した構造化データのマークアップが適切であることを確認しよう。また、NAPデータがGoogleビジネスプロフィールの情報と正確に一致していることも確認すべきだ。

アンカーテキスト内に「地域名+キーワード」を含んだ、個々のロケーションページに特化したバックリンクの獲得にも取り組もう。

ローカルコンテンツマシンになる

私が最近目にした戦術、もしくは、「ローカルSEOの戦略」で興味深かったものは、ローカルコンテンツマシンになることである。

自社のWebサイトにブログを追加し、ローカルのニュースやイベントについての記事を書くことで、その街に住む人が読みたいと思い、ソーシャルメディアでシェアしたいと思うコンテンツを作成することができるのだ。

自分のビジネスについて書いていなかったとしても、その地域におけるあなたのビジネスのブランディングに寄与しているのである。誰かがそのサービスを求めていた場合、彼らはあなたのビジネスを最初に思い浮かべるはずだ。なぜなら、あなたのことをオンラインで頻繁に見かけているからである。

自動車事故・人身事故の弁護士がライターを雇い、その地域で起こった事故についての記事を毎日書かせていた例がある。

彼らが書いた事故の実際の被害者をターゲットにしているわけではないが、ソーシャルメディアでのシェアは急増し、弁護士は自分の名前をその街の人々にしっかりと売り込むことに成功した。

こうしたソーシャルメディアでのシェアは、Webサイトへのリンク獲得にもつながり、ローカルランキングにも寄与するのである。

ローカルのWebサイトやブログを購入する

自社のWebサイトへ迅速にコンテンツを追加する手段を探しているのであれば、あなたが必要なコンテンツをすでに保有している、ローカルのWebサイトの購入を検討してみよう。

ローカルのニュースや記事も掲載している趣味系のWebサイトかもしれないし、コンテンツを多く掲載しているローカルのブログかもしれない。

おそらく、そうしたWebサイトのオーナーは、かつて程のコンテンツへの愛着はもっていないかもしれないし、お金を得ることに興味があるかもしれない。

こうしたローカルのWebサイトやブログに問い合わせ、購入する意思を伝えよう。そして、自社のWebサイトへ、彼らのコンテンツを組み込むのである。

古いドメインから、あなたのWebサイトへリダイレクトを設定することで、リンクの資産と履歴をあなたのWebサイトへ受け渡すことができるのだ。

リンクの最適化と取り組み

Webサイトへのリンクは、検索結果のランキングにおける重要な要素であり、今後もそうあり続けるだろう。

Googleのアルゴリズムは、Webサイトへのリンクを常に優遇してきた。

しかし、2016年にGoogleがPossumアップデートをリリースした際、リンクがさらに重視されるようになった。

ローカルリンクや、他のローカルビジネスや組織からのリンクは、何年も前から重要であった。そして、今日のローカルSEO戦略においても、非常に重要である。

SearchLab.comのグレッグ・ギフォード氏は、「あなたがすでに構築している関係性に着目すれば、リンクの機会を簡単に見つけることができる」と推奨している。

ローカルのスポンサー、ボランティアの機会、ローカルのオフラインのグループなど、その全てに可能性がある。

ローカルリンクの獲得について、より多くのアイデアが必要だろうか?Majestic.comを使用し、他の街にある似たビジネスのリンクプロフィールを分析してみよう。

ローカルリンクの獲得の方法として、競合他社からのリンク獲得が挙げられる。

Screaming FrogのようなWebクローラーを使用し、競合サイトの発リンクを確認しよう。

そして、競合サイトがリンクしているWebサイトから獲得できるリンクがあるかどうか、確認しよう。

基本的に、競合サイトはリンククレジットやページランクを他のWebサイトに渡しており、それがあなたのWebサイトに渡されることになるのだ。

その他のローカルSEOのアドバイス

ここまで、検索結果のランキングを上昇させるためのローカルSEOの戦略について紹介してきた。

しかし、これでも十分でないのであれば、もう少し紹介してみよう。あなたが考えたこともないものが、含まれているかもしれない。

ローカルリスティング

疑いもなく、ローカル検索のランキング要素のナンバーワンの要素は、「検索する場所とそのビジネスの近さ」である。

検索をしている人がいる場所から、そのビジネスはどのくらい離れているか?

例えば、Googleは検索者がどこにいるかを理解している(特に、モバイルからの検索の場合は)。

検索している人の場所からそのビジネスへの距離が近いほど、GoogleマップやGoogke検索のローカルリスティングにそのビジネスが表示される可能性が高くなる。

特に、顧客がその場所に訪れる必要がない場合は、このことを理由に「バーチャルオフィス」の場所(もしくは、複数のバーチャルオフィスの場所)を取得していることもある。

私はこの戦略をお勧めしないが、注目に値する戦略ではある(競合他社が行っている場合もある)。

ローカルのオンラインリスティングを最新の状態にする

NAPのデータを更新する場合、可能な限り早く、オンラインでの情報も変更しよう。

引っ越しをする場合、ローカルリスティングの内容も更新する

新しいアドレスが分かった時点で、ローカルリスティングの内容を更新しよう。

リスティングの更新に数ヶ月かかるWebサイトもあるため、早く行えるほど良いだろう。

引っ越しする際、郵便局で住所の変更を申請するように、ローカルリスティングの内容も更新すべきなのだ。

前述の通り、郵便局が使う住所は、ローカルリスティングで記載される住所と同一である必要がある。

検索エンジンは郵便局の住所にもアクセスすることができるはずであり、データの不整合は、ローカルランキングの問題を引き起こしかねない。

NAPのデータでは一貫性が重要であり、ローカルランキングにも影響しうる

ローカルリスティングでの住所が、Webサイトに記載されている内容と一致していることを確認しよう。

ローカルサイテーションを監査する

複数のWebサイトでNAPデータが一致していないことは、私がよく目撃する問題の1つである。

ローカルのサイテーションを確認し、NAPデータが一致していることを確認しよう。きっと、ローカルSEOに良い影響が見られるはずだ。

複数の電話番号、異なる住所、NAPデータを掲載しているWebサイト間で異なる住所、が見つかるかもしれない。

重複するリストを削除し、不一致なデータを更新することが、大きな違いを生む可能性がある。

ローカルプロフィールに、最新の写真を定期的に追加する

あなたの場所とビジネスの新しい写真を定期的に撮るようにしよう。Googleビジネスプロフィール、Facebook、その他のWebサイトに、新しい写真を追加するのだ。

ローカル広告のための予算を追加する

Google広告を使用し、特定の場所をターゲットに定め、その地域の潜在顧客を見つけよう。Googleは現在、Googleマップのリスティングに広告を表示しているので、その広告のための予算を追加することは、良い結果を生むかもしれない。

より多くのレビューを獲得する

競合他社よりも多くのレビューを獲得することは、常に発生する戦いと言える。長い目で見れは、その価値はあるだろう。

店内、あなたのビジネスの場所、アドレスが分かる場合はEメールで、顧客にレビューを依頼しよう。

ホテルやリゾートビジネスの場合、Google、Yelp、TripAdvisorでのレビューを依頼しよう。

ポジティブな内容であれ、ネガティブな内容であれ、レビューへの対応は迅速に行うことが重要だ。

オンサイトのローカルSEO

NAPデータに構造化データをマークアップする

Webサイトに記載されている名前、住所、電話番号は、適切なコードでマークアップされている必要がある。

Webサイト上での見た目には影響しないが、構造化データをマークアップすることで、検索エンジンに対し、それが名前、住所、電話番号であることを、正確に伝えることができるのだ。

また、JSON-LD (JavaScript Object Notation for Linked Data)でマークアップすることを、Googleは推奨している。

電話番号に適切なリンクを追加する

Webサイト内の電話番号が記載されている場所に「tel://」のリンクを追加しておけば、モバイルユーザーがタップすると電話をかけることができるようになる。

また、検索エンジンが、モバイルの検索結果に、あなたの電話番号を表示するためにも役立つ。

Webサイトのロード時間を速める

モバイルデバイス用にWebサイトを最適化すること(または、高速化すること)は、ランキング上昇に寄与する。

読み込み速度が速くなったという理由だけで、Googleがより多くのトラフィックをそのWebサイトに送るようになったことを何回も目撃している。これには、ホストの移転、Webサイトの刷新、CDNの使用、などが該当するだろう。

あなたのビジネスに関連する全ての写真は、適切な位置情報とキーワードに紐付けられるべきだ

EXIFエディタを使用し、場所の情報、キーワード、説明文などを追加しよう。各画像ファイルは、ジオタグのロケーション情報を含めて、情報を更新することができる。

拠点が複数ある場合は?Webサイトに各拠点ごとのセクションを追加しよう

全ての拠点を1ページにまとめるのではなく、可能であれば、コンテンツを追加しよう。

各拠点は、その場所の情報や従業員の情報などで、ユニークな内容となる。それぞれの拠点に関連したコンテンツを作成してみよう。ブログや写真を追加することで、関連性を持たせることも可能だ。

URLには適切な構文とキーワードを使用する

各拠点には、「www.domain.com/location/」のようなフォーマットを使用しよう。Webサイトのメインナビゲーションに各拠点へのリンクを設置する。しかし、各拠点の配下にあるサブページへのリンクは設置しない。

各拠点ごとのWebサイトがある場合は、1つのメインとなるWebサイトに統合する

各拠点ごとに固有のドメインを割り当て、Webサイトを構築している場合は、それらをメインのWebサイトに移動させよう。

各ドメインに301リダイレクトを設定し、メインのWebサイトのサブセクションへ、コンテンツを移動させる。

各拠点のページは、メインのWebサイトの権威性の影響を受け、より強力となるはずだ。また、ローカルリスティングを更新し、新しいURLを指すリンクとなるようにしよう。

強調スニペットが表示されるローカル検索もある

トピックによっては、「0位」にあなたのWebサイトを表示されることで、トラフィックとビジビリティを高めることも可能だ。

0位は「強調スニペット」と呼ばれるものであり、Googleはこれをあらゆる自然検索結果よりも上位に表示させている。

Semrushを使用し、あなたのWebサイトが表示されているキーワードの中から、強調スニペットが表示されているキーワードを確認しよう。

強調スニペットに表示されるように、コンテンツを最適化する。また、ナレッジパネル、インスタントアンサー、ローカルパックカルーセル、画像などを表示させるキーワードもあり、これらも最適化の対象となりうる。

HTTPSを使用していることを確認する

Webサイト上でクレジットカードや個人情報を取り扱っていない場合でも、Webサイト全体をSSLのセキュアなサーバーに移行することで、メリットを得ることができる。

HTTPSは、Googleの検索結果の順位の要素となっている。そして、HTTPSに移行していないローカルビジネスのWebサイトは多く存在する。

そのため、HTTPSに移行することで、競合他社との差別化となることもある。ローカルサイテーションなど、あなたがすでに保有している外部リンクが、HTTPSのURLへのリンクとなっていることも確認しよう。

ブログを追加する

その地域のニュース、問題、イベントなどについてのブログを、定期的に書こう。それらをソーシャルメディアにも投稿し、ブログ記事へのリンクも設置しよう。

写真は、多くの地域住民に好まれ、高い頻度で共有されるはずだ。

ローカルSEOの監査

自身のWebサイトの監査をする

Webサイトの監査にはいくつかの方法があり、リンクの監査、オンページの監査、ローカルサイテーションの監査、などが挙げられる。

ローカルサイテーションの監査は、重複したリスティングやNAPデータの不一致を発見する方法として非常に適している。

最近、私はローカルリスティングを対象としたネガティブSEOの事例を目撃している。いくつかのビジネスの領域で、質の悪いデータをもとに「競合他社のため」のサイテーションが作られていたのである。

ローカルサイテーションの監査は、こうした問題を特定することに役立つ。適切に実行すべきだろう。

ローカルマップのアルゴリズムはリンクをますます重視するようになっているため、リンクの監査は重要である。

あなたのWebサイトに向けられた、質の低いリンクや関連性の低いトピックのリンクは、ランキングに悪影響を与える可能性がある。

オンページの監査は、あなたのWebサイト内で改善すべき箇所を特定することができるため、非常に重要である。

フォーマット、メタデータ、見出し、ページの読み込み速度などの問題に対処することで、ランキングの改善がみられるだろう。

オフサイトのローカルSEO

顧客のメールアドレスを持っているのであれば、それを活用し、Facebookやメールマガジンのターゲットを絞ることができる。

Facebookに顧客のメールアドレスと電話番号をアップロードし、広告でターゲットを絞ることが可能だ。

そして、Facebookで「類似オーディエンス」のキャンペーンを作成し、現在の顧客と似たデモグラフィック持つ、さらに多くの人々をターゲットにすることができる。

音声検索への最適化

ローカルビジネスを見つけるために音声検索を利用している人が増えている。自分のいる場所の近くにあるローカルビジネスを、音声検索を使用して探すのだ。

例えば、「近くのイタリアンレストランはどこ?」と尋ねるかもしれない。前述したローカルSEOのランキング要素の記事で、「近くの〇〇」の検索についての調査を確認してみてほしい。非常に興味深い内容だ。

“フジツボ”SEOの戦略を用いる

メインキーワード(あなたが上位表示したいと思うキーワード)で現在上位に表示されているページを確認しよう。それは、あなたのWebサイトのページではないかもしれない。

あなたのリスティングを最適化するか、そのキーワードで表示されているWebサイト内でうまくあなたのページを表示させることができれば、今以上のトラフィックを獲得し、ビジネスを前進させることができるかもしれない。

Yelp、Home Advisor、Thumbtack、Angie’s List、BBBなどのページが上位に表示されている場合、あなたのページがそれらのWebサイトに記載されているかを確認しよう。

地域のイベント、組織、非営利団体に参加し、スポンサーになる

こうすることで、その地域での露出を高めることができ、Webサイトへのリンクを獲得でき、結果として、検索結果での順位を向上させることができるだろう。

最後に

Webサイトの最適化には、全体的なアプローチが必要となる。オンサイトの最適化とオフサイトのリスティングやリンクを組み合わせることで、ローカル検索における、スモールビジネスの露出を高めることができるだろう。

米国でのローカルSEOを対象とした記事であるため、記事内で紹介されたWebサイトは日本向けのものではないWebサイトも含まれていると思います。それでも、その背景にある考え方や狙いなどは、十分に参考になるものではないでしょうか。スモービジネスの場合、ローカルSEOのための時間を確保するのは難しいかもしれませんが、少しづつでもやれることを増やしていきたいものです。また、記事内で言及されていたとおり、外注を使うのも1つの手段ですね。長期的な目線で、すこしでもビジネスの拡大に貢献できる施策をしていければと、改めて思いました。

この記事は、Search Engine Journalに掲載された「50+ Business-Building Local SEO Tactics For SMBs」を翻訳した内容です。

投稿 スモールビジネスのための、ローカルSEOの戦術50選+αSEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

害を与えるリンクとその否認方法についての完全ガイド

かつて、検索結果の順位を上げるために、多くのWebサイトがリンク構築に時間と労力を費やしていました。SEOの大半がこの作業という場合もあり、実際に効果も見られていました。その後、Googleによる手動アクションが登場し、不自然なリンクを否認するためのツールもGoogleから提供されています。Googleのアルゴリズムが大きく進化した現在においても、リンクの否認を行う必要はあるのでしょうか?今回は、このトピックについて深く掘り下げた、Search Engine Landの記事を紹介します。

品質の低い、スパム的なリンクを否認する必要はあるだろうか?この記事では、リンクの否認についてよくある質問に回答する。

害を与えるリンクとは、どのようなものか?害を与えるリンクとスパムリンクは同じものか?こうしたリンクが多すぎた場合、検索結果における順位に悪影響を与えるか?

リンクの否認を申請することが良い結果を生むかどうか、その答えが明確でなければ、この記事はきっとあなたの役に立つだろう。

害を与えるリンクとはなにか?

害を与えるリンクとは、検索結果における順位に悪影響を与える可能性があるリンクであると、一般的には考えられるだろう。しかし、害のあるリンクの定義と、その存在が実際に順位に悪影響を与えるかどうかについて、全てのSEO担当者の意見が一致しているわけではない。

Googleのドキュメントに書かれているリンクプログラムに該当する不自然なリンクは全て有害であり、Webサイトに悪影響を与えると言うものもいる。また、Googleが無視すると述べている、スパムリンクについての記述を、この議論に持ち出すものもいる。

Google自身は「害を与えるリンク」という概念を持っていない、ということは覚えておくべきだろう。

質問者:同じ疑問を持っている。どのようにして、「害を与えるリンク」を特定し、否認すればよいのだろう?これについてのアドバイスをいただきたい。

ジョン・ミュラー氏:リンクを購入したことがあり、また、それらを削除することは難しいだろうか?その場合は、そうしたリンクを否認しよう。我々は「害を与えるリンク」という概念を持っていない。

では、なぜ、SEOの担当者は「害を与えるリンク」という表現を用いるのだろう?

いくつかの有名なSEOツールは、Webサイトが不自然なリンクを発見し、否認する手助けをしようとしている。その内のいくつかは、Googleのアルゴリズムにおいて、Webサイトに対し潜在的な害を与えるものとプログラム的に判断し、そうしたリンクをリスト化している。

つまり、こうしたツールを使用することで「害を与えるリンク」を特定し、それらを否認することができる、といった寸法である。

こうしたツールは、あなたのWebサイトに向けられた、あらゆる不自然なリンクを検知しようとしているのだろう。しかし、私の経験上、こうしたツールで検知されたリンクの多くが、私がスパムと考えるリンクか、「粗末」と感じるリンクである。そして、こうしたリンクの大半が、Googleのアルゴリズムからは無視されるはずだ。

本当に害を与えるリンク、つまり、あなたのWebサイトに対し、アルゴリズム的に害を与える可能性のあるリンク(後述するが、極めて過度に行う必要がある)は、こうしたSEOツールでは検知されないことがほとんどであると感じている。

話を進める前に、この記事の残りの箇所で使用する、3つの用語について定義しておこう。

  • 害を与えるリンク:SEOツールがあなたのWebサイトにとって有害となる可能性があると判断したリンク
  • スパムリンク:意図的に行っているわけではないが、ランキングを上げることを目的とし、多くのWebサイトが獲得しているリンク。ドメインの統計を公開しているWebサイト、ランダムな外国語で書かれた意味を成さないページ、壁紙の画像を掲載しているWebサイト、theglobe.netのような多くのサイトがリンクしているWebサイト。このようなWebサイトからのリンクが例として挙げられる。また、ネガティブSEOを目的とした大量の低品質なリンクもこれに含まれる。
  • 順位を操作しようとするリンク:Googleの検索結果における順位を改善するために、ページランクの上昇を目的としたリンク。有料リンク、SEOのための記事内リンク、そして、ページランクと順位を上げることを目的としたその他のプログラムなどが、例として挙げられる。

これらの定義には重複する部分があり、これが、混乱を引き起こしている。近頃、Googleはゲスト投稿内のリンクや、アフィリエイト記事のリンクの一部を、スパムリンクや順位を操作しようとするリンクとして見られる可能性があることを言及した(読み進めていけば、これについての詳細を確認することができる)。

スパムリンクはGoogleの検索順位に悪影響を与えるのか?

あなたのWebサイトへのリンクがある場合、それらの多くがスパムリンクであることは考えられる。自身のWebサイトに向けられたリンクがある場合、その中には、意味を成さない、奇妙なリンクが含まれているはずだ。

たいてい、あなたのWebサイトに向けられたスパムリンクがあったとしても、検索結果の順位に悪影響を与えることはない。しかし、この意見に対する反論もある。簡単に説明してみよう。

私は、こうしたスパムリンクのほとんどを、「粗末なリンク」と呼んでいる。ドメインの統計を公開しているWebサイト、壁紙を掲載しているWebサイトでのランダムな言及、外国語で書かれた奇妙なWebサイト、アダルトや薬学の言葉をアンカーにしたキーワード、などが該当する。

Googleのジョン・ミュラー氏がスパムリンク、特に、theglobe.netのようなWebサイトからのリンクについて質問を受けた際、彼はこう返答している

自然なリンクが存在しそうもない、このようなWebサイトサイトからのリンクを、我々はすでに無視している。否認する必要はない。

Google ジョン・ミュラー

例えば、アダルト関連のワードをアンカーにしたリンクが、突然、大量にあなたのWebサイトに向けられたとしよう。こうした場合、検索結果を改善するためにこのようなことを行うとは考えづらいことを、Googleは理解している。大抵の場合、こうした奇妙で無意味なリンクは分断され、Googleのアルゴリズムによって無視される。

ペンギン・アップデート4.0がリリースされる2016年より以前は、大量のスパムリンクがWebサイトの上位表示に影響を与える可能性はあった。当時、我々は、あらゆるスパムリンクを否認することを勧めていた。しかし、2016年に状況は変わった。Googleはスパムリンクを理由にWebサイトに罰則を与えるのではなく、スパムリンクを無価値にしたのだ。

Googleの最近のドキュメントでは、単純な価値の低いリンクではなく、自分自身で作成し、順位操作を目的としているタイプのスパムリンクについて言及していることは、留意すべきだろう。

2021年7月のリンクスパム・アップデートは、特に「順位操作を目的とした意図的なスパムリンクの構築」を行っている場合、「スパムリンクの影響を軽減すること」を目的としている。Googleは、Googleが「スパム」と考えるリンクの具体的な種類について言及しており、アルゴリズムでこうしたリンクをカウントしないことを目指している。こうしたリンクは、多くのSEO業者がランキング操作を目的として作成しているリンクである。

  • 「nofollow」、また、「rel=”sponsored”」が付与されていないアフィリエイトリンク
  • 「リンクの獲得を主目的とした」ゲスト投稿キャンペーン内のリンク

2021年7月のリンクスパム・アップデート以降に順位下降が見られる場合は、あなたがこうしたリンク構築を行っていることをGoogleが検知し、アルゴリズムでその効果を無効化したことが要因と考えられる。ドキュメントでも述べられている通り、「リンクスパムに関与しているサイトは、リンクがGoogleのアルゴリズムによって再評価されるため、Google検索の結果に変化が現れます。」とのことである。

ここで重要なことは、Googleはスパムリンクを理由に、Webサイトの順位を下降させたり罰則を与える、と述べてはいないことである。多くの場合、スパムリンクが検知されても、Googleはそれらを分離し、アルゴリズムで無視するのである。

しかし、これが発生した場合、「順位が下降した」と感じられるかもしれない。

ゲスト投稿からの多くのリンクを獲得しており、かつては順位上昇に役立っていたリンクをGoogleが検知し、これをスパムと評価した上で、それらを無価値にした場合、該当のWebサイトの順位は下降するだろう。つまり、かつては純粋な推薦とみなされ、順位上昇に寄与していたリンクが、その効果を失ってしまったということである。こうしたリンクを否認したとしても、順位が上昇する見込みは薄いだろう。

順位操作を目的としたリンク構築を理由に、アルゴリズム的に順位を降格するといったことは起こりうる。しかし、Googleがどのリンクを評価すべきで、どのリンクがSEO目的で作成されているのかを判断することが難しくなるほど、やり過ぎたWebサイトを対象に発生するものである。これについての詳細は、後ほど言及しよう。

スパムリンクを否認する必要はあるか?

SEOの業界やSEOツールでしばしば「害を与えるリンク」と呼ばれる「スパムな」リンクが、あなたのWebサイトの順位に悪影響を与える可能性は低いだろう。Googleのアルゴリズムは、無視すべきリンクを特定する能力に長けているのだ。ミュラー氏のTwitterでの言及を見ていこう。

質問者:私のクライアントの多くがblogspotから多くのスパムリンクを受けている。我々はこうしたリンクを否認すべきか?それともGoogle側で適切に処置してくれるのか?

ミュラー氏:私があなたの立場であれば、ただ無視する。

質問者:低品質なバックリンクを否認したいと思う。バックリンクの品質を測る方法や適切なツールはあるか?

ミュラー氏:それは、あなたが行う必要があるものではない。単純にあなたが気に入らないというものではなく、本当に問題があり、あなたがコントロールできないリンク(例:かつて構築した有料リンクなど)に対し、否認ツールを使用すべきだ。そうすれば、作業も楽になるだろう。

質問者:私が管理できない中国語、インド語、日本語などの奇妙なバックリンクが大量にある場合、否認は必要だろうか?

ミュラー氏:正直に言うと、「奇妙な中国語、インド語、日本語のバックリンク」を否認をしてポジティブな効果が得られた例を見たことはない。あなたのWebサイトにとって、本当に意味のあるものに対し、時間を使ったほうが良いだろう。

ジョン・ミュラー氏は、2021年3月のGoogleヘルプハングアウトにて、次のように語っている。

多くのWebサイトは、「害を与えるリンク」について心配する必要はない。我々のシステムは、悪質と思われるリンクに出会った際、基本的にはそれらを無視する。

Google ジョン・ミュラー

また、同じハングアウトにて、下記のように述べている。

特定のリンクに出くわした際、また、これらのリンクはスパマーが張ったリンクだと思った場合、私は完全にそれらを無視するだろう。あらゆるWebサイトに起こるものであるし、Googleのシステムは何年間もそのような状況を目撃しているため、非常に上手く無視することができるからだ

Google ジョン・ミュラー
(強調は筆者によるもの)

こうしたミュラー氏によるアドバイスがあるにも関わらず、SEO業界の中には、スパムリンクや低品質なリンクの塊を否認することに価値があると信じている者もいる。私が信頼しているSEO担当者が、リンク監査ツールの助言に従い否認を行ったところ、改善があったと感じられた経験があることを、私に話してくれたことがある。

私は、多くのスパムリンクを掲載した否認を申請することに価値はほとんどないと考えているが、最近行なわれたアンケートにより、こうした否認作業を定期的に行っているSEO担当者が多く存在していることがわかった。

Twitterの和訳:Googleは「スパムなリンク」を無視すると述べているが、Googleを信じて単純に無視するのか?それとも否認作業を行うのか?一般的な傾向を知りたいため、「状況による」という回答は含めていない。

結果:「スパムリンクを無視する」が66.5%、「スパムリンクを否認する」が33.5%

Twitterの和訳:もし、何百もの(場合によっては何千もの)低品質なblogspotからのリンクが合った場合、あなたはどうしますか?リンク元のWebサイトの殆どが無価値なWebサイトであると仮定します。

結果:「スパムであるため、無視する」が42%、「一部のURLを否認する」が29.4%、「blogpostのURL全てを否認する」が17.6%、「良いリンクであるため、そのままにする」が11%

SEOツールが検知した情報を元にリンクの否認を行った場合、該当のWebサイトの順位に改善が見られたというケーススタディを公開してくれるよう、TwitterでSEOコミュニティに依頼したことがある。現時点では、このTwitterに対する反応はない。

もしあなたが自動ツールの情報に基づいてリンクを否認し、それが該当のWebサイトの助けとなったと感じている経験があれば、このツイートに返信していただきたいと思う。もし、スパムリンクを否認することが助けとなったことを示すデータがあるのであれば、ぜひ私に知らせてほしい。そのデータをレビューした上で、可能であれば、それを公開したいと思っている。

SEO担当者が行う否認作業の大部分が不要であると、私は今でも思っている。

私の会社では、もう10年間ほど、多くのリンク監査や否認作業を行っている。昨年は、低品質なリンクとスパムリンクの大部分を否認した事例が2つあった。申請から1週間ほどで、Google Search Consoleでのインプレッションが緩やかに上昇した。どちらの増加も、劇的なものではなかった。また、順位やランキングに影響を与える程のものでもなかった。

我々はスパムリンクの否認という仕事を快く受け付けるつもりではあるが、費用対効果に優れた作業であるとは思っていない。この記事でさらに説明をしていくが、否認作業を推奨すべきWebサイトは存在する。こうしたWebサイトは、明らかに、PageRankを意図的に操作しようとするリンクを構築した形跡があるWebサイトだ。

「意図的な操作を目的としたリンク」を否認する必要はあるだろうか?

Googleのアルゴリズムがスパムリンクを特定し、アルゴリズム的にそれらを無視することができるのであれば、否認ツールを使う必要性はどこにあるのだろうか?すでに無視しているリンクを、Googleに無視することを依頼する理由はなんだろうか?

我々がクライアントにリンクの徹底的な監査と否認の申請を勧める状況は下記の2つである。

  • Google Search Consoleで不自然なリンクを理由に手動アクションを受けていることが通知されているWebサイト
  • GoogleのWebスパムチームが「意図的である」と考えるリンクが大量に存在するWebサイト

リンクを否認すべき状況について解説しているGoogleのドキュメントの内容
は、極めて明確である。

次の場合にのみ、バックリンクを否認する必要があります。

サイトに対して、スパム行為のあるリンク、人為的リンク、品質が低いリンクが数多くある。
かつ
そのようなリンクが、自分のサイトで手動の対策を行わなければならない原因となっている、または今後、手動による対策を行わなければならなくなる可能性がある場合。

Search Consoleヘルプ:サイトへのリンクを否認する

スパムリンク単独では、手動アクションの対象とはならない。手動アクションは「自分のサイトを不正な手法で上位に掲載しようとする」Webサイトが対象である。

Webスパムチームは、あなたのターゲットキーワード(非アダルトワード)で上位に表示させるために、アダルトワードをアンカーテキストにした数千ものリンクを構築しないということを理解している。また、Alexaをスクレイピングし、その情報の中にあなたのWebサイトへのリンクを含めてWebに公開するような外国語のWebサイトは、あなたが意図的にランキングを操作しようとしたリンクではないことも理解している。

「意図的な操作を目的としたリンク」は、スパムリンクと必ずしも同一ではない。

「意図的な操作を目的としたリンク」は、自身のWebサイトのPageRankを上げるために作成したリンクである。そこで、「あらゆるリンク構築の作業の目的はこれに該当するのでないか?PageRankを上げるための作業ではないか?」と考える人もいるだろう。GoogleのSEOスターターガイドには、コンテンツのプロモーションは良いことであると記載されている。

サイトへのリンクの大部分は、ユーザーが検索やその他の方法でコンテンツを発見してそのコンテンツにリンクするにつれて、徐々に増えていきます。しかし、苦労して作成したコンテンツを他の人に知らせたいと思うのは当然です。新しいコンテンツを効果的に宣伝すれば、同じテーマに関心を持っているユーザーに発見されるのが早くなります。

検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド

しかし、「このガイドでご紹介した他の注意点と同様に、以下のおすすめの方法を極端に行うと、実際にはサイトの評判を傷つける可能性があります。」という注意書きも添えられている。

リンクプログラムについてのGoogleのドキュメントには、以下の記述がある。

PageRankやGoogle検索結果でのサイトのランキングを操作することを目的としたリンクはリンクプログラムの一部と見なされることがあり、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)への違反となる場合があります。

他のWebサイトから自身のWebサイトへのリンクを設置してもらうことと、PageRankを操作する目的で大規模なリンクを自身で作成することには、大きな違いがある。

リンクを含めたゲスト記事の投稿や自身のWebサイトへのリンクを含む記事を公開することが、時々であるならば、手動アクションを受ける可能性は低いだろう。しかし、PageRankを上げるために大量のリンクを張っているにもかかわらず効果が見られない場合は、リンクの徹底的な監査と否認申請が助けとなる場合も考えられる。

ペンギン・アップデート4.0の時代においても、Googleがアルゴリズムによって特定のWebサイトを抑制する状況は考えられる。このような特殊なケースでは、否認申請が有効である。これについては、具体例とともに、まもなく紹介しよう。

今日、我々がよく目にする、「意図的な操作」を目的としたリンクのパターンを下記で紹介しよう。

  • ブランディングや露出よりも、リンク獲得を主目的にしているゲスト投稿
  • 自身のWebサイトへのリンクを含めた記事を、他のWebサイトで公開させる
  • 金銭を支払い、コンテンツにリンクを含めることを依頼する

過去に大量のリンク構築を行っていた場合、こうしたリンクがあなたのWebサイトの上位表示を妨げている可能性は、十分に考えられる。自作自演のリンクと、本当に外部から獲得したリンクが混在し、Googleがそれらを判断できない場合は、その可能性はさらに高くなるだろう。

今日、リンクの否認は実際に効果があるのか?

スパムリンクや害を与えるリンクを否認したところで、そのWebサイトにとって有意義な効果が得られるとは思えない。しかし、PageRankの向上を目的とした「意図的な操作」のリンクを否認することはどうだろうか?

2019年、私はジョン・ミュラー氏に、リンクの否認がアルゴリズム的にWebサイトの助けとなるかどうか、尋ねてみた。彼の回答は、下記である。

その通りだろう。つまり、我々のアルゴリズムがそうした状況を見た際、粗悪なリンクが大量にあるなと考える場合である。そうすると、そのWebサイト全体のリンクに対し、アルゴリズムが注意深く見るようになるだろう。そのため、粗悪なリンクをきれいにできれば、アルゴリズムとしては、「これは、おそらく、、、大丈夫だろう」と判断するといった具合だ。

2021年10月、ミュラー氏はペンギン・アルゴリズムについての質問を受け、「Googleは不自然なリンクを単純に無視しているのか?」と尋ねられた。ミュラー氏は、ペンギン・アルゴリズムは特にであるが、Googleのアルゴリズムが明らかに意図的なリンクがあると判断した場合、そのWebサイト全体を信用しないという選択を取る可能性があることを述べた

我々のシステムがWebサイト全体でこうしたリンクを隔離したり、無視することができない場合、必要に応じて、ペンギン・アルゴリズムはリンクを無視することも、Webサイトを降格させることも、両方できる。Googleが「非常に強いパターン」を発見した場合、Googleのアルゴリズムは「このWebサイトに対する信頼」を失い、その結果、「検索結果での露出が低下する」可能性はある。

Google ジョン・ミュラー
(強調は筆者によるもの)

私の経験では、Googleが良いリンクか、無視すべきリンクかを判断できないほど、意図的な操作が多く行われているケースに出くわすことは稀である。

リンクを否認した後に改善があったと感じられるケースは、自然なメンションとSEOを目的とした非常に多くの自演リンク(通常は、他のWebサイトで公開されている記事に挿入されているリンク)が混在しているリンクプロフィールを持つWebサイトである。

SEOのみを目的として作成された大量のリンクを否認した後に、改善が見られたと感じられるWebサイトの例をいくつか紹介しよう。しかし、こうしたWebサイトの助けとなった作業はリンクの否認であると断言することはできない点を留意していただきたい。

クライアントに対し、我々がリンクの否認作業のみを行うことは稀である。サポートしたWebサイトの多くは、E-A-T、テクニカルSEO、サイト構造、コンテンツなど、多くの方法で品質改善の手助けをしている。

下記は、手動アクションを受けた後、我々に相談をしにやってきたWebサイトのオーガニックトラフィックである。このWebサイトは、PageRankを向上させるために公開された記事の中に大量のリンクがあり、また、自然に獲得したリンクも混ざっていたため、リンクの削除が非常に困難であった。

どのリンクが、「意図的な操作を目的としたリンク」と見られているかを判断することが難しかったのである。しかし、これは非常に理にかなっている。もし、SEOを目的として作成されたリンクと、評価する価値のある自然なリンクの区別が容易であった場合、Googleのアルゴリズムがその区別を行い、不自然なリンクを無視し、手動アクションは必要とされないはずだからである。

このWebサイトへの手動アクションが解除された際(良いリンクと不自然なリンクが混在しているため、作業を完了するまでに長い期間が必要だった)、オーガニックトラフィックに明らかな上昇が見られた。しかし、近頃、このWebサイトは、特定のトピックにおける人気が上昇していた。そのため、手動アクションの解除は非常に役に立ったと思うが、リンクの否認作業がこのWebサイトの成功の理由であると、断言することはできない。

下記のデータは、我々が内部で「リンクのための記事」と呼んでいる記事を数百ほど特定し否認したWebサイトのデータである。こうした記事は、SEOのためだけに作成され、他のWebサイトに配信された記事であり、まさに「意図的な操作を目的としたリンク」の定義と合致するリンクである。これは、Googleのガイドラインに明らかに違反している行為であるが、悲しいことに、今日においてもよく見られる手法である。

このSearch Engine Landの記事では、リンク構築を目的とした記事の施策を行うべきではない、その理由を詳しく説明している。

このWebサイトは、リンクを否認した後、ランキング、トラフィック、そして最も重要な、収益にも改善が見られている。しかし、繰り返しとなるが、否認作業がこの成功の理由であると断言することはできない。このWebサイトは、我々のアドバイスに従い、コンテンツの改善やE-A-Tの向上などにも取り組んでいたのである。

まだ、リンクを否認することがあなたのWebサイトの助けとなるかどうか判断がつかなければ、この記事の最後にいくつかの指標を挙げておくので、判断の手助けとしてほしい。

自動ツールはリンクの否認作業の役に立つか?

私の経験では、サイトオーナーが否認すべきリンクを発見する手助けとなるために設計された自動ツールの多くは、「スパムリンク」と「害を与えるリンク」の発見には適している。しかし、「意図的な操作を目的としたリンク」の発見は不得手である。

Googleがスパムリンクを無視するということを信じるのであれば、自動ツールがリストアップした「害を与えるリンク」を否認するだけでは不完全である。

Googleの強力なアルゴリズムをもってしても、「意図的な操作を目的としたリンク」を発見し、隔離することが難しいのであれば、サードパーティ製のツールがこれを行えると考えることは難しい。

質問者:もしGoogleがそうしたリンクを、スパムリンクや粗悪なリンクと認識できないのであれば、Webサイトの邪魔になるのではなく、助けになるのではないか?リンクの精査を行い、粗悪なリンクと判断され、それらを否認した場合、ランキングに悪影響を与えることはあるだろうか?

ジョン・ミュラー氏:確かに、多くのWebサイトでは、このようなことを行う必要はない。おそらく、ランダムなツールが否認すべきリンクを伝えてくれたとしても、そうしたリンクはすでに無視されているはずだから。

リンク監査を自動的に行ってくれるツールの中には、自身のWebサイトに向けられたリンクを発見したり、リンクのレビューのために必要なスプレッドシートを作成する上で、役に立つツールもあると考えている。

しかし、10年近くリンク監査を行ってきたが、否認をする判断を下す際には、自動ツールに頼るのではなく、手作業で確認することをお勧めする。時間はかかるが、あなたのWebサイトに向けられたリンクをGoogleに無視するように頼むのであれば、的確な判断を下す必要があるだろう。

Googleのリンク否認ツールを使用する必要があるかを判断する方法

否認ツールの使用において、SEO界隈には多くの混乱が生じている。

リンクプロフィールの中身が、手動アクションを受ける可能性がある場合でない限り、否認ツールを使用する必要はないとGoogleは述べている。

しかし、手動アクションの解除の経験がない限り、このツールがどのようなものかを理解するのは難しいかもしれない。

スパムリンクや低品質なリンクは、手動アクションの対象とならない。PageRankを意図的に操作するために作成された大量のリンクがある場合、特に、あなたが獲得した高品質なリンクとそうしたリンクを区別することがGoogleにとって難しい場合は、その可能性がある。

下記は、Googleの否認ツールを使用すべきかどうか判断するための、私からのアドバイスである(2021年版リンクの否認についてのアドバイスの記事からの抜粋)。

現在、手動アクションを受けているWebサイトの場合:

自動ツールを用いない徹底的なリンクの監査、自作自演リンクの可能な限りの削除、徹底したリンクの否認を行った後、再審査リクエストを提出することを勧める。手動アクションは複数のリクエストを必要とする場合が多く、Googleがそれらを処理するまでに2ヶ月以上かかる場合もある。

手動アクションを受けていないが、大規模な「意図的な操作を目的としたリンク」の構築を行ったことがあるWebサイトの場合:

手動アクションを受ける可能性が高い程の量の「意図的な操作を目的としたリンク」があるWebサイトは、自動ツールを用いない徹底的なリンクの監査をお勧めする。

リンクプロフィールの大半がPageRankを渡す目的で作成されたリンクであり、それらが他者からの本当の推薦ではない場合、このカテゴリに分類される。多くの場合、我々はリンクの否認も行う。

また、部分的なリンクの否認を行うこともある。SEOのために構築したリンクであると知っているにも関わらず、クライアントがリンクの否認に消極的な場合は、最も明らかな「意図的な操作を目的としたリンク」を否認し、議論の余地のあるリンクは残しておくこともある。

手動アクションを受けてはないが、いくつかの「意図的な操作を目的としたリンク」が含まれるWebサイトの場合:

否認を行うか否かの判断は、問題の規模による。

リンク構築の規模が問題を引き起こすほどのものであるかどうか、その判断に迷う場合は、Googleが”他者からの推薦”としてカウントしたいと思う良質なリンクを否認しない限り、リンクの否認を行うことで害を被ることはないだろう。

我々は、Googleのアルゴリズムの問題や、将来的な手動アクションの受領の可能性が低い、という安心感を得る目的で、リンクの否認を依頼されることもある。しかし、こうした場合、リンクの否認を申請したところで、ランキングに影響を与える可能性が低いことを覚えておいていただきたい。

「意図的な操作を目的としたリンク」は非常に少ないが、大量のスパムリンクがあるWebサイトの場合。これは、アンカーリンクが外国語のリンクや、スパムリンクによるネガティブSEOも対象となる。

このような場合、我々はリンクの否認を勧めていない。

しかし、不自然なリンクによる攻撃を受ける前のリンクプロフィールが手動アクションを受けるに値するものであったり、手動アクションを現在受けているのであれば、こうしたスパムリンクも否認するリンクのリストに含めることをお勧めする。

前述の通り、こうしたリンクをGoogleに検知されること嫌う人や、Googleがこうしたリンクを無視するということを単純に信じていない人もいる。

我々は、Googleがこうした不自然なリンクによる攻撃を無視することができると確信しているが、こうしたリンクを否認することは、時間を費やすこと以外に、特に害はない。

補足ではあるが、スパムリンクによる攻撃は、Webサイトのハッキングを示すこともある。そのため、マルウェアやハッキングにおける専門家に相談することは、価値があるかもしれない。

まとめ

この記事が、Googleの否認ツールを使用すべきか否か、その判断の手助けとなることを願っている。我々は、「意図的な操作を目的としたリンク」を一掃することに意味を見出しているが、「スパムリンク」や「害を与えるリンク」を一掃することに大きなメリットはないと考えている。

Webサイトの状況によって、リンクの否認が問題となるケースもあるかと思います。また、本当に否認すべきか、そのままにしておくべきか、その判断が難しい場合もあるでしょう。長く運営されているWebサイトの場合、担当者がすでに会社を去り、当時の状況がよくわからない、といったことも考えられます。このような状況は稀かもしれませんが、可能であれば、こうした作業ではなく、Webサイトの品質向上のための施策に時間を費やしたいと感じています。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Toxic links and disavows: A comprehensive SEO guide」を翻訳した内容です。

投稿 害を与えるリンクとその否認方法についての完全ガイドSEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

顧客行動への対応から、マーケティングファネルを作る方法

一口にマーケティングと言っても、その施策は多種多様であり、ターゲットオーディエンスや検討に至るまでのどの段階にいるか、などによって大きく内容は異なります。投資に見合った効果を得るためにはどのような施策に注力すべきかを判断することが重要となりますが、マーケティングファネルを作成することがその一助となりえます。今回は、マーケティングファネルの作成方法に焦点をあてたCXLの記事を紹介します。

マーケティングとセールスファネルはともに、カスタマージャーニーをマッピングするための、実績のあるフレームワークである。

しかし、新たなテクノロジー、チャネル、インターネットによってもたらされた気晴らしなどにより、カスタマージャーニーは直線的ではなくなり、従来のファネルの関連性は薄れてしまっている。

現在の状況においては、人々を見込み顧客から顧客へと導くために、彼らの行動について深く考える必要があり、ファネル内のどの段階においても、彼らのニーズに適合するマーケティングを提供しなければならない。

この記事で、まさにその方法を学ぶことができるはずだ。マーケティングファネルをコンテンツのモデルとして活用する方法、ユーザーがそのジャーニーにおいて取る行動、彼らのアクションを喚起するもの、などを見ていこう。

マーケティングファネルを、コンテンツ、クリエイティブ、メッセージのモデルとして活用する

マーケティングファネルには多くの種類がある。そして、一般的には、それらはAIDA(Awareness:注意、Interest:興味、Desire:欲求、Action:購買行動)モデルに従っている、という認識がある。


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これをさらにシンプルにし、3つのステージのモデルにすることもできる。

  1. Top of the funnel (TOFU):認知
  2. Middle of the funnel (MOFU):検討
  3. Bottom of the funnel (BOFU):コンバージョン

また、カスタマージャーニーの重要な側面である、ロイヤリティとアドボカシーへと拡張することも可能だ。


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これらの直線的なマーケティング・コンバージョンファネルのモデルは、従来の顧客ライフサイクルに基づいている。

例えば、とある人があなたのビジネスを見つけ、Webサイトを訪問し、フォームを入力し、セールスチームとチャットし、顧客になる、といったものである。

しかし、この仮想の顧客は、「実際のユーザーのシンプルなバージョン」に過ぎない。

より現実的なカスタマージャーニーはさらに複雑であり、購入に至るまで、様々なタッチポイントや障害が存在するのだ。

そのため、経験豊富なマーケターは、顧客が取る可能性のある複数のアクションを考慮した、トルネードファネルを好む。


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あなたのファネルが、上記の画像ほど複雑である必要はない。しかし、直線的なプロセスとして、マーケティングファネルへアプローチしないほうが良いだろう。

その代わり、ファネルの各段階を、心の状態として捉えてみよう。そして、そのジャーニーの各段階で求められるものを反映したコンテンツをもって、顧客をターゲットするようにしよう。

そのためには、顧客とのインタラクションに基づき、アクションをマッピングし、それらのアクションを、マーケティングファネルの各段階に割り当てることが必要だ。

例えば、1番目の人は、「自動化に最適なソーシャルメディアのソフトウェア」、と検索していたとしよう。これは、認知の段階と言える。

このインテントを汲み取り、興味を拡大させるために、製品のデモページへと遷移する広告を出稿する。この段階でのコンバージョンは、1番目の人に該当するユーザーが、あなたのWebサイトへのリンクをクリックすることである。

しかし、2番目の人は、すでにあなたのWebサイトを何回も訪れているかもしれない。こうしたユーザーは、検討段階にいる可能性が高いだろう。彼らはすでにあなたの製品を知っており、自身にとって必要であるかを評価しているのだ。

こうした過去の行動を考えると、製品に焦点をあてたウェビナーを開催し、自社の製品が最適な選択であると伝えることが、彼らに対しての関わりとしては最適だろう。この段階でのコンバージョンは、彼らがウェビナーに参加することである。

アクションをマッピングすることで、見込み顧客が過去に取った行動をもとに、コンテンツを提供することができる。このようにして、あなたの会社との新たな関わりを持つたびに、彼らを購入や再購入へと導くことを目指そう。

ビジネスが成長すると、行動履歴のパターンに基づいて、ファネルの各段階にいるユーザーに向けたコンテンツを作成することができる。最初のインタラクションからクローズに至るまで、顧客が取った行動を測定するようにしよう。そのためには、下記の問いかけが必要だ。

  • どのランディングページを、どのような順番で訪れたか?
  • 彼らをコンバージョンに導いたマーケティング手法はなにか?
  • どのEメールを彼らはクリックしたか?

コンバージョンの経路は複数存在するだろう。しかし、顧客がコンバージョンした経緯を時系列で調べることで、最短、かつ、最も収益性の高い、共通した経路を見つけることができるはずだ。

このようなデータを保持していない場合は、顧客ペルソナに最適な種類のコンテンツに基づいて、戦略を構築する必要がある。

ファネルの各段階におけるマーケティングは、どのようなものか。

具体的なマーケティング戦術は、あなたが提供しているもの、オーディエンス、タッチポイントなどによって異なる。しかし、あらゆる顧客が、認知、検討、アクション、ロイヤリティ、アドボカシー、というジャーニーを経ているという事実は、マッピング作成の手助けとなっている。

その結果、目標の設定と、あなたのファネルに沿ったコンテンツマーケティングのカレンダーを作成することが、容易となっている。

ファネル内の各段階における典型的な顧客行動と、あなたが採用しうるマーケティング戦略を見ていこう。

1.認知

認知の段階では、人々はソリューションが必要であることは理解しているものの、「なにがソリューションとなるか」については理解していない。多くの場合、次のステップを把握するための答えを探している。

ここでのあなたも目標は、認知度を高め、潜在顧客を特定することだ。そのためには、特に制限なく、教育的で情報に富んだコンテンツを提供する必要がある。

Webサイトのブランディングやコールトゥアクションを除いて、この段階では、人々に自社の製品を強く売り込むことは避けよう。その代わり、顧客となりうる潜在顧客に対し、価値を提供することに注力しよう。

人々があなたを発見する方法の周辺で、戦略を立てるようにしよう。デジタルマーケティングの場合、検索エンジンやソーシャルメディアが代表的な方法と言える。

SEOにより認知度を高める

世界中のトラフィックの90%以上がGoogle経由であり、その支配力は安定している。あなたが誰かに発見されたいのであれば、検索という世界にあなたの居場所を作る必要がある。

ブログ記事、動画、リードマグネットなど、ブレインストーミングや調査によってターゲットとなるキーワードのインテントを理解する。こうしたコンテンツマーケティングを通じて、認知度を高めよう。

Campaign Monitorは、「Eメール リスト コツ」という検索キーワードに関連したインフォグラフィックを作成し、強調スニペットに表示させることで、これを成功させた好例である。

このキーワードで検索する人は、近いうち、Eメールマーケティングのツールの購入を検討しているかもしれない。このキーワードに対応したコンテンツを作成することで、Campaign Monitorは良い第一印象を与える機会を得ることがでた。また、読者に対し、彼らが提供しているものをもっと知ってもらうきっかけを与えることに成功している。

SEOは、ゲスト投稿によって認知度を高めることにも活用できる。

「Eメール リスト コツ」というキーワードで、検索結果の1ページ目には、ジョン・リンカーン氏によって書かれたForbesの記事が表示されている。また、その記事には、彼のデジタルマーケティングエージェンシーへのリンクが記載されている。

ジョン氏は、評判のあるWebサイトに価値のあるコンテンツを提供することで、Eメールマーケティングのアウトソースを検討している、彼にとってのターゲットオーディエンスの心の中に、エキスパートとしてその存在を位置づけることができたのだ。

PPC広告によって認知度を高める

PPC広告によって認知度を向上させるためには、インテントの高いトラフィックに注力し、この戦略を検討段階まで適用することが最善である。

インテントの低いキーワードを狙うことも可能ではあるが、コンバージョンの機会は低くなるだろう(つまり、ファネルを通じてリードを獲得するために、より多くの作業が必要となる)。そのため、より広範囲なキーワードは、ナーチャリングシステムが成熟するまでとっておこう。

インテントの高いキーワードの例を挙げてみよう。

  • ナビゲーショナル(あなたのWebサイト内の特定のページに行きたいというインテント)
  • インフォメーショナル(情報を得たいというインテント)
  • トランザクショナル(購入したいというインテント)

この段階で使用されるコピーは、あなたの提供するものによって大きく異なる。しかし、行動を引き起こす言葉を考えるべきだ。具体例を下記に挙げよう。

  • 訪問する
  • 試してみる
  • 詳細を見る

また、プラットフォームを意識することも重要だ。人々は問題の解決策を探すためにGoogleを使用するため、トラフィックをあなたのソリューションへ導くことが可能だ。

例えば、Act-Onの広告は、「マーケティング オートメーション ソフトウェア」というキーワードで表示される。そして、「ツアーに参加する」へと訪問者を導くのだ。

このCTAには、「受賞歴のあるプラットフォーム」、「簡単に使える」、「競争力のある価格」など、ユーザーにとっての「クリックをする理由」が添えられている。

この広告は、ブランド認知向上のための戦術として、見る価値のあるツールであると訴えることに成功している。また、メリットを列挙することで、検討段階にいるユーザーにも訴求することができている。

リンクをクリックすると、製品の魅力的なメリットを列挙した動画ツアーのサインアップ画面へと遷移する。

広告がクリックされるたびに費用が発生するため、見込み顧客がをファネルの奥へと迅速に誘導することは、理にかなっていると言える。

その一方、ソーシャルメディアは、閲覧向けのチャネルである。それゆえ、顧客ペルソナに基づき、広告をターゲティングし、注目を集めることをメインとすべきだ。

例えば、True Grit Texture Supplyの広告は、Procreate、Illustrator、Photoshopを使用している、または、興味のあるユーザーをターゲットにしている。

動画を使うことで、注目を集めやすくなる。無料サンプルのオファーや「限定コンテンツ」などは、もっと知りたいと読者に思わせるためのきっかけとなりうる。これは、ブランド認知の向上と検討段階にいるユーザーへの訴求としても効果的である。

ソーシャルメディアを活用し、認知度を向上させる

ソーシャルメディア上で認知度を挙げるためには、あなたのオーディエンスがいる場所に、姿を表すことが重要だ。Statistaによると、FacebookはB2BにもB2Cにも強く、LinkedinはB2Bに強く、InstagramにはB2Cに強い、ということだ。


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続いて、どの種類のコンテンツが最も高いエンゲージメントを示すのかを見てみよう。Linkedinによると、動画はエンゲージメントが5倍も高く、画像は2倍以上のコメントを獲得する、とのことだ。

ビジュアルメディアは、FacebookとInstagramにおいても、エンゲージメントが最も優れている。


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これはTwitterでも同様であり、GIF付きのツイートは、GIFがないツイートと比較し、55%もエンゲージメントが多い

エンゲージメントに注力することは重要である。エンゲージメントは、ソーシャルプラットフォームがアルゴリズム的にフィードをキュレーションするために使われる通貨なのである。いいね、コメント、シェア数が多ければ多いほど、あなたのブランドはより多くの人の目に映るのである。

2.検討

現在は、複数の製品のタッチポイントに容易にアクセスすることができるため、見込み顧客は複数のソリューションを調査し、購入を決断する前に、その選択肢を入念に品定めする。

そのため、あなたの目標は、高いインテントを十分に活用し、自身を最適な選択肢として位置づけることである。

これは、競合他社と差別化ができるコンテンツの作成が必要であることを意味している。具体例を挙げてみよう。

  • レビューや体験談
  • 複数の顧客属性に対する、ナラティブなケーススタディ
  • 製品や顧客に焦点をあてたウェビナー
  • ホワイトペーパーや業界レポート

こうしたコンテンツを顧客に寄り添った方法で作成するためには、パーソナライズが重要である。

パーソナライズの活用

検討段階においては、Webサイトへの訪問者やリストにサインアップした見込み顧客など、以前の段階では手に入らなかったデータを持つことができる。

見込み顧客の過去のインタラクションを活用し、コンバージョンに至らなかったユーザーにリターゲティング広告を実行することができる。

また、過去の履歴データを活用し、パーソナライズされたメールを送信することも可能だ。Campaign Monitorの調査によると、セグメント化されたメールやパーソナライズされたメールは、収益が760%も増加するとのことだ。加えて、通常のCTAと比較し、パーソナライズされたメールのCTAはコンバージョンが202%も高いとのことだ。

Dysonはパーソナライズされたメールを活用し、購入にいたらなかったユーザーをターゲットにしている。


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Dysonは希少性を活用し、ユーザーに再訪問を促している。そのメッセージは、「このプロモーションが適用されている買い物かごは保存されています。しかし、このプロモーションは期間が限定されています。ご注文を完了するためには、このリンクをクリックしてください」というものである。

Dysonは、契約を結ぶためには、依頼するだけでは不十分であることを理解している。そのため、保証や無料のおまけなど、感情的なインセンティブを提供するあらゆるものを加えて、説得力のある理由に仕立て上げているのだ。

reMarkableは、パーソナライズをさらに別の方法で活用している。ソーシャルプルーフを活用し、自社の製品が実際の顧客にとって、どのような違いをもたらすのかを示しているのだ。


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reMarkableは、見込み顧客の購買意欲を高めるために、顧客の影響を借りているのである。また、実際の画像、名前、リンクなどを活用し、信頼性を高めることにも成功している。

オフサイトでの露出を考える

この段階にいる見込み顧客は、レビューやおすすめなどを通じて、あなたのビジネスの全体像をつかもうとしている。

そのため、満足した顧客がGoogle My BusinessTrustPilotにレビューを残してくれるように促すことを、あなたの戦略の一部に含めるべきだ。

また、ソーシャルリスニングを行い、あなたの存在をモニタリングし、オーディエンスと関わりを持つことで、ブランドセンチメントを高いレベルに保とう。

例えば、Hootsuiteは、顧客からの質問にTwitterで丁寧に対応するチームを設けている。

45%の人がソーシャルメディアを使用し、製品を調査している。Hootsuiteがこのように顧客と関わることで、彼らの顧客サービスにポジティブな印象を与えることに成功している。

そして、54%の人が、質問や不満にソーシャルメディアでカスタマーサービスが対応してくれた場合、そのブランドに対してより好意的に思うようになると回答している。つまり、こうした活動が、顧客を獲得するか、失うかの分岐点となる可能性があるのだ。

3.コンバージョン

これまでの段階におけるマーケティングファネル戦略は、見込み顧客をこの時点まで導くよう、設計されている。ここでの目標は、見込み顧客をお金を支払ってくれる顧客にすることである。

リターゲティングやEメールマーケティングのような、検討段階の戦術は、見込み顧客に対して行動を喚起するために使われる。

しかし、ここでの第一優先は、購入の障壁となるものを取り除くことと、インセンティブを提供することにある。

コンバージョンへの抵抗を除去する

コンバージョンを高めるためには、人々が購入を完結することを、可能な限り容易にすることが重要だ。そのためには、コンバージョン率の最適化(CRO: Conversion Rate Optimization)が求められる。

あなたが販売するものや取引のプロセスによって異なるが、A/Bテスト、ユーザーテスト、目標測定など、長期に渡る施策となる可能性がある。

データとリソースが十分にあれば、コンバージョン率を高めるために、人々が購入をためらう箇所を特定し、テストを行うことができる。

例えば、チェックアウトプロセスに多くのステップがある場合は、それらを合理化しよう。送料が高すぎる場合は、他の手段を検討してみよう。

データやリソースが十分にない場合は、ユーザー体験に違いを生む、重要な原則に注力しよう。Common Thread Collectiveのアーロン・オレンドーフ氏によると、下記が該当するとのことだ。

  1. スピード(ページの読み込み速度を高める)
  2. 単一性(1ページごと、もしくは、コンテンツごとに目的を1つだけもたせる)
  3. シンプルさ(訪問者を混乱させないよう、気を散らしてしまうものを取り除く)
  4. 明確性(メリットをアピールしてリードする、わかり易い言葉を使う、専門用語は避ける)
  5. 特定(単一のターゲット市場に向けたページを設計する)
  6. 注目(大見出しと小見出しにキーワードを含め、オーディエンスに直接語りかける)
  7. 要望(「私にとってのメリットは?」に対する答えを、コピー文、ソーシャルプルーフ、ヒーロー画像などに含める)
  8. 恐れ(希少性とPAS(problem:課題、agitation:扇動、solution:解決)方式を活用する)
  9. 信頼性(きれいなデザイン、明確な問い合わせ先、ソーシャルプルーフ)

購入を促すためにインセンティブを提供する

インセンティブには、取引の価値を高めたり、決断に至っていない見込み客を誘導するような提案が含まれる。コストやリスクの低減、付加価値などが該当する。

Cozy Earthの場合、見込み客が直面する課題の1つは、価格である。

竹製の寝具や衣類は、コットンやポリエステルなどの製品よりも高額である。そこで、彼らは「心配のない保証」を提供することで読者に安心感を与え、この問題を回避している。


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また、顧客は購入を決断する前に、無料でサンプル品を体験することができる。さらに、10年間の保証を提供しており、送料と返品も無料にしている。

このように、新しいシーツを買う際、より多くの金額を払うというリスクをうまく取り除いているのである。

Masterclassは別の方法を実践している。「1つ買えば、1つ無料」や「1つ買えば、ギフトを進呈」といったインセンティブを提供しているのだ。

その結果、顧客は自分が支払う金額に対して、より多くのものを得ることができる。また、期間を限定することにより希少性を高め、顧客の決断を促すのである。

インセンティブの提供を検討する際のベストプラクティスを挙げよう。

  • インセンティブはシンプルなものにする:ガイドラインをわかりやすいものにし、顧客が獲得できることが理解できるインセンティブにする。こうすることで、そのインセンティブへの参加意欲が高まり、信頼性も増す。
  • 顧客に響くインセンティブを把握する:顧客が何を好み、何を試したいのかを、彼らに質問する。高額な商品の場合は割引が有効かもしれないが、日用品には無料の特典が有効かもしれない。
  • 終了日を意識させる:希少性を活かし、行動を喚起する。
  • ゲーミフィケーションの活用:課題を与えることで達成感が生まれ、良い行動が強化される

4.ロイヤリティ

顧客を迎える準備ができた以上、あなたのマーケティングの目標は、ロイヤリティを高め、再購入を確保することだ。パーソナライズされたEメールマーケティングを続けることは、1つの方法となる。

さらに、目標を達成するための方法を2つ紹介しよう。

1.カスタマーサービスを優先する

90%の顧客が、カスタマーサービスはそのブランドに対するロイヤリティを考える際、重要な要素であると答えている。さらに、満足した顧客は、あなたの評判を広めてくれることだろう。


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カスタマーサービスは、問題が起きてからの対応と、問題が起きる前からの対応の、2つが含まれる。

問題が起きてからの対応は、Eメール、電話、ライブチャット、ソーシャルメディア(TwitterでのHootsuiteのように)などで、迅速にサポートを提供することだ。これを実現するために、顧客があなたに連絡を取ることができる方法を、明確にWebサイトに記載しよう。

HubSpotは、サブスクリプションのレベルに応じて、顧客がどのような種類のサポートを受けられるかを、明示している。

また、顧客が必要なヘルプを簡単に発見できるリンクも用意しており、サポート用のチームも備えている。

さらに、HubSpotは、顧客が目的を達成できるよう、チャットボットを用いたサポートも提供している。

問題が起きる前からの対応は、顧客が尋ねるであろう質問に対する答えを提供することである。

あなたの製品が複雑であればあるほど、顧客はトラブルを抱える可能性が高くなる。顧客が基本的な課題を解決できるよう、ガイド記事、トラブルシューティング、FAQコンテンツなどを作成することで、マーケティングはこれに対応することができる。

Monday.comは、ユーザーが製品から最高の体験を得られるようサポートしている企業の好例である。彼らのカスタマーサポートのページには、ナレッジベース、動画のチュートリアル、解決策、コミュニティフォーラムなどを備えている。

こうしたコンテンツを用意することで、サポートチームの負担を軽減し、カスタマーサービスがより複雑な顧客の課題に対応できるようになる。

適切な種類の問題に対応したコンテンツを作成するためには、ソーシャルメディアやフォーラムで、自社製品や類似の製品についてどのような質問が尋ねられているかを調べてみよう。

さらに、セールスチームやカスタマーサービスチームのメンバーからデータを収集しても良い。顧客はどのような課題を抱えているのか?どのような問題に対し、顧客は最もサポートを必要としているのか?

2.顧客への還元のための、ロイヤリティプログラムの設立

顧客に報酬を与えることで、再度自社の顧客となってもらうことは、ビジネスにとって最善の行動の1つである。

ロイヤリティプログラムは、製品の再購入を促すための方法である。コンバージョンの際のインセンティブと同様、オファーを提供することで顧客を惹きつける。

Amazonは、ロイヤリティプログラムを効果的に活用していることで有名な企業の1つである。月々の定額料金を払うことで、プライム会員は製品の翌日配送が無料になり、ストリーミングサービスへのアクセスも許可され、プライムデーセールスのような限定特典が受けられるのだ。

これらの特典が顧客から愛されていることは、調査によって明らかになっている。


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Starbucksは、購入ごとに顧客にポイントを付与することで、ロイヤリティを管理している。ポイントは、フードやドリンクと交換できる。

Starbucksのアプリでの支払いを促すことで、購買意欲を高めることに成功している。また、これにより、顧客の情報を収集することができ、パーソナライズされたオファーやコミュニケーションなどに活用することができる。

他では体験できないものを顧客に提供することで、顧客に還元できる方法を考えてみよう。

5.アドボカシー

ファネルの最下部におけるマーケティングの目標は、ロイヤリティカスタマーとリードジェネレーターにすることである。

これには、口コミの活用が重要となる。

93%の消費者が、家族や友人からの推薦を信用している。あなたの製品やサービスについて話してもらう理由を与えることで、この力を活用しよう。

推薦を促すためのリファラルプログラムの作成

優れたマーケティング、製品、カスタマーサービスが揃っていれば、顧客は自然とあなたの会社を他社に推薦するだろう。

リファラルプログラムは、あなたを推薦することに対して顧客に報酬を与えることで、安定したリードをもたらしてくれるだろう。

Evernoteは、報酬をゲーム化することで、顧客が同社の製品を勧めることを促している。


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顧客が友人を招待するたびに、プレミアム会員になるために使用できるポイントを付与している。これは、顧客が製品の紹介を継続する理由となるはずだ。

また、紹介された友人は、プレミアム会員に登録することで、その友達を支援することができる。Win-Winの関係である。

ポイントは使用していないが、FreeAgentは、顧客に対してお金を節約する機会を提供している。

紹介コードを使用してFreeAgentに登録した人は、10%オフのサービスを受けることができ、その割引率は最大で100%となる。

報酬が積み重なると、顧客は新しいコンタクトを提供するようになる。FreeAgentのモデルは、その人が顧客で有り続ける限り継続するため、解約の防止にもなる。

リファラルプログラムをうまく活用するためには、下記の要素が重要となる。


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継続して改善するために、顧客にフィードバックを求める

あなたの会社の将来について顧客に関わってもらうことで、顧客はあなたの会社を重要だと感じ、あなたが顧客を気にかけていることが伝わる。また、製品やマーケティングの改善に繋がり、より良い体験を提供できるようになるだろう。

フィードバックを得るにはいくつかの方法がある。

  • 顧客へのアンケート
  • 営業電話
  • カスタマーサービスからの電話

例えば、Tompkins Trust Companyは、Webサイト内の「サービスを評価する」というページにて、フィードバックを得ている。このページでは、顧客は自身の体験を評価でき、購入や推薦を行う可能性を記載できる。

Aeroは、フィードバックの引き換えに何らかの報酬を提供することで、サービスの形成に協力してくれるよう、顧客に依頼している。


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ここでは、これまで顧客が断ってきた行動を促すようなインセンティブを提供することが重要である。

アンケートの回答が少ない場合は、Aeroのリード文に倣い、回答と引き換えに報酬を提供することを検討してみよう。

マーケティングファネルの成功を計測し、注力すべき箇所を特定する

マーケティングファネルのパフォーマンスと、どの段階に注力すべきかを理解するためには、顧客のアクションを観察する必要がある。

これは、各指標とユーザー行動を追跡することで、可能となる。

測定すべきマーケティングファネルの4つのKPI

1.顧客獲得単価(CPA:Cost per acquisition)

キャンペーンに費やしたコストをコンバージョン数で割ることで、ペイドマーケティングやEメールマーケティングを分析する。

特定のチャネルやキャンペーンで新規顧客を獲得するために費やした費用 ÷ 同じチャネルやキャンペーンで獲得した新規顧客の数 = CPA

または、

メディア費用の総計 ÷ メディア経由で獲得した新規顧客の数 = CPA

となる。

2.顧客生涯価値(LTV:Lifetime value)

顧客のリテンションの価値を測定しよう。

解約率:特定の期間で支払いを停止した顧客の数(例:200人の定期購読者がおり、昨年の解約人数が10人であった場合、解約率は5%)

1人あたりの平均収益(ARPU:Average revenue per user):現在のすべてのアカウントの平均収益(例:100人の定期購読者がおり、その内の50人が$50を支払っており、別の50人が$100を支払っている場合、1人あたりの平均収益は$75)

そして、顧客生涯価値は下記のように計算できる。

1人あたりの平均収益 × 顧客生涯 = 顧客生涯価値

3.コンバージョン率

コンバージョン率は、総合的に算出することができる(つまり、売上数)。しかし、事実に基づいた判断を下すためには、ファネルの各段階におけるマイクロコンバージョンに分解すべきだ。

例えば、

  • TOFU:MQL(Marketing Qualified Leads)にコンバートした訪問者数
  • MOFU:サインアップ、もしくは、会員になったMQLの数
  • BOFU:サインアップ、もしくは、会員から顧客になった人の数

4.チャネルごとのコンバージョン率

マーケティング目標に関わる、各チャネル(例:ソーシャルメディア、Eメール、ペイド広告、SEO、など)の成功度合いを測定する。

「成功」が何を意味するのかを理解するために、各チャネルに明確なコンバージョンの目標があることを確認しよう。

例えば、SEOでは、検索結果に表示された自社のWebサイトへのリンクのクリック数がコンバージョンとして考えられる。Eメールでは、受信者からの返信や、Webサイトへのリンクのクリック数などが、コンバージョンとして考えられる。

ヒートマップとスクリーンレコーディングでユーザー行動を測定する

ユーザーの行動を測定することで、数字の背後にあるストーリーを知ることができる。ユーザーがあなたのWebサイトをどのように利用しているかを理解することで、マーケティングをより良いものに調整でき、より完璧なファネルを構築することができる。

ヒートマップは、あなたのWebサイトをユーザーがどのように回遊し、利用しているかを明らかにしてくれる。ヒートマップを活用することで、ランディングページのどの箇所が機能しており、どういった変更を加えればコンバージョンが最適化されるか、などを知ることができる。


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ヒーロマップを活用し、下記の項目を測定してみよう。

  • エンゲージメント(ユーザーが、ブログ記事やランディングページなどと、どのように関わっているか)
  • アクション(どのボタンやリンクを訪問者はクリックしたか)
  • アテンション(どの見出し、画像、フォームが、最も注目を集めているか)

これらを測定することで、コンテンツを配置する最適な場所、最適な使い方、訪問者の気を紛らわしてしまう箇所などを理解することができる。

ヒートマップに加え、HotjarLogRocketなどのスクリーンレコーディングのソフトウェアを使用し、実際のユーザーがWebサイトやアプリとどのように関わっているかを見ることができる(例:スクロールの仕方、クリックしたリンク、回遊方法、など)。


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こうした情報をもとに、顧客の目線に立ち、コンテンツをどのように発見し、消費しているかを把握しよう。

より重要なことは、顧客体験に悪影響を与えるパターンを探し出すことだ。

破損した画像、ページスピードの遅さ、混乱させたり誤解を生んだりするコピー文などの障壁がフラストレーションを招き、コンバージョンをせずにWebサイトを去ってしまう要因となる。

これらの定性データを、ファネルの各段階におけるマーケティングキャンペーンのKPIから得られる定量データと組み合わせることで、顧客行動の全体像を把握することが可能となる。これは、マーケティング活動のどの箇所にあなたが集中すべきかを理解することに役立つだろう。

結論

顧客行動に基づいてマーケティングファネルを作成するためには、顧客の目線に立つことが重要である。認知からコンバージョン、そして、アドボカシーに至るまで、彼らのジャーニーの各段階における心理状態を考えてみよう。

従来のマーケティングファネルを活用しながら、トルネードファネルをコンテンツ作成に反映させ、あらゆるタッチポイントにおける最適な方法で、顧客との接点を持とう。可能であれば、既存のデータを活用し、どの戦術が各段階で最も機能しているのかを理解し、経路をマッピングすることでその間にあるギャップを埋めよう。

最も重要なことは、あらゆる行動を追跡し、測定することである。顧客行動は常に予測できるとは限らない。しかし、パフォーマンスの各指標は、信頼できる指針となりうるのだ。

マーケティングファネルの各段階ごとに最適な施策をあてていく、という内容でした。的確な分析と、分析結果に基づいた施策の実行が肝となりますが、各段階での成否を判断するための効果測定もおろそかにしてはいけません。なかなかやることが多い印象ではありますが、見切り発車をしてしまうと、期待に見合った効果を得られないことも容易に想像でき、それだけは避けたいところです。理想的な結果を得るためには、多少遠回りに見えるかもしれませんが、しっかりとした計画が重要となることを改めて考えさせられました。

この記事は、CXLに掲載された「How to Create a Marketing Funnel by Responding to Customer Behavior」を翻訳した内容です。

投稿 顧客行動への対応から、マーケティングファネルを作る方法SEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

Googleのブランド検索結果とPeople Also Askが重要である理由

数年前に米国のGoogle検索結果に導入された、「People Also Ask」。日本では「他の人はこちらも質問」という形で表示されるのを見かけます。通常のスニペットとは異なるレイアウトで表示されることもあり、比較的目立つコンテンツを言えるのではないでしょうか?今回は、そんな「People Also Ask」に注目したSearch Engine Landの記事を紹介します。

あなたのブランドについての質問は特にであるが、そろそろPeople Also Askについて注目してみても良いだろう。この記事ではその理由をお伝えしよう。

Googleの検索結果画面に表示されるPeople Also Ask(PAA)がここ数年の間に進化していることは、よく知られている。PAAはSEOにおける機会だと捉えられているが、ときに見落としられがちな機会でもある。

ブランド検索結果とは、あなたのブランド名をGoogleで検索した際、オーディエンスに表示される検索結果のことを指す。Googleが提案するこれらの質問は、「機会」ではない。それ以上に、「必ず対策しなければならないもの」、と言えるだろう。なぜだろうか?ブランド検索結果で表示される領域は、可能な限りコントロールすべきだからである。

ブランドが中心となっているPAAの例(UbigiはKalicubeのクライアントである)

ブランド検索結果のコンテキスト

ユーザーが完全一致のブランド名で検索する際、彼らはそのWebサイトに行きたいと思っているか、そのブランドについての情報を探しているのだろう。Webサイトに行きたいと思っている場合、検索結果はさっと確認する程度だろうが、少なくとも、アバブ・ザ・フォールドは見ているはずだ(PAAはアバブ・ザ・フォールドに表示されることが多い)。ブランドについての情報を探している場合は、検索結果全体を確認し、そこに表示されている情報を読み、1つか2つのリンクをクリックするだろう。

Googleの視点から考えてみると、そのブランドのオーディエンスに関連があり、価値があり、役に立つコンテンツ(リンク、動画、画像、Twitter、PAA)を含めた検索結果を作成しようとしているはずだ。これは、PAAに表示される質問は、ユーザーの役に立ち、価値があるとGoogleが判断している質問であることを意味している。つまり、そのブランドのオーディエンスが尋ねている、核となる質問だ。これは、それ自体が素晴らしいインサイトであると言え、特に2つの種類の質問を検討している場合は重要である。

2種類の質問とはなにか?これについて解説していこう。

あなたのブランドについての質問

Googleは、多くのブランドについての質問と、彼らの提供物についての質問を表示する(上記の例を見てみよう)。マーケターとして、あなたは、「その回答は正確か?」、「ブランドにとってポジティブであるか?」、「誰が提供しているか?」といった、現実的な質問を受けるだろう。それらの回答は正確であり、ブランドにとってポジティブであり、ブランド自体が提供している、といった状態が望まれる。

Googleは、質問に対する回答が事実に基づくような場合(例:「”ブランド”の使い方は?」、「”ブランド”とはなんですか?」)、ブランドからの回答を優先する傾向がある。しかし、その回答が意見である場合(「”ブランド”は信用できますか?」、「”ブランド”はお金を払う価値がありますか?」)は、他のソースからの回答を優先する傾向がある。

あなたのブランドについて役に立つ質問を掲載した「よくある質問」のセクションをWebサイト内に作成することが、これらの質問を独占する方法である。質問に回答すらしていないのであれば、PAAで勝利を勝ち取ることはできない。

「友好関係」にあるサードパーティのWebサイトに回答を掲載することは、意見に基づく返答を自然に引き出すための、賢い方法と言えるだろう。

あなたのブランドの周辺についての質問

Googleは、そのブランドが最も知られているトピックについての質問を表示することもある。下記の例を見てみると、SE Rankingというソフトウェアについての質問と、SEOについての2つの質問が表示されていることがわかる。これは、Googleが、SE Rankingの専門領域(SEOのランキングとキーワード)を理解していることを意味している。

[se ranking]のGoogleの検索結果画面

このタイプのPAAの場合、あなたのブランドについての質問への回答ほど、ブランド検索結果画面を独占することは容易でない。

話題性のある質問の場合は、ブログ記事やFAQを書き、SEO戦略の1つとしてあなたが書いている他のコンテンツと同様に最適化を行うことが、良い方法となる。こうすることで、検索結果の上位に表示されることや、強調スニペットに表示されることも期待できる。

Searchmetricsは、競合ブランドの検索結果でのPAAと強調スニペットの両方で表示されている。

さらなる活用法:PAAは、あなたがターゲットにする一般的な検索クエリについての重要な情報も提供してくれる。

Googleが関連性があると判断した他の質問があった場合、ブランド検索結果に表示されるPAA内の質問をクリックすると、リストが展開される。そこには、話題性のある質問が表示されるはずだ(最初に表示されるPAA内にその質問がなければ)。こうした質問は、Googleがあなたのブランドと関連性の高い質問であると認識しているはずである。そのため、あなたが通常行っているSEOの戦略の参考材料として考える価値があるはずだ。

私はこの簡単な「トリック」を使用して、Searchmetricsのターゲットとなりうる、長文コンテンツのためのアイデアを6つほど得ることができた。これらは競合する検索クエリであるが、比較的簡単に勝利することができるだろう。なぜなら、ブランド検索結果のPAAから、Googleはこのクエリにおいて、Searchmetricsに権威があると認識していることがわかるからだ。

ブランド検索結果のPAAの将来

GoogleがPAA内にアンサーボックスを表示する機会は増えている。そのため、単純な定義に多くの時間を費やさないようにしよう。単純な定義は、ある時点で、それがあなたのブランド検索結果であったとしても、Googleの観点からは無価値となるかもしれない。

PAAは優れたインサイトを提供する

これまで見てきたように、ブランド検索結果のPAAは、以下2点のインサイトを提供する。

  1. あなたのブランドについて、人々が尋ねている質問
  2. あなたのブランドの周辺について(つまり、核となるトピック)、人々が尋ねている質問

つまり、あなたのブランドの確信を突いているのである。あなたは、これらに注意を払っているだろうか?これらの質問に、きちんと答えているだろうか?あなたのブランド検索結果でこうした質問に対する答えを提供するに値する、情報ソースとなっているだろうか?そうでなければ、なぜ、そうならないのだろうか?あなたのブランド名で検索する人々は、クライアント、見込み顧客、潜在的な雇用者、ジャーナリストである。つまり、彼らはA級のオーディエンスなのだ。

こうした質問は、あなたのオーディエンスに関連しているものであるため、あなたのWebサイト上ですでに答えているはずだ。もし、適切に行っているのであれば、あなたはすでに、あなたのブランド検索結果のPAAを支配しているだろう。質問に対する答えをすでに提供しているのにもかかわらず、他の誰かがPAAを専有しているのであれば、SEOのテクニックを駆使し、それらを押し出してしまおう。

もし、ブランド検索結果のPAAの答えをWebサイトで提供していないのであれば、すぐに提供しよう。あなたが答えを提供していなければ、Googleは他の誰かからの回答を表示するだろう。特に、話題性のあるトピックにおいては、競争は激しくなる。

前述の通り、事実に基づく答えを必要とする質問について、PAAを専有しない理由は存在しない。自然な意見が答えとなる質問については、友好的なサードパーティのWebサイトに掲載するという手もある。ここでは、従来のPRの手法が効果的となりうる。リンクビルディングを積極的に行っているのであれば、一緒に作業をしてくれている人たちが、潜在的な「友人」としての素晴らしいアイデアを持っているかもしれない。最後に、話題性のあるトピックについては、丁寧なブログ記事やFAQコンテンツで、正確な回答を提供しよう。

自身のブランド検索結果のPAAが表示されているブランドの60%以上が、たった1つのPAAにさえ、回答していない。興味深いことに、この数字は、前回私が調査を行ってからほとんど改善されていない。これは、多くのブランドがブランド検索結果に注意を払っていないことを意味している。私からすれば、これは非常に大きな失敗だと思う。

下記の理由により、ブランドを中心とする質問に対する答えを管理することに失敗することもある。

  • ブランドが、ブランド検索結果の情報(あなたの「Googleビジネスのカード」をコントロールできていない。
  • ブランドが、ブランド検索結果に表示される自身のブランドについての質問に対する回答を、他社に任せている
  • ブランドが、そのブランドのオーディエンスが抱いている基本的な質問への回答に注力するという戦略を実施していない

あなたのブランド検索結果でPAAが表示されていない場合、「安全」であると感じてしまうかもしれない。そのような感情は無視しよう。1年か2年後、あなたのブランド検索結果に、ほぼ間違いなくPAAは表示されるだろう。準備することで、PAAが表示された場合、きっとあなたの助けとなるはずだ。ブランドについての素晴らしいFAQをコンテンツを作成することは、ファネルの奥にいるユーザーとファネルを通過したユーザーへの助けとなるだろう。

これらの質問は、あなたのビジネスの核心を突くものである。これらの質問は、あなたの顧客や見込み顧客が求めている質問だ。これらの質問に回答することで、ブランド検索結果を支配しよう。そして、この戦略をブランド検索結果以外の戦略にも組み込み、拡大していくのだ。

自社の製品やサービスについて、ユーザーからの質問を受ける機会は多々あり、事前に回答を準備していることもあるでしょう。しかし、提供する側からは当たり前でも、ユーザーにとってはよくわからない、といった状況も起こりえます。そのため、ユーザーが実際に抱いている質問は、Webサイト側にとっては非常に有益な情報と言えるでしょう。PAAのように、検索結果に表示されている機能も活用して、こうしたアイデアを得ていきたいと思います。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google brand SERPs: Why you must dominate People Also Ask」を翻訳した内容です。

投稿 Googleのブランド検索結果とPeople Also Askが重要である理由SEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

【SEO Japan Meetup開催のお知らせ】

こんにちは、アイオイクス株式会社/SEO Japanの本田です。

このたび、SEO Japan主催でSEOを愛する方々とのリアル交流会【SEO Japan Meetup】を開催させていただくことになりましたのでお知らせします。

【開催概要】

普段SEOJapanをご覧いただいているSEOを愛する方々と、お酒でも飲みながらゆるく交流しようというカジュアルなイベントです。
コロナ禍で新たな人脈を広げるのも難しくなった昨今ですが、SEOを愛する方々とSEOの話をしながらゆるくつながるきっかけとしたいと考えています。

今後も毎回SEOのスペシャリストをゲストに招いて定期的に開催していく予定です。

【日時】

6月10日(金)19時~21時

【場所】

アイオイクス株式会社本社オフィス
東京都渋谷区恵比寿3-46-3

【スペシャルゲスト】

株式会社so.la
代表取締役SEO
辻 正浩 氏
https://twitter.com/tsuj

第1回目のゲストは、日本を代表するSEOスペシャリストの辻さんにお願いしました。
辻さんとSEOの話をできる貴重なチャンスです。

【対象者・参加資格】

事業会社・支援会社・ツール会社・フリーランス等にかかわらず、SEOを仕事にしていてSEOを愛する方全てが対象です。

なお、SEO JapanやSNSでイベントの様子をアップすることを想定しておりますので、顔写真をアップされても問題ない方でお願いします。

【タイムスケジュール】

18:45 – 19:00 開場・受付
19:00 – 19:10 乾杯のご挨拶(アイオイクス株式会社CCO本田ディスティニー)
19:10 – 19:30 ライトニングトーク(辻さん)
19:30 – 21:00 辻さん、アイオイクススタッフ、参加者の方々でのフリートーク
21:00 終了
※スケジュールは予定です。変更になる可能性があります。

【募集人数】

10名
※応募者が10名を超えた場合は抽選とさせていただき、当選者にメールにてご連絡いたします。

【参加費】

無料
※軽食とお酒、ソフトドリンク等をご用意いたします

【参加方法】

下記お申し込みフォームに必要事項をご記入ください。

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ローカルビジネスのための、クリエイティブなデジタルマーケティングの10個のアイデア

現在、あらゆるビジネスがデジタルマーケティングに力を入れており、ローカルビジネスもその対象に漏れません。しかし、一般的には、ローカルビジネスが多くの予算を確保することは難しいと言えるでしょう。そのため、デジタルマーケティングに注力する機会がないケースもあると思いますが、多くの予算を使わずとも、デジタルマーケティングを行うことは可能です。今回は、このようなローカルビジネスを対象としたデジタルマーケティングにおすすめの方法を紹介した、Search Engine Journalの記事を紹介します。

予算が少ないため、デジタルマーケティングで何をしたらよいのか分からない。そんな方のために、あなたのローカルビジネスをオンラインで広めるための、10個のアイデアを紹介しよう。

お気に入りのコーヒーショップ、レストラン、アンティークショップ。あなたは、こうしたお店をどのようにして発見しただろうか?

友人に勧められたのかもしれないし、魅力的な看板に惹かれて一回限りの入店をしたのかもしれないし、その店の素晴らしいマーケティングキャンペーンを目撃したからかもしれない。

たった1つのソーシャルメディアでの広告や、1人のインフルエンサーのブログ記事がローカルビジネスにとって驚くべき効果を発揮することがある。

しかし、これには問題がある。ローカルビジネスの場合、マーケティング活動に割く予算を確保することが難しい場合が多い、ということだ。

大手のチェーン店のように、有名人とのコラボレーションや広告に多くのリソースをつぎ込むことは、非常に難しい。

とはいえ、マーケティングは常に高価であるということにはならない。

よりクリエイティブな発想を活かせばいいのだ。

この記事では、少ない予算、もしくは、無料で行うことができる、ローカルビジネスのためのマーケティングのアイデアを紹介したいと思う。

1.ローカルのインフルエンサーとのコラボレーション

フォロワー数が100万にものぼるインスタグラマーにプロモーションを依頼するほどの予算はないかもしれないが、マイクロインフルエンサーもそれと同等(もしくは、それ以上)の効果をもたらしてくれることもある。

そして、あなたの地域に住んでいるブロガーや業界の専門家ほど、コラボレーションにうってつけの存在はいない。

問題は、そのようなインフルエンサーをどのようにして見つけるか、である。

単純にGoogleで検索するだけでは不十分だ。巨大なアカウントや有名人のみが表示され、マイクロインフルエンサーは表示されないだろう。

また、この目的のために、Google検索で特定の地域に焦点を当てることは難しい。

我々に必要なものは、ソーシャルリスニングのソフトウェアである。

こうしたツールを使うことで、特定のトピックについて語っている、任意のフォロワー数を持つアカウントを発見することができるのだ。

加えて、自身に関連した結果だけを得るために、地域を設定することも可能である。

さらに、フォロワー数の下限と上限を設定した上で、プロフィールを閲覧することも可能だ。

あなたの目的にふさわしいと思われる人物を発見し、連絡を取ってみよう。

彼らを自分のお店に招待してツアーをしたり、無料で製品を提供したり、といったアイデアが生まれるはずだ。

これは、お互いにとって利益を生むコラボレーションである。あなたは彼らのコンテンツ作成を手伝うことになり、彼らはあなたと彼らのオーディエンスをつなげることで、ブランドの認知度を上げてくれる。

Awarioのスクリーンショット(2022年1月)

上級者向けアドバイス:あなたのブランド名でソーシャルリスニングのアラートを設定することができる。これにより、あなたの会社について言及しているインフルエンサーを自然に探すことができるのだ。

あなたのお店に頻繁に訪れるブロガーもいるかも知れない。ただ、あなたがそれを知らないだけなのだ。

このような場合は、彼らとの関係を育むことで、あなたのビジネスに大きな効果をもたらすことができるだろう。

2.地域の物語の中に、あなたのビジネスを組み込む

人は物語が大好きである。

物語を創り、消費する。これは、おそらく、人間の経験の中で最も本質的なものの1つである。

あなたのブランドをより強く覚えてもらうために、あなたのブランドの周辺の物語を作成しよう。

あなたのカフェでいつも同じ席に座り、特定の飲み物を飲んでいるというキャラクターを作ったり、あなたの会社が入っているビルについての素敵な逸話を作成したり、などが考えられる。

また、すべてをゼロから作成しなくて良い場合もあるだろう。街の歴史を少し調べるだけで、思いもよらない興味深い物語を発見できるかもしれない。

その地域の歴史家に話を聞いたり、博物館に行ってみたりすると、より多くの顧客を導いてくれる何かを発見できるかもしれない。

Tripadvisorのスクリーンショット(2022年1月)

物語の準備が整えば、あとはそれにあなたのビジネスを組み込むだけである。

Webサイトのディスクリプション、ソーシャルメディア、レビューサイトなどにも記載しよう。

また、こうした物語を発信するためのソーシャルアカウントの開設や、ブログ記事の作成も効果的だろう。

あなたが発信する、すべてのマーケティングメッセージに組み込むことを忘れずに。そうすれば、人々の記憶により強く残るはずだ。

3.あなたの街についての、検索エンジンフレンドリーなコンテンツを作成する

ローカルSEOはより多くの顧客を獲得するための優れた方法である。まず、あなたのWebサイトに多くのトラフィックをもたらし、次に、あなたの店に実際に足を運んでもらえる。

しかし、これはあらゆるビジネスが行うべきことである。そのため、クリエイティブなマーケティングアイデアとは言えないだろう。

多くの企業が、「家具 購入 ナッシュビル」のように、最も明確なリクエストに対してWebサイトを最適化する傾向がある。

ここで言うコンテンツは、よりエンターテイメントの要素が多いコンテンツである。その目的は、地域に住む人や観光客にあなたの地域を紹介し、それと同時にあなたのビジネスを宣伝する、ということである。

この2つの目的は、ソーシャルメディアでの投稿、ブログ記事、動画、などで表現されるべきものだ。

この場合、リストタイプのコンテンツが適したコンテンツであろう。

例えば、あなたの地域の「コーヒーショップベスト5」という記事は、あなたのビジネスについての話題を自然に含め、潜在顧客に価値を与える、素晴らしい方法と言える。

もちろん、競合他社を宣伝することは避けたいため、異なる種類のビジネスを紹介できるようなトピックを選択すべきだ。

例えば、デートスポットについての記事であれば、カフェ、美術館、観光地などを1つにまとめ、その中で自身のレストランだけを紹介するといったことも可能となる。

milwaukeemom.comのスクリーンショット(2022年1月)

タイミングも非常に大事である。

ホリデーマーケティングはより多くの注目を集めるための効果的な方法と言えるだろう。

ホリデー(休日)に関連した製品やアクティビティを提供し、「(休日の名前)に(地域名)で家族とすべきこと」といったガイド記事を公開するのだ。

これは、検索エンジンと潜在顧客の両方にとって喜ばしい記事となるはずだ。

4.地域のFacebookグループに参加し、参加者と関わりを持つ

Facebookのスクリーンショット(2022年1月)

Facebookのグループは、まさに、あなたのオーディエンスが集まる場所である。

あなたの地域のFacebookグループに参加することで、一石二鳥の効果を得られる。つまり、あなたの顧客について知ることができ、それと同時に、あなたのビジネスを宣伝することもできるのだ。

Facebookグループでのプロモーションにおける最大のルールは、あまりセールス目的にならないこと、である。

例えば、1日おきに、割引情報や新しいクーポンの情報などを投稿することは避けよう。

こうしたスパム的な行為が許容範囲内であっても、そこにいる人達があなたのビジネスに興味を持ってもらうことは、まずないだろう。

その代わりにすべきことは、自然にビジネスの話ができるよう、会話に参加することである。

個人のアカウントでこっそりと行うことも可能だが、より本質的な方法として、あなたがビジネスオーナーであることを隠さずに参加することも可能だ。

優れた方法としては、彼らにとって本当に価値のあるものを提供することだろう。

例えば、書店のオーナーである場合、その地域に住む、より多くの人にあなたの書店を知ってもらいたいはずだ。

そこで、読書会への参加に興味があるか、また、どのような本を読みたいと思うか、などを尋ねてみてもいい。

また、本に関連した話題である必要もない。話題は何でもよく、例えば、店内に犬を連れて入ってもよいか、などでも構わない。

ここでの目的は注目を集めることではあるが、議論を呼ぶようなトピックは避けるべきだ。

話題にはなるだろうが、多くの人を遠ざける結果となってしまうだろう。

5.「地域性」をデジタルマーケティングに活用する

ローカルビジネスであることは、大手のチェーン店にはない利点を本質的に備えている。大手の場合、店舗が至るところに存在するため、特定のロケーションに特化することが難しいのである。

この利点を活かし、地域に密着した広告を作成することが可能となる。

ここでは、あなたの地域の人々をターゲットとした広告を作成する上でのいくつかのヒントを挙げてみよう。

  • Search Consoleを活用し、インプレッションの引き金となるものに基づき、新しい広告グループを作成する
  • 広告内に郵便番号や住所を記載し、それを目立たせる
  • 広告内に店舗への距離を記載する

6.すべてのレビューに気を配る

現在、レビューを求めたり、Yelpであなたのビジネスをモニタリングすることは、クリエイティブなアイデアとは言えない。

しかし、多くのローカルビジネスが見過ごしていることは、あなたのビジネスについて語られている場所は、レビューサイトのみではないということだ。

レビューという点においては、ソーシャルメディア、ブログ、フォーラムなども同等に重要なのである。

今日、家族や友人であったとしても、ソーシャルメディアのアカウントを持っている人は、オーディエンスを持っているということだ。

そして、彼らはあなたのビジネスについての意見を投稿するかもしれない。

あなたのことをタグ付けし、それをあなたが目撃すれば、それは幸運と言える。しかし、タグ付けされていなかったり、通知が多すぎるために見過ごしてしまった場合は、どうだろうか?

Twitter1:

ポジティブな投稿の場合、再投稿や将来のマーケティングに使える素材としての保存など、マーケティングの機会を逸してしまっている。

ネガティブな投稿の場合、それを無視してしまうことで、風評利害を受けるリスクがある。

ソーシャルメディアのモリタリングツールを活用し、レビューが集まるプラットフォームやその他の場所で、あなたのビジネスについて言及された場合、すぐに気がつくようにしておこう。

また、GoogleアラートTweetdeckなど、無料のツールを組み合わせるという方法もある。

もしくは、より堅牢なソーシャルリスニングツールを使うことで、リアルタイムの通知、より多くのオンラインソースを対象とする、整理するのに便利なフィルター機能、などを利用することができる。

7.ローカルメディアに連絡する

ほぼすべての街には、ローカルの新聞やオンラインメディアがある。その影響力の大きさに、きっとあなたは驚くだろう。

自身のWebサイトやソーシャルメディア向けのコンテンツを作成する一方で、ローカルメディアとのつながりを作ることも怠らないでおこう。

あなたの地域のローカルビジネスについてのトピックに参加したり、特定のニュースについてローカルビジネスのオーナーとしての意見を提供するのも良いだろう。

また、そうしたWebサイトからリンクを貼ってもらうことは、SEOにとっても良い効果を生むだろう。

さらに、コメントや意見を投稿することで、そのコミュニティにおけるアクティブなメンバーとしての地位を確立し、より多くの注目を集めることができるはずだ。

8.イベントマーケティングに参加する

コミュニティの観点で言うと、可能であれば、地元の人たちに向けたイベントを開催するという手もある。

相互に繋がりを持つ世界を生きている私達にとって、物理店舗に顧客を運ぶことが目的でなくとも、オンラインのイベントを開催することにメリットは存在する。

一番の選択肢は、参加した人々がそれぞれに繋がりをもっていると実感できるイベントを開催することだ。もしかしたら、解決のためにより多くの注目と資金を必要とする問題が、あなたの地域で発生しているかもしれない。その場合、その問題に焦点を当てたチャリティイベントを開催すると良いだろう。

開催するイベントは、Facebookのグループやソーシャルメディアで宣伝すると良い。

イベントの期間は、新しい人々とコミュニケーションを取り、つながりを構築しよう。

こうすることで、参加者は歓迎されていると感じ、再度そのイベントに参加したいと思うことだろう。

またイベントをシリーズで開催したり、定期的に開催したりすることで、長期的なマーケティング効果も期待できる。

9.ソーシャルメディアコンテストの開催

クリスマスは世界で最も人気のあるホリデーと言える。多くの理由を挙げることができるが、そのうちの1つが、ギフトをプレゼントするということだろう。人々はプレゼントが大好きだ。

顧客は、あなたの友人や家族であるというわけではないが、あなたのビジネスの宣伝を目的とし、小さなプレゼントを贈ってみるのもよいだろう。

トラフィックを増加させる方法の1つとして、コンテストの開催が挙げられる。そして、そのコンテストをソーシャルメディアやWebサイトで宣伝しよう。

例えば、特定の日に最初にお店に来た20名に対し、商品やサービスを無料で提供する、といった具合だ。

この戦術は、特に新しくオープンしたビジネスにとって有効だろう。

10.ローカルのパートナーシップを形成する

ローカルビジネスのオーナーとして、あなたはその地域の一員であると言える。

その地域の他のローカルビジネスのオーナーと関係を構築してみよう。

そうすることで、相談したり経験を共有したりする相互補助のネットワークを築くことができるだろう。

他のビジネスオーナーと定期的に交流することで、多くの宣伝の機会を得られるだろう。

類似のオーディエンスをターゲットとしながらも、あなたのブランドを完璧に補完し、サポートしてくれるようなローカルのブランドやビジネスを発見できるかもしれない。こうしたビジネスのオーナーに対し、お互いにとって利益となるプロモーションを行うことを検討してみよう。

これは一石二鳥の戦術と言える。自身のブランドの認知を向上させながら、パートナーの好意をうまく活用できるのだ。

こうした関係を築くことで、ローカルビジネスとのネットワークを形成し、あなたにとっての利益を提供してくれるコミュニティの一員となれるだろう。

まずは、ソーシャルメディアで他のローカルビジネスのオーナーとの関わりを持つことから始めよう。

両者の製品を対象とした共同キャンペーンを行ったり、各店舗でお互いの宣伝をしたり、一緒にイベントを開催したりすることができるだろう。

今回の記事で紹介した10個のアドバイスが、あなたのローカルビジネスの出発点となることを期待している。

自身の強みとリソースをうまく活用しよう。コミュニティのパワーは、広告に投資することよりも、ずっと大きな効果を得られることもあるのだ。

地域に根ざしたビジネスの場合、その地域の人々との交流は重要なポイントであると言えます。その対象は顧客のみならず、その地域の他のローカルビジネスのオーナーも含まれるでしょう。コロナの影響で物理的に関わりを持つことが難しい場面も多いですが、今回の記事で紹介されているように、強固なコミュニティを形成することでビジネスの機会を発見できれば、それは優れたデジタルマーケティングになると感じました。

この記事は、Search Engine Journalに掲載された「10 Creative Digital Marketing Ideas For Local Businesses」を翻訳した内容です。

投稿 ローカルビジネスのための、クリエイティブなデジタルマーケティングの10個のアイデアSEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

【決定版】コンテンツ監査のためのチェックリスト

より多くのトラフィックを獲得するためか、Webサイトの品質を向上させるためか、ブランド認知を高めるためか、その目的は様々であれ、コンテンツ作成を施策の中心に据える機会もあると思います。しかし、コンテンツを作成することにとらわれてしまい、せっかく作成したコンテンツの効果を把握していない。。。という状況も起こってしまうものだと思います。コンテンツの監査というと、過去を振り返る作業のように聞こえますが、そこで得られた知見は未来のコンテンツ作成にも活かすことができます。今回は、こうしたコンテンツ監査についてまとめた、Search Engine Journalの記事を紹介します。

そのコンテンツの目的をもとに、作成したコンテンツが機能しているかどうかを判断する必要がある。この記事では、そうしたコンテンツ監査のための決定版リストを紹介する。

あなたが保持するコンテンツの完全な棚卸と分析を最後に行ってから、どれくらいの時間が経過しているだろうか?

これはコンテンツ監査と呼ばれるものである。しかし、コンテンツ作成者の多くが新しいコンテンツの作成に注力しており、その結果、すでに自身が作成したコンテンツの監査をおろそかにしてしまっている。

最後にコンテンツ監査を行ってから12か月が経過しているのであれば、あなたは今、古い情報をもとに、コンテンツの戦略を立ててしまっているかもしれない。

ここで、定期的にコンテンツ監査を行うべき理由をいくつか挙げてみよう。

  • 目標:作成したコンテンツは、その目標を達成しているだろうか?そのコンテンツのROIはどの程度だろうか?これらを把握することは、定期的な監査を通じて、コンテンツのパフォーマンスを計測し、測定しない限り、できないだろう。
  • 陳腐化:時間の経過とともに、コンテンツは陳腐化し、時代遅れとなる。しかし、自身を責める必要はない。コンテンツの陳腐化の原因は、必ずしもあなたにあるとは限らないのだ。2年前は関連性のあった情報を、単純にアップデートすればよいだけなのかもしれないからである。
  • 正確性:コンテンツが古いものになると、以前は正確であった、そこに記された事実やデータが、不正確なものになってしまうこともある。定期的なコンテンツ監査を行うことで、その記事の正確性を確認することができる。こうすることで、あなたのブランドの評判と、検索結果における順位の両方を守ることができるはずだ。
  • 効果を知る:あらゆるコンテンツの監査を行わずに、どういった種類のコンテンツやブログ記事が最も効果的であるかを知ることはできない。1週間に3本のブログ記事を作成することが、ただの疲労の蓄積であり、何の効果も得られていない可能性もある。振り返りの作業とコンテンツ監査を行わなければ、どのコンテンツのパフォーマンスが最もよく、どのコンテンツのパフォーマンスが最も悪いのかを把握することはできないだろう。

全てではないにせよ、ここで挙げた項目の中で、どれか1つでもコンテンツを定期的に監査する必要がある理由と感じていただければ幸いだ。

では、具体的な監査の内容について見ていこう。

コンテンツの詳細な監査

コンテンツ監査の第一歩は、各コンテンツの基本事項を細かく分解し、1回限りの項目とすることだ。

コンテンツがどのように作られているのか、何人のメンバーによって作成されているのか、基本的な公開情報は何か、について着目しよう。

詳細な個々のコンテンツ監査のスプレッドシートに、下記の事項を記載し、測定すべきだろう。

  • URL
  • 作成者
  • 作成チーム(コンテンツチーム、ソーシャルチーム、SEOチーム、など)
  • 作成時間(コンテンツの作成に費やした総時間)
  • タイトル
  • 日付
  • コンテンツの種類(ブログ記事、インフォグラフィック、ケーススタディ)
  • コンテンツの目標(コンテンツを作成するポイント。例えば、バックリンク、トラフィック、コンバージョンなど)
  • 単語数
  • コメント数
  • シェア数(ソーシャルネットワークごとの数字と総数)

コンテンツのデータの監査

これは非常に楽しいパートである。コンテンツのデータを監査するには、ちょうど私が作成したこのような、便利なExcelシートが必要だ。

過去の監査の実施

データの分析を行う前に、かつて作成したコンテンツの監査が必要だ。

過去に作成したコンテンツのパフォーマンスを知ることで、これから作成すべきコンテンツの種類、また、作成すべきでないコンテンツの種類を把握する手助けとなる。

コンテンツ監査におけるこの作業は、少なくとも最初のうちは、時間のかかる作業となる。

どのくらいの期間をさかのぼるのかを決め、その期間に作成した全てのコンテンツのURLを集めよう。

私としては、少なくとも1年前までさかのぼり、各コンテンツのパフォーマンスを把握することをお勧めしている。

過去のコンテンツのURLを収集する作業は、必ずしも、手作業で行うべきものではない。

幸運にも、Google AnalyticsやSemrushのコンテンツ監査ツールのように、多くのツールが存在する。こうしたツールを活用することで、サイトマップのデータをベースとし、コンテンツのリスト化を素早く行うことができるのだ。

継続した監査に向けて準備をする

前年度に作成したコンテンツの全てをリストアップし、Excelファイルに追記を終えたら、新しく作成したコンテンツに対して、毎週この作業を繰り返すことができる。

データの入力が1週間分となれば、コンテンツを把握し、定期的に監査を行うことは、ずいぶんと楽になるはずだ。

次のセクションからデータをExcelファイルに追加し、週単位で最新の数字と統計データを更新するのだ。

時間の経過とともに大きな変化があれば、それを忘れずに追記する。

特にエバーグリーンなコンテンツにおいては、本来のパフォーマンスを発揮するまでに数か月かかることもある。

追跡すべき指標

コンテンツのデータの監査を行うにあたり、追跡すべき指標を紹介しよう。

コメント数

適切に管理されているコメント欄であれば、ユーザーが生成した価値のあるコンテンツを、ブログ投稿や記事に追加することができる。コンテンツ作成の目標の1つがWebサイト内にコミュニティを作成することであるならば、どのような種類のコンテンツやトピックが会話を発生するのかを把握したいはずだ。

ugc属性をリンクに付与し、Googleが求めるリンクのマークアップ要綱に準拠していることを確認しよう。

ブログ記事へのコメントを許可していない場合は、あなたのコンテンツについてのソーシャルメディアの投稿を確認してみよう。

ソーシャルシェア数

ソーシャルシェア数は無価値な指標であると軽視するマーケターもいる。しかし、ソーシャルにおけるあなたのコンテンツの人気度を確認することは、特定のソーシャルオーディエンスの関心を最も引くトピックを発見する手助けとなりえる。

例えば、会話の多くがFacebookで発生している企業は、Facebookのオーディエンスに人気のあるコンテンツを作成したいと思うはずだ。

過去、Facebookで最も多くのシェア数を記録した記事を分析し、今後の良いパフォーマンスを生むためにはどのようなトピックが効果的かを把握しよう。

オーガニックトラフィック

作成したコンテンツが多くのオーガニックトラフィックを獲得していることが理想だろう。

オーガニックトラフィックを獲得できていない場合、赤信号が灯っている可能性がある。

もしかしたら、何らかの問題があるかもしれない。

  • コンテンツの戦略
  • コンテンツの配信方法
  • コンテンツの種類
  • コンテンツ自体

コンテンツ監査の一環として、定期的にオーガニックトラフィックを確認することで、高い評価を与えるか、やり直す必要があるかを判断することができるのだ。

直帰率

あなたが作成したページに訪問したユーザーが、コンテンツに何のかかわりを持つこともなく、Webサイトを去ることはないだろうか?Google Analyticsのデータを見てみても、ユーザーがWebサイトを去る前のスクロール、クリック、その他のインタラクションを確認できないのであれば、それは直帰とみなされる。

そして、直帰率が高い場合、そのコンテンツの品質は低い可能性がある。

検索からWebサイトへユーザーを導き、ユーザーを楽しませ、必要な情報を与え、ニーズに合わせてさらに多くのコンテンツへ導く、というのがコンテンツとしての理想だろう。

直帰率が低く、滞在時間が長いコンテンツは、ユーザーを引き付け、さらに多くの時間を別のコンテンツで過ごしてもらう、「粘着性」のあるコンテンツと言える。

直帰率の目安はどのくらいだろうか?

26%~40%が理想的であるとみなされる場合が多いが、平均では55%ほどになることもあるだろう。

バックリンク数

バックリンクを獲得することは良いことである。しかし、我々の価値を高め、信頼性を与えてくれるバックリンクに限る。

作成したコンテンツがバックリンクを獲得したかどうかを定期的に確認することは、下記の2つの理由により、必要と言える。

・バックリンク数は時間の経過とともに変化する。新しいコンテンツを公開した初日では、バックリンク数は2~3本かもしれない。しかし、1週間後には10~12本を獲得しているかもしれない。さらに、1年後には、そのコンテンツが宣伝され、多くのユーザーに発見され、共有されることで、589本のバックリンクを獲得しているかもしれない。

・全てのバックリンクが良いリンクであるわけではない。589本のリンクというと、良い数字であると思えるかもしれない。しかし、そのうちの500本のリンクが潜在的に危険であったり、スパムの可能性があったり、有料リンクであったり、品質の低いWebサイトとつながっている場合、こうした不自然なリンクの削除を検討すべきかもしれない。

滞在時間

2,500単語の長文のブログ記事にもかかわらず、平均滞在時間が18秒であるならば、何らかの問題があるはずだ。

滞在時間は、あなたのコンテンツがオーディエンスにとって適切でないのか、もしくは、適切ではあるものの、そのトピックにさらに注力したコンテンツを作るべきなのか、といった判断を下すために必要な指標と言えるだろう。

ユニークビジター

多くのユニークビジターを獲得し、コンテンツを見てもらい、コンテンツの閲覧数を増やしたいはずだ。

より多くの閲覧数を得られれば、コンバージョン、エンゲージメント、シェア、バックリンクなど、コンテンツからのROIを得られる機会が増えるだろう。

セッション当たりのページ数

ユーザーがコンテンツを閲覧した後、どのくらいのページをユーザーは見ているのか?

どのようなページへ、ユーザーは遷移しているのだろうか?

冬に買うべき最適なコートを紹介するブログ記事は、その記事内のリンクをユーザーがクリックし、あなたのWebサイト内で販売している他のコートを閲覧するきっかけとなることができる。もしかしたら、その中の何人かのユーザーは、購入に至るかもしれない。

新規顧客とリピーター

そのコンテンツは、新規顧客を獲得できているだろうか?

再訪問してくれるユーザーを獲得することは素晴らしい。再訪問してくれる顧客は、なお良い。

しかし、我々は新しいユーザーをコンテンツによって獲得する必要がある。それぞれをうまく組み合わせることができれば、理想的である。

トラフィックのソース

メインのトラフィックのソースを特定することで、トラフィックがどこから発生しているかを把握することができる。

もし、トラフィックの大部分がFacebook経由であるならば、より多くのコンテンツをFacebookに投稿すべきだ。

Eメールのニュースレターからのトラフィックがほとんどないのであれば、Eメールの内容を再検討すべきだろう。

コンバージョン

新規に作成したコンテンツの目標が、第一四半期に100のコンバージョン(例えば、Eメールのニュースレターのオプトイン)を得ることであれば、スプレッドシートに列を追加し、そのコンテンツから発生したコンバージョンを計測する必要がある。

おそらく、最初の週ではコンバージョンが2件しか発生しておらず、そのコンテンツの有効性を疑うかもしれない。

しかし、毎週コンテンツの監査を行い、2か月が経過したとしよう。その結果、トータルで140のコンバージョンが発生しているかもしれない。目標を達成しているだけでなく、それを上回る可能性もあるのだ。

監査を継続的に行うことで、各数値に意味のあるコンテキストを付与することができ、データに裏打ちされた、より賢明な判断を下すことができるのだ。

追跡すべき追加情報

コンテンツについてさらに詳細を追加したいのであれば、下記のような情報が候補となるだろう。

SEOのタイトルとディスクリプション

スプレッドシートに行を追加し、こうしたSEOに関連する値を記載しよう。

今後、コンテンツを最適化する作業をする場合、今までに使用したタイトルとディスクリプションをすぐに確認することができるため、非常に便利である。

UTMパラメーター

コンテンツのトラッキングに使用したカスタムUTMパラメーターを記録しておくことで、各コンテンツのプロモーションキャンペーンを追跡することができる。

こうすることで、新しいコンテンツ用にUTMパラメーターを作成する際や、Google Analyticsで過去のコンテンツのデータを探す際に、非常に便利である。

リードとセールス

Google Analyticsでコンバージョンイベントを設定している場合、どのコンテンツの収益が最大であるかを把握することができる。「エンゲージメント」の配下にある「ページとスクリーン」にアクセスし、Webサイト内のどのページがコンバージョンを導いているのかを確認しよう。

こうしたデータを把握することで、ROIによい影響を与えるコンテンツの種類やトピックを理解することができる。

Eメールの指標

作成したコンテンツをメールリストで共有した場合、コンテンツのパフォーマンスに影響はあっただろうか?

Eメールのエンゲージメントが重要な目標であれば、開封数やクリック数を計測し、どのコンテンツのパフォーマンスが最高であったのかを確認しよう。

コンテンツの再利用

いくつかの記事を集め、それらをEブックにしたり、またはその逆を行ったことはあるだろうか?このように再利用したコンテンツについては、その記録を残しておこう。

メインのコンテンツと、関連するコンテンツの指標を組み合わせ、コンテンツの再利用があなたの戦略にどのような影響を与えたかを確認しよう。

上位表示されているキーワード

特定のコンテンツにおけるターゲットキーワードで上位に表示されているだろうか?

ランキングの上位に表示されているキーワードとその表示期間を把握することで、とのようなタイプのコンテンツが長期間上位に表示され、どのようなタイプのコンテンツが短命に終わったのかを把握できるようにしよう。

インフルエンサーへのリーチ

コンテンツの拡散を目的として、インフルエンサーと共同したことはあるだろうか?多くのトラフィックやソーシャルシェアもたらしたインフルエンサーを把握しておこう。

今後、同様のコンテンツを作成する場合、彼らと再度仕事を行うかもしれない。

結果の測定

コンテンツの本来の目的に基づき、そのコンテンツの効果を判断する必要がある。

監査の対象となるコンテンツには、いくつかの指標が付随しているはずだ。こうした指標は、そのコンテンツが目標を達成しているか、もしくは、大きく逸脱してしまっているかを確認することに役立つだろう。

パフォーマンスの良いコンテンツの場合、監査によって得られた結果が、何を意味しているのかに注目しよう。そのコンテンツの種類は何か、トピックは何か、誰が作成したか、いつ公開したか、などである。

成功を重ねるについて、同様の効果を得られるコンテンツを作成することが可能になるだろう。

目標に届かなかったコンテンツの場合、各指標については注意を払おう。

コンテンツを公開したチャネルの場合もあるし、著者、公開時期、コンテンツの種類など、様々な要素が絡み合っている場合もある。

パフォーマンスの高いコンテンツから得られた知見を、パフォーマンスの低いコンテンツに適用することも可能かもしれない。

定期的な監査を行い、コンテンツの効果を測定することをいとわなければ、新しくコンテンツを作成することへの恐れもなくなるだろう。

あらゆる施策にはその目標を設定すべきであり、コンテンツ制作も例外ではありません。設定した目標を達成したかどうかを判断するため、効果測定は非常に重要な作業です。しかし、計測対象となりうる指標が数多くあり、なかなか面倒な作業にもなってしまいます。今回の記事で紹介されているように、一通りの枠組みさえ作ってしまえば、あとは繰り返すの作業とすることも可能です。せっかく作成したコンテンツを無駄にしないためにも、定期的な監査を実施していきたいと思いました。

この記事は、Search Engine Journalに掲載された「How To Do A Content Audit: The Ultimate Checklist」を翻訳した内容です。

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YMYL領域のコンテンツのE-A-Tを改善する方法

誤った情報である場合、その情報を取得したユーザーの生命や生活に大きな影響を与えるような領域。いわゆるYMYLという領域ですが、この領域の場合、E-A-Tが非常に重要な役割を果たします。SEOに関わっている方にすれば、目新しい言葉ではないはずですが、具体的にYMYLと呼ばれる領域はどのようなものか?E-A-Tを改善するために何すべきか?といったテーマはなかなか答えが出しにくいはずです。記事内でも言及されている通り、その方法は1つではありませんが、Googleの品質評価ガイドラインを読むことで手掛かりを得ることは可能です。今回はYMYLの領域とE-A-Tの改善にテーマを絞った、Search Engine Landの記事を紹介します。

Googleが「Your Money or Your Life」と考えるコンテンツの種類はどのようなものか?また、これらのページに対して、専門性・権威性・信頼性を向上させるために、SEOのどの箇所に注力すべきか?この記事を読むことで、学んでいこう。

不正確な情報が提供された場合、ユーザーの将来の幸福、健康、経済的な安定性や安全などに影響を与えうるトピックやページを指すさい、Googleは「Your Money or Your Life (YMYL)」というフレーズを用いる。

こうした種類のコンテンツは、リスクをはらんでいる。そのため、Googleのアルゴリズムはこうしたページを、より高い基準で選定している。

自身が扱うトピックが、YMYLに該当するかどうかを知っておく必要がある。また、YMYL領域のトピックを公開する場合、Googleが専門性・権威性・信頼性(E-A-T:Expertise、Authoritativeness、Trustworthiness)において、何を評価しているかについても、注意を払うべきだ。

この記事では、Googleがどのような種類のコンテンツをYMYLとみなしているか、また、こうしたページのE-A-Tを改善するために、あなたが何に注力すべきかを判断する目的で、こうした情報を使う方法についても解説する。

YMYLとは何か?

Googleは「Your Money or your Life」の略語である「YMYL」という用語を、2013年6月版の品質評価ガイドラインで使用した。そこには、以下のように言及されている。

PQが特に重要なページが存在する。我々は、このようなページを Your Money or Your Life (YMYL)と呼んでいる。こうしたページは、現在、または、未来におけるあなたの幸福(身体的、経済的、安全性など)に影響を与えうる。YMYLのページは、評価の高いWebサイトのページであるべきで、コンテンツは高いレベルの専門性と権威性を持つものによって作成されるべきである。

2013年版の品質評価ガイドラインのセクション7.2より

PQとは、ここでは、ページの品質(Page Quality)を意味している。

Googleの検索結果とWebページの品質についての評価を行い、Googleのエンジニアへフィードバックを提供する、品質評価者のチームへの教育を目的とし、Googleはこのガイドラインを作成した。当初、このガイドラインは一般に公開されていなかったが、今日では、Googleは誰もがこのドキュメントにアクセスできるようにしている。Googleによる品質評価チームの活用については、こちらで詳しく説明されている。

そのページがユーザーの生活に大きな影響を与える可能性がある場合、高品質なページであるとみなす必要があることを、Googleは評価者に伝えている。このようなページは、高いレベルの専門性と権威性をもって、作成される必要があるのだ。

その後、公式に公開されている文章の中で、GoogleはE-A-Tの重要性を繰り返し述べている。下記は、Googleによる偽情報との戦いについて書かれた文書からの引用である。

評価者がどのようにして優良なコンテンツの評価をしているかを理解できれば、自身のコンテンツの改善に役立つかもしれない。その結果、検索結果でのより良い成果をあげられる可能性がある。

特に、我々が言うところのE-A-Tをそのコンテンツが保持しているかどうかを理解するための訓練を評価者は受けている。E-A-Tとは、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)を表している。ガイドラインを読むことで、E-A-Tの観点から自身のコンテンツを評価し、改善方法を検討する手助けとなるかもしれない。

Googleの品質評価ガイドラインからの抜粋

ガイドラインには、E-A-Tの評価が可能な多くの側面が、徹底的に書かれている。Googleのアルゴリズムが、品質評価ガイドラインに書かれていることをどこまで再現しようとしているのか。我々がそれを知るすべはないが、Googleのベン・ゴメス氏は、CNBCの記事で、下記のように言及している。

品質評価ガイドラインを、我々がアルゴリズムに求める行き先、と見ることができるだろう。品質評価ガイドラインは、アルゴリズムがどのようにして検索結果を順位付けしているかを伝えてくれるものではない。しかし、基本的には、アルゴリズムが何をすべきかを示している。

検索エンジニアリングのヴァイス・プレジデントであるベン・ゴメス氏(2017年)

品質評価者のようにE-A-Tを理解することで、検索結果での優位性につながることがある。Googleが評価しうるものを知っていれば、自身のページの品質の改善について知ることができるはずだ。

下記は、品質評価者がどのようにE-A-Tを評価するよう教育されているかを示す、ガイドラインの一部である。

この5年間で、私と私のチームのメンバーは、品質評価ガイドラインとGoogleがE-A-Tについて言及したすべてを徹底的に研究してきた。E-A-Tを改善する方法についての完全な議論は、この記事の範囲ではない。それについては、こちらの記事で多くを書いている。

私は、SEO担当者の全てが、品質ガイドラインを読み、記載されている具体例を確認することをお勧めする。それらがあなたのビジネスに適用できるかどうか、自身に尋ねてみよう。こうした質問に答えることで、E-A-Tを改善するための戦略を立て始めることができるはずだ。

E-A-Tを改善するにはどうすればよいか?

数年前、E-A-Tを学び始めた者の多くが、専門家である著者を追加し、著者の経歴やプロフィールを構築することに強くフォーカスしていた。

これは、E-A-Tとユーザーの信頼を改善する方法となりうるが、あらゆるコンテンツやページにとって必要な作業ではない。著者の経歴はユーザーにとって有益であるが、そのコンテンツの作成者の専門性や権威性を示すことができる程度である。

重要なことは、コンテンツ作成者のE-A-Tである。

そのため、さらに深掘りし、検索エンジンが認識できる方法で、ブランドの認知や評判に取り組むことが、E-A-Tに取り組むための優れた方法なのである。

また、Googleのブログ記事にも書いてあるコアアップデート(または、アミット・シンガル氏のパンダについての質問や、スタンフォード大学のWebの信頼性についてのガイドライン)についての質問に対する、より良い回答に取り組むことも、E-A-Tを改善する方法となる。

あなたの業界で権威のあるWebサイトからのリンクやメンションを獲得することも、E-A-Tを改善する方法として重要である。リンクは、ページランク、信頼性、権威性と密接に関係しているのだ。

リンクのないメンションでさえも、Googleがあなたのエンティティについての情報を発見する手助けとなる。また、その情報は、あなたのビジネスについての情報を知るための手助けとなる。

時には、権威のある情報ソースへのリンクを追加することで、そのコンテンツがYMYLに関連するクエリへの答えとなることの手助けとなり、信頼性の改善にもつながる。別のWebサイトにとっては、E-A-Tをベースとした戦略が、Googleがあなたのコンテンツ内のエンティティと、それらがどのように関係しているかを理解するための手助けとして、スキーママークアップから始まることもある。

つまり、E-A-Tを改善する方法は、多く存在するのだ。

品質ガイドラインから引用した上記のパラグラフを見てみよう。このパラグラフをベースとし、クライアントのページの品質の向上に寄与する可能性のある、E-A-Tに関連するいくつかのアドバイスを挙げてみよう。

  • 医療や金融に関するコンテンツの場合、専門家が作成しており、新しい情報が出次第、定期的にコンテンツを更新すること。
  • 偽の情報や、専門家の見解と矛盾する情報は、Webサイトに掲載しない。掲載しなければならない場合は、その情報を専用のフォルダやサブドメインに移動させることを勧める。権威のある、信頼できる参照先がある場合は、それらの情報をすべて記載する。
  • GoogleがYMYLであると認識する領域と、YMYLであると認識しない領域を判断する。こうしたページについては、著者の専門性や参照情報の活用などを検討する。
  • 検索結果に表示されている競合サイトのページと比較し、自身も参考にできる方法でE-A-Tを示しているかどうかを確認する。例えば、あなたがターゲットにしているキーワードで上位に表示されている記事が専門医によって書かれており、あなたの記事は専門医によって書かれていない場合、その競合サイトよりも上位に表示されることは難しいだろう。場合によっては、Googleが適切な著者によって書かれていると判断するために、専門家によるレビューを追加するだけで十分なこともある。Googleのアルゴリズムは、そのコンテンツが専門家によって書かれているか、事実に基づいているか、それらを判断できるであろうと我々は考えている。ここでの目標は、Googleをだまし、あなたのコンテンツが専門家のレベルであると誤認させることではなく、あなたのコンテンツが実際にそのレベルのコンテンツとなることである。

あなたがターゲットにしているキーワードで上位に表示されている競合サイトのページのE-A-Tを分析することで、こうした取り組みをさらに進めることも可能だ。例えば、とあるクエリで上位に表示されているページが、すべてその領域の専門家によって書かれている場合、そうしたページと同等の品質と正確性のコンテンツを作成できれば、あなたのコンテンツが1つも上位に表示されない、といった可能性は低いだろう。また、製品ページの場合、競合サイトの全てがユーザーレビューを掲載しているのであれば、あなたも良いレビューを掲載する必要があるはずだ。

品質評価ガイドラインの事例を参考にし、E-A-Tを改善するための対象をどこに、どのように注力すべきかを判断する

品質評価ガイドラインを何度も読み返しているにも関わらず、今までに見たことのないものを私は発見した。記載されている具体例に、YMYLかそうでないかのラベルが貼られているのだ!例えば、レシピのページはYMYLではない。製品ページはYMYLであるが、ベビーカーの選び方をアドバイスするようなページなど、製品について語るページはYMYLではない。

下記は、2021年10月に更新された、最新版の品質評価ガイドラインのセクション4.6からの引用である。このセクションは、高品質ページの具体例、と呼ばれている。YMYLと表示されているものと、表示されていないものがあることがわかると思う。

品質評価ガイドラインに記載されている具体例の多くを確認することで、GoogleがあなたのページをYMYLとみなしているか、そうでないかを判断することができるようになるだろう。もし、あなたのページをGoogleがYMYLとみなしているのであれば、E-A-Tには細心の注意を払うべきだ。

E-A-Tは、YMYLでないページにも必要ではあるが、YMYLであるページほど重要ではないだろう。また、E-A-Tについての異なる要素が重要となるはずだ。医療系のトピックの場合、専門家によって書かれていることが、E-A-Tが高いと判断される理由かもしれない。エンターテインメント系のページやレシピサイトの場合は、人気や認知度、ユーザーのエンゲージメントやレビューなどによって、事態を改善することができるかもしれない。

ECサイトの場合、専門家である著者を追加するよりも、過去の顧客から有益なレビューを多く得ることが、より改善に役立つだろう。

E-A-Tに取り組むべきかどうかを判断できない場合でも、品質評価ガイドラインに記載されている具体例を確認すれば、Googleが専門性・権威性・信頼性を理解する際に考慮に入れているであろう事柄を理解する手助けとなるはずだ。

E-A-Tが重要であるかを判断できない?品質評価者が行っているように、上位に表示されているページを見ることで、手掛かりを得よう

ここでは、品質評価ガイドラインにはYMYLと記載されていないものの、E-A-Tが不足しているせいで、評価者からは低品質と判断されているであろうページを挙げてみよう。

この記事は、オフィスでの服用について書かれている。医療系のYMYLのクエリのように、ユーザーの安全性や生活に強く影響を与えるコンテンツではない。ある程度、E-A-Tは重要となりうるが、正式な訓練を経て得られる専門知識は、それほど重要ではないだろう。

ファッションにおいて世界的な権威である著者に執筆を依頼することはないはずだ。しかし、このクエリでの検索結果を見てみると、一定の専門性のレベルが価値のあるものと、Googleによって判断されているようだ。

品質評価ガイドラインでYMYLとラベル付けされている、「健康のためにショウガを使う」というクエリとは大違いである。このクエリでは、上位に表示されているページの全てが、権威のある医療の専門家によって書かれている。

下記の「Cleveland Clinic」のページには、著者名が記載されていない。つまり、そのビジネスの権威が広く認識されている場合、著者名(と、その資格名)を記載することが上位表示に必要となるわけではない。多くの場合、YMYLの領域で上位表示を狙うのであれば、そのページが専門家によって作成されている、少なくとも、事実確認はされている、ということを読み手に確信させることが絶対に必要である。

ECサイトにおけるE-A-Tの重要性も、また異なったものである。

下記は、品質評価ガイドラインでYMYLとラベル付けされているページの例である。

YMYLの領域の場合、E-A-Tが重要となる。しかし、ここでも、この領域における専門家が著者であることを示す以上に、権威性と信頼性(全国的に有名なブランドであること)が重要であるようだ。

このWebサイトと競い合う場合、こども用のリュックサックの専門家を集め、著者の経歴を作成し、その専門性を示す記事を書くことが役に立つだろうか?おそらく、そうではないはずだ。それは、ユーザーがこうしたページに期待するものではないからである。

ECサイトにおけるE-A-Tの改善方法は、医療系の情報サイトにおけるE-A-Tの改善方法とは異なるだろう。品質評価ガイドラインを読むことは、あなたの業界において何が重要であるかを理解する手助けとなるはずだ。

下記に、品質評価者が、そのページを高品質なページにしていると述べている要素である。

まず、このページはYMYLである。つまり、このようなページと競合することができれば、優れたE-A-Tを持つということになる。

このページは、複数の選択肢を提供し、ユーザーレビューも記載しているため、ユーザーの意図を満たしている。複数の製品を記載することは検索者にとって有益であるということを示す手掛かりであると言える。また、有益なユーザーレビューを追加することは、ユーザーがそのECサイトの製品ページを信頼し、品質を向上させることに役立つ可能性も示している。

重要なことは、Targetという店そのものが有名であるということだ。このページと競い合うには、権威性は非常に重要となるだろう。

あなたのブランドがリュックサックを販売するブランドとして比較的無名である場合、こうしたページよりも上位に表示されることは、非常に難しいだろう。あなたのブランドのこども用のリュックサックが非常に素晴らしいリュックサックであると、世界中で話題になるほどのPR活動をしない限り、リンク構築によってあなたのブランドをTarget以上に権威のあるブランドにすることは難しいはずだ。

また、カスタマーサービスについての詳細な情報が重要であることも述べられている。品質評価ガイドラインのセクション2.5.3には、評価者がどのようにカスタマーサービスを評価し、ユーザーがカスタマーサービスに何を期待しているかについて、詳細な情報が記載されている。

こうした項目が、Googleのアルゴリズムにどの程度反映されているか、また、そもそも反映されているかについて、我々が知る術はない。しかし、品質評価ガイドラインはGoogleがアルゴリズムを向かわせたい方向を表しているのであれば、品質評価者が行うようにクライアントのWebサイトを評価し、改善の可能性のある個所について議論を行い、優先順位をつけることは、有益な作業と言えるはずだ。

E-A-Tに関連した改善の具体例

SEOやコンテンツの戦略は、下記の問いかけによって形づくられる。

  • このキーワードで上位表示されるレベルのE-A-Tを保持しているとGoogleのアルゴリズムが認識するほど、十分な権威性とブランド(著者)の認知を構築できるか?
  • 問い合わせ先や返金についての情報を明確にすることで、ユーザーによるWebサイトへの信頼を高める余地はあるか?
  • 著者の経歴を記載することが、ユーザーにとっての利益となるようなページであるか?その場合、適切な専門知識を持つ著者がいるか?そうした著者は、専門家としてオンラインで認識されているか?専門家である評価者を追加することで、コンテンツと信頼性を向上させることはできるか?
  • コンテンツに記載されているランキングは最新のものであり、自社以上に優れた参考情報はあるか?
  • Googleは、自社についての良い言及を自社のブランドと結び付けているか?そうではない場合、スキーママークアップを追加する、より多くのブランドについての言及を獲得する、自社や著者についての情報を集めているページを改善する、などの作業を行う必要があるか?
  • 現在、上位表示されている他のページと同程度に、検索者にとって有益なページであるか?より有益なページとなるために、なにかを行うことはできるか?

などである。

重要事項:YMYL以外のコンテンツが、YMYLのコンテンツの品質に影響を与える可能性がある

最近のGoogleのハングアウトにて、ジョン・ミュラー氏は、「とあるWebサイトがたわいのないトピックと慎重に扱うべきトピックの両方を掲載している場合、GoogleのアルゴリズムがこうしたWebサイトをどのように扱うべきかを判断することが、難しくなる場合もある」、と述べている。氏は、こうした2つのトピックを明確に分けることを勧めている。

Webサイト内の低品質なコンテンツは、GoogleによるそのWebサイト全体への信頼に影響を与える可能性がある。品質評価ガイドラインには、そのページが低品質であるとみなされる要因を記載している。下記に、その一部を挙げてみよう。

  • E-A-Tの不足
  • 誇張されたタイトルや見出し
  • 邪魔な広告
  • 不十分な問い合わせ先の情報
  • 専門家が認めたコンセンサスと矛盾する情報の記載
  • コメント欄を含む、攻撃的で憎悪的な言葉

この記事と品質評価ガイドラインに記載されているYMYLの具体例と説明を確認することで、あなたのWebサイト内に低品質とみなされるコンテンツがあるかどうか判断することができるだろう。コンテンツの範囲や性質にもよるが、我々は下記のような方法で改善されたWebサイトを知っている。

  • 物議をかもすコンテンツや低品質なコンテンツをWebサイトから削除する
  • より権威のある参考情報を追加する
  • 議論を呼ぶトピックについては、1つの意見であること明確に記載する
  • 「ささいな」コンテンツや「非科学的な」コンテンツは、サブフォルダやサブドメインに移動させる
  • 専門家である著者を追加し、著者の経歴とスキーママークアップを改善する
  • YMYLページへのコメントを注意深く監視する

まとめ

YMYLのクエリでは、Googleは最も権威があり有益なコンテンツのみを上位表示させることに、大きな努力をしている。あなたが上位表示をかなえたい領域と、Googleの品質評価者がそれをどのように評価すべきであると考えていることを理解することで、E-A-Tを改善するためにはどこに、どのような労力をつぎ込むべきか、それを判断する手助けとなるはずだ。

YMYLにしろ、E-A-Tにしろ、一昔前のSEOでは広く普及していなかった概念ですが、今ではSEOにおいて不可欠な概念となっております。自身のWebサイトがYMYLの領域を扱っている場合は特にですが、そうでなくとも、品質評価ガイドラインを読むことはSEO担当者にとって非常に有益となるはずです。初めて公開されてから、大きなものも小さなものも含め、何回かの更新も行っております。数年前に読んで以来、品質評価ガイドラインを読み返していないという方がいらっしゃいましたら、これを機会にもう一度読み進めていただくのもよいかもしれません。

この記事は、Search Engine Land に掲載された「How to improve E-A-T for YMYL pages」を翻訳した内容です。

セミナーの告知

4月26日(火)に「『このSEO施策って、効果ありますか?』セカンドオピニオンセミナー」を開催します。

下記のような疑問に弊社SEOコンサルタントが回答します。

  • 「既存のSEO業者の施策が正しいものなのか?」
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投稿 YMYL領域のコンテンツのE-A-Tを改善する方法SEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

SEOコンサルタントが必死で止める、間違ったSEO施策

こんにちは、SEOコンサルタントの谷藤(@go_tanifuji)です。
SEOの情報はネット上に溢れかえっています。

しかし、その中には間違った情報もあり、その見極めが難しいのが現状です。

効果がない施策を行ってしまうのはまだいいのですが、逆効果になる施策を行ってしまい、順位を大幅に落としてしまうケースをよく見かけます。

今回はその中でも影響度が大きいものをピックアップしましたので、あなたのサイトが間違った施策をしていないか確認してみてください。

*この記事は2021年7月1日に社員ブログで公開した記事をブラシュアップした内容になります。

noindexの誤使用

noindexはGoogleにインデックス対象外、つまり評価対象外にしてほしいと伝える際に使用します。

強力なシグナルをGoogleに伝えるため、誤った使用をしてしまうとSEOに与えるダメージはかなり大きいものになります。

カテゴリーページにnoindexを設定

「カテゴリページは重複コンテンツになるからnoindexを設定しましょう」という情報をよく見かけます。

これは誤りです。

Googleはカテゴリページをインデックスさせることを推奨しています。

Make Category Pages Indexable & Internal Search Pages Non-indexable


カテゴリページはインデックスさせ、サイト内検索ページはnoindexさせるのがいい

●引用元:Google Webmaster Hangout Notes: November 12th 2019 – DeepCrawl

カテゴリページは関連性のある記事を束ねているページですので、Googleからの評価は高いです。

例えばGoogle検索で「ポロシャツ」と検索すると、1位が「ZOZOTOWNのカテゴリページ」です。

カテゴリーページの例

ZOZOTOWNのカテゴリページが獲得しているトラフィックは、サードパーティツールで計測すると月間 約1,200,000です。

ZOZOTOWNのカテゴリーページのトラフィック

仮にカテゴリページにnoindexを設定してしまった場合、このすべてのトラフィックを失うことになります。

「All In One SEO Pack」でのミス

WordPressの人気のプラグインで「All In One SEO Pack」があります。

この中に「noindex設定」があるのですが、下記のように「カテゴリにnoindexを使用する」にチェックを入れることを推奨しているサイトをよく見かけます。

noindex設定

この設定をしてしまうと、カテゴリページにnoindexが設定されてしまいますので、設定しないようにして下さい。

●参考:「All In One SEO Pack」でよくある、SEOの致命的なミス

noindexで正規化を行う

正規化とは、重複コンテンツがある場合に正規ページを指定することで、Googleからの評価を1つに統一することをいいます。

こうすることで、検索結果に出したいページを決めることができます。

Googleが推奨している正規化の方法は下記の4つです。

  1. rel=”canonical”を使用する
  2. canonical HTTP ヘッダーを使用する
  3. 301 リダイレクトを使用する
  4. sitemap.xmlを使用する

しかしnoindexを非正規ページに設定して正規化をするケースを見かけます。

これを行ってしまうと、非正規ページから正規ページへ評価が引き継げなくなります。

Googleも下記のように、正規化にnoindexを使用することを推奨していません。

重複コンテンツに対しては noindex よりも rel=”canonical” を使うことを私は勧める。

noindex というのは、「このページは何もインデックスしてはいけない」と私たちに指示することになる。
rel=”canonical” は、「このページは実際は、別のこちらのページと同じだ」と私たちに指示することになる。

両方のページのすべてのシグナルを集めて1つに統合できるから、rel=”canonical” は私たちの助けになる。

●引用元:重複コンテンツ対策にはrel=canonicalを推奨、noindexタグではシグナルがすべて失われる | 海外SEO情報ブログ

実際に相談された内容で、「○○というキーワードでAページを上げたいんですど、Bページが上がってしまいます。そのためBページにnoindexを入れてみました。そうしたら、順位が前より下がってしまいました。なぜでしょうか?」というものがありました。

下記は実際に下落したキーワードの「順位」と「ランディングページ」の推移です。

重複コンテンツの誤った対象方法

グラフの色の違いは、ランディングページの違いを意味しています。

元々は黒色のグラフが示しているBページが6位にランキングしていました。しかし、Bページにnoindexを入れた後に順位が下落。

その後、青色や水色などが示すページが代わる代わるランキングしているのは、正規ページを失ったために、Googleがどのページを代わりに正規ページにしたらいいかわからなくなり、混乱している状態を表しています。

そしてGoogleがBページ以外のページを代わりにランキングさせようとしますが、Bページの評価がどのページにも引き継がれていないために順位が下がってしまうのです。

●参考:重複コンテンツがSEOに与える影響と対処方法

テスト環境にnoindexを使用する

テスト環境で作業中の際、インデックスされないように「noindex」を入れる方法があります。

しかし、ローンチの際にnoindexを外し忘れ、そのまま本番環境へ反映させてしまったときにミスが起きることがあります。

すべてのページにnoindexが入っている場合、サイト自体がインデックスされなくなるため、すべてのキーワードで下落します。

このようなことがないように、そもそもnoindexを使用するのではなく、Googleが推奨している「ユーザー認証」か「IP アドレス制限」を検討してみてください。

●参考:English Google Webmaster Central office-hours from September 4, 2020

被リンクが張られているページを無効化させてしまう

Googleはランキングシグナルのトップ3に「被リンク」が入っていることを明言しています。

Google’s Andrey Lipattsev reveals links, content and RankBrain are the top three ranking signals in Google’s search algorithm.

GoogleのAndrey Lipattsevが、被リンク、コンテンツ、RankBrainがGoogleの検索アルゴリズムで上位3位に入っていることを明らかにした。

●引用元:Now we know: Here are Google’s top 3 search ranking factors | Search Engine Land

しかし、被リンクが張られているページを無効化してしまうことで、被リンクの力を有効活用できていないケースをよく見かけます。

被リンクが張られているページにnoindexを設定

noindexはGoogleに評価対象外にしてほしいと伝えるものですので、そのページに張られている被リンクの効果を無効化されてしまいます。

よくあるケースは「終了したイベントページ」です。

イベントを行う際にキャンペーンを行い、イベントページに被リンクが多く張られたのにも関わらず、イベント終了後にイベントページを検索結果に出ないようにするためにnoindexを設定してしまうというものです。

対応策としては下記のようなものが挙げられます。

  • イベントが終了した旨を記載してnoindexを外す
  • イベント一覧ページに301リダイレクトを行う

被リンクが張られているページを削除(404ページ)

404エラー(削除されたページ)の場合、しばらくするとnoindexを設定したのと同じ状態、つまりインデックスから削除されます。

そのためnoindexのケースと同様に、被リンクが張られていても、 その効果を失うことになります。

対応策としては、移行先のページが存在するのであれば そのページに「301リダイレクト」をします。

もしなければ、下記のように「上位階層のページへ301リダイレクト」を行います。

事例紹介:大手出版社のオウンドメディア

被リンクを受けているページが削除されていることで、被リンクの力を失っていることがわかりました。

そのため「被リンクを受けているページ」を「移行先のページ」へリダイレクトすることで、被リンクの力を復元しました。

その結果、自然検索流入が「40%増加」し、

下落していた主要キーワードが「1位」に回復させることに成功しました。

削除ツールの誤使用

Search Consoleに「削除ツール」というものがあります。

削除ツール

この機能は「一時的にGoogleの検索結果から、指定したページを表示させなくさせる」ものです。

そのため利用用途としては、機密情報を誤って検索結果に出してしまった場合に、早急に検索結果から削除したい場合などが想定されます。

削除ツールで正規化を行う

「削除ツール」と聞くと、指定したページをインデックスから削除するように聞こえますが、これは間違いです

あくまでGoogle検索結果から一時的(6か月間)に表示させなくするものであって、インデックスを削除するものではありません。

そのため、約6か月後には検索結果に表示されるようになります。

リクエストによってページがブロックされる期間は約 6 か月間です。この期間が経過すると、ブロックされていた情報が再び Google 検索結果に表示されるようになります

●引用元:削除ツール – Search Console ヘルプ

しかし、この機能を勘違いして正規化で使用されてしまうケースがあります。

例えばSSL化を行った際に、『「http」はもう使用しないから削除ツールでなくしてしまおう』 という内容です。

これを行う人のイメージは下記のようになっているはずです。

削除ツールで正規化を行う

しかし、実際は下記のように「http」だけでなく「https」も削除対象になります。

削除ツールで正規化行う2

なぜかといいますと、この削除ツールは1つのバージョンのみを削除するものではなく、すべてのバージョン(httpとhttps、www有りとwww無し)を削除するものだからです。

残したいバージョンが残ることはなく、URL のすべてのバージョン(http と https、www ありと www なし)が削除されてしまう可能性があります。

●引用元:削除ツール – Search Console ヘルプ

削除ツールの誤使用(?)でサイトが消滅した事例

2020年5月に大手ソーシャルメディア「LinkedIn」がGoogleの検索結果から消滅するという出来事が起きました。

アメリカのWEBメディア「Search Engine Roundtable」の記事では、削除ツールの誤使用が原因ではないかと推測しています。

LinkedIn側から正式な発表はなかったため、真相はわかりませんでしたが、実際に起こりえる内容です。

仮にこのような事態になった場合は、「リクエストキャンセル」を行うことで元に戻すことができますので、あわてず下記の手順で行ってください。

検索結果からの一時ブロックをキャンセルするには:

1.削除ツールを開きます。

2.履歴テーブルでリクエストを見つけます。

3.リクエストの横にあるメニューボタンをクリックして、[リクエストをキャンセル] を選択します。

●引用元:削除ツール – Search Console ヘルプ

robots.txtでリソースをブロック

robbotx.txtはクローラを制御する機能を持ちます。

大規模サイトでは重要なページにクローラが効率にクロールするように、不必要なページをクロールしないようブロックさせることがあります。

この考えから下記のようにCSSやJavaScriptまでもブロックしてしまうケースがありますが、これは誤りです。

robots.txtの設定ミス

これを行ってしまうと、CSSやJavaScriptが読み込まれないページでの評価をGoogleがしてしまい、本来の順位より低くなる可能性があります。

新しいガイドラインでは、最適なレンダリングおよびインデックス登録のため、ページ内で使用している JavaScript、CSS、画像ファイルに Googlebot がアクセスできるようにする必要がある、としています。サイトの robots.txt を使って Javascript や CSS ファイルのクロールを拒否するように設定すると、Google のアルゴリズムによるコンテンツのレンダリングとインデックス登録を妨げ、最適な結果が得られなくなる可能性があります。

●引用元:技術に関するウェブマスター向けガイドラインを更新しました  |  Google 検索セントラル ブログ  |  Google Developers

「サブディレクトリ」から「サブドメイン」への移行

Googleはサブドメイン(あるいは、サブディレクトリ)で区切られた部分は、状況によっては別のサイトとして認識されることがあると説明しています。

そのため別サイトとしてGoogleに認識されていたサブドメインをサブディレクトリに移行した場合、別々だったサイトが1つのサイトと認識されることで、ランキングが上昇することがあると述べています。

別サイトとして Google に認識されていたサブドメインをサブディレクトリに移行した場合、別々だったサイトが 1 つのサイトとして認識されるようになり検索結果での状態がよくなることがありうる

●引用元:ドメインオーソリティに似ていなくもない指標をGoogleは持っている。サブドメイン vs. サブディレクトリは「サイト」の区分けに依存する | 海外SEO情報ブログ

逆をいうと、1つサイトとして認識されていたサブディレクトリをサブドメインへ移行することで別々のサイトとして認識されてしまうことがあるということになります。

例えばサブディレクトリで運営していたコラムをサブドメインへ移行するというケースです。

実際にあった例で、 サブドメインへ移行後は下記のように順位が下落しました。

サブディレクトリからサブドメインへの移行

まとめ

noindex」、「削除ツール」、「robots.txt」はどれもSEOに強い影響を与えます。

SEO歴11年の私でも、この3つを使用するときは緊張します。

そのため正しい使用方法を理解してから活用しましょう。

セミナーの告知

4月26日(火)に「『このSEO施策って、効果ありますか?』セカンドオピニオンセミナー」を開催します。

下記のような疑問に弊社SEOコンサルタントが回答します。

  • 「既存のSEO業者の施策が正しいものなのか?」
  • 「自社で行っているSEO施策が正しいものなのか?」

ぜひご興味ある方は、コチラからお申込み下さい。

では、また次の記事でお会いしましょう!

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SEOに効果的な「canoncial(カノニカル)」の使い方

こんにちは、SEOコンサルタントの谷藤(@go_tanifuji)です。

今回のテーマは「canoncial(カノニカル)」です。

SEOでとても重要なものですが、間違った使い方をして、順位が下落してしまっているケースをよくみかけます。

そのため「正しい使用方法」と「間違った使用方法」の両方を解説しますので、SEOに役立てて頂ければ幸いです。

canonicalの役割

「URLの正規化」をするために使用します。

URLの正規化とは重複コンテンツがある場合に、どちらが正規ページ(オリジナルのページ)かをGoogleに伝えることをいいます。

例えばオリジナルページとは別に、印刷用のページが別にある場合ですね。

具体的な使い方は、下記のように非正規ページ(複製されたページ)から正規ページへcanonicalを向けます。

canonicalの正しい使用方法

canonicalの正しい使用方法

canonicalを使用する際にはルールがあります。

ルール通りに使用しないと、Googleにcanonicalを無視されることがありますので注意して使用しましょう。

 <head> タグ内にcanonical を入れる

 <head>タグのできるだけ上部に記載することで、より正確にGoogleに認識してもらえます。

一方で、 <body>タグ内にある場合はcanonicalが無視されるので注意しましょう

rel=canonical 属性タグは、HTML ドキュメントの タグ内にのみ記述します。さらに、HTML の構文解析時に問題が発生しないようにするには、 タグ内の上部に、rel=canonical を配置し、できるだけ早い段階で読み込まれるようにしましょう。rel=canonical の指定が  <body>タグ内にあると Google では無視されます。

●引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : rel=canonical 属性に関する 5 つのよくある間違い

canonical先を「絶対URL」で記述する

「絶対URL」とは下記のようにURLを省略せずにすべてを記載するものです。

    <a href=“http://example.com/cupcake.html”>

それに対し「相対URL」は、下記のように現在いる場所を起点として位置関係を表す記述方法で、URLを短縮して記載します。

    <a href=“/cupcake.html” />

canonicalのルールでは「絶対URL」で記述しなければいけません。

例えば下記のように「http://」を省略した相対パスで記述した場合は

    <link rel=canonical href=“example.com/cupcake.html” />

下記のように「/example.com/」の前に「http://example.com」が付け足されたURLとしてGoogleに認識されてしまいます。

    <link rel=canonical href=“http://example.com/example.com/cupcake.html

そのためcanonicalで指定するURLは「絶対URL」にしましょう。

●参考:Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : rel=canonical 属性に関する 5 つのよくある間違い

canonicalは1ページに1回のみ使用する

仮に複数使用した場合は、すべてのcanonicalが無視されます。

rel=canonical を 1 つのページで 2 つ以上指定することは避けましょう。2 つ以上指定されていると、すべての rel=canonical が無視されます。

●引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : rel=canonical 属性に関する 5 つのよくある間違い  

 

ケース別の使用方法

canonicalは様々な場面で使用します。

ケースごとに使い方が違うものもあるので、1つ1つ説明していきます。

「並べ替えページ」の正規化に使用する

商品一覧ページなどで「価格の安い順」や「入荷順」などデフォルトの並びを替えただけのページがあります。

これらは重複コンテンツとして扱われるため、下記のようにcanonicalを設定することでURLの正規化を行います。

並べ替えページの正規化

コンテンツシンジケーションに使用する

コンテンツシンジケーションとは、コンテンツを自サイトだけでなく、第三者のサイトにも配信や提供する仕組みのことをいいます。
ニュースサイトがいい例ですね。

例えば、あなたのサイトがコンテンツを「提供する側」でしたら、「提供される側」のページにcanonicalを設定してもらいましょう。

そうすることで、あなたのサイトがオリジナルであることをGoogleに伝えることができます。

For syndication, using rel=canonical is the best approach

シンジケーションの場合、rel = canonicalを使用するのが最善策です。

●引用元:Google Search Central Twitter

これを行わないと、提供された側のページがオリジナルと見なされる可能性があるので注意しましょう。

シンジケーションは注意して行う: コンテンツを他のサイトにシンジケーション提供している場合、あなたの判断とは無関係に、Google で最適と判断されたバージョンが常に表示されます。

●引用元:重複コンテンツの作成を避ける | 検索セントラル | Google Developers

PDFファイルにはHTTP ヘッダーで使用する

PDFファイルのようにHTML上にcanonicalを設定できない場合は、HTTPヘッダーにcanonicalを設定します。

例えば「HTMLページ」と「ダウンロード用のPDFページ」がある場合ですね。

記述方法は下記の通りです。

GET /white-paper.pdf HTTP/1.1
Host: www.example.com
(…以下、他の HTTP リクエスト ヘッダー…)

HTTP/1.1 200 OK
Content-Type: application/pdf
Link: <http://www.example.com/white-paper.html>; rel=”canonical”
Content-Length: 785710
(…以下、他の HTTP レスポンス ヘッダー…)

●引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : HTTP ヘッダーでの rel=”canonical” 属性に対応しました

A/B テストを行うときに使用する

A/B テストとは、オリジナルページとは別にテストページ(ボタンの色を変えたページなど)を別URLで作成し、ランダムにページを出し分けて、どちらのページがユーザー行動がいいかをテストすることです。

ただ、この際にテストページが重複コンテンツになってしまいます。

そのため下記のように、テストページからオリジナルページへcanonicalを設定することでURLの正規化を行います。

ABテストでのcanonicalの使用方法

複数の URL を用いた A/B テストを行っている場合は、各パターンの URL にリンク属性 rel=“canonical” を使用して、オリジナル URL が優先する URL であることを示すことができます。

●引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : ウェブテストが Google 検索に与える影響

誤った使用方法

canonicalを誤って使用してしまうと、SEOに大きな悪影響を及ぼすことがあります。

その中でよくあるケースをピックアップしました。

「分割されたページ」で1ページ目にcanonicalを向ける

分割されたページは自己ページにcanonicalを向けるのが正しい方法です。

しかし、2ページ目以降のcanonicalをすべて1ページ目に向けてしまうと、2 ページ目以降のコンテンツがインデックスされない上に、2ページ目以降の評価が無くなります。

canonoicalを1ページ目に向ける誤り

2 ページ目(またはそれ以降のページ)に 1 ページ目への rel=canonical リンクを指定するのは rel=canonical の正しい使用法ではありません。このようなページは重複ページではないからです。このように rel=canonical を使用すると、2 ページ目以降のコンテンツがまったくインデックスに登録されなくなってしまいます。

●引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : rel=canonical 属性に関する 5 つのよくある間違い  

「すべて表示しているページ」がある場合

すべてて表示されているページにcanonicalを向ける

もし、すべて表示できるページが存在する場合は、そのページに分割されたページからcanonicalを向けます。

Google に対してより明確なシグナルを送りたい場合は、個々の構成ページにて rel=”canonical” に「すべて表示」ページを指定することで、一連のページを適切に検出する可能性を高めることができます。

●引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : 検索結果に「すべて表示」ページを優先的に表示する方法

canonical先が「404ページ」

404ページは評価対象外になるため、そのページにcanonicalを向けてしまうのは誤りです。

canonical先が404ページ

こういう場合は移行先のページがある場合はそちらにcanonicalを向け直し、移行先がない場合は1つ上の階層へcanonicalを向けます。

canonicalを1つ上の階層に向け直す

rel=canonical のリンク先ページが確かに存在すること(エラーや ソフト 404 ページではないこと)を確認しましょう。

●引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : rel=canonical 属性に関する 5 つのよくある間違い  

canonical先がnoindexページ

Googleはnoindexページにcanonicalを向けている場合、canonicalを向けているページもnoindexページとして扱うと説明しています。

そのため 下記のような状態になることから、被リンクをもらっていたいとしても効果を失うことになります。

canonical先がnoindexページ

rel=canonical のリンク先ページに noindex メタ タグがないことを確認しましょう。

●引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : rel=canonical 属性に関する 5 つのよくある間違い

●参考:English Google Webmaster Central office-hours from December 10, 2019

SSL化において「https」から「http」へcanonicalを向ける

SSL化を行う際は「https」から「http」へ301リダイレクトを行うことで移行を行います。

しかし、その際にcanonicalの向き先を「http」のままにして「https」のソースを作成してしまうケースがあります。

これを行ってしまうと、下記のように「① 301リダイレクト」で「https」を正規ページに指定した後に、「②canonical」で 「http」を正規ページとして指定してしまうことになるので、「https」へ移行できなくなります。

SSL化において「https」から「http」へcanonicalを向ける

要するに、正規ページがグルっと一周回って元に戻ってしまうということですね。

全てのページのcanonicalをTOPページへ向ける

canonicalを意識せず、canonical先をTOPページのままソースをコピーして他のページを作成した場合に起きるケースです。

これを行ってしまうと、このサイトはTOPページのみしか存在しないことになり、SEOへの影響は重大なものになります。

全てのページのcanonicalをTOPへ向ける誤り2

「canonical」と「noindex」の優先順位

「URLの正規化を行うcanonical」と「インデックス削除を行うnoindex」は併用することは通常ありません。

例外として、CMSの仕様により自動ですべてのページに自己参照のcanonicalが設定されてしまい、canonicalとnoindexが両方存在するページが発生してしまうケースです。

この場合、Googleは「noindex」を優先させます。

補足

canonicalは強いシグナルではありますが、Googleは「命令」ではなく「ヒント」として扱います。

rel=”canonical” は Google に対する命令 (directive) として機能しますか、それとも参考情報 (hint)として機能しますか?
参考情報ですが、重要な参考情報として受け止められます。検索結果に表示する最適なページの判定を行ううえで、他の情報と共に、この canonical 指定の指定も考慮に入れます。

●引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : 検索結果に優先的に表示させたいページの指定について

そのため必ず正規化ができる保証はありません。

どうしてもcanonicalで正規化ができない場合は、より強いシグナルの301リダイレクトを使用しましょう。

ただ、Googleがcanonicalに従わないのは、canonical先が正規ページとして相応しくないと判断している可能性が高いので、本当にcanonical先が正規ページとして正しいか確認をしてみましょう。

セミナーのお知らせ

4月26日(火)に「『このSEO施策って、効果ありますか?』セカンドオピニオンセミナー」を開催します。

下記のような疑問に弊社SEOコンサルタントが回答します。

  • 「既存のSEO業者の施策が正しいものなのか?」
  • 「自社で行っているSEO施策が正しいものなのか?」

ぜひご興味ある方は、コチラからお申込み下さい。

では、また次の記事でお会いしましょう!

投稿 SEOに効果的な「canoncial(カノニカル)」の使い方SEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

たった2日で上位表示したSEO事例。ユーザー行動とSEOについて

こんにちは、SEOコンサルタントの谷藤(@go_tanifuji)です。

2020年10月13日に公開した記事「Google Search Consoleで「低品質コンテンツ」を見つける方法と対処方法」が、公開してから2日後に「低品質コンテンツ」で3位にランキングしました。

その後は一時的に順位が下がったことがあるものの、現在でも2位前後をキープしています(2022年4月17日 現在)

私はSEO歴11年ですが、ここまで短期間に上位表示されるケースは初めて見ました。

今回はなぜ短期間で上位表示ができたのか、私の推測を記事にしましたので、ぜひご覧ください。

*この記事は2021年3月19日に社員ブログで掲載されたものをブラシュアップしたものになります。

なぜ短期間で上位表示できたのか?

結論からいいますと、「良質なユーザー行動」を短期間で集めることができたためだと考えています。

具体的には下記の4つです。

  1. SNSでのユーザー行動
  2. 記事内でのユーザー行動
  3. Google Discoverでのユーザー行動
  4. 検索エンジンでのユーザー行動

1.SNSでのユーザー行動

公開して間もない記事は、どのキーワードでも上位表示していないので、検索エンジンからの流入はありません。

そのため、短期間でアクセス数を集めるにはSNSを起点に拡散する必要があります。

当社もSEO JapanのTwitterアカウント(@ioixseo)を起点にしています。

Googleはソーシャルシグナルを評価しているのか?

よくお客様から「ソーシャルシグナル(Twitterのいいね等)はSEOの効果はありますか?」という質問をいただきます。

しかし、Googleのジョン・ミューラーは英語版オフィスアワーで「ソーシャルシグナルをランキングシグナルには使用していない」と述べています。

そのため、この段階においてはソーシャルシグナルではなく、SNSから多くのユーザーを記事に流入できるかが重要になります。

下記のGoogleアナリティクスのデータ(左)は、公開初日のものです。

上位表示できなかった記事のデータ(右)と比べると多くのユーザーが流入しているのがわかります。

Googleアナリティクスのデータ3

2.記事内でのユーザー行動

この段階では、流入したユーザーが記事をしっかり読んでくれているかが重要になります。

「平均ページ滞在時間:5:41」でしたので、じっくり読んでいただいているのがわかります。

Googleアナリティクスのデータ5

ここまでの条件が揃うとGoogle Discoverに掲載されやすくなります。

3.Google Discoverでのユーザー行動

「Google Discover」とはGoogleアカウントから収集した情報をもとに、ユーザーの興味に合うコンテンツを「おすすめの記事」として表示してくれる機能です。

スマホのみで見ることができ、GoogleアプリやChromeのホーム画面に表示されます。

下記は私のGoogle Discoverに「Google Search Consoleで「低品質コンテンツ」を見つける方法と対処方法」が掲載された時のスクリーンショットです。

Google Discoverの例

Google Discoverに取り上げられると、一気に流入数が増加するため、別名「Google砲」とも呼ばれています。

このGoogle Discoverにおいては、下記のようなユーザー行動がプラスに評価されると私は予想しています。

  • クリックされる
  • シェアされる
  • 否定的な行動が少ない

クリックされる

Google Discoverに表示されても、クリックされなければ評価されないはずです。

そのためクリック率が高い記事は評価されると推測できます。

もちろんクリックされた後に、記事をしっかり読んでくれることも重要です。

シェアされる

Android 版「Google」アプリの「Google Discover」には下記のようにシェアボタンがあります。

Google discoverのシェアボタン

こちらをクリックすると、下記のようにSNSやメールでシェアできます。

discoverのシェアボタン2

記事をシェアするということは、それだけ良い記事だったといえるのでプラスに評価されていると思います。

補足として、下記のようなハートマークがありますが、これはTwitterのように「いいね」や「お気に入り保存して後で読む」という機能ではありません。

これは記事の元となるトピックに対する興味を示すボタンです。

discoverの「ハートマーク」

上記の例ですと記事自体に興味があるのではなく、「ビリヤード」に興味があることを示すことになります。

興味があるトピックをGoogleに伝えることで、そのトピックの記事をDiscoverに多く表示させる機能になります。

記事自体の評価ではないため、プラスに評価されているとは考えづらいです。

否定的な行動が少ない

下記の3つのような否定的な行動がマイナスに評価されると推測しています。

  1. 「関心がない」が選択された
  2. 「〇〇の記事を表示しない」が選択された
  3. 「コンテンツを報告」が行われた
1.「関心がない」が選択された

記事に興味がない場合、下記の手順でGoogleに伝えることができます。

discoverの「関心がない」

この行動が多い場合、マイナス評価されると推測しています。

2.「〇〇の記事を表示しない」が選択された

サイト自体に興味がない場合、下記の手順でGoogleに伝えることができます。

discoverの「〇〇の記事を表示しない」

こちらに関しても、多い場合はマイナス評価されると推測しています。

3.「コンテンツを報告」が行われた

不適切なコンテンツの場合、下記の手順でGoogleに伝えることができます。

こちらに関しても、多い場合はマイナス評価されると推測しています。

Google Discoverでのユーザー行動がいい場合、短期間でGoogle検索に上位表示される傾向にあります。

4.検索エンジンでのユーザー行動

上位表示されれば それ以降も安定するかというと、そうではありません。

検索エンジンでのユーザー行動としては「ポゴスティッキング」が重要です。

ポゴスティッキング

検索ユーザーがサイトを訪問したものの、求めいている内容と違ったために、検索結果に戻って違うサイトを見に行くというような行動をポゴスティッキングといいます。

ポゴスティッキングの例

Googleのゲイリー氏は当社のインタビューで、ポゴスティッキングをランクブレインを育てるためや、アルゴリズムの評価に使用していると述べています。

ランクブレインを育てるために使ったりはできる。あとはアルゴリズムの評価のために使えることは、言うまではないね。

引用:SEO Japan(アイオイクス株式会社) | Facebook 

今回の事例は順位が安定しているので、ポゴスティッキングが少なかったことが推測できます。

以上のような4つの良質なユーザー行動が集まると、短期間で上位表示されるのではないかと私は考えています。

補足1.QDFとの比較

私が最初に考えたのは「QDF(Query deserves freshness)」でした。

「QDF」とは最新の情報をユーザーが求めているクエリに対して、タイムリーなページを一時的に上位表示させるアルゴリズムです。

例えば「アメリカ大統領選挙」で検索すると、下記のように数時間前に出たニュースが上位表示されています。

QDFの事例

しかし、QDFは一時的に上位表示させるものなので、今回のように順位をキープし続けることはありません。

そのため、QDFとは別の現象だと考えました。

補足2.Googleはどのようにユーザー行動を集めているのか?

Googleアナリティクスのデータが使われているといわれることがありますが、Googleのゲイリー氏は使用していないと答えています。

SEOJapan:GoogleアナリティクスでWebマスターのサイト内データは取られてますよね?

ゲイリー氏:Google検索において、Googleアナリティクスのデータはまったくもって使用していない。約束するよ。

引用:SEO Japan(アイオイクス株式会社) | Facebook 

そのため私は「Chromeのユーザー行動」を使用していると推測しています。

Net Applicationsの調査によるとChromeはPCで「約7割」、モバイル・タブレットで「約6割」のシェアを握っています。

PCのブラウザの占有率
スマホ・タブレットのブラウザ占有率

ここまで高いシェアを獲得しているブラウザであれば、収集できるユーザー行動の量は他社の比ではありません。

仮にChromeのユーザー行動を使用していると、下記のようなものがプラスに評価されていると考えられます。

  • 高いスクロール率
  • 高い読了率
  • ブックマークに入れた
  • 再度読み直した

Googleはどこからユーザー行動を取っているかは明確にしていませんので、これはあくまで私の推測になります。

まとめ

短期間で上位表示し、順位を維持しているのは、下記の4つのユーザー行動が良質だったからではないかという話でした。

  1. SNSでのユーザー行動
  2. 記事内でのユーザー行動
  3. Google Discoverでのユーザー行動
  4. 検索エンジンでのユーザー行動

どれか1つでも欠けてはいけないので、かなりハードルが高いですよね。

ただ、今回の話は私の推測の域を出ないので、参考程度にして下さい。

ちなみに私の上司はユーザー行動をよくするために、部下の記事を最後までゆっくりスクロールしてくれているのは、ここだけの話。
※ジョークです

上司

セミナーのお知らせ

4月26日(火)に「『このSEO施策って、効果ありますか?』セカンドオピニオンセミナー」を開催します。

下記のような疑問に弊社SEOコンサルタントが回答します。

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【無料セミナー】「このSEO施策って、効果ありますか?」セカンドオピニオンセミナー

 概要

当社に頂くお問い合わせの中に、

「既存のSEO業者の施策が成果に繋がっていないので、正しい施策内容なのか見てほしい」
「自社で行っているSEO施策が、成果に繋がる内容になっているか見てほしい」

というご相談を受けることがあります。

もし現在行っているSEO施策が誤ったやり方で、効果が無かったり、逆効果になってしまうと時間と労力が無駄になってしまいます。

しかし、ネットで調べようとしても、どれが正しい情報で、どれが間違っている情報なのか見極めるのは難しいものです。

そこで今回のセミナーは、セカンドオピニオンセミナーと題しまして、当社のSEOコンサルタントがSEO施策の正誤判定をいたします。

事前に誤った施策だと分かれば、時間と労力を無駄にすることを未然に防ぐことができます。

また既存のSEO業者へ抱いている疑念をはっきりさせることもできます。

事例紹介

    【質問】
    半年前から主要キーワードの順位が下落し始めて、1位だったキーワードが2ページ目まで下がってしまいました。

    既存のSEO業者に相談したところ

    「健康系の記事がYMYL領域になるため、ペナルティを受けた可能性が高いです。そのため健康系の記事を削除すれば順位が回復します」

    という提案を受けました。

    そこで記事を削除したのですが、一向に順位が回復しません。このSEO施策は合っているのでしょうか?

    【回答】
    結論からいいますと、誤ったSEO施策です。

    順位が下がった原因は、「robots.txt」がサーバーエラー(ステータスコード「500」)になっているためです。

    Googleは「robots.txt」のステータスコードが「200(正常)」か「404(存在しない)」のいずれかを返さないと、クロールが遅くなるか停止すると述べています。


    Google はこのファイルを頻繁にリクエストし、リクエストが有効なファイル(入力されているか空の状態)または 404(ファイルが存在しない)レスポンスを返さない場合は、有効な robots.txt レスポンスが取得できるまで、Google によるサイトのクロールが遅くなるか停止されます。

    ●引用:クロールの統計情報レポート – Search Console ヘルプ

    【結果】
    「robots.txt」を作成し、ステータスコードを「200(正常)」にしたところ、順位が1位に回復しました。

登壇者

谷藤 剛
go tanifuji

Google Search Console 実践マニュアル」の著者 。

インハウスSEO担当を経て、アイオイクスに入社。

SEO歴は11年。

SEOコンサルを行う傍ら、SEOの研究や実験を行う。

最短で上位表示をさせる実験を行った結果、たった2日間で上位表示に成功する。

 

このような実験内容や最新のSEO情報をオウンドメディア(SEO Japan社員ブログ)を通じて情報発信を行っている。

【保有資格・認定】

・中小企業診断士

・米国semrush社 テクニカルSEO試験合格

・米国CXL社 テクニカルSEO試験合格

Twitter:@go_tanifuji

セミナー詳細

日時

2022年4月26日(火)13:00~ 13:45
※ご質問がなくなり次第、終了となります。

参加人数

80名まで
(応募者多数の場合は、抽選を行います。)

対象となる方

  • SEOに取り組まれている事業会社様
  • 今後SEOへの取り組みを検討されている事業会社様

※恐れ入りますが、同業他社の方・個人の方・広告代理店の方の応募はご遠慮ください。

参加費

無料

会場

Zoomによるオンライン配信となります。
当選された方には、視聴可能なリンクをお送りいたします。

募集期間

4月22日(金)17:00まで

申し込みフォーム


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100万ドメインの調査を実施。バックリンクAPIベンダーのTOP4社を徹底比較。

SEOツールを使用する目的は数多くありますが、バックリンクを調査する目的でもしばしば使用されることでしょう。もちろん、最終的なSEOへの影響はGoogleのみぞ知るところとなりますが、競合他社とのざっくりとした比較を行うケースも考えられます。こうしたバックリンクのデータを提供しているベンダーの中で、特に多くのデータベースを保有している4社を比較した調査記事となります。最終結論を出すには難しいトピックではありますが、内容としては非常に興味深いと言えるでしょう。

バックリンクのインデックスが最大であるベンダーは、どのベンダーだろうか?我々は、Ahrefs、Majestic、SEO PowerSuite、Semrushの各ベンダーを比較し、その結果をまとめた。

SEO PowerSuiteはここ数年、SEO PowerSuiteのbacklink APIとSEO SpyGlass backlink toolを活用し、バックリンクのインデックスを強化してきた。2021年6月に大規模なインフラのアップデートが行われ、クロール速度は3倍に増加した。

我々の状況をより良く理解するために、バックリンクのトップベンダーである、Ahrefs、SEO PowerSuite、Semrush、Majesticの4社比較を行うことを決意した。

この記事では、今回の調査で得られた主要な結果をすべてまとめているが、より詳細な情報は、こちらのページを参照してほしい。

免責事項:今回の調査のために、各ベンダーからAPIキーを購入している(総額6,200ドル)。また、このレポートではSEO PowerSuiteのローデータも公開している。使用されるデータがあらゆる方法で修正されていないことを確認するため、各ベンダーに連絡を取り、同様の統計データを購入し、それぞれを比較いただくことも可能だ。

分析方法

今回の調査を行うために、我々はMajestic Millionのデータセットを使用することにした。

なぜ、このデータセットなのか?Majestic Millionは、Web上のトップに位置する100万のWebサイトのリストであり、他のWebサイトからのサイテーション(つまり、リンク)数に基づいている。そのため、これらのドメインは十分な量のバックリンクを保有しているはずであり、今回の比較を統計的に優位なものとすることができるはずだ。

そのため、我々はこのデータセットを用いて、下記のバックリンク・インデックスのプロバイダーからの結果を分析したのである。

SEO PowerSuite

SEO PowerSuiteのバックリンク・インデックスは3兆6千億の外部のバックリンクと2億6千400万のインデックスされたドメインのデータを保有している。

100万ドメインのバックリンクを確認する費用は、899ドルである。

Ahrefs

公式サイトによれば、Ahrefsは3.2兆の外部のバックリンクと1億9300万のインデックスされたドメインのデータを保有している。

100万ドメインのバックリンクを確認する費用は、2,000ドルである。

Semrush

Semrushは、43兆以上のバックリンクと16億のドメインのデータを保有していると、述べている

100万ドメインのバックリンクを確認する費用は、2,500ドルである。

Majestic

Majesticのバックリンク・インデックスが保有するバックリンク数とドメイン数に関する情報を見つけることはできなかった。公式サイトで公開されている統計情報によると、4,340億のURLをクロールし、1兆以上のURLを発見している、とのことである。

100万ドメインのバックリンクを確認する費用は、800ドルである。

アカウントをセッティングし、100万ドメインのデータを確認した後、我々は下記の計算を行った。

  • 参照元ドメインによる、勝利数の合計
  • バックリンク数による、勝利数の合計
  • リンク数とドメイン数の比較において、各ベンダーが1位、2位、3位、4位、であった頻度
  • 上記に加え、他のいくつかの指標に基づく比較はこちらのページで行っている

この調査は、2021年秋に実施された。

発見

参照ドメイン数での勝者はどこか?

まず、我々は各プロバイダーが返す、参照ドメインの数に注目した。これは、バックリンクのインデックスの網羅性を評価する指標となる。

バックリンクのドメイン数が最大であったのは、SEO PowerSuiteであり、44.4%で勝利していた。

バックリンクのインデックス数では、Semrushは2位であり、勝率は36.3%であった。また、Ahrefsは14%、Majesticは5.3%となっている。

上記のグラフは、勝率に焦点をあてたグラフであることを留意していただきたい。参照ドメインの絶対数は下記の通りとなっている。

勝率と絶対数の違いとは何か?簡単な例を挙げてみよう。同一のURLに対し、分析を行った各データベースがレポートする参照ドメインの数を見てみたとしよう。

  • SEO PowerSuiteは、100ドメイン。
  • Ahrefsは、101ドメイン。
  • Semrushは、99ドメイン。
  • Majesticは、100ドメイン。

この場合、Ahrefsが「勝ち」に対する「ポイント」を獲得することになる。そして、我々は残りの999,999ドメインに対し、この作業を行ったのである。

その結果、参照ドメインの比較では、勝者はSEO PowerSuiteであった。

バックリンク数における勝者は誰か?

バックリンク数のトータルの数では、Semrushが47.65%の勝率であり、トップだ。そして、SEO PowerSuite(21.38%)、Ahrefs(16.25%)と続く。Majesticはバックリンク数が最も少ない数であり、勝率は14.73%であった。

バックリンク数を絶対数で表したグラフは下記である。

バックリンク数の比較での勝者は、Semrushであった。

比較対象の順位分布はどのようなものか?

さらに、それぞれの比較の中で各ベンダーが1位、2位、3位、4位を獲得した頻度を計算してみた。

参照ドメインの順位分布は以下の通りである。

また、各ベンダーのバックリンク数の採点は、下記の通りである。

重要事項

あらゆるテストには限界があり、今回のテストも、その例外ではない。バックリンクのデータベースの調査を行い、完全に偏りの無い結論を出すことは、非常に困難である。

下記に、どんなバックリンクの調査においても、あなたが留意すべき重要な点をまとめてみた。

バックリンクのインデックスの種類

バックリンクのデータをカウントし、保管するために、各社がクロールに対する異なるアプローチを採っているため、あらゆるバックリンクのインデックスはユニークなものとなる。そのため、バックリンクのインデックスを比較するという行為は、本質的に異なるデータベースを分析するという、大きな欠点を含むことになってしまう。

我々の調査では、APIを介してデータにアクセスしたが、それらが返すデータは下記の通りだ。

  • Ahrefs Live index(現存しているあらゆるリンク。再クロールされ、リンクがないと判断されるまで、そのリンクは現存のリンクとみなされる)
  • Semrush Fresh index(過去6か月間でクロールされたあらゆるリンク)
  • Majestic Fresh index (過去4か月間でクロールされたあらゆるリンク)
  • SEO PowerSuite backlink indexは、あらゆる現存するリンクを含む(Ahrefsと同様、我々のインデックス内のリンクは、再クロールされ、リンクがないと判断されるまで、現存するリンクとして扱う)

AhrefsやSEO PowerSuiteと異なり、SemrushとMajesticは現存するリンクと現存しないリンクをレポートに含む。その結果、多くの場合で、バックリンクの数に大きな差異が生まれてしまう。

例えば、SemrushでAmazon.comのバックリンクを確認すると、このドメインは180億以上のバックリンクを獲得していることがわかる(これは、API経由でも確認できる数字だ)。しかし、アクティブリンクのモードに切り替えると、僅か700万リンクしか表示されない。

Ahrefsのインデックスは現存するリンクを含めているが、それでもいくつかの不一致は確認できる。AhrefsのAPIは1億1400万のバックリンク数を返すが、これはサマリーダッシュボードに表示される数字と近しい。しかし、バックリンクのレポートに切り替えると、僅か3500万件のリンクしか表示されない。

この不一致の背景には十分な説明があるはずだが(低品質なリンクや、なくなったリンクがフィルタリングされたのかもしれない)、このことから2つの重要な結論を下すことができる。

  1. APIによって獲得できるバックリンクのインデックスについて、100%の確信を持つことはできない
  2. こうした不一致を調査から排除することはできない

リンク数の算出方法の違い

バックリンクのインデックスを比較する際に直面する別の課題として、リンク数の算出方法の違いが挙げられる。例えば、同一ページ内の重複リンクを1つのリンクとして算出することもできるし、複数のリンクとして算出することもできる。これは、リダイレクトやカノニカルについても同じことが言える。これらすべてが、総数の算出に影響を与えるため、バックリンクのインデックスを比較する際は、数値を鵜呑みにすることができないのである。

IPを記録する方法の違い

同様に、バックリンクのAPIのプロバイダーが、IPのデータをどのように記録しているかも、問題となる。多くのプロバイダーが、バックリンクを探す際に発見した最新のIPだけをカウントしている。つまり、各ドメインにつき、1つのIPしか記録されない。しかし、Semrushは過去6か月で検出したあらゆるIPを記録しているようである。そのため、同一のドメインに対し、数十のIPを記録している可能性がある。

IP/サブネットの統計は、ローデータ内に含まれている。当初、我々は、この数をレポートに使用する予定であった。しかし、IPの計算における決定的な差異に気付いたため、この統計データは意味のある結論を導くために使用すべきではないと考えたのだ。

参照ドメインに対する理解の違い

ドメインは、もちろん、ドメインである。しかし、我々の調査によると、バックリンクのインデックスの場合、事態は少々複雑になるようだ。

ベリサイン社によると、「2021年の第二四半期では、全てのトップレベルドメイン数は、3億6730ドメインであった」とのことである。

そして、多くのデータプロバイダーが、インデックスされているドメイン数を一致させている一方で(Ahrefsは1億9340万ドメイン、SEO PowerSuiteは2億6400万ドメイン)、Semrushは16億ドメインを保持していると主張しており、これは懐疑的な数字である。

このように、Semrushがユニークなドメインとして算出しているものは、一般的な概念とは異なるようである。

結論から言うと、この種の比較においては、勝者も敗者もないだろう。前述の通り、あらゆる要素や異なるアプローチが影響するからである。

しかし、我々がこうした調査を行うにつれ、バックリンクのインデックスデータのプロバイダーは、長期的に、自社のデータに対する透明性を高めていくと考えている。そして、企業やAPIを活用しているユーザーが、自身が何に対して支払いを行っているのかを、より良く理解できることを意味している。

記事内でも言及されている通り、そもそものデータベースの内容が異なることもあり、単純に比較するには難しいトピックと言えます。しかし、こうしたベンダーが提供するデータが絶対的なものではなく、あまりに固執してしまうと間違った結論を導いてしまうかもしれません。各ベンダーはデータの透明性を高めるための工夫を今後も行っていくと思いますが、ユーザーとしては歓迎すべき傾向であると考えています。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Top 4 backlink API vendors compared (1 million domain study)」を翻訳した内容です。

投稿 100万ドメインの調査を実施。バックリンクAPIベンダーのTOP4社を徹底比較。SEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

Search Consoleで「低品質コンテンツ」を見つける方法と対処方法

こんにちは、SEOコンサルタントの谷藤(@go_tanifuji)です。

今回のテーマは「低品質コンテンツ」です。

低品質コンテンツに対してとても神経質になられているお客様が多く、「このコンテンツは低品質かもしれないので、ペナルティを受ける可能性がありますか?」という質問をよく受けます。

その際に回答する内容をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

*この記事は2020年10月13日に「アイオイクスの社員ブログ」に掲載されたものをブラシュアップした内容になります。

低品質コンテンツとは(定義)

SEOにおける低品質コンテンツとは、下記の2つを指します。

  1. ユーザーにとって価値のないコンテンツ
  2. Googleのガイドライン違反に当たるコンテンツ

とあるページが低品質とみなされた場合、Googleはそのページをインデックスせず、結果として検索結果に表示されないことになります。

しかし、すべての低品質コンテンツに改善の必要があるかというと、そうではありません。

●参考:質の低いコンテンツがサイトのランキングに与える影響 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers

低品質コンテンツの対応が必要なサイト

対応が必要な場合は下記の2つです。

  1. サイトの大部分が低品質コンテンツの場合
  2. Googleのガイドラインを違反しているコンテンツの場合

そのため低品質コンテンツが数ページしかなく、ガイドライン違反をしていないサイトに関しては対応の必要はありません。

低品質コンテンツが与えるSEOの悪影響

下記の2つのリスクがあります。

  1. パンダアップデートを受けるリスク
  2. Googleから手動対策(ペナルティ)を受けるリスク

パンダアップデートの影響を受けるリスク

パンダアップデートとは2011年に導入された低品質なサイトの順位を下げるアルゴリズムのことです。

このアルゴリズムの変更では、低品質なサイトの掲載順位を下げ、同時に、良質なサイトの掲載順位をより適切に評価します。

●引用元:Google 検索が、高品質なサイトをよりよく評価するようになりました | Google 検索セントラル ブログ | Google Developers

低品質なサイトとは、低品質コンテンツがサイトの大部分を占めているものを指します。

Googleから手動対策(ペナルティ)を受けるリスク

手動対策(ペナルティ)とは、Googleが目視でガイドライン違反をしていないかチェックをし、違反している場合は手動で対策を施すものです。

その際には下記のようなメッセージがGoogle Search Consoleに送られてきます。

手動ペナルティ

なお、手動対策は通称ペナルティと呼ばれていますが、Google自身はペナルティという言葉を使用していません。

低品質コンテンツをなくすことによるSEOの好影響

下記の2つが期待できます。

  1. クロール効率の改善
  2. サイト全体の品質の改善

クロール効率の改善

低品質コンテンツがサイトの多くを占めている場合、無駄なクロールが発生しています。

そのため低品質コンテンツを削除することで、重要なページへクロールされやすくなり、クロールの効率が改善されます。

サイト全体の品質の改善

低品質コンテンツがサイトの多くを占めている場合、サイト自体が低品質だと判断されてしまいます。

そのため低品質コンテンツを減らし、高品質なコンテンツの割合を増やすことで、サイト全体の品質を改善することができます。

低品質とみなされているコンテンツを見つけるには、Google Search Consoleを活用します。

クロール済み-インデックス未登録

低品質コンテンツの可能性があるページは「カバレッジ > 除外 > クロール済み-インデックス未登録」に表示されます。

クロール済み - インデックス未登録

●参考:ウェブマスター オフィスアワー 2018 年 12 月 17 日

●参考:「クロール済み – インデックス未登録」とSearchConsoleで表示されたときの対処方法

低品質コンテンツには大きく分けて4種類がある

低品質コンテンツの種類に対して、それぞれどのような対応が必要か解説していきます。

何をもって低品質コンテンツかというのは人によって意見が分かれますが、Googleが公式に明言しているのは主に下記の4つです。

  1. 内容の薄いコンテンツ
  2. 無断複製されたコンテンツ
  3. 自動生成されたコンテンツ
  4. コメントスパムがあるコンテンツ

●参考:質の低いコンテンツがサイトのランキングに与える影響 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers

●参考:コメントスパムを防止する方法 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers

①内容の薄いコンテンツ

ありきたりの内容で、ユーザーに有益な情報を与えていないコンテンツを指します。

私が担当したサイトの例ですと、社員が持ち回りで「今日の一言」と題して「石の上にも三年!」というように一言書くという企画がありました。

これらのページはことごとく「クロール済み-インデックス未登録」に表示され続けており、明らかに低品質コンテンツとしてGoogleに扱われていました。

対処法は以下の3つです。

  1. 高品質に改善
  2. 削除
  3. noindexを設定

高品質に改善

ユーザーに有益な情報を与えるコンテンツを追加することにより、高品質化させるという対応です。

例えばそのテーマの専門家に監修に入ってもらうことで、高品質化することができます。

削除

高品質化できない場合は、削除することを推奨します。

noindexを設定

高品質化も削除もできない場合は、noindexを設定します。

どのような場合に行うかというと、サイトのテーマとはまったく関係のない「社長ブログ」がよくある事例です。

社長ブログ

サイトのテーマに関係がないので高品質化が難しく、「社長のブログなので削除はちょっと・・・」ということで削除もできないというケースがよくあります。

そういうケースでは、そっとnoindexを設定することを推奨しています。

②無断複製されたコンテンツ

無断で転載している場合はGoogleの品質ガイドライン違反にあたります。

無断複製されたコンテンツの例としては、次のようなものが挙げられます。

・他のサイトのコンテンツをコピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えることなく転載しているサイト

・他のサイトのコンテンツをコピーし、(語句を類義語に置き換えたり自動化された手法を使用したりして)若干の修正を加えた上で転載しているサイト

・何らかの独自の体系付けやユーザーへの利便性を提供することなく他のサイトからのコンテンツ フィードをそのまま掲載しているサイト

・ユーザーに実質的な付加価値を提供することなく、他のサイトの動画、画像、その他のメディアなどのコンテンツを埋め込んだだけのサイト

●引用元:無断複製されたコンテンツ | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers

以前流行っていたキュレーションサイトもこれにあたります。

しかし、当時のキュレーションサイトは検索意図の網羅性が評価されてしまい、上位表示されて問題になっていました。

それに対し2017年2月にGoogleはアルゴリズムの変更を行い、キュレーションサイトの評価を下げました。

ウェブサイトの品質の評価方法に改善を加えました。

今回のアップデートにより、ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。

その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。

●引用元:日本語検索の品質向上にむけて | Google 検索セントラル ブログ | Google Developers

他のサイトからの転載を行うのであれば、転載の許可をもらったうえで、下記の2つの対処方法を検討しましょう。

  1. 高品質に改善
  2. canonicalの設定

高品質に改善

転載するだけでなく、独自の見解を加えることで付加価値を与えて高品質化させます。

canonicalの設定

高品質化が難しい時はcanonicalの設定を行います。

転載元のページに向けてcanonicalを設定し、自社ページが非正規ページであることをGoogleに伝えます。

「ドメインをまたいでcanonicalを設定できるんですか?」と質問を受けることがありますが、Googleはサポートしています。

we’re announcing our support of the cross-domain rel=”canonical” link element.

クロスドメインのcanonical設定をサポートすることを発表します。

●引用元:Official Google Webmaster Central Blog: Handling legitimate cross-domain content duplication

③自動生成されたコンテンツ

機械的に作られたコンテンツのことで、これもGoogleの品質ガイドライン違反にあたります。

自動的に生成されたコンテンツ(「自動生成コンテンツ」)とは、プログラムによって生成されたコンテンツのことです。

Google では、検索ランキングを操作することを目的としている、ユーザーの役に立たないコンテンツに対し、措置を取ることがあります。

●引用元:自動生成されたコンテンツ | ドキュメント | Google Developers

昔のGoogleはページ数が多いサイトを評価していたため、記事を量産するための自動生成ツールが流行りました。

その記事にはキーワードは入っていますが、文章としてなりたっておらず、通称「ワードサラダ」といわれていました。

対処法としての選択肢は1つで、コンテンツを自動生成せずに人が書くことです。

ユーザーに付加価値を与えるコンテンツ制作に路線を切り替えていきましょう。

④コメントスパムがあるコンテンツ

ブログなどにあるコメント機能に、広告のようなコメントや関係のないサイトへ誘導するリンクがあるものはスパム行為と判断されます。

そしてそのページが低品質コンテンツとGoogleに認識されるとランキングに悪影響を及ぼすことがあります。

コメントを活用すれば、コミュニティを形成し、読者を獲得することができます。

しかし残念なことに、スパマーなどに悪用されることも頻繁にあります。

スパマーは多くの場合、スクリプトやその他のソフトウェアを使用してスパムを生成し投稿します。

広告のようなコメントや関係のないサイトへのランダムリンクはコメントスパムです。

この種類のスパムは次のような悪影響をサイトに及ぼす可能性があります。

・ウェブサイトの一部に低品質なコンテンツがあると、サイト全体のランキングに影響を与えることがあります。

●引用元:コメントスパムを防止する方法 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers

そのため下記のようなコメントスパム対策を行う必要があります。

  1. コメントを承認制にする
  2. スパム対策ツールを導入する
  3. リンクにnofollow属性を設定する

コメントを承認制にする

コメントを即時に公開するのではなく、管理者がスパムコメントではないことを確認してから承認する方法です。

Word Pressなど多くのCMSにデフォルトである機能です。

ただ、コメントが多い場合は管理者の負担が増えてしまうのがデメリットです。

スパム対策ツールを導入する

ユーザーに対し、悪意のあるスパムスクリプトではない本物の人間であることを証明するよう求めるツールです。

下記はGoogleが無料で提供する「reCAPTCHA」簡単にサイトに実装できます。

 reCAPTCHA

●参考:reCAPTCHA

リンクにnofollow属性を設定する

下記のようにリンクにnofollow属性を設定すると、リンク先を評価しないことをGoogleに伝えることができます。

<a href=”http://www.example.com/” rel=”nofollow“>

またugc属性でも代替可能です。

<a href=”http://www.example.com/” rel=”ugc“>

これによりユーザーが作成したリンクであることをGoogleに伝えることができます。

低品質とは限らないコンテンツ

下記の5つは一概に低品質コンテンツといえません。

  1. 文字数の少ないページ
  2. 滞在時間が短いページ
  3. 検索トラフィックが少ないページ
  4. フィード
  5. カテゴリーページ

①文字数の少ないページ

例えば「多幸とは」と検索すると、1位にランキングしているのはgoo国語辞書で、メインコンテンツは「非常にしあわせなこと。また、そのさま。」の1行です。

「多幸とは」と検索する人の検索意図は、言葉の意味を知りたいだけですので、1行だけでも十分なのです。

そのため文字数が少なくても、「クロール済み – インデックス未登録」に表示されておらず、ユーザーの検索意図に応えているのであれば低品質コンテンツではありません。

②滞在時間が短いページ

Googleアナリティスクで滞在時間が短いページが低品質コンテンツになっているという話をよく聞きます。

しかしこれは一概に低品質コンテンツとはいえません。

例えば①で上げた文字数の少ないページは必然的に滞在時間も短くなるためです。

そのため滞在時間は文字数にあったものかどうかという観点でみなければいけません。

③トラフィックが少ないページ

お客様からよく「トラフィック(検索流入数)が少ないページは、低品質コンテンツだから削除した方がいいですよね?」という質問を受けます。

これは誤りで、Googleのジョン・ミューラー氏は「トラフィックが少ないからという理由だけで低品質コンテンツと判断しない方がいい」と述べています。

気を付けることがひとつあるとしたら、検索トラフィックが少ないという理由からそのコンテンツが悪いに違いないと考え、削除しようとすることだ。

たいした検索トラフィックがなかったとしてもまったく問題ないときもある。検索するユーザーが単に少ないだけかもしれない。

(中略)

昔の天気予報のコンテンツを残しておいたとして、10年後にだれかが調査目的で見つけて役に立ててもらえるかもしれない。

10年前の天気予報というのは、もはや内容の薄いコンテンツとも言えそうだが、固有の情報を持っているし、もし存在しなければ検索で発見してもらえなかっただろう。

●引用元:低品質コンテンツがわずかに存在していても検索では問題にならない。検索トラフィックがないことは価値がないことを意味しない | 海外SEO情報ブログ

そのため「クロール済み – インデックス未登録」に表示されておらず、誰かの役に立つコンテンツであれば低品質ではないのです。

④フィード

フィードはいわゆるRSSフィードのことで、RSSリーダーに登録するときに使われる仕組みです。

Googleは下記のようにフィードを推奨しています。

Google では、最適なクロールを行うために、XML サイトマップと RSS/Atom フィードの両方を使用することをおすすめしています。

●引用元:XML サイトマップと RSS/Atom フィードのベストプラクティス | Google 検索セントラル ブログ | Google Developers

また、世界中で使用されているWordPressにデフォルトで設定されているので、仮にフィードを低品質コンテンツとGoogleが見なした場合、WordPressで作成されているサイトは軒並み順位を下げるはずです。

そのような現象は起きていないことから、Googleはフィードを低品質コンテンツと見なしていないといえます。

しかし、下記のようにGoogle Search Consoleの「クロール済み – インデックス未登録」にフィードが大量に出ていると心配されるお客様もいらっしゃいます。

feed

また表示できるURLが1,000件までのため、フィードが邪魔して他のURLが見れないという場合もあります。

そういう時は、HTTPヘッダーに 「X-Robots-Tag: noindex」を追加すればフィードにnoindexが設定され、「クロール済み – インデックス未登録」から「noindex タグによって除外されました」に移動します。

 X-Robots-Tag

●参考:robots メタタグの指定 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers

⑤カテゴリーページ

カテゴリーページは重複コンテンツなので低品質コンテンツになるという話をよく聞きます。

しかしこれは誤りです。

カテゴリーページは関連する記事を束ねているページですので、個々の記事よりもSEOに強いページになります。
例えばGoogleで「ポロシャツ」と検索すると、1位が「ZOZOTOWNのカテゴリページ」です。

カテゴリーページの例

よくあるミスとして、カテゴリーページにnoindexを入れてしまうケースです。

WordPressのプラグインである「All In One SEO Pack」を入れているサイトでよく見かけます。

詳しくは「All In One SEO Pack」でよくある、SEOの致命的なミスを参考にして下さい。

タグページも同様の理由でSEOに強いページですので、noindexを入れないようにしましょう。

最近の傾向

Googleは「サイト運営者」の専門性、権威性、信頼性(E-A-T)を重要視する傾向にあります。

Low quality pages often lack an appropriate level of E-A-T for the purpose of the page.

低品質なページはしばしば、そのページの目的に対してふさわしいレベルの専門性、権威性、信頼性(E-A-T)が欠けています。

Understanding who is responsible for a website is a critical part of assessing E-A-T for most types of websites. High
quality pages should have clear information about the website so that users feel comfortable trusting the site

ほとんどのウェブサイトにとって、誰がウェブサイトの責任者であるかがわかることが、ウェブサイトの専門性、権威性、信頼性(E-A-T)を評価するために決定的な部分を占めています。

●引用元:General Guidelines

まとめ

低品質コンテンツの特定方法と、その対処法について解説してきました。

低品質コンテンツに関しては様々な噂があり、判断に迷う方も多いと思います。

この記事を参考に、Search Consoleを用いて正しい対応をしていただければ幸いです。

もっとSearch Consoleを使いこなしたいという方は、3月31日(木)にSearch Consoleのセミナーを行いますので、ぜひ参加して下さい。

お申し込みは下記からお願いいたします。

>>「【再演】Google Search Console 実践セミナー ~プロが使用しているノウハウ10選~

では、また次の記事でお会いしましょう!

投稿 Search Consoleで「低品質コンテンツ」を見つける方法と対処方法SEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

【無料ダウンロード】「SEOに効果的な内部リンクの張り方」をリリースしました

こんにちは、SEO Japan編集部です。

この度、ホワイトペーパー「SEOに効果的な内部リンクの張り方」を作成・リリースしましたのでお知らせいたします。
※ダウンロードはこちらから

SEOにおけるリンク施策はWebサイトの改善に必要と認識はしているものの、外部リンクに注目される方が多いのではないでしょうか。

今回は外部リンクと同じくらい重要な「内部リンク」に着目し、せっかくの良質なコンテンツを無駄にしないための内部リンクのノウハウです。

特にこの資料では、弊社内で実践して効果があったもののみを厳選しておりますので、ぜひご活用ください。

技術的なマイナスは早めに改善しておくに越したことはないため、当資料を参考にぜひ改善を行ってみてください。

ホワイトペーパーの目次

  1. 内部リンク構造の最適化
  2. 関連のあるページから内部リンクを設置
  3. 「カテゴリーページ」と「タグページ」の最適化
  4. 「follow」と「nofollow」の使い分け
  5. リンク先のURLを1つのバージョンに統一
  6. リダイレクトページへのリンクを改善
  7. 「孤立したページ」の改善

ダウンロードはこちら

ダウンロードは以下のページよりお願いいたします。

>>SEOに効果的な「内部リンク」の張り方

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【再演】Google Search Console 実践セミナー ~プロが使用しているノウハウ10選~

 概要

Google Search Consoleは、Googleが無料で提供しているツールで、SEOを行う上で欠かせないものです。
しかし、

「 Google Search Consoleのどこを見て、何をしたらいいか分かりません」
「公式のヘルプページは、文字ばかりで分かりづらいです」

という声をよく耳にします。

下記はGoogleが提供している「Search Consoleスタートガイド」ですが、確かに文字ばかりで分かりづらいですよね。

そこで、図解を交えながら、私が普段どのようにGoogle Search Consoleを使用しているかをまとめたホワイトペーパー「Google Search Console 実践マニュアル ~プロが使用しているノウハウ10選~(全107ページ)」を2021年6月にリリースしました。


このホワイトペーパーはリリースから2か月間で「1,200ダウンロード」され、当社が発行した歴代のホワイトペーパーのダウンロード数を抜き1位になるほどの反響でした。

しかし、その一方で、

「ページ数が100ページと多くて、なかなか読む時間が割けないです」
「分からない部分があるので、解説するセミナーを開催してほしいです」

という声を頂きました。

そこで2月24日に、ホワイトペーパーの内容を解説するセミナーを開催しました。

定員80名でしたが、定員を超えるご応募を頂き抽選者のみの参加となりました。

そのため、前回参加できなかった方々から再演のご要望が多かったため、再演が決定いたしました。

下記に当てはまる方はぜひご参加下さい。

  • 前回受講したかったけれど、抽選で外れてしまった方
  • Google Search Consoleのどこを見て、何をしたらいいか分からない方
  • ホワイトペーパーをダウンロードしたけれど、すべて読み切れていない方
  • ホワイトペーパーをダウンロードしたけれど、すべて理解できていない方

続きを読む 【再演】Google Search Console 実践セミナー ~プロが使用しているノウハウ10選~

他よりも目立ち、コンバージョンも高い製品デモの9つの事例

オンラインであれ、オフラインであれ、自社の製品を見込み客に紹介する機会は多々あることと思います。その際に使用されるコンテンツ、いわゆる製品デモの品質によっては、成約に大きく影響するかもしれません。今回紹介する記事は、そうした製品デモについて考察したCXLの記事となります。優れた製品デモが持つ特徴に併せ、実例も豊富に紹介されており、読み物としても非常に興味深い内容となっております。

製品デモはセールスのプロセスにおいて、非常に重要なツールである。それは、リード獲得とコンバージョンの間にある、あらゆる重要な検討段階に存在し、あなたのソリューションが問題をどのように解決し、見込み客の生活をより容易にするための方法を示す機会を提供する。

うまく設定すれば、優れた交渉役となるが、うまく活用できなければ、売上を失う可能性がある。

この記事では、説得力のあるデモの作成方法を紹介している。まずは、重要な原則についての確認を行い、その後、成功している企業が見込み客を惹きつけるためにどのようにデモを活用しているか、詳細を見ていこうと思う。

説得力のある製品デモとは、どういったデモか?

優れた製品デモは、3つのことを行っている。

  1. 製品の紹介
  2. 見込み客の教育
  3. 見込み客への行動喚起

しかし、これら3つの項目は「問題の解決」という言葉に集約することができる。

あなたの製品がどのようにユーザーの生活をより簡単なものにするか、それを示すことができれば全てが順調に進むだろう。

これは、ライブデモ、録画デモ、実際に使用してもらうデモなど、デモの種類を問わず、言えることである。しかし、どのようなタイプのデモを選ぶかによって、進む道に影響がある。

例えばライブデモの場合、あなたはリアルタイムで見込み客(または顧客)との関わりを持つようになる。この場合、特定の質問に対し、あなたの製品がどのようにして答えるかを示すことができる、という利点がある。

録画デモの場合、そこで回答される質問は事前に決まっている必要がある。これは、あなたがターゲットとする市場が包括的に抱える問題にフォーカスできるということを意味するため、悪いことではない。また、設定し、録画を流すだけでよいため、見込み顧客のスケジュールに合わせ、セールスチームを編成し、リアルタイムでデモを行う必要はない。

実際に使用してもらうデモの場合、見込み顧客は実際にあなたの製品を利用することができ、それがどのようなものなのかを確認することができる。その一方、個人的な関わりとユーザーに正確な使用法を伝える機会を失うことにもなる。しかし、ユーザーが好きな時間に、自身を教育する機会を与えることができる。

優れた製品デモの原則

説得力のある製品デモが持つ、共通の特徴を見ていこう。

1.事前に選定されているリード

最高のデモは、適切なオーディエンスに語り掛けていることを理解している。それらは、事前にリードを選定することによって、これを実現している。

リードを事前に選定することは、下記を理解することに役立つため、あらゆる種類のデモにとって重要である。

  • 見込み客が、あなたの理想とするバイヤープロフィールに合致するか
  • あなたの製品は、彼らの問題を解決することができるか
  • その見込み客は、フォローする価値があるか

リードの質を高めるための簡単な方法の1つとして、サインアッププロセスが挙げられる。Slite社は、見込み客の会社に関連する質問をすることで、これを実現している。

product-demo-slite-form-568x285.jpg (568×285)

これにより、セールスの担当者は、その見込み客のニーズに沿って会話を進め、デモを行うことができる。

Ameyo社は、より詳細なアプローチを採用しており、サインアップフォームに「ビジネス用のEメール」を含めている。

product-demo-examples-ameyo-568x411.jpg (568×411)

78個のSaaSのデモを調査した結果、ジェイク・ハットフィールド氏はこうした共通の特徴があることを発見した。

データによると、名前、電話番号、Eメールは求められているようだ。83%のフォームで、これら3つの項目の入力を求めていた。ここで注目すべきは、多くのフォームで「ビジネス用のEメール」や「仕事用のEメール」の入力項目があるということだ。おそらく、より真剣なリードを見極め、スパムの送信を防ぐことが目的だろう。

また、見込み客は、最初の電話やデモの開始時点において、次の質問を投げることで、選定される。

我々の製品が解決することを期待する、あなたが抱える問題はどんなものですか?
この製品に、何を求めていますか?
現在、他にどのような製品を使用していますか?
いつから、ソリューションを探していますか?

こうした質問を直接することができない場合(オプトインがない場合など)、デモでフォーカスすべき重要な領域を特定するため、イントロダクションの時点で尋ねても良いだろう。

2.開始、本題、終了、の設定

あらゆる優れた物語のように、製品のデモは見込み客を旅に連れていくようなものであるべきだ。

定評のあるストーリーテリングのフォーマットを順守し、Adobe社のアレクサンドラ・ネーション氏は、以下のステップを踏襲している。

1.あなたがこれから伝えることを、オーディエンスに伝える。この機会を活用し、会話を導く。自分が言いたいこと、相手が聞く必要があること、それらを伝えるのだ。これから向かう先が明確になることで、オーディエンスが安心することができるのだ。

2.伝える。あなたのソリューションが彼らのニーズを満たすのかを伝え、この時がビジネスケースを構築する時となる。異なる機能を乱雑に並べることでは不十分なのだ。あなたの製品やサービスが、彼らが持つ課題をどのようにして助けることができるかを伝えるのだ。

3.自分が話したことを、相手に伝える。プレゼンテーションを終える前に、ポイントとなる箇所を押さえるため、重要な内容を再度伝える。

これらのステップは、話すこと以外で行うデモにおいても、活用することができる。

usetifulの例を見てみよう。彼らのデモは、Webサイトのトップページにポップアップを表示し、製品が持つ様々なソリューションを紹介することで、見込み客を獲得している。

そのポップアップは、イントロダクションから始まっている。

product-demo-examples-usetiful-demo-start-568x289.jpg (568×289)

その後、実際のユーザーが得た数々のメリットを繰り返し紹介する。

product-demo-examples-usetiful-demo-features-568x253.jpg (568×253)

デモが終わる前に、コール・トゥ・アクションを表示する。

product-demo-examples-usetiful-demo-end-370x426.jpg (370×426)

Slack社も少ない文字数でこれを行っているが、この話は記事の後半でお伝えしよう。

3.機能ではなく、常にソリューション

最高のデモとは、ステーキではなく、ジュージューとした音を売るようなものである。前述の繰り返しとなるが、言い換えると、その製品がどのようにして見込み客の課題を解決できるかにフォーカスするのである。

複数の課題を解決できる製品であれば、複数のデモを用意しよう。

例えば、Salesforce社は、Marketing Cloudの各ツールごとに、個別のデモを用意している。各デモは、特定の機能がユーザーにとってどのようなメリットがあるかを紹介しているのだ。

product-demo-examples-salesforce-marketing-cloud-568x299.jpg (568×299)

複数のデモを活用している企業については、2つの事例を後程紹介しよう。

見込み客のニーズの中心にデモを位置づけるためには、Demodesk社の「3つのルール」に従おう。

あらゆる問題点において、この「3つのルール」を活用しよう。見込み客の課題に対するソリューションとなりうることを紹介するため、最も重要な3つの機能にフォーカスするのだ。

4.コール・トゥ・アクションの実装

Gongによると、成功した担当者は、失敗した同僚に比べ、次のステップのためのスケジューリングに4分間、長い時間をかけているとのことだ。また、この調査によると、次のステップのための会話を怠った場合、成約率が71%も低下するとのことである。

電話の場合、見込み客と次のステップについて確認を取ることは容易であるが、録画デモ、実際に使用してもらうデモの場合はどうだろうか?

こうしたデモの場合、デモの最後や、デモ中の画面上にコール・トゥ・アクションを表示することが、見込み客を正しい方向に導くために、重要なこととなる。

Flywheel社のゼーン氏は、録画したデモの最後に、連絡を取り製品を使用することを促すことで、これを実現している。

Flywheelのダッシュボードから、あなたが探しているWebサイトをすぐに探すことができます。両方のプランにおいても、単一のWebサイトであってもです。もちろん、質問がある場合は、エンジニアがすぐにお答えします。

信じられるかどうかはわかりませんが、Flywheelはこれほどまでにシンプルです。ぜひ、ご自身でお試しください。

Squarespace社は、デモのテンプレートの右上に、「このデザインで開始する」というボタンを設置することで、これを実現している。

product-demo-examples-squarespace-568x272.jpg (568×272)

5.準備

優れたデモは、準備無くして作成することはできない。リードの選定と綿密な計画だけでなく、リハーサルも行うべきだ。ビジネス作家のジェフリー・ジェームス氏は、これを繰り返し行うことを勧めている。

デモはプレゼンテーションよりも難しい。なぜなら、デモでは、顧客、そのデモが顧客に与えている効果、デモ自体の仕組みの3つを同時にフォーカスしなければならないからである。そのため、少なくとも3回はリハーサルを行うべきである。

計画を立てずにデモンストレーションを行おうとする営業担当者のいかに多いことか。その結果は、常に、大失敗である。

また、実際にデモを行う前に、全ての機器の確認をすべきである。コンピューター、マイク、カメラも対象だ。もちろん、製品自体もである。バグや不具合ですべてを台無しにしてしまうことは、何としても避けたいことだろう。

優れた製品デモの9つの事例(また、それらからあなたが学べること)

優れたデモの原則を頭に置きながら、成功したいくつかのブランドを見ていこう。製品デモそのものに注目する例もあれば、どのようにしてユーザーをサインアップまで導くかに注目する例もある。

結局のところ、ユーザーが実際にデモを見てくれなければ、その製品デモが販売を獲得するチャンスはわずかとなってしまう。

1.Kajabi社

トップページに訪問した瞬間、Kajabi社がデモに注力していることがすぐわかるだろう。デモをアバブ・ザ・フォールドに配置し、2つのコール・トゥ・アクションのボタンを設置している。

product-demo-examples-kajabi-homepage-568x269.jpg (568×269)

注目すべきは、製品デモが、導入文となる大見出しとコピーの隣に配置されていることである。これにより、見込み客へその製品についての情報とその製品は何ができるのかを伝えることができ、さらに詳細を知りたいと思わせることが可能となっている。

どちらかのボタンをクリックすれば、フォームが表示される。Kajabi社のデモは、録画したデモであるため、特定の質問を投げかける必要はない。そのため、フォームをシンプルなままにすることができている。

product-demo-examples-kajabi-sign-up-768x618.jpg (768×618)

ボタンをクリックすると、直接デモにアクセスできる。また、Eメールの受信トレイに送信することもできる。

これは、今すぐにデモを見たくない(もしくは、見ることができない)ユーザーにとって、非常に便利である。受信トレイにあれば、好きな時間にデモを見ることができる。

また、Kajabi社にとっては、製品をより詳細に紹介する機会にもなっている。また、Kajabi社はソーシャルプルーフを伴うことで、製品の特長と利点をより良く説明している。

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お客様の成功が、Kajabi社にとっての全てである。合計で20億ドル以上の収益を上げている、我々のプラットフォームを利用している40,000以上の起業家に、尋ねてみてほしい。

こうすることで、Kajabi社の製品は見込み客が求めているものであるという印象を与えている。製品デモはこれを確認するためのものであり、また、製品を説明するためのものである。

デモ動画は、Kajabi社のエンジニアリングの副代表である、ジャーミー・サンツ氏が担当している。これにより、信頼感が一気に増すことになる。また、ユーザーの安心にもつながるだろう。ジャーミー氏は製品の内側も外側も熟知している人物であり、セールスマンではないのだ。

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彼の語り口は、Kajabi社がどのように手助けとなることに注力しており、過度な売り込みはしていない。

最後に、小さいながらも有益な機能として、Kajabi社のデモは、ユーザーが視聴した個所を覚えている機能を備えている。彼らのデモは、30分間と、製品デモとしては長めである。そのため、一度視聴をやめたとしても、最後に見た場所まで再び戻れることは、ユーザーにとってうれしい機能だろう。

Eメールのアドレスを収集しているのであれば、それを有効活用するための時間を無駄にしないことだ。製品の利点を説明し、あなたのリストに含まれている購読者に対し、エンゲージメントを高めよう。

2.Headspace社

アニメーション動画は、多くの作業を視覚的に行うことで、製品の利点を素早く、簡潔に伝えることができる。この点において、Headspace社の製品デモの右に出るものはいないだろう。

product-demo-examples-headspace-568x322.jpg (568×322)

1分半にも満たない動画で、Headspacがユーザーを幸せで、健康的な生活を送る手助けとなることを、この製品デモは説明している。また、登録の方法や瞑想の始め方も解説している。

この製品デモは、Headspace社のモバイルアプリとWebサイトと同じキャラクターを使用している。また、瞑想のクラスも担当している、創業者のアンディがナレーションを担当している。これにより、ブランドに一貫性を持たせ、親密さも演出している。これは非常に重要なポイントとである。

なぜだろうか?

なぜなら、検索者の82%が、自身となじみのあるブランドを最初のクリック先に選ぶからである。

プラットフォーム間でブランドの一貫性を保つことで、一度体験したことのあるユーザーが、そのブランドについてもっと知りたいと思うようになるため、競合他社ではなく、あなたの製品のデモを見る可能性が高くなる。つまり、競合他社よりも、新規顧客の獲得に一歩近づくことになるのだ。

3.Snowflake社

Snowflake社は、グルーバルなデータクラウドプラットフォームであり、様々な業界や部署に多くの製品を提供している。彼らにとって、たった1回のデモでは不十分である。

グローバルで需要があり、タイムゾーンも異なることから、1対1でデモを行うことはリソースが足りなく、予定通りに進めることが困難となる。

解決策は何か?

ウィークリーで行うデモである。

毎週、Snowflake社は異なるトピックでライブデモを開催している。異なる時間や複数のロケーションでデモが行われるため、見込み客は自分に合ったデモに参加することができる。

この意味では、デモというよりも、ウェビナーに近いだろう。しかし、その内容は問題解決に注力したものである。

ライブデモのページでは、見込み客は地域、作業量、業界などで絞り込むことができ、適切なデモを探すことができる。特定の時間を選択することで、見込み客はスケジュールを確保することが見込まれる。Snowflake社にとっては、参加者の出入りが少なくなることを意味している。

product-demo-examples-snowflake-live-demos-568x417.png (568×417)

見込み客は、サインアップページに誘導される。ここで、Snowflake社は、ユーザーがデモに参加することで何を学ぶことができるかを、正確に説明している。こうすることで、ユーザーが参加する理由がより明確になる。また、そのデモにふさわしくない参加者を排除することにもなっている点も重要である。

あなたのブランドが複数のマーケットで展開している場合、また、製品に多くの選択肢がある場合は、デモカレンダーを作成することにより、より多くのユーザーに効果的にアプローチすることができるはずだ。

4.Atlassian社

Snowflake社と同様に、ソフトウェアの開発会社であるAtlassian社も、様々な顧客に対する様々なソリューションを提供している大企業である。Atlassian社も同様の手法でデモを活用している。

サインアップページでは、見込み客に適切な時間と日付を選択させている。

product-demo-examples-atlassian-sign-up-page-561x426.png (561×426)

各デモにはライブチャット機能が備わっている。そのため、参加者はリアルタイムで質問ができ、専門家がそれに答えるのである。

この機能を導入することにより、他に参加者がいたとしても、見込み客と1対1のかかわりを持つことができる。しかし、顧客体験を損ねてしまったり、話す内容から逸れてしまうことがないよう、デモの最後にQ&Aの時間を設けても良いだろう。

Snowflake社と異なる点は、登録フォームの下部のセンテンスに表れている。

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ライブデモに加え、オンデマンドのコンテンツのライブラリーも含めることで、Atlassian社は、そのプロセスにおいて、より多くのリードを獲得することが可能となっている。

product-demo-examples-atlassian-on-demand-demos-550x426.png (550×426)

(それが適している場合)ライブデモを録画することで、コンテンツをさらに有効に活用することができ、より多くのユーザーにリーチするためのデータベースの構築にも利用できるだろう。

5.Square社

ジェイク・ハットフィールド氏の調査では、実際に使用してもらうデモの数は圧倒的に少なく、全体の3%にすぎなかった。

全ての企業が、実際に使用してもらうデモに適した製品を持っているわけではない。例えば、先ほどのAtlassian社とSnowflake社では、非常に広範囲、かつ、複雑である。セールスの担当者がソリューションについての説明を行い、質問に答えることは、見込み客にとってのメリットとなる。

また、ジェイク氏が指摘している通り、実際に使用してもらうデモをうまく行うことは難しい。

あなたの製品を使用するにあたり、学習曲線がある場合は、ユーザーはどこで助けを求めたらよいのかがわからず、使用をあきらめてしまうかもしれない。また、この種のデモは、デザイン、コード、デプロイなどの初期コストがかかる可能性もある。

決済サービスのプラットフォームであるSquare社は、シンプルな製品とクリエイティブなデモの設計によって、これをうまく行っている。

限定的なバージョンの製品に見込み客をアクセスさせるのではなく、Square社は一般的なポイント・オブ・セールス(POS)のタスクを完了させるようにしている。

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ユーザーはシナリオを1つ1つ辿ることができ、また、デモの最後にプロセスを復習するためのまとめも用意されているため、それがいかに簡単であったかを再確認することができる。

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参加への障壁も少ない。見込み客は、登録やソフトウェアのダウンロードも必要としない。製品の簡潔さとデモの強さをもってして、Square社はユーザーを説得している。

その証拠に、ユーザーには無料で使い始めるための簡単なフォームを用意しているのだ。

product-demo-examples-square-demo-sign-up-568x337.png (568×337)

トップページの上部中央にCTAを表示しているKajabi社のデモと異なり、Square社のデモでは、アプリのダウンロードと再アップのCTAと共に、POSのランディングページの上部から3/4あたりに配置している。

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Square社の場合、デモをリード獲得の目的ではなく、潜在顧客を獲得するための手段の1つとして使用しているため、理にかなっていると言える。

あなたの製品の強みが「シンプルであること」である場合、それを証明することで、Webサイトとマーケティングコピーを補完するデモを作成することは、非常に強力な営業ツールとなるだろう。

6.Slack

Slack社のデモは、製品デモと実際に使用してもらうデモの中間に位置するものである。Square社のように、インターフェースを使って何ができるかを紹介している。

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「デモを見る」のボタンをクリックすると、チャンネルの開始、ツールの統合、コラボレーションなどの主要なメリットを説明が開始される。また、タスクを完了するための手順も紹介される。

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このデモが優れているポイントは、Slack社が会話を誘導していることである。セールスの担当者がいないにもかかわらず、見込み客を各セクションに導き、最後にはコール・トゥ・アクションを促している。

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ナレーションなしで、製品の価値をクリエイティブに伝え、起承転結を明確にしている好例と言えるだろう。

7.Fathom

分析プラットフォームであるFathom社は、デモの開始から、何を提供し、なぜ利用すべきなのかを伝えている。

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長い間、Webサイトの分析用のソフトウェアの質は低かった。理解することが難しく、使用するのに時間がかかり、さらに悪いことには、大企業の利益のために訪問者のデータが搾取されていた。

Fathomは、そうしたソフトウェアと一線を画す分析ツールである。使いやすく、プライバシーについての法律(GDPRなど)を順守することで、Webサイトの分析に革命を起こした。

このコピー文は、製品の販売に役立つだけではない。ソフトウェアのデモの視聴を促す、説得力のある文章となっている。

CTAをクリックすると、Fathomのプラットフォームの実際に使用できるバージョンに移動する。ここでは架空のアカウントを使用することができ、製品に実際に触れ、その仕組みを理解することができる。また、制限も設けていない。全てのボタンをクリックすることができ、マウスオーバーをすると、リアルタイムのデータが表示される。

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オーディエンスを理解していることが、このデモの成功の秘訣である。Fathomに訪れるユーザーは、Google AnalyticsやBing Webmaster Toolsを使用したことがあるユーザーだろう。つまり、彼らは重いデータの処理などの方法を理解しているのだ。

このプラットフォームを実際に使用してみることで、見込み客は自分に適したツールであるかどうかを判断するための情報を得ることができる。ページの下部に固定表示されているCTAをクリックすると、サインアップのページに遷移し、その利点をさらに訴求している。

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ここでは、ソーシャルプルーフと金銭的なインセンティブの内容が表示されている。

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デモによって良い感触を伝え、ユーザーを説得することは、非常に優れた方法である。

しかし、このデモから得られる主要な知見は、すでに成熟している市場を打ち壊すような製品を保持している場合、その製品に話をさせればよい、ということである。

8.Duolingo

強力な競合他社を相手にしているのであれば、ソーシャルプルーフは他よりも目立つための最適な方法の1つとなる。特に、「ユーザーの声」は効果的である。

常に効果的であるソーシャルプルーフは、「ユーザーの声」である。動画であれ、文章であれ、あらゆるケースでクライアントのランディングページのコンバージョン率を増加させる手助けとなっている。

ランディングページを作成する際、自身の製品について、あらゆることを書くことができる。しかし、あなたが言っていることが正しいと証明できるだろうか?しっかりとした、可能であれば写真付きの、「ユーザーの声」が、それを実現してくれる。試してみるといい。きっと後悔はしないはずだ。

SplitBase社 ラファエル・ポーリン・ダイグル

見込み客を説得させるための最後の手段としてデモの最後に表示するのではなく、Duolingo社はリード獲得のために積極的に使用している。

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これは、ユーザーがもっと学びたいと思うきっかけとなるはずだ。

その後、Duolingoはスクリーンショットではなくアニメーションを使用し、プラットフォームがどのような仕組みであるのかを伝え、その効果を統計データをもって説明している。Headspace社のように、その重要性をシンプルかつ正確に伝えることができている。

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デモ動画の長さは、わずか41秒である。しかし、このデモを見ることで、このアプリが言語学習を手助けする、最適なアプリであることを理解するだろう。

時間や予算に限りがある場合は、「ユーザーの声」や調査結果などを活用し、製品の特長を主張しよう。

9.Apple

これまで見てきた製品デモの例は、従来型の方法で行われているものだ。クリエイティブな意味では異なるものの、課題とその解決に重点を置いている。

Appleの製品デモは、より繊細である。ユーザーを驚かせるだけでなく、教育することに重点を置いている。

「Shot on iPhone」のキャンペーンでは、iPhoneのカメラの最高の機能を紹介しつつ、ストーリーテリングによって、ユーザーの興味を引いている。これは、デモでありながらも、広告やショートフィルムのようなものでもある。

このキャンペーンが優れているのは、その核心にあるものが、最も入念に作られ、スタイリッシュな製品デモのキャンペーンの1つであるということだ。製品の特長を巧みに紹介することに重点を置きながら、人々を最も楽しませる方法で、戦略的にストーリーに組み込んでいるのである。そして、この製品の特長がどのようにして創造性を高めるかを、広告の語り口が示しているのである。

Avidan Strategies社 アビ・ダン氏

まさに、「語るな。示せ。」のお手本である。

これは、優れた製品デモの原則が、常にルールとはならないことの証明でもある。Appleの実写デモは、Square社のデモと非常に異なるKajabi社のデモと、異なるものではない。しかし、これら3つの製品デモはいずれも、「我々の製品は、あなたの課題をこのようにして解決する」という価値を提供しているのだ。

既存の枠にとらわれない考え方を恐れてはならない。

まとめ

優れた製品デモは、リードの獲得と、見込み客を顧客に変容させることに役立つ。しかし、今回の記事で紹介した例は全て、積極的に売り込みを行っているわけではない。そうではなく、製品がどのようにして課題を解決するかに、注力している。こうした品質を担保することが、関係性を築き、リードを制約へと結び付けるのだ。

このような事例を、あなたの製品デモの気づきとして活用してほしい。あなたの製品が提供するもの、あなたがターゲットとしている人々、顧客が抱えている課題、などを注視してほしい。そうすることで、どのような種類のデモが最適であるかを気づかせてくれるだろう。

多機能な製品や、学習曲線が急である場合は、あなたのチームのメンバーが行うライブデモや録画デモが最も効果的であるかもしれない。簡単に使えるものであれば、ショートビデオのアニメーションの作成や、実際に使用してもらうデモのほうが、より見込み客を説得できるかもしれない。

商品の説明の方法は様々あるが、重要な原則には従うべきだ。リードを適切に判断し、十分な準備を行い、導入からソリューション、そして、次のステップへと、見込み客を導こう。

製品デモという比較的珍しいアプローチの記事ではありましたが、内容は非常に興味深かったです。自身の製品や、対象のユーザーによって、適した種類や内容を選択したいところです。あくまで、製品デモに絞った内容ではありましたが、通常のWebサイトのコンテンツ作りにおいても、ポイントとなるアイデアが含まれていました。このようなコンテンツを保有することで、コンバージョン率の増加を狙えると理想的だと感じました。

この記事は、CXL に掲載された「9 Product Demo Examples that Stand Out & Convert」を翻訳した内容です。

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