Facebookは2021年のターゲティング広告と収入に大きな障害を予測する

Facebook(フェイスブック)の第4四半期には確かなユーザー数と売上が含まれていたが、同社は2021年については慎重な姿勢を示していた。

決算報告の「CFOの将来展望」でFacebookは、2021年は「広告に関して逆風が強くなる」という予想を述べている。

「これには、iOS 14をはじめとするプラットフォーム変更の影響や、規制の状況の変化も含まれる。iOS 14の変更時期はまだ不明だが、影響は第1四半期の後半には見られるだろう」と同社は記している。

Facebookはすでに、今後のAppleのプライバシー政策に対してキャンペーンを行っている。広告のターゲティングにIDFAを利用するためには、ユーザーの許可を求めなければならない、というものだ。ただしPRは小企業への影響に焦点を当ており、Facebookのことはではない。

Facebookはまた、同社がパンデミックの間に利益を得た2つの広範な経済的トレンド、つまり「買い物のオンラインコマースへのシフトが継続していること」と「消費者の需要がサービスから離れて製品に向かっていること」を強調している。しかし、ここでも警戒を緩めず、「これら2項の1つまたは両方の緩和や逆転が弊社の広告収入の伸びに対して逆風になることもありえる」と述べている。

Facebookの第4四半期の決算では、売上は281億ドル(約2兆9300億円)で、その内の272億ドル(約2兆8400億円)は広告収入によるものだ。EPSは3.88ドルである。ウォール街のEPSの予測は3.22ドル、売上は264億ドル(約2兆7500億円)だった。

なお、Facebookが報告している同サイト第4四半期の1日の平均アクティブユーザー数は18億4000万、月間アクティブユーザーは28億だ。それぞれ前年同期比では11%増と12%増になる。

CEOのMark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)氏は声明で次のように述べている。「この困難な時期に多くの人たちと企業が、私たちのサービスを使い続けていただいた結果、好調な年度末を迎えることができた。2021年のプロダクトロードマップに関しても強い期待を持っており、新しくて有意義な方法で経済の好機を作り出し、コミュニティを構築し、人びとの生活を楽しくしていきたい」。

東部時間午後4時45分現在、Facebook株は時間外で0.7%上昇した。

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タグ:Facebook決算発表

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GitLabが有料サブスクリプションプランの構成を変更、Bronze / Starterを廃止

ますます人気のあるDevOpsプラットフォームであるGitLabは米国時間1月26日、サブスクリプションモデルのメジャーアップデートを行った。同社はまず、月額4ドル(約420円)のBronze / Starterパッケージを廃止する。ユーザーは現在の料金でもう一度更新するか、または上位のティアへ移動することになる(移行後、最初の3年は大幅な割引がある)。

なお、同社の無料ティアはなくならない。GitLabによると「Bronze / Starterにあった機能の89%が無料ティアにある」という。

GitLabの創業者でCEOのSid Sijbrandij(シド・シジブランダイ)氏によると、これはチームにとって難しい決断だったという。特にBronzeプランの人たちにとって大きな変更であることを、彼も認めている。「私たちにとって以前からの宿題だったことを、ご理解いただきたい。それに、すばらしいレガシーの料金体系は現在でも残っている」とシジブランダイ氏はいう。ユーザーからのフィードバックは大歓迎だそうだ。

ショックを和らげるためにBronzeのユーザーは2022年1月26日までこれまでのサブスクリプションプランを更新し、さらに1年間利用できるようになる。また、今後3年間はPremiumプランに割引価格で移行することも可能で、最初は1年目にはユーザーあたり月額6ドル(約630円)から始まり、2年目にはユーザーあたり月額9ドル(約940円)、3年目にはユーザーあたり月額15ドル(約1570円)になる。新規ユーザーの場合、Bronzeパッケージは現在提供されていない。

画像クレジット:GitLab

結局のところ、今回の値上げはGitLabにとって純粋に財務的な意思決定だ。シジブランダイ氏によると、Bronzeの顧客は一人ひとりがGitLabにとって赤字になっている。「Bronzeでは損をして販売しています。売れるたびに、私たちはお金を失っています。ホスティングとサポートの費用も出ない。持続可能なビジネスであるためには、今回の措置が必要でした。顧客にとって大きな変化ですが、弊社を持続可能な企業にし、今後の投資も続けたいと考えています」とシジブランダイ氏はいう。

同氏によると、チームはBronzeの料金を上げる方に傾いていたという。しかし「あらゆるオプションを検討した結果、値上げすればPremiumと変わらないようなものになってしまう。この2つがあまりにも重複していても意味がない」とシジブランダイ氏は説明した。

今回の変更でGitLabが提供するティアは3つになる。それらはFree、PremiumそしてUltimateだ。なお「Silver / Premium」と「Gold/ Ultimate」も廃止になる。

Freeは、ユーザー数が最も多い人気プランでありそのまま残される。GitLabにとって最も損をしているティアであることは確かだが、CI / CDのクレジットは限られているしサポートのオプションもない。だからロスだとしてもGitLabにとって価値のあるロスだ。シジブランダイ氏によると、同社は本来オープンソース企業であるため、無料でオープンなサービスがあることはいわば義務だという。

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タグ:GitLabオープンソースDevOps

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オープンソースのデータパイプラインプラットフォーム「Airbyte」

大量のデータを扱っている企業であれば、アプリケーションやAPIやデータベースなどのデータ発生源からのデータをデータウェアハウスやデータレイクにコンスタントに送っているだろう。データの抽出、ロード、変換を行うプラットフォームとして、FivetranStitchdataなどがある。

Airbyteは、オープンソースのデータパイプラインプラットフォームを開発している。FivetranやStitchdataのオープンソースによる代替システムが興味深いのは、コネクタの作成とメンテナンスに大量のリソースを必要とするためだ。とりあえずデータパイプラインを作ったが、大きなチームがない、という状況ならエントリーは難しい。

確かに既存のデータパイプラインも、SalesforceやStripe、Marketo、SendGridといった多くの人気ソースや、RedshiftやSnowflake、BigQueryといったデスティネーションとの何十という統合をすでに提供している。

しかし従来型のデータパイプラインプラットフォームでは、サポートされていない小さなサービスがたくさんある。それらすべてをインポートできないのであれば、ビジネスの部分的な姿しか把握できないかもしれない。

そこで多くの企業が、自分たちのアプリケーションのためにカスタムされたコネクタを開発し、提供している。Airbyteはオープンソースのアプローチにより、ユーザーのコミュニティを育て、何千というオープンソースのコネクタを作ってメンテナンスできると考えている。ある会社がカスタムされたコネクタを作ったら、別の会社がそれを利用し、改良して、それをコミュニティに還元する。

共同創業者でCEOのMichel Tricot(ミシェル・トリコット)氏は「誰かがコネクタを使っていてそれが壊れていることに気がついたら、それをコミュニティ全体のために直すことができる」と語る。

当初、Airbyteのチームは、マーケティングデータにフォーカスしたプロダクトからスタートした。Y Combinatorを受講し、その後、新型コロナウイルスのために方針を変更している。「新型コロナの世界では、マーケティングの予算もない」と共同創業者のJohn Lafleur(ジョン・ラフルール)氏はいう。

AirbyteのコネクタはDockerのコンテナの中で動くため、それぞれが互いに独立している。コネクタのアップデートやリフレッシュはマニュアルでスケジュール可能で、それらを個々にモニターすることもできる。

現在、46のコネクタがある。Airbyteはそれらの認証作業に取り組んでいる。250社が現在Airbyteを利用している。

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タグ:Airbyteオープンソース

画像クレジット:Samuel Sianipar/Unsplash

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BlackberryとBaiduは中国における自動運転車開発で仲を深める

Blackberryと中国の検索エンジン大手Baiduは、自動車メーカーが中国におけるインターネット接続された次世代の自動運転車を発売するために必要なツールを提供することを目的とした提携関係を拡大することで合意した。

この契約の下、Baiduの高解像度マップはBlackberryのQNX Neutrino Real-Time Operating Systemに統合される。この組み込みシステムは、年間200万台以上を生産する米国三大自動車メーカーの1つGACグループの電気自動車部門から発売予定のGAC New Energy Aionモデルで量産される。

BaiduのIntelligent Driving Groupの技術部門シニアディレクターであるWang Yunpeng(ワン・ユンペン)の声明によると、新たなパートナーシップ拡大の目的は「安全・安心を最優先に、自動車メーカーに自動走行車の生産における明確かつ迅速な道筋を提供する」ことだという。

BaiduとBlackberryの提携が注目に値するのは、中国政府が国産技術を奨励しているにもかかわらず、Baiduは中国製車両に外国製のOSを搭載しているためだ。

BlackberryのQNXソフトウェアは機能安全、ネットワークセキュリティ、信頼性の側面を担い、Baiduは人工知能とディープラーニングの開発に投資している。

「両社が力を合わせて優れた技術を提供すれば、自動車メーカーは迅速に安全な自動運転車を生産できるようになり、インテリジェントネットワーク化された自動車産業を共同開発を促進を支援することができます」とユンペン氏はいう。

かつてはスマートフォン業界を支配していたBlackberryは、自社のQNX技術を自動車に搭載することに成功した。今日、そのソフトウェアは1億7500万台以上の車両への高度な運転支援、デジタル計器のクラスターおよびインフォテインメントシステムで使用されている。

この契約は、BlackBerryのQNXオペレーティングシステムをBaiduの自動運転オープンプラットフォーム「Apollo」の基盤にするという両社が2018年1月に交わした契約に基づいている。

Baiduとの提携は、Blackberryが最近参入した中国でマーケットシェアを拡大し続ける助けにもなる。2020年にBlackberryは、QNXがTesla(テスラ)のライバルXpengの電気自動車に中国で統合されると発表した。

BlackBerry Technology Solutionsのチャネル、パートナーおよびアジア太平洋地区担当副社長であるDhiraj Handa(ディラジ・ハンダ)氏は、声明で次のように述べている。「Blackberryの組み込みソフトウェアQNXを基盤としてBaiduは、同社のApolloプラットフォームで重要な進歩を達成し、革新的技術の商用エコシステムを確立しました。OEMではそれを、彼らの次世代車に利用できます」。

Baiduの自動運転プログラムはApolloと呼ばれ、「スマートドライビングのためのAndroid」とも言われた。Aplloプログラムは、100あまりの製造およびサプライヤーのパートナーに行き渡った。Baiduは自動運転のテストも精力的に行い、2020年9月にはロボタクシーの車隊を立ち上げている

この契約は、Baiduが自動車のソフトウェアだけでなく自動車の生産も始めるという発表の直後に交わされた。Baiduは2021年1月の初めに、中国の自動車メーカーGeelyと共同で、電気自動車を作る新会社を立ち上げると発表した。Baiduがいわゆるスマートドライビングテクノロジーを提供し、Geelyが設計とエンジニアリングと車両の製造を担当する。

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タグ:BaiduBlackberry自動運転中国

画像クレジット:Baidu’s autonomous driving car

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アップルがインドで最高の四半期を迎える、150万台のiPhoneを販売し市場シェアは2倍に

米国時間1月27日に行われるApple(アップル)の決算報告では、きっとインドのことが言及されるだろう。

Appleは、2020年12月で終わった四半期にインドで150万台あまりのiPhoneを販売した。調査会社CounterpointとCyberMediaによると、それは前年同期比で100%の増加(2倍増)であり、同四半期は史上世界最大のスマートフォンメーカーにとって最高のものとなった。

前世代のiPhone11とiPhone XR、iPhone12そして新しいiPhone SEの売上が好調で、Appleは同四半期にインドでの市場シェアを倍増させ、4%に達したという。。

Counterpointによると、Appleは2020年にインドで320万台以上のiPhoneを出荷し、前年比で60%増加したという。

売上の伸びは、Appleが同国でオンラインストアを立ち上げてから数カ月後に訪れた。インド向けストアにはさまざまな支払方法とアップグレードオプション、AppleCare+、さらにiPhone 11の購入者にはAirPodsがおまけされるといった収益性の高いサービスが用意されていた。2021年末には、インドで直営店もオープンする予定になっている。

Appleは10年以上前から、インドでの高価な携帯電話販売で苦戦してきた。同国で販売されるほどんとのスマートフォンの価格は100〜200ドル(約1万400〜2万800円)の間だ。その間、Samsung(サムスン)やXiaomi、Oppo、Vivoをはじめとした中国スマートフォンベンダーグループが、手頃な価格のスマートフォンでインド市場を席巻していた。

そうであるにもかかわらず、最近のAppleは、世界で最も急速に成長しているスマートフォン市場のひとつであるインドへの関心を高めており、同社の同社の契約メーカーが地元でiPhoneの一部機種とアクセサリーを組み立てている。これは2年以上前に始まった取り組みだ(しかしAppleが契約する製造業者の1つWistronのインド工場における最近の暴動事件は、インドでの現地生産を拡大しようとする同社の課題となっている)。

インド国内で生産することで、客が負担していた輸入関税もなくなりAppleはインドで一部の旧世代iPhoneの価格を引き下げることができた。ちなみに同国で製造していないiPhone 12 Pro Maxの価格は、米国では1099ドル(約11万4000円)であるのに対して、インドでは1781ドル(約18万4600円)となっている。またAirPods Proは米国では249ドル(約2万5800円)だが、インドでは発売時341ドル(約3万5300円)、AirPods Maxは米国では549ドル(約5万6900円)だが、インドで815ドル(約8万4500円)で販売されている。ただし、インドの販売価格が米国ほどだったとしても、平均年収2000ドル(約20万7300円)の国ではあまり変わらないだろう。

Convergence CatalystのチーフアナリストであるJayanth Kolla(ジャヤンス・コラ)氏によると、多くの外国企業がインドで製品やサービスを世界で最も安価、もしくは無料で提供しているが、Appleは大金を支払う余裕のある人口のごく一部にのみ焦点を当てているという。

そうであるからといって、Appleがインドの価格戦略に変更を加えなかったわけではない。Apple Musicの月額利用料は米国では9.99ドル(約1040円)、インドでは1.35ドル(約140円)であり、Apple Music、TV+、Arcade、iCloudを含むApple Oneは、インドでは月額2.65ドル(約270円)で利用することができる。

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カテゴリー:ハードウェア
タグ:AppleインドスマートフォンiPhone

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アバターで参加するSNS「IMVU」が中国のNetEaseなどから36.3億円を調達

ネットワーキングとゲーミングの境界がますます曖昧になり、インターネットの既存勢力もその点に注目している。Tencentに告ぐ中国で2番目に大きなゲーム企業であるNetEaseは、カリフォルニアで運用されているアバターによるソーシャルネットワークのIMVUに投資する投資家の仲間になろうとしている。

総額3500万ドル(約36億3000万円)のIMVUへの投資には、カリフォルニア州メンローパークのStructural Capitalなどが参加した。IMVUはこれまで、5回のラウンドで7700万ドル(約79億9000万円)ほどを調達している。同社は2004年に「The Lean Startup(リーン・スタートアップ)」の著者であるEric Ries(エリック・リース)氏らが創業した。今回の資金調達に関して、同社の調達前評価額は公表されていない。

新たな資金はIMVUの製品開発に使われるが、この資金は同社のリストラ直後にやってきた。新たな親会社となったTogether Labsが、その旗艦的プラットフォームであるIMVUを統括し、そこでユーザーはバーチャルな部屋を作り、互いにカスタムしたアバターを使いながら知らない人同士でチャットする。現在、こうしたプロダクトは一部の人々がデートプラットフォームだと見なしている。そこではVcoinと呼ばれる新しいサービスにより、コインを買う、贈る、稼ぐなどを行い、IMVUのプラットフォームがそれを法定貨幣のデジタル資産に変換する。それ以外にも、多様なバーチャルサービスがある。

「NetEaseには、中国最大規模の不朽の名作MMOゲームがあります。同社はINVUに、その影響がおよぶことを期待しています」とTogether LabsのCEOであるDaren Tsui(ダレン・ツイ)氏はいう。

「IMVUが運用しているのは、世界最古で、しかも我々のユーザーベースの中では最も活気があって若いメタバースです。私たちは多くの経営哲学を共有しており、互いに補い合うノウハウがあります。パートナーになることが極めて自然なことです」。

2005年に創業されたNetEaseは、今ではそのニュースポータルや音楽ストリーミング、教育プロダクト、そしてTencentなどと競合するゲームで知られている。同社はこれまで長年にわたり中国の外の企業に小額の投資を行ってきたが、それはTencentの投資の頻度や額には敵わないものだ。

NetEaseの広報担当者は、IMVUへの投資についてコメントを拒否した。

ツイ氏によると、NetEaseとのパートナーシップにより、彼のバーチャルネットワーキング企業であるIMVUがNetEaseのゲーム開発とエンジニアリングの能力を利用でき、またWithMeをはじめとした今後のTogether Labsプロダクトのためのグローバルな市場戦略でも、NetEaseの知見を利用できるという。

2020年にIMVUは記録的な成長を達成し、月間アクティブユーザーは700万超、ユーザーが作成したプロダクトは各月40万にもなった。現在このサービスは140カ国あまりで展開され、絶えずアジアなどへの拡張の機会を探っている。韓国ではすでに、アプリをローカライズしているとツイ氏はいう。

CEOのツイ氏はさらに、次のように述べている。「IMVUは近年成長を加速しています。Vcoinのローンチと新たなWithMeプラットフォームの開発で、私たちはこれらすべてのプロダクトを1つの傘の下に収め、コミットメントを強めて、人と人のリアルな結びつきを、仮想空間で作っていきたいと考えています」。

カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:IMVUNetEase資金調達

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スマートロックのLatchが不動産企業と組んでSPACによる上場を目指す

今週、LatchがSPACの行列に加わる最新の企業になった。2014年に創業したニューヨークに拠点を億Latchは2年後にステルスを脱して、スマートロックシステムをローンチした。その後、多くの例に漏れず同社も単なるハードウェア企業を超えて、アパートオーナーのためのインターネット接続されたセキュリティソフトプラットフォームを提供し、ソフトウェアにも進出した

Latchは、ブランクチェックカンパニーであるTS Innovation Acquisitions Corp.との合併により株式公開を予定しているが、パートナーシップとしてはTishman Speyer Propertiesがこの戦略的に理に適っている。ニューヨークの商用不動産企業であるTishman Speyer Propertiesは、現在、住宅用集合住宅にのみ技術を導入しているLatchにとっては、ふさわしい相手だ。

Latchの創業者でCEOのLuke Schoenfelder(ルーク・シェーンフェルダー)氏は、取材に対して次のように語っている。「標準的なIPOでは、すべての銀行が大口の投資家を相手にしてくれます。私たちは、このプロセスの一環としてより高いレベルの戦略的パートナーシップと、より高いレベルの製品拡張の機会がここにあると感じました。このパートナーシップにより、ヨーロッパおよび商業オフィスへの進出が大幅に加速しています」。

SPACの事例はここ数カ月の間でかなり増えており、最近ではTaboolaのような例もある。Crunchbaseによると、Latchはこれまで1億5200万ドル(約157億7000万円)を調達している。同社は2020年に、堅実な成長を遂げ、このパンデミックの中でハードとソフトの二兎を追う企業としては、異例の存在となっている。

TechCrunchのAlex Wilhelm(アレックス・ウィルヘルム)は米国時間1月25日のExtra Crunchで「ざっと計算すると、Latchの予約の売上は2019年から2020年にかけて50.5%伸びた、その間にソフトウェアの売上は37.1%増、ハードウェアは70%ほど増加した」と述べている。

「何年も前から私たちはLatchの顧客であり投資家です。私たちの顧客、つまり弊社の建物に住んでる人たちはLatchの製品を愛しています。そのため現在、私たちの住居用物件すべてにLatchを採用しています。私たちはLatchにとって、パートナーとプロダクト開発の両面でお役に立つことができるでしょう」とTishman Speyerの社長でCEOのRob Speyer(ロブ・シュパイアー)氏と語っている。

Latchには商用オフィスにも拡張していく計画があるが、これまでのところアパートが主な収入源だ。一般の戸建て住宅の鍵と競合しない点も強みとなっている。今後、Amazon(アマゾン)などと競合することになれば、ソフトウェアも扱う専門企業であることが同社の強みになる。またLatchがTishman Speyerのような不動産企業と提携している点も、同じく強みだ。

シェーンフェルダー氏によると、同社は自社技術のテストとなるような提携を目指しているという。「私たちの製品は集合住宅の分野で長い歴史がある。商用オフィスになると、利用のパターンがやや異なってきます。その違いはわかっているつもりですが、実用レベルで展開しその結果を確認することが、何よりも重要です」と同氏は語る。

この取引でLatchの評価額は15億6000万ドル(約1618億5000万円)、SPACによる買収の完了は第2四半期と予想される。

カテゴリー:ハードウェア
タグ:LatchSPAC

画像クレジット:Latch

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ノーコードでAirtableを利用したウェブサイト・アプリの作成を簡単にするSoftrが2.3億円調達

ノーコード、これまでコーディングスキルを必要としていたタスクを実行するためのソフトウェアは、その基本的な前提が約束されていたにもかかわらず、長年にわたって完全に実現されていないが、ますますホットな分野となっている。それと関連しているのが、Airtableのような企業だ。Softrは、リレーショナルデータベースの構築とそれらへの質問を、スプレッドシートを作成するときのように簡単なものにしようとしている。ベルリンのスタートアップSoftrが、ノーコードのコンセプトをさらに推し進めて、コードを書く必要なくAirtable上にウェブサイトを容易に構築できるようにしたい、と考えている。

最近Product Huntでソフトローンチしたこの若い企業は、米国時間1月20日、220万ドル(約2億3000万円)のシード資金調達を公表した。Softrはそれまでは、2人の米国人創業者であるCEOのMariam Hakobyan(マリアム・ハコビアン)氏とCTOのArtur Mkrtchyan(アルトゥール・ムクルチャン)氏の自己資金だけで運営されていた。シードラウンドをリードしたのはAtlantic Labsで、これにTiny.VCのPhilipp Moehring(フィリップ・メーリング)氏と、GitHubやSumUp、Zeitgold、EyeEm、Rowsなどの創業者たちが参加した。

2019年にスタートしたSoftrは、誰もがAirtableに収めたデータをベースにウェブサイトやウェブアプリケーションを作ることができるノーコードプラットフォームを開発した。データベースを扱うときの退屈な単純労働をAirtableに任せることを狙っており、Softrはかなり柔軟性はあるがテンプレートを提供する。

Softrのハコビアン氏の説明によると、マーケティングやeコマース、求職・求人、マーケットプレイスなど一般的なウェブサイトやウェブアプリケーションのためのテンプレートがあり、それらを利用するとユーザー認証や、鍵つきのコンテンツ、決済、賛成投票(upvote)、コメントなどの機能があるアプリケーションを作成できる。

「Softrは学習曲線のないツールなので、技術の知識や経験がなくても利用できます。技術的な部分はすべて抽象化し、ユーザーが技術よりもプロダクトの構築とコンテンツに集中できるようにしています。Softrは、Airtableをデータベースとして使うため、簡単にリレーショナルデータベースの作成と共有することができます。SQLやスクリプティングを勉強しなくて大丈夫です。Airtableは、ここ数年盛り上がっており、個人だけでなくFortune 500社も利用しています」と彼女は説明する。

画像クレジット:Softr

ハコビアン氏によると、Softrのポイントは「組み立て済みのビルディングブロック」(リスト、ユーザーアカウント、支払いなど)のコンセプトとビジネスロジックを使って、ウェブサイト作成者の代わりに面倒な作業のほとんどを処理するところだ。「ブロックとテンプレートを使えば、作業の70%すでに終わっています」と彼女は説明する。

しかもSoftrは、StripeやPayPal、Mailchimp、Zapier、Integromat、Hotjar、Google Analytics、HubSpot、Driftといった人気サービスに接続できる。

Softrは現在、数千社の製造業企業やスタートアップが利用している。顧客がSoftrで作成したアプリケーションの例として、会員制の外国語学習、ベビーシッターを予約できるマーケットプレイスプレース、認証が必要な(最初にユーザー登録を要する)コンテンツコミュニティ、オンラインの学習コースなどがある。

シード資金を獲得したSoftrは、中小企業の非技術部門に顧客基盤を拡大し、従業員名簿、製品在庫、不動産リストなどの社内ツールの構築を支援し、手作業のプロセスを自動化する計画だ。

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タグ:SoftrAirtableノーコード資金調達

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家族の写真や思い出の動画などのデジタル遺産を永久に守るインターネットの父が支援するEmortal

今や誰もが、さまざまなデータをクラウドに放り込んでいる。その一部は、自分が永久に保存したいものだ。Emortalは、データの整理や保護、保存、そして「デジタル遺産」の遺贈を支援し、それらが「ビットロット(bit-rot、ビットの腐壊)」で読めなくなることを防ぐ。このプロジェクトは、Robert Kahn(ロバート・カーン)氏とともにインターネットを創造し、「インターネットの父」と呼ばれる伝説の人物の1人であるVint Cerf(ヴィントン・サーフ)氏が支援している。

10年以上前から開発が進められているEmortalはこれまで、「友人や家族」から570万ドル(約5億9000蔓延)を調達している。同社によると、現在はベータに成功した後、英国のCrowdcube上のクラウドファンディングで270万ドル(約2億8000万円)を調達しているという。

同社はGoogleアーキテクチャを使用して写真、ドキュメント、通信、動画、インタビューなどのデジタルメモリを将来にわたって無期限に保存する。これにより、OSやデバイス、テクノロジーが進化しても、デジタル遺産全体が安全、セキュアで、アクセス可能な状態であり続けることが保証される。しかも選ばれた人たちだけがアクセスできる。

画像クレジット:Emortal

Emortalは、2021年の第3四半期に英国と米国でローンチされる。撮影した写真をすべて保存するのではなく、たとえば洗礼式での1枚など人生の大事な瞬間のものだけが保存される。利用料金は月額4.99ポンド(約710円)だ。

「Emortalの提案の要は、データの保存とデジタル遺産の保護を結びつけて、私たちのデジタルメモリーが何世代にもわたって安全かつアクセス可能であることが保証されて点だ」とサーフ氏は述べている。

Emortalの創業者でCEOのColin Culross(コリン・カロス)氏は「私たちがCrowdcubeで熱心にクラウドファンディングしているのは、Emortalがすべての家族のためのサービスだからです。企業が成長するための最も強力な方法は、そのビジネスに何千もの方が投資することだと考えています」と述べている。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Emortalデジタル遺産

画像クレジット:Emortal

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イーロン・マスク氏が最高の二酸化炭素回収技術に賞金104億円

Elon Musk(イーロン・マスク)氏は米国時間1月21日、最高の二酸化炭素回収技術に1億ドル(約104億円)を寄附するとツイートした。

マスク氏は最近、Amazon(アマゾン)のJeff Bezos(ジェフ・ベゾス)氏を超えて世界一のお金持ちになったが、別のツイートで「来週詳細を発表する」と述べただけで、それ以上の説明はない。

【更新】計画に詳しい人物がTechCrunchに語ったところによると、これは技術開発とイノベーションの促進を目的としたコンテストを主催する非営利団体のXprize Foundationと連携するものだという。

最高の炭素回収技術賞に1億ドルを寄付しています。

正式な名称を二酸化炭素貯留(Carbon Capture and Storage、CCS)というこの技術の定義は、その名前のとおりだ。製油所や工場などの廃棄物である二酸化炭素を、その発生源で捉えて保存し、有害な副産物を環境から取り除いて気候変動を緩和する。それは新しい探求ではなく、およそ20年ほど前から、多くの企業によってさまざまな方法が提案されてきた。

CSSは、初期費用が高いことが主な障害となっている。しかしそれでも、炭素の回収と再利用(Carbon Capture and Utilization, CCU)で有望な技術を見つけた企業がいくつか存在する。CSSの「いとこ」のようなその技術は、収集された排出ガスを他のより価値の高い用途に変換する。

LanzaTechが開発した技術は、排出ガスとバクテリアを利用してエタノール燃料を作り出す。使用するバイオリアクターは、製鉄所や工場などからの排出ガスを取り込み、圧縮して液化する。LanzaTechのコア技術は、汚れた排出ガスを好んで食べるバクテリアだ。バクテリアが排出ガスを食べると発酵が生じ、エタノールが生成される。そしてそのエタノールからさまざまな製品を作る。LanzaTechは、多様な製品の生産をそれぞれ別の企業としてスピンオフしている。たとえばLanzaJetと呼ばれるスピンオフは、エタノールをエチレンに変換するといった技術に取り組んでいる。そのエチレンから、瓶を作るためのポリエチレンや、服の繊維になるPEPなどが作られる。

その他にもClimeworksやCarbon Engineeringといった企業もある。

Climeworksはスイスのスタートアップで、ダイレクトな排出ガス回収の技術を目指している。その技術はフィルターを使って空気から二酸化炭素を収集する。集まった二酸化炭素を保存したり、肥料などの他の用途に販売したりする。発泡飲料の泡としても使われる。Carbon Engineeringはカナダの企業で、大気中の二酸化炭素を取り除き、それを処理して強力な石油回収技術や、新しい合成燃料の生産に利用する。

カテゴリー:EnviroTech
タグ:イーロン・マスク二酸化炭素

画像クレジット:Diego Donamaria / Getty Images

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IBMはレガシーを捨てクラウドとAIに集中するも結果を出せず売上減

2020年11月に行われたCNBCのTransformカンファレンスで、IBMのCEOであるArvind Krishna(アルビンド・クリシュナ)氏は変革のまっただ中にある同社の現状を説明した。そのとき彼は、IBMが2018年に340億ドル(約3兆5200億円)で買収したRed Hatを利用して、顧客が成長するハイブリッドクラウドの世界を管理しながら、人工知能を使って効率性を高めたいと考えていると述べた。

それは健全そのもののアプローチに聞こえるが、しかし実際には、その新しい戦略は大きな成長エンジンとして機能せず、同社の決算報告は、クラウドとコグニティブソフトウェアの売上が4.5%減の68億ドル(約7000億円)を示した。一方、AIの収入を示すコグニティブアプリケーションは、横ばいだった。

クリシュナ氏が一筋の光明を求めていたのなら、Red Hatの好成績が慰めになっただろう。Red Hat単独では、売上が前年比で18%増加した。しかし全体としてのIBMの売上は4期連続で下降し、CEOは22期連続売上減を記録した前任者Ginni Rometty(ジニー・ロメッティ)氏と同じ立場になった。

クリシュナ氏は自身の戦略を2020年11月にCNBCに語り、「Red Hatの買収は、オープンソースをベースとしたハイブリッドクラウド技術プラットフォームを構築するための技術基盤を私たちに与えてくれた。また、旅路に出るときクライアントに選択肢を与えることをベースにしている」と語った。これまでのところ、クリシュナ氏が期待していたような成長を生み出すには至っていない。

クリシュナ氏が同じ11月のインタビューで述べたように、同社は従来のマネージドインフラサービス部門をスピンアウトしている最中にある。「この買収の成功が燃料となり、マネージドインフラストラクチャサービスを廃止するという次のステップ、より大きなステップに進むことができます。そのため、私たちIBMの他部門は、ハイブリッドクラウドと人工知能に完全に集中することができる」と、クリシュナ氏は語っている。

彼のトランスフォーメーション戦略が失敗したというには時期尚早だが、その結果はまだ出ておらず、同社売上の下落は、ロメッティ氏と同じくクリシュナ氏にとっても苛立たしいものであるに違いない。レガシーなテクノロジーを捨て、よりモダンなテクノロジーへと会社を導くのであれば、いつかは結果が見え始めるはずだが、いまのところどちらのリーダーにもその時期は訪れていない。

2020年末にもクリシュナ氏は、彼のビジョン構築の手を緩めることなくクラウドアプリケーションのパフォーマンスをモニターするInstanaや、ハイブリッドクラウドのコンサルタント企業Nordcloudを買収した。ハイブリッドクラウドサービスのポートフォリオを拡大して、IBMをそれらのサービスのワンストップショップにするためだ。

引退したNFLのコーチであるBill Parcells(ビル・パーセルズ)氏は、彼の弱いチームに対してよく「君たちは、君たちの記録がいうとおりのチームなんだ」といった。現在のところ、IBMの記録は一貫して悪い方向へと向かっている。Red Hatに引っ張られてやや成果を出してはいるが、それは損失を償うには十分でない。何かを変える必要があるのだ。

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長距離送電線の点検をドローンとAIで2日から3分間に短縮するSkyqraftがシードで2.3億円調達

AIとドローンを使って送電線の検査を行うスウェーデンのSkyqraftが、シード資金として220万ドル(約2億3000万円)を調達した。資金は今後の技術開発と、ヨーロッパと米国における市場拡大努力に使われる。

シードラウンドをリードしたのはSubvenio Investで、プレシード専門の投資企業AntlerとNext Human Venturesそして匿名のエンジェル投資家たちが参加した。

2019年3月に創業し同年9月に業務を開始したSkyqraftは、送電線の自称「スマートな」インフラ検査を提供する。同社はドローンとAIを併用し、集めた画像から自動的にリスクを検出する。

その方法は、人間のチームとヘリコプターを使っている現在の方法とは対照的だ。現在の方法は、時間がかかるし危険だ。Skyqraftの基本的な考え方は、を、もっとコスト効率が良く、しかも環境的に持続可能なかたちで安全な送電線検査を行うというものだ。

Skyqraftの共同創業者でCMOのSakina Turabali(サキナ・トゥラバリ)氏は、同社がプレシードの資金調達を発表した際、次のように語っている。「送電線の点検にヘリコプターと人を使うのは、環境に優しくないし安全でもない。スマートなインフラ検査を提供する弊社は、無人の飛行機を使って画像と360°動画を集め、そのデータを機械学習のシステムに供給して、送電線のリスクを自動的に検出する」。

Skyqraftによると、そのシステムは大量の画像データを処理でき、装具の問題を「迅速かつ正確に」検出する。同社によると、電力会社がSkyqraftを使えば長さ25kmの送電線の点検を2日からわずか「3分間」に短縮することができる。

画像クレジット:Skyqraft

顧客もSkyqraftの主張に納得している。顧客にはスウェーデン最大の電力会社3社が含まれ、3社合計のマーケットシェアは同国の85%にも達する。さらにSkyqraftによれば、2021年には米国で大規模なパイロット事業を行うべく、多国籍電力企業のIberdrolaを相手に目下交渉中だという。

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タグ:Skyqraft資金調達

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ドローンで建設工事の進捗とミスをチェックするTraceAirがシリーズAで3.6億円調達

ベイエリアの建設関連スタートアップTraceAirが米国時間1月19日、350万ドル(約3億6000万円)のシリーズAを発表した。ロンドンのXTX Venturesがリードしたこのラウンドで、同社の調達総額は700万ドル(約7億3000万円)になる。ラウンドにはこれまでの投資家であるMetropolis VCと、新たにLiquid 2 Ventures、GEM Capital、GPS Ventures、そしてAndrew Filev(アンドリュー・フィレフ)氏が参加した。

TechCrunchが最初にTraceAirを採り上げたのは2016年だった。そのとき同社は、ドローンを使って工事のミスを修復が容易で安上がりなうちに見つける方法を売り込んでいた。これは非常に大規模な分野で、さまざまなテクノロジー企業が、四足歩行ロボットからサイトスキャン用のヘルメットまで、さまざまな方法で解決しようとしている。

2020年2月にTraceAirは、新しいドローン管理ツールを発表した。そのとき同社は「Haul Routerは毎回のドローンスキャンで数学的に最良の客観的な行程を飛行できる。また、どの社員でもこのツールを使って行程路を設計し、結果を選別機や評価機に入力できる」と説明していた。

建設業をはじめ、多くの産業がパンデミックで壊滅的な状況だが、それでも建設業はさまざまな場所で需要が多くある方だ。TraceAirは、同社のソリューションが多くの現場チームを助けて、不確定な中でも工事を続けられることを期待している。

CEOのDmitry Korolev(ドミトリー・コロレフ)氏はニュースリリースにと合わせて、次のように述べている。「新型コロナウイルスのパンデミックが米国と世界の建設産業に新しいチャレンジを作り出し、プロジェクトの遅れや失業率の増加を招いている。私たちのプラットフォームを利用することで、業界のリーダーはプロジェクトをより効率的に管理し、チームとリモートで共同作業を行うことができるため、物理的に現場にいる必要性を最小限に抑えることができます。

TraceAirによると、今回の資金は営業とマーケティングの強化に充てられ、また今後の製品開発にも投じられるという。製品はまだ名前がないが、発売は今四半期内の予定となっている。

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タグ:TraceAir建築

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検索広告のAdthenaがKantarの有料検索事業を買収

検索広告のコンサルタントAdthenaが、マーケットリサーチ企業Kantarとのパートナーシップを拡張して、Kantarの有料検索事業を買収することになった。

両社は2021年1月初めに合意を発表。それによりAdthenaのデータがKantarのインテリジェンスプロダクトに統合される。この買収により、Kantarの検索クライアントはAdthenaの一連のプロダクトにアクセスできるようになる。

Kantarは、2012年にAdGoorooを買収して有料検索ビジネスに参入した。当然ながら買収により、AdGoorooというブランド名は生き残らなかった。

AdthenaのCEOであるIan O’Rourke(イアン・オルーク)氏は声明で次のように述べている。「検索は広告効果を測定するバロメーターになりつつあるため、できるかぎり最良のインテリジェンスにアクセスできることが何よりも重要だ。Kantarの有料検索能力を獲得できたことは、同社とのパートナーシップと相まって、弊社が企業や代理店との新たな商機を開拓できることを意味している。それにより、弊社の成長も継続できるだろう」。

オルーク氏は以前、Adthenaが傑出しているのは、人工知能を活用し企業とその競合他社を見つけるために有料検索とオーガニック検索の両方で使われているすべてのキーワードを視覚化する同社の「市場の全体を展望する視点」のためだと語っている。

買収の財務的条件は公表されていないが、Adthenaによると、Kantarのチームのメンバーは同社に加わるという。

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ウェブブラウザーBraveがピア・トゥ・ピアプロトコルIPFSのネイティブサポートを追加

分散型テクノロジーのコミュニティが、暗号通貨のサポートを超える技術のサポートを見つけようとしている。

米国時間1月19日、ウェブブラウザーBraveチームの発表によると、同社はProtocol Labsと協力して、同社のブラウザーにInterPlanetary File System(IPFS)のネイティブサポートを統合した。このピア・トゥ・ピアのファイル共有スタンダードは2015年にローンチし、オープンソースの支持者たちの間で支持を集めた。彼らはこのプロトコルが、企業や政府などによるウェブ上のコンテンツの取り下げを不可能にすることを称揚し、また、機能と性能がHTTPより優れていることや、オフラインのファイル閲覧性能、信頼性の高さなどを利点として挙げている。

IPFSはBitTorrentとの類似点が多く、ネットワーク上に分散する複数のユーザーがファイルをホストできる。Braveのアップデートで、このブラウザーのユーザーは「ipfs://」で始まるウェブアドレスでコンテンツにアクセスでき、また自分でもIPFSのノードをホストできる。同社によると、IPFSのサポートを加えると「インターネットの全体的なレジリエンスが向上する」という。

Braveは何でも分散化が好きな企業であるため、IPFSのホームになるかもしれない。Mozillaの共同創業者であるBrendan Eich(ブレンダン・アイク)氏が創業した同社のブラウザーは現在、2400万の月間アクティブユーザーがいる。Braveの最もユニークな機能が、ブロックチェーンとピア・トゥ・ピア技術をサポートしていることだ。2018年にBraveはTor Tabsのベータを発表して、分散プロトコルOnionのサポートを加えた。

また2020年はOperaブラウザーが、AndroidアプリへのIPFSの部分的サポートを発表した

テクノロジー企業が徐々に暗号通貨に自らの商機を見出そうとしていることにともない、分散化技術によりメインストリームな関心が集まっている。先週TechCrunchは、Twitterがソーシャルメディアプラットフォームのための分散化ネットワークを構築しようとしている件を取り上げた。

IPFSは、今後メジャーなブラウザーがネイティブでサポートしていくのか、その点がまだ不明だ。ユーザーがファイルの破壊や改ざんを防げるという利点は濫用の恐れがあるし、また、現状ではかなりニッチな技術だからだ。

関連記事:インターネットは過剰と過密による窒息死を防ぐためにHTTPからIPFSへ大改造すべきだ

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米国時間1月20日の新大統領就任式での暴力の脅威がソーシャルメディアに長い影を落とす

米国は今、南北戦争以降最大の民主主義の危機に瀕している。その中でソーシャルメディア企業は、決して訪れないとこれまで考えていなかったような事態に対して、つぎはぎの守りを構築しようと苦戦している。

メジャープラットフォームの多くは1月第3週に緊急措置として、米国の大統領をプラットフォームから排除し、陰謀理論や暴力による脅し、および武装暴動の動きに対して突然厳しい規則を設けた。こういった暴力に関する動きや気配は、何年も前からこれらのソーシャルメディア上で増殖していた。しかし1週間も経たずしてAmazon(アマゾン)やFacebook(フェイスブック)、Twitter(ツイッター)、Apple(アップル)そしてGoogle(グーグル)などはすべて、米国の安定と体面のために、歴史的な意思決定をした。またSnapchatやTikTok、RedditさらにPinterestさえも、それぞれ自分たちなりのアクションで、各プラットフォーム上でテロ計画が孵化することを防ごうとした。

現在は待機モードだ。トランプ支持派の破壊的な暴徒たちが米国立法府を象徴する議席を襲ってから1週間以上にわたって、インターネットはずっと息を潜めていたが、強力に防備を固めた就任式セレモニーの日が迫ってきた。

画像クレジット:SAUL LOEB/AFP/Getty Images

今もしぶとく残っているもの

先週、世界最大のソーシャルネットワーク上では、先の続きとなるイベントを示唆する画像が氾濫した。Facebook上のあるデジタルフライヤーは「国会とすべての州の議会を目指す武装行軍」をそそのかし、2020年の大統領選挙は盗まれたとする危険で偽りの陰謀論を強く主張した。

Facebookによると、同社はISISやアルカイダのテロリストのコンテンツを削除するときに使った同じデジタル指紋処理で、「Stop the Steal(盗みを止めろ)」と呼びかけるフライヤーの出どころを探っている。同社がこれまで見たフライヤーは、1月17日に全国的なイベントを呼びかけるものと、1月18日にバージニア州で、就任式当日にワシントンD.C.でイベントを起すことを呼びかけているものだ。

Facebookの新しい取り組みは、一部効果を上げている。同プラットフォーム上でTechCrunchが確認した人気フライヤーの1つは、今週某ユーザーのフィードから削除された。また、2020年12月に目にした複数の「Stop the Steal」グループも、同社のさらに強制的なアクションに続き、今週初めにいきなりオフラインにされた。しかし前兆のように多くのグループが大量の時間を投じて、自分たちの名前を宣伝したり、他のフォロワーを仲間に取り込もうとしたりしている。

大統領が代わる日はもう目の前に迫っているのに、極右グループであるQAnonを宣伝する頭字語だらけの長広舌や、トランプ支持派による常軌を逸した陰謀理論の主流派たちのコレクションは、そのまま残っており簡単に見つかる。2500のフォロワーがいるあるページでは、QAnonの信者が、国会議事堂を攻撃したのは反ファシストたちである、というすでに支持されていない説を強調し、(議会議事堂襲撃が行われた)米国時間1月6日は「罠だった」と主張している。

画像クレジット:Win McNamee/Getty Images

別のQAnonグループは「この猿芝居を終わらせる方法を見つけた!あなたがたの命はもう終わりだ!」という議会に対して不吉なポストを投じている。この凝りに凝った陰謀説のフォロワーは、議会議事堂のすさまじい暴徒たちの中にもかなり存在していた。大きな「Q」の字とTシャツのマニアックなスローガンでわかった。

Facebook上の過激主義者たちについて同社は、現在、テロのエキスパートおよび法執行当局と協力して「公衆への直接的な脅威を防ごう」としていると述べた。またパートナー数社とも協力して、他のプラットフォームを起源とする暴力的コンテンツも注視している、と同社は述べている。

Facebookの取り組みは遅くてムラがあるが、これまでの同社に比べればマシだ。トランプ支持派にとっては、それは大手ソーシャルネットワークから受けた措置であり、しかも極右ソーシャルネットワークのParlerGabもなくなってしまったため、シリコンバレーに頼らずに別の道を探さざるをえない。

ソーシャルメディアの人口移動

プライバシーを保護することができるメッセージングアプリのTelegramやSignalへの、大移動が今週起こったが、それらのユーザー体験(UX)はFacebookやTwitterとかなり違っている。ソーシャルネットワークをウォッチしている一部のエキスパートによると、その移動は一時的であり永久ではないという。

たとえばYonderのCEOであるJonathon Morgan(ジョナソン・モーガン)氏は「多くのユーザーがGabやMeWeやParlerのようなソーシャル体験に定住するだろうし、戻る先も移動する先もTwitterやFacebookである人が多い」と語る。

YonderはAIを使ってソーシャルグループのオンライン上の結びつきや、彼らの話題を分析している。中には暴力的な陰謀理論などもある。モーガン氏によると、プロパガンダをばらまく「行動的なインターネット戦士たち」が、ネット上で大量のノイズを発生させている。しかし彼らのパフォーマンスは、オーディエンスがいなければ成り立たない。もっとひっそり、もっと恐ろしい脅威を志向している者もいるという。

「議会議事堂の襲撃を見ると、そのエンゲージメントのタイプの違いから、これらのグループの分裂状況がよくわかる。過激派に対して歓呼している大集団は議会議事堂には入らない。パフォーマンスを目的とする行動的インターネット戦士たちは、自撮りに夢中だ。武装集団はフレックスカフ(簡易手錠)を携行している。多くのソーシャル会話でいわれていた「結束バンド」は間違いだ。簡易手錠は人質を拘束するためだろう」とモーガン氏はいう。

「ユーザー(大集団)の多くに行き先があるとすればParlerだ。また、TwitterやFacebookのソーシャル体験を模倣するMeWeのようなアプリへ行く者もいる」。

モーガン氏によると、調査では過激派や陰謀説拡散者にとって、それでもなおプラットフォームからの締め出しが効果的な手法だという。それにより「AirbnbやAWSなどテクノロジー企業は、今後暴力がのさばるチャンスを減らせるだろう」。

そうやってプラットフォームを掃除すれば、危険な考えを語るメッセージを追い払うことができるが、モーガン氏によると、この方法が過激派の狂信を強化することもあるという。最近のプラットフォームの変化で分断し多様化したグループが、あちこちに散らばっている。そして彼らの行動は、ますます自暴自棄で予測不可能なものになっていく。

プラットフォーム追い出しは有効だがリスクもある

Anti-Defamation League(名誉毀損防止同盟)のCEOであるJonathan Greenblatt(ジョナサン・グリーンブラット)氏によると、ソーシャルメディア企業はそれでもまだまだ、就任式の週には多くの備えが必要だという。「議会の暴動への対応として、ソーシャルメディアプラットフォームの懲罰的態度ぐらいでは全然効果がない」とグリーンブラット氏は述べる。

彼の警告によると、さまざまな変化は必要だが、我々が備えなければならないのは、オンラインの過激派がもっと分裂したエコシステムに進化していくことに対してだという。彼らのエコーチェンバーはますます小さく、声高になり、大規模で組織的な脅威は減少しても、小集団の脅威はむしろ激しくなる。

このような分裂によって、人びとが互いに暗号化アプリで通信するようになるだろうとグリーンブラット氏がいう。外部に漏れない閉じた通信で互いの結びつきが強化され、暴力的な考えも安全に話せるようになり、今後のイベントの組織化や暴動の計画なども立てやすくなる。

過去数週間、ソーシャルメディア企業は彼ら独自のスタンダードに基づいて重大な措置を取ってきたが、ソーシャルネットワークは、現在、米国では政治的暴力に関心をよせているが、海外で暴力のための便宜を提供してきた長い歴史がある。

グリーンブラット氏が何度も訴えるのは、各社がもっと多くの人間モデレーターを雇用することだ。過激主義対応の専門家も、しばしばこの提案をしてきた。グリーンブラット氏によると、ソーシャルメディアは就任式の週に備えて、ストリーミングを遅らせるといった対策をとることができる。緊急対応チームはそんな措置に助けられて、個々のコンテンツにその都度対応するのではなく、もっと多くのアカウントを停止することもできる。

「ソーシャルプラットフォームは先週の議会に対する暴力から学んだことに関する(外部、一般社会への)透明性を、まだ何も提供していない」とグリーンブラット氏はいう。

「彼らがやるべきことと、できることの最小限のことはわかっている。これらのプラットフォームがそれらを通じて得たことへの透明性と洞察を提供すれば、我々はおそらくもっと強力な、提案ができるだろう」。

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Facebookが大統領就任式時のワシントンD.C.と州議会議事堂周辺での新イベントを禁止

Joe Biden(ジョー・バイデン)次期大統領の就任式が近づく中、組織的暴力を警戒するFacebookは、いくつかの新しい措置を発表した。

Facebookのポリシー・コミュニケーション担当ディレクターであるAndy Stone(アンディ・ストーン)氏のブログとツイートによると、同社はホワイトハウスと米議会議事堂や州議会議事堂の近くで予定されているイベントを米国時間1月20日までブロックする、と説明している。

アップデート:就任式の日まで、D.C.や州議会議事堂の近くで行われる新しいFacebookイベントの開催を禁止している。また私たちは就任式関連イベントは再度審査し、ポリシーに違反しているものはすべて削除します。

また、一般の就任式関連Facebookイベントも再度審査し、ポリシーへの違反を調査する。現時点でそうしたイベントにはバイデン氏の勝利は違法だとする「Stop the Steal」運動に関連するコンテンツが含まれている。それらのグループは、同社が今週初めに措置を取るまでFacebook上で人気を博していた

Facebookはまた動画、イベント、グループページのライブストリーミングを禁止するなど、同社のルールに繰り返し違反している米国ユーザーに新たな制限を課すようだ。

これらの警戒措置は、Facebookを批判する一部の人たちが求めるものに比べると手ぬるいが、危険な陰謀理論や武装グループへの対処を2020年にやっと始めたばかりの企業がやることとしては、とりあえず注目に値する。

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ユーザーの反発を受けWhatsAppがプライバシー規約の施行を3カ月延期

米国時間1月15日、WhatsAppは計画しているデータ共有ポリシーのアップデートを5月15日までは施行しない、と発表した。数週間前には新しい利用規約に関するニュースがユーザーの間で混乱を生み出し、同社のFacebookアプリはインドやトルコなどで訴訟の可能性全国的な捜査に直面していた。数千万の忠実なファンは、WhatsAppに代わるメッセージングアプリを探すことになった。

「私たちは今、人びとがサービスの利用規約を理解して受け入れることを求められる時代へ戻っていきます。(その期限とされる)2月8日には誰も、自分のアカウントを停止されたり削除されません。また私たちは、WhatsApp上のプライバシーとセキュリティに関する多くの誤解を解いていくつもりです。その後、人びとにゆるやかに歩みより、各自のペースでポリシーを検討していただき、新たなビジネスオプションを5月15日にご提供したいと考えています」とWhatsAppはブログで述べている。

WhatsAppは20億人以上のユーザーを有しており、同社によると新しい規約の施行をこれまで遅らせていたという。2020年に発表された際、新しい規約は全世界に混乱を巻き起こした。以前より計画されていたプライバシーに関するアップデートを遅らせたのは、利用規約を検討する時間をユーザーにもっと長く提供するためだ、と同社はいう。

「最近のアップデートをめぐって、多くの人が混乱していると聞いている。多くの誤解や誤報が懸念を生んでいるため、みなさんに原則と事実をご理解いただきたいと思う」とWhatsAppはいう。同社は今週初めに、インドの複数の新聞に全面広告を出した。インドのWhatsAppの月間アクティブユーザー数は4億5000万を超えている

WhatsAppは何年もの間、アプリ上の誤った情報の拡散を抑えようとしてきたが、今度はWhatsApp自体に関するデマを否定しようとしている(画像クレジット:WhatsApp)

2021年1月初めにWhatsAppはアプリ内のアラートでユーザーに、新しい利用規約への合意を求めた。それはこのアプリに、ユーザーの電話番号や位置などの個人データをFacebookと共有することを許可するためのものだ。アプリの利用し続けたいユーザーはこの規約に2月8日までに合意しなければならない、とアラートには書かれている。

規約の変更により、多くの人びとが個人的なコミュニケーションが侵害されたと誤って認識しているが、WhatsAppは今週、そうではない明示している2014年にFacebookが190億ドル(約1兆9730億円)で買収した買収したWhatsAppは、2016年以降、ユーザーに関する情報の一部をFacebookと共有している。ユーザーは一定期間内に、それをオプトアウトすることができる。

米国時間1月15日、WhatsAppは次のように述べている。「今度のアップデートでも、それは変わりません。その代わりに、私たちがデータをどのように収集し、利用しているかに関する透明性を説明するメッセージを、ユーザーがWhatsApp上の企業に送るというオプションがあります。今日ではWhatsApp上で企業から買い物をする人はそれほど多くありませんが、今後はより多くの人びとがそうする、と信じています。重要なことは、これらのサービスが存在することをユーザーが知っているということです。アップデートで、データをFacebookと共有する私たちの能力が大きくなるわけではありません」。

WhatsAppに対する反発に続いて、混乱し怒った何千万ものユーザーがSignalとTelegramに集まった。今週の初めには、40カ国のApp Storeと18カ国のGoogle Play StoreでSignalがトップのアプリになった。

先の本誌インタビューでSignalの共同創業者でCEO兼執行会長のBrian Acton(ブライアン・アクトン)氏(WhatsAppの共同創業者の1人)は、「最小の出来事が最大の結果の引き金になる。オンラインのプライバシーとデジタルの安全性に関する会話が盛んになったことは、とても喜ばしい。人びとが、疑問への答えとしてSignalを選んでくれたこともすばらしい」と述べている。

関連記事:WhatsAppのユーザー数が20億人に、2年前から5億人増

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Apple TV+の無料トライアル期間がまたまた延長、2021年7月まで

Apple TV+の無料トライアルが、2021年6月までに終わる人に朗報だ。その期限が少し延長になる。

Apple TV+は2019年11月にスタートし、新たにiPhoneやiPad、iPod touch、Apple TVもしくはMacを買った人は1年間の無料で利用することができた。最初の無料トライアルが終わりに近づいたため、Apple(アップル)は期限を2021年2月まで延長していたが、さらに延長される。

9to5Macの記事によると、これまでの期限が2021年2月から6月までだった人は、新たな期限が2021年7月になる。Appleもこの計画を認めている。

今後数週間のうちに、ユーザーの下にこの延長に関するメールが届くだろう。すでにAppleTV+に料金を支払っていたり、Apple Oneにサービスが含まれている人は、2021年6月末まで月々4.99ドル(約520円)のクレジットがもらえる。

これを機に「Ted Lasso(テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく)」をぜひ観て欲しい。この10年間で最もおもしろいテレビ番組だ。「Central Park」もおもしろいが、「Bob’s Burgers(ボブズバーガーズ)」や「Home Movies(ホームムービーズ)」などと比べると、Loren Bouchard(ローレン・ブシャール)プロデュース作品としてはもの足りない。

関連記事:アップルが米国で一部のApple TV+のサブスクを2021年2月まで無料延長へ

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タグ:AppleApple TV+

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壁のスイッチが切られてもPhilips Hueを操作可能になるモジュール登場

PhilipsのHueは素晴らしいスマートランプだが、天敵がいる。それは壁にある照明スイッチだ。Hueをそのスイッチに接続している場合、スイッチを切るとHueへの電力も断たれてしまうことになる。また、スマートフォンや音声アシスタントからのさまざまな操作もできなくなる。

解決策はいくつかあるが、ほとんどの場合、それは問題となるスイッチをスマートなものに交換するというものだ。米国時間1月14日、Signify(元Philips Lighting)は、既存のスイッチで使える公式ソリューションを発表した(ただし、いくつかの注意点はある)。

「ウォール・スイッチ・モジュール」と呼ばれるこの製品は、ヨーロッパでは2021年春に、北米では夏に発売予定だ。取りつけることで、今あるライトのスイッチはHueコントローラーのようなものになり、ただ電源を切るのではなく、設定した照明に切り替えることができるようになる。

40ドル(約4200円)、2つセットなら70ドル(約7300円)は決して安価なものではない。(配線工事が不要で、おそらく設置を簡単にするため)電池を利用するので推定寿命が5年ほどであることを考えると、家全体で使うのはためらわれるかもしれない。しかし、照明スイッチが1つか2つしかないのであれば、それなりの解決策のように思える。

またPhilipsは、Hue用のアクセサリーもいくつか発表した。あなたがHueマニアなら、無視できないだろう。

  • ポータブルな調光器のニューバージョンが2021年2月に25ドル(約2600円)で発売される。オンオフボタンが単一のトグルになり、新たに「Hue」ボタンで照明シーンを切り換えられる。
  • 新しいライトバーであるPhilips Hue Amarantは屋外用で、庭や軒下などで使える。北米では2021年3月に170ドル(約1万7700円)で発売される。ただし屋外用の電源ボックスが別途必要。電源ボックスは60ドル(約6200円)か70ドル(約7300円)で購入できる。

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