先日開催されたCrunchiesでベストEコマース・アプリケーション賞を受賞したのはFabだった。デザインを重視したEコマースを展開しているこのFabが、非常に興味深い1月のデータを公開している。この1月に、Fabには新たに100万人の会員が加わったのだそうだ。これによりFabのトータル会員数は1100万人となった(2012年1月の段階では150万人だった)。
Fabは月毎の売上げを公開していない。しかしホリデー直後で売上げが落ちるのが一般的な1月に、Fabは大きく成長を遂げたらしい。2012年1月と比べると300%近くも伸びたのだそうだ。Fabにとって、これまでで売上高が3番めに多い月となった。ホリデー期間を除けば、売上額は過去どの月よりも40%高いものとなったとのことだ。
Fabのアナウンスによると、現在イギリス国内の利用者は100万人となっており、ヨーロッパにおける売上げの40%を占めているのだそうだ。アメリカ以外では一番大きく伸びている地域なのだとのこと。
また、Fabでは繰り返し買い物する人の率が67%に達しているのだそうだ。ホリデー期間中にピークを見せたモバイルからの売上げは、日々の売上げ中平均で33%を占めているらしい。さらに、2013年1月にログインした人の8%が、実際に商品を購入しているとのことだ。
昨年末のホリデーシーズンには、初めて1日の売上げが100万ドルを超える日も記録した。今後はそうした日がますます増えていくのかもしれない。
2012年は、Fabにとって非常に重要な1年となった。急成長を遂げ、そして国際展開および買収戦略の遂行のために大量の資金も調達した。2013年を迎え、昨年ほどの急成長が望めないとしても、着実な成績を残していくこととなりそうだ。
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(翻訳:Maeda, H)