READYFORは2月4日、自治体向けクラウドファンディング「Readyfor ふるさと納税」にて、広島県呉市の3件のプロジェクトを開始することを発表した。今回のプロジェクトはすべて「ふるさと起業家支援プロジェクト」となる。これは2018年4月1日に総務省が立ち上げたプロジェクトで、自治体が地域の起業家を支援するとともに、地域外から資金を調達することによって、それぞれの地域の産業を持続的に振興させ、経済循環を促すことを目的とするもの。
広島県では「さとやまよ、甦れ!広島に眠る廃校をみんなの居場所に再生しよう」というプロジェクトが3800万円以上の資金を集めるなど、これまで97件のプロジェクトがクラウドファンディングを活用している。READYFORは今回のプロジェクト開始を通じて、広島県での「想いの乗ったお金の流れを増やす」取り組みをさらに進めて行くという。
クラウドファンディングで支援できるプロジェクトの概要は以下のとおり。3件ともAll-in/寄附型の投資となる。
1.広島県呉市で、竹チップを活用した新たな事業を生み出したい!
実行者:中原佑介(TEGO代表)
目標金額:300万円
公開期間:2019年3月22日(金)23時まで
資金使途:竹粉砕機購入費用
概要:放置竹林や牡蠣筏の竹を使って竹チップを作り、レモン農家の方々に除草剤の代替として竹チップを活用いただくことで、広島県の2大産業である「牡蠣」「レモン」産業を繋げる役割となる
2.地元の呉にUターン。高齢者・障がい者も住み良い街に!
実行者:長谷信行(えん代表)
目標金額:100万円
公開期間:2019年3月22日(金)23時まで
資金使途:事務所改装費
概要:介護タクシー事業に加えて新たに訪問介護事業を開始するために事務所を改装し、スタッフも増やすことで呉市の福祉事業に貢献する
3.呉を創業で溢れる街に!賑わいをつくるチャレンジ応援拠点を!
実行者:下野隆司(NPO法人SYL理事長)
目標金額:300万円
公開期間:2019年2月6日(水)〜3月22日(金)23時
資金使途:空調機器・厨房機器購入費、大工・電気工事費
概要:呉市に誰もが気軽に短期間でも使えるイベントスペース兼創業者向けのレンタルスペースをつくる