AIスタートアップのピッチコンテストHONGO AI 2019の最優秀賞はMI-6、材料開発に革新と効率をもたらす

AIスタートアップと本郷近辺の活性化を目指すHONGO AIは10月2日、アーリーステージのAIスタートアップを集めたピッチコンテスト「HONGO AI 2019」を東京・文京区本郷にある伊藤謝恩ホールにて開催した。

HONGO AIは、アーリーステージを中心としたAIスタートアップを支援するために2019年に結成された組織。 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が主催し、代表幹事として、経営共創基盤(IGPI)、ディープコア、Deep30投資事業有限責任組合、東京大学エッジキャピタル(UTEC)、TomyK、東京大学協創プラットフォーム開発(UTokyoIPC)、ANRIの7社が名を連ねている。

最終審査に残ったのは以下の14社(登壇順)で、最優秀賞(HONGO AI BEST AWARD)は素材産業向けに実験計画を効率化するサービスを提供するMI-6、経済産業省産業技術環境局長賞は3Dプリンターによる義足開発のインスタリムが獲得した。各社の詳細は追って記載する。

ソシウム

「薬のない人に薬を、薬の効かない人に薬を」をミッションに掲げ、AIによる創薬の効率化を目指すスタートアップ。

estie

オフィス探しをAIによって効率化するスタートアップ。

シンカー

ウェブサイトのアクセスログ分析に機械学習を組み合わせることで、ユーザーの行動を解析するためのツール「CACICA」を開発。

Mantra(NSG Group賞、ソフトバンク賞、博報堂賞)

マンガを高精度で自動翻訳するサービスを開発。AIによる画像認識より、マンガ内の吹き出しの位置やテキストを自動認識して該当部分を抽出する。

MI-6(HONGO AI BEST AWARD、SIBAZIBA賞)

素材産業向けに、実験計画を効率化するサービスを提供する。

Xamenis

カプセル内視鏡の読影支援AIを開発。

スペースシフト

地球観測衛星のデータをAIで解析する事業を展開。

AIQ(ベネッセ賞)

AIによるプロファイリング技術を活用したデジタルマーケティングツールを開発・販売。

ACES(フジタ賞)

人をデジタル定量化するツールを開発。人間の行動や感情の認識、物の検知などを行う画像認識のAIアルゴリズムを提供している。

Revcomm

AI搭載型クラウドIP電話サービス「Miitel」を開発。

日本データサイエンス研究所

不在配達の削減や書籍の返本率の改善などを独自のAIアルゴリズムを活用して実現。

インスタリム(経済産業省産業技術環境局長賞)

AIを活用した画像解析と独自の3Dプリンターを組み合わせた低価格義足の開発・販売をフィリピンで展開。

投稿者:

TechCrunch Japan

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