個人的な好き嫌いはあるようだが、でもインフォグラフィックは強力なマーケティングツールだし、とくにPinterestやFacebookのようなヴィジュアル優先のWebサイトでは効果が高い。しかし情報を画像で提示するとSEOの効果が失われる。そこで、マレーシアのPiktochartが、自分たちのWebアプリケーションを改作して、対話的で検索フレンドリーなインフォグラフィックを作れるようにした。
改作によりインフォグラフィックにリンクを挿入できるようになり、しかもコンテンツを多層化してそれぞれの層に表示変え用のタブを付けられる。インフォグラフィックそのものはPiktochartのWeb上のエディタを使って作成するので、テキストや画像やアイコンなどはドラッグ&ドロップで貼り付けられる。有料バージョンは100種類以上のテーマを提供しており、さらにそれらをカスタマイズしてフォント、背景、色などを変えられる。インフォグラフィックやそのほかのプレゼンテーションはクラウド上でホスティングされ、Piktochartから直接、 Facebook、Twitter、Google+、Pinterestなどへ共有できる。
2012年3月にローンチしたPiktochart(有料版のPro)には、5000あまりの小企業や教育機関の有料ユーザがいる。無料バージョンのユーザは17万だ。12月に同社は、マレーシア政府のCradle Fundから14万ドルの助成金をもらった。その前は、Chinacceleratorからの投資を得ていた。