CephによるクラウドストレージサービスDreamObjectsが超安価に一般供用を開始

dreamobjects

DreamObjectsは、企業向けクラウドホスティングプラットホームDreamHostが、分散ストレージソリューションCephをベースに作ったクラウドストレージサービスだ。そこが今日(米国時間1/29)から、一般公開に入る。そのストレージサービスはAmazon S3やSwiftと互換性があり、したがってデータのマイグレーションは容易だ。一般公開記念として、新規ユーザには特別料金で提供される。

利用料金は1GBあたり7セントで、外部転送も1GBにつき7セント、新規ユーザは向こう30日、保存も転送も100GBまで無料だ。月契約でなく年契約なら、料金は半額になる。API呼び出しは、無料である。

DreamHostのマルチファクタ(多要素)本人証明を利用しているユーザは、そのアカウントに1GBのストレージが無料で付く。ささやかなおまけだが、同社の拡張セキュリティを選んだ顧客へのサービスとして、無料ストレージは良いアイデアだ。’

DreamHostはDreamObjectsを戦略的に位置づけている。まず、Cephは新しいストレージテクノロジとして広く関心を喚んでいること。しかも、それを高価なサービスにせずにシンプルな料金体系で提供すること。競合他社の料金プランは、もっと複雑怪奇だ。デベロッパも一般人も、気軽に使えるストレージサービスにしたことが、良い戦略だと思える。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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