Daimlerは、これ以上電気自動車の「初めて」をTeslaに譲るつもりはない。ドイツの自動車メーカーは今日(米国時間7/27)シュトゥットガルトでMerecdes-Benz Urban eTruckを発表した。最大積載量26トンの全電動車は、初のクリーンエネルギー大型トラックだ。
Urbanの名前の通り都市部での使用を想定しており、大量輸送システムの短距離部分を受け持つ。最大走行距離が200 kmであることも理由のひとつだ。Urban eTruckのプロトタイプは既に近くで見ることもできるが、Daimlerは、「想定される」本格的生産時期は「2020年以降」だと言っている。
それでもDaimlerはこの発表でTeslaを出し抜いた。Tesla CEO Elon Muskはつい先週、電動トラックTesla Semiを開発中で、早ければ来年には発表する計画だと話したところだった。そしてDaimlerは将来の大型トラック発売を待っているだけではない。Urban eTruckに採用を予定している同社のFuso Canter E-Cellの技術は、最大積載量6トンの軽量輸送トラックで既に使用されており、ヨーロッパの運送会社、Hermesをはじめとする顧客と協力して現在テスト中だ。
排ガスと環境面の利点に加え、Urban eTruckのような電動トラックの使用は都市生活者にとって直接的なメリットがある ― 騒音の減少だ。市街地を走る大型トラックが赤信号で停止してからトップスピードになるまでの様子を近くで見たことのある人なら、巨大排気量のエンジンがスピードに乗るために格闘するあの音の苦痛を知っているだろう。
Urban eTruckの量産に向けて大きな技術障壁はなさそうだが ― Daimlerはこの車を駆動する動力伝達装置の進歩を称賛している ― 大量生産を妨げているのは費用対効果の問題である可能性が高い。プレスリリースでDaimerはバッテリーについて、1997年から2025年の間に価格は2.5分の1になり、性能は2.5倍になると予測している。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)