本Webサイト・ブログで実践した改善施策の中から、効果の高かった施策をご紹介します。
「【ABテスト事例】CTA(Call To Action)の改善でクリック率185%アップ」に続き、今回はクリック率が1.35倍になったグローバルナビ文言のABテスト事例です。
日々のWebサイト改善で参考にしていただけたら幸いです!
結果サマリー
■Aパターン:企業目線で「ダウンロード資料」となっていたパターン
【クリック率】4.57%
■Bパターン:ユーザ目線に立ち「お役立ち資料」としたパターン
【クリック率】6.17%
A/Bテストの内容
ゴール
リード数の獲得目標から必要な資料ダウンロードページへの誘導数を算出。
誘導数目標を達成するために、サイト内の他のページから資料ダウンロードページへの遷移率向上を狙いました。
仮説
- メールマガジンに登録したが、資料をダウンロードしていない
- セミナーに申し込んだが、資料をダウンロードしていない
ユーザが想定以上にいました。弊社としては「メールマガジンに登録する/セミナーに参加するような情報収集中の方であれば、ノウハウ資料もダウロードするだろう」と想定していたため、予想外の結果でした。
- ダウロード資料の存在に気づいていない
- プレミアムコンテンツではなく、いわゆる「カタログ」だと思われている
の2つの仮説が考えられたため、2つ目の仮説を検証することにしました。
施策内容
企業目線の「ダウンロード資料」から、ユーザ目線に立って理解しやすい「お役立ち資料」に文言を変更しました。
結果
資料ダウンロードページへの遷移率が4.57%から6.17%に向上。その結果、資料ダウンロード数が増加しました。
分析(達成/未達成の要因)
クリックした先のページ内容を正確に伝える文言にしたことで、クリック率が向上したのではないか。
また、ノウハウ資料や調査資料などのお役立ち資料を提供していても、「ダウンロード資料」ではその内容を理解してもらえないのではないか。
今後の打ち手
仮説1の「ノウハウ資料の存在に気づいていない」を検証するだけでなく、これ以外にも企業目線の言葉になっている箇所がないか確認する。