東芝発、仮想現実を体感する仮想ウェアラブルはなかなかのできだった

エイプリルフールのジョークに対する賞があるなら、今年はぜひとも東芝に与えたいと思うのだがどうだろうか。

従来の実用一辺倒の姿勢を脱ぎ捨て、トンデモ・ガジェットを発表したのだった。そのプロダクトはDigitという。

Digitは手袋型ウェアラブルだ。

Digitで採用するインタフェースは「両手ジェスチャー」インタフェース(two-hand gestural user interface)だ。32メガピクセルのカメラを搭載し、4K Ultra HDビデオカメラも利用できる。ディスプレイは4Kバーチャルレティナディスプレイだ。スクリーンを見るには「見ざる言わざる聞かざる」の「見ざる」風に手で目を覆うスタイルをとる。電話をかけるには、子供が電話を掛けるフリをするようなスタイルをとればいい。音楽の聴き方もなかなか格好良い。両手の親指を耳に突っ込むのだ。

多くのことを実現するためのジェスチャーが間抜けすぎて笑えてしまう。

ストレージは64GBを内蔵しており、1TBのクラウドストレージを利用できるのだそうだ。いつでも必要なデータを呼び出して使うことができる。

いろいろと面白い機能満載だが、一番気に入ったのは「ソーシャル」機能だ。他のDigit利用者と握手すれば、両者の関係が自動的に「友達」に変更されるようになっているのだ。

想定される使い方は下のビデオで確認することができる。実際に使っているかのような演技も注目ポイントだ。

ちょっと東芝が好きになった。

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(翻訳:Maeda, H


Queueing Theoryは、どんなアプリにもMailboxライクな予約システムを提供するサービス(噂を呼ぶためだけでも可)

Googleが、当時新しいメールサービスだったGmailを招待制にして以来、スタートアップのファウンダーたちは自分たちのサービスにも同じ盛り上がりを期待して策を巡らしてきた。しかし、かつてのGmailに少しでも近づくレベルの需要を再現できたのは、最近のiOSアプリ、Mailboxによる「予約システム」が初めてだった。そして今、サンフランシスコ拠点のQueueing Theoryという会社は、Mailboxと同様の予約システムを、どんなスタートアップでも、特にモバイルユーザーをターゲットにするスタートアップが使えるようにするサービスを提供する。

最近Dropboxに買収されたMailboxは、まず専用URLで登録ユーザーを集めることによって、 アプリへの関心を高めた。ユーザーには予約番号を伝えるSMSが送られ、そこには行列内の位置とアプリがApp Storeで公開された時にロックを解除するための暗証コードも書かれていた。

同社は予約システムがサーバー負荷の軽減に役立ったと言っているが、それ以外の副次効果があった。この噂の新アプリに、最先端のアーリーアダプターだけが入れる会員制クラブのような雰囲気をもたらしたのである。今や、新しい「スマート・カレンダー」Tempoをはじめとする他のアプリも類似のしくみを活用している。Tempoのケースでは、事前に「大がかりなメール処理」が必要であるために、専用の予約システムが必要だったと主張している。

しかし、このしかけをメールやカレンダーアプリだけに使わせる手はない。どこのスタートアップのファウンダーも言うように、大量のユーザーが押し寄せればサーバーがパンクしてユーザー体験を損う。

Queing Theoryの狙いはそこにある。このMailboxライクな予約システムは、モバイルアプリ開発者のニーズを想定して設計されている。ウェブインターフェースを備えてはいるが、システムは〈サーバーの能力が一般ユーザーの登録を受け付けられる水準になる前に〉、AppleのApp Storeで(近々はAndroidでも)アプリを公開したいデベロッパーに特化して作られている。

ユーザーは、アプリあるいは提供するメーカーのホームページからユーザー登録できる。メールアドレスを登録したユーザーには行列内に位置が与えられ、SMSで送られてくると共に、後にアプリが公開されたらそこに順番が表示される。

しかしこのシステムがMailboxのやり方と違うのは、新しいApp Storeアプリにユーザー登録する人たちの中でも「特別な」ユーザーだけのためのソーシャルネットワークを作っていることだ。スタートアップは、カスタム版のバッジやステッカーを作ることができて、Queueing Theoryのユーザープロフィールに掲載される。友達がどのアプリに登録しているのかが一目でわかり、そのステッカーをクリックすると自分も同じアプリの行列に並べる。

さらには、行列で前に飛び越すことのできる少額のプレミアム・ステッカーを買うこともできる。列の先頭近くにいるユーザーは「ゴールデン・チケット」ステッカーももらえる。Queueing Theoryシステムでいちばん多くゴールデン・ステッカーを集めたユーザーは、将来「スーパー・キュー」ステッカーを割引価格で買うことができる。

デベロッパーにとってこのシステムは、自社のモバイルアプリに待ち行列を簡単に組み込めるだけでなく、実際には誰もアプリを使う前に噂を起こしてApp Storeの順位を上げることができる(ただしAppleがこれにどう対処するのかは不明)。デベロッパーはオンラインで、登録ユーザーのフィルター、招待リストのカスタマイズ、自社専用「ステッカー・セット」のデザインなども行える。

面白いことに、Queueing Theoryは正式スタート前にメールアドレスを集めるために、自社製の招待システムを使っていない。今はこのLaunchrockのページでひっそりと受け付けている。同社によると自前のシステムはまだ開発中で数週間のうちにLaunchrockからQueueing Theoryのページへ移転するつもりだという。ユーザーはここで登録すれば、近く完成するページにアクセスが可能になり、そこでQueueing Theoryの登録ページが利用可能になったら通知をもらえるリストに載せられる。詳しくはここをクリック

アップデート:これまでに登録してくれた200名近い人たちには感謝しているが、これはエイプリルフールのいたずらだ。どうかあなたのアプリではこれをやらないで欲しい。お願いする。

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(翻訳:Nob Takahashi)


TechCrunch、オンライン・カジノに参入決定―作動するスロットマシンも完成!

ネバダ州、デラウェア州、ニュージャージー州が最近オンライン・カジノを合法化する法案を成立させた。これでZyngaに続いてオンライン・カジノへの参入が増えそうだ。

この不景気の時代にブログの運営はビジネスとして苦しい。われわれは新たな収入の道を探ったが、もっとも有望なのがこのオンライン・リアルマネー・ギャンブルだった。リアルマネーでカジノを運営するという計画の発表以後半年でZyngaの株価は15%もアップした。同じことがAOLでも起きるに違いない。

そこでわれわれはどのスタートアップが成功するかに現金を賭けられる新しいタイプのスロットマシンを開発した。これは同時に証券取引委員会のベンチャー投資家の資格に関する小うるさい規制を迂回して一般投資家が事実上のベンチャー投資が行える道を開くものだ。

そう、上にエンベッドしたスロットマシンは実際に作動する。真面目な話だ。SPINボタンをクリックしてみればわかる。賞品にはサンフランシスコで開催されるTechCrunch Disruptのチケット(1795ドル相当)が含まれる。テスラ・ロードスターは残念ながらバーチャル版だが、アレクシアを3つ並べることに成功したらわれらが共同編集長は読者に詩を書いてくれる。アンソニー・ハが当たればイギリスからSkypeを通じてセックス・ピストルズの曲を歌ってくれる。

リアルマネー・ゲーミングのプラットフォーム、Betableソーシャルゲーム・スタジオのMurkaのご協力に感謝する。両社は急なお願にもかかわらず、文字通り1週間でスロットマシンを作ってくれた。

〔アメリカではまだ4月1日であることにご注意。ただしスロットマシンは本当に作動する。〕

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


AppleのiWatchは、iPhoneないしiPadを手首に結びつけるための「バンド」だった?!

大いに話題を集めたAppleのiWatchではあるが、どうやら期待通りのプロダクトではないようだ。

フレキシブルディスプレイ搭載で、Siriによる操作が可能であるという噂もあった。しかし、実のところはiWatchとはAppleデバイスを装着するための「バンド」に過ぎないようなのだ。

上には、リハーサル時点でのリークビデオを掲載しておいた。ビデオを見れば使い方はすぐにわかる。この「バンド」でiPhoneないしiPadを手首に巻きつけて使うわけだ。「バンド」の価格は249ドルなのだそうだ。この価格は他のスマートウォッチを意識したものだが、もちろんiPhoneおよびiPadは別売りとなっている。

Appleに発売時期について尋ねてみたが、現在のところ詳細な情報は入手できなかった。アナリストによれば、iWatchは次世代iPhoneと同時に、7月に発表されるのではないかとのことだ。

発売時期や地域についての情報は得られなかったものの、MBAないしMBPについても対応可能であるとの説明は受けた。これによりスマートウォッチにて「フル機能」を体験することができるようになっているわけだ。

「iPhoneやiPadを指して、情報消費のためのデバイスであると言う人たちがいます」と、匿名を条件にAppleのエグゼクティブがインタビューに応じてくれた。「私たちは、iWatchについては生産的な用途にも活用してもらいたいと考えているのです。そこでノートデバイスを取り付けられるようにしたのです」とのことだ。

Appleとしては、デザイナーやクリエイティブによる利用シーンを想定しているのだろう。

ちなみにこのiWatchプロダクトを存分に活用してもらうため、Appleは関連プロダクトのリリースも計画しているようだ。見れば誰でもわかるように、このiWatchに大型のAppleデバイスを取り付ければ、身につけた状態で歩いたり、手を動かしたり、そしてもちろん作業を行ったりするのが、肉体的に大きな負担となる。そこでAppleはそうした動作による体重減を測定するための、エクササイズ関連グッズをリリースする予定だというのだ。「重たいスマートウォッチを使ってダイエットしよう」ということのようだ。

Appleがこうしたプロダクトのリリースを考えているのは、もちろんSamsungによる身体データの数値化(Quantified Self)関連プロダクトの充実を意識したものだ。Galaxy S IVにはハートレートモニターや体重計などの機能を持たせるのではないかと噂されている。

Appleとしてもいろいろな戦略があるのだろう。ただ、個人的にはiWatchがコンピューティングデバイスではなく、単なるアクセサリーであることに失望の気持ちを禁じ得ない。もちろんAppleのこうした選択は生産コストやR&D費用の削減を目指したものであるということなのかもしれない。

Appleは「期待値管理」の手法を用いているつもりなのだろう。これはMapsでも同様であったと言うことができるかもしれない。戦略の成否は時が明らかにしてくれるものと思う。

訳注:本記事は米国TechCrunchサイトからの翻訳であり、同地は未だ4月1日であることを記しておきます。みなさまの温かいご理解をよろしくお願い致します。

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(翻訳:Maeda, H)


幽霊はどんな臭い? Google Noseで検索しよう

GoogleがYouTubeを閉鎖? 清々する! どうせPaula Abdulの「正反対同士は引き合う」以来見るべきビデオはない。

Googleは、同社の〈まさしく本物〉の最新プロジェクトを発表することによって、オンライン娯楽の本当の未来が何かを知っていることを明らかにした。それは〈臭い〉だ。Google Noseを紹介しよう。

Google Noseを使えば、あの妖物を捕まえることなくバラの香りを嗅ぐことができる。

ではどうやってGoogleの新しい嗅覚の探究に参加できるのか? 特別なハードウェアに大枚をはたく機会を得るためにGoogleに向かってツイートする必要すらない。あなたは適切なハードウェアをすでに〈持っている〉。好みの香り(濡れた犬でも、パチパチと燃えさかるキャンプファイヤーでも、ジムの臭いでも)をGoogleして、「嗅ぐ」ボタンをクリックして鼻を利かせるだけでいい。Googleは、「光子と可聴下音波を交差」させることによって要求された香りを模倣する。みなさん、これが〈科学〉だ。

すぐに感じられなければ、鼻を近づけて嗅ぎ続けること。Googleの他の多くの製品がそうであったように、これはベータ版なのでいつもうまくいくとは限らない(そして、これまでの多くのGoogle製品のように、たぶん2週間ほどで閉鎖されるだろう)。

[明日(米国時間4/1)になれば本誌にエイプリルフールのジョーク一覧が載るのは間違いないが(なにせ慣例なので)、こいつは早く届いた上に私を大笑いさせてくれたので、単独記事に値すると判断した。

加えて、私はこのおかげで、幽霊がいったいどんな臭いかを少なくとも5分間考えさせられた。]

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(翻訳:Nob Takahashi)


YouTube、過去8年間がコンテストだったことを発表。審査のため4月1日にサイトを閉鎖

残念なニュースがある。YouTubeが閉鎖される。

8年前にこのサービスが提供されて以来、YouTubeビデオにのめりこむあまり忘れていた人もいるだろうが、実はあのすべてはコンテストだった。いや、YouTube自身が競争だと言ったことはない。いずれにせよ、YouTubeという名の、あのコンテストは終りに近づいている。

歴代最高のYouTubeビデオを決めるために、同社は専門家による審査パネルを設定し、映画評論家、YouTubeの常連コメント人に加え、YouTubeの有名人、“Charlie bit my Finger”のChalieと、“Antoine Dodson News Blooper(オリジナル版)”のAntoine Dodsonらを迎えた。

YouTubeでは3万人以上の作業員が、過去8年間に投稿されたビデオの絞り込みに日夜励んでいる。審査員は次の10年をかけてどのビデオが最終勝者になるかを決定する。

明日の深夜零時、サイトは閉鎖され全コンテンツが削除される。YouTubeは2023年まで復活することはなく、再開時点でサイトにあるビデオはこのコンテストの勝者のみだ。とはいえ勝者は今後10年間は選ばれることはないが、審査風景の最初の12時間は、明日YouTubeのロサンゼルスオフィスからライブ中継される。

ゆっくりと着実に、とは言うものの、果たして2023年に人々はYouTubeを覚えているのだろうか。

幸い、審査の対象となる15万本の投稿ビデオは人気に基づいては選ばれるのではない。『カンナムスタイル』の勝つチャンスはこれと同じだ。

優勝者にはMP3プレーヤーと、次の創造的作品を生むための報奨金500ドルが渡される。

このニュースへの反応は興味深い。YouTubeはGoogleにとって最も成功し最も価値のある資産であり、誰もが簡単にビデオをオンライン共有するための世界の必需品だ。しかし、最近Googleは春の大掃除を実施し、Readerをはじめ数多くのサービスをラインアップから外した。

恐らくこれも、同社による商品整理の次の段階なのだろう。

あるいは、マウンテンビューには1日早くエイプリルフールがやってきたのかもしれない

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(翻訳:Nob Takahashi)