バング&オルフセンおよびソニー、AirPodが開拓したワイヤレスイヤホン市場に参入

AppleのAirPodが登場して以来、ワイヤレスイヤホンの人気が高まりつつある。そんな中、新たに市場参入を発表した企業がある。IFA 2017にて、バング&オルフセン(Bang & Olufsen)およびソニーが参入を表明したのだ。商品性能はおいておくとして、まずは見かけの点でAirPodとの差別化を行なっている。

バング&オルフセンのBeoplay E8は、バッテリー持続時間が4時間で、素材にはアルミニウムおよびステンレス、およびテクスチャ加工されたラバーを使用している。ケースの外装も革製となっている。バング&オルフセンによれば、これまでのイヤホンと同様のサウンドシステムを利用してるとのこと。おそらくは、価格なり(299ドル)の価値を感じさせてくれるのだろう。

ソニーのWF-1000Xの方は、価格が199ドル99セントとなっている。バッテリー持続時間は3時間だ。接続にはBluetoothないしNFCを利用する。NFCが使えるのなら、接続が非常に簡単に行えることとなる。

両社のモデルとも、外部の音を透過させるモードも用意している。歩行の際などには、外部の音も入ってきたほうが安全だからだ。ソニーはAmbient Soundモードと名付けていて、バング&オルフセンの方はTransparencyモードと呼んでいる。

双方ともになかなかのプロダクトであるようだが、競合製品とはトータルに比較する必要があるだろう。たとえばAirPodはより長いバッテリー稼働時間を誇っているし、よりコンパクトなケースを用意していて、さらにFind My iPhone機能にて探すこともできる。159ドルの価格も魅力だ。さらにMacを利用しているのなら、iPhoneおよびMacの両者で簡単に利用することができるのも便利だ。

ワイヤレスイヤホンは徐々に市場に投入されつつあるところで、興味深いプロダクトも出てきている。TechCrunchスタッフの間では、AppleのAirPodが多数派の地位にあるものの、BragiのDash ProHear Oneなどのファンもいる。選択肢が増えれば増えるほど、消費者にとっては好ましい状況となっていくのだろう。

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(翻訳:Maeda, H

Sony、超小型アクションカメラ RX0を発表

Sonyは新しいカメラ、RX0を発表した。流行りの機能満載のカメラではなく、アクションカメラの形態に伝統的な撮影能力を組みあわせた超小型カメラだ。ちょっと変わった組み合わせだが、どこかひかれるものがある。

防水、耐衝撃性のRX0は、1インチ、15メガピクセル(21からトリミング)のセンサーと24 mm相当F/4のレンズを備え、これは超広角で比較的暗いレンズのGoProカメラとの差別化ポイントだ。ただし、ズームを始め、RX100等のコンパクトカメラのもつ数多くの機能はない。つまり、これは持ち歩いてスナップ写真を撮るためのカメラではない。

RX0は、GoProの頑丈さと万能さは必要だがもう少し自由度と解像度が欲しい、というビデオグラファー(ビデオ撮影者)のための、一種のモジュラーシステムという位置づけのようだ。複数のRX0を同期することや、スローモーション撮影(最大960 fps)なども可能

700ドルという価格は、自転車やサーフボードにカメラを付けたいだけの人には少々高すぎるが、GoProの代わりにRX0を、という人は山ほどいるだろう。

ちょっと奇妙で小さなマシンだが、考えれは考えるほど、非日常的な場面で使いたくなってくる。発売は10月から。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook