米宇宙軍が中央に北極星が輝く正式ロゴと標語を発表、配備された軍用馬も紹介

2020年に入っていろいろと揶揄されもしたが、実際のところ非常に重要な新しい軍種である米国宇宙軍が発足した(未訳記事)。その宇宙軍がこのほど「スタートレック」を連想させるシャープなイメージの公式ロゴを発表、またロゴに伴うモットーも発表している。ラテン語で「Semper Supra(センパースープラ)」つまり「常に上に」といった意味だ。

実はロゴの候補画像は2020年1月に明らかになっていた。画像を見て多くの人は米国が宇宙艦隊を作るのかと思ったようだがそうではない。宇宙軍の主要な任務は宇宙空間の監視とモニターだが、新しい公式ロゴは組織の目的をよく表現している。ロゴは宇宙軍のブランドイメージとしてプレスリリースやリクルート活動にも使用される。

宇宙軍はツイートでロゴの各要素を説明している。特に難解なものではないが、クールだからというだけなく、デザインにはそれぞれちゃんと意味があるという。

画像クレジット:米国宇宙軍

周囲の銀色のラインが天空を指す全体の鋭いデルタ形は、宇宙からのあらゆる脅威から米国を防衛、保護することを表現しており、中央の星は不動の北極星だという。

星の周囲となる真ん中の黒い部分は「深宇宙の広大な闇」を表しており「恐怖を感じる人もいるが、我々はむしろ新しい挑戦として立ち向かう」とのことだ。

北極星は、北の空にあって人々を導くという意味がある。それがロゴの中心に置かれている理由だ。

星の周囲の4つの三角形は、宇宙軍をサポートする既存の4軍である空軍、陸軍、海軍、海兵隊を表現している。上方に向かって鋭く尖っているのは。宇宙に向かってロケットを発射するイメージなのだろう。

「常に上に」を意味する「センパースープラ」という公式モットーだが、宇宙軍によって「守られている」と感じるか、「脅威が増大した」と考えるか、どちらの側にいるかによって印象は逆になる。モットーは宇宙における米国の存在を「確立、維持、確保」することを表現している。もちろん地上の兵士にとっては、宇宙軍が常に頭上にいて戦術的支援を提供することは心強い。スパイ衛星や軌道レーザー兵器を考えるものもいるかもしれない。

宇宙軍は組織を確立し、新規採用を行う必要があるため今後数年間、このロゴとモットーをあちこちで見かけることになるだろう。

もう1つ重要なことだが、宇宙軍には軍用馬もいる!

宇宙からの脅威から米国を守ることにはさまざまな側面があります。例えば軍用馬保存育成プログラムを実施する@30thSpaceWingで軍用馬が訓練されています。「ゴースト」は5歳の@BLMNationalのマスタングです。pic.twitter.com/r1dAd0plsc

新しいロゴとモットーを得た宇宙軍と美しい軍用馬にお祝いををいっておこう。

画像クレジット:U.S. Space Force

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

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